JP5404791B2 - モバイルノードをホームエージェントに登録するための方法及びフォーリンエージェントグループ - Google Patents

モバイルノードをホームエージェントに登録するための方法及びフォーリンエージェントグループ Download PDF

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Description

本発明はIPv4の分野に関し、特にIPv4におけるシームレスなネットワーク層ハンドオーバーを達成することに関する。
インターネットの普及と移動体通信の開発により、ユーザはますます、いつでもどこでもインターネットにアクセスできなければならず、そのため、移動体インターネットアクセスの提供がインターネット技術の研究のホットスポットの1つとなっている。モバイルIPは、元のIPプロトコル毎に与えられたノードの移動をサポートする解決手段であり、人々がノートブックコンピュータ、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)等の端末を介して、彼/彼女が、例えば、家、電車又は飛行機等、どこにいようとも、いつでもインターネットに接続できることを可能とする。ユーザ端末の位置の移動について、どこに移動体デバイスが実際に位置しているかにかかわらず、ユーザ端末のIPアドレスは不変であることが重要である。従って、他のデバイスがこのIPアドレスによってユーザ端末にアクセスできることが可能となり、結果として移動中の通信の連続性を維持する。従って、モバイルIPはユーザによるインターネットへの自由なアクセスを実現する。
図1に示すように、IPv4ベースのモバイルIPは3つの機能的エンティティ:モバイルノードMN、ホームエージェントHA及びフォーリンエージェント(Foreign Agent)FAを規定する。モバイルノードMNは、ノートブックコンピュータ、PDA、携帯電話等のような移動によってそのネットワーク接続点を変更し得る移動体端末である。MNはホームアドレスHoAをそのホームネットワークに有し、他の固定されたホストのアドレスとして固定されたホームアドレスHoAはホームネットワークHNによって与えられる。移動したモバイルノードについて、その現在の接続点がどこにあるかにかかわらず、ネットワーク内の他のデバイスの視点からはモバイルノードは未だにホームネットワークに接続されているように見える。ホームエージェントはモバイルノードのホームネットワーク内に位置するノードであり、通常はルータである。モバイルノードがホームネットワークから離れ、外部ネットワークに入ると、それは自身の取得したケア・オブ・アドレス(care-of address)をホームエージェントに登録する。ホームエージェントはモバイルノードの現在位置情報を保持し、モバイルノードのホームアドレスに宛てられたデータパケットを抜き取ると、そのデータパケットをモバイルノードにトンネリングする。モバイルノードが外部ネットワークFNに移動すると、外部ネットワークにおいてフォーリンエージェントFAはホストとなり、通常、それは、モバイルノードにルーティングサービスを提供し、MNのHAからのトンネリングされたパケットに対してトンネルカプセル化を解放して脱カプセル化データパケットをMNに送信し得るルータである。HA及びFA双方は、それらがホームネットワークHNに位置するのか外部ネットワークFNに位置するのかをMNが判断できるようなエージェント広告メッセージを周期的に送信することができる。モバイルノードがFNにあるときは、ケア・オブ・アドレスCoAは受信されたフォーリンエージェント広告メッセージから取得できる。また、同位置(Co-located)ケア・オブ・アドレスCoCoAのようなケア・オブ・アドレスは外部ネットワークによって割り当てられ得る。ここで、CoCoAはFNによってMNに割り当てられた個別のIPアドレスであり、モバイルノードは、カプセル化されてトンネリングされたパケットを受信することができる。FACoAを用いるモバイルノードはその後、FAによって転送される脱カプセル化パケットを受信する。
IPv4環境では、MNはフォーリンエージェントから他のフォーリンエージェントに移動する度にケア・オブ・アドレスをそのホームエージェントに登録する。従って、セッションの連続性を維持するために、ネットワーク層ハンドオーバーのハンドオーバー遅延及びパケットロスが最小限まで減らされる必要がある。現存の技術は主に2つの態様によってシームレスなネットワーク層ハンドオーバーを得ている。その第1のものは、ハンドオーバーに必要な手順の潜在的な遅延を直接減らすものであり、例えば、ハンドオーバーにおける幾つかの手順の遅延を減らすこと、ハンドオーバー中の幾つかの手順を重複させてハンドオーバー遅延全体を減らすこと(即ち、事前の登録)等である。しかし、この第1の態様によるだけではシームレスなネットワーク層ハンドオーバーを得ることは難しい。例えば、フォーリンエージェントとモバイルノードのホームネットワークとの間の距離が非常に大きい場合、登録のためのシグナリング遅延が非常に長くなることになる。
図2に示すように、第2の態様は地域登録的解決手段である。この解決手段では、登録を減らすために、ゲートウェイ・フォーリンエージェントGFAといわれる新たなネットワーク要素がFNに追加される。中央ノードとしてのゲートウェイ・フォーリンエージェントはビジターのリストを保持及び分散し、データを転送する責任を担う。制御プレーンでは、MNからホームエージェントHAに送信される全ての登録リクエストは現在のFAによってGFAに転送され、さらにGFAは登録リクエストをHAに転送する必要があるかを判断する。さらに、ゲートウェイ・フォーリンエージェントは全てのビジターの情報を収集及び保持し、それを訪問ドメインにおける他のフォーリンエージェントに分散する。米国特許第7069338B2号は地域登録的解決手段を詳述しており、この解決手段についての詳細はこれ以上ここには記載しない。従って、ゲートウェイ・フォーリンエージェントと、同じ訪問ドメイン内に位置する地域登録の関連する全てのフォーリンエージェントとの間のトポロジーは固定され、配備の柔軟性に欠ける。さらに、この解決手段は、ネットワークに追加のゲートウェイ・フォーリンエージェントを設定するだけでなく、地域登録関連機能がモバイルノードMNと同様にホームエージェントHA、フォーリンエージェントFAにおいてサポートされることを要するので、実装コストが大幅に増加し、多くのベンダ及びオペレータに拒否される傾向にある。また、この解決手段によって克服するのが難しい欠点は:既存のMNについては、それらは対応する地域登録機能をサポートできないのでこの解決手段から利益を受けることができないこと、既存のHA及びFAについては、それらも対応する機能をサポートできないのでこの解決手段に組み込まれることができないこと、である。
このように、ホームネットワークに到達するシグナリングメッセージ数の最小化を達成し、MNがFNで移動しているときに生成されるシグナリング遅延を減らすために、改善された解決手段が依然として必要とされている。
従来技術の上記欠点に対処するために、本発明は、IPv4において、ローミングMNをHAに登録し、ホームネットワークへのシグナリングメッセージ数を大幅に減らすための改善された方法を提供する。
本発明は、IPv4においてモバイルノードMNをホームエージェントHAに登録するための方法を提供し、IPv4は少なくとも1つのモバイルノードMN及びホームエージェントHAを備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェントFAを備え、本方法は、
A.フォーリンエージェントグループFAGを構成するフォーリンエージェントFAから少なくとも2つのFAを選択するステップ、
B.FAG内のFAメンバーが、FAGのカバレッジエリアにローミングしていくMNの情報を共有するステップ、
C.FAGのいずれか1つのFAが、MNによって送信されたケア・オブ・アドレスをHAに登録するための登録リクエストを受信すると、共有されたMN情報によって、MNがFAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを判断するステップ、
D.MNがFAGカバレッジエリアに初めて入る場合は、FAが受信登録リクエストをHAに転送し、そうでない場合は、登録レスポンスをMNに直接送信するステップ
を備える。
好ましくは、FAGのFAは、リンクで隣接し、サブネットで隣接し、又はネットワークカバレッジエリアで隣接するFAとなり得る。好ましくは、FAGのFAは、MNの情報を保持するために、ビジター情報テーブルVIT及び/又はグループ全域ビジター情報テーブルOVITを保持する。
上記ステップCにおいて、MNがケア・オブ・アドレスとしてフォーリンエージェント・ケア・オブ・アドレスFACoAを用いるときは、FACoAは、MNを現在サービングしているFAのアドレス、又はFAGに対して構成されたエニーキャストアドレスAAであり、MNがケア・オブ・アドレスとして同位置ケア・オブ・アドレスCoCoAを用いるときは、FAGカバレッジエリア内のCoCoAがそれに対して構成される。好ましくは、FAが、MNのホームアドレスHoA又は同位置ケア・オブ・アドレスCoCoAによって、FAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを判断する。
上記ステップDにおいて、FAはMN情報を更新し、自身をMNを現在サービングしているFAとして示す。
上記ステップAにおいて、FAGのFAメンバーの一部が、共有されたMN情報を分散及び保持する責任を担う転送用協働的FAとして選択され、又は共有されたMN情報を分散及び保持するための専用の転送用協働的FAがFAG内に設定される。
好ましくは、専用転送用協働的FAは、データパケット通過量が多いFAGカバレッジエリアのノードにおいて、又はHAからFAGのFAメンバーへの主経路において設定される。
本発明はまた、IPv4においてモバイルノードMNをホームエージェントHAに登録するためのフォーリンエージェントグループFAGを提供し、IPv4は少なくとも1つのモバイルノードMN及びホームエージェントHAを備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェントFAを備え、
FAの少なくとも2つがFAGとして形成され、FAGのFAメンバーはFAGカバレッジエリアにローミングしていくMNの情報を共有し、
FAGを構成するFAが、
FAGを構成する他のFAから共有情報を取得するための共有情報取得手段、
ケア・オブ・アドレスをHAに登録するMNの登録リクエストが受信されると、共有されたMN情報によって、MNがFAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを判断する管理手段、及び
MNがFAGカバレッジエリアに初めて入るものと管理手段が判断した場合は、登録リクエストをHAに転送し、そうでない場合は、登録レスポンスをMNに直接送信するための登録処理手段
を備える。
好ましくは、FAの管理手段は、MNの情報を保持するためにビジター情報テーブルVIT及び/又はグループ全域ビジター情報テーブルOVITを保持する。好ましくは、前記管理手段は、MNがFAGカバレッジエリアに入るのが初めてではないものと判断したときは、自身をMNを現在サービングしているFAとして示す。
FAの管理手段は、エニーキャストアドレスAA又はFAのアドレスとしてエージェント広告における移動エージェント広告拡張にケア・オブ・アドレスを設定し、又はMNに対してFAGカバレッジエリア内のCoCoAをケア・オブ・アドレスとして構成する。
好ましくは、FAGのFAの一部が、管理手段が共有MN情報を分散及び保持する責任を担う転送用協働的FAとして設定され、共有MN情報を分散及び保持するとともにデータパケットを転送するための専用の転送用協働的FAがFAGに設定される。
本発明はまた、IPv4においてモバイルノードMNをホームエージェントHAに登録するためのフォーリンエージェントFAを提供し、IPv4は少なくとも1つのモバイルノードMN及びホームエージェントHAを備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェントFAを備え、FAは、そのカバレッジエリアにローミングしていくMNの情報を共有するために; ケア・オブ・アドレスをHAに登録するMNの登録リクエストが受信されると、MNがFAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを共有されたMN情報によって判断するために; 及びMNがFAGカバレッジエリアに初めて入る場合には登録リクエストをHAに転送し、そうでない場合には登録レスポンスをMNに直接送信するために使用される。
本発明はまた、IPv4においてモバイルノードMNのホームエージェントHAへの登録を扱うためのコンピュータプログラムを提供し、IPv4は少なくとも1つのモバイルノードMN及びホームエージェントHAを備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェントFAを備え、そのコンピュータプログラムは、
少なくとも2つのFAをグルーピングしてフォーリンエージェントグループFAGを形成し、
FAGのFAメンバーがFAGカバレッジエリアにローミングしていくMNの情報を共有し、
FAGのいずれか1つのFAが、MNによって送信されたケア・オブ・アドレスをHAに登録するための登録リクエストを受信すると、共有されたMN情報によって、MNがFAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを判断し、
MNがFAGカバレッジエリアに初めて入る場合は、FAが受信された登録リクエストをHAに転送し、そうでない場合は、登録レスポンスをMNに直接送信する
ためのインストラクションを備える。
本発明はまた、本発明による方法、フォーリンエージェントグループFAG及びフォーリンエージェントFAを実行するためのコンピュータ可読インストラクションがそこに記憶される記憶媒体を提供する。
本発明はまた、本発明による方法、フォーリンエージェントグループFAG及びフォーリンエージェントFAを実行するためのコンピュータ可読インストラクションを有するプロセッサを含むコンピュータシステムを提供する。
本発明によって提供される改善された解決手段は、ローミングMNからHAへの登録メッセージを大幅に減らし、それによりMNがFNで移動するときに生成されるシグナリング遅延を低減する。地域登録的解決手段に比べて、本発明はより簡素かつ柔軟な解決手段を提供して、新たな要素をネットワークに設定すること及びMN、HAにおいてサポートされる追加の機能を付加することを回避し、配備コストを大幅に削減する。さらに、FAGを構成するFAについて、共有MN情報(例えば、OVIT)の分散は、中央化されるように(即ち、選択されたFAメンバーの1つ又は幾つかが共有情報を保持、収集及び分散し、他のFAメンバーへの情報を更新するように)、あるいは拡散されるように(即ち、各FAが共有情報を保持し、情報が更新されると、いずれかのFAメンバーがそれを他のFAメンバーに分散するように)設計できる。結果として、この解決手段はより柔軟な配備を提供するので、それ自体をより多くのネットワークに適用させることができる。発明の「FAG」による解決手段によると、MN及びHAに関して、それらはFAGを構成するFAメンバー間の変更はもちろんのこと、FAGの存在を感じることはない。即ち、FAGを構成するFAのみが本解決手段と従来技術との差を知ることになる。従って、従来技術におけるMN及びHAの双方が本解決手段に参加して本解決手段から利益を受けることが可能となり、既存のIPv4、特にモバイルIPv4、とのシームレスな統合を達成することができる。
図1はIPv4環境においてモバイルノードが外部ネットワークにわたって移動するときのネットワークトポロジー構造の一例を示す。 図2は地域登録的解決手段のネットワークトポロジー構造の一例を示す。 図3は本発明による、FAGで構成されたIPv4環境においてモバイルノードが外部ネットワークにわたって移動するときのネットワークトポロジー構造の一例を示す。 図4はFAGのFAの一構造例を示す。 図5は本発明による、MNがFACoAをケア・オブ・アドレスとして用いてHAに登録する際のフローチャートを示す。 図6は本発明による、FACoAをケア・オブ・アドレスとして用いるMNに関してMNのHoAに宛てられた受信データパケットをHAが転送する際のフローチャートを示す。 図7は本発明による、FACoAをケア・オブ・アドレスとして用いるMNがデータパケットを通信ノードCNに送信する際のフローチャートを示す。 図8は本発明による、FAGで構成されるIPv4環境においてモバイルノードが外部ネットワークにわたって移動するときのネットワークトポロジー構造の他の例を示す。
本発明の基本的発想は、幾つかのFAを選択して、好ましくは、幾つかの隣接FA(リンクで隣接するもの、サブネットで隣接するもの、ネットワークカバレッジエリアで隣接するもの又は他の態様での隣接するFA)を選択してフォーリンエージェントグループといわれる協働的グループを形成することである。FAGによってサービングされるネットワークは訪問ドメインVDといわれる。IPv4環境にあるFAのように、そのエリアに移動していくMNの情報を保持するのに加えて、このグループに属する全てのFAメンバーに関して、FAメンバーの各々は、それらの間でそれぞれのサービングエリアにローミングしていくMNの情報、特に登録情報、を共有することができ、それにより、VDに移動していくいずれのMNの情報も共有することができる。MN情報の共有によって、MNがVDエリアに初めて移動していくときのみ、FAGのFAはMNのケア・オブ・アドレスをMNのHAに登録し、その後、MNがVD内のFNを横断して/その中で移動するときは、HAへの登録はもはや実行される必要はない。即ち、VDにローミングしていくMNに関して、HAへの登録は、それが初めてVDに入る時のみ必要となり、HAへの複数の登録は、MNがその後依然としてVD内を移動している限り、もはや不要である。従って、本発明のFAGはHA及びMNに対して1つのFAとして挙動する。従って、本発明の改善された解決手段はローミングMNとHAの間の登録手順を大幅に減らし、それによってHAへのシグナリングメッセージを減らし、さらにMNがVDに移動していくときのシグナリング遅延を減らす。
図3はIPv4環境においてFAGにサービングされるVD内で移動するMNの一例を示す。通常、IPv4環境は、モバイルノードMN、フォーリンエージェントFA及びホームエージェントHAの3つのタイプの機能エンティティを備え、ここで、MN及びHAの意味及び機能は従来技術におけるものと同様である。図3に示す例では、MNはHNにホームアドレスHoAを有し、ルータ1はMNのHAである。FA1、FA2、FA3は、ネットワークカバレッジエリアが隣接する外部ネットワークFN1、FN2、FN3におけるそれぞれのFAである。この例では、FA1、FA2及びFA3はFAGとして構成されるので、この3個のFAは協働的なFAとなり、FN1、FN2及びFN3によってサービングされるエリアはVDを形成する。FAGを構成する一FAメンバーに関して、それはグループ内の他のFAメンバーのアドレスを知っているべきであり、それが属するFAGのIDも知得することによって異なるFAGを識別すべきであり、これは手動又は自動構成によって達成できる。好ましくは、FACoAをケア・オブ・アドレスとして用いるMNに関して、エニーキャストアドレス(Anycast Address)AAがMNのケアオブアドレスとしてFAGに対して構成され、この時のAAもFAGのIDとなる。さらに、1つのFAは複数の異なるFAGにおいて同時に設定及び追加されることができ、FAはこの時、識別子によってそれが属するFAGを認識する。なお、異なるIDが異なるグループを識別し、それは手動又は自動構成によって達成され得る。好ましくは、異なるFAGは、アプリケーション環境におけるFA間の隣接状況やMNの移動頻度等のような要因に基づいて柔軟に設定できる。
図4は上述のFA1−3の構造の一例を示す。ここで、従来技術における移動エージェント広告等のような機能に加えて、FAはさらに、FAGの他のFAメンバーからMNについての共有可能な情報を取得するための共有情報取得手段を備える。管理手段はグループ全域ビジター情報テーブル(Over-group Visitor Information Table)OVIT及びビジター情報テーブル(Visitor Information Table)VITを保持するのに使用される。VITはFAGの各FAメンバーでIPv4プロトコルの登録プロセスによって作成される。そのようなリストは「ビジター情報エントリ」のセットである。ビジター情報エントリに含まれる必要な欄は、MNのホームアドレスHoA、HAアドレス、現在のFA即ちCFA(現在のフォーリンエージェント)のアドレス、及び現在の登録の存続時間であり、ここで、「CFA」は現在どのFAがMNにサービスを提供しているのかを示す。MNがCoCoAをそのケア・オブ・アドレスとして使用する状況では、「MNのCoCoA」の欄もテーブルに含まれるべきである。FAGの全てのFAメンバーのVITは、全てのFAメンバーで共有される(ここではFA1−3で共有される)OVITに組み込まれ得る。ビジター情報の共有を実現するために、FAメンバーにおける管理手段は、規則的に(例えば、周期的に)若しくは特定のFAメンバーからのリクエストによってトリガされて、又はそのVITにおける変化によってトリガされて、そのVITにおける更新情報の、FAGの他のFAメンバーへの分散を管理する。その分散はIPユニキャストUDPによって配信されることができ、又はTCPの配信態様、マルチキャスト等のような、更新情報を他のFAメンバーに配信することができる他の態様も使用され得る。広告を受信する他のFAメンバーの各々はそのVIT及びOVITを更新する(追加、削除、変更等の動作を含む)。FAが登録リクエストをMNから受信すると、管理手段は、MNがVDに入るのが初めてなのかどうかを判断する責任を担う。さらに、FAにおける登録処理手段が、登録リクエストをMNのHAに送信すること、登録レスポンスをMNに送信すること等といった登録関連のトランザクションに使用される。
図4に示すFAの構造は一例に過ぎない。当業者であれば、上記例の管理手段は、その機能に応じて、(OVITのような共有情報を保持するための)保持手段、(MNがVDに入るのが初めてなのかどうかを判断するための)判断手段等に分割することもできることが分かるはずである。同様に、上記例における管理手段及び登録処理手段は一体化されてもよい。要するに、FAの特定の構造は固有のものではなく、上記例に限定されるものではない。VDに入っていくMNの情報を共有でき、MNがVDに初めて入っていくのかどうかを判断できるという前提の下、その特定の構造は柔軟に設定でき、そこにおける手段及びモジュールは統合又は分割でき、又は他の機能を実施するための手段及びモジュールが追加され得る。
選択的に、FAGを構成する複数のFAメンバーは隣接していなくてもよい。例えば、或るMNが或る特定のFNエリアに移動することが分かっている場合、関係するFAは直接的にFAGとして構成されることができ、それらのFAが隣接していなくてもよいことは明らかである。
なお、上記例では、各FAメンバーが2つのテーブル、VIT及びOVITを保持し、或るFAによって保持されるVITが更新されると、更新された情報だけが他のFAメンバーに送られるので、FA自身のサービスはFAGの情報から分離されることができ、それはネットワークリソースの完全利用をも実現し、好ましい解決手段である。しかし、当業者であれば、特定のアプリケーションにおいて、各FAメンバーの異なる搬送能力及びリソースの異なる使用に基づいて、各FAメンバーは2つのテーブルのうちの1つのみを保持することも可能であり、それでも、FAG内のMN情報を共有することが達成される限り発明の解決手段が実現されることが分かるはずである。もちろん必要であれば、FAメンバーは、更新された情報だけでなく、その保持するVIT又はOVITにおける他の情報を他のFAメンバーに送信することもできる。
選択的に、特定のアプリケーションによっては、FAGのFAメンバーの一部がVIT又はOVITを保持するように構成され、一方、他のFAメンバーは共有MN情報を必要な時に一時的に取得する。そのような状況は、例えば、FAGのFAメンバーがより少ないか若しくはFAにカバーされるエリア内のサービスが少ないような状況、又はより多くのメンバーを有するFAGのFAメンバーに対して共有エリアが論理的に分割され、共有エリアの各々内で1つのFAが共有情報を保持するように選択される一方で、共有情報を保持するFAからそのエリア内の他のFAが所望の情報を一時的に取得するような状況である。要するに、当業者であれば、FAGのFAメンバー間でMNの情報を共有する態様は多様であり、特定のアプリケーション環境に基づいて柔軟に選択され得ることが分かるはずである。
さらに、FACoAをケア・オブ・アドレスとして用いるMNに関して、FAGの各FAメンバーはエニーキャストアドレスAAを、エージェント広告における移動エージェント広告拡張に好ましいケア・オブ・アドレスとして設定し、それによりMNはAAを取得し、それを登録リクエストRRQに追加する。FAGのFAメンバーはFAGのAAのルーティング情報をNSP(ネットワーク・サービス・プロバイダ)ネットワークに公表し、又はIPコアネットワークに公表し、それによってエニーキャストアドレスAAを宛先として持つデータパケットがグループのFAメンバーに到達することができる。
HNの外部をローミングしてVDに亘って移動するMNに関して、FACoA及びCoCoA双方がケア・オブ・アドレスとして使用され得る。上記2つの場合に関して、MNがHAに登録するプロセス及びデータパケット転送のプロセスを以下にそれぞれ説明する。
1.ケア・オブ・アドレスとしてフォーリンエージェント・ケア・オブ・アドレスを用いる場合
1.1 登録プロセス
図5はMNがFACoAをそのケア・オブ・アドレスとして用いるときの登録プロセスを示す。この例では、上述のように、FAGの全FAメンバーはAAをFACoAとして公表するので、登録リクエストにおける「CoA」フィールドがAAとして設定される。具体的には、MNは、VDにおいて外部ネットワークFNに亘って移動すると、移動エージェント広告を受信し、移動検出を行ってケア・オブ・アドレスを取得する(ステップ501)。移動検出は通常、ネットワークプレフィクスの変化の検出、又はMNによって受信された「ルータ広告」の存続時間に基づくので、FACoAの設定はMNの移動検出に影響を与えない。MNに関して、AAは、汎用IPv4において受信された移動エージェント広告におけるFACoAと変わらない。MNは、それがHNの外部でFNへ移動したと分かると、例えば図3において、MNがHNにおける位置1からVDにおけるFN1内の位置2へ移動すると、取得されたケア・オブ・アドレスを登録するために登録リクエストRRQをHAに送信する(ステップ502)。前述したように、MNは、FAGのエニーキャストAAをケア・オブ・アドレスとして使用して、IPv4、好ましくはモバイルIPv4において規定された登録プロセスを開始する。VDにおけるCFA(ここではFA1)がMNのRRQを受信すると、それはMNのホームアドレスHoAをキーワードとして用いてOVITを検索し、一致するビジターリストのエントリが存在するかを判断する(ステップ503)。一致するエントリがない場合、それはMNがVDに(訪問ドメインに含まれないネットワークから現在のネットワークに)初めて入ったことを意味する。この場合、FA1はRRQをMNからMNのHAに転送するとともにMNのケアオブアドレスAAを登録する必要がある(ステップ504)。FA1は自身の保持するVIT及びOVITにおいてMNに対するビジターリストのエントリを作成し、そのエントリを自身のグループ内の他のFAメンバーに分散する。RRQを受信した後、HAはMNのHoAを受信したAAにバインディングし、登録レスポンスRRPをFA1に送信する(ステップ505)。FA1はRRPをHAからMNに転送して、IPv4で規定される登録プロセスを完了する(ステップ506)。上記の動作によって、MNのビジターリストのエントリはCFAのVIT及びOVITに追加され、CFAはOVITの更新をFAGの他のメンバーに分散し、他のメンバーはそれらのOVITをそれに従って更新する。一致するエントリが1つある場合、それはMNが訪問ドメインに含まれる或るネットワークから現在のネットワークに移動すること、例えば、MNが図3の位置2から位置3に移動することを意味する。この場合、CFA(ここではFA2)のみがエントリを更新する必要があり、RRQをMNからHAに転送する(ケア・オブ・アドレスの登録の更なる起動が続く)必要はないが、RRPをMNに直接送信する(ステップ507)。ここで、更新手段FA2は古いCFAアドレス(FA1)を自身のアドレスに置き換え、古い存続時間を更新し、更新情報をFAグループの他のメンバーに分散する。
1.2 転送プロセス
図6及び7はそれぞれ、MNがVDにおいてHNから出ていくとき及びネットワークを通過するときのIPパケットの送信プロセスを示す。ここで、説明は、図3に示すネットワーク環境において、MNがVDにおいてHNからFN2エリアに移動する例示によって与えられる。
図6に示すように、HNから離れたMNのHoAに通信ノードCNから宛てられたパケットに関して、MNのHAはパケットを抜き取る(ステップ601)。HAはパケットをIPv4、好ましくはモバイルIPv4において規定されたように転送する:パケットはHAによって保持されるバインディング情報で示されるAAにトンネリングされる(ステップ602)。FAGのFAメンバーはAAをNSPに公表したので、HAによって送られるトンネリングされるパケットはHAに最も近いFAにルーティングされる(最も近いとは、通常、ポリシーベース、ルーティングホップ数ベース、遅延ベース、帯域幅ベース等によるものをいう)。この例における最も近いFAはFN1におけるFA1である。パケットを受信した後、FA1はトンネリングされたパケットの有効性をIPv4で規定されるようにチェックし、トンネリングされたパケットの内部IP宛先アドレス、即ち、MNのHoAをキーワードとして用いてOVITを検索し、MNを現在サービングしているMNのCFAを知る(ステップ603)。一致するエントリがOVITにある場合、パケットはIPトンネリングによって又はIPルーティングオプションを挿入することよってCFA(この例ではFA2)に転送される(ステップ604)。CFAはパケットを受信した後に、パケットの有効性をチェックし、パケットの内部IP宛先アドレス、即ち、MNのHoAをキーワードとして用いてOVITを検索する(ステップ605)。一致するエントリがある場合、内部パケットはMNに転送される(ステップ606)。一致するエントリがCFAのOVITにない場合、パケットは静かに廃棄される(ステップ607)。
