JP5364408B2 - 基地局装置およびスロット割当方法 - Google Patents

基地局装置およびスロット割当方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5364408B2
JP5364408B2 JP2009073867A JP2009073867A JP5364408B2 JP 5364408 B2 JP5364408 B2 JP 5364408B2 JP 2009073867 A JP2009073867 A JP 2009073867A JP 2009073867 A JP2009073867 A JP 2009073867A JP 5364408 B2 JP5364408 B2 JP 5364408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
station apparatus
phs
mobile station
xgp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009073867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010226622A (ja
Inventor
真人 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2009073867A priority Critical patent/JP5364408B2/ja
Publication of JP2010226622A publication Critical patent/JP2010226622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5364408B2 publication Critical patent/JP5364408B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、基地局装置およびスロット割当方法に関し、特に、スロットの割り当て方が異なる2つの移動通信システムに対応する基地局装置およびそのスロット割当方法に関する。
異なる2つの移動通信システムが併存するエリアには、それら両システムに対応したいわゆるデュアルモード対応の基地局が設置されることがある。
たとえば、現在、TDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex:時分割多元接続/時分割複信)方式を採用するPHS(Personal Handy-phone System、非特許文献1参照)と、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式およびTDMA/TDD方式を採用するXGP(eXtended Global Platform、非特許文献2参照)と、の双方に対応した基地局の導入が検討されている。これらのシステムでは、5ms周期のTDMAフレームに4組の送受信スロット(以下単に「スロット」という)が規定されている。また、PHSのスロットとXGPのスロットとは相互に同期している。
"RCR STD-28「第二世代コードレス電話システム」5.3版"、2008年9月25日、社団法人電波産業会 "ARIB STD-T95「OFDMA/TDMA TDD Broadband Wireless Access System ARIBSTANDARD」1.0版"、平成19年12月12日、社団法人電波産業会
しかしながら、無線機(無線通信部)が1つしかないデュアルモード対応の基地局では、2つの移動通信システム間におけるスロットの割り当て方の相違により周波数利用効率が低下することがある。
たとえば、XGPでは、各スロットに複数のOFDMAサブチャネル(2.5GHz帯)が規定されており、基地局は各スロットに1つ以上のXGP端末(XGP対応の移動局)を割り当てることができる。一方、PHSでは、各スロットで使用できる無線チャネル(1.9GHz帯)の数が1つに制限されているため、基地局は各スロットに1つのPHS端末(PHS対応の移動局)しか割り当てることができない。
このため、PHSおよびXGPの双方に対応した基地局は、PHS端末を割り当てたスロットにXGP端末や他のPHS端末をさらに割り当てることができず、そのスロットにおける無線リソースを十分に活用することができない。
本発明は、スロットの割り当て方が異なる2つの移動通信システムへの対応に起因する周波数利用効率の低下を抑制することができる基地局装置およびスロット割当方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る基地局装置は、所定の時間周期に含まれる複数のスロットの1つを用いて、第1の移動通信システムに対応した第1の移動局装置の1つまたは第2の移動通信システムに対応した第2の移動局装置の1つ以上と通信する基地局装置であって、第2の移動局装置からの要求に応じて、当該基地局装置と通信している第1の移動局装置を他の基地局装置にハンドオーバさせるハンドオーバ指示手段と、前記第1の移動局装置のハンドオーバによって解放されるスロットに前記第2の移動局装置を割り当てる手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、基地局装置は、第2の移動局装置からの要求に応じて、当該基地局装置と通信している第1の移動局装置のいずれかを他の基地局装置にハンドオーバさせるとともに、ハンドオーバによって解放されたスロットに第2の移動局装置を割り当てる。このため、基地局装置は、スロットの割り当て方が異なる2つの移動通信システムへの対応に起因する周波数利用効率の低下を抑制することができる。
