JP5362866B2 - 在室及び不在判定システム、在室及び不在判定方法 - Google Patents

在室及び不在判定システム、在室及び不在判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5362866B2
JP5362866B2 JP2012056988A JP2012056988A JP5362866B2 JP 5362866 B2 JP5362866 B2 JP 5362866B2 JP 2012056988 A JP2012056988 A JP 2012056988A JP 2012056988 A JP2012056988 A JP 2012056988A JP 5362866 B2 JP5362866 B2 JP 5362866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
door
absence
determination
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012056988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013192370A (ja
Inventor
洋思 井上
登 岩崎
昌樹 山本
哲欣 富永
和之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Communications Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Communications Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, NTT Communications Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2012056988A priority Critical patent/JP5362866B2/ja
Publication of JP2013192370A publication Critical patent/JP2013192370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5362866B2 publication Critical patent/JP5362866B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Description

本発明は、人の在室と不在とを判定する技術に関する。
在室及び不在を判定する手法としていろいろ検討されているが、多くのシステムでは、カメラや複数の人感センサを用いて人の移動の方向から入退室を管理する手法がとられている(例えば非特許文献1参照)。しかし、このようなシステムでは、導入コストが高くなるという問題点がある。
一方で、見守りサービスとして、家全体の電力(電流)変動から人の活動量を推定しようとする技術が開発されている(例えば非特許文献2、3参照)。このシステムでは、電流センサや電力センサを用いて家全体の電力を時系列に取得している。
保本 晃伸、画像処理による老人介護施設の入退室管理システムに関する研究、[online]、平成23年度中四国地区高等専門学校専攻科生研究交流会 情報・制御部門 I-37、[平成24年2月1日検索]、インターネット(URL:http://www.hiroshima-cmt.ac.jp/event/s_meeting2011/file/I/I-37.pdf) 中野 幸夫、外4名、独居高齢者見守りシステムの実用化 −狛江市における実証試験− 研究報告書R09014、[online]、財団法人 電力中央研究所、[平成24年2月1日検索]、インターネット(URL:http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/R09014.html) 中野 幸夫、電気の使い方から独居高齢者を見守るシステム(その2)−総負荷電流の変化の累積度数分布を用いる方法− 研究報告書R05013、[online]、財団法人 電力中央研究所、[平成24年2月1日検索]、インターネット(URL:http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/R05013.html)
しかし、例えば就寝中などのように在室中であっても電力消費量が少ない状態では、電力変動を基に在室か不在かを判定(在外判定)することは困難であり、判定精度を十分に上げられないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、コストを抑えつつも在外判定の判定精度を高くすることである。
前記課題を解決するために、(1)本発明の一態様では、宅内の電力消費に応じて変化する電力値又は電流値を取得する取得部と、宅内のドアの開閉を検出するドア開閉検出部と、予め設定された期間内に前記取得部が取得した電力値又は電流値、及び前記予め設定された期間内に前記ドア開閉検出部が検出したドアの開閉状態を基に、在室及び不在を判定する判定部と、を有し、前記判定部は、前記予め設定された期間内に前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下しかつ前記ドアが開閉されると、不在と判定することを特徴とする在室及び不在判定システムを提供できる。
(2)本発明の一態様では、前記判定部は、不在と判定した後に、前記電力値又は前記電流値が前記予め設定された値よりも大きくなり、又は前記ドアが開閉されると、在室と判定する。
(3)本発明の一態様では、前記判定部は、前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下し、かつその低下時点を起算点とした前記予め設定された期間内に前記ドアが開閉されると、不在と判定する。
(4)本発明の一態様では、前記判定部は、前記予め設定された期間を単位とし時間的に連続して、前記取得部が取得した電力値又は電流値及び前記ドア開閉検出部が検出したドアの開閉状態を得ており、前記判定部は、前記予め設定された期間内に前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下し、当該予め設定された期間に時間的に連続する次の予め設定された期間に前記ドアが開閉されると、当該次の予め設定された期間内を不在と判定する。
(5)本発明の一態様では、取得部が、宅内の電力消費に応じて変化する電力値又は電流値を取得する取得ステップと、ドア開閉検出部が、宅内のドアの開閉を検出するドア開閉検出ステップと、判定部が、予め設定された期間内に前記取得ステップで取得した電力値又は電流値、及び前記予め設定された期間内に前記ドア開閉検出ステップで検出したドアの開閉状態を基に、在室及び不在を判定する判定ステップと、を有し、前記判定ステップでは、前記予め設定された期間内に前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下しかつ前記ドアが開閉されると、不在と判定することを特徴とする在室及び不在判定方法を提供できる。
(1)及び(5)の態様の発明では、既に見守りサービス等で利用されている家全体の電力値の時系列データ又は電流値の時系列データと安価に設置できるドアセンサ等のドア開閉検出部が検出できる開閉タイミング情報とを利用し、予め設定された期間内に電力値又は電流値が予め設定された値以下に低下しかつドアが開閉された場合を住人が不在になったことの判定条件としている。これにより、(1)及び(5)の態様の発明では、家全体の消費電力を測定するために分電盤等に設けられた電力計と、ドアに取り付けられたドアセンサ等のドア開閉検出部のみでシステムを構成でき、安価なコストでシステムを構築することが可能になるとともに、就寝や休息と外出による不在をより正確に判別することが可能になる。このように、(1)及び(5)の態様の発明では、コストを抑えつつも在外判定の判定精度を高くすることができる。
(2)の態様の発明では、既に見守りサービス等で利用されている家全体の電力値の時系列データ又は電流値の時系列データや、安価に設置できるドアセンサ等のドア開閉検出部が検出できる開閉タイミング情報だけで在室を判定でき、簡単に在室を判定できる。
(3)の態様の発明では、監視期間となる予め設定された期間内で発生する、電力値又は電流値が予め設定された値以下に低下したこととドアが開閉されたこととを確実に検出できる。
(4)の態様の発明では、予め設定された期間を単位として電力値又は電流値とドアの開閉状態とを監視するような場合において、連続する2つの予め設定された期間内の電力値又は電流値及びドアの開閉状態を基に不在を判定できる。
本実施形態の在室及び不在判定(在外判定)システムの構成例を示す図である。 機器自動運転時の最大電力の算出手順の一例を示す図である。 在外判定を実現する処理の一例を示すフローチャートである。 在外判定を実現する処理の他の一例を示すフローチャートである。 在室及び不在判定システムにおける一連の動作等を説明するために使用する図である。 電力が変化し、ドア開閉している場合の判定処理の一例を説明するために使用する図である。 電力が変化し、ドア開閉している場合の判定処理の他の一例を説明するために使用する図である。 電力が変化し、ドア開閉している場合の判定処理の他の一例を説明するために使用する図である。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、在室及び不在判定(在外判定)システムである。
(構成)
図1は、本実施形態の在室及び不在判定システム1の構成例を示す図である。
図1に示すように、在室及び不在判定システム1は、電力センサ2、ドア開閉検出センサ3、及び判定装置10を有している。
判定装置10は、電力センサ2及びドア開閉検出センサ3からの値を基に、人の在室及び不在を判定する。この判定装置10は、電力データ入力部11、ドア開閉タイミングデータ入力部12、在外判定出力部13、記憶部20、及び演算部(処理部)30を有している。
電力データ入力部11は、電力センサ2が得た電力データを数値情報として取得する。ここで、データ取得間隔は、任意に設定可能である。ここで、電力データを得る構成は、電力センサ2に限定されないことは言うまでもない。
ドア開閉タイミングデータ入力部12は、ドア開閉検出センサ3が得たドア開閉タイミングデータを取得する。
ここで、ドア開閉検出センサ3は、例えば、既存のセンサである。例えば、ドア開閉検出センサ3のようなドア開閉を検出する構成としては、他に無線を用いるものや赤外線を用いるもの等、複数考えられるが、これらに限定されないことは言うまでもない。
また、本実施形態において、ドア開閉検出センサ3は、ドアが開いたり閉じたりする動作までも検出する必要はなく、ドアが動いていることさえ検出できれば良い。すなわち、ドア開閉検出センサ3は、ドアが開いても閉じても、いずれの場合もドアが開閉したと検出する。ドア開閉タイミングデータ入力部12は、このようにしてドア開閉検出センサ3が検出したドアの開閉タイミングデータを取得する。
記憶部20は、電力データ記憶部21、ドア開閉タイミングデータ記憶部22、及び電力閾値記憶部23を有している。ここで、電力データ記憶部21は、電力データ入力部11が取得した電力データであって予め設定された期間内でデータを記憶する。また、ドア開閉タイミングデータ記憶部22は、ドア開閉タイミングデータ入力部12が取得したドア開閉タイミングデータであって予め設定された期間内のデータを記憶する。また、電力閾値記憶部23は、演算部30の電力閾値算出部31が算出した電力閾値を記憶する。
演算部30は、電力閾値算出部31及び在外判定部32を有している。
ここで、電力閾値算出部31は、電力消費機器(以下、単に機器という。)の自動運転(機器自動運転)時の最大電力を算出する。そして、電力閾値算出部31は、算出した最大電力を閾値(以下、電力閾値という。)に設定する。
ここで、図2には、機器自動運転時の最大電力の算出手順の一例を示す。
前述のように、電力データ記憶部21には、電力センサ2によって取得した電力データについて予め設定された期間(例えば一ヶ月)内のデータが記憶されており、図2に示すように、電力閾値算出部31は、電力データ記憶部21に記憶されている電力データを基に1日毎のヒストグラムを生成する。ここで、電力閾値算出部31は、横軸を電力(対数)とし、縦軸を頻度としたヒストグラムを生成する。
よって、電力データ記憶部21に電力データを記憶するために規定した予め設定された期間がn日であれば、電力閾値算出部31は、n個のヒストグラムを生成する。そして、電力閾値算出部31は、生成したn個のヒストグラムの各々について判別分別法のσ /σ (σ :クラス間分散、σ :クラス内分散)を算出し、算出した値が最大となる日を選択する。
なお、判別分析法とは、あるデータ群に対して2つのクラスを定義し、その2つのクラスの分離度が最も大きくなるところを閾値とする技術で、画像濃淡の2値化等で頻繁に利用されている技術である。これにより、電力閾値算出部31は、選択した日のヒストグラムを入力データとして判別分析法により得られた閾値を機器自動運転の最大値とする。
在外判定部32は、宅内の消費電力やドア開閉状態を基に、宅内の人の在室及び不在を判定する。具体的には、在外判定部32は、電力(消費電力)が電力閾値算出部31が算出した電力閾値よりも大きい状態から電力閾値以下となった時点を起点とした不在検出用期間以内にドア開閉を検出したとき、そのドア開閉タイミング以降を不在(外出等を含む)と判定する。すなわち、在外判定部32は、不在検出用期間以内に、電力(消費電力)が電力閾値算出部31が算出した電力閾値よりも大きい状態から電力閾値以下となり、かつドア開閉を検出したとき、そのドア開閉タイミング以降を不在(外出等を含む)と判定する。
ここで、不在検出用期間は、予め設定された期間である。例えば、不在検出用期間は、10分から60分程度が好ましいが、10分から60分に限られるものではない。
また、在外判定部32が判定に使用する電力データは、例えば、電力センサ2(電力データ入力部11)によってリアルタイムで取得できる電力データ、又は電力データ記憶部21に記憶されている電力データのうち最新の電力データである。また、在外判定部32がドア開閉の検出に使用するデータは、ドア開閉検出センサ3(ドア開閉タイミングデータ入力部12)によってリアルタイムで取得できるドア開閉タイミングデータ、又はドア開閉タイミング記憶部22に記憶されているドア開閉タイミングデータのうち最新のドア開閉タイミングデータである。
また、不在検出用期間中にドアの開閉が複数回行われたとしても、在外判定部32は、最初のドア開閉タイミング以降を不在と判定し、2回目以降のドア開閉については判定せず無視する(判定対象とはしない)。
一方、在外判定部32は、在室の判定については、次のような第1及び第2在室判定手順で判定を行い、第1及び第2在室判定手順の何れかで在室との判定をすれば、最終判定結果も在室(例えば在宅、帰宅等を含む)と判定する。
(第1在室判定手順)
在外判定部32は、電力が電力閾値以下となる状態から電力閾値を上回るタイミング以降を在室と判定する。
(第2在室判定手順)
在外判定部32は、不在と判定されている期間中にドア開閉を検出したとき、その検出タイミング以降を在室と判定する。
また、在外判定部32は、以上のようにして取得した在外判定結果(在室又は不在)を記憶部20(具体的には記憶部20に設けた在外判定結果記憶部)に記憶することもできる。この場合、在外判定部32は、例えば、在外判定結果を時系列データとして記憶することもできる。
図3には、以上のような在外判定を実現する処理の一例のフローチャートを示す。
この図3では、電力が電力閾値よりも大きいときを活性状態とし、電力が電力閾値以下であるときを非活性状態としている。
図3に示すように、先ずステップS1では、在外判定部32は、非活性状態から活性状態に変化したか否かを判定する。すなわち、在外判定部32は、電力が電力閾値以下の状態から電力閾値よりも大きい状態に変化したか否かを判定する。在外判定部32は、非活性状態から活性状態に変化したと判定すると、ステップS4に進む。また、在外判定部32は、非活性状態から活性状態に変化していないと判定すると、ステップS2に進む。
ステップS2では、在外判定部32は、活性状態から非活性状態に変化したか否かを判定する。すなわち、在外判定部32は、電力が電力閾値よりも大きい状態から電力閾値以下となる状態に変化したか否かを判定する。在外判定部32は、活性状態から非活性状態に変化したと判定すると、ステップS3に進む。また、在外判定部32は、活性状態から非活性状態に変化していないと判定すると、ステップS7に進む。
ステップS3では、在外判定部32は、不在検出用期間内にドア開閉(ドア開閉イベント)を検出したか否かを判定する。在外判定部32は、不在検出用期間内にドア開閉を検出したと判定すると、ステップS5に進む。また、在外判定部32は、不在検出用期間内にドア開閉を検出できないと判定すると、ステップS6に進む。
ステップS4では、在外判定部32は、状態を在室と判定する。そして、在外判定部32は、当該図3に示す処理を終了する。
ステップS5では、在外判定部32は、状態を不在と判定する。そして、在外判定部32は、当該図3に示す処理を終了する。
ステップS6では、在外判定部32は、状態を在室と判定する。そして、在外判定部32は、当該図3に示す処理を終了する。
ステップS7では、在外判定部32は、前の状態(前の在室又は不在の判定結果)を維持する。そして、在外判定部32は、当該図3に示す処理を終了する。
以上の図3に示す処理によって、例えば、在外判定部32は、電力が電力閾値よりも大きい状態から電力閾値以下になった時点で不在検出用期間の起算を開始し、その不在検出用期間の終了前にドアが開閉されると、それ以降を不在と判定する(前記ステップS1、前記ステップS2、前記ステップS3、前記ステップS5)。また、在外判定部32は、電力が電力閾値以下である状態から電力閾値よりも大きくなると、それ以降を在室と判定する(前記ステップS1、前記ステップS4)。
また、この処理では、在室判定は、ドア開閉による判定(第2在室判定手順による判定)を用いることなく、電力による判定(第1在室判定手順による判定)だけを行っている。また、この処理では、ドアの開閉イベント、及び電力が非活性から活性に変化するイベントの2つのイベント(状態変化)を在外判定の結果を得るトリガとしている。
次に、2つのイベントのうちの一方のドアの開閉イベントだけをトリガに在外判定を行う手順を説明する。
図4は、その在外判定の行う手順の一例を示すフローチャートである。
この図4でも、電力(消費電力)が電力閾値よりも大きいときを活性状態とし、電力が電力閾値以下であるときを非活性状態としている。
図4に示すように、先ず、ステップS21では、在外判定部32は、当該n分間にドアが開閉されたか否かを判定する。ここで、在外判定部32は、n分間を単位として電力値(具体的には電力閾値との大小関係)及びドアの開閉状態を監視しており、このステップS21では、最新の監視期間となる当該n分間にドアが開閉されたか否かを判定する。在外判定部32は、当該n分間にドアが開閉されたと判定すると、ステップS26に進む。また、在外判定部32は、当該n分間にドアが開閉されないと判定すると、ステップS22に進む。
ステップS22では、在外判定部32は、前回の監視期間である前回n分間にドアが開閉されたか否かを判定する。在外判定部32は、前回n分間にドアが開閉されたと判定すると、ステップS23に進む。また、在外判定部32は、前回n分間にドアが開閉されないと判定すると、ステップS24に進む。
ステップS23では、在外判定部32は、電力使用パタンを基に当該n分間が活性状態であるか否かを判定する。在外判定部32は、当該n分間が活性状態であると判定すると、ステップS27に進む。また、在外判定部32は、当該n分間が活性状態でないと判定すると、すなわち、当該n分間が非活性状態である場合、ステップS28に進む。
なお、本実施形態では、在外判定部32は、n分間内の全てにおいて活性状態又は非活性状態となっているときにその状態を判定対象として判定を行っている。例えば、在外判定部32は、n分間内の全てにおいて活性状態であれば、n分間が活性状態であるとする。また、在外判定部32は、n分間内の途中で非活性状態から活性状態に変化すれば、前回n分間の状態である非活性状態の結果を維持して今回のn分値の状態とする(今回のn分値も非活性状態とする)。
ステップS24では、在外判定部32は、前回n分間の状態が不在状態であるか否かを判定する。在外判定部32は、前回n分間の状態が不在状態であると判定すると、ステップS25に進む。また、在外判定部32は、前回n分間の状態が不在状態でないと判定すると、すなわち、前回n分間の状態が在室状態である場合、ステップS31に進む。
ステップS25では、在外判定部32は、電力使用パタンを基に当該n分間が活性状態であるか否かを判定する。在外判定部32は、当該n分間が活性状態であると判定すると、ステップS29に進む。また、在外判定部32は、当該n分間が活性状態でないと判定すると、すなわち、当該n分間が非活性状態である場合、ステップS30に進む。
ステップS26では、在外判定部32は、当該n分間の状態を在室(活性有、在外判定結果(1))と判定する。そして、在外判定部32は、当該図4に示す処理を終了する。
ステップS27では、在外判定部32は、当該n分間の状態を在室(活性有、在外判定結果(2))と判定する。そして、在外判定部32は、当該図4に示す処理を終了する。
ステップS28では、在外判定部32は、当該n分間の状態を不在(在外判定結果(3))と判定する。そして、在外判定部32は、当該図4に示す処理を終了する。
ステップS29では、在外判定部32は、当該n分間の状態を在室(活性有、在外判定結果(4−1))と判定する。さらに、在外判定部32は、前回のドア開閉を検出できた監視期間(当該ドア開閉を検出したn分間)の次のn分間から当該n分間までの間の状態を在室(在外判定結果(4−2))にする(不在から在室に変更する)。そして、在外判定部32は、当該図4に示す処理を終了する。
ステップS30では、在外判定部32は、当該n分間の状態を不在(在外判定結果(5))と判定する。そして、在外判定部32は、当該図4に示す処理を終了する。
ステップS31では、在外判定部32は、当該n分間の状態を在室(在外判定結果(6))と判定する。そして、在外判定部32は、当該図4に示す処理を終了する。
在外判定出力部13は、在外判定部32が前述のようにして得た在外判定結果を他のデバイスに出力する。
(動作、作用等)
次に、在室及び不在判定システム1における一連の動作等を図5を参照しつつ説明する。
先ず、ステップ(1)では、在室及び不在判定システム1は、電力データを取得する。具体的には、在室及び不在判定システム1は、入力インターフェース(電力データ入力部11)を経由して電力センサ2から電力データを時系列に取得する。
また、ステップ(2)では、在室及び不在判定システム1は、ドア開閉タイミングデータを取得する。具体的には、在室及び不在判定システム1は、入力インターフェース(ドア開閉タイミングデータ入力部12)を経由してドア開閉検出センサ3からドア開閉タイミングデータを取得する。
次に、ステップ(3)では、在室及び不在判定システム1は、電力データを記憶する。具体的には、在室及び不在判定システム1は、前記ステップ(2)で取得した電力データを電力データ記憶部21に記憶する。
また、ステップ(4)では、在室及び不在判定システム1は、ドア開閉タイミングデータを記憶する。具体的には、在室及び不在判定システム1は、前記ステップ(3)で取得したドア開閉タイミングデータをドア開閉タイミングデータ記憶部22に記憶する。
そして、在室及び不在判定システム1は、ステップ(5)において、所定期間(例えば一ヶ月)の電力データを蓄積し、その上で、ステップ(6)において、電力閾値算出部31によって電力閾値を算出し、算出した電力閾値を電力閾値記憶部23に記憶する。
そして、在室及び不在判定システム1は、ステップ(7)の判定処理において所定期間経過していると判定すると、前記ステップ(5)及び前記ステップ(6)において、再び、所定期間(例えば一ヶ月)の電力データを蓄積した上で電力閾値算出部31によって電力閾値を算出する。すなわち、在室及び不在判定システム1は、所定期間を更新単位として、当該所定期間内に取得した電力データを基に、電力閾値記憶部23に記憶される電力閾値を更新する。
そして、ステップ(8)では、在室及び不在判定システム1は、在外判定を行う。具体的には、在室及び不在判定システム1は、在外判定部32によって、電力データ記憶部21に記憶されている電力データ、電力閾値記憶部23に記憶されている電力閾値(最新の電力閾値)、及びドア開閉タイミングデータ記憶部22に記憶されているドア開閉タイミングデータを用いて在外判定を行う。
最後に、ステップ(9)では、在室及び不在判定システム1は、在外判定結果(在室又は不在)を出力する。具体的には、在室及び不在判定システム1は、前記ステップ(8)で得た在外判定結果を出力インターフェース(在外判定出力部13)を経由して他のデバイスに出力する。
なお、この図5に示す処理において、破線の枠内の処理は、所定期間(一ヶ月程度)毎に電力閾値を更新する処理となり、破線の枠外の処理は、リアルタイム処理となる。
次に、図6乃至図8に示すように電力が変化し、ドア開閉している場合の判定処理の一例を説明する。
図6では、電力が電力閾値以下となり不在検出用期間内にドアが開閉している。また、不在検出用期間の経過後に、電力が電力閾値以下に維持されている状況下で再びドアが開閉している。その後、電力が電力閾値よりも大きくなっている。
このような場合、在外判定部32は、電力が電力閾値以下となり、その後の不在検出用期間内にドアが開閉されると(時刻t1)、そのドア開閉検出タイミング以降を不在(例えば外出)と判定する(前記ステップS5)。また、在外判定部32は、そのように不在との判定をした後にドアが開閉されると(時刻t2)、そのドア開閉検出タイミング以降を在室(例えば帰宅)と判定する(前記第2在室判定手順によって在室と判定する)。また、在外判定部32は、電力が電力閾値よりも大きくなると(時刻t3)、例えば、ドアが開閉されることがなくとも、それ以降を在室(例えば帰宅)と判定する(前記ステップS4、前記第1在室判定手順によって在室と判定する)。
また、図7に示すような場合、在外判定部32は、ドア開閉を検出したn分間の次のn分間において、電力が電力閾値以下となっている場合、それ以降を不在と判定する(前記ステップS28、前記在外判定結果(3))。一方、在外判定部32は、直前のn分間を不在と判定していた場合、当該n分間内にドアが開閉されると、そのドア開閉検出タイミング以降(当該n分間)を在室と判定する(前記ステップS26、前記在外判定結果(1))。さらに、在外判定部32は、次のn分間に電力が電力閾値よりも大きいときには、それ以降を継続して在室と判定する(前記ステップS27、前記在外判定結果(2))。これに対して、在外判定部32は、次のn分間に電力が電力閾値以下であるときには、ドアの開閉が荷物を置く、又は必要なものを取りに帰る等のための一時的な在室(帰宅)によるものと判断し、次のn分間以降を不在と判定する(前記ステップS28、前記在外判定結果(3))。
また、図8に示すような状況、すなわち、在外判定部32は、不在と判定している場合(前のn分間で不在と判定している場合)に、ドアの開閉が検出されていない状態で電力が電力閾値以上になったときには、そのように電力が電力閾値以上になったn分間を在室(活性状態)と判定する(前記ステップS29、前記在外判定結果(4−1))。さらに、在外判定部32は、このn分間の前の時間帯で、前回のドア開閉検出及び電力を基に不在と判断した時間帯の在外判定結果(不在)を在室に変更する(前記ステップS29、前記在外判定結果(4−2))。
また、消費電力が電力閾値以下となることと、ドアが開閉されることとが連続して発生することを不在(外出等による不在)と判定する基準にしているため、本実施形態では、原則として、これら2つの事象(イベント)が同一のn分間内に共に検出されることを想定している。しかし、n分間の区切りは、前記不在検出用期間のように消費電力が電力閾値以下となるタイミングに連動していないため、消費電力が電力閾値以下となることとドアが開閉されることとが異なるn分間で発生することもあり得る。本実施形態では、n分間を単位として監視した場合にこのような状況になることを考慮し、図4に示す処理のように、ドア開閉を検出したn分間の次のn分間においても継続的に消費電力が電力閾値を下回っている場合、それ以降を不在と判定している。すなわち、本実施形態では、消費電力が電力閾値以下となることとドアが開閉されることとが同一のn分間に発生することを不在と判定する条件としていない。
また、前述の実施形態の説明では、電力センサ2及び電力データ入力部11は、協働して又は単体で、例えば、取得部を構成する。また、ドア開閉検出センサ3及びドア開閉タイミングデータ入力部12は、協働して又は単体で、例えば、ドア開閉検出部を構成する。また、在外判定部32は、例えば、判定部を構成する。また、不在検出用期間やn分間は、例えば、監視期間となる予め設定された期間を構成する。
(本実施形態の変形例)
本実施形態では、電力データを用いているが電流データを用いても、同様な結果、すなわち例えば、在外判定結果を得ることができる。すなわち、本実施形態では、電力、電流の違いは重要ではなく、また、電力データを用いることを要件とはしていない。
また、本実施形態では、判定装置10を構成する各部の処理は、各部の機能によって実現され(例えばデバイスによって実現され)、又は、プログラムによって実現される。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 在室及び不在判定システム、2 電力センサ、3 ドア開閉検出センサ、10 判定装置、11 電力データ入力部、12 ドア開閉タイミングデータ入力部、30 演算部、32 在外判定部

Claims (5)

  1. 宅内の電力消費に応じて変化する電力値又は電流値を取得する取得部と、
    宅内のドアの開閉を検出するドア開閉検出部と、
    予め設定された期間内に前記取得部が取得した電力値又は電流値、及び前記予め設定された期間内に前記ドア開閉検出部が検出したドアの開閉状態を基に、在室及び不在を判定する判定部と、を有し、
    前記判定部は、前記予め設定された期間内に前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下しかつ前記ドアが開閉されると、不在と判定することを特徴とする在室及び不在判定システム。
  2. 前記判定部は、不在と判定した後に、前記電力値又は前記電流値が前記予め設定された値よりも大きくなり、又は前記ドアが開閉されると、在室と判定することを特徴とする請求項1に記載の在室及び不在判定システム。
  3. 前記判定部は、前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下し、かつその低下時点を起算点とした前記予め設定された期間内に前記ドアが開閉されると、不在と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の在室及び不在判定システム。
  4. 前記判定部は、前記予め設定された期間を単位とし時間的に連続して、前記取得部が取得した電力値又は電流値及び前記ドア開閉検出部が検出したドアの開閉状態を得ており、
    前記判定部は、前記予め設定された期間内に前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下し、当該予め設定された期間に時間的に連続する次の予め設定された期間に前記ドアが開閉されると、当該次の予め設定された期間内を不在と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の在室及び不在判定システム。
  5. 取得部が、宅内の電力消費に応じて変化する電力値又は電流値を取得する取得ステップと、
    ドア開閉検出部が、宅内のドアの開閉を検出するドア開閉検出ステップと、
    判定部が、予め設定された期間内に前記取得ステップで取得した電力値又は電流値、及び前記予め設定された期間内に前記ドア開閉検出ステップで検出したドアの開閉状態を基に、在室及び不在を判定する判定ステップと、を有し、
    前記判定ステップでは、前記予め設定された期間内に前記電力値又は前記電流値が予め設定された値以下に低下しかつ前記ドアが開閉されると、不在と判定することを特徴とする在室及び不在判定方法。
JP2012056988A 2012-03-14 2012-03-14 在室及び不在判定システム、在室及び不在判定方法 Active JP5362866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012056988A JP5362866B2 (ja) 2012-03-14 2012-03-14 在室及び不在判定システム、在室及び不在判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012056988A JP5362866B2 (ja) 2012-03-14 2012-03-14 在室及び不在判定システム、在室及び不在判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013192370A JP2013192370A (ja) 2013-09-26
JP5362866B2 true JP5362866B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=49392096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012056988A Active JP5362866B2 (ja) 2012-03-14 2012-03-14 在室及び不在判定システム、在室及び不在判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5362866B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036207A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 東京電力株式会社 消費電力解析方法
JP2019125032A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 トヨタホーム株式会社 在宅管理システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0287864A (ja) * 1988-09-26 1990-03-28 Sharp Corp ホームオートメーション用判別システム
JP2000152522A (ja) * 1998-11-10 2000-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd エネルギー管理機能付システム
JP2002251686A (ja) * 2000-12-19 2002-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 生活見守りシステム、受信手段、および生活の見守り方法
JP2009070266A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 警備装置、監視システムおよび警備状態切替方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013192370A (ja) 2013-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7463102B2 (ja) 人の日常生活動作を監視するためのシステム及び方法
CN111080968B (zh) 一种独居老人意外发生联动控制预警方法及系统
CN107872776B (zh) 用于室内监控的方法、装置、电子设备及存储介质
Zouba et al. Multisensor fusion for monitoring elderly activities at home
Steen et al. Modeling individual healthy behavior using home automation sensor data: Results from a field trial
JP6423017B2 (ja) 心理状態計測システム
CN108242127B (zh) 一种安全监测方法、装置及系统
Clement et al. Detecting activities of daily living with smart meters
WO2019013257A1 (ja) 見守り支援システム及びその制御方法、プログラム
CN107835659A (zh) 确定代谢参数
Russell et al. Personalization using sensors for preliminary human detection in an IoT environment
US20180310889A1 (en) Monitoring a physical or mental capability of a person
US20140285348A1 (en) In-room probability estimating apparatus, method therefor and program
JP5362866B2 (ja) 在室及び不在判定システム、在室及び不在判定方法
EP3807890B1 (en) Monitoring a subject
KR102177740B1 (ko) 인지 능력 평가 방법, 이의 시스템 및 이를 위한 웨어러블 디바이스
JP6385470B2 (ja) 対象の健康状態を検出するデバイス、システム及びコンピュータプログラム
KR102350643B1 (ko) 활동 및 수면 데이터를 활용한 수면 품질 평가 시스템
WO2017104044A1 (ja) 遠隔健康管理装置、遠隔健康管理方法、および遠隔健康管理システム
US10736541B2 (en) Monitoring liquid and/or food consumption of a person
JP2013131097A (ja) 人間活動検知システム、人間活動検知方法および人間活動検知プログラム
Kobiyama et al. Analyzing correlation of resident activities based on infrared sensors
CN108255789B (zh) 一种室内人数识别时随机样本的获取方法和装置
Planinc et al. Detecting unusual inactivity by introducing activity histogram comparisons
Yiping et al. Detection Elder Abnormal Activities by using omni-directional vision sensor: activity data collection and modeling

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5362866

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250