JP5395812B2 - 電子機器ケース - Google Patents

電子機器ケース Download PDF

Info

Publication number
JP5395812B2
JP5395812B2 JP2010547520A JP2010547520A JP5395812B2 JP 5395812 B2 JP5395812 B2 JP 5395812B2 JP 2010547520 A JP2010547520 A JP 2010547520A JP 2010547520 A JP2010547520 A JP 2010547520A JP 5395812 B2 JP5395812 B2 JP 5395812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
shield case
cover member
shield
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010547520A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010084934A1 (ja
Inventor
佳法 脇田
正裕 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maspro Denkoh Corp filed Critical Maspro Denkoh Corp
Priority to JP2010547520A priority Critical patent/JP5395812B2/ja
Publication of JPWO2010084934A1 publication Critical patent/JPWO2010084934A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5395812B2 publication Critical patent/JP5395812B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/08Distribution boxes; Connection or junction boxes
    • H02G3/088Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings or inlets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/08Distribution boxes; Connection or junction boxes
    • H02G3/14Fastening of cover or lid to box

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、電子機器ケースに関し、詳しくは、ケース本体の内部に対して、下側に複数の接栓座を備えさせてあるシールドケースを備えさせてある電子機器ケースに関する。
従来より、電子機器ケースのケース本体の内部に対して、下側に複数の接栓座を備えさせてあるシールドケースを備えさせる構成は広く知られている。例えば、特許文献1の図10に示される電子機器ケースは次のように構成されている。
ケース本体は、基台と背面部材とで断面L字型に構成し、内側にはシールドケース収納部(空間)を備えている。上記基台には、シールドケースにおける下向きの複数の接栓座を貫通させるための複数の貫通孔を並設し、上記基台における複数の貫通孔の各軸線方向の上方には、上記シールドケース収納空間を隔てて、上記シールドケース収納部(空間)に存置させるべきシールドケースを引き止め固定できるように、上記背面部材から延設した弾性爪部を配置してある。
上記構成にあっては、上記シールドケース収納部(空間)に対して、下側に複数の接栓座を備えさせてあるシールドケースを組み付ける場合、上記基台における複数の貫通孔に対して、シールドケースの下側の複数の接栓座を夫々対応させながら挿入しようとしても、上記基台における複数の貫通孔の軸線方向の上方には弾性爪部が存在しているので、これが邪魔になる問題点があった。そこで、結果的には、上記基台における複数の貫通孔に対して、上記貫通孔の軸線方向とは交差する斜めの方向から上記シールドケースの下側の複数の接栓座を差し込まねばならないことになっていた。このために、上記貫通孔の内径を大きくして、貫通孔に対し、接栓座が斜め方向から差し込み易く構成していた。しかし、貫通孔の内径を大きくすることにより、そこから雨水や、ゴミの侵入が容易となる問題点が生じていた。
上記問題点を解決できる構成として上記特許文献1の図1〜8に示される電子機器ケースは、基台と背面部材とは断面L字型に構成して内側にはシールドケース収納部(空間)を備え、さらに上記基台には、シールドケースにおける下向きの複数の接栓座を貫通させるための複数の貫通孔を並設してケース本体を構成していた。
そして、下側に複数の接栓座を備えさせてあるシールドケースを上記ケース本体に組み付ける場合、上記基台における複数の貫通孔に対して、シールドケースの下側の複数の接栓座を夫々対応させながら挿入し、上記基台にシールドケースを定置し、その後、上記シールドケースに別体形成の保持金具を合着させ、上記保持金具を背面部材に捻子を用いて固着することにより、上記シールドケースの止着を行っていた。
特開2005−217363号公報
この従来の構成による電子機器ケースでは、上記シールドケース収納部(空間)に対して、下側に複数の接栓座を備えさせてあるシールドケースを組み付ける場合、上記基台にシールドケースを定置した後、その定置の手間とは別に、別体の保持金具を用いて上記シールドケースを、上記背面部材に固着する手段が必要となり、部材費が増加すると共に、組立作業が煩雑になり、組立コストが高くなる問題点があった。
本件出願の目的は、ケース部材に対するシールドケースの装着作業が簡易迅速に行うことができ、しかも、簡易に装着しても、ケース部材に対してシールドケースCを定位置に保持することができる電子機器ケースを提供しようとするものである。
他の目的は、シールドケースの係合部をケース部材の係合爪に係合する場合の抵抗を弱めるために、係合爪の弾性力を少し弱く構成した場合でも、ケース部材に対するシールドケースの組付け状態を信頼性高く保持できる電子機器ケースを提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本発明における電子機器ケースAは、ケース本体BとシールドケースCを備える。ケース本体Bは、ケース部材6とカバー部材30とを備えている。ケース本体Bの内部には、シールドケース収納部4を備える。上記シールドケース収納部4に収納してあるシールドケースCにあっては、内部に電子回路を備えさせてあり、下側には、内部の電子回路と外部の導体とを連結する為の複数の接栓座57を備えさせてある。上記のような電子機器ケースAにおいて、上記ケース本体Bのケース部材6における基台8には、複数の貫通孔9を並設すると共に、上記複数の貫通孔9の各軸線9a方向の上方は開放させ、基台8の側方には、シールドケースCにおける係合部55に係合させる為に上方向に向けて樹立させた係合爪13を備えさせてある。上記ケース本体Bのカバー部材30は、シールドケース収納部4の上方に位置させる天部材31と、上記天部材31の両側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部4の左右側に位置させる左右の側部材32,33と、上記天部材31の前側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部4の前側に位置させる前面部材34と、上記天部材31の後側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部4の後側に位置させる背部材35とを備え、上記左右の側部材32,33と、前面部材34と、背部材35は、夫々隣接相互を接続してある。さらに、上記カバー部材30の左右の側部材32,33の内側で、かつ、ケース部材6にカバー部材30を合着した状態では上記係合爪13に対向する場所には、上記係合爪13を外部から内方に向けて押圧する為の当部38を備えさせてある。上記シールドケースCは、底板49と前後左右の側板50、51、52、53とを備え、上記底板49に備えさせてある複数の接栓座57は夫々軸線57aを並行させた状態で、かつ下方に向けて長く突出させてあり、上記左右の側板52,53の外側における上記係合爪13に対向させる位置には、係合爪13と係合可能に対応させた係合部55が配置してある。
また好ましくは、上記ケース部材6における基台8の周辺と、カバー部材30の下部との間には、基台8に対してカバー部材30を被せ付けた状態において、相対向する位置に対して合着過程において係合するようにした浮き上がり防止手段を備えさせたものであればよい。
また好ましくは、上記カバー部材30における天部材31の内面側には、上記背面部材上部の外面における受止面37aに、カバー部材30における背部材35内面を当て付けた状態で、背面部材20の内面に当接するように、揺れ止め用の当て片43を突設させて、背面部材20の上部を背部材35と当て片43とで挟持できるようにしたものであればよい。
