JP5397358B2 - 光学素子、撮像装置及び駆動方法 - Google Patents
光学素子、撮像装置及び駆動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5397358B2 JP5397358B2 JP2010238302A JP2010238302A JP5397358B2 JP 5397358 B2 JP5397358 B2 JP 5397358B2 JP 2010238302 A JP2010238302 A JP 2010238302A JP 2010238302 A JP2010238302 A JP 2010238302A JP 5397358 B2 JP5397358 B2 JP 5397358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- electrode
- base material
- film
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Diaphragms For Cameras (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
Description
1.撮像装置の構成
2.液体アイリスの構成
3.液体アイリスの作製方法
4.エレクトウェッティング現象
5.液体アイリスの動作サイクル
6.開口部を形成する際の液体アイリスの動作
7.開口部を閉じる際の液体アイリスの動作
8.変形例
図1に、本実施形態の液体アイリスを適用した撮像装置の概略構成例を示す。なお、図1には、ズーム機構を備えた撮像装置の例を示す。また、図1には、主に撮像装置の光学系の構成を示し、撮像した画像の処理及び光学系の制御処理を行う構成部は省略する。なお、本発明は、ズーム機構を備えない撮像装置にも適用可能である。
図2(a)及び(b)に、本実施形態の液体アイリス10の概略構成を示す。図2(a)は、電圧を印加していないとき(静止状態時)の液体アイリス10の概略断面図であり、図2(b)は、そのときの光入射側からみた液体アイリス10の上面図である。
次に、本実施形態の液体アイリス10の作製方法を、図3を参照しながら説明する。図3は、液体アイリス10の作製手順を示すフローチャートである。
ここで、本実施形態の液体アイリス10の駆動動作を説明する前に、この駆動動作に用いるエレクトロウェッティング現象(電気毛管現象)について簡単に説明する。図4(a)及び(b)に、エレクトロウェッティング現象の原理図を示す。図4(a)は、有極性液体90に電圧が印加されていない場合の有極性液体90の状態を示す図であり、図4(b)は、有極性液体90に電圧を印加した際の有極性液体90の状態を示す図である。
次に、本実施形態の液体アイリス10の駆動動作(駆動方法)の概要を図2及び5を参照しながら説明する。図5は、液体アイリス10の駆動動作のサイクルを示す図である。なお、ここでは、第1電極13及び側壁電極32間または第2電極23及び側壁電極32間に電圧を印加しない状態(静止状態)から説明する。静止状態では、図2(a)及び(b)に示すように、第2液体42が第2基材部21側の膜に接触しないので、開口部は形成されない。
ここで、開口部を形成する際の液体アイリス10の動作(図5中のステップS21の動作)を詳細に説明する。開口部を形成する際には、上述のように、切替スイッチ8bを端子A側に接続して第2電極23及び側壁電極32間に電圧を印加する。その動作の様子を図6(a)及び(b)に示す。
次に、開口部50を閉じる際の液体アイリス10の動作(図5中のステップS22の動作)を詳細に説明する。開口部50を閉じる際には、上述のように、切替スイッチ8bを端子B側に接続して第1電極13及び側壁電極32間に電圧を印加する。その動作の様子を図10(a)及び(b)に示す。図10(a)及び(b)は、第1電極13及び側壁電極32間に電圧を印加した際の液体アイリス10の動作の様子を示す図である。なお、図10(a)は、その際の液体アイリス10の断面図であり、図10(b)は、その際の光入射側から見た液体アイリス10の上面図である。
(変形例1)
上記実施形態では、第1基材部11と第2基材部21とを接続する側壁部材として金属製の円筒状部材を用い、側壁部材を電極として用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、側壁部材を絶縁性の円筒状部材で形成し、金属製の棒状電極をその側壁部材を介して収容室40に挿入してもよい。図12(a)及び(b)に、そのような構成の液体アイリスの一例(変形例1)を示す。
上記実施形態では、側壁電極32を開口断面が円形の筒状金属製部材を用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。側壁電極32の開口断面の形状が、開口断面の中心に対して点対称であれば任意のものを用いることができる。例えば、側壁電極の開口断面を正方形状としてもよい。図13(a)及び(b)に、そのような構成の液体アイリスの一例(変形例2)を示す。
また、上記実施形態では、第2電極23を第2基材22上の全面に渡って形成した例を説明したが、本発明はこれに限定されない。第2電極23を所定形状にパターニングしてもよい。図14に、そのような第2電極の構成例(変形例3)を示す。
Claims (7)
- 有極性または導電性を有する第1液体と、
前記第1液体と混合しない第2液体と、
光透過性を有する第1基材と、前記第1基材の一方の面上に形成された光透過性を有する第1電極と、前記第1電極上に形成された光透過性を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第2液体より前記第1液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第1膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1膜の中央に形成され、前記第1液体より前記第2液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第2膜とを有する第1基材部と、
光透過性を有する第2基材と、前記第2基材の一方の面上に形成された光透過性を有する第2電極と、前記第2電極上に形成された光透過性を有する第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成され、前記第1液体より前記第2液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第3膜とを有する第2基材部と、
