JP5365694B2 - 基地局制御装置および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局制御装置および通信システムに関し、例えば、パケットデータを移動端末に同報する基地局制御装置および通信システムに関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)等の移動通信システムにおいて、複数の移動端末に対しデータ同報(マルチキャスト/ブロードキャスト)サービスを行なうサービスが検討されている。データ同報サービスとして、例えばMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスが仕様化されている。
MBMSサービスでは、複数の基地局がMBMS信号を移動端末に送信する時点を同期させることとなる。そこで、上位のサーバがこの時点を示す情報を下位のサーバに送信し、下位のサーバが複数の基地局にこの時点を示す情報を送信する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
さらに、MBMSサービスでは、パケットデータのヘッダ部の情報を圧縮し、無線帯域消費の削減および無線エラー遭遇確率を下げることが検討されている。
特開2008−99291号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、パケットデータの少なくとも一部を圧縮する際に、圧縮状態を遷移するタイミングの同期をとることは考慮されていない。
本基地局制御装置および通信システムは、パケットデータを圧縮する際の圧縮状態の遷移の同期を得ることを目的とする。
例えば、複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、複数のパケットデータを受信する受信部と、前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を生成する遷移情報生成部と、前記遷移情報に基づき、前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局に送信し、前記遷移情報を別の基地局制御装置に送信する送信部と、を具備する基地局制御装置を用いる。
例えば、複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、複数のパケットデータを受信し、別の基地局制御装置から、前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を受信する受信部と、前記遷移情報に基づき、前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、前記圧縮されたパケットデータを前記複数の基地局に送信する送信部と、を具備する基地局制御装置を用いる。
例えば、複数のパケットデータを受信し、前記複数のパケットデータを圧縮し、前記圧縮された複数のデータを複数の基地局に送信し、前記複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる第1および第2基地局制御装置を含む通信システムであって、前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を生成し、前記第2基地局制御装置に送信する第1基地局制御装置と、前記遷移情報を受信し、前記遷移情報に基づき前記複数のパケットデータを圧縮する前記第2基地局制御装置と、を具備する通信システムを用いる。
例えば、複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、複数のパケットデータを受信する受信部と、前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局と別の基地局制御装置とに送信する送信部と、を具備する基地局制御装置を用いる。
例えば、複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、別の基地局制御装置から、圧縮された複数のパケットデータを受信する受信部と、前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局に送信する送信部と、を具備する基地局制御装置を用いる。
例えば、圧縮された複数のパケットデータを配下の複数の基地局に送信し、配下の複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる第1および第2基地局制御装置を含む通信システムであって、受信した複数の前記パケットデータを圧縮し、前記圧縮された複数のパケットデータを前記第2基地局制御装置と配下の複数の基地局とに送信する第1基地局制御装置と、前記第1基地局制御装置から前記圧縮された複数のパケットデータを受信し、配下の複数の基地局に送信する前記第2基地局制御装置と、を具備する通信システムを用いる。
例えば、複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、複数のパケットデータと、前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報と、を受信する受信部と、前記遷移情報に基づき前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局に送信する送信部と、を具備する基地局制御装置を用いる。
本基地局制御装置および通信システムによれば、パケットデータを圧縮する際の圧縮状態の遷移の同期を得ることができる。
