JP5373021B2 - 制御サーバ、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、仮想マシンを設定する際の制御を行う制御サーバ、制御方法およびプログラムに関する。
クラウド基盤上に設定される仮想マシンを用いてシステムを構築して利用するユーザは通常、クラウド基盤を構成する機器やネットワークの物理的な配置を意識することがない。
ここで、例えば自治体のシステムや、顧客管理システム等の個人情報、機密情報を扱うシステム、勘定系等のミッションクリティカルな業務システムをクラウド基盤上で構築する場合を考えてみる。この場合、ユーザは、機密性の高い情報を記憶するデータベースをインターネット等の外部ネットワークから直接的にアクセスできない位置に配置する等、機器やネットワークの物理的な配置に関する要求を持っていることがある。
図12は、クラウド基盤上に構築されるシステムを構成する機器やネットワークの物理的な配置の一例を示す図である。
図12に示したシステムは、仮想マシンが設定される物理的なサーバ(以降、物理サーバという)であるアプリケーションサーバ50と、データベースサーバ60とを備えている。
データベースサーバ60は、上述したような個人情報や機密情報等を記憶するデータベースを備えたサーバである。
図12に示すように、データベースサーバ60は、外部ネットワーク70と直接的に接続されていないネットワーク上に配置されている。そのため、データベースサーバ60に記憶された情報の安全性を確保することができる。
アプリケーションサーバ50は、仮想マシンが設定される外部向けのサーバである。アプリケーションサーバ50は、ネットワークと接続するための複数の物理的なNIC(Network Interface Card)(以降、物理NICという)を備えている。
図12に示したようなシステムをクラウド基盤上で構築する場合、仮想マシンは、ネットワークを、VLANID(Virtual Local Area NetworkID(IDentification))等によって仮想的に分割した仮想的なネットワークと接続される。これにより、あるユーザの仮想マシンが他のユーザに利用されないようにすることができる。
この場合、ユーザは、仮想マシンと接続したい仮想的なネットワークに応じ、複数の物理NICのいずれかをその仮想マシンに割り当てるためのネットワーク設定を行う必要がある。このとき、ユーザは、仮想マシンと接続したい仮想ネットワークがどのネットワークに対応するのかを把握していなくてはならないが、このネットワーク設定を容易に行えるようにするための方法が例えば、非特許文献1に開示されている。
非特許文献1に開示されている方法では、ユーザ自身が、VMWareEsxi等の仮想マシン管理システムのようなツールを用いて上述したネットワーク設定を行う。
http://tipspc.blogspot.com/2009/07/vmware-esxi-5.html(VMWareEsxiにおいてネットワーク設定を操作者が手動で実施する方法)
しかしながら、上述した非特許文献1に開示されている方法を用いても、ネットワークに関する知識が十分でないユーザは、仮想マシンと接続したい仮想的なネットワークがどのネットワークに対応しているのかを判別できないことが想定される。つまり、ネットワーク設定を間違う可能性が高くなってしまうという問題点がある。
本発明は、仮想マシンを設定する際に必要なネットワーク設定を間違う可能性が高くなるのを回避することができる制御サーバ、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の制御サーバは、物理ネットワークを接続可能な複数の物理ポートを備える物理サーバに複数の仮想マシンのそれぞれを設定する際の制御を行う制御サーバであって、
前記複数の仮想マシンのそれぞれを、当該複数の仮想マシンのそれぞれと対応付けられた複数の仮想マシン資源のそれぞれとして認識するとともに、前記物理ネットワークを仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、当該物理ネットワークと対応付けられた複数の仮想ネットワーク資源のそれぞれとして認識し、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する資源情報記憶部と、
前記複数の仮想マシン資源のいずれか、および、前記複数の仮想ネットワーク資源のいずれかの選択を受け付ける資源管理部と、
前記複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択し、該選択した物理ポートを、前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる資源操作部と、を有する。
また、上記目的を達成するために本発明の制御方法は、物理ネットワークを接続可能な複数の物理ポートを備える物理サーバに複数の仮想マシンのそれぞれを設定する際の制御を行う制御サーバにおける制御方法であって、
前記複数の仮想マシンのそれぞれを、当該複数の仮想マシンのそれぞれと対応付けられた複数の仮想マシン資源のそれぞれとして認識するとともに、前記物理ネットワークを仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、当該物理ネットワークと対応付けられた複数の仮想ネットワーク資源のそれぞれとして認識し、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する記憶処理と、
前記複数の仮想マシン資源のいずれか、および、前記複数の仮想ネットワーク資源のいずれかの選択を受け付ける処理と、
前記複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する選択処理と、
前記選択した物理ポートを、前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる処理と、を有する。
また、上記目的を達成するために本発明のプログラムは、物理ネットワークを接続可能な複数の物理ポートを備える物理サーバに複数の仮想マシンのそれぞれを設定する際の制御を行う制御サーバに、
前記複数の仮想マシンのそれぞれを、当該複数の仮想マシンのそれぞれと対応付けられた複数の仮想マシン資源のそれぞれとして認識するとともに、前記物理ネットワークを仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、当該物理ネットワークと対応付けられた複数の仮想ネットワーク資源のそれぞれとして認識し、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する記憶機能と、
前記複数の仮想マシン資源のいずれか、および、前記複数の仮想ネットワーク資源のいずれかの選択を受け付ける機能と、
前記複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する選択機能と、
前記選択した物理ポートを、前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる機能と、を実現させる。
本発明は以上説明したように構成されているので、仮想マシンを設定する際に必要なネットワーク設定を間違う可能性が高くなるのを回避することができる。
本発明の制御サーバの実施の一形態の構成を示すブロック図である。 図1に示した制御サーバの制御対象となるシステムの構成の一例を示す図である。 図1に示した資源情報記憶部が記憶している資源定義情報の一例を示す図であり、(a)は仮想ネットワーク資源の資源定義情報の一例を示す図、(b)は仮想マシン資源の資源定義情報の一例を示す図、(c)は物理サーバ資源の資源定義情報の一例を示す図である。 複数の種類の資源SPIのそれぞれを説明するための図である。 図1に示した資源情報記憶部が備える物理サーバタイプテーブルの構成の一例を示す図である。 図1に示した資源情報記憶部13が備える資源テーブルの一構成例を示す図であり、(a)は仮想ネットワーク資源の資源テーブルの一構成例を示す図、(b)は仮想マシン資源の資源テーブルの一構成例を示す図、(c)は物理サーバ資源の資源テーブルの一構成例を示す図である。 図1に示した資源情報記憶部が備える接続設定情報テーブルの一構成例を示す図である。 図1〜図7に示した制御サーバが資源を生成するときの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 図1〜図7に示した制御サーバが仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源との間に接続関係を設定するときの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示したユーザインターフェイス部11の表示画面に表示される接続用画像の一例を示す図であり、(a)はユーザが接続する資源を選択する前の状態を示す図、(b)はユーザが接続する資源を選択した後の状態を示す図である。 図1〜図7に示した制御サーバが仮想マシンをユーザに提供するための動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 クラウド基盤上に構築されるシステムを構成する機器やネットワークの物理的な配置の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の制御サーバの実施の一形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態の制御サーバ10の構成を説明する前に、制御サーバ10の制御対象となるシステムの構成、および、制御サーバ10の概要について説明する。
図2は、図1に示した制御サーバ10の制御対象となるシステムの構成の一例を示す図である。制御サーバ10の制御対象となるシステムは例えば、仮想マシンをユーザに提供するための仮想マシン提供システムである。
制御サーバ10の制御対象となるシステムは図2に示すように、論理的な機器である複数の仮想マシンが設定される物理的な機器である物理サーバ20−1,20−2と、レイヤ2スイッチ30−1〜30−3とを備えている。なお、ここでは、物理サーバの数を2つとし、レイヤ2スイッチの数を3つとしているが、制御サーバ10の制御対象となるシステムを構成する物理サーバおよびレイヤ2スイッチの数は、これらの数に限定されない。
図2において、物理サーバとレイヤ2スイッチとを接続している複数の線のそれぞれは、物理ネットワークを表している。本実施形態では、同じレイヤ2スイッチに接続されたネットワークのことを1つの物理ネットワークと定義する。図中、太い実線で表された物理ネットワークと、破線で表された物理ネットワークと、実線で表された物理ネットワークとは、相互に異なる複数のスイッチのそれぞれに接続されている。そのため、これら3つの物理ネットワークのそれぞれは、相互に異なる3つの物理ネットワークとなる。
本実施形態においてこれらの3つの物理ネットワークのそれぞれは、物理ネットワーク番号にて識別される。ここでは、図2において太線で表した物理ネットワークの物理ネットワーク番号を1とし、破線で表した物理ネットワークの物理ネットワークの物理ネットワーク番号を2とし、実線で表した物理ネットワークの物理ネットワーク番号を3とする。
物理サーバ20−1,20−2のそれぞれは、複数の仮想マシンのそれぞれに割り当てられるCPU(コア)(不図示)や、メモリ(不図示)、ハードディスクドライブ(不図示)等の複数の種類のハードウェアを備えている。また、物理サーバ20−1は、物理ポートである物理NIC21a,21bを備えており、物理サーバ20−2は、物理NIC22a〜22cを備えている。なお、図2の図中のeth0〜eth2は、複数の物理サーバ毎に複数の物理NICのそれぞれに付与された物理NIC名である。
制御サーバ10は、複数の物理NICのそれぞれと、その物理NICに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する。なお、制御サーバ10は、複数の物理サーバのそれぞれをその物理サーバの仕様等に応じて分類するための複数の物理サーバタイプ毎に、この対応付けを記憶する。物理サーバタイプの詳細については後述する。
また、制御サーバ10は、図2に示したような制御対象となるシステムを構成する物理的な機器および論理的な機器のそれぞれを抽象化した複数の種類の資源のそれぞれとして認識する。具体的には、制御サーバ10は、図2に示したような複数の物理サーバのそれぞれを、物理サーバ資源として認識する。また、制御サーバ10は、複数の物理サーバのそれぞれに設定される複数の仮想マシンのそれぞれを仮想マシン資源として認識する。なお、複数の種類の資源のそれぞれは、物理的な機器および論理的な機器のそれぞれと対応付けられている。
また、制御サーバ10は、複数の物理ネットワークのそれぞれをVLANIDやIP(Internet Protocol)アドレスの範囲によって仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、その物理ネットワークと対応付けられた仮想ネットワーク資源として認識する。
ユーザは、仮想マシンの提供を受けたい場合、複数の仮想マシン資源のいずれか、および、複数の仮想ネットワーク資源のいずれを選択するための入力を制御サーバ10に対して行う。
そして、制御サーバ10は、選択された仮想マシンと選択された仮想ネットワーク資源との間に接続関係を設定する。
その後、制御サーバ10は、仮想マシン資源に対応する仮想マシンが設定される物理サーバが備える複数の物理NICの中から、その仮想マシン資源と接続関係にある仮想ネットワーク資源に対応付けられた物理ネットワークに対応する物理NICを選択する。そして、制御サーバ10は、選択した物理NICを、その仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる。
以上が、制御サーバ10の制御対象となるシステムの構成、および、制御サーバ10の概要である。
再度、図1を参照して制御サーバ10の構成について説明する。
本実施形態の制御サーバは図1に示すように、ユーザインターフェイス部11と、資源管理部12と、資源情報記憶部13と、資源操作部14とを備えている。
ユーザインターフェイス部11は、表示画面(不図示)と、ユーザが制御サーバ10に各種の指示を入力するために用いる入力手段(不図示)とを備えている。入力手段とは例えば、マウスやキーボード等である。ユーザインターフェイス部11は、上述した資源の生成や削除、更新をするための指示や、接続関係を設定するための指示、仮想マシンの提供の指示等をユーザから受け付ける。そして、ユーザインターフェイス部11は、受け付けた指示等に応じた指示通知を資源管理部12へ出力する。
資源管理部12は、ユーザインターフェイス部11から出力された指示通知を受け付ける。そして、資源管理部12は、受け付けた指示通知の内容に応じた指示を資源操作部14へ送信したり、資源情報記憶部13に記憶された情報を取得するための要求を資源情報記憶部13へ出力したりする。なお、資源管理部12の動作の詳細については後述する。
資源情報記憶部13は、複数の種類の資源のそれぞれに対応する複数の資源定義情報を記憶している。資源定義情報は、資源を生成する際のひな型となる情報である。
図3は、図1に示した資源情報記憶部13が記憶している資源定義情報の一例を示す図であり、(a)は仮想ネットワーク資源の資源定義情報の一例を示す図、(b)は仮想マシン資源の資源定義情報の一例を示す図、(c)は物理サーバ資源の資源定義情報の一例を示す図である。
資源定義情報は図3に示すように、資源の属性情報と、その属性情報のデフォルト値とを対応付けて定義している。デフォルト値は、数値に限らず、その属性情報に応じた情報を含む。
図3に示した仮想ネットワーク資源、仮想マシン資源、物理サーバ資源のそれぞれの資源定義情報においては、状態が属性情報として含まれている。ここで、資源の状態について説明する。
本実施形態において資源の状態には、「未割当」、「割当済」、「起動中」の3つがある。この複数の状態は、資源管理部12からの指示に応じ、複数の種類の資源のそれぞれに対応する機器を操作するために用いられる複数の資源ドライバ毎に設定された複数の操作IFであり、複数の種類の資源SPI(Service Provider Interface)のそれぞれを資源操作部14が実行することによって遷移する。
図4は、複数の種類の資源SPIのそれぞれを説明するための図である。
資源SPIには、割当SPI、起動SPI、停止SPI、解放SPIの4つがある。
割当SPIは、仮想マシン等を起動可能にするために実行される。「未割当」の状態にある仮想マシン資源に対する割当SPIは例えば、ハードディスクのディスクイメージを取得したり、その仮想マシンに搭載されるOS(Operating System)の設定値を設定したりするためのものである。割当SPIの実行が完了すると、資源の状態は、「未割当」から「割当済」に遷移する。なお、「未割当」の状態とは、資源が生成されたときの状態である。
また、起動SPIは、仮想マシン等を使用可能にするために実行される。「割当済」の状態にある仮想マシン資源に対する起動SPIは例えば、その仮想マシン資源に対応する仮想マシンに搭載されるOSを起動させるためのものである。起動SPIの実行が完了すると、資源の状態は、「割当済」から「起動中」に遷移する。
また、停止SPIは、仮想マシン等を使用不可能にするために実行される。「起動中」の状態にある仮想マシン資源に対する停止SPIは例えば、その仮想マシンに対応する仮想マシンに搭載されたOSを停止するためのものである。停止SPIの実行が完了すると、資源の状態は、「起動中」から「割当済」に遷移する。
また、解放SPIは、仮想マシン資源等をその資源が生成されたときの状態、すなわち「未割当」の状態に戻すために実行される。例えば「割当済」の状態にある仮想マシン資源に対する解放SPIは例えば、上述したディスクイメージを削除するためのものである。解放SPIの実行が完了すると、資源の状態は、「割当済」から「未割当」に遷移する。
なお、資源の状態が「未割当」に戻っても、資源が削除されるということではない。そのため、その資源に対して割当SPIを実行することにより、その資源の状態を再度、「割当済」の状態にすることができる。但し、例えば仮想マシン資源においてディスクイメージの変更等を行っている場合、解放SPIの実行によってそのディスクイメージが削除されるため、その変更等の内容は引き継がれることはない。
また、ここでは、仮想マシン資源を一例として資源に対して実行する複数の種類の資源SPIのそれぞれと、資源の状態について説明した。仮想マシン資源の場合、複数の種類の資源SPIのそれぞれの実行によって状態が1つずつ遷移していく。具体的には、「未割当」→(割当SPI)→「割当済」→(起動SPI)→「起動中」→(停止SPI)→「割当済」→(解放SPI)→「未割当」となる。なお、「 」内は状態を示しており、( )内は複数の種類の資源SPIのそれぞれを示している。
物理サーバ資源および仮想ネットワーク資源では、「未割当」の状態と「割当済」の状態とに差がない。そのため、物理サーバ資源および仮想ネットワーク資源に対して割当SPIおよび解放SPIを実行する場合、資源操作部14は、何も行わないことになる。
また、ここでは、複数の種類の資源に共通する資源SPIについて説明したが、資源の種類毎に個別の資源SPIもある。例えば仮想マシン資源の場合、その仮想マシン資源に対応する仮想マシンを再起動させたり、強制停止させたりするための資源SPIがある。
再度、図3を参照する。
仮想ネットワーク資源の属性情報は、図3(a)に示した情報としているが、これに限定されるものではない。例えばIPアドレス範囲自動設定可否やIPアドレス払い出し可否等を仮想ネットワーク資源の属性情報としてもよい。
また、図3(a)に示すように、仮想ネットワーク資源の属性情報にはIPアドレス範囲が含まれている。ここでは、IPアドレス範囲をIPv4におけるIPアドレスの範囲としているが、IPv6におけるIPアドレスの範囲としてもよいし、IPv4とIPv6との両方のIPアドレスの範囲としてもよい。
また、図3(b)に示すように、仮想マシン資源の属性情報にはディスクイメージIDが含まれている。ディスクイメージIDとは、上述したディスクイメージを識別するものである。なお、資源情報記憶部13は、複数のディスクイメージのそれぞれをディスクイメージIDと対応付けて記憶している。
また、1つの仮想マシンは複数の仮想的なNIC(以降、仮想NICという)を備えることが可能である。この場合、図3(b)に示した仮想マシン資源の資源定義情報から仮想マシン資源を生成するときに、複数の仮想NICのそれぞれを識別するものとして仮想NIC番号を指定することができる。この場合、図3(b)において仮想NIC番号よりも下に記載された属性情報は、複数の仮想NIC番号毎に属性値を有することになる。
また、図3(c)に示した物理サーバの資源定義情報においては、物理サーバタイプが属性情報として設定されている。
物理サーバタイプとは、複数の物理サーバのそれぞれをその物理サーバの仕様等に応じて分類するための属性情報である。本実施形態では、複数の物理サーバのそれぞれが備える複数の物理NICのそれぞれに接続された物理ネットワークに応じて物理サーバタイプを定めている。複数の物理サーバの中に同じ仕様等の物理サーバが複数存在する場合、物理サーバタイプを用いることにより、複数の物理サーバを効率的に管理することができる。
資源情報記憶部13は、複数の物理サーバのそれぞれが備える複数の物理NICのそれぞれと、その物理NICに接続された物理ネットワークとの対応付け情報である物理サーバタイプ情報を管理するための物理サーバタイプテーブルを備えている。
図5は、図1に示した資源情報記憶部13が備える物理サーバタイプテーブルの構成の一例を示す図である。なお、物理サーバタイプテーブルは、複数の物理サーバタイプ毎に設けられている。
物理サーバタイプテーブルは図5に示すように、2つのカラムから構成され、複数の物理NICのそれぞれの物理NIC名と、その物理NICに接続された物理ネットワークの物理ネットワーク番号とを対応付けて1つのレコードとして記憶している。
図5(a)に示した物理サーバタイプテーブルでは、eth0と物理ネットワーク番号1とが対応付けられ、eth1と物理ネットワーク番号2とが対応付けられている。つまり、このタイプを物理サーバタイプ1とすると、図2を参照しながら説明した物理サーバ20−1は、物理サーバタイプ1に分類されることになる。
また、図5(b)に示した物理サーバタイプテーブルでは、eth0と物理ネットワーク番号1とが対応付けられ、eth1と物理ネットワーク番号2とが対応付けられ、eth2と物理ネットワーク番号3とが対応付けられている。つまり、このタイプを物理サーバタイプ2とすると、図2を参照しながら説明した物理サーバ20−2は、物理サーバタイプ2に分類されることになる。
さらに、本実施形態では、仮想マシンに割り当てられるCPUの数、メモリサイズおよびハードディスクサイズが、複数の物理サーバタイプ毎に定められているものとする。
なお、本実施形態では、物理NICと、その物理NICに接続された物理ネットワークに応じて物理サーバタイプを定めているが、例えば、物理サーバが備える物理的なCPUと、仮想的なCPUとの対応付けに応じて物理サーバタイプを定めることも可能である。
また、資源情報記憶部13は、図3に示した資源定義情報に基づいて生成された資源を管理するための資源テーブルを備えている。なお、資源の生成は、ユーザインターフェイス部11がユーザからその旨の指示を受け付けることによって行われる。資源を生成するときの制御サーバ10の動作の詳細については後述する。
図6は、図1に示した資源情報記憶部13が備える資源テーブルの一構成例を示す図であり、(a)は仮想ネットワーク資源の資源テーブルの一構成例を示す図、(b)は仮想マシン資源の資源テーブルの一構成例を示す図、(c)は物理サーバ資源の資源テーブルの一構成例を示す図である。
資源テーブルは図6に示すように、複数の種類の資源のそれぞれを識別する資源IDと、その資源の属性情報の属性値とを対応付けて記憶している。
なお、図6(b)を参照すると、仮想マシン資源の資源テーブルにおいて、VLANIDとIPアドレスとデフォルトゲートウェイアドレスとがNULL(情報なし)となっているレコードがある。これは、仮想マシン資源の属性情報のうちVLANIDとIPアドレスとデフォルトゲートウェイアドレスとの属性値は、接続関係にある仮想ネットワーク資源の属性値に基づいて設定されるためである。
また、資源情報記憶部13は、接続関係にある仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源とに関する情報である接続設定情報を管理するための接続設定情報テーブルを備えている。
図7は、図1に示した資源情報記憶部13が備える接続設定情報テーブルの一構成例を示す図である。
接続設定情報テーブルは図7に示すように、3つのカラムから構成され、接続元となる仮想マシン資源を識別する資源IDである接続元資源IDと、接続先となる仮想ネットワーク資源を識別する資源IDである接続先資源IDと、これらの資源を接続する際の手順を示す接続スクリプトを識別する接続スクリプトIDとを対応付けて1つのレコードとして記憶している。なお、接続スクリプトには具体的には、接続関係にある仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源との間で授受する属性情報に関する情報等が記載されている。資源情報記憶部13は、接続スクリプトIDと対応付けて接続スクリプト自体も記憶している。
再度、図2を参照すると、資源操作部14は、上述した複数の資源ドライバを備えており、資源管理部12からの指示に応じ、複数の種類の資源のそれぞれに対して複数の種類の資源SPIのそれぞれを実行する。これにより、複数の種類の資源のそれぞれに対応する機器が操作される。
以下に、上記のように構成された制御サーバ10の動作について説明する。
まず、図1〜図7に示した制御サーバ10が資源定義情報から資源を生成するときの動作について説明する。
図8は、図1〜図7に示した制御サーバ10が資源を生成するときの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
ユーザインターフェイス部11は、生成する資源の種類を示す種類情報とともに、資源の生成を指示するための生成指示をユーザから受け付ける。
ユーザからの生成指示を受け付けたユーザインターフェイス部11は、受け付けた種類情報を含む生成指示通知を資源管理部12へ出力する(ステップS1)。
ユーザインターフェイス部11から出力された生成指示通知を受け付けた資源管理部12は、受け付けた生成指示通知に含まれる種類情報が示す種類の資源定義情報を取得するための資源定義情報取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS2)。なお、資源定義情報取得要求には、受け付けた生成指示通知に含まれる種類情報が含まれる。
資源管理部12から出力された資源定義情報取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、受け付けた資源定義情報取得要求に含まれる種類情報が示す種類の資源定義情報を資源管理部12へ出力する(ステップS3)。
資源情報記憶部13から出力された資源定義情報を受け付けた資源管理部12は、受け付けた資源定義情報に含まれる属性情報の属性値をユーザに入力させるための属性値入力用画像を生成する。
そして、資源管理部12は、生成した属性値入力用画像を表示させるための表示要求をユーザインターフェイス部11へ出力する(ステップS4)。
資源管理部12から出力された表示要求を受け付けたユーザインターフェイス部11は、属性値入力用画像を表示画面に表示する(ステップS5)。
次に、ユーザインターフェイス部11は、属性値の入力をユーザから受け付ける。
そして、ユーザインターフェイス部11は、受け付けた属性値を含む入力情報を資源管理部12へ出力する(ステップS6)。
ユーザインターフェイス部11から出力された入力情報を受け付けた資源管理部12は、資源IDを生成する。
次に、資源管理部12は、生成した資源IDと受け付けた入力情報に含まれる属性値と種類情報とを含み、その資源IDとその属性値とを資源テーブルに記憶させるための資源記憶要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS7)。
資源管理部12から出力された資源記憶要求を受け付けた資源情報記憶部13は、受け付けた資源記憶要求に含まれる種類情報が示す種類の資源テーブルに、受け付けた資源記憶要求に含まれる資源IDと属性値とを記憶させる。
これにより、新たな資源が生成されることになるが、新たな資源の生成に成功した場合、資源情報記憶部13は、新たな資源の生成に成功したことを示す実行結果通知を生成する。一方、新たな資源の生成に失敗した場合、資源情報記憶部13は、ロールバック処理を行う。そして、資源情報記憶部13は、新たな資源の生成に失敗したことを示す実行結果通知を生成する。すなわち、資源情報記憶部13は、新たな資源の生成の成否を示す実行結果通知を生成する。
そして、資源情報記憶部13は、生成した実行結果通知を資源管理部12へ出力する(ステップS8)。
資源情報記憶部13から出力された実行結果通知を受け付けた資源管理部12は、受け付けた実行結果通知が示す内容に応じ、新たな資源の生成の成否を示す情報を表示させるための表示要求をユーザインターフェイス部11へ出力する(ステップS9)。
資源管理部12から出力された表示要求を受け付けたユーザインターフェイス部11は、新たな資源の生成の成否を示す情報を表示画面に表示する(ステップS10)。
次に、図1〜図7に示した制御サーバ10が仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源との間に接続関係を設定するときの動作について説明する。
図9は、図1〜図7に示した制御サーバ10が仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源との間に接続関係を設定するときの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
ユーザインターフェイス部11は、接続関係を設定するための接続指示をユーザから受け付ける。
ユーザからの接続指示を受け付けたユーザインターフェイス部11は、資源管理部12へ接続指示通知を出力する(ステップS21)。なお、接続指示通知は、仮想マシン資源および仮想ネットワーク資源を示す資源情報を含む。
ユーザインターフェイス部11から出力された接続指示通知を受け付けた資源管理部12は、受け付けた接続指示通知に含まれる資源情報が示す資源を取得するための資源取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS22)。なお、資源取得要求には、受け付けた接続指示通知に含まれる資源情報が含まれる。
資源管理部12から出力された資源取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、受け付けた資源取得要求に含まれる資源情報が示す仮想マシン資源の資源テーブルに記憶された属性情報を取得する。
また、資源情報記憶部13は、受け付けた資源取得要求に含まれる資源情報が示す仮想ネットワーク資源の資源テーブルに記憶された属性情報を取得する。
さらに、資源情報記憶部13は、接続設定情報テーブルに記憶された接続元資源IDと接続先資源IDとを取得する。
そして、資源情報記憶部13は、取得した仮想マシン資源および仮想ネットワーク資源の属性情報と、取得した接続元資源IDおよび接続先資源IDとを資源管理部12へ出力する(ステップS23)。
資源情報記憶部13から出力された属性情報と、接続元資源IDおよび接続先資源IDとを受け付けた資源管理部12は、受け付けたこれらの情報に基づき、接続する仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源とをユーザに選択させるための接続用画像を生成する。
そして、資源管理部12は、生成した接続用画像を表示させるための表示要求をユーザインターフェイス部11へ出力する(ステップS24)。
資源管理部12から出力された表示要求を受け付けたユーザインターフェイス部11は、
接続用画像を表示画面に表示する(ステップS25)。
図10は、図1に示したユーザインターフェイス部11の表示画面に表示される接続用画像の一例を示す図であり、(a)はユーザが接続する資源を選択する前の状態を示す図、(b)はユーザが接続する資源を選択した後の状態を示す図である。
接続用画像は図10(a)に示すように、仮想マシン資源と対応付けられた仮想マシン資源画像101−1,101−2と、仮想ネットワーク資源と対応付けられた仮想ネットワーク資源画像102−1〜102−3と、接続済画像103とから構成される。なお、仮想マシン資源画像101−1,101−2において、仮想NICが円で表されている。
仮想マシン資源画像101−1,101−2のそれぞれは、資源管理部12が受け付けた仮想マシン資源の属性情報に基づいて生成されている。同様に、仮想ネットワーク資源画像102−1〜102−3は、資源管理部12が受け付けた仮想ネットワーク資源の属性情報に基づいて生成されている。つまり、仮想マシン資源画像および仮想ネットワーク資源画像の数は、資源情報記憶部13が備える資源テーブルのレコード数による。
また、接続済画像103は、資源管理部12が受け付けた仮想マシン資源の属性情報と、仮想ネットワーク資源の属性情報と、接続元資源IDおよび接続先資源IDとに基づいて生成されている。具体的には、接続設定情報テーブルにおいて接続元資源IDにて識別される資源と、接続先資源IDにて識別される資源とが既に接続関係にあることが、接続済画像103によって表されている。
ユーザは、図10(a)に示した接続用画像において、仮想マシン資源画像101−1,101−2のいずれか、および、仮想ネットワーク資源画像102−1〜102−3のいずれかを、接続関係を設定する仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源として選択する。このとき、仮想マシン資源画像同士、または、仮想ネットワーク資源画像同士が選択できないように制御される。
再度、図9を参照すると、ユーザインターフェイス部11は、ユーザからの選択を受け付けると、選択された仮想マシン資源画像と仮想ネットワーク資源画像とを示す選択情報を資源管理部12へ出力する(ステップS26)。
ユーザインターフェイス部11から出力された選択情報を受け付けた資源管理部12は、図10(b)に示すように、選択された仮想マシン資源画像と仮想ネットワーク資源画像とを接続する新規接続画像104をユーザインターフェイス部11の表示画面に表示させる。
それとともに、資源管理部12は、接続設定情報記憶要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS27)。なお、接続設定情報記憶要求は、選択された仮想マシン資源画像に対応する仮想マシン資源の資源IDを接続元資源IDとして含み、選択された仮想ネットワーク資源画像に対応する仮想ネットワーク資源の資源IDを接続先資源IDとして含む。
資源管理部12から出力された接続設定情報記憶要求を受け付けた資源情報記憶部13は、受け付けた接続設定情報記憶指示に含まれる接続元資源IDと接続先資源IDと、仮想マシン資源と仮想ネットワーク資源とを接続する際の手順を示す接続スクリプトを識別する接続スクリプトIDとを対応付けて接続設定情報テーブルに記憶させる。
そして、資源情報記憶部13は、新たな接続関係の設定が完了したことを示す実行結果通知を、資源管理部12へ出力する(ステップS28)。
資源情報記憶部13から出力された実行結果通知を受け付けた資源管理部12は、新たな接続関係の設定が完了したことを示す情報を表示させるための表示要求をユーザインターフェイス部11へ出力する(ステップS29)。
資源管理部12から出力された表示要求を受け付けたユーザインターフェイス部11は、新たな接続関係の設定が完了したことを示す情報を表示画面に表示する(ステップS30)。
次に、図1〜図7に示した制御サーバ10が仮想マシンをユーザに提供するための動作について説明する。
図11は、図1〜図7に示した制御サーバ10が仮想マシンをユーザに提供するための動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
ユーザインターフェイス部11は、複数の仮想マシン資源のうち、接続関係が設定された仮想マシン資源のいずれかを示す情報とともに、仮想マシンの提供を指示するための提供指示をユーザから受け付ける。ここでは、ユーザインターフェイス部11は、仮想マシン資源を示す情報としてその仮想マシン資源を識別する資源IDをユーザから受け付けるものとする。
ユーザからの提供指示を受け付けたユーザインターフェイス部11は、受け付けた資源IDを含む提供指示通知を資源管理部12へ出力する(ステップS41)。
ユーザインターフェイス部11から出力された提供指示通知を受け付けた資源管理部12は、受け付けた提供指示通知に含まれる資源IDにて識別される資源の属性情報を取得するための接続元資源取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS42)。なお、接続元資源取得要求は、受け付けた提供指示通知に含まれる資源IDを含む。
資源管理部12から出力された接続元資源取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、仮想マシン資源の資源テーブルから、受け付けた接続元資源取得要求に含まれる資源IDに対応する属性情報を取得する。
そして、資源情報記憶部13は、取得した属性情報を接続元属性情報として資源管理部12へ出力する(ステップS43)。
資源管理部12は、資源情報記憶部13から出力された接続元属性情報を受け付ける。
次に、資源管理部12は、受け付けた提供指示通知に含まれる資源IDを接続元資源IDとする接続設定情報を取得するための接続設定情報取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS44)。なお、接続設定情報取得要求は、受け付けた提供指示通知に含まれる資源IDを含む。
資源管理部12から出力された接続設定情報取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、図7に示したような接続設定情報テーブルから、受け付けた接続設定情報取得要求に含まれる資源IDを接続元資源IDとする接続設定情報を取得する。
そして、資源情報記憶部13は、取得した接続設定情報を資源管理部12へ出力する(ステップS45)。
資源情報記憶部13から出力された接続設定情報を受け付けた資源管理部12は、受け付けた接続設定情報から接続先資源IDの属性値を抽出する。
そして、資源管理部12は、抽出した接続先資源IDの属性値を資源IDとして含み、その資源IDにて識別される資源の属性情報を取得するための接続先資源取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS46)。
資源管理部12から出力された接続先資源取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、仮想ネットワーク資源の資源テーブルから、受け付けた接続先資源取得要求に含まれる資源IDに対応する属性情報を取得する。
そして、資源情報記憶部13は、取得した属性情報を接続先属性情報として資源管理部12へ出力する(ステップS47)。
資源管理部12は、資源情報記憶部13から出力された接続先属性情報を受け付ける。
次に、資源管理部12は、受け付けた接続設定情報から接続スクリプトIDの属性値を抽出する。
そして、資源管理部12は、抽出した接続スクリプトIDの属性値を含み、その属性値にて識別される接続スクリプトを取得するための接続スクリプト取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS48)。
資源管理部12から出力された接続スクリプト取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、受け付けた接続スクリプト取得要求に含まれる属性値にて識別される接続スクリプトを資源管理部12へ出力する(ステップS49)。
資源情報記憶部13から出力された接続スクリプトを受け付けた資源管理部12は、割当SPIを実行させるための割当指示を資源操作部14へ出力する(ステップS50)。なお、割当指示は、ここまでに取得した各種の情報(仮想マシン資源および仮想ネットワーク資源の属性情報、接続設定情報、接続スクリプト)を含む。
資源管理部12から出力された割当指示を受け付けた資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる仮想マシン資源の属性情報からディスクイメージIDの属性値を抽出する。
そして、資源操作部14は、抽出したディスクイメージIDの属性値にて識別されるディスクイメージを取得するためのディスクイメージ取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS51)。なお、ディスクイメージ取得要求は、抽出したディスクイメージIDの属性値を含む。
資源操作部14から出力されたディスクイメージ取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、受け付けたディスクイメージ取得要求に含まれる属性値にて識別されるディスクイメージを取得する。
そして、資源情報記憶部13は、取得したディスクイメージを資源操作部14へ出力する(ステップS52)。
次に、資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる仮想ネットワーク資源の属性情報から物理ネットワーク番号を抽出する。
次に、資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる仮想マシン資源の属性情報から物理サーバタイプの属性値を抽出する。
そして、資源操作部14は、抽出した物理サーバタイプの属性値に対応する物理サーバタイプ情報を取得するための物理サーバタイプ情報取得要求を資源情報記憶部13へ出力する(ステップS53)。なお、物理サーバタイプ情報取得要求は、抽出した物理サーバタイプの属性値を含む。
資源操作部14から出力された物理サーバタイプ情報取得要求を受け付けた資源情報記憶部13は、受け付けた物理サーバタイプ情報取得要求に含まれる属性値に対応する物理サーバタイプの物理サーバテーブルから、物理サーバタイプ情報を取得する。
そして、資源情報記憶部13は、取得した物理サーバタイプ情報を資源操作部14へ出力する(ステップS54)。
資源情報記憶部13から出力された物理サーバタイプ情報を受け付けた資源操作部14は、受け付けた物理サーバタイプ情報が示す複数の物理NIC名のうち、受け付けた割当指示に含まれる仮想ネットワーク資源の物理ネットワーク番号の属性値と同じ物理ネットワーク番号と対応付けられた物理NIC名を選択する(ステップS55)。
次に、資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる仮想マシン資源の属性情報から、物理サーバ資源IDの属性値を抽出する(ステップS56)。
そして、資源操作部14は、ステップS56にて抽出した物理サーバ資源IDの属性値に対応する物理サーバにおいて、ステップS55にて選択した物理NIC名の物理NICを仮想マシンに割り当てる(ステップS57)。
次に、資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる仮想マシン資源の属性情報の属性値を設定する(ステップS58)。
具体的には、資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる接続スクリプトの記載内容に従い、受け付けた割当指示に含まれる仮想ネットワーク資源の属性情報のうちIPアドレス範囲の属性値のいずれかを、受け付けた割当指示に含まれる仮想マシン資源の属性情報のうちのIPアドレスの属性値として設定する。
また、同様に、資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる仮想ネットワーク資源の属性情報のうちVLANIDの属性値を、受け付けた割当指示に含まれる仮想マシン資源の属性情報のうちのVLANIDの属性値として設定する。
また、同様に、資源操作部14は、受け付けた割当指示に含まれる仮想ネットワーク資源の属性情報のうちデフォルトゲートウェイアドレスの属性値を、受け付けた割当指示に含まれる仮想マシン資源の属性情報のうちのデフォルトゲートウェイアドレスの属性値として設定する。
そして、資源操作部14は、仮想マシン資源に対して割当SPIを実行する(ステップS59)。これにより、仮想マシン資源に設定されたこれらの属性値が、その仮想マシン資源に対応する仮想マシンに搭載されるOSの設定値として設定されることになる。
その後、資源操作部14は、仮想マシン資源に対して起動SPIを実行する(ステップS60)。これにより、仮想マシンが起動されてIPアドレス等が仮想マシンに設定され、ユーザが仮想マシンを利用できるようになる。
このように本実施形態において制御サーバ10は、物理サーバに設定される複数の仮想マシンのそれぞれを、当該複数の仮想マシンのそれぞれと対応付けられた複数の仮想マシン資源のそれぞれとして認識するとともに、物理サーバが備える複数の物理NICのそれぞれに接続される物理ネットワークを仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、当該物理ネットワークと対応付けられた複数の仮想ネットワーク資源のそれぞれとして認識する。
また、制御サーバ10は、物理サーバが備える複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する。
また、制御サーバ10は、複数の仮想マシン資源のいずれか、および、複数の仮想ネットワーク資源のいずれかの選択を受け付ける。
そして、制御サーバ10は、複数の物理ポートの中から、選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する。
そして、制御サーバ10は、選択した物理ポートを、選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる。
これにより、仮想マシンを設定する際に必要なネットワーク設定を間違う可能性が高くなるのを回避することができる。
なお、本発明においては、制御サーバ内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを制御サーバにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを制御サーバに読み込ませ、実行するものであっても良い。制御サーバにて読取可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、制御サーバに内蔵されたHDDなどを指す。
10 制御サーバ
11 ユーザインターフェイス部
12 資源管理部
13 資源情報記憶部
14 資源操作部
20−1,20−2 物理サーバ
21a,21b,22a,22b,22c 物理NIC
30−1〜30−3 レイヤ2スイッチ
101−1,101−2 仮想マシン資源画像
102−1〜102−3 仮想ネットワーク資源画像
103 接続済画像
104 新規接続画像

Claims (6)

  1. 物理ネットワークを接続可能な複数の物理ポートを備える物理サーバに複数の仮想マシンのそれぞれを設定する際の制御を行う制御サーバであって、
    前記複数の仮想マシンのそれぞれを、当該複数の仮想マシンのそれぞれと対応付けられた複数の仮想マシン資源のそれぞれとして認識するとともに、前記物理ネットワークを仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、当該物理ネットワークと対応付けられた複数の仮想ネットワーク資源のそれぞれとして認識し、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する資源情報記憶部と、
    前記複数の仮想マシン資源のいずれか、および、前記複数の仮想ネットワーク資源のいずれかの選択を受け付ける資源管理部と、
    前記複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択し、該選択した物理ポートを、前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる資源操作部と、を有する制御サーバ。
  2. 請求項1に記載の制御サーバにおいて、
    前記物理サーバは、複数存在し、
    前記複数の物理サーバのそれぞれは、当該物理サーバが備える複数の物理ポートのそれぞれに接続された物理ネットワークに応じて複数のタイプのいずれかに分類され、
    前記資源情報記憶部は、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとの対応付けを示す対応付け情報を前記複数のタイプ毎に記憶し、
    前記資源操作部は、前記複数のタイプのうち前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンが設定される物理サーバが分類されたタイプの対応付け情報に基づき、当該物理サーバが備える複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する制御サーバ。
  3. 物理ネットワークを接続可能な複数の物理ポートを備える物理サーバに複数の仮想マシンのそれぞれを設定する際の制御を行う制御サーバにおける制御方法であって、
    前記複数の仮想マシンのそれぞれを、当該複数の仮想マシンのそれぞれと対応付けられた複数の仮想マシン資源のそれぞれとして認識するとともに、前記物理ネットワークを仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、当該物理ネットワークと対応付けられた複数の仮想ネットワーク資源のそれぞれとして認識し、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する記憶処理と、
    前記複数の仮想マシン資源のいずれか、および、前記複数の仮想ネットワーク資源のいずれかの選択を受け付ける処理と、
    前記複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する選択処理と、
    前記選択した物理ポートを、前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる処理と、を有する制御方法。
  4. 請求項3に記載の制御方法において、
    前記物理サーバは、複数存在し、
    前記複数の物理サーバのそれぞれは、当該物理サーバが備える複数の物理ポートのそれぞれに接続された物理ネットワークに応じて複数のタイプのいずれかに分類され、
    前記記憶処理では、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとの対応付けを示す対応付け情報を前記複数のタイプ毎に記憶し、
    前記選択処理は、前記複数のタイプのうち前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンが設定される物理サーバが分類されたタイプの対応付け情報に基づき、当該物理サーバが備える複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する処理である制御方法。
  5. 物理ネットワークを接続可能な複数の物理ポートを備える物理サーバに複数の仮想マシンのそれぞれを設定する際の制御を行う制御サーバに、
    前記複数の仮想マシンのそれぞれを、当該複数の仮想マシンのそれぞれと対応付けられた複数の仮想マシン資源のそれぞれとして認識するとともに、前記物理ネットワークを仮想的に分割した複数の仮想ネットワークのそれぞれを、当該物理ネットワークと対応付けられた複数の仮想ネットワーク資源のそれぞれとして認識し、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとを対応付けて記憶する記憶機能と、
    前記複数の仮想マシン資源のいずれか、および、前記複数の仮想ネットワーク資源のいずれかの選択を受け付ける機能と、
    前記複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する選択機能と、
    前記選択した物理ポートを、前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンに割り当てる機能と、を実現させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載の制御方法において、
    前記物理サーバは、複数存在し、
    前記複数の物理サーバのそれぞれは、当該物理サーバが備える複数の物理ポートのそれぞれに接続された物理ネットワークに応じて複数のタイプのいずれかに分類され、
    前記記憶機能では、前記複数の物理ポートのそれぞれと、当該物理ポートに接続された物理ネットワークとの対応付けを示す対応付け情報を前記複数のタイプ毎に記憶し、
    前記選択機能は、前記複数のタイプのうち前記選択された仮想マシン資源に対応する仮想マシンが設定される物理サーバが分類されたタイプの対応付け情報に基づき、当該物理サーバが備える複数の物理ポートの中から、前記選択された仮想ネットワーク資源と対応付けられた物理ネットワークに対応する物理ポートを選択する機能であるプログラム。
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