前記第1基材部及び前記第2基材部を接続し、前記第1基材部及び前記第2基材部とともに容器を形成し、前記容器に前記第1液体及び前記第2液体が封入された側壁部と、
前記側壁部に設けられた第3電極とを備える光学素子であって、
前記側壁部は、前記第1基材の前記第1電極が形成された面と前記第2基材の前記第2電極が形成された面とが対向するように、前記第1基材部及び前記第2基材部を接続し、
前記第1電極又は前記第2電極と、前記第3電極との間に印加する電圧を変化させることにより、前記第1液体及び第2液体間の界面形状を変化させて、前記光学素子から出射される光の径を変化させる
光学素子。 - 前記第1液体の光透過率が前記第2液体の光透過率より低く、前記第1液体の屈折率と前記第2液体の屈折率とが同じである
請求項1に記載の光学素子。 - さらに、前記側壁部の液体側の面上に形成され、且つ、前記第2液体より前記第1液体との親和性が高い第4膜を備える
請求項1又は2に記載の光学素子。 - 前記第3電極が、筒状電極であるとともに前記側壁部上に設けられる
請求項1に記載の光学素子。 - 前記第3電極が棒状電極であり、前記第3電極の一方の先端が前記第1液体と接触する
請求項1に記載の光学素子。 - 有極性または導電性を有する第1液体と、前記第1液体と混合しない第2液体と、光透過性を有する第1基材と、前記第1基材の一方の面上に形成された光透過性を有する第1電極と、前記第1電極上に形成された光透過性を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第2液体より前記第1液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第1膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1膜の中央に形成され、前記第1液体より前記第2液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第2膜とを有する第1基材部と、光透過性を有する第2基材と、前記第2基材の一方の面上に形成された光透過性を有する第2電極と、前記第2電極上に形成された光透過性を有する第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成され、前記第1液体より前記第2液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第3膜とを有する第2基材部と、前記第1基材部及び前記第2基材部を接続し、前記第1基材部及び前記第2基材部とともに容器を形成し、前記容器に前記第1液体及び前記第2液体が封入された側壁部と、前記側壁部に設けられた第3電極とを備える光学素子であり、前記側壁部は、前記第1基材の前記第1電極が形成された面と前記第2基材の前記第2電極が形成された面とが対向するように、前記第1基材部及び前記第2基材部を接続し、前記第1電極又は前記第2電極と、前記第3電極との間に印加される電圧を変化させることにより、前記第1液体及び第2液体間の界面形状を変化させて、前記光学素子から出射される光の径を変化させる光学素子と、
前記光学素子を透過する光が入射される撮像素子と、
を備える撮像装置。 - 有極性または導電性を有する第1液体と、前記第1液体と混合しない第2液体と、光透過性を有する第1基材と、前記第1基材の一方の面上に形成された光透過性を有する第1電極と、前記第1電極上に形成された光透過性を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第2液体より前記第1液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第1膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1膜の中央に形成され、前記第1液体より前記第2液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第2膜とを有する第1基材部と、光透過性を有する第2基材と、前記第2基材の一方の面上に形成された光透過性を有する第2電極と、前記第2電極上に形成された光透過性を有する第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成され、前記第1液体より前記第2液体との親和性が高く、且つ、光透過性を有する第3膜とを有する第2基材部と、前記第1基材の前記第1電極が形成された面と前記第2基材の前記第2電極が形成された面とが対向するように、前記第1基材部及び前記第2基材部を接続し、前記第1基材部及び前記第2基材部とともに容器を形成し、前記容器に前記第1液体及び前記第2液体が封入された側壁部と、前記側壁部に設けられた第3電極とを備える光学素子の駆動方法であって、
前記第1電極又は前記第2電極と、前記第3電極との間に印加される電圧を変化させることにより、前記第1液体及び第2液体間の界面形状を変化させる光学素子の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010238302A JP5397358B2 (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | 光学素子、撮像装置及び駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010238302A JP5397358B2 (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | 光学素子、撮像装置及び駆動方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008249241A Division JP4626697B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 光学素子、撮像装置及び駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011053706A JP2011053706A (ja) | 2011-03-17 |
JP5397358B2 true JP5397358B2 (ja) | 2014-01-22 |
Family
ID=43942685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010238302A Expired - Fee Related JP5397358B2 (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | 光学素子、撮像装置及び駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5397358B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101920729B1 (ko) | 2011-09-26 | 2018-11-22 | 삼성전자주식회사 | 곡률 조절 소자 및 방법 |
WO2013047100A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | シャープ株式会社 | 立体画像表示装置 |
WO2013111873A1 (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-01 | 積水化学工業株式会社 | エレクトロウェッティング素子用インクおよびこれを用いたエレクトロウェッティングデバイス |
KR101858576B1 (ko) | 2012-11-12 | 2018-05-16 | 삼성전자주식회사 | 광굴절 고분자 복합체, 상기 광굴절 고분자 복합체를 포함하는 광굴절 소자 및 홀로그램 디스플레이 장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4424708B2 (ja) * | 2000-02-17 | 2010-03-03 | キヤノン株式会社 | 光学素子、絞り又はシャッターをレンズ素子に内蔵する光学系および撮影装置 |
EP1817614B1 (en) * | 2004-11-25 | 2008-05-07 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Switchable optical element |
DE102005005933A1 (de) * | 2005-02-09 | 2006-08-17 | Carl Zeiss Meditec Ag | Variable Optik |
JP4588491B2 (ja) * | 2005-03-01 | 2010-12-01 | シャープ株式会社 | 画像表示装置 |
JP4310704B2 (ja) * | 2005-03-08 | 2009-08-12 | ソニー株式会社 | 光学素子 |
JP4848961B2 (ja) * | 2007-01-15 | 2011-12-28 | ソニー株式会社 | 光学素子 |
-
2010
- 2010-10-25 JP JP2010238302A patent/JP5397358B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011053706A (ja) | 2011-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4626697B2 (ja) | 光学素子、撮像装置及び駆動方法 | |
US8059343B2 (en) | Optical element and imaging device | |
JP4310704B2 (ja) | 光学素子 | |
JP4760426B2 (ja) | 光学素子およびレンズアレイ | |
Agarwal et al. | Polymer-based variable focal length microlens system | |
JP4967290B2 (ja) | 光学素子 | |
US20080316587A1 (en) | Solution Flow Prevention in Fluid Focus Lenses | |
JP4770510B2 (ja) | 光学素子及びその製造方法 | |
JP2007086451A5 (ja) | ||
JP2013037219A (ja) | 光学素子、光学素子アレイ、表示装置および電子機器 | |
US8922893B2 (en) | Optical element, method of forming optical element, optical element array, display device, and electronic apparatus | |
JP2007057843A (ja) | 光学素子 | |
JP2013104913A (ja) | 光学素子アレイおよびその形成方法、表示装置、電子機器 | |
JP5397358B2 (ja) | 光学素子、撮像装置及び駆動方法 | |
JP2006250974A (ja) | 光学素子 | |
JP2011150329A (ja) | 液体レンズ | |
US8797498B2 (en) | Liquid crystal optical lens and manufacturing method thereof, lens apparatus using liquid crystal optical lens | |
CN100478735C (zh) | 采用变焦透镜的图像传感器中的重像消除 | |
An et al. | Spherically encapsulated variable liquid lens on coplanar electrodes | |
KR101175929B1 (ko) | 가변 초점 유체렌즈 | |
JP2018021981A (ja) | 液体光学材料及び光学素子 | |
CN218824772U (zh) | 一种基于电润湿效应的连续变焦微型液芯柱透镜系统 | |
Pawlik et al. | Plano-convex variable focal length micro-lens with a polymer nanocomposite actuator | |
CN115657173A (zh) | 一种基于电润湿效应的连续变焦微型液芯柱透镜系统 | |
JP2013140286A (ja) | 光学素子アレイの形成方法、表示装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130924 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131007 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |