本発明において、「5−11員ヘテロ環基」とは、環を構成する原子として炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1乃至4個の複素原子を含む5乃至7員の芳香族複素環、飽和複素環、不飽和複素環又はこれらの複素環とベンゼン環が縮合した縮合複素環を意味する。例えば、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、ピロール−1−イル基、ピロール−2−イル基、ピロール−3−イル基、ピリジン−2−イル基、ピリジン−3−イル基、ピリジン−4−イル基、ピラジン−2−イル基、ピラジン−3−イル基、ピリミジン−2−イル基、ピリミジン−4−イル基、ピリミジン−5−イル基、ピリミジン−6−イル基、ピリダジン−3−イル基、ピリダジン−4−イル基、1,3−ベンゾジオキソール−4−イル基、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル基、1,4−ベンゾジオキサン−5−イル基、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル基、3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−6−イル基、3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−7−イル基、2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル基、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル基、2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−イル基、2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル基、ベンゾフラン−2−イル基、ベンゾフラン−3−イル基、ベンゾフラン−4−イル基、ベンゾフラン−5−イル基、ベンゾフラン−6−イル基、ベンゾフラン−7−イル基、ベンゾチオフェン−2−イル基、ベンゾチオフェン−3−イル基、ベンゾチオフェン−4−イル基、ベンゾチオフェン−5−イル基、ベンゾチオフェン−6−イル基、ベンゾチオフェン−7−イル基、キノキサリン−2−イル基、キノキサリン−5−イル基、キノキサリン−6−イル基、インドール−1−イル基、インドール−2−イル基、インドール−3−イル基、インドール−4−イル基、インドール−5−イル基、インドール−6−イル基、インドール−7−イル基、イソインドール−1−イル基、イソインドール−2−イル基、イソインドール−4−イル基、イソインドール−5−イル基、イソインドール−6−イル基、イソインドール−7−イル基、イソベンゾフラン−1−イル基、イソベンゾフラン−4−イル基、イソベンゾフラン−5−イル基、イソベンゾフラン−6−イル基、イソベンゾフラン−7−イル基、クロメン−2−イル基、クロメン−3−イル基、クロメン−4−イル基、クロメン−5−イル基、クロメン−6−イル基、クロメン−7−イル基、クロメン−8−イル基、イミダゾール−1−イル基、イミダゾール−2−イル基、イミダゾール−4−イル基、イミダゾール−5−イル基、ピラゾール−1−イル基、ピラゾール−3−イル基、ピラゾール−4−イル基、ピラゾール−5−イル基、チアゾール−2−イル基、チアゾール−4−イル基、チアゾール−5−イル基、オキサゾール−2−イル基、オキサゾール−4−イル基、オキサゾール−5−イル基、イソオキサゾール−3−イル基、イソオキサゾール−4−イル基、イソオキサゾール−5−イル基、ピロリジン−2−イル基、ピロリジン−3−イル基、ベンゾイミダゾール−1−イル基、ベンゾイミダゾール−2−イル基、ベンゾイミダゾール−4−イル基、ベンゾイミダゾール−5−イル基、ベンゾチアゾール−2−イル基、ベンゾチアゾール−4−イル基、ベンゾチアゾール−5−イル基、ベンゾオキサゾール−2−イル基、ベンゾオキサゾール−4−イル基、ベンゾオキサゾール−5−イル基、キノリン−2−イル基、キノリン−3−イル基、キノリン−4−イル基、キノリン−5−イル基、キノリン−6−イル基、キノリン−7−イル基、キノリン−8−イル基、イソキノリン−1−イル基、イソキノリン−3−イル基、イソキノリン−4−イル基、イソキノリン−5−イル基、イソキノリン−6−イル基、イソキノリン−7−イル基、イソキノリン−8−イル基、1,3,4−チアジアゾール−2−イル基、モルホリノ基、1,2,3−トリアゾール−1−イル基、1,2,3−トリアゾール−4−イル基、1,2,3−トリアゾール−5−イル基、1,2,4−トリアゾール−1−イル基、1,2,4−トリアゾール−3−イル基、1,2,4−トリアゾール−5−イル基、テトラゾール−1−イル基、テトラゾール−2−イル基、インドリン−4−イル基、インドリン−5−イル基、インドリン−6−イル基、インドリン−7−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−イル基等が挙げられる。
本発明において、「5−11員ヘテロアリーレン鎖」とは、環を構成する原子として炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1乃至4個の複素原子を含む5乃至7員の芳香族複素環、飽和複素環、不飽和複素環又はこれらの複素環とベンゼン環が縮合した縮合複素環で、2価の基を意味する。例えば、2,3−フランジイル鎖、2,3−チオフェンジイル鎖、2,3−ピロールジイル鎖、2,3−ピリジンジイル鎖、2,4−ピリジンジイル鎖、2,3−ピラジンジイル鎖、2,4−ピリミジンジイル鎖、3,4−ピリダジンジイル鎖、2,3−ベンゾフランジイル鎖、2,3−ベンゾチオフェンジイル鎖、キノキサリン−2−イル鎖、キノキサリン−5−イル鎖、2,3−キノキサリンジイル鎖、2,3−インドールジイル鎖、インドール−7−イル鎖、1,3−イソインドールジイル鎖、1,3−イソベンゾフランジイル鎖、2,4−クロメンジイル鎖、2,4−イミダゾールジイル鎖、3,4−ピラゾールジイル鎖、2,4−チアゾールジイル鎖、2,4−オキサゾールジイル鎖、3,4−イソオキサゾールジイル鎖、2,4−ベンゾイミダゾールジイル鎖、2,4−ベンゾチアゾールジイル鎖、2,4−ベンゾオキサゾールジイル鎖、2,4−キノリンジイル鎖、1,4−イソキノリンジイル鎖等が挙げられる。
一般式(1)で表されるキノリン化合物の付加塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリアルキルアミン塩等の有機塩基塩、塩酸塩、硫酸塩等の鉱酸塩、酢酸塩等の有機酸塩等が挙げられ、薬学上許容される塩であれば特に制限されない。
すなわち一般式(II)で示されるキノリン誘導体に、ジハロゲン化物(III)を反応させると、一般式(IV)で示される誘導体が得られる。得られた一般式(IV)で示される化合物に、一般式(V)で示されるイミド化合物を反応させると、化合物(I)を製造することができる。この反応経路を化学反応式で示すと次の通りである。
一般式(V)で示されるイミド化合物に反応性の置換基があれば、一般に用いられる方法(Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition: John Wiley & Sons, Inc; 1999)で保護基を付けた後、適当な時期に脱保護することで、目的の化合物を得ることができる。
一般式(II)で示されるキノリン誘導体を、塩基の存在下又は非存在下、過剰量のジハロゲン化物(III)と溶媒中で反応させることによって目的物である一般式(IV)の誘導体が得られる。溶媒としては、特に制限は無いが、例えばテトラヒドロフラン、トルエン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、プロピオニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、水等を単独又は組み合わせて使用することができる。また、ジハロゲン化物(III)を溶媒として用いても良い。塩基は特に制限は無いが、例えば水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属類、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸アルカリ金属類、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、t−ブトキシナトリウム、t−ブトキシカリウム等のアルコールの金属塩類、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等を使用することができる。反応条件は、−80〜150℃、好ましくは0〜100℃にて1分〜5日間、好ましくは1時間〜3日間反応させることによって目的物である一般式(IV)の誘導体が得られる。
上記反応で得られたハロゲン化誘導体(IV)に溶媒中、塩基の存在下又は非存在下、イミド化合物(V)を反応させることにより目的物(I)を製造することができる。溶媒としては、特に制限は無いが、例えばテトラヒドロフラン、トルエン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、プロピオニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、水等を単独又は組み合わせて使用することができる。塩基は、特に制限はないが、例えば水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属類、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸アルカリ金属類、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、t−ブトキシナトリウム、t−ブトキシカリウム等のアルコールの金属塩類、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等を使用することができる。反応条件は、−80〜150℃、好ましくは0〜100℃にて1分〜5日間、好ましくは1時間〜3日間反応させることによって目的物が得られる。
また、先に一般式(V)で示されるイミド化合物に、一般式(VI)で示される試薬を反応させ、中間体(VII)を得た後、キノリン誘導体(II)と反応させても、化合物(I)を製造することができる。この反応経路を化学反応式で示すと次の通りである。
アルデヒド等価体とは、アルデヒドに保護基を付けたものあるいは一般に用いられる方法(Comprehensive Organic Transformations Second Edition: John Wiley & Sons, Inc; 1999)でアルデヒドに変換できるものを指す。保護基としては、一般に用いられるもの(Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition: John Wiley & Sons, Inc; 1999)を用いることができる。
一般式(V)で示される環状アミド化合物に反応性の置換基があれば、一般に用いられる方法(Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition: John Wiley & Sons, Inc; 1999)で保護基を付けた後、適当な時期に脱保護することで、目的の化合物を得ることができる。
一般式(V)で示される環状アミド化合物を、塩基の存在下又は非存在下、一般式(VI)で示される試薬と溶媒中で反応させることによって目的物である一般式(VII)の誘導体が得られる。溶媒としては、特に制限は無いが、例えばテトラヒドロフラン、トルエン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、プロピオニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、水等を単独又は組み合わせて使用することができる。塩基は特に制限は無いが、例えば水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属類、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸アルカリ金属類、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、t−ブトキシナトリウム、t−ブトキシカリウム等のアルコールの金属塩類、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等を使用することができる。反応条件は、−80〜150℃、好ましくは0〜100℃にて1分〜5日間、好ましくは1時間〜3日間反応させることによって目的物である一般式(VII)の誘導体が得られる。
キノリン誘導体の一般的な製造方法は、公知の方法(Chem. Revs. 30, pp113-144 (1942),Chem. Revs. 35, pp-77-277 (1944))を参考に製造することができる。
一般式(II)で示される4−置換キノリン誘導体は公知の方法(Chem. Revs. 43, pp43-68 (1948),J. Am. Chem. Soc., 70, pp-2402-2404 (1948))で製造することができる。
本発明の一般式(1)で表されるキノリン化合物は、上記の方法によって得られるが、さらに必要に応じて再結晶法、カラムクロマトグラフィー等の通常の精製手段を用いて精製することができる。また必要に応じて、常法によって前記した所望の塩又は溶媒和物にすることもできる。
かくして得られる一般式(1)で表されるキノリン化合物、その塩又はそれらの溶媒和物(以下、あわせて「一般式(1)で表される化合物」と記載することがある)は、後記試験例に示すように優れたLXRβアゴニスト作用を示し、ヒトを含む動物のコレステロール代謝異常に起因する疾患、例えばアテローム性動脈硬化症、糖尿病に起因する動脈硬化症等の動脈硬化症、脂質異常症、高コレステロール血症、脂質関連疾患、炎症性サイトカインにより引き起こされる疾患である炎症性疾患、アレルギー性皮膚疾患等の皮膚疾患、糖尿病又はアルツハイマー病等の予防及び/又は治療剤の有効成分として有用である。
本発明の医薬組成物は、一般式(1)で表されるキノリン化合物、その塩又はそれらの溶媒和物を含有するものであって、単独で用いてよいが、通常は薬学的に許容される担体、添加物等を配合して使用される。医薬組成物の投与形態は、特に限定されず、治療目的に応じて適宜選択できる。例えば、経口剤、注射剤、坐剤、軟膏剤、吸入剤、点眼剤、点鼻剤、貼付剤等のいずれでもよい。これらの投与形態に適した医薬組成物は、公知の製剤方法により製造できる。
経口用固形製剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤等を加えた後、常法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等を製造することができる。添加剤は、当該分野で一般的に使用されているものでよい。例えば、賦形剤としては、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、微結晶セルロース、珪酸等が挙げられる。結合剤としては水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン液、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、エチルセルロース、シェラック、リン酸カルシウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。崩壊剤としては乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、乳糖等が挙げられる。滑沢剤としては精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール等が挙げられる。矯味剤としては白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。
経口用液体製剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に矯味剤、緩衝剤、安定化剤、矯臭剤等を加えて常法により内服液剤、シロップ剤、エリキシル剤等を製造することができる。矯味剤としては上記に挙げられたものでよく、緩衝剤としてはクエン酸ナトリウム等が、安定化剤としてはトラガント、アラビアゴム、ゼラチン等が挙げられる。
注射剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物にpH調節剤、緩衝剤、安定化剤、等張化剤、局所麻酔剤等を添加し、常法により皮下、筋肉及び静脈内注射剤を製造することができる。pH調製剤及び緩衝剤としてはクエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等が挙げられる。安定化剤としてはピロ亜硫酸ナトリウム、EDTA、チオグリコール酸、チオ乳酸等が挙げられる。局所麻酔剤としては塩酸プロカイン、塩酸リドカイン等が挙げられる。等張化剤としては、塩化ナトリウム、ブドウ糖等が挙げられる。
坐剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に公知の坐剤用担体、例えば、ポリエチレングリコール、ラノリン、カカオ脂、脂肪酸トリグリセライド等、更に必要に応じてツイーン(登録商標)等の界面活性剤等を加えた後、常法により製造することができる。
軟膏剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に通常使用される基剤、安定化剤、湿潤剤、保存剤等が必要に応じて配合され、常法により混合、製剤化される。基剤としては、流動パラフィン、白色ワセリン、サラシミツロウ、オクチルドデシルアルコール、パラフィン等が挙げられる。保存剤としては、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル等が挙げられる。
一般式(1)で表される化合物の投与量は年齢、体重、症状、投与形態及び投与回数等によって異なるが、通常は成人に対して一般式(1)で表されるキノリン化合物として1日1〜1000mgを、1回又は数回に分けて経口投与又は非経口投与するのが好ましい。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
a) 2-ベンゾイル-3-エトキシアクリル酸エチルの製造:
ベンゾイル酢酸エチル(17.0 g, 88.4 mmol)とオルトギ酸エチル(106 mL, 637 mmol)を無水酢酸(60.2 mL, 637 mmol)に溶解させ、140℃で終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後に水を加え酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物20.7 g (収率94 %)を橙色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.14 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.26 (3H, t, J = 7.1 Hz),4.10 (2H, q, J=7.1 Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.1 Hz), 7.43-7.46 (2H, m), 7.53-7.58 (1H, m), 7.71 (1H, s), 7.88-7.91 (2H, m).
b) 2-ベンゾイル-3-[2-(トリフルオロメチル)フェニルアミノ]アクリル酸エチル(シス:トランス=1:1)の製造:
2-ベンゾイル-3-エトキシアクリル酸エチル(3.70 g, 14.9 mmol)のトルエン(14.9 mL)溶液に2-トリフルオロメチルアニリン(2.06 mL, 16.4 mmol)を加え、マイクロウェーブ(Biotage(R) initiator)を用いて150℃で1時間照射した後に、反応液を減圧濃縮し、表題化合物5.41 g (収率99 %)をシス/トランス混合物(1:1)で、橙色油状物として得た。
1H-NMR (シス/トランス混合物(1:1)CDCl3) δ:0.94-0.99 (3H, m), 4.02-4.14 (2H, m), 7.17-7.70 (9H, m), 8.22 (0.5H, d, J = 12.7 Hz), 8.47 (0.5H, d, J = 12.7 Hz),11.25 (0.5H, brd, J = 12.7 Hz), 12.44 (0.5H, brd, J = 12.7 Hz).
c) [4-ヒドロキシ-8-(トリフルオロメチル)キノリン-3-イル](フェニル)メタノンの製造:
2-ベンゾイル-3-(2-(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)アクリル酸エチル(30.5 g, 84.0 mmol)のDowtherm(登録商標)(280 mL)溶液を260℃で11時間撹拌した。反応液を室温に戻した後に、ヘキサンを加えて再結晶を行い、表題化合物17.0 g (収率64 %)を褐色結晶として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:7.43-8.26 (7H, m), 8.64-8.67 (1H, m), 9.18 (1H, s), 14.23 (1H, s).
d) 3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-オールの製造:
(4-ヒドロキシ-8-(トリフルオロメチル)キノリン-3-イル)(フェニル)メタノン(17.0 g, 53.7 mmol)のテトラヒドロフラン(270 mL)溶液に塩化アルミニウム(35.1 g, 263 mmol)と水素化ホウ素ナトリウム(5.49 g, 145 mmol)を0℃で加え、室温で30分間撹拌した後に、5時間還流した。反応液を0℃にして水を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで再結晶し、表題化合物11.7 g (収率72 %)を無色結晶として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.92 (2H, s), 7.21-7.42 (7H, m), 7.89 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.41 (1H, brs), 8.66 (1H, d, J = 8.0 Hz).
e) 3-ベンジル-4-(6-ブロモヘキシルオキシ)-8-(トリフルオロメチル)キノリンの製造:
3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-オール(500 mg, 1.65 mmol)と1,6−ジブロモヘキサン(3.22 g, 13.20 mmol)と炭酸カリウム(455.7 mg, 3.30 mmol)のDMF(3 mL)溶液を室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物 660 mg(収率86 %)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.51-1.58 (4H, m), 1.91 (4H, quintet, J = 6.6 Hz), 3.43 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.99 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.21 (2H, s), 7.17-7.33 (5H, m), 7.59 (1H, dd, J = 6.6, 7.6 Hz), 8.04 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.28 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.27 (1H, s).
f) 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
3-ベンジル-4-(6-ブロモヘキシルオキシ)-8-(トリフルオロメチル)キノリン(12.5 mg, 0.03 mmol)のDMF(0.1 mL)溶液に炭酸カリウム(9 mg, 0.06 mmol)と5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(46.8 mg, 0.20 mmol)を加え、終夜攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出した後、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物 22.5 mg(収率49 %)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.37 (2H, tt, J = 6.3, 7.9 Hz), 1.53 (2H, tt, J = 6.3, 7.3 Hz), 1.63 (2H, tt, J = 7.3, 7.9 Hz), 1.79 (3H, s), 1.86 (2H, tt, J = 6.6, 7.3 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.19 (2H, s), 5.79 (1H, s), 5.94 (2H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.92 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 6.96 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.18-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 6.9, 7.6 Hz), 8.03 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.26 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.86 (1H, s).
実施例2 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.89 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.36 (2H, tt, J = 6.9, 7.5 Hz), 1.52 (2H, tt, J = 6.9, 7.3 Hz), 1.64 (2H, tt, J = 7.3, 7.5 Hz), 1.84 (2H, tt, J = 6.6, 7.3 Hz), 2.06 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.19 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.50 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.94 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.18 (2H, s), 5.93 (1H, d, J = 1.3 Hz), 5.94 (1H, d, J = 1.3 Hz), 6.14 (1H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.94 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 7.03 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.17-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 6.9, 7.3 Hz), 8.03 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.25 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例3 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.28-1.41 (2H, m), 1.46-1.60 (2H, m), 1.67 (2H, quintet, J = 7.6 Hz), 1.77 (3H, s), 1.82 (2H, quintet, J = 6.6 Hz), 3.51 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.18 (2H, s), 4.21 (4H, s), 5.70 (1H, s), 6.85 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.91 (1H, dd, J = 2.3, 8.2 Hz), 6.97 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.17-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.26 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例4 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.89 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.31-1.42 (2H, m), 1.45-1.64 (4H, m), 1.84 (2H, tt, J = 6.6, 7.3 Hz), 2.04 (1H, qd, J = 7.3, 14.5 Hz), 2.20 (1H, qd, J = 7.3, 14.5 Hz), 3.50 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.94 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.19 (2H, s), 4.22 (4H, s), 5.77 (1H, s), 6.85 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.93 (1H, dd, J = 2.3, 8.6 Hz), 7.02 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.17-7.32 (5H, m), 7.59 (1H, dd, J = 7.3, 7.9 Hz), 8.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.26 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.86 (1H, s).
実施例5 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ::1.32-1.42 (2H, m), 1.47-1.70 (4H, m), 1.79 (3H, s), 1.85 (2H, quintet, J = 7.3 Hz), 3.19 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.18 (2H, s), 4.56 (2H, t, J = 8.6 Hz), 5.70 (1H, s), 6.75 (1H, d, J = 8.2Hz), 7.17-7.30 (7H, m), 7.58 (1H, dd, J = 6.6, 7.6 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.26 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例6 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-メチル-5-(キノキサリン-6-イル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-メチル-5-(キノキサリン-6-イル)イミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31−1.43 (2H, m), 1.48-1.74 (4H, m), 1.79-1.87 (2H, m), 1.97 (3H, s), 3.56 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.17 (2H, s), 6.08 (1H, s), 7.19-7.31 (5H, m), 7.57 (1H, dd, J = 7.3, 8.6 Hz), 7.97 (1H, dd, J = 2.3, 8.9 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.15 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.22-8.27 (2H, m), 8.84-8.86 (3H, m).
実施例7 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (6H, d, J = 6.3 Hz), 1.35 (2H, tt, J = 5.9, 7.3 Hz), 1.53 (2H, tt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.58-1.71 (2H, m), 1.80 (3H, s), 1.85 (2H, tt, J = 6.6, 7.6 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.19 (2H, s), 4.52 (1H, q, J = 6.3 Hz), 5.91 (1H, s), 6.86 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.16-7.32 (5H, m), 7.36 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.58 (1H, dd, J = 7.3, 7.9 Hz), 8.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.26 (1H, d, J = 7.9 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例8 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.36-1.44 (2H, m), 1.47-1.72 (4H, m), 1.79 (3H, s), 1.85 (2H, quintet, J = 6.9 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.9 Hz), 4.19 (2H, s), 4.52 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 5.89 (1H, s), 6.95 (1H, t, J = 8.6 Hz), 7.12-7.32 (7H, m), 7.58 (1H, dd, J = 6.6, 7.6 Hz), 8.03 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.26 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.86 (1H, s).
実施例9 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.90 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.34 (6H, d, J = 6.3 Hz), 1.45-1.68 (6H, m), 1.79-1.90 (2H, m), 2.05 (1H, qd, J = 7.6, 14.5 Hz), 2.20 (1H, qd, J = 7.6, 14.5 Hz), 3.51 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.19 (2H, s), 4.52 (1H, septet, J = 6.3 Hz), 5.94 (1H, s), 6.94 (1H, t, J = 8.2 Hz), 7.15-7.29 (7H, m), 7.58 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 8.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.26 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.86 (1H, s).
実施例10 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(6-エトキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(6-エトキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34-1.69 (9H, m), 1.80-1.87 (5H, m), 3.55 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.9 Hz), 4.18 (2H, s), 4.32 (2H, q, J = 7.3 Hz), 6.72 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.16-7.30 (6H, m), 7.39 (1H, dd, J = 2.6, 8.9 Hz), 7.57 (1H, dd, J = 6.9, 7.9 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.08 (1H, d, J = 2.6 Hz), 8.24 (1H, dd, J = 4.0, 7.9 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例11 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-メチル-5-(6-プロポキシピリジン-3-イル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-メチル-5-(6-プロポキシピリジン-3-イル)イミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31-1.58 (9H, m), 1.62-1.91 (7H, m), 3.55 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.9 Hz), 4.17-4.25 (4H, m), 6.73 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.16-7.31 (6H, m), 7.39 (1H, dd, J = 2.6, 8.9 Hz), 7.57 (1H, dd, J = 6.9, 7.9 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.08 (1H, d, J = 2.6 Hz), 8.25 (1H, dd, J = 4.0, 7.9 Hz), 8.84 (1H, s).
実施例12 3-{6-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}-5-(6-イソプロポキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1f)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(6-イソプロポキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.30-1.43 (8H, m), 1.47-1.72 (4H, m), 1.80 (3H, s), 1.88 (2H, quintet, J = 6.6 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.18 (2H, s), 5.26 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 6.18 (1H, s), 6.68 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.19-7.32 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 6.9, 7.3 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 2.6, 8.6 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.23-8.28 (2H, m), 8.85 (1H, s).
実施例13 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ブチル}-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1のe)で1,6-ジブロモヘキサンの代わりに1,4-ジブロモブタンを用いて、反応・処理した後、実施例1f)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.80 (3H, s), 1.82-1.94 (4H, m), 3.62 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.95 (2H, t, J = 5.9 Hz), 4.16 (2H, s), 5.80 (1H, s), 5.94 (2H, s), 6.77 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.93 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 6.97 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.16-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 6.6, 8.2 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.23 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例14 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ブチル}-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例13において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.90 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.81-1.91 (4H, m), 2.06 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.20 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.60 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 5.3 Hz), 4.16 (2H, s), 5.91 (1H, s), 5.94 (1H, d, J = 1.3 Hz), 5.95 (1H, d, J = 1.3 Hz), 6.77 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.94 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 7.03 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.16-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, t, J = 7.3 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.23 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例15 3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ブチル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例13において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.89 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.83-1.91 (4H, m), 2.06 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.21 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.60 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 5.3 Hz), 4.16 (2H, s), 4.22 (4H, s), 5.88 (1H, s), 6.85 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.96 (1H, dd, J = 2.3, 8.6 Hz), 7.02 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.15-7.30 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 6.6, 7.3 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.23 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例16 3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ブチル}-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例13において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応を行い同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.30 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.81 (3H, s), 1.83-1.92 (4H, m), 3.61 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.96 (2H, t, J = 5.3 Hz), 4.16 (2H, s), 4.49 (1H, q, J = 5.9 Hz), 6.03 (1H, s), 6.85 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.15-7.31 (5H, m), 7.36 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.57 (1H, dd, J = 7.8, 8.2 Hz), 8.02 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.23 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例17 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-{5-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ペンチル}-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1のe)で1,6-ジブロモヘキサンの代わりに1,5-ジブロモペンタンを用いて、反応・処理した後、実施例1f)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.56 (2H, tt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.69 (2H, tt, J = 6.9, 7.6 Hz), 1.78 (3H, s), 1.89 (2H, tt, J = 6.3, 7.3 Hz), 3.58 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.92 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.17 (2H, s), 5.84 (1H, s), 5.86 (1H, d, J = 1.0 Hz), 5.87 (1H, d, J = 1.0 Hz), 6.73 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.91 (1H, dd, J = 2.0, 7.9 Hz), 6.95 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.16-7.29 (5H, m), 7.57 (1H, dd, J = 7.3, 7.9 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.20 (1H, J = 7.9 Hz), 8.86 (1H, s).
実施例18 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-{5-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ペンチル}-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例17において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.89 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.55 (2H, tt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.69 (2H, tt, J = 6.9, 7.6 Hz), 1.88 (2H, tt, J = 6.3, 7.3 Hz), 2.05 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.19 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.54 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.91 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.17 (2H, s), 5.88 (1H, d, J = 1.3 Hz), 5.89 (1H, d, J = 1.3 Hz), 5.97 (1H, s), 6.74 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.92 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 7.01 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.16-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, t, J = 7.3 Hz), 8.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.21 (1H, J = 7.3 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例19 3-{5-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ペンチル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例17において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.48-1.60 (2H, m), 1.65-1.77 (5H, m), 1.88 (2H, quintet, J = 7.3 Hz), 3.55 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.92 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.15 (4H, s), 4.17 (4H, s), 5.72 (1H, s), 6.81 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.91 (1H, dd, J = 2.3, 8.2 Hz), 6.96 (1H, dd, 2.3 Hz), 7.18-7.28 (5H, m), 7.57 (1H, dd, J = 7.6, 8.2 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.21 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例20 3-{5-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ペンチル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例17において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.88 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.52 (2H, tt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.66 (2H, tt, J = 6.9, 7.6 Hz), 1.88 (2H, tt, J = 6.3, 7.3 Hz), 2.04 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.19 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.54 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.91 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.16 (6H, s), 5.96 (1H, s), 6.82 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.93 (1H, dd, J = 2.3, 8.6 Hz), 7.01 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.17-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 7.3, 7.6 Hz), 8.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.22 (1H, J = 7.6 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例21 3-{5-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ペンチル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例17において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.50-1.60 (2H, m), 1.66-1.79 (5H, m), 1.89 (2H, quintet, J = 7.3 Hz), 3.13 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.56 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.92 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.17 (2H, s), 4.51 (2H, t, J = 8.9 Hz), 5.67 (1H, s), 6.72 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.16-7.31 (7H, m), 7.57 (1H, dd, J = 7.3, 8.9 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.21 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例22 3-{5-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ペンチル}-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例17において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.27 (6H, t, J = 6.3 Hz), 1.56 (2H, tt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.68 (2H, tt, J = 6.9, 7.6 Hz), 1.79 (3H, s), 1.89 (2H, tt, J = 6.3, 7.3 Hz), 3.56 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.92 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.17 (2H, s), 4.43 (1H, q, J = 6.3 Hz), 5.91 (1H, s), 6.82 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.18-7.28 (5H, m), 7.35 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.57 (1H, dd, J = 6.9, 7.3 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.22 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例23 3-{7-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘプチル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1のe)で1,6−ジブロモヘキサンの代わりに1,7−ジブロモヘプタンを用いて、反応・処理した後、実施例1のf)で5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.25-1.37 (4H, m), 1.42-1.52 (2H, m), 1.59-1.66 (2H, m), 1.77 (3H, s), 1.84 (2H, quintet, J = 6.9 Hz), 3.50 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.96 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.19 (2H, s), 4.21 (4H, s), 5.68 (1H, s), 6.85 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.90 (1H, dd, J = 2.3, 8.2 Hz), 6.98 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.17-7.31 (5H, m), 7.58 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.27 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例24 3-{7-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘプチル}-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例23において、5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.28-1.38 (4H, m), 1.42-1.52 (2H, m), 1.56-1.67 (2H, m), 1.79 (3H, s), 1.85 (2H, quintet, J = 6.9 Hz), 3.19 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.51 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.96 (2H, t, J = 6.5 Hz), 4.19 (2H, s), 4.55 (2H, t, J = 8.6 Hz), 5.66 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.17-7.30 (7H, m), 7.58 (1H, dd, J = 7.3, 8.6 Hz), 8.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.27 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.85 (1H, s).
実施例25 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
a) 3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノールの製造:
3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-オール(8.0 g, 26.4 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(132 mL)溶液に、炭酸カリウム(13.1 g, 95.0 mmol)とN-フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(11.3 g, 31.7 mmol)を加え、50℃に昇温して1時間攪拌した。室温で反応液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、トリフレートの粗生成物 11.0 gを淡黄色結晶として得た。得られた粗生成物の1,4-ジオキサン(126mL)溶液に、リン酸三カリウム(20.3 g, 95.8 mmol)と3-ヒドロキシフェニルボロン酸(4.17 g, 30.2 mmol)とテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(2.91 g, 2.52 mmol)を加え、100℃で終夜攪拌した。室温で反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物8.42 g (収率84 %)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.94-4.02 (2H, m), 5.54 (1H, s), 6.64-6.65 (1H, m), 6.76 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.97-6.99 (3H, m), 7.12-7.21 (3H, m), 7.37 (1H, dd, J = 7.8, 8.1 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 7.8, 8.1 Hz), 7.70 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.1 Hz), 8.99 (1H, s).
b) 3-ベンジル-4-[3-(3-ブロモプロピルオキシフェニル)]-8-(トリフルオロメチル)キノリンの製造:
3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノールを、実施例1のe)の1,6-ジブロモヘキサンの代わりに1,3-ジブロモプロパンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.29 (2H, quintet, J = 6.3 Hz), 3.59 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.91-4.08 (4H, m), 6.65 (1H, dd, J = 1.3, 2.3 Hz), 6.81 (1H, td, J = 1.3, 7.6 Hz), 6.96-7.05 (3H, m), 7.12-7.25 (3H, m), 7.41 (1H, dd, J = 6.6, 8.6 Hz), 7.47 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.6 Hz), 9.02 (1H, s).
c) 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
3-ベンジル-4-(3-(3-ブロモプロピルオキシフェニル))-8-(トリフルオロメチル)キノリンを実施例1のf)と同様に反応・処理して、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.75 (3H, s), 2.09 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.71 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.83-3.92 (2H, m), 3.97 (2H, d, J = 2.3 Hz), 5.67 (1H, s), 5.91 (2H, d, J = 1.6 Hz), 6.61 (1H, s), 6.73 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.89 (1H, dd, J = 2.0, 7.6 Hz), 6.94 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.95-7.00 (3H, m), 7.13-7.23 (3H, m), 7.37 (1H, dd, J = 7.6, 8.9 Hz), 7.43 (1H, dt, J = 3.3, 8.2 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.6 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例26 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.87 (3H, t, J = 7.6 Hz), 2.03 (1H, qt, J = 7.6, 14.2 Hz), 2.05-2.11 (2H, m), 2.16 (1H, qd, J = 7.6, 14.2 Hz), 3.69 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.80-3.92 (2H, m), 3.97 (2H, d, J = 2.3 Hz), 5.83 (1H, s), 5.91 (1H, d, J = 1.3 Hz), 5.92 (1H, d, J = 1.3 Hz), 6.61 (1H, s), 6.73 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.91 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 6.95-7.01 (4H, m), 7.13-7.23 (3H, m), 7.37 (1H, dd, J = 7.3, 8.6 Hz), 7.45 (1H, dt, J = 2.0, 6.9 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例27 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.74 (3H, s), 2.08 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.70 (2H, t, J = , 7.3 Hz), 3.82-3.95 (2H, m), 3.97 (2H, d, J = 2.0 Hz), 4.18 (4H, s), 5.76 (1H, s), 6.62 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.80 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.90 (1H, dd, J = 2.3, 8.6 Hz), 6.93 (4H, m), 7.15-7.23 (3H, m), 7.37 (1H, dd, J = 6.9, 8.6 Hz), 7.45 (1H, dt, J = 2.0, 7.5 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.01 (1H, d, J = 6.9 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例28 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.87 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.97-2.10 (3H, m), 2.17 (1H, td, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.69 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.78-3.93 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 2.0 Hz), 4.20 (4H, d, J = 2.0 Hz), 5.74 (1H, s), 6.61 (1H, d, J = 1.3 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.81 (1H, dd, J = 1.6, 8.6 Hz), 6.89-7.01 (5H, m), 7.13-7.23 (3H, m), 7.37 (1H, dd, J = 7.6, 8.6 Hz), 7.45 (1H, dt, J = 2.0, 8.2 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.6 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例29 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.76 (3H, s), 2.10 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.15 (2H, t, J = 8.9 Hz), 3.71 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.84-3.94 (2H, m), 3.97 (2H, d, J = 2.6 Hz), 4.54 (2H, t, J = 8.9 Hz), 5.69 (1H, s), 6.63 (1H, d, J = 2.3 Hz), 6.72 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.77 (1H, d, J = 6.9 Hz), 6.92-7.00 (3H, m), 7.14-7.23 (5H, m), 7.34 (1H, dd, J = 7.3, 8.6 Hz), 7.45 (1H, dt, J = 1.0, 7.3 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.01 (1H, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例30 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-メチル-5-(キノキサリン-6-イル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-メチル-5-(キノキサリン-6-イル)イミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.94 (3H, d, J = 2.0 Hz), 2.11 (2H, quintet, J = 6.9 Hz), 3.76 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.80-3.92 (2H, m), 3.96 (2H, d, J = 2.6 Hz), 6.07 (1H, s), 6.60 (1H, s), 6.74 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.91 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 6.94-6.98 (2H, m), 7.13-7.20 (4H, m), 7.32 (1H, dd, J = 6.9, 8.2 Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.92-8.04 (2H, m), 8.11 (1H, dd, J = 3.0, 8.9 Hz), 8.23 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.84 (2H, dd, J = 1.7, 3.6 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例31 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (6H, t, J = 6.3 Hz), 1.77 (3H, s), 2.09 (2H, tt, J = 6.3, 7.3 Hz), 3.71 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.82-3.92 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 2.6 Hz), 4.49 (1H, septet, J = 6.3 Hz), 5.63 (1H, d, J = 4.3 Hz), 6.63 (1H, d, J = 1.3 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.83 (2H, dd, J = 2.3, 8.2 Hz), 6.93 (1H, d, J = 2.6 Hz), 6.98 (2H, d, J = 2.0, 8.2 Hz), 7.12-7.22 (3H, m), 7.31 (2H, dd, J = 1.3, 8.6 Hz), 7.37 (1H, dd, J = 6.9, 7.3 Hz), 7.45 (1H, dt, J = 3.3, 8.2 Hz), 7.68 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.01 (1H, d, J = 6.9 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例32 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.33 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.76 (3H, s), 2.09 (2H, quintet, J = 6.9 Hz), 3.71 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.84-3.94 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 2.6 Hz), 4.49 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 5.77 (1H, d, J = 5.6 Hz), 6.64 (1H, s), 6.78 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.89 (1H, dd, J = 3.6, 8.6 Hz), 6.92-6.99 (3H, m), 7.09-7.27 (5H, m), 7.38 (1H, dd, J = 6.9, 7.6 Hz), 7.46 (1H, d, J = 6.3 Hz), 7.68 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.02 (1H, d, J = 6.9 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例33 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-エチル-5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-エチル-5-(3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニル)イミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.87 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.33 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.97-2.10 (3H, m), 2.17 (1H, qd, J = 7.3, 14.8 Hz), 3.69 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.81-3.87 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 2.6 Hz), 4.49 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 6.14 (1H, s), 6.63 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.86-6.99 (4H, m), 7.14-7.23 (5H, m), 7.37 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.02 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例34 3-(3-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(6-イソプロポキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25c)の5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(6-イソプロポキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.76 (3H, s), 2.09 (2H, quintet, J = 6.9 Hz), 3.71 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.82-3.93 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 2.4 Hz), 5.24 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 6.62-6.66 (2H, m), 6.78 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.91-6.99 (3H, m), 7.13-7.23 (3H, m), 7.37 (1H, dd, J = 6.9, 7.6 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.61-7.70 (2H, m), 8.01 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.21 (1H, s), 9.00 (1H, s).
実施例35 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(4-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25のb)で1,3-ジブロモプロパンの代わりに1,4-ジブロモブタンを用いて、反応・処理した後、実施例25のc)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.69-1.86 (7H, m), 3.57 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.77-3.92 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 3.6 Hz), 5.79 (1H, s), 5.94 (2H, s), 6.63 (1H, s), 6.78 (2H, d, J = 7.9 Hz), 6.92 (1H, dd, J= 2.0, 8.2 Hz), 6.95-6.99 (4H, m), 7.10-7.20 (3H, m), 7.36 (1H, dd, J = 6.9, 7.6 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.68 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.01 (1H, d, J = 6.9 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例36 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(4-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例35において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.87 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.66-1.82 (4H, m), 2.04 (1H, qd, J = 7.3, 14.5 Hz), 2.18 (1H, qd, J = 7.3, 14.5 Hz), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.76-3.92 (2H, m), 3.97 (2H, d, J = 3.6 Hz), 5.94 (2H, d, J = 2.0), 6.08 (1H, s), 6.62 (1H, s), 6.78 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.95 (1H, dd, J= 1.3, 8.2 Hz), 6.97-6.99 (3H, m), 7.02 (1H, d, J = 1.3 Hz), 7.12-7.21 (3H, m), 7.38 (1H, dd, J = 7.3, 8.6 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例37 3-(4-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例35において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.70-1.82 (7H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.76-3.92 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 3.6 Hz), 4.21 (4H, s), 5.79 (1H, s), 6.62 (1H, t, J = 1.3 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.85 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.91 (1H, dd, J = 2.3, 8.6 Hz), 6.95-7.00 (4H, m), 7.12-7.23 (3H, m), 7.38 (1H, dd, J = 7.6, 8.9 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.01 (1H, d, J = 6.6 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例38 3-(4-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例35において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.89 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.69-1.81 (4H, m), 2.04 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.19 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.55 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.76-3.92 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 4.0 Hz), 4.22 (4H, s), 5.91 (1H, s), 6.62 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.89 (1H, d, J= 8.6 Hz), 6.92-6.99 (4H, m), 7.01 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.09-7.20 (3H, m), 7.38 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例39 3-(4-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例35において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.69-1.82 (7H, m), 3.19 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.57 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.78-3.92 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 3.3 Hz), 4.56 (2H, t, J = 8.6 Hz), 5.71 (1H, s), 6.63 (1H, s), 6.75 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.95-6.99 (3H, m), 7.12-7.20 (4H, m), 7.29 (1H, s), 7.39 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例40 3-(4-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例35において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (6H, d, J = 6.3 Hz), 1.71-1.89 (7H, m), 3.57 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.77-3.92 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 3.6 Hz), 4.52 (1H, septet, J = 6.3 Hz), 5.74 (1H, s), 6.63 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.87 (2H, d, J= 8.9 Hz), 6.94-6.99 (3H, m), 7.09-7.22 (3H, m), 7.35 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 6.6, 8.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 6.6 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例41 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(5-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ペンチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25のb)で1,3-ジブロモプロパンの代わりに1,5-ジブロモペンタンを用いて、反応・処理した後、実施例25のc)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.43 (2H, quintet, J = 8.2 Hz), 1.58-1.74 (4H, m), 1.77 (3H, s), 3.53 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.76 (1H, td, J = 6.6, 9.2 Hz), 3.83 (1H, td, J = 6.6, 9.2 Hz), 3.97 (1H, dd, J = 4.6, 14.2 Hz), 3.99 (1H, dd, J = 4.6, 14.2 Hz), 5.85 (1H, s), 5.93 (2H, s), 6.63 (1H, s), 6.75-6.79 (2H, m), 6.89-6.99 (5H, m), 7.07-7.20 (3H, m), 7.39 (1H, dd, J = 6.9, 8.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 6.9 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例42 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(5-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ペンチル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例41において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.88 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.35-1.49 (2H, m), 1.58-1.79 (4H, m), 2.03 (1H, qd, J = 6.9, 14.2 Hz), 2.14 (1H, qd, J = 6.9, 14.2 Hz), 3.51 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.76 (1H, td, J = 6.6, 9.2 Hz), 3.82 (1H, td, J = 6.6, 9.2 Hz), 3.97 (1H, dd, J = 4.0, 15.5 Hz), 3.99 (1H, dd, J = 4.0, 15.5 Hz), 5.92-5.94 (3H, m), 6.62 (1H, s), 6.75-6.79 (2H, m), 6.92-7.02 (5H, m), 7.13-7.20 (3H, m), 7.39 (1H, dd, J = 7.3, 7.9 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.69 (1H, d, J = 7.9 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例43 3-(5-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ペンチル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例41において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.88 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.35-1.49 (2H, m), 1.58-1.79 (4H, m),2.02 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.15 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.50 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.76 (1H, td, J = 6.3, 9.2 Hz), 3.81 (1H, td, J = 6.3, 9.2 Hz), 3.97 (1H, dd, J = 3.6, 14.8 Hz), 3.99 (1H, dd, J = 3.6, 14.8 Hz), 4.21 (4H, s), 5.87 (1H, s), 6.62 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.84 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.91-7.02 (5H, m), 7.13-7.22 (3H, m), 7.39 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例44 3-(5-{3-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ペンチル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例41において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (6H, d, J = 5.2 Hz), 1.38-1.50 (2H, m), 1.58-1.74 (4H, m), 1.79 (3H, s), 3.53 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.76 (1H, td, J = 6.3, 9.2 Hz), 3.83 (1H, td, J = 6.3, 9.2 Hz), 3.96 (1H, dd, J = 3.6, 13.5 Hz), 3.99 (1H, dd, J = 3.6, 13.5 Hz), 4.51 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 5.75 (1H, s), 6.63 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.86 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.96-7.00 (3H, m), 7.10-7.20 (3H, m), 7.35 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.39 (1H, dd, J = 7.3, 7.6 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.69 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 9.00 (1H, s).
実施例45 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25のa)で3-ヒドロキシフェニルボロン酸の代わりに4-ヒドロキシフェニルボロン酸を用いて、反応・処理した後、実施例25b),c)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.81 (3H, s), 2.18 (2H, tt, J = 5.9, 6.9 Hz), 3.78 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.98 (2H, s), 4.06 (2H, t, J = 5.9 Hz), 5.81 (1H, s), 5.93 (2H, s), 6.79 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.91-6.99 (6H, m), 7.07 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.13-7.23 (3H, m), 7.45 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例46 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例45において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.91 (3H, t, J = 7.3 Hz), 2.07 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.12-2.26 (3H, m), 3.77 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.98 (2H, s), 4.04 (2H, t, J = 5.9 Hz), 5.92 (1H, d, J = 1.3 Hz), 5.93 (1H, d, J = 1.3 Hz), 6.09 (1H, s), 6.79 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.89-6.99 (5H, m), 7.03-7.09 (3H, m), 7.13-7.24 (3H, m), 7.44 (1H, dd, J = 7.3, 7.9 Hz), 7.69 (1H, d, J = 7.9 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例47 3-(3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例45において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.91 (3H, t, J = 7.1 Hz), 2.06 (1H, qd, J = 7.1, 13.8 Hz), 2.13-2.24 (3H, m), 3.76 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.98 (2H, s), 4.04 (2H, t, J = 5.9 Hz), 4.21 (4H, s), 5.83 (1H, s), 6.87 (1H, dd, J = 1.0, 8.6 Hz), 6.91-6.99 (5H, m), 7.04 (1H, dd, J = 1.0, 2.3 Hz), 7.06 (2H, d, J = 7.6 Hz), 7.13-7.24 (3H, m), 7.44 (1H, dd, J = 6.6, 8.6 Hz), 7.70 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.84 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例48 3-(3-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}プロピル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例45において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.29 (6H, d, J = 6.3 Hz), 1.82 (3H, s), 2.18 (2H, tt, J = 5.9, 6.9 Hz), 3.78 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.98 (2H, s), 4.06 (2H, t, J = 5.9 Hz), 4.51 (1H, q, J = 6.3 Hz), 5.76 (1H, s), 6.87 (2H, d, J = 8.6 Hz), 6.91-6.98 (4H, m), 7.07 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.13-7.23 (3H, m), 7.37 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.44 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例49 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(4-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例45において、1,3-ジブロモプロパンの代わりに1,4-ジブロモブタンを用いて、反応・処理した後、実施例25のc)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.81 (3H, s), 1.82-1.89 (4H, m), 3.63 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.99 (2H, s), 4.05 (2H, t, J = 5.6 Hz), 5.81 (1H, s), 5.96 (2H, s), 6.80 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.93 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.95-7.02 (5H, m), 7.09 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.14-7.24 (3H, m), 7.44 (1H, dd, J = 6.9, 8.6 Hz), 7.70 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.00 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例50 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(4-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例49において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.92 (3H, t, J = 7.3 Hz), 179-1.88 (4H, m), 2.06 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.21 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 3.61 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.98 (2H, s), 4.04 (2H, t, J = 5.3 Hz), 5.95 (2H, s), 6.10 (1H, s), 6.80 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.94-7.01 (5H, m), 7.05 (1H, d, J = 1.0 Hz), 7.08 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.14-7.24 (3H, m), 7.45 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.98 (1H, s).
実施例51 3-(4-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例49において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.92 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.81-1.98 (4H, m), 2.06 (1H, qd, J = 7.3, 14.5 Hz), 2.22 (1H, qd, J = 7.3, 14.5 Hz), 3.61 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.99 (2H, s), 4.04 (2H, t, J = 5.3 Hz), 4.24 (4H, s), 5.93 (1H, s), 6.87 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.94-7.01 (5H, m), 7.04 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.13-7.24 (3H, m), 7.44 (1H, dd, J = 6.9, 8.2 Hz), 7.70 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例52 3-(4-{4-[3-ベンジル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル]フェノキシ}ブチル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例49において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (6H, d, J = 6.3 Hz), 1.82 (3H, s), 1.83-1.90 (4H, m), 3.63 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.99 (2H, s), 4.04 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.53 (1H, q, J = 6.3 Hz), 5.77 (1H, s), 6.89 (2H, d, J = 8.9 Hz), 6.95-7.00 (4H, m), 7.09 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.12-7.24 (3H, m), 7.37 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.44 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.70 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.99 (1H, s).
実施例53 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチル-3-{6-[3-メチル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1のa)でベンゾイル酢酸エチルの代わりにプロピオン酸エチルを用いて反応・処理した後、実施例1のb),c),e)及びf)と同様に反応・処理して、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.35-1.46 (2H, m), 1.53-1.74 (4H, m), 1.78 (3H, m), 1.89 (2H, quintet, J = 6.9 Hz), 2.45 (3H, m), 3.54 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.03 (2H, t, J = 6.6 Hz), 5.84 (1H, s), 5.94 (2H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.93 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 6.97 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 7.3, 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.26 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.86 (1H, s).
実施例54 5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチル-3-{6-[3-メチル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例53において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.36-1.46 (2H, m), 1.53-1.75 (4H, m), 1.80 (3H, s), 1.88 (2H, quintet, J = 6.6 Hz), 2.45 (3H, s), 3.54 (2H, t, J = 6.9 Hz), 4.03 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.51 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 5.77 (1H, s), 6.86 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 6.6, 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.27 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.86 (1H, s).
実施例55 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチル-3-{6-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例1のa)でベンゾイル酢酸エチルの代わりに吉草酸エチルを用いて反応・処理した後、実施例1のb),c),e)及びf)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.35-1.47 (2H, m), 1.54-1.74 (2H, m), 1.79 (3H, s), 1.90 (2H, quintet, J = 6.6 Hz), 2.77 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.54 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.01 (2H, t, J = 6.6 Hz), 5.91 (1H, s), 5.94 (2H, s), 6.79 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.93 (1H, dd, J = 2.0, 8.2 Hz), 6.97 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 6.9, 8.6 Hz), 8.00 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.24 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.89 (1H, s).
実施例56 5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチル-3-{6-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例55において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-エチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.89 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.35-1.46 (2H, m), 1.53-1.80 (6H, m), 1.89 (2H, quintet, J = 6.6 Hz), 2.05 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.20 (1H, qd, J = 7.3, 14.2 Hz), 2.77 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.00 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.22 (4H, s), 5.92 (1H, s), 6.85 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.95 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 7.02 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 6.9, 7.6 Hz), 8.00 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.24 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.89 (1H, s).
実施例57 5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチル-3-{6-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例55において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.04 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.32-1.49 (2H, m), 1.52-1.95 (11H, m), 2.78 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.20 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.01 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.57 (2H, t, J = 8.6 Hz), 5.72 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.19 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.31 (1H, s), 7.56 (1H, dd, J = 6.9, 8.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.24 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.89 (1H, s).
実施例58 5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチル-3-{6-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例55において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.31 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.36-1.47 (2H, m), 1.54-1.77 (6H, m), 1.80 (3H, s), 1.90 (2H, quintet, J = 6.6 Hz), 2.78 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.54 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.01 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.51 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 5.80 (1H, s), 6.86 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 6.9, 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.25 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.89 (1H, s).
実施例59 5-(6-メトキシピリジン-3-イル)-5-メチル-3-{6-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]ヘキシル}イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例55において、5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(6-メトキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.32-1.47 (2H, m), 1.54-1.95 (11H, m), 2.78 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.55 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.91 (3H, s), 4.01 (2H, t, J = 6.3 Hz), 6.03 (1H, s), 6.75 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.56 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.70 (1H, dd, J = 2.6, 8.6 Hz), 8.01 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.22-8.28 (2H, m), 8.89 (1H, s).
実施例60 5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチル-3-(2-{2-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]エトキシ}エチル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例57において、1,6-ジブロモヘキサンの代わりに2-クロロエチルエーテルを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.66-1.79 (5H, m), 2.78 (2H, d, J = 7.3 Hz), 3.02 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.83 (6H, s), 4.09 (2H, s), 4.44 (2H, t, J = 8.2 Hz), 5.66 (1H, s), 6.64 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.16 (1H, t, J = 8.2 Hz), 7.26 (1H, s), 7.58 (1H, dd, J = 6.6, 8.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 6.6 Hz), 8.34 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.89 (1H, s).
実施例61 5-(6-メトキシピリジン-3-イル)-5-メチル-3-(2-{2-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]エトキシ}エチル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例59において、1,6-ジブロモヘキサンの代わりに2-クロロエチルエーテルを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.64-1.79 (5H, m), 2.78 (2H, d, J = 7.3 Hz), 3.77 (3H, s), 3.84 (6H, s), 4.10 (2H, s), 5.96 (1H, s), 6.57 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.56-7.65 (2H, m), 7.98 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.21 (1H, s), 8.30 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.89 (1H, s).
実施例62 5-(4-イソプロポキシフェニル)-5-メチル-3-(2-{2-[3-プロピル-8-(トリフルオロメチル)キノリン-4-イルオキシ]エトキシ}エチル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例58において、1,6-ジブロモヘキサンの代わりに2-クロロエチルエーテルを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.22 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.68-1.78 (5H, m), 2.78 (2H, d, J = 7.3 Hz), 3.83 (6H, s), 4.09 (2H, s), 4.34 (1H, septet, J = 5.9 Hz), 5.94 (1H, s), 6.72 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.31 (2H, t, J = 8.6 Hz), 7.59 (1H, dd, J = 6.9, 8.2 Hz), 7.99 (1H, d, J = 6.9 Hz), 8.35 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.89 (1H, s).
試験例1:転写促進アッセイ
<プラスミドの構築>
ヒトLXRα及びLXRβ cDNAのリガンド結合ドメイン(LBD)を哺乳類発現
ベクターpBIND(Promega社)の酵母GAL4転写因子DNA結合ドメイン(DBD)に隣接して挿入することによって発現構築物を調製し、それぞれpBIND−LXRα/GAL4及びpBIND−LXRβ/GAL4を作製した。GAL4応答性リポーター構築物、pG5lucは、Promega社から入手できる公知のベクターであり、プロモーターに隣接して位置する5コピーのGAL4応答エレメントとルシフェラーゼリポーター遺伝子を含む。
<アッセイ>
LXRα/GAL4又はLXRβ/GAL4ハイブリッド及びGAL4応答性リポーターベクターpG5luc安定発現CHOK−1細胞を、5%CO2の湿潤雰囲気下、37℃で、10%非働化処理ウシ胎児血清、100単位/mlペニシリンG及び100μg/ml硫酸ストレプトマイシンを含有するHAM−F12培地を入れた96ウェルプレートに20,000細胞/ウェルで播種した。24時間後、被検化合物を試験濃度範囲(0.01μM、0.1μM、1μM、10μM)にわたって溶解した培地を添加し、細胞とともに24時間インキュベーションした。ルシフェラーゼアッセイ基質としてBright−Glo(Promega)を用い、発光強度をルミノメーターLB960(Berthold Technologies)で測定することにより、試験化合物がLXRα又はβのLBDを介してルシフェラーゼ転写の活性化に及ぼす作用を測定した。比較化合物としてT0901317(国際公開WO2000/54759パンフレットの実施例12の化合物)、WAY−254011(Huら、Bioorg. Med. Chem. Lett., 18, pp.54-59, 2008の化合物4)を同時に評価した。ルシフェラーゼ活性の結果はT0901317の10μMにおける発光強度を100とした時の試験化合物の各濃度における活性値(%eff)として表1−1〜1−2に示した。
<結果>
表1−1〜1−2に示す通り、本発明のキノリン化合物は対照薬であるT0901317よりもLXRβに高い選択性を有するLXRアゴニストであることが実験的に確認された。さらに、同様にキノリン骨格を有するWAY−254011にはLXRβ選択的なアゴニスト作用は見出されず、ヒダントイン部分を導入することがLXRβ選択的なアゴニスト作用に結びつくという本発明の思想が正しいことが証明された。