以上のように本発明は、シールドケースCを本体ケースBのケース部材6に組付ける場合、シールドケースCにおける複数の接栓座57を、上記複数の貫通孔9の軸線9a上に一致させて、定位置まで差込むだけの手間で、シールドケースCの係合部55がケース部材6の係合爪13に係合して、ケース部材6にシールドケースCが固定される特長があり、ケース部材6に対するシールドケースCの装着作業が簡易迅速に行われ、組付作業のコストを低減する上に効果がある。
しかも、上記複数の接栓座57を複数の貫通孔9の軸線上に一致させて、定位置に向けて差込むことができるということは、上記貫通孔9の内径D1を、接栓座57の外径D2に対応する小さな孔径に形成して、両者間の間隙を小さくしてあっても、複数の貫通孔9に複数の接栓座57を差込む場合に楽々と差込む作業を行うことができる特長を生み出す。
このことは、貫通孔9と接栓座57の両者間の間隙を小さくして、電子機器ケース内への雨水とゴミの侵入を防止できるように構成したものを提供する上に効果がある。
さらに本発明は、本体ケースBにおけるカバー部材30の左右の側部材32,33の内側で、かつケース部材6にカバー部材30を合着した状態では上記係合爪13を外部から内方に向けて押圧できるように当部38を備えさせてあるから、シールドケースCをケース部材6に組付けた後、ケース部材6にカバー部材30を取付た場合は、カバー部材30の当部38は、ケース部材6の係合爪13を押圧する特長がある。
このことは、上記シールドケースCの係合部55をケース部材6の係合爪13に係合する場合の抵抗を弱めるために、係合爪13の弾性力を少し弱めた場合でも、係合部55に対する係合爪13の係合力を高めることができ、ケース部材6に対するシールドケースCの組付け状態を信頼性高く保持し、品質を向上させる上に効果がある。
さらに本発明にあって、基台8に対してカバー部材30を被せ付けた状態において、相対向する位置に対して合着過程において係合するようにした浮き上がり防止手段を備えさせた場合は、上記のケース部材6の係合爪13をカバー部材30の当部38で押圧する状態を安定的に維持する特長がある。
さらに本発明にあって、上記カバー部材30における天部材31の内面側に、揺れ止め用の当て片43を突設させて、背面部材20の上部を背部材35と当て片43とで挟持できるようにした場合には、カバー部材30を材料節減の為に薄く構成しても、カバー部材は外力に耐えて原形を維持し、雨水やゴミの侵入を防止する効果がある。
電子機器ケースの分解正面図。 (A)はシールドケースとケース部材とカバー部材の合着状態を示す正面図。(B)は(A)におけるII−II線断面図。(C)は(B)のIIc部分の拡大図。 (A)は電子機器ケースの分解斜視図。(B)はカバー部材の斜視図。 (A)は分解背面図、(B)は合着状態の背面図。
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、シールドケースCと、ケース本体Bにおけるケース部材6と、カバー部材30との位置関係を説明する為の分解正面図。なお、ケース部材6とカバー部材30は一部破断して示す。
図2(A)はシールドケースCを本体ケースBのケース部材6に組付け、さらに、ケース部材6にカバー部材30を取付た状態を示す正面図。なお、合着状態におけるシールドケースCと、ケース部材6と、カバー部材30との位置関係を説明する為に、ケース部材6とカバー部材30は一部破断して示す。図2(B)は図2(A)におけるII−II線断面図(なお、係合爪13と当部38の位置関係を示す為に、シールドケースCを一点鎖線で示す)。図2(C)は、図2(B)のIIc部分の拡大図。
図3(A)は、シールドケースCと、ケース部材6と、カバー部材30の関係を説明する為の分解斜視図。図3(B)は、図3(A)におけるカバー部材30の内側を説明する為に略180度回転させて示す斜視図。
図4はケース部材6と、カバー部材30の関係を説明する為の背面図で、(A)は分解図、(B)は合着した状態を示す背面図。
図1乃至図4において、電子機器ケースAは、ケース本体BとシールドケースCを備える。ケース本体Bは、ケース部材6とカバー部材30とを備えている。ケース本体Bの内部には、シールドケース収納部4を備える。上記シールドケース収納部4に収納してあるシールドケースCにあっては、内部に電子回路を備えさせてあり、下側には、内部の電子回路と外部の導体とを連結する為の複数の接栓座57を備えさせてある。
上記ケース部材6について説明する。ケース部材6は、合成樹脂材料でもって基台8と背面部材20とを断面L字型に型成形して製造されている。
上記ケース本体Bのケース部材6における基台8には、図1〜図3のように、複数の貫通孔9を並設すると共に、上記複数の貫通孔9の各軸線9a方向の上方12は開放させてある。さらに、基台8の側方には、シールドケースCにおける係合部55に係合させる為に上方向に向けて樹立させた係合爪13を備えさせてある。なお、8aはリブを示す。
