JP5389713B2 - 熱延コイルの顕熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱延コイルの顕熱を回収する顕熱回収装置に関するものである。
従来、熱間圧延の後に巻き取られたコイル(熱延コイル)の温度は、500〜800℃であるため、コイルヤードにおいて常温になるまで冷却されている。しかし、この冷却工程において熱延コイルの持つ膨大な顕熱は大気中に放出されることになり、この顕熱の有効活用が求められてきた。
そこで、特許文献1には、熱延コイルを密閉容器内の水に接触させ、大気圧以上の圧力の蒸気を発生させることにより、熱延コイルの顕熱を回収する方法が記載されている。また、特許文献2には、熱延コイルを溶融塩に浸して蒸気を発生させることにより、熱延コイルの顕熱を回収する方法が記載されている。
一方、特許文献3には、スターリング機関を用いて、スターリング機関と接続された冷凍室の内部における温度を下げる装置が記載されている。
特開昭64−075801号公報 特開昭59−080730号公報 特開平08−303896号公報
本発明は、特許文献1,2に記載の技術とは異なる手段によって、熱延コイルの顕熱を回収することができる顕熱回収装置を提供することにある。
本発明は、熱延コイルの顕熱を回収する顕熱回収装置であって、ヒータの加熱による作動ガスの膨張と、クーラの冷却による作動ガスの圧縮とを繰り返して運動エネルギを生成するスターリングエンジンと、ヒータおよび熱延コイルに接触して、熱延コイルの顕熱をヒータに伝達する伝熱部材と、を有する。
ここで、ヒータおよび伝熱部材は、熱延コイルの中心に空間を形成する内径部に挿入することができる。そして、ヒータおよび伝熱部材のうち、互いに接触する領域に対して、内径部への挿入方向に対して傾斜したテーパ面を設けることができる。
伝熱部材のうち、内径部と接触する接触面は、内径部に沿った形状に形成することができる。これにより、伝熱部材および内径部の接触面積を確保することができる。また、伝熱部材の接触面は、内径部のうち、熱延コイルの端部が位置する領域とは異なる領域に接触させることができる。伝熱部材は、ヒータを覆う形状に形成することができる。これにより、熱延コイルから伝熱部材に伝達された熱を、ヒータに対して効率良く伝達することができる。
熱延コイルを搬送するコンベヤに対して下方に配置され、ヒータが内径部に進入した位置と、ヒータが内径部から退避した位置との間でスターリングエンジンを昇降させる第1昇降機と、コンベヤに対して上方に配置され、内径部に進入した位置と、内径部から退避した位置との間で伝熱部材を昇降させる第2昇降機と、を設けることができる。これにより、コンベヤによって所定の位置に搬送された熱延コイルに対して、伝熱部材およびヒータを接触させることができ、熱延コイルをコンベヤに載せたままの状態で、熱延コイルの顕熱を回収することができる。
本発明によれば、伝熱部材を用いて、熱延コイルの顕熱をスターリングエンジンのヒータに伝達することにより、熱延コイルの顕熱を無駄にすることなく、スターリングエンジンの動力源として利用することができる。
スターリングエンジンの動作を説明する図である。 スターリングエンジンの動作を説明する図である。 スターリングエンジンの動作を説明する図である。 スターリングエンジンの動作を説明する図である。 熱延コイルの搬送機構を示す図である。 本発明の実施形態1である顕熱回収装置の構成を示す概略図である。 実施形態1において、一対の伝熱ブロックの外観図である。 伝熱ブロックを熱延コイルの内径部に接触させる工程を示す図である。 伝熱ブロックを熱延コイルの内径部に接触させる工程を示す図である。 伝熱ブロックを熱延コイルの内径部に接触させる工程を示す図である。 スターリングエンジンのヒータを伝熱ブロックに接触させる工程を示す図である。 スターリングエンジンのヒータを伝熱ブロックに接触させる工程を示す図である。 スターリングエンジンのヒータを伝熱ブロックに接触させる工程を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1である顕熱回収装置について説明する。本実施形態である顕熱回収装置は、スターリングエンジンを用いて熱延コイルの熱エネルギを運動エネルギに変換するものである。
まず、スターリングエンジンの動作原理について、図1Aから図1Dを用いて説明する。図1Aから図1Dは、スターリングエンジンの構成を示すとともに、スターリングエンジンの動作を説明する図である。
スターリングエンジン10は、ディスプレーサピストン11を収容する第1シリンダ12を有しており、第1シリンダ12の内部には、膨張空間(高温空間)S1および圧縮空間(低温空間)S2が形成されている。第1シリンダ12には、第1シリンダ12の外部に配置された熱交換器13が接続されており、熱交換器13および第1シリンダ12には、作動ガスが充填されている。
ディスプレーサピストン11および第1シリンダ12の間には、作動ガスの漏れを防止するためのシールが設けられている。作動ガスとしては、伝熱性能を向上させたり、熱交換器13における圧力損失を低減させたりすることができるガスを用いることが好ましく、例えば、ヘリウムを用いることができる。
熱交換器13は、ヒータ13a、再生器13bおよびクーラ13cを有している。ヒータ13aは、第1シリンダ12内の膨張空間S1と接続されており、ヒータ13aおよび膨張空間S1の間で、作動ガスが移動するようになっている。また、クーラ13cは、第1シリンダ12内の圧縮空間S2と接続されており、クーラ13cおよび圧縮空間S2の間で、作動ガスが移動するようになっている。
ヒータ13aは、作動ガスを加熱して、作動ガスを膨張させる。クーラ13cは、作動ガスを冷やして、作動ガスを圧縮させる。ヒータ13aおよびクーラ13cの間には、再生器13bが配置されており、再生器13bは、ヒータ13aからの熱を蓄える機能を有している。ヒータ13aからクーラ13cに作動ガスが移動するときには、作動ガスの熱が再生器13bに蓄えられる。また、クーラ13cからヒータ13aに作動ガスが移動するときには、作動ガスは、再生器13bに蓄えられた熱を受けて高温状態となる。再生器13bは、例えば、ステンレス鋼で形成された金網を積層することによって構成することができる。
第1シリンダ12の圧縮空間S2には、第2シリンダ14が接続されており、第2シリンダ14内には、パワーピストン15が配置されている。パワーピストン15および第2シリンダ14の間には、作動ガスの漏れを防止するためのシールが設けられている。ディスプレーサピストン11およびパワーピストン15は、コンロッドを介してクランクシャフトに接続されており、ディスプレーサピストン11およびパワーピストン15の往復運動は、クランクシャフトの回転力に変換される。
次に、スターリングエンジン10の動作について説明する。
図1Aにおいて、ディスプレーサピストン11を矢印D1の方向に移動させると、圧縮空間S2に存在した作動ガスは、熱交換器13を通過して、膨張空間S1に移動する。ここで、圧縮空間S2内の作動ガスは、クーラ13cを通過し、再生器13bを通過するときに、再生器13bに蓄えられた熱を受け取り、ヒータ13aに移動する。ヒータ13aに移動した作動ガスは、ヒータ13aによって加熱されることによって膨張する。
膨張した作動ガスは、膨張空間S1に移動することにより、ディスプレーサピストン11を矢印D1の方向に押し込む。このディスプレーサピストン11の移動によって、圧縮空間S2内の作動ガスは、第2シリンダ14にも移動し、図1Bに示すように、第2シリンダ14内のパワーピストン15を矢印D2の方向に移動させる。
ディスプレーサピストン11およびパワーピストン15は、クランクシャフトを介して接続されているため、パワーピストン15が矢印D2の方向に移動することに応じて、ディスプレーサピストン11は、図1Cの矢印D3の方向に移動する。ディスプレーサピストン11が矢印D3の方向に移動すると、膨張空間S1内の作動ガスは、熱交換器13を通過して、圧縮空間S2に移動する。
ここで、膨張空間S1内の作動ガスは、再生器13bを通過するときに熱を奪われ、クーラ13cで冷却される。クーラ13cによって冷却された作動ガスは圧縮するため、第2シリンダ14内の作動ガスが第1シリンダ12に移動する。これに伴って、パワーピストン15は、矢印D4の方向に移動する。
上述したように、膨張空間S1および圧縮空間S2において、作動ガスを膨張および圧縮させることにより、ディスプレーサピストン11およびパワーピストン15を往復動作させて、クランクシャフトの回転力(運動エネルギ)を生成することができる。
図1Aから図1Dに示す構成は、スターリングエンジン10の概略を示すものであり、ディスプレーサピストン11およびパワーピストン15の位置関係や、第1シリンダ12および第2シリンダ14の位置関係は、適宜変更することができる。すなわち、本実施形態で用いられるスターリングエンジン10は、作動ガスの膨張および収縮を繰り返して行わせて、運動エネルギを生成できるものであればよい。
次に、本実施形態の顕熱回収装置において、熱延コイルの熱をスターリングエンジン10のヒータ13aに伝達させる機構について説明する。
まず、図2に示すように、熱延コイル20は、一対のコンベヤ31,32に載置され、コンベヤ31,32によって一方向に搬送される。熱延コイル20の中心には、空間を形成する内径部21が設けられている。一対のコンベヤ31,32は、内径部21の空間を塞がない位置で熱延コイル20を保持している。
図3に示すように、コンベヤ31,32の下方には、スターリングエンジン10が配置されており、スターリングエンジン10は、第1昇降機40によって支持されている。第1昇降機40は、スターリングエンジン10をコンベヤ31,32に近づく方向に移動(上昇)させたり、コンベヤ31,32から離れる方向に移動(下降)させたりする。第1昇降機40は、公知の構成を適宜用いることができ、例えば、パンタグラフを利用した機構を採用することができる。
スターリングエンジン10の上部には、ヒータ13aが設けられている。第1昇降機40によってスターリングエンジン10を上昇させると、ヒータ13aを、一対のコンベヤ31,32の間を通過して、熱延コイル20の内径部21に進入させることができる。また、第1昇降機40によってスターリングエンジン10を下降させると、ヒータ13aを内径部21から退避させ、一対のコンベヤ31,32の間を通過して初期位置に戻すことができる。
ヒータ13aは、テーパ面で構成された先端部13a1と、円柱状に形成された基端部13a2とを有している。基端部13a2の径R1は、熱延コイル20の内径部21における径R2よりも小さくなっている。先端部13a1においては、基端部13a2側から先端に向かうにつれて径が小さくなっている。
一対のコンベヤ31,32の上方には、一対の伝熱ブロック51,52が配置されている。伝熱ブロック51,52は、同一形状に形成されており、面対称に配置されている。伝熱ブロック51,52は、後述するように、熱延コイル20の顕熱を伝達するために用いられるため、熱伝導率の高い材料(例えば、銅合金)で形成することが好ましい。
伝熱ブロック51,52は、第2昇降機53のアーム53a,53bに接続されており、第2昇降機53の動作によって、一対のコンベヤ31,32に近づく方向に移動(下降)したり、一対のコンベヤ31,32から離れる方向に移動(上昇)したりする。
伝熱ブロック51,52を下降させることにより、伝熱ブロック51,52を熱延コイル20の内径部21に進入させることができる。また、伝熱ブロック51,52を上昇させることにより、伝熱ブロック51,52を内径部21から退避させることができる。
また、第2昇降機53のアーム53a,53bは、互いに近づく方向に移動したり、離れる方向に移動したりすることができる。図3に示す状態では、伝熱ブロック51,52が互いに接触している。
図4には、伝熱ブロック51,52の外観図を示している。伝熱ブロック51のうち、伝熱ブロック52と対向する面には、溝部51aが形成されている。同様に、伝熱ブロック52のうち、伝熱ブロック51と対向する面には、溝部52aが形成されている。溝部51a,52aは、スターリングエンジン10におけるヒータ13aの先端部13a1に沿って形成されており、先端部13a1と接触する。また、伝熱ブロック51,52の外周面51b,52bは、熱延コイル20の内径部21に沿った形状に形成されている。
次に、熱延コイル20から顕熱を回収するときの動作について説明する。
まず、コンベヤ31,32によって熱延コイル20を所定位置まで搬送する。所定位置とは、上述したように伝熱ブロック51,52やヒータ13aを内径部21に進入させることができる熱延コイル20の位置である。
図5Aは、伝熱ブロック51,52の初期位置を示す。ここで、図5Aに示すように、第2昇降機53を駆動することにより、初期位置にある伝熱ブロック51,52を下降させ、熱延コイル20の内径部21に伝熱ブロック51,52を進入させる。
つぎに図5Bに示すように、伝熱ブロック51,52を互いに離れる方向、言い換えれば、熱延コイル20の径方向に移動させることにより、伝熱ブロック51,52の外周面51b,52bを熱延コイル20の内径部21に接触させる。伝熱ブロック51,52の外周面51b,52bは、内径部21に沿った形状に形成されているため、図5Cに示すように、外周面51b,52bを内径部21に対して隙間無く接触させることができる。図5Cは、図5Bの矢印D5の方向から見たときの上面図である。
ここで、熱延コイル20の内径部21には、熱延コイル20の一端部が存在しているため、伝熱ブロック51,52の外周面51b,52bは、熱延コイル20の一端に接触させないことが好ましい。熱延コイル20の一端部が位置する領域は、熱延コイル20の厚さの分だけ段差が生じているため、一端部が位置する領域に伝熱ブロック51,52の外周面51b,52bを接触させてしまうと、外周面51b,52bおよび内径部21の間に隙間が生じてしまう。この隙間は、伝熱ブロック51,52よりも熱伝導率の低い空気層となるため、熱延コイル20の顕熱を電動ブロック51,52に効率良く伝達させることができなくなってしまう。
熱延コイル20をコンベヤ31,32に載置するときに、熱延コイル20の向きを揃えておけば、内径部21において、熱延コイル20の一端部が存在する位置を概ね固定することができる。一方、センサを用いることにより、内径部21のうち、熱延コイル20の一端部が存在する領域を検出することもできる。熱延コイル20の一端部を検出する場合には、検出結果に応じて、伝熱ブロック51,52の向きを変更して、伝熱ブロック51,52の外周面51b,52bが熱延コイル20の一端部に接触しないようにすることができる。伝熱ブロック51,52の向きを変更するためには、内径部21への挿入方向を回転軸として、伝熱ブロック51,52を回転させればよい。
次に、第1昇降機40を駆動することにより、図6Aに示すように、初期位置にあるスターリングエンジン10を上昇させ、ヒータ13aを熱延コイル20の内径部21に進入させる。熱延コイル20の内径部21には、既に伝熱ブロック51,52が位置しているため、スターリングエンジン10の上昇に応じて、ヒータ13aの先端部13a1は、図6Bに示すように、伝熱ブロック51,52の溝部51a,52aと接触する。図6Cは、図6Bの矢印D6の方向から見たときの上面図である。
ここで、ヒータ13aの先端部13a1および伝熱ブロック51,52の溝部51a,52aは、テーパ面で構成されているため、先端部13a1を溝部51a,52aに接触させた状態で、先端部13a1を上方に変位させれば、伝熱ブロック51,52の外周面51b,52bを熱延コイル20の内径部21に密接させることができる。これにより、熱延コイル20の顕熱は、伝熱ブロック51,52を介してヒータ13aに伝達され、スターリングエンジン10の熱源として利用することができる。
本実施形態によれば、熱延コイル20の顕熱を運動エネルギとして回収することができ、発電機を用いて電気エネルギーとして有効活用することができる。また、本実施形態では、熱延コイル20の顕熱を積極的に回収することができるため、熱延コイル20をコイルヤードで放熱する場合に比べて、熱延コイル20の冷却期間を短縮することもできる。
本実施形態では、図4に示す形状の伝熱ブロック51,52を用いているが、これに限るものではない。すなわち、スターリングエンジン10のヒータ13aを熱延コイル20の内径部21に進入させた状態において、伝熱ブロックがヒータ13aおよび内径部21に接触することができればよい。
本実施形態では、2つの伝熱ブロック51,52を用いているが、3つ以上の伝熱ブロックを用いることもできる。すなわち、ヒータ13aの外周面(内径部21と対向する面)を複数の領域に分けたときに、各領域に対応した位置に伝熱ブロックを配置することができる。この場合においても、各伝熱ブロックには、ヒータ13aのテーパ面と接触するテーパ面を形成しておけばよい。これにより、伝熱ブロックをヒータ13aおよび熱延コイル20の内径部21に効率良く接触させることができる。
本実施形態では、図2に示すように熱延コイル20を横置きにした状態でスターリングエンジン10および伝熱ブロック51,52を上下方向から内径部21に進入させるようにしているが、これに限るものではない。すなわち、熱延コイル20を縦置きにし、スターリングエンジン10および伝熱ブロック51,52を水平方向の左右から内径部21に進入させる方法を用いても良い。
10:スターリングエンジン、11:ディスプレーサピストン、12:第1シリンダ、
13:熱交換器、13a:ヒータ、13a1:先端部、13a2:基端部、
13b:再生器、13c:クーラ、14:第2シリンダ、15:パワーピストン、
S1:膨張空間、S2:圧縮空間、20:熱延コイル、21:内径部、
31,32:コンベヤ、40:第1昇降機、51,52:伝熱ブロック、
51a,52a:溝部、51b,52b:外周面、53:第2昇降機、
53a,53b:アーム、

Claims (7)

  1. 熱延コイルの顕熱を回収する顕熱回収装置であって、
    ヒータの加熱による作動ガスの膨張と、クーラの冷却による作動ガスの圧縮とを繰り返して運動エネルギを生成するスターリングエンジンと、
    前記ヒータおよび前記熱延コイルに接触して、前記熱延コイルの顕熱を前記ヒータに伝達する伝熱部材と、
    を有することを特徴とする顕熱回収装置。
  2. 前記ヒータおよび前記伝熱部材は、前記熱延コイルの中心に空間を形成する内径部に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の顕熱回収装置。
  3. 前記ヒータおよび前記伝熱部材は、互いに接触する領域において、前記内径部への挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有することを特徴とする請求項2に記載の顕熱回収装置。
  4. 前記伝熱部材のうち、前記内径部と接触する接触面は、前記内径部に沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の顕熱回収装置。
  5. 前記伝熱部材の前記接触面は、前記内径部のうち、前記熱延コイルの端部が位置する領域とは異なる領域と接触することを特徴とする請求項4に記載の顕熱回収装置。
  6. 前記伝熱部材は、前記ヒータを覆う形状に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の顕熱回収装置。
  7. 前記熱延コイルの内径部に対して進入可能な位置に配置され、前記ヒータが前記内径部に進入した位置と、前記ヒータが前記内径部から退避した位置との間で前記スターリングエンジンを移動させる第1の駆動機構と、
    前記第1の駆動機構と同様に、前記熱延コイルの前記内径部に対して進入可能な位置に配置され、前記内径部に進入した位置と、前記内径部から退避した位置との間で前記伝熱部材を移動させる第2の駆動機構と、
    を有することを特徴とする請求項2から6のいずれか1つに記載の顕熱回収装置。
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