JP5378755B2 - 撮像ユニット、撮像ユニットの組立方法及び撮像装置 - Google Patents

撮像ユニット、撮像ユニットの組立方法及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像の撮像技術に関する。
CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子を用いた撮像機器は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラを代表として広く知られている。また、携帯電話用のカメラや車両の後方を撮影する車載カメラのように、より小型化したものも知られている。
小型カメラの構成として、例えば、特許文献1には、ケースに、レンズと、光学フィルタ(赤外カットフィルタ)、と撮像回路が実装された基板と、を取り付けたものが開示されている。しかし、特許文献1のものは、光学フィルタが常時光路上に位置するよう、固定的に設けられたものであり、被写体の明るさの変化等に対する追従性が不十分となり、撮影性能が劣る。特に、赤外カットフィルタが固定的に設けられていると、夜間など暗部での撮影時に光量が足りず、解像度が悪化する場合がある。
一方、光学フィルタを光路上の位置と光路外の位置とで可動に構成することで撮影性能を向上したものも知られている(例えば、特許文献2)。光学フィルタとして赤外カットフィルタを可動に構成したものにおいては、昼間は赤外カットフィルタにより可視光領域の光を結像させてカラー撮影を行い、夜間は赤外カットフィルタを取り除いて可視光領域の光に加えて近赤外領域の光を結像させてモノクロ撮影を行うことができる。
特開2004−88181号公報 特開2002−189238号公報
一般に、光学フィルタの可動機構は、レンズ鏡筒を搭載するユニットや撮像素子を搭載するユニットとは別のユニットとして製作され、レンズ鏡筒と撮像素子の間の光路上に組み込まれる。特許文献2は、レンズ鏡筒に光学フィルタの可動機構を設けてユニット化したものを開示するが、撮像素子は別ユニットとされている。
このような構成の場合、光路方向に各ユニットを連結する構成となると共に部品点数が増加し、小型化が困難となる。また、光路に対する光学フィルタ及び撮像素子の位置決め精度が、ユニット間の組み付け精度に影響されるという問題もある。
本発明の目的は、光学フィルタを可動として撮影性能を向上しつつ、光学フィルタと撮像素子との位置決め精度を向上し、小型化を図ることにある。
本発明によれば、光の入射側となる正面部と、該正面部の反対側の背面部と、前記正面部と前記背面部との間を貫通した開口部と、を有するベース部材と、前記開口部を通過した光を受光し、電気信号に変換する撮像素子と、前記開口部と前記撮像素子との間に介在する光学フィルタ部を有するフィルタ部材と、前記撮像素子と前記フィルタ部材との間に介在し、前記フィルタ部材の移動空間と前記撮像素子の配設空間とを仕切る仕切り板と、前記ベース部材に設けられ、前記撮像素子が位置決めされる撮像素子取付部と、前記ベース部材に設けられ、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在する第1の位置と、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在しない第2の位置と、の間で前記フィルタ部材が移動可能に前記フィルタ部材が取り付けられるフィルタ部材取付部と、前記フィルタ部材を前記第1の位置と前記第2の位置で移動する駆動手段と、前記ベース部材に設けられ、前記駆動手段が取り付けられる駆動手段取付部と、を備え、前記撮像素子取付部、前記フィルタ部材取付部及び前記駆動手段取付部が、前記背面部と一体的に設けられ、前記撮像素子取付部は、光路方向と直交する方向について、前記仕切り板を貫通して前記撮像素子を位置決めすることを特徴とする撮像ユニットが提供される
本発明の撮像ユニットでは、前記光学フィルタ部を有する前記フィルタ部材が前記第1及び第2の位置の間で移動可能であることから、撮影性能を向上することができる。また、前記フィルタ部材及び前記撮像素子を共通の前記ベース部材に取り付けたことにより、小型化が図れる。更に、光路を規定する前記開口部を有する前記ベース部材に前記フィルタ部材及び前記撮像素子を取り付けたことにより、前記開口部と前記光学フィルタ部と前記撮像素子との位置決め精度を向上できる。加えて、前記ベース部材の前記背面部側から前記撮像素子、前記フィルタ部材及び前記駆動手段を組み付けることができ、組み付け作業性を向上できる。