貫通孔9の内径D1は、シールドケースCの接栓座57の外径D2に対応する孔径に形成してある。例えば、図2のように貫通孔9の内径D1を例えば12mmとし、接栓座57の外径D2を例えば10.2mmにする等に形成してもよい。このように貫通孔9を形成した場合には、貫通孔9と接栓座57の両者間の間隙を小さくして、電子機器ケースA内への雨水とゴミの侵入を防止できるように構成したものを提供することができる。10は周知のように、環状に形成した防水キャップ装着部、11は防水キャップ挿入溝を示し、15はカバー部材30における掛合凸部40と掛合する為の掛合部、15aは係合凸部40を位置させる為の掛合凹部を示す。
なお、図3の17は、接栓座57の嵌合突片58と嵌合する為の嵌合凹部で、図示のように複数の貫通孔9の内、両端の貫通孔に形成してある。
次に背面部材20において、図2(C)、図4の37aは、カバー部材30の背部材35における縁部35bを受止める為の受止面を示し、背部材35の内側に当接して合着面37を形成するようにしてある。図4の22aは、カバー部材30の係合凸部42と係合する為の係合部材を示し、22は係合凸部42を位置させる為に対応形状に形成した係合凹部を示す。
次に上記ケース本体Bのカバー部材30について説明する。カバー部材30は、合成樹脂材料を型成形して製造されている。カバー部材30は、図示の如く、シールドケース収納部4の上方に位置させる天部材31と、上記天部材31の両側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部4の左右側に位置させる左右の側部材32,33と、上記天部材31の前側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部4の前側に位置させる前面部材34と、上記天部材31の後側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部4の後側に位置させる背部材35とを備える。上記左右の側部材32,33と、前面部材34と、背部材35は、夫々隣接相互を接続してある。
35aは、図3、4に示されるように、ケース部材6の背面部材20に連結されたベース60を位置させる欠如部、35bはケース部材6の背面部材20における受止面37aの対応形状に形成した背部材35の縁部を示す。
さらに、図1〜3に示されるように、上記カバー部材30は、その左右の側部材32,33の内側で、かつ、ケース部材6にカバー部材30を合着した状態(図2参照)では上記係合爪13に対向する場所に、上記係合爪13を外部から内方に向けて押圧する為の当部38を備えている。
40は上記ケース部材6の掛合凹部15と掛合する為に、前面部材34の内側に突設した掛合凸部を示す。42はケース部材6の係合凹部22と係合する為の係合凸部を示す。
次に、上記カバー部材30における天部材31の内面側には、揺れ止め用の当て片43を突設させてもよい。当て片43は、図2のようにケース部材6にカバー部材30を合着させ、ケース部材6の受止面37aに対して、カバー部材30における背部材35内面を当て付けた状態で、背面部材20の内面に当接するように設ける。背面部材20の上部20aを当て片43と背部材35とで挟持できるように構成すれば良い。
このように構成した場合には、図2(B)(C)に示されるように、当て片43が、背面部材20の上部20aに当接しているので、カバー部材30を材料節減の為に薄く構成した場合においても、カバー部材30は外力に耐えて原形を維持し、電子機器ケースA内への雨水やゴミの侵入を防止することができる。また、例えば外部からの力が矢印87方向に加わった場合でも、カバー部材30のケース部材6に対する合着状態を信頼性高く保持することもできる。なお、当て片43の配設数を4個配設した例を図示したが、任意選択的に数を増減して配置してもよい。
さらに、当て片43の天部材31からの突出寸法は、シールドケースCの天板54に当接可能な寸法に形成してあってもよい。このように構成した場合には、シールドケースCをケース部材6に組付けた後、ケース部材6にカバー部材30を取付けた状態では、当部38が係合爪13を外部から内方に向けて押圧するに加え、さらに、シールドケースCを上方から押圧する特長がある。このことは、ケース部材6に対するシールドケースCの組付け状態をより信頼性高く保持し、品質を向上させる上に効果がある。
次に、上記シールドケースCは、底板49と前後左右の側板50、51、52、53とを備え、上記底板49に備えさせてある複数の接栓座57は夫々軸線57aを並行させた状態で、かつ下方に向けて長く突出させてある。上記シールドケースCの形成材料としては、亜鉛ダイカスト、アルミダイカスト等、通常シールド効果が期待できる硬質材料が用いられる。
なお、亜鉛ダイカストでZDC2の材料を用いる場合には、コスト面で有利であり、成形時での湯回り、湯流れがよい等の利点がある。
