JP5378852B2 - Light source device - Google Patents
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Description
本発明は、光ファイバを用いた光源装置に関する。 The present invention relates to a light source device using an optical fiber.
従来、光源装置として、カスケードラマン共振器を用いた高出力の光ファイバレーザが開示されている。たとえば、非特許文献1に開示される光ファイバレーザは、イッテルビウム(Yb)イオン添加型光ファイバレーザ(YDFL)からなる励起用光ファイバレーザと、カスケードラマン共振器とから構成される。そして、この光ファイバレーザにおいては、励起用光ファイバレーザは波長1117nmの励起用レーザ光を出力し、カスケードラマン共振器は、この励起用レーザ光を受付け、カスケードラマン共振器内における誘導ラマン散乱現象によって波長1480nmの高出力のレーザ光を発生させ、出力する。
Conventionally, a high-power optical fiber laser using a cascade Raman resonator has been disclosed as a light source device. For example, the optical fiber laser disclosed in
また、上記YDFL、あるいはカスケードラマン共振器を用いた光ファイバレーザは、種々のレーザ加工装置用の光源装置としても用いることができる。この場合、光源装置から出力される高出力のレーザ光は、デリバリ用光ファイバによって所望の場所まで伝送され、レーザ加工の用に供される。 The optical fiber laser using the YDFL or the cascade Raman resonator can also be used as a light source device for various laser processing apparatuses. In this case, the high-power laser beam output from the light source device is transmitted to a desired location by the delivery optical fiber and used for laser processing.
ところで、上記YDFLの出力側の光ファイバ、カスケードラマン共振器の光ファイバ、およびデリバリ用光ファイバは、各光ファイバの用途に応じてその光学特性が設計されているため、それぞれが異なるモードフィールド径を有している。たとえば、カスケードラマン共振器用の光ファイバは、非線形光学現象である誘導ラマン散乱現象を効率よく発生させるために、モードフィールド径が小さくなるように設計されている。 By the way, the optical characteristics of the output optical fiber of the YDFL, the optical fiber of the cascade Raman resonator, and the delivery optical fiber are designed according to the use of each optical fiber. have. For example, an optical fiber for a cascade Raman resonator is designed to have a small mode field diameter in order to efficiently generate a stimulated Raman scattering phenomenon that is a nonlinear optical phenomenon.
その結果、これらの光ファイバを融着接続等によって接続する場合に、モードフィールド径の不整合によって、接続点において接続損失が生じることとなる。この接続損失により失われた光エネルギーは、接続点で熱エネルギーに変換され、接続点を温度上昇させる。ところが、上記のようにレーザ光が高出力である場合には、接続損失が比較的小さい値であっても、熱エネルギーへの変換による発熱量が大きくなるため、接続点を保護するための保護材等が高温となり、損傷あるいは変質するおそれがあり、装置の信頼性が低下するという問題があった。 As a result, when these optical fibers are connected by fusion splicing or the like, a connection loss occurs at the connection point due to mismatch of mode field diameters. The light energy lost due to the connection loss is converted into heat energy at the connection point, and the temperature of the connection point is increased. However, when the laser beam has a high output as described above, even if the connection loss is a relatively small value, the amount of heat generated by conversion into thermal energy increases, so protection for protecting the connection point. There has been a problem that the reliability of the apparatus is lowered because the material or the like may become hot and may be damaged or deteriorated.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、信頼性が高い光源装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and an object thereof is to provide a highly reliable light source device.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光源装置は、第1のモードフィールド径を有する出力光ファイバから光を出力する光源と、前記第1のモードフィールド径とは異なる第2のモードフィールド径を有する接続光ファイバと、前記出力光ファイバと第1の接続点で接続するとともに前記接続光ファイバと第2の接続点で接続し、前記第1のモードフィールド径と前記第2のモードフィールド径との間の値である第3のモードフィールド径を有する少なくとも一つの介挿光ファイバと、を備えることを特徴とする。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, a light source device according to the present invention includes a light source that outputs light from an output optical fiber having a first mode field diameter, and the first mode field diameter. A connection optical fiber having a different second mode field diameter, a connection to the output optical fiber at a first connection point and a connection to the connection optical fiber at a second connection point, and the first mode field diameter And at least one insertion optical fiber having a third mode field diameter which is a value between the second mode field diameters.
