JP5367815B2 - 輝度制御装置、これを用いた表示装置、輝度制御方法及び輝度制御プログラム - Google Patents

輝度制御装置、これを用いた表示装置、輝度制御方法及び輝度制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、液晶パネル等のバックライトの光源輝度を制御することにより消費電力を低減できる輝度制御装置、これを用いた表示装置、輝度制御方法及び輝度制御プログラムに関する。
近年、映像を表示する表示パネル自体が発光しないタイプのディスプレイ(液晶パネル等)が普及しており、このタイプのディスプレイにおいては輝度を付与するため、表示パネルの背面に光源を配している。このようなディスプレイでは、消費電力の大部分は光源が占める。そこで、入力映像の輝度変動をモニタし、人間の視覚特性上、輝度の変化が知覚されにくいタイミングを検出し、そのタイミングに合わせて光源の輝度を下げることにより、消費電力を低く抑えることが考えられている。
特許文献1には、輝度を低下させても視覚的に大きな変化がない画像である場合には、視覚的に違和感のない範囲で輝度を減少させて、消費電力を低減することができる表示装置が記載されている。
図19は、平均輝度レベルおよびピーク輝度レベルが異なる4つの表示画像の例を示す図である。表示画像101は平均輝度レベルが高くかつピーク輝度レベルが低い表示画像、表示画像102は平均輝度レベルが高くかつピーク輝度レベルが高い表示画像、表示画像103は平均輝度レベルが低くかつピーク輝度レベルが低い表示画像、表示画像104は平均輝度レベルが低くかつピーク輝度レベルが高い表示画像である。特許文献1の技術では、これらの画像のうち表示画像104のように平均輝度レベルが低くかつピーク輝度レベルが高い表示画像を、輝度を下げても表示画面上において視覚的に大きな変化がない低変化画像と見なし、この表示画像を検出して輝度を低減する。
特開2001−75529号公報
しかしながら、特許文献1の制御では、輝度低減の機会が極めて限定的であり、平均輝度レベルが低くかつピーク輝度レベルが高い表示画像104にしか適用できない。これでは、消費電力の低減の効果も限定的である。
本発明は、斯かる実情に鑑み、表示パネルに表示される映像の輝度の変動性に応じて、バックライトの光源輝度を低減することにより、消費電力の低減を図る輝度制御装置、これを用いた表示装置、輝度制御方法及び輝度制御プログラムを提供しようとするものである。
本発明は、表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御装置であって、入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出部と、前記映像輝度検出部にて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶部と、前記映像輝度記憶部に記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の激しさを表わす指標値を求め、該指標値に基づいて変動の激しさの段階を示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出部が検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算部と、を備え、前記指標値は、入力された映像信号の輝度を基準として、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より低いものの差分合計の絶対値を増分累積値とし、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より高いものの差分合計の絶対値を減分累積値とし、前記増分累積値と前記減分累積値を合計した変動累積値であることを特徴とするものである。
また、本発明は、表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御装置であって、入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出部と、前記映像輝度検出部にて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶部と、前記映像輝度記憶部に記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の激しさを表わす指標値を求め、該指標値に基づいて変動の激しさの段階を示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出部が検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算部と、を備え、前記指標値は、前記映像輝度記憶部に記憶された映像信号の輝度の変動から求める変動周波数であることを特徴とするものである。
また、前記変動情報は、さらに前記映像輝度検出部に検出された輝度に基づいて求められることを特徴とする。
また、前記演算部は、前記指標値が予め設定した第1の所定値より高い場合、前記映像輝度にかかわらず光源輝度を低減することを特徴とする。
また、前記演算部は、前記指標値が予め設定した第2の所定値より低い場合で、且つ前記映像輝度が第1の閾値より高い場合には、光源輝度を低減することを特徴とする。
また、本発明は、表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御装置であって、入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出部と、前記映像輝度検出部にて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶部と、前記映像輝度記憶部に記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の方向性を求めて、前記変動の方向性に基づいて前記光源の輝度を制御する演算部と、を備え、前記変動の方向性は、前記映像輝度検出部が検出した映像信号の輝度と、前記映像輝度記憶部が記憶する輝度との差分に基づいて求められる、上昇傾向、下降傾向、方向性なしのいずれかであることを特徴とするものである。
また、前記演算部は、前記映像輝度の変動の方向性が下降傾向の場合は、算出した光源輝度の低減量をさらに増やし、前記映像輝度の変動の方向性が上昇傾向の場合は、算出した光源輝度の低減量を控えることを特徴とする。
また、前記演算部は、前記映像輝度の変動の方向性が、上昇傾向から下降傾向と順に推移した場合、算出した光源輝度の低減量を増加させることを特徴とする。
また、前記演算部は、前記映像輝度の変動の方向性を算出し、前記映像輝度の変動の方向性が、下降傾向から方向性なし、上昇傾向と順に推移した場合、算出した光源輝度の低減量を控えることを特徴とする。
また、本発明は、前記輝度制御装置と、表示パネルと、該表示パネルの近傍に配置された光源と、該光源を前記輝度制御装置からの光源輝度制御信号に応じて制御する光源制御部とを備えた表示部と、を備える表示装置である。
また、本発明は、表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御方法であって、入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出ステップと、前記映像輝度検出ステップにて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶ステップと、前記映像輝度記憶ステップにて記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の激しさを表わす指標値を求め、該指標値に基づいて変動の激しさの段階を示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出ステップが検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算ステップと、を備え、前記変指標値は、入力された映像信号の輝度を基準として、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より低いものの差分合計の絶対値を増分累積値とし、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より高いものの差分合計の絶対値を減分累積値とし、前記増分累積値と前記減分累積値を合計した変動累積値であることを特徴とするものである。
また、本発明は、表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御方法であって、入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出ステップと、前記映像輝度検出ステップにて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶ステップと、前記映像輝度記憶ステップにて記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動を表わす指標値を求め、該指標値から変動の激しさを示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出ステップが検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算ステップと、を備え、前記指標値は、前記映像輝度記憶部に記憶された映像信号の輝度の変動から求める変動周波数であることを特徴とするものである。
また、本発明は、表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御方法であって、入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出ステップと、前記映像輝度検出ステップにて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶ステップと、前記映像輝度記憶ステップで記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の方向性を求めて、前記変動の方向性に基づいて前記光源の輝度を制御する演算ステップと、を備え、前記変動の方向性は、前記映像輝度検出ステップで検出した映像信号の輝度と、前記映像輝度記憶ステップで記憶する輝度との差分に基づいて求められる、上昇傾向、下降傾向、方向性なしのいずれかであることを特徴とするものである。
また、本発明は、コンピュータに、前記輝度制御方法の各ステップを実行させる輝度制御プログラムである。
本発明によれば、映像輝度の変動性を解析することで、視覚的に大きな変化を与えず光源輝度を低減することができ、従来よりも光源輝度を低減する機会を増やすことができるので、消費電力をさらに削減することが可能となる。
特に、先行技術に比べ、全体的に明るいシーンの続く映像に対しても、変動性が高ければ、光源輝度を低減し、消費電力を削減できる。
また、本発明によれば、この光源輝度制御に加え、変動の方向性を加味してさらなる輝度の低減を図って、消費電力の削減ができる。また、変動の方向性の推移に応じて、光源輝度の低減を調整することにより、コントラストを確保して、映像品質を落とさずに見やすい表示を実現できる。
