JP5397549B2 - 携帯電話装置、着信処理プログラム、および着信処理方法 - Google Patents

携帯電話装置、着信処理プログラム、および着信処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、着信を処理する通信端末装置、着信処理プログラム、および着信処理方法に関するものである。
近年、携帯電話等の通信端末に、1台の計算機上で複数のOS(Operating System)を動作させる仮想化技術の適用が見込まれている。1台の携帯電話上で複数のOSが動作すると、これまで複数台の携帯電話を持ち歩いていた利用者は、各携帯電話の機能を1台の携帯電話にまとめることができる。
関連する先行技術として、例えば、移動機OSと、非接触型IC(Integrated Circuit)を制御するアプリケーションマネージャと、非接触型ICのデバイスドライバとを含む移動体端末がある。移動機OSは、移動体端末の種々の機能を実行する。デバイスドライバは、アプリケーションマネージャの制御にしたがって非接触型ICのOSを駆動させる。
また、自機のID情報を送信するタグと、セルラ通信ネットワークに接続可能なサーバと、タグからの情報を集約する集約ポイントとを含む通信システムがある。通信システムにおいて、集約ポイントは、タグからのID情報を受信する受信部と、セルラ通信ネットワーク経由のセルラ通信を行う通信部を備え、セルラ通信モードとタグ受信機能を含む複数のモードを切り替える切替信号をサーバから受信して、モードの切替制御を行う。
特開2006−72956号公報 特開2004−242274号公報
しかしながら、上述した従来技術では、端末上で動作する複数のOSがそれぞれ異なる特徴を有している場合、着信時にどのOSを使用すればよいのか判断することが難しいという問題がある。この結果、例えば、発信者がテレビ電話を掛けてきたときに、着信側でテレビ電話に対応していないOSを使用すると、テレビ電話による通話を行うことができず、コミュニケーションが阻害されてしまう場合がある。
1つの側面では、本発明は、発信元からの着信要求を適切に処理することができる通信端末装置、着信処理プログラム、および着信処理方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、発信元からの着信要求を受け付け、受け付けた着信要求に基づいて、前記発信元が要求する通信サービスを特定し、自端末で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通信サービスに基づいて、前記複数のOSの中から、特定された前記発信元が要求する通信サービスを処理可能なOSを検索し、検索されたOSに前記着信要求を割り振る通信端末装置、着信処理プログラム、および着信処理方法が提案される。
本発明の一態様によれば、発信元からの着信要求を適切に処理することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる通信端末装置100の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図2は、OS対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 図3は、実施の形態1にかかる通信端末装置の着信処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態2にかかる通信端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態2にかかる通信端末装置の一実施例を示す説明図である。 図6は、実施の形態2にかかる通信端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 図7は、仮想マシン対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、電話帳の記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、アプリケーションリストの記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、時間帯リストの記憶内容の一例を示す説明図である。 図11は、場所リストの記憶内容の一例を示す説明図である。 図12は、操作履歴テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 図13は、実施の形態2にかかる通信端末装置の着信処理手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、第1の決定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、第2の決定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態3にかかる通信端末装置の一実施例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信端末装置、着信処理プログラム、および着信処理方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1にかかる通信端末装置100の機能的構成について説明する。通信端末装置100は、通信機能を有するコンピュータであり、例えば、携帯電話機、PHS(Personal Handy−phone System)電話機、スマートフォンなどである。
図1は、実施の形態1にかかる通信端末装置100の機能的構成の一例を示すブロック図である。図1において、通信端末装置100は、受付部101と、特定部102と、検索部103と、割振部104と、を含む構成である。
受付部101は、発信元110からの着信要求を受け付ける。ここで、発信元110は、例えば、通信事業者が提供する電話網を介して通信端末装置100と通信可能な通信端末装置である。着信要求は、電話や電子メールの着信要求である。着信要求には、例えば、発信元110の識別子や、発信元110が要求する通信サービスの識別子が含まれている。
特定部102は、受け付けた着信要求に基づいて、発信元110が要求する通信サービスを特定する。ここで、通信サービスとは、通信業者が利用者に提供するサービスである。通信サービスとしては、例えば、相手の顔を見ながら通話できるサービス、3人以上で通話できるサービス、着信と同時に相手の着信画面に文字や絵文字などのメッセージを表示するサービスなどがある。
具体的には、例えば、特定部102が、受け付けた着信要求に含まれる発信元110が要求する通信サービスの識別子を特定する。以下の説明では、通信業者が利用者に提供する複数の通信サービスを「通信サービスS1〜Sm」と表記する。また、通信サービスS1〜Smのうち任意の通信サービスを「通信サービスSj」と表記する(j=1,2,…,m)。
検索部103は、自端末で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通信サービスに基づいて、複数のOSの中から、特定された発信元110が要求する通信サービスを処理可能なOSを検索する。ここで、各OSは、発信元110からの着信要求を処理するソフトウェアである。各OSは、通信サービスS1〜Smのうち、処理可能な通信サービスもあれば、処理不能な通信サービスもある。以下の説明では、通信端末装置100で動作する複数のOSを「OS1〜OSn」と表記する。また、OS1〜OSnのうち任意のOSを「OSi」と表記する(i=1,2,…,n)。
具体的には、例えば、検索部103が、図2に示すOS対応テーブル200の中から、発信元110が要求する通信サービスSjの識別子に対応するOSiを検索する。OS対応テーブル200は、自端末で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通信サービスを表すテーブルである。ここで、OS対応テーブル200の記憶内容について説明する。
図2は、OS対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図2において、OS対応テーブル200は、複数のOS1〜OSnに含まれる各OSiと、各OSiが処理可能な通信サービスSjのサービスIDとを対応付けて記憶している。サービスIDは、通信業者が利用者に提供する通信サービスSjの識別子である。OS名は、通信端末装置100で動作するOSiの名称である。
OS対応テーブル200によれば、自端末で動作するOSiが処理可能なサービスSjを特定することができる。例えば、発信元110が要求する通信サービスSjの識別子としてサービスID『S1』が特定された場合、上記検索部103は、OS対応テーブル200を参照することにより、特定されたサービスID『S1』に対応するOS名『OS1』を検索する。