図1は、実施例1の通信システムを適用する例としてMBMSサービスを行なう通信システムを示す図である。 図2は、各装置の層を示す図である。 図3(a)および図3(b)は、IPパケットデータを示す図である。 図4(a)は、ROHCの状態を示す図であり、図4(b)は、圧縮状態の遷移を示す模式図である。 図5は、eBM−SCのブロック図である。 図6は、MBMS−GWのブロック図である。 図7(a)および図7(b)は、MBMS−GWの処理ブロック図である。 図8は、通信システムのシーケンス図である。 図9(a)から図9(c)は、対応情報と同期情報の関係について説明する図である。 図10は、MBMS−GWの処理を示すフローチャートである。 図11は、実施例2のMBMS−SCの処理ブロック図である。 図12は、実施例2の通信システムのシーケンス図である。 図13は、実施例2のMBMS−GWの処理を示すフローチャートである。 図14は、実施例3の通信システムのシーケンス図である 図15は、実施例3のMBMS−GW10aの処理を示すフローチャートである。 図16は、実施例3のMBMS−GW10bの処理を示すフローチャートである。 図17は実施例4のMBMS−GW10aの処理ブロック図である。 図18は実施例4の通信システムのシーケンス図である。 図19は、実施例4のMBMS−GWの処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照に実施例を説明する。
図1は、実施例1の通信システムを適用する例としてMBMSサービスを行なう通信システムを示す図である。図1のように、通信システムは、上位の制御装置である例えばeBM−SC(Evolved Broadcast-Multicast Service Center)16、基地局制御装置である例えばMBMS−GW(MBMS-GateWay)10および複数の基地局12である例えばeNB(E-UTRAN NodeB)を備えている。eBM−SC16は複数のMBMS−GW10に接続されている。各々のMBMS−GW10は複数の基地局12(eNB:E-UTRAN NodeB)と接続されている。基地局12は移動端末14(UE:User Equipment)と無線通信可能である。eBM−SC16配下の、MBMS−GW10および基地局12はIP(Internet Protocol)網を形成している。eBM−SC16は、例えばコンテンツプロバイダのサーバ18とネットワークを介し接続されている。プロバイダサーバ18のアプリケーションのIPパケットデータをIP網内の移動端末14に同報する場合、eBM−SC16がIPパケットデータを複数のMBMS−GW10に送信する。各々のMBMS−GW10は配下の基地局12にIPパケットデータを送信する。MBMS−GW10は複数の基地局12に複数のパケットデータを移動端末14に同期配信させる。
図2は、各装置の層を示す図である。移動端末14と基地局12との間のプロトコルは、PHY(Physical)層60、MAC(Medium Access Control)層61、RLC(Radio Link Control)層62である。プロバイダサーバ18から基地局12までのプロトコルはTNL(Transport Network Layer)63である。MBMS−GW10と基地局12とはSYNCプロトコル64を用いフレームの同期をとっている。上位の層として、プロバイダサーバ18と移動端末14との間のプロトコルとして、IP65、UDP(User Datagram Protocol)66およびSRTP(Secure Real Time Protocol)67がある。IPパケットデータは例えばアプリケーションプロトコルSRTPのデータである。MBMS−GW10はIP65、UDP66およびSRTP68のパケットデータをROHC(Robust Header Compression)68を用い圧縮して移動端末14に送信する。
複数の基地局12が移動端末14にIPパケットデータを同時に送信する方法について説明する。図3(a)および図3(b)は、IPパケットデータ50を示す図である。図3(a)のように、プロバイダサーバ18が送信するIPパケットデータ50には、同期情報は付加されていない。図3(b)のように、MBMS−GW10は、IPパケットデータ50に同期プロトコルヘッダ52を付加し、配下の複数の基地局12に送信する。同期プロトコルヘッダ52は、複数のIPパケットデータ50の各々に対応し複数の基地局12において複数のIPパケットデータ50を移動端末14に同期配信するための同期情報である。例えば、同期プロトコルヘッダ52には、各々のIPパケットデータ50に対応し、基地局12が移動端末14にIPパケットデータ50を送信する時刻を示すタイムスタンプTSが含まれている。MBMS−GW10配下の各基地局12は、各々の同期情報に基づいて各々のIPパケットデータ50を移動端末14に送信する。例えば、タイプスタンプTSの時刻にIPパケットデータ50を移動端末14に送信する。これにより、MBMS−GW10配下の基地局12は同期してIPパケットデータ50を移動端末14に送信することができる。
次に、MBMS−GW10が行なう圧縮についてROHCを例に説明する。ROHCはIPパケットデータ50のヘッダを差分圧縮する手法である。図4(a)は、ROHCの状態を示す図である。ROHCにはIR(Initialization and Refresh)、FO(First Order)およびSO(Second Order)の3つの状態が準備されている。IRは、全てのヘッダ情報を送信するデータとする状態である。すなわち圧縮処理しない状態である。FOは、ヘッダ情報のうち動的に変化する部分だけ(すなわち差分データ)をデータとする状態である。動的に変化する部分は例えばIPパケットデータのSRTPシーケンス番号である。SOは動的に変わる部分(差分データ)をさらに符号化しデータとする状態である。各状態はパケット毎に遷移可能である。
