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Description
本発明は、印刷物の生産方法および印刷物に関する。 The present invention relates to a production method and printed material printed matter.
従来、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のトナーの他に、色材が入っていない無色のトナーであるクリアトナーを搭載した画像形成装置が存在する。このようなクリアトナーにより形成されたトナー像は、CMYKのトナーにより画像が形成された転写紙等の記録媒体上に定着され、この結果記録媒体の面において視覚的な効果や触覚的な効果(以下、「表面効果」という)が実現される。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been an image forming apparatus equipped with clear toner, which is a colorless toner containing no color material, in addition to toners of four colors C (cyan), M (magenta), Y (yellow), and K (black). Exists. The toner image formed with such a clear toner is fixed on a recording medium such as transfer paper on which an image is formed with CMYK toner, and as a result, a visual effect or a tactile effect on the surface of the recording medium ( Hereinafter, the “surface effect” is realized.
クリアトナーにどのようなトナー像を形成してどのような定着をさせるかによって、実現される表面効果が異なる。単純に光沢を与える表面効果もあれば、光沢を抑制する表面効果もある。また、全面に表面効果を与えるだけでなく、一部だけに表面効果を与えたり、クリアトナーによりテクスチャやウォーターマークをつけたりする表面効果も求められている。また、表面保護を求める場合もある。 The surface effect to be realized differs depending on what kind of toner image is formed on the clear toner and what kind of fixing is performed. There are surface effects that simply give gloss, and surface effects that suppress gloss. There is also a demand for a surface effect that not only gives a surface effect to the entire surface, but also gives a surface effect to only a part, or adds a texture or a watermark with a clear toner. Also, surface protection may be required.
通常、CYMKの4色のトナーで画像を形成する場合、トナーの使用量が多すぎると、トナー飛散が生じて文字が滲んだり、定着むらが発生することによって、印刷時の画質が劣化してしまうため、使用するトナーの総量を一定の閾値以下に制限する総量規制処理を行うことが既に知られている。 Normally, when an image is formed with four color toners of CYMK, if the amount of toner used is too large, the toner will scatter and the characters will blur and fixing irregularities will occur, resulting in degradation of image quality during printing. For this reason, it is already known to perform a total amount restriction process for limiting the total amount of toner to be used to a certain threshold value or less.
4色のトナーの画像形成装置に更にクリアトナーを加えた5色の画像形成装置においても、使用するトナーの総量の最大値は一般的に固定であるため、色材数が増加すると、各色材に及ぼす総量規制は更に厳しいものになる。 Even in a five-color image forming apparatus in which clear toner is further added to a four-color toner image forming apparatus, the maximum value of the total amount of toner used is generally fixed. The total amount regulations on
例えば、特許文献1には、規制対象領域の大きさを文字領域、写真領域等の画像の種別毎の領域の大きさに合わせて変更して、規制対象領域のデータ値総量を、当該領域の画像により一層適した規制量に緩和して制限し、より一層画像品質を向上させることができる技術が開示されている。また、特許文献2には、印刷物の触感を高めるために、触感の標準的なサイズのトナー粒子よりも大きい粒子を用いて、画像形成をおこなう技術が開示されている。
For example, in
ここで、画像が形成された用紙の表面において触覚的な効果を実現させたい場合もあるが、上述の従来技術では、総量規制が行われると、トナーが付着された用紙の厚み(高さ)はほぼ均一になるので、用紙の表面において触覚的な効果を実現させることは困難になるという問題がある。また、触覚的な効果のための凹凸を効果的に表現するため、クリアトナーの粒子を荒くする方法がある。しかし、粒子の大きさが異なるため、鏡面効果や、ウォーターマークのような加工を施す際には不向きであるという問題がある。 Here, there is a case where it is desired to realize a tactile effect on the surface of the paper on which the image is formed. However, in the above-described conventional technology, when the total amount is regulated, the thickness (height) of the paper on which the toner is attached is determined. Is almost uniform, so that it is difficult to realize a tactile effect on the surface of the paper. Further, there is a method of roughening clear toner particles in order to effectively express unevenness for a tactile effect. However, since the size of the particles is different, there is a problem that it is not suitable for a mirror effect or processing such as a watermark.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像品質の向上を図りつつ、触覚的な効果を実現することができる印刷物の生産方法および印刷物を提供することを目的とする。 The present invention was made in view of the above, while improving image quality, and to provide a production method and a printed matter printed matter can realize tactile effects.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる印刷物の生産方法は、 無色のクリアトナーによって記録媒体に与える触感効果を生じさせる触感パターンの前記記録媒体上における領域を指定した情報を受け付けるステップと、前記記録媒体に形成される画像の画素毎に、前記触感パターンの指定の無い領域に対応する画素には所定の1つの総量規制値を、触感パターンの指定のある領域に対応する画素には2以上の総量規制値を、前記クリアトナーに画像を形成させるための濃度値を有するクリアトナー用画像データと有色トナーに画像を形成させるための濃度値を有する有色トナー用画像データとの濃度値の総和の規制値として決定するステップと、決定された前記規制値に基づいて、前記クリアトナー用画像データの画素の濃度値と前記有色トナー用画像データの対応する画素の濃度値との総和が、決定された前記規制値以下になるように画素毎に濃度値が補正されたクリアトナー用画像データ及び有色画像用画像データに基づいて印刷物を生成するステップと、を含む。 To solve the above problems and achieve the object, production method of a printed matter according to the present invention, specifying an area on the recording medium of tactile pattern causing tactile effect on the recording medium by the colorless clear toner For each of the pixels of the image formed on the recording medium, a predetermined total amount regulation value is assigned to a pixel corresponding to the area where the tactile pattern is not specified, and the area where the tactile pattern is specified. For the pixel corresponding to the above, a total amount regulation value of 2 or more, clear toner image data having a density value for causing the clear toner to form an image, and color toner having a density value for causing the colored toner to form an image determining a regulation value of the sum of the concentration values of the image data, based on the determined regulated value, the field of the clear toner image data Clear toner image data and color data in which the density value is corrected for each pixel so that the sum of the density value of the prime and the density value of the corresponding pixel of the color toner image data is equal to or less than the determined regulation value. Generating a printed material based on the image data for images.
本発明によれば、画像品質の向上を図りつつ、触覚的な効果を実現することができるという効果を奏する。 According to the present invention, it is possible to achieve a tactile effect while improving image quality.
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる印刷物の生産方法および印刷物の実施の形態を詳細に説明する。 With reference to the accompanying drawings, an embodiment of the production method and printed material printed matter according to the present invention in detail.
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る画像形成システムの構成について図1を用いて説明する。本実施の形態においては、画像形成システムは、プリンタ制御装置(DFE:Digital Front End)50(以下、「DFE50」という。)と、インタフェースコントローラ(MIC:Mechanism I/F Contoroller)60(以下、「MIC60」という。)と、プリンタ機70と、後処理機としてグロッサ80及び低温定着機90とが接続されて構成される。DFE50は、MIC60を介してプリンタ機70と通信を行い、プリンタ機70での画像の形成を制御する。また、DFE50には、PC(Personal Computer)等のホスト装置10が接続され、DFE50は、ホスト装置10から画像データを受信して、当該画像データを用いて、プリンタ機70がCMYKの各トナー及びクリアトナーに応じたトナー像を形成するための画像データを生成してこれをMIC60を介してプリンタ機70に送信する。プリンタ機70には、CMYKの各トナーとクリアトナーとが少なくとも搭載されており、各トナーに対して感光体、帯電器、現像器及び感光体クリーナを含む作像ユニット、露光器及び定着機が各々搭載されている。
(Embodiment 1)
First, the configuration of the image forming system according to the first embodiment will be described with reference to FIG. In the present embodiment, the image forming system includes a printer control device (DFE: Digital Front End) 50 (hereinafter referred to as “DFE 50”) and an interface controller (MIC: Mechanism I / F Controller) 60 (hereinafter referred to as “DFE 50”).
なお、プリンタ機70と、グロッサ80および低温定着機90とで印刷装置30を構成している。
The
ここで、クリアトナーとは、色材を含まない透明な(無色の)トナーである。なお、透明(無色)とは、例えば、透過率が70%以上であることを示す。 Here, the clear toner is a transparent (colorless) toner that does not contain a color material. In addition, transparent (colorless) shows that the transmittance | permeability is 70% or more, for example.
プリンタ機70は、MIC60を介してDFE50から送信された画像データに応じて、露光器から光ビームを照射して各トナーに応じたトナー像を感光体上に形成して、これを記録媒体としての用紙に転写しこれを定着機によって所定の範囲内の温度(通常温度)での加熱及び加圧で定着させる。これによって用紙に画像が形成される。このようなプリンタ機70の構成については周知であるため、ここでその詳細な説明を省略する。なお、用紙は記録媒体の一例であり、記録媒体としてはこれに限定されるものではない。例えば、記録媒体として、合成紙やビニール紙等も適用することができる。
In response to the image data transmitted from the
グロッサ80は、DFE50から指定されるオンオフ情報によりオン又はオフが制御され、オンにされた場合に、プリンタ機70により用紙に形成された画像を高温及び高圧で加圧し、その後、冷却して本体から画像が形成された用紙を剥離する。これにより用紙に形成された画像全体において所定以上のトナーが付着した各画素のトナーの総付着量は均一に圧縮される。低温定着機90には、クリアトナー用の感光体、帯電器、現像器および感光体クリーナを含む作像ユニット、露光器及び当該クリアトナーを定着させるための定着機が搭載されており、低温定着機90を用いるためにDFE50が生成した後述のクリアトナー版の画像データ(以下、「クリアトナー版データ」という場合もある。)が入力される。低温定着機90は、当該低温定着機90が用いるためのクリアトナー版データ(クリアトナー版データ)をDFE50が生成した場合にはこれを用いてクリアトナーによるトナー像を形成して、グロッサ80が加圧した用紙上に当該トナー像を重ねて、定着機によって通常よりも低い加熱または加圧で用紙に定着させる。
The
ここで、ホスト装置10から入力される画像データ(原稿データ)について説明する。ホスト装置10では、予めインストールされた画像処理アプリケーション(後述する画像処理部120,版データ生成部122、印刷データ生成部123等)により画像データが生成されて、DFE50に送信される。このような画像処理アプリケーションでは、RGB版やCMYK版などの各色版における各色の濃度の値(濃度値という)を画素毎に規定した画像データに対して、特色版の画像データを取り扱うことが可能である。特色版とは、CMYKやRGBなどの基本的なカラーの他に、白、金、銀といった特殊なトナーやインクを付着させるための画像データであり、このような特殊なトナーやインクを搭載したプリンタ向けのデータである。特色版は色再現性を向上させるためにCMYKの基本カラーにRを追加することや、RGBの基本カラーにYを追加することもある。通常、クリアトナーも特色の1つとして取り扱われていた。
Here, image data (original data) input from the
本実施の形態では、この特色としてのクリアトナーを、用紙に付与する視覚的または触覚的な効果である表面効果を形成するため、および、用紙に、上記表面効果以外のウォータマークやテクスチャ等の透明画像を形成するために用いる。 In the present embodiment, the clear toner as the special color is used to form a surface effect that is a visual or tactile effect applied to the paper, and on the paper, such as a watermark or texture other than the surface effect. Used to form a transparent image.
このため、ホスト装置10の画像処理アプリケーションは、入力された画像データに対して、有色版の画像データ(以下、「有色版データ」という場合もある。)の他、特色版の画像データとして、ユーザの指定により、光沢制御版の画像データ(以下、「光沢制御版データ」という場合もある。)および/またはクリア版の画像データ(以下、「クリア版データ」という場合もある。)とを生成する。
For this reason, the image processing application of the
ここで、有色版データとは、画素毎にRGBやCMYK等の有色の濃度値を規定した画像データである。この有色版データでは、ユーザによる色の指定により、1画素を8ビットで表現される。図2は、有色版データの一例を示す説明図である。図2において、「A」、「B」、「C」等の描画オブジェクトごとにユーザが画像処理アプリケーションで指定した色に対応する濃度値が付与される。 Here, the color plane data is image data that defines color density values such as RGB and CMYK for each pixel. In this color plane data, one pixel is expressed by 8 bits according to the color designation by the user. FIG. 2 is an explanatory diagram illustrating an example of the color plane data. In FIG. 2, a density value corresponding to the color designated by the user in the image processing application is assigned to each drawing object such as “A”, “B”, and “C”.
