JP5396378B2 - 自動分析装置 - Google Patents
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Description
(1)従来の自動分析装置のように、試薬設置機構上の位置に対して試薬容器を固定して設置する方式では、試薬の設置状況や残量情報をユーザに知らせる手段として設置機構内の位置情報、例えばポジション番号順に画面に表示させる方式が一般的であった。しかし、試薬容器移動方式では試薬容器が設置されている試薬設置機構上の位置がリアルタイムに変化するため、それを考慮したユーザインタフェースが必要となる。
(2)測定に必要な適切な試薬が正しく分注されたか、試薬容器の温度の均一化や、搬入搬出の効率化を目的とした適切な試薬の移動が実施されたかを、モニタリングもしくは検証する手段が必要となる。
(1)試薬ディスクをグラフィック表示させ、試薬容器の設置状況,残量,その他の情報を、試薬容器の移動に合わせてリアルタイムにリフレッシュ表示するユーザインタフェースを設ける。
(2)試薬が移動するたびに、移動する試薬の情報,移動元ポジション,移動先ポジション,移動理由を表示させるユーザインタフェースを設けるとともに、これをロギングし、あとで、全情報をトレースできる手段を設ける。
(3)試薬の移動に関する情報をリアルタイムにリフレッシュして表示する手段、もしくは一定の間隔で更新表示する手段を設ける。具体的には、試薬容器が、ある位置からある位置へ「移動中」,「何分後に移動開始」,「何分後に移動終了」などの状態を表示する。さらにそれを元にしてユーザがいつ試薬ディスクにアクセスでき、何個の試薬を投入できる、取り出しできるなどのガイダンスを表示する。これにより臨床検査室の分析装置運用の効率アップに貢献できる。
1−2,2−2 内周側の試薬設置機構
1−3,2−4,3−3 試薬容器設置ポジション
1−4,2−5 試薬分注機構
1−5,2−6 撹拌機構
1−6,2−7 試薬容器
2−3 試薬容器移動機構
3−1 回転試薬設置機構の表示
3−2 固定試薬設置機構の表示
3−4,6−1 ポジション番号
3−5,6−2 分析項目名
3−6 撹拌機構位置
3−7 試薬分注機構位置を示す表示
3−8 試薬情報表示の指定手段
3−9 試薬情報の表
4−1 試薬容器の移動状況を表示する表
4−2 試薬容器の移動履歴表
4−3 分析項目
4−4 使用する試薬のタイプ
4−5 「表示中試薬」ボタン
4−6 「全試薬」ボタン
6−3 試薬容器の移動開始までの時間
6−4 試薬容器の移動終了までの時間
6−5 試薬容器の移動先のポジション番号
6−6 取り出し表示欄
6−7 取り出し可能な試薬容器のトータル表示欄
6−8 投入表示欄
6−9 投入可能な試薬容器のトータル表示欄
Claims (12)
- 複数の試薬容器を保管可能な試薬ディスクを有する自動分析装置において、
前記試薬ディスクはその内部に、
試薬容器を設置可能な複数のポジションを円周上に有する第一の試薬設置部と、
前記第一の試薬設置部と隣接して同心円状に設けられ、試薬容器を設置可能な複数のポジションを円周上に有する第二の試薬設置部と、
前記第一の試薬設置部と前記第二の試薬設置部との間で試薬容器を移送する試薬容器移送部とを有し、
試薬容器に関する情報と、当該試薬容器が設置されている試薬設置部上のポジションに関する情報と関連付けて記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された試薬情報を当該試薬が設置されている前記試薬設置機構上のポジションの情報と関連付けて表示する表示装置を備え、
当該表示装置は、前記記憶装置内に記憶されている情報に基づいて、前記試薬ディスク内で試薬容器が設置されたポジション間の移送履歴に関する情報を表示する画面を表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記表示装置は、前記移送履歴に関する情報として、当該試薬容器の移送が発生した日時,移動前の試薬設置ポジション,移動後の試薬設置ポジション,移動理由,移動時における装置の稼動状態、の少なくともいずれかを表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記第一の試薬設置部上に設置されている試薬容器内の試薬に対して処理を実行する処理機構を備え、
前記第二の試薬設置部上に設置されている試薬容器に対して前記処理機構による処理を実行させる場合には、
前記試薬容器移送部は、前記試薬容器移送機構により当該試薬容器を前記第一の試薬設置部上に移送させ、
前記表示装置は、前記画面上に表示されている当該試薬容器の設置されているポジション情報を更新あるいは追加することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記第二の試薬設置部は固定されており、その一部に試薬容器を前記試薬ディスクの外部へ排出可能な排出可能ポジションを有し、
前記試薬設置部上の試薬容器が前記第二の試薬設置部上の排出可能ポジション上にある場合は排出可能と判断し、それ以外のポジション上にある場合は排出不可能と判断する判断手段を有し、
前記表示装置は、前記判断手段による判断結果を表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項4記載の自動分析装置において、
前記試薬容器移送機構により、いずれかの試薬容器を排出可能ポジションに移動させた場合には、前記表示装置は、当該試薬容器の試薬情報に関連して出力されるポジション情報を追加あるいは更新して表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記表示装置は、前記試薬設置部上のポジションに関連付けて、当該ポジションへの新たな試薬容器の投入の可否、当該ポジションに設置されている試薬の排出の可否、の少なくともいずれかの情報を示す画面を表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項6記載の自動分析装置において、
前記表示装置は、新たな試薬容器の投入が不可であると判断された前記試薬設置ポジションについて、試薬容器の投入が可能となるまでに要する予測時間を表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項6記載の自動分析装置において、
前記表示装置は、前記試薬設置機構に設置された試薬容器の排出が不可であると判断された前記試薬設置ポジションについて、当該試薬容器の排出が可能となるまでに要する予測時間を表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記画面に表示される任意のポジションに関する情報を選択可能な選択手段を備え、
前記表示装置は、前記選択手段により選択されたポジションに設置されている試薬に関する詳細情報を表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記表示装置に表示される情報をリアルタイムに追加あるいは更新表示することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記記憶装置は、試薬容器が投入された以降、当該試薬容器に対する前記試薬容器移送機構による試薬容器の全ての移送履歴を記憶することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1記載の自動分析装置において、
前記第一の試薬設置部上に設置されている試薬容器内の試薬に対して処理を実行する処理機構を備え、
前記第二の試薬設置部は固定されており、
前記表示装置が表示する、移送履歴に関する情報として、試薬の泡立ち防止、あるいは、試薬の温度変化防止のために、前記処理機構による処理を必要としない試薬容器を前記第二の試薬設置部上に移送することを理由とする移送理由を含むことを特徴とする自動分析装置。
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