JP5404929B2 - 拡張アップリンクネットワーク内でフィードバックを提供するシステムおよび方法 - Google Patents

拡張アップリンクネットワーク内でフィードバックを提供するシステムおよび方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその開示全体が本明細書に明示的に組み込まれている、2009年8月6日に出願された米国仮特許出願第61/231,848号、「BIT FEEDBACK FOR HIGH SPEED UPLINK PACKET ACCESS」、および2009年10月5日に出願された米国仮特許出願第61/248,785号、「BIT FEEDBACK FOR HIGH SPEED UPLINK PACKET ACCESS」の優先権を主張するものである。
本開示の態様は、一般には、無線通信システムに関し、より詳細には、複数のアップリンク搬送波を使用した無線ユーザ機器からのフィードバックに関する。
無線通信網は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送など、様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。通常、多元接続ネットワークであるこうしたネットワークは、使用可能なネットワークリソースを共有することによって複数ユーザのための通信をサポートする。こうしたネットワークの一例は、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN: UMTS Terrestrial Radio Access Network)である。UTRANは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS: Universal Mobile Telecommunications System)、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP: 3rd Generation Partnership Project)によってサポートされた第3世代(3G: third generation)携帯電話技術の一環として定義された無線アクセスネットワークである。移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標): Global System for Mobile Communications)技術の後継であるUMTSは、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA: Wideband-Code Division Multiple Access)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA: Time Division-Code Division Multiple Access)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA: Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access)など、様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。UMTSは、関連するUMTSネットワークにより高い転送速度および容量を提供する、高速パケットアクセス(HSDPA: High Speed Packet Access)など、拡張3Gデータ通信プロトコルをもサポートする。
移動広帯域アクセスの需要が増加し続けるにつれて、研究開発は、移動広帯域アクセスの高まる需要を満たすだけでなく、移動通信のユーザ経験を促進し向上させるために、UMTS技術を進歩させ続けている。
無線リソース制御(RRC)プロトコル仕様、3GPP TS 25.331 v9.1.0 3GPP TS 25.321リリース9仕様の11.8.1.4節
本開示の例示的な態様では、現在許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることによりユーザ機器が利益を得るかどうかを示すハッピービットを、それぞれの搬送波のチャネル状態およびバッファ長に基づいて複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波ごとに独立に決定することができる。たとえば、UEがその搬送波へのサービング許可(serving grant)によって許可された最大データを送信しており、UEがその搬送波のデータレートを増加させるのに使用可能な電力を有しており、TEBS遅延が特定のしきい値より大きい場合には、その搬送波のハッピービットは、UEがその搬送波上でより高いデータレートで送信できることをNode Bに通知するためにUnhappy(不満)に設定されてよい。複数のアップリンク搬送波上のハッピービットの様々な実装を伴うさらなる実施例も開示される。
たとえば、本開示の一態様では、無線ネットワーク内の通信方法が、複数のアップリンク搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上で、それぞれの複数のアップリンク搬送波の複数のアップリンク送信リソースのステータスに関するインジケータを提供するステップを含んでよい。
本開示の別の態様では、無線ネットワーク内の通信方法が、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供するステップを含んでよく、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上のインジケータが、対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成されてよい。
本開示の別の態様では、無線ネットワーク内の通信のための装置が、ユーザ機器から複数のアップリンク搬送波を送信する手段と、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供する手段とを含み、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上のインジケータが、対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成されてよい。
本開示の別の態様では、コンピュータプログラム製品が、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供するためコードを有するコンピュータ読取り可能媒体を含んでよく、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上のインジケータが、対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成されてよい。
本開示の別の態様では、無線通信のための装置が、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含んでよく、少なくとも1つのプロセッサが、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供するように構成されてよい。ここで、複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上のインジケータは、対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成されてよい。
処理システムを使用する装置のためのハードウェア実装の一例を示す図である。 通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 アクセスネットワークの一例を示す概念図である。 通信システム内でUEと通信しているNode Bの一例を概念的に示すブロック図である。 複数のアップリンク搬送波の各搬送波についてそれぞれのハッピービットを独立に決定する例示的なプロセスを概念的に示すフローチャートである。 本開示の様々な例示的な態様による、特定の機能を実施するための回路を有する装置を示す概念ブロック図である。 本開示の様々な例示的な態様による、特定の機能を実施するための回路を有する装置を示す概念ブロック図である。
本発明のこれら他の態様は、下記の詳細な説明をよく読むとより完全に理解されるようになろう。
添付図面に関して以下に述べられた詳細な説明は、様々な構成について説明するためのものであり、本明細書に述べられた概念を実施できる構成だけを表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を促すための具体的な詳細を含んでいる。しかし、これらの概念は、これらの特定の詳細なしに実施できることが当業者には明らかであろう。一部の場合では、こうした概念を不明瞭にしないために、よく知られている構造および構成要素は、ブロック図の形で示されている。
次に、通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法を参照して提示される。これらの装置および方法は、下記の詳細な説明に述べられており、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(まとめて「要素」と呼ばれる)によって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたはその任意の組合せを使用して実装されてよい。こうした要素がハードウェアで実装されるか、それともソフトウェアで実装されるかは、システム全体に課された特定のアプリケーションおよび設計上の制約に依存する。
図1は、処理システム114を使用した装置100のためのハードウェア実装の一例を示す概念図である。この例では、処理システム114は、バス102によって一般的に表されたバスアーキテクチャで実装されてよい。バス102は、処理システム114の特定のアプリケーションおよび設計上の全体的な制約に依存する、相互接続する任意の数のバスおよびブリッジを含んでよい。バス102は、プロセッサ104によって一般的に表された1つまたは複数のプロセッサ、およびコンピュータ読取り可能媒体106によって一般的に表されたコンピュータ読取り可能媒体を含めて、様々な回路を共に結合する。バス102は、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器および電力管理回路など、様々な他の回路を結合することもでき、それらの回路は、当技術分野ではよく知られており、したがって、さらには述べられない。バスインターフェース108は、バス102とトランシーバ110の間のインターフェースを提供する。トランシーバ110は、伝送媒体を介して他の様々な装置と通信する手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース112(たとえばキーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティック)も提供されてよい。
プロセッサ104は、コンピュータ読取り可能媒体106上に格納されたソフトウェアの実行を含めて、バス102および一般的な処理を管理する役割を担う。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されたとき、任意の特定の装置のための後述された様々な機能を処理システム114に実施させる。コンピュータ読取り可能媒体106は、ソフトウェアを実行するときプロセッサ104によって操作されるデータを格納するために使用することもできる。
本開示全体に渡って提示された様々な概念は、幅広い通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に渡って実装することができる。限定するためではなく、例を挙げると、図2に示された本開示の態様は、W-CDMAエアインターフェースを使用するUMTSシステム200に関して提示されている。UMTSネットワークは、相互作用する3つの領域、コアネットワーク(CN: Core Network)204と、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN: UMTS Terrestrial Radio Access Network)202と、ユーザ機器(UE: User Equipment)210とを含む。この例では、UTRAN 202は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送および/または他のサービスを含めて、様々な無線サービスを提供する。UTRAN 202は、RNC 206などのそれぞれの無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Controller)によってそれぞれが制御された、RNS 207などの複数の無線ネットワークサブシステム(RNS: Radio Network Subsystem)を含んでよい。ここで、UTRAN 202は、本明細書に示されたRNC 206およびRNS 207に加えて、任意の数のRNC 206およびRNS 207を含んでよい。RNC 206は、とりわけ、RNS 207内の無線リソースを割り当て、再構成し、解放する役割を担う装置である。RNC 206は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなど、様々なタイプのインターフェースを介してUTRAN 202内の他のRNC(図示せず)に相互接続されてよい。
UE 210とNode B 208の間の通信は、物理(PHY)層およびメディアアクセス制御(MAC: medium access control)層を含むと見なすことができる。さらに、それぞれのNode B 208を経由したUE 210とRNC 206の間の通信は、無線リソース制御(RRC: radio resource control)層を含むと見なすことができる。この明細書では、PHY層は、層1(L1)と見なすことができ、MAC層は、層2(L2)と見なすことができ、RRC層は、層3(L3)と見なすことができる。下記の情報は、参照により本明細書に組み込まれている、無線リソース制御(RRC)プロトコル仕様、3GPP TS 25.331 v9.1.0に述べられた用語を用いている。
