JP5370000B2 - 情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
近年、同じ処理を実行する複数のサーバを動作させ、各サーバにかかる負荷を軽減させるスケールアウト方式が知られている。スケールアウト方式では、管理サーバは、複製元のサーバであるマスタサーバによって保持されたデータやアプリケーションを収集する。そして、管理サーバは、収集されたデータやアプリケーションを複製先のサーバであるクローンサーバに複製することで、マスタサーバと同じ内容のクローンサーバを作成する。このように作成されたクローンサーバは、マスタサーバと同様のサーバとして動作する。
ここで、マスタサーバおよびクローンサーバは、各サーバに対して一意に付与される固有情報が設定される。例えば、マスタサーバおよびクローンサーバは、IP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスのように、各サーバに対して一意に付与される固有情報が設定される。
また、マスタサーバおよびクローンサーバは、自装置に設定された固有情報を用いて、アプリケーションを実行する場合がある。具体的には、各サーバは、アプリケーションを実行する際に、自装置に設定された固有情報をアプリケーションから要求される。そして、各サーバは、自装置に設定された固有情報をアプリケーションに通知し、アプリケーションを実行する。
このような固有情報を要求するアプリケーションをクローンサーバが実行した際に、アプリケーションエラーが発生する場合がある。例えば、クローンサーバは、マスタサーバと同一のアプリケーションを実行する。そして、クローンサーバは、マスタサーバに設定された固有情報を必要とするアプリケーションに対して、自装置に設定された固有情報を通知する。このため、クローンサーバは、実行されたアプリケーションを正常に動作せることができず、アプリケーションエラーを発生させてしまう。
図14は、従来技術を説明するための図である。図14に示す例では、クローンサーバは、マスタサーバに設定されたMACアドレス「01−AA−AA−AA−AA−AA」を固有情報として通知されると、正常に動作する暗号化ソフトウェアを記憶するものとする。また、クローンサーバは、固有情報として、MACアドレス「01−BB−BB−BB−BB−BB」が設定されるものとする。
図14の例では、クローンサーバは、複製された暗号化ソフトウェアからMACアドレスを要求された場合は、自装置に設定されたMACアドレスを暗号化ソフトウェアに通知する。しかし、クローンサーバは、マスタサーバに設定された固有情報を通知された場合にのみ正常に動作する暗号化ソフトウェアを実行しているため、アプリケーションエラーを発生させてしまう。
これを回避するため、クローンサーバに複製されたアプリケーションは、クローンサーバに設定された固有情報を通知されても正常に動作するように、利用者によって書換られる。そして、クローンサーバは、書換えられたアプリケーションを実行し、アプリケーションエラーを発生させることなく正常に動作させる。
特開2008−35456号公報
しかしながら、利用者がアプリケーションの書換を行う場合では、アプリケーションの内容を利用者が把握する必要がある。しかし、アプリケーションの内容を利用者が把握するのは、大変困難である。また、クローンサーバに複製されるアプリケーション毎に書換を行う必要がある。そのため、アプリケーションの書換を行う場合は、書換作業の工数が膨大になるという問題があった。
開示の技術は、上述に鑑みてなされたものであって、クローンサーバに複製されたアプリケーションの書換作業を行うことなく、クローンサーバに複製されたアプリケーションを正常に実行することを可能とする。
本願の開示する技術は、一つの様態によれば、電子装置を一意に示す固有情報を要求する処理に対して、電子装置から送信された固有情報を、特定の固有情報に書換え、書き換えられた固有情報を固有情報を要求した処理に対して送信する。
本願の開示するプログラムの一つの態様によれば、クローンサーバに複製されたアプリケーションの書換作業を行うことなく、クローンサーバに複製されたアプリケーションを正常に実行することができる。
図1は、実施例1に係るプログラムを実行する情報処理装置の構成例を説明するブロック図である。 図2は、実施例2に係るシステムの構成例を説明するための図である。 図3は、実施例2に係るクローンサーバの構成例を説明するための図である。 図4は、実施例2に係るプール管理サーバのデータベース部に記憶される固有情報変換テーブルの一例を説明するための図である。 図5は、実施例2に係るクローンサーバBに記憶される固有情報書換テーブル部の一例を説明するための図である。 図6は、実施例2に係るクローンサーバBでの処理の一例を説明するための図である。 図7は、実施例2に係る情報処理装置が実行する情報処理プログラムの実装例を説明するための図である。 図8は、実施例2に係るプール管理サーバが差分情報を送信する処理の一例を説明するための図である。 図9は、実施例2に係るクローンサーバの配置例を説明するための図である。 図10は、実施例2に係る書換処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図11は、実施例2に係る固有情報書換テーブル部の更新処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図12は、変換不要テーブルの一例を説明するための図である。 図13は、変換処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明するための図である。 図14は、従来技術を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して本願に係る情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置について説明する。
以下の実施例1では、情報処理プログラムを実行する情報処理装置の構成および処理の流れを順に説明する。
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るプログラムを実行する情報処理装置の構成例を説明する。図1は、実施例1に係るプログラムを実行する情報処理装置の構成例を説明するブロック図である。
情報処理装置1は、処理部3、書換部5、通知部6を有する。また、情報処理装置1は、情報処理装置に対して一意に付与される固有情報を有する。また、情報処理装置1は、複製元のサーバに記憶されたアプリケーションの複製を保持する複製先のサーバである。処理部3は、複製されたアプリケーションを実行する。情報処理装置1は、複製されたアプリケーションに対して、固有情報を通知する。
書換部5は、複製されたアプリケーションに対して通知される情報のうち、自装置に対して一意に付与された固有情報を複製元のサーバの固有情報に書き換える。通知部6は、書換部5によって書換えられた複製元のサーバの固有情報を複製されたアプリケーションへ通知する。
上述してきたように、実施例1に係る情報処理装置1は、固有情報を処理部3が受信する前に複製元の固有情報に書換える。また、情報処理装置1は、書換えられた固有情報を、処理部3へ送信する。このため、情報処理装置1は、複製されたアプリケーションの書換作業を行うことなく、複製されたアプリケーションを正常に実行することができる。
以下の実施例2では、情報処理プログラムを実行する情報処理装置であるクローンサーバを用いたシステムを説明する。
[システムの構成例]
まず最初に、図2を用いて、実施例2に係るシステムの構成例について説明する。図2は、実施例2に係るシステムの構成例を説明するための図である。実施例2に係るシステムは、プール管理サーバ10b、マスタサーバA20b、クローンサーバB30b、クローンサーバC40b、クローンサーバZ50bをネットワーク等を介して接続する。なお、クローンサーバは、ネットワークを用いて、図2に示したクローンサーバ以外にも接続することができる。
マスタサーバA20bは、複製元の情報処理装置である。具体的には、マスタサーバA20bは、各種のプログラムとプログラムの実行に用いられる各種の情報とを記憶する。クローンサーバB30bは、複製先の情報処理装置である。具体的には、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bに記憶された情報とプログラムとの複製を記憶する。そして、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bと同一のプログラムを実行する。
また、図2に示す各クローンサーバ40b〜50bは、クローンサーバB30bと同様に、マスタサーバA20bに記憶された情報とプログラムとの複製を記憶し、マスタサーバA20bと同一のプログラムを実行する。また、図2では図示していないが、ネットワークには、さらに多数のクローンサーバが接続されていてもよい。
プール管理サーバ10bは、イメージファイル部11b、データベース作成部12b、データベース部13bおよび差分送信部14bを有する。イメージファイル部11bは、マスタサーバA20bのイメージファイルを記憶する。具体的には、イメージファイル部11bは、マスタサーバA20bに記憶されたOS(Operating Sistem)、アプリケーション等のセットアップ情報を格納したイメージファイルを記憶する。
ここで、イメージファイルとは、複製元に記憶された情報をそっくりそのまま複製した情報である。各クローンサーバ30b〜50bは、イメージファイル部11bに記憶されたイメージファイルを自装置に複製する。そして、各クローンサーバ30b〜50bは、複製されたイメージファイルを展開し、マスタサーバA20bのクローンとしてアプリケーションを実行する。
データベース作成部12bは、各サーバ20b〜50bが有する電子装置の固有情報を収集する。また、データベース作成部12bは、収集された固有情報と固有情報の種別とを対応付けた固有情報変換テーブルを作成する。また、データベース作成部12bは、作成された固有情報変換テーブルをデータベース部13bに格納する。また、データベース作成部12bは、作成された固有情報変換テーブルを各クローンサーバ30b〜50bへ送信する。以下、データベース作成部12bの処理を具体的に説明する。
データベース作成部12bは、各サーバ20b〜50bが有する電子装置の固有情報を収集する。具体的には、データベース作成部12bは、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて、ネットワーク上の各サーバ20b〜50bが有する電子装置を識別し、識別された各電子装置が有する固有情報を収集する。
例えば、データベース作成部12bは、固有情報として、MAC(Media Access Control)アドレス、シリアルナンバ、CPU_ID(Central Processing Unit Identification)、を収集する。また、データベース作成部12bは、固有情報として、IP(Internet Protocol)アドレス、ホスト名およびSID(Security Identifier)を収集する。
ここで、MACアドレスは、各サーバ20b〜50bが有するネットワークカードのMACアドレスである。また、シリアルナンバは、各サーバ20b〜50bに付与される一意の情報である。また、CPU_IDは、各サーバが有するCPU(Central Processing Unit)に付与される一意の情報である。また、IPアドレスは、各サーバ20b〜50bに付与されるIPアドレスである。また、ホスト名は、各サーバ20b〜50bに対して任意に設定される名称である。また、SIDは、ユーザー、所属グループ、コンピュータ、ログオンセッションを識別するために各サーバ20b〜50bに対して付与される固有の番号である。
また、データベース作成部12bは、収集された固有情報から、固有情報と固有情報の種別とを対応付けた固有情報変換テーブルを作成する。ここで、図4は、実施例2に係るプール管理サーバのデータベース部に記憶される固有情報変換テーブルの一例を説明するための図である。
データベース作成部12bは、図4に示す例では、各サーバごとに、各サーバに設定される固有情報であるMACアドレス、シリアルナンバ、CPU_ID、IPアドレス、ホスト名およびSIDを対応付ける。また、データベース作成部12bは、対応付けられた各固有情報と、固有情報の種別を示す情報とを対応付ける。そして、データベース作成部12bは、対応付けられた固有情報の種別と固有情報とを格納した固有情報変換テーブルを作成する。
例えば、固有情報変換テーブルには、図4に示す例では、「01−AA−AA−AA−AA−AA」、「CPxxxxxxxxA」、「aaaaaa」、「192.168.xx.101」、「SV_A」および「aa−aa」が対応付けられて格納される。また、固有情報変換テーブルに格納された各固有情報には、各固有情報の種別を示す情報が対応付けられる。例えば、固有情報変換テーブルは、図4に示す例では、「01−AA−AA−AA−AA−AA」がマスタサーバA20bに設定された「MACアドレス」であることを示している。また、固有情報変換テーブルは、「CPxxxxxxxxA」が「シリアルナンバ」であることを示し、「aaaaaa」が「CPU_ID」であることを示し、「192.168.xx.101」が「IPアドレス」であることを示している。また、固有情報変換テーブルは、「SV_A」が「ホスト名」であることを示し、「aa−aa」が「SID」であることを示している。
また、データベース作成部12bは、作成された固有情報書換テーブルをデータベース部13bに格納する。具体的には、データベース作成部12bは、作成された固有情報書換テーブルをデータベース部13bへ転送する。そして、データベース部13bは、転送された固有情報書換テーブルを記憶する。
また、データベース作成部12bは、作成された固有情報書換テーブルを各クローンサーバ30b〜50bへ送信する。具体的には、データベース作成部12bは、各クローンサーバ30b〜50bがイメージファイルを複製した後に、作成された固有情報変換テーブルを各クローンサーバ30b〜50bへ送信する。
ここで、データベース作成部12bは、各クローンサーバ30b〜50bへ固有情報変換テーブルを送信する場合は、マスタサーバA20bの固有情報と、固有情報変換テーブルの送信先となるクローンサーバの固有情報とを送信する。例えば、データベース作成部12bは、クローンサーバ30bに対して、マスタサーバA20bの固有情報とクローンサーバ30bの固有情報とを送信する。
図2に戻り、差分送信部14bは、各サーバ20b〜50bの固有情報を収集する。また、差分送信部14bは、収集された固有情報を用いて、データベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルを更新する。また、差分送信部14bは、固有情報変換テーブルを更新した場合は、差分情報を作成し、作成された差分情報を各クローンサーバ30b〜50bに対して送信する。以下、差分送信部14bの処理を具体的に説明する。
差分送信部14bは、各サーバ20b〜50bの固有情報を収集する。具体的には、差分送信部14bは、一定の時間間隔ごとに、SNMPを用いて、ネットワーク上の各サーバ20b〜50bが有する電子装置を識別し、識別された各電子装置が有する固有情報を収集する。例えば、差分送信部14bは、各サーバ20b〜50bのMACアドレス、シリアルナンバ、CPU_ID、IPアドレス、ホスト名およびSIDを収集する。
また、差分送信部14bは、収集された固有情報を用いて、データベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルを更新する。具体的には、差分送信部14bは、収集された固有情報とデータベース部13に記憶された固有情報書換テーブルとに差異があるかを判定する。そして、差分送信部14bは、収集された固有情報とデータベース部13に記憶された固有情報書換テーブルとに差異があると判定した場合は、収集された固有情報を用いて、データベース部13に記憶された固有情報変換テーブルを更新する。
例えば、差分送信部14bは、マスタサーバA20bについて収集されたMACアドレスと固有情報書換テーブルに記憶されたMACアドレスとが異なると判定した場合は、固有情報書換テーブルに記憶されたMACアドレスを収集したMACアドレスに更新する。
また、差分送信部14bは、固有情報変換テーブルを更新した場合は、差分情報を作成し、作成された差分情報を各クローンサーバ30b〜50bに対して送信する。具体的には、差分送信部14bは、固有情報変換テーブルを更新した場合は、固有情報変換テーブルの更新内容を示す差分情報を作成する。そして、差分送信部14bは、作成された差分情報を各クローンサーバ30b〜50bに対して送信する。
例えば、差分送信部14bは、固有情報変換テーブルに記憶されたマスタサーバA20bのMACアドレスを更新した場合は、固有情報変換テーブルに記憶されたマスタサーバA20bの新たなMACアドレスを格納した差分情報を作成する。そして、差分送信部14bは、作成された差分情報を各クローンサーバ30b〜50bに対して送信する。
[クローンサーバの構成例]
次に、図3を用いて、実施例2に係るクローンサーバの構成例について説明する。ここで、図3は、実施例2に係るクローンサーバの構成例を説明するための図である。また、図3には、クローンサーバの例としてクローンサーバB30bの構成を示した。
クローンサーバB30bは、I/O(Input/Output)マネージャ部31b、電子装置32b、処理部33b、記憶部34b、更新部35bおよび取得部36bを有する。クローンサーバB30bは、プール管理サーバ10bと接続される。I/Oマネージャ部31bは、検知部4b、書換部5b、通知部6b、種別判定部7bおよび変換情報取得部8bを有する。記憶部34bは、固有情報書換テーブル部9bを有する。
電子装置32bは、クローンサーバB30bを一意に示す固有情報が付与される。また、電子装置32bは、電子装置32bが有する固有情報を送信するように処理部33bから要求された場合は、I/Oマネージャ部31bを経由して、固有情報を処理部33bへ送信する。具体的には、電子装置32bは、クローンサーバB30bを一意に示す固有情報として、サーバ、MACアドレス、シリアルナンバ、CPU_ID,IPアドレスおよびSID等を付与される。
また、電子装置32bは、電子装置32bに付与された各固有情報を通知するように処理部33bから要求された場合は、I/Oマネージャ部31bを経由して、固有情報を通知する。例えば、電子装置32bは、処理部32bからMACアドレスを要求された場合には、自装置に設定されたMACアドレスをI/Oマネージャ部31bを経由するように、通知する。
固有情報書換テーブル部9bは、固有情報の種別と固有情報とを対応付けられた固有情報書換テーブルを記憶する。具体的には、固有情報書換テーブル部9bは、クローンサーバB30bおよびマスタサーバA20bが有する電子装置の固有情報と固有情報の種別を示す情報とを対応付けて記憶する。
図5は、実施例2に係るクローンサーバBに記憶される固有情報書換テーブルの一例を説明するための図である。同図に示す例では、固有情報書換テーブル部9bは、マスタサーバA20bに設定されたMACアドレス、シリアルナンバ、CPU_ID、IPアドレス、ホスト名およびSIDを対応付ける。また、固有情報変換テーブル部9bは、マスタサーバA20bに設定された固有情報と、固有情報の種別を示す情報とを対応付ける。また、固有情報書換テーブル部9bは、各サーバごとの各固有情報と識別子とを対応付けて記憶する。ここで、識別子は、対応付けられた固有情報がどのサーバに設定されたものであるかを識別する。そして、固有情報書換テーブル部9bは、対応付けられた固有情報の種別と固有情報とを記憶する。
例えば、固有情報書換テーブル部9bは、図5に示す例では、「マスタサーバA」が識別子「A」と関連付けられた固有情報を有するサーバの名称であることを示している。また、固有情報書換テーブル部9bは、「01−AA−AA−AA−AA−AA」がマスタサーバA20bに設定された「MACアドレス」であることを示している。また、固有情報変換テーブルは、「CPxxxxxxxxA」が「シリアルナンバ」であることを示し、「aaaaaa」が「CPU_ID」であることを示し、「192.168.xx.101」が「IPアドレス」であることを示している。また、固有情報変換テーブルは、「SV_A」が「ホスト名」であることを示し、「aa−aa」が「SID」であることを示している。
ここで、図5に示す例では、固有情報の種別であるサーバは、同一の識別子に対応付けられた各固有情報に係るサーバを示す情報である。MACアドレスは、同一の識別子に対応付けられたサーバに係るMACアドレスを示す。シリアルナンバは、同一の識別子に対応付けられたサーバのシリアルナンバである。CPU_IDは、同一の識別子に対応付けられたサーバが有するCPUに付与される一意の情報である。IPアドレスは、同一の識別子に対応付けられたサーバに係るIPアドレスである。また、ホスト名は、同一の識別子に対応付けられたサーバに対して任意に設定される名称である。また、SIDは、同一の識別子に対応付けられたサーバに係るユーザー、所属グループ、コンピュータ、ログオンセッションを識別するために付与される固有の番号である。
つまり、図5に示す例では、識別子「B」と対応付けられた固有情報は、サーバ「クローンサーバB」に係る固有情報であることを示す。そして、クローンサーバBに係るMACアドレスが「01−BB−BB−BB−BB−BB」であり、クローンサーバBに係るシリアルナンバが「CPxxxxxxxxB」であることを示す。また、クローンサーバBに係るCPU_IDが「bbbbbb」であり、クローンサーバBに係るIPアドレスが「192.168.xx.102」であることを示す。また、クローンサーバBに係るホスト名が「SV_B」であり、クローンサーバBに係るSIDが「bb−bb」であることを示す。一方、識別子「A」と対応付けられた固有情報は、サーバ「マスタサーバA」に係る固有情報であることを示す。
図3に戻り、処理部33bは、複製されたアプリケーションを実行する。具体的には、処理部33bは、クローンサーバB30bを一意に示す固有情報を要求するアプリケーションを実行する。また、処理部33bは、アプリケーションから固有情報を要求された場合には、I/Oマネージャ部31bを経由して電子装置32bに固有情報を要求する。
検知部4bは、複製されたアプリケーションに対して通知される情報のうち、自装置に対して一意に付与された固有情報が含まれているかを検知する。具体的には、検知部4bは、電子装置32bからアプリケーションに対して通知される情報のうち、クローンサーバB30bを示す固有情報が含まれているかを検知する。
そして、検知部4bは、固有情報を検知した場合は、検知された固有情報を種別判定部7bおよび書換部5bへ通知する。例えば、検知部4bは、電子装置32bから通知される情報からクローンサーバB30bのMACアドレスを検知した場合は、検知されたMACアドレスを種別判定部7bおよび書換部5bへ通知する。
種別判定部7bは、自装置に対して一意に付与された固有情報の種別を判定する。具体的には、種別判定部7bは、検知部4bによって検知された固有情報を取得する。次に、種別判定部7bは、検知された固有情報を解析し、固有情報の種別を判定する。そして、種別判定部7bは、判定された固有情報の種別を変換情報取得部8bへ通知する。
以下、種別判定部7bが実行する処理の一例として、検知部4bが図5中段に示す固有情報「bbbbbb」を検知した場合について説明する。種別判定部7bは、検知部4bに検知された固有情報を取得する。種別判定部7bは、取得された固有情報が「bbbbbb」であった場合は、検知部4bに検知された固有情報がCPU_IDであることを判定する。そして、種別判定部7bは、判定された固有情報の種別を変換情報取得部8bへ通知する。
変換情報取得部8bは、固有情報の種別と固有情報とが対応付けられて記憶された固有情報書換テーブル部9bから、種別判定部7bによって判定された固有情報の種別と対応付けられて記憶された複製元のサーバの固有情報を取得する。具体的には、変換情報取得部8bは、種別判定部7bによって通知された固有情報の種別を取得する。また、変換情報取得部8bは、通知された固有情報の種別と対応付けられた固有情報を固有情報書換テーブル部9bから取得する。次に、変換情報取得部8bは、取得された固有情報を書換部5bへ通知する。
例えば、変換情報取得部8bは、種別判定部7bから通知された固有情報の種別を取得する。次に、変換情報取得部8bは、通知された固有情報の種別がCPU_IDであった場合は、固有情報書換テーブル部9bに記憶された固有情報から、種別CPU_IDと対応付けて記憶されたマスタサーバA20bの固有情報を取得する。
すなわち、変換情報取得部8bは、固有情報書換テーブル部9bに記憶されたマスタサーバA20bのCPU_ID「aaaaaa」を取得する。そして、変更情報取得部8bは、取得された固有情報「aaaaaa」を書換部5bへ通知する。
書換部5bは、自装置に対して一意に付与された固有情報を複製元のサーバの固有情報に書換える。具体的には、書換部5bは、検知部4bによって検知された固有情報を取得する。また、書換部5bは、変換情報取得部8bによって取得された固有情報を取得する。そして、書換部5bは、検知部4によって検知された固有情報を書換部5bによって取得された固有情報に書換える。
具体例として、固有情報「bbbbbb」が電子装置32bより送信された例について、書換部5bの処理を説明する。まず、書換部5bは、検知部4bから固有情報「bbbbbb」を取得する。次に、書換部5bは、変換情報取得部8bから固有情報「aaaaaa」を取得する。次に、書換部5bは、検知部4bから取得した固有情報「bbbbbb」を変換情報取得部8bより取得した固有情報「aaaaaa」に書換える。そして、書換部5bは、書換えられた固有情報「aaaaaa」を通知部6bへ転送する。
通知部6bは、書換部5bによって書換えられた複製元の固有情報を、複製されたアプリケーションへ通知する。具体的には、通知部6bは、書換部5bによってマスタサーバA20bに係る固有情報に書換えられた固有情報を複製されたアプリケーションを実行する処理部33bへ通知する。
取得部36bは、複製元のサーバに新たな固有情報が付与された場合は、固有情報と固有情報の種別とを取得する。具体的には、取得部36bは、マスタサーバA20bに新たな固有情報が付与された場合には、プール管理サーバ10bが有する差分送信部14bから送信された差分情報を取得する。そして、取得部36bは、差分情報を受信した場合は、取得された差分情報を更新部35bに転送する。
例えば、プール管理サーバ10bの差分送信部14bは、マスタサーバA20bが有する電子装置が置き換えられた場合には、新たな電子装置に付与されるMACアドレスを示す差分情報を作成し、作成された差分情報を各クローンサーバ30b〜50bへ送信する。クローンサーバB30bの取得部36bは、プール管理サーバ10bの差分送信部14bから送信された差分情報を取得した場合には、取得された差分情報を更新部35bへ転送する。
更新部35bは、取得部36bによって取得された固有情報と固有情報の種別とに応じて、固有情報書換テーブル部9bを更新する。具体的には、更新部35bは、取得部36bによって転送された差分情報を取得する。そして、更新部35bは、取得された差分情報に含まれる固有情報と固有情報の種別とに応じて、固有情報書換テーブル部9bを更新する。
例えば、更新部35bは、受信された差分情報にマスタサーバA20bの新たなMACアドレスが格納されていた場合は、固有情報書換テーブル部9bに記憶されたマスタサーバA20bのMACアドレスを、差分情報に格納されていたMACアドレスへ変更する。
例えば、検知部4b、書換部5b、通知部6b、種別判定部7b、変換情報取得部8b、イメージファイル部11b、データベース作成部12b、差分送信部14b、処理部33b、更新部35bおよび取得部36bは、電子回路である。ここで、電子回路の例として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA (Field Programmable Gate Array)などの集積回路、またはCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などを適用する。
また、データベース部13bおよび固有情報書換テーブル部9bは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ (flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。例えば、電子装置32bは、ネットワークカード、ファイバーチャネルカード、マザーボード、CPU、HDD(Hard Disc Driver)等の電子装置である。
[クローンサーバで実行される処理]
次に、クローンサーバB30bで実行される処理の一例について説明する。図6は、実施例2に係るクローンサーバBでの処理の一例を説明するための図である。図6に示す例では、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bのイメージデータを複製する。また、クローンサーバB30bは、複製されたイメージデータから暗号化ソフトウェアを実行する。
また、図6に示す例では、クローンサーバB30bが有する電子装置32bは、MACアドレスとして「01−BB−BB−BB−BB−BB」が付与されるものとする。また、クローンサーバB30bで実行される暗号化ソフトウェアは、マスタサーバA20bのMACアドレス「01−AA−AA−AA−AA−AA」が通知された場合には、正常に動作するものとする。
まず、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bのイメージデータより暗号化ソフト等のアプリケーションを起動させる。そして、クローンサーバB30bは、アプリケーションからMACアドレスの要求を受け付けると、自装置が有する電子機器32bのMACアドレスを要求する。クローンサーバB30bの電子装置32bは、MACアドレスを要求された場合は、自装置に設定されたMACアドレス「01−BB−BB−BB−BB−BB」を暗号化ソフトに通知する。
ここで、クローンサーバB30bは、送信されたMACアドレス「01−BB−BB−BB−BB−BB」を検知する。クローンサーバB30bは、検知されたMACアドレスをマスタサーバ20bのMACアドレス「01−AA−AA−AA−AA−AA」に書換える。そして、クローンサーバB30bは、マスタサーバ20bのMACアドレスに書換えられたMACアドレスを暗号化ソフトウェアへ通知する。
このため、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bのイメージデータに含まれるアプリケーションの書換を行わずに、マスタサーバA20bのイメージデータに含まれるアプリケーションを正常に実行することができる。
[情報処理プログラムの実装例]
次に、実施例2に係る各クローンサーバ30b〜50bが実行する情報処理プログラムの実装例について説明する。図7は、実施例2に係る情報処理装置が実行する情報処理プログラムの実装例を説明するための図である。
図7に示す例では、情報処理装置によって実行されるアプリケーションは、I/Oマネージャを通して情報の受け渡しを行う。例えば、アプリケーションは、I/Oマネージャに対して、ハードウェアデバイスの固有情報を要求する。I/Oマネージャは、ハードウェアデバイスの固有情報を要求された場合には、ハードウェアデバイスの固有情報を取得し、取得された固有情報をアプリケーションに通知する。
具体的には、I/Oマネージャは、上位層ドライバ、中間層ドライバ(フィルタ・ドライバ)および下位層ドライバを有する。ここで、ドライバは、アプリケーションとハードウェアデバイスとの間で行われる情報の受け渡しを中継するソフトウェアである。
アプリケーションは、ハードウェアデバイスの固有情報を要求する場合は、I/Oマネージャの上位層ドライバにハードウェアデバイスの固有情報を要求する。上位層ドライバは、アプリケーションからハードウェアデバイスの固有情報を要求された場合は、ハードウェアデバイスの固有情報を中間層ドライバに要求する。
中間層ドライバは、上位層ドライバからハードウェアデバイスの固有情報を要求された場合は、ハードウェアデバイスの固有情報を下間層ドライバに要求する。そして、下位層ドライバは、中間層ドライバからハードウェアデバイスの固有情報を要求された場合は、ハードウェアデバイスに固有情報を要求する。
ハードウェアデバイスは、固有情報を要求された場合は、下位層ドライバに対して固有情報を通知する。下位層ドライバは、ハードウェアデバイスの固有情報を取得した場合は、取得された固有情報を中間層ドライバに通知する。ここで、中間層ドライバは、下位層ドライバから固有情報を取得した場合は、自装置の固有情報を検知し、検知された固有情報をマスタサーバA20bの固有情報に書換え、書換えられた固有情報を上位層ドライバに通知する。
つまり、実施例2に係る各クローンサーバ30b〜50bが実行する情報処理プログラムは、図7に示す中間層ドライバとして動作する。上位層ドライバは、ハードウェアデバイスの固有情報を取得した場合は、取得された固有情報をアプリケーションに通知する。
また、アプリケーションは、情報処理装置の外部に情報を送信する場合も、各層のドライバを経由させて送信する。例えば、アプリケーションは、情報処理装置の外部に情報を送信する場合は、I/Oマネージャの上位層ドライバに情報を転送する。上位層ドライバは、転送された情報を中間層ドライバに転送する。ここで、中間層ドライバは、上位層ドライバから情報を取得した場合は、固有情報を検知し、検知された固有情報の書換を行い、書換えられた固有情報を下位層ドライバに転送する。
下位層ドライバは、転送された情報をネットワークカード等のハードウェアデバイスに転送する。そして、ハードウェアデバイスは、送信される情報を取得した場合は、取得された情報を外部に送信する。
なお、ハードウェアデバイスは、クローンサーバ30bの外部から受信された情報を取得した場合にも、取得された情報を下位層ドライバへ転送する。下位層ドライバは、ハードウェアデバイスによって受信された情報を中間層ドライバへ転送する。中間層ドライバは、転送された情報を取得した場合は、固有情報を検知し、検知された固有情報の書換を行い、書換えられた固有情報を上位層ドライバへ転送する。上位層ドライバは、中間層ドライバから転送された情報をアプリケーションへ転送する。
[固有情報変換テーブル更新]
次に、差分送信部14bがプール管理サーバ10bのデータベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルを更新する処理について説明する。更新処理の一例として、新たな電子装置が各サーバ20b〜50bに追加されたものとする。新たな電子装置は、電子装置のIDとMACアドレスとが設定されるものとする。また、マスタサーバA20bが有するネットワークカードが変更され、マスタサーバA20bが有するMACアドレスが変更されたものとする。
まず、差分送信部14bは、SNMPを用いて、各サーバ20b〜50bが有する電子装置の固有情報を収集する。すると、差分送信部14bは、各サーバ20b〜50bに追加された新たな電子装置のIDとMACアドレスとを新たに収集する。このため、差分送信部14bは、収集された固有情報と固有情報変換テーブルとに差異があると判定する。
また、差分送信部14bは、各サーバ20b〜50bに追加された新たな電子装置のIDとMACアドレスとを用いて、データベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルを更新する。具体的には、差分送信部14bは、各サーバ20b〜50bに追加された新たな電子装置のIDとMACアドレスとをデータベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルに追加する。
また、差分送信部14bは、マスタサーバA20bの変更されたMACアドレスを収集する。このため、差分送信部14bは、収集された固有情報と固有情報変換テーブルとに差異があると判定する。次に、差分送信部14bは、マスタサーバA20bの変更されたMACアドレスを用いて、データベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルを更新する。具体的には、差分送信部14bは、データベース部13bに記憶されたマスタサーバA20bのMACアドレスを、変更されたMACアドレスに更新する。
ここで、図8は、実施例2に係るプール管理サーバが差分情報を送信する処理の一例を説明するための図である。ここで、図8の表部分αに示した新規装置IDは、各サーバ20b〜50bに追加された電子装置のIDを示す。また、新規装置MACアドレスは、各サーバ20b〜50bに追加された電子装置MACアドレスを示す。
差分送信部14bは、図8の表部分αに示す例では、新たな固有情報として、各サーバ20b〜50bに追加された電子装置のIDとMACアドレスとを追加する。また、差分送信部14bは、図8表中βに示す例では、マスタサーバA20bのMACアドレス「01−AA−AA−AA−AA−AA」を変更されたMACアドレス「01−Aa−Aa−Aa−Aa−Aa」に更新する。
[差分情報の送信]
次に、差分送信部14bが差分情報を作成し、作成された差分情報を各サーバ20b〜50bへ送信する処理について説明する。まず、差分送信部14bは、固有情報変換テーブルの更新内容を示す差分情報を作成する。そして、差分送信部14bは、作成された差分情報を各クローンサーバ30b〜50bへ送信する。
例えば、図8に示した例では、差分送信部14bは、追加された固有情報の種別である「新規装置ID」と各サーバ20b〜50bに新たに設置された電子装置のIDとを対応付けた差分情報をプラグイン1として作成する。また、差分送信部14bは、追加された固有情報の種別である「新規装置MACアドレス」と各サーバ20b〜50bに新たに設置された電子装置のMACアドレスとを対応付けた差分情報をプラグイン2として作成する。
また、差分送信部14bは、固有情報の種別である「MACアドレス」と更新されたマスタサーバA20bのMACアドレス「01−Aa−Aa−Aa−Aa−Aa」とを対応付けた差分情報をプラグイン3として作成する。そして、差分送信部14bは、作成された3つの差分情報を各クローンサーバ30b〜50bへ送信する。
[固有情報書換テーブル部更新]
次に、送信された差分情報を用いて、クローンサーバB30bが固有情報書換テーブル部9bを更新する処理について説明する。クローンサーバB30bの取得部36bは、プール管理サーバ10bの差分送信部14bから送信された差分情報を取得した場合は、取得された差分情報をクローンサーバB30bの更新部35bへ転送する。
クローンサーバB30bの更新部35bは、転送された差分情報から、固有情報の種別と固有情報とを取得する。そして、更新部35bは、取得された固有情報の種別と固有情報とを用いて、固有情報書換テーブル部9bを更新する。
例えば、取得部36bは、プラグイン1〜3を取得した場合は、取得された各プラグイン1〜3を更新部35bへ転送する。次に、更新部35bは、転送された各プラグイン1〜3を用いて、固有情報書換テーブル部9bを更新する。
図8に示した例では、更新部35bは、プラグイン1に対応付けられた固有情報の種別「新規装置ID」とマスタサーバA20bに新たに設定された電子装置のID「AAA」とを固有情報書換テーブル部9bへ追加する。また、更新部35bは、クローンサーバB30bに新たに設定された電子装置のID「BBB」を固有情報書換テーブル部9bへ追加する。
また、更新部35bは、プラグイン2に対応付けられた固有情報の種別「新規装置MACアドレス」とマスタサーバA20bに新たに設定された電子装置のMACアドレス「aaa」とを固有情報書換テーブル部9bへ追加する。また、更新部35bは、クローンサーバB30bに新たに設定された電子装置のMACアドレス「bbb」を固有情報書換テーブル部9bへ追加する。
また、更新部35bは、プラグイン3に対応付けられた固有情報の種別「MACアドレス」と更新されたマスタサーバA20bのMACアドレス「01−Aa−Aa−Aa−Aa−Aa」を用いて、固有情報書換テーブル部9bを更新する。すなわち、更新部35bは、固有情報書換テーブル部9bに記憶されたマスタサーバA20bのMACアドレスを「01−Aa−Aa−Aa−Aa−Aa」に訂正する。
[クローンサーバの設置例]
次に、クローンサーバB30bの設置例を図9を用いて、簡単に説明する。図9は、実施例2に係るクローンサーバの配置例を説明するための図である。クローンサーバB30bは、図9に示す例では、既存のサーバαと同一のネットワークに接続される。クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bと同一の情報を有する。そのため、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bと同一のサービスを既存サーバαに提供することができる。
[情報処理装置の処理]
次に、図10を用いて、実施例2に係るクローンサーバB30bが実行する書換処理の流れについて説明する。図10は、実施例2に係る書換処理の流れを説明するためのフローチャートである。クローンサーバB30bは、固有情報が電子装置32bより通知されたことをトリガとして処理を開始する。
まず、検知部4bは、電子装置32bから送信された情報に固有情報が含まれているかを検知する(ステップS101)。次に、種別判定部7bは、検知部4bによって検知された固有情報の種別を判定する(ステップS102)。次に、変換情報処理部8bは、判定された固有情報の種別と対応付けて記憶された固有情報を固有情報書換テーブル部9bより取得する(ステップS103)。
次に、書換部5bは、検知部4bによって検知された固有情報を変換情報取得部8bによって取得された固有情報へ書換する(ステップS104)。次に、通知部6bは、書換部5bによって書換えられた固有情報を処理部33bへ通知する(ステップS105)。その後、クローンサーバB30bは書換処理を終了する。
[更新の処理]
次に、図11を用いて、実施例2に係るシステムが実行する固有情報書換テーブル部9bの更新処理の流れについて説明する。図11は、実施例2に係る固有情報書換テーブル部の更新処理の流れを説明するためのフローチャートである。実施例2に係るシステムは、一定間隔の時間が経過したことをトリガとして、処理を開始する。
まず、プール管理サーバ10bの差分送信部14bは、SNMPを用いて、システムに接続された全サーバが有する電子装置の固有情報を収集する(ステップS201)。次に、プール管理サーバ10bの差分送信部14bは、プール管理サーバ10bのデータベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルと、収集された情報との間に差異があるかを判定する(ステップS202)。
差分送信部14bは、プール管理サーバ10bのデータベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルと、収集された情報との間に差異がないと判定した場合は(ステップS202否定)、差分情報を作成しない(ステップS207)。その後、システムは、更新処理を終了する。
一方、差分送信部14bは、データベース部13bに記憶された固有情報変換テーブルと収集された情報との間に差異があると判定した場合は(ステップS202肯定)、判定された差分を固有情報変換テーブルに反映させる(ステップS203)。次に、プール管理サーバ10bの差分送信部14bは、判定された差分から差分情報を作成する(ステップS204)。次に、プール管理サーバ10bの差分送信部14bは、各クローンサーバ30b〜50bへ差分情報を送信する(ステップS205)。
次に、クローンサーバB30bの更新部35bは、クローンサーバB30bの取得部36bによって受信された差分情報を取得した場合は、取得された差分情報を用いて、クローンサーバB30bの固有情報書換テーブル部9bを更新する(ステップS206)。その後、システムは、更新処理を終了する。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に記載のクローンサーバB30bは、固有情報を要求するアプリケーションに対して、電子装置32bから通知された固有情報を検知する。また、クローンサーバB30bは、検知された固有情報の種別を判定し、判定された固有情報の種別と対応付けて記憶された固有情報を固有情報書換テーブル部9bから取得する。そして、クローンサーバB30bは、検知された固有情報を、固有情報書換テーブル部9bから取得された固有情報に書換えた後に、処理部33bへ通知する。そのため、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bに設定された固有情報を必要とするアプリケーションの書換作業を行うことなく、クローンサーバB30bに複製されたアプリケーションを正常に実行することができる。
また、クローンサーバB30bは、複製されたアプリケーションの書換を不要とするため、アプリケーションの書換作業を不要とする。また、クローンサーバB30bと同様の構成を有するクローンサーバを用いて、スケールアウト方式を適用したシステムを構築した場合は、各クローンサーバに複製されたアプリケーションの書換を不要とすることができる。
また、クローンサーバB30bは、マスタサーバA20bより作成されたイメージファイルを展開し、展開されたイメージファイルに含まれるアプリケーションの書換を行わずにそのまま実行することができる。このため、例えば、クローンサーバB30bは、セキュリティ監査済みのイメージファイルを展開した場合には、セキュリティ監査済みのアプリケーションを書換することなくそのまま実行することができる。結果として、クローンサーバB30bは、再度のセキュリティ監査を不要とすることができる。
また、クローンサーバB30bは、実行されるアプリケーションが要求する電子装置の固有情報を変更することが出来ない場合にも、電子装置が有する固有情報によらず、複製されたアプリケーションを実行することができる。例えば、クローンサーバB30bは、CPU_IDのように、電子装置の固有情報を変更することが出来ない場合でも、固有情報書換テーブルに記憶されたマスタサーバA20bの固有情報を用いて、複製されたアプリケーションを実行することができる。
また、実施例2に係るプール管理サーバ10bは、各クローンサーバ30b〜50bが有する電子装置の固有情報を収集し、収集された固有情報に基づいて差分情報を各クローンサーバ30b〜50bへ送信する。各クローンサーバ30b〜50bは、受信された差分情報に基づいて、各クローンサーバ30b〜50bが有する固有情報書換テーブル部9bを更新する。そして、各クローンサーバ30b〜50bは、更新された固有情報書換テーブル部9bを用いて、固有情報の書換を実行する。そのため、各クローンサーバ30b〜50bは、各サーバ20b〜50bの電子装置が変更された場合にも、変更後の電子装置が有する固有情報を自動的に用いて、書換を実行することができる。
以下の実施例3では、変換不要テーブル部を有するクローンサーバについて説明する。なお、実施例1および実施例2と同一の部および同一の処理については、説明を省略する。
実施例2に係る各クローンサーバ30b〜50bは、電子装置32bから送信された固有情報を全て検知し、書換を実行する。しかし、実施例3に係るクローンサーバ30cは、書換を行わない固有情報を示す変換不要テーブル部を有する。そして、クローンサーバ30cは、変換不要テーブル部に記録された固有情報については、変換処理をせずに処理部へ送信する。
例えば、実施例3に係るクローンサーバB30cは、実施例2に係るクローンサーバB30bと同一の構成を有する。また、クローンサーバB30cの記憶部34cは、変換不要テーブル部をさらに有する。また、クローンサーバB30cのI/Oマネージャ部31cは、変更不要判定部をさらに有する。
変換不要テーブル部には、変更を不要とする固有情報の種別とアプリケーションとが対応付けられて記憶される。具体的には、変換不要テーブル部は、アプリケーションに要求された固有情報の種別と、固有情報を要求したアプリケーション名とを対応付けて記憶する。ここで、図12は、変換不要テーブルの一例を説明するための図である。例えば、変換不要テーブル部は、図12に示す例では、アプリケーション名「AAA.exe」と、固有情報種別「IPAdress」とを対応付けて記憶する。ここで、図12に示す例の固有情報種別は、固有情報の種別を表す。また、アプリケーション名は、固有情報を要求したアプリケーションの名称を示す。
変更不要判定部は、変換不要テーブル部に、種別判定部7cによって判定された固有情報の種別と、自装置に対して一意に付与された固有情報の通知先となるアプリケーションとが記憶されているかを判定する。具体的には、変更不要判定部は、種別判定部7cによって判定された固有情報の種別を取得する。また、変更不要判定部は、検知部4cによって検知された固有情報を要求したアプリケーション名を処理部33bより取得する。
また、変更不要判定部は、取得された固有情報の種別とアプリケーション名とが変換不要テーブル部に対応付けられて記憶されているかを判定する。例えば、変換不要判定部は、固有情報の種別「MACAdress」およびアプリケーション名「AAA.exe」を取得した場合は、図12に示す例では、同一の情報が変換不要テーブル部に記憶されていると判定する。
通知部6cは、変換不要テーブル部に、種別判定部によって判定された固有情報の種別と固有情報の通知先となるアプリケーションとが記憶されていると変換不要判定部が判定した場合は、検知された固有情報をそのままアプリケーションに対して通知する。具体的には、通知部6cは、種別判定部によって判定された固有情報の種別と固有情報の通知先となるアプリケーションとが変換不要テーブル部に記憶されていると変換不要判定部が判定すると、検知された固有情報をそのままアプリケーションに対して通知する。
例えば、変更不要テーブル部は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ (flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。また、例えば、変更不要判定部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA (Field Programmable Gate Array)などの集積回路、または、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。
一例として、アプリケーション「BBB.exe」に対して、電子装置32cに設定されたMACアドレスが通知された場合について説明する。まず、検知部4cは、固有情報を検知する。種別判定部7cは、検知された固有情報の種別が「MACAdress」であると判定する。次に、変換不要判定部は、検知された固有情報を要求したアプリケーション名「BBB.exe」を処理部33bより取得する。そして、変換不要判定部は、変換不要テーブル部に「BBB.exe」と「MACAdress」とが対応付けられて記憶されているかを判定する。変換不要判定部は、図12の表中4行目に示す例では、「MACAdress」と「BBB.exe」とが対応付けられて記憶されていると判定する。このため、通信部6cは、固有情報を要求したアプリケーションに対して、検知された固有情報をそのまま通知する。ここで、図12は、変換不要テーブル部の一例を説明するための図である。
上述したように、実施例3に係るクローンサーバB30cは、変換不要テーブル部に、検知された固有情報の種別と検知された固有情報を要求したアプリケーション名とが対応付けられて記憶されているかを判定する。クローンサーバB30cは、変換不要テーブル部に、検知された固有情報の種別と検知された固有情報を要求したアプリケーション名とが対応付けられて記憶されていると判定した場合は、検知された固有情報の書換を実行しない。そして、クローンサーバB30cは、固有情報をそのまま処理部へ通知する。このため、クローンサーバB30cは、電子装置32cから送信される固有情報のうち書換が必要なものだけに対して書換を実行することができる。結果として、クローンサーバB30cは、書換に必要な装置資源を最小限に抑えることができる。
これまで本発明の実施例について説明したが実施例は、上述した実施例以外にも様々な異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、他の実施例を説明する。
(1)クローンサーバについて
実施例2に係るシステムは、クローンサーバ30b〜50bを有する。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、クローンサーバB30bと同様の機能を有するサーバであれば、クローンサーバの数に何ら制限は無い。また、図2には、クローンサーバ30b〜50bを図示したが、さらに多数のクローンサーバを接続されてもよい。また、実施例2に係るクローンサーバと実施例3に係るクローンサーバとが混在したシステムであってもよい。
なお、各クローンサーバ30b〜50bが提供するサービスについては何ら制限は無いものの、例えば、同一の情報をクライアントに提供するストレージサービスやクラウドコンピューティングサービス等が考えられる。また、作成された各クローンサーバは、異なるクライアントに貸し出しされ、クライアントが有する小規模なネットワークに接続され、ストレージサーバ等としてサービスを提供してもよい。また、作成された各クローンサーバ30b〜50bが同一のネットワークに接続される必要はない。
また、実施例2に係るクローンサーバは、実行するプログラムをI/Oマネージャ部の中間層で実行していた。しかし、実施例は、これに限定されるものではなく、上位層や下位層で実行されるプログラムであってもよい。また、クローンサーバの各部は、別の電子回路で実行される必要はなく、例えば、図3に示した各部4b〜8bは、一つの電子回路によって各機能が発揮するようにしてもよい。
また、図10に例示した書換処理は、必ずしもこの順番である必要はなく、例えば、ステップS102およびステップS103に記載の処理は、逆の順番であってもよく、また同時に行われても良い。また、図11に例示した更新処理は、必ずしもこの順番である必要は無く、例えば、ステップS203およびステップS204は、同時に実行されてもよい。
(2)プログラム
ところで、実施例2および実施例3に係る情報処理装置は、ハードウェアを利用して各種の処理を実現する場合を説明した。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムを情報処理装置で実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図13を用いて、実施例1に示した情報処理装置と同様の機能を有するプログラムを実行する情報処理装置の一例を説明する。図13は、変更処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明するための図である。
図13に例示された情報処理装置200は、RAM(Random Access Memory)120、ROM(Read Only Memory)130、がバス170で接続される。また、図13に例示された情報処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)140がバス170で接続される。さらにバス170には、電子装置および処理部と接続するための接続端子部分I/O160が接続される。
ROM130には、検知プログラム134、書換プログラム135、通知プログラム136があらかじめ保持される。CPU140が各プログラム134〜136をROM130から読み出して実行することによって、図13に示す例では、各プログラム134〜136は、検知プロセス144、書換プロセス145および通知プロセス146として機能するようになる。なお、各プロセス144〜146は、図1に示した検知部4、書換部5および通知部6と同様の機能を発揮する。また、各プロセス144〜146は、図3に示した各部4b〜6bと同様の機能を発揮するようにすることも可能である。
なお、本実施例で説明した複製作成プログラムは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル情報処理装置やワークステーションなどの情報処理装置で実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。
また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM,MO、DVDなどの情報処理装置で読取可能な記録媒体に記録され、情報処理装置によって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複製元のサーバに記憶されたアプリケーションの複製を保持する複製先のサーバによって実行される情報処理プログラムであって、
前記複製元のサーバに、
前記複製されたアプリケーションに対して通知される情報のうち、自装置に対して一意に付与された固有情報を前記複製元のサーバの固有情報に書換える書換手順と、
前記書換手順によって書換えられた複製元のサーバの固有情報を前記複製されたアプリケーションへ通知する通知手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
(付記2)前記自装置に対して一意に付与された固有情報の種別を判定する種別判定手順と、
前記固有情報の種別と前記固有情報とが対応付けられて記憶された固有情報書換テーブルから、前記種別判定手順によって判定された種別と対応付けて記憶された複製元の固有情報を取得する変換情報取得手順と、
をさらにコンピュータに実行させ、
前記書換手順は、前記自装置に対して一意に付与された固有情報を、前記変換情報取得手順によって取得された複製元のサーバの固有情報に書換えることを特徴とする付記1に記載の情報処理プログラム。
(付記3)前記複製元のサーバに新たな固有情報が付与された場合は、該固有情報と固有情報の種別とを取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得された固有情報と固有情報の種別とに応じて、前記固有情報書換テーブルを更新する更新手順と、
をさらに実行させることを特徴とする付記2に記載の情報処理プログラム。
(付記4)変換を不要とする固有情報の種別とアプリケーションとを対応付けて記憶する変換不要テーブルに、前記種別判定手順によって判定された固有情報の種別と、前記自装置に対して一意に付与された固有情報の通知先となるアプリケーションとが記憶されているかを判定する変更不要判定手順をさらに実行させ、
前記通知手順は、前記変換不要テーブルに、前記種別判定手順によって判定された固有情報の種別と、前記自装置に対して一意に付与された固有情報の通知先となるアプリケーションとが記憶されていると前記変更不要判定手順によって判定された場合は、前記自装置に対して一意に付与された固有情報をそのままアプリケーションに対して通知することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
(付記5)複製元のサーバに記憶されたアプリケーションの複製を保持する複製先のサーバであって、
前記複製されたアプリケーションに対して通知される情報のうち、自装置に対して一意に付与された固有情報を前記複製元のサーバの固有情報に書換える書換部と、
前記書換部によって書換えられた複製元のサーバの固有情報を前記複製されたアプリケーションへ通知する通知部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記6)前記自装置に対して一意に付与された固有情報の種別を判定する種別判定部と、
前記固有情報の種別と前記固有情報とが対応付けられて記憶された固有情報書換テーブルから、前記種別判定部によって判定された種別と対応付けて記憶された複製元のサーバの固有情報を取得する変換情報取得部と、
をさらに備え、
前記書換部は、前記自装置に対して一意に付与された固有情報を、前記変換情報取得部によって取得された複製元のサーバの固有情報に書換えることを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
(付記7)前記複製元のサーバに新たな固有情報が付与された場合は、該固有情報と固有情報の種別とを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された固有情報と固有情報の種別とに応じて、前記固有情報書換テーブルを更新する更新部と、
をさらに備えることを特徴とする付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)変換を不要とする固有情報の種別とアプリケーションとを対応付けて記憶する変換不要テーブルに、前記種別判定部によって判定された固有情報の種別と、前記自装置に対して一意に付与された固有情報の通知先となるアプリケーションとが、記憶されているかを判定する変更不要判定部をさらに備え、
前記通知部は、前記変換不要テーブルに、前記種別判定部によって判定された固有情報の種別と、前記自装置に対して一意に付与された固有情報の通知先となるアプリケーションとが記憶されていると前記変更不要判定部によって判定された場合は、前記自装置に対して一意に付与された固有情報をそのままアプリケーションに対して通知することを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記9)複製元のサーバに記憶されたアプリケーションの複製を保持する複製先のサーバで実行される情報処理方法であって、
前記複製されたアプリケーションに対して通知される情報のうち、自装置に対して一意に付与された固有情報を前記複製元のサーバの固有情報に書換える書換ステップと、
前記書換ステップによって書換えられた複製元のサーバの固有情報を、前記複製されたアプリケーションへ通知する通知ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
(付記10)前記自装置に対して一意に付与された固有情報の種別を判定する種別判定ステップと、
前記固有情報の種別と前記固有情報とが対応付けられて記憶された固有情報書換テーブルから、前記種別判定ステップによって判定された種別と対応付けて記憶された複製元のサーバの固有情報を取得する変換情報取得ステップと、
をさらに含み、
前記書換ステップは、前記自装置に対して一意に付与された固有情報を前記変換情報取得ステップによって取得された複製元のサーバの固有情報に書換えることを特徴とする付記9に記載の情報処理方法。
(付記11)前記複製元のサーバに新たな固有情報が付与された場合は、該固有情報と固有情報の種別とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された固有情報と固有情報の種別とに応じて、前記固有情報書換テーブルを更新する更新ステップと、
をさらに含むことを特徴とする付記10に記載の情報処理方法。
(付記12)変換を不要とする固有情報の種別とアプリケーションとを対応付けて記憶する変換不要テーブルに、前記種別判定ステップによって判定された固有情報の種別と、前記自装置に対して一意に付与された固有情報の通知先となるアプリケーションとが記憶されているかを判定する変更不要判定ステップをさらに含み、
前記通知ステップは、前記変換不要テーブルに、前記種別判定ステップによって判定された固有情報の種別と、前記自装置に対して一意に付与された固有情報の通知先となるアプリケーションとが記憶されていると前記変更不要判定ステップによって判定された場合は、前記自装置に対して一意に付与された固有情報をそのままアプリケーションに対して通知することを特徴とする付記9〜11のいずれか一つに記載の情報処理方法。
1 情報処理装置
3 処理部
4b 検知部
5 書換部
6 通知部
7b 種別判定部
8b 変換情報取得部
10b プール管理サーバ
20b マスタサーバA
30b クローンサーバB
40b クローンサーバC
50b クローンサーバZ

Claims (10)

  1. 第1の情報処理装置で実行される第1のアプリケーションの複製である第2のアプリケーションを実行する第2情報処理装置によって実行される情報処理プログラムであって、
    前記第2情報処理装置に、
    前記第2のアプリケーションが前記第2の情報処理装置の固有情報の送信を要求したときに、前記第2のアプリケーションに対して送信される通知情報に含まれる、前記第2の情報処理装置固有情報を、当該固有情報に対応する前記第1情報処理装置の固有情報に書換え
    前記固有情報が書換えられた前記通知情報を前記第2のアプリケーションへ送信する、
    ことを実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記第2の情報処理装置固有情報の種別を判定
    前記固有情報の種別と前記第1の情報処理装置の固有情報とが対応付けられて記憶された固有情報書換テーブルから、前記た種別と対応付けて記憶された前記第1の情報処理装置の固有情報を取得
    前記第2の情報処理装置固有情報を、前記前記第1の情報処理装置の固有情報に書換える処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記第1の情報処理装置に新たな固有情報が付与された場合は、該固有情報と固有情報の種別とを取得
    前記た固有情報と固有情報の種別とに応じて、前記固有情報書換テーブルを更新する処理を実行させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 変換を不要とする固有情報の種別とアプリケーションとを対応付けて記憶する変換不要テーブルに、前記た固有情報の種別と、前記第2の情報処理装置の固有情報の通知先となるアプリケーションとが対応付けて記憶されているかを判定する処理をさらに実行させ、
    記変換不要テーブルに、前記た固有情報の種別と、前記第2の情報処理装置固有情報の通知先となるアプリケーションとが対応付けて記憶されていると前記た場合は、前記第2の情報処理装置固有情報をそのままアプリケーションに対して通知する処理を実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  5. 第1の情報処理装置で実行される第1のアプリケーションの複製である第2のアプリケーションを実行する第2情報処理装置であって、
    前記第2のアプリケーションが前記第2の情報処理装置の固有情報の送信を要求したときに、前記第2のアプリケーションに対して送信される通知情報に含まれる、前記第2の情報処理装置固有情報を、当該固有情報に対応する前記第1情報処理装置の固有情報に書換える書換部と、
    前記書換部によって前記固有情報が書換えられた前記通知情報を前記第2のアプリケーションへ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 第1の情報処理装置で実行される第1のアプリケーションの複製である第2のアプリケーションを実行する第2情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記第2のアプリケーションが前記第2の情報処理装置の固有情報の送信を要求したときに、前記第2のアプリケーションに対して送信される通知情報に含まれる、前記第2の情報処理装置固有情報を、当該固有情報に対応する前記第1情報処理装置の固有情報に書換え
    前記固有情報が書換えられた前記通知情報を前記第2のアプリケーションへ送信する
    処理実行することを特徴とする情報処理方法。
  7. 第1の情報処理装置で実行される第1のアプリケーションの複製である第2のアプリケーションを実行する第2の情報処理装置によって実行される情報処理プログラムであって、
    前記第2の情報処理装置に、
    前記第2のアプリケーションが前記第2の情報処理装置の固有情報の送信を要求したときに、当該要求に応じて前記第2の情報処理装置の固有情報と異なる前記第1の情報処理装置の固有情報を前記第2のアプリケーションに送信する、
    ことを実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  8. 請求項7記載の情報処理プログラムであって、
    前記第2の情報処理装置に、前記要求に応じて前記第2の情報処理装置の固有情報を取得し、
    前記取得後に生成される前記要求に対応した通知情報を、前記取得された固有情報より当該固有情報に対応する前記第1の情報処理装置の固有情報に変更し、
    前記通知情報を前記第2のアプリケーションに送信する、
    ことを実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  9. 第1の情報処理装置で実行される第1のアプリケーションの複製である第2のアプリケーションを実行する第2の情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
    前記第2のアプリケーションが前記第2の情報処理装置の固有情報の送信を要求したときに、当該要求に応じて前記第2の情報処理装置の固有情報と異なる前記第1の情報処理装置の固有情報を前記第2のアプリケーションに送信する、
    ことを実行することを特徴とする情報処理方法。
  10. 第1の情報処理装置で実行される第1のアプリケーションの複製である第2のアプリケーションを実行する第2の情報処理装置であって、
    前記第2のアプリケーションが前記第2の情報処理装置の固有情報の送信を要求したときに、当該要求に応じて前記第2の情報処理装置の固有情報と異なる前記第1の情報処理装置の固有情報を前記第2のアプリケーションに送信する送信部を備えることを特徴とする情報処理装置。
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