De Langeの研究における輝度変化を知覚する感度と輝度変化の周波数の関係を示す図である。 第1の実施形態における表示装置を示すブロック図である。 演算部の構成を示すブロック図である。 変動性導出法の説明図である。 各映像輝度の変動における変動性の判定結果を示す図である。 現在の映像輝度Lと変動累積値Vから光源輝度倍率αを決定する関数の一例を示す図である。 第1の実施形態における輝度制御部の制御処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態の表示装置の光源輝度制御と従来の表示装置の光源輝度制御を比較した図である。 第2の実施形態における表示装置を示すブロック図である。 第2の実施形態における輝度制御部50の制御処理手順を示すフローチャートである。 従来の表示装置の光源輝度制御(光源制御なし)、従来の輝度補償を行う表示装置の光源輝度制御、第2の実施形態の表示装置の光源輝度制御を比較した図である。 第3の実施形態における表示装置を示すブロック図である。 入力画像に対する光源輝度制御処理の遅延処理を説明する図である。 第3の実施形態における輝度制御部の制御処理手順を示すフローチャートである。 最も古い履歴値と現在値による映像輝度の変化の方向性を示す図である。 第4の実施形態における輝度制御部30の制御処理手順を示すフローチャートである。 映像輝度の変動方向性の推移による光源輝度の制御を説明する図である。 第5の実施形態における輝度制御部の制御処理手順を示すフローチャートである。 従来の輝度制御における平均輝度レベルおよびピーク輝度レベルが異なる4つの表示画像の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
本発明は、消費電力を抑えるために、自発光を行わない表示パネルの近傍に配置されたバックライト用光源の輝度を低減するものである。この際、映像輝度を解析して輝度の変動性を求めて、この変動性を用いてバックライトの光源輝度を視覚的に知覚されにくい範囲で低減するものである。
一般に、輝度と人間の輝度変化に対する知覚に関しては、以下の法則や研究が知られている。
(1)ウェーバー・フェフナーの法則
人間が知覚できる刺激の最小の変化量ΔSは元の刺激の大きさSに比例する。従って、全体の輝度が高いほど微小な輝度低下は知覚されにくい。
ΔS=kS
(2)De Langeの研究
図1には、輝度変化を知覚する感度と輝度変化の周波数の関係を示す。輝度変化を知覚する感度とは、人間が知覚できる輝度変化の最小量を示す。図1(a)は、表示平均輝度が低い場合を示し、輝度の高周波(極めて急速な)の変動は知覚されにくい(知覚されにくい範囲5)。図1(b)は、表示平均輝度が高い場合を示し、表示平均輝度が高い場合、高周波数(極めて急速な)の変動と低周波数(極めてゆるやかな)変動は知覚されにくい(知覚されにくい範囲5)。
以上の原理を利用して、表示輝度を低減できる表示映像を検出して光源輝度の低減を行う。以下に、実施形態について説明を行う。
<第1の実施形態>
図2は、第1の実施形態における表示装置を示すブロック図である。
表示装置10は、表示部20と、輝度制御部30とを備える。表示部20は、表示パネル21、光源22、光源制御部23から構成される。輝度制御部30は、映像輝度検出部31、映像輝度記憶部32、演算部33から構成される。
表示部20の表示パネル21は、液晶などの非自発光のディスプレイであり、光源22からの光を変調して映像を表示する。表示パネル21の背面に配置される光源22は、一般的にバックライトと呼ばれているものであり、冷陰極管,LED等の輝度を調節可能なものであればよく、特に種類は選ばない。光源制御部23は、光源22の輝度を光源輝度制御信号に基づいて制御する。光源輝度制御信号は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)信号などである。
輝度制御部30の映像輝度検出部31は、映像信号から平均輝度レベル(APL;Average Picture Level)や輝度の度数分布等の情報を取得し、時間毎に映像の輝度を表す情報(輝度情報)を算出する。ここで、映像信号とは、YUV、YCbCr、YPbPr、L*u*v*、L*a*b*等の輝度成分(Y成分やL成分)を持つ映像信号である。RGB等の輝度成分を持たない信号の場合は、上記映像信号に変換を行った上で処理を行う。
輝度制御部30の映像輝度記憶部32は、一定(数秒〜数十秒程度)期間の輝度情報の履歴を蓄積できるメモリである。新しい値が書き込まれると最も古い値が消去される構造のFIFO(First In First Out)を適用する。前記一定期間は、輝度変化を知覚できる目の順応時間から導いたものである。
輝度制御部30の演算部33は、詳しくは後述するアルゴリズムを実現することができる演算能力を持つものである。その処理概略は、映像輝度検出部31により検出された輝度情報と、映像輝度記憶部32に記憶された輝度情報の履歴とにより、映像輝度の変動性を解析し、光源輝度を知覚されにくい範囲で低減する光源輝度制御信号を出力することである。
図3は、演算部33の構成を示すブロック図である。
演算部33は、変動検出部34と、光源輝度決定部35とから構成される。変動検出部34は、映像輝度検出部31が検出した現在の映像の輝度情報と、映像輝度記憶部32が記憶している映像の輝度情報の履歴に基づいて映像輝度の変動性検出を行い、変動情報として出力する。光源輝度決定部35は、映像輝度検出部31が検出した現在の映像の輝度情報と、変動検出部34が出力した変動情報とに基づいて、光源輝度を決定し、光源情報制御信号として出力する。
演算部33における光源輝度の決定処理について説明する。
変動検出部34は、映像輝度記憶部32が記憶している映像の輝度情報の履歴から現在の映像輝度がどうのように変動しているか、という映像輝度の「変動性」を検出し、それを変動情報として出力する。すなわち、変動情報とは、変動性が低いのか、中程度なのか、高いのかを示す情報である。
ここで、「変動性」とは、輝度変化の激しさ、変わりやすさを意味し、輝度の変化の割合や輝度変化の周波数の概念を含むものである。従って、「変動性が低い」とは、映像輝度の変化が乏しいということであり、また変動の周波数が低いことを意味する。「変動性が高い」とは、映像輝度の変化が急激であるということであり、また変動の周波数が高いことを意味する。そして、「変動性が中程度」とは、その中間を意味する。
変動検出部34における変動性の導出方法としては、例えば、現在の映像輝度レベル(APLや輝度の度数分布で検出)と過去の映像輝度レベルの履歴を元に変動性を表す指標として変動累積値を計算する。図4は、この変動性導出法の説明図である。
フレーム数を基に時刻を定義し、これを横軸とする。縦軸を映像輝度とする。映像輝度検出部31にて検出した現在時刻を第Nフレームとし、それより前のM個のフレームに対する映像輝度の情報が、映像輝度検出部31にて検出された順に、映像輝度記憶部32に履歴として格納されている。ここで、第Nフレームからiフレームだけ前のフレームを第N−iフレームとし、そのフレームの映像輝度をL[i]とする。
第Nフレームの輝度L[0]を基準に、第Nフレームより前のM個のフレームの変動累積値を求める。
まず、第Nフレームの輝度L[0]よりも低い輝度の累積値を求める。これは負の差分合計であり、輝度が増加する方向の変動が生じた場合に加算されるため、増分累積値Vとすると、以下の式となる。
Figure 0005367815
次に、第Nフレームの輝度L[0]よりも高い輝度の累積値を求める。これは正の差分合計であり、輝度が減少する方向の変動が生じた場合に加算されるため、減分累積値Vとすると、以下の式となる。
Figure 0005367815
これらを足したものが変動累積値Vとなる。
Figure 0005367815
こうして求めた変動累積値Vに基づいて、変動検出部34が変動性について判断を行うのであるが、その一例を以下に説明する。
まず、変動基準単位を予め求めておく。変動基準単位は以下の式により求めることができる。
変動基準単位=フレームレート×蓄積時間×階調数
例えば、フレームレートが30FPS、蓄積時間が10秒、階調数が256階調の場合、変動基準単位は76800となる。
ここで、「変動性が小」とは、変動累積値Vが基準単位の1〜3%程度未満であるとする。その場合、例えば、76800(変動基準単位)×2%≒1500となる。従って、「変動性が小」と判断する閾値V1を1500とすると、変動累積値Vが閾値V1未満の場合に「変動性が小」と判断する。図5(a)に「変動性が小」の場合の映像輝度の変動を示す。
また、「変動性が大」とは、変動累積値Vが基準単位の10〜15%程度以上であるとする。その場合、例えば、76800(変動基準単位)×13%≒10000となる。従って、「変動性が大」と判断する閾値V2を10000とすると、変動累積値Vが閾値V2以上の場合に「変動性が大」と判断する。図5(b)に「変動性が大」の場合の映像輝度の変動を示す。
そして、「変動性が小」と、「変動性が大」との間を「変動性が中程度」とする。従って、「変動性が中程度」は、変動累積値Vが上記閾値V1,V2の間の範囲である。図5(c)に「変動性が中程度」の場合の映像輝度の変動を示す。
なお、本実施形態では映像輝度の履歴からその変動性を求めたが、これに限定されるわけではない。例えば、(1)映像輝度の履歴値についての分散、(2)映像輝度の履歴値についての標準偏差、(3)映像輝度の履歴値を微分(差分)を取ることによる変化速度、(4)映像輝度の履歴値をDFT、DCT等の方法で周波数領域表現に変換することによる周波数成分、等を求めて変動性を判定してもよい。
光源輝度決定部35は、変動検出部34が出力した変動情報に基づいて、光源輝度の削減量を決定して、光源輝度制御信号を出力する。この映像輝度の変動性と光源輝度の削減量の関係を表1に示す。これは前述のDe Langeの研究に基づくものである。
Figure 0005367815
ここで、表1における光源輝度決定部35が現在の輝度情報に基づいて行う輝度の高低判定の一例について述べる。
まず、低輝度は、例えば、輝度値の表現可能範囲の20%程度未満とする。従って、8bit=256階調の場合、256×0.2≒50となり、閾値L1=50未満の場合、低輝度とする。
また、高輝度は、例えば、輝度値の表現可能範囲の60%程度以上とする。従って、8bit=256階調の場合、256×0.6≒150となり、閾値L2=150以上の場合、高輝度とする。
こうして、光源輝度決定部35は、現在の映像輝度と変動性に基づいて下記の光源輝度を決定する。
光源輝度の倍率αを、現在の映像輝度Lと、変動累積値Vの関数として定義すると、
α=f(L,V)
となる。ここで、光源輝度の倍率αは1以下の数字である。
図6は、現在の映像輝度Lと変動累積値Vから光源輝度倍率αを決定する関数の一例を示す図である。この関数においては、映像輝度Lが一定ならば、変動性Vが中程度から離れるほど、光源輝度の倍率αが小さくなるという関係がある。また、変動性Vが一定ならば、映像輝度Lが大きいほど、光源輝度の倍率αが小さくなるという関係がある。
また、次の表2に示すような、光源輝度の倍率αを現在の映像輝度Lと変動累積値Vのマトリックス(ルックアップテーブル)により、光源輝度の倍率αを求めてもよい。
Figure 0005367815
なお、ここでは変動性及び映像輝度を3段階に分けて、制御を行っているが、これに限定されるわけではなく、変動性及び映像輝度をより細分化して制御を行ってよい。また、光源輝度の倍率αも図や表2の値に限定されるわけではない。
図7は、第1の実施形態における輝度制御部30の制御処理手順を示すフローチャートである。
映像輝度検出部31は入力映像信号から映像輝度を検出して輝度情報を、演算部33の変動検出部34及び光源輝度決定部35と、映像輝度記憶部32とに出力する(ステップS1)。映像輝度記憶部32は、輝度情報を格納し、一定期間分の輝度情報を映像輝度履歴として保持する。演算部33の変動検出部34は、映像輝度記憶部32に記憶されている一定期間前の映像輝度履歴を取得する(ステップS2)。演算部33の変動検出部34は、映像輝度検出部31から出力された輝度情報と、映像輝度記憶部32に記憶されている一定期間前の映像輝度履歴とに基づいて変動性を検出する(ステップS3)。変動性の導出方法は、上述した通りである。演算部33の光源輝度決定部35は、変動検出部34から出力された変動情報(変動性)と、映像輝度検出部31が検出した現映像輝度情報(映像輝度)を用いて、光源輝度を低減する(ステップS4)。ここで、変動性と現映像輝度に基づく低減条件と低減量は、上述の通りである。光源輝度決定部35は、光源輝度を決定して、光源輝度制御信号を表示部20の光源制御部23に出力する(ステップS5)。
図8は、第1の実施形態の表示装置の光源輝度制御と従来の表示装置の光源輝度制御を比較した図である。従来の表示装置は、輝度制御部30を持たず、光源輝度制御を行わない装置である。
図8に示すように、映像輝度は、時刻t1〜t2の間で変動性が高く(激しく変動し、周波数が高い)、時刻t3〜t4の間では変動性が低く(変動が少なく、周波数が低い)、時刻t0〜t1及びt2〜t3の間では、変動性は中程度である。
従来の表示装置では、光源輝度を制御しないので映像輝度の変動性に関わらず、光源は常に一定の輝度である。図8では、従来の表示装置の光源輝度を一点鎖線で示し、この輝度を100としている。これに対し、第1の実施形態である表示装置10は、映像輝度の変動性に応じて、例えば表2のルックアップテーブルに従って光源輝度を制御する。従って、時刻t0〜t1及びt2〜t3の間では、変動性は中程度であるので、映像輝度が高い場合に光源輝度を知覚できない範囲で低減する。また、時刻t1〜t2の間では、変動性が高いので、映像輝度に関わらず知覚されにくいため、光源輝度を知覚できない範囲で低減する。時刻t3〜t4の間では変動性が低いので、映像輝度が高い場合や中程度の場合に、徐々に光源輝度を低減する。
こうして、本実施形態においては、映像輝度の変動性に基づいて光源輝度の低減を行い、従来技術に比較して光源輝度の低減機会が増加するので、従来に比較して消費電力を大幅に低減できるという効果を奏する。
<第2の実施形態>
図9は、第2の実施形態における表示装置を示すブロック図である。
表示装置40は、表示部20と、輝度制御部50とを備える。表示部20は、第1の実施形態と同様に表示パネル21、光源22、光源制御部23から構成される。輝度制御部50は、第1の実施形態の映像輝度検出部31、映像輝度記憶部32、演算部33に加えて、係数決定部51と、画像処理部52とから構成される。
本実施形態においては、光源輝度を下げると共に、映像信号に対して、光源輝度の低下を補償するような画像処理を加え、輝度の変化をより目立たないようにする。すなわち、光源輝度を低減させる映像に対して、映像輝度を高くする画像処理を行うことにより、互いに相殺されて輝度低減を知覚しにくくする。従って、さらなる光源輝度の低減も可能となる。
まず、係数決定部51は、映像輝度(現在値)から光源輝度の低下を補償する画像処理の係数を算出する。画像処理係数をβ、本来の光源輝度をLnormal、低減した光源輝度をLreduce、液晶パネルのガンマ値をγとすると、次式が成り立つ。
Figure 0005367815
係数決定部51にて決定された画像処理係数βに基づいて、画像処理部52が光源輝度の低下を補償する画像処理を行い、補償映像信号を出力する。画像処理部52に入力される映像信号をYin、画像処理部52から出力される補償映像信号をYoutとすると、以下の式が成り立つ。
out=βYin
なお、画像処理係数βは1以上の数字である。
図10は、第2の実施形態における輝度制御部50の制御処理手順を示すフローチャートである。
ステップS11〜S15までの処理は、図7のステップS1〜S5と同じなので説明は省略する。係数決定部51は、映像輝度検出部31から出力された輝度情報に基づいて、上述のように画像処理係数βを決定する(ステップS16)。画像処理部52は、決定された画像処理係数βに従って映像信号に補償処理を行ない、表示部20の表示パネル21に出力する(ステップS17)。
図11は、従来の表示装置の光源輝度制御(光源制御なし)、従来の輝度補償を行う表示装置の光源輝度制御、第2の実施形態の表示装置の光源輝度制御を比較した図である。ここで、従来の輝度補償を行う表示装置は、第2の実施形態における映像輝度記憶部32を持たない表示装置であり、演算部では変動性に応じた光源輝度制御を行わないものである。図8と同様に、映像輝度は、時刻t1〜t2の間で変動性が高く(激しく変動し、周波数が高い)、時刻t3〜t4の間では変動性が低く(変動が少なく、周波数が低い)、時刻t0〜t1及びt2〜t3の間では、変動性は中程度である。
図11においては、従来の表示装置(輝度制御無し)の光源輝度を点線、映像輝度補償の画像処理の従来表示装置の光源輝度を一点鎖線、第2の実施形態の表示装置の光源輝度を実線で表している。映像輝度補償の画像処理のみの表示装置の光源輝度は、映像輝度に単純比例して光源輝度を制御しているが、第2の実施形態では、光源輝度低減を補償する画像処理を行っているので、それからさらに低減しても知覚しにくい。従って、さらなる消費電力低減を図ることができる。
<第3の実施形態>
図12は、第3の実施形態における表示装置を示すブロック図である。
表示装置60は、表示部20と、輝度制御部70とを備える。表示部20は、第1の実施形態と同様に表示パネル21、光源22、光源制御部23から構成される。輝度制御部70は、第1の実施形態の映像輝度検出部31、映像輝度記憶部32、演算部33に加えて、同期処理部71から構成される。
図13(a)に示すように、過去の履歴情報を蓄積して使用するアルゴリズムの性質上、光源の輝度制御は映像の入力に対して若干の遅延を含む。そこで本実施形態は、図13(b)に示すように、その影響を軽減するため、映像信号にも遅延を与えて光源輝度との出力タイミングを調節する同期処理部(フレームバッファ)71を追加した構成である。
図14は、第3の実施形態における輝度制御部70の制御処理手順を示すフローチャートである。
ステップS21〜S25までの処理は、図7のステップS1〜S5と同じなので説明は省略する。同期処理部71は、ステップS25における光源輝度制御信号に同期するように映像信号を遅延させる(ステップS26)。
こうして、光源輝度制御と入力映像信号にずれが生じて光源輝度の低減が知覚されることを防ぐことができる。
第3の実施形態は、第1の実施形態の輝度制御部30に同期処理部71を加えたものであったが、第2の実施形態の輝度制御部50に同期処理部71を加えても構わない。この場合は、画像処理部52の後に同期処理部71を配置し、映像輝度信号の補償処理を行なった映像に対して、同期処理を行なう。
<第4の実施形態>
第4の実施形態の表示装置は、図2の構成と同じであるが、演算部33の光源輝度制御の方法が異なる。第4の実施形態においては、変動検出部34が、映像輝度の変動性に加え映像輝度の変化の方向性を算出し、光源輝度決定部35が光源輝度制御に利用する。輝度履歴の中で古い方の値(例えば最も古い履歴値)と輝度履歴の中で新しい方の値(例えば現在の値)との差分値Dを算出し、方向性を判断する。
図15は、最も古い履歴値と現在値による映像輝度の変化の方向性を示す図である。図15(a)は過去の輝度履歴の変化の方向が現在のフレームに向けて上昇傾向にあることを示し、図15(b)は過去の輝度履歴の変化の方向が現在のフレームに向けて下降傾向にあることを示す。これは、図中の差分値Dの正負により、方向性を判断している。すなわち、
差分値D=現在値−最も古い履歴値
として、図15(a)のように、差分値が正であれば上昇傾向、図15(b)のように、差分値Dが負であれば下降傾向である。変動方向を算出するにあたり、例えば次のように行う。
図15(a)のような映像輝度が上昇傾向にあるのを判断条件は、増分累積値V>>減分累積値V、かつ、輝度値L[0]>>輝度値L[M]である。すなわち、増分累積値(負の差分合計)Vが減分累積値(正の差分合計)Vdより極めて多く、さらに第N−Mフレームの輝度値L[M]が現在の第Nフレームの輝度値L[0]より極めて低い。
また、図15(b)のような映像輝度が下降傾向にあっては、増分累積値Vi<<減分累積値Vdであり、かつ輝度値L[0]<<輝度値L[M]である。すなわち、増分累積値(負の差分合計)Vが減分累積値(正の差分合計)Vdより極めて少なく、さらに第N−Mフレームの輝度値L[M]が現在の第Nフレームの輝度値L[0]より極めて高い。
このように、変動方向性は、上記の条件により、「上昇傾向」と「下降傾向」を判定する。そして、これ以外は、すべて「方向性無し」とする。
光源輝度決定部35は、上記映像輝度変動の方向性に基づいて光源輝度制御を以下のように行う。
前述したウェーバー・フェフナー則によれば、元の映像輝度が高い方が輝度の変化は目立ちにくい。そこで、下降傾向の場合は、N−Mフレームの輝度値L[M]が高いので、輝度変化が目立ちにくく、第1及び第2の実施形態の場合より削減量を増やす。一方、上昇傾向の場合は、N−Mフレームの輝度値L[M]が低いので、輝度変化が目立ちやすく、削減量を抑える。この光源輝度制御の一例を表3に示す。
Figure 0005367815
図16は、第4の実施形態における輝度制御部30の制御処理手順を示すフローチャートである。
映像輝度検出部31は入力映像信号から映像輝度を検出して輝度情報を、演算部33の変動検出部34及び光源輝度決定部35と、映像輝度記憶部32とに出力する(ステップS31)。映像輝度記憶部32は、輝度情報を格納し、一定期間分の輝度情報を映像輝度履歴として保持する。演算部33の変動検出部34は、映像輝度記憶部32に記憶されている一定期間前の映像輝度履歴を取得する(ステップS32)。演算部33の変動検出部34は、映像輝度検出部31から出力された輝度情報と、映像輝度記憶部32に記憶されている一定期間前の映像輝度履歴とに基づいて変動性と変動方向性を検出する(ステップS33)。変動性の導出方法は、第1の実施形態に記載した通りであり、変動方向性の導出方法は上述した通りである。演算部33の光源輝度決定部35は、変動検出部34から出力された変動情報(変動性)と、映像輝度検出部31が検出した現映像輝度情報(映像輝度)を用いて、光源輝度を低減する。さらに、表3に記載したように変動性と変動方向性に基づいてさらに光源輝度を低減する(ステップS34)。光源輝度決定部35は、光源輝度を決定して、光源輝度制御信号を表示部20の光源制御部23に出力する(ステップS35)。
こうして、変動方向性に基づいてさらに光源輝度を低減することにより、消費電力を低減できる。
<第5の実施形態>
また、光源輝度決定部35の上記輝度変動の方向性に基づく輝度制御として別の例として第5の実施形態を説明する。
図17は、映像輝度の変動方向性の推移による光源輝度の制御を説明する図である。
光源輝度決定部35は、方向性の推移により制御を変更する。すなわち、「上昇傾向→方向なし→下降傾向」と推移する場合(図17の81)は、高輝度のピーク(図17の山の部分)と推定できるので、コントラスト確保のため削減量を控える(図17の83)。一方、「下降傾向→方向なし→上昇傾向」と推移する場合は(図17の82)、低輝度のピーク(図17の谷の部分)と推定できるので、コントラスト確保のため削減量を増やす(図17の84)。
図18は、第5の実施形態における輝度制御部30の制御処理手順を示すフローチャートである。
映像輝度検出部31は入力映像信号から映像輝度を検出して輝度情報を、演算部33の変動検出部34及び光源輝度決定部35と、映像輝度記憶部32に出力する(ステップS41)。映像輝度記憶部32は、輝度情報を格納し、一定期間分の輝度情報を映像輝度履歴として保持する。演算部33の変動検出部34は、映像輝度記憶部32に記憶されている一定期間前の映像輝度履歴を取得する(ステップS42)。演算部33の変動検出部34は、映像輝度検出部31から出力された輝度情報と、映像輝度記憶部32に記憶されている一定期間前の映像輝度履歴とに基づいて変動性と変動方向性の推移を検出する(ステップS43)。変動性の導出方法は、第1の実施形態に記載した通りであり、変動方向性の推移の導出方法は上述した通りである。演算部33の光源輝度決定部35は、変動検出部34から出力された変動情報(変動性)と、映像輝度検出部31が検出した現映像輝度情報(映像輝度)を用いて、光源輝度を低減する。さらに、変動性と変動方向性の推移に基づいて光源輝度をコントラスト確保のため調整する(ステップS44)。光源輝度決定部35は、光源輝度を決定して、光源輝度制御信号を表示部20の光源制御部23に出力する(ステップS45)。
こうして、変動方向性の推移に基づいて光源輝度を調整するので、コントラストを確保して見やすく質の高い画像を提供することができる。
ここで、輝度制御部30の各部は、プロセッサ、論理回路等で構成してハード的に処理してもよいし、プログラムを読み込むことでプロセッサが各部の処理を実行してもよい。
10 表示装置
20 表示部
21 表示パネル
22 光源
23 光源制御部
30 輝度制御部
31 映像輝度検出部
32 映像輝度記憶部
33 演算部
34 変動検出部
35 光源輝度決定部
40 表示装置
50 輝度制御部
51 係数決定部
52 画像処理部
60 表示装置
70 輝度制御部
71 同期処理部

Claims (14)

  1. 表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御装置であって、
    入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出部と、
    前記映像輝度検出部にて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶部と、
    前記映像輝度記憶部に記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の激しさを表わす指標値を求め、該指標値に基づいて変動の激しさの段階を示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出部が検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算部と、
    を備え
    前記指標値は、入力された映像信号の輝度を基準として、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より低いものの差分合計の絶対値を増分累積値とし、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より高いものの差分合計の絶対値を減分累積値とし、前記増分累積値と前記減分累積値を合計した変動累積値であることを特徴とする輝度制御装置。
  2. 表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御装置であって、
    入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出部と、
    前記映像輝度検出部にて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶部と、
    前記映像輝度記憶部に記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の激しさを表わす指標値を求め、該指標値に基づいて変動の激しさの段階を示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出部が検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算部と、
    を備え、
    前記指標値は、前記映像輝度記憶部に記憶された映像信号の輝度の変動から求める変動周波数であることを特徴とする輝度制御装置。
  3. 前記変動情報は、さらに前記映像輝度検出部に検出された輝度に基づいて求められることを特徴とする請求項1又は2に記載の輝度制御装置。
  4. 前記演算部は、前記指標値が予め設定した第1の所定値より高い場合、前記映像輝度にかかわらず光源輝度を低減することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の輝度制御装置。
  5. 前記演算部は、前記指標値が予め設定した第2の所定値より低い場合で、且つ前記映像輝度が第1の閾値より高い場合には、光源輝度を低減することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の輝度制御装置。
  6. 表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御装置であって、
    入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出部と、
    前記映像輝度検出部にて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶部と、
    前記映像輝度記憶部に記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の方向性を求めて、前記変動の方向性に基づいて前記光源の輝度を制御する演算部と、
    を備え、
    前記変動の方向性は、前記映像輝度検出部が検出した映像信号の輝度と、前記映像輝度記憶部が記憶する輝度との差分に基づいて求められる、上昇傾向、下降傾向、方向性なしのいずれかであることを特徴とする輝度制御装置。
  7. 前記演算部は、前記映像輝度の変動の方向性が下降傾向の場合は、算出した光源輝度の低減量をさらに増やし、前記映像輝度の変動の方向性が上昇傾向の場合は、算出した光源輝度の低減量を控えることを特徴とする請求項に記載の輝度制御装置。
  8. 前記演算部は、前記映像輝度の変動の方向性が、上昇傾向から下降傾向と順に推移した場合、算出した光源輝度の低減量を増加させることを特徴とする請求項に記載の輝度制御装置。
  9. 前記演算部は、前記映像輝度の変動の方向性を算出し、前記映像輝度の変動の方向性が、下降傾向から方向性なし、上昇傾向と順に推移した場合、算出した光源輝度の低減量を控えることを特徴とする請求項に記載の輝度制御装置。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載の輝度制御装置と、
    表示パネルと、該表示パネルの近傍に配置された光源と、該光源を前記輝度制御装置からの光源輝度制御信号に応じて制御する光源制御部とを備えた表示部と、
    を備える表示装置。
  11. 表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御方法であって、
    入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出ステップと、
    前記映像輝度検出ステップにて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶ステップと、
    前記映像輝度記憶ステップにて記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の激しさを表わす指標値を求め、該指標値に基づいて変動の激しさの段階を示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出ステップが検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算ステップと、
    を備え
    前記変指標値は、入力された映像信号の輝度を基準として、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より低いものの差分合計の絶対値を増分累積値とし、前記映像輝度記憶部に記憶された輝度が前記基準輝度より高いものの差分合計の絶対値を減分累積値とし、前記増分累積値と前記減分累積値を合計した変動累積値であることを特徴とする輝度制御方法。
  12. 表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御方法であって、
    入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出ステップと、
    前記映像輝度検出ステップにて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶ステップと、
    前記映像輝度記憶ステップにて記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動を表わす指標値を求め、該指標値から変動の激しさを示す変動性の情報である変動情報を求めて、前記映像輝度検出ステップが検出した映像信号の輝度と前記変動情報とに基づいて前記光源の輝度を制御する演算ステップと、
    を備え、
    前記指標値は、前記映像輝度記憶部に記憶された映像信号の輝度の変動から求める変動周波数であることを特徴とする輝度制御方法。
  13. 表示パネルのバックライトである光源の輝度を制御する輝度制御方法であって、
    入力された映像信号の輝度を検出する映像輝度検出ステップと、
    前記映像輝度検出ステップにて検出された映像信号の輝度より前に検出された複数の輝度を記憶する映像輝度記憶ステップと、
    前記映像輝度記憶ステップで記憶された複数の輝度に基づいて前記映像信号の輝度の変動の方向性を求めて、前記変動の方向性に基づいて前記光源の輝度を制御する演算ステップと、
    を備え、
    前記変動の方向性は、前記映像輝度検出ステップで検出した映像信号の輝度と、前記映像輝度記憶ステップで記憶する輝度との差分に基づいて求められる、上昇傾向、下降傾向、方向性なしのいずれかであることを特徴とする輝度制御方法。
  14. コンピュータに、請求項11から13のいずれか一項に記載の輝度制御方法の各ステップを実行させる輝度制御プログラム。
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