JP5367127B2 - 学習型リモコン装置およびその操作用プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器を操作するためのリモコンコードを自動的に設定して操作可能とする学習型リモコン装置およびその操作用プログラムに関するものである。
従来、テレビジョン装置やハードディスクレコーダなどの電子機器を操作するリモコン装置として、これらの機器に付属している専用リモコン装置の他に、1台で複数の機器を操作することが可能な学習型リモコン装置がある。
これらのうち機器に付属している専用リモコン装置は当該機器に対しての操作が一貫しており操作性は高いが、複数の機器を利用しようとする場合、ユーザが複数のリモコン装置をとっかえひっかえしながら操作しなければならず面倒である。
そこで学習型リモコン装置を利用すると、1台のリモコンで複数の機器を操作可能でありユーザが複数の機器を操作するときに便利であるが、この学習型リモコン装置を利用するには操作対象となる複数の機器のリモコンコード情報を予め操作ボタンに学習させる初期設定処理が必要となる。またこの初期設定処理は、設定したリモコンコードを記憶しておく学習型リモコン装置内のメモリが不揮発性でない場合は、電池が切れる度に実行することが必要となる。
この学習型リモコン装置の初期設定処理には、リモコンコード情報を設定したい操作対象機器、例えば3台のテレビジョン装置のリモコンコード情報をそれぞれTV1、TV2、TV3として対応付けて指定することにより学習型リモコン装置にプリセットする方法と、学習型リモコン装置に赤外線信号の受光部を設け、図14に示すように設定したい機器に付属している専用リモコン装置をこの受光部に対向した位置におき、この専用リモコン装置から送信されるリモコンコード情報を受信して1つ1つ操作ボタンに設定する方法とがある。
しかし、操作対象機器を指定して学習型リモコン装置にプリセットする方法では、設定可能な操作対象機器および機種が限定されており(例えばテレビジョン装置)、対応していない機器や機種の操作には適用できないという問題があった。
また、専用リモコン装置から送信されるリモコンコード情報を学習型リモコン装置の操作ボタンに設定する方法では、設定可能な機器が限定されないが、初期設定の処理に要するボタンの操作回数が多くユーザによる処理が煩雑であるという問題があった。
そこで、特許文献1には、学習型リモコン装置または操作対象の機器とネットワークを介して接続された管理サーバに各種電子機器のリモコンコード情報を格納しておき、学習型リモコン装置から該当する機器のリモコンコード情報が直接または操作対象の機器を介して要求されることにより、必要なリモコンコード情報がダウンロードされて操作ボタンに設定されるオンディマンド型の学習型リモコン装置が記載されている。
この特許文献1の技術を利用することにより、設定可能な操作対象機器および機種が限定されずにリモコンコード情報を容易に学習型リモコン装置の初期設定を行うことが可能になる。
特開2005−33685号公報
しかし、この特許文献1の技術を利用しても、やはりユーザが学習型リモコン装置への初期設定処理の操作を行わなければならず、さらに簡易に利用可能な学習型リモコン装置が求められていた。
そこで本発明は、リモコンコード情報の設定が可能な操作対象機器が限定されず、容易に初期設定を行うことが可能な学習型リモコン装置およびその操作用プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明の学習型リモコン装置は、複数の電子機器に関する、機種名と操作内容を示すリモコンコード情報との組み合わせごと情報を格納した管理サーバにネットワークを介して接続されたルータに、前記複数の電子機器とともに接続され、前記複数の電子機器の中の、操作対象の室内にある電子機器が、前記ルータを介して前記ネットワークに接続したことにより前記ルータに登録された電子機器の機種名を取得する機種名取得部と、前記機種名取得部で取得された機種名のすべての操作内容のリモコンコード情報群を、前記管理サーバから取得して、自装置内の複数の操作ボタンにそれぞれ割り当てることで初期設定を行う初期設定部とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の学習型リモコン装置は、複数の電子機器に関する、機種名と操作内容を示すリモコンコード情報との組み合わせごと情報を格納した管理サーバにネットワークを介して接続されるとともに、前記電子機器にHDMIセレクタを介して接続され、前記電子機器から、HDMIセレクタを介してこの電子機器の機種名を取得する機種名取得部と、前記機種名取得部で取得された機種名のすべての操作内容のリモコンコード情報群を、前記管理サーバから取得して、自装置内の複数の操作ボタンにそれぞれ割り当てることで初期設定を行う初期設定部とを備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の学習型リモコン装置の操作用プログラムは、請求項1または2に記載の学習型リモコン装置をコンピュータで構成するためのプログラムであることを特徴とする。