また、本発明に係る光源装置は、上記の発明において、前記第1の接続点の外周、および前記第2の接続点の外周の少なくともいずれか一方に形成された保護材をさらに備えることを特徴とする。 The light source device according to the present invention is characterized in that, in the above invention, the light source device further includes a protective material formed on at least one of an outer periphery of the first connection point and an outer periphery of the second connection point. And
また、本発明に係る光源装置は、上記の発明において、前記保護材は、熱伝導性保護材であることを特徴とする。 In the light source device according to the present invention as set forth in the invention described above, the protective material is a thermally conductive protective material.
また、本発明に係る光源装置は、上記の発明において、前記保護材は、少なくとも前記形成されるべき光ファイバの外周よりも高い屈折率を有することを特徴とする。 In the light source device according to the present invention as set forth in the invention described above, the protective material has a refractive index higher than at least the outer periphery of the optical fiber to be formed.
また、本発明に係る光源装置は、上記の発明において、前記第1の接続点近傍における前記介挿光ファイバの外周、および前記第2の接続点近傍における前記接続光ファイバの外周の少なくともいずれか一方に形成され、少なくとも前記形成されるべき光ファイバの外周よりも高い屈折率を有する光漏洩用保護材をさらに備えることを特徴とする。 In the light source device according to the present invention, in the above invention, at least one of an outer periphery of the inserted optical fiber in the vicinity of the first connection point and an outer periphery of the connection optical fiber in the vicinity of the second connection point. It further includes a light leakage protective material formed on one side and having a refractive index higher than at least the outer periphery of the optical fiber to be formed.
また、本発明に係る光源装置は、上記の発明において、前記第1の接続点、および前記第2の接続点の少なくともいずれか一方を載置する熱伝導性基材をさらに備えることを特徴とする。 Moreover, the light source device according to the present invention is characterized in that, in the above-described invention, the light source device further includes a heat conductive substrate on which at least one of the first connection point and the second connection point is placed. To do.
本発明によれば、光ファイバの接続点における発熱量を低減できるため、信頼性が高い光源装置を実現できるという効果を奏する。 According to the present invention, since the amount of heat generated at the connection point of the optical fiber can be reduced, the light source device having high reliability can be realized.
以下に、図面を参照して本発明に係る光源装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 Embodiments of a light source device according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited to the embodiments.
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光源装置の模式図である。この光源装置100は、光源としての光ファイバレーザFLと、カスケードラマン共振器CRRと、介挿光ファイバ13と、基材14、15とを備えている。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a schematic diagram of a light source device according to
