JP5376448B2 - 軸受装置及び情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸受装置及び該軸受装置を用いた情報記録再生装置に関するものである。
従来から、各種の情報を磁気的又は光学的にディスクに記憶・再生させるハードディスク等の情報記録再生装置が知られている。一般的に、情報記録再生装置は、軸受装置の周りを回動可能に構成されたキャリッジと、キャリッジの先端に装着されたヘッドジンバルアセンブリと、ヘッドジンバルアセンブリの先端に配置された磁気記録再生ヘッドと、磁気記録再生ヘッドに対向配置されて一定方向に回転する磁気記録媒体とを備えている。
このような情報記録再生装置においては、モータ等によって上記軸受装置を回動させることで、キャリッジを水平面に沿って回動させることができ、キャリッジ先端にヘッドジンバルアセンブリを介して配置された磁気記録再生ヘッドを磁気記録媒体の所定位置に移動することで、信号や記録の再生を行うことができるのである。
近年、コンピュータ機器におけるハードディスク等の容量増加に伴って、単一記録面内における情報の記録密度が増加しており、これに対応すべく、磁気ヘッドの位置制御の精度向上が望まれている。しかしながら、軸受装置を構成する各備品の軸芯がずれていると、軸受装置を中心にスイングアームを回動させたときに磁気ヘッドの位置制御の精度が低下する。また、このように軸受装置の軸芯がずれていると、トルクに乱れを生じさせる原因となったり、ノイズや共振等が発生する原因となったりする。
このような問題を解消するために、転がり軸受の内輪とシャフトの固定、及び転がり軸受の外輪とスリーブとの固定を、接着剤を用いて行う転がり軸受装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、上記のような転がり軸受を用いた軸受装置の他、一対の半球体又は円錐面が固定された軸を、該半球体又は円錐面と接する支持体によって摺動可能に支持する軸受装置が提案されている。この軸受装置においては、半球体及び円錐面がセラミックスから形成されており、これら半球体、円錐面と支持体とのすべりを利用して軸受の機能を実現している(例えば特許文献2参照)
特開2001−214942号公報 特開2002−250343号公報
ところで、磁気ヘッドの位置決め制御をする際、一般的に装置自体の共振周波数が低く、またはゲインが高い場合には、高精度での位置決めが困難となってしまう。したがって、磁気ヘッドの位置決めを行う軸受装置においては、共振周波数が高く、また、そのゲインが低い方が好ましい。
しかしながら、上記特許文献1のように転がり軸受を採用した軸受装置の場合、構造上、共振周波数を高くすることは困難であり、また、そのゲインも高いため、位置決め精度をある程度以上に高くすることができなかった。
一方、上記特許文献2に記載された軸受装置に半球体を用いた構成の場合、シャフトの軸が傾くことで該シャフトが首振り状態で回転する歳差運動が起き易く、位置決め精度が低下してしまうという問題がある。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、位置決め精度を高くすることができるとともに摩擦トルクを低減させることが可能な軸受装置及び情報記録再生装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る軸受装置は、軸線を中心とした円柱状に形成されたシャフトと、前記シャフトの径方向に所定間隔離間して同軸状に配置される円筒状のスリーブと、円筒状をなして前記シャフトと前記スリーブとの間に配置され、外周面が前記スリーブに固定されるとともに、内周面の両端開口部に一対の受け面が形成された軸受本体と、前記一対の受け面に対向する対向面を有し、前記シャフトの外周面に軸線方向に離間して固定された一対の支持部材と、を備えた軸受装置において、前記受け面と前記対向面とのいずれか一方が、前記軸受本体の両端開口側に向かって拡径するテーパ面とされるとともに、他方が、前記テーパ面と同一のテーパ角を有し、前記軸線を含む断面において直線状をなす円錐面と、該円錐面から前記テーパ面側に突出し、前記軸線を含む断面において円弧状をなす凸曲面とからなり、前記軸線を含む断面において、円弧状をなす前記凸曲面が、前記受け面と前記対向面との他方に複数形成されていることを特徴としている。
このような特徴の軸受装置によれば、軸受本体の受け面にシャフトに固定された支持部材の対向面が接触することで、軸受本体にシャフトが相対回転可能に支持される。
シャフトが軸受本体に同軸に支持されている状態においては、受け面と対向面とのいずれか一方に形成された凸曲面の頂部のみが、他方のテーパ面に接触する。したがって、両者の接触面積を小さくすることができるため、摩擦トルクを低減させることが可能となる。
また、シャフトに傾きが生じた場合には、受け面と対向面とのいずれか一方の円錐面が他方のテーパ面に接触することで、シャフトに対して傾きを抑制する方向に力を与えることができる。これによって、歳差運動の発生を防止することが可能となる。
また、摩擦トルクを低減させるとともに歳差運動を防止することが可能となる。
さらに、本発明に係る軸受装置においては、前記受け面と前記対向面との少なくとも一方の表面が、凸部又は凹部が多数配列されてなる微小凹凸面状をなしていることを特徴としている。
これによって、受け面と対向面との接触面積を低減することができるため、摩擦トルクをより一層低減させることができる。
また、本発明に係る軸受装置は、前記スリーブの内側に潤滑流体が充填され、前記受け面と前記対向面とが前記潤滑流体を介して接触することを特徴としている。
シャフト傾きが生じた場合、軸受本体の受け面とシャフトに固定された支持部材の対向面との間のクリアランスが変動する。この際、本発明の軸受装置においては、クリアランス内に存在する潤滑流体によるくさび膜効果(スクイズ効果)が発現することにより、当該潤滑流体がクリアランス内にとどまろうとする圧力が生じ、該クリアランスの大きさの変動が減衰させられる。即ち、潤滑流体によるダンピング効果を得ることができるため、シャフトの歳差運動を抑制することが可能となる。
また、受け面と対向面とが潤滑流体を介して接触することにより、両者の摩擦トルクを低減させることができる。
さらに、スリーブ内に潤滑流体が充填されていることから、スリーブの内側に配置された部材の耐衝撃性を向上させることができる。
また、本発明に係る軸受装置においては、前記凸曲面が、前記軸線を中心とした環状をなしていることが好ましい。これによって、支持部材を周方向全域から受け面によって支持することができるため、シャフトの安定性を向上させることができる。
また、本発明に係る軸受装置においては、前記凸曲面が、周方向に所定間隔離間して複数形成されているものであってもよい。
この場合、支持部材と受け面とが点接触することになるため、摩擦トルクをより低減させることができる。
さらに、本発明に係る軸受装置においては、前記受け面と前記対向面との少なくとも一方に、コーティング層が形成されていることを特徴とする。
これによって、受け面と対向面とのすべりを向上させることができるため、摩擦トルクをより一層低減することが可能となる。
本発明に係る情報記録再生装置は、上記いずれかの軸受装置と、該軸受装置の周りを回動可能に構成され、ヘッドジンバルアセンブリを支持するアーム部を有するキャリッジと、一定方向に回転する磁気記録媒体とを備えていることを特徴とする。
このような特徴の情報記録再生装置によれば、上記軸受装置を備えていることから歳差運動の発生を防止するとともに摩擦トルクを低減することができ、磁気記録媒体に対してヘッドジンバルアセンブリを高精度に位置制御をすることが可能となる。
本発明の軸受装置によれば、軸受本体の受け面と支持部材の対向面とのいずれか一方が円錐面部と凸曲面とから構成されているため、歳差運動の発生を抑制して位置決め精度を高くすることができ、さらに、摩擦トルクを低減させることが可能となる。
本発明の第1実施形態における情報記録再生装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態におけるピボット軸の断面図である。 図2における支持部材及び受け面付近の拡大図である。 第1実施形態においてシャフトに傾きが生じた際における支持部材及び受け面付近の拡大図である。 第1実施形態においてシャフトに傾きが生じた際における支持部材及び受け面付近の拡大図である。 第1実施形態において潤滑流体によるくさび膜効果を説明する図である。 本発明の第2実施形態におけるピボット軸の要部断面図である。 変形例における支持部材及び受け面付近の拡大図である。 変形例における支持部材及び受け面付近の拡大図である。 凸曲面が複数形成されているピボット軸の一部拡大図である。 対向面の表面が微小凹凸面状をなしているピボット軸の一部拡大図である。 比較例のピボット軸(軸受装置)の断面図である。 比較例のピボット軸(軸受装置)の周波数特性を示すグラフである。 実施例のピボット軸(軸受装置)の周波数特性を示すグラフである。
次に、本発明に係る軸受装置の第1実施形態について図1〜図3に基づいて説明する。なお、本実施形態では、軸受装置が情報記録再生装置のピボット軸に用いられている場合について説明する。
図1は、本発明に係る情報記録再生装置1の概略構成図である。なお、本実施形態の情報記録再生装置1は、垂直記録層を有するディスク(磁気記録媒体)Dに対して、推力記録方式で書き込みを行う装置である。
図1に示すように、情報記録再生装置1は、キャリッジ11と、キャリッジ11の先端側に支持されたヘッドジンバルアセンブリ(HGA)12と、ヘッドジンバルアセンブリ12をディスク面D1(ディスクDの表面)に平行な水平面内方向にスキャン移動させるアクチュエータ6と、ディスクDを回転軸L2を中心に回転させるスピンドルモータ7と、情報に応じて変調した電流をヘッドジンバルアセンブリ12のスライダ2に対して供給する制御部5と、これら各構成品を内部に収容するハウジング9とを備えている。
ハウジング9は、アルミニウム等の金属材料からなる上部開口部を有する箱型形状のものであり、上面視四角形状の底部9aと、該底部9aの周縁において底部9aに対して鉛直方向に立設する周壁(不図示)とで構成されている。そして、周壁に囲まれた内側には、上述した各構成品を収容する凹部が形成される。なお、図1においては、説明を理解しやすくするために、ハウジング9の周囲を囲む周壁を省略している。
また、このハウジング9には、ハウジング9の開口を塞ぐように図示しない蓋が着脱可能に固定されるようになっている。底部9aの略中心には、上記スピンドルモータ7が取り付けられており、該スピンドルモータ7に中心孔を嵌め込むことでディスクDが着脱自在に固定されている。
ディスクDの外側で底部9aの1つの隅角部には、上述したアクチュエータ6が取り付けられている。このアクチュエータ6には、ピボット軸(軸受装置)10の回転軸L1を中心に水平面に沿って回動可能なキャリッジ11が取り付けられている。このキャリッジ11は、基端部から先端部に向けて(ディスクD方向に向けて)延設されたアーム部14と、このアーム部14を基端部を介して片持ち状に支持する基部15とが、削り出し加工等により一体形成されたものである。基部15は、略直方体形状に形成されたものであり、ピボット軸10まわりを回動可能に支持されている。即ち、基部15はピボット軸10を介してアクチュエータ6に連結されており、このピボット軸10がキャリッジ11の回転中心となっている。
アーム部14は、基部15におけるアクチュエータ6が取り付けられた側面15aと反対側の側面(隅角部の反対側の側面)15bにおいて、基部15の上面の面方向(水平面内方向)と平行に延出する平板状のものであり、基部15の高さ方向(垂直方向)に沿って3枚延出している。
具体的には、アーム部14は、基端部から先端部に向かうに従って先細るテーパ形状に形成されており、各アーム部14、14間に、ディスクDが挟み込まれるように配置されている。即ち、アーム部14とディスクDとが、交互に配置可能に構成されており、アクチュエータ6の駆動によってアーム部14がディスクDの表面に平行な方向(水平面内方向)に移動可能になっている。なお、キャリッジ11及びヘッドジンバルアセンブリ12は、ディスクDの回転停止時にアクチュエータ6の駆動によって、ディスクD上から退避するようになっている。
ヘッドジンバルアセンブリ12は、アーム部14の先端に連接されており、サスペンション3と、該サスペンション3の先端に取り付けられたスライダ2とを備えている。
(軸受装置)
図2に示すように、ピボット軸10は、略円柱状に形成されたシャフト40と、シャフト40に対して所定間隔離間して配置される略円筒状のスリーブ60と、シャフト40とスリーブ60との間に介装される軸受本体70と、上記シャフト40に固定される一対の支持部材50,50とを有している。
シャフト40は、軸線L1を中心に配置される略円柱形状の棒状部材であって、その外周面41の上部及び下部に所定間隔を空けて一対の支持部材50,50が固定されている。
スリーブ60は、略円筒形状に形成された部材であり、その内径はシャフト40の外周面の外径よりも十分に大きなものとされ、内部にシャフト40を収容するようにして該シャフト40と同軸に配置されている。
上記シャフト40及びスリーブ60の間の部分には、略円筒形状をなす軸受本体70がこれらシャフト40及びスリーブ60と同軸となるように、即ち、軸線L1を中心軸として介装されている。
この軸受本体70の軸線方向の長さは上記スリーブ60よりも小さく形成されており、軸受本体70全体がスリーブ60内側に収容されている。また、該軸受本体70の外周面71は上記スリーブ60の内周面61に固定され、軸受本体70とスリーブ60とが一体に回転するように構成されている。
軸受本体70の内周面72のうち、軸線L1方向略中央の部分は、該軸線L1を中心とした円筒面状をなす主内周面73とされている。この主内周面73は、その内径が上記シャフト40の外周面41よりも僅かに大きなものとされ、該シャフト40の外周面41と非接触状態が維持されるようになっている。
また、軸受本体70の内周面72のうち、軸線L1方向の両開口端部側、即ち、主内周面73の軸線L1方向両側の部分には、主内周面73の端部からそれぞれ開口側(軸受本体70の軸方向端面側)に向かうに従って軸線L1を中心としてテーパ状に漸次拡径する受け面(テーパ面)74、74とされている。これら受け面74,74は、軸受本体70の軸線L1方向中央部を境界として互いに対称となるように形成されている。
そして、シャフト40に一対が固定された支持部材50,50は、概略円筒リング状をなしており、内径がシャフト40の外周面41の外径と略同一の寸法に形成されている。これにより、支持部材50は、シャフト40の外周面41に隙間なく外嵌されて径方向外側に向かって張り出すように該シャフト40に固定一体化される。
このような一対の支持部材50,50の軸線L1方向の離間距離は、上記軸受本体70の主内周面73の軸線L1方向の長さと略同一とされており、また、これら一対の支持部材50,50の互いに対向する端部のそれぞれの筒厚みは、軸受本体70の主内周面73の半径とシャフト40の外周面41の半径との径差と略同一に形成されている。
そして、支持部材50,50は、上記のような円筒厚みを有する端部から互いに離間する方向に向かうに従って略拡径する対向面51を有しており、この対向面51が軸受本体70の受け面74,74にそれぞれ接触するように構成されている。
対向面51は、詳しくは図3に示すように、上記受け面74と同一のテーパ角を有し、軸線L1を含む断面において受け面74と平行な直線状をなす円錐面52を有している。さらに、対向面51は、その軸線L1方向中間部に、円錐面52からその法線方向に、即ち受け面74側に突出する凸曲面53を有している。この凸曲面53は、軸線L1を含む断面にいて円弧状をなしており、本実施形態においては、軸線L1を中心とした環状なすように延在している。
なお、図3においては理解を容易にするために、円錐面52からの凸曲面53の高さが誇張されて記載されているが、実際の高さは円錐面52から僅かに突出する1〜10μm程である。
このような支持部材50,50においては、対向面51が円錐面52と該円錐面52から突出した凸曲面53とから構成されているため、シャフト40が軸線L1に沿って配置されている状態において、各対向面51のうち凸曲面53のみがテーパ面状をなす受け面74に接触して支持されることになる。これによって、対向面51の円錐面52と軸受本体70の受け面74との間に凸曲面53の高さと等しいクリアランスDが設けられる。
また、スリーブ60は内部にシャフト40、支持部材50及び軸受本体70を収容した状態において、その上部開口が円板状をなす上蓋部65によって密閉されており、さらに、下部開口が中央にシャフト40を液密に挿通させる貫通孔を有するドーナツ円板状をなす下蓋部66によって密閉されている。
このように密閉状態とされたスリーブ60内側には潤滑流体Jが充填されており、これにより各部材の間の隙間はもとより、互いに接触する支持部材50の対向面51と軸受本体70の受け面74との間にも潤滑流体Jが介在することになる。
この潤滑流体Jとしては、極圧性の高いオイル、グリース等が好ましく、特に、動粘度が20°において15〜20センチストークスとなるものが好ましい。なお、この他潤滑流体Jとして空気等の気体を用いてもよい。
さらに、支持部材50の対向面51及び軸受本体70の受け面74の両方もしくはいずれか一方に、コーティング層が設けられた構成であってもよい。
このコーティング層としては、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)や二硫化モリブデンからなる層が挙げられる。DLCの場合には蒸着やスパッタ等の手法によって、二硫化モリブデンの場合には塗装や転写等の手法によってコーティング層を形成することができる。
以上のような構成のピボット軸10は、シャフト40が軸線L1に沿って固定された状態でスリーブ60が軸線L1を中心に回動する。即ち、シャフト40とスリーブ60とが軸線L1を中心をとして配置された状態において、受け面74と対向面51、特に凸曲面53とを摺接させながら、該軸線L1を中心に互いに相対回転するのである。
本実施形態のピボット軸10においては、上述のように、シャフト40が軸受本体70に同軸に支持されている状態においては、支持部材50の対向面51のうち凸曲面53の頂部のみが軸受本体70の受け面74に接触する。したがって、受け面74と対向面51とが面接触する場合に比べてこれら両部材の接触面積を小さくすることができるため、対向面51と受け面74との接触による摩擦トルクを低減させることが可能となる。
また、図4及び図5に示すように、シャフト40と軸受本体70との軸線に傾き(矢印A)が生じた場合、支持部材50の円錐面52が軸受本体70の受け面74に接触することにより、支持部材50の円錐面52に対してシャフト40に対して傾きを抑制する方向への力(矢印B)を与えることができる。これにより、凸曲面53と受け面74との接触点を支点としてシャフト40が回動して、当該シャフト40の傾きが抑制される。これによって、シャフト40の歳差運動の発生を防止することが可能となる。
さらに、シャフト40に傾きが生じた場合、支持部材50の円錐面52と受け面74との間のクリアランスDの大きさが変動する。この際、クリアランスD内に存在する潤滑流体Jがくさび膜効果(スクイズ効果)を発現することにより、当該潤滑流体JがクリアランスD内に留まろうとする圧力が発生する。即ち、図6に示すように、シャフト40に傾きが生じてクリアランスDが狭まろうとした際に、このクリアランスDの外側から圧力(矢印C)が加わることにより、クリアランスDの変動を減衰されるのである。このようにして、潤滑流体Jによるダンピング効果を得ることができるため、シャフト40の歳差運動を抑制することが可能となる。
また、受け面74と対向面51とが潤滑流体Jを介して接触することにより、両者の摩擦トルクを低減させることができる。さらに、スリーブ60内に潤滑流体Jが充填されていることから、スリーブ60の内側に配置された部材の耐衝撃性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態においては、対向面51の凸曲面53が、軸線L1を中心として環状に延在しているため、支持部材50を周方向全域から受け面74によって支持することができる。これにより、シャフト40の安定性を向上させることが可能となる。
また、受け面74と支持部材50の対向面51との少なくとも一方にコーティング層が形成されている場合には、これら受け面74と支持部材50の対向面51とのすべりを向上させることができるため、摩擦トルクをより一層低減することが可能となる。
そして、本実施形態の情報記録再生装置1においては、上記のようにシャフト40の傾きを抑制して歳差運動の発生を防止することができるとともに摩擦トルクの低減することが可能なピボット軸10を用いてアーム部14(ヘッドジンバルアセンブリ12)を回動させることができるため、ディスクDに対してヘッドジンバルアセンブリ12を高精度に位置制御することができる。つまり、ディスクDへの記録密度を増加することができ、情報記録再生装置1の容量を増加することができる。
次に、本発明の軸受装置に係る第2実施形態のピボット10について説明する。
第1の実施形態はにおいては、軸受本体70の受け面74がテーパ面状をなし、支持部材50の対向面51が円錐面52と凸曲面53とからなるものであったが、第2実施形態においては、支持部材50の対向面54がテーパ面状をなし、軸受本体70の受け面75が円錐面76と凸曲面77とからなるものである点で、第1の実施形態とは相違する。
なお、第2実施形態のピボット軸10は、上記相違点以外は図1及び図2に示す第1実施形態の構成と同様であり、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態の支持部材50,50においては主内周面73の端部から互いに離間する方向に向かうに従って軸線L1を中心としてテーパ状に漸次拡径する対向面(テーパ面)54を有している。
一方、軸受本体70の内周面72のうち、軸線L1方向の両開口端部側、即ち、主内周面73の軸線L1方向両側の部分には、主内周面73の端部からそれぞれ開口側(軸受本体70の軸方向端面側)に向かうに従って略拡径する受け面75が形成されている。この第2実施形態の受け面75は、上記対向面54と同一のテーパ角を有し、軸線L1を含む断面において対向面54と平行な直線状をなす円錐面76を有している。さらに、受け面75は、その軸線L1方向中間部に、円錐面76からその法線方向に、即ち対向面54側に突出する凸曲面77を有している。この凸曲面77は、軸線L1を含む断面において円弧状をなしており、本実施形態においては、軸線L1を中心とした環状なすように延在している。
なお、図7においては理解を容易にするために、円錐面76からの凸曲面77の高さが誇張されて記載されているが、実際の高さは円錐面76から僅かに突出する1〜10μm程である。
この第2実施形態のピボット軸10においては、受け面75が円錐面76と該円錐面76から突出した凸曲面77とから構成されているため、シャフト40が軸線L1に沿って配置されている状態において、各受け面75のうち凸曲面77のみがテーパ面状をなす対向面54に接触して支持されることになる。これによって、受け面75の円錐面76と軸受本体70の対向面54との間に凸曲面77の高さと等しいクリアランスDが設けられる。
このような第2実施形態のピボット軸10においても、第1実施形態と同様、受け面75と対向面54とが面接触する場合に比べてこれら両部材の接触面積を小さくすることができるため、対向面54と受け面75との接触による摩擦トルクを低減させることが可能となる。
また、凸曲面77と対向面54との接触点を支点としてシャフト40が回動して、当該シャフト40の傾きが抑制されるため、シャフト40の歳差運動の発生を防止することが可能となる。
さらに、シャフト40に傾きが生じた場合、クリアランスD内に存在する潤滑流体Jがくさび膜効果(スクイズ効果)を発現することにより、クリアランスDの変動を減衰するダンピング効果を得ることができるため、シャフト40の歳差運動を抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはなく、多少の設計変更等も可能である。
例えば、第1実施形態においては、凸曲面53の形状として軸線L1を中心として環状に延在しているものを説明したが、該凸曲面53が周方向に所定間隔離間して円錐面52上に複数形成されているものであってもよい。この場合、支持部材50の対向面51と受け面74とが点接触することになるため、摩擦トルクをより低減させることができる。なお、第2実施形態においても同様に、凸曲面77が周方向に所定間隔離間して円錐面76上に複数形成されているものであってもよい。
また、第1実施形態においては、図3に示すように、円錐面52の軸線L方向中央部に凸曲面53が形成され、軸線L1を含む断面において凸曲面53の軸線L方向両側に円錐面52が配置された構成について説明したが、他の実施形態として、例えば図8又は図9に示すように、凸曲面53が円錐面52の拡径側(最も径方向外側の箇所)又は縮径側(最も径方向内側の箇所)に位置しており、軸線L1を含む断面において、該凸曲面53の一側のみに軸線L1が配置された構成であってもよい。これによっても、シャフト40の軸線に傾きが生じた場合には、支持部材50の対向面51の円錐面52が軸受本体の受け面74に当接することで、当該シャフト40の傾きを抑制することが可能となる。なお、第2実施形態においても同様に、凸曲面77が円錐面76の拡径側又は縮径側に位置しているものであってもよい。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、シャフト40及び支持部材50が別体に形成されているが、これに限定されず、シャフト40及び支持部材50が一体に形成されていてもよい。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、スリーブ60及び軸受本体70が別体に形成されているが、これに限定されず、スリーブ60及び軸受本体70が一体に形成されていてもよい。
また、例えば図10に示すように、対向面51に、円錐面52から受け面74側に突出する凸曲面53が、軸線L1を含む断面において円錐面52の傾斜方向に沿って2つ形成されていてもよい。この場合、2つの凸曲面53,53がそれぞれ受け面74側に接触し、歳差運動をより効果的に防止することができる。
さらに、この凸曲面53は2つに限られず、3つ以上の複数が形成されていてもよい。なお、受け面74に図7に示す凸曲面77が複数形成されているものであってもよい。これによっても上記同様、歳差運動をより効果的に防止することができる。
また、例えば図11に示すように、凸曲面53を有する対向面51の表面が、凸部又は凹部が多数配列されてなる微小凹凸面状をなしているものであってもよい。この場合、対向面51と受け面74との接触面積を低減させることができるため、これら対向面51と受け面74とが摺接する際の摩擦トルクをより効果的に低減させることができる。
なお、対向面51と受け面74との少なくとも一方の表面が上記微小凹凸面状をなしていればよい。即ち、凸曲面53を有さない受け面74の表面のみが微小凹凸面状であってもよく、対向面51と受け面74との両方が微小凹凸面状をなしていてもよい。これによっても、摩擦トルクをより効果的に低減させることができる。
次に、図2に示す第1実施形態に対応する実施例のピボット軸(軸受装置)10の周波数特性を測定した結果について、転がり軸受を用いた比較例の軸受装置100(軸受装置)の周波数特性と比較しながら説明する。ここでは、実施例とピボット軸との共振点の比較を行なった。
比較例のピボット軸100としては、図12に示すように、実施形態のピボット軸10の円筒軸受70及びスラスト板50に代えて転がり軸受100を備えたものを使用した。
即ち、比較例のピボット軸100は、略円柱状に形成されたシャフト40と、シャフト40の外周面41に対して所定間隔離間して配置される略円筒状のスリーブ60と、シャフト40とスリーブ60との間に介装される一対の転がり軸受110とを有するものである。また、この比較例のピボット軸100においては、実施形態と同様、スリーブ60の内部は上蓋部65と下蓋部66とによって密閉されている。
実施例のピボット軸10及び比較例のピボット軸100の固有振動数を測定するにあたっては、それぞれシャフト40を加振器に取り付けるとともに、該加振器によって5Hz〜15000Hzの範囲のsin波形の振動を与えた。その際のスリーブ60側の振動速度をレーザードップラー計で検出し、これにより軸受装置10,100の周波数特性を取得した。
図13に比較例のピボット軸100の周波数特性のグラフを示す。図13において横軸は周波数(Hz)を示しており、縦軸はゲインを示している。
図13から、比較例のピボット軸100においては、周波数6000〜7000Hzの範囲でゲインが増大しており、即ち、当該周波数の範囲に共振点を有していることがわかった。
図14に実施例のピボット軸10の周波数特性のグラフを示す。図14において横軸は周波数(Hz)を示しており、縦軸はゲインを示している。
図14から、実施例のピボット軸10においては、加振時の周波数5Hz〜15000Hzの範囲にでいずれもゲインは小さくなっており、当該周波数の範囲においては共振点を有さないことがわかった。この実施例のピボット軸10の共振点は15000Hzを超える周波数の範囲にあると考えられる。
ここで、ピボット軸10,100を用いた情報記録再生装置の使用時には、ピボット軸10,100が周波数15000Hzを超える振動をするとは考え難い。したがって、情報記録再生装置を使用する際に、比較例のピボット軸10を用いた場合には共振が発生し得るが、実施例のピボット軸100を用いた場合には共振が発生することはない。
以上から、実施例のピボット軸10においては共振周波数が高くなることがわかった。したがって、実施例のピボット軸10を用いることにより、位置決め精度を向上させることができる。
1 情報記録再生装置
10 ピボット軸
40 シャフト
41 外周面
50 支持部材
51 対向面
52 円錐面
53 凸曲面
54 対向面(テーパ面)
60 スリーブ
61 内周面
70 軸受本体
73 主内周面
74 受け面(テーパ面)
75 受け面
76 円錐面
77 凸曲面

Claims (7)

  1. 軸線を中心とした円柱状に形成されたシャフトと、
    前記シャフトの径方向に所定間隔離間して同軸状に配置される円筒状のスリーブと、
    円筒状をなして前記シャフトと前記スリーブとの間に配置され、外周面が前記スリーブに固定されるとともに、内周面の両端開口部に一対の受け面が形成された軸受本体と、
    前記一対の受け面に対向する対向面を有し、前記シャフトの外周面に軸線方向に離間して固定された一対の支持部材と、を備えた軸受装置において、
    前記受け面と前記対向面とのいずれか一方が、前記軸受本体の両端開口側に向かって拡径するテーパ面とされるとともに、
    他方が、前記テーパ面と同一のテーパ角を有し、前記軸線を含む断面において直線状をなす円錐面と、該円錐面から前記テーパ面側に突出し、前記軸線を含む断面において円弧状をなす凸曲面とからなり、
    前記軸線を含む断面において、円弧状をなす前記凸曲面が、前記受け面と前記対向面との他方に複数形成されていることを特徴とする軸受装置。
  2. 前記受け面と前記対向面との少なくとも一方の表面が、凸部又は凹部が多数配列されてなる微小凹凸面状をなしていることを特徴とする請求項に記載の軸受装置。
  3. 前記スリーブの内側に潤滑流体が充填され、
    前記受け面と前記対向面とが前記潤滑流体を介して接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の軸受装置。
  4. 前記凸曲面が、前記対向面の周方向に連続して形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の軸受装置。
  5. 前記凸曲面が、周方向に所定間隔離間して複数形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の軸受装置。
  6. 前記受け面と前記対向面との少なくとも一方に、低摩擦係数のコーティング層が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の軸受装置。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の軸受装置と、
    前記軸受装置の周りを回動可能に構成されたキャリッジと、
    前記キャリッジの先端に装着されたヘッドジンバルアセンブリと、
    前記ヘッドジンバルアセンブリの先端に配置された磁気記録再生ヘッドと、
    前記磁気記録再生ヘッドに対向配置されて一定方向に回転する磁気記録媒体とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
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