割振部104は、検索されたOSiに、発信元110からの着信要求を割り振る。具体的には、例えば、割振部104が、検索されたOSiの着信要求を処理する機能部に、発信元110からの着信要求を引き渡す。この結果、OSiにより発信元110からの着信要求が処理されて、発信元110が要求する通信サービスSjが提供されることになる。
(通信端末装置100の着信処理手順)
図3は、実施の形態1にかかる通信端末装置の着信処理手順の一例を示すフローチャートである。図3のフローチャートにおいて、まず、受付部101により、発信元110からの着信要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS301)。
ここで、受付部101により、発信元110からの着信要求を受け付けるのを待つ(ステップS301:No)。そして、受付部101により、着信要求を受け付けた場合(ステップS301:Yes)、特定部102により、受け付けた着信要求に含まれる発信元110が要求する通信サービスSjのサービスIDを特定する(ステップS302)。
つぎに、検索部103により、図2に示したOS対応テーブル200の中から、発信元110が要求する通信サービスSjのサービスIDに対応するOSiを検索する(ステップS303)。そして、割振部104により、検索されたOSiに、発信元110からの着信要求を割り振って(ステップS304)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
以上説明した実施の形態1にかかる通信端末装置100によれば、自端末で動作する複数のOS1〜OSnの中から、発信元110が要求する通信サービスSjを処理可能なOSiを検索して、発信元110からの着信要求を割り振ることができる。これにより、発信元110からの着信要求を適切に処理することができ、発信元110の意図が反映された通信サービスSjを利用者に提供することができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2にかかる通信端末装置400の一実施例について説明する。なお、実施の形態1で説明した箇所と同一箇所については、同一符号を付して説明を省略する。ここではまず、実施の形態2にかかる通信端末装置400のハードウェア構成について説明する。
(通信端末装置400のハードウェア構成)
図4は、実施の形態2にかかる通信端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図4において、通信端末装置400は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read‐Only Memory)402と、RAM(Random Access Memory)403と、I/F(Interface)404と、ディスプレイ405と、入力装置406と、を含む構成である。また、各構成部はバス410によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU401は、通信端末装置400の全体の制御を司る。CPU401は、シングルコアでもよく、また、マルチコアでもよい。ROM402は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。I/F404は、無線または有線のネットワーク407に接続され、このネットワーク407を介して他の装置に接続される。そして、I/F404は、ネットワーク407と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ405は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ405には、たとえば、液晶ディスプレイを採用することができる。入力装置406は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、入力装置406は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
(通信端末装置400の一実施例)
図5は、実施の形態2にかかる通信端末装置の一実施例を示す説明図である。図5において、通信端末装置400は、仮想マシンVM0〜VMnと、ハイパーバイザVMMと、を含む構成である。
仮想マシンVM0〜VMnは、通信端末装置400で動作する仮想的なコンピュータである。具体的には、例えば、仮想マシンVM0〜VMnは、通信端末装置400のハードウェア資源(CPU401、ROM402、RAM403、I/F404など)を分割して構築される実行環境で動作するソフトウェアである。
すなわち、仮想マシンVM0〜VMnの実体は、例えば、プログラムやOSなどのソフトウェア、該ソフトウェアに与えられる変数、および該ソフトウェアを実行させるためのハードウェア資源を指定する情報を含むものである。ここで、各仮想マシンVM1〜VMnは、それぞれ異なるOS1〜OSnを実行する。
ハイパーバイザVMMは、コンピュータを仮想化し、複数の異なるOS1〜OSnを実行できるように制御するソフトウェアである。具体的には、例えば、ハイパーバイザVMMは、仮想マシンVM1〜VMn上で複数の異なるOS1〜OSnを稼働させる。
仮想マシンVM0は、着信機能部501と、着信共有部(バックエンド)502と、着信制御部503と、を含む。ここで、着信機能部501は、発信元110からの着信要求を受け付ける。着信機能部501は、例えば、図4に示したI/F404である。着信共有部(バックエンド)502は、着信機能部501を複数のOS1〜OSnで共用するための機能である。着信制御部503は、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンを決定する。
また、各仮想マシンVM1〜VMnは、着信共有部(フロントエンド)504と、参照部505と、処理部506と、管理部507と、を含む。着信共有部(フロントエンド)504は、仮想マシンVM0の着信機能部501を複数のOS1〜OSnで共用するための機能である。参照部505は、仮想マシンVM0の着信制御部503からの要求に応じて、各仮想マシンVM1〜VMnの情報を着信制御部503に通知する。処理部506は、発信元110からの着信要求を処理する。管理部507は、各仮想マシンVM1〜VMnで動作する各OS1〜OSnが処理可能なサービスSjを管理する。
通信端末装置400では、仮想マシンVM0の着信機能部501を複数の異なるOS1〜OSnで共用する。具体的には、通信端末装置400は、I/F404をドライブする着信共有部(バックエンド)502を有する一方で、I/F404を複数のOS1〜OSnで共用するための着信共有部(フロントエンド)504を有する。
また、通信端末装置400における仮想マシン間の通信はハイパーバイザVMMを介して行われる。具体的には、例えば、仮想マシンVM0の着信共有部(バックエンド)502と、各仮想マシンVM1〜VMnの着信共有部(フロントエンド)504との間の通信は、ハイパーバイザVMMを介して行われる。
ここで、着信時における通信端末装置400の処理手順の一例を説明する。通信端末装置400において、着信機能部501は、発信元110からの着信要求を受け付けると、該着信要求を着信共有部(バックエンド)502に通知する。着信共有部(バックエンド)502は、発信元110からの着信要求を着信制御部503に通知する。
着信制御部503は、発信元110からの着信要求を、どの仮想マシンVM1〜VMnで処理するのかを決定し、着信共有部(バックエンド)502に通知する。着信共有部(バックエンド)502は、着信制御部503から通知された仮想マシンVM1〜VMnの着信共有部(フロントエンド)504に、発信元110からの着信要求を渡す。
各仮想マシンVM1〜VMnの着信共有部(フロントエンド)504は、仮想マシンVM0の着信共有部(バックエンド)502から通知された着信要求を、処理部506に渡す。そして、処理部506は、発信元110からの着信要求を処理する。
つぎに、図6を用いて、仮想マシンVM0を実現するための通信端末装置400の具体的な機能的構成について説明する。なお、以下の説明では、仮想マシンVM1〜VMnのうち任意の仮想マシンを「仮想マシンVMi」と表記する。
(通信端末装置400の機能的構成)
図6は、実施の形態2にかかる通信端末装置の機能的構成を示すブロック図である。図6において、通信端末装置400は、受付部101と、特定部102と、検索部103と、割振部104と、決定部601と、判定部602と、更新部603と、を含む構成である。各機能部(受付部101〜割振部104、決定部601〜更新部603)は、具体的には、たとえば、図4に示したROM402、RAM403などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F404により、その機能を実現する。
