JP5364481B2 - 広告枠取引装置、広告枠取引方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

広告枠取引装置、広告枠取引方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、競売による広告枠の取引を管理する広告枠取引装置、広告枠取引方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
図13は、従来の技術に係る広告枠のオークションシステム6の構成を示す図である。特許文献1に記載される広告枠取引装置の一例である広告枠のオークションシステム6は、入札者の端末装置51と、オークションを管理するオークション管理サーバ52と、オークションに係る広告枠の情報を管理する広告枠情報管理サーバ53と、落札者との間で広告枠の取引を行う取引実行システム54とを含む。
端末装置51と、オークション管理サーバ52と、広告枠情報管理サーバ53と、取引実行システム54とは、互いにインターネットなどのネットワーク55によって接続される。オークションシステム6によって、広告枠の販売主と入札者との間で、予め定める広告枠について、オークションによる取引を行うことができる。これによって、オークションシステム6では、広域なネットワーク55を介して、販売主および入札者を制限することなく、広告枠の取引を行う。
図14は、従来の技術に係る広告枠取引システム7の構成を示す図である。特許文献2に記載される広告枠取引装置の他の例である広告枠取引システム7は、広告枠の取引を管理する市場管理部56と、広告の配信を実行する広告送出管理部57と、広告を表示する視聴者端末58と、広告枠の情報を登録するメディア端末59と、希望する広告枠に対して入札を行うスポンサー端末60とを含む。
スポンサー端末60とメディア端末59とは、ネットワークを介して市場管理部56に接続され、広告枠の取引を行う。市場管理部56は、スポンサーが配信を希望する広告を登録する。メディアは、入札が行われる前に、市場管理部56に登録された広告の承認を行う。これによって、広告枠取引システム7では、落札者の決定後に、メディアによる広告の承認を行うことなく、広告を配信する。
特開2002−216017号公報 特開2002−197295号公報
しかし、特許文献1,2に記載されるオークションシステム6および広告枠取引システム7は、広告枠の販売主が、広告を表示する時間帯、および広告を表示する時間の長さなどを予め設定している。したがって、特許文献1,2に記載されるオークションシステム6および広告枠取引システム7では、入札者の要望、たとえば広告費を低額に抑えて短時間だけスポット的に広告を表示させたいなどに対して、柔軟に対応することができない。
また、広告枠の販売主は、販売対象である広告枠の時間帯を設定するときに、入札者の希望する広告枠、たとえば広告を表示させる時間帯および時間の長さについて、予め調査しなければならない。
本発明の目的は、市場調査を予め行うことなく、入札者の希望する広告枠を提供することができる広告枠取引装置、広告枠取引方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、予め配分された時間帯に表示装置の表示部に広告を表示させることができる広告枠が設定され、前記広告枠の競売による取引を管理するための広告枠取引装置であって、
前記広告枠の競売に情報通信網を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、前記入札者が希望する広告枠に表示されるべき広告を表す広告情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する広告記憶部と、
前記広告枠の競売に入札する入札者の数、および前記入札者によって提示された入札金額に応じて、前記入札者の広告を表示させる時間帯を再配分した広告枠を再設定する入札制御部と、
前記入札制御部によって再設定された広告枠に関する広告枠情報を記憶する入札状況記憶部と、
前記競売期間の終了後に、前記入札状況記憶部に記憶される広告枠情報に従って、前記広告記憶部に記憶される広告情報の中から前記再設定後の広告枠を落札した入札者の広告情報を、前記表示装置へ配信する広告制御部と
入札者の識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する入札者情報記憶部とを含み、
前記入札制御部は、前記入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠を、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定し、前記複数の入札者のうち前記入札金額が最も高額の入札者以外の残余の入札者の広告枠を、前記残余の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に再設定し、前記入札者情報記憶部に記憶される入札者の連絡先情報が示す連絡先へ、前記広告枠情報を送信することを特徴とする広告枠取引装置である。
また本発明は、予め配分された時間帯に表示装置の表示部に広告を表示させることができる広告枠が設定され、前記広告枠の競売による取引を管理するための広告枠取引方法であって、
前記広告枠の競売に情報通信網を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、前記入札者が希望する広告枠に表示されるべき広告を表す広告情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する広告記憶工程と、
前記広告枠の競売に入札する入札者の数、および前記入札者によって提示された入札金額に応じて、前記入札者の広告を表示させる時間帯を再配分した広告枠を再設定する入札制御工程と、
前記入札制御工程によって再設定された広告枠に関する広告枠情報を記憶する入札状況記憶工程と、
前記競売期間の終了後に、前記入札状況記憶工程で記憶される広告枠情報に従って、前記広告記憶工程で記憶される広告情報の中から前記再設定後の広告枠を落札した入札者の広告情報を、前記表示装置へ配信する広告制御工程と
入札者の識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する入札者情報記憶工程とを含み、
前記入札制御工程では、前記入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠を、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定し、前記複数の入札者のうち前記入札金額が最も高額の入札者以外の残余の入札者の広告枠を、前記残余の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に再設定し、前記入札者情報記憶部に記憶される入札者の連絡先情報が示す連絡先へ、前記広告枠情報を送信することを特徴とする広告枠取引方法である。
また本発明は、コンピュータを、前記広告枠取引装置として機能させるための広告枠取引プログラムである。
また本発明は、前記広告枠取引プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、予め配分された時間帯に表示装置の表示部に広告を表示させることができる広告枠が設定され、広告枠の競売による取引を管理するにあたって、広告枠取引装置は、広告記憶部と、入札制御部と、入札状況記憶部と、広告制御部とを含んで構成される。広告記憶部によって、広告枠の競売に情報通信網を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、入札者が希望する広告枠に表示されるべき広告を表す広告情報とが、互いに関連付けられた状態で記憶される。入札制御部によって、広告枠の競売に入札する入札者の数、および入札者によって提示された入札金額に応じて、入札者の広告を表示させる時間帯を再配分した広告枠が再設定される。入札状況記憶部によって、入札制御部によって再設定された広告枠に関する広告枠情報が記憶される。広告制御部によって、競売期間の終了後に、入札状況記憶部に記憶される広告枠情報に従って、広告記憶部に記憶される広告情報の中から再設定後の広告枠を落札した入札者の広告情報が、表示装置へ配信される。
入札制御部は、入札金額に応じた重み付けを行って広告枠を再設定するので、入札者が納得しやすい広告枠を提示することができる。これによって、広告枠取引装置は、入札者に販売する広告枠を短時間で自動的に再設定して、複数の入札者に効率良く複数の広告枠を販売することができる。
また入札制御部は、全ての入札者の広告枠を再設定するので、最高額入札者のみならず、最高額入札者以外の入札者に対しても、再設定された広告枠を提示することができる。したがって、広告枠取引装置は、1つの広告枠の競売において、最高額入札者および最高額入札者以外の入札者に、複数の広告枠を効率良く販売することができる。