本発明の学習型リモコン装置およびその操作用プログラムによれば、リモコンコード情報の設定が可能な操作対象機器が限定されず、容易に初期設定を行うことができる。
本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置を利用したリモコンコード設定システムの構成を示す全体図である。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置でリモコンコード情報を取得するときの状態を示す説明図である。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置で取得されるリモコンコード情報の変調例を示す説明図である。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置の構成を示す概念図である。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置のCPUの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置の初期設定を行うときの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置で家電機器を操作するときの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置により複数のリモコンコード情報が順次送信されるときの変調例を示す説明図である。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置の初期設定情報を更新するときの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1施形態による学習型リモコン装置において送信したリモコンコード情報と取得した音量の変化との関係を示す説明図である。 本発明の第1実施形態による学習型リモコン装置の初期設定情報を更新するときの他の例の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態による学習型リモコン装置初期設定を行うときの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態による学習型リモコン装置初期設定を行うときの他の例の動作を示すシーケンス図である。 従来の学習型リモコン装置において初期設定を行うときの状態を示す説明図である。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるリモコンコード設定システムの構成〉
本発明の第1実施形態として、学習型リモコン装置2Aを利用したリモコンコード設定システム100の構成を図1に示す。
本実施形態によるリモコンコード設定システム100は、管理サーバ1と、リモコンコード情報の設定対象の学習型リモコン装置2Aとがネットワーク3を介して接続されている。また、リモコンコード情報による操作対象の電子機器(家電機器)であるA社のTV装置4A、B社のTV装置4B、およびC社のハードディスクレコーダ4Cが、学習型リモコン装置2Aと同室内に設置され、図2に示すようにTV装置4Aの操作専用の専用リモコン装置5Aから赤外線により送信されるリモコンコード情報がTV装置4Aで受信されるとともに、この送信されたリモコンコード情報がTV装置4Aや壁等で反射され、学習型リモコン装置2Aでも受信される状態で設置されている。同様にTV装置4Bの操作専用の専用リモコン装置5Bから赤外線により送信されるリモコンコード情報がTV装置4Bおよび学習型リモコン装置2Aで受信可能であり、ハードディスクレコーダ4Cの操作専用の専用リモコン装置5Cから赤外線により送信されるリモコンコード情報がハードディスクレコーダ4Cおよび学習型リモコン装置2Aで受信可能である状態で設置されている。
管理サーバ1は、図1に示すように、情報家電機器を販売している各電機メーカからの要求により、TV装置4A(メーカA社製)、TV装置4B(メーカB社製)、およびハードディスクレコーダ4C(メーカC社製)を含む複数の家電機器に関する、各メーカの機種名と操作内容を示すリモコンコード情報との組み合わせ情報を格納する。
現在流通している家電機器の赤外線によるリモコンコード情報は、標準的な家電用フォーマットが決まっている。この家電用フォーマットでは、メーカ同士で混信したり、想定しないメーカの装置を誤作動させてしまったりすることがないように、メーカごとのリモコンコード情報が規定されている。
家電機器に利用されるリモコンコード情報の変調例を図3に示す。図3に示すように、リモコンコード情報は先頭を示すガードと、メーカを識別するメーカコードと、操作内容を示すリモコンコードとから構成されている。
学習型リモコン装置2Aは、図4に示すように、リモコンコード情報受信部としての赤外線受光部21と、集光用レンズ22と、CPU23と、メモリ24と、無線通信部25と、操作ボタン26−1〜26−6と、マイク27と、赤外線発光部28とを有する。
赤外線受光部21は、専用リモコン装置5A〜5CからそれぞれTV装置4A、TV装置4B、ハードディスクレコーダ4Cに対して赤外線により送信されたリモコンコード情報を受信する。
集光用レンズ22は、赤外線受光部21の前面に設置され、専用リモコン装置5A〜5Cから発信された赤外線を赤外線受光部21に集光させる。通常、専用リモコン装置5A〜5Cから発信された赤外線は部屋の隅々まで散乱し、ノイズに埋もれてしまう可能性があるため、この集光用レンズ22を赤外線受光部21の前面に設けることにより、散乱した赤外線を赤外線受光部21に集光させる。この集光用レンズ22は、鏡で代用することも可能である。
CPU23は、図5に示すように、機種名取得部231と、初期設定部232と、リモコンコード送信制御部233と、音声情報変化検知部234と、機種名特定部235、初期設定情報更新部236とを有する。
機種名取得部231は、赤外線受光部21で受信したリモコンコード情報に該当する機種名を、無線通信部25を介して管理サーバ1からすべて取得する。
初期設定部232は、赤外線受光部21で受信したリモコンコード情報を、機種名取得部231で取得したすべての機種名に対応付けて、自装置内の一の操作ボタン、例えば操作ボタン26−1に割り当てることで初期設定を行う。
リモコンコード送信制御部233は、初期設定部232で初期設定された操作ボタン26−1が操作されると、当該操作ボタン26−1に割り当てされたリモコンコード情報を、当該リモコンコード情報に対応付けられたすべての機種名の家電機器宛てに当該操作内容の操作を行わせるために順次送信させるように制御する。
音声情報変化検知部234は、マイク27で集音された音声情報を取得して前記音声情報の変化を検知する。
機種名特定部235は、リモコンコード送信制御部233の制御で複数の機種名の家電機器宛てに送信されたリモコンコード情報のうち、音声情報変化検知部234で音声情報の変化が検知されたときに送信されたリモコンコード情報の送信先の家電機器の機種名を室内にある家電機器の機種名として特定する。
初期設定情報更新部236は、初期設定部232で操作ボタンに初期設定した情報を、機種名特定部235で特定された機種名に対応付けたリモコンコード情報に更新する。
メモリ24は、初期設定部232で設定された初期設定情報および初期設定情報更新部236で更新された初期設定情報を記憶する。
無線通信部25は、機種名取得部231により管理サーバ1に接続するときのインタフェースである。
操作ボタン26−1〜26−6は、操作対象の家電機器を操作するためにユーザが操作するものであり、操作されたことをリモコンコード送信制御部233に通知する。
マイク27は、TV装置4AおよびTV装置4B等から出力される音声を含む外部の音声を集音する。
赤外線発光部28は、リモコンコード送信制御部233の制御により、リモコンコード情報を該当する機種名の家電機器宛てに送信する。
TV装置4A、TV装置4B、ハードディスクレコーダ4Cは、それぞれ専用リモコン装置5A、5B、5C、または学習型リモコン装置2Aにより自装置宛てに発信されるリモコンコード情報に基づいて作動する。
〈第1実施形態によるリモコンコード設定システムの動作〉
次に、本実施形態によるリモコンコード設定システム100により、学習型リモコン装置2Aに操作対象の家電機器のリモコンコード情報を設定することで初期設定を行うときの動作について説明する。
まず、リモコンコード情報を設定する際には、予め管理サーバ1に情報家電機器を販売している各電機メーカからの要求により、TV装置4A、TV装置4B、およびハードディスクレコーダ4Cを含む複数の家電機器に関する、各メーカの機種名と操作内容を示すリモコンコード情報との組み合わせごとの情報が格納される。
また、リモコンコード情報の設定対象の学習型リモコン装置2Aの電源をONにすることで、リモコンコード情報の設定を行う学習モードにしておく。このように学習型リモコン装置2Aを学習モードにすることにより、赤外線受光部21が赤外線を受光したか否かを常時監視するようにCPU23により設定される。この学習モードはユーザにより頻繁に利用される一通りの操作(例えば、ハードディスクレコーダであれば「電源ON」、「ボリュームUP」、「チャンネル変更」、「録画開始」、「録画終了」、「再生開始」、「再生終了」、「電源OFF」など)が行われるのに十分な時間(例えば12時間、1日など)継続するように設定されるものとする。
上述したようにリモコンコード情報が管理サーバ1に格納され、学習型リモコン装置2Aが学習モードに設定された状態で、家電機器の専用リモコン装置、例えば専用リモコン装置5Aをユーザが操作することによりTV装置4Aに対して「電源ON」の操作が行われたものとする。
専用リモコン装置5AによりTV装置4Aに対して「電源ON」の操作が行われると、専用リモコン装置5AからTV装置4Aに対してメーカA社の「電源ON」を示すリモコンコード情報が赤外線により発信される。
専用リモコン装置5AからTV装置4Aに赤外線により発信されたリモコンコード情報は室内に散乱され、TV装置4Aで受光されて電源ONに作動される他、同室内にある学習型リモコン装置2Aにおいても集光用レンズ22で集光されることにより赤外線受光部21で受光される。この赤外線受光部21で受光されたリモコンコード情報は標準的なフォーマットにおいてはバイナリで表示されるが、ここではバイナリを<>で表わし、「<メーカ名A> <電源ON>」と表わすことにする。
赤外線によりリモコンコード情報が受光されたときの学習型リモコン装置2Aの動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
学習型リモコン装置2Aの赤外線受光部21で赤外線によるリモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」が受光されると(S1)、この受光されたリモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」がメモリ24に記憶される(S2)。このリモコンコード情報の受光およびメモリ24への記憶処理は、学習型リモコン装置2Aの学習モードの設定時間が完了するまで実行される(S3)。
ステップS3において学習型リモコン装置2Aの学習モードの設定時間が完了すると(S3の「YES」)、メモリ24に記憶したリモコンコード情報を操作ボタンに割り当てる処理に移る。
ここで、メモリ24に記憶されたリモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」からは、メーカ名と操作内容は識別可能であるが、機種名までは識別することができず、リモコンコード情報を一意に特定することができない場合がある。
そこで、機種名取得部231により、メモリ24に記憶されたリモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」に該当する機種名の要求が無線通信部25を介して管理サーバ1に送信される(S4)。
管理サーバ1では、学習型リモコン装置2Aの機種名取得部231から送信された要求に応答し、予め格納した各メーカの各機種のリモコンコード情報の中から、当該リモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」に該当する機種名を検索する処理が行われる。この検出による検出結果は、学習型リモコン装置2Aに送信される。
このとき、上述したように検索元のリモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」では機種名が特定されていないため該当する機種名が複数検出されることがある。複数の機種名が検出されたときには、検出されたすべての情報が検出結果として学習型リモコン装置2Aに送信される。
学習型リモコン装置2Aでは管理サーバ1から送信された機種名が無線通信部25から受信され、機種名取得部231で取得される(S5)。
ここで、受信した機種名が1つのみの場合(S6の「YES」)は、この情報の機種名の機器が室内にあると判定され、記憶されたリモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」に当該一の機種名が対応付けられて、初期設定部232によりいずれかの操作ボタン(ここでは操作ボタン26−1とする)に割り当てられることで初期設定が行われる(S7)。
また、ステップS6において、受信した機種名が複数の場合(S6の「NO」)は、記憶されたリモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」に当該複数の機種名が対応付けられて、初期設定部232によりいずれかの操作ボタン(ここでは操作ボタン26−2とする)に割り当てられることで初期設定が行われる(S8)。
以上で学習型リモコン装置2Aの操作ボタンに操作対象の家電機器のリモコンコード情報および機種名を初期設定するときの動作の説明を終了する。
次に、初期設定された操作ボタンが操作されたときの学習型リモコン装置2Aの動作について図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、リモコンコード送信制御部233により、リモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」が機種名とともに割り当てられた状態で操作ボタン26−1がユーザにより押下されると(S11)、この操作ボタン26−1にリモコンコード情報とともに割り当てられた機種名が複数あるか否かが判断される(S12)。
ここで、割り当てられた機種名が1つのみ(ここではTV装置4A)であるときには(S12の「NO」)、この割り当てられた一の機種名の家電機器であるTV装置4A宛てに当該リモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」が赤外線発光部から赤外線により送信され(S13)、TV装置4Aの電源がONに作動される。
またステップS12において、割り当てられた機種名が複数あるときには(S12の「YES」)、これらの複数の機種名のうちどれが室内にある家電機器のものであるかが特定できないため、この割り当てられた複数の機種名の家電機器それぞれ宛てに、当該リモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」が一定の時間間隔で毎回乱数で決められた順番で赤外線発光部から赤外線により送信される(S14)。
複数の機種名の家電機器宛てにリモコンコード情報が順次送信されるときの変調例を図8に示す。図8の例においては、機種名B宛てのリモコンコード情報が送信され所定の送出期間tgが経過した後、別の機種名である機種名A宛てのリモコンコード情報が送信されている。この送出間隔tgは、リモコンコード情報による家電機器の反応をユーザ等が認識するためのガードタイム、例えばTV装置のチャンネルが変更されるまでの時間よりも長い時間であり、一般的には500msecから1secである。
このように複数の機種名の家電機器宛てに順次リモコンコード情報が送信されることにより、室内にある家電機器においては、送信された複数のリモコンコード情報のうち自身の機種名宛てのリモコンコード情報が学習型リモコン装置2Aから送信されたときに受信され、電源がONに作動される。
以上のように操作ボタンに複数の機種名が割り当てられているときに、毎回全ての機種名宛てに任意の順番でそれぞれリモコンコード情報を送信して所望の家電機器を操作してもよいが、さらに学習型リモコン装置2Aの操作性を高めるため、この複数の機種名の中から室内にある家電機器である可能性の高い機種名を特定し、特定した機種名を唯一の宛て先として操作ボタンの初期設定を更新するようにしてもよい。
機種名を特定する場合は、図9に示すように、ユーザにより操作ボタンが押下され(S21)複数の機種名の家電機器宛てにリモコンコード情報が送信されたとき(S22)に、操作された操作ボタンを識別する情報がメモリ24に記憶される(S23)とともに、マイク27で外部の音声が集音され、この集音された音声の変化が音声情報変化検知部234で検知される(S24)。
音声情報変化検知部234で外部の音声の変化が検知されると、機種名特定部235において、どの機種名宛てにリモコンコード情報が送信されたタイミングで音声の変化が検知されたかが特定され、この特定された機種名が室内にある家電機器の機種名である可能性が高いと判断される(S25)。
例えば、図10に示すように、機種名Bに音量UPのリモコンコード情報が送信された後(時刻t0)、機種名Aに音量UPのリモコンコード情報が送信される前(時刻t1)までに、マイク27で集音された音声の音量(db)が上がったことが音声情報変化検知部234で検知されると、機種名Bが室内にある家電機器の機種名である可能性が高いと判断される。
また機種名特定部235において、特定された機種名、当該リモコンコード情報による操作内容、外部の音声の音量の変化等に基づいて、当該機種名が室内にある家電機器の機種名であることを確率的に優位であるか否かが判定される(S26)。
例えば、リモコンコード情報による操作内容が音量調節、電源のON・OFF、TV装置のチャンネルの切り替え、再生開始などの場合は音量の変化を伴うことが多いため、音量の変化により特定される機種名が室内にある家電機器の機種名である可能性が確率的に高いといえる。
このように、特定された機種名が室内にある家電機器の機種名である可能性が確率的に優位であると判定されたときは、当該リモコンコード情報に一意に対応した機種名として、メモリ24に記憶された当該操作ボタンの初期設定情報が初期設定情報更新部236により更新される(S27)。
ステップS26において、当該機種名が室内にある家電機器の機種名である可能性が確率的に優位でないと判定されたときには(S26の「NO」)、初期設定情報の更新は行われず、ステップS21に戻る。
また、さらに学習型リモコン装置2Aの操作性を高めるため、取得した複数の機種名の中から室内にある家電機器である可能性の高い機種名宛てに優先的にリモコンコード情報を送信させるとともに他の優先度の低い機種名宛てにも一定の時間間隔で送信させるようにし、送信する優先度を変える処理を繰り返すことで、高い精度で機種名を特定できるようにしてもよい。
この優先度を変えながら機種名を特定する場合の処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11において、ステップS31〜S36の処理は、図9のステップS21〜S26の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS36において、特定された機種名が室内にある家電機器の機種名である可能性が確率的に優位であると判定されたときには(S36の「YES」)、次にこの操作ボタン26−1が操作された際にはこの機種名宛てに優先的に送信されるように、リモコンコード送信制御部233の制御により送信される機種名の順番が並べ替えられる。
このように送信される機種名の順番が並べ替えられた状態で、再度この操作ボタン26−1がユーザにより押下されると(S38)、この操作ボタン26−1に割り当てられた複数の機種名の家電機器それぞれ宛に、当該リモコンコード情報「<メーカ名A> <電源ON>」が一定の時間間隔でステップS37において並べ替えられた順番で赤外線発光部28から赤外線により送信される(S39)。
ステップS39において複数の機種名の家電機器宛てにリモコンコード情報が送信されると、ステップS40〜S42において再度室内にある家電機器である可能性が高い機種名が機種名特定部235において特定され、特定された機種名がステップS35において特定された機種名と異なり、この機種名である可能性が確率的に優位であると初期設定情報更新部236において判定されたときには(S43の「YES」)、ステップS42で特定された機種名宛てに優先的に送信されるように、送信する機種名の順番が並べ替えられる(S44)。ここで、ステップS40〜S42の処理は、ステップS33〜S35の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
またステップS36において、当該機種名が室内にある家電機器の機種名である可能性が確率的に優位でないと判定されたときには(S36の「NO」)、送信する機種名の順番の並べ替えは行われず、ステップS31に戻る。またステップS43においても、当該機種名が室内にある家電機器の機種名である可能性が確率的に優位でないと判定されたときには(S43の「NO」)、送信する機種名の順番の並べ替えは行われず、ステップS38に戻る。
このように複数の機種名の中から室内にある家電機器である可能性が高い機種名を特定する処理を繰り返し行うことで、さらに高い精度で機種名を特定することが可能になる。
以上の第1実施形態によれば、リモコンコード情報の設定が可能な操作対象機器が限定されず、またユーザが煩雑な操作を行うことなしに容易に学習型リモコン装置の初期設定を行い、操作対象の機器への操作を可能にすることができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるリモコンコード設定システムの構成〉
本発明の第2実施形態によるリモコンコード設定システムは、複数の家電機器に関する、機種名と操作内容を示すリモコンコード情報との組み合わせごと情報を格納した管理サーバ1にネットワーク3を介してルータ6が接続され、このルータ6にTV装置4A、TV装置4B、ハードディスクレコーダ4C、および学習型リモコン装置2Bが接続されて構成されている。
〈第2実施形態によるリモコンコード設定システムの動作〉
次に、本実施形態によるリモコンコード設定システムの動作について、図12を参照して説明する。
まず、ルータ6に接続された家電機器であるTV装置4A、TV装置4B、ハードディスクレコーダ4Cは、ネットワーク3に接続する際に、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバから必要なIPアドレスをダイナミックに取得し、取得したIPアドレスをNIC(Network Interface Controller)に設定する。次に、これらのTV装置4A、TV装置4B、ハードディスクレコーダ4Cは、ルータ6に自装置の機種名、DHCPサーバによって付与されたIPアドレス、機能等を登録することでルータ6を介してネットワーク3に接続可能となる。
このようにルータ6に制御対象の室内の家電機器の機種名、IPアドレス、機能等が登録されている状態で、学習型リモコン装置2Bにより、UPnP(Universal Plug and Play)を利用して室内にある家電機器の機種名リストがルータ6から検索され(S51)、取得される(S52)。
学習型リモコン装置2Bにおいてルータ6から機種名リストが取得されると、この機種名リストの情報がルータ6およびネットワーク3を介して管理サーバ1に送信される(S53)。
管理サーバ1では、学習型リモコン装置2Bから送信された機種名リストに該当するリモコンコード群が抽出され、学習型リモコン装置2Bに送信される(S54)。
学習型リモコン装置2Bでは、管理サーバ1から送信されたリモコンコード群が受信され、複数の操作ボタンに割り当てられ初期設定が行われる(S55)。
また、機種名からリモコンコード情報を取得する他の形態として、図13に示すように、学習型リモコン装置2Cにより、この学習型リモコン装置2CとHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を介して接続された家電機器であるAV機器4DからこのAV機器4Dの機種名(Get OSD Name>)が検索され(S61)、取得される(S62)。この機種名(Get OSD Name>)は、当該機器をHDMIで接続した際に、機種名を表示させるための規約である。
学習型リモコン装置2CにおいてAV機器4Dから機種名が取得されると、この機種名の情報がネットワーク3を介して管理サーバ1に送信される(S63)。
管理サーバ1では、学習型リモコン装置2Cから送信された機種名に該当するリモコンコード群が抽出され、学習型リモコン装置2Cに送信される(S64)。
学習型リモコン装置2Cでは、管理サーバ1から送信されたリモコンコード群が受信され、複数の操作ボタンに割り当てられ初期設定が行われる(S65)。
第2実施形態の場合、ステップS52の機器名リストや、ステップS62の機器名において、複数の機器名が得られる場合があるが、その場合、図7や図8、図11に示した方法により、複数の機器リモコンコード情報を使って、適切な処理を行うことにより、複数の機器が登録されている場合においても適切に機器の操作が可能となる。
以上の第2実施形態によれば、既存の機種名の情報を利用することで、ユーザが煩雑な操作を行うことなしに容易に学習型リモコン装置の初期設定を行い、操作対象の機器への操作を可能にすることができる。
上記の第1実施形態および第2実施形態における学習型リモコン装置の機能構成をプログラム化してコンピュータに組み込むことにより、当該コンピュータを学習型リモコン装置として機能させる学習型リモコン装置の操作用プログラムを構築することも可能である。
1…管理サーバ
2A…学習型リモコン装置
2B…学習型リモコン装置
2C…学習型リモコン装置
3…ネットワーク
4A…TV装置
4B…TV装置
4C…ハードディスクレコーダ
4D…AV機器
5A〜5C…専用リモコン装置
6…ルータ
21…赤外線受光部
22…集光用レンズ
23…CPU
24…メモリ
25…無線通信部
26…操作ボタン
27…マイク
28…赤外線発光部
100…リモコンコード設定システム
231…機種名取得部
232…初期設定部
233…リモコンコード送信制御部
234…音声情報変化検知部
235…機種名特定部
236…初期設定情報更新部

Claims (3)

  1. 複数の電子機器に関する、機種名と操作内容を示すリモコンコード情報との組み合わせごと情報を格納した管理サーバにネットワークを介して接続されたルータに、前記複数の電子機器とともに接続された学習型リモコン装置において、
    前記複数の電子機器の中の、操作対象の室内にある電子機器が、前記ルータを介して前記ネットワークに接続したことにより前記ルータに登録された電子機器の機種名を取得する機種名取得部と、
    前記機種名取得部で取得された機種名のすべての操作内容のリモコンコード情報群を、前記管理サーバから取得して、自装置内の複数の操作ボタンにそれぞれ割り当てることで初期設定を行う初期設定部と、
    を備えることを特徴とする学習型リモコン装置。
  2. 複数の電子機器に関する、機種名と操作内容を示すリモコンコード情報との組み合わせごと情報を格納した管理サーバにネットワークを介して接続されるとともに、前記電子機器にHDMIセレクタを介して接続された学習型リモコン装置において、
    前記電子機器から、HDMIセレクタを介してこの電子機器の機種名を取得する機種名取得部と、
    前記機種名取得部で取得された機種名のすべての操作内容のリモコンコード情報群を、前記管理サーバから取得して、自装置内の複数の操作ボタンにそれぞれ割り当てることで初期設定を行う初期設定部と、
    を備えることを特徴とする学習型リモコン装置。
  3. 請求項1または2に記載の学習型リモコン装置をコンピュータで構成するための学習型リモコン装置の操作用プログラム。
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