また、各機能部(受付部101〜割振部104、決定部601〜更新部603)の処理結果は、例えば、RAM403などの記憶装置に記憶される。また、受付部101は、例えば、図5に示した仮想マシンVM0の着信機能部501に相当する。割振部104は、例えば、図5に示した着信共有部(バックエンド)502に相当する。また、特定部102、検索部103、決定部601〜更新部603は、図5に示した着信制御部503に相当する。
受付部101は、発信元110からの着信要求を受け付ける。具体的には、例えば、受付部101が、ネットワーク407(図4参照)を介して発信元110からの着信要求を受け付ける。
特定部102は、受け付けた着信要求に基づいて、発信元110が要求する通信サービスSjを特定する。具体的には、例えば、特定部102が、受け付けた着信要求に含まれる発信元110が要求する通信サービスSjのサービスIDを特定する。
検索部103は、自端末で動作する複数のOS1〜OSnの中から、特定された発信元110が要求する通信サービスSjを処理可能なOSiを検索する。ここで、各OS1〜OSnは、通信端末装置400で動作する各仮想マシンVM1〜VMn上で動作するOSである。このため、『OS1〜OSnの中から通信サービスSjを処理可能なOSiを検索すること』は、『仮想マシンVM1〜VMnの中から通信サービスSjを処理可能な仮想マシンVMiを検索すること』に相当する。
そこで、以下の説明では、検索部103の検索対象を『通信サービスSjを処理可能な仮想マシンVMi』として説明する。具体的には、例えば、検索部103が、図7に示す仮想マシン対応テーブル700を参照して、発信元110が要求する通信サービスSjのサービスIDに対応する仮想マシンVMiを検索する。
仮想マシン対応テーブル700は、通信端末装置400で動作する仮想マシンVMiが処理可能なサービスSjを表すテーブルである。仮想マシン対応テーブル700は、例えば、図4に示したRAM403などの記憶装置に記憶されている。ここで、仮想マシン対応テーブル700の記憶内容について説明する。
図7は、仮想マシン対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、仮想マシン対応テーブル700は、通信業者が利用者に提供する通信サービスSjごとに、通信サービスSjを処理可能な仮想マシンVMiのマシンIDを記憶している。
サービスIDは、通信業者が利用者に提供する通信サービスSjの識別子である。マシンIDは、通信端末装置400で動作する仮想マシンVMiの識別子である。仮想マシン対応テーブル700によれば、通信端末装置400で動作する仮想マシンVMiが処理可能なサービスSjを特定することができる。
図6の説明に戻り、また、検索部103は、発信元110が要求する通信サービスSjが複数特定された場合、通信サービスSjごとに処理可能な仮想マシンVMiを仮想マシンVM1〜VMnの中から検索する。例えば、発信元110が要求する通信サービスSjとして、通信サービスS1,S2が特定されたとする。
この場合、まず、検索部103は、例えば、仮想マシン対応テーブル700を参照して、サービスID『S1』に対応するマシンID『VM1』を検索する。つぎに、検索部103は、仮想マシン対応テーブル700を参照して、サービスID『S2』に対応するマシンID『VM1,VM2』を検索する。この結果、発信元110が要求する通信サービスS1またはS2を処理可能な仮想マシンVMiとして、2台の仮想マシンVM1,VM2が検索される。
以下の説明では、発信元110が要求する通信サービスSjを処理可能な仮想マシンとして検索された複数の仮想マシンを「仮想マシンVM[1]〜VM[K]」と表記する。また、仮想マシンVM[1]〜VM[K]のうち任意の仮想マシンを「仮想マシンVM[k]」と表記する(k=1,2,…,K)。
決定部601は、2台以上の仮想マシンVM[1]〜VM[K]が検索された場合、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。具体的には、例えば、決定部601が、各仮想マシンVM[k]が処理可能な発信元110が要求する通信サービスSjの数に基づいて、着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。
より具体的には、例えば、まず、決定部601が、検索された仮想マシンVM[k]ごとに、仮想マシンVM[k]が処理可能な発信元110が要求する通信サービスSjの数C[k]を計数する。そして、決定部601が、各仮想マシンVM[k]の数C[k]に基づいて、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。
上述した通信サービスS1,S2が特定された場合の例では、通信サービスS1またはS2を処理可能な仮想マシンVM[k]として、仮想マシンVM1,VM2が検索されている。この場合、まず、決定部601は、各仮想マシンVM1,VM2が処理可能な発信元110が要求する通信サービスSjの数C1,C2を計数する。
ここでは、仮想マシンVM1は発信元110が要求する通信サービスS1,S2をともに処理可能なため、仮想マシンVM1の数C1は『C1=2』となる。一方、仮想マシンVM2は発信元110が要求する通信サービスS1,S2のうち通信サービスS2のみ処理可能なため、仮想マシンVM2の数C2は『C2=1』となる。
この場合、決定部601は、例えば、各仮想マシンVM1,VM2が処理可能な通信サービスSjの数C1,C2のうち最大の数C1(C1>C2)の仮想マシンVM1を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。ただし、仮想マシンVM[1]〜VM[K]が3台以上の場合は、少なくとも他の仮想マシンよりも数C[k]が多い仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定してもよい。
これにより、発信元110から要求されたより多くの通信サービスSjを利用者に提供することができる。なお、仮想マシンVM[1]〜VM[K]のうち数C[k]が最大となる仮想マシンVM[k]が複数存在する場合は、サービスSjごとに予め付与されている優先度に基づいて、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定してもよい。例えば、数C[k]が最大となる複数の仮想マシンVM[k]のうち、優先度が高いサービスSjを処理可能な仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。
割振部104は、決定された仮想マシンVMiに、発信元110からの着信要求を割り振る。具体的には、例えば、着信共有部(バックエンド)502が、決定された仮想マシンVMiの着信共有部(フロントエンド)504に、発信元110からの着信要求を渡す。その結果、仮想マシンVMiの着信共有部(フロントエンド)504が、発信元110からの着信要求を受け付けて処理部506に渡す。そして、仮想マシンVMiの処理部506が、発信元110からの着信要求を処理する。
更新部603は、自端末で動作する各OSiが処理可能な通信サービスSjを表すテーブルを更新する。具体的には、例えば、着信制御部503が、仮想マシンVMiの管理部507からの更新要求を受け付けて、仮想マシン対応テーブル700の記憶内容を更新する。管理部507からの更新要求には、例えば、仮想マシンVMiが処理可能なサービスSjのサービスIDが含まれている。
より具体的には、例えば、まず、仮想マシンVMiの管理部507が、仮想マシンVMiが処理可能なサービスSjに変更があった場合、仮想マシンVMiが処理可能なサービスSjのサービスIDを着信制御部503に通知する。その結果、着信制御部503が、管理部507から受け付けた仮想マシンVMiが処理可能なサービスSjのサービスIDに従って、仮想マシン対応テーブル700の記憶内容を更新する。
なお、仮想マシンVMiが処理可能なサービスSjに変更があった場合とは、仮想マシンVMiに新たなアプリケーションがインストールされた場合のほか、新規の仮想マシンVMiが追加されたり、既存の仮想マシンVMiが削除された場合などである。
また、検索部103は、複数の仮想マシンVM[1]〜VM[K]が検索された場合、着信者(通信端末装置400の利用者)の意図を考慮して、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定してもよい。また、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを一意に決定できない場合に、着信者の意図を考慮してもよい。
以下、着信者(通信端末装置400の利用者)の意図を考慮して、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定する決定手法(1)〜(6)について説明する。