また、光沢制御版データとは、用紙に付与する視覚的または触覚的な効果である表面効果に応じたクリアトナーを付着させる制御を行うため、当該表面効果の与えられる領域および当該表面効果の種類を特定した画像データである。 Further, the gloss control plane data is used to control the adhesion of the clear toner according to the surface effect that is a visual or tactile effect to be applied to the paper. This is image data that identifies
この光沢制御版は、RGBやCMYK等の有色版と同様に画素毎に8ビットで「0」〜「255」の範囲の濃度値で表され、この濃度値に、表面効果の種類が対応付けられる(濃度値は16ビットや32ビット、または0〜100%で表してもよい)。また、同一の表面効果を与えたい範囲には実際に付着するクリアトナーの濃度と関係なく同一の値が設定されるため、領域を示すデータがなくとも必要に応じて画像データから容易に領域が特定できる。即ち、光沢制御版によって、表面効果の種類と、表面効果を与える領域とが表される(領域を表すデータを別途付与しても良い)。 This gloss control plane is represented by a density value in the range of “0” to “255” with 8 bits for each pixel as in the color version such as RGB or CMYK, and the type of surface effect is associated with this density value. (The density value may be 16 bits, 32 bits, or 0-100%). In addition, since the same value is set in the range where the same surface effect is to be applied regardless of the density of the clear toner that is actually attached, the area can be easily determined from the image data as needed even if there is no data indicating the area. Can be identified. That is, the type of surface effect and the area to which the surface effect is applied are represented by the gloss control plate (data representing the area may be separately provided).
ここで、ホスト装置10は、ユーザが画像処理アプリケーションにより指定した描画オブジェクトに対する表面効果の種類を、描画オブジェクトごとに光沢制御値としての濃度値として設定してベクタ形式の光沢制御版データを生成する。
Here, the
この光沢制御版データを構成する各画素は、有色版データの画素に対応する。尚、各画像データにおいては各画素の表す濃度値が画素値となる。また、有色版データ及び光沢制御版データは共にページ単位で構成される。 Each pixel constituting the gloss control plane data corresponds to a pixel of the color plane data. In each image data, the density value represented by each pixel is a pixel value. Both the color plane data and the gloss control plane data are configured in units of pages.
表面効果の種類としては、大別して、光沢の有無に関するものや、表面保護や、情報を埋め込んだ透かしや、触感パターン等のテクスチャなどがある。光沢の有無に関する表面効果については、図3に例示されるように、大別して5種類あり、光沢の度合い(光沢度)の高い順に、鏡面光沢(PG:Premium Gloss)、ベタ光沢(G:Gloss)、網点マット(M:Matt)及びつや消し(PM:Premium Matt)、触感パターン等の各種類がある。これ以降、鏡面光沢を「PG」、ベタ光沢を「G」、網点マットを「M」、つや消しを「PM」と呼ぶ場合がある。 The types of surface effects are roughly classified into those relating to the presence or absence of gloss, surface protection, watermarks in which information is embedded, and textures such as tactile patterns. As illustrated in FIG. 3, there are roughly five types of surface effects related to the presence or absence of gloss, and the specular gloss (PG: Premium Gloss) and solid gloss (G: Gloss) are in descending order of the degree of gloss (glossiness). ), Halftone dot mat (M: Matt), matte (PM: Premium Matt), and touch pattern. Hereinafter, the specular gloss may be referred to as “PG”, the solid gloss as “G”, the halftone dot mat as “M”, and the matte as “PM”.
鏡面光沢やベタ光沢は、光沢を与える度合いが高く、逆に、網点マットやつや消しは、光沢を抑えるためのものであり、特に、つや消しは、通常の用紙が有する光沢度より低い光沢度を実現するものである。同図中において、鏡面光沢はその光沢度Gsが80以上、べた光沢は一次色あるいは二次色のなすベタ光沢度、網点マットは一次色、かつ網点30%の光沢度、つや消しは光沢度10以下を表している。また、光沢度の偏差をΔGsで表し、10以下とした。このような表面効果の各種類に対して、光沢を与える度合いが高い表面効果に高い濃度値が対応付けられ、光沢を抑える表面効果に低い濃度値が対応付けられる。その中間の濃度値には、透かしやテクスチャなどの表面効果が対応付けられる。透かしとしては、例えば、文字や地紋などが用いられる。テクスチャは、文字や模様を表すものであり、視覚的効果の他、触覚的効果を与える触感パターンを含む。例えば、ステンドグラスのパターンをクリアトナーによって実現することができる。表面保護は、鏡面光沢やベタ光沢で代用される。尚、処理対象の画像データによって表される画像のどの領域に表面効果を与えるのかやその領域にどの種類の表面効果を与えるのかについては、画像処理アプリケーションを介してユーザにより指定される。画像処理アプリケーションを実行するホスト装置10では、ユーザにより指定された領域を構成する描画オブジェクトについて、ユーザが指定した表面効果に対応する濃度値がセットされることにより、光沢制御版データが生成される。濃度値と表面効果の種類との対応関係については後述する。
Specular gloss and solid gloss are highly glossy.On the other hand, halftone mats and matte are for reducing glossiness.In particular, matte has a glossiness lower than that of normal paper. It is realized. In the figure, the specular gloss has a gloss Gs of 80 or more, the solid gloss is a solid gloss of a primary color or a secondary color, the halftone dot is a primary color and a gloss of 30%, and the matte is gloss. Degree of 10 or less. Further, the deviation of the glossiness is represented by ΔGs and is 10 or less. For each type of surface effect, a high density value is associated with a surface effect having a high degree of glossiness, and a low density value is associated with a surface effect that suppresses gloss. The intermediate density value is associated with a surface effect such as a watermark or texture. As the watermark, for example, a character or a background pattern is used. The texture represents a character or a pattern and includes a tactile sensation pattern that gives a tactile effect in addition to a visual effect. For example, a stained glass pattern can be realized with clear toner. For surface protection, mirror gloss or solid gloss is substituted. It should be noted that which region of the image represented by the image data to be processed is given a surface effect and what kind of surface effect is given to that region is specified by the user via the image processing application. In the
図4は、光沢制御版データの一例を示す説明図である。図4の光沢制御版の例では、ユーザにより、描画オブジェクト「ABC」に表面効果「PG(鏡面光沢)」が付与され、描画オブジェクト「(横長の長方形の図形)」に表面効果「G(ベタ光沢)」が付与され、描画オブジェクト「(円形の図形)」に表面効果「M(網点マット)」が付与され、描画オブジェクト「(縦長の長方形の図形)」に表面効果「触感パターン」が付与され」た例を示している。なお、各表面効果に設定された濃度値は、後述の濃度値選択テーブル(図6参照)で、表面効果の種類に対応して定められた濃度値である。 FIG. 4 is an explanatory diagram showing an example of gloss control plane data. In the example of the gloss control version of FIG. 4, the surface effect “PG (mirror gloss)” is given to the drawing object “ABC” by the user, and the surface effect “G (solid) is added to the drawing object“ (horizontally long rectangular figure) ”. Glossy) ”is added, the surface effect“ M (halftone matte) ”is applied to the drawing object“ (circular figure) ”, and the surface effect“ tactile pattern ”is applied to the drawing object“ (vertically long rectangular figure) ”. An example of “given” is shown. Note that the density value set for each surface effect is a density value determined according to the type of surface effect in a density value selection table (see FIG. 6) described later.
クリア版データとは、上記表面効果以外のウォータマークやテクスチャ等の透明画像を特定した画像データである。図5は、クリア版データの一例を示す説明図である。図5の例では、ユーザにより、ウォータマーク「Sale」が指定されている。 The clear plane data is image data specifying a transparent image such as a watermark or texture other than the surface effect. FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of clear plane data. In the example of FIG. 5, the watermark “Sale” is designated by the user.
このように、特色版の画像データである、光沢制御版データおよびクリア版データは、ホスト装置10の画像処理アプリケーションにより、有色版データとは別のプレーンで生成される。また、有色版データ、光沢制御版データ、クリア版データの各形式は、PDF(Portable Document Format)形式が用いられるが、各版のPDFの画像データを統合して原稿データとして生成される。なお、各版の画像データのデータ形式は、PDFに限定されるものではなく、任意の形式を用いることができる。
As described above, the gloss control plane data and the clear plane data, which are the image data of the special color plane, are generated in a plane different from the color plane data by the image processing application of the
ここで、ホスト装置10の画像処理アプリケーションは、ユーザが指定した表面効果の種類を、濃度値に変換して、光沢制御版データを生成する。かかる変換は、ホスト装置10の記憶部に予め記憶された濃度値選択テーブルを参照して行われる。濃度値選択テーブルは、表面効果の種類と、当該表面効果の種類に対応する光沢制御版の濃度値とを対応付けたテーブルデータである。図6は、濃度値選択テーブルの一例を示す図である。図6の例では、ユーザにより「PG」(鏡面光沢)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「98%」に相当する画素値であり、「G」(ベタ光沢)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「90%」に相当する画素値である。また、「触感パターンが指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「24%」に相当する画素値である。さらに、「M」(網点マット)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「16%」に相当する画素値であり、「PM」(つや消し)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「6%」に相当する画素値である。ここで、濃度値「nn%」に相当する画素値とは、後述する、DFE50で記憶している表面効果選択テーブル(図11参照)の濃度に設定された画素値を意味する。
Here, the image processing application of the
この濃度値選択テーブルは、DFE50で記憶している表面効果選択テーブル(後述)の同一のデータであり、ホスト装置10の制御部が所定のタイミングで表面効果選択テーブルを取得して、取得した表面効果選択テーブルから生成して(コピーして)記憶部に保存する。ここで、図6では、濃度値選択テーブルの例を簡略化して示しているが、実際は、濃度値選択テーブルは図11の表面効果選択テーブルと同一のテーブルとなっている。なお、インターネット等のネットワーク上のストレージサーバ(クラウド)に表面効果選択テーブルを保存しておき、制御部15が当該サーバから表面効果選択テーブルを取得して、取得した表面効果選択テーブルから生成(コピー)するように構成してもよい。ただし、DFE50で記憶している表面効果選択テーブルとホスト装置の記憶部に保存されている表面効果選択テーブルとは同じデータである必要がある。
This density value selection table is the same data as the surface effect selection table (described later) stored in the
具体的には、ホスト装置10の画像処理アプリケーションは、図6に示す濃度値選択テーブルを参照しながら、ユーザにより所定の表面効果が指定された描画オブジェクトの濃度値(光沢制御値)を、当該表面効果の種類に応じた値に設定することで、光沢制御版データを生成する。例えばユーザにより、図2に示した有色版データである対象画像のうち、「ABC」と表示される領域に「PG」、長方形の領域に「G」、円形の領域に「M」を与えることが指定された場合を想定する。この場合、ホスト装置10は、濃度値選択テーブルを参照して、ユーザにより「PG」が指定された描画オブジェクト(「ABC」)の濃度値を「98%」に相当する画素値に設定し、「G」が指定された描画オブジェクト(「長方形」)の濃度値を「90%」に相当する画素値に設定し、「触感パターン」が指定された描画オブジェクト(「四角形」)の濃度値を「24%」に相当する画素値に設定し、「M」が指定された描画オブジェクト(「円形」)の濃度値を「16%」に相当する画素値に設定することで、光沢制御版データを生成する。ホスト装置10で生成された光沢制御版データは、点の座標と、それを結ぶ線や面の方程式のパラメータ、および、塗り潰しや特殊効果などを示す描画オブジェクトの集合として表現されるベクター形式のデータである。図4は、この光沢制御版データをイメージとして示した図であり、図7は、図4の光沢制御版データにおいて、描画オブジェクト、座標、濃度値との対応関係を示す図である。
Specifically, the image processing application of the
ホスト装置10は、光沢制御版データと、対象画像の画像データ(有色版データ)と、クリア版データとを統合した原稿データを生成する。
The
そして、ホスト装置10は、この原稿データに基づいて印刷データを生成する。印刷データは、対象画像の画像データ(有色版データ)と、光沢制御版データと、クリア版データと、例えばプリンタの設定、集約の設定、両面の設定などをプリンタに対して指定するジョブコマンドとを含んで構成される。図8は、印刷データの構成例を概念的に示す模式図である。図8の例では、ジョブコマンドとして、JDF(Job Definition Format)が用いられているが、これに限られるものではない。図8に示すJDFは、集約の設定として「片面印刷・ステープル有り」を指定するコマンドである。また、印刷データは、PostScriptのようなページ記述言語(PDL)に変換されてもよいし、DFE50が対応していれば、PDF形式のままでもよい。
The
次に、DFE50の機能的構成について説明する。DFE50は、図9に例示されるように、レンダリングエンジン51と、CMM(Color Management Module)61と、si1部52と、TRC(Tone Reproduction Curve)53と、si2部54と、ハーフトーンエンジン55と、クリアプロセッシング56と、si3部57と、入力部58と、表示部59とを有する。レンダリングエンジン51と、CMM61と、si1部52と、TRC(Tone Reproduction Curve)53と、si2部54と、ハーフトーンエンジン55と、クリアプロセッシング56と、si3部57とは、DFE50の制御部が主記憶部や補助記憶部に記憶されている各種プログラムを実行することにより実現されるものである。si1部52、si2部54及びsi3部57はいずれも、画像データを分離する(separate)機能と、画像データを統合する(integrate)機能とを有するものである。
Next, the functional configuration of the
入力部58は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。表示部59は、ディスプレイ装置等の表示デバイスである。
The
レンダリングエンジン51には、ホスト装置10から送信された印刷データ(図8に示した印刷データ)が入力される。レンダリングエンジン51は、入力された画像データを言語解釈して、ベクター形式で表現される画像データをラスタ形式に変換する。
The
CMM61は、入力された画像データにおいて、RGB形式等で表現された色空間をCMYK形式の色空間に変換して、CMYKの各8ビットの有色版データ及び8ビットの光沢制御版データを出力する。
The
si1部52は、CMYKの各8ビットの有色版データをTRC53に出力し、8ビットの光沢制御版データをクリアプロセッシング56に出力する。ここで、DFE50は、ホスト装置10から出力されたベクタ形式の光沢制御版データをラスタ形式の光沢制御版データに変換し、この結果、DFE50は、ユーザが画像処理アプリケーションにより指定した描画オブジェクトに対する表面効果の種類を、画素を単位として濃度値として設定して光沢制御版データを出力する。
The
TRC53には、si1部52を介してCMYKの各8ビットの画像データが入力される。TRC53には、入力された画像データに対してキャリブレーションにより生成された1D_LUTのガンマカーブでガンマ補正を行う。画像処理としては、ガンマ補正の他に種々の画像処理があるが、本実施の形態では関連するガンマ補正のみを取り上げて説明している。
CMYK 8-bit image data is input to the
si2部54は、TRC53でガンマ補正されたCMYKの各8ビットの有色版データを、インバースマスク(後述する)を生成するためのデータとしてクリアプロセッシング56へ出力する。ハーフトーンエンジン55には、si2部54を介してガンマ補正後のCMYKの各8ビットの有色版データが入力される。ハーフトーンエンジン55は、入力された画像データをプリンタ機70に出力するための、例えばCMYKの各2ビット等の有色版データのデータ形式に変換するハーフトーン処理を行い、ハーフトーン処理後のCMYK各2ビット等の有色版データを出力する。なお、2ビットは一例であり、これに限定されるものではない。
The
クリアプロセッシング56には、レンダリングエンジン51が変換した8ビットの光沢制御版データがsi1部52を介して入力されると共に、TRC53がガンマ補正を行ったCMYKの各8ビットの有色版データがsi2部54を介して入力される。
The
図10は、クリアプロセッシング56の機能的構成を示すブロック図である。クリアプロセッシング56は、図10に示すように、表面効果選択テーブル記憶部561と、パターン記憶部245と、総量規制テーブル記憶部246と、クリアトナー版生成部563と、用紙情報取得部565と、総量規制部562とを主に備えている。
FIG. 10 is a block diagram showing a functional configuration of the
表面効果選択テーブル記憶部561は、後述する表面効果選択テーブルを記憶するハードディスクドライブ装置(HDD)やメモリ等の記憶媒体である。パターン記憶部245は、各種の触感パターンの画像パターンを記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。総量規制テーブル記憶部246は、総量規制値を登録した総量規制テーブルを記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。
The surface effect selection table storage unit 561 is a storage medium such as a hard disk drive (HDD) or a memory that stores a surface effect selection table described later. The
クリアトナー版生成部563は、si1部52から入力された光沢制御版データを用いて、表面効果選択テーブル記憶部561に記憶された表面効果選択テーブルを参照して、光沢制御版データを構成する各画素の表す濃度値(画素値)に対する表面効果を判断する。そして、クリアトナー版生成部563は、当該判断に応じて、グロッサ80のオン又はオフを決定すると共に、入力されたCMYKの各8ビットの有色版データを用いてインバースマスクやベタマスクを適宜生成することにより、クリアトナーを付着させるための2ビットの画像データとしてのクリアトナー版データを適宜生成する。そして、クリアトナー版生成部563は、表面効果の判断の結果に応じて、プリンタ機70で用いるクリアトナー版データと、低温定着機90で用いるクリアトナー版データとを適宜生成してこれらを出力すると共に、グロッサ80のオン又はオフを示すオンオフ情報を出力する。
The clear toner
ここで、インバースマスクとは、表面効果を与える対象の領域を構成する各画素上のCMYKのトナー及びクリアトナーを合わせた総付着量が均一になるようにするためのものである。具体的には、CMYK版の画像データにおいて当該対象の領域を構成する画素の表す濃度値を全て加算し、その加算値を所定値から差し引いた画像データがインバースマスクとなる。例えば、上述のインバースマスク1は以下の式1で表される。
Here, the inverse mask is for uniformizing the total adhesion amount of the CMYK toner and the clear toner on each pixel constituting the region to which the surface effect is applied. Specifically, image data obtained by adding all density values represented by pixels constituting the target area in the CMYK version image data and subtracting the added value from a predetermined value is an inverse mask. For example, the above-described
Clr=100−(C+M+Y+K) 但し、Clr<0となる場合、Clr=0
・・・(式1)
Clr = 100− (C + M + Y + K) However, when Clr <0, Clr = 0
... (Formula 1)
式1において、Clr,C,M,Y,Kは、クリアトナー及びC,M,Y,Kの各トナーのそれぞれについて、各画素における濃度値から換算される濃度率を表すものである。即ち、式1によって、C,M,Y,Kの各トナーの総付着量にクリアトナーの付着量を加えた総付着量を、表面効果を与える対象の領域を構成する全ての画素について100%にする。なお、C,M,Y,Kの各トナーの総付着量が100%以上である場合には、クリアトナーは付着させずに、その濃度率は0%にする。これは、C,M,Y,Kの各トナーの総付着量が100%を超えている部分は定着処理により平滑化されるためである。このように、表面効果を与える対象の領域を構成する全ての画素上の総付着量を100%以上にすることで、当該対象の領域においてトナーの総付着量の差による表面の凸凹がなくなり、この結果、光の正反射による光沢が生じるのである。但し、インバースマスクには、式1以外により求められるものがあり、インバースマスクの種類は複数有り得る。
In
例えば、インバースマスクは、各画素にクリアトナーを均一に付着させるものであってもよい。この場合のインバースマスクは、ベタマスクともいい、以下の式2で表される。
Clr=100・・・(式2)
For example, the inverse mask may be one in which clear toner is uniformly attached to each pixel. The inverse mask in this case is also referred to as a solid mask, and is represented by the following
Clr = 100 (Formula 2)
尚、表面効果を与える対象の画素の中でも、100%以外の濃度率が対応付けられるものがあるようにしても良く、ベタマスクのパターンは複数有り得る。 Note that among the pixels to which the surface effect is applied, there may be a pixel associated with a density ratio other than 100%, and there may be a plurality of solid mask patterns.
また、例えばインバースマスクは、各色の地肌露出率の乗算により求められるものであってもよい。この場合のインバースマスクは、例えば以下の式3で表される。
Clr=100×{(100−C)/100}×{(100−M)/100}×{(100−Y)/100}×{(100−K)/100}・・・(式3)
上記式3において、(100−C)/100は、Cの地肌露出率を示し、(100−M)/100は、Mの地肌露出率を示し、(100−Y)/100は、Yの地肌露出率を示し、(100−K)/100はKの地肌露出率を示す。
For example, the inverse mask may be obtained by multiplying the background exposure rate of each color. The inverse mask in this case is expressed by the following Expression 3, for example.
Clr = 100 × {(100−C) / 100} × {(100−M) / 100} × {(100−Y) / 100} × {(100−K) / 100} (Equation 3)
In the above formula 3, (100-C) / 100 represents the background exposure rate of C, (100-M) / 100 represents the background exposure rate of M, and (100-Y) / 100 represents Y The background exposure rate is indicated, and (100−K) / 100 indicates the background exposure rate of K.
また、例えばインバースマスクは、最大面積率の網点が平滑性を律すると仮定した方法により求められるものであってもよい。この場合のインバースマスクは、例えば以下の式4で表される。
Clr=100−max(C,M,Y,K)・・・(式4)
上記式4において、max(C,M,Y,K)は、CMYKのうち最大の濃度値を示す色の濃度値が代表値となることを示す。
Further, for example, the inverse mask may be obtained by a method that assumes that the halftone dot of the maximum area ratio regulates smoothness. The inverse mask in this case is expressed by the following
Clr = 100−max (C, M, Y, K) (Formula 4)
In the
要するに、インバースマスクは、上記式1〜式4の何れかの式により表されるものであればよい。
In short, the inverse mask only needs to be expressed by any one of the
表面効果選択テーブル記憶部561に記憶されている表面効果選択テーブルについて説明する。表面効果選択テーブルは、表面効果を示す光沢制御値である濃度値と当該表面効果の種類の対応関係を示すと共に、これらと、画像形成システムの構成に応じた後処理機に関する制御情報と、プリンタ機70で用いるクリアトナー版データ及び後処理機で用いるクリアトナー版データとの対応関係を示すテーブルである。
The surface effect selection table stored in the surface effect selection table storage unit 561 will be described. The surface effect selection table shows a correspondence relationship between the density value, which is a gloss control value indicating the surface effect, and the type of the surface effect, and control information regarding the post-processing device according to the configuration of the image forming system, a
画像形成システムの構成は、様々に異なり得るが、本実施の形態においては、プリンタ機70に後処理機としてグロッサ80及び低温定着機90が接続される構成である。このため、画像形成システムの構成に応じた後処理機に関する制御情報とは、グロッサ80のオン又はオフを示すオンオフ情報となる。また、後処理機で用いるクリアトナー版データとしては、低温定着機90で用いるクリアトナー版データがある。
Although the configuration of the image forming system may be variously different, in the present embodiment, the
図11は、表面効果選択テーブルのデータ構成を例示する図である。尚、表面効果選択テーブルは、異なる画像形成システムの構成毎に、後処理機に関する制御情報と、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データ及び後処理機で用いるクリアトナー版2の画像データと、濃度値及び表面効果の種類との対応関係を示すように構成され得るが、図11〜13では、本実施の形態に係る画像形成システムの構成に応じたデータ構成を例示している。同図に示される表面効果の種類及び濃度値の対応関係においては、濃度値の範囲毎に表面効果の各種類が対応付けられている。また、その濃度値の範囲の代表となる値(代表値)から換算される濃度の割合(濃度率)に対して2%単位で表面効果の各種類が対応付けられている。具体的には、濃度率が84%以上となる濃度値の範囲(「212」〜「255」)に対して光沢を与える表面効果(鏡面効果及びベタ効果)が対応付けられており、濃度率が16%以下となる濃度値の範囲(「1」〜「43」)に対して光沢を抑える表面効果(網点マット及びつや消し)が対応付けられている。また、濃度率が20%〜80%となる濃度値の範囲には、テクスチャや地紋透かしなどの表面効果が対応付けられている。
FIG. 11 is a diagram illustrating a data configuration of the surface effect selection table. Note that the surface effect selection table includes control information regarding the post-processing device, image data of the
図11の表面効果選択テーブルを例にあげてより具体的に説明すると、例えば、「238」〜「255」の画素値(濃度94%〜98%に相当)に対しては表面効果として鏡面光沢(PM:Premium Gross)が対応付けられており、このうち、「238」〜「242」の画素値(濃度94%に相当)、「243」〜「247」の画素値(濃度96%に相当)及び「248」〜「255」の画素値(濃度98%に相当)の3つの範囲に対して各々異なるタイプの鏡面光沢が対応付けられている。
The surface effect selection table in FIG. 11 will be described in more detail as an example. For example, for the pixel values of “238” to “255” (corresponding to the density of 94% to 98%), the specular gloss is used as the surface effect. (PM: Premium Gross) are associated, and among these, pixel values “238” to “242” (corresponding to
また、「212」〜「232」の画素値(濃度84%〜90%に相当)に対しては、ベタ光沢(G:Gross)が対応付けられており、このうち、「212」〜「216」の画素値(濃度84%に相当)、「217」〜「221」の画素値(濃度86%に相当)、「222」〜「227」の画素値(濃度88%に相当)及び「228」〜「232」の画素値(濃度90%に相当)の4つの範囲に対して各々異なるタイプのベタ光沢が対応付けられている。 Also, pixel values “212” to “232” (corresponding to densities of 84% to 90%) are associated with solid gloss (G: Gross), and among these, “212” to “216”. ”(Equivalent to a density of 84%),“ 217 ”to“ 221 ”(equivalent to a density of 86%),“ 222 ”to“ 227 ”(equivalent to a density of 88%), and“ 228 ” ”To“ 232 ”, different types of solid glossiness are associated with four ranges of pixel values (corresponding to a density of 90%).
また、「49」〜「63」の画素値(濃度20%〜24%に相当)に対しては、触感パターンが対応付けられており、このうち、「49」〜「53」の画素値(濃度20%に相当)、「54」〜「58」の画素値(濃度22%に相当)、「59」〜「63」の画素値(濃度24%に相当)の3つの範囲に対して各々異なる荒さの触感パターンが対応付けられている。具体的には、濃度20%に相当する「49」〜「53」の画素値の場合、触感パターンのタイプは細かく、濃度22%に相当する「54」〜「58」の画素値の場合、触感パターンのタイプは中程度で、濃度24%に相当する「59」〜「63」の画素値の場合、触感パターンのタイプは荒いものとなっている。 Further, tactile sensation patterns are associated with pixel values of “49” to “63” (corresponding to densities of 20% to 24%), and among these, pixel values of “49” to “53” ( Each of three ranges of pixel values “54” to “58” (corresponding to a density of 22%) and “59” to “63” (corresponding to a density of 24%). Different roughness tactile patterns are associated. Specifically, in the case of pixel values of “49” to “53” corresponding to a density of 20%, the tactile pattern type is fine, and in the case of pixel values of “54” to “58” corresponding to a density of 22%, The tactile sensation pattern type is medium, and in the case of pixel values “59” to “63” corresponding to a density of 24%, the tactile sensation pattern type is rough.
3つのタイプの触感パターンの画像データは、パターン記憶部245に記憶されている。パターン記憶部245に記憶されている3つのタイプ(荒、中、細)の触感パターンの例を図13(a)に示す。
The image data of the three types of tactile patterns is stored in the
図11に戻り、「23」〜「43」の画素値(濃度10%〜16%に相当)に対しては、網点マット(M:Matt)が対応付けられており、このうち、「23」〜「28」の画素値(濃度10%に相当)、「29」〜「33」の画素値(濃度12%に相当)、「34」〜「38」の画素値(濃度14%に相当)及び「39」〜「43」の画素値(濃度16%に相当)の4つの範囲に対して各々異なるタイプの網点マットが対応付けられている。 Returning to FIG. 11, pixel values “23” to “43” (corresponding to densities of 10% to 16%) are associated with a halftone dot mat (M: Matt). ”To“ 28 ”(corresponding to a density of 10%),“ 29 ”to“ 33 ”(corresponding to a density of 12%), and“ 34 ”to“ 38 ”(corresponding to a density of 14%) ) And four ranges of pixel values “39” to “43” (corresponding to a density of 16%) are associated with different types of halftone mats.
また、「1」〜「17」の画素値(濃度2%〜6%に相当)に対しては、つや消し(PM:Premium Matt)が対応付けられており、このうち、「1」〜「7」の画素値(濃度2%に相当)、「8」〜「12」の画素値(濃度4%に相当)及び「13」〜「17」の画素値(濃度6%に相当)の3つの範囲に対して各々異なるタイプのつや消しが対応付けられている。これらの同一の表面効果の異なるタイプはプリンタ機70や低温定着機90で使用するクリアトナー版データを求める式に違いがあり、プリンタ本体や後処理機の動作は同じである。尚、「0」の濃度値には、表面効果を与えないことが対応付けられている。
Further, the pixel values of “1” to “17” (corresponding to the density of 2% to 6%) are associated with matte (PM: Premium Matt), and among these, “1” to “7” ”(Corresponding to 2% density),“ 8 ”to“ 12 ”pixel values (corresponding to 4% density), and“ 13 ”to“ 17 ”pixel values (corresponding to 6% density). Different types of matte are associated with ranges. These different types of the same surface effect have different formulas for obtaining the clear toner plane data used in the
また、図11には、画素値及び表面効果に対応して、グロッサ80のオン又はオフを示すオンオフ情報と、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データ(図1のClr−1)及び低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データの内容とが各々示されている。例えば、表面効果が鏡面光沢である場合、グロッサ80をオンにすることが示されると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、インバースマスクを表すものであり、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データ(図1のClr−2)は、ないことが示されている。当該インバースマスクは、例えば上述した式1により求められるものである。尚、図11に示される例は、表面効果として鏡面効果が指定された領域が、画像データによって規定される領域全体に相当する場合の例である。表面効果として鏡面効果が指定された領域が、画像データによって規定される領域の一部に相当する場合の例については後述する。
Further, FIG. 11 shows on / off information indicating whether the
また、濃度値が「228」〜「232」であり表面効果がベタ光沢である場合、グロッサ80をオフにすることが示されていると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、インバースマスク1であり、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データは、ないことが示されている。
Further, when the density value is “228” to “232” and the surface effect is solid gloss, it is indicated that the
尚、当該インバースマスク1は、上記式1〜式4の何れかの式により表されるものであればよい。これはグロッサ80がオフなので平滑化されるトナーの総付着量が異なるため、鏡面光沢により表面の凹凸が増え、その結果、鏡面光沢により光沢度が低いベタ光沢が得られる。また、表面効果が網点マットである場合、グロッサ80をオフにすることが示されていると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、ハーフトーン(網点)を表すものであり、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データは、ないことが示されている。また、表面効果がつや消しである場合、グロッサ80をオン又はオフのいずれにしても良いことが示されていると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、なく、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データは、ベタマスクを表すものであることが示されている。当該ベタマスクは、例えば上述の式2により求められるものである。
The
クリアプロセッシング56のクリアトナー版生成部563は、表面効果選択テーブルを参照して、光沢制御版データによって示される各画素値に対応付けられている表面効果を判断すると共に、グロッサ80のオン又はオフを判断して、プリンタ機70及び低温定着機90でどのようなクリアトナー版データを用いるかを判断する。尚、クリアトナー版生成部563は、グロッサ80のオン又はオフの判断を1ページ毎に行う。そして、上述したように、クリアトナー版生成部563は、当該判断の結果に応じて、クリアトナー版データを適宜生成してこれを出力すると共に、グロッサ80に対するオンオフ情報を出力する。これにより、用紙の種類に応じてユーザが意図した効果の光沢効果を有するクリアトナー版データが生成することになる。
The clear toner
ここで、クリアトナー版生成部563による触感パターンの実現について説明する。図12、13は、クリアトナー版生成部563による触感パターンの実現を説明するための図である。例えば、光沢制御版データにおいて、濃度Clr=28%が指定された矩形領域があったとする。ここで、図11、図12(a)に示すように、表面効果テーブルの濃度28%には表面効果は設定されていない。このため、クリアトナー版生成部563、図12(b)に示すように、この矩形領域に表面効果の付与しない。これにより、印刷装置30は、当該矩形領域には、濃度28%のクリアトナーをのせることになる。
Here, the realization of the tactile sensation pattern by the clear toner
一方、光沢制御版データにおいて、濃度Clr=20%が指定された矩形領域があったとする。図11、図12(a)に示すように、表面効果テーブルの濃度20%には表面効果には、「触感パターン タイプ1(細)」が割り当てられている。このため、クリアトナー版生成部563は、この濃度20%の矩形領域に「触感パターン タイプ1(細)」の表面効果を付与したクリアトナー版データを生成する。
On the other hand, it is assumed that there is a rectangular area in which the density Clr = 20% is specified in the gloss control plane data. As shown in FIGS. 11 and 12A, “tactile sensation pattern type 1 (thin)” is assigned to the surface effect in the
図13(a)に示す触感パターンは、幅u、高さvの画素から構成される。用紙原点が左上の場合、図13(b)に示すように、クリアトナー版生成部563は、用紙に相当する画像データを、u*vでタイル状に分割する。そして、特定領域2431の原点がO’や大きさは既知であるため、クリアトナー版生成部563は、特定領域2431とのANDとなる箇所に「触感パターン タイプ1(細)」を書き込むようなクリアトナー版データを生成する。この結果、印刷装置30は、図13(c)に示すように、用紙に、触感パターンを付与して印刷する。
The tactile sensation pattern shown in FIG. 13A is composed of pixels having a width u and a height v. When the paper origin is at the upper left, as shown in FIG. 13B, the clear toner
図10に戻り、総量規制部562は、有色版データと、上述のように生成されたクリアトナー版データとに対して、有色版データとクリアトナー版データの全ての画素の濃度値の総和を一定の規制値以下になるように補正する総量規制処理を行う。図14は、実施の形態1の総量規制部562の機能的構成を示すブロック図である。
Returning to FIG. 10, the total
総量規制部562は、図14に示すように、触感用総量規制値決定部243と、トナー量変換部244とを備えている。
As shown in FIG. 14, the total
ここで、従来のトナー総量規制処理について説明する。トナー総量sumは、1画素あたりに乗せることができるトナー量の総和であり、(5)式で示される。 Here, conventional toner total amount restriction processing will be described. The total toner amount sum is the total amount of toner that can be placed per pixel, and is expressed by equation (5).
sum=C+M+Y+K ・・・(5)
ここで、C、M、Y、Kは、それぞれC、M、Y、K各色の濃度値であり、0から100(%)の値を有する。
sum = C + M + Y + K (5)
Here, C, M, Y, and K are density values of C, M, Y, and K, respectively, and have values of 0 to 100 (%).
この最大値Limitは機種によって固有の値を持ち、その値を超えないようにCMYKの4色のトナー量を計算する。その一例にKトナーを保存する方法があり、(6)式により、変換後のトナー量C’、M’、Y’、K’(=K)を求める。sumがLimit以下の場合には、CMYKはそのままのデータが後段に送出される。 This maximum value Limit has a specific value depending on the model, and the toner amounts of the four colors CMYK are calculated so as not to exceed the maximum value. One example is a method of storing K toner, and the converted toner amounts C ′, M ′, Y ′, and K ′ (= K) are obtained by Expression (6). When sum is equal to or lower than Limit, the data of CMYK is sent to the subsequent stage as it is.
sumがLimitを超える場合、
C’=C*(Limit−K)/(C+M+Y)
M’=M*(Limit−K)/(C+M+Y) ・・・(6)
Y’=Y*(Limit−K)/(C+M+Y)
If sum exceeds Limit,
C ′ = C * (Limit−K) / (C + M + Y)
M ′ = M * (Limit−K) / (C + M + Y) (6)
Y ′ = Y * (Limit−K) / (C + M + Y)
しかしながら、このような4色のトナーの画像形成装置、更に、クリアトナーを加えた5色の画像形成装置であっても、トナー総量の最大値Limitは一般的に固定であるため、色材数が増えると各色材に及ぼす総量規制は更に厳しいものになる。 However, even in such a four-color toner image forming apparatus and a five-color image forming apparatus to which clear toner is added, the maximum value Limit of the total toner amount is generally fixed. As the number increases, the total amount regulations on each color material become more severe.
例えば、図34(a)に示すように、用紙上に幅X、奥行きY、トナー総量sumの有色トナーによる一様な濃度で塗りつぶされたパッチ画像があるとする。これに、図34(b)に示すように、クリアトナーで2本線を印刷したい場合を想定する。(6)式で示される従来の総量規制処理では、例えば、トナー総量の最大値Limit=260(%)、クリアトナー量Clr=100(%)とし、クリアトナー量を保存するとした場合は、有色の色材のトナー総量sumは160(%)になってしまう。図14(c)に示すAがトナー総量sumは160(%)となった箇所である。ただし、260(%)で再現していた有色トナーの色を160(%)で再現すると濃度が極端に低下し、ユーザが満足する印刷物を得ることができない。 For example, as shown in FIG. 34 (a), it is assumed that there is a patch image painted with a uniform density of colored toner having a width X, a depth Y, and a total toner sum on a sheet. In this case, as shown in FIG. 34B, it is assumed that two lines are to be printed with clear toner. In the conventional total amount regulation processing expressed by the equation (6), for example, when the maximum value of the total toner amount is Limit = 260 (%) and the clear toner amount Clr is 100 (%) and the clear toner amount is stored, the color is The total toner sum of the color material is 160 (%). A shown in FIG. 14C is a portion where the total toner sum is 160 (%). However, if the color toner color reproduced at 260 (%) is reproduced at 160 (%), the density is extremely lowered, and a printed matter satisfying the user cannot be obtained.
加えて、クリアトナーを用いて2本線を引き、その凹凸をできるだけ保存した触感も付加したい場合、クリアトナーがあるA、ないBでは用紙上の高さが同じになってしまい、触感の効果を得ることができないという問題がある。 In addition, if you want to add a tactile sensation that preserves the unevenness as much as possible by drawing two lines using clear toner, the height on the paper will be the same for A and B with clear toner, and the tactile effect will be improved. There is a problem that cannot be obtained.
また、凹凸を効果的に表現するため、クリアトナーの粒子を荒くする方法がある。しかし、粒子の大きさが異なるため、鏡面効果や、ウォーターマークといった加工を施す際には不向きである。 Further, there is a method of roughening the clear toner particles in order to effectively express the unevenness. However, since the particle size is different, it is not suitable for processing such as a mirror effect or a watermark.
そこで、本実施の形態では、図15(a)、(b)、(c)に示すように、触感パターンに対して複数の総量規制値(LIMIT1,LIMIT2)を用いて、触感パターンを構成する画素の濃度値(画素値)に応じて総量規制値を切り替えて総量規制処理を行い、これにより、画像品質の向上を図りつつ、触覚的な効果を実現している。 Therefore, in the present embodiment, as shown in FIGS. 15A, 15B, and 15C, a tactile sensation pattern is configured by using a plurality of total amount regulation values (LIMIT1, LIMIT2) for the tactile sensation pattern. The total amount restriction value is switched according to the density value (pixel value) of the pixel and the total amount restriction processing is performed, thereby realizing a tactile effect while improving the image quality.
触感用総量規制値決定部243は、触感パターンを構成する画素の画素値に応じて複数の規制値を決定する。本実施の形態では、総量規制テーブル記憶部246に、画素値、すなわち画素の濃度値に対応づけて総量規制値が定められた総量規制テーブル(図16(b)参照)が記憶されており、触感用総量規制値決定部243は、総量規制テーブル記憶部246の総量規制テーブルを参照して、触感パターンを構成する画素の濃度値(画素値)に応じて二つの総量規制値を決定する。より具体的には、触感用総量規制値決定部243は、総量規制テーブルを参照して、触感パターンを構成する画素の濃度値が0の場合には第1規制値LIMIT1を決定し、触感パターンを構成する画素の濃度値が0以外である255の場合には第2規制値LIMIT2を決定する。
The tactile sensation total amount restriction
トナー量変換部は、画素の濃度値(画素値)と、濃度値に応じて決定された総量規制値LIMIT1、LIMIT2を用いて、有色版データとクリアトナー版データに対して総量規制処理を行う。 The toner amount conversion unit performs the total amount restriction process on the color plane data and the clear toner plane data using the density value (pixel value) of the pixel and the total amount restriction values LIMIT1 and LIMIT2 determined according to the density value. .
以下、本実施の形態の総量規制処理について詳細に説明する。上述のとおり、クリアトナー版生成部563により、クリアトナー版データで触感パターンの濃度Clrが設定されている場合には、触感用総量規制値決定部243は、総量規制テーブル記憶部246の総量規制テーブルから、触感パターンを構成する画素の濃度値に対応する総量規制値を取得し、トナー量変換部244へと送信する。
Hereinafter, the total amount restriction process of the present embodiment will be described in detail. As described above, the clear toner
図16は、総量規制値の決定処理を説明するための図である。図16(b)は、総量規制テーブルの一例を示す図である。図16(b)に示すように、総量規制テーブルには、濃度0に対して総量規制値LIMT1が対応付けられており、濃度255に対しては、総量規制値LIMT2が対応付けられている。
FIG. 16 is a diagram for explaining the determination process of the total amount regulation value. FIG. 16B is a diagram illustrating an example of the total amount restriction table. As shown in FIG. 16B, in the total amount restriction table, the total amount restriction value LIMT1 is associated with the
そして、触感用総量規制値決定部243は、この総量規制テーブルからこの2つの総量規制値LIMIT1,LIMIT2を取得し、図16(a)に示すように、触感パターンを構成する画素の濃度が0の画素に対しては、総量規制値LIMT1を用いることを決定し、触感パターンを構成する画素の濃度が255の画素(触感効果を生じさせる画素)に対しては、総量規制値LIMT2を用いることを決定する。
Then, the tactile sensation total amount restriction
ここで、LIMT1<LIMIT2である。また、クリアトナー版データの画素の濃度Clrに触感パターンに相当する画素が指定されていない場合の総量規制における総量規制値にも、総量規制値LIMIT1を用いるものとする。 Here, LIMT1 <LIMIT2. The total amount restriction value LIMIT1 is also used as the total amount restriction value in the total amount restriction when the pixel corresponding to the tactile sensation pattern is not designated in the pixel density Clr of the clear toner plane data.
トナー量変換部244は、触感用総量規制値決定部243から送られてきた総量規制値を用いて入力されるC、M、Y、K、Clrの画素の濃度の総量規制処理を行う。ここで、C、M、Y、KはC、M、Y、K各色の濃度値であり、Clrはクリアトナー版データの画素の濃度値である。C、M、Y、K、Clrは、いずれも0から100(%)の値を有する。
The toner amount conversion unit 244 performs total amount restriction processing for the density of C, M, Y, K, and Clr pixels input using the total amount restriction value sent from the tactile feel total amount restriction
より具体的に説明すると、例えば、Kの画素を保存する場合において、Clrの画素に触感効果指定がない場合の総量規制の計算例について説明する。 More specifically, for example, a calculation example of the total amount restriction in the case where the Kr pixel is stored and the tactile sensation effect is not designated in the Clr pixel will be described.
Clrで触感効果指定がない場合は、トナー量変換部244は、通常の方法で印刷を実施する。(7−1)〜(7−3)式は、Clrを保存する場合の総量規制計算例である。トナー量変換部244は、まず、(7−1)式で、LimitをLIMIT1とし、(7−2)式でトナー量の総計を計算する。ここで、C、M、Y、Kは、C、M、Y、K各色の濃度値であり、Clrはクリアトナー版データの画素の濃度値である。C、M、Y、K、Clrは、いずれも0から100(%)の値を有する。 When the tactile sensation effect is not designated by Clr, the toner amount conversion unit 244 performs printing by a normal method. Equations (7-1) to (7-3) are examples of the total amount regulation calculation when Clr is stored. First, the toner amount conversion unit 244 sets the limit to LIMIT1 in equation (7-1), and calculates the total amount of toner according to equation (7-2). Here, C, M, Y, and K are the density values of each color of C, M, Y, and K, and Clr is the density value of the pixel of the clear toner plane data. C, M, Y, K, and Clr all have a value of 0 to 100 (%).
Limit=LIMIT1 ・・・(7−1)
sum=C+M+Y+K+Clr ・・・(7−2)
Limit = LIMIT1 (7-1)
sum = C + M + Y + K + Clr (7-2)
ただし、トナー量変換部244は、sumが総量規制値Limitを超える場合には、次の(7−3)式のように、濃度C、M、Y、K、Clrを補正して、補正後の濃度C、M、Y、K、Clrを求める。
C’=C*(Limit−Clr)/(C+M+Y+K)
M’=M*(Limit−Clr)/(C+M+Y+K)
Y’=Y*(Limit−Clr)/(C+M+Y+K)
K’=K*(Limit−Clr)/(C+M+Y+K)
Clr’=Clr
・・・(7−3)
However, when the sum exceeds the total amount regulation value Limit, the toner amount conversion unit 244 corrects the densities C, M, Y, K, and Clr as shown in the following equation (7-3), and then performs the correction. Concentration C, M, Y, K, and Clr are obtained.
C ′ = C * (Limit−Clr) / (C + M + Y + K)
M ′ = M * (Limit-Clr) / (C + M + Y + K)
Y ′ = Y * (Limit-Clr) / (C + M + Y + K)
K ′ = K * (Limit-Clr) / (C + M + Y + K)
Clr ′ = Clr
... (7-3)
一方、Clrで触感効果の指定がある場合には、トナー量変換部244は、まず、(8−1)式で、CMYKの標準の総量規制値Limit_CMYLをLIMIT1とし、(8−2)式で、触感用総量規制値決定部243で取得した触感用の総量規制値LIMIT2をLimit_Clrとする。そして、トナー量変換部244は、(8−3)式でトナー量を計算する。
On the other hand, when the tactile sensation effect is designated by Clr, the toner amount conversion unit 244 first sets the CMYK standard total amount restriction value Limit_CMYL to LIMIT1 using equation (8-1), and uses equation (8-2). The tactile sensation total amount regulation value LIMIT2 acquired by the tactile sensation total amount regulation
Limit_CMYK=LIMIT1 ・・・(8−1)
Limit_Clr=LIMIT2 ・・・(8−2)
sumCMYK=C+M+Y+K ・・・(8−3)
Limit_CMYK = LIMIT1 (8-1)
Limit_Clr = LIMIT2 (8-2)
sumCMYK = C + M + Y + K (8-3)
そして、トナー量変換部244は、sumCMYKがLimit_CMYKを超える場合は、次の(8−4)式のように、濃度C、M、Y、K、Clrを補正して、補正後の濃度C、M、Y、K、Clrを求める。 Then, when sumCMYK exceeds Limit_CMYK, the toner amount conversion unit 244 corrects the density C, M, Y, K, and Clr as shown in the following equation (8-4), and corrects the density C, M, Y, K, and Clr are obtained.
C’=C*(Limit_CMYK−K)/(C+M+Y)
M’=M*(Limit_CMYK−K)/(C+M+Y)
Y’=Y*(Limit_CMYK−K)/(C+M+Y)
Clr’=Limit_Clr−sumCMYK
・・・(8−4)
C ′ = C * (Limit_CMYK−K) / (C + M + Y)
M ′ = M * (Limit_CMYK−K) / (C + M + Y)
Y ′ = Y * (Limit_CMYK−K) / (C + M + Y)
Clr ′ = Limit_Clr-sumCMYK
... (8-4)
ただし、Clr’は最大100%までの値をとるため、100%を超えた分については、切り落とす。 However, since Clr 'takes a value up to 100%, the portion exceeding 100% is cut off.
上記のように、(7−1)〜(7−3)式あるいは(8−1)〜(8−4)式で得られた補正後の濃度C’、M’、Y’、K’、Clr’が総量規制部562の出力データとなる。
As described above, the corrected densities C ′, M ′, Y ′, K ′ obtained by the equations (7-1) to (7-3) or (8-1) to (8-4), Clr ′ becomes the output data of the total
図9に戻り、i3部57は、ハーフトーン処理後のCMYKの各2ビットの有色版データと、クリアプロセッシング56が生成した2ビットのクリアトナー版データとを統合し、統合した画像データをMIC60に出力する。尚、クリアプロセッシング56は、プリンタ機70で用いるクリアトナー版データ及び低温定着機90で用いるクリアトナー版データのうち少なくとも一方を生成しない場合があるので、クリアプロセッシング56が生成した方のクリアトナー版データがsi3部57で統合され、両方のクリアトナー版データをクリアプロセッシング56が生成していない場合には、si3部57からはCMYKの各2ビットの画像データが統合された画像データが出力される。この結果、DFE50からは各々2ビットの4つ〜6つの画像データがMIC60へ送り出されることになる。また、si3部57は、クリアプロセッシング56が出力したグロッサ80に対するオンオフ情報もMIC60に出力する。
Returning to FIG. 9, the
MIC60は、DFE50とプリンタ機70とに接続される。MIC60は、後処理機として搭載されている装置構成を示す装置構成情報をDEF50に出力する。また、MIC60は、色版の画像データ、クリアトナー版の画像データをDFE50から受信して各画像データを対応する装置に振り分けるとともに、後処理機の制御を行う。より具体的には、MIC60は、図17に例示されるように、DFE50から出力された画像データのうちCMYKの色版の画像データをプリンタ機70に出力し、プリンタ機70で用いるクリアトナー版の画像データがある場合にはこれもプリンタ機70に出力し、DFE50から出力されたオンオフ情報を用いて、グロッサ80をオン又はオフにして、低温定着機90で用いるクリアトナー版の画像データがある場合にはこれを低温定着機90に出力する。グロッサ80はオンオフ情報によって定着を行う経路と行わない経路とを切り替えても良い。低温定着機90はクリアトナー版の画像データの有無によってオン又はオフの切り替えやグロッサ80と同様の経路の切り替えをしても良い。
The
また、図19に示すように、プリンタ機70、グロッサ80、低温定着機90からなる印刷装置30は、記録媒体を搬送する搬送路を備えている。なお、プリンタ機70は、詳細には、電子写真方式の複数の感光体ドラム、感光体ドラム上に形成されたトナー像を転写される転写ベルト、転写ベルト上のトナー像を記録媒体に転写する転写装置、及び記録媒体上のトナー像を該記録媒体に定着させる定着機を備える。記録媒体は、図示を省略する搬送部材によって搬送路を搬送されることで、プリンタ機70、グロッサー80、低温てい着機の設けられている位置を、この順に搬送される。そして、これらの機器によって順次処理が行われて画像形成及び表面効果が付与された後に、図示を省略する搬送機構によって搬送路を搬送されて、印刷装置の外部へと排出される。
Further, as shown in FIG. 19, the
次に、本実施の形態に係る画像形成システムが行う光沢制御処理の手順について図18を用いて説明する。DFE50がホスト装置10から印刷データを受信すると(ステップS11)、レンダリングエンジン51は、これを言語解釈して、ベクター形式で表現される画像データをラスタ形式に変換し、CMM61は、RGB形式で表現された色空間をCMYK形式の色空間に変換して、CMYKの各8ビットの有色版データ及び8ビットの光沢制御版データを得る(ステップS12)。
Next, a gloss control process performed by the image forming system according to the present embodiment will be described with reference to FIG. When the
この光沢制御版データの変換処理では、図4の光沢制御版データ、すなわち、図7で示したような、描画オブジェクトごとに表面効果を特定する濃度値が指定された光沢制御版データを、描画オブジェクトを構成する画素ごとに濃度値が指定された光沢制御版データに変換する。 In this gloss control plane data conversion process, the gloss control plane data shown in FIG. 4, that is, the gloss control plane data in which the density value specifying the surface effect for each drawing object is designated as shown in FIG. It is converted into gloss control plane data in which a density value is designated for each pixel constituting the object.
すなわち、レンダリングエンジン51は、図7で示される光沢制御版データの描画オブジェクトに対応する座標の範囲の画素に対して、描画オブジェクトに対して設定された濃度値を付与することにより、光沢制御版データを変換する。これにより、光沢制御版データは、画素ごとに表面効果が設定された光沢制御版データに変換されることになる。
That is, the
次に、8ビット光沢制御版データが出力されたら、DFE50のTRC53は、CMYKの各8ビットの有色版データに対してキャリブレーションにより生成された1D_LUTのガンマカーブでガンマ補正を行う(ステップS13)。
Next, when the 8-bit gloss control plane data is output, the
次に、クリアプロセッシング56のクリアトナー版生成部563は、8ビットの光沢制御版データを用いて、表面効果選択テーブルを参照して、光沢制御版データによって示される各濃度値に対して指定された表面効果を判断する。そして、クリアトナー版生成部563は、光沢制御版データを構成する全ての画素について、このような判断を行う。尚、光沢制御版データにおいては、各表面効果を与える領域を構成する全ての画素について基本的に同一の範囲の濃度値を表す。このため、同一の表面効果であると判断した近傍の画素については、クリアトナー版生成部563は、同一の表面効果を与える領域に含まれるものとして判断する。このようにして、クリアプロセッシング56のクリアトナー版生成部563は、表面効果を与える領域と、当該領域に対して与える表面効果の種類とを判断する。そして、クリアトナー版生成部563は、当該判断に応じて、グロッサ80のオン又はオフを決定する(ステップS15)。
Next, the clear toner
次に、クリアトナー版生成部563は、ガンマ補正後のCMYKの各8ビットの有色版データを適宜用いて、クリアトナーを付着させるための8ビットのクリアトナー版データを適宜生成する(ステップS16)。
Next, the clear toner
次に、総量規制部562は、ガンマ補正後のCMYKの各8ビットの有色版データと、8ビットのクリアトナー版データとに対して、総量規制処理を行う(ステップS17)。総量規制処理の詳細については後述する。
Next, the total
そして、ハーフトーンエンジン55は、ハーフトーン処理により、総量規制後の8ビットの画像データを用いた8ビットのクリアトナー版データを2ビットのクリアトナー版像データに変換する(ステップS18)。
Then, the
さらに、ハーフトーンエンジン55は、総量規制後のCMYKの各8ビットの有色版データに対して、プリンタ機70に出力するためのCMYK各2ビットの有色版データのデータ形式に変換するハーフトーン処理を行い、ハーフトーン処理後のCMYKの各2ビットの有色版データを得る(ステップS19)。
Further, the
次に、DFE50のSi3部57は、ステップS19で得たハーフトーン処理後のCMYKの各2ビットの有色版データと、ステップS18で生成した2ビットのクリアトナー版データとを統合し、統合した画像データと、ステップS15で決定したグロッサ80のオン又はオフを示すオンオフ情報とをMIC60に対して出力する(ステップS20)。
Next, the
尚、ステップS16で、クリアトナー版生成部563が、クリアトナー版データを生成していない場合には、ステップS20では、ステップS13で得たハーフトーン処理後のCMYKの各2ビットの有色版データのみが統合されてMIC60に出力される。
If the clear toner
次に、ステップS17の総量規制処理の詳細について説明する。図19は、実施の形態1の総量規制処理の手順を示すフローチャートである。触感用総量規制値決定部243は、総量規制テーブル記憶部246に記憶されている総量規制テーブルから、総量規制値を取得する(ステップS1901)。
Next, the details of the total amount restriction process in step S17 will be described. FIG. 19 is a flowchart illustrating the procedure of the total amount restriction process according to the first embodiment. The tactile sensation total amount restriction
そして、トナー量変換部244は、有色版データおよびクリアトナー版データを1ライン分読み込む(ステップS1902)。このとき、クリアトナー版データの1ラインは、触感用総量規制値決定部243にも読み込まれる。
The toner amount conversion unit 244 reads the color plane data and the clear toner plane data for one line (step S1902). At this time, one line of the clear toner plane data is also read by the tactile sensation total amount regulation
次に、触感用総量規制値決定部243は、クリアトナー版データの対象画素の濃度Clrで触感パターンに相当する濃度値(図11参照)が指定されているか否かを判断する(ステップS1903)。
Next, the tactile sensation total amount regulation
そして、クリアトナー版データの対象画素の濃度Clrで触感パターンに相当する濃度値(図11参照)が指定されている場合には(ステップS1903:Yes)、触感用総量規制値決定部243は、総量規制テーブルから取得した総量規制値LIMIT1、LIMIT2を用いることに決定する(ステップS1904)。より具体的には、触感用総量規制値決定部243は、触感パターンを構成する画素の濃度が0の画素に対しては、総量規制値LIMT1を用いることを決定し、触感パターンを構成する画素の濃度が255の画素に対しては、総量規制値LIMT2を用いることを決定する。
When the density value corresponding to the tactile sensation pattern (see FIG. 11) is designated by the density Clr of the target pixel of the clear toner plane data (step S1903: Yes), the tactile sensation total amount regulation
そして、トナー量変換部244は、ステップS1902で読み込んだ1ラインの有色版データおよびクリアトナー版データの対象画素に対して、総量規制値LIMIT1、LIMIT2を用いた(8−1)〜(8−4)式のより、総量規制処理を行って、補正後の濃度C’,M’,Y’,K,Clr’を求める(ステップS1905)。 Then, the toner amount conversion unit 244 uses the total amount restriction values LIMIT1 and LIMIT2 for the target pixels of the color plane data and the clear toner plane data read in step S1902 (8-1) to (8- According to the equation (4), the total amount restriction process is performed to obtain corrected concentrations C ′, M ′, Y ′, K, and Clr ′ (step S1905).
一方、ステップS1903でクリアトナー版データの対象画素の濃度Clrで触感パターンに相当する濃度値(図11参照)が指定されていない場合には(ステップS1903:No)、触感用総量規制値決定部243は、総量規制テーブルから取得した総量規制値LIMIT1を用いることに決定する(ステップS1906)。 On the other hand, when the density value (see FIG. 11) corresponding to the tactile sensation pattern is not specified by the density Clr of the target pixel of the clear toner plane data in step S1903 (step S1903: No), the tactile sensation total amount regulation value determining unit In step S1906, it is determined that the total amount restriction value LIMIT1 acquired from the total amount restriction table is used.
そして、トナー量変換部244は、ステップS1902で読み込んだ1ラインの有色版データおよびクリアトナー版データの対象画素に対して、総量規制値LIMIT1を用いた(7−1)〜(7−3)式により、総量規制処理を行って、補正後の濃度C’,M’,Y’,K,Clr’を求める(ステップS1907)。 Then, the toner amount conversion unit 244 uses the total amount restriction value LIMIT1 for the target pixels of the color plane data and the clear toner plane data read in step S1902 (7-1) to (7-3). A total amount regulation process is performed using the equation to obtain corrected concentrations C ′, M ′, Y ′, K, and Clr ′ (step S1907).
そして、上述のステップS1903からS1907までの処理を、1ラインの全ての画素について繰り返して行い(ステップS1908)、さらに、ステップS1902からS1908までの処理を、有色版データおよびクリアトナー版データの全ラインに対して繰り返し行う。これにより、総量規制処理が完了する。 Then, the processing from step S1903 to S1907 is repeated for all pixels in one line (step S1908), and the processing from step S1902 to S1908 is repeated for all lines of the color plane data and the clear toner plane data. Repeat for. Thereby, the total amount regulation process is completed.
このように本実施の形態では、触感パターンが指定された領域で、触感パターンを構成する画素の濃度に応じて2つの総量規制値を用いて総量規制処理を行っているので、画像品質の向上を図りつつ、触覚的な効果を実現することができる。 As described above, in this embodiment, since the total amount restriction processing is performed using the two total amount restriction values in accordance with the density of the pixels constituting the tactile feeling pattern in the region where the tactile feeling pattern is designated, the image quality is improved. A tactile effect can be realized while aiming at.
(変形例1)
実施の形態1では、触感パターンを構成する画素の濃度に応じて2つの総量規制値を切り替えて利用して総量規制処理を行っていたが、3個以上の総量規制値を用いて総量規制処理を行っても良い。
(Modification 1)
In the first embodiment, by using by switching the two total regulation value according to the density of the pixels constituting the tactile pattern it has been performed total amount control process, the total amount control process using three or more of the total amount regulation value May be performed.
図20は、実施の形態1の変形例で用いる総量規制値を説明するための図である。図20(a)〜(c)は、触感パターンによる触感効果をより強調するために3個以上の総量規制値を値いる。例えば、図20(a)では、触感パターンのエッジを構成する画素に、LIMIT1、LIMIT2とは異なる総量規制値LIMIT3を用いて、触感パターンによる触感効果をより強調している。 FIG. 20 is a diagram for explaining the total amount restriction value used in the modification of the first embodiment. 20A to 20C show three or more total amount regulation values in order to further emphasize the tactile sensation effect by the tactile sensation pattern. For example, in FIG. 20A, the tactile sensation effect by the tactile sensation pattern is further emphasized by using the total amount regulation value LIMIT3 different from LIMIT1 and LIMIT2 for the pixels constituting the edge of the tactile sensation pattern.
また、図20(b)の例では、触感パターンに相対的な高低差を設け、触感指定領域の外側を構成する画素に、LIMIT1、LIMIT2とは異なる総量規制値LIMIT4を用いて、触感パターンによる触感効果をより強調している。 Further, in the example of FIG. 20B, a relative height difference is provided in the tactile sensation pattern, and the total amount regulation value LIMIT4 different from LIMIT1 and LIMIT2 is used for the pixels constituting the outside of the tactile sensation designation region. Emphasizes the tactile effect.
また、図20(c)の例では、図20(a)と図20(b)とを組み合わせた触感パターンで、触感指定領域の外側とエッジ部をそれぞれ構成する画素に、LIMIT1、LIMIT2とは異なる総量規制値LIMIT4、LIMIT3を用いて、触感パターンによる触感効果をより強調している。図21は、このような触感パターンの一例を示す図である。 Further, in the example of FIG. 20C, in the tactile sensation pattern obtained by combining FIGS. 20A and 20B, the LIMIT1 and LIMIT2 are defined on the pixels constituting the outside of the tactile sensation designated area and the edge portion, respectively. Using different total amount regulation values LIMIT4 and LIMIT3, the tactile sensation effect by the tactile sensation pattern is further emphasized. FIG. 21 is a diagram illustrating an example of such a tactile sensation pattern.