また、本発明によれば、撮像ユニットの組立方法において、前記撮像ユニットが、光の入射側となる正面部と、該正面部の反対側の背面部と、前記正面部と前記背面部との間を貫通した開口部と、を有するベース部材と、前記開口部を通過した光を受光し、電気信号に変換する撮像素子と、前記ベース部材の前記背面部と一体的に設けられると共に前記背面部から突出し、前記撮像素子が位置決めされる撮像素子取付部と、前記開口部と前記撮像素子との間に介在する光学フィルタ部を有し、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在する第1の位置と、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在しない第2の位置と、の間で移動可能に設けられたフィルタ部材と、前記フィルタ部材を前記第1の位置と前記第2の位置で移動する駆動手段と、前記撮像素子と前記フィルタ部材との間に介在し、前記フィルタ部材の移動空間と前記撮像素子の配設空間とを仕切る仕切り板と、を備え、前記組立方法は、前記ベース部材の前記背面部と一体的に設けられたフィルタ部材取付部及び駆動手段取付部に、それぞれ、前記フィルタ部材及び前記駆動手段を取り付ける第1取付工程と、前記第1取付工程の後、前記ベース部材の前記背面部側から前記ベース部材に前記仕切り板を取り付ける第2取付工程と、前記第2取付工程の後、前記ベース部材の前記背面部側から前記撮像素子取付部に前記撮像素子を取り付ける第3取付工程と、を備え、前記撮像素子取付部は、光路方向と直交する方向について、前記仕切り板を貫通して前記撮像素子を位置決めすることを特徴とする撮像ユニットの組立方法が提供される。
本発明の組立方法では、前記光学フィルタ部を有する前記フィルタ部材が前記第1及び第2の位置の間で移動可能であることから、撮影性能を向上した撮像ユニットを提供できる。また、前記フィルタ部材及び前記撮像素子を共通の前記ベース部材に取り付けたことにより、撮像ユニットの小型化が図れる。更に、光路を規定する前記開口部を有する前記ベース部材に前記フィルタ部材及び前記撮像素子を取り付けたことにより、前記開口部と前記光学フィルタ部と前記撮像素子との位置決め精度を向上できる。加えて、前記ベース部材の前記背面部側から、前記フィルタ部材、前記駆動手段、前記仕切り板及び前記撮像素子を順次組み付けることにより、組み付け作業性を向上できる。
また、本発明によれば、光の入射側となる正面部と、該正面部の反対側の背面部と、前記正面部と前記背面部との間を貫通した開口部と、を有するベース部材と、前記開口部を通過した光を受光し、電気信号に変換する撮像素子と、前記開口部と前記撮像素子との間に介在する光学フィルタ部を有するフィルタ部材と、前記撮像素子と前記フィルタ部材との間に介在し、前記フィルタ部材の移動空間と前記撮像素子の配設空間とを仕切る仕切り板と、前記ベース部材に設けられ、前記撮像素子が位置決めされる撮像素子取付部と、前記ベース部材に設けられ、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在する第1の位置と、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在しない第2の位置と、の間で前記フィルタ部材が移動可能に前記フィルタ部材が取り付けられるフィルタ部材取付部と、前記フィルタ部材を前記第1の位置と前記第2の位置で移動する駆動手段と、前記撮像素子から出力される前記電気信号に基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記撮像素子取付部及び前記フィルタ部材取付部が、前記背面部と一体的に設けられ、前記撮像素子取付部は、光路方向と直交する方向について、前記仕切り板を貫通して前記撮像素子を位置決めすることを特徴とする撮像装置が提供される。
本発明の撮像装置では、前記光学フィルタ部を有する前記フィルタ部材が前記第1及び第2の位置の間で移動可能であることから、撮影性能を向上することができる。また、前記フィルタ部材及び前記撮像素子を共通の前記ベース部材に取り付けたことにより、小型化が図れる。更に、光路を規定する前記開口部を有する前記ベース部材に前記フィルタ部材及び前記撮像素子を取り付けたことにより、前記開口部と前記光学フィルタ部と前記撮像素子との位置決め精度を向上できる。加えて、前記制御手段により、前記光学フィルタ部を有する前記フィルタ部材の位置を撮影環境に応じた位置に自動的に切り替えることができる。更に、前記ベース部材の前記背面部側から前記撮像素子及び前記フィルタ部材を組み付けることができ、組み付け作業性を向上できる。
以上述べた通り、本発明によれば、光学フィルタを可動として撮影性能を向上しつつ、光学フィルタと撮像素子との位置決め精度を向上し、小型化を図ることができる。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る撮像ユニットAの斜視図、図2は撮像ユニットAの分解斜視図である。撮像ユニットAは、撮像ユニットAの地板を構成するベース部材1と、撮像素子2と、フィルタ部材3と、フィルタ部材3を移動する駆動装置4と、仕切り板5と、レンズ鏡筒6と、撮像装置2を搭載する基板7と、端子板9と、を備える。
ベース部材1は、板状方形のベース部11と、ベース部11を囲む4つの側壁部12と、を備え、例えば、後述する背面部11bに各構成も含めて樹脂から一体に成形される。ベース部11は、レンズ鏡筒6が取り付けられる正面部11aと、正面部11aの反対側の背面部11bと、正面部11aと背面部11bとの間を貫通(つまりベース部11を貫通)した開口部11cと、を備える。レンズ鏡筒6は、その一部が開口部11cに挿入されて正面部11aに接着剤等により固着される。
撮像素子2は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子であり、レンズ鏡筒6を通過することで、開口部11cを通過した光を受光し、電機信号に変換する。本実施形態の場合、撮像素子2は略直方体形状を有しており、その受光面はカバーガラス21で覆われている。撮像素子2は、その受光面が開口部11cを指向する向きで基板7上に半田付けされて実装される。
フィルタ部材3は、基材31と、基材31上に形成された光学フィルタ部32と、円形の孔33と、長孔状の係合孔34と、を備える。基材31は、例えば、PET等の薄板状で透明の樹脂基板である。光学フィルタ部32は、本実施形態の場合、赤外領域の光の透過を調節するフィルタであり、主として赤外領域の光の透過を制限する赤外カットフィルタである。しかし、光学フィルタ部32は、可視領域の光の透過を調節するフィルタであってもよく、例えば、主として可視領域の光の透過を制限するNDフィルタであってもよい。
本実施形態の場合、光学フィルタ部32は、基材31上の一部の領域に積層された光学薄膜である。この光学薄膜は、透過光を正弦する多層膜を蒸着法等の物理的積層法で基材31上に積層することで形成できる。ここで、光学フィルタ部32を構成する光学薄膜を別途作成し、基材31と張り合わせることで光学フィルタ部32を形成することもできるが、基材31上に直接光学薄膜を物理的積層法で形成する方が、フィルタ部材3の薄型化を図れる。
なお、光学フィルタ部32は、基材31の全域に渡って形成してもよいが、本実施形態のように一部の領域で足り、撮像素子2が受光する光が全て光学フィルタ部32を通過可能な大きさを有していればよい。
駆動装置4は、本実施形態の場合、ロータリソレノイドタイプのアクチュエータであるが、他のアクチュエータも採用可能である。駆動装置4は、軟磁性材料からなるステータヨーク41と、ロータ42と、励磁コイルユニット43と、を備える。図3(a)はロータ42の斜視図である。ロータ42は、円筒状のロータマグネット42aと、フィルタ部材3の係合孔34に挿入されるピン部42b’及びロータマグネット42aと同心の孔42b”を有する連結部材42bと、を備える。
ロータマグネット42aは、その外周面が周方向に二極(N、S)に着磁されている。連結部材42bは、本実施形態の場合、樹脂製であり、ロータマグネット42aと連結部材42bとはインサート成形により一体成形される。ロータマグネット42aと連結部材42bとは、例えば、円筒状のロータマグネット42aの中心孔に連結部材42bの一部が圧入されることにより、一体化してもよい。
図2を参照して、ステータヨーク41は開口部41aと、開口部41aと連通したスリット41bと、を有し、その外形が馬蹄状をなしている。開口部41aは、ロータマグネット42aの周囲を囲むようにC字型に形成され、開口部41a内にロータマグネット42aが配置される。ステータヨーク41のうち、開口部41aの周囲の部分は、ロータマグネット42aと空隙を持って対峙する磁極を形成する。励磁コイルユニット43は、貫通孔を有するボビンにコイルを巻き回して構成されている。励磁コイルユニット43は、そのボビンの貫通孔にステータヨーク41の一部41cを挿入することでステータヨーク41に装着される。
係る構成からなる駆動装置4は、励磁コイルユニット43のコイルに駆動電流を供給してステータヨーク41を励磁することで、開口部41a内でロータマグネット42aが、ロータマグネット42aの軸心回りに回転し、駆動電流の正負により回転方向を制御できる。
次に、図3はベース部材1の背面図であり、ベース部材1を背面部11b側から見た図である。背面部11bは、撮像素子2が取り付けられる取付部13a乃至13dを有する。取付部13a乃至13dは、背面部11bから突出して形成され、その断面形状が略L字型である。各取付部13a乃至13dの、開口部11c側の2側面は、撮像素子2の角部に当接する。本実施形態では、取付部13a乃至13dにより、光路方向と直交する方向について撮像素子2の位置決めを行うことができる。
背面部11bは、また、フィルタ部材3が取り付けられる取付部15を備える。取付部15は背面部11bから突出した軸体であり、フィルタ部材3の孔33に挿入されて、フィルタ部材3を取付部15の軸心回りに回動自在に支持する。本実施形態では、ベース部材1を軸体、フィルタ部材3側を孔としたが、ベース部材1側を孔、フィルタ部材3側を軸体として、フィルタ部材3を回動自在にベース部材1に支持する構成としてもよい。また、本実施形態では、フィルタ部材3を回動により移動する構成としたが、平行移動により移動する構成としてもよい。尤も、回動する構成とした方が、フィルタ部材3の移動スペースを小さくすることができる。
背面部11bは、また、レール部16a、16bを有する。レール部16a及び16bは背面部11bから突出して形成され、フィルタ部材3の移動方向に延設されている。レール部16a及び16bは、フィルタ部材3が回動する際、フィルタ部材3が背面部11bと摺接しないように、背面部11bとフィルタ部材3との間の空隙を形成するものであり、フィルタ部材3は、その回動の際、レール部16a及び16b上を摺動することになる。レール部16a及び16bを形成することで、フィルタ部材3と背面部11bとの摺動面積を縮小でき、フィルタ部材3に傷が付くことを防止できる。
背面部11bは、また、ストッパ部17を有する。ストッパ部17は背面部11bから突出して形成され、フィルタ部材3に当接してフィルタ部材3の回動方向の一方方向の回動範囲を制限する。フィルタ部材3の回動方向の他方向の回動範囲は、取付部13dにより制限し、本実施形態の場合、取付部13dは、フィルタ部材3の回動範囲を制限する部材としても機能する。
背面部11bは、また、駆動装置4を取り付ける取付部18を有する。取付部18は、背面部11bから突出し、ロータ42の孔42b”に挿入される軸体18aと、背面部11bから突出し、ステータヨーク41が載置される棚部18c、18dと、棚部18c及び18dにより形成され、ロータマグネット42aが挿入される凹部18bと、棚部15c及び18dと側壁部12とにより形成され、励磁コイルユニット43が挿入される凹部18eと、を備える。
図4(a)はフィルタ部材3と駆動装置4とを組み付けた状態を示す図、(b)はフィルタ部材3と駆動装置4とを背面部11bに組み付けた状態を示す図である。フィルタ部材3は取付部15に回動自在に支持されたことにより、取付部15を回動中心として、実線で示す位置から破線で示す位置へ回動可能である。
実線で示す位置は、フィルタ部材3の一方側部がストッパ部17に当接しており、かつ、ベース部材1の開口部11cと撮像素子2との間に光学フィルタ部32が介在した第1の位置である。フィルタ部材3が第1の位置に位置している場合、撮像素子2が受光する光は光学フィルタ部32を透過した光となる。
破線で示す位置のうち、同図で左側の位置は、フィルタ部材3の他方側部が取付部13dに当接しており、かつ、ベース部材1の開口部11cと撮像素子2との間に光学フィルタ部32が介在しない第2の位置である。フィルタ部材3が第2の位置に位置している場合、撮像素子2が受光する光は光学フィルタ部32を透過していない光となる。
駆動装置4のロータ42は、背面部11bの軸体18aに回転自在に支持されており、ロータ42のピン部42b’がフィルタ部材3の係合孔34に挿入されている。励磁コイルユニット43のコイルに駆動電流を供給してステータヨーク41を励磁し、ロータ42が軸体18aの軸心回りに回転すると、ピン部42b’が弧状に移動し、フィルタ部材3が回動することになる。
ここで、励磁コイルユニット43のコイルに対する駆動電流の供給を停止しても、ステータヨーク41と、ロータマグネット42aとの間のディテントトルクにより、ロータ42に回転力を付勢することができる。例えば、励磁コイルユニット43のコイルに駆動電流を供給して、フィルタ部材3を第1の位置から第2の位置へ移動した後、駆動電流の供給を停止しても、ディテントトルクによりロータ42が回転しようとし、フィルタ部材3に回動力が付勢される。但し、取付部13dに制限されてフィルタ部材3は回動せず、第2の位置に位置しつづけることになる。また、励磁コイルユニット43のコイルに駆動電流を供給して、フィルタ部材3を第2の位置から第1の位置へ移動した後、駆動電流の供給を停止しても、同様に、ディテントトルクによりロータ42が回転しようとし、フィルタ部材3に回動力が付勢される。この場合は、ストッパ部17に制限されてフィルタ部材3は回動せず、第1の位置に位置しつづけることになる。
このようにディテントトルクの作用により、フィルタ部材3の位置変更に際しては、駆動電流を回動の間だけ供給すれば足り、消費電力を削減できる。また、撮像ユニットAの振動等によって、不意にフィルタ部材3が回動することもない。
次に、本実施形態の場合、図3(b)に示すように、取付部18は、各取付部13a乃至13dの、開口部11c側の2側面により囲まれる撮像素子2の配設空間を避けて形成されており、図4(b)に示すように、駆動装置4は、撮像素子2の配設空間を避けて配置されている。駆動装置4は、撮像ユニットAを光路方向(開口部11c−撮像素子2方向)に見た場合に、撮像素子2の側方に位置しており、撮像素子2と駆動装置4とが、光路方向に重ならないように配置されている。このため、撮像ユニットAの光路方向の薄型化を図ることができる。
次に、図3(b)を参照してベース部材1の他の構成について説明する。背面部11bは、背面部11bから突出した複数の突出部14a乃至14dを備える。突出部14a乃至14dは、いずれも背面部11bから同じ高さだけ突出し、その頂部は平坦である。
突出部14a乃至14dは、その各頂部が仕切り板5に当接し、背面部11bと仕切り板5とを離間させるスペーサとして機能する。仕切り板5は、撮像素子2とフィルタ部材3との間に介在し、背面部11bと仕切り板5との間のフィルタ部材3の移動空間と、仕切り板5と基板7との間の撮像素子2の配設空間と、を仕切る。
仕切り板5を設けて、フィルタ部材3の移動空間と、撮像素子2の配設空間とを仕切ることにより、フィルタ部材3が撮像素子2に摺接することを防止し、光学フィルタ部32や撮像素子2に傷が付くことを防止できる。また、撮像素子2はその駆動時に発熱する。本実施形態のように、フィルタ部材3を樹脂材から構成した場合、フィルタ部材3が熱により変形する場合がある。本実施形態では、仕切り板5により撮像素子2が発熱した熱がフィルタ部材3に伝わり難くなり、フィルタ部材3の変形を防止できる。このため、仕切り板5は、例えば、金属板等、熱伝導性が高いものが望ましい。
図2を参照して、仕切り板5は、その周縁に3つの係合部51を有する。係合部51には孔が形成されており、この孔にベース部材1の側壁部12の外側面に形成された係合爪12aが挿入されて係合する。係合部51と係合爪12aとの係合により、仕切り板5はベース部材1の背面側に装着される。図5は、仕切り板5をベース部材1に装着した状態を示す斜視図である。本実施形態では、係合部51と係合爪12aとの係合により仕切り板5をベース部材1に装着する構成としたが、ネジを用いた装着構造としてもよい。
本実施形態の場合、突出部14a乃至14dは、それぞれ、取付部13a乃至13dに連設して形成されており、背面部11bからの高さは、取付部13a乃至13dよりも突出部14a乃至14dの方が低くなっている。このため、図5に示すように、仕切り板5をベース部材1に装着した状態では、取付部13a乃至13dは、仕切り板5の背後に突出している。このため、仕切り板5の背後から撮像素子2を取付部13a乃至13dに取り付けることができる。図6は、図5の状態から取付部13a乃至13dに撮像素子2を取り付けた状態を示す。なお、図6においては撮像素子2のみが取付部13a乃至13dに取り付けられた状態を示しているが、撮像素子2は基板7に実装された状態で取付部13a乃至13dに取り付けられることになる。
図2及び図5を参照して、仕切り板5は、ベース部材1の開口部11cの中心線と同心の開口部53を有する。開口部53は、レンズ鏡筒6により規定される光路と仕切り板5とが干渉しない大きさに設定される。仕切り板5は、また、取付部13a乃至13dが挿通する孔54a乃至54bを有する。各孔54a乃至54bは、挿通する取付部13a乃至13dの各断面形状に応じた形状を有する。
仕切り板5は、また、その一部をベース部材1側に膨出させることでベース部材1側に突出したレール部52を有する。レール部52は、フィルタ部材3の移動方向に延設され、フィルタ部材3が回動する際、フィルタ部材3が仕切り板5と摺接しないように、仕切り板5とフィルタ部材3との間の空隙を形成する。フィルタ部材3は、その回動の際、レール部52上を摺動することになる。レール部52を形成することで、フィルタ部材3と仕切り板5との摺動面積を縮小でき、フィルタ部材3に傷が付くことを防止できる。
仕切り板5は、また、ロータ42のピン部42bと仕切り板5との干渉を回避するための孔55と、ベース部材1の取付部15と仕切り板5との干渉を回避するための孔56と、を有する。
次に、図2を参照して、ベース部材1は、その角部の2ヶ所に、内周面に雌ネジが刻設された筒部19を一体に備える。2つの筒部19はベース部材1の背面側に同じ高さだけ突出している。基板7は、その角部の2ヶ所に孔71が形成されている。しかして、雄ネジが形成されたボルト8の軸部を孔71に挿通して筒部19と螺着することにより、基板7をベース部材1に固定できる。筒部19は、撮像素子2の光路方向の位置決めをする部材としても機能する。
端子板9はフレキシブル基板であり、その下端部が基板7に半田付けされる。端子板9の上端部は、励磁コイルユニット43のコイルの両端がそれぞれ半田付けされる。励磁コイルユニット43のコイルの両端部は、ベース部材1に設けた開口部11dを通して、背面部11b側から正面部11a側に導出され、端子板9に半田付けされる。基板7には、不図示の配線用コネクタがその背面側に取り付けられ、撮像素子2や励磁コイルユニット42のコイルと、外部のデバイスとの電気的な接続を行う。
次に、係る構成からなる撮像ユニットAの組立方法について説明する。まず、ベース部材1の背面部11bにフィルタ部材3及び駆動装置4を取り付ける(第1取付工程:図4(b)の状態)。その後、ベース部材1の背面部11b側からベース部材1に仕切り板5を取り付ける(第2取付工程:図5の状態)。その後、ベース部材1の背面部11b側から基板7に実装された撮像素子2を取付部13a乃至13dに取り付ける(第3取付工程:図6の状態)。続いて、ボルト8により基板7をベース部材1に固定する。
レンズ鏡筒6のベース部材1に対する固定は、これらの各工程の前又は後のいずれでもよい。端子板9のコイルとの接続及び基板7への半田付けについては、第1取付工程の際に、コイルの両端を孔11dから外部へ導出しておき、各工程の後に端子板9とコイルとの半田付け、基板7への半田付けを行えばよい。
この組立方法においては、第1乃至第3取付工程において、ベース部材1の背面部11b側から、フィルタ部材3、駆動装置4、仕切り板5及び撮像素子2を順次組み付けることにより、組み付け作業性を向上できる。
次に、係る構成からなる撮像ユニットAでは、光学フィルタ部32を有するフィルタ部材3が第1及び第2の位置の間で移動可能に構成したことで、撮像素子2が受光する光を光学フィルタ部32を透過した光と通過しない光とで選択可能であり、撮影性能を向上することができる。本実施形態では、光学フィルタ部32が赤外カットフィルタであることから、昼間は光学フィルタ部32をレンズ鏡筒6と撮像素子2との間に介在させてカラー画像を撮像し、夜間は光学フィルタ部32をレンズ鏡筒6と撮像素子2との間から退避させて白黒画像を撮像することができる。
また、フィルタ部材3及び撮像素子2を共通のベース部材1に取り付けたことにより、これらをより密に配置することができ、小型化が図れる。特に、フィルタ部材及び撮像素子2を、共に、ベース部材1の背面部11bに配置したので、一層小型化が図れる。加えて、駆動装置4もベース部材1に取り付け、かつ、ベース部材1の背面部11bに配置したので、更に小型化が図れる。
更に、レンズ鏡筒6の装着により光路を規定する開口部11cを有するベース部材1にフィルタ部材3及び撮像素子2を取り付けたことにより、開口部11c及びレンズ鏡筒6と光学フィルタ部32と撮像素子2との位置決め精度は、ベース部材1の精度に依存し、撮像ユニットAの組み付け精度の影響は小さく、該位置決め精度を向上できる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態の撮像ユニットAは、フィルタ部材3が第2の位置に位置している場合、レンズ鏡筒6と撮像素子2との間には、光学フィルタ部32を含めてフィルタ部材3全体が介在しない構成である。フィルタ部材3の基材31が介在しないことから、フィルタ部材3が第1の位置にある場合と第2の位置にある場合とで、屈折率が異なり、焦点位置が変化する。そこで、本実施形態では、フィルタ部材3が第1の位置に位置している場合も、光学フィルタとして機能しない部分を介在させることで、焦点位置を略一定に維持する。
図7は、第2実施形態において、フィルタ部材3’と駆動装置4とを背面部11bに組み付けた状態を示す図であり、上記第1実施形態における図4(b)に相当する。本実施形態は、第1実施形態のフィルタ部材3と、突出部14cの構成のみが相違し、他の構成は同じである。
図7において、フィルタ部材3’は、フィルタ部材3と比較して基材31の形状が異なっており、光学薄膜を形成せず、光学フィルタとして機能しない透明部35を有している。フィルタ部材3’は、取付部15を回動中心として、実線で示す位置から破線で示す位置へ回動可能である。突出部14c’は、フィルタ部材3’との干渉を避けるため、突出部14cよりも幅を小さくしている。
破線で示すフィルタ部材3’の位置のうち、同図で右側の位置は、フィルタ部材3の一方側部がストッパ部17に当接しており、かつ、ベース部材1の開口部11cと撮像素子2との間に光学フィルタ部32が介在した第1の位置である。フィルタ部材3’が第1の位置に位置している場合、撮像素子2が受光する光は光学フィルタ部32を透過した光となる。
実線で示すフィルタ部材3’の位置は、フィルタ部材3’の他方側部が取付部13dに当接しており、かつ、ベース部材1の開口部11cと撮像素子2との間に透明部35が介在した第2の位置である。フィルタ部材3’が第2の位置に位置している場合、撮像素子2が受光する光は透明部35を透過した光となる。
光学フィルタ部32を形成する光学薄膜と、基材31とでは、一般的には10乃至200倍の厚みの差が生じるため、屈折率の変化の影響は基材31の厚さが支配的である。よって、基材31全体の厚みを略均一とするか、少なくとも光学フィルタ部32と透明部35とで、基材31の厚みを略同じとすることで、屈折率は略同じとなり焦点位置をフィルタ部材3’の位置に関わらず、略一定に維持でき、撮像画像をより高画質なものとすることができる。
<第3実施形態>
次に、撮像ユニットAを用いた撮像装置の構成例について説明する。図8(a)は撮像ユニットAを用いた撮像装置Bのブロック図である。撮像装置Bは、例えば、携帯型電話機のカメラ、車載カメラ、監視カメラ等に適用できる。
撮像装置Bは、CPU101と、ディスプレイ102と、操作部103と、ROM104と、RAM105と、A/D変換回路106と、画像処理回路107と、を備える。CPU101は、ROM104に記憶されたプログラムを実行し、撮像素子2の制御及び駆動装置4の励磁コイルユニット43の制御(コイルの通電制御)を含む撮像装置B全体の制御を行う。ディスプレイ102は撮像素子2が撮像した画像を表示する。操作部103は、シャッタボタン、フィルタ部材3の位置を自動切り替え(自動モード)とするか手動切り替え(手動モード)とするかを選択するための選択ボタン、手動モード時にフィルタ部材3の位置を選択するための選択ボタン等を含む。
ROM104には、CPU101が実行するプログラムや固定的なデータが記憶される。RAM105には、撮像素子2が撮像した画像のデータや、CPU101の演算結果といった可変データが記憶される。ROM104及びRAM105は他の記憶手段でもよい。
A/D変換回路106は、撮像素子2から出力される、画像を示す電気信号をアナログ画像信号からデジタル画像信号へ変換する。画像処理回路107はA/D変換回路106が変換したデジタル画像信号に対して、カラーバランス等の調整を行う。駆動回路108はCPU101からの制御信号に基づいて、励磁コイルユニット43のコイルに駆動電流を供給する。
次に、CPU101によるフィルタ部材3(又はフィルタ部材3’。以下、同じ。)の移動制御の例について説明する。手動モードの場合、操作部103の選択ボタンに対するユーザの操作を契機として、ユーザが選択したフィルタ部材3の位置(第1、第2の位置)にフィルタ部材3を移動させるべく、駆動回路108へ制御信号を出力する。
自動モードの場合、画像処理回路107から出力される、撮像素子2が撮像した画像のデジタル画像信号の輝度が、予め定めた閾値よりも明るい場合はフィルタ部材3を第1の位置に、暗い場合はフィルタ部材3を第2の位置に、それぞれ移動するよう、駆動回路108へ制御信号を出力する。この制御により、撮影環境が明るい場合は、光学フィルタ部32を通過した光を撮像素子2が受光し、撮影環境が暗い場合は光学フィルタ部32を通過しない光を撮像素子2が受光することになり、光学フィルタ部32を有するフィルタ部材3の位置を撮影環境に応じた位置に自動的に切り替えることができる。デジタル画像信号の輝度は、例えば、撮像範囲全体の各画素の輝度の平均値とすることができる。また、撮像範囲のうち、一部の領域の各画素の輝度の平均値としてもよい。
図8(b)は、自動モードにおける、デジタル画像信号の輝度の変化、駆動回路108から励磁コイルユニット43のコイルに供給される駆動電流の変化、及び、光学フィルタ部32の位置の変化、の例を示す図である。
同図の例では、デジタル画像信号の輝度が明→暗→明に連続的に変化している場合を示している。駆動電流は、デジタル画像信号の輝度が閾値よりも暗い場合と明るい場合とで極性が反転し、暗い場合はフィルタ部材3を第2の位置へ、明るい場合は第1の位置へ、それぞれ移動するように極性がフィルタ部材3の回動方向と対応づけられている。同図の例では、デジタル画像信号の輝度変化が閾値を跨ぐ場合に一定時間だけ出力されている。上記の通り、ステータヨーク41と、ロータマグネット42aとの間のディテントトルクにより、駆動電流は一定時間だけ出力すれば足りる。
光学フィルタ部32は、デジタル画像信号の輝度が閾値よりも暗い場合は、フィルタ部材3が第2の位置に位置することで、レンズ鏡筒6と撮像素子2との間から退避し、デジタル画像信号の輝度が閾値よりも明るい場合は、フィルタ部材3が第1の位置に位置することで、レンズ鏡筒6と撮像素子2との間に介在している。
本発明の一実施形態に係る撮像ユニットAの斜視図である。 撮像ユニットAの分解斜視図である。 (a)はロータ42の斜視図、(b)はベース部材1の背面図である。 (a)はフィルタ部材3と駆動装置4とを組み付けた状態を示す図、(b)はフィルタ部材3と駆動装置4とを背面部11bに組み付けた状態を示す図である。 仕切り板5をベース部材1に装着した状態を示す斜視図である。 図5の状態から取付部13a乃至13dに撮像素子2を取り付けた状態を示す。 第2実施形態において、フィルタ部材3’と駆動装置4とを背面部11bに組み付けた状態を示す図である。 (a)は撮像ユニットAを用いた撮像装置Bのブロック図、(b)は、自動モードにおける、デジタル画像信号の輝度の変化、駆動回路108から励磁コイルユニット43のコイルに供給される駆動電流の変化、及び、光学フィルタ部32の位置の変化、の例を示す図である。
符号の説明
A 撮像ユニット
1 ベース部材
2 撮像素子
3 フィルタ部材
32 光学フィルタ部
11c 開口部
13a乃至13d 取付部
15 取付部

Claims (5)

  1. 光の入射側となる正面部と、該正面部の反対側の背面部と、前記正面部と前記背面部との間を貫通した開口部と、を有するベース部材と、
    前記開口部を通過した光を受光し、電気信号に変換する撮像素子と、
    前記開口部と前記撮像素子との間に介在する光学フィルタ部を有するフィルタ部材と、 前記撮像素子と前記フィルタ部材との間に介在し、前記フィルタ部材の移動空間と前記撮像素子の配設空間とを仕切る仕切り板と、
    前記ベース部材に設けられ、前記撮像素子が位置決めされる撮像素子取付部と、
    前記ベース部材に設けられ、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在する第1の位置と、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在しない第2の位置と、の間で前記フィルタ部材が移動可能に前記フィルタ部材が取り付けられるフィルタ部材取付部と、
    前記フィルタ部材を前記第1の位置と前記第2の位置で移動する駆動手段と、
    前記ベース部材に設けられ、前記駆動手段が取り付けられる駆動手段取付部と、を備え、
    前記撮像素子取付部、前記フィルタ部材取付部及び前記駆動手段取付部が、前記背面部と一体的に設けられ、前記撮像素子取付部は、光路方向と直交する方向について、前記仕切り板を貫通して前記撮像素子を位置決めすることを特徴とする撮像ユニット。
  2. 前記フィルタ部材が、
    樹脂基板と、
    前記樹脂基板上に積層され、前記光学フィルタ部を形成し、赤外領域または可視領域の光の透過を調節する光学薄膜と、を備え
    前記フィルタ部材は、光学フィルタとして機能しない透明部を有し、
    前記第2の位置は、前記透明部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在する位置であることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記正面部側において前記開口部に装着されたレンズ鏡筒を備え、
    前記フィルタ部材取付部は、前記フィルタ部材を回動自在に支持し、
    前記フィルタ部材は、前記フィルタ部材取付部を回動中心として、前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動可能に設けられ、
    前記駆動手段は、
    永久磁石からなるロータマグネットと、
    前記ロータマグネットと前記フィルタ部材とを連結する連結部材と、
    前記ロータマグネットを囲む部分を有するステータヨークと、
    前記ステータヨークを励磁して前記ロータマグネットを回転させる励磁コイルと、を備え、
    前記撮像ユニットを前記開口部−前記撮像素子方向に見た場合に、前記撮像素子の側方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像ユニット。
  4. 撮像ユニットの組立方法において、
    前記撮像ユニットが、
    光の入射側となる正面部と、該正面部の反対側の背面部と、前記正面部と前記背面部との間を貫通した開口部と、を有するベース部材と、
    前記開口部を通過した光を受光し、電気信号に変換する撮像素子と、
    前記ベース部材の前記背面部と一体的に設けられると共に前記背面部から突出し、前記撮像素子が位置決めされる撮像素子取付部と、
    前記開口部と前記撮像素子との間に介在する光学フィルタ部を有し、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在する第1の位置と、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在しない第2の位置と、の間で移動可能に設けられたフィルタ部材と、
    前記フィルタ部材を前記第1の位置と前記第2の位置で移動する駆動手段と、
    前記撮像素子と前記フィルタ部材との間に介在し、前記フィルタ部材の移動空間と前記撮像素子の配設空間とを仕切る仕切り板と、を備え、
    前記組立方法は、
    前記ベース部材の前記背面部と一体的に設けられたフィルタ部材取付部及び駆動手段取付部に、それぞれ、前記フィルタ部材及び前記駆動手段を取り付ける第1取付工程と、
    前記第1取付工程の後、前記ベース部材の前記背面部側から前記ベース部材に前記仕切り板を取り付ける第2取付工程と、
    前記第2取付工程の後、前記ベース部材の前記背面部側から前記撮像素子取付部に前記撮像素子を取り付ける第3取付工程と、を備え
    前記撮像素子取付部は、光路方向と直交する方向について、前記仕切り板を貫通して前記撮像素子を位置決めすることを特徴とする撮像ユニットの組立方法。
  5. 光の入射側となる正面部と、該正面部の反対側の背面部と、前記正面部と前記背面部との間を貫通した開口部と、を有するベース部材と、
    前記開口部を通過した光を受光し、電気信号に変換する撮像素子と、
    前記開口部と前記撮像素子との間に介在する光学フィルタ部を有するフィルタ部材と、
    前記撮像素子と前記フィルタ部材との間に介在し、前記フィルタ部材の移動空間と前記撮像素子の配設空間とを仕切る仕切り板と、
    前記ベース部材に設けられ、前記撮像素子が位置決めされる撮像素子取付部と、
    前記ベース部材に設けられ、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在する第1の位置と、前記光学フィルタ部が前記開口部と前記撮像素子との間に介在しない第2の位置と、の間で前記フィルタ部材が移動可能に前記フィルタ部材が取り付けられるフィルタ部材取付部と、
    前記フィルタ部材を前記第1の位置と前記第2の位置で移動する駆動手段と、
    前記撮像素子から出力される前記電気信号に基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記撮像素子取付部及び前記フィルタ部材取付部が、前記背面部と一体的に設けられ、前記撮像素子取付部は、光路方向と直交する方向について、前記仕切り板を貫通して前記撮像素子を位置決めすることを特徴とする撮像装置。
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