また広告制御部によって、広告枠の競売期間の終了後に、表示装置に落札者の広告が自動的に配信されるので、表示装置の管理を容易に行うことができる。これによって、広告枠取引装置は、広告枠の販売から広告の配信までを、自動的に効率良く行うことができる。
た、広告枠取引装置は、入札者情報記憶部をさらに含んで構成される。入札者情報記憶部によって、入札者の識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とが、互いに関連付けられた状態で記憶される。入札制御部によって、入札者情報記憶部に記憶される入札者の連絡先情報が示す連絡先へ、広告枠情報が送信される。
これによって、入札者は、再設定された広告枠の時間帯、すなわち自分の広告が表示される時間帯を知ることができる。仮に入札者が、再設定された時間帯に不服があるときには、入札者は、たとえば現在の入札金額よりも高額の入札金額を再度提示して広告枠を変更する、または入札を取消すなどの対応を行うことができる。したがって、入札者は、再設定された広告枠を予め確認し、納得した広告枠を購入することができる。これによって、広告枠販売装置は、入札者が納得する広告枠の競売を、自動的に効率良く行うことができる。
た、入札制御部によって、入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠が、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定され、複数の入札者のうち入札金額が最も高額の入札者以外の残余の入札者の広告枠が、入札金額が高額の入札者から順次的に、前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に再設定される。
これによって、最高額入札者は、希望する時間帯の広告枠の入札を継続することができる。最高額入札者以外の残余の入札者は、広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠が入札金額が高額の入札者から順次的に再設定されるので、希望する時間帯とは異なる時間帯の広告枠について確認し、広告枠を購入する予算に応じた広告枠の購入を検討することができる。したがって、広告枠販売装置は、複数の入札者に対して、競売対象の広告枠および競売対象の広告枠とは異なる広告枠を、効率良く同時に販売することができる。
た、入札制御部によって、競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に、残余の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、他の時間帯の広告枠が再設定される。
これによって、最高額入札者以外の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、本来希望していた広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠を購入する機会が得られる。また、広告枠販売装置は、競売の対象となっている時間帯の広告枠の前後に最も近接する時間帯の広告枠をも、入札者に効率良く販売することができる。
また本発明によれば、予め配分された時間帯に表示装置の表示部に広告を表示させることができる広告枠が設定され、広告枠の競売による取引を管理するにあたって、広告枠取引方法は、広告記憶工程と、入札制御工程と、入札状況記憶工程と、広告制御工程とを含む。広告記憶工程によって、広告枠の競売に情報通信網を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、入札者が希望する広告枠に表示されるべき広告を表す広告情報とが、互いに関連付けられた状態で記憶される。入札制御工程によって、広告枠の競売に入札する入札者の数、および入札者によって提示された入札金額に応じて、入札者の広告を表示させる時間帯を再配分した広告枠が再設定される。入札状況記憶工程によって、入札制御工程によって再設定された広告枠に関する広告枠情報が記憶される。広告制御工程によって、競売期間の終了後に、入札状況記憶工程で記憶される広告枠情報に従って、広告記憶工程で記憶される広告情報の中から再設定後の広告枠を落札した入札者の広告情報が、表示装置へ配信される。
また、入札者情報記憶工程によって、入札者の識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とが、互いに関連付けられた状態で記憶される。入札制御工程によって、入札者情報記憶部に記憶される入札者の連絡先情報が示す連絡先へ、広告枠情報が送信される。
また、入札制御工程によって、入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠が、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定され、複数の入札者のうち入札金額が最も高額の入札者以外の残余の入札者の広告枠が、入札金額が高額の入札者から順次的に、前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に再設定される。
入札制御工程によって、入札金額に応じた重み付けを行って広告枠を再設定するので、入札者が納得しやすい広告枠を提示することができる。これによって、広告枠取引方法では、入札者に販売する広告枠を短時間で自動的に再設定して、複数の入札者に効率良く複数の広告枠を販売することができる。
また入札制御工程によって、全ての入札者の広告枠を再設定するので、最高額入札者のみならず、最高額入札者以外の入札者に対しても、再設定された広告枠を提示することができる。したがって、広告枠取引方法では、1つの広告枠の競売において、最高額入札者および最高額入札者以外の入札者に、複数の広告枠を効率良く販売することができる。
また広告制御工程によって、広告枠の競売期間の終了後に、表示装置に落札者の広告が自動的に配信されるので、表示装置の管理を容易に行うことができる。これによって、広告枠取引方法では、広告枠の販売から広告の配信までを、自動的に効率良く行うことができる。
また本発明によれば、広告枠取引プログラムは、コンピュータを、広告枠取引装置として機能させる。これによって、コンピュータを、広告枠取引装置として機能させる広告枠取引プログラムを提供することができる。
また本発明によれば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、広告枠取引プログラムを記録する。これによって、広告枠取引プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る広告枠取引装置1の構成を示すブロック図である。 コンテンツ記憶部18によって記憶される登録コンテンツ情報31の一例を示す図である。 入札者情報記憶部15によって記憶される入札者情報32の一例を示す図である。 入札制御部13による広告枠の再設定を説明するための図である。 広告枠記憶部16によって記憶される広告枠確定情報34の一例を示す図である。 入札者が入札者端末26で行う処理を示すフローチャートである。 広告枠取引装置1が入札者端末26との間で行う処理を示すフローチャートである。 広告枠取引装置1が図7のステップb7で行う処理を説明するためのフローチャートである。 の実施形態に係る広告枠取引装置1の入札制御部13を説明するための図である。 入札状況記憶部14によって記憶される入札状況情報36の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る入札制御部13による広告枠の再設定を説明するための図である。 広告枠取引装置1が図7のステップb7で行う処理を説明するためのフローチャートである。 従来の技術に係る広告枠のオークションシステム6の構成を示す図である。 従来の技術に係る広告枠取引システム7の構成を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る広告枠取引装置1の構成を示すブロック図である。広告枠取引装置1は、入札者認証部11と、通信部12と、入札制御部13と、入札状況記憶部14と、入札者情報記憶部15と、広告枠記憶部16と、コンテンツ制御部17と、コンテンツ記憶部18と、コンテンツ登録部19と、料金徴収部20と、コンテンツ配信部21とを含んで構成される。広告枠取引装置1は、入札者端末26と、表示装置27とに接続される。本発明の広告枠競売方法は、広告枠取引装置1によって実行される。
広告枠取引装置1は、半導体メモリおよびハードディスク装置などの図示しない記憶装置と、図示しない中央処理装置(Central Processing Unit:以下「CPU」という)とを含むコンピュータシステムによって構成される。広告枠取引装置1は、1つのコンピュータシステムによって実現する構成にしてもよく、複数のコンピュータシステムによって実現して互いにLAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)などのネットワークを通じてデータの送受信を行う構成にしてもよい。
広告枠取引装置1は、予め定める時間帯ごとの広告枠についてのオークション、すなわち競売による取引を管理する。広告枠とは、予め配分された時間帯に、表示装置27の表示部にコンテンツを表示させることができる権利をいう。広告主は、オークションの入札を行う前に、オークションの管理者に、表示装置27への表示を希望する広告を提出し、オークションへの参加の承認を求める。管理者は、広告主に対して、オークションに参加するために用いる識別情報であるID(Identification)およびパスワードを通知する。
オークションへの入札を行っている広告主を、以後「入札者」ともいう。オークションに入札している入札者のうち、オークション期間が終了して広告枠を落札した入札者を、以後「落札者」ともいう。広告は、画像または映像からなり、たとえば商品または興行物などを多くの人に知らしめるためのものである。以後、広告を「コンテンツ」といい、広告を表す広告情報を「コンテンツデータ」という。
広告登録部であるコンテンツ登録部19は、オークションが開始される前に入札者から予め提出されたコンテンツを登録する。コンテンツ登録部19は、図示しない表示手段および図示しない入出力手段を有する。管理者は、表示手段によって、広告主から提出されたコンテンツの内容を予め確認し、コンテンツの内容が適切であるか否かを判断することができる。具体的には、管理者は、コンテンツの内容が著作権など第3者の権利を侵害していないか否か、コンテンツの内容が表示装置27の設置場所に相応しい内容であるか否かなどを判断する。管理者によって適切であると判断されたコンテンツが、コンテンツ記憶部18に記憶されることによって、コンテンツの登録処理が完了する。
また、本実施形態の広告枠取引装置1は、オークション開始前に管理者によってコンテンツの確認が行われるけれども、オークション期間中、すなわちオークションの開始後からオークション終了までの間に管理者によってコンテンツの確認が行われる構成であってもよい。
広告記憶部であるコンテンツ記憶部18は、たとえばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、RAM(Random Access Memory)などのメモリによって実現される。コンテンツ記憶部18は、管理者によって適切であると判断されたコンテンツを記憶する。コンテンツ記憶部18は、入札者のコンテンツを表すコンテンツデータと、入札者のIDを表す識別情報とを互いに関連付けられた状態で記憶する。コンテンツは、コンテンツ登録部19からコンテンツ制御部17を介してコンテンツ記憶部18に送られる。
図2は、コンテンツ記憶部18によって記憶される登録コンテンツ情報31の一例を示す図である。登録コンテンツ情報31は、IDを示す項目31aと、コンテンツデータを示す項目31bとを含む。たとえば登録コンテンツ情報31は、入札者AのIDとコンテンツデータとを互いに関連付け、入札者BのIDとコンテンツデータとを互いに関連付け、入札者CのIDとコンテンツデータとを互いに関連付け、n番目の入札者のIDとコンテンツデータとを互いに関連付けていることを示す。「n」は自然数を示し、入札者がn人いる場合、コンテンツ記憶部18によって、n人全員のIDとコンテンツデータとが関連付けられる。
通信部12は、入出力インターフェイスなどを含んで構成され、たとえばLANまたはWANなどの情報通信網28によって、入札者端末26に接続される。入札制御部13が指示することによって、通信部12と入札者端末26とは、ネットワークを介して互いに通信可能である。入札者端末26から入力された情報は、通信部12を介して、入札制御部13に送られる。
入札者端末26は、たとえばパーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal
Digital Assistance)などによって実現される。図1では、3つの入札者端末26が通信部12に接続される構成を示しているけれども、入札者端末26は1以上で構成することができる。広告主は、オークション期間中に、入札者端末26から入札条件を入力することによって入札を行う。入札条件とは、入札金額および表示時間帯などである。「入札金額」とは、入札時に提示する広告枠の購入代金のことである。「表示時間帯」は、コンテンツを表示させる時間帯、すなわち24時間のうちどの時刻からどの時刻の間にコンテンツを表示させるのかを示す。
さらに入札条件に、表示期間、表示時間、または視聴者の性別および年齢を加えてもよい。「表示期間」は、コンテンツの表示させる時間の合計の長さを示す。「表示時間」は、1つのコンテンツが広告枠の時間帯の中で表示される時間の長さを示す。たとえば19時から20時までの時間帯の広告枠にコンテンツを1週間表示させるときは、表示期間は7時間となり、表示時間は1時間となる。
「視聴者の性別および年齢」は、如何なる性別および年齢の視聴者にコンテンツの視聴を希望するのかを示す。広告枠取引装置1は、入札者から視聴者の性別および年齢に関する情報を得ることによって、その視聴者の性別および年齢の視聴者が多い表示装置27を抽出して、入札者に提示する構成としてもよい。これによって、入札者は、予め指定する性別および年齢層の視聴者が多い表示装置27に、コンテンツを表示させることができ、広告効果を上げることができる。
入札者認証部11は、IDおよびパスワードを用いることによって、入札者が、事前にオークションへの参加の承認を受けている者であるか否かを判断する。入札者認証部11は、オークションへの参加を承認されていない者が、入札を行うことを防止することができる。
入札者情報記憶部15は、たとえばハードディスク、光ディスク、RAM(Random
Access Memory)などの情報の記憶が可能なメモリによって実現される。入札者情報記憶部15は、入札者のIDを表わす識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する。IDは、オークションに参加する入札者を識別するための識別情報である。入札者は、初めて入札を行うとき、またはオークションへの参加の承認を求めるときなどに、入札者の連絡先、たとえば電子メールのアドレスなどを登録する。
図3は、入札者情報記憶部15によって記憶される入札者情報32の一例を示す図である。入札者情報32は、入札者のIDを示す項目32aと、連絡先を示す項目32bとを含む。たとえば入札者情報32は、入札者AのIDと電子メールのアドレスとを互いに関連付け、入札者AのIDと電子メールのアドレスとを互いに関連付け、入札者AのIDと電子メールのアドレスとを互いに関連付けていることを示す。
入札制御部13には、広告枠のオークションに入札する入札者の数、および入札者によって提示された入札金額が入力される。入札制御部13は、入札が行われると、入札者の数および入札金額に応じて、入札者のコンテンツを表示させる時間帯を再配分した広告枠を再設定する。たとえば入札制御部13は、入札金額から1時間あたりのコンテンツの表示料金である広告表示単価を算出し、入札者の広告表示単価を比較することによって、入札者の広告枠を再設定する。入札制御部13は、各入札者の連絡先に、再設定した広告枠に関する広告枠情報および全ての入札者の入札金額を通知する。さらに入札制御部13は、広告枠を再設定した後に、同じ時間帯の広告枠に新たな入札、または入札金額の変更があると、入札者の数および入札金額に応じて、全ての入札者の広告枠を再設定する。
図4は、入札制御部13による広告枠の再設定を説明するための図である。入札制御部13は、広告枠の競売に入札する入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠を、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定する。入札金額が最も高額の入札者を、最高額入札者という。さらに入札制御部13は、複数の入札者のうち最高額入札者以外の残余の入札者の広告枠を、競売開始時の広告枠の時間帯とは異なる他の時間帯の広告枠に再設定する。
入札制御部13は、残余の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、広告枠を再設定する。この再設定された後の広告枠は、競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠である。
図4(1)は、たとえば参照符33aによって示される19時から20時までの時間帯の広告枠について、オークションが行われている場合に、入札者Aが入札金額1000円で入札中であることを示す。入札者Bは、オークション期間中に入札金額1200円で入札を行うと、現時点での最高額入札者となる。
入札制御部13は、入札者Aの入札を、19時から20時までの時間帯の広告枠から、参照符33bによって示される18時から19時までの時間帯の広告枠に移動させる。図4(2)は、19時から20時までの時間帯の広告枠に入札者Bが入札金額1200円で入札し、18時から19時までの時間帯の広告枠に入札者Aが入札金額1000円で入札中であるとこを示す。
入札状況記憶部14は、たとえばハードディスク、光ディスク、RAMなどの情報の記憶が可能なメモリによって実現される。入札状況記憶部14は、予め定める時間帯の広告枠ごとに、入札制御部13によって再設定された広告枠に関する広告枠情報と、入札者のIDを表す識別情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する。
広告枠記憶部16は、たとえばハードディスク、光ディスク、RAMなどの情報の記憶が可能なメモリによって実現される。広告枠記憶部16は、落札期間が終了すると、入札状況記憶部14に記憶されている再設定された広告枠に関する広告枠情報と、入札者のIDを表す識別情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する。オークションは、予め定める時間帯の広告枠ごとに行われるので、広告枠記憶部16は、オークションが終了した広告枠について、入札状況記憶部14に記憶されている情報を順次記憶する。これによって、広告枠記憶部16は、表示装置27にコンテンツを表示させる予定表を作成することができる。
図5は、広告枠記憶部16によって記憶される広告枠確定情報34の一例を示す図である。広告枠確定情報34は、コンテンツを表示する日付を示す項目34aと、コンテンツを表示する時間帯を示す項目34bとを含む。たとえば、日付を示す項目34aには、「4/1」、「4/2」などが示され、時間帯を示す項目34bには、「第1時間帯」、「第2時間帯」、「第3時間帯」、「第4時間帯」、「第5時間帯」、「第6時間帯」、……、「第n時間帯」が示される。たとえば各広告枠の時間の長さを1時間に設定した場合、1日には24の広告枠が存在することになり、「n」は24となる。広告枠確定情報34の中の日付および時間帯によって分けられた各広告枠には、各広告枠についてのオークションが終了した時点における入札状況記憶部14に記憶されている情報が入力される。広告枠確定情報34は、広告枠取引装置1が表示装置27にコンテンツを表示させる予定表である。
コンテンツ配信部21は、入出力インターフェイスなどを含んで構成され、たとえばWAN、LANなどの通信線29によって、表示装置27と接続される。コンテンツ配信部21は、コンテンツ制御部17の指示によって、コンテンツを表示装置27に配信する。
表示装置27は、たとえば交通機関、公共施設、店頭などに設置されるデジタルサイネージ(Digital Signage:電子看板)である。表示装置27は、図示しない表示部を含んで構成され、表示部は、たとえば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、発光ダイオード、映像プロジェクタ、またはブラウン管などによって実現される。表示装置27の表示部は、コンテンツ配信部21から配信されたコンテンツを表示する。表示装置27は、デジタルサイネージのみに限らず、テレビ放送、データ放送、Webサイトなどを表示する装置によって構成してもよい。
コンテンツ制御部17は、オークション期間の終了後、入札状況記憶部14に記憶される広告枠確定情報34に従って、コンテンツ記憶部18に記憶されるコンテンツデータの中から再設定後の広告枠を落札した入札者のコンテンツデータを、表示装置27へ配信する。前述のように、入札制御部13が再設定した広告枠は、オークション期間中には入札状況記憶部14に記憶され、オークション期間終了後には広告枠記憶部16に記憶される。コンテンツ制御部17は、広告枠記憶部16に記憶されている広告枠確定情報34に従って、コンテンツ配信部21から表示装置27へコンテンツを配信する。
コンテンツ制御部17は、コンテンツを表示装置27に表示した時間の長さに応じて、支払金額を算出する。支払金額とは、落札者に対して支払いを求めるコンテンツの表示料金である。料金徴収部20は、コンテンツ制御部17によって算出された支払金額分の料金を落札者から徴収する。料金の徴収は、たとえば落札者の銀行口座から料金を引落すことなどによって行われる。
図6は、入札者が入札者端末26によって行う処理を示すフローチャートである。入札者が入札者端末26から広告枠取引装置1に通信を行い、入札者認証部11によって登録済みの入札者であると認証されると、ステップa0に進んで処理が開始される。
ステップa1では、入札制御部13は、入札者端末26が入札を要求しているか否かを判断する。入札者端末26が入札を要求していると判断された場合、ステップa2に進み、入札者端末26が入札を要求していないと判断された場合、ステップa1での処理が再び行われる。
ステップa2では、入札制御部13は、入札の要求を行った入札者端末26に、各時間帯の広告枠についての入札者の数および入札金額などの入札状況を送信する。入札者は、入札者端末26を用いて各時間帯の広告枠に対する入札状況を入手する。
ステップa3では、入札者は、入手した入札状況を確認して、入札を行う時間帯の広告枠を選択し、入札者端末26に入力する。ステップa4では、入札者は、選択した時間帯の広告枠に入札する入札金額を入札者端末26に入力する。
ステップa5では、入札者端末26は、入札者によって広告枠の時間帯、および入札金額が正しく入力されているか否かを確認する。入札者端末26が、時間帯および入札金額が正しく入力されていると判定すると、ステップa6に進み、時間帯および入札金額のうち少なくとも1つが入力されていないと判定すると、ステップa3に進む。
ステップa6では、入札者端末26は、入札者のIDと、広告枠の時間帯と、入札金額とを、入札制御部13に送信する。ステップa7では、入札制御部13は、入札者端末26から送信された広告枠の時間帯および入札金額に基づいて、入札状況を更新し、更新した入札状況を入札者端末26に送信する。入札者端末26は、入札制御部13から送信された入札状況を受信する。
ステップa8では、入札者端末26は、受信した入札状況を表示する。入札状況には、入札者の数、入札金額、および再設定された広告枠に関する広告枠情報などが含まれる。入札者は、入札者端末26に表示される入札状況を確認する。
ステップa9では、入札者端末26は、サーバ、すなわち入札制御部13からの連絡を受信したか否かを判断する。入札者端末26によって、入札制御部13からの連絡を受信したと判断された場合、ステップa10に進み、入札制御部13からの連絡を受信していない判断された場合、ステップa9での処理が再び行われる。
ステップa10では、入札者端末26は、入札制御部13から受信した連絡が、入札確定連絡、すなわちオークション期間が終了して入札が確定したことを知らせる連絡であるか否かを判定する。また入札者端末26は、入札確定連絡ではない連絡は、入札状況に変化があり新たに更新された入札状況を知らせる連絡であると判定する。入札者端末26によって、入札確定連絡であると判定された場合、ステップa11に進み、入札確定連絡でないと判定された場合、ステップa12に進む。
ステップa11では、入札者端末26は、入札確定連絡が示す確定状況、すなわち入札が確定した時点での各入札者の再設定された広告枠および各入札者の入札金額を表示し、ステップa19に進んで処理が終了する。
ステップa12では、入札者端末26は、更新された入札状況を表示させる。広告枠の競売に入札が行われると入札制御部13によって広告枠が再設定されるので、入札者は、再設定された広告枠を確認することができる。
ステップa13では、入札者は、入札者端末26に表示される更新された入札状況を確認して、入札を降りる、すなわち入札を取消すか否かを判断する。たとえば入札者は、入札制御部13によって再設定された広告枠に不服があるときに、入札を取消すことができる。入札者が、入札を降りると判断した場合、ステップa14に進み、入札を降りないと判断した場合、ステップa15に進む。ステップa14では、入札者端末26は、入札制御部13に入札を降りることを送信し、ステップa19に進んで処理が終了する。
ステップa15では、入札者は、入札金額を変更するか否かを判断する。たとえば入札者は、入札制御部13によって再設定された広告枠に不服がある場合、さらに高額の入札金額を提示することができる。また入札者は、入札制御部13によって再設定された広告枠に不服がない場合、入札金額を変更せずに再設定された広告枠を許容することもできる。入札者によって、入札金額を変更すると判断された場合、ステップa16に進み、入札金額を変更しないと判断された場合、ステップa18に進む。
ステップa16では、入札者は、新たな入札金額を入札者端末26に入力する。ステップa17では、入札者端末26は、入札者によって入力された新たな入札金額を、入札制御部13に送信して、ステップa7に進む。ステップa18では、入札者端末26は、入札金額を変更しないことをサーバ、すなわち入札制御部13に送信して、ステップa7に進む。
図7は、広告枠取引装置1が入札者端末26との間で行う処理を示すフローチャートである。広告枠の競売期間が始まる前に広告記憶工程が行われ、コンテンツ記憶部18によって、入札者のコンテンツが記憶される。広告枠取引装置1が入札を受付ける準備が完了して、広告枠のオークション期間が始まると、ステップb0に進んで処理が開始される。
