JP5395921B2 - 係合機構を備える子供用椅子 - Google Patents

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Description

本発明は子供用椅子に関し、特に固定フレームと合わせて使用する係合機構が座席部に設けられ、座席部を取り外して一般の椅子に置いて座席の高さを上げることが可能な子供用椅子に関する。
現在、乳幼児用に供する子供用椅子は相当に普及している。子供用椅子により、食事時に乳幼児を同席させ、大人がその面倒を見るのが容易になった。しかし、周知の子供用椅子はさまざまあるが、いずれも座席部を特定のフレームにしか装着できないもので、不便である。
米国特許第5,951,102号明細書 米国特許第6,120,041号明細書 米国特許第6,719,371号明細書
本発明では子供用椅子を開示する。子供用椅子は座席とフレームを含む。座席はフレームに脱着自由に設けられ、フレームは座席と係合する結合部を含む。子供用椅子は、座席に相対して移動自由に座席の一側に設けられる係合部を含み、係合部は結合部と合わせてロック位置または解除位置に選択的に移動する。
本発明による子供用椅子では、フレームは前脚と後脚を含む。前脚は前脚上部と前脚下部を備え、前脚上部は前脚下部の上端に設けられている。後脚は、前脚上部と前脚下部のいずれかに枢動自由に連結されている。
本発明による子供用椅子は係合機構を含む。実施例1による係合機構は係合部と、結合部と、駆動部を含む。係合部は第一突起を備え、駆動部は座席に移動自由に設けられながら係合部に連結され、係合部を駆動してロック位置から解除位置に移動させる。結合部は凹部と第一ガイドトラックを含み、凹部は第一ガイドトラックに連接されている。第一突起が凹部と第一ガイドトラックの中で移動することにより、係合部はロック位置または解除位置に移動する。
本発明の実施例2と実施例3による係合機構では、結合部は、フレームに設けられるサポートチューブを備える。係合部は座席に回転自由に枢結され、選択的にサポートチューブと係合するかそこから分離する。駆動部は座席に移動自由に設けられながら係合部に枢結され、係合部を駆動して前記座席に相対して回転させ、サポートチューブから分離させる。
本発明の実施例4による係合機構は更に、座席の底部に設けられる台座を含み、台座はガイドグルーブを備える。座席のガイドグルーブに相対する位置にはガイドリブが設けられ、ガイドリブは移動自由にガイドグルーブと係合されている。係合部をサポートチューブから分離するとき、ガイドグルーブはガイドリブに沿って移動し、それにより台座は座席から突き出る。
本発明による子供用椅子の座席係合機構により、座席はフレームと係合するかフレームから取り外すことができる。フレームから取り外した座席は大人用の椅子に置き、食卓のサイズや保護者の要望に合わせて利用することができる。
本発明による子供用椅子を表す説明図である。 実施例1による係合機構の分解図である。 座席の一側から見られる係合機構の外側面図である。 実施例1による係合機構の結合部を表す説明図である。 係合機構の係合部がロック位置にある状態を表す説明図である。 係合機構の係合部が解除位置にある状態を表す説明図である。 子供用椅子の側面図である。 実施例2による係合機構の一部分解図である。 係合機構がロック位置にある状態を表す説明図である。 係合部がロック位置にあるときサポートチューブとの係合を表す説明図である。 係合機構が解除位置にある状態を表す説明図である。 実施例3による係合機構の分解図である。 係合機構がロック位置にある状態を表す説明図である。 係合機構が解除位置にある状態を表す説明図である。 係合機構がロック位置にある状態の側面図である。 係合機構が解除位置にある状態の側面図である。 実施例4による係合機構がロック位置にあるとき台座の相対位置を表す説明図である。 係合機構が解除位置にあるとき台座が突出位置にある状態を表す説明図である。 台座が突出位置にあるとき、係合機構が台座に当接する状態を表す説明図である。 本発明の実施例3による子供用椅子を表す説明図である。
図1を参照する。図1は本発明による子供用椅子100を表す説明図である。子供用椅子100はフレーム1と、座席部2と、トレイ3を含む。座席部2は座席21と、係合機構22と、背もたれ26を含む。係合機構22は座席21の左右両側に設けられ、それにより座席21はフレーム1に着脱自由に装着することができる。また、係合機構22を利用すれば、座席21はフレーム1から容易に外せる。トレイ3は座席部2の前に設けられ、フレーム1は前脚11と、後脚12と、枢結部材14を含む。枢結部材14は前脚11と後脚12に連結され、前脚11と後脚12は両側の枢結部材14により枢結されている。枢結部材14は前脚11の中間部に設けられ、後脚12はそれにより前脚11の中間部に連結されている。前脚11は前脚上部111と前脚下部112を含む。前脚上部111は前脚下部112の上端に設けられている。前脚上部111を前脚下部112に相対して伸縮すれば、座席部2の高さは調整できる。本実施例では、枢結部材14は前脚下部112の上端に設けられ、後脚12はそれにより前脚下部112に枢動自由に連結されている。また他実施例として、後脚12を前脚上部111と連結して前脚11に枢結することも可能である。なお、子供用椅子100の移動を容易にするために、前脚11と後脚12の全部かどちらかの下端にキャスター15を設けるのも可能である。
図2を参照する。図2は実施例1による係合機構22の分解図である。係合機構22は結合部13と、駆動部221と、係合部22と、第一弾性部材223と、筐体224とを含む。本実施例では、駆動部221はボタンであり、第一弾性部材223はバネである。結合部13は前脚111の上端に設けられ、係合部222は結合部13に係合され、座席21はそれによってフレーム1に固定される。望ましくは、本実施例による2つの係合部222は左右対称で座席21の両側に設けられ、2つの結合部13も左右対称で前脚111の上端に設けられている。駆動部221は座席21の外側から内側へ座席21を通過し、係合部222は座席21の内側から外側へ座席21を通過するように移動自由に設置されている。第一弾性部材223の両端はそれぞれ筐体224と係合部222の当止部2221に当接されており、筐体224は係合部222と第一弾性部材223を被覆して座席21に固定される。係合部222は結合部13、駆動部221、及び第一弾性部材223と合わせて座席221をロック状態または解除状態にする。駆動部221は係合部22に連結されるように座席21に移動自由に設けられている。駆動部221の駆動により係合部222は座席21に相対してロック位置から解除位置に移動し、第一弾性部材223の駆動により係合部222は座席21に相対して解除位置からロック位置に移動することができるので、座席21をフレーム1に装着するかフレーム1から取り外すことができる。
図2と合わせて図3、図4、図5、及び図6を参照する。図3は座席21の一側から見られる係合機構222の外側面図であり、図4は実施例1による係合機構22の結合部13を表す説明図であり、図5は係合機構22の係合部222がロック位置にある状態を表す説明図であり、図6は係合機構22の係合部222が解除位置にある状態を表す説明図である。図4に示すように、実施例1による結合部13は凹部136と第一ガイドトラック137を含み、凹部136は第一ガイドトラック137と連接されるように第二方向N2に沿って第一ガイドトラック137の隣に形成されている。凹部136と第一ガイドトラック137はそれぞれ第二方向N2と第三方向N3に沿って伸び、L字型のグルーブを形成している。図2と図5に示すように、係合部222は2つの第一突起2226と第二ガイドトラック2225を含む。第一突起2226は座席21の内側から外側へ座席21を通過し、凹部136と第一ガイドトラック137からなるL字型グルーブの中で移動することで、凹部136と係合するか(このとき係合部222はロック位置にある)、または第一ガイドトラック137に移動して凹部136から離脱する(このとき係合部222は解除位置にある)。図5と図6に示す第二ガイドトラック2225は斜設されたガイドトラックであり、第一方向N1に沿って第一当止位置Aと第二当止位置Bを有する。本実施例では、第二当止位置Bは第一当止位置Aより係合部222の第一突起2226に近い。駆動部221は第二突起2214を備え、第二突起2214は座席21の外側から内側へ座席21を通過し、第二ガイドトラック2225まで伸びて、その中で移動する。図5に示す座席21はロック状態にあり(図3、図4を合わせて参照する)、第一突起2226は凹部136内にあり、第二突起2214は第一当止位置Aにあり、係合部222はロック位置にある。このとき、座席21はフレーム1と係合している。座席21をフレーム1から取り外すとき、図6に示すように、第一方向N1(解除方向)に沿って駆動部221を回し第二ガイドトラックの中で第二突起2214を第一当止位置Aから第二当止位置Bに移動すれば、第二突起2214は係合部222を駆動して図5に示すロック位置から図6に示す解除位置に移動し、それと同時に第一弾性部材223は筐体224と係合部22の間で圧縮され、それによりバイアス回復力が発生する。図4を参照する。係合部222にかける駆動部221の駆動により、係合部222の第一突起2226は凹部136のロック位置から第二方向N2に沿って第一ガイドトラック137の解除位置に移動すれば、座席21は第一ガイドトラック137を沿ってフレーム1から離脱する。