<決定手法(1)>
通信端末装置400の機能として、例えば、電話帳に登録されている発信元110の利用者の氏名や顔画像などをディスプレイ405に表示する機能がある。ディスプレイ405に発信元110の利用者の氏名や顔画像などが表示されると、着信者は発信元110を容易に特定することができる。
そこで、決定手法(1)では、発信元110の利用者の氏名や顔画像などをディスプレイ405に表示することができる仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiに決定する。
具体的には、まず、判定部602は、各仮想マシンVM[k]に対応付けられている発信元リストの中に、着信要求に含まれる発信元110の識別子が登録されているか否かを判定する。ここで、着信要求に含まれる発信元110の識別子とは、例えば、発信元110の電話番号やメールアドレスである。
また、発信元リストとは、特定の発信元の識別子を記憶する情報である。発信元リストは、例えば、特定の発信元の氏名、電話番号、メールアドレス、顔画像などを登録する電話帳である。電話帳に登録されている発信元からの着信があった場合、例えば、通信端末装置400のディスプレイ405に発信元の氏名や顔画像などが表示される。
以下の説明では、各仮想マシンVM1〜VMnに対応付けられている電話帳をそれぞれ「電話帳TR1〜TRn」と表記し、各仮想マシンVM[1]〜VM[K]に対応付けられている電話帳をそれぞれ「電話帳TR[1]〜TR[K]」と表記する。各電話帳TR1〜TRnは、例えば、各仮想マシンVM1〜VMnと対応付けられてROM402、RAM403などの記憶装置に記憶されている。
具体的には、例えば、まず、判定部602が、着信要求に含まれる発信元110の電話番号を特定する。そして、判定部602が、各仮想マシンVM[k]に対応付けられている電話帳TR[k]の中に、特定された発信元110の電話番号が登録されているか否かを判定する。
より具体的には、例えば、着信制御部503が、仮想マシンVM[k]の参照部505に、電話帳TR[k]の中に発信元110の電話番号が登録されているか否かを問い合わせる。仮想マシンVM[k]の参照部505は、電話帳TR[k]の中に発信元110の電話番号が登録されているか否かを判定し、その判定結果を着信制御部503に通知する。ここで、仮想マシンVM1の電話帳TR1を例に挙げて、電話帳TR1の記憶内容について説明する。
図8は、電話帳の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、電話帳TR1には、特定の発信者ごとの氏名、電話番号、メールアドレスおよび顔画像が登録されている。顔画像は、特定の発信者の顔を撮影した画像であってもよく、また、特定の発信者を模したアバターであってもよい。
例えば、発信元110の電話番号を『090−xxxx−1234』とする。この場合、判定部602は、特定された電話番号『090−xxxx−1234』が、鈴木太郎の電話番号として登録されているため、仮想マシンVM1に対応付けられている電話帳TR1の中に発信元110の電話番号が登録されていると判定する。
決定部601は、判定された判定結果に基づいて、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。具体的には、例えば、決定部601が、電話帳TR[k]の中に発信元110の電話番号が登録されている仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。
例えば、仮想マシンVM[1]〜VM[K]を仮想マシンVM1〜VM3とし、仮想マシンVM1〜VM3のうち仮想マシンVM1の電話帳TR1にのみ発信元110の電話番号が登録されているとする。この場合、決定部601は、仮想マシンVM1を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。
これにより、着信時に発信元110の氏名や顔画像などをディスプレイ405に表示して着信者の利便性の向上を図るとともに、発信元110の意図が反映された通信サービスSjを利用者に提供することができる。
<決定手法(2)>
同一の通信サービスSjを提供するためのアプリケーションとして、複数のアプリケーションが存在する場合がある。このような場合、高品質の通信サービスSjを提供するという観点により、例えば、テレビ電話などを行う場合は映像符号化の性能が高いアプリケーションを利用することが望ましい。
そこで、決定部601は、各仮想マシンVM[k]上で動作するアプリケーションの性能に基づいて、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。ここで、アプリケーションとは、発信元110が要求する通信サービスSjを提供するためのソフトウェアである。アプリケーションとしては、例えば、利用者がお互いの顔を見ながら通話するテレビ電話の映像を表示するためのものがある。
具体的には、例えば、決定部601が、図9に示すアプリケーションリスト900を参照することにより、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。アプリケーションリスト900は、例えば、ROM402、RAM403などの記憶装置に記憶されている。ここで、アプリケーションリスト900の記憶内容について説明する。
図9は、アプリケーションリストの記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、アプリケーションリスト900は、マシンID、アプリケーションIDおよび性能のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、各仮想マシンVMiにインストールされているアプリケーションおよび該アプリケーションの性能が記憶されている。
マシンIDは、仮想マシンVMiの識別子である。アプリケーションIDは、アプリケーションの識別子である。性能は、アプリケーションの性能である。アプリケーションの性能としては、例えば、ディスプレイ405に表示される映像の解像度などがある。
一例として、発信元110が要求する通信サービスSjを『テレビ電話』とする。また、仮想マシンVM[1]〜VM[K]を仮想マシンVM1,VM2とし、テレビ電話を提供するために動作するアプリケーションを『アプリケーションA1,A2』とする。
この場合、まず、決定部601が、アプリケーションリスト900を参照することにより、テレビ電話を提供するために各仮想マシンVM1,VM2上で動作するアプリケーションA1,A2の性能を特定する。ここでは、アプリケーションA1の性能として解像度『240×240(ピクセル)』が特定され、アプリケーションA2の性能として解像度『320×320(ピクセル)』が特定される。
つぎに、決定部601が、解像度が最大のアプリケーションA2を特定する。そして、決定部601が、仮想マシンVM1,VM2のうち、特定されたアプリケーションA2がインストールされている仮想マシンVM2を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。
これにより、発信元110からの着信要求を高性能のアプリケーションを用いて処理することができ、高品質の通信サービスSjを着信者に提供することができる。
なお、アプリケーションリスト900の記憶内容は、例えば、仮想マシンVMiに新たなアプリケーションがインストールされた場合などにおける仮想マシンVMiの管理部507からの更新要求に応じて更新される。該更新要求には、例えば、新たにインストールされたアプリケーションのアプリケーションIDや、該アプリケーションの性能に関する情報が含まれている。
<決定手法(3)>
通信端末装置400の利用形態として、着信時に使用するOSiを時間帯によって使い分ける場合がある。例えば、勤務時間帯の9時00分〜17時00分までは仕事用のOSを使用して、17時01分〜8時59分まではプライベート用のOSを使用する場合などが想定される。
そこで、決定部601は、発信元110からの着信要求を受け付けた時刻に基づいて、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、該着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。着信要求を受け付けた時刻は、例えば、時刻を計時する通信端末装置400の機能によって特定することができる。
具体的には、例えば、決定部601が、図10に示す時間帯リスト1000を参照することにより、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。時間帯リスト1000は、例えば、ROM402、RAM403などの記憶装置に記憶されている。ここで、時間帯リスト1000の記憶内容について説明する。
図10は、時間帯リストの記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、時間帯リスト1000は、時間帯T1,T2ごとに、着信時に使用するOSiのOS名と、OSiを動作させる仮想マシンVMiのマシンIDとを関連付けて記憶している。
一例として、仮想マシンVM[1]〜VM[K]を仮想マシンVM1,VM2とする。決定部601は、発信元110からの着信要求を受け付けた時刻が時間帯T1の場合、時間帯リスト1000を参照して、仮想マシンVM1を、該着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。一方、決定部601は、発信元110からの着信要求を受け付けた時刻が時間帯T2の場合、仮想マシンVM2を、該着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。
これにより、着信時に使用するOSiを時間帯によって使い分けることができる。具体的には、例えば、勤務時間帯は仕事用のOSを使用して、それ以外の時間帯はプライベート用のOSを使用するなどの使い分けを行うことができる。
なお、上述した説明では、仮想マシンVM[1]〜VM[K]のいずれかの仮想マシンVM[k]が時間帯リスト1000に登録されている場合を想定して説明したが、いずれの仮想マシンVM[k]も登録されていない場合がある。この場合、決定部601は、例えば、仮想マシンVM[1]〜VM[K]のうち任意の仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定してもよい。
<決定手法(4)>
通信端末装置400の利用形態として、着信時に使用するOSiを場所によって使い分ける場合がある。例えば、首都圏では仕事用のOSを使用して、それ以外の場所ではプライベート用のOSを使用する場合などが想定される。
そこで、決定部601は、自端末の現在位置に基づいて、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。自端末の現在位置は、例えば、自端末の現在位置を示す緯度、経度などの位置情報である。また、自端末の現在位置は、例えば、通信端末装置400に搭載されたGPS(Global Positioning System)から取得することができる。
具体的には、例えば、決定部601が、図11に示す場所リスト1100を参照することにより、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。場所リスト1100は、例えば、ROM402、RAM403などの記憶装置に記憶されている。ここで、場所リスト1100の記憶内容について説明する。
図11は、場所リストの記憶内容の一例を示す説明図である。図11において、場所リスト1100は、場所L1,L2ごとに、各場所L1,L2の位置情報と、着信時に使用するOSiのOS名と、OSiを動作させる仮想マシンVMiのマシンIDとを関連付けて記憶している。なお、各場所L1,L2の位置情報は、例えば、緯度と経度によって各場所L1,L2の範囲を特定するためのものである。
一例として、仮想マシンVM[1]〜VM[K]を仮想マシンVM1,VM2とする。まず、決定部601は、場所リスト1100を参照して、自端末の現在位置が場所L1,L2のいずれに属するかを特定する。そして、決定部601は、自端末の現在位置が場所L1に属する場合、場所リスト1100を参照して、仮想マシンVM1を、該着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。一方、決定部601は、自端末の現在位置が場所L2に属する場合、場所リスト1100を参照して、仮想マシンVM2を、該着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。
これにより、着信時に使用するOSiを自端末の現在位置によって使い分けることができる。具体的には、例えば、首都圏では仕事用のOSを使用して、首都圏以外の場所ではプライベート用のOSを使用するなどの使い分けを行うことができる。
<決定手法(5)>
通信端末装置400の利用形態として、通信端末装置400に接続された周辺機器を用いて通話を行う場合がある。例えば、着信者がヘッドセットを用いて通話を行う場合などが想定される。ヘッドセットとは、端末本体を手に持つことなく通話を行うためのマイクロフォンを一体化したヘッドフォンである。
そこで、決定部601は、各仮想マシンVM[k]に接続される周辺機器の接続状況に基づいて、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する。具体的には、例えば、まず、着信制御部503が、仮想マシンVM[k]の参照部505に、ヘッドセットの接続状況を問い合わせる。
仮想マシンVM[k]の参照部505は、ヘッドセットが接続されているか否かを判定し、その判定結果を着信制御部503に通知する。そして、着信制御部503は、各仮想マシンVM[k]の参照部505からの判定結果に基づいて、ヘッドセットが接続されている仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定する。
これにより、ヘッドセットなどの周辺機器を着信時に使用することができ、着信者の利便性の向上を図ることができる。
<決定手法(6)>
発信元110からの着信要求を処理するためのOSiを決定する手法として、着信時に着信者が任意のOSiを選択するものがある。着信時に着信者が選択したOSiを操作履歴として蓄積し、着信者が選択した回数が多いOSを、着信要求を処理するためのOSiとすることで、着信者の意図を反映することができる。
そこで、決定部601は、着信時に着信者が発信元110からの着信要求を処理するOSiを選択した操作履歴に基づいて、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定する。具体的には、例えば、決定部601が、図12に示す操作履歴テーブル1200を参照することにより、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定する。
操作履歴テーブル1200は、例えば、RAM403などの記憶装置に記憶されている。ここで、操作履歴テーブル1200の記憶内容について説明する。ただし、通信端末装置400で動作する複数のOS1〜OSnとして、『OS1〜OS5』を例に挙げて説明する。
図12は、操作履歴テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図12において、操作履歴テーブル1200は、サービスS1〜Smごとに、着信者の入力装置406を用いた操作入力により、発信元110からの着信要求を処理するために選択されたOS1〜OS5ごとの回数を記憶している。
一例として、発信元110が要求する通信サービスSjを通信サービスS7とし、仮想マシンVM[1]〜VM[K]を仮想マシンVM1〜VM5とする。この場合、まず、決定部601は、操作履歴テーブル1200を参照して、通信サービスS7について、発信元110からの着信要求を処理するために選択されたOS1〜OS5ごとの回数を特定する。
つぎに、決定部601は、OS1〜OS5のうち回数が最大のOS4を特定する。そして、決定部601は、OS4を動作させる仮想マシンVM4を、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiに決定する。これにより、着信者の意図が反映された通信サービスSjを提供することができる。
なお、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定する手法として、上述した決定手法(1)〜(6)のどの決定手法を用いるのかは、任意に設定可能である。また、上述した決定手法(1)〜(6)のうち複数の決定手法を組み合わせて用いることにしてもよい。
また、上述した決定手法(1)〜(6)を用いた結果、最終的に絞り込まれた仮想マシンVM[k]が複数存在する場合、複数の仮想マシンVM[k]の中から任意の仮想マシンを、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiに決定してもよい。
また、上記検索部103によって発信元110が要求する通信サービスSjを処理可能な仮想マシンVMiが検索されなかった場合、上述した決定手法(1)〜(6)を用いて、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定してもよい。同様に、発信元110が要求する通信サービスSjを特定できなかった場合に、上述した決定手法(1)〜(6)を用いることにしてもよい。