ステップb1では、入札制御部13は、入札者端末26から入札の要求が受信されたか否かを判定する。入札制御部13によって、入札者端末26からの入札要求が受信されたと判定された場合、ステップb2に進み、入札者端末26からの入札要求が受信されていないと判定された場合、ステップb1での処理が再び行われる。ステップb2では、入札制御部13は、入札を行った入札者端末26に、各時間帯の広告枠についての入札状況を送信する。
ステップb3では、入札制御部13は、入札者端末26から送信された広告枠の時間帯が有効であるか否かを判定する。たとえば入札制御部13は、入札者端末26から送信された広告枠の時間帯が、すでに落札されているときに、有効でない時間帯が選択されたと判定する。入札制御部13によって、有効な時間帯でないと判定された場合、ステップb4に進み、有効な時間帯であると判定された場合、ステップb5に進む。
ステップb4では、入札制御部13は、エラーであること、すなわち入札者端末26から送信された広告枠の時間帯についての情報が有効でないことを、入札者端末26に送信して、ステップb1に進む。
ステップb5では、入札制御部13は、入札者によって選択された時間帯についての情報を読み出す。ステップb6では、入札制御部13は、選択された時間帯に、競合する入札があるか否かを判定する。入札制御部13によって、競合する入札があると判定された場合、ステップb7に進み、競合する入札がないと判定された場合、ステップb8に進む。
入札制御工程であるステップb7では、入札制御部13は、競合する入札者の数および各入札者の入札金額に応じて、各入札者の広告枠を再設定する。ステップb8では、入札制御部13は、各入札者の入札者端末26に、入札状況を送信する。この送信は、入札者情報記憶部15よって記憶されている入札者の連絡先、たとえば電子メールアドレスに行われる。入札状況には、入札者の数、入札金額、および再設定された広告枠に関する広告枠情報などが含まれる。
入札状況記憶工程であるステップb9では、入札状況記憶部14は、入札制御部13が再設定した広告枠に関する広告枠情報、入札者のIDを表す識別情報、および入札者の入札金額を表す入札金額情報を、互いに関連付けられた状態で記憶する。ステップb10では、入札制御部13は、入札者端末26から入札を降りる旨の連絡を受信したか否かを判定する。入札制御部13によって、入札を降りる旨の連絡を受信したと判定された場合、ステップb11に進み、入札を降りる旨の連絡を受信していないと判定された場合、ステップb12に進む。
ステップb11では、入札制御部13は、入札を降りる旨を連絡してきた入札者の入札情報を入札状況記憶部14から削除して、ステップb7に進む。ステップb12では、入札制御部13は、入札者端末26が入札金額を変更したか否かを判定する。入札制御部13によって、入札者端末26が入札金額を変更したと判定された場合、ステップb5に進み、入札者端末26が入札金額を変更していないと判定された場合、ステップb13に進む。
ステップb13では、入札制御部13は、オークションが行われている広告枠について、入札終了時刻、すなわちオークションの期間が終了する日時になったか否かを判定する。入札制御部13によって、入札終了時刻であると判定された場合、ステップb14に進み、入札終了時刻でないと判定された場合、ステップb1に進む。
ステップb14では、広告枠記憶部16は、確定した落札情報、すなわちオークション期間終了時において入札状況記憶部14に記憶されている広告枠に関する広告枠情報、落札者のIDを表す識別情報、および落札者の入札金額を表す入札金額情報を、互いに関連付けられた状態で記憶する。ステップb15では、入札制御部13は、確定状況を落札者に送信する。確定状況とは、オークション終了時点で入札状況記憶部14に記憶されている再設定された広告枠に関する広告枠情報が含まれる。
広告制御工程であるステップb16では、コンテンツ制御部17は、確定状況、すなわち広告枠記憶部16に記憶されている広告枠確定情報34に従って、コンテンツを表示装置27の表示部に表示させる。表示装置27に表示させるコンテンツは、コンテンツ制御部17によってコンテンツ記憶部18から読み出され、コンテンツ制御部17の指示によってコンテンツ配信部21から表示装置27に配信される。ステップb17では、料金徴収部20は、落札者から落札金額を徴収し、ステップb18に進んで処理が終了する。
図8は、広告枠取引装置1が図7のステップb7で行う処理を説明するためのフローチャートである。入札制御部13が入札者の広告枠を再設定するとき、ステップc0に進んで処理が開始される。
ステップc1では、入札制御部13は、先に入札した入札者が提示した入札金額と、後に入札した入札者が提示した入札金額とを比較して、先に入札された入札金額が後に入札された入札金額よりも高額であるか否かを判定する。入札制御部13によって、先に入札された入札金額が後に入札された入札金額よりも高額であると判定された場合、ステップc2に進み、後に入札された入札金額が先に入札された入札金額よりも高額であると判定された場合、ステップc3に進む。
ステップc2では、入札制御部13は、後に入札されたコンテンツを移動候補として設定し、ステップc4に進む。ステップc3では、入札制御部13は、先に入札されたコンテンツを移動候補として設定し、ステップc4に進む。ステップc4では、入札制御部13は、選択された時間帯、すなわち入札が行われている広告枠の時間帯の前後に最も近接する時間帯についての情報を、広告枠記憶部16から読み出す。
ステップc5では、入札制御部13は、選択された時間帯の前の時間帯が空いている、すなわち選択された時間帯の前に最も近接する時間帯の広告枠について購入者が決定していないか否かを判定する。入札制御部13によって、選択された時間帯の前の時間帯が空いていると判定された場合、ステップc6に進み、選択された時間帯の前の時間帯が空いていないと判定された場合、ステップc8に進む。
ステップc6では、入札制御部13は、移動候補の入札者のコンテンツを、前の時間帯に表示すると設定する。ステップc7では、入札制御部13は、コンテンツを表示する時間帯を前の時間帯に設定した旨のメッセージを作成し、ステップc12に進む。
ステップc8では、入札制御部13は、選択された時間帯の後の時間帯が空いている、すなわち選択された時間帯の後に最も近接する時間帯の広告枠について購入者が決定していないか否かを判定する。入札制御部13によって、選択された時間帯の後の時間帯が空いていると判定された場合、ステップc9に進み、選択された時間帯の後の時間帯が空いていないと判定された場合、ステップc11に進む。
ステップc9では、入札制御部13は、移動候補の入札者のコンテンツを、後の時間帯に表示すると設定する。ステップc10では、入札制御部13は、コンテンツを表示する時間帯を後の時間帯に設定した旨のメッセージを作成し、ステップc12に進む。ステップc11では、入札制御部13は、入札者端末26に対して再入札が必要である旨のメッセージを作成し、ステップc12に進む。
ステップc12では、入札制御部13は、移動候補ではない入札者に送信するメッセージを作成する。このメッセージは、移動候補ではない入札者に、選択された時間帯の広告枠における現時点での最高額入札者であることを知らせるものである。作成後、ステップc13に進んで処理が終了する。
本実施形態では、ステップc5,c8において、後の時間帯よりも前の時間帯を優先して広告枠が空いているか否かを判定しているけれども、前の時間帯よりも後の時間帯を優先して広告枠が空いているか否かを判定してもよい。また、選択された広告枠の時間帯の前または後に最も近接する時間帯のうち、入札者が希望する時間帯を予め指定する構成であってもよい。これによって、入札制御部13は、次点入札者の希望する時間帯に、次点入札者のコンテンツを移動させることができる。
また本実施形態では、ステップc4において、入札制御部13は、選択された時間帯の前後に最も近接する時間帯の情報を読み出しているけれども、選択された時間帯の前および後の空いている時間帯を検索してもよい。入札制御部13は、この検索によって探し出された時間帯のうち、選択された時間帯の前または後に最も近接する時間帯に、移動候補のコンテンツを移動させる制御を行ってもよい。これによって、広告枠取引装置1は、入札者に対して、空いている時間帯の広告枠があることを知らせ、空いている時間帯の広告枠の購入を勧めることができる。入札者は、空いている時間帯を自ら探すことなく他の時間帯の広告枠に入札することができる。広告枠の販売者は、空いている時間帯の広告枠を効率良く競売によって販売することができる。
図9は、他の形態に係る広告枠取引装置1の入札制御部13を説明するための図である。19時から20時までの時間帯の広告枠のオークションに、入札者Aと入札者Bとが入札しているとき、入札制御部13は、各入札者の新たな広告枠を設定する。参照符41で示す入札者AのコンテンツAと、参照符42で示す入札者BのコンテンツBとは、19時から20時までの時間帯に表示される。
本形態の広告枠取引装置1は、図1に示した広告枠取引装置1と同じ構成であるので、広告枠取引装置1の構成についての説明は、重複を避けるため省略する。本形態の広告枠取引装置1は、図1に示した広告枠取引装置1と比較して、入札制御部13が行う広告枠の再設定のみが異なる。
入札制御部13は、広告枠の競売に入札する入札者の数が複数であるとき、競売開始時の広告枠の時間帯を前記入札者の数で分割し、分割した複数の時間帯を前記複数の入札者の広告枠に再設定する。入札制御部13は、複数の入札者の中で入札金額が高額の入札者から順次的に、長時間でかつ早い時刻の時間帯の広告枠に、複数の入札者の広告枠を再設定する。
たとえば19時から20時までの時間帯の広告枠に、入札者Aと入札者Bとが入札した場合、入札制御部13は、入札者AのコンテンツAと入札者BのコンテンツBとを、共に19時から20時までの時間帯の広告枠に表示すると決定する。入札制御部13は、入札者Aの入札金額と入札者Bの入札金額とに応じて、19時から20時までの時間帯に、コンテンツAとコンテンツBとをそれぞれ表示する時間の割合を決定する。
入札制御部13は、各コンテンツの広告表示単価を、
「広告表示単価」=「入札金額」/「表示期間」
によって算出する。「広告表示単価」とは、1時間あたりのコンテンツの表示代金であり、「表示期間」とは、落札時に設定されているコンテンツを表示させる時間の長さの合計である。
たとえば入札者Aは、コンテンツAについて、入札金額100000円、表示期間500時間で入札しているので、広告表示単価は、200(円/時間)となる。入札者Bは、コンテンツBについて、入札金額30000円、表示期間100時間で入札しているので、広告表示単価は、300(円/時間)となる。
入札制御部13は、各コンテンツの表示時間割合を、
「表示時間割合」=「広告表示単価」/(各入札者の「広告表示単価」の合計)
によって算出する。「表示時間割合」とは、1つのコンテンツが広告枠の時間帯中に表示される時間の割合である。たとえば、入札者Aの表示時間割合は、200/(200+300)によって算出され、0.4となる。入札者Bの表示時間割合は、同様に算出され、0.6となる。
入札制御部13は、各コンテンツの表示時間を、
「表示時間」=「広告枠の時間帯の長さ」×「表示時間割合」
によって算出する。「表示時間」とは、1つのコンテンツが広告枠の時間帯の中で表示される時間の長さである。たとえば、入札者Aの表示時間は、60(分)×0.4によって算出され、24分となる。入札者Bの表示時間は、同様に算出され、36分となる。
また、入札制御部13は、各コンテンツの表示スケジュールを算出する。表示スケジュールとは、広告枠の時間帯の中でコンテンツを表示する時刻を示す。入札制御部13は、表示時間が最も長いコンテンツ、すなわち広告表示単価の高いコンテンツから順次的に表示させる。コンテンツBは、コンテンツAよりも表示時間が長いので、コンテンツBの表示スケジュールは、19時0分から19時36分までとなる。コンテンツAの表示スケジュールは、19時37分から20時0分までとなる。
入札状況記憶部14は、入札者のIDを表す識別情報と、入札金額を表す入札金額情報と、入札制御部13によって再設定された広告枠に関する広告枠情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する。オークション期間が終了すると、広告枠記憶部16は、入札状況記憶部14に記憶されている落札者のIDを表す識別情報と、入札金額を表す入札金額情報と、入札制御部13によって再設定された広告枠に関する広告枠情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する。
オークション期間の終了後、コンテンツ制御部17は、広告枠記憶部16によって記憶されている広告枠確定情報34に従って、落札者のコンテンツをコンテンツ配信部21から表示装置27に配信する。その後コンテンツ表示部は、各コンテンツの残表示期間を、
「残表示期間」=「前回算出された残表示期間」−「今回表示した表示時間」
によって算出する。「前回算出された残表示期間」がない場合は、「前回算出された残表示期間」の代わりに「表示期間」を用いて算出する。たとえばコンテンツAの残表示期間は、500(時間)−24(分)によって算出され、499時間36分となる。コンテンツBの残表示期間は、同様に算出され、499時間24分となる。
コンテンツ制御部17は、残表示期間を表す情報を広告枠記憶部16に記憶させて、コンテンツごとの残表示期間を管理する。コンテンツ制御部17は、各コンテンツの残表示期間が0になるまで、各コンテンツを表示装置27に表示させる。
コンテンツ制御部17は、入札者の支払い金額を、
「支払い金額」=「広告表示単価」×「表示領域割合」×「表示時間」
によって算出する。「表示領域割合」は、表示装置27の全ての表示領域のうちコンテンツを表示した領域の割合を示す。コンテンツが全表示領域に表示されたとき、表示領域割合は、1となる。たとえば、入札者Aの支払い金額は、200(円/時間)×1×0.4(時間)によって算出され、80円となる。入札者Bの支払い金額は、同様に算出され、180円となる。コンテンツ制御部17は、算出した各コンテンツの支払い金額と、落札者のIDとを互いに関連付けて、広告枠記憶部16に記憶させる。
コンテンツ制御部17は、各時間帯にコンテンツを配信、すなわちコンテンツを表示装置27に表示させることが完了すると、累積支払い金額を、
「累積支払い金額」=「支払い金額の合計値」
によって算出する。コンテンツ制御部17は、コンテンツごとに算出した累積支払い金額と、落札者のIDとを互いに関連付けて、広告枠記憶部16に記憶させる。
コンテンツ制御部17は、入札条件の変更がなく全ての表示時間のコンテンツの配信を終了した場合、配信が終了したコンテンツの累積支払い金額を算出する。コンテンツ制御部17は、全ての表示時間のコンテンツの配信を終了する前に入札条件の変更があった場合、入札条件の変更前に配信したコンテンツに対しての累積支払い金額を算出する。料金徴収部20は、コンテンツ制御部17によって算出された累積支払い金額を、落札者に請求する。
本実施形態の広告枠管理装置では、入札者は全員落札者となるけれども、予め定める落札条件を満たす入札者のみを落札者とする構成にしてもよい。たとえば落札条件として最低表示時間を設定することによって、算出された表示時間が最低表示時間に満たない入札者が落札者にならないようにすることができる。また落札条件として最低落札金額を設定することによって、入札金額が最低落札金額に満たない入札者が落札者とならないようにすることができる。
図10は、入札状況記憶部14によって記憶される入札状況情報36の一例を示す図である。入札状況情報36は、日付および時間帯によって特定される広告枠についての、入札者のIDを示す項目36aと、入札金額、すなわち広告表示単価を示す項目36bと、表示時間割合を示す項目36cと、表示スケジュールを示す項目36dとを含む。表示時間割合を示す項目36cと、表示スケジュールを示す項目36dとは、再設定された広告枠に関する広告枠情報を示す。
たとえば入札状況情報36は、5月6日の第4時間帯の広告枠について、入札者Aの広告表示単価が1000円、表示時間割合が33%、および表示スケジュールが30分から50分の間であることを示し、入札者Bの広告表示単価が1500円、表示時間割合が50%、および表示スケジュールが0分から30分の間であることを示し、入札者Cの広告表示単価が500円、表示時間割合が17%、および表示スケジュールが50分から60分の間であることを示している。
図11は、本発明の他の実施形態に係る入札制御部13による広告枠の再設定を説明するための図である。図11(1)は、19時から20時までの時間帯の広告枠についてオークションが行われていて、参照符46によって示す入札者Aが1000円の入札金額で入札している状態を示し、参照符47によって示す入札者Bが1500円の入札金額で入札している状態を示す。入札制御部13は、前述のように、19時から20時までの時間帯の中での、入札者Aおよび入札者Bの広告枠をそれぞれ再設定している。
図11(2)は、図11(1)に示した状態から、参照符48によって示す入札者Cが500円の入札金額で、19時から20時までの時間帯の広告枠のオークションに入札した状態を示す。新たな入札者Cによって入札が行われると、入札制御部13は、各入札者A,B,Cの入札金額に応じて、各入札者の新たな広告枠を設定する。
図12は、広告枠取引装置1が図7のステップb7で行う処理を説明するためのフローチャートである。本実施形態の広告枠取引装置1は、前述のように、図1に示した広告枠取引装置1と類似の構成であり、広告枠取引装置1と入札者端末26との間で図6,図7で示したフローチャートと同一の処理が行われるので、重複を避けるため説明を省略する。
図12のフローチャートにおいて、入札制御部13が入札者の広告枠を再設定するとき、ステップd0に進んで処理が開始される。ステップd1では、入札制御部13は、「n=1」と設定し、ステップd2では、入札制御部13は、「k=0」と設定する。「n」は、自然数であって入札者の数を表し、「k」は、入札金額を表すものとする。
ステップd3では、入札制御部13は、「k=k+(n人目の入札金額)」として、入札金額の合計値を算出する。ステップd4では、入札制御部13は、「n=入札人数」であるか否かを判定する。入札制御部13によって、nが入札人数と異なると判定された場合、ステップd5に進み、nが入札人数と同じであると判定された場合、ステップd6に進む。ステップd5では、入札制御部13は、「n=n+1」と設定して、ステップd3に進む。
ステップd6では、入札制御部13は、「n=1」と設定し、ステップd7に進む。ステップd7では、入札制御部13は、数式「表示時間割合=(n人目の入札金額)/k」に従って、コンテンツの表示割合を算出して、ステップd8に進む。ステップd8では、入札制御部13は、数式「表示時間=(広告枠の時間帯の長さ)/表示時間割合」に従って、コンテンツの表示割時間を算出して、ステップd9に進む。
ステップd9では、入札制御部13は、n人目の入札者のコンテンツの表示時間を、入札状況記憶部14に記憶させる。ステップd10では、入札制御部13は、「n=入札人数」であるか否かを判定する。入札制御部13によって、nが入札人数と異なると判定された場合、ステップd11に進み、nが入札人数と同じであると判定された場合、ステップd12に進む。ステップd11では、入札制御部13は、「n=n+1」と設定して、ステップd7に進む。
ステップd12では、入札制御部13は、算出した表示時間の大きいコンテンツから小さいコンテンツに順次的に、コンテンツを並べて、ステップd13に進む。これによって、入札金額が高額の入札者のコンテンツから入札金額が低額の入札者のコンテンツへと順次的に、入札対象の広告枠の時間帯の中でコンテンツが並べられる。
ステップd13では、入札制御部13は、入札者のコンテンツを表示する時刻を割り振って、すなわちコンテンツを表示する時刻を決定して、ステップd14に進む。入札制御部13によって、表示スケジュールが作成され、作成された表示スケジュールは、入札状況記憶部14に記憶される。ステップd14では、入札制御部13は、入札者に対して、コンテンツを表示する時刻および時間の長さを知らせるメッセージを作成し、ステップd15に進んで処理が終了する。
広告枠取引装置1の記憶装置に記憶される制御プログラムは、コンピュータを、入札者認証部11と、通信部12と、入札制御部13と、入札状況記憶部14と、入札者情報記憶部15と、広告枠記憶部16と、コンテンツ制御部17と、コンテンツ記憶部18と、コンテンツ登録部19と、料金徴収部20と、コンテンツ配信部21の各手段として機能させるための広告枠取引プログラムとして提供することができる。
広告枠取引装置1では、広告枠取引プログラムがたとえば半導体メモリまたはハードディスク装置などの記憶装置に記憶されているが、これらの記憶装置に限定されるものではなく、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を設け、そこに記録媒体を挿入することによって読み取り可能な記録媒体であってもよいし、または他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されている広告枠取引プログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。またはいずれの記録媒体であっても、広告枠取引プログラムが読み出され、読み出された広告枠取引プログラムが、記憶装置のプログラム記憶エリアに記憶されて、広告枠取引プログラムが実行される構成であればよい。
本体と分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープ/カセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)/ブルーレイディスクなどの光ディスクのディスク系の記録媒体、メモリカードを含むIC(Integrated Circuit)カード/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROM/EPROM(Erasable
Programmable Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable
Programmable Read Only Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。したがって、広告枠取引装置1の各手段として機能させるための広告枠取引プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
広告枠取引プログラムが、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていなくても、通信ネットワークを介して他の装置から広告枠取引プログラムのダウンロードを行い、広告枠取引装置1のプログラム記憶エリアに記憶させることもできる。したがって、通信網などの情報を伝送する機能を有する媒体によって、広告枠取引プログラムを伝送することができるので、広告枠取引装置1の各手段として機能させるための広告枠取引プログラムを伝送する情報伝送媒体として提供することもできる。
このように、予め配分された時間帯に表示装置27の表示部にコンテンツを表示させることができる広告枠が設定され、広告枠の競売による取引を管理するにあたって、広告枠取引装置1は、コンテンツ記憶部18と、入札制御部13と、入札状況記憶部14と、コンテンツ制御部17とを含んで構成される。コンテンツ記憶部18によって、広告枠の競売に情報通信網28を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、入札者が希望する広告枠に表示されるべきコンテンツを表すコンテンツデータとが、互いに関連付けられた状態で記憶される。入札制御部13によって、広告枠の競売に入札する入札者の数、および入札者によって提示された入札金額に応じて、入札者のコンテンツを表示させる時間帯を再配分した広告枠が再設定される。入札状況記憶部14によって、入札制御部13によって再設定された広告枠に関する広告枠情報が記憶される。コンテンツ制御部17によって、競売期間の終了後に、入札状況記憶部14に記憶される広告枠情報に従って、広告記憶部に記憶されるコンテンツデータの中から再設定後の広告枠を落札した入札者のコンテンツデータが、表示装置27へ配信される。
入札制御部13は、入札金額に応じた重み付けを行って広告枠を再設定するので、入札者が納得しやすい広告枠を提示することができる。これによって、広告枠取引装置1は、入札者に販売する広告枠を短時間で自動的に再設定して、複数の入札者に効率良く複数の広告枠を販売することができる。
また入札制御部13は、全ての入札者の広告枠を再設定するので、最高額入札者のみならず、最高額入札者以外の入札者に対しても、再設定された広告枠を提示することができる。したがって、広告枠取引装置1は、1つの広告枠の競売において、最高額入札者および最高額入札者以外の入札者に、複数の広告枠を効率良く販売することができる。
またコンテンツ制御部17によって、広告枠の競売期間の終了後に、表示装置27に落札者のコンテンツが自動的に配信されるので、表示装置27の管理を容易に行うことができる。これによって、広告枠取引装置1は、広告枠の販売からコンテンツの配信までを、自動的に効率良く行うことができる。
さらに、広告枠取引装置1は、入札者情報記憶部15をさらに含んで構成される。入札者情報記憶部15によって、入札者の識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とが、互いに関連付けられた状態で記憶される。入札制御部13によって、入札者情報記憶部15に記憶される入札者の連絡先情報が示す連絡先へ、広告枠情報が送信される。
これによって、入札者は、再設定された広告枠の時間帯、すなわち自分のコンテンツが表示される時間帯を知ることができる。仮に入札者が、再設定された時間帯に不服があるときには、入札者は、たとえば現在の入札金額よりも高額の入札金額を再度提示して広告枠を変更する、または入札を取消すなどの対応を行うことができる。したがって、入札者は、再設定された広告枠を予め確認し、納得した広告枠を購入することができる。これによって、広告枠販売装置は、入札者が納得する広告枠の競売を、自動的に効率良く行うことができる。
さらに、入札制御部13によって、入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠が、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定され、複数の入札者のうち入札金額が最も高額の入札者以外の残余の入札者の広告枠が、競売開始時の広告枠の時間帯とは異なる他の時間帯の広告枠に再設定される。
これによって、最高額入札者は、希望する時間帯の広告枠の入札を継続することができる。最高額入札者以外の残余の入札者は、希望する時間帯とは異なる時間帯の広告枠について確認し、広告枠を購入する予算に応じた広告枠の購入を検討することができる。仮に競売の対象となっている広告枠以外に空いている広告枠、すなわち購入者が決まっていない広告枠がある場合、広告枠販売装置は、最高額入札者以外の残余の入札者に、その空いている広告枠を提示することができる。したがって、広告枠販売装置は、複数の入札者に対して、競売対象の広告枠および競売対象の広告枠とは異なる広告枠を、効率良く同時に販売することができる。
さらに、入札制御部13によって、競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に、残余の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、他の時間帯の広告枠が再設定される。
これによって、最高額入札者以外の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、本来希望していた広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠を購入する機会が得られる。また、広告枠販売装置は、競売の対象となっている時間帯の広告枠の前後に最も近接する時間帯の広告枠をも、入札者に効率良く販売することができる。
さらに、予め配分された時間帯に表示装置27の表示部にコンテンツを表示させることができる広告枠が設定され、広告枠の競売による取引を管理するにあたって、広告枠取引方法は、広告記憶工程と、入札制御工程と、入札状況記憶工程と、広告制御工程とを含む。広告記憶工程によって、広告枠の競売に情報通信網28を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、入札者が希望する広告枠に表示されるべきコンテンツを表すコンテンツデータとが、互いに関連付けられた状態で記憶される。入札制御工程によって、広告枠の競売に入札する入札者の数、および入札者によって提示された入札金額に応じて、入札者のコンテンツを表示させる時間帯を再配分した広告枠が再設定される。入札状況記憶工程によって、入札制御工程によって再設定された広告枠に関する広告枠情報が記憶される。広告制御工程によって、競売期間の終了後に、入札状況記憶工程で記憶される広告枠情報に従って、広告記憶工程で記憶されるコンテンツデータの中から再設定後の広告枠を落札した入札者のコンテンツデータが、表示装置27へ配信される。
入札制御工程によって、入札金額に応じた重み付けを行って広告枠を再設定するので、入札者が納得しやすい広告枠を提示することができる。これによって、広告枠取引方法では、入札者に販売する広告枠を短時間で自動的に再設定して、複数の入札者に効率良く複数の広告枠を販売することができる。
また入札制御工程によって、全ての入札者の広告枠を再設定するので、最高額入札者のみならず、最高額入札者以外の入札者に対しても、再設定された広告枠を提示することができる。したがって、広告枠取引方法では、1つの広告枠の競売において、最高額入札者および最高額入札者以外の入札者に、複数の広告枠を効率良く販売することができる。
また広告制御工程によって、広告枠の競売期間の終了後に、表示装置27に落札者のコンテンツが自動的に配信されるので、表示装置27の管理を容易に行うことができる。これによって、広告枠取引方法では、広告枠の販売からコンテンツの配信までを、自動的に効率良く行うことができる。
さらに、広告枠取引プログラムは、コンピュータを、広告枠取引装置1として機能させる。これによって、コンピュータを、広告枠取引装置1として機能させる広告枠取引プログラムを提供することができる。
さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、広告枠取引プログラムを記録する。これによって、広告枠取引プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
1 広告枠取引装置
6 オークションシステム
7 広告枠取引システム
11 入札者認証部
12 通信部
13 入札制御部
14 入札状況記憶部
15 入札者情報記憶部
16 広告枠記憶部
17 コンテンツ制御部
18 コンテンツ記憶部
19 コンテンツ登録部
20 料金徴収部
21 コンテンツ配信部
26 入札者端末
27 表示装置
28 情報通信網
29 通信線
31 登録コンテンツ情報
32 入札者情報
34 広告枠確定情報
36 入札状況情報
51 端末装置
52 オークション管理サーバ
53 広告枠情報管理サーバ
54 取引実行システム
55 ネットワーク
56 市場管理部
57 広告送出管理部
58 視聴者端末
59 メディア端末
60 スポンサー端末

Claims (4)

  1. 予め配分された時間帯に表示装置の表示部に広告を表示させることができる広告枠が設定され、前記広告枠の競売による取引を管理するための広告枠取引装置であって、
    前記広告枠の競売に情報通信網を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、前記入札者が希望する広告枠に表示されるべき広告を表す広告情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する広告記憶部と、
    前記広告枠の競売に入札する入札者の数、および前記入札者によって提示された入札金額に応じて、前記入札者の広告を表示させる時間帯を再配分した広告枠を再設定する入札制御部と、
    前記入札制御部によって再設定された広告枠に関する広告枠情報を記憶する入札状況記憶部と、
    前記競売期間の終了後に、前記入札状況記憶部に記憶される広告枠情報に従って、前記広告記憶部に記憶される広告情報の中から前記再設定後の広告枠を落札した入札者の広告情報を、前記表示装置へ配信する広告制御部と
    入札者の識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する入札者情報記憶部とを含み、
    前記入札制御部は、前記入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠を、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定し、前記複数の入札者のうち前記入札金額が最も高額の入札者以外の残余の入札者の広告枠を、前記残余の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に再設定し、前記入札者情報記憶部に記憶される入札者の連絡先情報が示す連絡先へ、前記広告枠情報を送信することを特徴とする広告枠取引装置。
  2. 予め配分された時間帯に表示装置の表示部に広告を表示させることができる広告枠が設定され、前記広告枠の競売による取引を管理するための広告枠取引方法であって、
    前記広告枠の競売に情報通信網を介する通信によって参加する入札者を識別するための識別情報と、前記入札者が希望する広告枠に表示されるべき広告を表す広告情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する広告記憶工程と、
    前記広告枠の競売に入札する入札者の数、および前記入札者によって提示された入札金額に応じて、前記入札者の広告を表示させる時間帯を再配分した広告枠を再設定する入札制御工程と、
    前記入札制御工程によって再設定された広告枠に関する広告枠情報を記憶する入札状況記憶工程と、
    前記競売期間の終了後に、前記入札状況記憶工程で記憶される広告枠情報に従って、前記広告記憶工程で記憶される広告情報の中から前記再設定後の広告枠を落札した入札者の広告情報を、前記表示装置へ配信する広告制御工程と
    入札者の識別情報と、入札者の連絡先を表す連絡先情報とを、互いに関連付けられた状態で記憶する入札者情報記憶工程とを含み、
    前記入札制御工程では、前記入札者の数が複数であるとき、入札金額が最も高額の入札者の広告枠を、競売開始時の広告枠の時間帯と同一の時間帯の広告枠に再設定し、前記複数の入札者のうち前記入札金額が最も高額の入札者以外の残余の入札者の広告枠を、前記残余の入札者のうち入札金額が高額の入札者から順次的に、前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも前でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠、および前記競売開始時の広告枠の時間帯よりも後でかつ前記競売開始時の広告枠の時間帯に最も近接する時間帯の広告枠のうちいずれか一方の広告枠に再設定し、前記入札者情報記憶部に記憶される入札者の連絡先情報が示す連絡先へ、前記広告枠情報を送信することを特徴とする広告枠取引方法。
  3. コンピュータを、請求項1に記載の広告枠取引装置として機能させるための広告枠取引プログラム。
  4. 請求項に記載の広告枠取引プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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