JP5399482B2 - 調節自在なデュアルスピーカーエレメント式インイヤー型イヤフォン - Google Patents

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Description

(優先権の主張)
本願は、2008年の5月19日に出願された米国仮特許出願第61/054,238号「ADJUSTABLE, DUAL SPEAKER ELEMENT IN- EAR PHONE」と、2009年の4月6日に出願された米国特許出願第29/334,942号「EARPHONE」とについて優先権を主張し、これら出願は全体として、引用を以て本願明細書の一部となる。
本願の開示は、概して、高忠実度(high fidelity)で音を再生するイヤフォンに関しており、より詳細には、調節自在なデュアルエレメント式のインイヤー型イヤフォン(in-ear earphones)に関する。当該イヤフォンは、各耳について、高周波数の再生を目的とするトランスデューサと、低周波数の再生を目的とするトランスデューサとを有している。
米国特許第5,333,206号「DUAL ELEMENT HEADPHONE」は、(a)一般的な人間の耳の耳甲介腔(cavum conchae)よりも十分に大きい1つのトランスデューサと、
(b)耳甲介腔に収まる小さな1つのトランスデューサと含むデュアルエレメント式ヘッドフォンを開示している。ヘッドバンドの曲がり以外に、この特許に開示されたヘッドフォンは調整できない。
米国特許第5,729,615号「IN-EAR TYPE EARPHONE HAVING AN EAR HANGER」は、シャフトに接続された1個のインイヤー型スピーカーエレメントを有するイヤフォンを開示している。そのスピーカーエレメントは、シャフト回りに回転自在である。さらに、シャフトは、その軸に沿って摺動する。故に、イヤフォンの位置は、シャフトを摺動することで、垂直方向に上下する。さらに、イヤフォンは、ロール方向(roll direction)に回転できるが、ロール方向だけである。従って、この特許に開示されたイヤフォンは、イヤフォンの位置と向きを調節するための幾つかの機構を開示しているが、許される調整が限定的である。加えて、この特許のイヤフォンは、1つのスピーカーエレメントのみを有している。
上記の議論は、現時点における本発明の分野における幾つかの問題点を説明することのみを意図しており、請求の範囲を否定するものとして受け取られるべきではない。
様々な実施例のイヤフォンが提供される。少なくとも1つの実施例では、イヤフォンは、少なくとも1つのスピーカーエレメントと、第1端部及び第2端部を有するブリッジと、第1部分及び第2部分を有するハンガーバー(hanger bar)とを備えている。スピーカーエレメントは、ブリッジの第1端部に軸着されており(pivotablely connected)、第1部分は、ブリッジの第2端部に螺合している(threadingly connected)。これらの実施例では、ハンガーバーの第2部分は、聴取者に装着された場合に、聴取者の耳の一部に載るように構成されている。
少なくとも1つの実施例では、イヤフォンは、少なくとも1つのスピーカーエレメントと、第1端部及び第2端部を有するブリッジと、第1部分及び第2部分を有するハンガーバーとを備えており、スピーカーエレメントは、ブリッジの第1端部に軸着されている。これらの実施例では、ブリッジの第2端部は、回転自在なノブを備えている。イヤフォンが聴取者に装着された場合にて、当該ノブは、聴取者にアクセス可能である。さらに、これらの実施例では、ハンガーバーの第1部分は、回転自在なノブに操作自在に係合し、ノブが回転すると、第2部分がブリッジに対して平行移動する(translate)。加えて、これらの実施例では、ハンガーバーの第2部分は、聴取者に装着された場合に、聴取者の耳の一部に載るように構成されている。
少なくとも1つの実施例では、イヤフォンを装着する方法は、少なくとも1つのスピーカーエレメントと、第1端部及び第2端部を有するブリッジと、第1部分及び第2部分を有するハンガーバーとを備えているイヤフォンを与える工程を含む。スピーカーエレメントは、ブリッジの第1端部に軸着されている。第2端部は、回転自在なノブを備えている。ハンガーバーの第1部分は、回転自在なノブに操作自在に係合し、ノブが回転すると、少なくとも、第2部分がブリッジに対して平行移動する。これらの実施例では、その方法は、ノブを回転して、ハンガーバーの第2部分とブリッジの間の距離を調節する工程と、ブリッジに対してスピーカーエレメントを回転させる工程と、スピーカーエレメントが聴取者の耳の耳甲介腔に合うように、ハンガーバーが聴取者の耳の一部に置かれる工程とを備えている。
少なくとも1つの実施例では、イヤフォンは、第1スピーカーエレメントと、第1スピーカーエレメントから延出する第2スピーカーエレメントとを備えている。これらの実施例では、第1スピーカーエレメントは、壁部を有する筐体と、筐体内に配置され、第1音を生成するように構成された第1トランスデューサと、筐体の壁部と第1トランスデューサとの間で規定される第1キャビティと備えている。さらに、これらの実施例では、第2スピーカーエレメントは、聴取者の耳の耳甲介腔に少なくとも部分的に収まるような大きさで構成されたハウジングと、ハウジング内に配置された第2トランスデューサと、第2キャビティとを備えている。ハウジングは、背部と、音響放出面とを有しており、音響放出面は、そこに規定された複数の第1音響用開口及び複数の第2音響用開口を含んでいる。第2トランスデューサは、第2音響用開口を通るが、第1音響用開口を通らないで発せられる第2音を生成するように構成されている。第2キャビティは、ハウジングの背部と第2トランスデューサとで規定される。さらに、これらの実施例では、第1キャビティ、第2キャビティ及び第1音響用開口が、第1トランスデューサで生成された第1音の音響経路を規定し、第1音は、その音響経路を通って伝播し、第2音響用開口ではなく、第1音響用開口から発せられる。
少なくとも1つの実施例では、イヤフォンは、聴取者の耳の耳甲介腔に少なくとも部分的に収まるように構成された少なくとも1つのスピーカーエレメントと、そのスピーカーエレメントに操作自在に接続されたハンガーバーとを備えるように与えられる。これらの実施例では、ハンガーバーは、聴取者の耳の上部の外側湾曲部分上に、且つ聴取者の耳の耳介の上側部分の背後に置かれるように構成される。加えて、これらの実施例では、ハンガーバーの形状は、スピーカーエレメントが、重力とは無関係の力を聴取者の耳に及ぼすように構成されている。
「発明の概要」は、本願の幾つかの実施例の概要を簡単に説明することを意図している。本願は、「発明の概要」にて開示された実施例に限定されず、特許請求の範囲に規定されているように、その精神と範囲内の変更とを含むことを意図していることを理解すべきである。さらに、「発明の概要」は、特許請求の範囲を狭くするような方法で読まれるべきではないこと、又は解釈されるべきではないことが理解されるべきである。
添付の図面と共に、本発明の実施例に関する以下の説明を参照することで、本発明の上述の特徴及びその他の特徴やそれらを得るための手法がより明らかになり、本発明自体がより理解されるであろう。
図1は、聴取者に装着されているイヤフォンの非限定的な実施例を示す。 図2は、図1のイヤフォンの側面図である。 図3は、図1のイヤフォンの正面図である。 図4は、図1のイヤフォンの上面図である。 図5は、図1のイヤフォンのトラゲルブリッジ(tragel bridge)の特徴を示す。 図6は、図1のイヤフォンのトラゲルブリッジの特徴を示す。 図7は、図1のイヤフォンのトラゲルブリッジの特徴を示す。 図8は、図1のイヤフォンの分解図である。 図9は、イヤフォンの非限定的な実施例の分解図である。 図10は、イヤフォンの非限定的な実施例の斜視図である。 図11は、図10のイヤフォンの正面図である。 図12は、図11の線12−12に沿った、図10のイヤフォンのスピーカーエレメントの断面図である(簡単化のため電気配線は省略)。 図13は、図10のイヤフォンのスピーカーエレメントの分解図である(簡単化のため電気配線は省略)。 図14は、上方から見た示力図であり、図10のイヤフォンに働く力と、図10のイヤフォンが聴取者に及ぼす力とを示す。
以後、幾つかの典型的な実施例が説明されて、本明細書で開示される装置及び方法について、構造、機能、製造及び使用の原理に関する全体的な理解を与える。これらの実施例の1又は複数の例が、添付の図面に示される。当該分野における通常の知識を有する者は、本明細書で具体的に説明されると共に添付の図面に示された装置及び方法は、非限定的な実施例であり、本発明の種々の実施例の範囲は、特許請求の範囲によってのみ定められることを理解するであろう。ある典型的な実施例との関連で図示又は説明された特徴は、その他の実施例の特徴と組み合わされてよい。このような修正や変更は、本発明の範囲内に含まれる。
以下の説明では、幾つかの図面を通じて、類似の参照符号は、類似又は対応する部分を指す。「前方」、「後方」、「正面」、「背面」、「右」、「左」、「上方」や「下方」などの用語は、一般的な単語であって、限定的な用語として解釈されるべきではない。以下の記載は、本発明の様々な実施例を説明するためのものであり、本発明を限定することを意図していない。
種々の実施例は、調節自在なデュアルスピーカーエレメント式のイヤフォンに関しており、スピーカーエレメントの一方は(小さい方)は、耳の耳甲介腔に収まるような大きさにされるが、他方のエレメント(大きい方)は、そうされない。それらスピーカーエレメントの位置は調整可能であり、使用者は、快適さを増すためにスピーカーエレメントの位置を調整できる。例えば、ある実施例では、ヒンジジョイントのおかげで、大きいスピーカーエレメントが、ヒンジジョイントの垂直軸回りで回転可能であり、大きいスピーカーエレメントは、聴取者の耳に向かって、または耳から離れるように回転する。さらに、種々の実施例では、小さいスピーカーエレメントが、大きいスピーカーエレメントに対して調整されてもよい。例えば、ある実施例では、ナックルボールジョイント、ボールジョイント又はその他の似たような回転ジョイントを用いて、小さいスピーカーエレメントが、大きいスピーカーエレメントに接続されてよい。回転ジョイントは、幾らかの回転自由度を与えるが、大きいスピーカーエレメントに対する小さいスピーカーエレメントの並進移動を制限又は防止する。
加えて、イヤフォンは、聴取者がその耳にイヤフォンを配置するのに使用するハンガーバーを備えていてもよい。これに関連して、ハンガーバーは水平セクションを備えていてもよく、該水平セクションは、聴取者の耳の上部の外側湾曲部分上に、且つ、聴取者の耳の耳介(auricula or pinna)の上側部分の背後に置かれるように構成される。イヤフォンは、刻み付きノブ(knurled knob)を備えていてもよく、該ノブは、ハンガーバーの水平セクションとスピーカーエレメントの間の距離を、使用者が細かく調整可能にする。それによって、このような実施例では、使用者の調節機能のさらなる手段がもたらされる。
少なくとも1つの実施例では、調節自在なデュアルスピーカーエレメント式イヤフォンが提供され、スピーカーエレメントの一方は、聴取者の耳の耳甲介腔に収まる大きさにされる。図1乃至図4には、ある実施例のイヤフォン(10)が示されている。図1は、人間の聴取者(14)の耳(12)に装着されているイヤフォン(10)の斜視図である。図2は、イヤフォン(10)の側面図である。図3は、イヤフォン(10)の正面図である。図4は、イヤフォン(10)の上面図である。図示された実施例では、イヤフォン(10)は、第1スピーカーエレメント(20)と、インイヤー型の第2のスピーカーエレメント(22)と、ハンガーバー(24)と、トラゲルブリッジとを備えている。
本明細書では、用語「近位」及び「遠位」は、聴取者の頭に対して使用される。従って、イヤフォン(10)の近位の構成要素は、聴取者の鼻の方にあり、遠位の構成要素は、聴取者の頭の後ろの方にある。また、本明細書では、空間的な用語「垂直」及び「水平」は、図面について使用される。これらの用語は、限定的又は絶対的であることを意図していない。
第1スピーカエレメント(20)は、図に示すように略円形であってよく、大多数の人間の聴取者(14)の耳甲介腔に収まらないように十分に大きくされてよい。第2スピーカーエレメント(22)の形状も略円形であり、第1スピーカーエレメント(20)の内側部分(28)から外方に延びてよい。ある実施例では、第2スピーカーエレメント(22)は第1スピーカーエレメント(20)の内面(28)に堅く固定されて、第1及び第2スピーカーエレメントの間で相対的な移動はない。このような実施例では、第2スピーカーエレメント(22)は、第1スピーカーエレメント(20)にアーム(23)で接続されており、第2スピーカーエレメント(22)は、第1スピーカーエレメント(20)からほぼ直角に延出している。種々の実施例では、第1スピーカーエレメント(20)の内面(28)、アーム(23)、第2スピーカーエレメント(22)の背部(25)が、インジェクションモールドされた1片のプラスチックで作製されて、それらの部分が固定されてもよい。
