JP5403440B2 - ネットワークコストの分析 - Google Patents

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Description

本願は、自己の2009年2月2日に提出された「ネットワークトラフィックの分析(Analysis of Network Traffic)」なる名称の米国仮特許出願第61/149,130号明細書、および、2009年9月2日に提出された「ネットワークコストの分析(Network Cost Analysis)」なる名称の米国特許出願第12/552,983号明細書の恩恵を請求し、その全体を全ての目的で参照として組み込む。
本実施形態は、概してネットワーク通信に係る。より具体的には、ここに開示する実施形態は、ネットワークトラフィックデータのモニタリングおよび相関付け、および、ネットワークコストの分析に係る。
自律システム(ASs)等のネットワークは、ユーザに効率的な性能を保証するために継続的なモニタリングおよび管理を必要とするデバイス(ルータ、スイッチ、ゲートウェイ等)および様々なルーティングプロトコルからなる複雑なシステムである。ネットワークのオペレータは、これら複雑なシステムをモニタリングおよび管理するために従来技術を利用する場合が多い。これら従来技術の1つは、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を利用して実行される。
例えば、SNMPプロセスまたはエージェントが、ネットワークデバイス(ルータ、スイッチ等)上で実行され、オクテット列、ネットワークアドレス(インターネットプロトコル「IP」アドレス)、オブジェクト識別子等のネットワークトラフィック情報をモニタリングする。エージェントプロセスは、SNMPを介して1以上の中央または管理ネットワークデバイスに、モニタリングしたネットワークトラフィック情報を周期的に報告する。そこでは管理ネットワークデバイスが、ネットワーク周辺からのネットワークデータを収集して報告する複数のエージェントプロセスからのネットワークトラフィック情報を集計および処理することができる。
加えて、大きなネットワークの運営および維持には、コストが多くかかる。コストのなかには、例えば、ファイバ、ルータおよびスイッチ等の機器、コロケーション施設、電力、等が含まれうる。
概して開示する実施形態は、複数の二次ネットワークと通信する一次ネットワークに関するネットワークトラフィックデータのモニタリングおよび相関付けを行う方法およびシステムを含む。例えば方法は、一次ネットワークと複数の二次ネットワークとの間(例えばカスタマネットワークとピアネットワークとの間)のネットワークトラフィックをモニタリングすることにより、ネットワークトラフィックデータセットを生成するネットワーク相関器を含む。ネットワーク相関器はさらに、一次ネットワークと複数の二次ネットワークとの間のインター・ネットワークルーティング情報をモニタリングすることにより、ネットワーク接続のマッピングを判断する。加えてネットワーク相関器は、一次ネットワークと複数の二次ネットワークとの間のネットワーク利用統計をモニタリングすることにより、トラフィック計測データを生成することができる。
この情報を利用することにより、ネットワーク相関器は、ネットワークトラフィックデータセット、ネットワーク接続のマッピング、および、トラフィック計測データセットを相関付けることにより、一次ネットワークと複数の二次ネットワークとの間の関係ネットワークマッピングを計算することができる。関係ネットワークマッピングは、様々な設定パラメータに従ってグラフィックユーザインタフェースに表示されてよい。
さらに実施形態は、ネットワークの論理上の都市の対の間の増分ネットワークコストを計算する方法およびシステムを含む(各都市の対は、1以上の物理リンクを介してネットワークにおいて通信する)。例えば、方法は、ネットワークの各物理リンクに対して、ネットワークの各都市の対に関する安定状態容量割り当てを決定し、同様に、ネットワークの各都市の対に関する復元容量割り当てを決定するコスト分析器を含む。コスト分析器は、任意の都市の対の単位トラフィックあたりの増分コストを、i)該都市の対に関する安定状態容量割り当ておよび復元容量割り当てを、ii)ネットワークの各都市の対に関する安定状態容量割り当ておよび復元容量割り当ての総量と比較することで計算することができる。
一実施形態は、ネットワークのノード対間の増分ネットワークコストを計算するシステムを含む。本システムは、それぞれがネットワークの各ノードに関連付けられた複数のコアルータを含んでよい。システムはさらに、複数のコアルータから取得された、サンプリングされたトラフィック計測値からトラフィック需要マトリックスを生成するトラフィックフローモジュールを含む。加えてシステムは、トラフィック需要マトリックスに基づいてネットワークのノード間の各リンクに対する容量割り当てを決定するコスト分析モジュールを含む。さらに、コスト分析モジュールは、ネットワークの各リンクに対する容量割り当てに基づいて、任意のノード対の間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する。
本発明の前述した目的、特徴、および利点は、添付図面に示した本発明の具体的な実施形態の以下の説明から明らかになり、添付図面においては、同様の参照符号が付された部材同士は異なる図面においても同様の部材であることを示す。図面は必ずしも実際の縮尺率に即して描かれているわけではなく、本発明の原理に従って強調して描かれている部材が存在する。
一実施形態におけるネットワークトラフィックデータをモニタリングして相関付けるネットワーク環境のブロック図である。
一実施形態におけるネットワークトラフィックデータをモニタリングして相関付けるネットワーク設定のブロック図である。
一実施形態におけるネットワークトラフィックデータをモニタリングして相関付けるネットワーク環境のブロック図である。
一実施形態における関係ネットワークマッピング設定のグラフィック表現である。 一実施形態における関係ネットワークマッピング設定のグラフィック表現である。 一実施形態における関係ネットワークマッピング設定のグラフィック表現である。
一実施形態における影響分析を実行するためのネットワーク環境のブロック図である。
一実施形態におけるバイパス分析を実行するためのネットワーク環境のブロック図である。
一実施形態におけるネットワークコストを分析および計算する処理環境のブロック図である。
一実施形態におけるコスト分析計算を示す図および表である。 一実施形態におけるコスト分析計算を示す図および表である。 一実施形態におけるコスト分析計算を示す図および表である。 一実施形態におけるコスト分析計算を示す図および表である。 一実施形態におけるコスト分析計算を示す図および表である。
一実施形態におけるネットワークモニタリングおよびデータ相関付けを実行するのに適したコンピュータシステムのブロック図である。
一実施形態においてネットワーク相関器が実行するプロセス処理を示すフローチャートである
一実施形態においてネットワーク相関器が実行するプロセス処理を示すフローチャートである。
一実施形態においてネットワーク相関器が実行するプロセス処理を示すフローチャートである。
一実施形態においてネットワーク相関器が実行するプロセス処理を示すフローチャートである。
全図面において、同様の参照番号を付した部材およびコンポーネント同士は、同様の部材およびコンポーネントを示す。
ここで開示する実施形態は、原ネットワークデータをモニタリングおよび処理して、ネットワークトラフィックの統計および振る舞いを評価する分析フレームワークを作成するための、向上した方法およびシステムを提供する。加えて、実施形態はさらに、ネットワークにおけるトラフィックフローおよびコスト割り当てを分析する方法およびシステムを記載する。これら向上は、以下の実施形態および関連図の説明により明らかになる。
図1は、一次ネットワーク105と複数の二次ネットワークとを含むネットワーク環境100のブロック図である。二次ネットワークは、カスタマネットワーク110、カスタマネットワーク115、ピアネットワーク120、および、ピアネットワーク125を含む。ネットワーク相関器150は、ネットワークフロー収集モジュール160、トラフィック計測値集計モジュール170、およびネットワークマッピング改良モジュール180を含む。関係ネットワークマッピング190は、ネットワーク相関器150により生成される。
一次ネットワーク105は、様々な二次ネットワークと通信する複数のイングレス/エグレス(ingress/egress)ルータを含む。例えば、一次ネットワーク105のエッジルータ130−1は、カスタマネットワーク110のエッジルータ140−1とインタフェースして、一次ネットワーク105のエッジルータ130−2は、カスタマネットワーク115のエッジルータ145−1とインタフェースして、一次ネットワーク105のエッジルータ130−3は、ピアネットワーク120のエッジルータ147−1とインタフェースして、一次ネットワーク105のエッジルータ130−4は、ピアネットワーク125のエッジルータ149−1とインタフェースする。エッジルータ130−1、130−2、130−3、および130−4が、一次ネットワークに含まれる他のルータの複数の繰り返しおよびホッピングにより、一次ネットワーク105を介して互いに通信することができることは、両矢印の線の楕円内に示されているとおりである。
カスタマネットワーク110のエッジルータ140−1は、1以上のルータホッピングによりルータ140−Nと通信することができ、ルータ140−Nは、別のネットワーク、ゲートウェイ、エンドユーザ等とインタフェースすることができる。同様に、カスタマネットワーク115のエッジルータ145−1は、1以上のルータホッピングによりルータ145−Nと通信することができ、ルータ145−Nは、別のネットワーク、ゲートウェイ、エンドユーザ等とインタフェースすることができる。ピアネットワーク120のエッジルータ147−1は、1以上のルータホッピングによりルータ147−Nと通信することができ、ルータ147−Nは、別のネットワーク、ゲートウェイ、エンドユーザ等とインタフェースすることができる。加えて、ピアネットワーク125のエッジルータ149−1は、1以上のルータホッピングによりルータ149−Nと通信することができ、ルータ149−Nは、別のネットワーク、ゲートウェイ、エンドユーザ等とインタフェースすることができる。
2つのカスタマネットワークおよび2つのピアネットワークのみを図1の実施形態では示しているが、開示された実施形態を説明する目的からは、これより多い(またはこれより少ない)数のカスタマおよび/またはピアネットワークが一次ネットワーク105と直接インタフェースしてもよい。
一般的な処理においては、ネットワーク相関器150は、一次ネットワーク105と二次ネットワークとの相互作用による情報をモニタリングおよび収集する。ネットワーク相関器105の各モジュールは、様々なネットワークデータおよび統計をモニタリングおよび収集して、ネットワーク相関器105が関係ネットワークマッピング190を生成することができるようにする。関係ネットワークマッピング190は、その後、二次ネットワーク間に送受信される(二次ネットワークに送信され受信された)ネットワークトラフィックに対する一次ネットワーク105のネットワークの振る舞いおよびトラフィックパターンを評価するための、ユーザ(ネットワークオペレータ)のための設定可能なグラフィックインタフェースで表すことができる。改良されたネットワークデータのロバストな設定機能および集積性により、関係ネットワークマッピング190は、従来は達成できなかったビジネスチャンスとネットワーク運営戦略とに対して重要な洞察を提供することができる。これらの利点は、以下の実施形態および関連図の説明により明らかになる。
ここに開示する実施形態では、ネットワーク相関器150(および関連モジュール)は、例えば、一次ネットワーク105のみが供給するネットワークデータおよび統計で関係ネットワークマッピング190を生成することができるが、ネットワーク相関器150の実装に必要ではない。言い換えると、ネットワーク相関器150は、関係ネットワークマッピング190を生成するために他のネットワーク(二次ネットワーク)からネットワークデータを直接受信したり抽出したりする必要はない。
さらに、ネットワーク相関器105の一部として示しているが、各モジュール(ネットワークフロー収集器160、トラフィック計測値集計モジュール170、およびネットワークマッピング改良モジュール180)は、同じまたは別のデバイス(例えばルータ、サーバ、PC等)上で実行される異なるプロセスとして、ネットワーク相関器105とは独立して処理することができる。図1のモジュールは、例示目的のみからネットワーク相関器105モジュール/プロセスの一部として示されている。
一次ネットワークが「一次」と指定されている理由は、これが、ネットワーク相関器が分析するネットワークであるからである。ここに開示する実施形態において、この目的の任意の他のネットワークをネットワーク相関器により精査することで、同様の統計的および行動的分析(例えば関係ネットワークマッピング)を行うこともできる。
図2は、一次ネットワーク205およびネットワーク相関器250を含むネットワーク処理環境200のブロック図である。一次ネットワークは、ルータインタフェース210、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)カウンタ220、およびボーダ・ゲートウェイ・プロトコル(BGP)表230によって、ネットワーク相関器150に情報を供給する。図1同様に、ネットワーク相関器150は、ネットワークフロー収集モジュール160、トラフィック計測値集計モジュール170、およびネットワークマッピング改良モジュール180を含む。ネットワークフロー収集モジュール160はネットワークトラフィックデータセット260を提供し、トラフィック計測値集計モジュールは、トラフィック計測データセット270を提供し、ネットワークマッピング改良モジュール180は、ネットワーク接続のマッピング280を提供する。
一般的な処理において、ネットワーク相関器150は、ネットワークトラフィックデータセット260、トラフィック計測データセット270、およびネットワーク接続のマッピング280の処理および相関付けを行い、関係ネットワークマッピング190を生成する。つまり、ネットワーク相関器150は、一実施形態においては、トラフィック計測データセット270およびネットワーク接続のマッピング280により、ネットワークトラフィックデータセット260を改良して、関係ネットワークマッピング190を作成する。
一般的に、ネットワークフロー収集モジュール160は、ネットワークデータおよび統計を収集して、一次ネットワーク205の特定のルータインタフェース210(例えばイングレスルータ)でネットワークトラフィックを送受信する実体に関する情報を(ネットワークトラフィックデータセット260によって)提供する。特に、この情報には、例えば、ルータ識別子、各ルータに固有のネットワークインタフェースが複数ある場合に、そのルータのインタフェース識別子、送信元の自律システム(AS)番号、送信先のAS番号等が含まれてよい。これら情報はさらに、そのイングレスインタフェースで送受信されるトラフィックの量またはレートの推定値または概算を含んでもよい。
同様に、トラフィック計測値集計モジュール170は、ネットワークデータおよび統計を収集して、一次ネットワーク205の特定のルータインタフェース210で送受信したデータ量(またはレート)に関する情報を(ネットワークトラフィックデータセット270によって)提供する。この、トラフィック計測収集モジュール170が出すネットワークトラフィックの量(またはレート)の計測値は、ネットワークフロー収集モジュール160が提供するトラフィック計測値より精度がかなり高い。しかし、トラフィック計測値集計モジュール170は、ルータインタフェース210を介したネットワークトラフィックの送信元または送信先について知らない。つまり、トラフィック計測値集計モジュール170は、イングレス・ルータ・インタフェース210に対して送信され受信されるネットワークトラフィックの量(またはレート)を判断することはできるが、一般的にはこのネットワークトラフィックを送受信する実体について知らない。
例えば、ネットワークフロー収集モジュール160は、一定の期間中に、特定のルータインタフェース210が、カスタマネットワークBに対するカスタマネットワークAからのネットワークトラフィックを毎秒約3メガビット(Mbps)で受信することを検知する。さらにネットワークフロー収集モジュール160が、特定のルータインタフェースが、カスタマCに対するカスタマAからのネットワークトラフィックを約6Mbpsで受信しており、さらにカスタマDに対するネットワークを9Mbpsで受信している、と検知したと仮定する。合計すると、ネットワークフロー収集モジュール160は、一定の期間中に、特定のルータインタフェース210で、カスタマAから受信した(カスタマB、C、およびD宛の)約18Mbpsのネットワークトラフィックを検知する。この情報はネットワークトラフィックデータセット260に反映される。
次に、一定の期間中に、トラフィック計測値集計器170は、特定のルータインタフェース210が、カスタマAから合計24Mbpsのネットワークトラフィックを受信したことを検知するが、これは、この24Mbpsのネットワークトラフィックの送信先を知らずに行われる。この情報はトラフィック計測データセット270に反映される(例えば、ルータインタフェース210が、5分のサンプリング間隔中にカスタマAから24Mbpsのレートでネットワークトラフィックを受信した旨)。
上述の例の説明を続けると、ネットワーク相関器150は、ネットワークトラフィックデータセット260およびトラフィック計測データセット270の処理および相関付けを行い、一定の期間中に特定のルータインタフェース210が受信したネットワークトラフィックのより正確な(正規化された)表現を提示する。従ってトラフィック計測データセット270は、一定の期間(例えば5分)におけるネットワークフロー収集モジュール160が出すトラフィック計測値を正規化して、特定のルータインタフェース210に関するネットワークトラフィックフローのより正確な計測値および査定値を提供する。例えば、カスタマBに対するカスタマAからのネットワークトラフィックが4Mbpsに正規化され、カスタマCに対するカスタマAからのネットワークトラフィックが8Mbpsに正規化され、カスタマDに対するカスタマAからのネットワークトラフィックが12Mbpsに正規化されるので、全体で24Mbpsとなり、トラフィック計測データセット270が表すトラフィック計測値集計モジュール170が検知するネットワークトラフィックの量/レートと同じになる。なお、これは、ネットワーク相関器150がデータを処理する一例にすぎず、この例には、後述するネットワーク接続のマッピング280の利用による、より改良された技術は含まれていない。
別の実施形態においては、トラフィック計測値集計器170は、SNMPカウンタ220およびSNMPメッセージング機能を利用してネットワークトラフィックの量およびレートをモニタリングおよび収集する。通常、SNMPカウンタ220は、所定のサンプリングレート(例えば5分)に従ってネットワークトラフィックデータ(例えばパケットオクテット)を正規化する。正規化は、一定のサンプリング期間中にルータインタフェース210を介して送受信したネットワークトラフィックの関連するデータレートに対する、そのサンプリング期間中にルータインタフェース210を介して送受信したデータ量を計測することにより決定することができる。一実施形態では、SNMPカウンタ220は、SNMPメッセージ/メッセージングによりネットワーク相関器150と通信する。
図2の実施形態の参照を続けると、ネットワークマッピング改良モジュール180は、一次ネットワーク205の、対応する二次ネットワークとの接続関係に関連付けられたBGP表の情報をモニタリングおよび収集する。BGP表は、例えば、二次ネットワークがアドバタイズするルーティング表を含む。ルーティング表は、一次ネットワーク205のエグレスルータとインタフェースする二次ネットワークのイングレスルータがアクセス可能な送信先を提供する接続情報(例えばIPアドレス、AS経路等)を有する。さらに、様々な二次ネットワークに関するBGP表は、一次ネットワーク内の1以上の集計されたBGP表にローカライズされることで、一次ネットワークの、対応する二次ネットワークとの接続の、よりグローバルで完全な全貌を提供することができる。特に、詳細を後述するように、ネットワーク接続のマッピング280により、ネットワークトラフィックに関するエグレスAS番号が提供される。エグレスAS番号により、トラフィックの(一次ネットワーク205のエグレス・ルータ・インタフェースを介した)送信先である二次ネットワーク(直接インタフェースされたネットワーク)を決定することができる。
図2の実施形態に示すように、ネットワーク相関器150は、ネットワークトラフィックデータセット260、トラフィック計測データセット270、およびネットワーク接続のマッピング280の処理および相関付けを行い、関係ネットワークマッピング190を生成する。
ネットワークトラフィックデータセット260、トラフィック計測データセット270、およびネットワーク接続のマッピング280の詳細については、図3を参照して後述する。
図3は、AS数AS5を持つ一次ネットワーク310、AS番号AS1を持つネットワーク310、AS番号AS2を持つネットワーク320、AS番号AS3を持つネットワーク330、および、AS番号AS4を持つネットワーク340を含むネットワーク設定300の一例のブロック図である。ネットワーク320およびネットワーク310の間の楕円、ネットワーク330およびネットワーク340の間の楕円は、1以上のネットワークが、それぞれのネットワークの間に存在しうることを示す。
図3の実施形態は、ネットワーク310のルータ350が、ネットワークトラフィック(例えばビデオストリーム)をネットワーク340のルータ360に送信していることを示す(トラフィック通過線302が示すように)。ネットワークトラフィックは、ネットワーク320、一次ネットワーク305、およびネットワーク330を、ネットワーク340の宛先ルータ360へ移動する間に、通過する。さらに、ルータ350が送信するネットワークトラフィックは、一次ネットワーク305のイングレス・ルータ・インタフェース370およびエグレス・ルータ・インタフェース375を通過する。
この例のようなデータ送信302の場合には、ネットワークフロー収集モジュール160は、ネットワークデータおよび統計を収集して、例えばルータ350の送信元IPアドレス、ルータ360の送信先IPアドレス、ネットワーク310の送信元AS(AS)1)、ネットワーク340の送信先AS(AS4)、ネットワーク320のイングレスAS(AS2)等の情報を有するネットワークトラフィックデータセット260を作成する。ネットワークトラフィックデータセット260は、さらに、イングレス・ルータ・インタフェース370におけるデータ送信に関するネットワークトラフィックの概算量および/またはレートを含みうる。
さらに、トラフィック計測値集計器170は、ネットワークデータおよび統計を収集して、トラフィック計測データセット270を作成する。前述したように、一定のサンプリング期間中にトラフィック計測値集計器170は、特定のイングレスインタフェース(例えばこの例におけるイングレスインタフェース370)で送受信されるネットワークトラフィックの量および/またはレートを正規化する。トラフィック計測データセット270は、一次ネットワーク305を介して送信されるデータの量(またはレート)をより正確に表すために利用することができる。
図3の参照を続けると、ネットワークマッピング改良モジュール180は、データおよび統計を収集して、ネットワーク接続のマッピング280を作成する。例えば、ルータ350とルータ360との間のデータ送信、ネットワーク接続のマッピング280は、例えばAS経路(AS1、・・・、AS2、AS5、AS3、・・・、AS4)、ネットワーク330のエグレスAS(AS3)、ネットワーク340の送信先AS(AS4)等の情報を含むことができる。一例では、ネットワーク330のエグレスAS(AS3)は、ネットワークトラフィックが、一次ネットワーク305のエグレス・ルータ・インタフェース375を通過することを判断して、この情報を利用して、ネットワーク330によりエグレス・ルータ・インタフェース375にアドバタイズされたBGP表から関連するエグレスASを見つけることで確かめることができる。
別の実施形態では、ネットワーク相関器150(例えば、ネットワークフロー収集モジュール160を介して)は、ネットワークデータ(例えばルータインタフェース識別子、AS番号等)を利用して、データ送信の送信先および送信元を判断することができる。例えば、ネットワーク相関器(またはその他のプロセス)は、ルータインタフェース識別子(例えばIPアドレス、ルータデバイス識別子等)を利用してカスタマデータベースのデータルックアップを実行して、送信の送信元であるカスタマネットワークまたはピアネットワークを判断することができる。同様に、このようなネットワークデータは、データ送信(例えば送信元および/または送信先IPアドレスに関する)の送信者/受信者の地理的位置または近接位置を判断するためのジオロケーションの目的で利用することができる。例えば、ネットワークトラフィックの送信者/受信者のIPアドレスを利用して、第三者のジオロケーションサーバのデータベースにおいてテーブルルックアップを実行することができる。このような情報は、二次ネットワークとの間の様々なデータ送信中に利用される一次ネットワークのより具体的な地理的範囲を判断する際に有益でありうる。
図4Aから図4Cは、関係ネットワークマッピング190の地理的表現を示す。一実施形態では、ネットワーク相関器150は、これらのグラフィック表現をグラフィックユーザインタフェースに表示する。
関係ネットワークマッピング190は、ネットワークパラメータに応じて設定することで、一次ネットワークのトラフィックの振る舞いのより詳細な概略を示すことができる。これらパラメータの設定可能性は、少なくとも部分的に、ここに開示するモジュールが提供する様々なネットワークデータおよび統計をモニタリングして相関付けることにより実行可能になる。
例えば、関係ネットワークマッピング190は、領域パラメータに従って設定することができる。領域パラメータは、ネットワークがサポートする様々な領域へのネットワークトラフィックの表示を狭めることができる。例えば送信元AS、送信先AS、イングレスAS等のデータを利用して、関係ネットワークマッピングが、特定の領域(例えば米国、ヨーロッパ、東海岸等)で送受信されるネットワークトラフィックのみを示すように選択的に設定することができる。
図4Aは、領域パラメータに従って設定された関係ネットワークマッピング190の明示を示す2つのパイチャートの例を示す。左のパイチャートは、一定の期間中(例えば1か月)に一次ネットワークの領域1(例えば米国)でカスタマ1から送信されたネットワークトラフィックの内訳を示す。つまり、カスタマC2、カスタマC4、ピアP3、およびピアP6はそれぞれ、パイの各部分の比率が表す、一定の期間中に一次ネットワークの領域1でカスタマ1から送信された全ネットワークトラフィックにおける一部を受け取る。
同様に、図4Aの右のパイチャートは、(例えば1か月)に一次ネットワークの領域2(例えばヨーロッパ)でカスタマ1により受信されたネットワークトラフィックの内訳を示す。つまり、カスタマC1、カスタマC5、およびピアP2はそれぞれ、パイの各部分の比率が表す、一定の期間中に一次ネットワークの領域2でカスタマ1に送信された全ネットワークトラフィックにおける一部を受け取る。
別の実施形態では、関係ネットワークマッピングは、トラフィックタイプ・パラメータに従って設定することができる。トラフィックタイプ・パラメータは、ネットワークがサポートする様々なトラフィックタイプにネットワークトラフィックの表示を狭めることができる。例えばイングレスAS、ネットワークインタフェース識別子等のデータを利用して、関係ネットワークマッピング190が、特定のトラフィックタイプ(オンネット、オフネット等)に従って送受信されるネットワークトラフィックを示すように選択的に設定することができる。一般的に、オンネットトラフィックとは、一次ネットワークのカスタマネットワークにより送信または受信されるトラフィックのことである。他方で、通常、オフネットトラフィックとは、一次ネットワークのピアネットワークにより送信または受信されるネットワークトラフィックのことである。
図4Bは、トラフィックタイプ・パラメータに従って設定された関係ネットワークマッピング190の明示を示す2つのパイチャートの例を示す。左のパイチャートは、一定の期間中(例えば1週間)に一次ネットワークでカスタマ1に送信されたオンネットのネットワークトラフィックの内訳を示す。つまり、カスタマC2、カスタマC2、カスタマC5、カスタマC7、およびカスタマC9はそれぞれ、パイの各部分の比率が表す、一定の期間中に一次ネットワークでカスタマ1に送信された全ネットワークトラフィックにおける一部を送信した。本実施形態では、パラメータは、「オンネット」として設定されているので、一次ネットワークのカスタマネットワークのみがパイチャートに示されていることに留意されたい。
同様に、図4Bの右のパイチャートは、一定の期間中(例えば1週間)に一次ネットワークでカスタマ1から受信されたオフネットのネットワークトラフィックの内訳の例を示す。つまり、ピアP3、ピアP4、ピアP6、およびピアP8はそれぞれ、パイの各部分の比率が表す、一定の期間中に一次ネットワークでカスタマ1に送信された全ネットワークトラフィックにおける一部を受け取る。図4Bでは、パラメータは、「オフネット」として設定されているので、一次ネットワークのピアネットワークのみがパイチャートに示されていることに留意されたい。
別の実施形態では、関係ネットワークマッピングは、送信パラメータに従って設定されてもよい。送信パラメータは、ネットワークがサポートする様々な送信タイプにネットワークトラフィックの表示を狭めることができる。例えば送信元AS、送信先AS、イングレスAS、エグレスAS等のデータを利用することで、関係ネットワークマッピング190は、送信タイプ(例えばバックボーン、長距離等)に従って送受信されるネットワークトラフィックを示すよう選択的に設定することができる。
図4Cは、送信パラメータに従って設定された関係ネットワークマッピング190の明示を示す2つのパイチャートの例を示す。左のパイチャートは、一定の期間中(例えば1か月)に一次ネットワークのバックボーンでカスタマ1に送信されたオンネットのネットワークトラフィックの内訳を示す。つまり、カスタマC3、カスタマC4、ピアP2、およびピアP5はそれぞれ、パイの各部分の比率が表す、一定の期間中に一次ネットワークのバックボーンでカスタマ1への全ネットワークトラフィックにおける一部を受け取る。
同様に、図4Cの右のパイチャートは、一定の期間中(例えば1か月)に一次ネットワークの長距離送信部でカスタマ1から受信されたネットワークトラフィックの内訳を示す。つまり、カスタマC5、カスタマC7、およびピアP3はそれぞれ、パイの各部分の比率が表す、一定の期間中に一次ネットワークの長距離送信部でカスタマ1に全ネットワークトラフィックにおける一部を送る。
パラメータはそれぞれ(つまり、領域、トラフィックタイプおよび送信)、同時に設定され、または、様々な組み合わせで設定されることで、関係ネットワークマッピング190の表現をさらに調整することができる。このようなロバストな設定可能性により、ネットワークの運営統計の分析に顕著な改良がなされ、ネットワークの振る舞いを、様々な固有の観点から同時に評価することができるようになる。
例えば、関係ネットワークマッピングを、特定のカスタマまたはピアネットワークが一次ネットワークを介して送受信したネットワークトラフィックについて領域1、オンネットトラフィック、およびバックボーントラフィックに従って設定することができる。さらに、関係ネットワークマッピングは、前述したパラメータの1以上の設定可能な組み合わせに加えて、一次ネットワークを介して特定のカスタマまたはピアネットワークに対して送信または受信されたネットワークトラフィックのいずれかを示すよう設定することができる。
これら実施形態に記載したパラメータ(領域、トラフィックタイプ、および送信)は、排他的リストを表すわけではないので、ネットワークトラフィックフローの統計データを表すのに適した他の設定可能なパラメータを、関係ネットワークマッピングを設定するために実装することもできる。
また、図4Aから図4Cのパイチャートはあくまで例示であることに留意されたい。統計データ(線グラフ、バーグラフ、ベン図等)を表す他の共通の公知の方法を利用して、関係ネットワークマッピングおよびその様々な設定をグラフィック表示することもでき、このような技術および方法も本実施形態の範囲に含まれる。
<影響分析>
図5は、ここで説明する実施形態における影響分析を実行するためのシナリオの一例を示すネットワーク環境500のブロック図である。一次ネットワーク505は、カスタマネットワーク510と直接インタフェースする。そしてカスタマネットワーク510は、ネットワーク520、ネットワーク530、およびネットワーク540と通信する。
一般的には、ネットワーク相関器150が行う(かつ関係ネットワークマッピング190が明示する)影響分析は、直接インタフェースされたネットワーク(カスタマネットワーク510または不図示の任意のカスタマまたはピアネットワーク)との接続を停止することの、ビジネスに対する影響を判断する際に有用でありうる。図5の設定例を参照すると、一次ネットワーク505は、ネットワーク520、ネットワーク530、およびネットワーク540に、カスタマネットワーク510を介して、アクセス(または間接的に通信)することができる。しかし、一次ネットワーク505は、カスタマネットワーク510を介してのみネットワーク520およびネットワーク530に接続することができるので、カスタマネットワーク510との接続が停止されることになると、一次ネットワークはネットワーク520およびネットワーク530への接続を失うことになる。とはいえ、一次ネットワーク505は既にネットワーク540と通信可能に連結されているので(間接的にであっても)、一次ネットワーク505は、カスタマネットワーク510への接続が停止されることになっても、ネットワーク540への接続を失うことはない。
一実施形態では、(関係ネットワークマッピング190が明示するように)ネットワーク相関器150は、カスタマネットワーク510を介してアクセス可能であるAS番号(およびネットワーク)を判断することにより影響分析を行うことができる。次いで、ネットワーク相関器150は、これらのAS番号を、カスタマネットワーク510を介して接続しない一次ネットワーク505がアクセス可能な全てのAS番号のセットと比較する。そして、比較されたAS番号群と重複しないAS番号が、カスタマネットワーク510を介してのみアクセス可能なネットワークを表す。つまり、一次ネットワーク505は、一次ネットワーク505がカスタマネットワーク510との接続を停止/終了等された場合、これらの重複しない(故に、カスタマネットワーク510を介してのみアクセス可能である)AS番号との接続を失うことになる。その結果、特定のカスタマまたはピアネットワークとの接続を停止することの全体的な影響に応じて、ビジネスにおける決定を促したり、やめさせたりすることができる。
ネットワーク相関器150は、影響分析を行う他の技術および/またはパラメータを利用することができ、図5の実施形態はあくまで例示であることに留意されたい。
さらに、本実施形態においては、関係ネットワークマッピング190は、影響分析の結果を処理して、グラフィックユーザインタフェースに表示するよう選択的に設定することもできる。例えば、関係ネットワークマッピング190は、直接インタフェースされたネットワークおよび全ての、この結果一次ネットワーク505がアクセスすることができなくなるネットワーク(またはAS番号)を停止することに関する影響分析を提供(およびグラフィックユーザインタフェースに表示)することができる。
<バイパス検知>
図6は、ここで開示する実施形態におけるバイパス検知を実行するためのシナリオの一例を示すネットワーク環境600のブロック図である。一次ネットワーク605は、カスタマネットワーク610(AS番号AS1を有する)、ピアネットワーク620(AS番号AS2を有する)、および、カスタマネットワーク630(AS番号AS3を有する)と直接インタフェースする。本実施形態では、カスタマネットワーク610のルータ640は、カスタマネットワーク630のルータ650でネットワークトラフィックを送受信する(トラフィック通過線660が示すように)。ネットワークトラフィックは、カスタマネットワーク610から一次ネットワーク605へ直接流れるのではなく、ピアネットワーク620を介して間接的に流れる。つまり、ピアネットワーク620は、一次ネットワーク605がカスタマネットワーク610と直接インタフェースする場合であっても、一次ネットワーク605とカスタマネットワーク610との間の仲介ネットワークである(トラフィック通過線660が示すように、少なくとも一部のネットワークトラフィックについては)。
一般的には、ネットワーク相関器150が行う(かつ関係ネットワークマッピング190が明示する)バイパス検知は、一次ネットワーク605の処理に関する潜在的に実行不可能なビジネスチャンスを判断する際に有用となりうる。図6の設定例を参照すると、カスタマネットワーク610は必ずしも、カスタマネットワーク630にアクセスするためにピアネットワーク620との間でネットワークトラフィックを送受信する必要がないので、一次ネットワーク605の所有者/オペレータ等は、カスタマネットワーク610から直接ビジネス(新規のまたはさらなる接続関係)を誘致することができる。これは、一次ネットワーク605の所有者/オペレータ等にとっては、従来のピア関係ではなんら収益がなかった(あるいは些細な収益しかなかった)ことを考えると、利点であり、例えば図6の実施形態において、一次ネットワーク605は、少なくともネットワークトラフィック660の送信を行う目的上は、ピアネットワーク620とインタフェースする(カスタマネットワーク610とインタフェースするのではなくて)ので、ネットワークトラフィック660を送受信する際に収益を受け取らない(少なくともカスタマネットワーク610からは)ことを参照のこと。従って、ネットワークトラフィック660に関して、カスタマネットワーク610と直接接続して、その結果、ピアネットワーク620を介する接続をバイパスすることにより、一次ネットワーク605は、さらなる収益をあげて、以前には検知できなかったビジネスチャンスを実現することができる。この直接の接続関係は、図6のトラフィック通過線665に例示されており、ここでネットワーク620がもはや、一次ネットワーク605とカスタマネットワーク610との間のネットワークトラフィック通過経路665の一部ではない点に留意されたい。
一実施形態においては、ネットワーク相関器150は、ネットワーク接続のマッピング280を利用して、ネットワーク送信(ネットワークトラフィック660等)の送信元AS(または送信先AS)を、既に一次ネットワーク605に関連付けられているイングレスまたはエグレスAS番号およびそれと直接インタフェースされているネットワークと比較する。ネットワーク送信の送信元AS(または送信先AS)が、一次ネットワーク605のイングレスまたはエグレスASと同じであり、送信元または送信先ASおよび一次ネットワークの間のAS経路には1以上のAS番号がある場合には、ネットワーク相関器150は、潜在的なバイパスの機会を検知する(つまり、送信元または送信先ASおよび一次ネットワークの間のAS経路の1以上のAS番号をバイパスすることにより)。
ネットワーク相関器150は、バイパス検知を行う他の技術および/またはパラメータを利用することもでき、図5の実施形態は、あくまで例示であることに留意されたい。
さらに、本実施形態においては、関係ネットワークマッピング190は、バイパス検知分析の結果を処理して、グラフィックユーザインタフェースに表示するよう選択的に設定することもできる。例えば、関係ネットワークマッピング190は、これも一次ネットワーク605と直接インタフェースする別のネットワーク(通常はピアネットワーク)を介して間接的に自身のネットワークトラフィックの少なくとも一部を送受信する、直接インタフェースされたカスタマネットワークに関する情報を提供することができる。この例では、グラフィック表示は、潜在的なカスタマネットワークと、一次ネットワーク605がバイパスすることができる潜在的なピアネットワークとを示してよい。
<コスト分析>
大きなネットワークの処理および維持に必要なコストは多大になる場合がある。これらコストの複雑度および動的な性質により、ネットワークの論理的および物理的なパラダイムに従って一定のコスト(ひいては、カスタマに対する価格)を分類および割り当てることは難しくなる(例えば、都市の対ベース、地域ベース、カスタマごと等)。従って、従来のネットワークコストおよび価格システムは、レートが均一で、距離に左右されないフォーマットに基づいていた。つまり、通常のネットワーク処理中のトラフィックを送信するコストは、トラフィックの送信元/送信先、および、トラフィックがネットワーク上のどこで送信されるか、または受信されるか、に関らず一般的に同じである。ここで記載する実施形態は、より粒度の高いレベル(例えばノード対ベース)でネットワークコストを割り当てる、向上した方法およびシステムを提供する。
図7は、ノード対に従ってネットワークコストを分析および計算する処理環境700のブロック図である。処理環境700は、コスト分析器705、関係ネットワークマッピング710(例えばトラフィックフローデータ)、トラフィック需要マトリックス710、ネットワーク最適化モジュール715、安定状態容量割り当てモジュール720、不具合タイプ入力725、不具合シナリオ730、復元容量割り当てモジュール735、コスト割り当てモジュール740、ネットワークコスト745、およびコスト分析レポート750を含む。
一般的な処理中には、関係ネットワークマッピング710は、コスト分析器705に対して、トラフィック需要マトリックス710の形で、トラフィックフローデータを提供する。図7のコンテキストでは関係ネットワークマッピング710が利用されているが、この例の実施形態(NetFlow(登録商標))を実装する目的からは任意のトラフィックフロー入力データを利用することができる。トラフィックフローデータは例えば、ネットワーク上の様々なノードの間で一定の期間に、トラフィックスループットまたは量の複数のサンプルを含んでよい。次に、トラフィックデータを間引く(pare)ことにより、一定の期間(例えば、2つのノード間で一ヶ月間にとられたMbpsで表されるサンプリングされたトラフィックフローの95番目のパーセンタイル)において送受信されたトラフィックの量のより正確な計算値(account)を特定する。このようにして、トラフィック需要マトリックス710は、ネットワーク上の各ノードの間の一定の期間における特定のトラフィックフローを集合的に表す。図1から図4Cを参照して前述したように、トラフィックフローはさらにカスタマ、領域、オンネット対オフネットトラフィック等に応じて、分類およびフィルタリングすることができる。
図7の実施形態の参照を続けると、ネットワーク最適化モジュール715は、当技術分野で共通に利用されているネットワーク容量技術およびアルゴリズムに従って(例えば最短経路ルーティング、リンク重量の最適化等)、トラフィック需要マトリックス710(例えば、ネットワークのノード間のトラフィックフローデータまたは統計)を処理する。ネットワーク最適化モジュール715は、具体的な不具合タイプ725に従って自身の処理を調節することができる。例えば、不具合タイプには、リンク不具合(例えばファイバ切断)、ノード不具合(例えば機器の故障)等が含まれてよいが、これらに限定はされない。各不具合タイプ725は、ネットワーク最適化モジュール715に、ネットワークの設定およびトポロジーに対応する一式の不具合シナリオ730を生成させる。
一実施形態では、ネットワーク最適化モジュール715は、単一のリンク不具合に対する不具合タイプ725に従ってトラフィック需要マトリックス710を処理する。この例においては、ネットワーク最適化モジュール715は、ネットワーク上のリンク不具合の各インスタンスに対してネットワーク上の各ノード間のネットワークフローに対する影響を判断する。そしてネットワーク最適化モジュール715が、各不具合シナリオが単一のリンク不具合を表すような、一式の不具合シナリオ730を生成する。つまり、ネットワークの各リンクに対して別個の不具合シナリオを生成する。もちろん、ネットワーク最適化モジュール715は、2以上のリンク不具合(あるいは他の同様の不具合シナリオタイプ)の各インスタンスのネットワークフローに対する影響を判断することもできる。
図8Aから図8Eに関して後述するように、ネットワーク最適化モジュール715は、不具合タイプ725に従ってトラフィック需要マトリックス715を処理してから、安定状態フローおよびバックアップ(または復元)フローを、ネットワークの各論理ノード対の間に提供する。これら安定状態およびバックアップフローは、その後、ネットワークの様々なトラフィックフロー(ひいてはトラフィックコスト)割り当てを判断するために利用される。
論理ノード対は、必ずしも単一の(物理)リンクを介して直接通信しなくてもよいノード対(例えば都市の対)である。つまり、論理ノード対は、ネットワーク設定およびトポロジーに従って1以上のリンクにより接続される2つのネットワークノードである。
図7の参照を続けると、安定状態容量割り当てモジュール720は、ネットワーク最適化モジュール715からのデータを利用して、ネットワークの各リンクに対するトラフィックフローの安定状態割り当てを判断する。安定状態トラフィックフローおよび割り当ては、一般的には、通常のネットワーク処理条件(例えば何も不具合シナリオがない場合)について計算される。安定状態トラフィックフローおよび割り当ての例は、それぞれ図8Aおよび図8Cを参照しながら後述する。
復元容量割り当てモジュール735は、ネットワーク最適化モジュール715からのデータを利用して、不具合シナリオ730に従ってネットワークの各リンクに対するトラフィックフローの復元割り当てを判断する。復元(バックアップ)トラフィックフローおよび割り当ては、ネットワーク最適化モジュール715が提供する各不具合シナリオに対して別個に計算される。例えば単一のリンク不具合シナリオにおいて、復元トラフィックフローおよび割り当ては、一般的には、安定状態トラフィックフローおよび割り当てとは異なっている。これは、不具合リンクについてのネットワークトラフィックは、そのネットワーク(ネットワーク最適化モジュール715が判断する)における他の稼動しているリンクの上を再ルーティングされねばならないからである。従って、復元トラフィックフローおよび割り当てにおいては、不具合リンクがネットワークトラフィックを送受信することができなかった結果、各リンクが対処しなければならないであろう、さらなる帯域幅が考慮に入れられる。一実施形態では、ネットワーク最適化モジュール715は、各不具合シナリオの不具合リンクからのトラフィックの各部分に対処する(または割り当てる)ことができねばならないリンクを判断する。復元トラフィックフローおよび割り当ての例は、それぞれ図8Bおよび図8Dを参照しながら後述する。
コスト割り当てモジュール740は、安定状態容量割り当てモジュール720および復元容量割り当てモジュール735からのデータを利用して、不具合タイプ725に基づいてコスト分析レポート750を生成する。コスト割り当てモジュール740は、分析中に、ネットワークコスト745を利用して、ネットワークトラフィックのリンクおよびノードにおける単位トラフィックあたりのコストを計算する(to figure)。一実施形態では、コスト分析レポート750は、ネットワークにおける各論理ノード対(例えば都市の対)の相対コストを表している。コスト分析表の一例は、図8Eを参照して後述する。
ネットワークにおける各リンクに対して安定状態および復元トラフィックフロー割り当てを割り当てることにより、ネットワークオペレータおよび管理者は、増分ネットワークコストの観点から、相対的に費用のかかる、または費用のかからないリンクおよび/またはノード対を判断することができる。従って、ネットワークの価格を、ネットワークにおけるノード対においてトラフィックを送受信する際の相対コストに基づいて決定することができる。
加えて、ネットワークオペレータまたは管理者は、ネットワークに関する様々な不具合シナリオおよび/またはコスト割り当てを設定する目的から、(グラフィックユーザインタフェース経由で)不具合タイプ725、トラフィック需要マトリックス710、ネットワークコスト745、その他の関連するパラメータを、コスト分析器705に入力することができる。
図8Aから図8Eは、一実施形態におけるコスト分析計算を示す図および表を示す。
図8Aは、一例であるネットワークトポロジー800、トラフィック需要表805、および安定状態トラフィックフロー表810を示す。この例におけるネットワークトポロジー800は、ネットワークノード(つまり、ネットワークノードに関連付けられている都市)であるデンバー(DEN)、ダラス(DAL)、ロサンジェルス(LAX)、よびサンノゼ(SJC)を含む。ネットワークリンクAは、DENとDALとの間にあり、リンクBはDALとLAXとの間にあり、リンクCはLAXとSJCとの間にあり、リンクDはSJCとDENとの間にある。例えば、ネットワークトラフィックがDENとLAXとの間を移動するためには、経路A−Bまたは経路D−Cを通る必要があろう。ノード対間の具体的なルートおよび経路は、通常、ネットワーク最適化モジュール715により決定される。
トラフィック需要表805は、ネットワークトポロジー800における各ノード対に対するトラフィック需要の例を示す。簡略にするために、各ノード対のトラフィック需要は、単位1(例えば毎月1Mbps)が想定されている。前述したように、各リンクにおけるトラフィック需要は、関係ネットワークマッピング710により(または任意の他のトラフィックフローデータおよび統計レポジトリおよび/または分配システムにより)提供されうる。
安定状態トラフィックフロー表810は、各リンクの各ノード対に対する安定状態トラフィックフローを示す。例えば、DEN−LAXノード対のリンクCは、安定状態トラフィクフロー単位「3」を有する。これは、経路D−Cを経由するDEN−LAXのトラフィックフロー(「1」の需要単位)、経路Cを経由するSJC−LAXのトラフィックフロー(「1」の需要単位)、経路B−Cを経由するDAL−SJCのトラフィックフロー(「1」の需要単位)が累積されたものであり、全体で「3」単位のトラフィックフローとなるからである。しかしDAL−SJCのトラフィックが経路A−Dを通る場合には、DEN−LAXノード対のリンクCは、「2」単位の安定状態トラフィックフローを有することになる。前述したように、安定状態トラフィックフローは、ネットワーク最適化モジュール715が決定するルートおよび経路に基づいて決定される。
表810においては、リンクAを介した各ノード対の安定状態トラフィックフローの合計は「1」であり、リンクBを介すると「2」であり、リンクCを介すると「5」であり、リンクDを介すると「4」である。安定状態トラフィックフローの合計は、さらに、通常のネットワーク処理条件下で各リンクが処理するべき(従って割り当てるべき)容量をも表している。
図8Bは、単一のリンク不具合シナリオにおけるネットワークトポロジー800のバックアップ(復元)トラフィックフロー表を示す。リンク不具合Aバックアップフロー表815は、リンクAに不具合が生じている間の各リンクに関する各ノード対のバックアップトラフィックフローを示す。リンク不具合Bバックアップフロー表820は、リンクBに不具合が生じている間の各リンクに関する各ノード対のバックアップトラフィックフローを示す。リンク不具合Cバックアップフロー表825は、リンクCに不具合が生じている間の各リンクに関する各ノード対のバックアップトラフィックフローを示す。リンク不具合Dバックアップフロー表830は、リンクDに不具合が生じている間の各リンクに関する各ノード対のバックアップトラフィックフローを示す。
表815において、リンクAに不具合が生じておりネットワークトラフィックを送受信することができないことから、リンクAのトラフィックフローは、各ノード対についてゼロである。この計測は、それぞれリンクB、C、およびDに対する表820、825、および830におけるものと同じである。さらに表815、820、825、および830でもそれぞれ、全てのノード対について合計した後の各リンクに対する一番右の列に、復元・バックアップトラフィックフローの合計が示されている。バックアップトラフィックフローの合計はさらに、各リンクが各不具合シナリオに対して対処することができるべき(従って割り当てることができるべき)容量を表している。
図8Cは、全リンクコスト表835および安定状態フローコスト割り当て表840を示す。表835は、ネットワークトポロジー800のコスト/単位、リンク毎の安定状態フロー、リンク毎のバックアップ(復元)フロー、リンク毎の全コスト、安定状態フローの合計、バックアップ(復元)フローの合計、および、累積された全コストを示している。この例においても、簡略にするために、コスト/単位は「1」と想定している。コスト/単位は、図7に関して前述したように、ネットワークコスト745が提供することができる。
表835における安定状態フローは、表810の全安定状態フローの合計である。
各リンクにおける全コスト(表835の一番右の列)は、表815、820、825、および830における(または、異なる不具合シナリオを想定する全てのバックアップトラフィックフロー表における)一番大きなバックアップトラフィックフロー数の合計でコスト/単位を乗算したものである。例えば、リンクDの合計コストは、コスト/単位「1」を「6」で乗算したものであり、この「6」は、「5」(表815の一番右の列)、「6」(表820の一番右の列)、「3」(表825の一番右の列)、および、「0」(表825の一番右の列)のうちの最高値または最大値である。
表835のバックアップフロー列は、全コスト列(コスト/単位で除算したもの)と、安定状態列との間の差異である。例えば、リンクDのバックアップフロー「2」は、安定状態フロー「4」を、全コスト(「6」をコスト/単位「1」で除算したもの)から差し引くことで求められる。
図8Cの参照を続けると、表840は、各リンクにおける各ノード対の安定状態フローコスト割り当てを示す。表の各エントリは、任意のリンクが1つのノード対(例えば都市の対)について有する全安定状態ネットワークトラフィックフロー(または容量)の相対比率を示す。一実施形態では、任意のノード対の任意のリンクに対する安定状態フローコスト割り当ては、該ノードの該リンクの安定状態トラフィックフロー(つまり、表810の対応するエントリ)を、該リンクの安定状態フローおよびバックアップフローの全トラフィックフローの合計(つまり、表810、815、820、825、および830における該リンクの総計)で除算したものである。
例えば、ノード対DAL−LAXのリンクBに対する安定状態フローコスト割り当ては、8%となる(表840より)。これは、DAL−LAXのリンクBの安定状態トラフィックフロー(表810において「1」)を、安定状態のリンクBの全トラフィックフロー(表810から「2」)およびバックアップフロー(表815から「3」、表820から「0」、表825から「3」、表830から「4」)の合計で除算したものである。従って、ノード対DAL−LAXにおけるリンクBの安定状態フローコスト割り当てを計算すると、1/(2+3+0+3+4)=8%となる。
一実施形態では、安定状態容量割り当てモジュール720は、図8Cを参照して記載するように安定状態コスト割り当て計算を行う。
図8Dは、ネットワークトポロジー800に関するリンク不具合フローコスト割り当て表を示す。リンク不具合Aフローコスト割り当て表845は、リンクAに不具合が生じたときの各リンクのフローコスト割り当てを示す。リンク不具合Bフローコスト割り当て表850は、リンクBに不具合が生じたときの各リンクのフローコスト割り当てを示す。リンク不具合Cフローコスト割り当て表855は、リンクCに不具合が生じたときの各リンクのフローコスト割り当てを示す。リンク不具合Dフローコスト割り当て表860は、リンクDに不具合が生じたときの各リンクのフローコスト割り当てを示す。
表845、850、855、および860の各エントリは、任意のリンクが一定の不具合シナリオにおいて1つのノード対について有する全バックアップネットワークトラフィックフロー(または容量)の相対比率を示す。一実施形態では、任意の不具合シナリオにおける任意のノード対の任意のリンクに対するバックアップ(復元)フローコスト割り当ては、該不具合シナリオにおける該ノードの該リンクのバックアップトラフィックフロー(つまり、表815、820、825、または830の対応するエントリ)を、該リンクの安定状態フローおよびバックアップフローの全トラフィックフローの合計(つまり、表810、815、820、825、および830における該リンクの総計)で除算したものである。
一例では、リンクBに不具合が生じたシナリオにおけるノード対DEN−LAXのリンクCに対するバックアップフローコスト割り当ては、16%となる(表850より)。これは、リンクBに不具合が生じた場合のDEN−LAXのリンクCに対するバックアップトラフィックフロー(表820から「3」)を、安定状態のリンクCの全トラフィックフロー(表810から「5」)、バックアップフロー(表815から「6」、表820から「5」、表825から「0」、表830から「3」)の合計で除算したものである。従って、リンクBに不具合が生じたシナリオにおけるノード対DEN−LAXにおけるリンクCのバックアップフローコスト割り当てを計算すると、3/(5+6+5+0+3)=16%となる。これら計算は、不具合シナリオ毎およびノード対毎に、各リンクに対して繰り返すことができる。
別の実施形態では、復元容量割り当てモジュール735は、図8Dを参照して記載するようにバックアップコスト割り当て計算を行う。
図8Eは、ネットワークトポロジー800の各ノード対に関するネットワークトラフィックの単位毎の全コストを示すコスト分析表865を示している。表865が供給するこれら情報は、ネットワークオペレータおよび管理者により、銘々のネットワークでノード対(または都市の対)の相対コストを特定する目的に利用することができる。
表865のデータセットの例を参照すると、任意のノード対の任意のリンクのコストは、該リンクの全コスト/単位(表835の一番右の列)を、i)該ノード対の該リンクの安定状態フローコスト割り当て、およびii)該ノード対の該リンクのバックアップフローコスト割り当ての合計で乗算することで求めることができる。
例えば、ノード対DEN−LAXのリンクDのコストは、表865から「3.0」である。これは、リンクDの全コスト/単位(表835から「6」)を、i)DEN−LAXのリンクDの安定状態フローコスト割り当て(表840から「0.17」)、およびii)DEN−LAXのリンクDのバックアップフローコスト割り当て(表845から「0.17」、表850から「「0.17」、表855から「0.0」、表860から「0.0」)の合計で乗算することで求めることができる。従って、ノード対DEN−LAXのリンクDのコストを計算すると、6* (0.17+0.17+0.17+0+0)=3.0となる。これら計算は、表865に示すノード対毎に、各リンクに対して繰り返すことができる。
加えて、任意のノード対の全コストは、該ノード対に関する各リンクのコストを加算することで求めることができる。例えば、表865で、DAL−SJCノード対の全コストは0.7+1.0+0.9+0.7=3.3として求められる。次に、全コスト/トラフィック需要を、全コスト(表865の最終行の次の行)を、表805の対応するノード対のトラフィック需要の数値で除算することで求めることができる。この段落の例の説明を続けると、DAL−SJCノード対の全コスト/トラフィック需要は、「3.3」を、「1」のトラフィック需要(表805)で除算したものであり、DAL−SJCに対する需要を1とした場合に「3.3」のコストが導き出される。この例のネットワークトポロジー800においては、DEN−LAXノード対(トラフィック需要1に対して「7.2」の全コスト)が示されており、これは、銘々のノード対においてネットワークトラフィックを送受信する場合に、例えばノード対DAL−SJC(トラフィック需要1に対して「3.3」の全コスト)よりも相対的にコストが高いことが分かる。
一実施形態では、コスト分析表865に関するデータは、コスト割り当てモジュール740により、図7を参照して上述したコスト分析システム705の一部として生成される。
図8Aから図8Eを参照して開示された実施形態は、ネットワークパラメータの例を利用する、あくまで例示である。当業者であれば、これら実施形態を、様々な異なる不具合シナリオ(例えばノードの不具合)を有する、より複雑なネットワーク構成およびトポロジーに対するネットワークコスト分析の実行に適用可能であることを理解する。
図9は、本発明の実施形態を実行および実装可能なコンピュータシステム900の概略図である。例えば、1以上のコンピューティングデバイス900(例えばサーバ、ルータ、ゲートウェイ等)を利用して、リンク毎、ノード毎、都市の対毎、カスタマ毎、および/または、これらのいずれかの組み合わせ、ネットワーク処理および管理に関する様々なコストの評価に適した任意の他のメトリックで、増分ネットワークコストを管理することができる。
本例においては、コンピュータシステム900は、バス901(インターコネクト)、少なくとも1つのプロセッサ902、少なくとも1つの通信ポート903、メインメモリ904、取り外し可能格納媒体905、読み取り専用メモリ906、および大容量ストレージ907を含む。プロセッサ(1または複数)902は、Intel(登録商標)Itanium(登録商標)またはItanium2(登録商標)プロセッサ、AMD(登録商標)Opetron(登録商標)またはAthlonMP(登録商標)プロセッサ、またはMotorola(登録商標)ラインのプロセッサ等であるがこれらに限定はされない任意の公知のプロセッサであってよい。通信ポート903は、モデムに基づくダイアルアップ接続に利用されるRS−232ポート、10/100Ethernet(登録商標)ポート、銅製またはファイバ製のギガビットポート、またはUSBポートのうちいずれであってもかまわない。通信ポート903は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、またはコンピュータシステム900が接続する任意のネットワーク(例えばネットワーク990)等のネットワークに従って選択されてよい。コンピュータシステム900は、入出力(I/O)ポート909を介して周辺デバイス(例えばグラフィックユーザインタフェース930、入力デバイス916)に接続されてよい。
メインメモリ904は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または当技術分野でよく知られている任意の他の動的格納デバイスであってよい。読み取り専用メモリ906は、プロセッサ902の命令等の静的情報を格納するためのプログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)チップ等の静的格納デバイスであってよい。大容量ストレージ907は、情報および命令を格納するために利用することができる。例えば、スカジー(SCSI)ドライブのAdaptec(登録商標)ファミリー等のハードディスク、光ディスク、RAID(Redundant Array of Independent Disks:レイド)ドライブのAdaptec(登録商標)ファミリー等のRAID等のディスクアレイ、または任意の他の大容量格納デバイスを利用することができる。
バス901は、プロセッサ902を、他のメモリ、ストレージ、および通信ブロックと通信可能に連結する。バス901は、利用される格納デバイスに応じて、PCI/PCI−X、SCSI、またはユニバーサルシリアルバス(USB)に基づくシステムバス(その他)であってよい。取り外し可能格納媒体905は、任意の種類の外部ハードドライブ、フロッピー(登録商標)ドライブ、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM等であってよい。
ここに開示する実施形態は、処理を実行するコンピュータ(その他の電子デバイス)のプログラミングに利用することのできる、命令を格納した機械可読媒体を含んでよいコンピュータプログラムプロダクトとして提供されてよい。機械可読媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、CD−ROM、磁気光ディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気カードまたは光カード、フラッシュメモリ、電子命令の格納に適したその他の種類の媒体/機械可読媒体を含んでよいが、これらに限定はされない。さらにここに開示する実施形態は、プログラムが遠隔コンピュータから要求を発するコンピュータへと、通信リンク(例えばモデムまたはネットワーク接続)を介して搬送波その他の伝播媒体に具現化されるデータ信号により転送されうるコンピュータプログラムプロダクトとしてダウンロードすることもできる。
図示されているように、メインメモリ904は、上述した機能をサポートするコスト分析アプリケーション705−1により符号化されてよく、これについては後述する。コスト分析アプリケーション705−1(および/またはここで記載する他のリソース)は、ここに記載する異なる実施形態による処理機能をサポートするデータおよび/または論理命令(例えばメモリ、またはディスク等の任意のコンピュータ可読媒体に格納されるコード)等のソフトウェアコードとして具現化することができる。一実施形態の処理中に、プロセッサ902は、バス901を利用して、メインメモリ904にアクセスして、コスト分析アプリケーション705−1の論理命令を起動、運用、実行、解釈、または行う。コスト分析アプリケーション705−1を実行することによって、コスト分析プロセス705−2の処理機能が達成される。つまり、コスト分析プロセス705−2は、コンピュータシステム900のプロセッサ902内で、またはその上で行われるコスト分析アプリケーション705−1の1以上の部分を表す。
ここに記載する方法の処理を実行するコスト分析プロセス705−2に加えて、ここに記載する他の実施形態として、コスト分析アプリケーション705−1自身(つまり、まだ未実行または未だ行われていない論理命令および/またはデータ)が含まれる。コスト分析アプリケーション705−1は、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または光媒体等のコンピュータ可読媒体(例えばレポジトリ)に格納されてよい。他の実施形態においては、コスト分析アプリケーション705−1は、ファームウェア、読み取り専用メモリ(ROM)等のメモリタイプのシステムに、または本例では、メインメモリ9104内の(例えばランダムアクセスメモリまたはRAM内の)実行可能コードとして、格納されてもよい。例えば、コスト分析アプリケーション705−1は、取り外し可能格納媒体905、読み取り専用メモリ906、および/または、大容量格納デバイス907に格納されてもよい。
これらの実施形態に加えて、さらに、ここに記載する他の実施形態として、コスト分析プロセス705−2として、プロセッサ902内のコスト分析アプリケーション705−1を実行することが含まれてよいことに留意されたい。従って当業者であれば、コンピュータシステム900が、割り当ておよびハードウェアリソースの利用を制御するオペレーティングシステム等、または、ネットワーク収集器150、ネットワークフロー収集モジュール160、トラフィック計測値集計器170、および/または、ネットワークマッピング改良モジュール180のインスタンス等の他のプロセスおよび/またはソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントを含みうることを理解する。従ってコスト分析器705(アプリケーション705−1およびプロセス705−2)、ネットワークフロー収集器150(アプリケーション150−1およびプロセス150−2)、ネットワークフロー収集モジュール160(アプリケーション160−1およびプロセス160−2)、トラフィック計測値集計器170(アプリケーション170−1およびプロセス170−2)、および、ネットワークマッピング改良モジュール180(アプリケーショオン180−1およびプロセス180−2)は、同様に、または別個に実行されるプロセスと同様のコンピュータ化されたデバイス(computerized device)900上に、または、同様に、または別個に実行されるプロセスとして様々な組み合わせの別のデバイス上に実装することができる。
ここで記載するように、本発明の実施形態は、様々なステップおよび処理を含む。様々なこれらステップをハードウェアコンポーネントにより実行することができ、あるいは、機械実行可能命令に具現化することができ、これらを利用することで、汎用または専用プロセッサを、処理を実行させる命令でプログラミングすることができる。あるいは、これらステップは、ハードウェア、ソフトウェア、および/または、ファームウェアの組み合わせにより実行することができる。
図10−図13は、ここに記載する実施形態におけるフローチャートを含む。図示されている矩形のエレメントは、「ステップ」として記されており、これら機能を実行するコンピュータソフトウェア命令または命令群を表す。フローダイアグラムは、必ずしも特定のプログラミング言語のシンタックスを示す必要はない。フローダイアグラムは、ここに記載する特徴を実行するために、当業者が回路を作成したり、コンピュータソフトウェアを生成したりするために利用することができる機能情報を示している。
フローチャートでは、数多くのルーチンプログラムエレメント(ループおよび変数等)および一時的な変数の利用が特有である。当業者であれば、そうではないと明記しない限り、ここに記載する特定のシーケンスが例示のみを目的としたものであり、本発明の精神から逸脱しない範囲の変更が可能であることを理解する。従って、以下に記載するステップは、そうではないと明記しない限り、可能な限りにおいて任意の便利なまたは所望の順序で実行可能である。
具体的な説明として、図10は、一実施形態において、コスト分析器705(つまり、コスト分析アプリケーション705−1、および/または、コスト分析プロセス705−2のランタイム実装)により実行されるプロセス処理を示す処理ステップのフローチャート1000である。
ステップ1005で、ネットワークの各物理リンクに対して、コスト分析器705は、ネットワークの各ノード対(例えば都市の対)に関する安定状態容量割り当てを判断する。
ステップ1010で、コスト分析器705は、通常または典型的なネットワーク処理条件下において任意の物理リンクが対処することができねばならないトラフィックの量を推定する。
ステップ1015で、ネットワークの各物理リンクに対して、コスト分析器705は、ネットワークの各ノード対(例えば都市の対)に関する復元容量割り当てを決定する。
ステップ1020で、コスト分析器705は、ネットワークの少なくとも1つの他の物理リンクに不具合が生じたときに、任意の物理リンクが対処することができねばならないトラフィックの量を推定する。
ステップ1025で、コスト分析器705は、任意のノード対(例えば都市の対)の単位トラフィックあたりの増分コストを、i)該ノード対に関する安定状態容量割り当ておよび復元容量割り当てを、ii)ネットワークの各ノード対に関する安定状態容量割り当ておよび復元容量割り当ての総量と比較することで計算する。
ステップ1030で、コスト分析器705は、さらに、特定の時間範囲(例えば一ヶ月にサンプリングされたトラフィックの量の95番目のパーセンタイル)におけるネットワークの各物理リンクでサンプリングされたトラフィック計測値を表すトラフィック需要マトリックスに基づいて、任意のノード対(例えば都市の対)の単位トラフィックあたりの増分コストを計算する。別の実施形態では、安定状態容量割り当ておよび復元容量割り当ては、少なくとも部分的に、ネットワーク容量計画アルゴリズム(例えばネットワーク最適化、トラフィック工学、最短経路ルーティング、リンク重量最適化等)により決定される。例えば、トラフィックフローモジュールは、サンプリングされたトラフィック計測値に基づいてトラフィック需要マトリックスを生成するよう設定することができる。
図11は、一実施形態におけるコスト分析器705が実行するプロセス処理を示すプロセスステップのフローチャート1100である。
ステップ1105で、コスト分析器705は、ネットワークのノードから取得したトラフィック統計に基づいてトラフィック需要マトリックスを生成する。例えば、統計は、前述したように、関係ネットワークマッピング710から供給されてよい。
ステップ1110で、コスト分析器705は、トラフィック需要マトリックスに基づいてネットワークの各リンクの容量割り当てを決定する。例えば、容量割り当ては、様々な不具合シナリオ(例えばリンクの不具合、ノードの不具合等)に鑑みた、各ノード対の各リンクにおける安定状態および/またはバックアップ(復元)トラフィックフローを考慮に入れて決定される。
ステップ1115で、コスト分析器705は、ネットワークの各リンクの容量割り当てに基づいて、任意のノード対間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する。
図12は、一実施形態においてコスト分析器705が実行するプロセス処理を示すフプロセスステップを示すフローチャート1200である。
ステップ1205で、コスト分析器705は、ネットワークの各ノード対について別個に各リンクの容量割り当てを決定する。ノード対は、論理的に連結されてよく、必ずしも単一の物理リンクで接続される必要はない。
ステップ1210で、コスト分析器705は、各リンクにおける(ノード対毎の)トラフィックフローの安定状態容量を決定する。一実施形態においては、安定状態容量は、通常のネットワーク処理中(ネットワーク最適化アルゴリズムにより判断される)に、ネットワークの各ノード対間の最適なルートに対するトラフィックフローを計測する。
ステップ1215で、コスト分析器705は、ネットワーク不具合が生じると(つまり不具合シナリオにおいて)、各リンクにおけるトラフィックフローの復元(バックアップ)容量を決定する。
ステップ1220で、コスト分析器705は、ネットワークにおいて少なくとも1つのリンクに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処しなくてはならないネットワークトラフィックの量を推定する。
ステップ1225で、コスト分析器705は、ネットワークにおいて少なくとも1つのノードに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処しなくてはならないネットワークトラフィックの量を推定する。
図13は、一実施形態においてコスト分析器705が実行するプロセス処理を示すフプロセスステップを示すフローチャート1300である。
ステップ1305で、コスト分析器705は、特定の時間範囲におけるネットワークの各物理リンクにおいてトラフィック計測値をサンプリングすることにより、トラフィック需要マトリックスを生成する。または、コスト分析器705が、前述したように関係ネットワークマッピング710からこれらのトラフィックデータおよび統計を提供されてもよい。
ステップ1310で、コスト分析器705は、任意のノード対間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを、少なくとも部分的に、i)該ノード対間で送受信されるネットワークトラフィックの各リンクの全容量割り当ての、ii)ネットワークの各都市の対の間で送受信されるネットワークトラフィックの各リンクの全容量割り当ての総量に対する比率に基づいて計算する。一実施形態においては、コスト分析器705は、各リンクに対して、ネットワークの複数の都市の対のノードの各々に関するトラフィックフローに起因した安定状態容量および復元容量を計算することで、容量割り当てを決定する。
ステップ1315で、コスト分析器705は、少なくとも部分的に、ネットワークの運営コスト、機器コスト、施設コスト、および設置コストのいずれか1つに基づいて、任意のノード対間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する。
一実施形態では、コスト分析器705は、単位トラフィックあたりのコストを、グラフィックユーザインタフェースに表示する。
[項目1]ネットワークの論理上の都市の対の間の増分ネットワークコストを計算する、コンピュータに実装される方法であって、各都市の対は、1以上の物理リンクを介して前記ネットワークにおいて通信して、前記コンピュータにより実装される方法は、前記ネットワークの各物理リンクに対して、前記ネットワークの各都市の対に関する安定状態容量割り当てを決定する段階と、前記ネットワークの各都市の対に関する復元容量割り当てを決定する段階と、任意の都市の対の単位トラフィックあたりの増分コストを、i)当該都市の対に関する安定状態容量割り当ておよび復元容量割り当てを、ii)前記ネットワークの各都市の対に関する安定状態容量割り当ておよび復元容量割り当ての総量と比較することで計算する段階とを備えるコンピュータに実装される方法。[項目2]任意の物理リンクに対して安定状態容量割り当てを決定する段階は、当該物理リンクが通常のネットワーク処理条件下で対処するべきトラフィックの量を推定する段階を有する項目1に記載のコンピュータに実装される方法。[項目3]任意の物理リンクに対して復元容量割り当てを決定する段階は、前記ネットワークの少なくとも1つの他の物理リンクに不具合が生じたときに、当該物理リンクが対処するべきトラフィックの量を推定する段階を有する項目1に記載のコンピュータに実装される方法。[項目4]前記任意の都市の対の単位トラフィックあたりの増分コストを計算する段階は、さらに、特定の時間範囲における前記ネットワークの各物理リンクでサンプリングされたトラフィック計測値を表すトラフィック需要マトリックスに基づく項目1に記載のコンピュータに実装される方法。[項目5]前記安定状態容量割り当ておよび前記復元容量割り当ては、少なくとも部分的にネットワーク容量計画アルゴリズムにより決定される項目1に記載のコンピュータ実装される方法。[項目6]ネットワークのノード対間の増分ネットワークコストを計算する、コンピュータに実装される方法であって、前記ネットワークのノードから取得したトラフィック統計に基づいてトラフィック需要マトリックスを生成する段階と、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて前記ネットワークの各リンクに対する容量割り当てを決定する段階と、前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てに基づいて、任意のノード対の間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する段階とを備えるコンピュータに実装される方法。[項目7]前記トラフィック需要マトリックスを生成する段階は、特定の時間範囲において前記ネットワークの各物理リンクにおいてトラフィック計測値をサンプリングする段階を有する項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目8]任意のリンクに対する前記容量割り当ては、前記ネットワークの各ノード対について別個に決定される項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目9]前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てを決定する段階は、各リンクにおけるトラフィックフローに対して安定状態容量を決定する段階を有する項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目10]前記安定状態容量は、通常のネットワーク処理中に、前記ネットワークの各ノード対間の最適なルートに対するトラフィックフローを計測する項目9に記載のコンピュータに実装される方法。[項目11]前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てを決定する段階は、ネットワーク不具合が生じると、各リンクにおけるトラフィックフローの復元容量を決定する段階を有する項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目12]前記ネットワークにおいて少なくとも1つのリンクに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定する段階をさらに備える項目11に記載のコンピュータに実装される方法。[項目13前記ネットワークにおいて少なくとも1つのノードに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定する段階をさらに備える項目11に記載のコンピュータに実装される方法。[項目14]前記容量割り当てを決定する段階は、各リンクに対して、前記ネットワークの複数の都市の対のノードの各々に関するトラフィックフローに起因した安定状態容量および復元容量を計算する段階を有する項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目15]任意のノード対間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する段階は、少なくとも部分的に、i)当該ノード対間で送受信されるネットワークトラフィックの各リンクの全容量割り当ての、ii)前記ネットワークの各都市の対の間で送受信されるネットワークトラフィックの各リンクの全容量割り当ての総量に対する比率に基づく項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目16]前記単位トラフィックあたりのコストは、前記ネットワークの運営コスト、機器コスト、施設コスト、および設置コストに基づく項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目17]前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当ては、ネットワーク容量計画アルゴリズムにより生成される項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目18]前記任意のノード対は、都市の対を表す項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目19]前記単位トラフィックあたりのコストを、グラフィックユーザインタフェースに表示する項目6に記載のコンピュータに実装される方法。[項目20]ネットワークのノード対間の増分ネットワークコストを計算するシステムであって、それぞれが前記ネットワークの各ノードに関連付けられた複数のコアルータと、前記複数のコアルータから取得された、サンプリングされたトラフィック計測値からトラフィック需要マトリックスを生成するトラフィックフローモジュールと、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて前記ネットワークのノード間の各リンクに対する容量割り当てを決定するコスト分析モジュールとを備え、前記コスト分析モジュールは、前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てに基づいて、任意のノード対の間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する、システム。[項目21]前記コスト分析モジュールはさらに、前記ネットワークの各リンクにおけるトラフィックフローの安定状態容量を決定し、前記安定状態容量は、前記ネットワークの各ノード対の間の最適ルートについて計測される項目20に記載のシステム。[項目22]前記コスト分析モジュールはさらに、前記ネットワークにおいて少なくとも1つのリンクに不具合が生じた場合に各リンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定することにより、各リンクに対する復元容量を決定する項目20に記載のシステム。[項目23]前記コスト分析モジュールはさらに、前記任意のノード対間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを、i)当該ノード対間で送受信されるネットワークトラフィックの各リンクの全容量割り当ての、ii)前記ネットワークの各都市の対の間で送受信されるネットワークトラフィックの各リンクの全容量割り当ての総量に対する比率を求めることにより、計算する項目20に記載のシステム。[項目24]命令が格納された有形のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、処理デバイスにより実行されると、前記処理デバイスに、ネットワークのノードから取得したネットワークトラフィック統計に基づいてトラフィック需要マトリックスを生成する段階と、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて前記ネットワークの各リンクに対する容量割り当てを決定する段階と、前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てに基づいて、任意のノード対の間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する段階とを実行させる有形のコンピュータ可読媒体。[項目25]前記容量割り当てを決定する段階は、各リンクにおけるトラフィックフローに対して安定状態容量を決定する段階を有し、前記安定状態容量は、前記ネットワークの各ノード対間の最適なルートについて計測される項目24に記載の有形のコンピュータ可読媒体。[項目26]前記容量割り当てを決定する段階は、ネットワークにおいて少なくとも1つのリンクに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定することにより、前記ネットワークの各リンクにおける復元容量を決定する段階を有する項目24に記載の有形のコンピュータ可読媒体。本発明を様々な実施形態を参照しながら記載してきたが、本発明がこれら詳細に限定されない点は理解されたい。当業者であれば様々な変形例および代替例について想到するであろう。これらの代替例は全てが添付請求項が定義する本発明の範囲内に含まれることが意図されている。

Claims (21)

  1. ネットワークのノード対間の増分ネットワークコストを計算する、コンピュータに実装される方法であって、
    前記ネットワークのノードから取得したトラフィック統計に基づいてトラフィック需要マトリックスを生成する段階と、
    前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全安定状態トラフィックフローを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて生成する段階と、
    前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全復元トラフィックフローを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて生成する段階と、
    前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全ネットワークトラフィックフローコストを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて生成する段階と、
    前記トラフィック需要マトリックスに基づいて前記ネットワークの各リンクに対する容量割り当てを決定する段階と、
    前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てに基づいて、任意のノード対の間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する段階と
    を備え
    前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てを決定する段階は、
    前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する安定状態容量割り当てを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定する段階と、
    前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する復元容量割り当てを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定する段階と
    を有し、
    前記安定状態容量割り当ては、各リンクが各ノード対について有する安定状態トラフィックフローの相対比率を示し、
    前記復元容量割り当ては、各リンクが各ノード対について有する復元トラフィックフローの相対比率を示し、
    前記単位トラフィックあたりのコストを計算する段階は、
    各リンクについて、前記安定状態容量割り当てと前記復元容量割り当てとの合計と、前記全ネットワークトラフィックフローコストとを乗算する段階
    を有する
    コンピュータに実装される方法。
  2. 前記トラフィック需要マトリックスを生成する段階は、
    特定の時間範囲において前記ネットワークの各物理リンクにおいてトラフィック計測値をサンプリングする段階
    を有する請求項に記載のコンピュータに実装される方法。
  3. 任意のリンクに対する前記容量割り当ては、前記ネットワークの各ノード対について別個に決定される
    請求項1または2に記載のコンピュータに実装される方法。
  4. 前記安定状態容量割り当ては、通常のネットワーク処理中における、前記ネットワークの各ノード対間の最適なルートに対するトラフィックフローを表す
    請求項1から3のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  5. ネットワーク不具合が生じると、各リンクにおけるトラフィックフローの前記復元容量の割り当てが決定される
    請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  6. 前記ネットワークにおいて少なくとも1つのリンクに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定する段階
    をさらに備える請求項に記載のコンピュータに実装される方法。
  7. 前記ネットワークにおいて少なくとも1つのノードに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定する段階
    をさらに備える請求項に記載のコンピュータに実装される方法。
  8. 前記安定状態容量割り当ておよび前記復元容量割り当ては、前記ネットワークの複数の都市の対のノードの各々に関するトラフィックフローに起因する
    請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  9. 前記単位トラフィックあたりのコストは、前記ネットワークの運営コスト、機器コスト、施設コスト、および設置コストに基づく
    請求項1から8のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  10. 前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当ては、ネットワーク容量計画アルゴリズムにより生成される
    請求項1から9のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  11. 前記任意のノード対は、都市の対を表す
    請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  12. 前記単位トラフィックあたりのコストを、グラフィックユーザインタフェースに表示する段階
    をさらに備える請求項1から11のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  13. 前記ネットワークの各リンクについて任意のノード対の間で送受信される前記単位トラフィックあたりのコストの合計を算出し、前記単位トラフィックあたりのコストの前記合計を、前記トラフィック需要マトリックスで提供される対応するノード対に関するネットワークトラフィック需要で除算することにより、任意のノード対の間の増分ネットワークコストを算出する段階
    をさらに備える請求項1から12のいずれか一項に記載のコンピュータに実装される方法。
  14. ネットワークのノード対間の増分ネットワークコストを計算するシステムであって、
    それぞれが前記ネットワークの各ノードに関連付けられた複数のコアルータと、
    前記複数のコアルータから取得された、サンプリングされたトラフィック計測値からトラフィック需要マトリックスを生成するトラフィックフローモジュールと、
    前記トラフィック需要マトリックスに基づいて前記ネットワークのノード間の各リンクに対する容量割り当てを決定するコスト分析モジュールと
    を備え、
    前記コスト分析モジュールは、前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てに基づいて、任意のノード対の間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算
    前記トラフィックフローモジュールは、前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全安定状態トラフィックフローを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定し、前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全復元トラフィックフローを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定し、前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全ネットワークトラフィックフローコストを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定し、
    前記コスト分析モジュールは、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する安定状態容量割り当てを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定し、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する復元容量割り当てを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定し、
    前記安定状態容量割り当ては、各リンクが各ノード対について有する安定状態トラフィックフローの相対比率を示し、
    前記復元容量割り当ては、各リンクが各ノード対について有する復元トラフィックフローの相対比率を示し、
    前記コスト分析モジュールは、前記単位トラフィックあたりのコストを計算する場合に、各リンクについて、前記安定状態容量割り当てと前記復元容量割り当てとの合計と、前記全ネットワークトラフィックフローコストとを乗算する
    システム。
  15. 前記安定状態容量割り当ては、前記ネットワークの各ノード対の間の最適ルートについて計測される
    請求項14に記載のシステム。
  16. 前記ネットワークにおいて少なくとも1つのリンクに不具合が生じた場合に各リンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定することにより、各リンクに対する前記復元容量割り当てが決定される
    請求項14または15に記載のシステム。
  17. 前記コスト分析モジュールはさらに、前記ネットワークの各リンクについて任意のノード対の間で送受信される前記単位トラフィックあたりのコストの合計を算出し、前記単位トラフィックあたりのコストの前記合計を、前記トラフィックフローモジュールによって生成される対応するノード対に関するネットワークトラフィック需要で除算することにより、任意のノード対の間の増分ネットワークコストを算出する
    請求項14から16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. プログラムであって、コンピュータに、
    ネットワークのノードから取得したネットワークトラフィック統計に基づいてトラフィック需要マトリックスを生成する段階と、
    前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全安定状態トラフィックフローを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて生成する段階と、
    前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全復元トラフィックフローを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて生成する段階と、
    前記ネットワークの複数のリンクの各リンクについて、前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する全ネットワークトラフィックフローコストを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて生成する段階と、
    前記トラフィック需要マトリックスに基づいて前記ネットワークの各リンクに対する容量割り当てを決定する段階と、
    前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てに基づいて、任意のノード対の間で送受信される単位トラフィックあたりのコストを計算する段階と
    を実行させ
    前記ネットワークの各リンクに対する前記容量割り当てを決定する段階は、
    前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する安定状態容量割り当てを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定する段階と、
    前記ネットワークの各ノード対のトラフィック需要に関する復元容量割り当てを、前記トラフィック需要マトリックスに基づいて決定する段階と
    を有し、
    前記安定状態容量割り当ては、各リンクが各ノード対について有する安定状態トラフィックフローの相対比率を示し、
    前記復元容量割り当ては、各リンクが各ノード対について有する復元トラフィックフローの相対比率を示し、
    前記単位トラフィックあたりのコストを計算する段階は、
    各リンクについて、前記安定状態容量割り当てと前記復元容量割り当てとの合計と、前記全ネットワークトラフィックフローコストとを乗算する段階
    を有する
    プログラム
  19. 前記安定状態容量割り当ては、前記ネットワークの各ノード対間の最適なルートについて計測される
    請求項18に記載のプログラム
  20. 前記ネットワークにおいて少なくとも1つのリンクに不具合が生じた場合に任意のリンクが対処するべきネットワークトラフィックの量を推定することにより、前記ネットワークの各リンクにおける復元容量割り当てが決定される
    請求項18または19に記載のプログラム
  21. 前記ネットワークの各リンクについて任意のノード対の間で送受信される前記単位トラフィックあたりのコストの合計を算出し、前記単位トラフィックあたりのコストの前記合計を、前記トラフィック需要マトリックスで提供される対応するノード対に関するネットワークトラフィック需要で除算することにより、任意のノード対の間の増分ネットワークコストを算出する段階
    をさらに備える請求項18から20のいずれか一項に記載のプログラム。
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