係合部222が解除位置にあるとき、駆動部221を緩めば、第一弾性部材223のバイアス回復力により、係合部222は解除位置からロック位置に移動する。したがって、座席21を係合グルーブ225を通してフレーム1上のサポートチューブ6に再び装着するとき、係合部222の第一突起2226が第一ガイドトラック137に沿って凹部136の隣に移動すると、第一弾性部材223は係合部222を駆動して凹部136と係合するように第一突起2226を凹部136に動かし、これで座席21をフレーム1に固定する。
図3と図4を参照する。結合部13はガイドリブ135を備え、座席21はガイドリブ135に相対する位置にガイドグルーブ214を備える。座席21をフレーム1から取り外すとき、ガイドリブ135とガイドグルーブ214は相互作用して座席21を特定の方向に沿ってフレーム1から離脱させる。注意すべきは、本実施例の図に示す第二ガイドトラック2225は斜設されたガイドトラックであるが、本発明による第二ガイドトラック2225の形状は限定されておらず、係合部222を駆動して第二方向N2に沿って動かしロック位置から解除位置に移動させ、それにより第一突起2226が凹部136から離脱するようなものであれば、いずれも本発明の範囲に属する。
図7と図8を参照する。図7は子供用椅子200の側面図であり、図8は実施例2による係合機構23の一部分解図である。子供用椅子200はフレーム1と座席部2を含み、座席部2は座席21と係合機構23を含む。前掲実施例との相違点は係合機構23の実施方式にある。係合機構23の係合部は座席21の左右両側に設けられ、結合部は座席21の下方にあるフレーム1に設けられ、サポートチューブ6を備える(図9に示す)。
係合機構23は駆動部231と、係合部232と、サポートチューブ6と、第一弾性部材233とを含む。第一弾性部材233は例えばバネであり、係合部232は座席21に枢結され、座席21に相対して回転することでサポートチューブ6と係合するかそれから分離する。本実施例による駆動部231はボタン2311と連結部材2313を含む。ボタン2311は座席21の外側から内側へ座席21を通過するように座席21に移動自由に設置され、連結部材2313で固定される。連結部材2313は係合部232に枢結されており、第一弾性部材233の両端は座席21の突起216と駆動部231の連結部材2313にそれぞれ連結されている。係合機構23はサポートチューブ6と合わせて座席21をロック状態または解除状態にする。係合部232は駆動部231と第一弾性部材233と合わせて動作する。つまり、駆動部231は係合部232を駆動して座席21に相対して回転させ、サポートチューブ6から選択的に分離させる。言い換えれば、駆動部231の駆動により係合部232はロック位置から解除位置に回転し、第一弾性部材233の駆動により係合部232は解除位置からロック位置に移動することができるので、座席21をフレーム1に装着するかフレーム1から取り外すことができる。
図8と合わせて図9、図10、及び図11を参照する。図9は係合機構23がロック位置にある状態を表す説明図であり、図10は係合部232がロック位置にあるときサポートチューブ6との係合を表す説明図であり、図11は係合機構23が解除位置にある状態を表す説明図である。図8と図9に示すように、座席21は2つのスロット215と突起216を備え、ボタン2311は2本のネジ軸2312を備え、係合部232はフック2323と、第一孔2321と、第二孔2322を備え、連結部材2313は十字リブ2314と、2つの第一孔2315と、第二孔2316を備える。第一弾性部材233の両端はそれぞれ突起216と十字リブ2314に固定されており、ネジ軸2312は移動自由にスロット215を通過して連結部材2313の第一孔2315に固定され、連結部材2313の第二孔2316は係合部232の第一孔2321(図8に示す)に枢結されている。第二孔2322は枢結軸217により座席21に枢結されており、係合部232は枢結軸217を中心として回転する。
図9と図10に示すように、スロット215は第四方向N4に沿って第一当止位置Cと第二当止位置Dを有する。係合部232が図9に示すロック位置にあるとき、係合部232のフック2323はサポートチューブ6を掛止して座席21とフレーム1を係合する。このときボタン2311は第一当止位置Cにある。図11に示すように、座席21をフレーム1から取り外すとき、ボタン2311を第四方向N4に沿って上に回し、スロット215内に第四方向N4に沿って第一当止位置Cから第二当止位置Dに動かせば、ボタン2311は連結部材2313を駆動して第四方向N4に沿って上に動かすとともに、係合部232を駆動して軸を回転中心として回転させる。図11に示すように、このとき第一弾性部材233は圧縮され、係合部232は回転して解除位置に入り、フック2323はサポートチューブ6から離れているので、座席21をフレーム1から取り外すことができる。
次にボタン2311を緩めば、圧縮された第一弾性部材233は、連結部材2313と係合部232を駆動して図9に示す位置に戻す(このとき座席21はフレーム1から外されている)。座席21をフレーム1に再び装着するとき、第四方向N4に沿ってボタン2311を上に回し、連結部材2313の駆動により係合部232を解除位置に戻す。なお、フック2323の底部は座席21の底面に相対する斜面2324を有し、言い換えれば力が加えられる垂直方向に対して斜面を呈するので、座席21をフレーム1に再び装着するときは、座席21を下に押してサポートチューブ6をフック2323の斜面2324に当接し、加えられた力の分力で係合部232を回転させる。そうすれば、ボタン2311を押す段階を省いて、座席21をフレーム1に直接装着することができる。
座席21をフレーム1に置いた後、駆動部231を緩めば、第一弾性部材233のバイアス回復力により係合部232は解除位置からロック位置に回転する。このときフック2323とサポートチューブ6は係合して座席21をフレーム1に固定する。
図12を参照する。図12は実施例3による係合機構24の分解図である。図12に示すように、座席21はカバー218を備える。係合機構24はカバー218に設けられ、駆動部241と、係合部242と、サポートチューブ6と、第一弾性部材243とを含む(本実施例では駆動部241はボタンであり、第一弾性部材243はバネである)。駆動部241は座席21の外側から内側へ座席21を通過するように座席21に移動自由に設置されており、係合部242はカバー218と駆動部241に枢結され、回転方式でサポートチューブ6と係合するかそれから分離する。第一弾性部材243の両端はカバー218と駆動部241にそれぞれ連結されている。駆動部241の駆動と第一弾性部材243の回復力により、係合部242はロック位置と解除位置の間で移動するので、座席21をフレーム1に装着するかフレーム1から取り外すことができる。
図13、図14、図15、及び図16を参照する。図13は係合機構24がロック位置にある状態を表す説明図であり、図14は係合機構24が解除位置にある状態を表す説明図であり、図15は係合機構24がロック位置にある状態の側面図であり、図16は係合機構24が解除位置にある状態の側面図である。図15と合わせて図12、図13を参照する。係合部242はフック2423と、第一孔2421と、第二孔2422を備える。係合部242は、第一孔2421と係合グルーブ2411を連結するピン245で駆動部241に枢結されている。第二孔2422は枢結軸217’により座席21に枢結されており、係合部242は枢結軸217’を中心として回転する。図13と図15に示すように、係合部242がロック位置にあるとき、そのフック2423はサポートチューブ6を掛止して座席21とフレーム1を係合する。
図14と図16に示すように、駆動部241を第五方向N5(解除方向)に沿って上に回せば、係合部242は駆動部241の駆動により枢結軸217’に相対して回転する。フック2423はサポートチューブ6から離れ、係合部242は解除位置にあるので、座席21をフレーム1から取り外すことができる。次に駆動部241を緩めば、圧縮された第一弾性部材243は係合部242を駆動して図13に示す位置に戻す(このとき座席21はフレーム1から外されている)。座席21をフレーム1に再び装着するとき、第五方向N5に沿って駆動部241を上に回し、係合部242を解除位置に戻す。座席21をフレーム1に置いた後、駆動部241を緩めば、第一弾性部材243のバイアス回復力により、係合部242は解除位置からロック位置に回転する。このときフック2323とサポートチューブ6は係合して座席21をフレーム1に固定する。
図17と図18を参照する。図17は実施例4による係合機構25がロック位置にあるとき台座27の相対位置を表す説明図であり、図18は係合機構25が解除位置にあるとき台座27が突出位置にある状態を表す説明図である。係合機構25は駆動部251と、係合部252と、サポートチューブ6と、第一弾性部材253とを含む。駆動部251はボタン2511と連結部材2512を含む。係合機構25の各部の作用と動作は実施例2の係合機構23と同じで、ここで説明を省略する。
本実施例では、子供用椅子200は台座27を含み、台座27は載せ台271と2本のガイドグルーブ273を備える。座席21は2つのガイドリブ219を備え、係合部252は当止ブロック2525を備える。係合機構25は更に第二弾性部材255(例えばバネ)を備え、第二弾性部材255の両端はそれぞれ台座27上の凹部277内とガイドリブの端部の間に連結されている。台座27のガイドグルーブ273は第六方向N6に沿って座席21のガイドリブ219の上で移動し、台座27を第六方向N6に沿って座席21から突き出すか座席21の中へ引っ込める。係合部252がロック位置にあるとき、台座27は座席21の中へ引っ込んでおり、第二弾性部材255は圧縮状態にある。係合部252が解除位置にあるとき、フック2523はサポートチューブ6から離れ、当止ブロック2525は載せ台271から離れ、第二弾性部材255のバイアス回復力により、台座27のガイドグルーブ273はガイドリブ219の上で第六方向N6に沿って移動し、台座27を座席21の外へ突き出す。
フック2523を解除した後、図19に示すように、当止ブロック2525は載せ台271と当接し、台座27を座席21から突き出る突出位置に保持する。これは、座席部2を大人用の椅子に置いて高さを上げるときに利用される。台座27が座席21に相対して突出位置まで突き出ると、座席21上の係合グルーブ225(図17に示す)は台座27により遮られるので、座席21はサポートチューブ6と係合できない。これは、台座27が突出位置まで突き出た状態で、誤って座席21をフレーム1に装着することにより生じる危険を回避するためである。図19に示す状態では、当止ブロック2525が載せ台271により支えられているので、幼児が座席21に座っても台座27は座席21の中に押し戻されることがない。座席21をサポートチューブ6に係合しようとすれば、ボタン241を押して係合部252を駆動し、当止ブロック2525を載せ台271から分離する。このとき台座27のガイドグルーブ273は第六方向N6に沿ってガイドリブ219の上で移動し、台座27は座席21の中に押し戻される。そうなると、フック2523はサポートチューブ6と再び係合して座席21を固定する。
また、前掲各実施例ではサポートチューブ6としてフレームの横方向のサポートロッドを利用することができる。したがって、係合機構が係合部、駆動部、及び弾性部材のみ含み、係合部をフレームのサポートロッドに係合するのも、座席をフレームに固定することができる。
図20を参照する。他実施例による子供用椅子300では、座席21の両側にはそれぞれ突出したガイドトラック211が設けられ、それに対応してフレーム1の前脚上部111の両側にはそれぞれガイドグルーブ110が設けられている。したがって、座席21をフレーム1に装着するときは、座席21の両側のガイドトラック211をガイドグルーブ110に合わせてガイドトラック110の中で動かし、前記座席係合機構で座席21をフレーム1に係合すれば、座席21を一定の方向に沿ってフレーム1に取り付けることができる。
本発明では座席係合機構を備える子供用椅子を開示する。子供用椅子は座席と、フレームと、座席係合機構を備える。座席係合機構は座席とフレームの両側に設けられ、それによりユーザーは座席を取り外して大人用の椅子に置くか他の方法で利用することができる。座席係合機構はその係合部と結合部の作用により係合される。係合部が結合部の中にあるとき(または結合部と係合時)、係合部はロック位置にある。駆動部の駆動により係合部が結合部から離れるとき、係合部はロック位置から解除位置に移動するので、座席をフレームから外すことができる。
また、座席係合機構は座席底部の台座を備え、より多くの機能を発揮できる。係合部がロック位置にあるとき、台座は座席の中に引っ込み、係合部が解除位置にあるとき、台座は座席から突き出ているので、座席を大人用の椅子に置いて高さを上げることができる。注意すべきは、本発明による第一方向、第四方向、第五方向、及び第六方向はいずれも駆動部(またはボタン)で係合部をロック位置から解除位置へ駆動する方向であって、前掲実施例に示すような上の方向に限らず、係合部を解除位置へ駆動できる方向であれば、いずれも本発明の範囲に属する。
以上は本発明に好ましい実施例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、本発明の精神の下においてなされ、本発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。
1 フレーム
2 座席部
3 トレイ
6 サポートチューブ
11 前脚
12 後脚
13 結合部
14 枢結部材
21 座席
22、23、24、25 係合機構
26 背もたれ
27 台座
100、200、300 子供用椅子
110、214 ガイドグルーブ
111 前脚上部
112 前脚下部
135、219 ガイドリブ
136 凹部
137 第一ガイドトラック
211 ガイドトラック
215 スロット
216 突起
217 枢結軸
218 カバー
221、231、241、251 駆動部
222、232、242、252 係合部
223、233、243、253 第一弾性部材
224 筐体
225、2411 係合グルーブ
245 ピン
255 第二弾性部材
271 載せ台
273 ガイドグルーブ
275 溝
2214 第二突起
2221 当止部
2225 第二ガイド後ラック
2226 第一突起
2311、2511 ボタン
2312 ネジ軸
2313、2512 連結部材
2314 十字リブ
2315、2321、2421 第一孔
2316、2322、2422 第二孔
2323、2423、2523 フック
2324 斜面
2525 当止ブロック

Claims (13)

  1. 子供用椅子であって、
    座席と、
    前記座席がフレームに脱着自由に設けられ、前脚上部と前脚下部を備えて前脚上部が前脚下部の上端に設けられる前脚と、前記前脚上部と前記前脚下部のいずれかに枢動自由に連結される後脚とを含むフレームと、
    前記座席に相対してロック位置または解除位置に選択的に移動自由に前記座席の一側に設けられる係合部と、前記前脚に設けられ、前記係合部とともに前記座席を固定する結合部とを含む係合機構とを含み、
    前記係合部は第一突起を備え、前記係合機構は更に、前記座席に移動自由に設けられながら前記係合部に連結され、前記係合部を駆動してロック位置から解除位置に移動させる駆動部を含み、
    前記結合部は凹部と第一ガイドトラックを含み、凹部は第一ガイドトラックに連接され、前記第一突起が凹部と第一ガイドトラックの中で移動することにより、係合部はロック位置または解除位置に移動することを特徴とする、子供用椅子。
  2. 前記フレームは更に、前記前脚と前記後脚を連結する枢結部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  3. 前記前脚上部は前記前脚下部の上端に伸縮自由に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  4. 前記後脚は前記前脚の中間部に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  5. 前記前脚と前記後脚のうち少なくとも1つの下にキャスターが設けられる、請求項1に記載の子供用椅子。
  6. 前記駆動部は第二突起を備え、前記係合部は第二ガイドトラックを備え、第二突起は第二ガイドトラックの中まで延びており、第二ガイドトラックは第一当止位置と第二当止位置を有し、
    前記係合部がロック位置にあるとき、前記第二突起は前記第一当止位置にあり、
    前記駆動部が前記座席に相対して解除方向に移動することにより、前記第二突起が前記第二ガイドトラック内で前記第二当止位置に移動するとき、前記第二突起は前記係合部を駆動し、前記第一突起を前記凹部から前記第一ガイドトラックに移動させることを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  7. 前記第二ガイドトラックは斜設されたガイドトラックであり、前記第二当止位置は前記第一当止位置より前記第一突起に近いことを特徴とする、請求項6に記載の子供用椅子。
  8. 前記凹部と前記第一ガイドトラックはL字型グルーブを形成していることを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  9. 前記駆動部はボタンであることを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  10. 前記係合機構は更に、前記係合部と前記座席の間に連結され、バイアス回復力を生成して前記係合部を駆動して解除位置からロック位置に移動させる第一弾性部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  11. 前記係合機構は更に筐体を含み、前記第一弾性部材は前記係合部と筐体にバイアスされ、筐体は係合部を被覆して前記座席に固定されることを特徴とする、請求項10に記載の子供用椅子。
  12. 前記係合機構は2つの係合部と2つの結合部を備え、2つの係合部は左右対称で前記座席の両側に設けられ、2つの結合部は左右対称で前記前脚に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。
  13. 前記座席と前記フレームの前記前脚上部のいずれかはガイドトラックを備え、前記座席と前記フレームの前記前脚上部のもうひとつはガイドグルーブを備え、前記座席が前記フレームから離脱するとき、ガイドトラックはガイドグルーブの中で移動することを特徴とする、請求項1に記載の子供用椅子。


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