ハンガーバー(24)は、図に示すように、略L字形であり、(i)トラゲルブリッジ(26)からほぼ垂直に延出する近位の第1部分(30)と、(ii)近位の第1部分(30)にほぼ直交する遠位の第2部分(32)とを有している。近位の第2部分(32)は、第1部分(30)から水平に延出しており、聴取者の耳(12)の上部の外側湾曲部分上に、且つ聴取者の耳の耳介の上側部分の背後に置かれるように設計される。ハンガーバー(24)は、円形の断面を有しており、プラスチック、金属、又はその他の適切な材料から作製されてよい。
トラゲルブリッジ(26)は、遠位にある垂直なガジオン(gudgeon)(34)を含んでいる。ガジオン(34)は、第1スピーカーエレメント(20)の近位端にて、第1スピーカーエレメント(20)に固定されている。ガジオン(34)及びトラゲルブリッジ(26)は、円形の第1スピーカーエレメント(20)の近位端にほぼ接していてよい。スロットがある保持ボルト又は軸棒(36)がガジオン(34)に規定された開口に挿入されて、トラゲルブリッジ(26)に第1スピーカーエレメント(20)をヒンジ結合する。そのようにして、第1スピーカーエレメント(20)は、ガジオン(34)の垂直軸回りに回転でき、第1スピーカーエレメント(20)は、聴取者の耳(12)に向かって、又は離れるように回転する。ガジオン(34)は、例えば金属又はプラスチック製であってよい。ある実施例では、第1スピーカーエレメント(20)の外側周辺の背部(backing)(42)とガジオン(34)とは統合されて、インジェクションモールドされた1片のプラスチックで作製されてよい。トラゲルブリッジ(26)の高さは、第1スピーカーエレメント(20)の直径より小さくてもよい。例えば、トラゲルブリッジ(26)の高さは、第1スピーカーエレメント(20)の直径の約半分であってよい。あるいは、図10乃至図11を参照すると、トラゲルブリッジ(126)は、第1スピーカーエレメント(120)の直径の半分よりも大きいが、第1スピーカーエレメント(120)の直径よりも小さい。これらの実施例では、円筒状の刻み付きノブ(148)は、ノブ(48)よりも大きく、上述したように、ハンガーバー(124)を調節するのに聴取者がノブ(148)と接触し、回転させる表面の面積がより大きくなっている。
図5乃至図7は、種々の実施例におけるトラゲルブリッジ(26)の特徴を示している。図5は、トラゲルブリッジ(26)の断面図であり、ガジオン(34)と軸棒(36)が示されている。図6及び図7では、トラゲルブリッジ(26)は省略されており、トラゲルブリッジ(26)内のその他の構成要素が見えている。これらの図では、プラスチック製のフリクションOリング(38)が、軸棒(36)の頭部(40)とガジオン(34)の上部との間に配設されている。Oリング(38)は、トラゲルブリッジ(26)内にあって、通常は見られない。Oリング(38)の目的は、ガジオン(34)と軸棒(36)の間に摩擦を与えて、トラゲルブリッジ(26)に対する第1スピーカーエレメント(20)の回転に抵抗を与えて、第1スピーカーエレメント(20)とトラゲルブリッジ(26)の間の相対位置が保持されることである。トラゲルブリッジ(26)は、ガジオン(34)の上方と下方に上側フランジ(42)と下側フランジ(44)を夫々有している。軸棒(36)は、上側フランジ(42)、ガジオン(34)及び下側フランジ(44)を通って挿入されており、それにより、ガジオン(34)がトラゲルブリッジ(26)にヒンジ結合している。
図5乃至図7に示すように、軸棒(36)は下側スロットを含んでおり、該スロットを通って、スピーカーのワイヤ(46)がトラゲルブリッジ(26)に入れられて、第1及び第2スピーカーエレメント(20)(22)に送られてよい。
図1乃至図7に示すように、トラゲルブリッジ(26)はまた、その近位端にて垂直方向に向いた円筒状の刻み付きノブ(48)を含んでよい。刻み付きノブ(48)は、それを貫通する垂直孔を規定しており、刻み付きノブ(48)の内側にてその孔の周囲にねじ溝がある。ハンガーバー(24)の第1部分(30)の下端部には、図5に示すように対応するねじ山があって、刻み付きノブ(48)のねじ溝と結合する。垂直軸回りに刻み付きノブ(48)を回転すると、ハンガーバー(24)の水平部分(32)が、トラゲルブリッジ(26)(故に、第1及び第2スピーカーエレメント(20)(22))に対して垂直方向に調節される。つまり、刻み付きノブ(48)を回転することで、使用者は、図2に示す距離Hを調整でき、ハンガーバー(24)の第2部分(32)、即ち、聴取者の耳に載るハンガーバー(24)の部分に対するスピーカーエレメント(20)(22)及び/又はトラゲルブリッジ(26)の相対位置を制御する。それにより、使用者は、イヤフォン(10)の密着度合いを最適化し又は向上させる。少なくとも1つの実施例では、ハンガーバー(24)のねじ山と刻み付きノブ(48)のねじ溝は、比較的細かくされて、使用者に対して細かい調節を可能としてよい。あるいは、少なくとも1つの実施例では、ハンガーバー(24)のねじ山と刻み付きノブ(48)のねじ溝は、比較的荒くされて、使用者に対して荒い調節を可能としてよい。刻み付きノブ(48)は、例えばプラスチック又は金属製であってよい。
さらに、少なくとも1つの実施例では、ハンガーバー(24)のねじ山が刻み付きノブ(48)から外れる位置まで、ノブ(48)は、ハンガーバー(24)に対して回転する。あるいは、少なくとも1つの実施例では、ハンガーバー(24)のねじ山がノブ(48)から外れるように、ハンガーバー(24)がノブ(48)に対して回転してよい。これらの実施例では、形状が異なる第1部分(30)及び/又は第2部分(32)を有する別のハンガーバー(図示せず)が、ノブ(48)にてトラゲルブリッジ(26)に挿入されてよい。その結果、耳の大きさの異なる多くの人々に適合するように、大きさが異なるハンガーバーが与えられる。
種々の実施例では、図5に示すように、ハンガーバー(24)の第1部分の下部のねじ山はまた、張力緩和部材(50)の孔に入ってもよい。張力緩和部材(50)は、近位側にて、トラゲルブリッジ(26)の下部に隣接する。図5に示すように、スピーカーのワイヤ(46)は、張力緩和部材、トラゲルブリッジ(26)、軸棒(36)の孔を通って、スピーカーエレメント(20)(22)に進んでよい。張力緩和部材(50)は、例えばプラスチック製であってよい。
種々の実施例では、図1及び図4を参照すると、ハンガーバー(24)は、トラゲルブリッジ(26)によってスピーカーエレメント(20)(22)に操作自在に接続されてよい。その結果、イヤフォン(10)が、聴取者の耳(12)に正しく配置されると、トラゲルブリッジ(26)は普通、図1に示すように、聴取者の耳(12)の耳珠に隣接するだろう。トラゲルブリッジ(26)の形状は、図1乃至図2に示すように略矩形であり、その遠位端にガジオン(34)があり、その近位端に刻み付きノブ(48)がある。トラゲルブリッジ(26)は、プラスチック又はその他の適切な材料で作られてよい。
さらに、図1乃至図14を参照すると、イヤフォン(10)(110)が聴取者の耳(12)に正しく配置されると、ハンガーバー(24)(124)は、上述のように、聴取者の耳の上部の外側湾曲部分上に、且つ聴取者の耳の耳介の上側部分の背後に置かれるように構成されている。種々の実施例では、ハンガーバー(24)(124)の形状と大きさは、第1スピーカーエレメント(20)(120)及び/又は第2スピーカーエレメント(22)(122)が、聴取者の耳に力(図14のFin)を与えるように構成されてよい。
図1乃至図4、図10乃至図11、及び図14を参照し、種々の実施例において、ハンガーバーの形状は、以下のように説明される。イヤフォン(10)(110)が聴取者の耳(12)の上及び/又は中に適切に配置されると、ハンガーバー(24)(124)の第1部分(30)(130)は、第2スピーカーエレメント(22)(122)及び/又は聴取者にほぼ垂直になる。その上、第2部分(32)(132)は、第2スピーカーエレメント(22)(122)及び/又は聴取者に対してほぼ水平である。第2部分(32)(132)はまた、第1部分(30)(130)から延出すると、第2スピーカーエレメント(22)(122)に向かって戻るように下側に傾き又は曲がってよい。さらに、第2部分(32)(132)はまた、第1部分(30)(130)から延出すると、第2スピーカーエレメント(22)(122)に向かって水平方向に内側に傾き又は曲がってよい。オプションとして、図11に最も良く示されているように、第2部分(132)が、ハンガーバー(124)の中間部分(131)によって第1部分(130)と接続してよい。中間部分(131)は、略垂直な第1部分(130)から略水平な第2部分(132)に移行する際に、第2スピーカーエレメント(122)に向かって傾き又は湾曲する。言い換えると、中間部分(131)は、第2部分(132)から第1部分(130)へのオフセットとして働き、第1部分(130)の主たる長軸は、第2部分(132)の主たる長軸に交差しない。
ここで、図14に着目すると、上面図は、イヤフォンが聴取者の耳(12)に装着される場合に、イヤフォン(110)に働く力とイヤフォン(110)が及ぼす力とを描画している。このような実施例では、重力による助けを必要とせず、ハンガーバー(124)と第2スピーカーエレメント(122)は、(上述したように)互いに対して調節され、第2スピーカーエレメント(122)は、聴取者の耳(12)の耳甲介腔(15)及び/又は外耳道(16)に向かって、並びに/或いは聴取者の耳(12)の耳甲介腔(15)及び/又は外耳道(16)の上に力を及ぼす(Fin)。言い換えると、ハンガーバー(124)は、てことして働くような大きさに構成されて、聴取者の頭(17)によって、ほぼ(ハンガーバー(124)の第2部分(132)と聴取者の耳(12)の耳介の上部(13)との間の接点で規定される)支点(18)回りに力が加えられると、第2スピーカーエレメント(122)が、聴取者の耳(12)の少なくとも一部に向かう、及び/又は聴取者の耳(12)の少なくとも一部の上に力Finを与える。
数学的には、耳甲介腔(15)及び/又は外耳道(16)に向かう、並びに/或いは、耳甲介腔(15)及び/又は外耳道(16)の上に働く力(Fin)は、以下のように説明できる。釣り合い状態では、聴取者の頭(17)により、ハンガーバー(124)の第2部分(132)上に与えられるトルク(Fh・Dh)は、ハンガーバー(124)の第1部分(130)が感じるトルク(Fe・De)に等しい。結果として、力のバランスの式は、以下のようになる:
h・Dh=Fe・De
第1部分(130)に働く力(Fe)について解く:
e=Fh・Dh/De
この力Feは、第1スピーカーエレメント(120)が耳に与える力(Fc)に等しいとする:
h・Dh=Fc・(De−Dl/cos(θ))
cについて解く:
c=:Fh・Dh/(De−Dl/cos(θ))
第2スピーカーエレメント(122)が与える耳甲介腔(15)及び/又は外耳道(16)への力(Fin)について解く:
in=Fc・cos(β)
代入をすると、第2スピーカーエレメント(122)から外耳道への力(Fin)の式を得る。該式は、変数として、頭からイヤフォン(110)に与えられる力(Fh)と、使用者が定める距離(Dh、De及びDl)と、使用者が定める角度(α及びθ)とを含んでいる。この方程式は以下の通りである。
in=Fh・Dhcos(α−(90°−θ))/(De−Dl/cos(θ))
結果として、第2スピーカーエレメント(122)が聴取者の耳に与える力(Fin)は、各聴取者についてカスタマイズ可能であり、様々な大きさの耳を有する人々は、重力と、及び/又は、重力により生じる任意の力とは別に、スピーカーエレメント(120)(122)を適切な位置に保持する力を感じる。
種々のイヤフォンでは、インイヤー型スピーカーエレメントは、外耳道の壁に接触しててぴったりと収まることで、所定の位置で保持されるような大きさで構成されてよい。しかしながら、種々の実施例では、第2スピーカーエレメント(122)は、外耳道(122)よりも大きくされてよい。このような実施例では、第2スピーカーエレメント(122)は外耳道への挿入に抵抗し、聴取者の耳の内壁によって、外耳道及び/又は耳甲介腔から離れるように強制されてよい。その結果として、聴取者の耳に向かって適切な大きさの力を供給するイヤフォン(110)の能力は、聴取者の耳甲介腔及び/又は外耳道に対して、第1及び/又は第2スピーカーエレメント(120)(122)の適切な位置を維持するためにはさらに重要となろう。
図8は、種々の実施例のイヤフォン(10)の分解図である。図8に示すように、トラゲルブリッジ(26)は、前片(52)及び後片(54)を備えており、これらは、例えばねじ(56)により連結されてよい。その他の実施例では、前片(52)及び後片(54)を接続するのにその他の手段が、例えば、スナップフィットが使用されてよい。加えて、その他の実施例では、トラゲルブリッジ(26)は、2個よりも少ない又は2個を超える別個の片を備えていてもよい。加えて、図8に示すような前片及び後片を有するのではなく、トラゲルブリッジ(26)は、図9に示すように上片(64)及び下片(66)を備えていてよい。図9は、別の実施例のトラゲルブリッジの分解図である。
図8の実施例に戻ると、トラゲルブリッジ(26)の後片(54)は、ガジオン(34)の上側と下側の夫々にフランジ(42)(44)を備えてよい。トラゲルブリッジ(26)はまた、刻み付きノブ(48)の上側と下側の夫々に上側及び下側近位フランジ(58)(60)を備えてよい。図示された実施例では、上側近位フランジ(58)は2つの片を備えており、一方の片(58a)はトラゲルブリッジ(26)の前片(52)にあり、他方の片(58b)はトラゲルブリッジ(26)の後片(54)にある。種々の実施例では、プラスチックのフリクションOリング(39)が、上側近位フランジ(58)の2つの片(58a)(58b)の間に配置されてよい。Oリング(39)は、トラゲルブリッジ(26)の中にあって、通常は見えない。Oリング(39)の目的は、ハンガーバー(24)の第1部分(30)とトラゲルブリッジ(26)のフランジ(58)との間に摩擦を起こして、トラゲルブリッジ(26)に対するハンガーバー(24)の回転に抵抗を与えて、相対位置が、ハンガーバー(24)とトラゲルブリッジ(26)の間で維持されることである。さらに、ハンガーバー(24)がトラゲルブリッジ(26)から離れるように回転すると、第2スピーカーエレメント(22)が聴取者の耳に向かって付勢されるように、Oリング(39)は、抵抗性の付勢力を与えてよい。例えば、ハンガーバー(24)の第2部分(32)は、トラゲルブリッジ(26)から離れるように、聴取者の耳に向かって回転してよい。そして、回転が終了すると、Oリング(39)は抵抗性の回転エネルギを蓄積して、ハンガーバー(24)の第2部分(32)は、トラゲルブリッジ(26)に向かって戻るように付勢される。その結果、聴取者の耳に装着されると、ハンガーバー(24)の第2部分(32)と第2スピーカーエレメント(22)は互いに向かって付勢されてよい。あるいは、種々の実施例にて、Oリング(39)が省略されてよい。このような実施例では、上側近位フランジ(58)は、それを通るハンガーバーの動きに回転摩擦を直接与えるような大きさで構成されてよい。いかなる場合でも、Oリング(39)及び/又はフランジ(58)の何れかによって与えられる回転摩擦によって、使用者がノブ(48)を回転すると、ハンガーバー(30)の第2部分(32)は、(摩擦により)ほとんど回転せず、トラゲルブリッジ(26)に対して平行移動する。トラゲルブリッジ(26)はまた、ガジオン(34)の下側に止めナット(62)を備えており、該ナット(62)は、適切な位置に軸棒(36)を維持する。
第1及び第2スピーカーエレメント(20)(22)の各々は、可聴帯の音波を生成するための動的ドライバを伴った音響トランスデューサを個々に含んでいる。これらトランスデューサは、(重なることがあってもよいが)様々な周波数帯の音響エネルギを生成してよい。例えば、第1スピーカーエレメント(20)は、第2スピーカーエレメント(22)よりも大きく、可聴帯の低周波数から中周波数を生成し、第2スピーカーエレメント(22)は、中周波数から高周波数を生成してよい。少なくとも1つの実施例では、第1スピーカーエレメント(20)は、直径が約20mmのトランスデューサを備えており、第2スピーカーエレメント(22)は、直径が約12mmのトランスデューサを備えてよい。あるいは、少なくとも1つの実施例では、第1スピーカーエレメント(20)は、直径が約20.0mmのトランスデューサを備えており、第2スピーカーエレメント(22)は、直径が約13.5mmのトランスデューサを備えてもよい。
図3及び図4に示すように、第1スピーカーエレメント(20)は、その内側部分(28)(耳(12)に面する部分)に低周波数トランスデューサ用筐体(LFTE)(70)を備えてよい。低周波数トランスデューサ用筐体(70)は、第1スピーカーエレメント(20)用のローパス音響フィルタとして機能してもよく、第1スピーカーエレメント(20)用ドライバの出力から高周波数成分を効率的に除去する。加えて、第2スピーカーエレメント(22)の近位側表面(72)から、音が発せられてよい。さらに、第2スピーカーエレメント(22)の開口は、聴取者の耳(12)の耳甲介腔へとさらに延びている第2スピーカーエレメント(22)の内側部分に集中されてよい。デュアルエレメント式スピーカのさらなる詳細は、共に「DUAL ELEMENT HEADPHONE」なる名称の米国特許第4,418,248号及び米国特許第5,333,206号に説明されている。これら特許は、引用を以て本明細書の一部となる。
さらに、少なくとも1つの実施例では、図12及び図13を参照すると、例えば、音響経路は、第1スピーカーエレメント(120)の第1トランスデューサ(120a)で生成された音が、第2スピーカーエレメント(122)を通って聴取者の耳甲介腔及び/又は外耳道に伝わるように与えられてよい。このような実施例では、第1トランスデューサ(120a)で生成された音は、LFTE(170)の内壁(170a)と第1トランスデューサ(120a)の間で規定された第1キャビティ(120b)に最初に向けられてよい。そして、音は、アーム(123)内に形成されたチャンネル(123a)を通って第2キャビティ(122c)に入ってよい。第2キャビティ(122c)は、第2トランスデューサ(122d)の後ろにあり、第2スピーカーエレメント(122)の背部(125)の前に規定されている。そこから、第1トランスデューサ(120a)で生成された音は、第1音響用開口(122a)を介して、第2スピーカーエレメント(122)の近位側表面(172)から発せられてよい。第2トランスデューサ(122d)で生成された音は同様に、第2音響用開口(122b)を介して、第2スピーカーエレメント(122)の近位側表面(172)から発せられてよい。その結果、第1トランスデューサ(120a)で生成された低周波数の音は、イヤフォンの外側であるが、聴取者の耳の中で、例えば、その耳甲介腔及び/又は外耳道の中で、第2トランスデューサ(122d)で生成された高周波数の音と混合される。イヤフォンの外側で高周波数の音波と低周波数の音波とを混合することは、第1トランスデューサ(120a)で生成された低周波数の音が、第2トランスデューサ(120)から発せられる低周波数の音の生成を妨げないので有益である。それ故に、幾つかの実施例では、第2スピーカーエレメント(122)のハウジング内で、キャビティ(122c)と近位側表面(172)の間で第2トランスデューサをほぼシールすることで、第2トランスデューサの低周波数の音波が弱められる。その結果、音響経路はまた、第2トランスデューサ(122d)が高周波数の音を変調及び生成する際に、低周波数の音波のエネルギが、第2トランスデューサ(122d)を乱すことを防止するように構成されてよい。
さらに、図12及び図13を再度参照すると、第1キャビティ(120b)、チャンネル(123a)、第2キャビティ(122c)及び/又は第1音響用開口(122a)は、第1トランスデューサ(120a)のローパス音響フィルタとして機能して、第1トランスデューサ(120a)用ドライバの出力から高周波数成分を効果的に除去する音響経路を規定するように、第1トランスデューサ(120a)に対して大きさが決められ、構成される。それ故に、音響経路は、音響フィルタとして機能するように選択され、少なくとも1つの実施例では、第1トランスデューサ(120a)に送られる電気信号と、第2トランスデューサ(122d)に送られる電気信号は、電気的フィルタを必要としない。言い換えると、トランスデューサのドライバ用に信号フィルタリングするような電子チップやその他の電子部品や回路の必要性がないので、イヤフォンの電子部品は非常に簡単化される。この簡単化は1つには、第1トランスデューサで生成する音の経路を、それ自体及びそれを規定する面がローパス音響フィルタとして機能するような大きさで構成することによる。
上記の実施例の幾つかでは、第2スピーカーエレメント(22)は、第1スピーカーエレメント(20)に固着されてよい。その他の実施例では、第2スピーカーエレメント(22)は、第1スピーカーエレメント(20)にヒンジで接続されて、第2スピーカーエレメント(22)が、第1及び第2スピーカーエレメントを接続するヒンジの垂直軸回りで回転自在にされてよい。つまり、ある実施例では、第2スピーカーエレメント(22)は、図4に示す曲線Cに沿って第1スピーカーエレメント(20)に対して回転してよい。
さらに、ある実施例では、第2スピーカーエレメント(22)は、ナックルボールジョイントやボールジョイントのような、複数の回転自由度を有する回転ジョイントによって第1スピーカーエレメント(20)に接続されてよい。言い換えると、第2スピーカーエレメント(22)は、直交する3軸の何れかの回りで回転して、例えば、第1スピーカーエレメント(20)に対して相対的にピッチ、ヨー及び/又はロールの動作が可能とされてよい。その場合、図4の曲線Cに沿って軸回りに回転可能とすることに加えて、第2スピーカーエレメント(22)はまた、その水平軸回りで(即ち、図3の曲線Dに沿って)回転し、第1スピーカーエレメント(20)と第2スピーカーエレメント(22)の間のジョイントにて水平軸回りに(即ち、図3の曲線Eに沿って)回転できる。このような複数の動作自由度により、使用者が、心地良さを増すために、より柔軟にスピーカーエレメント(20)(22)の相対位置を調節可能とする。
加えて、その他の実施例では、第1スピーカーエレメント(20)は、複数の回転自由度を与えるが、平行移動を制限又は抑制するような、ナックルボールジョイントやボールジョイントのようなジョイントで、トラゲルブリッジ(26)に接続されてよい。言い換えると、第1スピーカーエレメント(20)は、直交する3軸の何れかの回りで回転して、例えば、トラゲルブリッジ(26)に対して相対的なピッチ、ヨー及び/又はロールの動作が可能とされてよい。このようにして、使用者は、第1スピーカーエレメント(20)の回転方向を調整して、イヤフォン(10)の心地良さを増してもよい。
本明細書の例は、実施例について、可能性がある且つ具体的な実施を説明することを意図している。それらの例は、当該分野の通常の知識を有する者には、主として説明を目的としていると認められ得る。それらの例の特有の特徴は、説明されている実施例の範囲を制限することを意図していない。
実施例の図及び説明は、実施例を明確な理解に関係する要素を説明するために簡単化されていることが理解されるべきである。当該分野で良く知られており、実施例の理解をより良くしない要素の議論は、本明細書ではなされていない。
様々な実施例が本明細書で説明されているが、それら実施例に対する様々な変更、修正、及び調整は、それらの利点の少なくとも幾つかと共に、当該分野における通常の知識を有する者の心に浮かび得ることは明らかなはずである。開示された実施例は、このような変更、修正、及び調整の全てを、ここで説明された実施例の範囲から逸脱することなく含んでいる。
引用を以て本明細書の一部となると述べた任意の特許、公開公報やその他の開示文献の全体又は一部は、組み入れられた文献が、本明細書に規定された既存の定義、陳述やその他の開示内容に抵触しない限りにおいて、本明細書の一部となる。このように、 必要な範囲で、本明細書の明示的な開示は、引用により本明細書の一部となる相反する文献に優先する。本明細書で規定された既存の定義、陳述やその開示内容に抵触するような、引用により本明細書の一部となると述べた任意の文献又はそれらの一部は、引用した文献と既存の開示内容との間で抵触が起こらない範囲で、本明細書の一部となる。

Claims (45)

  1. 少なくとも1つのスピーカーエレメントと、
    第1端部及び第2端部を有するブリッジと、
    第1部分及び第2部分を有するハンガーバーと、
    を備えているイヤフォンであって、
    前記スピーカーエレメントは、前記ブリッジの前記第1端部に軸着されており、
    前記第1部分は、前記ブリッジの前記第2端部に螺合しており、
    前記ハンガーバーの前記第2部分は、前記イヤフォンが聴取者に装着されると、前記聴取者の耳の一部に置かれるように構成されており、
    前記ブリッジの前記第1端部は第1軸を規定し、前記少なくとも1つのスピーカーエレメントは、前記第1軸回りで回転でき、
    前記ブリッジの前記第2端部は第2軸を規定し、前記ハンガーバーは、前記第2軸回りで回転できるように前記ブリッジの前記第2端部に軸着されており、
    前記ブリッジは、前記聴取者がアクセス可能な回転自在のノブを備えており、
    前記ノブは、前記ハンガーバーの前記第1部分とねじ係合しており、
    前記ノブが回転すると、前記ハンガーバーの第2部分は、前記ブリッジに対して少なくとも平行移動するイヤフォン。
  2. 前記ハンガーバーの前記第2部分と前記ブリッジとはある距離だけ離間しており、前記回転可能なノブは、その回転により、その距離を変化させるように構成されている、請求項のイヤフォン。
  3. 前記少なくとも1つのスピーカーエレメントは、第1スピーカーエレメントと、前記第1スピーカーエレメントから延出する第2スピーカーエレメントとを備えており、
    前記第2スピーカーエレメントは、前記聴取者の耳の耳甲介腔に少なくとも一部が収まるような大きさで構成されており、
    前記第1スピーカーエレメントは、前記ブリッジの前記第1端部に軸着されている、請求項1のイヤフォン。
  4. 前記第2スピーカーエレメントは、前記第1スピーカーエレメントに、回転ジョイントで接続されている、請求項のイヤフォン。
  5. 前記回転ジョイントは、前記第1スピーカーエレメントに対する3つの回転自由度を前記第2スピーカーエレメントに与えるように構成されている、請求項のイヤフォン。
  6. 前記回転ジョイントはボールジョイントである、請求項のイヤフォン。
  7. 前記第1スピーカーエレメントは、所定の第1方向に第1音を生成するように構成されており、
    前記第2スピーカーエレメントは、所定の第2方向に第2音を生成するように構成されており、
    前記所定の第1方向は、前記所定の第2方向に直交している、請求項のイヤフォン。
  8. 前記スピーカーエレメントは、ボールジョイントで前記ブリッジの前記第1端部に軸着されている、請求項のイヤフォン。
  9. 前記第1スピーカーエレメントは、ヒンジジョイントで前記ブリッジの前記第1端部に軸着されている、請求項のイヤフォン。
  10. 前記ヒンジジョイントは、第1軸を規定し、
    前記第1スピーカーエレメントは前記第1軸回りにのみ回転し、
    前記ブリッジの前記第2端部は第2軸を規定し、
    前記ハンガーバーは、前記第2軸回りでのみ回転するように、前記ブリッジの前記第2端部に螺合する、請求項のイヤフォン。
  11. 前記第1軸と前記第2軸とはほぼ平行である、請求項10のイヤフォン。
  12. 前記ハンガーバーの前記第1部分はねじ山を備えており、前記ハンガーバーの前記第2部分が前記ブリッジに対して相対的に回転すると、前記ハンガーバーの前記第2部分は、前記ブリッジに対して少なくとも平行移動する、請求項1のイヤフォン。
  13. 前記ブリッジは、前記イヤフォンが前記聴取者に装着されると、前記聴取者の耳の耳珠に隣接して配置されるように構成されている、請求項1のイヤフォン。
  14. 前記ブリッジ内に配置されるOリングを更に備えており、
    前記ハンガーバーの前記第1部分は、前記Oリングを通過し、
    前記Oリングは、それを通過する前記ハンガーバーの前記第1部分に回転摩擦を与えるような大きさで構成されている、請求項1のイヤフォン。
  15. 少なくとも1つのスピーカーエレメントと、
    第1端部及び第2端部を有するブリッジと、
    第1部分及び第2部分を有するハンガーバーと、
    を備えているイヤフォンであって、
    前記スピーカーエレメントは、前記ブリッジの前記第1端部に軸着されており、
    前記第2端部は回転自在なノブを備えており、前記ノブは、前記イヤフォンが聴取者に装着されると、アクセス可能なように構成されており、
    前記第1部分は、前記回転自在なノブに操作自在に係合しており、前記ノブが回転すると、前記第2部分は、前記ブリッジに対して少なくとも平行移動し、
    前記ハンガーバーの前記第2部分は、前記イヤフォンが聴取者に装着されると、前記聴取者の耳の一部に置かれるように構成されているイヤフォン。
  16. 前記少なくとも1つのスピーカーエレメントは、第1スピーカーエレメントと、前記第1スピーカーエレメントから延出する第2スピーカーエレメントとを備えており、
    前記第2スピーカーエレメントは、前記聴取者の耳の耳甲介腔に少なくとも一部が収まるような大きさで構成されており、
    前記第1スピーカーエレメントは、前記ブリッジの前記第1端部に軸着されている、請求項15のイヤフォン。
  17. 前記第2スピーカーエレメントは、前記第1スピーカーエレメントに、回転ジョイントで接続されている、請求項16のイヤフォン。
  18. 前記回転ジョイントは、前記第1スピーカーエレメントに対する3つの回転自由度を前記第2スピーカーエレメントに与えるように構成されている、請求項17のイヤフォン。
  19. 前記回転ジョイントはボールジョイントである、請求項17のイヤフォン。
  20. 前記第1スピーカーエレメントは、所定の第1方向に第1音を生成するように構成されており、
    前記第2スピーカーエレメントは、所定の第2方向に第2音を生成するように構成されており、
    前記所定の第1方向は、前記所定の第2方向に直交している、請求項16のイヤフォン。
  21. 前記スピーカーエレメントは、ボールジョイントで前記ブリッジの前記第1端部に軸着されている、請求項16のイヤフォン。
  22. 前記第1スピーカーエレメントは、ヒンジジョイントで前記ブリッジの前記第1端部に軸着されている、請求項16のイヤフォン。
  23. 前記ヒンジジョイントは、第1軸を規定し、
    前記第1スピーカーエレメントは前記第1軸回りにのみ回転し、
    前記回転自在なノブは第2軸を規定し、
    前記ハンガーバーは、前記第2軸回りでのみ回転するように、前記回転自在なノブに操作自在に係合する、請求項22のイヤフォン。
  24. 前記第1軸と前記第2軸とはほぼ平行である、請求項23のイヤフォン。
  25. 前記ブリッジは、前記イヤフォンが前記聴取者に装着されると、前記聴取者の耳の耳珠に隣接して配置されるように構成されている、請求項15のイヤフォン。
  26. 前記ブリッジ内に配置されるOリングを更に備えており、
    前記ハンガーバーの前記第1部分は、前記Oリングを通過し、
    前記Oリングは、それを通過する前記ハンガーバーの前記第1部分に回転摩擦を与えるような大きさで構成されている、請求項15のイヤフォン。
  27. イヤフォンを装着する方法において、
    少なくとも1つのスピーカーエレメントと、第1端部及び第2端部を有するブリッジと、第1部分及び第2部分を有するハンガーバーとを備えているイヤフォンであって、前記スピーカーエレメントは、前記ブリッジの前記第1端部に軸着されており、前記第2端部は回転自在なノブを備えており、前記第1部分は、前記回転自在なノブに操作自在に係合しており、前記ノブが回転すると、前記第2部分が前記ブリッジに対して少なくとも平行移動するように構成されているイヤフォンを与える工程と、
    前記ノブを回転して、前記ハンガーバーの前記第2部分と前記ブリッジの間の距離を調節する工程と、
    前記ブリッジに対して前記スピーカーエレメントを回転させる工程と、
    前記スピーカーエレメントが聴取者の耳の耳甲介腔に並ぶように、前記聴取者の耳の一部に前記ハンガーバーを載せる工程とを含む方法。
  28. 前記ハンガーバーを載せる工程は、前記ブリッジが、前記聴取者の耳の耳珠に隣接するように前記聴取者の耳の一部に前記ハンガーバーを載せる工程をさらに含む、請求項27の方法。
  29. 前記ブリッジに対して前記ハンガーバーの前記第2部分を回転させる工程を更に含む、請求項27の方法。
  30. 前記イヤフォンの前記少なくとも1つのスピーカーエレメントは、第1スピーカーエレメントと、前記第1スピーカーエレメントから延出する第2スピーカーエレメントとを備えており、
    前記第2スピーカーエレメントは、前記聴取者の耳の耳甲介腔に少なくとも部分的に収まる大きさで構成されており、
    前記第1スピーカーエレメントは、前記ブリッジの前記第1端部に軸着されており、
    前記第2スピーカーエレメントを、前記聴取者の耳の耳甲介腔に少なくとも部分的に収める工程をさらに含む、請求項27の方法。
  31. 壁部を有する筐体と、前記筐体内に配置されて、第1音を生成するように構成された第1トランスデューサと、前記筐体の壁部と前記第1トランスデューサの間で規定されたキャビティとを備えた第1スピーカーエレメントと、
    前記第1スピーカーエレメントから延出する第2スピーカーエレメントと
    第1端部及び第2端部を有するブリッジと、
    第1部分及び第2部分を有するハンガーバーとを備えており、
    前記第2スピーカーエレメントは、
    聴取者の耳の耳甲介腔に少なくとも部分的に収まるような大きさで構成されており、背部と音響放出面とを有し、前記音響放出面には、第1音響用開口と第2音響用開口が規定されたハウジングと、
    前記ハウジング内に配置されており、前記第1音響用開口ではなく前記第2音響用開口を介して発せられる第2音を生成するように構成された第2トランスデューサと、
    前記ハウジングの背部と前記第2トランスデューサの間で規定された第2キャビティとを備えており、
    前記第1キャビティ、前記第2キャビティ及び前記第1音響用開口は、前記第1トランスデューサで生成される第1音の音響経路を規定し、前記第1音は、前記音響経路を伝播し、前記第2音響用開口ではなく前記第1音響用開口を通って発せられ
    前記第1スピーカーエレメントは、前記ブリッジの前記第1端部に軸着されており、
    前記第2端部は回転自在なノブを備えており、
    前記ノブは、前記イヤフォンが聴取者に装着されると、アクセス可能なように構成されており、
    前記第1部分は、前記回転自在なノブに操作自在に係合しており、前記ノブが回転すると、前記第2部分は、前記ブリッジに対して少なくとも平行移動し、
    前記ハンガーバーの前記第2部分は、前記イヤフォンが聴取者に装着されると、前記聴取者の耳の一部に置かれるように構成されているイヤフォン。
  32. 前記第1スピーカーエレメントを前記第2スピーカーエレメントに接続するアームを更に備えており、
    前記アームの中にはチャンネルがあり、
    前記第1キャビティ、前記チャンネル、前記第2キャビティ及び前記題第1音響用開口が前記音響経路を規定するように、前記第1キャビティは前記チャンネルに接続され、前記チャンネルは、前記第2キャビティに接続され、前記第2キャビティは、前記題第1音響用開口に接続されている、請求項31のイヤフォン。
  33. 前記音響経路は、前記第1トランスデューサ用のローパス音響フィルタとして機能するような大きさで構成されている、請求項31のイヤフォン。
  34. 前記第1音響用開口から発せられる場合に、前記第2音響用開口から発せられる第2音の周波数よりも低い周波数を有するように、前記第1音は、前記音響経路で音響的にフィルタリングされる、請求項33のイヤフォン。
  35. 前記第1部分は、前記ブリッジの前記第2端部に螺合している、請求項31のイヤフォン。
  36. 前記ブリッジ内に配置されるOリングを更に備えており、
    前記ハンガーバーの前記第1部分は、前記Oリングを通過し、
    前記Oリングは、それを通過する前記ハンガーバーの前記第1部分に回転摩擦を与えるような大きさで構成されている、請求項31のイヤフォン。
  37. 前記第1軸と前記第2軸は同一直線上にない、請求項1のイヤフォン。
  38. 前記第1軸と前記第2軸はほぼ平行である、請求項37のイヤフォン。
  39. 前記第1軸と前記第2軸は同一直線上にない、請求項10のイヤフォン。
  40. 前記第1軸と前記第2軸は同一直線上にない、請求項11のイヤフォン。
  41. 前記ブリッジの前記第1端部は第1軸を規定し、前記少なくとも1つのスピーカーエレメントは、前記第1軸回りで回転でき、
    前記ブリッジの前記第2端部は第2軸を規定し、前記ハンガーバーは、前記第2軸回りで回転できるように前記ブリッジの前記第2端部に軸着されている、請求項15のイヤフォン。
  42. 前記第1軸と前記第2軸は同一直線上にない、請求項41のイヤフォン。
  43. 前記第1軸と前記第2軸はほぼ平行である、請求項42のイヤフォン。
  44. 前記第1軸と前記第2軸は同一直線上にない、請求項23のイヤフォン。
  45. 前記第1軸と前記第2軸は同一直線上にない、請求項24のイヤフォン。
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