JP5383694B6 - 偏平容器 - Google Patents

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ヴィコフスキー・アルトゥール
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ホフマン・ネオパック・アクチエンゲゼルシャフト
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本発明の対象は、請求項1の前提部分に記載した、紙巻きタバコ、葉巻、砂糖菓子等のための偏平容器である。
高価な紙巻きタバコ、葉巻、シガリロ等と砂糖菓子はしばしば、金属薄板容器に入れて販売される。なぜなら、これらの物品が容器の中で損傷しないように保存され、さらに最初に開けるまで、大きな空気密度および水蒸気密度が保証されるからである。後者は問題である。というのは、枢着された蓋による金属薄板容器の閉鎖が困難であり、従ってしばしば物品を例えばアルミニウム箔または積層物内に密閉し、その後で容器に入れるからである。
本発明の課題は、容器の下側部分、すなわち物品(紙巻きタバコ、葉巻等)が入れられる容器下側部分を、できるだけ空気や水蒸気を通さないように閉鎖することにある。本発明の他の課題は、空気密度や水蒸気密度を生じる閉鎖体を、工具を用いないで、容器下側部分から取り外すことができるようにすることにある。
この課題は請求項1の特徴を有する容器よって解決される。容器の有利な実施形態は従属請求項に記載してある。
容器下側部分を適切に成形することにより、フィルムまたは膜をこの容器下側部分に接着または封緘することができる。その際、封緘面は肩を有する段差部によって形成され、この肩は膜と容器下側部分との間に十分に大きな接着面を生じる。塞ぐべき物品を容器下側部分に充填した後の膜の封緘は、加熱したダイによって簡単に行うことができる。支持面上での容器下側部分の全面載置により、封緘熱が最適に導出され、それによって充填物質が熱に対して保護される。その際、容器下側部分の変形は行われない。封緘面の本発明による成形は、封緘膜の精密なセンタリングを完全に容器の内部において可能にする。膜の剥がし/剥離は、工具を用いないで手で容易に行うことができる。その際、容器下側部分の全面が残り屑のないように開放する。さらに、容器は深絞りによって低コストで製作可能であり、空になった後で完全にリサイクル可能である。というのは、合成樹脂部品が容器に連結されていないからである。
図示した実施形態に基づいて本発明を詳しく説明する。
容器下側部分と容器上側部分を有する閉じた容器の斜視図である。 前側半部を切断した、図1の容器の斜視図である。 後側から見た容器の斜視図である。 閉鎖膜を部分的に剥がした開放容器の斜視図である。 膜を取り外した開放容器の斜視図である。 封緘フィルムを備えていない、容器の後側縁部領域の拡大断面図である。 封緘フィルムを備えた、容器の後側縁部領域の拡大断面図である。 容器上側部分を載せた容器下側部分の他の実施形態の部分断面図である。 蓋を備えていない、図8aの容器下側部分の部分断面図である。 引っ込めた封緘面を有する容器の部分断面図である。 引っ込めた封緘面と上側から作用する加熱工具を有する容器の部分断面図である。
図において容器は参照符号1で示してある。この容器は容器下側部分3と容器上側部分5を有する。容器下側部分3と容器上側部分5は周方向の側壁3′、3″または5′、5″を有する。両容器部分3、5はヒンジ7によって互いに連結されている。このヒンジ7は適当な形に形成された耳部によって容器下側部分と容器上側部分のエッジに形成されている。容器上側部分5の一方の側壁5″には、本例では2つの長方形の切欠き9が打ち抜き形成されている。この切欠きはエッジに対して平行に延在している。両切欠き9には舌片11が係合する。この舌片は側壁3″の一部であり、変形プロセス(折り曲げ/縁巻き)によって形成される(生じる)。従って、容器下側部分3は打ち抜き等によって穴をあけられていない。容器下側部分3の側壁3′、3″の上側範囲内には、内側に向いた鼻状の段差部13が変形工程によって形成されている。段差部13の上側の面15は、底17と容器下側部分3の自由上側エッジ(頂部S)に対して平行に延在している。面15は容器下側部分3の全周に沿って延在している(特に図6と図7参照)。面15は側壁3′、3″の頂部Sから垂直方向に間隔をおいて設けられている。すなわち、面は上側エッジから離隔されている。それによって、面は膜またはフィルム19(図7)のための周方向に延びる帯状の平らな載置部を形成する。この膜またはフィルムは接着剤によって段差部13に剥がすことができるように保持される。接着剤としてホットメルトが使用されるかあるいは容器下側部分3の内側表面がフィルム19の下面と同様に、封緘可能なワニス(PE、PVCまたはPPを含むワニス)でコーティングされている。フィルム19を段差部13から容易に剥がすことができるようにするために、一方では、接着剤を剥がすことができるようにしなければならず、そしてフィルム19に舌片21が一体に成形されている。この舌片はフィルム19を段差部13上に載せて封緘した後で、2本の指で掴んで上方へ容易に持ち上げることができる。
充填物質(紙巻きタバコ、シガリロ等)を充填した後の段差部13上への封緘フィルム19の装着は、段差部13の輪郭にならう加熱された封緘工具によってあるいは超音波溶接によって簡単に行うことができる。封緘押圧力の支持は外部から簡単に行うことができる。更に、封緘によって生じる熱は充填物質から大きく離れている。容器下側部分3には打ち抜き部、切欠き等が形成されていないので、フィルム19の下方にある充填物質室23は封緘された後で気密におよび水蒸気を通さぬように閉鎖され、充填物質のための最適な状態を保証する。
図8a〜図8dに示した容器1の実施形態では、幅広の段差部が封緘面として容器下側部分3に形成されている。容器下側部分3と蓋5との間の連結はここでは詳しく示していない。図6、図7に示したヒンジによってあるいは他の方法で、この連結を行うことができる。
フィルム19と(封緘面の)段差部13との間の申し分のない封緘連結を達成するために、封緘時に、段差部13に下側から作用する支持装置27が段差部13の下側に案内される。支持装置27は好ましくは、少なくとも段差部13の下方でこの段差部の全面に接触するように形成されている。段差部13の幅全体にわたって延在する封緘工具29を用いて、段差部13とフィルム19と封緘工具29との最適な全面接触を達成することができる。その際、容器下側部分3は軸方向の力Fを受け止める必要がない。
さらに、封緘工具29によって生じた温度Tは、封緘領域において、支持装置27によって直接導出される。それによって、容器1の縁部領域における温度上昇による充填物質の品質低下が回避される。
容器上側部分5は好ましくは縁部5′、5″の間にある面が深絞りによって下がっている。すなわち、容器上側部分の中央領域がその縁部よりも低い位置にある。図6から容易に分かるように、中央部分25はフィルム19に対して平行に延在し、このフィルムに対してきわめて短い間隔を有するかあるいは間隔を有していない。この手段により、ほとんどが非常に薄いフィルム19は、例えば容器1を落としたときに、充填室23内の充填物質による損傷に対して保護される。換言すると、フィルムが機械的な応力を受けないので、はるかに薄いフィルム19を使用することができる。

Claims (7)

  1. 容器下側部分(3)と容器上側部分(5)とを備え、この両部分(3、5)が少なくとも1個の、変形プロセスによって形成された、ヒンジ(7)によって互いに枢着連結されている、紙巻きタバコ、葉巻、砂糖菓子等のための、
    深絞りによって変形可能な材料から成る偏平容器(1)において、
    封緘面(15)としての周方向に延在する段差部(13)が容器下側部分(3)に形成され、この段差部が、容器下側部分(3)内の充填室(23)を上側から気密に閉鎖するフィルム(19)を載置封緘するように形成されていること、
    周方向に延在する段差部(13)が、周方向に延在し内側の方に向いた容器下側部分(3)の条溝によって形成されていること、
    段差部(13)が、変形工程によって、鼻状に、且つ、内側に向いて形成されていること、および、
    上記ヒンジ(7)が、容器下側部分(3)のエッジにおいて、容器下側部分(3)の側壁(3″)の外側で、
    − 容器上側部(5)の一方の側壁(5″)に2つの長方形の切欠き(9)が打ち抜き形成されており、この切欠きがエッジに対して平行に延在しており、
    − これら両切欠き(9)に舌片(11)が係合し、その際、この舌片が上記容器下側部分(3)の側壁(3″)の一部であり、変形プロセスによって形成されている、
    というやり方で形成されていることを特徴とする容器。
  2. 段差部(13)の封緘面(15)が容器上側エッジの頂部Sから離して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 段差部(13)の封緘面(15)に接着剤が塗布されるかまたは容器下側部分(3)の内面とフィルム(19)の下面が封緘可能なワニスをコーティングされていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 封緘面(15)を形成する段差部(13)がほぼ完全に容器(1)の側壁(3″)の内側に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 封緘面(15)の外側に、周方向に延在する縁部(31)が形成され、この縁部が蓋部分(5)を載置しフィルム(19)をセンタリングするように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の容器。
  6. 容器上側部分(5)の中央部分(25)が下方に窪んでいることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器。
  7. 容器上側部分(5)の中央部分(25)が、容器(1)の閉鎖時に、フィルムに対して少しだけ離れているかまたはこのフィルムに接触していることを特徴とする請求項6に記載の容器。
JP2010534334A 2007-11-26 2008-10-31 偏平容器 Active JP5383694B6 (ja)

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CH1821/07 2007-11-26
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CH01650/08A CH698094A2 (de) 2007-11-26 2008-10-17 Flacher Behälter.
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