また、本発明の一態様では、前記基地局装置は、当該基地局装置の周波数利用効率を取得する周波数利用効率取得手段をさらに含み、前記ハンドオーバ指示手段は、前記周波数利用効率が所定の閾値を下回る場合に、前記第1の移動局装置を前記他の基地局装置にハンドオーバさせる。
この態様によれば、基地局装置は、第1の移動局装置との無線接続をできるだけ維持しつつ、スロットの割り当て方が異なる2つの移動通信システムへの対応に起因する周波数利用効率の低下を抑制することができる。
なお、この態様では、前記周波数利用効率は、当該基地局装置と通信している第1の移動局装置の数に基づいて決定されてもよいし、当該基地局装置により送受されるデータの量に基づいて決定されてもよい。
また、前記第2の移動局装置からの要求は、新規接続要求であってもよいし、無線リソースの割り当て追加要求であってもよい。
また、本発明に係るスロット割当方法は、所定の時間周期に含まれる複数のスロットの1つを用いて、第1の移動通信システムに対応した第1の移動局装置の1つまたは第2の移動通信システムに対応した第2の移動局装置の1つ以上と通信する基地局装置のスロット割当方法であって、第2の移動局装置からの要求に応じて、前記基地局装置と通信している第1の移動局装置を他の基地局装置にハンドオーバさせるステップと、前記第1の移動局装置のハンドオーバによって解放されるスロットに前記第2の移動局装置を割り当てるステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態に係るデュアル基地局およびその周辺に位置する無線通信装置を示す図である。 PHSのチャネル構成およびXGPのチャネル構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るデュアル基地局によるスロット割り当ての一例を示す図である。 従来のデュアル基地局によるスロット割り当ての一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデュアル基地局によるスロット割り当ての一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデュアル基地局によるスロット割り当ての一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデュアル基地局の機能ブロック図である。 記憶部に記憶される周波数利用効率テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロット割当処理の一例を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係るスロット割当処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデュアル基地局10およびその周辺に位置する無線通信装置を示す図である。デュアル基地局10は、TDMA/TDD方式を採用するPHS(第1の移動通信システム)と、OFDMA方式およびTDMA/TDD方式を採用するXGP(第2の移動通信システム)と、の双方に対応した基地局であり、1つ以上のPHS端末22(ここではPHS端末22−1,22−2のみを示す)および1つ以上のXGP端末24(ここではXGP端末24−1〜24−4のみを示す)と多重通信を行う。
デュアル基地局10は、PHSとXGPとが併存するエリアに設置されるため、その周辺には、PHSに対応したPHS基地局12およびXGPに対応したXGP基地局14が存在する。
図2は、PHSのチャネル構成およびXGPのチャネル構成を示す図である。同図に示すように、PHSおよびXGPでは、5ms周期のTDMAフレームに4つのスロット(4組の送受信スロット)が規定されており、PHSのスロットとXGPのスロットとは相互に同期している。
XGPでは、各スロットに2.5GHz帯に属する複数(たとえば9つ)のOFDMAサブチャネル(以下単に「サブチャネル」という)が規定されており、デュアル基地局10およびXGP基地局14は、各スロットに1つ以上のXGP端末24を割り当てることができる。なお、各XGP端末24に割り当てられる無線チャネルの最小単位はPRU(Physical Resource Unit)と呼ばれ、4つのスロット(Slot1〜Slot4)のいずれかと複数のサブチャネルのいずれかとに属する。
一方、PHSでは、各スロットで使用できる無線チャネル(1.9GHz帯)の数が1つに制限されているため、デュアル基地局10およびPHS基地局12は、各スロットに1つのPHS端末しか割り当てることができない。このため、デュアル基地局10は、PHS端末22を割り当てたスロットにXGP端末24や他のPHS端末22をさらに割り当てることができない。
図3は、デュアル基地局10によるスロット割り当ての一例を示す図である。同図に示す例では、Slot1にPHS端末22−1が、Slot2にXGP端末24−1,24−2が、Slot3にXGP端末24−3,24−4が、Slot4にPHS端末22−2が、それぞれ割り当てられている。具体的には、Slot2に属する4つのPRU(XGP1と表記)にXGP端末24−1が、Slot2に属する5つのPRU(XGP2と表記)にXGP端末24−2が、Slot3に属する5つのPRU(XGP3と表記)にXGP端末24−3が、Slot3に属する4つのPRU(XGP4と表記)にXGP端末24−4が、それぞれ割り当てられている。Slot1,4はPHS端末22−1,22−2に占有されているため、Slot1,4に他のXGP端末24を割り当てることはできない。
従来のデュアル基地局であれば、図3に示す状態においてXGP端末24からの新規接続要求を受信すると、図4に示すように、Slot2またはSlot3に属する少なくとも1つのPRUの割り当てを解放し、解放されたPRU(XGP5と表記)にそのXGP端末24を割り当てる。あるいは、図3に示す状態では、新規接続要求を受け付けない。いずれの場合でも、Slot1,4にはPHS端末22−1,22−2が割り当てられたままであるため、Slot1,4の2.5GHz帯に存在する空きPRUにXGP端末24が割り当てられることはない。
これに対し、本実施形態に係るデュアル基地局10は、図3に示す状態においてXGP端末24からの新規接続要求を受信すると、図5Aに示すように、デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかにハンドオーバを指示する。そして、そのPHS端末22がハンドオーバに成功すると、デュアル基地局10は、図5Bに示すように、そのハンドオーバによって解放されたスロット(ここではSlot1とする)に属する少なくとも1つのPRU(ここではXGP5と表記)にそのXGP端末24を割り当てる。
このように、デュアル基地局10は、XGP端末24からの新規接続要求に応じて、当該デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかをPHS基地局12(または他のデュアル基地局10)にハンドオーバさせるとともに、ハンドオーバによって解放されたスロットにそのXGP端末24を割り当てる。こうして、デュアル基地局10は、スロットの割り当て方が異なるPHSおよびXGP双方への対応に起因する周波数利用効率の低下を抑制している。
以下では、上記処理を実現するためにデュアル基地局10が備える構成について説明する。
図6は、デュアル基地局10の機能ブロック図である。同図に示すように、デュアル基地局10は、アンテナ30、無線通信部32、PHS処理部34、XGP処理部36、記憶部38、および制御部40(周波数利用効率取得部42、ハンドオーバ指示部44、スロット割当部46)を含んで構成される。
アンテナ30は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部32に出力する。また、アンテナ30は、無線通信部32から供給される無線信号をPHS端末22またはXGP端末24に対して送信する。
無線通信部32は、低雑音増幅器、電力増幅器、周波数変換器、帯域通過フィルタ、A/D変換器、およびD/A変換器を含んで構成される。無線通信部32は、アンテナ30から入力される無線信号を低雑音増幅器で増幅し、中間周波数信号にダウンコンバートしてから、ディジタルに変換された信号をPHS処理部34またはXGP処理部36に出力する。無線通信部32は、PHS処理部34またはXGP処理部36から入力されるディジタル信号をアナログ信号に変換した後、無線信号にアップコンバートし、電力増幅器で送信出力レベルまで増幅してから、アンテナ30に供給する。
なお、無線通信部32から出力されるディジタル信号の出力先および無線通信部32に入力されるディジタル信号の入力元は、その信号が送受されるスロットにPHS端末22およびXGP端末24のいずれが割り当てられているかに応じて切り替えられる。
PHS処理部34は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)およびDSPの動作を制御するプログラムで構成され、制御部40の指示に従って、入力される信号に対しPHSのプロトコルに応じた信号処理を行う。すなわち、PHS処理部34は、無線通信部32から入力されるディジタル信号に対しPHSのプロトコルに応じた復調および復号などの信号処理を行い、得られた受信データを制御部40に出力する。また、PHS処理部34は、制御部40から入力される送信データに対しPHSのプロトコルに応じた変調などの信号処理を行い、得られたディジタル信号を無線通信部32に出力する。