また、発信元110が要求する通信サービスSjを処理可能な仮想マシンVMiが検索されなかった場合、通常着信用に予め設定されている仮想マシンVMxを、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiに決定してもよい。同様に、発信元110が要求する通信サービスSjを特定できなかった場合に、通常着信用に予め設定されている仮想マシンVMxを用いることにしてもよい。なお、通常着信用の仮想マシンVMxとは、例えば、通話に必要となる最低限の機能を実現する仮想マシンVMiである。
(通信端末装置400の着信処理手順)
図13は、実施の形態2にかかる通信端末装置の着信処理手順の一例を示すフローチャートである。図13のフローチャートにおいて、まず、受付部101により、発信元110からの着信要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS1301)。
ここで、受付部101により、発信元110からの着信要求を受け付けるのを待つ(ステップS1301:No)。そして、受付部101により、着信要求を受け付けた場合(ステップS1301:Yes)、特定部102により、受け付けた着信要求に含まれる発信元110が要求する通信サービスSjのサービスIDを特定する(ステップS1302)。
つぎに、検索部103により、仮想マシン対応テーブル700を参照して、特定された発信元110が要求する通信サービスSjのサービスIDに対応する仮想マシンVMiを検索する(ステップS1303)。ここで、仮想マシンVMiが検索された場合(ステップS1304:Yes)、決定部601により、複数の仮想マシンVM[1]〜VM[K]が検索されたか否かを判断する(ステップS1305)。
ここで、複数検索されなかった場合(ステップS1305:No)、割振部104により、検索された仮想マシンVMiに、発信元110からの着信要求を割り振って(ステップS1306)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、複数検索された場合(ステップS1305:Yes)、決定部601により、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する第1の決定処理を実行する(ステップS1307)。そして、割振部104により、決定された仮想マシンVMiに、発信元110からの着信要求を割り振って(ステップS1306)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1304において、仮想マシンVMiが非検索の場合(ステップS1304:No)、決定部601により、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する第2の決定処理を実行する(ステップS1308)。そして、割振部104により、決定された仮想マシンVMiに、発信元110からの着信要求を割り振って(ステップS1306)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、発信元110からの着信要求を適切に処理することができ、発信元110の意図が反映された通信サービスSjを利用者に提供することができる。
<第1の決定処理手順>
つぎに、図13に示したステップS1307の第1の決定処理の具体的な処理手順について説明する。ここでは、上述した決定手法(1)および(5)を用いて、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定する場合を例に挙げて説明する。
図14は、第1の決定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートにおいて、まず、判定部602により、図13に示したステップS1301において受け付けた着信要求に含まれる発信元110の電話番号を特定する(ステップS1401)。
つぎに、判定部602により、仮想マシンVM[1]〜VM[K]に含まれる仮想マシンVM[k]の「k」を「k=1」で初期化する(ステップS1402)。そして、判定部602により、仮想マシンVM[k]に対応付けられている電話帳TR[k]の中に、特定された発信元110の電話番号が登録されているか否かを判定する(ステップS1403)。
ここで、発信元110の電話番号が登録されている場合(ステップS1404:Yes)、ステップS1410に移行する。一方、発信元110の電話番号が登録されていない場合(ステップS1404:No)、判定部602により、仮想マシンVM[k]の「k」をインクリメントして(ステップS1405)、「k」が「K」より大きいか否かを判断する(ステップS1406)。
ここで、「k」が「K」以下の場合(ステップS1406:No)、ステップS1403に戻る。一方、「k」が「K」より大きい場合(ステップS1406:Yes)、仮想マシンVM[k]の「k」を「k=1」で初期化する(ステップS1407)。そして、決定部601により、仮想マシンVM[k]にヘッドセットが接続されているか否かを判定する(ステップS1408)。
ここで、ヘッドセットが接続されている場合(ステップS1409:Yes)、決定部601により、仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定して(ステップS1410)、図13に示したステップS1306に移行する。
一方、ヘッドセットが接続されていない場合(ステップS1409:No)、決定部601により、仮想マシンVM[k]の「k」をインクリメントして(ステップS1411)、「k」が「K」より大きいか否かを判断する(ステップS1412)。ここで、「k」が「K」以下の場合(ステップS1412:No)、ステップS1408に戻る。
一方、「k」が「K」より大きい場合(ステップS1412:Yes)、決定部601により、仮想マシンVM[1]〜VM[K]のうち任意の仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiに決定して(ステップS1413)、図13に示したステップS1306に移行する。
これにより、発信元110だけでなく着信者の意図も反映することができ、発信元110の意図が反映された通信サービスSjを利用者に提供するとともに、着信者の利便性の向上を図ることができる。
なお、上述した説明では、ステップS1404において電話番号が登録されていると判定された時点で、仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiに決定したが、これに限らない。例えば、全仮想マシンVM[1]〜VM[K]について電話番号の登録の有無を判定して絞り込んだあと、さらに、ヘッドセットの接続状況により絞り込むことにしてもよい。
<第2の決定処理手順>
つぎに、図13に示したステップS1308の第2の決定処理の具体的な処理手順について説明する。ここでは、上述した決定手法(1)を用いて、仮想マシンVM1〜VMnの中から、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定する場合を例に挙げて説明する。
図15は、第2の決定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、判定部602により、図13に示したステップS1301において受け付けた着信要求に含まれる発信元110の電話番号を特定する(ステップS1501)。
つぎに、判定部602により、仮想マシンVM1〜VMnに含まれる仮想マシンVMiの「i」を「i=1」で初期化する(ステップS1502)。そして、判定部602により、仮想マシンVMiに対応付けられている電話帳TRiの中に、特定された発信元110の電話番号が登録されているか否かを判定する(ステップS1503)。
ここで、発信元110の電話番号が登録されている場合(ステップS1504:Yes)、図13に示したステップS1306に移行する。一方、発信元110の電話番号が登録されていない場合(ステップS1504:No)、判定部602により、仮想マシンVMiの「i」をインクリメントして(ステップS1505)、「i」が「n」より大きいか否かを判断する(ステップS1506)。
ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS1506:No)、ステップS1503に戻る。一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS1506:Yes)、決定部601により、仮想マシンVM1〜VMnのうち通常発信用に設定されている仮想マシンVMxを、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiに決定して(ステップS1507)、図13に示したステップS1306に移行する。
これにより、発信元110が要求する通信サービスSjを処理可能な仮想マシンVMiが検索されなかった場合に、着信時に発信元110の氏名や顔画像などをディスプレイ405に表示することができるOSiを優先して使用することができ、着信者の利便性の向上を図ることができる。
以上説明した実施の形態2にかかる通信端末装置400によれば、自端末で動作する仮想マシンVM1〜VMnの中から、発信元110が要求する通信サービスSjを処理可能な仮想マシンVMiを検索して、発信元110からの着信要求を割り振ることができる。これにより、発信元110からの着信要求を適切に処理することができ、発信元110の意図が反映された通信サービスSjを利用者に提供することができる。
また、通信端末装置400によれば、発信元110が要求する通信サービスSjが複数ある場合、各仮想マシンVMiが処理可能な通信サービスSjの数Ciに基づいて、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定することができる。これにより、発信元110から要求されたより多くの通信サービスSjを利用者に提供することができる。
また、通信端末装置400によれば、仮想マシンVM[1]〜VM[K]のうち、電話帳TR[k]に発信元110の電話番号が登録されている仮想マシンVM[k]を、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiに決定することができる。このため、着信時に発信元110の氏名や顔画像などをディスプレイ405に表示することができる。これにより、発信元110の意図が反映された通信サービスSjを利用者に提供するとともに、着信者の利便性の向上を図ることができる。
また、通信端末装置400によれば、各仮想マシンVM[k]上で動作するアプリケーションの性能に基づいて、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定することができる。これにより、発信元110からの着信要求を高性能のアプリケーションを用いて処理することができ、高品質の通信サービスSjを着信者に提供することができる。
また、通信端末装置400によれば、発信元110からの着信要求を受け付けた時刻に基づいて、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、該着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定することができる。これにより、着信時に使用するOSiを時間帯によって使い分けることができる。具体的には、例えば、勤務時間帯は仕事用のOSを使用して、それ以外の時間帯はプライベート用のOSを使用するなどの使い分けを行うことができる。
また、通信端末装置400によれば、自端末の現在位置に基づいて、仮想マシンVM[1]〜VM[K]の中から、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定することができる。これにより、着信時に使用するOSiを自端末の現在位置によって使い分けることができる。具体的には、例えば、首都圏では仕事用のOSを使用して、首都圏以外の場所ではプライベート用のOSを使用するなどの使い分けを行うことができる。
また、通信端末装置400によれば、各仮想マシンVM[k]に接続される周辺機器の接続状況に基づいて、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定することができる。これにより、ヘッドセットなどの周辺機器を着信時に使用することができ、着信者の利便性の向上を図ることができる。
また、通信端末装置400によれば、着信時に着信者が発信元110からの着信要求を処理するOSiを選択した操作履歴に基づいて、発信元110からの着信要求を処理する仮想マシンVMiを決定することができる。これにより、着信者の意図が反映された通信サービスSjを提供するとともに、発信元110からの着信要求を処理するための仮想マシンVMiを決定する処理負荷を低減させることができる。
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3にかかる通信端末装置1600の一実施例について説明する。実施の形態3では、実施の形態2で説明した仮想マシンVM0の各機能部(着信機能部501〜着信制御部503)を仮想マシンVM1が含む場合について説明する。なお、実施の形態1,2で説明した箇所と同一箇所については、同一符号を付して説明を省略する。
図16は、実施の形態3にかかる通信端末装置の一実施例を示す説明図である。図16において、通信端末装置1600は、仮想マシンVM1〜VMnと、ハイパーバイザVMMと、を含む構成である。
仮想マシンVM1は、着信機能部501と、着信共有部(バックエンド)502と、着信制御部503と、参照部505と、処理部506と、管理部507と、を含む。また、各仮想マシンVM2〜VMnは、着信共有部(フロントエンド)504と、参照部505と、処理部506と、管理部507と、を含む。着信共有部(フロントエンド)504は、仮想マシンVM1が有する着信機能部501を複数のOS1〜OSnで共用するための機能である。すなわち、通信端末装置1600では、仮想マシンVM1の着信機能部501を複数の異なるOS1〜OSnで共用する。
ここで、着信時における通信端末装置1600の処理手順の一例を説明する。通信端末装置1600において、着信機能部501は、発信元110からの着信要求を受け付けると、該着信要求を着信共有部(バックエンド)502に通知する。着信共有部(バックエンド)502は、発信元110からの着信要求を着信制御部503に通知する。
着信制御部503は、発信元110からの着信要求を、どの仮想マシンVM1〜VMnで処理するのかを決定して、着信共有部(バックエンド)502に通知する。ここで、仮想マシンVM1で処理する場合、着信共有部(バックエンド)502は、発信元110からの着信要求を処理部506に渡す。そして、処理部506は、発信元110からの着信要求を処理する。
一方、仮想マシンVM1以外で処理する場合、着信共有部(バックエンド)502は、着信制御部503から通知された仮想マシンVM2〜VMnの着信共有部(フロントエンド)504に、発信元110からの着信要求を渡す。各仮想マシンVM2〜VMnの着信共有部(フロントエンド)504は、着信共有部(バックエンド)502から通知された着信要求を、処理部506に渡す。そして、処理部506は、発信元110からの着信要求を処理する。
以上説明した実施の形態3にかかる通信端末装置1600によれば、発信元110からの着信要求を仮想マシンVM1で処理する場合は、ハイパーバイザVMMを介した仮想マシン間の通信が不要となる。このため、着信時における通信端末装置1600の性能を向上させることができる。特に、実施の形態2で説明した仮想マシンVM0の各機能部(着信機能部501〜着信制御部503)を頻繁に使用される仮想マシンVMiに含むことで、仮想マシン間の通信を大幅に削減することができる。
なお、本実施の形態で説明した着信処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本着信処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本着信処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)発信元からの着信要求を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けた着信要求に基づいて、前記発信元が要求する通信サービスを特定する特定手段と、
自端末で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通信サービスに基づいて、前記複数のOSの中から、前記特定手段によって特定された前記発信元が要求する通信サービスを処理可能なOSを検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索されたOSに前記着信要求を割り振る割振手段と、
を備えることを特徴とする通信端末装置。
(付記2)さらに、前記着信要求を処理するためのOSを決定する決定手段を備え、
前記検索手段は、
前記特定手段によって前記発信元が要求する通信サービスが複数特定された場合、当該通信サービスごとに処理可能なOSを前記複数のOSの中から検索し、
前記決定手段は、
前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれる各OSが処理可能な前記発信元が要求する通信サービスの数に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする付記1に記載の通信端末装置。
(付記3)前記複数のOSに含まれる各OSには、特定の発信元を識別するための識別子を記憶する前記各OS固有の発信元リストがそれぞれ対応付けられており、
さらに、前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれるOSごとに、当該OSに対応付けられている発信元リストの中に、前記着信要求に含まれる前記発信元の識別子が登録されているか否かを判定する判定手段を備え、
前記決定手段は、
前記判定手段によって判定された判定結果に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする付記2に記載の通信端末装置。
(付記4)前記決定手段は、
前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれる各OS上で、前記発信元が要求する通信サービスを提供するために動作するアプリケーションの性能に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする付記2に記載の通信端末装置。
(付記5)前記決定手段は、
前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、前記受付手段によって前記着信要求を受け付けた時刻に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする付記2に記載の通信端末装置。
(付記6)前記決定手段は、
前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、前記自端末の現在位置に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする付記2に記載の通信端末装置。
(付記7)前記決定手段は、
前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれる各OSに接続される周辺機器の接続状況に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする付記2に記載の通信端末装置。
(付記8)前記決定手段は、
着信時に利用者が前記着信要求を処理するOSを選択した操作履歴に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする付記2に記載の通信端末装置。
(付記9)通信端末装置のコンピュータに、
発信元からの着信要求を受け付ける受付工程と、
前記受付工程によって受け付けた着信要求に基づいて、前記発信元が要求する通信サービスを特定する特定工程と、
前記通信端末装置で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通信サービスに基づいて、前記複数のOSの中から、前記特定工程によって特定された前記発信元が要求する通信サービスを処理可能なOSを検索する検索工程と、
前記検索工程によって検索されたOSに前記着信要求を割り振る割振工程と、
を実行させることを特徴とする着信処理プログラム。
(付記10)通信端末装置のコンピュータが、
発信元からの着信要求を受け付ける受付工程と、
前記受付工程によって受け付けた着信要求に基づいて、前記発信元が要求する通信サービスを特定する特定工程と、
前記通信端末装置で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通信サービスに基づいて、前記複数のOSの中から、前記特定工程によって特定された前記発信元が要求する通信サービスを処理可能なOSを検索する検索工程と、
前記検索工程によって検索されたOSに前記着信要求を割り振る割振工程と、
を実行することを特徴とする着信処理方法。
100,400,1600 通信端末装置
101 受付部
102 特定部
103 検索部
104 割振部
200 OS対応テーブル
501 着信機能部
502 着信共有部(バックエンド)
503 着信制御部
504 着信共有部(フロントエンド)
505 参照部
506 処理部
507 管理部
601 決定部
602 判定部
603 更新部
700 仮想マシン対応テーブル
VM0〜VMn,VMi,VM[1]〜VM[K],VM[k] 仮想マシン
VMM ハイパーバイザ

Claims (6)

  1. 発信元からの着信要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けた着信要求に基づいて、前記発信元が要求する通話サービスを特定する特定手段と、
    自端末で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通話サービスに基づいて、前記特定手段によって前記発信元が要求する通話サービスが複数特定された場合、当該通話サービスごとに処理可能なOSを前記複数のOSの中から検索する検索手段と、
    前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれる各OSが処理可能な前記発信元が要求する通話サービスの数に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたOSに前記着信要求を割り振る割振手段と、
    を備えることを特徴とする携帯電話装置
  2. 前記複数のOSに含まれる各OSには、特定の発信元を識別するための識別子を記憶する前記各OS固有の発信元リストがそれぞれ対応付けられており、
    さらに、前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれるOSごとに、当該OSに対応付けられている発信元リストの中に、前記着信要求に含まれる前記発信元の識別子が登録されているか否かを判定する判定手段を備え、
    前記決定手段は、
    前記判定手段によって判定された判定結果に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする請求項に記載の携帯電話装置
  3. 前記決定手段は、
    前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれる各OS上で、前記発信元が要求する通話サービスを提供するために動作するアプリケーションの性能に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする請求項に記載の携帯電話装置
  4. 前記決定手段は、
    前記検索手段によって2つ以上のOSが検索された場合、前記受付手段によって前記着信要求を受け付けた時刻に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定することを特徴とする請求項に記載の携帯電話装置
  5. 携帯電話装置のコンピュータに、
    発信元からの着信要求を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって受け付けた着信要求に基づいて、前記発信元が要求する通話サービスを特定する特定工程と、
    前記携帯電話装置で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通話サービスに基づいて、前記特定工程によって前記発信元が要求する通話サービスが複数特定された場合、当該通話サービスごとに処理可能なOSを前記複数のOSの中から検索する検索工程と、
    前記検索工程によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれる各OSが処理可能な前記発信元が要求する通話サービスの数に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定されたOSに前記着信要求を割り振る割振工程と、
    を実行させることを特徴とする着信処理プログラム。
  6. 携帯電話装置のコンピュータが、
    発信元からの着信要求を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって受け付けた着信要求に基づいて、前記発信元が要求する通話サービスを特定する特定工程と、
    前記携帯電話装置で動作する複数のOSに含まれる各OSが処理可能な通話サービスに基づいて、前記特定工程によって前記発信元が要求する通話サービスが複数特定された場合、当該通話サービスごとに処理可能なOSを前記複数のOSの中から検索する検索工程と、
    前記検索工程によって2つ以上のOSが検索された場合、当該2つ以上のOSに含まれる各OSが処理可能な前記発信元が要求する通話サービスの数に基づいて、前記2つ以上のOSの中から前記着信要求を処理するためのOSを決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定されたOSに前記着信要求を割り振る割振工程と、
    を実行することを特徴とする着信処理方法。
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