図22は、図20(c)、図21に示す触感パターンに総量規制を行う際の総量規制値の決定処理を説明するための図である。図22(b)に示すように、総量規制テーブルには、触感パターンの各部位を示す濃度に応じて、異なる総量規制値LIMIT1〜LIMIT4が設定されている。触感用総量規制値決定部243は、触感パターンの各部の濃度に応じて総量規制値LIMIT1〜LIMIT4を決定する。図23は、4つの総量規制値を用いる他の触感パターンと総量規制テーブルの例を示している。
FIG. 22 is a diagram for explaining the process of determining the total amount restriction value when the total amount restriction is performed on the tactile sensation patterns shown in FIGS. As shown in FIG. 22B, different total amount restriction values LIMIT1 to LIMIT4 are set in the total amount restriction table according to the density indicating each part of the tactile sensation pattern. The tactile sensation total amount restriction
そして、トナー量変換部244は、これら4つの総量規制値LIMIT1〜LIMIT4を用いて総量規制処理を行う。ここで、トナー量変換部244は、LIMIT3、LIMIT4を用いる場合には、(8−1)〜(8−4)式にLIMIT3、LIMIT4を当てはめて総量規制処理を行う。
The toner amount conversion unit 244 performs total amount restriction processing using these four total amount restriction values LIMIT1 to LIMIT4. Here, when LIMIT 3 and
このように本実施の形態では、触感パターンが指定された領域で、触感パターンを構成する画素の濃度に応じて3個以上の複数の総量規制値を用いて総量規制処理を行っているので、画像品質の向上を図りつつ、より明瞭に触覚的な効果を実現することができる。 Thus, in the present embodiment, the total amount restriction process is performed using a plurality of total amount restriction values of three or more according to the density of the pixels constituting the tactile feeling pattern in the region where the tactile feeling pattern is designated. It is possible to realize a tactile effect more clearly while improving the image quality.
(変形例2)
変形例2は、触感効果を得るためにクリアトナーを積載するが、クリアトナーの吐出量をユーザにより変更することを可能にしたものである。図24は、変形例2の総量規制部562の機能的構成を示すブロック図である。
(Modification 2)
In the second modification, clear toner is loaded to obtain a tactile sensation effect, but the discharge amount of the clear toner can be changed by the user. FIG. 24 is a block diagram illustrating a functional configuration of the total
DFE50は、表示部58に、図25に示す限度量入力画面を表示し、ユーザがこの限度量表示画面を介して入力部59から、クリアトナーの吐出量の限度量を変更入力する。ここで、クリアトナーの吐出量は%の単位で入力する。入力されたクリアトナーの限度量は、トナー量変換部244へ入力される。そして、トナー量変換部244は、(8−4)式で濃度Clr’(すなわち、クリアトナーの量)を計算し、算出されたClr’が限度量Clr_MAXを超えた場合には、Clr’は当該限度量Clr_MAXとして設定され、Clr’はClr_MAX以下の範囲内に収まるように制限される。
The
(変形例3)
トナー量は、例えばクリアトナーを積載する場合、100%が限界値である。このため、100%以上の量のトナーを積載することはできない。このような問題を解決するため、本変形例では、ユーザによりトナーの付着量を変更可能としている。
(Modification 3)
For example, when a clear toner is loaded, the toner amount is 100%. For this reason, it is not possible to stack toner of an amount of 100% or more. In order to solve such a problem, in this modification, the user can change the toner adhesion amount.
図26は、変形例3の総量規制部562の機能的構成を示すブロック図である。DFE50は、表示部58に、図27に示す付着量入力画面を表示し、ユーザがこの付着量入力画面を介して、入力部59から、トナーの付着量を変更入力する。
FIG. 26 is a block diagram illustrating a functional configuration of the total
例えば、ユーザが、変形例2のクリアトナーの限度量Clr_Maxに100%を指定し、クリアトナーの付着量に通常の2倍を指定した場合、2倍のクリアトナーのトナー量を積載することが可能となる。 For example, when the user designates 100% as the limit amount Clr_Max of the clear toner according to the second modification and designates twice the normal amount of the clear toner adhesion amount, the toner amount of the double clear toner may be loaded. It becomes possible.
触感用総量規制値決定部243では、クリアトナー版データの濃度値を参照することにより、印刷ジョブが触感パターンが指定されたジョブであるか否かを判断することが可能であるため、触感パターンが指定された印刷ジョブである場合に、入力されたトナーの付着量をMIC60に通知することができる。MIC60では、DFE50から受信したトナーの付着量をプリント機70へ設定し、プリント機70はトナーの付着量を制御する。
The tactile sensation total amount regulation
これにより、本変形例では、トナーの積載量を増加させることができ、触感効果をより効果的に実現することができる。 Thereby, in this modification, the toner loading amount can be increased, and the tactile sensation effect can be realized more effectively.
(実施の形態2)
実施の形態1では、DFE50にクリアプロセッシング56を設け、DFE50で、葉面効果選択テーブルの決定処理、クリアトナー版データの生成処理を行うように構成したが、これに限定されるものではない。
(Embodiment 2)
In the first embodiment, the
すなわち、一の装置で行っていた複数の処理のいずれかを、一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成にしてもよい。 That is, any one of a plurality of processes performed by one apparatus may be performed by one or more other apparatuses connected to the one apparatus via a network.
その一例として、実施の形態2の画像形成システムでは、DFEの機能の一部を、ネットワーク上のサーバ装置上に実装している。 As an example, in the image forming system of the second embodiment, a part of the DFE function is mounted on a server device on the network.
図28は、実施の形態2に係る画像形成システムの構成を例示する図である。図28に示すように、本実施の形態の画像形成システムは、ホスト装置3010と、DFE3050と、MIC60と、プリンタ機70と、グロッサ80と、低温定着機90と、クラウド上のサーバ装置3060とを備えている。グロッサ80や低温定着機90等の後処理装置は、これらに限定されるものではない。
FIG. 28 is a diagram illustrating a configuration of an image forming system according to the second embodiment. As shown in FIG. 28, the image forming system according to the present embodiment includes a
本実施の形態では、ホスト装置3010とDFE60とがインターネット等のネットワークを介して、サーバ装置3060と接続された構成となっている。また、本実施の形態では、実施の形態1のホスト装置10の各版データの生成処理を行うモジュールと、実施の形態1のDFE50のクリアプロセッシング56を、サーバ装置3060に設けた構成となっている。
In this embodiment, the
ここで、ホスト装置3010、DFE3050、MIC60、プリンタ機70、グロッサ80、低温定着機90の接続構成は、実施の形態1と同様である。
Here, the connection configuration of the
すなわち、具体的には、実施の形態2では、ホスト装置3010とDFE3050とがインターネット等のネットワーク(クラウド)を介して、単一のサーバ装置3060に接続し、サーバ装置3060は版データ生成部3062、印刷データ生成部3063、クリアプロセッシング3066を設け、サーバ装置3060で、有色版データ、クリア版データおよび光沢制御版データの生成を行う版データ生成処理、印刷データの生成処理、クリアトナー版データの生成処理、総量規制処理を行うように構成している。
Specifically, in the second embodiment, the
まず、サーバ装置3060について説明する。図29は、実施の形態2にかかるサーバ装置3060の機能的構成を示すブロック図である。サーバ装置3060は、図29に示すように、記憶部3070と、版データ生成部3062と、印刷データ生成部3−63と、クリアプロセッシング3066と、通信部3065とを主に備えている。
First, the
記憶部3070は、HDDやメモリ等の記憶媒体であり、濃度値選択テーブル3069とを記憶している。濃度値選択テーブル3069は、図6を用いて説明した実施の形態1の濃度値選択テーブルと同様である。
The
通信部3065は、ホスト装置3010、DFE3050との間で各種データや要求の送受信を行う。より具体的には、通信部3065は、ホスト装置3010から、画像指定情報および指定情報と、印刷データの生成要求とを受信し、生成された印刷データをホスト装置301に送信する。また、通信部3065は、DFE3050から、8ビットの光沢制御版の画像データと、8ビットの有色版の画像データと、クリアトナー版の生成要求とを受信し、生成されたクリアトナー版の画像データとオンオフ情報とをDFE3050に送信する。
The
版データ生成部3062は、実施の形態1のホスト装置10と同様に、有色版データ、光沢制御版データ、クリア版データを生成する。
The plane
本実施の形態の印刷データ生成部123は、実施の形態1のホスト装置10と同様に、図8に示す印刷データを生成する。
The print data generation unit 123 according to the present embodiment generates the print data illustrated in FIG. 8 as with the
クリアプロセッシング3066は、実施の形態1のDFE50におけるクリアプロセッシングと同様の機能を有しており、その機能的構成は、図10に示した機能的構成と同一である。
The
次に、DFE3050について説明する。図30は、実施の形態2のDFE3050の機能的構成を示すブロック図である。本実施の形態のDFE3050は、レンダリングエンジン51と、CMM61と、si1部52と、TRC53と、si2部3054と、ハーフトーンエンジン55と、si3部57とを主に備えている。ここで、レンダリングエンジン51、CMM61、si1部52、TRC53、ハーフトーンエンジン55、si3部57の機能および構成については実施の形態1のDFE50と同様である。
Next, the
本実施の形態のsi2部3054は、TRC53によるガンマ補正後の8ビットの光沢制御版データと、CMYKの8ビットの有色版データと、クリアトナー版の生成要求とを、サーバ装置3060に送信し、サーバ装置3060から、クリアトナー版データとオンオフ情報とを受信する。
The
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る画像形成システムによる印刷処理に必要なクリアトナー版の生成処理ついて説明する。図31は、実施の形態2にかかるクリアトナー版の生成処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 Next, a clear toner plane generation process necessary for the printing process by the image forming system according to the present embodiment configured as described above will be described. FIG. 31 is a sequence diagram illustrating an overall flow of the clear toner plane generation process according to the second embodiment.
まず、ホスト装置3010がユーザから画像指定情報および指定情報を入力し(ステップS3201)、画像指定情報および指定情報とともに印刷データ生成要求をサーバ装置3060に送信する(ステップS3202)。
First, the
サーバ装置3060では、画像指定情報および指定情報とともに印刷データ生成要求を受信し、有色版の画像データ、光沢制御版の画像データ、クリア版の画像データをそれぞれ生成する(ステップS3203)。そして、サーバ装置3060は、これらの画像データから印刷データを生成し(ステップS3204)、生成した印刷データをホスト装置301に送信する(ステップS3205)。
The
ホスト装置3010では、印刷データを受信すると、この印刷データをDFE3050に送信する(ステップS3206)。
Upon receiving the print data, the
DFE3050では、印刷データをホスト装置3010から受信すると、印刷データを解析して、有色版の画像データ、光沢制御版の画像データ、クリア版の画像データを得て、これらの画像データに変換や補正等を行う(ステップS3207)。そして、DFE3050は、有色版の画像データ、光沢制御版の画像データ、クリア版の画像データと、クリアトナー版生成要求とを、サーバ装置3060に送信する(ステップS3208)。
When the print data is received from the
次に、サーバ装置3060は、有色版データ、光沢制御版データ、クリア版データと、クリアトナー版生成要求とを受信すると、サーバ装置3060は、オンオフ情報を決定し(ステップS3210)、クリアトナー版の画像データを生成する(ステップS3211)。
Next, when the
次に、クリアプロセッシング3066の総量規制部562が、有色版データとクリアトナー版データに対して総量規制処理を行う(ステップS3212)。ここで、総量規制処理の詳細については、図19を用いて説明した実施の形態1の総量規制処理と同様に行われる。
Next, the total
そして、サーバ装置3060は、生成したクリアトナー版の画像データをDFE3050に送信する(ステップS3213)。
Then, the
これ以降のMIC60、プリンタ機70、グロッサ80、低温定着機90における処理については、実施の形態1と同様に行われる。
Subsequent processing in the
このように本実施の形態では、有色版データ、光沢制御版データ、クリア版データ、印刷データ、クリアトナー版データの生成、総量規制処理を、クラウド上のサーバ装置3060で行っているので、実施の形態1の効果の他、複数のホスト装置3010やDFE3050が存在する場合でも、濃度値選択テーブルや表面効果選択テーブルの変更等も一括して行うことができ、管理者の便宜となる。
As described above, in the present embodiment, the color plane data, the gloss control plane data, the clear plane data, the print data, the clear toner plane data generation, and the total amount regulation processing are performed by the
なお、本実施の形態では、クラウド上の単一のサーバ装置3060に、版データ生成部3062、印刷データ生成部3063、クリアプロセッシング3066を設け、サーバ装置3060で、有色版データ、クリア版データおよび光沢制御版データの生成を行う版データ生成処理、印刷データの生成処理、クリアトナー版データの生成処理、総量規制処理を行うように構成したが、これに限定されるものではない。
In this embodiment, a
例えば、クラウド上に2以上のサーバ装置を設け、上記各処理を、2以上のサーバ装置で分散させて実行するように構成してもよい。図32は、クラウド上に2つのサーバ(第1サーバ装置3860と第2サーバ装置3861)を設けたネットワーク構成図である。図32の例では、第1サーバ装置3860と第2サーバ装置3861とで、有色版データ、クリア版データおよび光沢制御版データの生成を行う版データ生成処理、印刷データの生成処理、クリアトナー版データの生成処理、、総量規制処理を分散して行うように構成する。
For example, two or more server devices may be provided on the cloud, and each of the above processes may be distributed and executed by two or more server devices. FIG. 32 is a network configuration diagram in which two servers (a first server device 3860 and a second server device 3861) are provided on the cloud. In the example of FIG. 32, the first server device 3860 and the
例えば、第1サーバ装置3860に版データ生成部3062、印刷データ生成部3063を設け、第1サーバ装置3869で版データ生成処理、印刷データ生成処理を行うように構成し、第2サーバ装置3861にクリアプロセッシング3066を設け、第2サーバ装置3861で、クリアトナー版データ生成処理および総量規制処理を実行するように構成することができる。なお、各処理の各サーバ装置への分散の形態はこれに限定されるものではなく、任意に行うことができる。
For example, the first server device 3860 is provided with a plate
すなわち、ホスト装置10やDFE50に最低限の構成を設ければ、版データ生成部3062、印刷データ生成部3063、クリアプロセッシング3066の一部または全部をクラウド上の一つのサーバ装置に集中して設けたり、複数のサーバ装置に分散させて設けたりすることは任意に行うことができる。
That is, if a minimum configuration is provided in the
言い換えると、上述の例のように、一の装置で行っていた複数の処理のいずれかを、一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成にすることができる。 In other words, as in the above-described example, any one of a plurality of processes performed by one device can be performed by one or more other devices connected to the one device via a network.