図4(b)は、圧縮状態の遷移を示す模式図である。図4(b)では、縦方向の矢印がIPパケットデータ50を示している。時間に対し、シーケンス番号(SN)が1から7のIPパケットデータ50が送信されている。SNが1から4のIPパケットデータ50は圧縮状態がIR状態である。SNが5から7のIPパケットデータ50は圧縮状態がFOである。このように、図4(b)では、SNが5から圧縮状態が遷移している。
このように、MBMS−GW10において、データ圧縮を行なう場合、圧縮状態の遷移の同期をとることが求められる。以下、MBMS−GW10間で圧縮状態の遷移を同期させる例について説明する。
図5は、eBM−SC16のブロック図である。eBM−SC16は、ネットワークインターフェース70、通信データ処理部72、MBMSサービス制御部74およびMBMS転送制御部76を含んでいる。ネットワークインターフェース70は、図2のプロトコルを終端し、外部と通信データ処理部72とのデータの送受信をバス78を介して行なう。通信データ処理部72は、MBMSデータ転送制御部76からの設定に基づきプロバイダサーバ18からIPパケットデータの受信およびMBMS−GW10へのIPパケットデータの送信を行なう。また、プロバイダサーバ18からのMBMSサービス要求等、eBM−SC16宛のシグナリング情報を認識し、シグナリング情報を処理するMBMSサービス制御部74とのデータの送受信を行なう。
MBMSサービス制御部74は、プロバイダサーバ18からのMBMSサービス要求を通信データ処理部72を介し受信し、MBMSサービス確立のためのシグナリング情報の終端およびサービス情報の管理を行なう。MBMSデータ転送制御部76は、プロバイダサーバ18からのIPパケットデータの配信対象となるMBMS−GW10の指定に基づき、IPパケットデータを配信するための通信路の管理を行なう。
図6は、MBMS−GW10のブロック図である。MBMS−GW10は、ネットワークインターフェース80、通信データ処理部82、MBMSサービス制御部84およびMBMSデータ転送制御部86を含んでいる。ネットワークインターフェース80は、図2のプロトコルを終端し、外部と通信データ処理部82とのデータの送受信をバス88を介して行なう。通信データ処理部82は、MBMSデータ転送制御部86からの設定に基づきeBM−SC16からのIPパケットデータの受信および基地局12へのIPパケットデータの送信を行なう。また、eBM−SC16からのサービス要求等、eBM−SC16宛のシグナリング情報を認識し、シグナリング情報を処理するMBMSサービス制御部84とのデータの送受信を行なう。
MBMSサービス制御部84は、MBMSサービス確立のためのシグナリング情報の終端およびサービス情報の管理を行なう。MBMSデータ転送制御部86は、IPパケットデータの配信対象となる基地局12の指定に基づき、IPパケットデータを配信するための通信路の管理を行なう。
図7(a)および図7(b)は、MBMS−GW10の処理ブロック図である。図7(a)は、圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を生成するMBMS−GW10aのブロック図である。図7(a)のように、MBMS−GW10aは、受信部20、送信部22、遷移情報生成部24、圧縮部25、対応情報生成部26および同期情報生成部28を備えている。図6のネットワークインターフェース80は、受信部20および送信部22であってもよい。通信データ処理部82は、遷移情報生成部24および圧縮部25であってもよい。MBMSデータ転送制御部86は、対応情報生成部26および同期情報生成部28であってもよい。
図7(b)は、遷移情報を受信するMBMS−GW10bの処理ブロック図である。図7(b)のように、MBMS−GW10bは、受信部30、送信部32、圧縮部35および同期情報生成部38を備えている。図6のネットワークインターフェース80は、受信部30および送信部32であってもよい。通信データ処理部82は、圧縮部25であってもよい。MBMSデータ転送制御部86は、同期情報生成部28であってもよい。
図8は、通信システムのシーケンス図である。eBM−SC16は、MBMS−GW10aに遷移情報の生成を要求する(ステップS12)。eBM−SC16は、例えばSRTP等のアプリケーションプロトコルのIPパケットデータ50をMBMS−GW10aに送信する。MBMS−GW10aの受信部20は、複数のIPパケットデータ50を受信する(ステップS12)。MBMS−GW10aの遷移情報生成部24は、遷移情報を生成する(ステップS14)。遷移情報生成部24は、例えばSRTP等のアプリケーションデータのIPパケットデータ50のSNとROHCの圧縮状態の遷移の対応を確立する。例えば、図4(b)の例では、IRからFOへの遷移はSN=5のときである。そこで、この場合遷移情報として遷移SN(圧縮状態が遷移するSN)=5を含む。
MBMS−GW10aの対応情報生成部26は、対応情報を生成する。対応情報は、複数のIPパケットデータ50のシーケンス番号SNと複数の基地局12が複数のIPパケットデータ50を移動端末14に同期配信するための基準時刻とを対応させた情報である。MBMS−GW10aの送信部22はeBM−SC16に遷移情報および対応情報を送信する(ステップS18)。MBMS−GW10aの圧縮部25は、遷移情報に基づきIPパケットデータ50を圧縮処理する(ステップS20)。例えば、ROHC処理する。MBMS−GW10aの同期情報生成部28は、対応情報に基づき同期情報を生成する(ステップS22)。例えば、図3(b)のように、IPパケットデータ50に同期プロトコルヘッダを付加する。MBMS−GW10aの送信部22は、少なくとも一部(例えばヘッダ)が圧縮処理されたIPパケットデータ50と同期情報(例えばタイムスタンプTS)とを基地局12aに送信する(ステップS24)。
eBM−SC16はMBMS−GW10bに遷移情報および対応情報を送信し、MBMS−GW10bの受信部30は遷移情報および対応情報を受信する(ステップS26)。eBM−SC16はMBMS−GW10bにIPパケットデータ50を送信し、MBMS−GW10bの受信部30はIPパケットデータ50を受信する(ステップS28)。MBMS−GW10bの圧縮部35は、遷移情報に基づきIPパケットデータ50を圧縮する(ステップS30)。MBMS−GW10aの同期情報生成部28は、対応情報に基づき同期情報を生成する(ステップS32)。MBMS−GW10bの送信部32は、圧縮処理されたIPパケットデータ50と同期情報52を基地局12bに送信する(ステップS34)。なお、図示しないが、MBMS−GW10aの受信部20もステップS28におけるIPパケットデータ50を受信して、S20、S22、S24と同様の処理を行なう。
図9(a)から図9(c)は、対応情報と同期情報の関係について説明する図である。図9(a)は、eBM−SC16からMBMS−GW10aおよび10bへのIPパケットデータ50の送信タイミングを示している。SNはIPパケットデータのシーケンス番号を示している。図9(b)および図9(c)は、それぞれ基地局12aおよび12bから移動端末14へのIPパケットデータ50の送信タイミングを示している。図9(a)のように、SNがX〜X+2のIPパケットデータ50は、周期TiでeBM−SC16からMBMS−GW10aおよび10bの送信されている。IPパケットデータ50が音声や映像に関するデータの場合、IPパケットデータの間隔があいてしまう場合がある。このような場合、基準時間Tc以上の間隔が開くと、δtを基準にIPパケットデータ50の送信タイミングを再設定する。図9(a)の例では、SNがX+2のIPパケットデータ50が送信された後、Ti+δt後にSNがX+3のIPパケットデータ50が送信される。
図9(b)のように、MBMS−GW10aの対応情報生成部26は、シーケンス番号SN=Xに対応する基準時刻TS0を決める。対応情報はシーケンス番号SN=Xおよび基準時刻TS0を含む。基準時刻TS0は、MBMS−GW10aが、SNがXのIPパケットデータ50を受信した時刻でもよいし、この時刻とは異なる時刻でもよい。MBMS−GW10aからIPパケットデータを同期配信する全ての基地局12aおよび12bへのデータ転送時間を考慮し、時刻差Δtを予め決めておく。例えば、時刻TS0+Δtには、全ての基地局12aおよび12bにおいて、SNがXのIPパケットデータ50が配信可能なようにΔtを予め決めておく。例えば、最もデータ転送の時間のかかるMBMS−GWに合わせΔtを決める。
MBMS−GW10aの同期情報生成部28は、対応情報生成部26が生成した基準時刻TS0と基準時刻TS0に対応するシーケンス番号SN=Xに基づき、タイムスタンプTS(SN)を算出する。例えば、SNがXからX+2のIPパケットデータについては、式(1)のように、SNがX+3以降のIPパケットデータについては式(2)のように、タイムスタンプTS(SN)を算出する。
TS(SN)=TS0+Δt+Ti×(SN−(X−N)) 式(1)
Nは0〜2
TS(SN)=TS(X+2)+Δt+δt+Ti×(SN−(X+2)) 式(2)
なお、Δtの値は各MBMS−GW10aおよび10bが保持しておき、同期情報生成部28が適時入手することができる。または、同期情報生成部28は、ΔtをeBM−SC16から入手することができる。周期Tiはプロバイダサーバ18が提供する同報サービスで決まるパケットデータフローに関する特性情報のためeBM−CS16が認識することができる。よって、同期情報生成部28は、ΔtをeBM−SC16から入手することができる。または、同期情報生成部28は、Δtを圧縮部25の圧縮制御から把握することができる。Tcおよびδtは複数のMBMS−GWの共通のパラメータであり、例えば同期情報生成部28は、eBM−SC16からTcおよびδtを入手することができる。よって、同期情報生成部28は、基準時刻TS0および対応するシーケンス番号SN=Xを入手できれば、式(1)、式(2)から、各IPパケットデータ50に対応するタイムスタンプTS(SN)を算出できる。なお、基準時刻TS0に対応するSN=Xを遷移情報の遷移SNと共通としてもよい。これにより、基準時刻TS0に対応するSNは圧縮情報に含まれる遷移SNを用いることができる。よって、対応情報は、基準時刻TS0に対応するSN=Xを含まず基準時刻TS0のみとすることができる。
同期情報生成部28は、図3(b)のように、各IPパケットデータ50にタイムスタンプTS(SN)を含む同期情報(例えば同期プロトコルヘッダ52)を付加する。これにより、基地局12aは図9(b)のように、決まった時刻にIPパケットデータ50を配信することができる。
MBMS−GW10bの同期情報生成部38は、MBMS−GW10aから受信した対応情報内の基準時刻TS0に基づき式(1)および式(2)を用い、各IPパケットデータ50の同期情報を生成する。よって、基地局12bは図9(c)のように、基地局12aの同じ決まった時刻にIPパケットデータ50を配信することができる。
図10は、MBMS−GW10aおよび10bの処理を示すフローチャートである。受信部20または30は、複数のIPパケットデータ50をeBM−SC16から受信する(ステップS100)。このステップは、図8のステップS12に対応する。次に、通信データ処理部72または82は、遷移情報の生成要求を受信する状態か否かを判断する(ステップS102)。図8のステップS10において、eBM−SC16から遷移情報生成の要求を受信した状態の場合Yesとなる。Yesの場合、遷移情報および生成情報が既に存在しているか判断する(ステップS104)。Noの場合、遷移情報生成部24は、遷移情報を生成する(ステップS106)。このステップは、図8のステップS14に対応する。対応情報生成部26は対応情報を生成する(ステップS108)。このステップは、図8のステップS16に対応する。遷移情報および対応情報をeBM−SC16を経由し別のMBMS−GW10bに送信する(ステップS110)。このステップは、図8のステップS18に対応する。通信データ処理部72は、遷移情報の生成要求を受信する状態を解除する(ステップS112)。その後、ステップS114に進む。
ステップS102においてNoの場合、またはステップS104においてYesの場合、ステップS114に進む。すなわち、遷移情報および生成情報を既に生成したMBMS−GW10aまたは遷移情報および生成情報を受信したMBMS−GW10bの場合、ステップS114に進む。
圧縮部25または35は、IPパケットデータが圧縮対象のパケットか判断する(ステップS114)。Noの場合ステップS126に進む。Yesの場合、圧縮部25または35は遷移情報に基づき、圧縮状態を遷移させるパケットか判断する(ステップS116)。Noの場合ステップS120に進む。Yesの場合、圧縮部25または35は圧縮状態を遷移させる(ステップS118)。次に、対応情報に基づき同期情報を生成する(ステップS120)。このステップは、図8のステップS22またはS32に対応する。次に、パケットの圧縮処理を行なう(ステップS122)。このステップは、図8のステップS20またはS30に対応する。なお、ステップS120とS122の順番が図8とは反対となっているが、圧縮処理と同期情報生成の順番はいずれが先でもよい。最後に、送信部22または32は圧縮されたIPパケットデータを同期情報とともに基地局12aおよび12bに送信する(ステップS126)。このステップは、図8のステップS24またはS34に対応する。以上の処理をeBM−SC16からIPパケットを受信する毎に行なう。
実施例1によれば、図8のステップS14のように、第1基地局制御装置である例えばMBMS−GW10aの遷移情報生成部24が遷移情報を生成する。ステップS18およびS26のように、送信部22は、遷移情報をeBM−SC16を経由しMBMS−GW10bに送信する。ステップS20のように、圧縮部25は、遷移情報に基づき、入力されたIPパケットデータを圧縮する。一方、ステップS26のように、第2基地局制御装置である例えばMBMS−GW10bの受信部30は、遷移情報をeBM−SC16を経由しMBMS−GW10aから受信する。ステップS30のように、圧縮部35は、受信した遷移情報に基づき、入力されたIPパケットデータを圧縮する。
以上のように、圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を、MBMS−GW10aで生成し、MBMS−GW10bに送信することにより、同じパケットデータの圧縮を行なうことができる。よって、移動端末14に転送される圧縮されたIPパケットデータの同一性を確保できる。なお、実施例1では圧縮方法の例としてパケットヘッタ部を圧縮するROHCを例に説明したが、圧縮部25または35はパケットデータの少なくとも一部を圧縮すればよい。また、遷移情報のMBMS−GW10aからMBMS−GW10bへの転送は、eBM−SC16を経由してもよいし、直接でもよい。
また、実施例1によれば、図8のステップS16のようにMBMS−GW10aの対応情報生成部26が対応情報を生成する。ステップS18およびS26のように、送信部22は、対応情報をeBM−SC16を経由しMBMS−GW10bに送信する。ステップS22のように、同期情報生成部28は、対応情報に基づき、入力されたIPパケットデータの各々に対応する同期情報を生成する。一方、ステップS26のように、MBMS−GW10bの受信部30は、eBM−SC16を経由しMBMS−GW10aから受信する。ステップS32のように同期情報生成部28は、対応情報に基づきパケットデータの各々に対応する同期情報を生成する。
以上のように、MBMS−GW10aがパケットデータのシーケンス番号SN=Xと基地局12aおよび12bがパケットデータを移動端末14に同期配信するための基準時刻TS0とを対応させた対応情報を生成する。そして、MBMS−GW10aがMBMS−GW10bに対応情報を送信する。これにより、MBMS−GW10aとMBMS−GW10bとで同じシーケンス番号のパケットデータに対し同じ同期情報を生成することができる。
さらに、対応情報の基準時刻TS0に対応するシーケンス番号SN=Xを、遷移情報における圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号(遷移SN)とする。これにより、対応情報を簡略化することができる。
実施例2は、遷移情報をeBM−SC16が配信生成する例である。図11は、実施例2のMBMS−GW10の処理ブロック図である。図11のように、MBMS−GW10は、受信部20、圧縮部25および送信部22を備えている。
図12は、実施例2の通信システムのシーケンス図である。図12のように、eBM−SC16は、MBMS−GW10aに遷移情報を送信する。MBMS−GW10aの受信部20は遷移情報を受信する(ステップS40a)。MBMS−GW10aの圧縮部25は、遷移情報に基づき圧縮のスケジューリングを行なう(ステップS42a)。eBM−SC16は、MBMS−GW10aにIPパケットデータおよび同期情報を送信する。MBMS−GW10aの受信部20はIPパケットデータおよび同期情報を受信する(ステップS44a)。圧縮部25は、IPパケットデータを圧縮する(ステップS46a)。例えば、ROHCを実行する。MBMS−GW10aの送信部22は、基地局12aに圧縮されたIPパケットデータおよび同期情報を送信する(ステップS48a)。なお、図示しないが、MBMS−GW10aの受信部20もステップS44bにおけるIPパケットデータ50を受信して、S46aおよびS48aと同様の処理を行なう。以上の処理をeBM−SC16からIPパケットを受信毎に行なう。
eBM−SC16、MBMS−GW10bおよび基地局12bは、それぞれeBM−SC16、MBMS−GW10aおよび基地局12aのステップS40a〜S48aと同様にステップS40b〜S48bを行なう。
図13は、MBMS−GW10aおよび10bの処理を示すフローチャートである。受信部20は、IPパケットデータ50を同期情報とともにeBM−SC16から受信する(ステップS140)。このステップは、図12のステップS40aおよびS40bに対応する。次に、圧縮部25は、IPパケットデータが圧縮対象のパケットか判断する(ステップS142)。Noの場合ステップS152に進む。Yesの場合、圧縮部25は遷移情報に基づき、圧縮状態を遷移させるパケットか判断する(ステップS144)。Noの場合ステップS148に進む。Yesの場合、圧縮部25は圧縮状態を遷移させる(ステップS146)。ステップS148において、パケットデータの圧縮処理を行なう(ステップS148)。最後に、送信部22は圧縮されたIPパケットデータを同期情報とともに基地局12aおよび12bに送信する(ステップS152)。このステップは、図12のステップS48aおよびS48bに対応する。
実施例2によれば、図12のステップS40aおよびS40bのように、各MBMS−GW10aおよび10b(基地局制御装置)の受信部20がeBM−SC16(上位制御装置)から遷移情報を受信する。ステップS46aおよびS46bのように、各圧縮部25は、遷移情報に基づき前記複数のパケットデータを圧縮する。ステップS48aおよびS48bのように、各送信部22は、圧縮された複数のパケットデータを同期情報ともに複数の基地局12aおよび12bに送信する。これにより、各MBMS−GW10aおよび10bの圧縮部25は、同じ遷移情報を用いIPパケットデータを圧縮するため、基地局12aおよび12bが受信する圧縮されたIPパケットデータの同一性を確保できる。
また、受信部20がeBM−SC16から受信した同期情報を、送信部22が基地局12aおよび12bに送信する。これにより、同じ同期情報を付与したIPパケットデータを基地局12aおよび12bに送信することができる。
実施例3は、MBMS−GW10aがIPパケットデータの圧縮処理を行い、他のMBMS−GW10bに送信する例である。実施例3のMBMS−GW10aおよび10bの処理ブロックは実施例2の図11と同じであり説明を省略する。図14は、実施例3の通信システムのシーケンス図である。図14のように、eBM−SC16はMBMS−GW10aにアンカーを指示する(ステップS50)。eBM−SC16はMBMS−GW10bにリレーを指示する(ステップS52)。eBM−SC16は、MBMS−GW10aに同期情報を付与したIPパケットデータを送信する。MBMS−GW10aの受信部20は同期情報を付与したIPパケットデータを受信する(ステップS54)。MBMS−GW10aの圧縮部25は、IPパケットデータ50を圧縮処理する(ステップS56)。MBMS−GW10aの送信部22は圧縮されたIPパケットデータと同期情報とを別のMBMS−GW10bに送信する。MBMS−GW10aの受信部20は圧縮されたIPパケットデータと同期情報を受信する(ステップS58)。MBMS−GW10aの送信部22は圧縮されたIPパケットデータと同期情報を基地局12aに送信する(ステップS60)。MBMS−GW10bの送信部22は圧縮されたIPパケットデータと同期情報を基地局12bに送信する(ステップS62)。
図15は、MBMS−GW10aの処理を示すフローチャートである。受信部20は、IPパケットデータ50を同期情報とともにeBM−SC16から受信する(ステップS160)。このステップは、図14のステップS54に対応する。圧縮部25は入力されたIPパケットデータを圧縮処理する(ステップS162)。このステップは、図14のステップS56に対応する。送信部22は、アンカー対象のパケットデータか判断する(ステップS164)。Noの場合ステップS168に進む。Yesの場合、送信部22は、圧縮されたIPパケットデータと同期情報を別のMBMS−GW10bに送信する(ステップS166)。このステップは、図14のステップS58に対応する。MBMS−GW10aの送信部22は圧縮されたIPパケットデータと同期情報を基地局12aに送信する(ステップS168)。このステップは、図14のステップS60に対応する。
図16は、MBMS−GW10bの処理を示すフローチャートである。受信部20は、IPパケットデータ50を同期情報とともにMBMS−GW10aから受信する(ステップS170)。このステップは、図14のステップS58に対応する。圧縮部25はパケットデータがリレー対象のパケットデータか判断する(ステップS172)。Noの場合、圧縮部25は、入力されたIPパケットデータを圧縮処理する(ステップS174)。その後、ステップS176に進む。ステップS172においてYesの場合、圧縮部25はIPパケットデータを圧縮処理しない。ステップS176において、送信部22は、圧縮されたIPパケットデータと同期情報を基地局12bに送信する(ステップS176)。このステップは、図14のステップS62に対応する。
実施例3によれば、図14のステップS58のように、第1基地局制御装置である例えばMBMS−GW10aの送信部22は、MBMS−GW10aで圧縮されたIPパケットデータを別のMBMS−GW10bに送信する。一方、第2基地局制御装置である例えばMBMS−GW10bの受信部20は、MBMS−GW10aで圧縮されたIPパケットデータを受信する。ステップS62のように、MBMS−GW10bの送信部22は、MBMS−GW10aで圧縮されたIPパケットデータを基地局12bに送信する。このように、MBMS−GW10aで圧縮されたパケットデータをMBMS−GW10bに送付し、MBMS−GW10bはパケットデータを圧縮しない。これにより、基地局12aおよび12bが受信する圧縮されたIPパケットデータの同一性を確保できる。また、実施例1または実施例2のように、遷移情報の送受信を行なわなくてもよい。
また、図14のステップS54のように、MBMS−GW10aの受信部20は、eBM−SC16からIPパケットデータと同期情報とを受信する。ステップS58のように、MBMS−GW10aの送信部22は、圧縮されたIPパケットデータと同期情報とをMBMS−GW10bに送信する。一方、MBMS−GW10bの受信部20は、MBMS−GW10aで圧縮されたIPパケットデータと同期情報を受信する。ステップS62のように、MBMS−GW10bの送信部22は、圧縮されたIPパケットデータと同期情報を基地局12bに送信する。このように、MBMS−GW10aはIPパケットデータとともに同期情報を受信し、MBMS−GW10bに送信する。MBMS−GW10bは、この同期情報をそのまま基地局12bに送信する。これにより、同じ同期情報を付与したIPパケットデータを基地局12aおよび12bに送信することができる。
実施例4は、MBMS−GW10aにおいて同期情報を変更する例である。図17は実施例4のMBMS−GW10aの処理ブロック図である。図11に加え同期情報変更部29が設けられている。図18は実施例4の通信システムのシーケンス図である。図18のように、MBMS−GW10aは、ステップS65の後に同期情報を変更する(ステップS64)。その他のステップは図14と同じであり説明を省略する。
図19は、実施例4のMBMS−GW10aの処理を示すフローチャートである。ステップS164においてYesの場合、同期情報変更部29は、同期情報を変更するか判断する(ステップS180)。例えば、同期情報変更部29がIPパケットデータに付加されたタイムスタンプTSでは、IPパケットデータが基地局12bに到着前にタイムスタンプ時刻になってしまうと判断した場合、同期情報を変更すると判断する。Noの場合、ステップS160に進む。Yesの場合、同期情報変更部29は、複数の基地局12bが複数のパケットデータを移動端末14に配信する時刻を遅らせるように、同期情報を変更する(ステップS182)。例えば、MBMS−GW10aからMBMS−GW10bへのIPパケットデータの転送による配信遅延を考慮し、同期情報を変更する。その後、ステップS160に進む。その他のステップは、図15と同じであり説明を省略する。
実施例4によれば、MBMS−GW10aの同期情報変更部29が、複数の基地局12bが複数のパケットデータを移動端末14に配信する時刻を遅らせるように、同期情報を変更する。これにより、MBMS−GW10間でデータを転送するとにより基地局へのデータ配信が遅延した場合であっても、複数の基地局12aおよび12bがIPパケットデータを同時に移動端末14に配信することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 MBMS−GW
12 基地局
14 移動端末
16 eBM−SC
18 プロバイダサーバ
20、30 受信部
22、32 送信部
24 遷移情報生成部
25 圧縮部
26 対応情報生成部
28 同期情報生成部

Claims (15)

  1. 複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、
    複数のパケットデータを受信する受信部と、
    前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を生成する遷移情報生成部と、
    前記遷移情報に基づき、前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局に送信し、前記遷移情報を別の基地局制御装置に送信する送信部と、
    を具備することを特徴とする基地局制御装置。
  2. 前記複数のパケットデータのシーケンス番号と前記複数の基地局が前記複数のパケットデータを前記移動端末に同期配信する基準時刻とを対応させた対応情報を生成する対応情報生成部と、
    前記対応情報に基づき、前記複数のパケットデータの各々に対応し前記複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを前記移動端末に同期配信するための同期情報を生成する同期情報生成部と、
    を具備し、
    前記送信部は、前記対応情報を前記別の基地局制御装置に送信することを特徴とする請求項1記載の基地局制御装置。
  3. 前記基準時刻は、前記圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応することを特徴とする請求項2記載の基地局制御装置。
  4. 複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、
    複数のパケットデータを受信し、別の基地局制御装置から、前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を受信する受信部と、
    前記遷移情報に基づき、前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮されたパケットデータを前記複数の基地局に送信する送信部と、
    を具備することを特徴とする基地局制御装置。
  5. 前記受信部は、前記複数のパケットデータのシーケンス番号と前記複数の基地局が前記複数のパケットデータを前記移動端末に同期配信する時刻とを対応させた対応情報を前記別の基地局制御装置から受信し、
    前記対応情報に基づき、前記複数のパケットデータの各々に対応し前記複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを前記移動端末に同期配信するための同期情報を生成することを特徴とする請求項4記載の基地局制御装置。
  6. 前記基準時刻は、前記圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応することを特徴とする請求項5記載の基地局制御装置。
  7. 複数のパケットデータを受信し、前記複数のパケットデータを圧縮し、前記圧縮された複数のデータを複数の基地局に送信し、前記複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる第1および第2基地局制御装置を含む通信システムであって、
    前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報を生成し、前記第2基地局制御装置に送信する第1基地局制御装置と、
    前記遷移情報を受信し、前記遷移情報に基づき前記複数のパケットデータを圧縮する前記第2基地局制御装置と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
  8. 複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、
    複数のパケットデータを受信する受信部と、
    前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局と別の基地局制御装置とに送信する送信部と、
    を具備することを特徴とする基地局制御装置。
  9. 前記受信部は、前記複数のパケットデータの各々に対応し前記複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを前記移動端末に同期配信するための同期情報を受信することを特徴とする請求項8記載の基地局制御装置。
  10. 前記複数の基地局が前記複数のパケットデータを前記移動端末に配信する時刻を遅らせるように、前記同期情報を変更する同期情報変更部を具備することを特徴とする請求項9記載の基地局制御装置。
  11. 複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、
    別の基地局制御装置から、圧縮された複数のパケットデータを受信する受信部と、
    前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局に送信する送信部と、
    を具備することを特徴とする基地局制御装置。
  12. 前記受信部は、前記別の基地局制御装置から前記複数のパケットデータの各々に対応し前記複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを前記移動端末に同期配信するための同期情報を受信することを特徴とする請求項11記載の基地局制御装置。
  13. 圧縮された複数のパケットデータを配下の複数の基地局に送信し、配下の複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる第1および第2基地局制御装置を含む通信システムであって、
    受信した複数の前記パケットデータを圧縮し、前記圧縮された複数のパケットデータを前記第2基地局制御装置と配下の複数の基地局とに送信する第1基地局制御装置と、
    前記第1基地局制御装置から前記圧縮された複数のパケットデータを受信し、配下の複数の基地局に送信する前記第2基地局制御装置と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
  14. 複数の基地局に、複数のパケットデータを移動端末に同期配信させる基地局制御装置であって、
    複数のパケットデータと、前記複数のパケットデータを圧縮する際に圧縮状態を遷移させるパケットデータのシーケンス番号に対応する遷移情報と、を受信する受信部と、
    前記遷移情報に基づき前記複数のパケットデータを圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮された複数のパケットデータを前記複数の基地局に送信する送信部と、
    を具備することを特徴とする基地局制御装置。
  15. 前記受信部は、前記複数のパケットデータの各々に対応し前記複数の基地局において前記圧縮された複数のパケットデータを前記移動端末に同期配信するための同期情報を受信することを特徴とする請求項14記載の基地局制御装置。
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