上記シールドケースCの部材49と、接栓座57の外部導体側の部材とは一体に成型して生産性とシールド効果を高める構成にしてあるが、これらは別体成形であっても良い。
さらに、上記シールドケースCの内部には、回路基板(プリント基板)が設けられ、その基板には、周知のように任意の電子部品が配設される。例えば増幅回路、分配回路、分岐回路、分波回路、混合回路等が単独または組み合わされた状態で配置される。
図1〜3に示されるように、上記左右の側板52,53の外側における上記係合爪13に対向する位置には、係合爪13と係合可能に対応させた係合部55が配置してある。なお、係合部55は左右の側板52、53から突設したものを図示したが、係合部55は係合爪13と係合可能であればよく、例えば左右の側板52、53を陥没させてその陥没部を係合部55として利用してもよい。
58は、ケース部材6における貫通孔9に備えさせる嵌合凹部17と嵌合させる為の嵌合突片を示し、嵌合突片58は、嵌合凹部17に対応する形状に接栓座57の外周面から突設させて形成してある。このように構成することにより、ケース部材6にシールドケースCを差込む際、シールドケースCの向きを誤って差込む(左右を逆転して差込む)ことを防止することができる。
図2(B)、図4の60は、マストへ電子機器ケースを取付ける為の周知の締着具を結合する為のベースで、ケース本体Bの背面側の略中央部に一体的に連結してある。ベース60において、61は支持用のマストを当て付ける部分、62は周知のU字ボルトの元部71aを回動自在に枢支する為の軸孔、71は、電子機器ケースAをマストに取り付ける場合に用いられる周知のU字ボルトの存在を示し、元部71aを軸に起倒自在にしてあり、先にはマストを当て付けるための締め具を備える。78は家屋の壁面に取付ける止着ねじの頭を挿入する大穴と、係止する小穴とからなる周知の係止穴を示す。
Eは家屋の壁面に取付ける場合に用いる周知の壁面取付部材を示し、79は取付座、80は止着ねじを挿通する透孔を示す。
なお、電子機器ケースAにおいて、シールドケースCの接栓座の数が5端子のものを図示したが、その端子数は周知のように要求に対応させて端子数を増減させばよく、また、その場合における電子機器ケースにおける左右方向の長さ寸法も、周知のように端子数に対応させた寸法に設定すればよい。
上記構成のものを用いて電子機器ケースAを組立てる作業について説明する。
まず、図1に示されるように、シールドケースCにおける複数の接栓座57の軸線57aを、ケース部材6における複数の貫通孔9の軸線9a上に一致させて、矢印84方向に差込む。すると、シールドケースCの掛合部55の下面55aが、ケース部材6の係合爪13の上面13aに当たり、係合爪13を矢印85方向へ弾力的に押し広げる。そして、シールドケースCが定位置まで(図2の位置)差込まれると、係合爪13は弾力的に元の位置に戻り、パチンと係合爪13の係合段部13bと係合部55の対応部分とが係合する。
このように、シールドケースCのケース部材6に対する装着は、シールドケースCを定位置まで差込むだけの簡単な手間で迅速に行うことができる。上記シールドケースCが定位置に設置できることで、安定した電気的特性が維持できる。
次に、カバー部材30を、ケース部材6に対して上方から(図1の矢印84方向へ)被せつける。すると、図2に示すようにケース本体Bの前面側においては、浮き上がり防止手段、即ち、ケース部材6にカバー部材30を被せ付けた状態を維持することが出来るように係合させるように構成された部材、例えばケース部材6の掛合凹部15と、カバー部材30の掛合凸部40とが掛合し、ケース本体Bの背面側においては、浮き上がり防止手段を構成する部材、例えば図4に示すように、係合凸部42と係合凹部22とが係合して、カバー部材30はケース部材6に対して定位置で合着する。
これらの浮き上がり防止手段を構成する部材の合着状態にあっては、図2に示されるように、カバー部材30の当部38は、ケース部材6の係合爪13を安定的に押圧するので、ケース部材6に対するシールドケースCの組付け状態を信頼性高く保持することができる。このことは、上記シールドケースCの係合部55をケース部材6の係合爪13に係合する場合の抵抗を弱める為に、係合爪13の肉厚をやや薄く形成したり、爪の係合深さを浅くしたりする等、弾性力を少し弱める手段を施した場合でも、係合部55に対する係合爪13の係合力を高く維持することができる。係合爪13の弾性力を少し弱めた場合には、シールドケースCのケース部材6に対する装着作業は、より簡易迅速に行うことができる。
A・・・電子機器ケース、B・・・ケース本体、C・・・シールドケース、E・・・壁面取付部材、4・・・シールドケース収納部、5・・・背面、6・・・ケース部材、8・・・基台、9・・・貫通孔、9a・・・軸線、10・・・防水キャップ装着部、11・・・防水キャップ挿入溝(環状)、12・・・開放部、13・・・係合爪、 15・・・掛合部、15a・・・掛合凹部、17・・・嵌合凹部、20・・・背面部材、22・・・係合凹部、22a・・・係合部材、30・・・カバー部材、31・・・天部材、32、33・・・側部材、34・・・前面部材、35・・・背部部材、38・・・当部、40・・・掛合凸部、42・・・係合凸部、43・・・当て片、49・・・底板、50・・・側板(前)、51・・・側板(後)、52・・・側板(左)、53・・・側板(右)、54・・・天板、55・・・係合部、57・・・接栓座、58・・・嵌合突片、60・・・ベース

Claims (3)

  1. ケース本体とシールドケースを備える。ケース本体は、ケース部材とカバー部材とを備えている。ケース本体の内部には、シールドケース収納部を備える。上記シールドケース収納部に収納してあるシールドケースにあっては、内部に電子回路を備えさせてあり、下側には、内部の電子回路と外部の導体とを連結する為の複数の接栓座を備えさせてある。
    上記のような電子機器ケースAにおいて、上記ケース本体のケース部材における基台には、複数の貫通孔を並設すると共に、上記複数の貫通孔の各軸線方向の上方は開放させ、基台の側方には、シールドケースにおける係合部に係合させる為に上方向に向けて樹立させた係合爪を備えさせてある。
    上記ケース本体のカバー部材は、シールドケース収納部の上方に位置させる天部材と、上記天部材の両側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部の左右側に位置させる左右の側部材と、上記天部材の前側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部の前側に位置させる前面部材と、上記天部材の後側に上部側を連結してある状態で、シールドケース収納部の後側に位置させる背部材とを備え、上記左右の側部材と、前面部材と、背部材は、夫々隣接相互を接続してある。
    さらに、上記カバー部材の左右の側部材の内側で、かつ、ケース部材にカバー部材を合着した状態では上記係合爪に対向する場所には、上記係合爪を外部から内方に向けて押圧する為の当部を備えさせてある。
    上記シールドケースは、底板と前後左右の側板とを備え、上記底板に備えさせてある複数の接栓座は夫々軸線を並行させた状態で、かつ下方に向けて長く突出させてあり、上記左右の側板の外側における上記係合爪に対向する位置には、係合爪と係合可能に対応させた係合部が配置してあることを特徴とする電子機器ケース。
  2. 上記ケース部材における基台の周辺と、カバー部材の下部との間には、
    基台に対してカバー部材を被せ付けた状態において、
    相対向する位置に対して合着過程において係合するようにした浮き上がり防止手段を備えさせたことを特徴とする請求項1記載の電子機器ケース。
  3. 上記カバー部材における天部材の内面側には、
    上記背面部材上部の外面における受止面に、カバー部材における背部材内面を当て付けた状態で、背面部材の内面に当接するように、
    揺れ止め用の当て片を突設させて、背面部材の上部を背部材と当て片とで挟持できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子機器ケース。
JP2010547520A 2009-01-23 2010-01-22 電子機器ケース Expired - Fee Related JP5395812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010547520A JP5395812B2 (ja) 2009-01-23 2010-01-22 電子機器ケース

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009012567 2009-01-23
JP2009012567 2009-01-23
JP2010547520A JP5395812B2 (ja) 2009-01-23 2010-01-22 電子機器ケース
PCT/JP2010/050753 WO2010084934A1 (ja) 2009-01-23 2010-01-22 電子機器ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010084934A1 JPWO2010084934A1 (ja) 2012-07-19
JP5395812B2 true JP5395812B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=42355986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010547520A Expired - Fee Related JP5395812B2 (ja) 2009-01-23 2010-01-22 電子機器ケース

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5395812B2 (ja)
WO (1) WO2010084934A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59123382U (ja) * 1983-02-07 1984-08-20 ソニー株式会社 取付装置
JPH0623318U (ja) * 1992-06-30 1994-03-25 八木アンテナ株式会社 給電箱の防水構造
JPH0946081A (ja) * 1995-07-28 1997-02-14 Nippon Antenna Co Ltd 電子機器ケース
JPH10164728A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Maspro Denkoh Corp 分岐器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59123382U (ja) * 1983-02-07 1984-08-20 ソニー株式会社 取付装置
JPH0623318U (ja) * 1992-06-30 1994-03-25 八木アンテナ株式会社 給電箱の防水構造
JPH0946081A (ja) * 1995-07-28 1997-02-14 Nippon Antenna Co Ltd 電子機器ケース
JPH10164728A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Maspro Denkoh Corp 分岐器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010084934A1 (ja) 2010-07-29
JPWO2010084934A1 (ja) 2012-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10630021B2 (en) Waterproof connector and waterproof structure of device case
KR101749786B1 (ko) 방수 전기 커넥터
US7207836B2 (en) Electrical connector having an engaging element and a metal housing that pertain to different parts
JP4322752B2 (ja) 電気接続箱
US7320618B2 (en) Electrical connector having a fastening assembly and a metal housing that pertain to different parts
JP6602214B2 (ja) プッシュスイッチ
JP4437958B2 (ja) 電気接続箱
JP5835434B1 (ja) 防水コネクタ
US7182641B2 (en) Electrical connector with shield case
US8531845B2 (en) Structure of anti tamper case for solid state disk
JP6951669B2 (ja) コネクタ及びコネクタ装置
JP2013165107A (ja) 電子制御装置
JP2001176617A (ja) コネクタ
JP5766029B2 (ja) コネクタ
JP4577061B2 (ja) 電気接続箱
KR20130126965A (ko) 레버식 커넥터
US20120120620A1 (en) Waterproof element and electronic device having the waterproof element
CN108370143B (zh) 基板单元
US8014667B2 (en) Imaging device
JP5395812B2 (ja) 電子機器ケース
KR100804263B1 (ko) 방수용커넥터
JP7222178B2 (ja) 防塵カバー、及びコネクタ
JP6871230B2 (ja) 電気接続箱
JP2013171620A (ja) コネクタの防水構造
JP4374297B2 (ja) 電気接続箱及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5395812

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees