JP5383361B2 - 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、被写体を追尾することが可能な撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
従来、画像の情報を用いて被写体を追尾する方法として、輝度信号を用いた方法と色信号を用いた方法が知られている。輝度信号を用いた方法には、連続するフレームに対して、画像の特徴的な部分における輝度信号の画素同士の差の絶対値和が最小になる位置から動きベクトルを検出するというものなどがある。色信号を用いた方法には、画像の特徴的な部分の色を特徴量として記憶し、その色が画像のどの領域に存在するかを検出していくというものなどがある。
輝度信号を用いた方法では検出精度が高い反面、被写体を見失った際には再検出が困難であり、色信号を用いた方法では被写体の再検出は容易だが、検出精度が低いという特徴がある。
そこで、輝度信号、色信号の両者を用いた方法として、特許文献1では、次のような被写体追尾装置が開示されている。即ち、輝度信号を用いて別フレームの画像信号からの被写体の検出を行い、輝度信号では被写体を見失ったと判断した際には色信号で再検出する。このとき、被写体を見失ったことは画像信号から判定する。色信号を用いて被写体が再検出されたら再度輝度信号を用いて追尾を行う。
特開平8−237536号公報
上述の特許文献1に開示された従来技術では、被写体を見失ったことを画像信号から判定しており、被写体を見失った際に色信号を用いる構成になっている。しかしながら、画像のノイズが多くなったり、ブレが発生しやすくなるような、輝度信号による追尾性能が低下するような撮影条件において、画像信号から必ず正確に被写体を見失ったと判定できるとは限らない。そのため、そのような場合には誤った位置を追尾をしてしまう可能性があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、撮影条件によらず被写体を正確に追尾することができる撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体像を撮影する撮像手段と、前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え、前記撮像手段による撮影時の露光時間が所定の時間よりも短い場合には前記第1の追尾手段に、前記露光時間が前記所定の時間よりも短くない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影条件によらず被写体を正確に追尾することが可能になる。
撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。 デジタルカメラ100を起動してからの動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における追尾処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における追尾処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における追尾処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
<デジタルカメラの構成>
図1は、本発明の撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ100は、被写体像を結像させるためのレンズ10を備えている。また、レンズ駆動回路42によりレンズ位置を撮影光軸に沿って前後に動かすことで焦点を調節したり、画角を調節することも可能である。さらに、ブレ量検知回路44で測定したカメラのブレ量を基に、手ブレ補正回路40によってレンズを駆動し、手ブレをキャンセルする方向に光軸を変化させることで光学的な手ブレ補正を行う構成とすることも可能である。ブレ量検知回路44には、ジャイロセンサーが含まれている。レンズ10を通過した光は絞り14によりその光量が調節される。
システム制御回路60は、絞り制御情報を絞り駆動回路26に伝達することで、絞り14の開き量を制御する。システム制御回路60は、これらの絞り14と絞り駆動回路26を用い、被写体輝度が高い場合は絞りを絞って光量を落とすように制御し、被写体輝度が低い場合は絞りを開放にして光を多く取り込むように制御する。
また、システム制御回路60は、メカニカルシャッタの制御情報をメカニカルシャッタ駆動回路28に伝達することで、メカニカルシャッタ12を制御する。静止画撮影時の露光時間は、メカニカルシャッタ12の開閉時間により決定され、この時間はシステム制御回路60が時間を判断し、メカニカルシャッタ駆動回路28に指示を出す。
レンズ10、メカニカルシャッタ12、及び絞り14を通過した光は、CCDやCMOSイメージセンサから成る撮像素子16で受光される。システム制御回路60は、撮像素子制御信号をTG(Timing Generator)24に伝達することで、撮像素子16を制御する。TG24は、システム制御回路60から受信した制御情報を基に撮像素子16を駆動する。撮像素子16は素子への露光と、露光した信号の読み出し作業を周期的に行っており、この作業はTG24からの駆動信号を基準に行われる。
撮像素子16で露光した信号のうち、特定のラインや特定の領域のみを読み出してくることが可能である。これは、TG24から出力される読み出し制御パルスにより読み出し方式を変更することで実現できる。システム制御回路60は状況に応じて最適な読み出し方式を決定し、TG24に指示する。
例えば、静止画撮影時は高解像度が要求されるため撮像素子16の全画素の信号を読み出し、電子ファインダ時や動画撮影時は30fps/60fpsなどの高いフレームレートが要求されるため特定のラインだけ間引いて読み出す、といった使い分けを行う。
また、TG24は、撮像素子16の露光時間を制御することが可能である。任意のタイミングで、素子がチャージした電荷を開放するように、TG24から撮像素子16へ駆動信号を出すことでこれを可能としている。
撮像素子16から読み出された画像信号は、CDS回路(Correlated Double Sampler)18を通過する。CDS回路18は相関二重サンプリング方式により画像信号のノイズ成分を除去することを主な役割とする。その後、画像信号は、PGA回路(Programmable Gain Amplifier)20により、画像信号レベルを減衰/増幅することができる。システム制御回路60は、増幅レベルをPGA20に伝達することで増幅量を制御する。
通常、撮像素子16の露出を適正にするには、絞り14で撮像素子16への露光量を適切に設定すると共に、シャッタにより露光時間を適切に設定することで実現される。しかし、PGA20で画像信号を減衰/増幅することで、擬似的に画像信号の露出を変える役割を担うことができる。これは、絞りやシャッタ速度と並ぶ撮影時の露出条件の一つとして、感度という概念でユーザに機能提供することが可能である。
画像信号は、A/D変換回路(Analog/デジタル Converter)22によってアナログ信号からデジタル信号へ変換される。A/D変換回路22でデジタル化された画像データは画像処理回路50へ入力される。画像処理回路50は複数のブロックから構成され、様々な機能を実現している。
撮像素子16は、カラーフィルタを通して各画素ごとに特定の色成分を抽出するのが一般的である。A/D変換回路22からの画像データは撮像素子16の画素及びカラーフィルタ配置に対応したデータ形式になっている。
画像処理回路50は、画像信号から色信号を排除し、輝度信号のみを抜き出す機能を備えている。さらに、画像処理回路50は、撮像素子16から読み出された信号の周波数成分のみを抜き出す機能を備え、自動ピント合わせ制御(AF:Auto Focus)時に使用することができる。また、画像処理回路50は、A/D変換回路22によりデジタル化された画像データのレベルの増減、画像の色効果などを操作する機能を備え、撮影画像の画質を調節するという役割も担っている。
A/D変換回路22でデジタル化された画像データは画像処理回路50へ入力されると同時に、一時記憶メモリ30に記憶することができる。一旦、一時記憶メモリ30に記憶した画像データは再度読み出すことができ、システム制御回路60から画像データを参照したり、読み出した画像データを画像処理回路50に入力することが可能である。さらに、画像処理回路50で画像処理した画像データを一時記憶メモリ30に書き戻したり、システム制御回路60から任意のデータを書き込むことも可能である。
LCDなどの画像表示装置108に画像データを出力する場合、画像処理回路50で画像処理を行った画像データをVRAM34上に展開しておき、それをD/A変換回路36によってアナログ信号に変換して画像表示装置108の画面に表示する。
画像処理回路50は、水平及び垂直方向のバンドパスフィルタにより、画像データからエッジ成分を検出する機能も備えている。検出されたエッジ成分に関してパターンマッチングを行い、目及び鼻、口、耳を抽出し、顔を検出することができる。また、画像処理回路50で画像処理した後、一時記憶メモリ30及びVRAM34に書き込まれる画像データは、輝度信号Yと、色信号としての色差信号UVからなり、それらの信号から演算により被写体を追尾するための特徴量が抽出される。
画像表示装置108には、画像だけでなく任意の情報を単独で、もしくは画像と共に画面に表示することが可能である。カメラの状態表示や、ユーザが選択或いはカメラが決定したシャッタ速度や絞り値、感度情報などの文字情報や、画像処理回路50で測定した輝度分布のようなグラフも表示可能である。このような情報を表示することで、ユーザインターフェースを実現している。また、画像表示装置108には、画像記憶媒体82に記憶されている画像データを表示することも可能である。画像データが圧縮されている場合、圧縮伸張ブロック32で伸張し、VRAM34にデータを展開する。このデータをD/A変換回路34でアナログ信号に変換して出力する。
<カメラの全体的な動作>
次に、デジタルカメラ100の起動後の動作について説明する。
図2は、デジタルカメラ100を起動してからの動作を示すフローチャートである。
カメラ100の電源投入スイッチ102 が押下された後、システム制御回路60は撮影に必要な各種デバイスの初期化を行う(ステップS101)。レンズ10を含む鏡筒の繰り出し処理を行い、画像処理回路50などの初期化、起動も行う。
次に、システム制御回路60は、撮像素子16から読み出された画像信号について被写界輝度の測定を行う(ステップS102)。続いて、被写界輝度に応じてライブ画像(動画像)用の絞り、露光時間、ゲインなどの露出制御値を求め、その値に制御する(ステップS103)。これらの処理は、レリーズボタン(図示省略)を浅く押下する場合のSW1動作がなされたと判定される(ステップS115)まで繰り返し行われるため、被写界の輝度変化に応じてライブ画像の露出は適正に制御され続ける。なお、レリーズボタンは一つの操作部材であるが、ボタンを浅く押下する場合(SW1動作)と深く押下する場合(SW2動作)の2段階の押下操作が行われるようになっている。自動露出制御や自動ピント制御を行うカメラの場合、レリーズボタンを浅く押すことで撮影準備として自動露出制御とピント制御が行われ、深く押すことで静止画撮影を行う操作が実現可能である。
ステップS103の後、システム制御回路60は、撮像素子16の露光時間が所定時間よりも短かったら(ステップS104)、ライブビューのフレームレートを例えば30FPSというような基準フレームレートに設定する(ステップS105)。一方、撮像素子16の露光時間が所定時間よりも長かったら(ステップS104)、フレームレートを基準フレームレートよりも低いレートに設定する(ステップS106)。そのため、被写界が暗い場合にも撮像素子16の露光時間を長くし明るい画像データが取得できるため、ライブ画像表示のフレームレートが低くなる代わりに、被写界を明るく表示可能となり、フレーミングを適切に行うことができる。
続いて、ステップS105又はステップS106において設定されたフレームレートでライブ画像表示が行われる(ステップS107)。ライブ画像表示が開始されると、デジタルカメラ100は撮影待機状態となり、ユーザは画像表示装置108を電子ビューファインダとして被写界のリアルタイム画像を視認しながらフレーミングできる。
ライブ画像表示された後、システム制御回路60は既に被写体が検出済みで追尾中であるかを判定する(ステップS108)。被写体が検出されておらず追尾中でなかったなら、画像処理回路50において被写体の検出を行う(ステップS109)。被写体の検出処理としては、例えば撮像素子16から読み出された画像データを用いた顔検出や動体検出などが挙げられる。また、タッチパネルや操作部70等の入力手段により指定されたものを被写体として検出するようにすることもできる。
被写体が検出された場合、被写体の追尾を開始するために、まず被写体領域として被写体枠を設定し位置とサイズを一時記憶メモリ30に記憶する(ステップS109)。これは、検出した被写体を含む被写体周辺の画像データを用いて被写体の追尾を行うのに必要な情報を抽出するためである。また、画像表示装置108にライブ画像表示に重ねて被写体枠を表示することで、検出した被写体をユーザが認識できるようにすることができる。
次に、被写体を追尾するための特徴量として、被写体枠内の色情報を抽出し、一時記憶メモリ30に記憶する(ステップS109)。具体的には、被写体枠内の画像データを一時記憶メモリ30又はVRAM34から読み出し、色差信号U及びVの平均値を被写体枠内の色情報として記憶する。ここでは、色情報として色差信号U及びVの平均値を用いる例で説明をしているが、色情報として色差信号U及びVのヒストグラムや色相、彩度を算出し用いるようにしてもよい。
続いて、被写体の追尾を開始する(ステップS112)。被写体の追尾が開始されると、デジタルカメラ100は被写体追尾状態となり、毎フレーム繰り返し追尾処理を行い被写体枠が更新される。そのため、被写体が動いていても、被写体の露出が適正になるように制御し続けることや、被写体にピントを合わせ続けることが可能となる。
前記ステップS108において被写体が検出済みで追尾中であると判定されるか、ステップS112において被写体の追尾が開始された後、システム制御回路60は、ステップS113の処理を実行する。即ち、ステップS113では、ブレ量検知回路44で測定したカメラ100のブレ量を取得し、一時記憶メモリ30に記憶する。取得されたブレ量は続く追尾処理において使用される。
次に、被写体枠を更新するため、追尾処理を行う(ステップS114)。本実施の形態のデジタルカメラ100では、撮影条件によらず被写体を正確に追尾するために、追尾処理において、露出条件やフレームレート、ブレ量に応じて追尾の方法を切り替えるが、詳細は後述する。
前記ステップS109において被写体の検出ができなかった場合、又はステップS114における追尾処理が完了した後、システム制御回路60は、SW1の押下があるかどうかを検出する(ステップS115)。SW1押下を検出した場合、システム制御回路60は、レリーズボタンにより露出とピントを合わせる撮影準備動作を開始したと判断して、自動露出制御及び自動ピント合わせ制御を行う(ステップS116)。
SW1動作の完了後、SW2の押下があるか、或いはSW1ボタンがOFFされて撮影を中断するかを検出し(ステップS117)、SW2押下を検出した場合、静止画撮影を行う(ステップS118)。
前記ステップS115においてSW1押下が検出されなかったか、前記ステップS117においてSW1ボタンがOFFされたか、前記ステップS118における静止画撮影が完了した場合には、前記ステップS102へ戻る。つまり、ステップS102から再度処理を繰り返し行い、デジタルカメラ100は撮影待機状態に戻る。
<第1の実施の形態における追尾処理>
以下、図3を参照して、第1の実施の形態における追尾処理(図2のステップS114)の詳細について説明する。
図3は、第1の実施の形態における追尾処理を示すフローチャートである。
追尾処理が開始されると、システム制御回路60は、図2のステップS103において設定された撮像素子16の露光時間が所定時間よりも長いかどうかを判定する(ステップS201)。撮像素子16の露光時間が所定時間よりも短い場合には、ステップS301以降へ進んで輝度情報を用いた追尾を行う。一方、撮像素子16の露光時間が所定時間よりも長い場合には、ステップS401以降へ進んで色情報を用いた追尾を行う。
輝度情報を用いた追尾では、システム制御回路60は、一時記憶メモリ30又はVRAM34に記憶されている1フレーム前の画像データと現在のフレームの画像データを読み出す。そして、一時記憶メモリ30に記憶されている被写体枠内における輝度信号Yの差分の積分値が最小になる位置を検出し、移動量を被写体の動きベクトルとして抽出する(ステップS301)。次にステップS301において抽出された動きベクトルを用いて被写体枠位置を更新し(ステップS302)、輝度情報を用いた追尾の制御を終了する。
一方、色情報を用いた追尾では、システム制御回路60は、まず一時記憶メモリ30又はVRAM34に記憶されている現在のフレームの画像データを読み出す。そして、n×mのブロックに分割し各ブロックの色差信号U及びVの平均値をそのブロックの色情報として抽出する(ステップS401)。続いて、図2のステップS103において抽出され、一時記憶メモリ30に記憶された被写体枠内の色情報を読み出し、各ブロックの色情報と比較を行い、被写体ブロックをサーチする(ステップS402)。最後に、ステップS402において検出された被写体ブロックの位置へ被写体枠位置を更新し(ステップS403)、色情報を用いた追尾の制御を終了する。
このように、露光時間が長く画像にブレが発生しやすい時には、精度の落ちる輝度情報を用いた追尾ではなく、色情報を用いて追尾するため、露光時間によらず被写体を正確に追尾することが可能となる。
なお、上記の説明では、撮像素子16の露光時間により追尾方法を切り替えたが、別の条件に応じて追尾方法を切り替えるようにすることもできる。
例えば、撮像素子16の露光時間の代わりに、PGA20のゲインが所定よりも大きいかどうかを判定し、PGA20のゲインが所定よりも小さい場合には、輝度情報を用いて追尾を行う。一方、PGA20のゲインが所定よりも大きい場合には、色情報を用いて追尾を行う。
また、他の方法では、撮像素子16の露光時間の代わりに、図2のステップS105又はステップS106において設定されたフレームレートが所定よりも高いかどうかを判定する。フレームレートが所定よりも高い場合には、輝度情報を用いて追尾を行い、フレームレートが所定よりも低い場合には、色情報を用いて追尾を行う。
また、他の方法では、撮像素子16の露光時間の代わりに、図2のステップS113において取得されたブレ量が所定よりも大きいかどうかを判定する。ブレ量が所定よりも小さい場合には、輝度情報を用いて追尾を行い、ブレ量が所定よりも大きい場合には、色情報を用いて追尾を行う。
これらの方法によれば、次のような利点がある。即ち、露光時間が長い時と同様に、ゲインが大きくノイズが増える時や、フレームレートが低くブレが発生しやすい時、またカメラがブレている時にも輝度情報を用いた追尾の精度は低下する。そのような場合に、精度の落ちる輝度情報を用いた追尾ではなく、色情報を用いて追尾するため、ゲインやフレームレート、ブレ量といった撮影条件によらず被写体を正確に追尾することが可能となる。
<第1の実施の形態に係る利点>
第1の実施の形態によれば、露出条件やフレームレート、ブレ量に応じて、輝度情報を用いて追尾する方法(第1の追尾手段)と色情報を用いて追尾する方法(第2の追尾手段)とを切り替えることで、撮影条件によらず被写体を正確に追尾することが可能となる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、輝度情報及び色情報の両方を用いて追尾する方法と色情報を用いて追尾する方法とを切り替えるようにしたものである。
カメラの構成は、図1に示したものと同様であり、デジタルカメラ100の起動後の動作も、図2を用いて第1の実施の形態で説明したものと同じである。以下、第1の実施の形態と異なる追尾処理について説明する。
<第2の実施の形態における追尾処理>
図4は、第2の実施の形態における追尾処理を示すフローチャートであり、図2のステップS114における追尾処理の詳細を示している。
追尾処理が開始されると、システム制御回路60は、図2のステップS103において設定された撮像素子16の露光時間が所定時間よりも長いかどうかを判定する(ステップS501)。撮像素子16の露光時間が所定時間よりも短い場合には、ステップS601以降へ進んで輝度情報と色情報の両方を用いて追尾を行う。一方、撮像素子16の露光時間が所定時間よりも長い場合には、第1の実施の形態で説明したステップS401以降の色情報を用いて追尾を行う。
輝度情報と色情報の両方を用いた追尾では、システム制御回路60は、まず一時記憶メモリ30又はVRAM34に記憶されている現在のフレームの画像データを読み出す。そして、n×mのブロックに分割し各ブロックの色差信号U及びVの平均値をそのブロックの色情報として抽出する(ステップS601)。
次に図2のステップS103において抽出され、一時記憶メモリ30に記憶された被写体枠内の色情報を読み出し、各ブロックの色情報と比較を行い、被写体ブロックをサーチする(ステップS602)。続いて、ステップS602において検出された被写体ブロックの位置で続く輝度情報を用いた追尾を行うために、輝度差分を求める対象となる現在のフレームに対する被写体枠位置を設定する(ステップS603)。
その後、システム制御回路60は、一時記憶メモリ30又はVRAM34に記憶されている1フレーム前の画像データと現在のフレームの画像データを読み出す。そして、1フレーム前の被写体枠内と現在のフレームのステップS603において設定された被写体枠内における輝度信号Yの差分の積分値が最小になる位置を検出し、移動量を被写体の動きベクトルとして抽出する(ステップS604)。
最後に、ステップS604において抽出された動きベクトルを用いて被写体枠位置を更新し(ステップS605)、輝度情報を用いた追尾の制御を終了する。
第2の実施の形態においても、露光時間が長く画像にブレが発生しやすい時には、精度の落ちる輝度情報を用いた追尾ではなく、色情報を用いて追尾するため、露光時間によらず被写体を正確に追尾することが可能となる。
なお、上記の説明では、撮像素子16の露光時間により追尾方法を切り替える例についてのみ説明したが、以下のように、ゲイン、フレームレート、ブレ量に応じて追尾方法を切り替えるようにすることもできる。
即ち、PGA20のゲインが所定よりも小さい場合には、輝度情報と色情報を用いて追尾を行い(ステップS601〜ステップS605)、PGA20のゲインが所定よりも大きい場合には色情報を用いて追尾を行う(ステップS401〜ステップS403)。
また、図2のステップS105又はステップS106において設定されたフレームレートが所定よりも高い場合には、上記のように、輝度情報と色情報を用いて追尾を行い、フレームレートが所定よりも低い場合には、色情報を用いて追尾を行う。
また、図2のステップS113において取得されたブレ量が所定よりも小さい場合には、上記のように、輝度情報と色情報を用いて追尾を行い、ブレ量が所定よりも大きい場合には、色情報を用いて追尾を行う。
<第2の実施の形態に係る利点>
第2の実施の形態によれば、露出条件やフレームレート、ブレ量に応じて、輝度情報及び色情報の両方を用いて追尾する方法と色情報を用いて追尾する方法とを切り替えるようにした。このようにしても、ゲインやフレームレート、ブレ量といった撮影条件によらず被写体を正確に追尾することが可能となる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、輝度情報による動きベクトルと色情報による動きベクトルの重みを切り替えて追尾するようにしたものである。
カメラの構成は、図1に示したものと同様であり、デジタルカメラ100の起動後の動作も、図2を用いて第1の実施の形態で説明したものと同じである。以下、第1の実施の形態と異なる追尾処理について説明する。
<第3の実施の形態における追尾処理>
図5は、第3の実施の形態における追尾処理を示すフローチャートであり、図2のステップS114における追尾処理の詳細を示している。
追尾処理が開始されると、システム制御回路60は、まずステップS801からステップS805までにおいて動きベクトル抽出処理を行う。動きベクトル抽出処理では、輝度情報による動きベクトルと色情報による動きベクトルの2種類の動きベクトルを抽出する。
システム制御回路60は、動きベクトル抽出処理を実行すべく、まず一時記憶メモリ30又はVRAM34に記憶されている現在のフレームの画像データを読み出す。そして、n×mのブロックに分割し各ブロックの色差信号U及びVの平均値をそのブロックの色情報として抽出する(ステップS801)。次に、図2のステップS103において抽出され、一時記憶メモリ30に記憶された被写体枠内の色情報を読み出し、各ブロックの色情報と比較を行い、被写体ブロックをサーチする(ステップS802)。
続いて、ステップS802において検出された被写体ブロックの位置を一時記憶メモリ30に記憶する(ステップS803)。ここで、一時記憶メモリ30に記憶した現在のフレームでの被写体ブロック位置は、次のフレームの処理時に一つ前のフレームとの差分から動きベクトルを抽出するために使用される。
そして、ステップS802において検出された被写体ブロックの位置と一時記憶メモリ30に記憶されている一つ前のフレームでの被写体ブロック位置との差分から色情報による動きベクトルを抽出する(ステップS804)。
最後に、システム制御回路60は、一時記憶メモリ30又はVRAM34に記憶されている1フレーム前の画像データと現在のフレームの画像データを読み出す。そして、一時記憶メモリ30に記憶されている被写体枠内における輝度信号Yの差分の積分値が最小になる位置を検出し、移動量を輝度情報による被写体の動きベクトルとして抽出し、動きベクトル抽出処理を終了する(ステップS805)。
こうして動きベクトルを抽出したら、続いてシステム制御回路60は、図2のステップS103において設定された撮像素子16の露光時間が所定時間よりも長いかどうかを判定する(ステップS702)。撮像素子16の露光時間が所定時間よりも短い場合には、輝度情報による動きベクトルの方が色情報による動きベクトルよりも追尾に寄与するように重み付けして動きベクトルを算出し、被写体枠位置を更新する(ステップS703)。例えば、輝度情報による動きベクトル2に対して、色情報による動きベクトルが1になるように加重平均をとり動きベクトルを算出する。
一方、撮像素子16の露光時間が所定時間よりも長い場合には、輝度情報による動きベクトルよりも色情報による動きベクトルの方が追尾に寄与するように重み付けして動きベクトルを算出し、被写体枠位置を更新する(ステップS704)。例えば、輝度情報による動きベクトル1に対して、色情報による動きベクトルが2になるように加重平均をとり動きベクトルを算出する。被写体枠位置を更新したら追尾の制御を終了する。
このように、露光時間が長く画像にブレが発生しやすい時には、精度の落ちる輝度情報よりも色情報の重みが大きくなるようにして追尾するため、露光時間によらず被写体を正確に追尾することが可能となる。
なお、上記の説明では、撮像素子16の露光時間により追尾方法を切り替える例についてのみ説明したが、以下のように、ゲイン、フレームレート、ブレ量に応じて追尾方法を切り替えるようにすることもできる。
即ち、PGA20のゲインが所定よりも小さい場合には、色情報よりも輝度情報の重みが大きくなるようにして追尾を行う(ステップS703)。一方、PGA20のゲインが所定よりも大きい場合には、輝度情報よりも色情報の重みが大きくなるようにして追尾を行う(ステップS704)。
また、図2のステップS105又はステップS106において設定されたフレームレートが所定よりも高い場合には、上記のように、色情報よりも輝度情報の重みが大きくなるようにして追尾を行う。一方、フレームレートが所定よりも低い場合には、輝度情報よりも色情報の重みが大きくなるようにして追尾を行う。
また、図2のステップS113において取得されたブレ量が所定よりも小さい場合には、上記のように、色情報よりも輝度情報の重みが大きくなるようにして追尾を行う。ブレ量が所定よりも大きい場合には、輝度情報よりも色情報の重みが大きくなるようにして追尾を行う。
<第3の実施の形態に係る利点>
本実施の形態では、露出条件やフレームレート、ブレ量に応じて輝度情報による動きベクトルと色情報による動きベクトルの重みを切り替えて追尾する。これにより、第1及び第2の実施の形態と同様に、ゲインやフレームレート、ブレ量といった撮影条件によらず被写体を正確に追尾することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明の実施の形態は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をパーソナルコンピュータ(CPU,プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
16 撮像素子
20 PGA
30 一時記憶メモリ
34 VRAM
44 ブレ量検知回路
50 画像処理回路
60 システム制御回路
108 画像表示装置

Claims (17)

  1. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え
    前記撮像手段による撮影時の露光時間が所定の時間よりも短い場合には前記第1の追尾手段に、前記露光時間が前記所定の時間よりも短くない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え、
    前記撮像手段による撮影時の感度が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾手段に、前記感度が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  3. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え、
    前記撮像手段による撮影時のフレームレートが所定の値よりも高い場合には前記第1の追尾手段に、前記フレームレートが前記所定の値よりも高くない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  4. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え、
    前記撮像手段による撮影時のブレ量が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾手段に、前記ブレ量が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  5. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え
    前記第1の追尾手段は、前記第2の追尾手段よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾手段は、前記第1の追尾手段よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時の露光時間が所定の時間よりも短い場合には前記第1の追尾手段に、前記露光時間が前記所定の時間よりも短くない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  6. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え、
    前記第1の追尾手段は、前記第2の追尾手段よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾手段は、前記第1の追尾手段よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時の感度が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾手段に、前記感度が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  7. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え、
    前記第1の追尾手段は、前記第2の追尾手段よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾手段は、前記第1の追尾手段よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時のフレームレートが所定の値よりも高い場合には前記第1の追尾手段に、前記フレームレートが前記所定の値よりも高くない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  8. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾手段と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾手段とを備え、
    前記第1の追尾手段は、前記第2の追尾手段よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾手段は、前記第1の追尾手段よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時のブレ量が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾手段に、前記ブレ量が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾手段に、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置。
  9. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを有し
    前記撮像手段による撮影時の露光時間が所定の時間よりも短い場合には前記第1の追尾工程で、前記露光時間が前記所定の時間よりも短くない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを備え、
    前記撮像手段による撮影時の感度が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾工程で、前記感度が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを備え、
    前記撮像手段による撮影時のフレームレートが所定の値よりも高い場合には前記第1の追尾工程で、前記フレームレートが前記所定の値よりも高くない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像の輝度信号に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像の色信号に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを備え、
    前記撮像手段による撮影時のブレ量が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾工程で、前記ブレ量が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを備え、
    前記第1の追尾工程は、前記第2の追尾工程よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾工程は、前記第1の追尾工程よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時の露光時間が所定の時間よりも短い場合には前記第1の追尾工程で、前記露光時間が前記所定の時間よりも短くない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  14. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを備え、
    前記第1の追尾工程は、前記第2の追尾工程よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾工程は、前記第1の追尾工程よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時の感度が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾工程で、前記感度が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを備え、
    前記第1の追尾工程は、前記第2の追尾工程よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾工程は、前記第1の追尾工程よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時のフレームレートが所定の値よりも高い場合には前記第1の追尾工程で、前記フレームレートが前記所定の値よりも高くない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 被写体像を撮影する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、被写体を追尾する第1の追尾工程と、
    前記撮像手段から出力される画像に基づき、前記被写体を追尾する第2の追尾工程とを備え、
    前記第1の追尾工程は、前記第2の追尾工程よりも前記画像の輝度信号の重みを大きくして前記被写体を追尾し、前記第2の追尾工程は、前記第1の追尾工程よりも前記画像の色信号の重みを大きくして前記被写体を追尾するものであって、
    前記撮像手段による撮影時のブレ量が所定の値よりも小さい場合には前記第1の追尾工程で、前記ブレ量が前記所定の値よりも小さくない場合には前記第2の追尾工程で、前記被写体を追尾させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. 請求項9乃至16いずれか1項に記載の撮像装置の制御方法を撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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