JP5391800B2 - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
ところで、感光体(感光ドラム)と現像ローラとが接触して現像をする方式(接触現像方式)の作像プロセスでは、感光体と現像ローラとによるニップ、もしくは、両者の接触圧を、ばらつき無く管理することが大変重要となる。
一般に、上述の接触現像方式では、感光体と現像ローラとに周速差を持たせるため、接触圧が強すぎると感光体と現像ローラの表層膜が互いを削りあい、耐久末期まで初期の画像性能を維持出来なくなる。逆に接触圧が弱いと、ユニット駆動時に部品としてのローラの振れや製品としてのトルクなどのバラツキによりニップが不安定になり、これもまた画像性能を維持出来なくなり、最悪の場合、画像欠損を生じさせたりする場合がある。
そこで、従来、感光体と現像ローラとによるニップ(接触圧)を管理する手段として、例えば、感光体と現像ローラとの両者を側板等に回転可能に固定し、両者の軸間を固定してしまうか、あるいは、現像ローラを支持する軸受けを感光体方向にバネで付勢して軸間に遊びを持たせてしまう手段が知られている(例えば特許文献1参照)。
後者のニップを管理する手段は、現像ローラに多少の振れがあっても、バネで追従するため、部品精度を緩めることができるものの、バネの荷重は一方向にしか掛からないため、ユニット毎のバラツキで所定の接触圧よりも高くなるユニットが発生してしまう恐れがある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で厳しい部品精度を要求しなくても安定して感光体と現像ローラのニップを確保し、良好な画像を維持できるプロセスカートリッジ、および、そのプロセスカートリッジを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
請求項1にかかる発明は、静電潜像及びトナー像を担持する感光体ドラムと、前記静電潜像を前記トナー像に現像する現像剤を担持させる現像ローラと、該現像ローラを底部で支承する容器体と、前記感光体ドラム及び前記容器体の両端部を支持する一対の側板と、該一対の側板に設けられ、前記現像ローラを前記感光体ドラムに対して押圧する付勢手段を備えたプロセスカートリッジにおいて、前記一対の側板は、その感光体ドラムの支承位置より上方に互いに対向する係合部を有し、一方、前記容器体は、その両側壁に前記係合部と係合可能な被係合部を有し、前記被係合部は、前記現像ローラの径中心と前記感光体ドラムの径中心とを結ぶ方向に伸びた長穴状のスライド係合部に移動可能に挿入され、前記容器体は、前記現像ローラの径中心と前記感光体ドラムの径中心とを結ぶ方向に移動可能に前記一対の側板に支持され、前記被係合部と前記係合部とを、前記現像ローラの径中心と前記感光体ドラムの径中心とを結ぶ方向に筒状の弾性部材を介して係合させて前記現像ローラと前記感光体ドラムとを当接可能に設けたことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1において、前記係合部は、前記側板より突き出した凸状に形成され、前記被係合部は、穴状に形成されていることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1において、前記係合部は、穴状に形成され、前記被係合部は、前記側板より突き出した凸状に形成されていることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項2または3において、前記弾性部材は、前記側板より
突き出した凸状の部位に止着されていることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1乃至5の何れか1項において、前記容器体は、前記現像剤を貯留して前記現像ローラへ供給可能に構成されていると共に、前記現像ローラは、前記容器体を備えて前記側板に対して着脱可能なユニットに構成されていることを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6の何れか1項において、前記現像ローラは、その端部が前記容器体の底部での支承位置より外方に位置するように支承され、前記側板に前記端部を受ける軸受けが設けられると共に、該軸受けは、前記現像ローラを前記感光体ドラム体の方向へ弾発付勢されていることを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項1乃至7の何れか1項に記載のプロセスカートリッジを備えた画像形成装置を特徴とする。
先ず、本実施の形態にかかる画像形成装置1の概略を説明する。本実施の形態にかかる画像形成装置1は、図1に示すように、プロセスカートリッジ2と、露光装置3と、中間転写ベルト4と、一次転写ローラ5と、二次転写ローラ6と、クリーニング装置7と、給紙カセット8と、給紙ローラ9と、定着装置10と、排紙ローラ11とを備える。
プロセスカートリッジ2は、図3に示すように、像担持体としての感光ドラム20を備えた感光体ユニット17と、感光ドラム20上の静電潜像をトナー像に現像する現像ユニット26と、その現像ユニット26と感光体ユニット17とを一体化する左右の側板18、19とを備えて構成されている。このプロセスカートリッジ2は、図1に示すように、イエローのトナー像用のプロセスカートリッジ2Y、マゼンタのトナー像用のプロセスカートリッジ2M、シアンのトナー像用のプロセスカートリッジ2C、黒のトナー像用のプロセスカートリッジ2Kの計4つあり、画像形成装置1の筐体内のほぼ中央に横一列に並設される。なお、プロセスカートリッジ2の詳細は後述する。
中間転写ベルト4は、各感光ドラム20の周面の最低部に上側のベルトの表面が沿うように、複数本の支持ローラに掛架された無端状のベルトであり、図示しない駆動手段により反時計回りに回転して各感光ドラム20に形成されたトナー像を担持して所定の位置へ搬送するようになっている。
一次転写ローラ5は、中間転写ベルト4の上側のベルトを挟んで、感光ドラム20と対向するように設けられており、感光ドラム20の表面に形成したトナー像を中間転写ベルト4に一次転写させるようになっている。
二次転写ローラ6は、中間転写ベルト4を挟んで、その中間転写ベルト4を掛架する図1中右端の支持ローラに対向するように設けられており、この二次転写ローラ6と中間転写ベルト4との間に、紙や樹脂シートなどのシート状の記録媒体Pを通しながら、中間転写ベルト4上のトナー像をその記録媒体Pへ二次転写させるようになっている。
給紙カセット8は、紙や樹脂シートなどのシート状の記録媒体Pを蓄えておくもので、画像形成装置1の筐体内の下部に着脱可能に設けられている。
給紙ローラ9は、給紙カセット8に蓄えられた記録媒体Pを一枚ずつ取り出して送り出すようになっている。
定着装置10は、二次転写の位置の上方に設けられたローラ対を備えてなり、このローラ対にトナー像が転写された記録媒体Pを通すことにより、記録媒体Pに熱と圧力を加えられて、記録媒体P上の未定着のトナー像が溶融し固化して、記録媒体P上にトナー像が定着されるようになっている。
排紙ローラ11は、定着装置10でトナー像が定着した記録媒体Pを画像形成装置1の上面に形成したトレイ部に送り出すようになっている。
感光ドラム20が図示しない駆動手段によって図1中時計方向に回転し、その感光ドラム20の表面が後述する帯電ローラ22によって所定の極性に一様に帯電する。帯電した感光ドラム20の表面に向かって露光装置3から走査光Lが照射し、これによって感光ドラム20の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光ドラム20に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。この静電潜像を現像ユニット26がトナー像として可視化する。
また、中間転写ベルト4が図1中反時計回りに回転し、各プロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kにおいて一次転写ローラ5の作用により感光ドラム20から中間転写ベルト4に各色トナー像が順次重ね転写する。このようにして中間転写ベルト4の表面にフルカラーのトナー像が形成される。なお、プロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、複数のプロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kのいずれか2つまたは3つを用いて2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は、図の一番右側の黒用プロセスカートリッジ2Kのみを用いて画像形成を行う。
一方、中間転写ベルト4から記録媒体Pへ転写されずに中間転写ベルト4上に残った転写残トナーは、中間転写体クリーニング装置7のクリーニングブレード7aによって掻き取られ、トナー回収室に回収される。クリーニングされた中間転写ベルト4は、次のトナー像の転写に備えて構成される。
本実施の形態にかかるプロセスカートリッジ2は、上述したように、現像ユニット26と、感光体ユニット17と、右側板18と、左側板19とを備えて構成される。
現像ユニット26は、図6及び図7に示すように、現像ユニットハウジング26aと、現像剤担持体としての現像ローラ40と、第2の搬送スクリュ66とを備えて構成される。
現像ユニットハウジング26aは、内部に空間が形成された中空状の容器体であり、図2に示すように、上部空間と下部空間とが隔壁を介して画成されている。この上部空間は、中間転写ベルト4に転写されずに感光ドラム20上に残った転写残トナーを貯留しておくためのトナー回収部42になっており、下部空間は、現像するためのトナーを貯留しておくためのトナー収容部41になっている。
トナー回収部42を画成する現像ユニットハウジング26aの左側面には、図6に示すように、内部空間に貫通する長穴状の被係合部43が形成され、その被係合部43の右横には、トナー回収部42に貯留された転写残トナーを吸引して回収するための吸引穴26dが形成されている。なお、この吸引穴26dは、通常時、シールされている。
トナー回収部42を画成する現像ユニットハウジング26aの右側面には、図7に示すように、丸穴状の被係合部44が形成されており、トナー収容部41を画成する現像ユニットハウジング26aの右側面には、円柱状のボス13が突設されている。
現像ローラ40は、図3に示すように、現像ユニットハウジング26aの底部両側から垂設された一対の軸受け26b、26cに支承されている。
第2の搬送スクリュ66は、転写残トナーをトナー回収部42内に搬送するもので、図6に示すように、外部との連結部である一端側が長穴状の被係合部43から露出するようにトナー回収部42内に回転可能に架設されている。
感光体ユニット17は、図2、図3、図11に示すように、感光体ユニットハウジング17a(機枠)と、感光ドラム20と、帯電ローラ22と、クリーニングブレード21と、第1の搬送スクリュ23とを備える。
感光ドラム20は、その軸端20aが、図11に示すように、感光体ユニットハウジング17aの左右の側板に設けられた一対の軸受け17bに支承されている。
帯電ローラ22は、図2に示すように、感光ドラム20の周面の上部に当接して回転するように感光体ユニットハウジング17aに設けられている。この帯電ローラ22は、高電圧が印加されるようになっており、感光ドラム20の感光層を一様に帯電させるようになっている。
クリーニングブレード21は、図2に示すように、帯電ローラ22より反時計回り方向となる感光ドラム20の周面の左部に当接されており、中間転写ベルト4に転写されずに感光ドラム20上に残った転写残トナーを掻き取り、その転写残トナーを側板前側の断面凹状の連結杆に落下させるようになっている。
第1の搬送スクリュ23は、その断面凹状の連結杆内に回転可能に架設されて、落下してきた転写残トナーを搬送させるようになっており、第2の搬送スクリュ66と同じく、一端側が外部との連結部になっている。
軸受け18aは、右側板18に、現像ローラ40の径中心と感光ドラム20の径中心とを結ぶ方向に形成された長溝に押圧バネ18bと共に内装され、その押圧バネ18bにより感光ドラム20方向へ弾発付勢されている。この軸受け18aには、現像ユニットハウジング26aの底部両側から垂設された一対の軸受け26b、26cに支承された現像ローラ40の一方の軸端が挿嵌される。
軸受け18dは、感光ドラム20の一方の軸端20aが挿嵌され、感光ドラム20を支承させるようになっている。
スライド係合部18cは、現像ローラ40の径中心と感光ドラム20の径中心とを結ぶ方向に伸びた長穴状に形成され、現像ユニットハウジング26aの右側面に突設された円柱状のボス13が遊挿される。
係合部18fは、右側板18の内側より突き出した円柱状(凸状)に形成され、後述の弾性部材29を介して丸穴状の被係合部44に挿通される。
左側板19は、図3に示すように、現像ユニット26と感光体ユニット17の夫々の左側面部と係合して両者を合体させるもので、外板とその外板と螺合される内板とを備えて構成される。
外板は、図2及び図10に示すように、その内側に、第1の搬送スクリュ23と第2の搬送スクリュ66との夫々の連結部と連結されると共に、第1の搬送スクリュ23から送り込まれた転写残トナーを第2の搬送スクリュ66に受け渡す搬送ベルト24が、上下に延設された溝内に埋設されるように掛架されている。なお、この搬送ベルト24の外周面に所定の間隔をおいて板状のリブが突設されており、そのリブとベルト外周面と溝側壁とで形成された領域で転写残トナーが搬送される。
内板は、図5に示すように、長穴19hと、軸受け19dと、転写残トナー受け入れ口19gと、スライド係合部19fと、係合部19cと、弾性部材28とを備える。
長穴19hは、上述したように、軸受け19aに対応した位置に設けられており、現像ローラ40の他方の軸端が遊挿される。
軸受け19dは、感光ドラム20の他方の軸端20aが挿嵌され、感光ドラム20を支承させるようになっている。
転写残トナー受け入れ口19gは、軸受け19dの近傍に設けられており、この転写残トナー受け入れ口19gを介して第1の搬送スクリュ23が搬送ベルト24を掛架した下側の支軸に連結されるようになっている。
係合部19cは、左側板19の内板の内側より突き出した長円形状(凸状)に形成されると共にその内側に長穴が形成され、後述の弾性部材28を介して長穴状の被係合部43に挿通されると共に、その長穴を介して第2の搬送スクリュ66が搬送ベルト24を掛架した上側の支軸に連結されるようになっている。
弾性部材28は、その係合部19cの外周面に止着された長円筒状のスポンジからなり、丸長穴状の被係合部43と係合部19cとの双方の中心を揃えて、被係合部43に係合部19cを遊挿させて形成される長円形状の間隙よりも所要量大きい厚みとなるように形成されている。
すなわち、感光ドラム20等を備えた感光体ユニット17は、感光体ユニットハウジング17aより外方に突出した感光ドラム20の両側の軸端20aが、右側板18の軸受け18d、左側板19の軸受け19dに夫々挿嵌されて、右側板18と左側板19とに支持されると共に、感光ドラム20が回転可能に支持されている。
現像ローラ40等を備えた現像ユニット26は、現像ユニットハウジング26aの底部両側から垂設された一対の軸受け26b、26cに現像ローラ40が支承されて、この両者が一体化されている。
現像ローラ40の両側の軸端が、右側板18の軸受け18a、左側板19の軸受け19aに夫々挿嵌されて、押圧バネ18b、押圧バネ19bの伸縮方向に移動可能に、右側板18と左側板19とに支持されている。
左側板19に設けた係合部19cが現像ユニットハウジング26aの左側面に設けた被係合部43に弾性部材28を介して挿入され、右側板18に設けた係合部18fが現像ユニットハウジング26aの右側面に設けた被係合部44に弾性部材29を介して挿入されている。このとき、弾性部材28、弾性部材29は、所定量圧縮される(図8)。
なお、本実施の形態では、第2の搬送スクリュ66と搬送ベルト24を掛架した上側の支軸との連結を行う部位を係合部19cと被係合部43として利用して構造の単純化を図っている
このように感光体ユニット17に対して現像ユニット26は、現像ローラ40の径中心と感光ドラム20の径中心とを結ぶ方向に移動可能に右側板18と左側板19とに支持されており、押圧バネ18b、押圧バネ19bにより、現像ローラ40が感光ドラム20に常に当接され、必要時に現像ローラ40を感光ドラム20から離間できるようになっている。
なお、現像ローラ40および感光ドラム20は、夫々のハウジングに回転可能に組み付けられているので、駆動時にそれぞれのハウジングに対して安定して回転することが出来る上、組立て時にも、夫々のハウジングに現像ローラ40および感光ドラム20を最初に組付け、その後、現像ユニット26、感光体ユニット17を左右の側板で合体できるので、容易に組立てが可能である。
このように構成された本実施の形態にかかるプロセスカートリッジ2は、以下のような作用と効果を奏する。
例えば、振れの実力値が0.1の現像ローラ40と0.05の感光体を組み合わせた場合、回転駆動時の現像ローラ40は感光ドラム20の方向に振幅が0.15mm程度の周期運動を行なう。
つまり、現像ユニット26が現像ローラ40の振れにより上方向に移動しようとすると、下方向に力が加えられ、逆に下方向に移動しようとすると上方向に力が加えられるため、常に現像ユニット26は所定の位置(例えば振れの中止位置)に留ろうとするため、現像ローラ40と感光ドラム20のニップ幅を安定させることができる。
より具体的な構成例としては、例えば、係合部と被係合部との間隙を、1.5〜2mm程度に設定し、密度30〜70(kg/m3)程度の一般的なスポンジからなる弾性部材を、厚み2.5〜3mm程度のシート状にして係合部の外周に沿って貼り付け、スポンジを約20〜50%程度圧縮して設定することができる。
この範囲の圧縮率であれば、スポンジの弾性を保持することができるので、現像ユニット26を所定の位置に留めるという目的に対して有効である。また、係合部と被係合部との間隙を適切に設定することで、スポンジの代わりに弾性係数の異なるゴムやウレタンを用いることも可能である。
仮に、弾性部材28、29を用いずに、押圧バネ18b、19bだけで現像ローラ40を弾発付勢させた場合、バネの荷重は一方向にしか掛からないため、各ユニットや左右の側板の製品のバラツキで、所定の接触圧よりも高くなるユニットが発生してしまう恐れがある。
しかしながら、本実施の形態のように弾性部材28、29を介して現像ユニット26と左右の側板を連結した場合、現像ユニット26が所定の位置(感光ドラム20と現像ローラ40の接触圧が正しい位置)から、離れる方向、近づく方向のいずれに変位しても弾性部材28、29が反力により、所定の位置に留まろうと作用するから、ニップ(接触圧)に対する余裕度を向上させることができ、簡易な構成で厳しい部品精度を要求しなくても安定して感光体と現像ローラ40のニップを確保し、良好な画像を維持できるプロセスカートリッジ、および、そのプロセスカートリッジを備えた画像形成装置が提供できる。
本実施の形態では、押圧バネ18b、19bを用いた構成を例示したが、この押圧バネ18b、19bの代わりにスポンジやゴムなどの弾性部材を用い、弾性部材28、29と共に、これらの弾性部材を介して左右の側板に現像ユニット26全体を支持させても良い。
以上、本実施の形態にかかるプロセスカートリッジを備えた画像形成装置を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
Claims (8)
- 静電潜像及びトナー像を担持する感光体ドラムと、前記静電潜像を前記トナー像に現像する現像剤を担持させる現像ローラと、該現像ローラを底部で支承する容器体と、前記感光体ドラム及び前記容器体の両端部を支持する一対の側板と、該一対の側板に設けられ、前記現像ローラを前記感光体ドラムに対して押圧する付勢手段を備えたプロセスカートリッジにおいて、
前記一対の側板は、その感光体ドラムの支承位置より上方に互いに対向する係合部を有し、一方、前記容器体は、その両側壁に前記係合部と係合可能な被係合部を有し、
前記被係合部は、前記現像ローラの径中心と前記感光体ドラムの径中心とを結ぶ方向に伸びた長穴状のスライド係合部に移動可能に挿入され、
前記容器体は、前記現像ローラの径中心と前記感光体ドラムの径中心とを結ぶ方向に移動可能に前記一対の側板に支持され、
前記被係合部と前記係合部とを、前記現像ローラの径中心と前記感光体ドラムの径中心とを結ぶ方向に筒状の弾性部材を介して係合させて前記現像ローラと前記感光体ドラムとを当接可能に設けたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 前記係合部は、前記側板より突き出した凸状に形成され、前記被係合部は、穴状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記係合部は、穴状に形成され、前記被係合部は、前記側板より突き出した凸状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記弾性部材は、前記側板より突き出した凸状の部位に止着されていることを特徴とする請求項2または3に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記感光体ドラムは、機枠に回転可能に設けられて前記側板に対して着脱可能なユニットに構成されてなり、前記機枠より外方に突出した前記端部が前記側板に支承されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記容器体は、前記現像剤を貯留して前記現像ローラへ供給可能に構成されていると共に、前記現像ローラは、前記容器体を備えて前記側板に対して着脱可能なユニットに構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記現像ローラは、その端部が前記容器体の底部での支承位置より外方に位置するように支承され、前記側板に前記端部を受ける軸受けが設けられると共に、該軸受けは、前記現像ローラを前記感光体ドラムの方向へ弾発付勢されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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