JP5366168B2 - ポリグリセロールデンドリマーの精製方法 - Google Patents
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Polym. J., 17, 117 (1985) J. Controlled Release, 65, 133(2000) Bioconjugate Chem., 11, 910(2000) J. Am. Chem.Soc.123, 2905 (2001) J. Am. Chem. Soc., 122, 2954(2000) Biomaterials, 27, 5471 (2006) Bioconjugate Chem., 15, 1221 (2004) J. Controlled Release, 93, 121(2003)
以下の実験で使用した試薬及び溶媒は、下記の通りである。
(1)トリス(ヒドロキシル)プロパン(Mw=134.48:和光純薬社製)
(2)テトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB)(Mw=322.37:和光純薬社製)
(3)50wt% NaOH水溶液 (シグマ・アルドリッチ・ジャパン社製)
(4)塩化アリル(Allyl choride)98%(Mw=76.52,d=0.932g/ml)(ALDRICH社製)
(5)トルエン(脱水)(ナカライテスク社製)
(6)シリカゲル(メッシュサイズ70−230nm,シグマ−アルドリッチ社製)
(7)硫酸マグネシウム(無水)(120.37:関東化学社製)
(8)メタノール(Mw=32.04:ナカライテスク社製)
(9)石油エーテル(ナカライテスク社製)
(10)N−メチルモルフォリン−Nオキシド(N−methylmorpholine N−oxide)(Mw=117.15:アルドリッチ社製)
(11)Tert−ブチルアルコール(Mw=74.12:ナカライテスク社製)
(12)アセトン(Mw=58.08:ナカライテスク社製)
(13)4%オスミウム酸溶液(OsO4)(Mw=254.23:和光純薬社製)
(14)純水
本実験例では、第1世代(デンドロン部分の分岐数1)のPGD(PGD−G1.0)を合成し、その精製方法について検討した。PGD−G1.0の合成方法は下記の通りである。
先ず、PGD−G0.5の合成を行った。反応式は化4に示す通りである。
1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ=5.85(m,3H,CH=CH2),5.14(m,6H,CH=CH 2 ),3.93(d,6H,CH2OCH 2 CH=CH2),3.32(s,6H,C(CH 2 )3),1.44(q,2H,CH3CH 2 ),0.85(t,3H,CH 3 )
前記PGD−0.5を用いてPGD−1.0を合成した。反応式は化5に示す通りである。
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ=4.87(s,OH),3.75(m,3H,CHOH),3.58−3.41(m,12H),3.36(s,6H,C(CH 2 )3),1.44(q,2H,CH 2 CH3),0.89(t,3H,CH 3 )
得られたPGD−G1.0を4つのサンプルに分け、それぞれのサンプルの重量を測定した(カラム前重量)。その上で、各サンプル1g当り10mlの水、メタノール、もしくはこれらの混合溶媒(それぞれの組成は表1に示した通り)に溶解した。そして、これら溶液10μlをマイクロピペットを用いてとり、1mlの各溶媒に希釈し(100倍希釈)、190nm−500nmの紫外・可視スペクトルを測定した(紫外・可視分光装置:Jasco V−550)。
収率(%)=[カラム精製後に得られたPGD−G1.0の重量(g)/カラム精製前のPGD−G1.0の重量(g)]×100
精製率(%)=[1−{Abs(精製後)/Abs(精製前)}]×100
(PGD−G3.0の合成)
本実験例では、第3世代(デンドロン部分の分岐数3)のPGD(PGD−G3.0)を合成し、その精製方法について検討した。
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ=4.87(s,OH),3.77−3.49(m,105OH),3.34(s,6H,C(CH 2 )3),1.43(q,2H,CH 2 CH3),0.89(t,3H,CH 3 )
PGD−G1.0の場合と同様に、PGD−G3.0を5つのサンプルに分け、それぞれのサンプルの重量を測定した(カラム前重量)。その上で、各サンプル1g当り10mlの水、メタノール、もしくはこれらの混合溶媒(それぞれの組成は表6に示した通り)に溶解した。その後のアルミナカラム精製、紫外・可視スペクトル測定は、PGD−G1.0の場合と同様である。表6にPGD−G3.0のカラム精製前後の重量及び収率を示した。
精製率(%)=[1−{Abs(精製後)/Abs(精製前)}]×100
PGD−G1.0(63mg)に水とメタノール(1:1)の混合溶媒630mlを加え、1wt%の溶液を調製した。そして、これら溶液について190nm−500nmの紫外・可視スペクトルを測定した(紫外・可視分光装置:Jasco V−550)。その後、210mlずつに3等分し、これら溶液を酸化アルミニウム活性型酸性カラム、酸化アルミニウム活性型中性カラム、酸化アルミニウム活性型塩基性性カラムにそれぞれ通液した。得られた溶液をエバポレータにて減圧濃縮し、その後、凍結乾燥した。乾燥後、各サンプルの重量を測定した(カラム後重量)。その上で、カラム精製前と同様に、紫外・可視スペクトルを測定した。
PGD−G1.0(1.62g)にMeOHを加えて最終的に50wt%となるようにした。この溶液について190nm−500nmの紫外・可視スペクトルを測定した(紫外・可視分光装置:Jasco V−550)。この溶液に適当量の活性炭を加えて一晩撹拌後、ろ過し、得られたろ液を回収した。回収した溶液をエバポレータにて減圧濃縮し、その後、凍結乾燥した。乾燥後、各サンプルの重量を測定した(精製後重量)。その上で、精製前と同様に、紫外・可視スペクトルを測定した。同様にして、精製水を用いて活性炭処理し[PGD−G1.0(1.74g)を使用]、精製水でろ過後、さらにMeOHでろ過を行い、活性炭を用いた精製における溶媒の違いについて検討した。
活性炭を用いた精製により、1.09gのPGD−G1.0が得られた。これから、回収率は67%と算出された。カラム精製前後における溶液のUV−Visスペクトルを図12に示す。図12から、精製前には210nm及び266.5nmの二つのピークが確認された。しかしながら、精製後には、これら二つのピークが減少し、特に266.5nmのピークは消失する傾向にあった。そこで、これら精製前の二つのピークが不純物に由来しているものと仮定し、それぞれのピーク値から精製率を算出した。算出結果を表12に示す。
活性炭を用いた精製により、0.50gのPGD−G1.0が得られた。これから、回収率は29%と算出された。精製前後における溶液のUV−Visスペクトルを図13に示す。図13から、精製前には210nm及び266.5nmの二つのピークが確認された。しかしながら、精製後には、これら二つのピークが減少し、特に266.5nmのピークは消失する傾向にあった。そこで、これら精製前の二つのピークが不純物に由来しているものと仮定し、それぞれのピーク値から精製率を同様に算出した。算出結果を表13に示す。
以上のスペクトルの吸収極大値の強度を縦軸に、使用した溶媒を横軸にして、活性炭処理前後の強度変化を棒グラフにした(図14)。NMO由来と考えられている200nm−210nmの吸収ピーク強度からは、明らかに精製水に溶解後、メタノール溶出する方が除去率が高かった。オスミウム酸由来と考えられる266.5nmのピーク強度においても同様であった。これらのことは、NMOやオスミウム酸は水への溶解性が高く、活性炭へは吸着されないためであると考えられる。そして、その後のMeOHによる活性炭からのPGD−G1.0の溶出によって、精製率が100%近くなったものと推察される。しかしながら、完全に近かった精製率であったにも関わらず、回収率は29%と低かった。このことは、MeOHによる溶出が不十分であったか、もしくは、最初の精製水による洗浄操作によってPGD−G1.0が既に不純物と一緒に溶出されていた可能性も考えられる。
アルミナカラムで精製したPGD−G3.0及びPGD−G4.0の安全性を調べるため、チャイニーズ・ハムスター肺由来のV79細胞を用いるコロニー形成法による細胞毒性試験を実施した。PGD−G3.0及びPGD−G4.0の精製は、実験2に準じてアルミナカラムを用いて行い、展開溶媒は水とした。
被験物質であるPGD−G3.0(成分:ポリグリセロールデンドリマー 第3世代、分子量:1,690、純度:95%以上)及びPGD−G4.0(成分:ポリグリセロールデンドリマー 第4世代、分子量:3,500、純度:95%以上)は、いずれも若干褐色、水あめ状の粘性体であり、使用時まで室温にて保管した。
細胞の感度および実験条件の精度を確認するためZDBC(zinc di-n-butyldithiocarbamate:和光純薬工業社製)を陽性対照物質として用いた。陽性対照物質は、ジメチルスルホキシド(DMSO、和光純薬工業社製)に溶解して希釈した。
V79細胞はJCRB細胞バンクより入手した。入手した時点で5代のものを、さらに14代まで継代して凍結保存(マイコプラズマ陰性)した。これを解凍後9代で試験に用いた。培養は、ウシ胎児血清を10vol%含むMEM10培地を用い、CO2インキュベーター(CO2濃度5%、37℃)内で培養した。試験には6ウェルプレート(ウェル直径:35mm)を用いた。また、6ウェルプレートの蓋および側面に処理条件を示す記号または数値を記して識別した。1用量あたり3ウェル用いた。
被験物質は水に溶解するので、被験物質に用いる溶媒は日局注射用水とし、最高処理濃度を生理的限界用量である5mg/mLとした。日局注射用水を媒体として用いることから、培地に対する被験物質の添加量を10vol%とし、最終処理濃度の10倍濃度の試験液を調製し、溶媒を用いて公比2で希釈し10段階の濃度(試験液:0.0977、0.195、0.391、0.781、1.56、3.13、6.25、12.5、25.0、50.0 mg/mL)を設定した。
前述の細胞毒性試験と同様の方法によりV79細胞を播種した。翌日、各ウェルより培地を除き、新鮮なMEM10培地2mLを加えた後、最終処理濃度(1.0、2.0、3.0、4.0、5.0μg/mL)の200倍になるように調製したZDBC溶液またはDMSO(陰性対照)を10μLずつ培地に添加し(溶媒濃度0.5vol%)、6日間培養した。以下、細胞毒性試験と同様の方法により、陰性対照群に対する各処理群の相対コロニー形成率を算出し、IC50値を求めた。
細胞毒性試験については、1)陰性対照群でのコロニー形成能が良好(0.8以上)であること、2)陽性対照物質(ZDBC)のIC50値が1〜5μg/mLの範囲内であること、を満たしていることを確認した。
表14に、PGD−G3.0及びPGD−G4.0のV79細胞におけるコロニー形成試験の結果を示す。また、表15に、陽性対照物質のV79細胞におけるコロニー形成試験の結果を示す。さらに、図15に、PGD−G3.0及びPGD−G4.0の濃度とコロニー形成率の関係を示す。図15は、PGD−G3.0及びPGD−G4.0のV79細胞におけるコロニー形成に対する影響を示すものであり、V79細胞をウエルに100個播腫し、翌日、種々の濃度のPGD−G3.0及びPGD−G4.0を添加して6日間培養を続けた後に、固定、染色してコロニー形成率を求めた。
アルミナカラムで精製したPGD−G3.0及びPGD−G4.0の安全性を調べるため、ラットにおける静脈内投与による単回毒性試験を実施した。PGD−G3.0及びPGD−G4.0の精製は、実験2に準じてアルミナカラムを用いて行い、展開溶媒は水とした。
本試験は、「医薬品毒性試験法ガイドライン[1]単回投与毒性試験」(平成5年8月10日、薬新薬第88号)を参考にして実施した。
被験物質であるPGD−G3.0(成分:ポリグリセロールデンドリマー 第3世代、分子量:1,690、純度:95%以上)及びPGD−G4.0(成分:ポリグリセロールデンドリマー 第4世代、分子量:3,500、純度:95%以上)は、いずれも若干褐色、水あめ状の粘性体であり、使用時まで室温にて保管した。
4週齢のSprague-Dawley (SD)系[Crl:CD(SD)]雄ラット(日本チャールス・リバー社、厚木飼育センター)を購入し、搬入した。搬入した動物は検疫と飼育環境への馴化を兼ね、入荷日も含めて6日間飼育した。検疫・馴化期間中1日1回、動物の一般状態を観察したがいずれの動物にも異常が認められなかったため、検疫終了時の測定体重をもとに体重別層化無作為抽出法により3匹ずつの6群に群分けし、18匹を試験に使用した。
PGD−G3.0及びPGD−G4.0の投与に際しては、生理食塩液(光製薬株式会社製)で200mg/mLの濃度に希釈し、これを生理食塩液で段階10倍希釈して20mg/mL及び2mg/mL溶液を調製し、0.45μmのメンブランフィルターでろ過して使用した。なお、生理食塩液の生体への影響についてはこれまでのデータから無視できるものと判断し、溶媒投与群は設定しなかった。
被験物質の毒性に関わる検討はこれまで行われていなかった。また、被験物質は粘稠であり、高濃度では静脈内投与は難しいものと考えられた。これらの事柄から、上限を1000mg/kgとし、公比10で投与量を設定し、およその毒性を調べた。
投与日を観察第1日として第15日まで毎日、死亡の有無を確認した。一般状態の観察を、投与日(観察第1日)は投与前に1回、投与後は約1時間継続的に観察し、その後は約1時間毎に投与後6時間まで全例の一般状態を観察した。観察第2日以降は、毎日1回の頻度で一般状態を観察した。体重は、投与直前、観察第2、4、8、11、15日及び死亡動物発見時に測定した。観察第15日には全例をペントバルビタール麻酔下で放血致死させて剖検し、器官・組織の肉眼的観察を実施した。器官重量は測定しなかった。これらのうち、各群の1例(動物番号1、4、7、10、14及び16)及び死亡動物(動物番号11及び12)の主要器官・組織〔脳、心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓及び与部位(尾)〕を0.1Mリン酸緩衝10%ホルマリン溶液に固定保存した。この内、PGD−G4.0を1000mg/kgの用量で投与し、死亡した2例(動物番号11及び12)の脳、心、肺および腎臓についてはヘマトキシリン・エオジン標本を作製し、病理組織学検査を実施した。