図7に示すように、HNから離れたMNから通信ノードへのパケットについて、パケットはその最初のホップルータCFA(この例ではFA2)に直接転送される(ステップ701)。CFAはMNが登録済みビジターかどうかをチェックする:データパケットの送信元IPアドレス、即ち、MNのHoAをキーワードとして用いてOVITを検索する(ステップ702)。一致するエントリがCFA(ここではFA2)のOVITにある場合、それはパケット送信元が登録済みビジターであり、CFAはパケットを通常の転送メカニズムによって通信ノードに転送する(ステップ703)。一方、一致するエントリがCFAのOVITに存在しない場合、パケットは登録済みビジターからのものではなく、パケットは静かに廃棄される(ステップ704)。
ローミングMNがFACoAをそのケア・オブ・アドレスとして使用するときのケア・オブ・アドレスのHAへの登録プロセス及びMNとCNの間のデータ転送プロセスは上述した。好ましい解決手段として、本例でのFAGはエニーキャストAAによって構成され、それをMNのケア・オブ・アドレスとして捉える。しかし、当業者であれば、本発明の発想によると、VDにローミングしていくMNの情報をFAGのFAメンバーが共有できる限り、本発明の解決手段は実現でき、必ずしもFAGに対するエニーキャストAAを構成する必要はないことが分かるはずである。
例えば、本発明の原理によると、既存のIPv4ネットワーク環境におけるFAに関して、リンク隣接、サブネット隣接、ネットワークカバレッジエリア隣接又は他の形態での隣接する2以上のFAがFAGを形成するように選択される。ここで、はやり図3を一例として挙げると、FA1、FA2、FA3がグループ化されてFAGを形成し、サービングエリアにローミングするMNの情報をFAGの全FA間で共有することは、各FAがそれが保持するテーブルを更新するときにユニキャスト又はマルチキャスト等の態様で更新情報を他のFAメンバーに適宜転送することによって、又は周期的転送によって等、何らかのメカニズムによって達成される。MNがHNを出てVDを通ってFN1に移動するとき、MNは、移動エージェント広告を受信して移動検出を行うことによって、それがHNの外に移動してFNに位置したことを把握し、登録リクエストRRQをHAに送信して取得したケア・オブ・アドレスを登録する。ここで、FAGはAAでは構成されず、従って、MNはFA1のアドレスをそのケア・オブ・アドレスとして使用する。同様に、VDにおけるCFA、即ち、FA1はMNのRRQを受信すると、MNのHoAをキーワードとして用いてOVITを検索し、一致するビジターリストのエントリがあるかどうかを判断する。この場合、上記例との唯一の差は、MNがAAではなくFA1のアドレスをケア・オブ・アドレスとして使用する点であるが、ここにこれ以上記載されていない登録プロセスは上記例のものと実質的に同じである。MNのHAは、HNから離れたMNのHoAに通信ノードCNから宛てられたパケットを抜き取り、本例のFAGはAAで構成されていないのでHAはIPv4で規定されるように完全にパケットを転送する:パケットはHA、即ち、FA1によって保持されるバインディング情報に示されるケア・オブ・アドレスにトンネリングされる。FA1はパケットを受信すると、トンネリングされたパケットの有効性のチェック及びMNのHoAをキーワードとして用いることによるOVITの検索といった上記動作を実行し、MNを現在サービングしているCFAがFA2であることを、FAGのそれぞれのFAメンバー間の共有MN情報によって、例えば、OVITによって知得する。そして、上述の転送プロセスと同様に、FA1は受信パケットをMNのCFA、即ち、FA2に転送し、それはさらにパケットを処理する(一致するエントリが存在する場合にはそれをMNに転送し、それ以外の場合にはそれを廃棄する)。ローミングMNが情報をCNに送信すると、上述の対応の処理プロセスと同様に、CFA、即ち、FA2は、データパケットの受信時にMNが登録済みビジターかどうかを判断する。CFAは、例えば、OVITを検索することによって、それ自身によって保持される情報又はFAGのFAメンバー間で共有されるMN情報に従って、FN1への移動時にMNが既に登録されていることを把握した場合にはパケットはCNに転送され、それ以外の場合には静かに廃棄される。
上記の例から分かるように、FAGがAAで構成されていない場合であっても、それは本発明を実現できる。即ち、AAのないFAGに関して、MNがそれを現在サービングしているFAのアドレスをFACoAとして用いるとき、FAからMNに宛てられたパケットを受信するFAは、もはやHAに最も近いFAG内のFAではなく、MNが初めてVDに移動したときに登録を提供するFA(上記の例ではFA1)である。
2.同位置ケア・オブ・アドレスCoCoAをケア・オブ・アドレスとして用いる場合
MNがCoCoAをそのケア・オブ・アドレスとして用いる場合も、基本的発想は「FACoA」の場合のものと同様である。この実施例では、MNはRRQ及びRRPを中継するのにFAをはやり必要とし、FAメンバー間でMNでの情報共有を達成するために、FAが登録済みMNに対するビジターリストのエントリを保持することを要する。ここで、MNの登録プロセスはFACoAの場合における処理プロセスと類似する。その差は:MNがCoCoAをその現在のケア・オブ・アドレスとして維持できる範囲でVDが最大であること(訪問ドメインは未だに、FAGによってサービングされるネットワークをカバーするエリアである);CoCoAを記憶するために、FAGのFAメンバーによって保持されるOVITに「MNのCoCoA」(ここで「R」ビットが設定される)も含まれ、OVITを検索するためのキーワードはトンネリングされたデータパケットの外部IP宛先アドレス、即ち、MNのCoCoAである。詳細な説明は以下の通りである。
登録プロセスにおいて、MNは、VDにおけるネットワークに亘って移動するとき、移動検出を行い、例えばDHCP等によってCoCoAを取得する。従来技術はどのようにしてMNがCoCoAを取得するかを詳細に規定する規格を有しているので、本発明では説明しない。そして、MNは登録プロセスを開始して、その新たに取得されたCoCoAをそのケア・オブ・アドレスとしてHAに登録する。VDにおけるFAは、RRQを受信すると、MNのCoCoAをキーワードとして用いてOVITを検索して、MNに対して一致するビジターリストのエントリがあるかどうかを判断する。MNがFACoAをそのケア・オブ・アドレスとして使用する処理手順と同様に、一致するエントリがない場合、それはMNがVDに初めて入ることを意味する。そして、FAはVDにおけるMNのCoCoAをMNのHAに登録して登録プロセスを完了し、FAによって保持されるVIT及びOVIT双方においてビジターリストのエントリを作成して、更新情報をグループ内の他のFAメンバーに分散する必要がある。一致するエントリがある場合、それはMNは初めてVDに移動していくのではないことを意味し、FAは、MNのCoCoAをMNのHAに登録するのではなく、エントリを更新して更新情報をFAグループの他のメンバーに分散するだけである。
転送プロセスにおいて、CNによって送信され、HNから離れたMNのHoAに宛てられたパケットに関して、MNのHAはパケットを抜き取る。HAはIPv4、好ましくはモバイルIPv4で規定されたようにパケットを転送する:パケットはHAによって保持されるバインディング情報において示されるCoCoAにトンネリングされる。トンネリングされたパケットは、最長一致プレフィクス検索アルゴリズム等のようなアルゴリズムに従ってMNに直接転送される。
ローミングMNから通信ノードに宛てられたパケットに関して、パケットはデフォルトのルータ、通常はCFA、に直接転送される。同様に、CFAはMNが登録済みビジターかどうかをチェックし、データパケットの送信元IPアドレスをキーワードとして用いてOVITにおけるHoAと比較して、一致するものがあるかどうかを判断する。一致するエントリがある場合、パケット送信元は登録済みビジターであり、CFAはパケットを通常の転送メカニズムによってCNに転送する。あるいは、一致するエントリがCFAのOVITにない場合、パケットは登録済みビジターからのものではなく、静かに廃棄される。
上記から分かるように、OVITの内容及び検索キーワードが異なることを除いて、MNがそのケア・オブ・アドレスとしてFACoAを用いるときの登録処理フローとCoCoAを用いるときの登録処理フロー、併せてMNからCNにパケットを転送するフローは、類似する。MNからCNへのデータパケットに関して:MNは、はやりデータパケットをデフォルトのルータ(通常はCFA)に送信し、デフォルトのルータはパケットの有効性をチェックしてそれを対応のノードに向けて次のホップIPノードに転送する。
MNがそのケア・オブ・アドレスとしてFACoAを使用する場合及びCoCoAを使用する場合をそれぞれ上述した。上記例では、FAメンバーは1つのタイプのリスト、即ちVIT又はOVITを保持するだけであり、上記の検索動作は、FA自身によって保持されるテーブルを検索するのに対応して変更される。
上述した解決手段では、VIT/OVITを検索するのにそれぞれMNのHoA、CoCoAをそのケア・オブ・アドレスとして使用するFAを例として記載した。当業者であれば、キーワードの選択はMNのHoA及びCoCoAに限定されず、互いからローミングするMNを区別できるあらゆる情報がキーワードとして使用できることが分かるはずである。一例として、MNが初めてVDに入っていくのかどうかをFAが判断するときのMN情報を更新する動作も上述した。当業者であれば、FAのサービスに依存して、上記の更新動作及びMNの種々のリクエストを処理する動作は同時に実行されなくてもよい。
好ましくは、上述の廃棄動作が実行されるときは、廃棄の動作のみが静かに実行され、他の廃棄に関する動作を実行しない。例えば、廃棄されるメッセージの送信元アドレスに宛てられるメッセージは生成されず、ログ上の記録はない。
本発明の解決手段によると、FAGを形成すること及びOVITを分散することには、そのFAメンバーによって所有されるコンピューティングリソースに依存して多数のやり方がある。図3に示すFAGの構成の例は、各FAメンバーはほぼ同じコンピューティングリソース及び負荷能力を有するという前提に基づいている。この場合、いずれか1つのFAメンバーは、OVIT更新等の、そのMNの更新情報をFAGの他のFAメンバーに直接分散することができる。しかし、コンピューティングリソース及び処理負荷がFAGのFAメンバー間で不均衡な場合、余剰なコンピューティングリソースを持つFAメンバーをFAGの転送用協働的(Forwarding Cooperative)FAとして選ぶことができる。選択的に、転送用協働的FAは、グループ間の他のFAメンバーによるものと同じ動作を実行することに加えて、FAG内で共有されるMN情報を分散する責任をさらに担う。具体的には、いずれかのFAメンバーが情報を更新してFAGの他のFAメンバーに送信したときは常に、そのFAは情報を他のFAメンバーに直接送信せずに、それをまず転送用協働的FAに送信し、それが更新情報をどのFAメンバーに送信するかを決定し、好ましくは、更新情報を必要とするFAに送信することを決定する。例えば、FAGに多数のFAメンバーがある場合、更新された情報が新たに追加されたエントリかどうかによって、即ち、エントリがVDに初めて入っていくMNによって作成されたものかどうかが転送用協働的FAによって判断され、その場合には、転送用協働的FAはそれをFAGの全てのFAメンバーに送信することを決定することができ;そうでない場合には、転送用協働的FAは、次の期間中に更新情報を必要とし得るFAを、FAメンバーからMNのCFA及びMNのHAへの距離に基づいて選択する。
選択的に、FAGで共有されるMN情報の保守を主に達成する独立したFAを転送用協働的FAとして設定することもできる。図8に示すように、VDは4個のFAを含み、FA1−3は図3及び4で示したFAと異ならず、この種のFAを「大規模協働的(Big Cooperative)FA」という。当該グループ内のFA4の機能はFA1−3の機能のサブセットであり、データ転送負荷を共にするために使用されるように設定される。図8のFA4のみが以下の:OVIT保持、データパケット転送、の2つの役割を持ち、この種のFAを「転送用協働的(Forwarding Cooperative)FA」という。本例におけるFAGの他の全てのFAメンバーであるFA1−3はそのOVIT更新を送信し、それはFAGのOVIT更新の全てを保持し、更新済み情報を必要とする他のFAメンバーへのOVIT更新の分散を管理する責任を担う。さらに、図8に示すように、HAからのデータパケットに関して、FA4はHAに(ポリシーベースで)最も近いFAメンバーであるから、FAからのデータパケットは最初にFA4に到着し、FA4はそのOVITを検索してさらにMNのCFAを特定してからデータパケットをCFAに転送し、それがデータパケットをローミングMNに送信する。ローミングMNからのCNに宛てられたパケットに関して、転送プロセスは上記実施例のものと同じである。
ここで、なぜ転送用協働的FAがデータ転送負荷を共にできるのかを説明しておく。図3に示す例において、異なるHAからAAへのデータパケットはFAGのいずれのメンバーにも到達することができ、それがいずれ到達するFAGのメンバーはネットワークトポロジー及びルーティングポリシーにおけるHAの位置に依存する。従って、転送用協働的FAを適当なネットワーク位置に(例えば、ルーティングトポロジーに基づいて)配備する場合、FAGにおける大規模協働的FAの一部又は全部の転送負荷を低減するように、AAに宛てられた所定数のデータパケットが廃棄される。好ましくは、統計により、転送用協働的FAを配備する位置はVDの最大データパケットスループットを持つ入力地点の1つとなり得、AAに宛てられたほとんどのデータパケットは最初に転送用協働的FAに到来してからCFAに転送されることになる。転送用協働的FAの位置の配備例は、FAGのFAメンバーの転送負荷を可能な限り大きく低減するように、FAGメンバーへの多数の異なるHAからのメイン/ハブ経路にそれを配備することである。従って、この例では、大規模協働的FAが共有され得る又はされる必要がある転送負荷を決定することは、転送用協働的FAの位置選択において非常に重要である。
本発明によって提供されるFAGによると、FAGのFAメンバー間でMN情報を共有することによって、VDに亘るMNの移動中に、CFAは、MNがVD内のある外部ネットワークFNからVD内の他のFNに移動する毎に登録プロセスを実行するのではなく、MNがVDに初めて入っていくときにMNのケア・オブ・アドレスをHAに登録することだけを要することが可能となる。従って、FAGはHA及びMNに対する単一のFAとして挙動し、それによってIPv4ベースのHA及びMNが変更を伴わずにFAGと協働できることを実現する。即ち、本発明の解決手段によると、ローミングMNによってそのホームHAに登録されるシグナリングが大幅に減り、それによりネットワーク層ハンドオーバー遅延が大幅に低減されるだけでなく、従来技術のMN及びHAが本発明の解決手段から利益を得ることもできる。
本発明の方法及び手段は、コンピュータインストラクション、本発明の方法を実施する手段及びモジュール、本発明の方法を実行するためのコンピュータインストラクションを記憶する可読記憶媒体、発明の方法を実行するのに使用できるプロセッサを含むコンピュータ、又は当業者によって容易に想到可能な同様の実装態様等、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組合せによって実施できる。

Claims (13)

  1. IPv4においてモバイルノード(MN)をホームエージェント(HA)に登録するための方法において、該IPv4が少なくとも1つのモバイルノード(MN)及びホームエージェント(HA)を備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェント(FA)を備え、該方法が、
    A.フォーリンエージェントグループ(FAG)を構成する前記フォーリンエージェント(FA)から少なくとも2つのフォーリンエージェント(FAを選択するステップ、
    B.前記フォーリンエージェントグループ(FAG内のフォーリンエージェント(FAメンバーが、前記フォーリンエージェントグループ(FAGのカバレッジエリアにローミングしていくモバイルノード(MNの情報を共有するステップとを含み、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の前記フォーリンエージェント(FA)は、前記モバイルノード(MN)の情報を維持するためにビジター情報テーブル(VIT)を維持し、前記ビジター情報テーブル(VIT)が、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の各フォーリンエージェント(FA)メンバーにおいてIPv4プロトコルの登録処理によって生成され、ビジター情報テーブル(VIT)は、モバイルノード(MN)のホームアドレス(HoA)、ホームエージェント(HA)アドレス、現在のフォーリンエージェント(FA)、即ち、カレントフォーリンエージェント(CFA)のアドレス、及び現在の登録の存続時間に関する情報を含み、前記カレントフォーリンエージェント(CFA)は、どのフォーリンエージェント(FA)がモバイルノード(MN)へサービスを現在提供しているかを示すものであり、さらに
    C.前記フォーリンエージェントグループ(FAGのいずれか1つのフォーリンエージェント(FAが、モバイルノード(MNによって送信されたケア・オブ・アドレスを前記ホームエージェント(HAに登録するための登録リクエストを受信すると、前記共有されたモバイルノード(MN情報によって、該モバイルノード(MNが前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを決定するステップ
    D.前記モバイルノード(MNが前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入る場合は、前記フォーリンエージェント(FAが前記受信された登録リクエストを前記ホームエージェント(HAに転送し、そうでない場合は、登録レスポンスを該モバイルノード(MNに直接送信するステップとを含む、方法。
  2. 請求項1の方法において、前記フォーリンエージェントグループ(FAGフォーリンエージェント(FAが、リンクで隣接し、サブネットで隣接し、又はネットワークカバレッジエリアで隣接するフォーリンエージェント(FAとなることを特徴とする方法。
  3. 請求項1の方法において、前記ステップCにおいて、前記モバイルノード(MNが前記ケア・オブ・アドレスとしてフォーリンエージェント・ケア・オブ・アドレスFACoAを用いるときは、該フォーリンエージェント・ケア・オブ・アドレスFACoAは、該モバイルノード(MNを現在サービングしているフォーリンエージェント(FAのアドレス、又は前記フォーリンエージェントグループ(FAGに対して構成されたエニーキャストアドレスAAであり、前記モバイルノード(MNが前記ケア・オブ・アドレスとして同位置ケア・オブ・アドレスCoCoAを用いるときは、前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリア内の該同位置ケア・オブ・アドレスCoCoAがそれに対して構成されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1の方法において、前記ステップCにおいて、前記フォーリンエージェント(FAが、前記モバイルノード(MNのホームアドレスHoA又は同位置ケア・オブ・アドレスCoCoAによって、前記モバイルノード(MN)が前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを決定することを特徴とする方法。
  5. 請求項1の方法において、前記ステップDにおいて、前記フォーリンエージェント(FAが前記モバイルノード(MN情報を更新し、自身を該モバイルノード(MNを現在サービングしているフォーリンエージェント(FAとして示すことを特徴とする方法。
  6. 請求項1の方法において、前記ステップAにおいて、前記フォーリンエージェントグループ(FAGフォーリンエージェント(FAメンバーの一部が、前記共有されたモバイルノード(MN情報を分散及び保持する責任を担う転送用協働的フォーリンエージェント(FAとして選択され、又は前記共有されたモバイルノード(MN情報を分散及び保持するとともにデータパケットを転送するために専用の転送用協働的フォーリンエージェント(FAが前記フォーリンエージェントグループ(FAG内に設定されることを特徴とする方法。
  7. 請求項の方法において、前記ステップAにおいて、前記専用の転送用協働的フォーリネージェント(FA、前ホームエージェント(HAから前記フォーリンエージェントグループ(FAGフォーリンエージェント(FAメンバーへの主経路において設定されることを特徴とする方法。
  8. IPv4においてモバイルノードMNをホームエージェントHAに登録するためのフォーリンエージェントグループFAGであって、該IPv4が少なくとも1つのモバイルノードMN及びホームエージェントHAを備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェントFAを備え、
    前記フォーリンエージェント(FAの少なくとも2つがフォーリンエージェントグループ(FAG)を形成するよう適合され、該フォーリンエージェントグループ(FAGフォーリンエージェント(FAメンバーがフォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアにローミングしていくモバイルノード(MNの情報を共有するよう適合され
    前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の前記フォーリンエージェント(FAが、
    前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の他のフォーリンエージェント(FAから共有情報を取得するよう適合された共有情報取得手段を備え、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の前記フォーリンエージェント(FA)は、前記モバイルノード(MN)の情報を維持するためにビジター情報テーブル(VIT)を維持し、前記ビジター情報テーブル(VIT)が、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の各フォーリンエージェント(FA)メンバーにおいてIPv4プロトコルの登録処理によって生成され、前記ビジター情報テーブル(VIT)は、モバイルノード(MN)のホームアドレス(HoA)、ホームエージェント(HA)アドレス、現在のフォーリンエージェント(FA)、即ち、カレントフォーリンエージェント(CFA)のアドレス、及び現在の登録の存続時間に関する情報を含み、前記カレントフォーリンエージェント(CFA)は、どのフォーリンエージェント(FA)が前記モバイルノード(MN)へサービスを現在提供しているかを示すものであり
    ケア・オブ・アドレスを前記ホームエージェント(HAに登録する前記モバイルノード(MNの登録リクエストが受信されると、前記共有された情報によって、該モバイルノード(MNが該フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを決定するよう適合された決定管理手段、及び
    前記モバイルノード(MNが前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入るものと前記決定管理手段が決定した場合は、前記登録リクエストを前記ホームエージェント(HAに転送し、そうでない場合は、登録レスポンスを該モバイルノード(MNに直接送信するよう適合された登録処理手段を備える、フォーリンエージェントグループFAG
  9. 請求項のフォーリンエージェントグループFAGにおいて、前記決定管理手段は、前記モバイルノード(MNが前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに入るのが初めてではないものと決定したときは、自身を、モバイルノード(MNを現在サービングしているフォーリンエージェント(FAとして示すよう適合されることを特徴とするフォーリンエージェントグループFAG。
  10. 請求項のフォーリンエージェントグループFAGにおいて、前記フォーリンエージェント(FAの前記決定管理手段が、エニーキャストアドレスAA又は前記フォーリンエージェント(FAのアドレスとしてエージェント広告における移動エージェント広告拡張にケア・オブ・アドレスを設定するよう適合され、又は前記モバイルノード(MNに対して前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリア内の同位置ケア・オブ・アドレス(CoCoAを該ケア・オブ・アドレスとして構成するよう適合されることを特徴とするフォーリンエージェントグループFAG。
  11. 請求項のフォーリンエージェントグループFAGにおいて、前記フォーリンエージェントグループ(FAGフォーリンエージェント(FAの一部が、前記決定管理手段が前記共有モバイルノード(MN情報を分散及び保持する責任を担うよう適合された転送用協働的フォーリンエージェント(FAとして設定されるよう適合され、前記共有モバイルノード(MN情報を分散及び保持するとともにデータパケットを転送するよう適合するために専用の転送用協働的フォーリンエージェント(FAが前記フォーリンエージェントグループ(FAGに設定されることを特徴とするフォーリンエージェントグループFAG
  12. IPv4においてモバイルノードMNをホームエージェントHAに登録するためのフォーリンエージェントFAであって、該IPv4が少なくとも1つのモバイルノードMN及びホームエージェントHAを備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェントFAを備え、該フォーリンエージェント(FAが、
    前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の他のフォーリンエージェント(FAから共有情報を取得する共有情報取得手段を備え、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の前記フォーリンエージェント(FA)は、前記モバイルノード(MN)の情報を維持するためにビジター情報テーブル(VIT)を維持し、前記ビジター情報テーブル(VIT)が、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の各フォーリンエージェント(FA)メンバーにおいてIPv4プロトコルの登録処理によって生成され、ビジター情報テーブル(VIT)は、モバイルノード(MN)のホームアドレス(HoA)、ホームエージェント(HA)アドレス、現在のフォーリンエージェント(FA)、即ち、カレントフォーリンエージェント(CFA)のアドレス、及び現在の登録の存続時間に関する情報を含み、前記カレントフォーリンエージェント(CFA)は、どのフォーリンエージェント(FA)がモバイルノードへサービスを現在提供しているかを示すものであり、さらに
    ア・オブ・アドレスを前記ホームエージェント(HAに登録する前記モバイルノード(MNの登録リクエストが受信されると、前記共有された情報によって、モバイルノード(MNフォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを決定する決定管理手段、および、
    モバイルノード(MNが前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入るものと前記決定管理手段が決定した場合は、前記登録リクエストを前記ホームエージェント(HAに転送し、そうでない場合には登録レスポンスを該モバイルノード(MNに直接送信する登録処理手段を備える、フォーリンエージェントFA
  13. IPv4においてモバイルノードMNのホームエージェントHAへの登録を扱うためのコンピュータプログラムであって、該IPv4が少なくとも1つのモバイルノードMN及びホームエージェントHAを備え、さらに少なくとも2つのフォーリンエージェントFAを備え、
    少なくとも2つのフォーリンエージェント(FAをグルーピングしてフォーリンエージェントグループFAGを形成するための命令
    前記フォーリンエージェントグループ(FAG)フォーリンエージェント(FAメンバーがフォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアにローミングしていく前記モバイルノード(MNの情報を共有するための命令を備え、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の前記フォーリンエージェント(FA)は、前記モバイルノード(MN)の情報を維持するためにビジター情報テーブル(VIT)を維持し、前記ビジター情報テーブル(VIT)が、前記フォーリンエージェントグループ(FAG)の各フォーリンエージェント(FA)メンバーにおいてIPv4プロトコルの登録処理によって生成され、前記ビジター情報テーブル(VIT)は、モバイルノード(MN)のホームアドレス(HoA)、ホームエージェント(HA)アドレス、現在のフォーリンエージェント(FA)、即ち、カレントフォーリンエージェント(CFA)のアドレス、及び現在の登録の存続時間に関する情報を含み、前記カレントフォーリンエージェント(CFA)は、どのフォーリンエージェント(FA)がモバイルノードへサービスを現在提供しているかを示すものであり、さらに
    前記フォーリンエージェントグループ(FAGのいずれか1つのフォーリンエージェント(FAが、バイルノードMNによって送信されたケア・オブ・アドレスを前記ホームエージェントHAに登録するための登録リクエストを受信すると、前記共有されたモバイルノード(MN情報によって、該モバイルノード(MNが該フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入るのかどうかを決定する命令、および、
    前記モバイルノード(MNが前記フォーリンエージェントグループ(FAGカバレッジエリアに初めて入る場合は、前記フォーリンエージェント(FAが前記受信された登録リクエストを前記ホームエージェントHAに転送し、そうでない場合は、登録レスポンスを該モバイルノード(MNに直接送信するための命令を備えるコンピュータプログラム。
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