光ファイバレーザFLは、nを2以上の整数として、励起光源である半導体レーザ素子11〜1nと、半導体レーザ素子11〜1nが出力する励起光を導波するマルチモード光ファイバ21〜2nと、マルチモード光ファイバ21〜2nが導波した励起光を結合し、ダブルクラッド光ファイバ5から出力させるTFB(Tapered Fiber Bundle)3、4と、各ダブルクラッド光ファイバ5と接続点C1、C4において接続するダブルクラッド型の光ファイバグレーティング6、7と、光ファイバグレーティング6、7と接続点C2、C3において接続するダブルクラッド型の希土類元素添加光ファイバ8と、TFB4に接続した出力光ファイバ9とを備える。
The optical fiber laser FL includes
半導体レーザ素子11〜1nが出力する励起光の波長は915nm近傍である。また、光ファイバグレーティング6は、中心波長が1177nmであり、中心波長およびその周辺の約2nmの幅の波長帯域における反射率が約100%であり、波長915nmの光はほとんど透過する。また、光ファイバグレーティング7は、中心波長が1117nmであり、中心波長における反射率が10〜30%程度であり、反射波長帯域の半値全幅が約1nmであり、波長915nmの光はほとんど透過する。したがって、光ファイバグレーティング6、7は、波長1117nmの光に対して光共振器を構成する。また、希土類元素添加光ファイバ8は、コア部に増幅物質であるイッテルビウム(Yb)イオンが添加された増幅光ファイバである。また、出力光ファイバ9のモードフィールド径は約9〜10μmである。
The wavelength of the excitation light output from the
一方、カスケードラマン共振器CRRは、接続光ファイバとしての光ファイバグレーティング10と、光ファイバグレーティング10と接続点C5において接続するラマンファイバ11と、ラマンファイバ11と接続点C6において接続する光ファイバグレーティング12とを備えている。
On the other hand, the cascade Raman resonator CRR includes an optical fiber grating 10 as a connection optical fiber, a Raman
ラマンファイバ11は、誘導ラマン散乱を効率よく発生させるために、モードフィールド径を約6μmと小さくして、光学非線形性を高めている。光ファイバグレーティング10は、互いに異なる波長の光を反射する5つの光ファイバグレーティングからなり、各光ファイバグレーティングの反射中心波長は、入力側から1480nm、1390nm、1310nm、1240nm、1175nmになっている。一方、光ファイバグレーティング12は、互いに異なる波長の光を反射する6つの光ファイバグレーティングからなり、各光ファイバグレーティングの反射中心波長は、入力側から1480nm、1175nm、1240nm、1310nm、1390nm、1117nmになっている。なお、ラマンファイバ11との接続性を確保するために、光ファイバグレーティング10、12も、モードフィールド径が約6μmである。
In order to efficiently generate stimulated Raman scattering, the
一方、介挿光ファイバ13は、接続点C7において出力光ファイバ9と接続し、接続点C8において光ファイバグレーティング10と接続している。介挿光ファイバ13のモードフィールド径は、光ファイバグレーティング10のモードフィールド径である約6μmと出力光ファイバ9のモードフィールド径である約9〜10μmとの間の値である約8μmである。なお、上記各光ファイバは、いずれも石英ガラス系の光ファイバである。また、上記接続点C1〜C8は、いずれも融着接続されているものである。
On the other hand, the insertion
また、上記接続点C7、C8は、それぞれ熱伝導性の高いアルミニウムからなる板状の基材14、15に載置されている。つぎに、基材14、15近傍の具体的構造について説明する。図2は、基材14、15近傍の具体的構造について説明する図である。なお、図2において、出力光ファイバ9、光ファイバグレーティング10、介挿光ファイバ13については長手方向に沿った断面構造を示している。図2に示すように、出力光ファイバ9は、コア部9aの外周に、クラッド部9bと、被覆部9cとが順次形成された構造を有している。同様に、光ファイバグレーティング10は、コア部10aの外周に、クラッド部10bと、被覆部10cとが順次形成された構造を有している。同様に、介挿光ファイバ13は、コア部13aの外周に、クラッド部13bと、被覆部13cとが順次形成された構造を有している。なお、被覆部9c、10c、13cは、融着接続のために接続点C7、C8の周囲では除去されている。
The connection points C7 and C8 are respectively placed on plate-
また、基材14、15の表面には溝14a、15aがそれぞれ形成されており、接続点C7、C8は溝14a、15a内にそれぞれ収容されている。また、溝14a、15a内において、接続点C7、C8の外周には、ウレタンアクリレートプレポリマー等の樹脂等からなる保護材16、17が形成されている。なお、この保護材16、17の屈折率は、出力光ファイバ9、光ファイバグレーティング10、介挿光ファイバ13の各クラッド部9b、10b、13bの屈折率よりも高くなっている。
Further,
つぎに、この光源装置100の動作について説明する。まず、光ファイバレーザFLにおいて、半導体レーザ素子11〜1nが波長915nm近傍の励起光を出力すると、マルチモード光ファイバ21〜2nが各励起光を導波し、TFB3、4が、導波した各励起光を結合してダブルクラッド光ファイバ5に出力する。ダブルクラッド光ファイバ5は結合した励起光をマルチモードで伝搬する。その後、光ファイバグレーティング6、7がダブルクラッド光ファイバ5を伝搬した励起光を透過して、希土類元素添加光ファイバ8に到達させる。
Next, the operation of the
希土類元素添加光ファイバ8に到達した励起光は、希土類元素添加光ファイバ8の内側クラッド内をマルチモードで伝搬しながら、希土類元素添加光ファイバ8のコア部に添加したYbイオンを光励起し、波長1117nmを含む波長帯域を有する蛍光を発光させる。この蛍光は、光ファイバグレーティング6、7が構成する光共振器内をシングルモードで往復しながら、Ybイオンの誘導放出作用により増幅され、発振波長1117nmにおいてレーザ発振する。そして、光ファイバレーザFLは、出力光ファイバ9からレーザ光を出力する。
The pumping light that has reached the rare earth element-doped optical fiber 8 optically pumps Yb ions added to the core portion of the rare earth element-doped optical fiber 8 while propagating in the inner cladding of the rare earth element-doped optical fiber 8 in multimode. Fluorescence having a wavelength band including 1117 nm is emitted. The fluorescence is amplified by the stimulated emission action of Yb ions while reciprocating in the optical resonator formed by the optical fiber gratings 6 and 7 in a single mode, and oscillates at an oscillation wavelength of 1117 nm. The optical fiber laser FL outputs laser light from the output
出力光ファイバ9から出力したレーザ光は、接続点C7、介挿光ファイバ13、接続点C8を順次通過し、光ファイバグレーティング10からカスケードラマン共振器CRRに入力する。
The laser light output from the output
ここで、モードフィールド径が大きく異なる出力光ファイバ9と光ファイバグレーティング10とが直接接続しているとすると、その接続点で大きな接続損失が発生する。その結果、接続点をレーザ光が通過した場合の発熱量が大きくなる。
Here, if the output
しかしながら、本実施の形態1に係る光源装置100では、出力光ファイバ9と光ファイバグレーティング10との間に、両者のモードフィールド径の間の値のモードフィールド径を有する介挿光ファイバ13を介挿しているので、発生すべき接続損失が各接続点C7、C8に分散され、1つの接続点あたりでの発熱量も低減される。その結果、接続点C7、C8を保護する保護材16、17の温度上昇による損傷あるいは変質が抑制され、装置の信頼性が高くなる。
However, in the
なお、出力光ファイバ9から出力したレーザ光や励起光の一部が、接続点C7、C8において漏洩する場合がある。このような漏洩光が、クラッド部13b、10bを伝搬し、光ファイバグレーティング10の被覆部10cに到達すると、被覆部10cを損傷するおそれがある。しかしながら、本実施の形態1に係る光源装置100では、保護材16、17の屈折率が、クラッド部9b、10b、13bの屈折率よりも高くなっている。したがって、漏洩光はすみやかに保護材16、17に放出され、保護材16、17はこの漏洩光をすみやかに外部に放出する。その結果、被覆部10cの損傷が防止され、信頼性がさらに高くなる。
Note that some of the laser light and excitation light output from the output
つぎに、カスケードラマン共振器CRRにおいて、光ファイバグレーティング10を介してラマンファイバ11に光ファイバレーザFLからの波長1117nmのレーザ光が入力すると、ラマン散乱の第一ストークス波長に対応する波長1175nmのラマン散乱光(以下、第一ストークス光と称する)が発生し、ラマン増幅される。増幅した第一ストークス光は光ファイバグレーティング10、12が構成する光共振器によって多重反射してその強度が高められ、やがて励起光として機能して第二ストークス光を発生させる。以下、同様の作用により順次第三〜第五ストークス光が発生する。ここで、光ファイバグレーティング12においては、第五ストークス光に対応する波長1480nmの光を反射する光ファイバグレーティングの反射率が低いので、この波長1480nmの光が光ファイバグレーティング12から外部に出力する。なお、光ファイバグレーティング12は反射波長が1117nmの光ファイバグレーティングを有しているため、光ファイバレーザFLが出力する波長1117nmのレーザ光はカスケードラマン共振器CRRの外部への出力が阻止され、ラマンファイバ11内部で効率的に利用される。