また、上記の「一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成」の場合、一の装置で行われた処理で発生したデータ(情報)を一の装置から他の装置に出力する処理、そのデータを他の装置が入力する処理等、一の装置と他の装置間、さらには、他の装置間同士で行われるデータの入出力処理を含むような構成となる。 In addition, in the case of the above-mentioned “configuration performed by one or more other devices connected to one device via a network”, data (information) generated by processing performed by one device is transferred from one device to another. The configuration includes data input / output processing performed between one device and another device, such as processing to output to the device, processing to input the data to another device, and between other devices. .
つまり、他の装置が1つの場合では、一の装置と他の装置間で行われるデータの入出力処理を含むような構成となり、他の装置が2以上の場合では、一の装置と他の装置間、及び、第一の他の装置・第二の他の装置間のように他の装置間同士でデータの入出力処理を含むような構成となる。 That is, in the case where there is one other device, the configuration includes data input / output processing performed between the one device and the other device. When there are two or more other devices, the one device and the other device Data input / output processing is included between other devices, such as between the devices and between the first other device and the second other device.
また、実施の形態2では、サーバ装置3060、あるいは第1サーバ装置3860および第2サーバ装置3861などの複数のサーバ装置を、クラウド上に設けているが、これい限定されるものではない。例えば、サーバ装置3060、あるいは第1サーバ装置3860および第2サーバ装置3861などの複数のサーバ装置を、イントラネット上に設ける等、あらゆるネットワーク上に設けた構成としてもよい。
In the second embodiment, a plurality of server devices such as the
上述した実施の形態のホスト装置10、3010、DFE50、3050、サーバ装置3060、第1サーバ装置3860、第2サーバ装置3861のハードウェア構成について説明する。図33は、ホスト装置10、3010、DFE50、3050、サーバ装置3060のハードウェア構成図である。ホスト装置10、3010、DFE50、3050、サーバ装置3060、第1サーバ装置3860、第2サーバ装置3861は、ハードウェア構成として、装置全体を制御するCPUなどの制御装置2901と、各種データや各種プログラムを記憶するROMやRAMなどの主記憶装置2902と、各種データや各種プログラムを記憶するHDDなどの補助記憶装置2903と、キーボードやマウス等の入力装置2905と、ディスプレイ装置等の表示装置2904とを主に備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
The hardware configurations of the
上記実施の形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラム(画像処理アプリケーションを含む。以下同。)は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
An image processing program (including an image processing application; the same applies hereinafter) executed by the
また、上記実施の形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記実施の形態のホスト装置10で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
Further, the image processing program executed by the
また、上記実施の形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
Further, the image processing program executed by the
上記実施の形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(版データ生成部、印刷データ生成部、入力制御部、表示制御部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、版データ生成部、印刷データ生成部、入力制御部、表示制御部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
The image processing program executed by the
また、上記実施の形態のDFE50、3050で実行される印刷制御処理は、ハードウェアで実現する他、ソフトウェアとしての印刷制御プログラムで実現してもよい。この場合において、上記実施の形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。 Further, the print control processing executed by the DFEs 50 and 3050 of the above-described embodiment may be realized by a print control program as software in addition to hardware. In this case, the print control program executed by the DFEs 50 and 3050 of the above embodiment is provided by being incorporated in advance in a ROM or the like.
上記実施の形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成してもよい。
The print control program executed by the
さらに、上記実施の形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記実施の形態のDFE50で実行される印刷制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
Furthermore, the print control program executed by the DFEs 50 and 3050 of the above embodiments may be provided by being stored on a computer connected to a network such as the Internet and downloaded via the network. Further, the print control program executed by the
上記実施の形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムは、上述した各部(レンダリングエンジン、ハーフトーンエンジン、TRC、si1部、si2部、si3部、クリアプロセッシング)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから印刷制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、レンダリングエンジン、ハーフトーンエンジン、TRC、si1部、si2部、si3部、クリアプロセッシングとして主記憶装置上に生成されるようになっている。
The print control program executed by the
また、上記実施の形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理は、ハードウェアで実現する他、ソフトウェアとしての生成プログラムで実現してもよい。この場合において、上記実施の形態のサーバ装置3060で実行される生成プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
In addition, the data generation processing executed by the
上記実施の形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成してもよい。
Each data generation processing program executed by the
さらに、上記実施の形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記実施の形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
Furthermore, each data generation processing program executed by the
上記サーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムは、上述した各部(版データ生成部、印刷データ生成部、クリアプロセッシング)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから生成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、版データ生成部、印刷データ生成部、クリアプロセッシングとして主記憶装置上に生成されるようになっている。
Each data generation processing program executed by the
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying the constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage. Moreover, various inventions can be formed by appropriately combining a plurality of constituent elements disclosed in the embodiment. For example, some components may be deleted from all the components shown in the embodiment. Furthermore, constituent elements over different embodiments may be appropriately combined. Further, various modifications as exemplified below are possible.
上述した実施の形態において、画像形成システムは、ホスト装置10,3010、DFE50,3050、MIC60、プリンタ機70、グロッサ80及び低温定着機90を備えるように構成したが、これに限らない。例えば、DFE50、3050、MIC60及びプリンタ機70を一体的に形成して1つの画像形成装置として構成するようにしても良いし、更に、グロッサ80及び低温定着機90を備えた画像形成装置として形成するようにしても良い。
In the above-described embodiment, the image forming system is configured to include the
上述した実施の形態の画像形成システムにおいては、CMYKの複数の色のトナーを用いて画像を形成するようにしたが、1色のトナーを用いて画像を形成するようにしても良い。 In the image forming system of the above-described embodiment, an image is formed using a plurality of CMYK toners, but an image may be formed using one color toner.
なお、上述した実施の形態のプリンタシステムは、MIC60を備えた構成としているが、これに限定されるものではない。上述したMIC60が行う処理、機能をDFE50等の他の装置にもたせて、MIC60を設けない構成としてもよい。
The printer system according to the above-described embodiment is configured to include the
10,3010 ホスト装置
50,3050 DFE
51 レンダリングエンジン
52 si1部
53 TRC
54,3054 si2部
55 ハーフトーンエンジン
56,3066 クリアプロセッシング
57 si3部
60 MIC
61 CMM
70 プリンタ機
80 グロッサ
90 低温定着機
100 通常定着機
124 入力制御部
3011 I/F部
3015 制御部
3060 サーバ装置
3062 版データ生成部
3063 印刷データ生成部
3860 第1サーバ装置
3861 第2サーバ装置
10, 3010
51
54, 3054
61 CMM
70
Claims (4)
前記記録媒体に形成される画像の画素毎に、前記触感パターンの指定の無い領域に対応する画素には所定の1つの総量規制値を、触感パターンの指定のある領域に対応する画素には2以上の総量規制値を、前記クリアトナーに画像を形成させるための濃度値を有するクリアトナー用画像データと有色トナーに画像を形成させるための濃度値を有する有色トナー用画像データとの濃度値の総和の規制値として決定するステップと、
決定された前記規制値に基づいて、前記クリアトナー用画像データの画素の濃度値と前記有色トナー用画像データの対応する画素の濃度値との総和が、決定された前記規制値以下になるように画素毎に濃度値が補正されたクリアトナー用画像データ及び有色画像用画像データに基づいて印刷物を生成するステップと、
を含む印刷物の生産方法。 Receiving information specifying a region on the recording medium of a tactile pattern that produces a tactile effect on the recording medium with colorless clear toner;
For each pixel of the image formed on the recording medium, a predetermined total amount restriction value is assigned to a pixel corresponding to an area where no tactile sensation pattern is specified, and 2 is set to a pixel corresponding to an area where a tactile sensation pattern is specified. more total amount control value, concentration value of the color toner image data having a density value for forming an image on a clear toner image data and the color toner having a density value for forming an image on the clear toner Determining as a regulation value for the sum of
Based on the determined regulation value , the sum of the density value of the pixel of the clear toner image data and the density value of the corresponding pixel of the color toner image data is less than or equal to the determined regulation value. Generating a printed material based on the clear toner image data and the color image image data whose density value is corrected for each pixel ;
Production method of printed material, including.
前記記録媒体に形成される画像の画素毎に、前記触感パターンの指定の無い画素には所定の1つの総量規制値を、触感パターンの指定のある画素には2以上の総量規制値を、前記クリアトナーに画像を形成させるための濃度値を有するクリアトナー用画像データと有色トナーに画像を形成させるための濃度値を有する有色トナー用画像データとの濃度値の総和の規制値として決定するステップと、
決定された前記規制値に基づいて、前記クリアトナー用画像データの画素の濃度値と前記有色トナー用画像データの対応する画素の濃度値との総和が、決定された前記規制値以下になるように、画素毎に、当該クリアトナー用画像データ及び当該有色画像用画像データの濃度値を変更するステップと、
濃度値が補正されたクリアトナー用画像データ及び有色画像用画像データに基づいて、クリアトナー及び有色トナーによる画像を記録媒体上に形成するステップと、
前記情報に含まれる処理が所定の低温定着機での定着を必要とする場合には、画像が形成された記録媒体に対して当該所定の低温定着機での定着を行うステップと、
を含む印刷物の生産方法。 A step of receiving information specifying a region to be subjected to the processing on the recording medium with respect to the processing including a tactile sensation pattern that causes a tactile sensation effect applied to the recording medium by the colorless clear toner;
For each pixel of the image formed on the recording medium, a predetermined total amount restriction value is set for a pixel for which no tactile sensation pattern is specified, and a total amount restriction value of two or more for a pixel for which a tactile sensation pattern is specified. determining a regulation value of the sum of the concentration values of the color toner image data having a density value for forming an image on a clear toner image data and the color toner having a density value for forming an image on a clear toner Steps,
Based on the determined regulation value , the sum of the density value of the pixel of the clear toner image data and the density value of the corresponding pixel of the color toner image data is less than or equal to the determined regulation value. to, for each pixel, and changing the density value of the image data for the clear toner image data and the color image,
Forming an image of the clear toner and the color toner on the recording medium based on the clear toner image data and the color image image data whose density values are corrected; and
If the processing included in the information requires fixing with a predetermined low-temperature fixing device, fixing the recording medium on which the image is formed with the predetermined low-temperature fixing device; and
Production method of printed material, including.
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