RNS 207によってカバーされた地理的な領域は、いくつかのセルに分割することができ、無線トランシーバ装置が、各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、UMTSアプリケーションではNode Bと一般に呼ばれるが、基地局(BS: base station)、無線トランシーバ局(BTS: base transceiver station)、無線基地装置、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS: basic service set)、拡張サービスセット(ESS: basic service set)、アクセスポイント(AP: access point)または他の何らかの適切な用語と当業者によって呼ばれることもある。明確にするために、各RNS 207内に3つのNode B 208が示されているが、RNS 207は、任意の数の無線Node Bを含んでよい。Node B 208は、任意の数の移動装置にコアネットワーク(CN)204への無線アクセスポイントを提供する。移動装置の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP: session initiation protocol)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットワークブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA: personal digital assistant)、衛星無線、全地球測位システム(GPS: global positioning system)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤー(たとえばMP3プレーヤー)、カメラ、ゲーム機または他の任意の類似の機能デバイスを含む。移動装置は、UMTSアプリケーションでは一般にユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって移動局(MS: mobile station)、加入者局、移動ユニット、加入者ユニット、無線ユニット、リモートユニット、移動デバイス、無線デバイス、無線通信デバイス、リモートデバイス、移動加入者局、アクセス端末(AT: access terminal)、移動端末、無線端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントまたは他の何らかの適切な用語と呼ばれることもある。UMTSシステムでは、UE 210は、ユーザのネットワークへの加入者情報を含むユニバーサル加入者識別モジュール(USIM: universal subscriber identity module)211をさらに含んでよい。例示するために、複数のNode B 208と通信している1つのUE 210が示されている。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL: downlink)は、Node B 208からUE 210への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL: uplink)は、UE 210からNode B 208への通信リンクを指す。
CN領域204は、UTRAN 202など、1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースする。図示されるように、コアネットワーク204は、GSMコアネットワークである。しかし、当業者には認識されるように、本開示の全体に渡って提示された様々な概念は、GSMネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、UTRAN、または他の適切なアクセスネットワーク内で実装することができる。
コアネットワーク204は、回路交換(CS: circuit-switched)領域とパケット交換(PS: packet-switched)領域とを含む。回路交換要素の一部は、移動サービス交換局(MSC: Mobile services Switching Centre)、在圏ロケーションレジスタ(VLR: Visitor location register)およびゲートウェイMSCである。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN: Serving GPRS Support Node)とゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN: Gateway GPRS Support Node)とを含む。EIR、HLR、VLRおよびAuCのような一部のネットワーク要素は、回路交換領域とパケット交換領域の両方によって共有されてよい。図示された例では、コアネットワーク204は、MSC 212およびGMSC 214を備えた回路交換サービスをサポートする。一部のアプリケーションでは、GMSC 214は、メディアゲートウェイ(MGW: media gateway)と呼ばれることがある。RNC 206など、1つまたは複数のRNCは、MSC 212に接続されてよい。MSC 212は、呼設定、呼ルーティングおよびUE移動性機能を制御する装置である。MSC 212は、UEがMSC 212のカバレッジエリア内にある継続時間の間の加入者関連の情報を含む在圏ロケーションレジスタ(VLR)をも含む。GMSC 214は、UEが回路交換網216にアクセスするためのMSC 212を介したゲートウェイを提供する。GMSC 214は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータなど、加入者データを含むホームロケーションレジスタ(HLR: home location register)215を含む。HLRは、加入者に特有の認証データを含む認証センタ(AuC: authentication center)にも関連する。特定のUEについて呼が受信されるとき、GMSC 214は、UEの位置を決定するためにHLR 215に問い合わせ、その位置にサービスする特定のMSCに呼を転送する。
コアネットワーク204は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)218およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)220と共にパケットデータサービスをもサポートする。汎用パケット無線システムを表すGPRSは、標準GSM回路交換データサービスで使用可能なものより高い速度でパケットデータサービスを提供するように設計される。GGSN 220は、UTRAN 202にパケットベースのネットワーク222への接続を提供する。パケットベースのネットワーク222は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または他の何らかの適切なパケットベースのネットワークであってよい。GGSN 220の1次機能は、UE 210にパケットベースのネットワーク接続性を提供することである。データパケットは、SGSN 218を介してGGSN 220とUE 210の間で転送され、このSGSN 218は主として、回路交換領域でMSC 212が実施するのと同じ機能をパケットベースの領域で実施する。
UMTSエアインターフェースは、スペクトラム拡散直接拡散符号分割多元接続(DS-CDMA: Direct-Sequence Code Division Multiple Access)システムである。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる擬似乱数ビットの系列による乗算によって、遥かに広い帯域幅にユーザデータを拡散する。W-CDMAエアインターフェースは、こうした直接拡散スペクトラム拡散技術に基づいており、周波数分割多重化(FDD: frequency division duplexing)をさらに求める。FDDは、Node B 208とUE 210の間で、アップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)用にそれぞれ異なる搬送周波数を使用する。
図3を参照すると、UTRANアーキテクチャのアクセスネットワーク300が示されている。多元接続無線通信システムは、それぞれが1つまたは複数のセクタを含んでよいセル302、304および306を含めて、複数のセルラ領域(セル)を含む。複数のセクタは、各アンテナがセルの一部でUEと通信する役割を担うアンテナ群によって形成することができる。たとえば、セル302では、アンテナ群312、314および316はそれぞれ、別のセクタに対応してよい。セル304では、アンテナ群318、320および322は、それぞれ異なるセクタに対応する。セル306では、アンテナ群324、326および328は、それぞれ異なるセクタに対応する。セル302、304および306は、各セル302、304または306の1つまたは複数のセクタと通信状態と通信していることがある、いくつかの無線通信デバイス、たとえばユーザ機器、すなわちUEを含むことができる。たとえば、UE 330および332は、Node B 342と通信していることがあり、UE 334および336は、Node B 344と通信していることがあり、UE 338および340は、Node B 346と通信していることがある。ここで、各Node B 342、344、346は、それぞれのセル302、304および306内で、すべてのUE 330、332、334、336、338、340にコアネットワーク204(図2参照)へのアクセスポイントを提供するように構成される。
アクセスネットワーク300によって使用された変調/多元接続方式は、展開されている特定の通信規格に応じて異なってよい。例を挙げると、規格には、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO: Evolution-Data Optimized)やウルトラモバイルブロードバンド(UMB: Ultra Mobile Broadband)が含まれ得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリの一環として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2: 3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局に広帯域インターネットアクセスを提供するためにCDMAを使用する。この規格は代わりに、広帯域CDMA(W-CDMA)、およびTD-SCDMAなど、CDMAの他の変形体を使用したユニバーサル地上無線アクセス(UTRA: Universal Terrestrial Radio Access); TDMAを使用した移動通信用グローバルシステム(GSM: Global System for Mobile Communications);ならびに進化型UTRA(E-UTRA: Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびOFDMAを使用したFlash-OFDMであってもよい。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP機構からの文献に記載されている。CDMA2000とUMBは、3GPP2機構からの文献に記載されている。使用される実際の無線通信規格および多元接続技術は、特定のアプリケーション、およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。
図4は、UTRAN 400内でUE 450と通信しているNode B 410のブロック図であり、UTRAN 400が、図2のUTRAN 202であってよく、Node B 410が、図2のNode B 208であってよく、UE 450が、図2のUE 210であってよい。ダウンリンク通信では、送信プロセッサ420は、データソース412からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ440からの信号を制御してよい。送信プロセッサ420は、データおよび制御信号のための様々な信号処理機能、ならびに参照信号(たとえばパイロット信号)を提供する。たとえば、送信プロセッサ420は、誤り検出用の巡回冗長検査(CRC: cyclic redundancy check)符号、順方向誤り訂正(FEC: forward error correction)を容易にする符号化およびインターリーブ、様々な変調方式(たとえば二位相偏移変調(BPSK: binary phase-shift keying)、四位相偏移変調(QPSK: quadrature phase-shift keying)、M位相偏移変調(M-PSK: M-phase-shift keying)、多値変調方式(M-QAM: M-quadrature amplitude modulation)など)に基づく信号コンスタレーションへのマッピング、直交可変拡散率(OVSF: orthogonal variable spreading factor)、および一連のシンボルを生成するためのスクランブル符号を用いた乗算を提供することができる。送信プロセッサ420の符号化、変調、拡散および/またはスクランブル方式を決定するために、チャネルプロセッサ444からのチャンネル推定が、コントローラ/プロセッサ440によって使用されてよい。これらのチャネル推定は、UE 450によって送信された参照信号、またはUE 450からのフィードバックから導出することができる。送信プロセッサ420によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ430に提供される。送信フレームプロセッサ430は、コントローラ/プロセッサ440からの情報を用いてシンボルを多重化することによってこのフレーム構造を作成し、結果として一連のフレームが生じる。次いで、フレームは、送信機432に提供され、この送信機432は、フレームを増幅し、フィルタリングし、スマートアンテナ434を介した無線媒体上のダウンリンク送信用の搬送波に変調することを含めて、様々な信号調整機能を提供する。スマートアンテナ434は、ビームステアリング双方向アダプティブアンテナアレー、または他の類似のビーム技術で実装されてよい。
UE 450で、受信機454は、アンテナ452を介してダウンリンク送信を受信し、送信を処理して、搬送波に変調された情報を回復する。受信機454によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ460に提供され、この受信フレームプロセッサ460は、各フレームを解析し、情報をチャネルプロセッサ494に、またデータ、制御および参照信号を受信プロセッサ470に提供する。次いで、受信プロセッサ470は、Node B 410内の送信プロセッサ420によって実施された処理の逆を実施する。より具体的には、受信プロセッサ470は、シンボルを逆スクランブルし、逆拡散し、次いで変調方式に基づいて、Node B 410によって送信された最も可能性の高い信号のコンステレーション点を決定する。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ494によって計算されたチャネル推定に基づいてよい。次いで、軟判定は、データ、制御および参照信号を回復するために、復号され、復号されデインターリーブされる。次いで、CRC符号が、フレームがうまく復号されたかどうか決定するためにチェックされる。次いで、うまく復号されたフレームによって運ばれたデータは、データシンク472に提供され、このデータシンク472は、UE 450上で実行されたアプリケーションおよび/または様々なユーザインターフェース(たとえばディスプレイ)を表す。うまく復号されたフレームによって運ばれた制御信号は、コントローラ/プロセッサ490に提供される。フレームが受信プロセッサ470によってうまく復号されない場合は、コントローラ/プロセッサ490は、それらのフレームの再送要求をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
アップリンクでは、データソース478からのデータ、およびコントローラ/プロセッサ490からの制御信号が、送信プロセッサ480に提供される。データソース478は、UE 450で実行されるアプリケーション、および様々なユーザインターフェース(たとえばキーボード)を表してよい。Node B 410によるダウンリンク送信に関して述べられた機能性に類似して、送信プロセッサ480は、CRC符号、FECを容易にする符号化およびインターリーブ、信号コンスタレーションへのマッピング、OVSFを用いた拡散、および一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含めて、様々な信号処理機能を提供する。Node B 410によって送信された参照信号またはNode B 410からのフィードバックから、チャネルプロセッサ494によって導出されたチャネル推定を使用して、適切な符号化、変調、拡散および/またはスクランブル方式を選択することができる。送信プロセッサ480によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために送信フレームプロセッサ482に提供される。送信フレームプロセッサ482は、コントローラ/プロセッサ490からの情報を用いてシンボルを多重化することによってこのフレーム構造を作成し、結果として一連のフレームが生じる。次いで、フレームは、送信機456に提供され、この送信機456は、フレームを増幅し、フィルタリングし、スマートアンテナ452を介した無線媒体上のダウンリンク送信用の搬送波に変調することを含めて、様々な信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE 450の受信機能に関連して述べられたものと同じようにNode B 410で処理される。受信機435は、アンテナ434を介してアップリンク送信を受信し、送信を処理して、搬送波に変調された情報を回復する。受信機435によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ436に提供され、この受信フレームプロセッサ436は、各フレームを解析し、情報をチャネルプロセッサ444に、またデータ、制御および参照信号を受信プロセッサ438に提供する。受信プロセッサ438は、UE 450内の送信プロセッサ480によって実施された処理の逆を実施する。その後、うまく復号されたフレームによって運ばれたデータおよび制御信号は、それぞれデータシンク439およびコントローラ/プロセッサに提供されてよい。フレームの一部が受信プロセッサによってうまく復号されない場合は、コントローラ/プロセッサ440は、それらのフレームの再送要求をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
コントローラ/プロセッサ440および490は、それぞれNode B 410およびUE 450で操作を指示するために使用することができる。たとえば、コントローラ/プロセッサ440および490は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理および他の制御機能を含めて、様々な機能を提供してよい。メモリ442および492のコンピュータ読取り可能媒体は、それぞれNode B 410およびUE 450のためのデータおよびソフトウェアを格納してよい。Node B 410のスケジューラ/プロセッサ446は、UEにリソースを割り当て、UEのダウンリンクおよび/またはアップリンク送信をスケジューリングするために使用することができる。
当業者には高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA: high-speed uplink packet access)という名前でもよく知られている拡張アップリンク(EUL: Enhanced uplink)は、アップリンクデータレート、応答性およびリンク適応を向上させるためのUMTSシステム内のアップリンク通信への拡張である。HSUPAは、EUL個別チャンネル(E-DCH: EUL dedicated channel)と呼ばれるアップリンクトランスポートチャネルを使用する。E-DCHは、関連するE-DCH個別物理制御チャネル(E-DPCCH)を有する1つまたは複数のE-DCH個別物理データチャネル(E-DPDCH)にマッピングされてよい。ここで、1つまたは複数のE-DPDCHは、E-DCHトランスポートチャネルのアップリンクデータを運ぶために使用することができる。たとえばUEが十分なリソースを有するかどうか示すために、E-DPCCHは、関連するE-DPDCH上で運ばれたペイロードの復号に使用された制御情報、ならびにUEからNode Bへのフィードバックを運ぶことができる。このフィードバックの少なくとも一部は、「ハッピービット」としばしば呼ばれ、Node B上のスケジューリング決定をサポートするために使用することができる。大まかに述べると、ハッピービットは、許可されたデータレートがUEにとって満足のいくものかどうか、またはより多くのリソースの使用がNode Bによって許されることによりUEが利益を得るかどうか示すために、UEによって使用される。ハッピービットに関するさらなる情報が、下記に提供される。
物理層は一般に、1つまたは複数のトランスポートチャネルを、符号化された復号トランスポートチャネルに多重化する。これらのトランスポートチャネルはそれぞれ、トランスポートフォーマットセットからのものであってよい定義されたトランスポートフォーマットを有する。しかし、所与のときに、トランスポートチャネルおよびその関連するフォーマットのすべての組合せが許されるとは限らず、したがって、トランスポートフォーマットのサブセットを、特定の条件に従って定義してもよい。トランスポートフォーマットの組合せ(TFC: transport format combination)は、符号化された複合トランスポートチャネルを構成する選ばれたフォーマットを有するトランスポートチャネルを識別する、これらのサブセットのうちの1つである。拡張TFC(E-TFC)は、拡張アップリンク物理チャネル(たとえばE-DPCCHおよびE-DPDCH)のデータレートを選択するために使用することができる。
E-TFC選択は、HARQエンティティによって呼び出される手順であり、参照により本明細書に組み込まれる3GPP TS 25.321リリース9仕様の11.8.1.4節に定義されている。E-TFC選択手順によれば、各MAC-dフローについて、RRCは、「Control-only」送信のための電力オフセットでMACを構成する。この電力オフセットは、スケジューリング情報を上位層データなしに送信する必要がある場合に使用できる「Control-only」送信用のHARQプロファイルで使用される。ここで、HARQプロファイルは、電力オフセット属性、およびHARQ送信の最大値を含んでよい。さらに、2つ以上のアップリンク搬送波を使用するUEのためのE-TFC選択手順の間、アップリンク搬送波間の電力割当てまたは分割の決定が行われる。すなわち、周波数iへの電力割当てPiは、次式のように計算される。
Figure 0005404929
ただし、Premaining,sは、スケジューリングされていない送信の電力が考慮されると、スケジューリングされた送信用に残っている電力であり、PDPCCH,target,iは、フィルタリングされたDPCCH電力であり、SGiは、周波数i上のサービング許可である。ここで、アンカー搬送波では、E-DCH送信に許可された最大の残存電力は、すべての非空のスケジューリングされていないMAC-dフローに事前に割り当てられた電力合計と、アンカー搬送波に割り当てられた電力Piの和であってよい。第2の搬送波では、E-DCH伝送に許可された最大残存電力は、この周波数用の電力Piであってよい。
HSUPAでは、Node Bのアップリンクスケジューラは、各送信時間間隔(TTI: transmission time interval)ごとにUE間で電力を動的に割り当てることができる。それぞれのUEへの電力の割当て(すなわちサービング許可)は、UEが送信できるデータレートを有効に決定する。すなわち、サービング許可は、特定のUEへの許容可能なデータ送信レートに関する。特定のシステムは、Serving_Grantと呼ばれる状態変数を定義することができる。周波数分割複信(FDD: frequency-division duplexing)システムでは、状態変数Serving_Grantは、UEが後続の送信でスケジューリングされたデータのために使用することを許される最大のE-DPDCH対DPCCH電力比を示す。適切な状態変数の値は、今度の送信に最良のフォーマットを選択する際の助けとするために、E-TFC選択機能に提供されてよい。可能な値は、「Zero_Grant」と数値とを含んでよい。
サービング許可を決定するために、アップリンクスケジューラは、チャネル状態およびバッファ長に関連するUEからのフィードバック情報を使用する。たとえば、スケジューリング情報(SI: Scheduling Information)メッセージは、この目的に役立つUEからのL2メッセージである。SIメッセージは、無線リソース制御(RRC: radio resource control)によって報告が要求されているすべての論理チャネルに渡って使用可能なデータの合計量を識別する総E-DCHバッファステータス(TEBS: total E-DCH buffer status)のフィールドを含んでよい。SIは、使用可能なデータを有する最優先論理チャネル(HLID: highest priority logical channel with available data)、および使用可能なデータバッファステータスを有する最優先論理チャネル(HLBS: highest priority logical channel with available data buffer status)をさらに識別することができる。さらに、SIは、最大UE送信電力と、対応するDPCCH符号電力の比を示すUE電力ヘッドルーム(UPH: UE power headroom)情報を含んでよい。
しかし、SIメッセージは、約100ms秒ごとに一度だけ送信することができる。SIメッセージ間で、UEがバッファ長および/またはチャネル状態の変更を示すために、ハッピービットを使用することができる。ハッピービットは一般に、E-DCH送信ごとに、E-DPCCH上に含まれる。ここで、UEは、ハッピービットを使用して、たとえば、UEに割り当てられたリソースが十分でないこと、および/またはUEがより高いデータレートで送信可能であることをサービングNode Bに通知することができる。RRCは、上述されたE-TFC選択手順の適用後にTEBSに対して現在のサービング許可を評価する継続時間Happy_Bit_Delay_ConditionでMACを構成する。
デュアルセルHSUPA、すなわちデュアルキャリアHSUPA(DC-HSUPA)は、アップリンクで搬送波集約を使用する、HSUPAがさらに進化したものである。すなわちDC-HSUPAでは、UEは、周波数分割多重化を使用してデュアルE-DCHを送信する。ここで、1つのE-DCHは、1次搬送波、すなわちアンカー搬送波と呼ばれるものの上で送信され、第2のE-DCHは、2次搬送波上で送信される。アンカー搬送波は、サービングE-DCHセルがサービングHS-DSCHセルに同一である搬送波である。1対のアップリンク周波数とダウンリンク周波数の間の関連性は、上位層によって決まることがある。
HSUPAへのさらなる拡張は、搬送波集約の利点をさらに活用する、2つよりさらに多い任意の数のアップリンク搬送波を含んでよい。本開示の様々な態様は、マルチキャリアHSUPAに適用可能であってよく、このマルチキャリアHSUPAは、それだけに限らないがDC-HSUPAを含めて、2つ以上のアップリンク搬送波を有するHSUPAの任意のバージョンを一般に含む。
DC-HSUPAなど、マルチキャリア動作の間、UEは、複数の搬送波間でその総送信電力を共有することができる。さらに、アップリンク電力を制御する際に、UEからのそれぞれのDPCCH電力レベルは、各搬送波ごとに異なってよい。したがって、本開示の例示的な態様によれば、サービングNode Bは、個々の各搬送波についてUEにサービング許可を割り当てることができ、その結果、Node Bで干渉が減少され、または最小限に抑えられる。高いサービング許可を、DPCCH電力レベルが低い搬送波に割り当てることができ、Node B上の干渉の増加が潜在的により小さくなる。このために、どの搬送波上でDPCCH電力レベルが実際に低いかNode Bが知ることが望ましいことがある。UEによって提供されるSIメッセージ内のUE電力ヘッドルーム(UPH)報告は、DPCCH電力レベルに関する情報を提供できるが、UPHは一般に、最大UE電力と、使用されるDPCCH電力の比の遅延された平均値であり、平均ウィンドウは100msであってよく、平均値の推定を報告する最大遅延は10msであってよい。したがって、UPH報告によって、Node B上でUEのDPCCH電力レベルに関するTTIレベル情報を取得することが難しくなり得る。さらに、2つの搬送波上のUPHが実質的に異なる場合は、UEが一方の搬送波上では「満足」であり、もう一方の搬送波上では「不満」であることがあり得る。
したがって、DC-HSUPAなど、複数のアップリンク搬送波を用いた開示の一態様による例示的HSUPAシステムにおいて、複数の搬送波のそれぞれにハッピービットがあってよい。複数のハッピービットがある場合、Node Bは、複数の搬送波のうちのどれがSI報告間でよりよい、または最良のUPHを有するか決定することができる。したがって、それぞれのハッピービットがどのように選ばれるかに応じて(たとえば「満足」の単一の判定が行われ、両方の搬送波上で同じハッピービットが送信される場合)、ハッピービットを複数の搬送波の各搬送波で送るときに何らかのレベルの冗長性があってよい。したがって、これらのハッピービットをどのように設定するか決定する際に複数のオプションが存在する。
UEによって提供されたハッピービットの状態に応答して、Node Bスケジューラは、サービング許可の高速更新を実施してよい。さらに、セルに重い負荷がかかっている場合、それぞれ異なるスケジューリング戦略によって、負荷制御のために、「満足」のUEをまず格下げすることができる。E-AGCH/E-RGCHは、搬送波に特有であり、すなわち、各搬送波は、それぞれ独立したサービング許可を維持することができる。したがって、UEが各搬送波にとって満足であるかどうか知ることは、Node Bスケジューラにとって有益であり得る。
マルチキャリアHSUPAプロセスでハッピービットを設定または制御するための様々な処理オプションおよびシステムについて、下記に論じられる。本開示の例示的な一態様では、複数の搬送波はそれぞれ、同じハッピービット値を送信する。本開示の別の例示的な態様では、アンカー搬送波上のハッピービットは、レガシー単一搬送波システム内のそれに類似の規則に従い、2次搬送波(または複数の2次搬送波)上のハッピービットは、他のフィードバック用に確保される。このように、2つのハッピービットをどのように設定するか決定する際の冗長性が減少され、または取り除かれる。さらに、さもなければ使用可能でない新しいフィードバック情報の可能性が提供される。本開示の別の態様では、ハッピービットは、各搬送波でそれぞれ独立に決定されてよい。このように、各搬送波のチャネル状態に関するより多くの情報が提供することができる。
UEとネットワークの両方で使用されるアルゴリズムの複雑さを減少させるために、本開示の例示的な一態様によれば、複数の搬送波のハッピービットについての「不満」または「満足」判定を組み合わせることができる。すなわち、UEは、複数の搬送波の各搬送波について1つの共通の値、「不満」または「満足」を返すことができ、ただし、この表示は、各搬送波の組み合わされたステータスに従って決定される。
ここで、各E-DCH送信について、複数の搬送波の各搬送波のハッピービットは、以下の3つの基準のそれぞれが真のとき「不満」に設定されてよく、以下の3つの基準のいずれかが偽であるとき「満足」に設定されてよい。第1に、UEは、各搬送波(たとえばDC-HSUPAの例におけるアンカー搬送波および2次搬送波)上のE-TFC選択における現在のServing_Grantによって許されたのと同じだけのスケジューリングされたデータを送信している。第2に、UEは、搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上でより高いデータレートで送信するのに使用可能な電力などの十分な送信リソースを有する。第3に、ハッピービットと同じTTIでデータを送信するためにE-TFC選択で選択されたものと同じ電力オフセットに基づいて、TEBSは、(1次搬送波の現在のServing_Grant+2次搬送波の現在のServing_Grant)×アクティブなプロセスとプロセス総数の比で送信するには、Happy_Bit_Delay_Condition msより大きい遅延を要する。
ここで、第1の基準(UEが最大許容データを送信している)は、非アクティブ化されたプロセスでは一般に真であり、第3の基準の比(アクティブプロセス/プロセス総数)は、10msのTTIでは常に1である。
第2の基準は、電力など、送信リソースの充足性を指す。ここで、UEは、複数のアップリンク搬送波間で割り当てるのに使用可能な有限量の送信リソースを有してよい。たとえば、制限された量の電力がバッテリまたは電源から使用可能であってよく、この送信用電力の一部は、複数のアップリンク搬送波の各搬送間で分割することができる。アップリンク搬送波間の電力の分割は等しくてもよいし、それは等しくなくてもよい。一例では、複数のアップリンク搬送波間の送信リソースの分割は、1つまたは複数の基準に従って動的に制御することができる。ここで、搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上でより高いデータレートで送信するのに使用可能な十分な電力をUEが有するかどうか判定するために、UEは、下記の手順を使用することができる。
まず、MAC-i/isが構成される場合、ハッピービットと同じTTIで送信するために選択されたE-TFCのトランスポートブロックサイズより少なくとも32ビット大きいトランスポートブロックサイズを有するE-TFCを識別する。そうでない場合(すなわちMAC-i/isが構成されない場合)は、ハッピービットと同じTTIで送信するために選択されたE-TFCのトランスポートブロックサイズより少なくともxビット大きいトランスポートブロックサイズを有するE-TFCを識別し、ただし、xは、スケジューリングされていないMAC-dフローに属しておらず、バッファにデータを有しているすべての論理チャネル間で構成された最小のRLC PDUサイズである。
第2に、ハッピービットと同じTTIでデータを送信するためにE-TFC選択で選択された1つのE-TFCと同じ電力オフセットに基づいて、識別されたE-TFCがサポートされており、すなわちブロックされていないことをチェックする。識別された各E-TFCがブロックされる場合は、UEは、搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上でより高いデータレートで送信できるほど十分な電力を欠いている。ここで、E-TFCが搬送波上でサポート可能かどうか判定するには、そのE-TFCについて複数の搬送波間の電力の分割または割当てを定義し、計算すべきである。しかし、搬送波間の電力分割は、上述されたように、標準のE-TFC選択手順の間に既に計算されている。識別されたE-TFCがサポートされることをチェックするために、同じ電力分割をここでは再使用することができる。E-TFC選択で決定されたのと同じ分割を再使用することの利点は、同じ電力分割を使用して決定されたハッピービットが、現在のハッピービットに従って与えられ得る新しいサービング許可を考慮して選択された実際のE-TFCを反映するということである。E-TFC選択の間の電力分割の出力は、各MAC-dフローの各E-TFCの「サポートされた」および「ブロックされた」状態を提供するので、この状態は、ハッピービット決定手順によって使用することができる。
本開示の別の例示的な態様によれば、各搬送波の組み合されたステータスに従って決定された「満足」または「不満」状態の判定が、アンカー搬送波など、搬送波のうちの1つの搬送波のハッピービットを設定するために使用され、2次搬送波(1つまたは複数)など、搬送波うちの1つまたは複数の別の搬送波のハッピービットが、他のフィードバックのために使用されてよい。DC-HSUPAを使用する一例では、2次搬送波上のハッピービットは、2次アップリンクを維持または非アクティブ化する要望を示すために使用されてよい。すなわち、E-DCH送信では、アンカー搬送波のハッピービットは、下記の3つの基準のそれぞれが真であると判定されるとき「不満」に設定され、また下記の3つの基準のいずれかが偽であると判定されるとき「満足」に設定されてよい。第1に、UEは、両方の搬送波上のE-TFC選択で、現在のServing_Grantによって許可されたのと同じだけのスケジューリングされたデータを送信している。第2に、UEは、搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上でより高いデータレートで送信するのに使用可能な電力などの十分な送信リソースを有する。第3に、ハッピービットと同じTTIでデータを送信するためにE-TFC選択で選択されたものと同じ電力オフセットに基づいて、TEBSは、現在の(Total_Serving_Grant×アクティブなプロセスとプロセス総数の比)で送信するにはHappy_Bit_Delay_Condition msより多くを費やし、ただし、Total_Serving_Grantは、両方の搬送波上のServing_Grantの和である。
ここで、第1の基準(UEが最大許容データを送信している)は、非アクティブ化されたプロセスでは一般に真であり、第3の基準の比(アクティブプロセス/プロセス総数)は、10msのTTIでは常に1である。
第2の基準では、搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上でより高いデータレートで送信するのに使用可能な十分な電力をUEが有するかどうか判定するために、UEは、下記の手順を使用することができる。
まず、MAC-i/isが構成される場合は、ハッピービットと同じTTIで送信するために選択されたE-TFCのトランスポートブロックサイズより少なくとも32ビット大きいトランスポートブロックサイズを有するE-TFCを識別する。そうでない場合(すなわちMAC-i/isが構成されない場合)は、ハッピービットと同じTTIで送信するために選択されたE-TFCのトランスポートブロックサイズより少なくともxビット大きいトランスポートブロックサイズを有するE-TFCを識別し、ただし、xは、スケジューリングされていないMAC-dフローに属しておらず、バッファ内にデータを有しているすべての論理チャネル間で構成された最小のRLC PDUサイズである。
第2に、ハッピービットと同じTTIでデータを送信するためにE-TFC選択で選択されたE-TFCと同じ電力オフセットに基づいて、識別されたE-TFCがサポートされており、すなわちブロックされていないことをチェックする。たとえば、E-TFCが搬送波上でサポート可能かどうか判定するために、複数の搬送波間の電力の分割または分配を定義し、計算すべきである。搬送波間の電力分離は、上述されたように、標準のE-TFC選択手順の間に計算されている。ここでは、同じ電力分割を使用することができる。E-TFC選択で決定されたのと同じ分割を再使用することの利点は、同じ電力分割を使用して決定されたハッピービットが、現在のハッピービットに反応する新しいサービング許可を考慮して選択された実際のE-TFCを反映するということである。E-TFC選択の間の電力分割の出力が、各MAC-dフローの各E-TFCの「サポートされた」および「ブロックされた」状態を提供するので、この状態を、ハッピービット決定手順によって使用することができる。
ここでは、上記に論じられたように、2次搬送波のハッピービットを使用して、2次アップリンクを維持または非アクティブ化する要望を示すことができる。2次アップリンクに関連する追加のオーバヘッドにより、SIフィードバックだけではこの目的には遅すぎることがあるが、2次アップリンク搬送波を正当化できるほど十分なヘッドルームをUEがもたない場合、UEからNode Bへの高速フィードバックは、動的な2次搬送波の非アクティブ化のために2次アップリンク搬送波のハッピービットを使用することができる。ここで、2次搬送波のハッピービットの設定は、チャネル状態の変化に基づいてよい。2次搬送波のハッピービットは、UEによる2次搬送波の解放を暗黙的に示すものとして使用することも、Node BがHS-SCCHオーダを介してそうすることを求める要求として使用することもできる。
第1の基準(UEが最大許容データを送信しているかどうか)についてUEは、搬送波当たり1つのサービング許可があるので、UEが現在のサービング許可に満足しているかどうかを各搬送波ごとに独立に決定できることが上記議論から当業者には認識されよう。さらに、第2の基準(UEが使用可能な電力を有するかどうか)については、決定が各搬送波ごとに独立に行われる場合、この基準は、2つの搬送波のそれぞれについては満たされ得るが、総電力は、最大UE送信電力を超えることがある。さらに、第3の基準(TEBS提供の遅延)については、2つの搬送波にわたる1つの結合MACバッファがあり得るので、現在バッファ内にあるデータの送信に必要な残りの時間を評価するには、2つの搬送波の送信能力を共に考慮すべかどうか考慮されたい。
UEの視点から見ると、実装の複雑さ、ならびに3GPP規格の前バージョンへのインパクトを減少させるために、各搬送波のハッピービットの判定をできるだけ独立に保つことが望ましいことがある。
したがって、本開示の別の例示的な態様によれば、複数の独立したハッピービットを使用してよい。すなわち、ハッピービットは、各アクティブ化されたアップリンク周波数上のE-DCH送信ごとにE-DPCCH上に含まれてよい。しかし、特にハッピービットの送信を許可するために、E-DCH送信は一般にトリガされない。2つのアクティブ化されたアップリンク周波数(すなわちDC-HSUPA)を有する一例では、1つの独立したハッピービットが、アンカー搬送波および2次搬送波の各々に含まれており、両方の搬送波上のチャネル状態の変化が、Node Bにフィードバックとして提供されてよい。
ここでは、アクティブ化された各アップリンク周波数上のE-DCH送信ごとに、それぞれの搬送波のハッピービットは、下記の3つの基準のそれぞれが真であると判定されるときに「不満」に設定され、また下記の3つの基準のいずれかが偽であると判定されるときに「満足」に設定されてよい。第1に、UEは、それぞれの搬送波上のE-TFC選択で、現在のServing_Grantによって許可されたのと同じだけのスケジューリングされたデータを送信している。第2に、UEは、それぞれの搬送波上でより高いデータレートで送信するのに使用可能な電力などの十分な送信リソースを有する。第3に、ハッピービットと同じTTIでデータを送信するためにE-TFC選択で選択されたものと同じ電力オフセットに基づいて、TEBSは、現在の(Serving_Grant×アクティブなプロセスとプロセス総数の比)で送信するにはHappy_Bit_Delay_Condition msより多くを費やし、ただしServing_Grantは、それぞれの搬送波に対応する。
一代替実施形態では、上記に示された第3の基準は、TEBSを終了する際の遅延が、複数の各搬送波上でサービング許可とアクティブHARQインタレースを組み合わせることによって計算されるように変更することができる。すなわち、2つの搬送波を使用する一例(すなわちDC-HSUPAシステムでは)、本開示のこの態様による第3の基準は、ハッピービットと同じTTIでデータを送信するためにE-TFC選択で選択されたものと同じ電力オフセットに基づいて、TEBSが現在の(Serving_Grant×アンカーアップリンク搬送波上のアクティブなプロセスとプロセス総数の比)に(Serving_Grant×2次アップリンク搬送波上のアクティブなプロセスとプロセス総数の比)を足した値で送信されるにはHappy_Bit_Delay_Condition msより大きい遅延を要するということである。
第1の基準(UEが最大許容データを送信している)は、非アクティブ化されたプロセスでは一般に真であり、第3の基準の比(アクティブプロセス/プロセス総数)は、10msのTTIでは常に1である。
第2の基準については、(上記で論じられた第2の基準のように)搬送波のうちのそれぞれの1つの搬送波上でより高いデータレートで送信するのに使用可能な電力などの十分な送信リソースをUEが有するかどうか判定するために、UEは、下記の手順を使用することができる。
第1に、MAC-i/isが構成される場合は、ハッピービットと同じTTIで送信するために選択されたE-TFCのトランスポートブロックサイズより少なくとも32ビット大きいトランスポートブロックサイズを有するE-TFCを識別する。そうでない場合(すなわちMAC-i/isが構成されない場合)は、ハッピービットと同じTTIで送信するために選択されたE-TFCのトランスポートブロックサイズより少なくともxビット大きいトランスポートブロックサイズを有するE-TFCを識別し、ただし、xは、スケジューリングされていないMAC-dフローに属しておらず、バッファ内にデータを有しているすべての論理チャネル間で構成された最小のRLC PDUサイズである。
第2に、ハッピービットと同じTTIでデータを送信するためにE-TFC選択で選択されたE-TFCと同じ電力オフセットに基づいて、識別されたE-TFCがサポートされており、すなわちブロックされていないことをチェックする。ここで、各搬送波上の上位ペイロードのブロック状態は、その搬送波に割り当てられた電力に対して、上記で論じられたE-TFC選択で判定されたいかなる電力分割に基づいても評価することができる。E-TFC状態によって示されたように、上述されたトランスポートブロックサイズを有する各適切なE-TFCがサポートされず、またはブロックされる場合は、UEは、それぞれの搬送波上でより高いデータレートで送信するのに十分な電力を欠いている。
上記の計算で仮定されたアップリンク搬送波のそれぞれに割り当てられた電力の部分は、その部分がNode Bによって推論され得る限り、他の値に対して固定することも、動的なものにすることもできる。
本開示の別の態様によれば、UEは、複数の搬送波のうちのサブセット、たとえば1つまたは複数の搬送波についてより高い許可を要求することができ、または「満足」してもよい。さらに、UEは、そのバッファ内の送信すべきデータ、および予備の電力を有しており、DPCCH電力レベルがより低い搬送波についてより高い許可を要求することができる。DPCCHレベルが適切な範囲内にある場合(たとえばDPCCH電力レベルが互いにかなり近い場合)、複数の搬送波のうちの2つ以上についてより多くの許可を同時に要求することも可能であるべきである。Table 1(表1)では、デュアル搬送波DC-HSUPAシステムを使用した本開示のこの態様の一例によるハッピービットの意味が示されている。この表では、受信されたハッピービットは、2ビットの2進数として示されており、ただし、左側の最上位ビットは、搬送波1のハッピービットフィードバックを表しており、右側の最下位ビットは、搬送波0のハッピービットフィードバックを表している。ここで、搬送波0または1のいずれか一方は、様々な実施例では、アンカー搬送波または2次搬送波であってよい。
Figure 0005404929
搬送波間の総電力の最大差に適した制限がある場合、代替の解釈を用いることができる。Table 2(表2)は、本開示のこの態様の一例による、ハッピービットの意味を示している。
Figure 0005404929
すなわち、本開示の一態様によれば、表示10は、UEが送信すべきさらなるデータ、および予備の使用可能な電力しているが、搬送波0と搬送波1の間のTX電力差が何らかの指定された制限にあり、搬送波1上でデータレートを増加すると、このTX電力差制限に必ず違反し得る場合に使用することができる。符号01は、搬送波0がより高い電力を有しており、さらに増加するとTX電力差制限に必ず違反し得る場合に使用することができる。符号11は、制限に違反することなしに、どちらの搬送波も割当てを増加できることを示すことができる。
本開示の別の態様に従って、UEは、組み合わされたハッピービット情報を使用して、一度に1つの搬送波について、より高いまたはより低い許可を要求してよい。同様に、ここで、UEは、DPCCH電力レベルが低い搬送波へのより高い許可を要求してよい。ここで、一方の搬送波のハッピービットは、UEがより高い許可に使用可能な電力/データを有することを示すことができ、もう一方の搬送波のハッピービットは、より高い許可にどちらの搬送波が好ましいか示すことができる。UEは、より多くのリソースを要求できない場合でも、どの搬送波が好ましい搬送波かをやはりNode Bに示すことができることに留意されたい。たとえば、Node Bは、UEのリソース割当てを減少させ始める場合、UEのそれほど好ましくない搬送波上への第1の許可を減少させてよい。したがって、このオプションは、UEの視点からの搬送波の優先度についてNode Bに(E-DPCCH上の送信時に)示すやり方をUEに提供する。Table 3(表3)で、ハッピービットの意味が、本開示のこの態様の一例に従って示される。
Figure 0005404929
この実施例の潜在的な欠点は、UEがデュアル搬送波モードで送信するために1つの搬送波だけを使用する状況にある。ここで、UEフォールバック機構が望ましいことがある。
図5は、本開示の様々な態様による例示的なプロセス500を示すフローチャートである。図示されたプロセスでは、ハッピービットは、1つまたは複数の搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する複数のアップリンク搬送波のうちの1つまたは複数の搬送波上で提供できる1ビットインジケータの一例である。上記に論じられたように、リソース割当てがサポートされたE-TFCに対応する限り、アップリンク送信リソースのステータスが、複数のアップリンク搬送波間で動的に割り当てられてよい。示された例示的なプロセスでは、プロセスステップは、単一のアップリンク搬送波に対応する単一のハッピービットについて独立に実行されてもよいし、プロセスステップは、複数のアップリンク搬送波の組み合わされたステータスに対応する単一のハッピービットについて実行されてもよい。
ブロック502で、プロセスは、(たとえばUE 450で、図4参照)、アップリンク送信で使用するUEへのリソース割当てに対応するそれぞれのNode B(たとえばNode B 410、図4参照)からのサービング許可を受信する。一部の例では、それぞれのサービング許可は、UEによって提供される複数のアップリンク搬送波の各搬送波ごとに受信されてよい。ブロック504で、プロセスは、それぞれの複数のアップリンク搬送波でデータを送信する。
ブロック506〜510で、プロセスは、複数のアップリンク搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波で(たとえばサービング許可に少なくとも一部対応する)現在許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることによりUEが利益を得るかどうか決定することによって、複数のアップリンク送信リソースのステータスを決定する。すなわち、ブロック506〜510は、アップリンク搬送波のチャネル状態、および/またはそれぞれの搬送波で送信すべきデータのそれぞれのバッファ長に基づいて、許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることによりUEが利益を得るかどうか決定することができる。
具体的には、ブロック506で、プロセスは、UEが最も高い許容可能データレートで送信しているかどうか決定する。たとえば、このプロセスは、搬送波のうちの1つまたは複数の搬送波上のE-TFC選択で現在のServing_Grantによって許可されたのと同じだけのスケジューリングされたデータをUEが送信しているかどうか決定してよい。UEは、対応するE-TFC選択で現在のServing_Grantによって許されたのと同じだけのスケジューリングされたデータを既に送信している場合は、より高いデータレートで送信することを許されることによりUEが利益を得ず、したがって、ブロック514で、ハッピービットは満足に設定される。
ブロック508で、プロセスは、アップリンク搬送波のうちの1つまたは複数の搬送波上でより高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力をUEが有するかどうか決定してよい。ここで、UEが十分な電力を有するかどうかの決定は、MAC層の構成に従って、適切なしきい値より大きいトランスポートブロックサイズを有するE-TFCを識別し、その識別されたE-TFCがサポートまたはブロックされるかどうか決定することを含んでよい。適切な各E-TFCがブロックされる場合は、UEは、より高いデータレートに増加する電力を欠いており、したがって、UEは、より高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得ない。したがって、ブロック514で、ハッピービットは、満足に設定される。
ブロック510では、このプロセスは、アップリンク搬送波のうちの1つまたは複数に対応するTEBS遅延が適切なしきい値を超えるかどうか決定してよい。より高いデータレートに対応するTEBS遅延が大きすぎる場合は、UEは、より高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得ず、したがって、ブロック514で、ハッピービットは満足に設定される。
ブロック506〜510の基準のそれぞれが偽である場合は、UEは、より高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得、したがって、ブロック512で、ハッピービットは不満に設定される。このように、UEは、アップリンク上のリソース割当てを向上させるためにNode Bにフィードバックを提供する。
図6および図7は、本開示の様々な例示的な態様による、特定の機能を実施するための回路を有する装置を示す概念ブロック図である。本開示の様々な態様によれば、特定の実施形態は、図6および図7に示されたブロックのうちのいずれか1つまたは複数を含むことができ、1つまたは複数のブロックまたはサブブロックを含むことは、特定の一実施形態にいずれかの追加のブロックが含まれることを必ずしも意味しない。ブロック602は、複数のアップリンク搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上のそれぞれの複数のアップリンク搬送波の複数のアップリンク送信リソースのステータスに関するインジケータを提供するための回路と、複数のアップリンク搬送波の少なくとも1つの搬送波の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることによりUEが利益を得るかどうか決定するための回路とを含む。
ブロック604は、複数の搬送波のそれぞれの許容可能なデータレートでUEが送信しているかどうか決定するための回路と、複数の搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上でより高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力をUEが有するかどうか決定するための回路と、複数の搬送波のそれぞれに対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延がしきい値より大きいかどうか決定するための回路とを含む。
ブロック606は、E-TFCがしきい値より大きいトランスポートブロックサイズを有することを識別し、識別されたE-TFCがブロックされるかどうか決定するための回路を含む。
ブロック702は、第1のアップリンク搬送波上でハッピービットを提供するための回路と、第2のアップリンク搬送波上で、第2のアップリンク搬送波の動的な非アクティブ化の要求を示すインジケータを提供するための回路と、第2のアップリンク搬送波上で、ユーザ機器による第2の搬送波の解放を暗黙的に示すインジケータを提供するための回路とを含む。ブロック704は、複数のアップリンク搬送波の各搬送波上でそれぞれ独立したハッピービットを提供するための回路を含む。ブロック706は、複数のアップリンク搬送波の各搬送波上で複数の搬送波の組み合わされたステータスに対応する同一のハッピービットを提供するための回路を含む。ブロック708は、第1の搬送波上の第1のインジケータおよび第2の搬送波上の第2のインジケータを提供するための回路を含み、第1のインジケータおよび第2のインジケータが、それぞれ1ビットからなり、合わさって2ビットの数を表す。
通信システムのいくつかの態様が、W-CDMAシステムに関して提示されている。当業者には容易に理解されるように、本開示全体に渡って述べられた様々な態様は、他の通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張することができる。例を挙げると、様々な態様は、TD-SCDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA: High Speed Downlink Packet Access)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA: High Speed Uplink Packet Access)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+: High Speed Packet Access Plus)およびTD-CDMAなど、他のUMTSシステムに拡張することができる。様々な態様は、ロングタームエボリューション(LTE: Long Term Evolution)(FDD、TDDまたは両モード)、LTEアドバンスト(LTE-A: LTE-Advanced)(FDD、TDDまたは両モード)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO: Evolution-Data Optimized)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB: Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16 (WiMAX)、IEEE 802.20、ウルトラワイドバンド(UWB: Ultra-Wideband)、ブルートゥースを使用したシステム、および/または他の適切なシステムに拡張することもできる。実際の通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または使用される通信規格は、特定のアプリケーション、システムに課された全体的な設計上の制約に依存する。
いくつかのプロセッサについて、様々な装置および方法に関して述べられている。これらのプロセッサは、コンピュータソフトウェア、電子ハードウェアなどの様々な電気部品、またはその任意の組合せを使用して実装することができる。こうしたプロセッサがハードウェアとして実装されるか、それともソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーション、およびシステムに課された全体的な設計上の制約に依存する。例を挙げると、プロセッサ、プロセッサのいずれかの部分、または本開示に提示されたプロセッサの任意の組合せが、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP: digital signal processor)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA: field-programmable gate array)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体に渡って述べられた様々な機能を実施するように構成された他の適切な処理コンポーネントで実装されてよい。プロセッサの機能性、プロセッサのいずれかの部分、または本開示に提示されたプロセッサの任意の組合せは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、または他の適切なプラットフォームよって実行されるソフトウェアで実装することができる。
本開示の1つまたは複数の態様では、述べられた諸機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはその任意の組合せで実装されてよい。ソフトウェアで実装される場合、諸機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ読取り可能媒体に格納されてもよいし、送信されてもよい。コンピュータ読取り可能媒体には、コンピュータプログラムをある所から別の所に転送することを容易にする任意の媒体を含めて、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方が含まれ得る。記憶媒体は、汎用または特別目的コンピュータによってアクセスできる任意の使用可能な媒体であってよい。限定のためではなく、例を挙げると、こうしたコンピュータ読取り可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは所望のプログラムコード手段を命令またはデータ構造体の形で搬送しまたは格納するために使用することができ、汎用または特別目的コンピュータによって、あるいは汎用または特別目的プロセッサによってアクセスできる他の任意の媒体を含むことができる。また、いずれの接続も適切に、コンピュータ読取り可能媒体と呼ばれる。たとえば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者線(DSL: digital subscriber line)、または赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術を使用してソフトウェアがウェブサイト、サーバまたは他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア線、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれるエンティティである。本明細書では、ディスク(disk、disc)は、コンパクトディスク(CD: compact disc)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD: digital versatile disc)、フレキシブルディスクおよびブルーレイディスクを含み、ただし、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はデータをレーザで光学的に再生する。上記内容の組合せもまた、コンピュータ読取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。コンピュータ読取り可能媒体は、コンピュータプログラム製品で具現化されて
よい。限定するためではなく、例を挙げると、コンピュータプログラム製品は、包装材にコンピュータ読取り可能媒体を含んでよい。特定のアプリケーション、およびシステム全体に課された全体的な設計上の制約に応じて、本開示の全体に渡って提示された、述べられた機能性を実施する最良のやり方が当業者には認識されよう。
開示された諸方法のステップの特定の順序または階層は、例示的なプロセスの一例であることを理解されたい。設計上の嗜好に基づいて、諸方法のステップの特定の順序または階層を再配置できることが理解されよう。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示しており、本明細書に具体的に述べられていない限り、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
上記説明は、本明細書に述べられた様々な態様を当業者が実施することを可能にするために提供されている。これらの態様への様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書に定義された一般的な原理は、他の態様に適用することができる。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された諸態様に限定されるものでないが、特許請求の範囲の言語に一致する全範囲が与えられるものであり、ある要素に単数形で言及することは、特にそのように述べられていない限り、「唯一」ではなく、「1つまたは複数」を意味するものである。特に指定のない限り、用語「いくつかの」は、1つまたは複数を指す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」に言及する語句は、単一の要素を含めて、それらの項目のいずれかの組合せに言及するものである。一例として、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aとb、aとc、bとc、およびbとcを網羅するものである。当業者に知られており、または後に知られるようになる、本開示全体を通して述べられた様々な態様の要素の構造上および機能上のすべての等価物が、参照により本明細書に明示的に組み込まれており、特許請求の範囲によって包含されることが意図されている。さらに、本明細書に開示されたいずれの内容も、こうした開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されるかどうかに関係なく、公に供することは意図されていない。要素が「〜の手段」という語句を用いて明らかに列挙されない限り、または方法クレームの場合には要素が「〜のためのステップ」という語句を用いて列挙されない限り、いずれのクレーム要素も、米国特許法第112条第6項の規定に従って解釈すべきものではない。
100 装置
102 バス
104 プロセッサ
106 コンピュータ読取り可能媒体
108 バスインターフェース
110 トランシーバ
112 ユーザインターフェース
114 処理システム
202 UMTS地上無線アクセスネットワーク/UTRAN
204 コアネットワーク
206 RNC
207 RNS
208 Node B
210 ユーザ機器
211 ユニバーサル加入者識別モジュール/USIM
212 MSC
214 GMSC
215 ホームロケーションレジスタ/HLR
216 回路交換網
218 サービングGPRSサポートノード/SGSN
220ゲートウェイGPRSサポートノード/GGSN
222 パケットベースのネットワーク/インターネット
300 アクセスネットワーク
302 セル
304 セル
306 セル
312 アンテナ
314 アンテナ
316 アンテナ
318 アンテナ
320 アンテナ
322 アンテナ
324 アンテナ
326 アンテナ
328 アンテナ
330 UE
332 UE
334 UE
336 UE
342 Node B
344 Node B
346 Node B
410 Node B
412 データソース
420 送信プロセッサ
430 送信フレームプロセッサ
432 送信機
434 アンテナ/スマートアンテナ
435 受信機
436 受信フレームプロセッサ
438 受信プロセッサ
439 データシンク
442 メモリ
440 コントローラ/プロセッサ
444 チャネルプロセッサ
446 スケジューラ/プロセッサ
450 UE
452 アンテナ/スマートアンテナ
454 受信機
456 送信機
460 受信フレームプロセッサ
470 受信プロセッサ
472 データシンク
478 データソース
480 送信プロセッサ
482 送信フレームプロセッサ
490 コントローラ/プロセッサ
492 メモリ
494 チャネルプロセッサ

Claims (62)

  1. 複数のアップリンク搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上で、それぞれの前記複数のアップリンク搬送波の複数のアップリンク送信リソースのステータスに関するインジケータを提供するステップ
    を備え、前記インジケータの値が、拡張トランスポートフォーマット組合せ(E-TFC)選択手順の間に決定された複数のアップリンク搬送波間の電力分割に基づいて設定される、無線ネットワーク内の通信方法。
  2. 前記インジケータが、前記複数のアップリンク搬送波のうちの少なくとも1つの各搬送波上の1つのビットからなる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記インジケータが、前記複数のアップリンク搬送波のうちの前記少なくとも1つの各搬送波の個別アップリンクチャネル上の各送信の間に提供される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記アップリンク送信リソースが、前記複数のアップリンク搬送波間で動的に割り当てられる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数のアップリンク搬送波を提供するように構成されたユーザ機器が、前記複数のアップリンク搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記複数のアップリンク送信リソースの前記ステータスを決定するステップ
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ユーザ機器が、前記複数のアップリンク搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、前記複数のアップリンク搬送波のチャネル状態、または前記複数の搬送波のそれぞれの搬送波上で送信すべきデータのそれぞれのバッファ長のうちの少なくとも1つに基づく、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波の前記許容可能なデータレートが、前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波のそれぞれのサービング許可に少なくとも一部に従って決定される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記ユーザ機器が、前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、
    前記ユーザ機器が、前記複数の搬送波の各搬送波の前記許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定するステップと、
    前記ユーザ機器が、前記複数の搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定するステップと、
    前記複数の搬送波の各搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延がしきい値を超えるかどうか決定するステップとを備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ユーザ機器が、前記複数の搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定する前記ステップが、
    しきい値より大きいトランスポートブロックサイズを備えるトランスポートフォーマット組合せを識別するステップと、
    前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定するステップとを備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記ステップが、E-TFC選択手順で選択された前記識別されたトランスポートフォーマット組合せに対応する電力オフセットを使用するステップを備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記ステップが、E-TFC選択手順の間に決定された前記電力分割を使用するステップを備える、請求項9に記載の方法。
  12. 前記複数のアップリンク搬送波が、第1の搬送波と第2の搬送波とを備え、
    前記それぞれの複数のアップリンク搬送波の前記複数のアップリンク送信リソースの前記ステータスに関する前記インジケータが、第1の搬送波上で提供され、
    前記第2の搬送波が、前記それぞれの複数のアップリンク搬送波の前記複数のアップリンク送信リソースの前記ステータスに関する前記インジケータを含まない、請求項6に記載の方法。
  13. 前記第2の搬送波上の前記それぞれの複数のアップリンク搬送波の前記複数のアップリンク送信リソースの前記ステータスに関する前記インジケータの代わりに、前記第2の搬送波が、前記第2のアップリンク搬送波の動的な非アクティブ化を求める要求を示すインジケータを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第2の搬送波上の前記それぞれの複数のアップリンク搬送波の前記複数のアップリンク送信リソースの前記ステータスに関する前記インジケータの代わりに、前記第2の搬送波が、前記ユーザ装置による前記第2の搬送波の解放を暗黙的に示すインジケータを備える、請求項12に記載の方法。
  15. 前記複数のアップリンク搬送波が、第1の搬送波と第2の搬送波とを備え、
    前記複数のアップリンク搬送波のうちの前記少なくとも1つの搬送波上の前記それぞれの複数のアップリンク搬送波の前記複数のアップリンク送信リソースの前記ステータスに関する前記インジケータを提供するステップが、前記第1の搬送波上の第1のインジケータ、および前記第2の搬送波上の第2のインジケータを提供し、前記第1のインジケータおよび第2のインジケータが、それぞれ1ビットからなり、合わさって2ビットの数を表す、請求項6に記載の方法。
  16. 前記2ビットの数が、前記2つのアップリンク搬送波のいずれかのアップリンク搬送波上で前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得ないことの表示に対応する第1の値と、前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得、前記第1の搬送波上のデータレートの増加が要求されることの表示に対応する第2の値と、前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得、前記第2の搬送波上のデータレートの増加が要求されることの表示に対応する第3の値と、前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得、前記2つの搬送波の両方のデータレートの増加が要求されることの表示に対応する第4の値とを有する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記2ビットの数が、前記2つのアップリンク搬送波のいずれかのアップリンク搬送波上で前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得ないことの表示に対応する第1の値と、前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得、前記第1の搬送波が前記第2の搬送波より小さい電力を現在使用していることの表示に対応する第2の値と、前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得、前記第2の搬送波が前記第1の搬送波より小さい電力を現在使用していることの表示に対応する第3の値と、前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得、前記2つの搬送波の両方のデータレートの増加が要求されることの表示に対応する第4の値とを有する、請求項15に記載の方法。
  18. 前記2ビットの数が、前記複数の搬送波のうちの少なくとも1つの搬送波上で前記許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより前記UEが利益を得るかどうか示すための第1のビットと、より高い許可に前記搬送波のどちらが好ましいか示すための第2のビットとを備える、請求項15に記載の方法。
  19. 無線ネットワーク内の通信方法であって、
    複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供するステップを備え、前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波上の前記インジケータが、前記対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成され、前記インジケータの値が、拡張トランスポートフォーマット組合せ(E-TFC)選択手順の間に決定された複数のアップリンク搬送波間の電力分割に基づいて設定される、方法。
  20. 前記インジケータが、前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波の個別アップリンクチャネル上の各送信の間に提供される、請求項19に記載の方法。
  21. 前記アップリンク送信リソースが、前記複数のアップリンク搬送波間で動的に割り当てられる、請求項19に記載の方法。
  22. 前記複数のアップリンク搬送波が、第1の搬送波と第2の搬送波とを備え、前記方法が、
    前記複数のアップリンク搬送波を提供するように構成されたユーザ機器が、前記第1の搬送波の第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第1の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定するステップと、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第2の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定するステップとをさらに備える、請求項19に記載の方法。
  23. 前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、前記第1の搬送波のチャネル状態、または前記第1の搬送波上で送信すべきデータの第1のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づき、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、前記第2の搬送波のチャネル状態、または前記第2の搬送波上で送信すべきデータの第2のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づく、請求項22に記載の方法。
  24. 前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれの前記許容可能なデータレートが、前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれのサービング許可に少なくとも一部に従って決定される、請求項23に記載の方法。
  25. 前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、
    前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定するステップと、
    前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定するステップと、
    前記第1の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第1のしきい値を超えるかどうか決定するステップとを備える、請求項24に記載の方法。
  26. 前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定するステップと、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定するステップと、
    前記第2の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第2のしきい値を超えるかどうか決定するステップとを備える、請求項25に記載の方法。
  27. 前記ユーザ機器が、前記それぞれの第1および第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定する前記ステップが、
    トランスポートブロックサイズしきい値より大きいトランスポートブロックサイズを備えるトランスポートフォーマット組合せを識別するステップと、
    前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定するステップとを備える、請求項26に記載の方法。
  28. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記ステップが、E-TFC選択手順で選択された前記識別されたトランスポートフォーマット組合せに対応する電力オフセットを使用するステップを備える、請求項27に記載の方法。
  29. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記ステップが、E-TFC選択手順の間に決定された前記電力分割を使用するステップを備える、請求項27に記載の方法。
  30. 無線ネットワーク内の通信のための装置であって、
    ユーザ機器から複数のアップリンク搬送波を送信する手段と、
    前記複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供する手段であって、前記複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上の前記インジケータが、前記対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成される、手段とを備え、前記インジケータの値が、拡張トランスポートフォーマット組合せ(E-TFC)選択手順の間に決定された複数のアップリンク搬送波間の電力分割に基づいて設定される、装置。
  31. 前記インジケータが、前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波の個別アップリンクチャネル上の各送信の間に提供される、請求項30に記載の装置。
  32. 前記アップリンク送信リソースが、前記複数のアップリンク搬送波間で動的に割り当てられる、請求項30に記載の装置。
  33. 前記複数のアップリンク搬送波が、第1の搬送波と第2の搬送波とを備え、前記装置が、
    前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第1の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定する手段と、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第2の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定する手段とをさらに備える、請求項30に記載の装置。
  34. 前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記手段が、前記第1の搬送波のチャネル状態、または前記第1の搬送波上で送信すべきデータの第1のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づいて決定を行うように構成され、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記手段が、前記第2の搬送波のチャネル状態、または前記第2の搬送波上で送信すべきデータの第2のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づいて決定を行うように構成される、請求項33に記載の装置。
  35. 前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれの前記許容可能なデータレートが、前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれのサービング許可に少なくとも一部に従って決定される、請求項34に記載の装置。
  36. 前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記手段が、
    前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の前記許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定する手段と、
    前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定する手段と、
    前記第1の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第1のしきい値を超えるかどうか決定する手段とを備える、請求項35に記載の装置。
  37. 前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記手段が、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定する手段と、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定する手段と、
    前記第2の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第2のしきい値を超えるかどうか決定する手段とを備える、請求項36に記載の装置。
  38. 前記ユーザ機器が、前記それぞれの第1および第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定する前記手段が、
    トランスポートブロックサイズしきい値より大きいトランスポートブロックサイズを備えるトランスポートフォーマット組合せを識別する手段と、
    前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する手段とを備える、請求項37に記載の装置。
  39. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記手段が、E-TFC選択手順で選択された前記識別されたトランスポートフォーマット組合せに対応する電力オフセットを使用する手段を備える、請求項38に記載の装置。
  40. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記手段が、E-TFC選択手順の間に決定された前記電力分割を使用する手段を備える、請求項38に記載の装置。
  41. プロセッサにより実行可能なコードを備えたコンピュータプログラムであって、
    ユーザ機器から複数のアップリンク搬送波を送信するためのコードと、
    前記複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供するためのコードを備え、前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波上の前記インジケータが、前記対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成され、前記インジケータの値が、拡張トランスポートフォーマット組合せ(E-TFC)選択手順の間に決定された複数のアップリンク搬送波間の電力分割に基づいて設定される、コンピュータプログラム。
  42. 前記インジケータが、前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波の個別アップリンクチャネル上の各送信の間に提供される、請求項41に記載のコンピュータプログラム。
  43. 前記アップリンク送信リソースが、前記複数のアップリンク搬送波間に動的に割り当てられる、請求項41に記載のコンピュータプログラム。
  44. 前記複数のアップリンク搬送波が、第1の搬送波と第2の搬送波とを備え、前記コンピュータプログラムが、
    前記複数のアップリンク搬送波を提供するように構成されたユーザ機器において、前記第1の搬送波の第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第1の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定し、
    前記ユーザ機器において、前記第2の搬送波の第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第2の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定するためのコードをさらに備える、請求項41に記載のコンピュータプログラム。
  45. 前記ユーザ機器において、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定するための前記コードが、前記第1の搬送波のチャネル状態、または前記第1の搬送波上で送信すべきデータの第1のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づいて決定を行うように構成され、
    前記ユーザ機器において、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定するための前記コードが、前記第2の搬送波のチャネル状態、または前記第2の搬送波上で送信すべきデータの第2のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づいて決定を行うように構成される
    請求項44に記載のコンピュータプログラム。
  46. 前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれの前記許容可能なデータレートが、前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれのサービング許可に少なくとも一部に従って決定される、請求項45に記載のコンピュータプログラム。
  47. 前記ユーザ機器において、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定するための前記コードが、
    前記ユーザ機器において、前記第1の搬送波の第1の前記許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定し、
    前記ユーザ機器において、前記第1の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定し、
    前記第1の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第1のしきい値を超えるかどうか決定するためのコードを備える、請求項46に記載のコンピュータプログラム。
  48. 前記ユーザ機器において、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定するための前記コードが、
    前記ユーザ機器において、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定し、
    前記ユーザ機器において、前記第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定し、
    前記第2の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第2のしきい値を超えるかどうか決定するためのコードを備える、請求項47に記載のコンピュータプログラム。
  49. 前記ユーザ機器において、前記それぞれの第1および第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定するための前記コードが、
    トランスポートブロックサイズしきい値より大きいトランスポートブロックサイズを備えるトランスポートフォーマット組合せを識別し、
    前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定するためのコードを備える、請求項48に記載のコンピュータプログラム。
  50. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定するための前記コードが、E-TFC選択手順で選択された前記識別されたトランスポートフォーマット組合せに対応する電力オフセットを使用するためのコードを備える、請求項49に記載のコンピュータプログラム。
  51. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定するための前記コードが、E-TFC選択手順の間に決定された前記電力分割を使用するためのコードを備える、請求項49に記載のコンピュータプログラム。
  52. 無線通信のための装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、
    複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上でインジケータを提供するように構成され、前記複数のアップリンク搬送波の各1つの搬送波上の前記インジケータが、前記対応するアップリンク搬送波のアップリンク送信リソースのステータスに関する1ビットで構成され、前記インジケータの値が、拡張トランスポートフォーマット組合せ(E-TFC)選択手順の間に決定された複数のアップリンク搬送波間の電力分割に基づいて設定される、装置。
  53. 前記インジケータが、前記複数のアップリンク搬送波の各搬送波の個別アップリンクチャネル上の各送信の間に提供される、請求項52に記載の装置。
  54. 前記アップリンク送信リソースが、前記複数のアップリンク搬送波間に動的に割り当てられる、請求項52に記載の装置。
  55. 前記複数のアップリンク搬送波が、第1の搬送波と第2の搬送波とを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記複数のアップリンク搬送波を提供するように構成されたユーザ機器が、前記第1の搬送波の第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第1の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定し、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定することによって前記第2の搬送波の前記アップリンク送信リソースの前記ステータスを決定するようにさらに構成される、請求項52に記載の装置。
  56. 前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、前記第1の搬送波のチャネル状態、または前記第1の搬送波上で送信すべきデータの第1のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づき、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定する前記ステップが、前記第2の搬送波のチャネル状態、または前記第2の搬送波上で送信すべきデータの第2のバッファ長のうちの少なくとも1つに基づく、請求項55に記載の装置。
  57. 前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれの前記許容可能なデータレートが、前記第1の搬送波および前記第2の搬送波のそれぞれのサービング許可に少なくとも一部に従って決定される、請求項56に記載の装置。
  58. 前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の前記第1の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定するように構成された前記プロセッサが、
    前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波の第1の前記許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定し、
    前記ユーザ機器が、前記第1の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定し、
    前記第1の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第1のしきい値を超えるかどうか決定するように構成される、請求項57に記載の装置。
  59. 前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートより高いデータレートで送信することを許されることにより利益を得るかどうか決定するように構成された前記プロセッサが、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波の前記第2の許容可能なデータレートで送信しているかどうか決定し、
    前記ユーザ機器が、前記第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定し、
    前記第2の搬送波に対応するそれぞれのバッファのバッファステータスの送信の遅延が第2のしきい値を超えるかどうか決定するようにさらに構成される、請求項58に記載の装置。
  60. 前記ユーザ機器が、前記それぞれの第1および第2の搬送波上で前記より高いデータレートに増加するのに使用可能な十分な電力を有するかどうか決定するように構成された前記プロセッサが、
    トランスポートブロックサイズしきい値より大きいトランスポートブロックサイズを備えるトランスポートフォーマット組合せを識別し、
    前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定するようにさらに構成される、請求項59に記載の装置。
  61. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記ステップが、E-TFC選択手順で選択された前記識別されたトランスポートフォーマット組合せに対応する電力オフセットを使用するステップを備える、請求項60に記載の装置。
  62. 前記識別されたトランスポートフォーマット組合せがブロックされるかどうか決定する前記ステップが、E-TFC選択手順の間に決定された前記電力分割を使用するステップを備える、請求項60に記載の装置。
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