体重の平均値及び標準偏差を算出した。
PGD−G3.0及びPGD−G4.0単回静脈内投与後の雄ラットの生存数を表17に、PGD−G3.0及びPGD−G4.0単回静脈内投与後の雄ラットの一般状態所見を表18に、PGD−G3.0単回静脈内投与後の雄ラットの体重推移を表19に、PGD−G4.0単回静脈内投与後の雄ラットの体重推移を表20に、PGD−G3.0及びPGD−G4.0単回静脈内投与後の雄ラットの部検所見を表21に、PGD−G4.01000mg/kg単回静脈内投与後に死亡した雄ラットの病理組織学検査所見を表22にそれぞれ示す。
PGD−G3.0を10mg/kg、100mg/kg及び1000mg/kgの用量で投与した全例で、14日間の観察期間中に死亡例及び一般状態の異常は観察されなかった(表17及び表18参照)。一方、PGD−G4.0を1000mg/kgの用量で投与した3例中の2例(動物番号11及び12)が投与直後(投与終了から3分以内)に死亡したが、残りの1例(動物番号10)は試験終了時(観察第15日)まで生存した。また、PGD−G4.0を10mg/kg及び100mg/kgの用量で投与した6例に死亡例は認められなかった(表17参照)。死亡した2例では死亡に至るまでの間に明らかな一般状態の異常は認められなかった(表18参照)。
PGD−G3.0を投与した全例では、観察終了日までの体重増加は順調であった(表19参照)。また、PGD−G4.0を10mg/kg及び100mg/kgの用量で投与した全例、さらに1000mg/kgの用量で投与し、観察終了日まで生存した1例においても体重増加は概ね順調であった(表20参照)。
PGD−G3.0を投与した動物ではいずれの器官・組織にも異常所見は認められなかった。PGD−G4.0を1000mg/kgの用量で投与し、死亡した2例(動物番号11及び12)では肺の退縮不全、及び暗赤色化、腎臓の皮髄境界部の暗赤色化が認められた。PGD−G4.0を10mg/kg及び100mg/kgの用量で投与した全例、さらに、1000mg/kgの用量で投与し、観察終了日まで生存した1例では剖検時に明らかな異常は認められなかった(表21参照)。
PGD−G4.0を1000mg/kgの用量で投与し、死亡した2例(動物番号11及び12)のヘマトキシリン・エオジン標本を作製し、病理組織学検査を実施した。いずれの例でも、肺の水腫、肺胞腔への泡沫細胞の集簇が観察された。また、腎臓では皮質に好塩基性尿細管および被膜下に限局性の嚢胞が認められた。しかし、これらの組織の変化の程度は、いずれもごく軽度であった(表22参照)。
Claims (7)
- 水酸基をアリル化する工程とアリル基をオスミウム酸酸化によって水酸基に変換する工程とを繰り返すことによりポリグリセロールデンドリマーを合成し、合成された前記ポリグリセロールデンドリマーを、少なくともアルミナ又は活性炭と接触させ、精製することを特徴とするポリグリセロールデンドリマーの精製方法。
- 前記アルミナと接触させてアルミナカラムクロマトグラフィーを行うか、又は、前記活性炭と接触させて活性炭カラムクロマトグラフィーを行うことを特徴とする請求項1記載のポリグリセロールデンドリマーの精製方法。
- 前記アルミナと接触させてアルミナカラムクロマトグラフィーを行い、前記アルミナカラムクロマトグラフィーにおける展開溶媒を、水またはメタノールと水の混合溶媒とすることを特徴とする請求項1記載のポリグリセロールデンドリマーの精製方法。
- 前記混合溶媒におけるメタノールの含有量を50体積%以下とすることを特徴とする請求項3記載のポリグリセロールデンドリマーの精製方法。
- 前記活性炭と接触させて活性炭カラムクロマトグラフィーを行い、前記活性炭カラムクロマトグラフィーにおける展開溶媒を、メタノールまたは水、あるいはこれらの混合溶媒とすることを特徴とする請求項1記載のポリグリセロールデンドリマーの精製方法。
- 合成された前記ポリグリセロールデンドリマーを減圧処理した後、前記アルミナ又は前記活性炭と接触させることを特徴とする請求項1記載のポリグリセロールデンドリマーの精製方法。
- 前記減圧処理を、温度60℃〜100℃で行うことを特徴とする請求項6記載のポリグリセロールデンドリマーの精製方法。
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