JP5395321B2 - Lsi品種決定方法、lsi品種決定プログラムおよびlsi品種決定装置 - Google Patents

Lsi品種決定方法、lsi品種決定プログラムおよびlsi品種決定装置 Download PDF

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Description

この発明は、LSIの製造を支援するLSI品種決定方法、LSI設計支援方法、LSI品種決定プログラム、LSI設計支援プログラム、記録媒体、LSI品種決定装置およびLSI設計支援装置に関し、特に、特定用途向けのLSIであるストラクチャードASICの製造を支援するLSI品種決定方法、LSI設計支援方法、LSI品種決定プログラム、LSI設計支援プログラム、記録媒体、LSI品種決定装置およびLSI設計支援装置に関する。
従来より、特定用途向けのLSIとして、ASIC(Application Specific IC)、FPGA(Field Programmable Gate Array)およびストラクチャードASICなどがある。ASICは、製造するLSIの品種ごとにシリコンウェハの表面上にトランジスタ層およびメタル層が専用に作り込まれている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、FPGAは、LSI製造後に論理(回路機能)を構成する。このため、ユーザは、LSI製造後に設計図を用いてプログラミングすることによってメタル層における配線パターンを変更することができる。
また、ストラクチャードASICは、シリコンウェハの表面上に共通のトランジスタ層(または、トランジスタ層およびメタル1層)が作り込まれており、その上に形成されるメタル層の配線パターンを変更することにより、LSIの動作が決定される。
特開平06−29391号公報
しかしながら、上述した従来技術では、LSI製造時の条件に応じてLSIの動作速度にばらつきが生じてしまうため、製造するLSIの性能をコントロールすることが難しい。さらに、ASICおよびストラクチャードASICは、特定用途専用のLSIのため、製造後における全てのLSIが特定の用途に必要な性能を有する設計をおこなわなければならない。
ASICおよびストラクチャードASICにおいて、特定の用途に必要な性能を保証するためのタイミング設計には多大な時間とコストがかかる場合がある。この場合、製造したLSIのうち、特定の用途に必要な性能を有するものだけを使用することにより、設計期間を短縮することが考えられる。
しかしながら、ASICおよびストラクチャードASICでは特定用途専用にLSIを製造するため、製造したLSIのうち、特定の用途に必要な性能を有していないものは他の用途に使用することができず、無駄になってしまう。このため、結果的に製造コストの増加につながってしまうという問題があった。
また、LSI製造時の条件に応じて発生するリーク電流にばらつきが生じてしまう。このため、チップを封止するためのパッケージを選択する場合において、リーク電流が多いチップに合わせてパッケージ単価の高いものを選択する必要があった。
しかしながら、リーク電流が小さいチップにおいては、無駄に高価なパッケージを使用することになり、製造コストの増加につながってしまうという問題があった。さらに、LSI製造時における消費電力とチップ単価とに関する制約が大きいLSIにおいては、これらを満たす設計に多大な時間がかかる場合があり、設計期間の増加につながってしまうという問題があった。
また、FPGAでは、LSI製造後に論理を構成するため、不具合が発生した場合における設計変更を比較的容易におこなうことができるが、チップ単価が高いにもかかわらず、ASICやストラクチャードASICに比べて製造可能なLSIの性能が劣っているという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、LSIの製造途中において、中間製造物のトランジスタ性能を推定することにより、各中間製造物に合った適切な品種を決定することができ、LSI製造における歩留まりを向上させることができるLSI品種決定方法、LSI設計支援方法、LSI品種決定プログラム、LSI設計支援プログラム、記録媒体、LSI品種決定装置およびLSI設計支援装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるLSI品種決定方法、LSI品種決定プログラム、記録媒体およびLSI品種決定装置は、ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、トランジスタ速度を測定し、測定されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定することを特徴とする。
この発明によれば、LSIの製造途中において測定されたトランジスタ速度に適したLSIの品種を決定することができる。
また、この発明にかかるLSI品種決定方法、LSI品種決定プログラム、記録媒体およびLSI品種決定装置は、ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、リーク電流を測定し、測定されたリーク電流に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定することを特徴とする。
この発明によれば、LSIの製造途中において測定されたリーク電流に適したLSIの品種を決定することができる。
また、この発明にかかるLSI設計支援方法、LSI設計支援プログラム、記録媒体およびLSI設計支援装置は、ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、トランジスタ速度を前記中間製造物ごとに測定し、測定されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定し、特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断することを特徴とする。
この発明によれば、LSIの製造途中において、設計作業の継続可否を選択することができる。
また、この発明にかかるLSI設計支援方法、LSI設計支援プログラム、記録媒体およびLSI設計支援装置は、ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、リーク電流を前記中間製造物ごとに測定し、測定されたリーク電流に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定し、特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断することを特徴とする。
この発明によれば、LSIの製造途中において、設計作業の継続可否を選択することができる。
本発明にかかるLSI品種決定方法、LSI設計支援方法、LSI品種決定プログラム、LSI設計支援プログラム、記録媒体、LSI品種決定装置およびLSI設計支援装置によれば、LSIの製造途中において、中間製造物のトランジスタ性能を推定することにより、各中間製造物に合った適切な品種を決定することができ、LSI製造における歩留まりを向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるLSI品種決定方法、LSI設計支援方法、LSI品種決定プログラム、LSI設計支援プログラム、記録媒体、LSI品種決定装置およびLSI設計支援装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(LSI設計サービスの概要)
まず、この発明の実施の形態にかかるLSI設計サービスについて説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかるLSI設計サービスの概要を示す説明図である。図1に示すLSI設計サービスでは、ストラクチャードASICによってLSIを製造する。
ストラクチャードASICは、シリコンウェハ表面上に形成されるトランジスタ層(または、トランジスタ層およびメタル1層)までは共通であり、その上に形成される配線層(メタル層)を変更することによって各種動作を決定する。ストラクチャードASICにおいては、共通部分であるトランジスタ層が形成された時点で、ある程度LSIの性能が確定する。
図1に示すLSI設計サービスにおいて、まず、LSI製造業者(ベンダー)は、シリコンウェハの表面上にトランジスタ層(または、トランジスタ層およびメタル1層)を形成して中間製造物を製造する。なお、ここでの中間製造物とは、円盤状(たとえば、半径が20〜30センチ)のシリコンウェハ上にトランジスタ層が形成されたもの全体であってよいし、当該シリコンウェハ内における個々のチップのことであってもよい。
通常、LSIは、シリコンウェハの表面上にトランジスタ層が形成され、その上にメタル層(メタル1層、メタル2層、・・・、メタルn層)が順に形成される。ここでは、シリコンウェハの表面上に共通部分となるトランジスタ層およびメタル1層を形成して中間製造物を製造する。
つぎに、LSI製造業者は、中間製造物のトランジスタ層に作り込まれているトランジスタのトランジスタ性能を測定する。中間製造物のトランジスタ層における各トランジスタのトランジスタ性能は、製造時の条件に応じてチップごと、または、シリコンウェハごとにばらつきが生じてしまう。
また、トランジスタ性能を測定する場合、トランジスタ層における全てのトランジスタに関して測定するのではなく、所定個数のトランジスタをピックアップ(選択)し、ピックアップしたトランジスタのトランジスタ性能を測定するようにしてもよい。なお、トランジスタ性能の具体的な測定方式については後述する。
そして、この測定結果およびトランジスタ性能に関する統計データを用いて中間製造物の動作速度を推定する。このとき、推定可能な動作速度における、最も遅い速度を中間製造物の動作速度(以下、トランジスタ速度)として推定する。
トランジスタ速度は、トランジスタに入力された電気信号が出力されるまでの時間(遅延時間)によって表され、トランジスタ性能が高いほどこの遅延時間が短くなる。なお、トランジスタ性能に関する統計データおよび当該統計データを用いた動作速度の推定方法については後述する。
つぎに、製造待ちとなっているLSIの品種リストの中から、上記方法で推定されたトランジスタ速度によって動作が保証される品種を1つ選択して、製造するLSIの品種を決定する。そして、決定された品種の設計に従って、製造を開始してメタル層以降(ここでは、メタル2層以降)の処理をおこなう。
なお、トランジスタ速度が速い中間製造物が製造されたにもかかわらず、品種リストの中に速いトランジスタ速度を必要とする品種が含まれていない場合には、遅いトランジスタ速度によって動作可能な品種の中から選択するようにしてもよい。また、在庫として取り置きしておき、速いトランジスタ速度を必要とする品種が現れた場合に使用するようにしてもよい。
ここで、製造待ちとなっているLSIの品種リストについて説明する。図2は、LSIの品種リストの一例を示す説明図である。図2に示すように、品種リストには、LSIの名称、最低限必要なトランジスタ速度、製造する個数および製造した個数が示されている。
LSIの名称は、たとえば、各電機メーカーにおいて製造される電気機器対応のLSIなどの名称であり、それぞれ動作するために最低限必要なトランジスタ速度が設定されている。具体的には、たとえば、X社デジタルTV用LSIは、最低限必要なトランジスタ速度が15〔ps〕に設定されており、これよりも遅いトランジスタ速度のLSIでは動作しない。
製造する個数は、たとえば、顧客であるX社から発注されたLSIの個数であり、製造目標となる数である。また、製造した個数は、既に製造されているLSIの個数である。ここでは、製造する個数が100000個で、製造した個数が5000個となっており、残り95000個製造する必要があることを示している。
このLSI設計サービスにおいては、LSIの製造途中において中間製造物のトランジスタ速度を推定することにより、各中間製造物をトランジスタ速度のばらつきに応じて適切な品種に割り当てて製造することができる。また、トランジスタ速度を推定する場合に、推定可能な動作速度における最も遅いものに合わせて推定しているため、製造されたLSIがトランジスタの性能不足により動作しないなどの不具合を防ぐことができる。
また、LSIの他の製造手順として、トランジスタ速度の推定後に、顧客(たとえば、家電メーカー)と打ち合わせをおこない、その後の処理について相談するようにしてもよい。具体的には、まず、LSIの性能がトランジスタ速度に応じて複数段階のグレードに分類されているグレード表を用いて、現状の設計において保証することができるグレードを特定する。
このグレード表は、トランジスタ性能、すなわち、推定可能な動作速度における、最も遅い速度であるトランジスタ速度によって複数段階のグレードに分類され、グレードごとにLSI製造時におけるチップ単価が異なる。
ここで、推定されたトランジスタ速度のグレードを特定する際の具体的な説明をする。図3は、グレード表の一例を示す説明図である。図3に示すように、LSIの性能が、当該LSIで最も遅いトランジスタの速度(トランジスタ速度)に応じてグレード1〜グレード4に分類されている。なお、各グレードにおけるトランジスタ速度の範囲は任意に設定することができる。
LSI製造時におけるチップ単価(1個のLSIの価格)は、トランジスタ性能に応じて決まっており、トランジスタ性能が高くなるに従って高価となる。ここでは、グレード4→グレード3→グレード2→グレード1の順にトランジスタ性能が高くなるため、グレード4→グレード3→グレード2→グレード1の順にチップ単価が高くなる。
具体的には、LSI製造業者は、グレード表を用いて現状の設計において保証することができるグレードを特定する。たとえば、各グレードに対してSTA(Static Timing Analyzer)を実行することによって現状の設計において保証することができるグレードを特定する。STAとは、LSIがターゲット周波数で動作可能であるか否かを検証することができるツールである。
より具体的には、STAに対して、現状の設計データ、LSIの使用目的から決定されるターゲット周波数および各グレードに対応するトランジスタ速度を入力する。そして、入力した結果、ターゲット周波数でLSIが動作可能か否かの判定結果が出力される。
これにより、現状の設計において動作を保証することができるグレードを特定することができる。たとえば、「グレード4のLSIを使用した場合には動作しないが、グレード3のLSIを使用した場合には動作する。」などの情報を得ることができる。
そして、LSI製造業者は、特定したグレードおよびこのグレードにおけるチップ単価を顧客に提示する。顧客は、提示されたグレードのチップ単価および製造個数などに基づいて、設計(論理設計、タイミング設計など)を継続するか、あるいは、現状の設計のまま製造を開始するかを判断する。
ここで、設計を継続すると判断された場合には、継続してタイミング設計や論理設計などをおこないトランジスタ性能の向上を図ることとなる。そして、ある程度設計が進んだところで、再びトランジスタ性能を測定し、そのときの設計において動作を保証することができるグレードを特定する。そして、LSI製造業者と顧客との間で、再び打ち合わせをおこない設計を継続するか、あるいは、現状の設計のまま製造を開始するかを判断する。
また、設計を継続しないと判断された場合には、現状の設計でLSIの製造がおこなわれる。具体的には、たとえば、製造待ちとなっているLSIの品種リストの中から、特定されたグレードによって動作が保証される品種を1つ選択して、製造するLSIの品種を決定するようにしてもよい。そして、決定された品種の設計に従って、製造を開始してメタル層以降(ここでは、メタル2層以降)の処理をおこなう。
また、製造待ち品種リストに登録し、適合するチップ(中間製造物)が現れた場合に、メタル層以降(ここでは、メタル2層以降)の処理をおこなうようにしてもよい。
なお、ここではLSI製造業者がグレードの特定をおこなう構成としたが、顧客によってタイミング設計がおこなわれた場合には、顧客によってグレードの特定をおこなうようにしてもよい。
このように、この発明の実施の形態にかかるLSI設計サービスでは、LSIの製造途中において、トランジスタ性能を測定することにより、測定結果に応じた適切なLSIの品種を選択することができる。このため、製造されたLSIがトランジスタの性能不足により動作しないなどの不具合を防ぐことができる。
さらに、現状の設計において動作を保証することができるグレードおよび当該グレードにおけるチップ単価を顧客に提示することにより、設計作業の継続可否を顧客に選択させることができる。これにより、顧客は、通常よりも高い金額を支払うことにより、多大な時間を要するタイミング設計をおこなうことなく、所望のLSIを短期間で手に入れることができる。
また、性能の低いチップを通常よりも低い金額で顧客に提供することにより、性能の低いチップであってもLSI製造に使用されることとなる。なぜなら、顧客にとっては、所望の性能を満たすLSIが製造されるのであれば、チップ単価はできる限り安価であることが望ましい。
このため、性能が低いチップであってもLSI製造に使用されることとなり、チップの無駄を低減することができる。さらに、LSI製造業者は、LSI製造において、無駄なチップを出すことなくチップ単価を上げることができる。
(LSI設計支援装置のハードウェア構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置のハードウェア構成について説明する。図4は、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4において、LSI設計支援装置は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、HDD(ハードディスクドライブ)404と、HD(ハードディスク)405と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)406と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)407と、ディスプレイ408と、I/F(インターフェース)409と、キーボード410と、マウス411と、スキャナ412と、プリンタ413とを備えている。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU401は、LSI設計支援装置の全体の制御を司る。ROM402は、LSI品種決定プログラム、LSI設計支援プログラムおよびブートプログラムなどのプログラムを記録している。RAM403は、CPU401のワークウェアとして使用される。HDD404は、CPU401の制御にしたがってHD405に対するデータのリード/ライトを制御する。HD405は、HDD404の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD406は、CPU401の制御にしたがってFD407に対するデータのリード/ライトを制御する。FD407は、FDD406の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD407に記憶されたデータをLSI設計支援装置に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD407のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどであってもよい。ディスプレイ408は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ408には、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F409は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク414に接続され、このネットワーク414を介して他の装置に接続される。そして、I/F409は、ネットワーク414と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F409には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード410は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス411は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ412は、画像を光学的に読み取り、装置内に画像データを読み込む。なお、スキャナ412は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ413は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ413には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタなどを採用することができる。
(LSI品種決定装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるLSI品種決定装置の機能的構成について説明する。図5は、この発明の実施の形態にかかるLSI品種決定装置の機能的構成を示すブロック図である。図5において、LSI品種決定装置は、入力部501と、決定部502と、算出部503と、から構成されている。
入力部501は、製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られたトランジスタ速度の入力を受け付ける。ここで、中間製造物とは、シリコンウェハの表面上にトランジスタ層またはトランジスタ層およびメタル1層が形成されたものである。
具体的には、中間製造物は、トランジスタ層またはトランジスタ層およびメタル1層が形成されたシリコンウェハ全体を示すものであってもよいし、当該シリコンウェハ内における個々のチップを示すものであってもよい。中間製造物は、全てのストラクチャードASICにおいて共通する部分であるが、製造時の条件に応じて各トランジスタのトランジスタ性能にばらつきが生じる。
このトランジスタ性能は、製造するLSIの品種を決定する際の重要な指標となる。なぜなら、製造されるLSIは、品種ごとに最低限必要なトランジスタ速度が決まっている。このため、最低限必要なトランジスタ速度を満たさないLSIを使用して製品を製造した場合には、トランジスタの性能不足による不具合が生じてしまう。
このトランジスタ性能を示すトランジスタ速度を測定する場合、当該トランジスタ速度と相関関係を有する値を利用することができる。具体的には、たとえば、中間製造物に作り込まれたリングオシレータの動作周波数に基づいてトランジスタ速度を測定することができる。リングオシレータとは、インバータ回路(反転回路)を奇数個組み合わせることによって発振機能を実現する回路であり、デバイスの応答遅延特性を調べることなどに利用される。
また、トランジスタ層におけるトランジスタが稼働している場合に、中間製造物を流れる電流の大きさに基づいてトランジスタ速度を測定することができる。具体的には、トランジスタ層の各トランジスタが稼働(動作)している状態で、中間製造物にどの程度電流が流れるかを示すオン電流を用いてトランジスタ速度を測定する。
さらに、トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長の長さに基づいてトランジスタ速度を測定することができる。ゲート長とは、トランジスタのオン・オフを切り替えるスイッチのサイズのことであり、トランジスタ内における電子の移動距離を示すものである。なお、上述したトランジスタ速度の各種測定方式(リングオシレータ、オン電流およびゲート長を用いた測定方式)に関する詳細な説明は後述する。
決定部502は、入力部501によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、製造対象となるストラクチャードASICの品種を決定する。LSIの品種は、図2に示す品種リストのようにテーブル化されてHD405などの記憶媒体に記録されている。そして、決定部502によって品種が決定される場合にHD405などの記録媒体から読み出される。
なお、品種リストは、LSI品種決定装置において作成されるようにしてもよいし、入力部501によって他の装置において作成された品種リストの入力を受け付けるようにしてもよい。
具体的には、決定部502は、LSIの品種の中から、最低限必要となるトランジスタ速度が入力部501によって入力されたトランジスタ速度よりも遅い品種を、製造対象となるストラクチャードASICの品種として決定する。
より具体的には、決定部502は、入力部501によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、図2に示すような品種リストの中から、製造対象となるストラクチャードASICの品種を決定するようにしてもよい。たとえば、入力部501によって入力されたトランジスタ速度が19〔ps〕であった場合、図2に示す品種リストの中から、B(Y社デジタルカメラ用LSI)を製造対象となるストラクチャードASICの品種として決定する。
算出部503は、入力部501によって入力されたトランジスタ速度と当該トランジスタ速度に関連付けられた統計データとを用いて、トランジスタ速度の最大遅延推定値を算出する。ここで、トランジスタ速度を測定する場合、トランジスタ層における全てのトランジスタに関するトランジスタ速度を測定するのではなく、所定個数のトランジスタを選択してトランジスタ速度を測定するようにしてもよい。
そして、この測定結果を用いて統計的に中間製造物のトランジスタ速度を推定する。具体的には、入力部501によって入力されたトランジスタ速度が得られた条件下におけるトランジスタ速度の速度分布(統計データに相当)を利用して、推定可能な速度のうち最も遅い値(最大遅延推定値に相当)を算出し、この算出結果をトランジスタ速度として推定する。
また、決定部502は、算出部503の算出結果に基づいて、LSIの品種の中から、ストラクチャードASICの品種を決定するように構成してもよい。このように、算出部503によって算出された最大遅延推定値に基づいて品種を決定することにより、製造後におけるトランジスタの性能不足による不具合を防ぐことができる。
ここでは、入力部501によって予め測定されたトランジスタ速度の入力を受け付ける構成としたが、LSI品種決定装置においてトランジスタ速度を測定するように構成してもよい。具体的には、たとえば、図示しない測定部によって、中間製造物に埋め込まれているリングオシレータの動作周波数を測定する。そして、算出部503は、この測定結果を用いて最大遅延推定値を算出するようにしてもよい。
さらに、入力部501によって中間製造物を流れるオン電流やトランジスタ層における各トランジスタのゲート長に関するデータの入力を受け付け、入力されたデータを用いて算出部503が最大遅延推定値を算出する構成としてもよい。
また、入力部501は、ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られたリーク電流の入力を受け付けるようにしてもよい。リーク電流とは、電子回路上において、本来流れるはずがない部分で水漏れのように流れ出てしまう電流であり、消費電流の増加の原因となっている。
また、リーク電流は、トランジスタ速度と同様に製造時の条件に応じてチップごと、または、シリコンウェハごとにばらつきが生じてしまう。そこで、上述したトランジスタ速度の代わりにリーク電流の大きさを推定し、製造する品種を決定するようにしてもよい。リーク電流の大きさを推定するには、トランジスタ速度を推定する場合と同様の方法を用いることができる。
また、決定部502は、入力部501によって入力されたリーク電流に基づいて、LSIの品種の中から、製造対象となるストラクチャードASICの品種を決定するようにしてもよい。具体的には、決定部502は、LSIの品種の中からリーク電流の許容値が入力部501によって入力されたリーク電流よりも大きい品種を、製造対象となるストラクチャードASICの品種として決定する。
より具体的には、たとえば、品種リストの中に、リーク電流に関する制約(たとえば、消費電力の許容値)を設けるようにしてもよい。この場合、決定部502は、品種リストの中から、入力部501によって入力されたリーク電流よりも大きな許容値が設定されている品種を選択し、ストラクチャードASICの品種として決定する。
なお、入力部501、決定部502、算出部503は、具体的には、たとえば、図4に示したLSI設計支援装置のROM402、RAM403、HD405などの記録媒体に記録されているプログラムをCPU401に実行させることによって、またはI/F409によって、その機能を実現する。
(LSI設計支援装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置の機能的構成について説明する。図6は、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置の機能的構成を示すブロック図である。図6において、LSI設計支援装置は、入力部601と、特定部602と、算出部603と、判断部604と、決定部605と、から構成されている。なお、上述したLSI品種決定装置と共通する部分については、詳細な説明を省略する。
入力部601は、製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られた当該中間製造物ごとのトランジスタ速度の入力を受け付ける。トランジスタ速度は、中間製造物ごとのトランジスタ性能を示すものであり、トランジスタ速度と相関関係を有する値を利用して測定することができる。
特定部602は、入力部601によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、ストラクチャードASICのグレードを中間製造物ごとに特定する。LSIの性能を示す複数段階のグレードは、図3に示すグレード表のようにテーブル化されてHD405などの記憶媒体に記録されている。そして、特定部602によってグレードが特定される場合にHD405などの記録媒体から読み出される。
なお、複数段階のグレードが示されているグレード表は、LSI品種決定装置において作成されるようにしてもよいし、入力部501によって他の装置において作成されたグレード表の入力を受け付けるようにしてもよい。
具体的には、たとえば、特定部602は、図3に示すグレード表の中から、入力部601によって入力されたトランジスタ速度によって動作を保証することができるグレードを中間製造物ごとに特定する。ここでは、特定部602は、図3に示すグレードの中から、入力部601によって入力されたトランジスタ速度が属するグレードを特定する。
より具体的には、たとえば、特定部602は、複数段階のグレードそれぞれに対してSTAを実行し、入力部601によって入力されたトランジスタ速度によって動作を保証することができるグレードを特定するようにしてもよい。
算出部603は、入力部601によって入力された中間製造物ごとのトランジスタ速度と当該トランジスタ速度に関連付けられた統計データとを用いて、中間製造物ごとのトランジスタ速度の最大遅延推定値を算出する。
また、特定部602は、算出部603の算出結果に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、ストラクチャードASICのグレードを中間製造物ごとに特定するようにしてもよい。具体的には、特定部602は、算出部603によって算出されたトランジスタの最大遅延推定値によって動作を保証することができるグレードを中間製造物ごとに特定する。
判断部604は、特定部602によって特定されたグレードに基づいて、ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断する。具体的には、たとえば、判断部604は、特定部602によって特定されたグレードが予め設定されている所定のグレードとなった場合に設計作業を継続しないと判断するようにしてもよい。
また、たとえば、特定部602によって特定されたグレードに基づいて、LSI製造業者や顧客が設計作業の継続可否を判断し、その判断結果を入力するようにしてもよい。この場合、判断部604は、入力部601によって入力された判断結果に基づいて、ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断するようにしてもよい。
決定部605は、判断部604によって設計作業を継続しないと判断された場合、入力部601によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、製造対象となるストラクチャードASICの品種を中間製造物ごとに決定する。
具体的には、決定部605は、LSIの品種の中から、最低限必要となるトランジスタ速度が入力部601によって入力されたトランジスタ速度よりも遅い品種を、製造対象となるストラクチャードASICの品種として決定する。
また、決定部605によって品種が決定された場合、決定された品種が上述した品種リスト(たとえば、図2に示す品種リスト)に登録され、この品種に適合する中間製造物が製造されたときにLSI製造に移行するようにしてもよい。すなわち、決定部605によって品種が決定された場合には、品種リストに登録され製造待ちの状態となる。
また、入力部601は、ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られた当該中間製造物ごとのリーク電流の入力を受け付けるようにしてもよい。
この場合、特定部602は、入力部601によって入力されたリーク電流に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、製造対象となるストラクチャードASICのグレードを中間製造物ごとに特定するようにしてもよい。
具体的には、たとえば、特定部602は、リーク電流の許容値によって複数段階のグレードに分類されたグレード表の中から、入力部601によって入力されたリーク電流が属するグレードを特定する。
ここでは、入力部601によって予め測定されたトランジスタ速度の入力を受け付ける構成としたが、LSI設計支援装置においてトランジスタ速度を測定するように構成してもよい。
なお、入力部601、特定部602、算出部603、判断部604、決定部605は、具体的には、たとえば、図4に示したLSI設計支援装置のROM402、RAM403、HD405などの記録媒体に記録されているプログラムをCPU401に実行させることによって、またはI/F409によって、その機能を実現する。
(トランジスタ性能の測定方式)
(リングオシレータ)
つぎに、中間製造物(以下、「チップ」という)のトランジスタ性能を測定する測定方式について具体的に説明する。まず、チップに作り込まれたリングオシレータを用いてトランジスタ性能を測定する方式について説明する。図7は、トランジスタ層およびメタル1層が形成されたチップを拡大して示す拡大図である。
図7に示すように、チップ700に、複数個(ここでは、「9個」)のリングオシレータ701が埋め込まれている。リングオシレータ701は、インバータ回路(反転回路)を奇数個組み合わせることによって発振機能を実現する回路である。なお、リングオシレータ701は、シリコンウェハの表面上にトランジスタ層およびメタル1層が形成された時点で動作可能に設計されている。
トランジスタ層およびメタル1層を製造後、予め埋め込まれているリングオシレータ701を動作させ、各リングオシレータ701における動作周波数をそれぞれ測定する。つぎに、測定された動作周波数の平均値を算出する。そして、算出した平均値および統計データに基づいて、チップ700のトランジスタ速度を求める。
チップ700において、リングオシレータ701の動作周波数はトランジスタ速度と相関関係を有する。すなわち、リングオシレータ701はトランジスタの連鎖であり、たとえば、トランジスタ100個によって連鎖したものが1GHzで動作する場合に、個々のトランジスタがどれくらいのトランジスタ速度で動作しているのかを測定することができる。
そして、測定されたトランジスタ速度および統計データに基づいて、チップ700のトランジスタ速度を推定する。統計データに基づくトランジスタ速度の推定に関する説明は後述する。なお、ここではチップ700に埋め込まれたリングオシレータ701を用いて動作周波数を測定する構成としたが、チップ700において発信機能を有する他の機器を用いて動作周波数を測定するようにしてもよい。
(トランジスタのオン電流)
つぎに、チップ内のトランジスタが稼働(動作)している状態で、どの程度電流が流れるかを示すオン電流を用いてトランジスタ速度を測定する方式について説明する。このオン電流は、トランジスタの動作速度と相関があり、オン電流が高ければ動作速度が速く、オン電流が低ければ動作速度が遅いという特徴がある。
この特徴を利用して、チップのトランジスタ速度を測定する。図8は、トランジスタ速度とオン電流との関係を示す説明図である。図8に示すテーブル表800には、チップ内を流れるオン電流の値(範囲)に応じたトランジスタ速度が示されている。このテーブル表800を用いて、チップ内を流れるオン電流に応じたトランジスタ速度を測定することができる。
具体的には、まず、チップ内のトランジスタが稼働している状態で、オン電流を測定する。つぎに、この測定結果および図8に示すテーブル表800から、測定結果が属するトランジスタ速度を特定する。たとえば、測定されたオン電流がb〔A〕であった場合、テーブル表800における「b〔A〕以上、c〔A〕未満」の範囲に属するため、トランジスタ速度を16〔ps〕と特定することができる。
そして、特定されたトランジスタ速度および統計データに基づいて、チップのトランジスタ速度を推定する。なお、統計データに基づくトランジスタ速度の推定に関する説明は後述する。
(トランジスタのゲート長)
つぎに、トランジスタのゲート長を用いてトランジスタ速度を測定する方式について説明する。ゲート長とは、トランジスタのオン・オフを切り替えるスイッチのサイズのことであり、トランジスタ内における電子の移動距離を示すものである。すなわち、電子回路において、ゲート長が短ければ短いほど電子は少ない時間で移動することができ、トランジスタの動作速度が向上する。
トランジスタ速度を測定するためには、まず、電子顕微鏡などを用いてトランジスタのゲート長を測定する。トランジスタのゲート長の測定値は、たとえば、トランジスタが正常に動作可能か否かを判断する際にも利用されているため、このとき測定された測定値(ゲート長)を利用するようにしてもよい。
つぎに、各種ゲート長のトランジスタ速度が示されているテーブル表を用いて、測定値に関連付けられたトランジスタ速度を特定する。図9は、トランジスタ速度とゲート長との関係を示す説明図である。図9に示すテーブル表900には、各ゲート長の長さ(範囲)に応じたトランジスタ速度が示されている。
そして、測定結果(ゲート長の長さ)およびテーブル表900からトランジスタ速度を特定する。たとえば、測定結果がC〔nm〕であった場合、テーブル表900における「」C〔nm〕以上、D〔nm〕未満」の範囲に属するため、トランジスタ速度を18〔ps〕と特定することができる。
そして、特定されたトランジスタ速度および統計データに基づいて、チップのトランジスタ速度を推定する。なお、統計データに基づくトランジスタ速度の推定に関する説明は後述する。
ここで、上述した方式による測定結果および統計データを用いてトランジスタ速度を推定する際の具体的な説明をする。まず、所定の測定結果が得られた場合におけるトランジスタ速度のばらつきについて説明する。
図10は、トランジスタ速度のばらつきの一例を示す説明図である。チップ製造時における条件により、チップ内におけるトランジスタのトランジスタ速度には、ばらつきが生じる。図10に示すように、チップ製造時におけるトランジスタ速度のばらつきは、図中曲線X、YおよびZによって示されている正規分布(横軸:トランジスタ速度、縦軸:ある測定結果が得られたときの全体に占める割合)によって表される。
曲線X、Y、Zは、それぞれ測定結果x、y、zが得られたときのばらつきを示す正規分布である。具体的には、たとえば、測定結果yが得られたときのトランジスタ速度のばらつきが曲線Yによって表されており、トランジスタ速度の平均に近づくほど全体に占める割合が多くなり、トランジスタ速度が遅く、または、速くなるにつれて全体に占める割合が少なくなっている。
また、測定結果yが得られた場合に推定可能となるトランジスタ速度は、図中矢印Pで示す範囲となる。また、トランジスタ速度を推定する場合には、推定可能な範囲のうち最も遅い速度をトランジスタ速度として推定するため、曲線X、YおよびZのうち、最も遅い速度をトランジスタ速度としてそれぞれ推定する。
ここで、図10に示すようなトランジスタ速度のばらつきを表す統計データについて説明する。図11は、トランジスタ速度に関する統計データの一例を示す説明図である。図11に示すように、統計データ1100には、各測定結果(トランジスタ速度)が得られた場合における同一チップまたは同一シリコンウェハ内でのトランジスタ速度分布が示されている。
この統計データ1100および各種方式によって測定されたトランジスタ速度から、チップのトランジスタ速度を推定する。具体的には、たとえば、測定されたトランジスタ速度が20〔ps〕であった場合、トランジスタ速度分布は、平均が20〔ps〕で標準偏差が2.4〔ps〕となる。すなわち、トランジスタ速度のばらつきが17.6〔ps〕〜22.4〔ps〕の範囲において生じている。
このとき、推定可能な範囲のうち最も遅い速度をトランジスタ速度として推定する。この場合、17.6〔ps〕〜22.4〔ps〕の範囲のうち最も遅い速度である22.4〔ps〕をトランジスタ速度として推定する。
また、チップ上における複数のポイントにおいて、トランジスタ速度が測定された場合(測定結果が複数存在する場合)には、複数の測定結果の平均および分散を求め、その値を用いてトランジスタ速度を推定するようにしてもよい。
なお、ここでは統計データ1100において、上述した方式によって特定されたトランジスタ速度とトランジスタ速度分布とを関連付けて示したが、たとえば、測定されたリングオシレータの動作周波数の平均値と関連付けてトランジスタ速度分布を示すようにしてもよい。この場合、リングオシレータの動作周波数の平均値から、トランジスタ速度を推定することができる。
ここで、統計データ(たとえば、図11に示す統計データ1100)の作成方法の一例について説明する。トランジスタ速度に関する統計データを作成する場合、まず、実チップにおけるトランジスタ速度を測定し、トランジスタ速度の実データを収集する。つぎに、この測定結果から、トランジスタ速度の速度分布を求める。そして、得られた速度分布から、統計学の「推定」(公知技術)を用いてトランジスタ速度分布を表す統計データ(テーブル)を作成する。
(LSI設計支援装置の処理手順)
(品種決定処理の手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置において実行される品種決定処理について説明する。図12は、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置において実行される品種決定処理手順を示すフローチャートである。
図12のフローチャートにおいて、まず、LSI設計支援装置は、製造対象となるチップに関するトランジスタ速度の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1201)。ここで入力されるトランジスタ速度は、各種方式によって測定されたトランジスタ速度および統計データから推定されたものであり、推定可能なトランジスタ速度のうち最も遅い値である。
ここで、トランジスタ速度が入力されるのを待って、入力された場合(ステップS1201:Yes)、製造待ちとなっているLSIの品種リストの中から、ステップS1201において入力されたトランジスタ速度によって動作が保証される品種を選択して、製造する品種を決定する(ステップS1202)。具体的には、入力されたトランジスタ速度と品種リストにおける最低限必要なトランジスタ速度とを比較し、最低限必要なトランジスタ速度を保証可能となる品種を選択する。
より具体的には、たとえば、入力されたトランジスタ速度が17〔ps〕であり、製造待ちとなっているLSIの品種リストが図2に示す品種リストであった場合について説明する。この場合、入力されたトランジスタ速度によって最低限必要なトランジスタ速度を満たす品種は、図2に示す品種リストにおけるB(Y社デジタルカメラ用LSI)およびC(Z社携帯電話用LSI)である。このため、B(Y社デジタルカメラ用LSI)およびC(Z社携帯電話用LSI)を製造する品種として選択することができる。
このとき、選択肢としてB(Y社デジタルカメラ用LSI)およびC(Z社携帯電話用LSI)の2つがあるが、最低限必要なトランジスタ速度が速いものを優先してC(Z社携帯電話用LSI)を製造する品種として選択するようにしてもよい。また、最低限必要なトランジスタ速度が遅いものを優先してB(Y社デジタルカメラ用LSI)を製造する品種として選択するようにしてもよい。
さらに、トランジスタ速度が、品種リストにおける最低限必要なトランジスタ速度よりも速く、その差が大きい場合には在庫として取り置きしておき、速いトランジスタ速度を必要とする品種が現れた場合に使用するようにしてもよい。
具体的には、たとえば、入力されたトランジスタ速度が10〔ps〕だった場合、図2に示す品種リストにおける全てのLSIを選択可能である。しかし、入力されたトランジスタ速度と品種リストにおける最低限必要なトランジスタ速度との差(ここでは、最も速いものと比較しても5〔ps〕)が大きいため、製造対象となっているチップを在庫として取り置きしておき速いトランジスタ速度を必要とする品種が現れた場合に使用するようにしてもよい。なお、在庫とする場合のトランジスタ速度の差は、任意に設定可能である。
また、品種リストにおける製造する数および製造した数に基づいて、製造する品種を決定するようにしてもよい。具体的には、たとえば、製造した数が製造する数を上回った場合などには、そのLSIに関する品種を選択しないようにしてもよい。また、品種リストにおいて、特定のLSIに関する製造達成度(製造する数に対する製造した数の割合)が他のLSIに比べて著しく少ない場合には、特定のLSIの製造を優先的におこなうようにしてもよい。
そして、決定されたLSIの品種の設計に基づいて、品種ごとに異なる部分を製造して(ステップS1203)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。具体的には、ステップS1202において決定された品種の設計に従って、LSIにおけるメタル層以降(ここでは、メタル2層以降)の製造をおこなう。
なお、ここでは製造するLSIの品種を自動でおこなうようにしたが、LSI製造業者や顧客などが品種リストを確認しながら適切なLSIの品種を判断し、製造するLSIの品種を決定するようにしてもよい。
また、ここではステップS1201においてトランジスタ速度の入力を受け付ける構成としたが、トランジスタ速度を推定する工程を追加するようにしてもよい。具体的には、たとえば、各チップにリングオシレータが埋め込まれている場合には、ステップS1201の工程の前に、リングオシレータの動作周波数を測定し、トランジスタ速度の速度推定値を推定する工程を追加するようにしてもよい。
すなわち、LSI設計支援装置において、トランジスタ速度を推定することができる構成としてもよい。また、LSI設計支援装置は、各チップにおけるオン電流やゲート長に関するデータの入力を受け付けることにより、トランジスタ速度を推定する構成としてもよい。
さらに、ここでは最低限必要なトランジスタ速度に応じて製造するLSIの品種を決定する構成としたが、たとえば、チップ内に流れるリーク電流の大きさによって品種を決定するように構成してもよい。
このように、LSI設計支援装置によれば、LSIの製造途中において、入力されたトランジスタ速度に応じた適切なLSIの品種を決定することができる。このため、製造されたLSIがトランジスタの性能不足により動作しないなどの不具合を防ぐことができ、LSI製造における歩留まりを向上させることができる。
(LSI設計支援処理の手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置において実行されるLSI設計支援処理について説明する。図13は、この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置において実行されるLSI設計支援処理手順を示すフローチャートである。
図13のフローチャートにおいて、まず、LSI設計支援装置は、各チップに関するトランジスタ速度の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1301)。ここで入力されるトランジスタ速度は、各種方式によって測定されたトランジスタ速度および統計データから推定されたものであり、推定可能なトランジスタ速度のうち最も遅い値である。
ここで、トランジスタ速度が入力されるのを待って、入力された場合(ステップS1301:Yes)、グレード表を用いて現状の設計において動作を保証可能なグレードを特定する(ステップS1302)。具体的には、たとえば、図3に示すようなグレード表に示されている各グレードに対してSTAを実行し、現状の設計において保証することができるグレードを特定する。
つぎに、現状の設計で製造を開始するか否かを判断する(ステップS1303)。具体的には、たとえば、予め設定されている製造開始条件に基づいて、現状の設計のまま製造を開始するか否かを判断するようにしてもよい。
ここで、製造開始条件とは、たとえば、製造を開始するグレード、チップ単価、製造コストなどの条件である。具体的には、ステップS1302において特定されたグレードが製造開始条件として設定されているグレードであった場合に、製造を開始すると判断するようにしてもよい。また、現状の設計で製造を開始した際にかかる製造コストが、設定された製造コスト以内であった場合に製造を開始すると判断するようにしてもよい。
また、ユーザによって設計作業の継続可否を入力するようにしてもよい。具体的には、たとえば、LSI製造業者は、ステップS1302において特定されたグレード、当該グレードにおけるチップ単価および現在製造されているLSIの製造個数などの情報を顧客に提示する。顧客は、提示された情報をもとに、設計(論理設計、タイミング設計など)を継続するか、あるいは、現状の設計のまま製造を開始するかを判断する。
そして、LSI設計業者によって判断結果を示すデータがLSI設計支援装置に入力される。この場合、LSI設計支援装置は、入力された判断結果に基づいて、現状の設計のまま製造を開始するか否かを判断する。
ここで、現状の設計で製造を開始する場合(ステップS1303:Yes)、LSIの品種リストに登録され(ステップS1304)、製造待ち状態となる。具体的には、ステップS1302において特定されたグレードに対応する最低限必要となるトランジスタ速度とともに、LSIの名称(品種)、製造個数および製造した個数などの情報がLSIの品種リストに登録される。
そして、適合するグレードのチップが現れた場合に、LSIの品種の設計に基づいて、品種ごとに異なる部分を製造して(ステップS1305)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。具体的には、LSIの品種の設計に従って、LSIにおけるメタル層以降の製造をおこなう。
また、ステップS1303において製造を開始しない場合(ステップS1303:No)、つぎに、設計変更されたか否かを判断する(ステップS1306)。具体的には、製造を開始しない場合、より安価なグレードによって動作可能となるように設計を継続しておこなう。すなわち、設計期間の継続により時間コストは増加するが、よりチップ単価の安いものを使ってLSI製造をおこなうことができるように設計の改善を試みる。
ここで、設計変更されるのを待って、設計変更された場合(ステップS1306:Yes)、ステップS1301に戻り、一連の処理を繰り返す。具体的には、変更された設計データが入力されるのを待って、入力された場合に、つぎに、設計変更後のトランジスタ速度の入力を待ち受け、一連の処理を繰り返す。
また、ここではステップS1301においてトランジスタ速度の入力を受け付ける構成としたが、トランジスタ速度を推定する工程を追加するようにしてもよい。具体的には、たとえば、各チップにリングオシレータが埋め込まれている場合には、ステップS1301の工程の前に、リングオシレータの動作周波数を測定し、トランジスタ速度の速度推定値を推定する工程を追加するようにしてもよい。
すなわち、LSI設計支援装置において、トランジスタ速度を推定することができる構成としてもよい。また、LSI設計支援装置は、各チップにおけるオン電流やゲート長に関するデータの入力を受け付けることにより、トランジスタ速度を推定する構成としてもよい。
さらに、ここではグレード表において、最低限必要なトランジスタ速度に応じて複数段階のグレードに分類する構成としたが、たとえば、チップ内に流れるリーク電流の大きさによって分類するように構成してもよい。この場合、ステップS1301において、トランジスタ速度の代わってリーク電流の入力を受け付けるようにする。そして、入力されたリーク電流に基づいて、グレード表の中から、現状の設計において動作を保証可能なグレードを特定するようにしてもよい。
このように、製造途中において、性能の高い高価なチップをLSI製造に使用することにより、設計期間を短縮することができる選択肢を顧客に提供することができる。これにより、顧客は、通常よりも高い金額を支払うことによって多大な時間を要するタイミング設計を打ち切り、所望のLSIを短期間で手に入れることができる。
また、LSI製造業者は、安価なグレード(トランジスタ速度が遅いグレード)のチップでも動作することができるように、設計を改善してチップ単価を下げるサービスを顧客に提供することができる。たとえば、LSIの製造個数がn、設計を改善することによって下がったチップ単価がpとすると、製造コスト減少分はn×pとなる。
LSI製造業者は、製造コスト減少分の一部をサービスの対価として受け取り、残りを顧客の出費抑制に割り当てることができる。このようにして、LSI製造業者は製造コスト減少分に対する対価を得ることができ、顧客は製造コストを削減することができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態によれば、LSIの製造途中において入力されたトランジスタ速度に応じた適切なLSIの品種を選択することができる。このため、製造されたLSIがトランジスタの性能不足により動作しないなどの不具合を防ぐことができ、LSI製造における歩留まりを向上させることができる。
また、LSIの製造途中において、性能の高い高価なチップをLSI製造に使用することにより、設計期間を短縮することができる選択肢を顧客に提供することができる。これにより、顧客は、通常よりも高い金額を支払うことによって多大な時間を要するタイミング設計を打ち切り、所望のLSIを短期間で手に入れることができる。
LSI製造における設計期間の短縮は、電気機器などを提供するメーカーにとっては非常に重要である。たとえば、導入期から成長期の初期段階の製品を製造するメーカーなどにとっては、多少製造コストが増加した場合であっても、早期に製品を出荷することができるメリットは大きい。なぜなら、最初に製品を出したメーカーが当該製品における多くのシェアを確立させる可能性が高いためである。
さらに、シェアを確立した場合、成長期の中期から成熟期にさしかかる時期にASICを使用した製品に移行することにより、製造コストを抑えた大量生産を実現することができ、さらなる利益を得ることができるようになる。
また、性能の低いチップを通常よりも低い金額で顧客に提供することにより、性能の低いチップであってもLSI製造に使用されることとなる。なぜなら、顧客にとっては、所望の性能を満たすLSIが製造されるのであれば、チップ単価はできる限り安価であることが望ましい。
このため、性能が低いチップであってもLSI製造に使用されることとなり、チップの無駄を低減することができる。さらに、LSI製造業者は、LSI製造において、無駄なチップを出すことなくチップ単価を上げることができる。
また、LSI製造業者は、安価なグレード(トランジスタ速度が遅いグレード)のチップでも動作することができるように、設計を改善してチップ単価を下げるサービスを顧客に提供することができる。
これにより、LSI製造業者は、製造コスト減少分の一部をサービスの対価として受け取り、残りを顧客の出費抑制に割り当てることができる。このようにして、LSI製造業者は製造コスト減少分に対する対価を得ることができ、顧客は製造コストを削減することができる。
(付記1)ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、トランジスタ速度を測定する測定工程と、
前記測定工程によって測定されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定工程と、
を含んだことを特徴とするLSI品種決定方法。
(付記2)前記測定工程によって測定されたトランジスタ速度と当該トランジスタ速度に関連付けられた統計データとを用いて、トランジスタ速度の最大遅延推定値を算出する算出工程を含み、
前記決定工程は、
前記算出工程の算出結果に基づいて、前記LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定することを特徴とする付記1に記載のLSI品種決定方法。
(付記3)前記測定工程は、前記中間製造物に作り込まれたリングオシレータの動作周波数に基づいて、前記トランジスタ速度を測定することを特徴とする付記1または2に記載のLSI品種決定方法。
(付記4)前記測定工程は、前記トランジスタ層におけるトランジスタが稼働している場合に、前記中間製造物を流れる電流の大きさに基づいて、前記トランジスタ速度を測定することを特徴とする付記1または2に記載のLSI品種決定方法。
(付記5)前記測定工程は、前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長の長さに基づいて、前記トランジスタ速度を測定することを特徴とする付記1または2に記載のLSI品種決定方法。
(付記6)ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、リーク電流を測定する測定工程と、
前記測定工程によって測定されたリーク電流に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定工程と、
を含んだことを特徴とするLSI品種決定方法。
(付記7)ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、トランジスタ速度を前記中間製造物ごとに測定する測定工程と、
前記測定工程によって測定されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定する特定工程と、
前記特定工程によって特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断する判断工程と、
を含んだことを特徴とするLSI設計支援方法。
(付記8)前記判断工程によって前記設計作業を継続しないと判断された場合、前記測定工程によって測定されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を前記中間製造物ごとに決定する決定工程を含んだことを特徴とする付記7に記載のLSI設計支援方法。
(付記9)ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から、リーク電流を前記中間製造物ごとに測定する測定工程と、
前記測定工程によって測定されたリーク電流に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定する特定工程と、
前記特定工程によって特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断する判断工程と、
を含んだことを特徴とするLSI設計支援方法。
(付記10)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られたトランジスタ速度の入力を受け付させる入力工程と、
前記入力工程によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、前記製造対象となるストラクチャードASICの品種を決定させる決定工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするLSI品種決定プログラム。
(付記11)前記入力工程によって入力されたトランジスタ速度と当該トランジスタ速度に関連付けられた統計データとを用いて、トランジスタ速度の最大遅延推定値を算出させる算出工程を前記コンピュータに実行させ、
前記決定工程は、
前記算出工程の算出結果に基づいて、前記LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定させることを特徴とする付記10に記載のLSI品種決定プログラム。
(付記12)前記入力工程によって入力されたトランジスタ速度は、前記中間製造物に作り込まれたリングオシレータの動作周波数に基づいて測定された測定値であることを特徴とする付記10または11に記載のLSI品種決定プログラム。
(付記13)前記入力工程によって入力されたトランジスタ速度は、前記トランジスタ層におけるトランジスタが稼働している場合に、前記中間製造物を流れる電流の大きさに基づいて測定された測定値であることを特徴とする付記10または11に記載のLSI品種決定プログラム。
(付記14)前記入力工程によって入力されたトランジスタ速度の測定値は、前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長の長さに基づいて測定された測定値であることを特徴とする付記10または11に記載のLSI品種決定プログラム。
(付記15)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られた前記中間製造物ごとのトランジスタ速度の測定値の入力を受け付けさせる入力工程と、
前記入力工程によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定させる特定工程と、
前記特定工程によって特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断させる判断工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするLSI設計支援プログラム。
(付記16)前記判断工程によって前記設計作業を継続しないと判断された場合、前記測定工程によって測定されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を前記中間製造物ごとに決定させる決定工程を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記15に記載のLSI設計支援プログラム。
(付記17)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られたリーク電流の入力を受け付けさせる入力工程と、
前記入力工程によって入力されたリーク電流に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定させる決定工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするLSI品種決定プログラム。
(付記18)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られた前記中間製造物ごとのリーク電流の入力を受け付けさせる入力工程と、
前記入力工程によって入力されたリーク電流に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定させる特定工程と、
前記特定工程によって特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断させる判断工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするLSI設計支援プログラム。
(付記19)付記10〜18のいずれか一つに記載のプログラムを記録した前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記20)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られたトランジスタ速度の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、前記製造対象となるストラクチャードASICの品種を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とするLSI品種決定装置。
(付記21)前記入力手段によって入力されたトランジスタ速度と当該トランジスタ速度に関連付けられた統計データとを用いて、トランジスタ速度の最大遅延推定値を算出する算出手段を備え、
前記決定手段は、
前記算出手段の算出結果に基づいて、前記LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定することを特徴とする付記20に記載のLSI品種決定装置。
(付記22)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られた当該中間製造物ごとのトランジスタ速度の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断する判断手段と、
を備えることを特徴とする特徴とするLSI設計支援装置。
(付記23)前記判断手段によって前記設計作業を継続しないと判断された場合、前記入力手段によって入力されたトランジスタ速度に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を前記中間製造物ごとに決定する決定手段を備えることを特徴とする付記22に記載のLSI設計支援装置。
(付記24)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られたリーク電流の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって入力されたリーク電流に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とするLSI品種決定装置。
(付記25)製造対象となるストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物から得られた前記中間製造物ごとのリーク電流の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって入力されたリーク電流に基づいて、LSIの性能を示す複数段階のグレードの中から、前記ストラクチャードASICのグレードを前記中間製造物ごとに特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定されたグレードに基づいて、前記ストラクチャードASICに関する設計データを用いた設計作業の継続可否を判断する判断手段と、
を備えることを特徴とするLSI設計支援装置。
なお、本実施の形態で説明したLSI品種決定方法およびLSI設計支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかるLSI品種決定方法、LSI設計支援方法、LSI品種決定プログラム、LSI設計支援プログラム、記録媒体、LSI品種決定装置およびLSI設計支援装置は、特定用途向けのLSIの製造に有用であり、特に、ストラクチャードASICの製造に適している。
この発明の実施の形態にかかるLSI設計サービスの概要を示す説明図である。 LSIの品種リストの一例を示す説明図である。 グレード表の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかるLSI品種決定装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかるLSI設計支援装置の機能的構成を示すブロック図である。 トランジスタ層およびメタル1層が形成されたチップを拡大して示す拡大図である。 トランジスタ速度とオン電流との関係を示す説明図である。 トランジスタ速度とゲート長との関係を示す説明図である。 トランジスタ速度のばらつきの一例を示す説明図である。 トランジスタ速度に関する統計データの一例を示す説明図である。 LSI設計支援装置において実行される品種決定処理手順を示すフローチャートである。 LSI設計支援装置において実行されるLSI設計支援処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
501、601 入力部
502、605 決定部
503、603 算出部
602 特定部
604 判断部

Claims (6)

  1. ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物の前記トランジスタ層におけるトランジスタが稼働している場合の前記中間製造物を流れる電流の値を測定する測定工程と、
    回路内のトランジスタが稼働している場合に前記回路に流れる電流の値と、前記トランジスタのトランジスタ速度とを対応付けて記憶する記憶部を参照して、前記測定工程によって測定された前記中間製造物を流れる電流の値に対応するトランジスタ速度を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定されたトランジスタ速度に関連付けられた、チップ製造時における条件に応じて生じる前記トランジスタ速度のばらつきを表すトランジスタ速度分布の平均および標準偏差に基づいて、推定されるトランジスタ速度範囲のうち最も遅いトランジスタ速度を表す最大遅延推定値を算出する算出工程と、
    前記算出工程の算出結果に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定工程と、
    を含んだことを特徴とするLSI品種決定方法。
  2. ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物の前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長を測定する測定工程と、
    トランジスタのゲート長と前記トランジスタのトランジスタ速度とを対応付けて記憶する記憶部を参照して、前記測定工程によって測定された前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長に対応するトランジスタ速度を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定されたトランジスタ速度に関連付けられた、チップ製造時における条件に応じて生じる前記トランジスタ速度のばらつきを表すトランジスタ速度分布の平均および標準偏差に基づいて、推定されるトランジスタ速度範囲のうち最も遅いトランジスタ速度を表す最大遅延推定値を算出する算出工程と、
    前記算出工程の算出結果に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定工程と、
    を含んだことを特徴とするLSI品種決定方法。
  3. ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物の前記トランジスタ層におけるトランジスタが稼働している場合の前記中間製造物を流れる電流の値の入力を受け付ける入力工程と、
    回路内のトランジスタが稼働している場合に前記回路に流れる電流の値と、前記トランジスタのトランジスタ速度とを対応付けて記憶する記憶部を参照して、前記入力工程によって入力された前記中間製造物を流れる電流の値に対応するトランジスタ速度を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定されたトランジスタ速度に関連付けられた、チップ製造時における条件に応じて生じる前記トランジスタ速度のばらつきを表すトランジスタ速度分布の平均および標準偏差に基づいて、推定されるトランジスタ速度範囲のうち最も遅いトランジスタ速度を表す最大遅延推定値を算出し、算出した算出結果に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするLSI品種決定プログラム。
  4. ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物の前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長の入力を受け付ける入力工程と、
    トランジスタのゲート長と前記トランジスタのトランジスタ速度とを対応付けて記憶する記憶部を参照して、前記入力工程によって入力された前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長に対応するトランジスタ速度を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定されたトランジスタ速度に関連付けられた、チップ製造時における条件に応じて生じる前記トランジスタ速度のばらつきを表すトランジスタ速度分布の平均および標準偏差に基づいて、推定されるトランジスタ速度範囲のうち最も遅いトランジスタ速度を表す最大遅延推定値を算出し、算出した算出結果に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするLSI品種決定プログラム。
  5. ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物の前記トランジスタ層におけるトランジスタが稼働している場合の前記中間製造物を流れる電流の値の入力を受け付ける入力手段と、
    回路内のトランジスタが稼働している場合に前記回路に流れる電流の値と、前記トランジスタのトランジスタ速度とを対応付けて記憶する記憶部を参照して、前記入力手段によって入力された前記中間製造物を流れる電流の値に対応するトランジスタ速度を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定されたトランジスタ速度に関連付けられた、チップ製造時における条件に応じて生じる前記トランジスタ速度のばらつきを表すトランジスタ速度分布の平均および標準偏差に基づいて、推定されるトランジスタ速度範囲のうち最も遅いトランジスタ速度を表す最大遅延推定値を算出し、算出した算出結果に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とするLSI品種決定装置。
  6. ストラクチャードASICの製造過程において少なくともトランジスタ層が形成された中間製造物の前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長の入力を受け付ける入力手段と、
    トランジスタのゲート長と前記トランジスタのトランジスタ速度とを対応付けて記憶する記憶部を参照して、前記入力手段によって入力された前記トランジスタ層におけるトランジスタのゲート長に対応するトランジスタ速度を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定されたトランジスタ速度に関連付けられた、チップ製造時における条件に応じて生じる前記トランジスタ速度のばらつきを表すトランジスタ速度分布の平均および標準偏差に基づいて、推定されるトランジスタ速度範囲のうち最も遅いトランジスタ速度を表す最大遅延推定値を算出し、算出した算出結果に基づいて、LSIの品種の中から、前記ストラクチャードASICの品種を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とするLSI品種決定装置。
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