JP5389430B2 - Car door sash structure - Google Patents
Car door sash structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP5389430B2 JP5389430B2 JP2008324180A JP2008324180A JP5389430B2 JP 5389430 B2 JP5389430 B2 JP 5389430B2 JP 2008324180 A JP2008324180 A JP 2008324180A JP 2008324180 A JP2008324180 A JP 2008324180A JP 5389430 B2 JP5389430 B2 JP 5389430B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- door sash
- groove
- corner piece
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
本発明は、自動車の乗降ドアのサッシュのコーナー部に、シール性の向上を目的とするコーナーピースを設けたドアサッシュ構造に関するものである。 The present invention relates to a door sash structure in which a corner piece for improving a sealing property is provided at a corner portion of a sash of a passenger door of an automobile.
図1乃至図5を参照して説明する。従来、自動車には、ドアサッシュ2に取付けられ、ボディパネル20に弾接するドアウエザーストリップ10と、ボディパネル20のドア開口縁に沿って取付けられ、前記ドアサッシュ2に弾接するオープニングシール30を備えたいわゆる二重シール構造が多く採用されている。
This will be described with reference to FIGS. Conventionally, an automobile includes a
こうした二重シール構造では、ドアサッシュ2のコーナー部にオープニングシール30との弾接面積を大きくしてより優れたシール性を確保するためにコーナーピース41が取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、こうした従来の二重シール構造においては、ドア閉時に破裂音が発生するといった問題がある。これは、図3乃至図5に示す空隙部Gに、空気が閉じこめられ、ドアが完全に閉じる瞬間に急速に流出する圧縮空気によってドアウエザーストリップ10やオープニングシール30が振動することにより発生するものである。この現象は、オープニングシール30との弾接面積を大きくするためのコーナーピース41を設けた従来のドアサッシュ構造40によって、さらに顕著に現れている。
However, such a conventional double seal structure has a problem that a popping sound is generated when the door is closed. This occurs when air is trapped in the gap G shown in FIGS. 3 to 5 and the
本発明はこうした問題を解決するために創案されたもので、ドア閉時に破裂音が発生することのないドアサッシュ構造を提供することを課題とする。 The present invention was devised to solve these problems, and an object of the present invention is to provide a door sash structure that does not generate a plosive sound when the door is closed.
図1、図3、図5〜図7を参照して説明する。請求項1に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、自動車のドアサッシュ2に取付けられ、ボディパネル20に弾接するドアウエザーストリップ10と、前記ボディパネル20のドア開口縁に沿って取付けられ、前記ドアサッシュ2に弾接するオープニングシール30を備え、前記ドアサッシュ2のコーナー部に、前記オープニングシール30が弾接するコーナーピース3を設けた二重シール構造における構造であり、前記コーナーピース3に、前記オープニングシール30が弾接する弾接面Sを横断する溝部4を設け、ドア閉時に前記溝部4から空気(圧縮空気)を逃がして破裂音の発生を防止することを特徴とするものである。
This will be described with reference to FIGS. 1, 3, and 5 to 7. The automobile door sash structure 1 according to claim 1 is attached to a
請求項2に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、自動車のドアサッシュ2に取付けられ、ボディパネル20に弾接するドアウエザーストリップ10と、前記ボディパネル20のドア開口縁に沿って取付けられ、前記ドアサッシュ2に弾接するオープニングシール30を備え、前記ドアサッシュ2のコーナー部に、前記オープニングシール30が弾接するコーナーピース3を設けた二重シール構造における構造であり、前記コーナーピース3に、前記オープニングシール30が弾接する弾接面Sを横断する溝部4を設け、また、前記溝部4を屈曲状に形成し、ドア閉時に前記溝部4から空気(圧縮空気)を逃がして破裂音の発生を防止することを特徴とするものである。屈曲状とは、直線状以外の状態を意味し、例えば、くの字状、S字状、あるいはジグザグ状を含む。
The automobile door sash structure 1 according to
請求項3に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、請求項1または2に記載の発明において、前記コーナーピース3を樹脂製としたことを特徴とするものである。
The automobile door sash structure 1 according to
請求項4に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、請求項1乃至3に記載の発明において、前記溝部4の深さおよび幅を約1mmに設定したことを特徴とするものである。
The automobile door sash structure 1 according to
請求項1に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、ドアウエザーストリップ10とオープニングシール30を備え、ドアサッシュ2のコーナー部に、オープニングシール30が弾接するコーナーピース3を設けた二重シール構造において、コーナーピース3に、オープニングシール30が弾接する弾接面Sを横断する溝部4を設け、ドア閉時に溝部4から空気を逃がすようにしているので、ドア閉時における破裂音の発生を防止することができる。
The automobile door sash structure 1 according to claim 1 is provided with a
すなわち、破裂音は、前述したように、図3乃至図5に示す空隙部Gに空気が閉じこめられた後、急速に流出する圧縮空気によってドアウエザーストリップ10やオープニングシール30が振動して発生するものであるが、本発明ではその圧縮空気を、図8の矢印で示すように、溝部4から逃がすので、ドアウエザーストリップ10等は振動せず、よって破裂音を発しない。
That is, as described above, the plosive sound is generated when the
なお、空隙部Gの空気は、ドアを閉じることにより圧縮されたままの状態で、溝部4から抜けるので、ドアを閉じた際のクッションとして機能する。従って、ドア閉じ音を軽減し、良好なドア閉じ性を発揮する。
Note that the air in the gap G escapes from the
請求項2に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、請求項1に記載の発明と同様に、ドア閉時における破裂音の発生を防止することができる。また、溝部4を屈曲状に形成しているので(すなわち、溝部4は直線状ではないので)、音の通過を抑制して優れた遮音性を確保することができる。また、同様の理由で、水の侵入を防止することができる。
The automobile door sash structure 1 according to
請求項3に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、請求項1および2に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、コーナーピース3を樹脂製としたので、金属製と比較して、溝部4を容易に形成することができる。従って、生産性の向上を図ることができる。
The automobile door sash structure 1 according to the third aspect exhibits the same effects as the inventions according to the first and second aspects. Moreover, since the
請求項4に記載の自動車ドアサッシュ構造1は、請求項1乃至3に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、溝部4の深さおよび幅を約1mmに設定したので、ドア閉時における圧縮空気を良好に逃がすことができると共に、良好な遮音性を確保し、また、水の侵入も防止することができる。
The automobile door sash structure 1 according to the fourth aspect exhibits the same effects as the invention according to the first to third aspects. In addition, since the depth and width of the
本発明に係る自動車ドアサッシュ構造1の実施形態を、図1、図3、図4、図6乃至図8に示す。このドアサッシュ構造1は、自動車のドアサッシュ2に取付けられ、ボディパネル20に弾接するドアウエザーストリップ10と、ボディパネル20のドア開口縁に沿って取付けられ、ドアサッシュ2に弾接するオープニングシール30を備える二重シール構造におけるものである。また、このドアサッシュ構造1は、ドアサッシュ2のコーナー部に、オープニングシール30が弾接するコーナーピース3を備える。
Embodiments of an automobile door sash structure 1 according to the present invention are shown in FIGS. 1, 3, 4, 6 to 8. The door sash structure 1 is attached to a
ドアウエザーストリップ10は、ドアサッシュ2に形成された断面略U字状のリテーナー5に組付く取付基部11と、ボディパネル20に弾接する中空シール部12およびアウターリップ13を備える。また、オープニングシール30は、ボディパネル20のドア開口縁に沿って形成されたフランジ21に組付く断面略U字状のベース部31と、直線部ではドアサッシュ2に弾接し、コーナー部ではコーナーピース3に弾接する中空弾接部32と、内装材Mに接触する内装トリム33、およびフランジ21に係止する係止リップ34を備える。
The
そして、このコーナーピース3の室内側表面に、オープニングシール30が弾接する弾接面S(図7の斜線部分)を横断する溝部4を設け、ドア閉時にこの溝部4から空気(圧縮空気)を逃がすようにしている。本実施形態では、コーナーピース3を略三角形状とし、溝部4をドアサッシュ2に当接する略上方部3aから略下方部3bに至るまで、当該コーナーピース3を上下斜めに横切る形態で設けている。
And the
こうした溝部4を形成したことにより、ドア閉時において、圧縮空気を溝部4から逃がすことができるので、ドアウエザーストリップ10およびオープニングシール30は振動せず、よって破裂音の発生を防止することができる。
Since the
なお、空隙部Gの空気は、ドアを閉じることにより圧縮されたままの状態で、溝部4からゆっくり抜ける。従って、ドアを閉じた際にはクッションとして機能し、いわゆるドア閉じ音の軽減を図り、良好なドア閉じ性を得ることができる。
Note that the air in the gap G slowly escapes from the
また、本実施形態では、溝部4を屈曲状(ジグザグ状)に形成している。これにより、壁面4aを形成することができるので、直線状に形成した場合と比較して、車内外からの音の通過を抑制して優れた遮音性を確保することができると共に、水の侵入を防止することができる。
Moreover, in this embodiment, the
さらに、本実施形態では、コーナーピース3を樹脂製としている。これによって、金属製の場合と比較して、溝部4を容易に形成することができ、生産性の向上を図ることができる。なお、コーナーピース3は樹脂製以外(例えば、金属)で形成することもできる。
Furthermore, in this embodiment, the
さらに、本実施形態における溝部4は、その深さおよび幅を約1mmに設定している。従って、ドア閉時における圧縮空気を良好に逃がすことができると共に、良好な遮音性を確保し、また、水の侵入も防止することができる。なお、溝部4の深さと幅は、1mm以上またはそれ以下とすることもできる。
Further, the depth and width of the
なお、本実施形態では、溝部4は1本としているが、その数は限定されず、例えば、図9に示すように、複数本形成することができる。また、図10に示すように、S字状とすることができる。また、溝部4はコーナーピース3を上下斜めに横切る形態で形成しているが、これに限定されるものではなく、コーナーピース3の弾接面Sを横断するものであれば良い。従って、例えば、図11に示すように、コーナーピース3の上端(斜辺端3a)まで達しない状態で構成することもできる。
In the present embodiment, the number of the
1 ドアサッシュ構造
2 ドアサッシュ
3 コーナーピース
3a 略上方部
3b 略下方部
4 溝部
4a 壁面
5 リテーナー
10 ドアウエザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 アウターリップ
20 ボディパネル
21 フランジ
30 オープニングシール
31 ベース部
32 中空弾接部
33 内装トリム
34 係止リップ
40 ドアサッシュ構造
41 コーナーピース
G 空隙部
M 内装材
S 弾接面
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008324180A JP5389430B2 (en) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | Car door sash structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008324180A JP5389430B2 (en) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | Car door sash structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010143470A JP2010143470A (en) | 2010-07-01 |
JP5389430B2 true JP5389430B2 (en) | 2014-01-15 |
Family
ID=42564340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008324180A Expired - Fee Related JP5389430B2 (en) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | Car door sash structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5389430B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1286327C (en) | 1996-02-28 | 2006-11-22 | 松下电器产业株式会社 | High-resolution optical disk for recording stereoscopic video, optical disk reproducing device, and optical disk recording device |
JP6349123B2 (en) * | 2014-03-28 | 2018-06-27 | 株式会社Subaru | Vehicle door structure |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002154336A (en) * | 2000-09-07 | 2002-05-28 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | Door structure for automobile |
JP2007186137A (en) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | Glass run |
-
2008
- 2008-12-19 JP JP2008324180A patent/JP5389430B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010143470A (en) | 2010-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6118545B2 (en) | Weather strip mounting structure | |
JP2017171018A (en) | Door weather strip | |
JP4320728B2 (en) | Seal structure and sealing strip for vehicle panel assembly | |
JP5389430B2 (en) | Car door sash structure | |
JP5568795B2 (en) | Weather strip for automobile | |
JP2010058621A (en) | Seal structure of roof side door frame | |
JP6263011B2 (en) | Door weather strip | |
JP4937829B2 (en) | Weather strip for automobile | |
JP5587062B2 (en) | Low specific gravity door weather strip | |
JP2004189212A (en) | Door opening trim weather strip for automobile | |
JP2008001123A (en) | Weather strip for automobile | |
JP6135606B2 (en) | Car exterior structure | |
JP5829481B2 (en) | Weather Strip | |
JP2008230527A (en) | Door weather strip | |
JP5145025B2 (en) | Automotive weatherstrip | |
JP2006224698A (en) | Front edge seal for engine hood of automobile | |
JP4520805B2 (en) | Door weather strip and door seal structure | |
JP5249637B2 (en) | Automotive weatherstrip | |
JP4739052B2 (en) | Back door seal structure | |
JP2010163067A (en) | Weather strip for automobile | |
JP4294410B2 (en) | Weather strip for automobile | |
JP5618950B2 (en) | Vehicle door structure | |
JP2005075168A (en) | Weather strip | |
JP4401917B2 (en) | Weather strip mounting structure | |
JP2009274495A (en) | Door weather strip for automobile |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131008 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131009 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5389430 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |