JP5368317B2 - 新規なインドール誘導体それらの製造方法および特に抗菌剤としてのそれらの使用 - Google Patents
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Description
本発明の主題は、上記の新規なインドール誘導体の製造方法の提供でもある。
かなり多くのこれらのインドール系(indolic)化合物が、式1a(1、R=R1=H)の「ノルトリプトアミン」単位(3’−インドリルメチルアミン)、または式2a(2、R=H)の「トリプトアミン」単位(2−(3’−インドリル)エチルアミン)を有する。
それは酸性媒体中でアルデヒドおよびアミンをインドール環と反応させることを含む。
特に、トリプトファンからのその他の経路も記載されている。
1965年に、RajagopalanおよびAdvaniがストレッカー反応に基づくインドール系1,2−ジアミンの合成戦略を記載した。
このプロセスは、インドールの窒素の事前の保護を必要とし、未保護の1,2−ジアミノ化インドール誘導体3を得ることを可能ならしめない。
−Rは、次の群の1つから選択される基を表す:
*水素原子;
*2−クロロエチル基(−CH2CH2Cl)のように、適当ならばハロゲン(特に塩素または臭素)により置換された1〜7の炭素原子を含むアルキル基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特に−OCH2OMeまたはメトキシ基(−OMe)のようなアルコキシメチル基;
*7〜11の炭素原子を含むメチルアリール基、特にベンジル基、またはX’=Cl、BrもしくはOHである−CH2−C6H4−X’基;
*−CH2−NRaRb基(ここで、RaおよびRbは互いに独立して水素原子または1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基を表し;該−CH2−NRaRb基は、特に次の基:−CH2NH2、−CH2−NHMeまたは−CH2−NMe2の1つを表す);
*−CH2CH2NRaRb基(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりであり、該−CH2CH2NRaRb基は、特に次の基:−CH2CH2−NH2、−CH2CH2−NHMeまたは−CH2CH2−NMe2の1つを表す);
*NRaRb基(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである);
*−SO2Ar基(ここで、Arは6〜10の炭素原子を含むアリール基を表し、特にArは、適当ならばメチル基により置換されたフェニル基を表し、特に−SO2Ph基または−SO2C6H4Me基を表し、メチル基は好ましくはパラ位にある);
*Boc、Fmoc、Cbz、Ac、CF3CO、C6H5COから選択される基;
*ヒドロキシまたはアルコキシ基ORf(ここで、Rfは1〜7の炭素原子を含むアルキル基を表し、適当ならば該アルキル基は6〜10の炭素原子を含むアリール基により、もしくはNH2基により置換されることができ、Rfは好ましくはメチル基もしくはベンジル基を表す);あるいは
*シリル化された基Si(Rg)3(ここで、Rg基は、同一または異なり、互いに独立して1〜6の炭素原子を含むアルキル基を表し、R基は例えばMe2t−BuSi、t−BuPh2SiまたはSi(Et)3基を表し得る);
−R4、R5、R6およびR7は、互いに独立して、次の群の1つから選択される基を表す:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ヒドロキシメチル(−CH2OH)またはアルコキシメチル(−CH2ORf)基(ここで、Rfは上記で定義されたとおりである);
*トリフルオロメトキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基;あるいは
*水素原子;
*1〜6の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル、エチルまたはイソブチル基;
*7〜11の炭素原子を含むメチルアリール基、特にベンジル基;
*−(CH2)mNH−GP基(ここで、mは1または2であり、GPは、特に次の群:Boc、Cbz、Me3SiCH2CH2OCO(Teoc)のようなその他のカルバメート基、1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基、ベンジル基、1〜7の炭素原子を含むアシル基、特にアセチル基、ベンゾイル基またはトリフルオロアセチル基から選択される基を表す);
*−(CH2)mNH2または−(CH2)mNH2X基(ここで、Xは、特にHCl、HCOOHもしくはHOOCCOOHを表し、mは上記で定義されたとおりである)
*−(CH2)mN(GP)(GP’)基(ここで、mおよびGPは上記で定義されたとおりであり、GP’はGPと同じ定義に相当し、GPおよびGP’は同一または異なっている);
*任意にNO2またはメトキシ基により置換されていてもよい、6〜10の炭素原子を含むアリール基、特にp−ニトロフェニル基:
*CH2OHまたはCH2SH基;
*CH2O−GPまたはCH2S−GP基(ここで、GPはAc、CF3CO、C6H5CO、CONH2、O−もしくはS−ベンジルおよびCSNH2から選択される基を表す)、
*水素原子;
*O-基;
*OH基;
*COCH2ONH−GP、COCH2ONH2またはCOCH2ONH2Y基(ここで、GPは次の基:Boc、Fmoc、Ac、BzもしくはCF3COの1つを表し、YはHCl、CF3COOH、HCOOHもしくはHOOCCOOHを表し:このオキシアミン官能基は、脱保護の後、高度に機能化され得るオキシムを製造するのに極めて有用である);
*1〜10の炭素原子を含むアシル基、特にアセチル、トリフルオロアセチルまたはベンゾイル基;
*アルコキシ基ORc(ここで、Rcは1〜10の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基またはベンジル基を表す);
*アシルオキシ基OCORc(ここで、Rcは上記で定義されたとおりである);
*ウレイド基OCONH2;
*チオウレイド基OCSNH2;
*aは単結合または2重結合を表し;
*AはNまたはN+を表し;
.AがNを表すとき、aは単結合を表し;
.AがN+を表し、R2がO-を表すとき、aは二重結合を表す;
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基、特にo−メトキシ、m−メトキシおよびp−メトキシ;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基:
(ここで、R’およびR’’基は合わさって、好ましくは次の基:o,p−ジメトキシ(2,4−ジメトキシ);ジ−m−ジメトキシ(3,5−ジメトキシ);m,p−ジメトキシ(3,4−ジメトキシ)またはOCH2O(メチレンジオキシ)の1つを表し、R’’’は水素原子を表す;
R’、R’’およびR’’’基は合わさって、好ましくは次の基:3,4,5−トリメトキシ;3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシまたは3,4,5−トリヒドロキシの1つを表し;
好ましくは、R’、R’’およびR’’’基はNO2基を表さないと理解される)、
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*6〜10の炭素原子を含むアリール基、特にフェニル基;
*CH2ORd基(ここで、Rdは:
.1〜7の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基、
.7〜11の炭素原子を含むメチルアリール基、特にベンジル基、または
.Si(Re)3基(ここで、Re基は、同一または異なり、互いに独立して、1〜6の炭素原子を含むアルキル基を表し、Si(Re)3は、特にMe2t−BuSiもしくはPh2t−BuSi基である)
から選択される基を表す);
*Rcは水素原子または1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチルもしくはt−ブチル基を表す));の少なくとも1つの化合物であって、
Rが−SO2Ar、Boc、Fmoc、Cbz、Ac、CF3CO、C6H5CO基を表すとき、これらの基は合成における保護基であるが、それらは生物学的な活性のためにも必要である。
同様に、R1が−(CH2)mNH−GP基を表すとき、GPは合成における保護基であるが、それは生物学的な活性のためにも必要であることもある。
それ故に、本発明は、医薬、特にヒトまたは動物における細菌感染の治療を対象とする医薬として、上記で定義された式(I)の化合物に関する。
Rがベンジル基を表すとき、同じ論文:Y. Kikugawa, Y. Miyake Synthesis 1981, 461-462が参照され得る。
−−NH2基については、J. Hynes, Jr., W. W. Doubleday, A. J. Dyckman, J. D. Godfrey, Jr., J. A. Grosso, S. Kiau, K. Leftheris J. Org. Chem. 2004, 69, 1368-1371 および J. T. Klein, L. Davis, G. E. Olsen, G. S. Wong, F. P. Huger, C. P. Smith, W. W. Petko, M. Cornfeldt, J. C. Wilker, R. D. Blitzer, E. Landau, V. Haroutunian, L. L. Martin, R. C. Effland J. Med. Chem. 1996, 39, 570-581が、
−−NHRa基については、M. Somei, M. Natsume Tetrahedron Lett. 1974, 3605-3608が、そして
−−NRaRb基については、M. Watanabe, T. Yamamoto, M. Nishiyama Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39, 2501-2504およびJ. T. Klein, L. Davis, G. E. Olsen, G. S. Wong, F. P. Huger, C. P. Smith, W. W. Petko, M. Cornfeldt, J. C. Wilker, R. D. Blitzer, E. Landau, V. Haroutunian, L. L. Martin, R. C. Effland J. Med. Chem. 1996, 39, 570-581
が参照され得る。
2−クロロインドール、2−ブロモインドールおよび2−ヨードインドールの合成については、J. Bergman, L. Venemalm J. Org. Chem. 1992, 57, 2495-2497が参照され;2−ヨードインドールの合成についてはT. Kline J. Heterocyclic Chem. 1985が;2−ブロモインドールの合成についてはR. Liu, P. Zhang, T. Gan, J. M. Cook J. Org. Chem. 1997, 62, 7447-7456; P. Zhang, R. Liu, J. M. Cook Tetrahedron Lett. 1995, 36, 3103-3106およびP. Zhang, R. Liu, J. M. Cook Tetrahedron Lett. 1995, 36, 9133-9136が;インドール環の2位のハロゲン化(Cl、Br、I)についてはG. Palmisano, B. Danieli, G. Lesma, G. Fiori Synthesis 1987, 137-139が;インドール環の2位のモノブロム化またはインドール環の2位および6位のジブロム化についてはA. G. Mistry, K. Smith, M. R. Bye Tetrahedron Lett. 1986, 27, 1051-1054がそれぞれ参照され得る。
さらに、4−、5−、6−または7−ブロモインドールの合成は、M. P. Moyer, J. F. Shiurba, H. Rapoport J. Org. Chem. 1986, 51, 5106-5110に記載されている。
5−ヨードインドールは、アルドリッチより市販されている。
4−、5−、6−および7−ニトロインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
還元的アミノ化による1級アミンからのN−アルキルアミノ(−NHRa)基の合成については、R. F. Borch, M. D. Bernstein, H. D. Durst J. Am. Chem. Soc. 1971, 93, 2897-2904が参照され得る。A. R. Katritzky, S. Rachwal, B. Rachwal J. Chem. Soc., Perkin Trans. 1 1987, 805-809も参照され得る。
還元的アミノ化による1級アミンからのN−エチルアミノ基の合成については、K. C. Nicolaou, R. D. Groneberg, N. A. Stylianides, T. Miyazaki J. Chem. Soc., Chem. Commun. 1990, 1275-1277が参照され、モノメチル化についてはR. N. Salvatore, A. S. Nagle, S. E. Schmidt, K. W. Jung Org. Lett. 1999, 1, 1893-1896;レビューR. N. Savatore, C. H. Yoon, K. W. Jung Tetrahedron 2001, 57, 7785-7811が参照され得る。
この方法は、2級アミンのN−アルキル化による、置換基の異なった3級アミン(Ra≠Rb)の製造を可能ならしめる。
の化合物の上記で定義された使用に関する。
(ここで、
−R2はOH基を表し;
−BはRIV=Hである式(B−1)の基を表し;
−Aは窒素原子Nを表し;そして
−aは単結合を表す)
の化合物に相当する、インドール系N−ヒドロキシルアミンである。
の化合物の上記で定義された使用に関する。
(ここで、
−R2はOH基を表し;
−BはRIV=R’’’=Hである式(B−1)の基を表し;
−Aは窒素原子Nを表し;そして
−aは単結合を表す)
の化合物に相当するインドール系N−ヒドロキシルアミンである。
かくして、式(I−1)の化合物はR’’’が水素原子を表す式(I−1’)の化合物に相当する。
−R、R3、R4およびR7は水素原子を表し;
−R5は水素原子、メトキシ基、臭素原子または塩素原子を表し;
−R6は水素原子または臭素原子を表し;
−R1はメチル、イソブチル、p−ニトロフェニルまたはCH2NHBoc基を表し;
−R’およびR’’は互いに独立して、水素原子もしくはメトキシ基を表すか、またはR’およびR’’は共に、o,p−ジメトキシ基もしくはジ−m−メトキシ基を表す
上記の式に相当する。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5がメトキシ基、臭素原子または塩素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
の化合物の上記で定義された使用に関する。
−R1がCH2NHBoc基を表し;
−R2がOH基を表し;および
−Bが式(B−2)の基を表す
式(I)の化合物に相当する、β−アミノ化されたインドール系N−(Boc)ヒドロキシルアミンである。
の化合物の上記で定義された使用に関する。
−R1がCH2NHBoc基を表し;
−R2がOH基を表し;および
−BがGP1=Bocである式(B−2)の基を表す
式(I)の化合物に相当する。
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子、臭素原子または塩素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表す
式(I−2)の化合物の上記で定義された使用にも関する。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5が臭素原子または塩素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
−nは0、1または2であり;
−jは0または1であり;
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義されたとおりであり、
−Rαは水素原子またはメチルもしくはエチル基を表し、
−R’、R’’およびR’’’は式(I)において上記で定義されたとおりである)
の化合物の上記で定義された使用に関する。
好ましくは、式(I−3−bis)において、R’は好ましくはパラ位にあるメトキシ基であり、R’’およびR’’’は水素原子である。
−R1がアルキル基を表し;
−R2が水素原子を表し;
−BがRIV=Hである式(B−1)の基を表し;
−Aが窒素原子Nを表し;そして
−aが単結合を表す
式(I)の化合物に相当する、保護されたインドール系アミンである。
−nは0、1または2であり;
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義されたとおりであり、
−R’およびR’’は式(I)において上記で定義されたとおりである)
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
好ましくは、式(I−3)において、R’は好ましくはパラ位にあるメトキシ基であり、R’’は水素原子である。
−R1がアルキル基を表し;
−R2が水素原子を表し;
−BがRIV=R’’’=Hである式(B−1)の基を表し;
−Aが窒素原子Nを表し;そして
−aが単結合を表す
式(I)の化合物に相当する、保護されたインドール系アミンである。
−RおよびR’’が水素原子を表し;
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表す
式(I−3)の化合物の上記で定義された使用に関する。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5が臭素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義されたとおりであり、
−R’、R’’およびR’’’は式(I)において上記で定義されたとおりである)
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
好ましくは、式(I−4−bis)において、R’は、好ましくはパラ位にあるメトキシ基であり、R’’およびR’’’は水素原子である。
−R1がCH2NHBoc基を表し;
−R2が水素原子を表し;
−BがRIV=Hである式(B−1)の基を表し;
−Aが窒素原子Nを表し;そして
−aが単結合を表す
式(I)の化合物に相当する、ジ保護されたインドール系1,2−ジアミンである。
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義されたとおりであり、
−R’およびR’’は式(I)において上記で定義されたとおりである)
の化合物の上記で定義された使用に関する。
好ましくは、式(I−4)において、R’は好ましくはパラ位にあるメトキシ基であり、R’’およびR’’’は水素原子である。
−R1がCH2NHBoc基を表し;
−R2が水素原子を表し;
−BがRIV=R’’’=Hである式(B−1)の基を表し;
−Aが窒素原子Nを表し;そして
−aが単結合を表す
式(I)の化合物に相当する、ジ保護されたインドール系1,2−ジアミンである。
式(I−4)の化合物は、R’’’=Hである式(I−4−bis)の化合物に相当する。
−R’およびR’’が水素原子を表し;
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表す
式(I−4)の化合物の上記で定義された使用に関する。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表すか、R5が臭素原子またはメトキシ基を表すとき、R6は水素原子を表すか、またはR5およびR6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
−R2がO-を表し;
−BがRIV=Hである式(B−1)の基を表し;
−AがN+を表し;そして
−aが二重結合を表す
式(I)の化合物に相当する、インドール系ニトロンである。
の化合物の上記で定義された使用に関する。
−R2がO-を表し;
−BがR’’=R’’’=RIV=Hである式(B−1)の基を表し;
−AがN+を表し;そして
−aが二重結合を表す
式(I)の化合物に相当する、インドール系ニトロンである。
式(I−5)の化合物は、R’’=R’’’=Hである式(I−5’)の化合物に相当する。
−R’が水素原子またはp−メトキシ基を表し;
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R1がCH2NHBoc、メチル、エチルまたはイソブチル基を表し;
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表す
式(I−5)に相当する。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5が臭素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
の化合物の上記で定義された使用に関し、式(I−6)の化合物は、適当ならば塩酸塩、ギ酸塩またはシュウ酸塩のような、生理学的に許容される酸の塩の形態であり得る。
−R1がCH2NHBoc基を表し;
−R2がOH基を表し;および
−BがRc=Hである式(B−3)の基を表す
式(I)の化合物に相当するインドール系β−(N−Boc)アミノN−ヒドロキシルアミンである。
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表す
ものである。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5が臭素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
の化合物の上記で定義された使用に関する。式(I−7)の化合物は、適当ならば塩酸塩、ギ酸塩またはシュウ酸塩のような、生理学的に許容される酸の塩の形態であり得る。
−R1がCH2NHBoc基を表し;
−R2がHを表し;そして
−BがRc=Hである式(B−3)の基を表す
式(I)の化合物に相当する、モノ保護されたインドール系1,2−ジアミンである。
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−R6が水素原子、メトキシ基または臭素原子を表す
ものである。
好ましくは、R6が臭素原子もしくはメトキシ基を表すとき、R5は水素原子を表すか、R5が臭素原子もしくはメトキシ基を表すとき、R6は水素原子を表すか、またはR5およびR6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義されたとおりであり;そして
−XがHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表す)
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
−R1がCH2NH2(またはCH2NH2X)基を表し;
−R2がHを表し;そして
−BがRc=Hである式(B−3)の基を表す
式(I)の化合物に相当する、インドール系1,2−ジアミン塩、特にインドール系1,2−ジアミン二塩酸塩(X=Clのとき)であり、該化合物は塩、特に二塩酸塩の形態である。
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−R6が水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−XがHClを表す
式(I−8)の化合物である。
好ましくは、R6が臭素原子もしくはメトキシ基を表すとき、R5は水素原子を表すか、R5が臭素原子もしくはメトキシ基を表すとき、R6は水素原子を表すか、またはR5およびR6が水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義されたとおりであり;そして
−XがHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表す)
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
−R1がCH2NH2(またはCH2NH2X)基を表し;
−R2がOH基を表し;そして
−BがRc=Hである式(B−3)の基を表す
式(I)の化合物に相当する、β−アミノ化されたインドール系1級N−ヒドロキシルアミンであり、該化合物は塩、特に二塩酸塩の形態である。
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表し;
−XがHClを表す
式(I−9)の化合物である。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5が水素原子を表し、R5が臭素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
−R1がCH2NHBoc基を表し;
−R2がHを表し;そして
−BがGP1=Bocである式(B−2)の基を表す
式(I)の化合物に相当する、インドール系ジ−N−(Boc)−ジアミンである。
−R、R3、R4およびR7が水素原子を表し;
−R5が水素原子、臭素原子またはメトキシ基を表し;
−R6が水素原子、臭素原子またはメトキシ基を表す
式(I−10)の化合物である。
好ましくは、R6が臭素原子もしくはメトキシ基を表すとき、R5は水素原子を表すか、R5が臭素原子もしくはメトキシ基を表すとき、R6は水素原子を表すか、またはR5およびR6は水素原子を表す。
に相当するサブファミリーを形成する。
−nが0、1または2であり;
−jが0または1であり;
−R、R3、R4、R5、R6およびR7が式(I)において上記で定義されたとおりであり;
−Rαが水素原子またはメチルもしくはエチル基を表す)
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
−R1が−(CH2)n−(CHRα)j−CH3基を表し;
−R2がOH基を表し;そして
−BがGP1=Bocである式(B−2)の基を表す
式(I)の化合物に相当する。
に相当するサブファミリーを形成する。
−nが1または2であり;
−R、R3、R4、R5、R6およびR7が式(I)において上記で定義されたとおりであり;
−GPがBoc、Fmoc、Ac、BzまたはCF3CO基を表す)
の化合物の上記で定義された使用にも関する。
−R1が−(CH2)n−O−CH2−Ph基を表し;
−R2がCOCH2ONHGP基を表し;そして
−BがRc=Hである式(B−3)の基を表す
式(I)の化合物に相当する。
そのような化合物は、次の一般式(I−12−a):
に相当するサブファミリーを形成する。
上記の化合物が活性を有する細菌は、特に:シュードモナス、肺炎球菌、ブドウ球菌、大腸菌、アシネトバクター、クレブシエラ、ヘモフィルスから選択される。
したがって、そのような化合物はあったとしても殆ど固有活性を示さないが、この分子の流出ポンプにより、抗菌性の分子が耐性菌に対して活性をとりもどすのを可能ならしめる。
ポンプNorAの場合、この抗生剤はキノロンのクラスに属する。
−少なくとも1つの上記で定義された式(I)の化合物、ならびに
−少なくとも1つの、特にシプロフロキサシン、ノルフロキサシン、ペフロキサシン、エノフロキサシン、オフロキサシン、レヴォフロキサシンおよびモキシフロキサシンのような、フルオロキノロン類のファミリーの抗菌性化合物
を含む医薬組成物にも関する。
経口投与のための固形の組成物として、錠剤、丸剤、ゼラチンカプセル剤、散剤または顆粒剤が用いられ得る。
これらの組成物は、希釈剤以外の物質、例えばステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤または制御された放出のためのコーティング剤を含み得る。
これらの組成物は、希釈剤以外の物質、例えば湿潤剤、甘味剤または喬味剤も含み得る。
溶液または媒体として、水、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物油、特にオリーブオイル、注射可能な有機エステル、例えばオレイン酸エチルが用いられ得る。
これらの組成物は、アジュバント、特に湿潤剤、等張化剤、乳化剤、分散剤および安定化剤も含み得る。
それらは、使用に際して滅菌水またはその他の注射可能な無菌の媒体中に溶解させ得る、無菌の固形組成物の形態にも製造され得る。
液状のエアロゾルの形態での使用のために、組成物は使用に際してパイロジェンを含まない滅菌水中、血清またはいずれかの医薬的に許容される媒体中に溶解する、安定な無菌の溶液または固形の組成物であり得る。
本発明による有利な医薬組成物は、抗菌剤に対して耐性のある細菌感染を伴う病変の治療を目的とする、同時もしくは別々の使用または長時間に亘る使用のための、上記で定義された組成物である。
したがって、本発明の医薬組成物において、好ましくは、式(I)の化合物および抗菌性化合物の投与量は、約15〜約25mg/kg/日の間で変動する。
投与量は目指す効果および治療期間に依存する。
一般に、投与量は、成人では、一日当たり2または3回の経口経路による投与では活性成分750mg〜3g、また静脈注射の経路では400mg〜1.2gである。
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物にも関する。
式(I−6−a)の化合物は、光学異性体の形態、すなわち鏡像異性体およびジアステレオマーもしくはラセミ混合物を含む、これらの異なった形態の混合物の形態または、適当ならば塩酸塩、ギ酸塩もしくはシュウ酸塩(HOOCCOOH)のような生理学的に許容される酸の塩の形態であり得る。
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表すことを特徴とする
上記で定義された式(I−6−a)の化合物に関する。
好ましくは、R6は臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5が臭素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
−XはHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表し;
−R5およびR6は互いに独立して次の群:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物にも関する。
式(I−9−a)の化合物は、光学異性体の形態、すなわち鏡像異性体およびジアステレオマーもしくはラセミ混合物を含む、これらの異なった形態の混合物の形態、あるいは、適当ならば塩酸塩、ギ酸塩もしくはシュウ酸塩(HOOCCOOH)のような生理学的に許容される酸の塩の形態であり得る。
−XがHClを表し、
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表すことを特徴とする
上記で定義された式(I−9−a)の化合物に関する。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5が臭素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物にも関し、式(I−10−a)の化合物は、光学異性体の形態、すなわち鏡像異性体およびジアステレオマーまたはラセミ混合物を含むこれらの異なった形態の混合物の形態であり得る。
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表すことを特徴とする
上記で定義された式(I−10−a)の化合物に関する。
好ましくは、R6が臭素原子を表すとき、R5は水素原子を表し、R5が臭素原子を表すとき、R6は水素原子を表す。
−nは0、1または2であり;
−jは0または1であり;
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義され;
−Rαは水素原子またはメチルもしくはエチル基を表す)
の化合物にも関する。
−R1が−(CH2)n−(CHRα)j−CH3基を表し;
−R2がOH基を表し;そして
−BがGP1=Bocである式(B−2)の基を表す
式(I)の化合物に相当する。
に相当するサブファミリーを形成する。
−nは1または2であり;
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は式(I)において上記で定義されたとおりであり、
−GPはBoc、Fmoc、Ac、BzまたはCF3CO基を表す)
の化合物にも関する。
−R1が−(CH2)n−O−CH2−Ph基を表し;
−R2がCOCH2ONHGP基を表し;そして
−BがRc=Hである式(B−3)の基を表す
式(I)の化合物に相当する。
に相当するサブファミリーを形成する。
−R5およびR6は互いに独立して次の群:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表し、
−R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基、特にo−メトキシ、m−メトキシおよびp−メトキシ;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基)
のインドール系ニトロンの製造方法にも関する。
の化合物を、好ましくはトルエン中のMnO2で、またはジクロロメタン中、もしくはDCM/水混液中のジャベル水中のAMCPBで、好ましくはトルエン中のMnO2で、好ましくは100℃で酸化する工程を含むことを特徴とする。
その方法は、次の式(I−6−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造方法に相当し、
R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基、特にo−メトキシ、m−メトキシおよびp−メトキシ;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物を、NH2OH.HCl(ヒドロキシルアミン塩酸塩)で、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程を含む。
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造に相当する、インドール系N−ヒドロキシルアミンからのβ−アミノ化されたインドール系N−(Boc)ヒドロキシルアミンの製造方法に関する。
−次の式(I−5−bis):
の化合物を得るために、次の式(I−1−bis):
−R5およびR6は上記で定義されたとおりであり、そして
−R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基、特にo−メトキシ、m−メトキシおよびp−メトキシ;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物を好ましくはMnO2で、好ましくはトルエン中100℃で酸化する工程
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*ヒドロキシメチル基(−CH2OH);
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造に相当する、β−アミノ化されたインドール系N−(Boc)ヒドロキシルアミンからのモノ保護されたインドール系1,2−ジアミンの製造方法に関する。
の化合物を、TiCl3/HClで、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程を含む。
この方法は、次の式(I−7−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造方法に相当する。
−次の式(I−5−bis):
の化合物を得るために、次の式(I−1−bis):
−R5およびR6は上記で定義されたとおりであり、そして
−R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基、特にo−メトキシ、m−メトキシおよびp−メトキシ;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物を、好ましくはMnO2で、好ましくはトルエン中100℃で酸化する工程、
の化合物を得るために、先の工程の最後で得られる式(I−5−bis)の化合物を、NH2OH.HClで、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程、
−式(I−7−a)の化合物を得るために、先の工程の最後で得られる式(I−6−a)の化合物を、TiCl3/HClで、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程を含む。
この方法は、次の式(I−8−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造方法に相当する。
の化合物を、MeOH中、HClで処理する工程を含む。
この方法は、次の式(I−8−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造に相当する。
−次の式(I−5−bis):
の化合物を得るために、次の式(I−1−bis):
−R5およびR6は上記で定義されたとおりであり;そして
−R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基、特にo−メトキシ、m−メトキシおよびp−メトキシ;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物を、好ましくはMnO2で、好ましくはトルエン中、100℃で酸化する工程、
の化合物を得るために、先の工程の最後で得られる式(I−5−bis)の化合物を、NH2OH.HClで、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程、
の化合物を得るために、先の工程の最後で得られる式(I−6−a)の化合物を、TiCl3/HClで、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程、ならびに
−式(I−8−a)の化合物を得るために、先の工程の最後で得られる式(I−7−a)の化合物を、メタノール中、HClで処理する工程を含む。
この方法は、次の式(I−9−a):
−XはHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表し;
−R5およびR6は互いに独立して次の群:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造に相当する。
の化合物を、乾燥HClで、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程を含む。
この方法は、次の式(I−9−a):
−XはHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表し;
−R5およびR6は互いに独立して次の群:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基、特にメトキシ基またはベンジルオキシ基;
*ハロゲン原子、特にBr、Cl、FまたはI;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造方法に相当する。
−次の式(I−5−bis):
の化合物を得るために、次の式(I−1−bis)の化合物を、好ましくはMnO2で、好ましくはトルエン中100℃で、酸化する工程:
−R5およびR6は上記で定義されたとおりであり;そして
−R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基、特にo−メトキシ、m−メトキシおよびp−メトキシ;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)、特にN,N−ジメチルアミノ基
の1つから選択される基を表す)、
の化合物を得るために、先の工程の最後で得られる式(I−5−bis)の化合物を、NH2OH.HClで、好ましくはメタノール中、室温で処理する工程、そして
生物学的に活性なマリンアルカロイドの新規なクラスを入手することを可能ならしめる、オリジナルな合成方法が開発されている。
これらの合成方法は、インドール環と向かい合ってニトロンの反応に集中している。
生物学的によらないで合成されたこれらの化合物は、未だ調査されたことのない、それらの潜在的な、生物学的な活性を評価するために試験された。
得られたある種の株の構造の類似性は、それらをいくつかのファミリーに分類することを可能とした。
インドール系N−ヒドロキシルアミン
文献(J.-N. Denis, H. Mauger, Y. Vallee Tetrahedron Lett. 1997, 38, 8515-8518;H. Chalaye-Mauger, J.-N. Denis, M.-T. Averbuch-Pouchot, Y.Vallee Tetrahedron 2000, 56, 791-804)に報告され、以下に要約される一般的な方法に従って、ニトロンとインドール環との反応により、一般式(I−1−a)(R’=R’’=H)のインドール系N−ベンジルヒドロキシルアミンが得られた。
化合物(2)は、R’=R’’=H;R1=CH3;R5=HそしてR6=Brである、式(I−1−a)の化合物である。
それは、A. Dondoni, S. Franco, F. Junquera, F. Merchan, P. Merino, T. Tejero Synth. Commun. 1994, 24, 2537-2550の方法に従って製造される。
化合物(5)は、R’=R’’=H;R1=CH2NHBoc;R5=HおよびR6=Brである、式(I−1−a)の化合物である。
化合物(6)は、R’=R’’=H;R1=CH2NHBoc;R5=R6=Hである、式(I−1−a)の化合物である。
化合物(7)は、R’=R’’=H;R1=CH2NHBoc;R5=OMeおよびR6=Hである、式(I−1−a)の化合物である。
化合物(50)は、R’=R’’=H;R1=CH2NHBoc;R5=HおよびR6=OMeである、式(I−1−a)の化合物である。
化合物(9)は、R’=p−メトキシ;R’’=H;R1=CH2NHBoc;R5=BrおよびR6=Hである、式(I−1−a)の化合物である。
上記で定義された化合物(37)、(38)(収率=88%)、(39)(収率=65%)、(40)(収率=52%)、(41)(収率=74%)および(42)(収率=44%)が、同じ方法により得られる。
化合物(12)は、R5=ClおよびR6=Hである、式(I−2−a)の化合物である。
化合物(13)は、R5=BrおよびR6=Hである、式(I−2−a)の化合物である。
化合物(14)は、R5=HおよびR6=Brである、式(I−2−a)の化合物である。
次いで、次の2つの反応式に従って、メタノール−酸媒体中での三塩化チタン(TiCl3)水溶液との反応により、構造(I−1−a)のインドール系N−ベンジルヒドロキシルアミンを、対応する構造(I−3−a)または(I−4−a)の保護されたインドール系アミンに変換した:
化合物(19)は、R5=R6=Hである式(I−4−a)の化合物である。
化合物(16)は、n=1;R5=R6=Hである式(I−3−a)の化合物である(収率=88%)。
化合物(17)は、R5=OMe、R6=Hである式(I−4−a)の化合物である(収率=87%)。
化合物(18)は、R5=Br、R6=Hである式(I−4−a)の化合物である(収率=95%)。
次いで、構造(I−7−a)のモノ保護されたジアミンを製造するために、98/2〜96/4の範囲の比のメタノール/酢酸混液中、室温で、14〜16時間かけて、パーマルマン試薬(Pd(OH)2)の存在下に接触水素化することにより、構造(I−4−a)のインドール系ジアミンを脱ベンジル化した。
R5=BrおよびR6=Hである構造(I−5−a)の対応するニトロンを製造するために、R5=BrおよびR6=Hである構造(I−1−a)のインドール系ヒドロキシルアミンを、ジクロロメタン中、m−クロロ過安息香酸(MCPBA)で酸化した(収率70%)。
この反応は、特に上記の化合物(25)および(26)を得ることを可能ならしめた。
構造(I−7−a)のモノ保護されたインドール系1,2−ジアミンを、メタノール中、塩酸で処理することにより、X=HClである構造(I−8−a)の対応する1,2−ジアミン二塩酸塩を製造した。
構造(I−9−a)のβ−アミノ化されたインドール系1級N−ヒドロキシルアミンを製造するために、構造(I−6−a)のインドール系β−(N−Boc)アミノN−ヒドロキシルアミンを、メタノール中、塩酸で脱保護した。
構造(I−10−a)のインドール系1,2−ジ−(N−Boc)アミンを製造するために、構造(I−2−a)のインドール系N−ヒドロキシルアミンを、THF中、室温で、水の存在下に、二ヨウ化サマリウムと反応させて還元した。
1−[N−(ベンジル)アミノ]−2−[N’−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−(5’−メトキシ−3’−インドリル)エタン=化合物(17)
インドール系ヒドロキシルアミン(7)2.2g(5.5mmol)のメタノール65mL溶液を、電磁攪拌機を備えたフラスコ中に置き、アルゴン下とする。三塩化チタン2当量の15%水溶液(12.1mL;16.05mmol)を加え、室温で15分間反応させる。塩基性のpHになるまで水酸化ナトリウムの20%水溶液で処理し、次いで回転式エバポレーターでメタノールを除去する。水相を酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで回転式エバポレーターで溶媒を除去する。シリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:酢酸エチル)。ジアミンを白色固体の形態で得る(1.83g、6.63mmol)。
IR (フィルム): 3420, 3320, 2980, 2930, 2825, 1690, 1485, 1370, 1255, 1165, 1035, 920, 800, 695 cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ = 1.42 (s; 9H; (CH3)3C); 1.84 (s; 1H; NH); 3,38-3.60 (m; 2H; CH2N); 3.74 (ABq; JAB= 13.2 Hz; δA- δB= 25.1 Hz; 2H; CH2Ph); 3.81 (s; 3H; CH3O); 4.10 (t; J= 6.0 Hz; 1H; CHN); 4.94 (ブロードs; 1H; NHBoc); 6.84 (dd; J= 2.4 Hz および 8.7 Hz; 1H; CH インドール); 7.04 (s; 1H; H インドール); 7.14 (s; 1H; H インドール); 7.10-7.40 (m; 6H; 5H 芳香族 および 1H インドール); 8.53 (s; 1H; NH インドール).
13C NMR (CDCl3; 75.5 MHz) : δ = 28.5 ((CH3)3C); 45.5 (CH2N); 51.5 (CH2Ph); 54.8 (CHN); 56.0 (CH3O); 79.4 ((CH3)3 C); 101.4 (芳香族CH); 112.2 (芳香族CH); 112.6 (芳香族CH); 115.7 (芳香族C); 123.2 (芳香族CH); 126.9 (芳香族C); 127.0 (芳香族CH); 128.3 (芳香族CH); 128.5 (芳香族CH); 131.9 (芳香族C); 140.7 (芳香族C); 154.0 (芳香族C); 156.4 (C=O).
インドール系ヒドロキシルアミン(7)485mg(1.18mmol)のメタノール24mLおよび酢酸0.5mLの溶液ならびにパールマン触媒Pd(OH)2195mgを、電磁攪拌機を備えたフラスコ中に置き、アルゴン下とする。アルゴンを水素で置換し、室温で2日間反応させる。セライトを用いて反応混合物を濾過し、次いで塩基性のpHになるまで、水酸化ナトリウムの20%水溶液で処理する。回転式エバポレーターでメタノールを除去する。得られた水相を酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで回転式エバポレーターで溶媒を除去する。シリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:酢酸エチル)。ジアミンを白色固体の形態で得る(317mg、1.04mmol)。
MP: 131°C.
IR (フィルム): 3296, 2972, 2927, 2830, 1686, 1634, 1505, 1466, 1369, 1273, 1253, 1163, 1027, 801 cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ = 1.43 (s; 9H; C(CH 3)3); 2.74 (ブロードs; 2H; NH2); 3.31-3.54 (m; 2H; CH2N); 4;34 (ブロードs; 1H; CHN); 5.10 (ブロードs; 1H; NHBoc); 6.83 (dd; J= 2.0 および 8.5 Hz; 1H; H インドール); 7.02 (s; 1H; H インドール); 7.11 (s; 1H; H インドール); 7.21 (d; J= 9.0 Hz; 1H; H インドール); 8.75 (ブロードs; 1H; NH インドール).
13C NMR (CDCl3; 75.5 MHz): δ = 28.3 (C(CH 3)3); 47.1 (CH2); 48.5 (CHN); 55.9 (OCH3); 79.3 (C(CH3)3); 101.0 (CH インドール); 112.1 (CH インドール); 112.3 (CH インドール); 117.2 (C インドール); 122.0 (CH インドール); 126.2 (C インドール); 131.7 (C インドール); 153.9 (C インドール); 156.3 (C=O).
LRMS (IC): m/z= 306 [(M+H)+]; 289; 233.
分析.C16H23N3O3についての計算値: C; 62.95; H; 7.54; N; 13.77
実測値: C; 62.74; H; 7.59; N; 13.74.
0℃で、新たに蒸留した塩化アセチル0.33mL(363mg;4.62mmol)と乾燥メタノール1.5mLとを反応させることにより塩酸のメタノール溶液を調製する。この溶液を0℃で、15分間攪拌する。構造(24)のジアミンのメタノール(0.5mL)溶液(1.31g;0.33mmol)を、酸性溶液にゆっくりと加える。得られた反応媒体をさらに1時間攪拌し、次いで温度制御した浴の温度を上げることなく、回転式エバポレーターでメタノールをゆっくりと除去する。ジアミン塩酸塩を紫色固体の形態で得る(940mg;0.33mmol)。
IR (KBr): 3386, 2947, 1628, 1550, 1512, 1454, 1273, 1163, 1111, 1026, 807 cm-1.
1H NMR (CD3OD, 300 MHz): δ = 3.77 (d; J= 7.4 Hz; 2H; CH2N); 3.88 (s; 3H; CH3O); 5.14 (t; J= 7.6 Hz; 1H; CHN); 6.86 (dd; J= 2.2 および 8.8 Hz; 1H; H インドール); 7.32 (d; J= 2.4 Hz; 1H; H インドール); 7.38 (dd; J= 0.5 および 8.8 Hz; 1H; H インドール); 7.63 (d; J= 3.0 Hz; 1H; H インドール); 8.22 (ブロードs; 2H; NH2); 8.70 (ブロードs; 2H; NH2).
13C NMR (MeOD; 75.5 MHz): δ = 42.5 (CH2); 47.3 (CHN); 56.3 (CH3O); 100.9 (CH インドール); 106.8 (C インドール); 113.8 (CH インドール); 114.1 (CH インドール); 127.0 (C インドール); 127.0 (CH インドール); 127.1 (CH インドール); 133.5 (C インドール); 156.0 (C インドール).
LRMS (IC): m/z= 213; 174; 162; 148 (5−メトキシインドール).
インドール系ヒドロキシルアミン(4)(2.00g;5.45mmol)を、不活性雰囲気下、無水トルエン(30mL)溶液中に加える。この溶液を100℃とし、次いで二酸化マンガン(1.90g;5.45mmol)を一度に加える。得られた反応媒体を5分間攪拌し、次いで冷却する。マンガン塩を除去するためにセライトを用いて濾過する。回転式エバポレーターでトルエンを除去し、次いでシリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:Et2O)。生成物を白色固体の純粋な形態で得る(1.40g;3.05mmol)。
MP: 128 °C.
IR (KBr): 3419, 3299, 3075, 2977, 2929, 1696, 1513, 1453, 1363, 1254, 1164, 887, 801 cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ= 1.42 (s; 9H; C(CH3)3); 3.72-3.83 (m; 1H; CH2Nの1H); 3.93-4.10 (m; 1H; CH2Nの1H); 5.39 (ブロードs; 1H; NHBoc); 5.54 (ブロードs; 1H; CHN); 6.99 (d; J= 8.6 Hz; 1H; 芳香族H); 7.12 (dd; J= 1.7 および 8.6 Hz; 1H; 芳香族H); 7.16 (d; J= 2.4 Hz; 1H; 芳香族H); 7.30-7.45 (m; 3H; 芳香族H); 7.61 (s; 1H; CH=N); 7.77 (d; J= 1.6 Hz; 1H; 芳香族H); 8.15-8.30 (m; 2H; 芳香族H); 9.57 (s; 1H; NH).
13C NMR (CDCl3; 75.5 MHz): δ= 28.5 ((CH 3)3C); 43.0 (CH2N); 71.6 (CHN); 80.0 ((CH3)3 C); 109.3 (芳香族C); 113.3 (芳香族CH); 113.5 (芳香族C); 121.1 (芳香族CH); 125.3 (芳香族CH); 125.7 (芳香族CH); 127.8 (芳香族C); 128.7 (芳香族CH); 129.1 (芳香族CH); 130.2 (芳香族C); 131.0 (芳香族CH); 134.9 (芳香族C); 135.5 (CH=N); 156.5 (C=O).
LRMS (IC, NH3+イソブタン): m/z= 458 および 460 [(M+H)+], 298 および 300, 281 および 283.
インドール系ニトロン(20 bis)(1.28g;2.79mmol)を、室温、不活性雰囲気下で、乾燥メタノール(10mL)溶液中に加える。ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.99;14.00mmol)をこの溶液に加え、得られた溶液を1時間、室温で攪拌し、次いでクロロホルム中で希釈する。セライトを用いて濾過することにより得られた固体を除去する。濾液を真空下に蒸発させる。ジエチルエーテル中に残留物を溶解させ、次いで飽和炭酸ナトリウム水溶液で処理する。水相をエーテルで2回抽出する。合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させる。シリカゲルでのクロマトグラフィにより得られた固形物を精製して(溶離液:Et2O)、白色固体の形態の純粋な生成物を得る(790mg;2.14mmol)。
MP: 87 °C.
IR (KBr): 3419, 3307, 2977, 2936, 1692, 1516, 1456, 1366, 1254, 1172, 805 cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ = 1.43 (s; 9H; (CH 3)3C); 3.35-3.65 (m; 2H; CH2); 4.25 (t; J= 5.4 Hz; 1H; CHN); 5.11 (ブロードs; 1H; NHBoc); 6.98 (d; J= 1.7 Hz; 1H; H インドール); 7.12 (d; J= 8.7 Hz; 1H; H インドール); 7.19 (dd; J= 1.7 および 8.6 Hz; 1H; H インドール); 7.72 (s; 1H; H インドール); 9.05 (s; 1H; NH インドール).
13C NMR (CDCl3; 75.5 MHz): δ= 28.3 ((CH 3)3C); 42.5 (CH2N); 58.6 (CHN); 79.9 ((CH3)3 C); 112.4 (C インドール); 112.8 (C インドール); 112.9 (CH インドール); 121.7 (CH インドール); 124.0 (CH インドール); 124.9 (CH インドール); 128.0 (C インドール); 134.7 (C インドール); 157.1 (C=O).
LRMS (IC; NH3+イソブタン): m/z= 370 および 372 [(M+H)+]; 298 および 300; 281 および 283.
HRMS (ESI) C15H20N3O3 79BrNaについての計算値: 392.0586, 実測値: 392.0591 [(M+Na)+].
三塩化チタン(16.05mmol)の15%水溶液3.53mLを、式(21)の1級ヒドロキシルアミン556mg(1.50mmol)のメタノール溶液に室温、不活性雰囲気下で加え、室温で15分間反応させる。塩基性のpHになるまで、水酸化ナトリウムの20%水溶液で反応混合物を処理する。水相を酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで回転式エバポレーターで溶媒を除去する。シリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:酢酸エチル)。ジアミンを白色固体の形態で得る(438mg;1.24mmol)。
MP: 151 °C.
IR (フィルム): 3423, 3296, 2977, 2925, 1692, 1508, 1456, 1363, 1280, 1250, 1164, 287 cm-1.
1H NMR (MeOD, 300 MHz): δ= 1.41 (s, 9H, C(CH 3 )3); 3.20-3.50 (m, 2H, CH2N); 4.28 (dd, J= 5.9 および 7.3 Hz, 1H, CHN); 7.18 (dd, J= 1.8 および 8.6 Hz, 1H, H インドール); 7.26 (d, J= 8.5 Hz, 1H, H インドール); 7.26 (s, 1H, H インドール); 7.81 (d, J= 1.5 Hz, 1H, H インドール).
13C NMR (MeOD, 75.5 MHz): δ= 28.7 (C(CH 3 )3); 48.9 (CH2); 49.4 (CHN); 80.1 (C(CH3)3); 113.1 (C インドール); 114.0 (CH インドール); 117.6 (C インドール); 122.3 (CH インドール); 124.2 (CH インドール); 125.3 (CH インドール); 129.2 (C インドール); 136.7 (C インドール); 158.5 (C=O).
LRMS (ESI): m/z= 354 および 356 [(M+H)+].
HRMS (ESI) C15H21N3O2 79Brについての計算値: 354.0817,実測値: 354.0837 [(M+H)+].
新たに蒸留した塩化アセチル931mg(11.8mmol)と乾燥メタノール5.0mLとを0℃で反応させることにより塩酸溶液を調製する。この溶液を0℃で、15分間攪拌する。ジアミン(25)(300mg;0.85mmol)のメタノール0.3mL溶液を、酸性溶液にゆっくりと加える。得られた反応媒体をさらに2時間攪拌し、次いで温度制御した浴の温度を上げることなく、回転式エバポレーターでメタノールをゆっくりと除去する。ジアミン二塩酸塩を褐色固体の形態で得る(275mg;11.8mmol)。
MP: 235 °C (dec).
IR (フィルム): 3223, 2919, 1610, 1505, 1464, 1329, 1119, 973, 885 cm-1.
1H NMR (MeOD, 300 MHz): δ= 3.72 (d, J= 7.6 Hz, 2H, CH2); 5.05 (t, J= 7.0 および 7.9 Hz, 1H, CHN); 7.33 (dd, J= 1.7 および 8.7 Hz, 1H, H インドール); 7.43 (d, J= 8.7 Hz, 1H, H インドール); 7.75 (s, 1H, H インドール); 8.00 (d, J= 1.7 Hz, 1H, H インドール).
13C NMR (MeOD, 75.5 MHz): δ= 42.4 (CH2); 46.7 (CHN); 106.9 (C インドール); 114.5 (C インドール); 114.8 (CH インドール); 121.8 (CH インドール); 126.6 (CH インドール); 128.2 (CH インドール); 128.5 (C インドール); 136.9 (C インドール).
新たに蒸留した塩化アセチル490mg(6.24mmol)と乾燥メタノール2.6mLとを0℃で反応させることにより塩酸溶液を調製する。この溶液を0℃で、15分間攪拌する。インドール系β−(N−Boc)アミノN−ヒドロキシルアミン(21)(166mg;0.45mmol)のメタノール0.2mL溶液を、酸性溶液にゆっくりと加える。得られた反応媒体をさらに2時間攪拌し、次いで温度制御した浴の温度を上げることなく、回転式エバポレーターでメタノールをゆっくりと除去する。ジアミン二塩酸塩を褐色固体の形態で得る(140mg;0.41mmol)。
IR (KBr): 3405, 2924, 1615, 1507, 1457, 1322, 888 cm-1.
1H NMR (CD3OD, 300 MHz): δ= 3.79 (dd; J= 9.0 および 13.2 Hz; 1H; CH2のH); 3.95 (dd; J= 5.5 および 13.2 Hz; 1H; CH2のH); 5.23 (dd; J= 5.5 および 9.0 Hz; 1H; CHN); 7.35 (dd; J= 1.8 および 8.7 Hz; 1H; H インドール); 7.44 (d; J= 8.7 Hz; 1H; H インドール); 7.80 (s; 1H; H インドール); 7.98 (d; J= 1.8 Hz; 1H; H インドール).
13C NMR (CD3OD; 75.5 MHz): δ= 40.1 (CH2N); 56.6 (CHN); 103.1 (C インドール); 114.6 (C インドール); 114.8 (CH インドール); 122.0 (CH インドール); 126.6 (CH インドール); 129.1 (C インドール); 129.5 (CH インドール); 136.6 (C インドール).
5−ブロモインドール212mgのTHF3mL溶液と臭化メチルマグネシウム0.36mL(THF中3M溶液、1.08mmol)とを−78℃で反応させることにより、臭化5−ブロモ−3’−インドリルマグネシウムの溶液を製造する。この溶液を−78℃で、15分間攪拌し、次いで構造(45)のスルホン150mg(0.36mmol)のTHF2mL溶液をそれに加える。温度が−5℃になるまでゆっくりと下げながら、一夜、得られた反応混合物を攪拌する。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることにより反応を停止する。得られた異質な成分から成る混合物を酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで回転式エバポレーターで溶媒を除去する。シリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:ジクロロメタン、次いで酢酸エチル)。化合物を白色固体の形態で得る(137mg;0.29mmol)。
IR (フィルム): 3324, 2972, 2914, 2846, 1684, 1519, 1461, 1392, 1367, 1287, 1255, 1167, cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ= 1.46 (s; 18H; C(CH 3)3); 3.23 (dt; J= 4.7 および 14.7 Hz; 1H; CH2のCH); 3.77-3.95 (m; 1H; CH2のCH); 5.18-5.28 (m; 1H; NHBoc); 5.38 (dd; J= 3.8 および 11.3 Hz; 1H; CHN); 7.10 (dt; J= 1.3 および 7.8 Hz; 1H; H インドール); 7.08-7.19 (m; 2H; H インドール); 7.78 (d; J= 1 Hz; 1H; CH インドール); 8.05 (s; 1H; OH); 8.91 (s; 1H; NH インドール).
13C NMR (CDCl3; 75.5 MHz): δ= 28.3 (2 C(CH 3)3); 41.1 (CH2); 55.1 (CHN); 80.6 (C(CH3)3); 81.6 (C(CH3)3); 112.3 (C インドール); 112.8 (C インドール); 112.8 (CH インドール); 121.5 (CH インドール); 124.4 (CH インドール); 124.7 (CH インドール); 128.0 (C インドール); 134.4 (C インドール); 156.6 (C=O); 158.0 (C=O).
LRMS (ESI): m/z= 476 および 478 [(M+Li)+]; 492 および 494 [(M+Na)+]; 945; 947 および 949 [(ダイマー+Li)+]; 961; 963 および 965 [(ダイマー+Na)+].
分析 C20H28BrN3O5についての計算値: C; 51.08; H; 6.00; N; 8.94.
実測値: C; 50.87; H; 6.13; N; 8.73.
ヒドロキシルアミン(13)(423mg;0.90mmol)を不活性雰囲気下でTHF5mLに溶解させる。完全に脱気した水16当量(0.26mL;14.4mmol)、次いでヨウ化サマリウム4当量のTHF1M溶液(36mL,3.6mmol)を加える。反応液を室温で1時間攪拌し、外気の酸素と反応させ、次いで飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えることにより停止する。得られた反応媒体を酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで回転式エバポレーターで溶媒を除去する。シリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:Et2O/ペンタン、1:1)。ジアミンを白色固体の形態で得る(332mg;0.73mmol)。
IR (フィルム): 3313, 2978, 2932, 2874, 1694, 1513, 1455, 1394, 1369, 1251, 1166 cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ= 1.45 (s; 9H; C(CH 3)3); 1.46 (s; 9H; C(CH 3)3); 3.45-3.70 (m; 2H; CH2); 4.90-5.10 (m; 2H; 2 NHBoc); 5.10-5.20 (ブロードs; 1H; CHN); 6.98 (s; 1H; H インドール); 7.21 (dd; J= 8.6 および 18.7 Hz; 1H; H インドール); 7.24 (d; J= 9.3 Hz; 1H; H インドール); 7.73 (d; J= 1.7 Hz; 1H; CH インドール); 8.76 (s; 1H; NHBoc).
13C NMR (CDCl3; 75.5 MHz): δ= 28.4 (C(CH 3)3); 29.0 (C(CH 3)3); 45.0 (CH2); 48.7 (CHN); 79.8 (C(CH3)3); 112.9 (CH インドール); 113.0 (C インドール); 121.6 (CH インドール); 122.1 (C インドール); 122.9 (CH インドール); 125.2 (CH インドール); 127.5 (C インドール); 135.2 (C インドール); 156.0 (C=O); 156.6 (C=O),
LRMS (ESI): m/z= 476 および 478 [(M+Na)+].
分析. C15H16N2OSについての計算値: C; 52.87; H; 6.22; N; 9.25.
実測値: C; 52.94; H; 6.43; N; 9.01.
ヒドロキシルアミン塩酸塩5当量(260mg、3.69mmol)を、R1=CH2NHBoc、R5=R6=R’=Hである式(I−5−a)のインドール系ニトロン(280mg、0.73mmol)のメタノール(3mL)溶液にアルゴン下、攪拌しながら加える。反応媒体を室温で1時間攪拌し、次いでクロロホルムで希釈する。得られた白色の固体をセライトを用いて濾別する。濾液の溶媒を真空下に蒸発させる。ジエチルエーテル中に残留物を溶解させ、水および飽和NaHCO3水溶液でこの溶液を洗浄する。水相をジエチルエーテルで2回抽出する。有機相を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させる。白色固体、1−N−(ヒドロキシ)アミノ−2−[N’−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−(インドール−3’−イル)エタン(100mg、0.34mmol)を製造するために、シリカカラムでのクロマトグラフィにより粗生成物を精製する(溶離液:Et2O)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ= 1.43 (s, 9H, C(CH3)3); 3.4-3.6 (m, 1H, CH2の); 3.6-3.8 (m, 1H, CH2のH); 4.37 (t, J= 5.2 Hz, 1H, CHN); 5.04 (ブロードs, 1H, NHBoc); 7.00 (s, 1H, H インドール); 7.09 (t, J= 7.0 Hz, 1H, H インドール); 7.15 (t, J= 7.0 Hz, 1H, H インドール); 7.29 (d, J= 7.9 Hz, 1H, H インドール); 7.58 (d, J= 7.8 Hz, 1H, H インドール); 8.66 (s, 1H, NH インドール).
13C NMR (CDCl3, 75.5 MHz): δ= 28.4 (C(CH 3 )3); 42.5 (CH2), 58.5 (CHN); 79.7 (C(CH3)3); 111.4 (CH インドール); 112.5 (C インドール); 118.9 (CH インドール); 119.6 (CH インドール); 122.2 (CH インドール); 122.8 (CH インドール); 126.2 (C インドール); 136.0 (C インドール); 157.0 (C=O).
LRMS (DCI, NH3+イソブタン): m/z= 292 [(M+H)+], 279, 203.
3Mの臭化メチルマグネシウムのエーテル(194μL、0.58mmol)溶液を、インドール(34mg、0.29mmol)およびtert−ブチル 3−メチル−1−(フェニルスルホニル)ブチル−N−ヒドロキシカルバメート(100mg、0.29mmol)の無水THF1mL溶液に、不活性雰囲気下、−78℃で加える。反応媒体をこの温度で3時間攪拌し、次いで−10℃に再加熱し、一夜攪拌する。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止する。混合物を酢酸エチルで3回抽出する。有機相を飽和NaCl水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を蒸発させた後、白色粉末の形態の1−[N−(tert−ブトキシカルボニル)−N−(ヒドロキシ)アミノ]−1−(インドール−3’−イル)−3−メチルプロパン(62mg、0.195mmol)を製造するために、シリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:酢酸エチル:ペンタン 1:1)。
IR (KBr): 3410, 3194, 3056, 2947, 2866, 1695, 1617, 1251, 1167, 1138, 1093 cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ= 0.99 (d, J= 6.3 Hz, 3H); 1.01 (d, J= 6.3 Hz, 3H); 1.48 (s, 9H, C(CH3)3); 1.65-1.80 (m, 2H); 2.10-2.25 (m, 1H); 5.55 (dd, J= 5.1 および 9.9 Hz, 1H); 6.20 (s, 1H); 7.14 (dt, J= 1.5 および 8.1 Hz, 1H); 7.12-7.22 (m, 1H); 7.22 (d, J= 2.7 Hz, 1H); 7.30-7.36 (m, 1H); 7.72 (d, J= 7.5 Hz, 1H); 8.20 (s, 1H).
13C NMR (CDCl3, 75.5 MHz): δ= 22.0 (CH3); 23.1 (CH3); 25.0 (CH); 28.3 (C(CH 3)3); 40.7 (CH2); 53.0 (CHN); 81.7 (C(CH3)3); 111.1 (CH インドール); 114.8 (Cq); 119.3 (CH インドール); 119.6 (CH インドール); 122.1 (CH インドール); 123.1 (CH インドール); 126.6 (Cq); 135.9 (Cq); 156.4 (C=O).
LRMS (ESI): m/z= 341 [(M+Na)+].
C18H26N2O3 Cについての計算値: 67.90. H: 8.23. N: 8.80.
実測値: C: 68.12. H: 8.44. N: 8.77.
新たに蒸留した塩化アセチル(533mg、6.80mmol)と乾燥メタノール5mLとを0℃で反応させることにより塩酸溶液を調製する。この溶液をこの温度で15分間攪拌し、次いでN−[2−(ベンジルオキシ)エチリデン]ベンジルアミンオキサイド(898mg、3.40mmol)および6−メトキシインドール(500mg、3.40mmol)のメタノール10mL溶液を該溶液に加える。全ての転化が終わるまで、0℃で、1時間、反応液を攪拌する。飽和NaHCO3水溶液を加える。媒体をCH2CH2で3回抽出し、有機相を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO4で乾燥する。溶媒を真空下に蒸発させる。粗生成物をペンタンで粉砕して精製する。白色固体を得る(1.38g、3.39mmol)。
MP: 120 °C.
IR (フィルム): 3405, 3354, 2979, 2934, 2837, 1686, 1628, 1505, 1454, 1369, 1253, 1163, 1027, 911, 807, 736 cm-1.
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ= 1.50 (s, 9H, C(CH3)3); 3.50-3.70 (m, 2H, CH2N); 3.74 (ABq, JAB= 14.1 Hz, (A-(B= 69.2 Hz, 2H, CH2Ph); 3.82 (s, 3H, CH3O), 4.06 (t, J= 5.7 Hz, 1H, CHN); 4.80-5.00 (大きな s, 1H, NHBoc); 6.48 (s, 1H, OH); 6.79 (dd, J= 5.2 および 7.8 Hz, 1H, 芳香族 H); 6.84 (s, 1H, 芳香族H); 7.07 (s, 1H, 芳香族H); 7.15-7.32 (m, 5H, 芳香族H); 7.53 (d, J= 8.7 Hz, 1H, 芳香族H); 8.22 (s, 1H, NH インドール).
13C NMR (CDCl3, 75.5 MHz): δ= 28.5 (C(CH 3 )3); 44.0 (CH2); 53.6 (CH3); 60.6 (CH2Ph); 79.7 (C(CH3)3); 94.6 (芳香族CH); 112.2 (芳香族C); 120.3 (芳香族CH); 121.4 (芳香族C); 122.1 (芳香族CH); 126.7 (芳香族CH); 128.0 (芳香族CH); 128.6 (芳香族CH); 136.8 (芳香族C); 139.0 (芳香族C); 156.6 (芳香族C); 157.7 (C=O).
LRMS (ESI): m/z= 412 [(M+H)+], 434 [(M+Na)+].
HRMS (ESI): C20H30N3O4についての計算値: 412.2236. 実測値: 412.2238 [(M+H)+].
9−フルオレニルメトキシカルボニル−アミノオキシ酢酸の琥珀酸エステル(246mg、1.2mmol)のDMF(3mL)溶液を、2−[ベンジルオキシ]−1−(インドール−3’−イル)エチルアミン(133mg、0.5mmol)のDMF(12mL)溶液に、アルゴン下に攪拌しながら、室温で加える。混合物を室温で30分間攪拌し、次いでDMFを真空下に蒸発させる。白色固体(40mg、0.071mmol)を製造するために、シリカのカラムでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:酢酸エチル/CH2Cl2:1/1)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz): δ= 3.85-3.94 (m, 2H, CH2); 3.95-4.04 (m, 1H, CH); 4.21 (d, J= 7.5 Hz, 2H, CH2); 4.30-4.35 (m, 2H, CH2); 4.53 (s, 2H, CH2); 5.61-5.72 (m, 1H, CH); 6.95-7.11 (m, 2H, H インドール); 7.11 (d, J= 2.3 Hz, 1H, H インドール); 7.15-7.50 (m, 13H, 芳香族H); 7.62 (d, J= 7.8, 1H, H インドール); 7.65-7.79 (m, 3H, 芳香族H); 7.96 (d, J= 8.3, 1H, NH); 8.09 (s, 1H, NH); 8.16 (ブロードs, 1H, NH インドール).
基R
(「Studies in the Protection of Pyrrole and Indole Derivatives」; D. Dhanak, C. B. Reese J. Chem. Soc., Perkin Trans. I 1986, 2181-2186およびその参考文献; T. W. Greene, P. M. Wuts, 「Protective Groups in Organic Synthesis」, 第3版, John Wiley & Sons, Inc., 1999: 第7章, 615-631頁を参照)
1−アルキルインドールは、Y. Kikugawa, Y. Miyake Synthesis 1981, 461-462に記載の方法に従って、インドール環と好適なヨウ化アルキルとを、アセトン中、室温で、水酸化カリウムの存在下に反応させることにより製造され得る。
W. E. Noland, C. Reich J. Org. Chem. 1967, 32, 828-832に記載の方法に従って、1−アルキルインドールも製造し得る。
Y. Kikugawa, Y. Miyake Synthesis 1981, 461-462に記載の方法に従って、インドールと塩化ベンゼンとを、室温で、アセトン中、水酸化カリウムの存在下に反応させることにより、1−ベンジルインドールを製造した。
刊行物:D. Dhanak, C. B. Reese J. Chem. Soc., Perkin Trans. I 1986, 2181-2186に記載の方法に従って、1−(ピバロイルオキシ−メチル)インドールとナトリウムメトキシドとをメタノール中、室温で反応させることにより1−(ヒドロキシメチル)インドールを製造する(収率30%)。
マススペクトルならびに1Hおよび13C NMRにより同定した。
室温で、THF中、ナトリウムメトキシドでのインドールのN−メタレーション、次いで、中間体として得られた1−ソディオインドールとピバル酸クロロメチルとをTHF中で反応させることにより、それを製造する(収率:65%)。
その物理的特性およびスペクトルの特性は刊行物に記載されている。
1−(2−クロロエチル)インドールは、M. A. de la Mora, E. Cuevas, J. M. Muchowski, R. Cruz-Almanza Tetrahedron Lett. 2001, 42, 5351-5353に記載の方法に従って合成され得る。
これらは、J. Hynes, Jr., W. W. Doubleday, A. J. Dyckman, J. D. Godfrey, J. A. Grosso, S. Kiau, K. Leftheris, J. Org. Chem. 2004, 69, 1368-1371に記載の方法に従って、モノクロルアミン(NH2Cl)でのインドール環のN−アミノ化により製造され得る。モノクロルアミンの製造は記載されている。
これらは、M. Somei, M. Natsume Tetrahedron Lett. 1974, 3605-3608に記載の方法に従って、アルデヒドと1−アミノインドールとを反応させることにより、次いで、中間体として得られた1−(アルキリデンアミノ)インドールとNaBH4とを反応させることにより製造され得る。
これらは、M. Watanabe, T. Yamamoto, M. Nishiyama Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39, 2501-2504 または M. Watanabe, T. Yamamoto, M. Nishiyama Eur. Pat. Appl. 2000, 23 頁, 1035114 A2 20000913に記載の方法に従って製造され得る。
1−(N,N−ジアルキルアミノメチル)インドールの合成
1−(N,N−ジアルキルアミノメチル)インドールは、B. E. Love, B. T. Nguyen Synlett 1998に記載の方法に従って、インドール環と好適な1−(N,N−ジアルキルアミノメチル)ベンゾトリアゾールとを塩基性媒体中で反応させることにより製造され得る。
1−(N,N−ジベンジルアミノメチル)インドールは、B. E. Love, B. T. Nguyen Synlett 1998, 1123-1125に記載の方法に従って製造され得る。
1−(N,N−ジアルキルアミノエチル)インドールは、R. A. Glennon, J. M. Jacyno, R. Young, J. D. McKenney, D. Nelson J. Med. Chem. 1984, 27, 41-45に記載の方法に従って、(インドール環とNaHとをヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)中で反応させることによりその場で製造される)適当な1−ソディオインドールと塩化2−(ジアルキルアミノ)エチルとを反応させることにより製造され得る。それらはシュウ酸塩の形態で単離され得る。
1−(フェニルスルホニル)インドール(R=SO2Ph)の合成
S. Roy, G. W. Gribble Tetrahedron Lett. 2005に記載の方法に従って、インドールと塩基性媒体(NaOH)中の塩化フェニルスルホニル(PhSO2Cl)とを、0℃で、CH2Cl2中、1時間、次いで室温で4時間、触媒量の(n−Bu)4NHSO4の存在下に反応させることにより、1−(フェニルスルホニル)インドールを製造し得る(収率:89%)。
Y. Kikugawa Synthesis 1981, 460-461に記載の方法に従って、インドールと塩化p−トルエンスルホニルとを、ジメトキシエタン中、室温で、30時間、水酸化カリウムの存在下に反応させることにより、1−(p−トルエンスルホニル)インドールを製造した。収率:89%。
1−(t−ブトキシカルボニル)インドール(R=Boc)の合成
1−(t−ブトキシカルボニル)インドールは、D. Dhanak, C. B. Reese J. Chem. Soc., Perkin Trans. I 1986, 2181-2186に記載の方法に従って製造され得る。水素化ナトリウム(0.77g、25.6mmol)の鉱物油中の懸濁液を、ペンタンで2回洗浄し、次いで室温で、窒素雰囲気下、THF10mLの懸濁液中に加える。インドール(1.01g、8.6mmol)のTHF8.2mL溶液をこの懸濁液に加える。反応が終了すると(H2の放出)、直ちにt−ブチルおよびフェニルカルボネート(2.0g、10.25mmol)を滴下する。得られた反応混合物を室温でさらに12時間攪拌する。水15mLを加え、次いで得られた混合物をエーテルで3回抽出する。得られた有機相を無水MgSO4で乾燥し、濾過し、次いで真空下に蒸発させる。蒸留により残留物を精製して(沸点:84℃/0.25mmHg)1.465g(78%)を得る。スペクトルの特性は刊行物に記載されている。
沸点および1H NMRは記載されている。
1−(t−ブトキシカルボニル)−5−メトキシインドール:P. Zhang, R. Liu, J. M. Cook Tetrahedron Lett. 1995, 36, 9133-9136((Boc)2O、MeCN、DMAP、収率:98%)。
1−ヒドロキシインドール(R=OH)
1−ヒドロキシインドールは、M. Somei, F. Yamada, T. Kurauchi, Y. Nagahama, M. Hasegawa, K. Yamada, S. Teranishi, H. Sato, C. Kaneko Chem. Pharm. Bull. 2001, 49, 87-96に記載の方法に従って、トリフルオロ酢酸中でインドールをトリエチルシランに還元し、次いで得られたインドリンを、0℃で、メタノール中、触媒量(20%)のタングステン酸ナトリウム二水和物(Na2WO4.H2O)の存在下にH2O2(30%)水溶液で処理することによって、2工程でインドールから製造され得る。
1−メトキシインドールの合成と共に物理的特性およびスペクトルの特性が、R. M. Acheson, P. G. Hunt, D. M. Littlewood, B. A. Murrer, H. E. Rosenberg J. Chem. Soc., Perkin Trans. I 1978, 1117-1125に報告されている。
1−トリアルキルシリルインドールは、T. W. Greene, P. M. Wuts, 「Protective Groups in Organic Synthesis」, 第3版, John Wiley & Sons, Inc., 1999: 第7章, 620頁に報告されている方法に従って、および/または以下に記載の方法に従って製造され得る。
1−(ジメチル−t−ブチルシリル)インドールは、D. Dhanak, C. B. Reese J. Chem. Soc., Perkin Trans. I 1986, 2181-2186に記載の方法に従って、インドールを室温で、THF中、水素化ナトリウムで処理し、次いで1−ソディオインドールと塩化ジメチル−t−ブチルシリルとをTHF中で反応させることにより製造される。収率は79%である。物理的特性およびスペクトルの特性はこの論文に記載されている。
2−ハロゲノインドールの合成
2−クロロ、2−ブロモ−および2−ヨードインドールの合成
それらの物理的特性およびスペクトルの特性も論文中に記載されている。
アルキルインドールの合成
5−、6−および7−メチルインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
6−メチルインドールは、A. Walkington, M. Gray, F. Hossner, J. Kitteringham, M. Voyl Synth. Commun. 2003, 33, 2229-2233に記載の一般的な方法に従って製造される(収率:55%)。
工程1:ベンジル シアノアセテート(3.50g;20mmol)を炭酸カリウム(6.08g;44mmol)のDMF5mL懸濁液に加える。炭酸塩をDMF2mLで洗浄する。3−ニトロ−4−クロロトルエン(3.41g、20mmol)のDMF5mL溶液を加え、得られた反応混合物を70℃で、24時間攪拌する。室温に冷却後、5NのHCl水溶液(12.5mL)で処理する。混合物をエーテル(100mL)と水(50mL)に分離し、次いで水相をエーテルで再抽出する。エーテル相を水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、真空下に濾過し、蒸発させる。ベンジル 2−シアノ−2−(2−ニトロ−4−メチルフェニル)エタノエートを得るために、シリカゲルでのクロマトグラフィにより残留物を精製する(溶離液:CH2Cl2/ペンタン、1/1)、(収率:75%)。
5−メチル−6−トリフルオロメチルインドールおよび5−メチル−6−ブロモインドールは、A. P. Dobbs, M. Voyl, N. Whittall Synlett 1999, 1594-1596に記載の一般的な方法に従って製造される。収率はそれぞれ36%および34%である。
4−トリフルオロメチルインドールは、K. J. Krishna, R. Jain, A. Dandia, S. Saroj, N. Ahmed J. Heterocyclic Chem. 1989, 26, 1799-1802に記載の一般的な方法に従って製造される。
(特にシグマ−アルドリッチより市販されている)4−クロロ−3−ニトロ−1−トリフルオロメチルベンゼンからのそれの合成(収率85%)、その物理的特性およびスペクトルの特性は、A. Walkington, M. Gray, F. Hossner, J. Kitteringham, M. Voyl Synth. Commun. 2003, 33, 2229-2233に記載されている。
この方法は、100kgのオーダーの量の化合物を得ることを可能ならしめる(論文においては:8.36kg、79%)。
その他の刊行物:Y. Murakami, T. Watanabe, T. Hagiwara, Y. Akiyama, N. Kondo, H. Ishii Chem. Pharm. Bull. 1995, 43(8), 1281-1286。
4−および5−ヒドロキシインドールはアルファ エイサーより市販されている。
ヒドロキシインドールは、P. Zhang, R. Liu, J. M. Cook Tetrahedron Lett. 1995, 36, 9133-9136またはA. M. Felix J. Org. Chem. 1974, 39, 1427-1429に従って、対応するメトキシインドールとBBr3とをCH2Cl2中で反応させることにより製造され得る。
メトキシインドール
4−、5−および6−メトキシインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
6−メトキシインドールは、A. Walkington, M. Gray, F. Hossner, J. Kitteringham, M. Voyl Synth. Commun. 2003, 33, 2229-2233に記載の一般的な方法に従って製造される(収率:39%)。
4−、5−および6−ベンジルオキシインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
N−ベンジルオキシインドールは、T. W. Greene, P. M. Wuts, 「Protective Groups in Organic Synthesis」, 第3版, John Wiley & Sons, Inc., 1999, 第3章, 266-269頁に記載の方法に従って製造され得る(収率:39%)。
4−、5−、6−および7−ブロモインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
それらの合成は、M. P. Moyer, J. F. Shiurba, H. Rapoport J. Org. Chem. 1986, 51, 5106-5110に記載の方法に従って行なわれる。
4,7−ジブロモインドールは、A. P. Dobbs, M. Voyl, N. Whittall Synlett 1999, 1594-1596に記載の一般的な方法に従って製造される。収率:69%。
4−、5−および6−クロロインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
5−、6−および7−フルオロインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
この方法に従って、それぞれ市販のニトロインドールから4−ヨードインドールおよび5−ヨードインドールを製造することができた。
この方法は、7−クロロインドールおよび7−ブロモインドールの製造を可能ならしめる。
インドール環の2位のモノブロモ化またはインドール環の2位および6位のジブロモ化:A. G. Mistry, K. Smith, M. R. Bye Tetrahedron Lett. 1986, 27, 1051-1054。
この論文において、筆者は、対応する2−ブロモインドールまたは2,6−ジブロモインドールをそれぞれ製造するために、(遮光した)3−メチル−および3−シアノメチル−インドールがN−ブロモスクシンイミド(NBS)1当量または2当量と、ジクロロメタン中、20℃で反応することを示している(収率:77−96%)。
4−、5−、6−および7−アミノインドールは、ジョンソン マッセイ カンパニーのアルファ エイサーより市販されている。
それらは対応するニトロインドールの還元により製造され得る。
N,N−ジメチルアミノ基を次の工程で製造できた。
−酢酸媒体(AcOH)中でNaBH3CN、CH2Oと反応させることにより、対応するアミンから直接:K. S. Jandu, V. Barrett, M. Brockwell, D. Cambridge, D. R. Farrant, C. Foster, H. Giles, R. C. Glen, A. P. Hill, H. Hobbs, A. Honey, G. R. Martin, J. Salmon, D. Smith, P. Woollard, D. L Selwood J. Med. Chem. 2001, 44, 681-693、または
1級アミンのモノアルキル化は、R. N. Salvatore, A. S. Nagle, S. E. Schmidt, K. W. Jung Org. Lett. 1999, 1, 1893-1896に記載の方法に従って行われ得る。
論文:「Synthesis of Secondary Amines」, R. N. Salvatore, C. H. Yoon, K. W. Jung Tetrahedron 2001, 57, 7785-7811。
4−ニトロ−、5−ニトロ−および7−ニトロインドールはアルドリッチより市販されている。
4−、5−、6−および7−ニトロインドールはアルファ エイサーより市販されている。
5−アミノインドールの合成:5−ニトロインドール25.0g、10%のパラジウム炭素1.2gおよび無水エタノール200mLの混合物に、ヒドラジン(98〜100%)25mLをゆっくりと加える。添加後、得られた反応混合物を2時間還流させる。黄色の固体残留物を製造するために、触媒を濾過により除去し、濾液を蒸発させる。5−アミノインドール16.5g(81%)を製造するために、結晶を水200mLで洗浄し、乾燥する。融点:131−134℃。
G. Chelucci, I. Manca, G. A. Pinna Tetrahedron Lett. 2005, 46, 767-770に記載の方法に従って、60℃で、THF中、アミノインドールとジ−t−ブチルジカルボネート(Boc2O)とを反応させることにより、N−(Boc)アミノインドールを製造することができた。
−COCH2ONH−GP基
GP=BocまたはFmocである前駆体の合成
構造が以下に記載されている試剤は−COCH2ONH−GP基の導入が可能である。
−GP=Boc:Kurono, M. Isobe Chem. Lett. 2004, 33, 452-453; M. Kurono, A. Shimomura, N. Chikusa Tetrahedron 2004, 60, 1773-1780およびS. Deroo, E. Defrancq, C. Moucheron, A. Kirsch-De Mesmaecker, P. Dumy Tetrahedron Lett. 2003, 44, 8379-8382。市販のO−カルボキシメチル−ヒドロキシルアミン1/2塩酸塩((H2NOCH2COOH)2.HCl)をジオキサン、塩基性の媒体(NaOH)中でジ−t−ブチルジカルボネートで保護し(80%)、次いで中間体として得られた酸(BocNHOCH2COOH)とN−ヒドロキシスクシンイミドとを、CH2Cl2中、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)の存在下に反応させることにより(収率:90%)。
菌株
用いた2つの株は、Sで示されるスタフィロコッカス・アウレウス(ATCC 25923、感受性グラム陽性株)およびS.アウレウスITS−1199(エフラックスなし)、ならびに流出ポンプNorAの過剰発現により、フルオロキノロン類に耐性を有し、RNorAで示されるその派生株、S.アウレウスITS−1199B(Kaatz, G. W., Seo, S.M., Antimicrob. Agents Chemother., 1995, 39, 2650-2655)である。
ミューラー−ヒントン(MH、Bio Rad)またはルリア−ベルターニ(LB、Difco)の培地中、37℃で細菌を培養した。
以下に記載の実験は、Comite de l'Antibiogramme de la Societe Francaise de Microbiologie (http://www.sfm.asso.fr/nouv/general.php" Courvalin, P., Goldstein, F., Philippon, A., Sirot J. L'antibiogramme, 1985, M.P.C.-Videom editorも参照)の推奨に従って行われる。
各ウェル中の最終体積は200μlである。
試験される分子の最終濃度は100または128μg/mlである。
アンピシリンをポジティブ対照のために用い、分子を導入するために用いられるのと同量(通常、2〜5μl)のDMSOをネガティブ対照のために用いる。
μg/mlで表されるMICは、37℃で18時間のインキュベーションの後に、生長が全く観察されないことを可能ならしめる分子の最低濃度として定義される。
実験を3回繰り返す。
耐性菌を用いて上記のように試験を行ない、試験した分子と細菌が耐性を有する抗生物質との混合物の効果を観察する。
ミューラー−ヒントン培地中での系列希釈方法を用い、また、100または128μg/mlの分子濃度から開始する。
この耐性菌についてのそのMICは16μg/mLである。
この研究において、流出ポンプNorAを阻害する比活性を、8μg/mL(c/2)および4μg/mL(c/4)の濃度で評価されるシプロフロキサシンの存在下に、化合物のMICにより特徴付けた。
A−固有抗菌活性を有する化合物
これらの化合物は10μg/ml以下のMICを有する。
−R5=HでR6=Cl、またはR5=ClでR6=H、またはR5=NH2でR6=H、またはR5=HでR6=CH3、またはR5=CH3でR6=Hであるとき、相当する化合物は20μg/ml以下のMICを有する。
*R’=p−メトキシでR’’=H
−R5=FでR6=H MIC≦20μg/ml
−R5=OMeでR6=H MIC≦10μg/ml
−R5=HでR6=OMe MIC≦20μg/ml
−R5=FでR6=H MIC≦10μg/ml
−R5=R6=H MIC≦20μg/ml
−R5=OMeでR6=H MIC≦10μg/ml
−R5=HでR6=OMe MIC≦10μg/ml
−R5=R6=H MIC≦10μg/ml
−R5=FでR6=H MIC≦10μg/ml
−R5=OMeでR6=H MIC≦10μg/ml。
−R5=CF3でR6=H MIC≦20μg/ml
−R5=HでR6=CF3 MIC≦20μg/ml。
−R5=CF3でR6=H MIC≦20μg/ml
−R5=HでR6=CF3 MIC≦20μg/ml。
抗生物質または流出ポンプ阻害活性の評価の枠組みの中で、細胞毒性は最小である。
実際に、ヒトまたは動物における医療の観点からは、投与される物質は原核細胞に対し選択的でなければならない。
細胞毒性を5つの細胞株−KB(ヒト口腔癌)、MCF7(乳癌)およびMCF7R(耐性菌)、Vero(サルの腎臓)ならびにHCT116(ヒト結腸癌)について測定した。
Claims (49)
- 次の式(I):
−Rは、次の群の1つから選択される基を表す:
*水素原子;
*1〜7の炭素原子を含むアルキル基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*7〜11の炭素原子を含むメチルアリール基;
*−CH2−NRaRb基(ここで、RaおよびRbは互いに独立して水素原子または1〜4の炭素原子を含むアルキル基を表す);
*−CH2CH2NRaRb基(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである);
*−NRaRb基(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである);
*−SO2Ar基(ここで、Arは6〜10の炭素原子を含むアリール基を表す);
*Boc、Fmoc、Cbz、Ac、CF3CO、C6H5COから選択される基;
*ヒドロキシまたはアルコキシ基ORf(ここで、Rfは1〜7の炭素原子を含むアルキル基を表し、該アルキル基は6〜10の炭素原子を含むアリール基により、もしくはNH2基により置換されることができる);あるいは
*シリル化された基Si(Rg)3(ここで、Rg基は、同一または異なり、互いに独立して1〜6の炭素原子を含むアルキル基を表し、R基はMe2t−BuSi、t−BuPh2SiまたはSi(Et)3基を表し得る);
−R3は、水素原子またはハロゲン原子を表し;
−R4、R5、R6およびR7は、互いに独立して、次の群の1つから選択される基を表す:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ヒドロキシメチル(−CH2OH)またはアルコキシメチル(−CH2ORf)基(ここで、Rfは上記で定義されたとおりである);
*トリフルオロメトキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである);あるいは
−R1は次の群の1つから選択される基を表す:
*水素原子;
*1〜6の炭素原子を含むアルキル基;
*7〜11の炭素原子を含むメチルアリール基;
*−(CH2)mNH−GP基(ここで、mは1または2であり、GPは1〜4の炭素原子を含むアルキル基または1〜7の炭素原子を含むアシル基から選択される基を表す);
*−(CH2)mNH2または−(CH2)mNH2X基(ここで、XはHCl、HCO
OHもしくはHOOCCOOHを表し、mは上記で定義されたとおりである)
*−(CH2)mN(GP)(GP’)基(ここで、mおよびGPは上記で定義されたとおりであり、GP’はGPと同じ定義に相当し、GPおよびGP’は同一または異なっている);
*NO2またはメトキシ基により置換されていてもよい、6〜10の炭素原子を含むアリール基:
*CH2OHまたはCH2SH基;
*CH2O−GPまたはCH2S−GP基(ここで、GPはAc、CF3CO、C6H5CO、CONH2、O−もしくはS−ベンジルおよびCSNH2から選択される基を表す)、
−R2は次の群の1つから選択される基を表す:
*水素原子;
*O-基;
*OH基;
*COCH2ONH−GP、COCH2ONH2またはCOCH2ONH2Y基(ここで、GPは次の基:Boc、Fmoc、Ac、BzもしくはCF3COの1つを表し、YはHCl、CF3COOH、HCOOHもしくはHOOCCOOHを表す);
*1〜10の炭素原子を含むアシル基;
*アルコキシ基ORc(ここで、Rcは1〜10の炭素原子を含むアルキル基を表す);
*アシルオキシ基OCORc(ここで、Rcは上記で定義されたとおりである);
*ウレイド基OCONH2;
*チオウレイド基OCSNH2;
−Bは次の群の1つから選択される基を表す:
*aは単結合または2重結合を表し;
*AはNまたはN+を表し;
.AがNを表すとき、aは単結合を表し;
.AがN+を表し、R2がO-を表すとき、aは二重結合を表す;
*R’、R’’およびR’’’は互いに独立して次の群の1つから選択される基を表す:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである):
(ここで、R’およびR’’基は合わさって、次の基:2,4−ジメトキシ;3,5−ジメトキシ;3,4−ジメトキシまたはメチレンジオキシの1つを表し、R’’’は水素原子を表す;
R’、R’’およびR’’’基は合わさって、次の基:3,4,5−トリメトキシ;3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシまたは3,4,5−トリヒドロキシの1つを表し;
R’、R’’およびR’’’基はNO2基を表さない)、
*RIVは次の基の1つを表す:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*6〜10の炭素原子を含むアリール基;
*CH2ORd基(ここで、Rdは:
・1〜7の炭素原子を含むアルキル基、
・7〜11の炭素原子を含むメチルアリール基、または
・Si(Re)3基(ここで、Re基は、同一または異なり、互いに独立して、1〜6の炭素原子を含むアルキル基を表す)
から選択される基を表す);
*GP1はBocまたはCbz基を表し、
*Rcは水素原子または1〜4の炭素原子を含むアルキル基を表す));
の少なくとも1つの化合物、またはその光学異性体の形態、すなわち鏡像異性体もしくはラセミ混合物を含む鏡像異性体の混合物の形態、または塩酸塩、ギ酸塩もしくはシュウ酸塩の形態にある式(I)の化合物を有効成分として含む、細菌感染症の治療用医薬組成物。 - 次の式(I−1):
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−1)の化合物において、
−R、R 3 、R 4 およびR 7 が水素原子を表し;
−R 5 が水素原子、メトキシ基、臭素原子または塩素原子を表し;
−R 6 が水素原子または臭素原子を表し;
−R 1 がメチル、イソブチル、p−ニトロフェニルまたはCH 2 NHBoc基を表し;
−R’およびR’’が互いに独立して、水素原子もしくはメトキシ基を表すか、またはR’およびR’’が合わさって、2,4−ジメトキシ基もしくは3,5−メトキシ基を表す、
請求項2に記載の医薬組成物。 - 式(I−1)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項2に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−2−bis):
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−2−bis)の化合物において、
−R、R 3 、R 4 およびR 7 が水素原子を表し;
−R 5 が水素原子、臭素原子または塩素原子を表し;
−R 6 が水素原子または臭素原子を表す
請求項5に記載の医薬組成物。 - 式(I−2−bis)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項5に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−3):
−nは0、1または2であり、
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は請求項1で定義されたとおりであり;
−R’およびR’’は請求項1で定義されたとおりである)
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−3)の化合物において、
−R’およびR’’は水素原子を表し;
−R、R 3 、R 4 およびR 7 は水素原子を表し;
−R 5 は水素原子または臭素原子を表し;
−R 6 は水素原子または臭素原子を表す、
請求項8に記載の医薬組成物。 - 式(I−3)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項8に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−4):
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は請求項1で定義されたとおりであり;
−R’およびR’’は請求項1で定義されたとおりである)
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−4)の化合物において、
−R’およびR’’は水素原子を表し;
−R、R3、R4およびR7は水素原子を表し;
−R5は水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−R6は水素原子または臭素原子を表す、
請求項11に記載の医薬組成物。 - 式(I−4)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項11に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−5):
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−5)の化合物において、
−R’が水素原子またはp−メトキシ基を表し;
−R、R 3 、R 4 およびR 7 が水素原子を表し;
−R 1 がCH 2 NHBoc、メチル、エチルまたはイソブチル基を表し;
−R 5 が水素原子または臭素原子を表し;
−R 6 が水素原子または臭素原子を表す、
請求項14に記載の医薬組成物。 - 式(I−5)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項14に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−6):
の化合物、またはその塩酸塩、ギ酸塩もしくはシュウ酸塩を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−6)の化合物において、
−R、R 3 、R 4 およびR 7 が水素原子を表し;
−R 5 が水素原子または臭素原子を表し;
−R 6 が水素原子または臭素原子を表す
請求項17に記載の医薬組成物。 - 式(I−6)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項17に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−7):
の化合物、またはその塩酸塩、ギ酸塩またはシュウ酸塩を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−7)の化合物において、
−R、R 3 、R 4 およびR 7 は水素原子を表し;
−R 5 は水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−R 6 は水素原子、メトキシ基または臭素原子を表す、
請求項20に記載の医薬組成物。 - 式(I−7)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項20に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−8):
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は請求項1で定義されたとおりであり;そして
−XはHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表す)
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−8)の化合物において、
−R、R 3 、R 4 およびR 7 は水素原子を表し;
−R 5 は水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−R 6 は水素原子、メトキシ基または臭素原子を表し;
−XはHClを表す、
請求項23に記載の医薬組成物。 - 式(I−8)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項23に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−9):
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は請求項1で定義されたとおりであり;そして
−XはHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表す)
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−9)の化合物において、
−R、R 3 、R 4 およびR 7 は水素原子を表し;
−R 5 は水素原子または臭素原子を表し;
−R 6 は水素原子または臭素原子を表し;
−XはHClを表す、
請求項26に記載の医薬組成物。 - 式(I−9)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項26に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−10):
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−10)の化合物において、
−R、R 3 、R 4 およびR 7 が水素原子を表し;
−R 5 が水素原子、臭素原子またはメトキシ基を表し;
−R 6 が水素原子、臭素原子またはメトキシ基を表す、
請求項29に記載の医薬組成物。 - 式(I−10)の化合物が次の式の1つに相当する、請求項29に記載の医薬組成物。
- 次の式(I−11):
−nは0、1または2であり;
−jは0または1であり;
−R、R3、R4、R5、R6およびR7は請求項1で定義されたとおりであり;
−Rαは水素原子またはメチルもしくはエチル基である)
の化合物を有効成分として含む、請求項1に記載の医薬組成物。 - 式(I−11)の化合物において、R、R 3 、R 4 およびR 7 が水素原子を表す請求項32に記載の医薬組成物。
- 式(I−11)の化合物が次の式に相当する、請求項32に記載の医薬組成物。
- 抗菌剤に対する耐性が存在する、細菌感染を伴う病変の治療のための、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、ペフロキサシン、エノフロキサシン、オフロキサシン、レヴォフロキサシンおよびモキシフロキサシンから選択される抗生物質と組み合わさった、式(I)の少なくとも1つの化合物:
(ここで、式(I)の化合物は、次の化合物の1つから選択される):
- 医薬的に許容される媒体と組み合わさった:
−請求項1で定義された式(I)の少なくとも1つの化合物、ならびに、
−シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、ペフロキサシン、エノフロキサシン、オフロキサシン、レヴォフロキサシンおよびモキシフロキサシンから選択される少なくとも1つの抗菌性化合物含み、
抗菌剤に対する耐性が存在する細菌感染を伴う病変の治療を意図する、同時もしくは別々の使用または長期間に亘る使用のために用いられ、
式(I)の化合物が、次の化合物の1つから選択される:
- 次の式(I−6−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す)
で表される化合物、その光学異性体、すなわち鏡像異性体もしくはラセミ混合物を含む、これらの鏡像異性体の混合物の形態、あるいは塩酸塩、ギ酸塩もしくはシュウ酸塩の形態にある化合物。 - 式(I−6−a)において、
−R5が水素原子または臭素原子を表し;
−R6が水素原子または臭素原子を表す
請求項37に記載の化合物。 - 次の式(I−9−a):
−XはHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表し;
−R5およびR6は互いに独立して次の群:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す)
で表される化合物、またはその光学異性体の形態、すなわち鏡像異性体もしくはラセミ混合物を含む、これらの鏡像異性体の混合物の形態、あるいは塩酸塩、ギ酸塩もしくはシュウ酸塩の形態にある化合物。 - 式(I−9−a)において:
−XがHClを表し;
−R 5 が水素原子または臭素原子を表し;
−R 6 が水素原子または臭素原子を表す
請求項39に記載の化合物。 - 次の式(I−10−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す)
で表される化合物、またはその光学異性体の形態、すなわち鏡像異性体およびジアステレオマーもしくはラセミ混合物を含む、これらの異なった形態の混合物の形態にある化合物。 - 式(I−10−a)において、
−R 5 は水素原子または臭素原子を表し;
−R 6 は水素原子または臭素原子を表す
請求項41に記載の化合物。 - 次の式:
- 請求項36〜43のいずれか1つに記載の化合物を、医薬的に許容される化合物と組合せて含む医薬組成物。
- 次の式(I−5−bis):
−R5およびR6は互いに独立して次の群:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表し、
−R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す)
の化合物の製造方法であって、次の式(I−1−bis):
の化合物を、トルエン中のMnO2で、またはジクロロメタン中のAMCPB
もしくはDCM/水混液中のジャベル水で、100℃で、酸化する工程を含むことを特徴とする製造方法。 - 次の式(I−6−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す):
の化合物の製造方法であって、次の式(I−5−bis):
R’は次の群:
*水素原子;
*OH基;
*1〜4の炭素原子を含むアルコキシ基;
*NH2基;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す)
の化合物を、NH2OH.HCl(ヒドロキシルアミン塩酸塩)で、メタノール中、室温で処理する工程を含む製造方法。 - 次の式(I−7−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*ヒドロキシメチル基(−CH2OH);
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す):
の化合物の製造方法であって、次の式(I−6−a):
の化合物を、TiCl3/HClで、メタノール中、室温で処理する工程を含
む製造方法。 - 次の式(I−8−a):
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す):
の化合物の製造方法であって、次の式(I−7−a):
の化合物をMeOH中、HClで処理する工程を含む製造方法。 - 次の式(I−9−a):
−XはHCl、HCOOHまたはHOOCCOOHを表し;
−R5およびR6は互いに独立して次の群:
*水素原子;
*1〜4の炭素原子を含むアルキル基;
*トリフルオロメチル基;
*トリフルオロメトキシ基;
*ヒドロキシ基;
*1〜7の炭素原子を含むアルコキシ基;
*ハロゲン原子;
*アミノ基NH2;
*N−アルキルアミノ基NHRa(ここで、Raは上記で定義されたとおりである);
*N,N−ジアルキルアミノ基NRaRb(ここで、RaおよびRbは上記で定義されたとおりである)
の1つから選択される基を表す):
の化合物の製造方法であって、請求項46に記載の製造方法により得られる次の式(I−6−a):
の化合物を、乾燥HClで、室温で処理する工程を含む製造方法。
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