Next, in the cascade Raman resonator CRR, when a laser beam having a wavelength of 1117 nm from the optical fiber laser FL is input to the
以上説明したように、本実施の形態1に係る光源装置100は、信頼性が高いものとなる。
As described above, the
つぎに、介挿光ファイバ13のモードフィールド径の設定方法について説明する。たとえば、接続点C7、C8における発熱量が同程度になるようにモードフィールド径を設定することがより好ましい。
Next, a method for setting the mode field diameter of the insertion
また、図3は、介挿光ファイバ13のモードフィールド径と、接続点C7、C8における接続損失および保護材16、17の温度との関係の一例を模式的に示す図である。なお、線L1、L2は、それぞれ接続点C7、C8における接続損失を示している。また、値a1は、出力光ファイバ9のモードフィールド径を示し、値a2は、光ファイバグレーティング10のモードフィールド径を示している。また、線L3は、保護材16、17について、所望の信頼性を確保できるような許容温度とする。介挿光ファイバ13のモードフィールド径を設定する際には、値a1とa2との間で、保護材16、17の許容温度を越えないような接続損失を実現できるモードフィールド径とすればよい。また、たとえば、モードフィールド径の異なる複数の介挿光ファイバを接続して、さらに接続損失を分散するようにしてもよい。
FIG. 3 is a diagram schematically showing an example of the relationship between the mode field diameter of the insertion
なお、上記実施の形態1では、接続点C7、C8の外周に屈折率の高い保護材16、17を形成しているが、熱伝導性の高い保護材を形成してもよい。以下、このような保護材を備える実施の形態1の変形例に係る光源装置について説明する。この変形例は、実施の形態1と同一の光ファイバレーザFL、カスケードラマン共振器CRR、介挿光ファイバ13、基材14、15を備えている。
In the first embodiment, the
図4は、実施の形態1の変形例に係る光源装置の基材14、15近傍の具体的構造について説明する図である。この変形例では、基材14、15の溝14a、15a内において、接続点C7、C8の外周には、たとえばシリコーン系の熱伝導性コンパウンド等からなる熱伝導性保護材18、19が形成されている。さらには、接続点C7近傍における介挿光ファイバ13の外周と、接続点C8近傍における光ファイバグレーティング10の外周とには、それぞれ、たとえば保護材16、17と同じ材料からなる光漏洩用保護材20、21が形成されている。この光漏洩用保護材20の屈折率は、介挿光ファイバ13のクラッド部13bの屈折率よりも高く、光漏洩用保護材21の屈折率は、光ファイバグレーティング10のクラッド部10bの屈折率よりも高くなっている。
FIG. 4 is a diagram illustrating a specific structure in the vicinity of the
この変形例では、接続点C7、C8の外周に熱伝導性保護材18、19が形成されているので、より発熱量が大きくなっても、熱伝導性保護材18、19の温度上昇が抑制されるため、信頼性がさらに高くなる。すなわち、より高出力の光源装置を実現できる。また、光漏洩用保護材20、21が、接続点C7、C8に対して光出力側に形成されているので、実施の形態1における保護材16、17と同様に、漏洩光をすみやかに外部に放出する。その結果、被覆部10cの損傷が防止され、信頼性がさらに高くなる。
In this modification, since the heat conductive
なお、熱伝導性保護材18、19の材料については、接続点C7、C8において漏洩する光を吸収しないような特性を有するものがより好ましい。また、クラッド部9b、10b、13bの屈折率よりも高いものがより好ましい。
In addition, about the material of the heat conductive
(実施例)
本発明の実施例として、図1に示す構造を有する光ファイバレーザおよびカスケードラマン共振器を作製し、これらを、介挿光ファイバを介して、融着接続によって接続した。そして、図4に示すように、各光ファイバの接続点周辺を、基材の溝に収容し、その外周の所定箇所に熱伝導性保護材と光漏洩用保護材とを形成した。なお、光ファイバレーザは波長1117nmで光強度が95Wのレーザ光を出力できるようにし、出力光ファイバのモードフィールド径を9.5μmとした。一方、カスケードラマン共振器は光ファイバグレーティングのモードフィールド径を6μmとした。また、介挿光ファイバのモードフィールド径を8μmとした。また、基材として、長さ60mm、幅10mm、厚さ2mmで、溝の幅が2mmおよび深さが1mmのアルミニウム板を用いた。また、熱伝導性保護材として、米国コメリクス社製のT644を使用した。また、光漏洩用保護材として、JSR社製デソライト(登録商標)を使用した。
(Example)
As an example of the present invention, an optical fiber laser and a cascade Raman resonator having the structure shown in FIG. 1 were produced, and these were connected by fusion splicing through an interpolating optical fiber. And as shown in FIG. 4, the periphery of the connection point of each optical fiber was accommodated in the groove | channel of the base material, and the heat conductive protective material and the light leakage protective material were formed in the predetermined location of the outer periphery. The optical fiber laser was designed to output laser light having a wavelength of 1117 nm and a light intensity of 95 W, and the mode field diameter of the output optical fiber was set to 9.5 μm. On the other hand, in the cascade Raman resonator, the mode field diameter of the optical fiber grating is 6 μm. In addition, the mode field diameter of the inserted optical fiber was 8 μm. In addition, an aluminum plate having a length of 60 mm, a width of 10 mm, a thickness of 2 mm, a groove width of 2 mm, and a depth of 1 mm was used as the substrate. In addition, T644 manufactured by Commerics of the United States was used as the heat conductive protective material. In addition, Desolite (registered trademark) manufactured by JSR Corporation was used as a protective material for light leakage.
このとき、出力光ファイバと介挿光ファイバとの接続点A(図1の接続点C7に対応)の接続損失は0.3dBであった。また、介挿光ファイバと光ファイバグレーティングとの接続点B(図1の接続点C8に対応)の接続損失は0.27dBであった。 At this time, the connection loss at the connection point A (corresponding to the connection point C7 in FIG. 1) between the output optical fiber and the insertion optical fiber was 0.3 dB. Further, the connection loss at the connection point B (corresponding to the connection point C8 in FIG. 1) between the insertion optical fiber and the optical fiber grating was 0.27 dB.
つぎに、室温において、光ファイバレーザから波長1117nmで光強度が95Wのレーザ光を出力させたところ、カスケードラマン共振器から波長1480nmで強度が47.5Wのレーザ光が出力した。このとき、接続点Aでは、レーザ光のうち、その接続損失によって、約6.34Wの光エネルギーが失われ、その一部が熱に変換されたと考えられる。また、接続点Bでは、レーザ光のうち、接続点Aでの損失も考慮して、約5.34Wのエネルギーが失われ、その一部が熱に変換されたと考えられる。 Next, at room temperature, laser light with a wavelength of 1117 nm and a light intensity of 95 W was output from the optical fiber laser, and a laser beam with a wavelength of 1480 nm and an intensity of 47.5 W was output from the cascade Raman resonator. At this time, at the connection point A, it is considered that about 6.34 W of light energy was lost due to the connection loss of the laser light, and a part of the energy was converted into heat. In addition, at the connection point B, it is considered that about 5.34 W of energy is lost in the laser light in consideration of the loss at the connection point A, and a part of the energy is converted into heat.
そして、温度変動が収束した後に熱伝導性保護材の温度を測定したところ、接続点Aにおいては41℃、接続点Bにおいては45℃であり、いずれの熱伝導性保護材も損傷はなかった。また、光漏洩用保護材の温度を測定したところ、接続点A近傍においては51℃、接続点Bにおいては45℃であり、いずれの光漏洩用保護材も損傷はなかった。 And when the temperature of the heat conductive protective material was measured after the temperature fluctuation converged, it was 41 ° C. at the connection point A and 45 ° C. at the connection point B, and neither of the heat conductive protective materials was damaged. . Further, when the temperature of the protective material for light leakage was measured, it was 51 ° C. near the connection point A and 45 ° C. at the connection point B, and no light leakage protective material was damaged.
なお、上記実施の形態1では、接続光ファイバである光ファイバグレーティング10のモードフィールド径は、出力光ファイバ9のモードフィールド径よりも小さい。しかしながら、本発明は、接続光ファイバのモードフィールド径が出力光ファイバのモードフィールド径よりも大きい場合にも適用できる。また、上記実施の形態1では、光源が光ファイバレーザであるが、出力光ファイバから光を出力する光源であれば特に限定はされない。また、接続光ファイバも、たとえばデリバリ用光ファイバとでき、特に限定はされない。
In the first embodiment, the mode field diameter of the optical fiber grating 10 which is a connection optical fiber is smaller than the mode field diameter of the output
11〜1n 半導体レーザ素子
21〜2n マルチモード光ファイバ
3、4 TFB
5 ダブルクラッド光ファイバ
6、7、10、12 光ファイバグレーティング
8 希土類元素添加光ファイバ
9 出力光ファイバ
9a、10a、13a コア部
9b、10b、13b クラッド部
9c、10c、13c 被覆部
11 ラマンファイバ
13 介挿光ファイバ
14、15 基材
14a、15a 溝
16、17 保護材
18、19 熱伝導性保護材
20、21 光漏洩用保護材
100 光源装置
C1〜C8 接続点
CRR カスケードラマン共振器
FL 光ファイバレーザ
L1〜L3 線
1 1 to 1 n semiconductor laser element 2 1 to 2 n multimode optical fiber 3 and 4 TFB
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記第1のモードフィールド径とは異なる第2のモードフィールド径を有する接続光ファイバと、
前記出力光ファイバと第1の接続点で接続するとともに前記接続光ファイバと第2の接続点で接続し、前記第1のモードフィールド径と前記第2のモードフィールド径との間の値である第3のモードフィールド径を有する少なくとも一つの介挿光ファイバと、
前記第1の接続点を載置する熱伝導性基材と、
を備え、前記熱伝導性基材は、前記第1の接続点を収容する溝部を有し、前記溝部内において、前記第1の接続点の外周には、シリコーン系の熱伝導性コンパウンドからなる熱伝導性保護材が形成され、
前記シリコーン系の熱伝導性コンパウンドは、窒化ホウ素をフィラーとして含むことを特徴とする光源装置。 A light source that outputs light from an output optical fiber having a first mode field diameter;
A connecting optical fiber having a second mode field diameter different from the first mode field diameter;
Connected to the output optical fiber at the first connection point and connected to the connection optical fiber at the second connection point, and is a value between the first mode field diameter and the second mode field diameter. At least one intervening optical fiber having a third mode field diameter;
A thermally conductive substrate on which the first connection point is placed;
And the thermally conductive base material has a groove portion that accommodates the first connection point, and in the groove portion, an outer periphery of the first connection point is made of a silicone-based heat conductive compound. A thermally conductive protective material is formed ,
The silicone-based heat conductive compound includes boron nitride as a filler .
前記第2の基材の溝部内において、前記第2の接続点の外周には、シリコーン系の熱伝導性コンパウンドからなる熱伝導性保護材が形成され、
前記第1の接続点、前記第2の接続点における発熱量が同程度になるように、前記介挿光ファイバのモードフィールド径が設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。 A second base material having a groove for accommodating the second connection point;
In the groove portion of the second base material, a heat conductive protective material made of a silicone-based heat conductive compound is formed on the outer periphery of the second connection point,
The mode field diameter of the insertion optical fiber is set so that the amount of heat generated at the first connection point and the second connection point is approximately the same. Light source device.
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