XGP処理部36は、たとえばDSPおよびDSPの動作を制御するプログラムで構成され、制御部40の指示に従って、入力される信号に対しXGPのプロトコルに応じた信号処理を行う。すなわち、XGP処理部36は、無線通信部32から入力されるディジタル信号に対しXGPのプロトコルに応じた復調(高速フーリエ変換を含む)および復号などの信号処理を行い、得られた受信データを制御部40に出力する。また、XGP処理部36は、制御部40から入力される送信データに対しXGPのプロトコルに応じた変調(逆高速フーリエ変換を含む)などの信号処理を行い、得られたディジタル信号を無線通信部32に出力する。
記憶部38は、たとえば半導体メモリ素子で構成され、制御部40によって使用される各種の制御プログラム、パラメータ、テーブルなどを記憶する。たとえば、記憶部38は、スロットやPRUの割り当てを管理する呼管理テーブル、PHS端末収容数の増加に応じて周波数利用効率が低下するようPHS端末収容数(0〜4)と周波数利用効率(ここでは4〜0とする)とを対応づけた周波数利用効率テーブル(図7参照)などを記憶する。
制御部40は、たとえばCPU(Central Processing Unit)およびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、デュアル基地局10の各部を制御する。特に、制御部40は、周波数利用効率取得部42、ハンドオーバ指示部44、およびスロット割当部46を機能的に含み、4つのスロットそれぞれに対するPHS端末22またはXGP端末24の割り当てを制御する。
周波数利用効率取得部42は、デュアル基地局10の周波数利用効率を取得する。本実施形態では、周波数利用効率取得部42が、デュアル基地局10と通信しているPHS端末22の数(PHS端末収容数)に基づいて、周波数利用効率を取得するものとする。具体的には、周波数利用効率取得部42は、デュアル基地局10のPHS端末収容数に基づいて周波数利用効率テーブルから周波数利用効率を選択し、選択された周波数利用効率をデュアル基地局10の周波数利用効率として取得する。
なお、周波数利用効率取得部42は、周波数利用効率テーブルによらず、デュアル基地局10のPHS端末収容数に基づいてデュアル基地局10の周波数利用効率を算出してもよいし、デュアル基地局10により送受されるデータの量に基づいてデュアル基地局10の周波数利用効率を算出してもよい。
ハンドオーバ指示部44は、XGP端末24からの新規接続要求に応じて、デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかにハンドオーバを指示する。ただし、本実施形態では、デュアル基地局10がXGP端末24からの新規接続要求を受信した場合でも、デュアル基地局10の周波数利用効率が所定の閾値以上であれば、ハンドオーバ指示部44は、PHS端末22のいずれにもハンドオーバを指示しないものとする。すなわち、XGP端末24からの新規接続要求があり、かつ周波数利用効率取得部42により取得されるデュアル基地局10の周波数利用効率が所定の閾値を下回る場合に限り、デュアル基地局10は、当該デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかをPHS基地局12または他のデュアル基地局10にハンドオーバさせる。
たとえば、上記所定の閾値として「3」を設定しておけば、デュアル基地局10の周波数利用効率が3未満である場合、すなわちデュアル基地局10のPHS端末収容数が2以上である場合(4つのスロットのうち2つ以上がPHS端末22によって占有されている場合)に限って(図7参照)、デュアル基地局10は、当該デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかにハンドオーバを指示することになるため、PHS端末22に対してハンドオーバの指示が出される頻度がより適正なものになる。
スロット割当部46は、4つのスロットそれぞれに対するPHS端末22またはXGP端末24の割り当てを制御する。特に、XGP端末24からの新規接続要求に応じてハンドオーバ指示部44がデュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかにハンドオーバを指示し、そのハンドオーバが成功した場合、スロット割当部46は、そのPHS端末22のハンドオーバによって解放されるスロットに属する少なくとも1つのPRUに新規接続を求めるXGP端末24を割り当てる。
なお、スロット割当部46は、4つのスロットそれぞれに対するPHS端末22またはXGP端末24の割り当てを変更するたびに、記憶部38に記憶される呼管理テーブルを更新する。
図8は、デュアル基地局10がXGP端末24からのLCH(Link Channel)割当要求(新規接続要求)を受信した場合に制御部40(周波数利用効率取得部42、ハンドオーバ指示部44、スロット割当部46)によって実行されるスロット割当処理の一例を示すフロー図である。
同図に示すように、まず、制御部40は、デュアル基地局10がPHS端末22と通信しているか否かを確認する(S100)。ここで、デュアル基地局10がPHS端末22と通信していれば(S100:Y)、デュアル基地局10と通信しているPHS端末22の数(PHS端末収容数)に基づいてデュアル基地局10の周波数利用効率を取得するとともに、取得された周波数利用効率が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S102)。
デュアル基地局10の周波数利用効率が所定の閾値を下回る場合(S102:N)、制御部40は、デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかにハンドオーバ指示が送信されるよう、ハンドオーバ指示メッセージを生成し、生成されたハンドオーバ指示メッセージをPHS処理部34に出力する(S104)。その後、ハンドオーバを指示したPHS端末22がハンドオーバに成功すると(S106:Y)、制御部40は、そのPHS端末22が使用しているスロットを解放し、新規接続を求めるXGP端末24に対して解放されたスロットに属するいずれかのPRUを指定したLCH割当応答を送信する(S108)。
一方、デュアル基地局10がPHS端末22と通信していない場合(S100:N)、デュアル基地局10はPHS端末22と通信しているがデュアル基地局10の周波数利用効率が所定の閾値以上である場合(S102:Y)、またはS104にてハンドオーバを指示したPHS端末22がハンドオーバに失敗した場合(S106:N)、制御部40は、デュアル基地局10と通信中のXGP端末24に使用されているPRUの中に解放可能なものがあるか否かを判定する(S110)。ここで、解放可能なPRUがある場合(S110:Y)、制御部40は、デュアル基地局10と通信中のXGP端末24に使用されている解放可能なPRUのいずれかを解放し(S112)、新規接続を求めるXGP端末24に対して解放されたPRUを指定したLCH割当応答を送信する(S108)。
S110において、デュアル基地局10と通信中のXGP端末24に使用されているPRUの中に解放可能なものがなければ(S110:N)、制御部40は、新規接続を求めるXGP端末24に対するLCH割当を拒否する(S114)。
図9は、デュアル基地局10がXGP端末24からのLCH割当要求(LCH Assignment Request)を受信した場合に、デュアル基地局10と、XGP端末24と、デュアル基地局10と通信中のPHS端末22と、デュアル基地局10の周辺に位置するPHS基地局12と、の間で行われるスロット割当処理の一例を示すシーケンス図である。
同図に示すように、デュアル基地局10がXGP端末24からのLCH割当要求を受信すると(S200)、デュアル基地局10は、図8に示すS100,S102の判定を行う。ここで、デュアル基地局10の周波数利用効率が所定の閾値を下回る場合、デュアル基地局10は、デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかにハンドオーバ指示(HO Indication)を送信する(S202)。
デュアル基地局10からのハンドオーバ指示を受信したPHS端末22は、それまでに取得している周辺のPHS基地局12のサーチ結果(各PHS基地局12から定期的に送信される報知信号の受信レベルなど)に基づいて、ハンドオーバ先となるPHS基地局12(他のデュアル基地局10でもよい)を決定する。次に、PHS端末22は、ハンドオーバ先として決定されたPHS基地局12に対して、リンク確立要求(Link Establishment Request)を送信する(S204)。
その後、PHS端末22がPHS基地局12からのリンク確立割当(Link Establishment Assignment)を受信すると(S206)、PHS端末22は、デュアル基地局10に対して無線接続の切断(Disconnect)を要求する(S208)。
PHS端末22から無線接続の切断を要求されたデュアル基地局10は、そのPHS端末22が使用しているスロットを解放し、S200でLCH割当要求を送信したXGP端末24に対して解放されたスロットに属するいずれかのPRUを指定したLCH割当応答(LCH Assignment Response)を送信する(S210)。
以上説明した実施形態によれば、デュアル基地局10が、XGP端末24からの新規接続要求に応じて、当該デュアル基地局10と通信しているPHS端末22のいずれかを周辺のPHS基地局12(または他のデュアル基地局10)にハンドオーバさせるとともに、ハンドオーバによって解放されたスロットにそのXGP端末24を割り当てる。このため、デュアル基地局10は、スロットの割り当て方が異なるPHSおよびXGP双方への対応に起因する周波数利用効率の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
たとえば、以上の説明では、デュアル基地局10がその周波数利用効率に基づいてPHS端末22にハンドオーバ指示を出すか否かを決定する例を示したが、デュアル基地局10は、その周波数利用効率に関係なくPHS端末22にハンドオーバを指示してもよいし、伝搬路環境に応じて変化する他のパラメータに基づいてハンドオーバ指示を出すか否かを決定してもよい。
また、上記実施形態では、デュアル基地局10がXGP端末24からの新規接続要求に応じてPHS端末22にハンドオーバ指示を出す例を示したが、デュアル基地局10は、XGP端末24からのPRU(無線リソース)の割り当て追加要求に応じてPHS端末22にハンドオーバ指示を出してもよい。
もちろん、本発明は、PHSおよびXGPの双方に対応する基地局に限らず、スロットの割り当て方が異なる2つの移動通信システムに対応する基地局全般に広く適用可能である。
10 デュアル基地局、12 PHS基地局、14 XGP基地局、22 PHS端末、24 XGP端末、30 アンテナ、32 無線通信部、34 PHS処理部、36 XGP処理部、38 記憶部、40 制御部、42 周波数利用効率取得部、44 ハンドオーバ指示部、46 スロット割当部。

Claims (6)

  1. 所定の時間周期に含まれる複数のスロットの1つを用いて、第1の移動通信システムに対応した第1の移動局装置の1つまたは第2の移動通信システムに対応した第2の移動局装置の1つ以上と通信する基地局装置であって、
    第2の移動局装置からの要求に応じて、当該基地局装置と通信している第1の移動局装置を他の基地局装置にハンドオーバさせるハンドオーバ指示手段と、
    前記第1の移動局装置のハンドオーバによって解放されるスロットに前記第2の移動局装置を割り当てる手段と、
    当該基地局装置の周波数利用効率を取得する周波数利用効率取得手段と、
    を含み、
    前記ハンドオーバ指示手段は、前記周波数利用効率が所定の閾値を下回る場合に、前記第1の移動局装置を前記他の基地局装置にハンドオーバさせる、
    とを特徴とする基地局装置。
  2. 請求項に記載の基地局装置において、
    前記周波数利用効率は、当該基地局装置と通信している第1の移動局装置の数に基づいて決定される、
    ことを特徴とする基地局装置。
  3. 請求項に記載の基地局装置において、
    前記周波数利用効率は、当該基地局装置により送受されるデータの量に基づいて決定される、
    ことを特徴とする基地局装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の基地局装置において、
    前記第2の移動局装置からの要求は、新規接続要求である、
    ことを特徴とする基地局装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の基地局装置において、
    前記第2の移動局装置からの要求は、無線リソースの割り当て追加要求である、
    ことを特徴とする基地局装置。
  6. 所定の時間周期に含まれる複数のスロットの1つを用いて、第1の移動通信システムに対応した第1の移動局装置の1つまたは第2の移動通信システムに対応した第2の移動局装置の1つ以上と通信する基地局装置のスロット割当方法であって、
    第2の移動局装置からの要求に応じて、前記基地局装置と通信している第1の移動局装置を他の基地局装置にハンドオーバさせるハンドオーバ指示ステップと、
    前記第1の移動局装置のハンドオーバによって解放されるスロットに前記第2の移動局装置を割り当てるステップと、
    前記基地局装置の周波数利用効率を取得する周波数利用効率取得ステップと、
    を含み、
    前記ハンドオーバ指示ステップにおいて、前記周波数利用効率が所定の閾値を下回る場合に、前記第1の移動局装置を前記他の基地局装置にハンドオーバさせる、
    とを特徴とするスロット割当方法。
JP2009073867A 2009-03-25 2009-03-25 基地局装置およびスロット割当方法 Expired - Fee Related JP5364408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073867A JP5364408B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 基地局装置およびスロット割当方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073867A JP5364408B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 基地局装置およびスロット割当方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010226622A JP2010226622A (ja) 2010-10-07
JP5364408B2 true JP5364408B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=43043290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009073867A Expired - Fee Related JP5364408B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 基地局装置およびスロット割当方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5364408B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130137423A1 (en) * 2011-05-27 2013-05-30 Qualcomm Incorporated Allocating access to multiple radio access technologies via a multi-mode access point

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001077786A (ja) * 1999-09-02 2001-03-23 Canon Inc 無線通信システム及びその通信制御方法ならびに記録媒体
JP2001086563A (ja) * 1999-09-17 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム
JP2008148134A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Toshiba Digital Media Engineering Corp 移動通信システム、基地局装置および移動無線端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010226622A (ja) 2010-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9967788B2 (en) Base station, user equipment, communication control method, and radio communication system
RU2714104C2 (ru) Системы и способы одновременного использования диапазона частот в активно используемом диапазоне частот
EP3629653B1 (en) Transmission configuration method and related product
US10680769B2 (en) Interference coordination in communication systems with dynamic spectrum management
JP6888115B2 (ja) ランダムアクセス方法および装置
KR20210008856A (ko) 시간 영역 자원 할당 및 확정 방법, 장치, 기지국, 단말 및 저장 매체
JPWO2008004561A1 (ja) 無線基地局、負荷分散装置、集中制御装置、無線通信システム、負荷分散方法及び負荷分散プログラム
KR102340706B1 (ko) 핸드오버 방법, 단말 및 네트워크 측 장치
JP2002354531A (ja) 通信チャネル設定方法及び通信制御装置
EP3986061A1 (en) Method for suppressing cell co-channel interference, and base station and system
US20160373988A1 (en) Base station and method for controlling wireless communication
CN112839383B (zh) 一种资源分配指示的方法、设备及系统
US9565691B2 (en) Carrier selection in relay systems
JP5364408B2 (ja) 基地局装置およびスロット割当方法
JP2004312131A (ja) 無線基地局のリソース割り当て方法および無線基地局
US20170034710A1 (en) Method, Apparatus and System
JPWO2010024335A1 (ja) 無線基地局装置及び無線通信方法
CN110192416A (zh) 一种用于覆盖增强的资源配置方法及装置
JP2010087824A (ja) セル選択方法及び制御装置
JP2003199147A (ja) リソース割当制御装置、リソース割当制御方法、及びリソース割当制御システム
WO2016072430A1 (ja) ユーザ装置、移動通信システム、及びシグナリング値適用方法
JP2005020507A (ja) 無線基地局およびリソース再配置方法
US8897117B2 (en) Method and apparatus for managing resources in OFDMA cellular system
KR20220054303A (ko) 셀룰러 네트워크 기지국을 위한 다수의 동시 대역폭 부분의 대역폭 조정
JP2003289581A (ja) 無線通信チャネル割当装置および無線通信チャネル割当方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5364408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees