「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。本明細書で「例示的」と記載されたいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈すべきではない。本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなど様々なワイヤレス通信ネットワークに対して使用できる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、Wideband−CDMA(W−CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(「E−UTRA」)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装することができる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。Long Term Evolution(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの今度のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。cdma2000は、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は当技術分野で知られている。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTEに関して説明し、以下の説明の大部分でLTE用語を使用する。
シングルキャリア変調および周波数領域等化を利用するシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、1つの技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様の性能および本質的に同じ全体的な複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その特有のシングルキャリア構造のためにより低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは特に、より低いPAPRが送信電力効率の点でモバイル端末に大幅な利益を与えるアップリンク通信において大きい注目を引いている。それは現在、3GPP Long Term Evolution(LTE)、またはEvolved UTRAにおけるアップリンク多元接続方式に関する実用的な前提である。
いくつかの態様では、マクロスケールのカバレージ(たとえば、一般にマクロセルネットワークと呼ばれる、3Gネットワークなどの広域セルラーネットワーク)、およびより小さいスケールのカバレージ(たとえば、住居ベースまたは建築物ベースのネットワーク環境)を含むネットワーク中で、本明細書の教示を採用することができる。アクセス端末(AT)がそのようなネットワーク中を移動するとき、アクセス端末は、あるロケーションでは、マクロカバレージを与えるアクセスノード(AN)によってサービスされ、他のロケーションでは、より小さいスケールのカバレージを与えるアクセスノードによってサービスされることがある。いくつかの態様では、より小さいカバレージノードを使用して、(たとえば、よりロバストなユーザ経験のために)増分キャパシティの増大と、屋内カバレージと、様々なサービスとを与えることができる。本明細書での説明では、比較的大きいエリアにわたるカバレージを与えるノードを、マクロノードと呼ぶ。比較的小さいエリア(たとえば、住居)にわたるカバレージを与えるノードを、フェムトノードと呼ぶ。マクロエリアよりも小さく、フェムトエリアよりも大きいエリアにわたるカバレージを与える(たとえば、商業建築物内のカバレージを与える)ノードを、ピコノードと呼ぶ。
マクロノード、フェムトノード、またはピコノードに関連付けられたセルを、それぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ぶ。いくつかの実装形態では、各セルをさらに1つまたは複数のセクタに関連付ける(たとえば、分割する)ことができる。
様々な適用例では、マクロノード、フェムトノード、またはピコノードを指すために他の用語を使用することがある。たとえば、マクロノードを、アクセスノード、マクロAN、マクロ、基地局、アクセスポイント(AP)、eNodeB(eNB)、マクロセルなどとして構成し、またはそのように呼ぶことがある。また、フェムトノードを、フェムトAN、フェムト、Home NodeB(HNB)、Home eNodeB(HeNB)、アクセスポイント(AP)、フェムトアクセスポイント(FAP)、送受信基地局(BTS)、フェムトセルなどとして構成する、または呼ぶことがある。アクセス端末は、ユーザ機器(UE)、ワイヤレス通信デバイス、端末、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
図1を参照すると、一実施形態による多元接続ワイヤレス通信システムが示されている。アクセスポイント100は複数のアンテナグループを含み、あるアンテナグループはアンテナ104と106とを含み、別のアンテナグループはアンテナ108と110とを含み、追加のアンテナグループはアンテナ112と114とを含む。図1では、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用できる。アクセス端末116はアンテナ112および114と通信中であり、アンテナ112および114は、順方向リンク120上でアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118上でアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122はアンテナ106および108と通信中であり、アンテナ106および108は、順方向リンク126上でアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク124上でアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のための異なる周波数を使用することができる。たとえば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用することができる。
アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するために設計されたエリアは、しばしば、アクセスポイントのセクタと呼ばれる。図示の実施形態では、アンテナグループはそれぞれ、アクセスポイント100によってカバーされるエリアのセクタ内でアクセス端末に通信するように設計される。
順方向リンク120および126上の通信では、アクセスポイント100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116および124に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用する。また、アクセスポイントが、ビームフォーミングを使用して、そのカバレージ中にランダムに分散されたアクセス端末に送信するほうが、アクセスポイントが単一のアンテナを介してすべてのそのアクセス端末に送信するよりも、隣接セル中のアクセス端末への干渉が小さくなる。
図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(アクセスポイントとしても知られる)および受信機システム250(アクセス端末としても知られる)の実施形態のブロック図である。送信機システム210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース212から送信(TX)データプロセッサ214に供給される。
一実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、符号化データを供給するために、そのデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいて各データストリームのトラフィックデータをフォーマッティングし、符号化し、インターリーブする。
各データストリームの符号化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、典型的には、既知の方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る既知のデータパターンである。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよび符号化データは、変調シンボルを供給するために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定され得る。
次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ220に供給され、TX MIMOプロセッサ220はさらに(たとえば、OFDMの場合)その変調シンボルを処理する。次いで、TX MIMOプロセッサ220はNT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)222a〜222tに供給する。いくつかの実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、シンボルが送信されているアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給し、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を供給する。次いで、送信機222a〜222tからのNT個の変調信号は、それぞれNT個のアンテナ224a〜224tから送信される。
受信機システム250では、送信された変調信号はNR個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに供給される。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを供給し、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを供給する。
次いで、RXデータプロセッサ260は、NR個の受信機254からNR個の受信シンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを供給する。次いで、RXデータプロセッサ260は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームに対するトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行される処理と相補的なものである。
プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断する(後述)。プロセッサ270は、行列インデックス部とランク値部とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース236からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に戻される。
送信機システム210において、受信機システム250からの変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、受信機システム250によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出するためにRXデータプロセッサ242によって処理される。次いで、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
一態様では、論理チャネルは、制御チャネルとトラフィックチャネルとに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を備える。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページング情報を転送するDLチャネルである。マルチキャスト制御チャネル(MCCH)は、マルチメディアを送信するために使用されるポイントツーマルチポイントDLチャネルである。さらに、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)は、トラフィックデータを送信するために使用するためのポイントツーマルチポイントDLチャネルである。1つまたは複数のMTCHについてのブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS)のスケジューリングおよび制御情報。概して、RRC接続を確立した後、このチャネルは、MBMSを受信するUEによって使用されるだけである。専用制御チャネル(DCCH)は、専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用される。別の態様では、論理トラフィックチャネルは、ユーザ情報を転送するための1つのUEに専用のポイントツーポイント双方向チャネルである専用トラフィックチャネル(DTCH)を備える。
別の態様では、トランスポートチャネルは、DLとULとに分類される。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャストチャネル(BCH)と、ダウンリンク共有データチャネル(DL−SDCH)と、UE節電(DRXサイクルがネットワークによってUEに示される)をサポートするためのページングチャネル(PCH)とを備え、これらのチャネルは、セル全体にわたってブロードキャストされ、他の制御/トラフィックチャネル用に使用できる物理的リソース(PHY)にマッピングされる。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンク共有データチャネル(UL−SDCH)、および複数のPHYチャネルを備える。PHYチャネルは、DLチャネルとULチャネルとのセットを備える。
図3に、例示的なワイヤレス通信ネットワーク300を示す。ワイヤレス通信ネットワーク300は、複数のユーザ間の通信をサポートするように構成される。ワイヤレス通信ネットワーク300は、1つまたは複数のセル302、たとえば、セル302a〜302gなどに分割され得る。セル302a〜302g中の通信カバレージは、1つまたは複数のノード304、たとえば、ノード304a〜304gなどによって与えられ得る。各ノード304は、対応するセル302に通信カバレージを与えることができる。ノード304は、複数のアクセス端末、たとえば、AT306a〜306lなどと対話することができる。
各AT306は、所与の瞬間に順方向リンク(「FL」)および/または逆方向リンク(「RL」)上で1つまたは複数のノード304と通信し得る。FLは、ノードからATへの通信リンクである。RLは、ATからノードへの通信リンクである。ノード304は、たとえば、適切なワイヤードまたはワイヤレスインターフェースによって相互接続でき、互いに通信することが可能である。したがって、各AT306は、1つまたは複数のノード304を介して別のAT306と通信し得る。たとえば、AT306jは、次のようにAT306hと通信し得る。AT306jがノード304dと通信し得る。次いで、ノード304dはノード304bと通信し得る。次いで、ノード304bはAT306hと通信し得る。したがって、AT306jとAT306hとの間に通信が確立される。
ワイヤレス通信ネットワーク300は、広い地理的領域にわたってサービスを提供することができる。たとえば、セル302a〜302gは、近隣内の数ブロックまたは地方環境における数平方マイルのみをカバーすることがある。一実施形態では、各セルは、1つまたは複数のセクタ(図示せず)にさらに分割され得る。
上述のように、ノード304は、そのカバレージエリア内で、たとえばインターネットまたはセルラーネットワークなどの通信ネットワークへのアクセスをアクセス端末306に与えることができる。
AT306は、通信ネットワークを介してボイスまたはデータを送信および受信するためにユーザによって使用されるワイヤレス通信デバイス(たとえば、携帯電話、ルータ、パーソナルコンピュータ、サーバなど)とすることができる。図示のように、AT306a、306h、および306jはルータを備える。AT306b〜306g、306i、306k、および306lは携帯電話を備える。ただし、AT306a〜306lの各々は、任意の好適な通信デバイスを備えることができる。
図4に、より大きい通信ネットワーク400内の2つ以上の通信ネットワークの例示的な相互動作を示す。図示の実施形態では、通信ネットワーク410および通信ネットワーク415は、図3に示す通信ネットワーク300と概して同様であり得る。通信ネットワーク410は、BTS420およびBTS425など、1つまたは複数の送受信基地局(BTS)を備え得る。BTS420およびBTS425は、AT430およびAT435など、1つまたは複数のATと通信し得る。図示の実施形態では、BTS420および425は、図1に示すアクセスポイント100と概して同様であり得、AT430および435は、図2に示すMIMOシステム200を含み得る。同様に、通信ネットワーク415は、BTS440およびBTS445など、1つまたは複数のBTSを備え得る。BTS440およびBTS445は、AT450およびAT455など、1つまたは複数のATと通信し得る。図示の実施形態では、BTS440および445は、図1に示すアクセスポイント100と概して同様であり得、AT450および455は、図2に示すMIMOシステム200を含み得る。一実施形態では、基地局コントローラ(BSC)470は通信ネットワーク410を制御し、BSC475は通信ネットワーク415を制御し得る。BSC470とBSC475とは、ネットワーク間動作を可能にするネットワークインターフェースを介して通信し得る。そのようなインターフェースの一例はA13インターフェース480である。いくつかの実施形態では、無線ネットワークコントローラ(RNC)(図示せず)がネットワーク間動作を可能にする。RNCは、BSCと概して同様であり得る。
一実施形態では、ATは、BTSとの通信を開始し得る。通信は、ボイスおよび/またはデータのみの情報(本明細書では「データ」と総称する)を備え得る。たとえば、AT435は、BTS425とのデータセッションを開始し得る。BTS425は、ユニキャストアクセス端末識別子(UATI)およびカラーコードなど1つまたは複数の識別子を、AT435に割り当て得る。BTS425は、UATI割り当てメッセージを介してUATIをAT435に割り当て得る。
UATIは、より大きい通信ネットワーク400内のAT435を一意に識別し得る。UATIはまた、AT435が通信している基地局であるBTS425を識別し得る。いくつかの実施形態では、UATIは、BSC_IDによってBSC470を識別し得る。BSC_IDは、1つまたは複数の最上位ビット(MSB)と1つまたは複数の最下位ビット(LSB)とに論理的に分割され得る。BSC_IDの1つまたは複数のMSBは上位BSC_IDまたはBSC_ID_MSBと呼ばれ、BSC_IDの1つまたは複数のLSBは下位BSC_IDまたはBSC_ID_LSBと呼ばれ得る。いくつかの実施形態では、UATIは128ビット長である(UATI128と総称される)。UATIは、1つまたは複数の最上位ビット(MSB)と1つまたは複数の最下位ビット(LSB)とに論理的に分割され得る。UATIの1つまたは複数のMSBは上位UATIと呼ばれ、UATIの1つまたは複数のLSBは下位UATIと呼ばれ得る。一実施形態では、上位UATIは、UATI104と総称される、UATI128のうちの104の最上位ビットを備え得る。一実施形態では、上位UATIは、UATI24と総称される、UATI128のうちの24の最下位ビットを備え得る。
カラーコードは、BSC470を部分的に識別し、上位UATIの1つまたは複数のビットに一意にマッピングすることができる。いくつかの実施形態では、カラーコードは、8ビット長とすることができる。いくつかの実施形態では、カラーコードは、1対1で上位UATIにマッピングされ得る。したがって、8ビットカラーコードが104ビット上位UATI(UATI104)にマッピングする例では、UATI104の256個の異なる値のみが有効である。一実施形態では、カラーコードは、BTS425によってAT435に与えられる。別の実施形態では、UATIはBTS425によってAT435に与えられ、AT435はUATIからカラーコードを判断する。
ある時点において、ATは、通信ネットワーク415中のBTSへのハンドオフを開始するために通信ネットワーク410中のBTSと通信することが望ましいことがある。たとえば、AT435は、BTS425と通信しているが、BTS440からより強い信号を検出することがある。一実施形態では、AT455は、BTS425からBTS440へのハンドオフを開始し得る。図示の例では、BTS425はソースアクセスノードと見なされ、BTS440はターゲットアクセスノードと見なされ得る。同様に、通信ネットワーク410はソースアクセスネットワークと呼ばれ、通信ネットワーク415はターゲットアクセスネットワークと呼ばれ得る。
ハンドオフを要求する際に、AT435は、BTS425から受信したUATIおよび/またはカラーコードの部分を含み得る、識別情報を含むハンドオフ要求をBTS440に送り得る。後述するように、BTS440は、ソースノードであるBTS425のアドレスを判断するために、AT435によって供給される識別情報を使用し得る。一実施形態では、BSC475は、BTS440から識別情報を受信し、ソースアクセスネットワークである通信ネットワーク410を制御するBSC470のアドレスを判断する。ターゲットノードであるBTS425は、セッション転送要求をソースノードであるBTS440に送信し得る。詳細には、BTS425はBSC475を通してセッション転送要求を送信し、BSC475はA13メッセージ480をBSC470に送り、BSC470はセッション転送要求をBTS425にフォワーディングし得る。
図5に、図4に示すソースノードによって使用される例示的な識別子割り当て方式を示す。図4に関して説明したように、AT435は、UATI510にマッピングされ得る識別情報500を含むハンドオフ要求をBTS440に送り得る。図示の実施形態では、識別情報500は、カラーコード520と下位UATI530とを備える。
上記で説明したように、カラーコード520は、上位UATI540の1つまたは複数のビットに一意にマッピングされ得る。いくつかの実施形態では、上位UATI540は、104ビット長とすることができ、UATI104と呼ばれ得る。いくつかの実施形態では、上位UATI540はBSC_ID_MSB550を含み得る。BSC_ID_MSB550は、上位UATI540の1つまたは複数のビットを備え得る。図示の実施形態では、BSC_ID_MSB550は、上位UATI540の最下位ビットの1つまたは複数を備える。
いくつかの実施形態では、下位UATI530は、24ビット長とすることができ、UATI24と呼ばれ得る。下位UATI530は、BSC_ID_LSB560とAT固有の識別子(ATID)570とを含み得る。図示の実施形態では、BSC_ID_LSBは下位UATI530の最上位ビットの1つまたは複数を備え、ATID570は下位UATI530の最下位ビットの1つまたは複数を備える。
図示の実施形態では、上位UATI540は、カラーコード520からマッピングされ、下位UATI530と合成されてUATI510を形成し得る。同様に、BSC_ID_MSBは、カラーコード520からマッピングされ、BSC_ID_LSBと合成されてBSC_IDを形成し得る。図4に関して説明したように、これらのマッピングは、BTS440、BSC475、または関連するRNC(図示せず)によって実行され得る。
図6に、AT610によって開始されるソースアクセスネットワーク620からターゲットアクセスネットワーク630への例示的なデータセッション転送シーケンス600を示す。一実施形態では、AT610は、図4に示すAT435と概して同様であり得る。一実施形態では、ソースアクセスネットワーク620は、図4に示す通信ネットワーク410と概して同様であり得る。ソースアクセスネットワーク620は、第1のサブネットである「サブネットA」中にあるとすることができる。一実施形態では、ターゲットアクセスネットワーク630は、図4に示す通信ネットワーク415と概して同様であり得る。ターゲットアクセスネットワーク630は、第2のサブネットである「サブネットB」中にあるとすることができる。
例示的なステップ650において、AT610は、ソースアクセスネットワーク620によって前に割り当てられたカラーコードとUATI24とを用いてターゲットアクセスネットワーク630にアクセスする。次に、ステップ655において、ターゲットアクセスネットワーク630は、AT610から受信したカラーコードとUATI24とからソースUATI(UATI_A)を作成し、ソースアクセスネットワーク620のアドレスを判断する。ステップ660に進むと、ターゲットアクセスネットワーク630は、ソースUATIを使用して、セッション転送要求をソースアクセスネットワーク620に送る。ステップ665に移動して、ソースアクセスネットワーク620は、UATIに関連付けられたセッションをターゲットアクセスネットワーク630に送る。ステップ670に進むと、セッションはターゲットアクセスネットワーク630に複製される。次いで、ステップ675において、ターゲットアクセスネットワーク630は、新しいUATI(UATI_B)をAT610に割り当てる。その後、ステップ680において、AT610はメッセージをターゲットアクセスネットワーク630に送り、ターゲットアクセスネットワーク630は新しいUATIの受信を確認する。その後、ステップ685において、ターゲットアクセスネットワーク630はメッセージをソースアクセスネットワーク620に送り、ソースアクセスネットワーク620は、ソースUATIに関連付けられたセッションの受信を確認する。最後に、ステップ690において、ソースアクセスネットワーク620は、ソースUATIに関連付けられたセッションをパージする。
ステップ655に関して、ソースアクセスネットワーク620のアドレスはルックアップテーブル中で発見され得る。ルックアップテーブルはカラーコードにインデックスを付け、それによって各カラーコードをアドレスに関連付けることができる。代替的に、ルックアップテーブルはBSC_IDにインデックスを付け、それによって各BSC_IDをアドレスに関連付けることができる。いずれの実施形態でも、ルックアップテーブルのサイズはカラーコードのサイズと相関する。様々な実施形態では、ルックアップテーブルは、ターゲットアクセスネットワーク630に関連するBTS、BSC、およびフェムトゲートウェイのうちの1つまたは複数に実装され得る。
図7に、ネットワーク環境内でのアクセスポイント基地局の展開を可能にするための例示的な通信システムを示す。図7に示すように、システム700は、アクセスポイント100(図1参照)を備え得る複数のアクセスポイント基地局を含む。一実施形態では、システムは、たとえば、HNB710などのフェムトセル、ホームノードBユニット、またはホーム進化型ノードBユニットを含み、各々は、たとえば、1つまたは複数のユーザ住居730中などの対応する小規模ネットワーク環境中に設置され、関連するユーザ機器ならびに外来ユーザ機器または移動局720にサービスするように構成される。各HNB710は、さらに、DSLルータ、またはケーブルモデムなどのインターネットアクセスデバイス(図示せず)を介してインターネット740とモバイルオペレータコアネットワーク750とに結合される。
図8に、2つ以上の通信ネットワークの例示的な相互動作を示す。AT820が、AT821などの別のATに情報を送信し、そこから情報を受信することが望ましいことがある。図8は、AT820がAT821と通信し得る方法を示している。図8に示すように、マクロノード805が、マクロエリア830内のアクセス端末に通信カバレージを与えることができる。たとえば、AT820はメッセージを生成し、それをマクロノード805に送信し得る。そのメッセージは、様々なタイプの通信(たとえば、ボイス、データ、マルチメディアサービスなど)に関係する情報を備え得る。AT820はワイヤレスリンクを介してマクロノード805と通信し得る。
マクロノード805はまた、通信ネットワーク850中で動作するフェムトゲートウェイ(FGW)852などのFGWと通信し得る。たとえば、マクロノード805は、AT820から受信したメッセージをFGW852に送信することができる。概して、FGW852は、最初に、マクロノード805を介してAT820から受信されたメッセージを受信することによってAT820とAT821との間の通信を可能にし得る。次いで、FGW852は、フェムトノードへの透過的なトンネルとして働き得る、セキュリティゲートウェイ(SGW)854などのSGWを通してメッセージを送信し得る。マクロノード805とFGW852とはワイヤードリンクを介して通信し得る。たとえば、ダイレクトワイヤードリンクは光ファイバまたはイーサネット(登録商標)リンクを備え得る。マクロノード805およびFGW852は、共同設置されるか、または異なるロケーションに展開され得る。
FGW852はまた、セキュリティゲートウェイ(SGW)854と通信し得る。概して、SGW854は、FGW852からフェムトノードへの透過的なトンネルを与えることによって、AT820とAT821との間の通信を可能にし得る。SGW854は、最初にマクロノード805とFGW852とを介してAT820からメッセージを受信することによってトンネルとして働くことができる。次いで、SGW854は、AT821に送信するために、そのメッセージをフェムトノードにルーティングし得る。FGW852とSGW854とは、上記で説明したようにダイレクトワイヤードリンクを介して通信し得る。FGW852およびSGW854は、共同設置されるか、または異なるロケーションに展開され得る。
また、SGW854は、インターネット840(および/または別の適切なワイドエリアネットワーク)と通信し得る。概して、インターネット840は、最初に、マクロノード805、FGW852、およびSGW854を介してAT820からメッセージを受信することによってAT820とAT821との間の通信を可能にし得る。次いで、インターネット840は、AT821に送信するために、そのメッセージをフェムトノード812などのフェムトノードに送信し得る。SGW854は、上記で説明したように、ワイヤードまたはワイヤレスリンクを介してインターネット840と通信し得る。
また、インターネット840は、フェムトノード810、812などのフェムトノードと通信し得る。フェムトノード812は、フェムトエリア817内でAT820への通信カバレージを与えることによって、AT820とAT821との間の通信を可能にし得る。たとえば、フェムトノード812は、AT820において発生するメッセージを、マクロノード805、FGW852、SGW854、およびインターネット840を介して受信し得る。次いで、フェムトノード812はフェムトエリア817中のAT821にそのメッセージを送信し得る。フェムトノード812はワイヤレスリンクを介してAT821と通信し得る。
上記で説明したように、マクロノード805、FGW852、SGW854、インターネット840、およびフェムトノード812は、AT820とAT821との間に通信リンクを形成するように相互動作することができる。たとえば、AT820はメッセージを生成し、それをマクロノード805に送信し得る。次いで、マクロノード805は、そのメッセージをFGW852に送信し得る。その後、FGW852は、そのメッセージをSGW854を介して送信し得る。次いで、SGW854は、そのメッセージをインターネット840に透過的に中継し得る。次いで、インターネット840は、そのメッセージをフェムトノード812に送信し得る。次いで、フェムトノード812は、そのメッセージをAT821に送信し得る。同様に、AT821からAT820への逆の経路をたどることができる。
一実施形態では、フェムトノード810、812は、個人消費者によって展開され、家庭、アパート、オフィスビルなどの中に配置されることがある。フェムトノード810、812は、所定のセルラー伝送帯域を利用して、フェムトノード810、812の所定のレンジ(たとえば、100m)内にあるATと通信し得る。一実施形態では、フェムトノード810、812は、デジタル加入者回線(たとえば、非対称DSL(ADSL)、高データレートDSL(HDSL)、超高速DSL(VDSL)などを含むDSL)、インターネットプロトコル(IP)トラフィックを搬送するTVケーブル、電力線を介したブロードバンド(BPL)接続、または他のリンクなど、インターネットプロトコル(IP)接続を通してインターネット840と通信し得る。別の実施形態では、フェムトノード810、812は直接リンクを介してSGW854と通信し得る。
上記で説明したように、複数のフェムトノード810、812が、マクロエリア830内に展開されることがある。マクロエリア830中での複数のフェムトノード810、812の展開により、フェムトノード810からマクロノード805にデータセッションをハンドオフするプロセスを改善することが望ましくなることがある。たとえば、AT822は、フェムトノード810と通信することによってデータセッションを開始し得る。しばらくして、データセッションはアイドルになり得る。データがアクティブに転送されないとき、データセッションはアイドルであると言うことができるが、セッションは持続する。AT822が移動すると、フェムトノード810がその呼をマクロノード805にハンドオフすることが有利であることがある。一例では、AT822は、フェムトノード810によって与えられるカバレージが劣化し始める、フェムトエリア815のエッジに配置されることがある。しかしながら、同じエリアにおいて、マクロエリア830中のマクロノード805によって与えられるカバレージが強いことがある。したがって、マクロノード805がフェムトノード810からAT822をハンドインすることが望ましいことがある。カバレージの劣化を緩和することに加えて、他の理由で、マクロノード805がフェムトノード810からハンドインすることが望ましいことがある。たとえば、フェムトノード810は、多数のATをサービスする能力を有しないことがある。ATをマクロノードにハンドインすることによってAT通信トラフィックの一部をフェムトノード810からオフロードすることが、全体的なシステムパフォーマンスにとって有益であることがある。
一実施形態では、フェムトノード810からマクロノード805へのセッション転送は、概して図6に示すように進行し得る。詳細には、フェムトノード810からマクロノード805にハンドインするプロセスは、セッション転送要求を送るためにフェムトノード810のアドレスを識別するようにマクロノード805に要求し得る。
図6に関して説明したように、カラーコードのサイズは、利用可能な一意のアドレスの数を制限し得る。マクロツーマクロセッション転送に関して、概して大きいサイズのアクセスネットワークにより、この制限は許容できる。詳細には、より大きいアクセスネットワークにより、より少数のアクセスネットワークが可能になり、したがってアドレス指定するために必要なビットがより少なくて済む。フェムトノードは比較的小さく多数であり得るので、すべての必要なカラーコードまたはBSC_IDをサポートするのに、レガシーUATI割り当て方式では利用可能なビットが十分にないことがある。ネットワーク全体内で追加のフェムトノードを展開するとき、ハンドインプロセス中にフェムトノードのアドレスを識別する方法を改善することが望ましいことがある。
C.UATI割り当て区別
一実施形態では、アクセスネットワークは、アクセスネットワークがフェムトノードであるか、またはマクロノードであるかに応じてUATI割り当て方式を調整し得る。図9Aに、図8に示すフェムトノード810などのフェムトノードによって使用される例示的な識別子割り当て方式を示す。一実施形態では、フェムト割り当て方式900は、AT822(図8参照)などのATにUATI905を割り当てるときに、フェムトノード810によって使用され得る。フェムトセルは、マクロセルよりも相対的に小さいエリアをカバーし得るので、同じく、相対的に少ない数のATにサービスを与え得る。したがって、一実施形態では、フェムトセルは、下位UATI910の相対的に少ないビットをATID915に割り振り得る。たとえば、フェムトセルは約4ビットをATID915に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約3ビットから約5ビットまでのビットをATID915に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約2ビットから約10ビットまでのビットをATID915に割り振り得る。したがって、フェムトセルは、下位UATI910の相対的により多いビットをBSC_ID_LSB920に割り振り得る。たとえば、フェムトセルは、約20ビットをBSC_ID_LSB920に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約19ビットから約21ビットまでのビットをBSC_ID_LSB920に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約14ビットから約22ビットまでのビットをBSC_ID_LSB920に割り振り得る。
図5に記載の図示の実施形態では、上位UATI925は、カラーコードからマッピングされるBSC_ID_MSB930を備える。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB930は約12ビット長である。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB930は約11ビット長と約13ビット長の間である。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB930は約10ビット長と約18ビット長の間である。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB930は104ビットよりも長くすることができる。一緒に、BSC_ID_MSB930とBSC_ID_LSB920とは、BSC_ID935を構成し得る。いくつかの実施形態では、BSC_ID935はフェムトセルのIPアドレスを表し得る。いくつかの実施形態では、BSC_ID935はフェムトセルのアドレスにマッピングし得る。
図9Bに、図8に示すマクロノード805などのマクロノードによって使用される例示的な識別子割り当て方式を示す。一実施形態では、マクロ割り当て方式950は、AT822(図8参照)などのATにUATI955を割り当てるときに、マクロノード805によって使用され得る。いくつかの実施形態では、マクロ割り当て方式950は、図5に示すUATI510のために使用される割り当て方式を備え得る。マクロセルは、フェムトセルよりも相対的に大きいエリアをカバーし得るので、同じく、相対的に大きい数のATにサービスを与え得る。したがって、一実施形態では、マクロセルは、下位UATI960の相対的により多いビットをATID965に割り振り得る。たとえば、フェムトセルは約20ビットをATID965に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約19ビットから約21ビットまでのビットをATID965に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約14ビットから約22ビットまでのビットをATID965に割り振り得る。したがって、フェムトセルは、下位UATI960の相対的により多いビットをBSC_ID_LSB970に割り振り得る。たとえば、フェムトセルは、約4ビットをBSC_ID_LSB970に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約3ビットから約5ビットまでのビットをBSC_ID_LSB970に割り振り得る。いくつかの実施形態では、フェムトセルは、約2ビットから約10ビットまでのビットをBSC_ID_LSB970に割り振り得る。
図5に記載の図示の実施形態では、上位UATI975は、カラーコードからマッピングされるBSC_ID_MSB980を備える。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB980は約28ビット長である。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB980は約27ビット長と約29ビット長の間である。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB980は約12ビット長と約30ビット長の間である。いくつかの実施形態では、BSC_ID_MSB980は104ビットよりも長くすることができる。一緒に、BSC_ID_MSB980とBSC_ID_LSB970とは、BSC_ID985を構成し得る。BSC_IDはフェムトセルのIPアドレスとすることができる。
図10は、図8に示すソースノードのアドレスを識別するための例示的なプロセスのフローチャートである。図8に関して上記で説明したように、プロセス1000は、ターゲットノードへのハンドインプロセス中にソースノードのアドレスを識別するのを助けるために使用され得る。
例示的なステップ1010に示すように、アクセス端末は、第1の識別子と第2の識別子とをターゲットアクセスノードに送信する。一実施形態では、アクセス端末はAT822であり、ターゲットアクセスノードはマクロノード805とすることができる。第1の識別子は、AT822がフェムトノード810から前に受信したカラーコードを備え得る。代替的に、第1の識別子は、AT822がフェムトノード810から前に受信した上位UATIの1つまたは複数のビットを備え得る。第2の識別子は、AT822がフェムトノード810から前に受信した下位UATIを備え得る。一実施形態では、フェムトノード810は、UATIを生成し、UATIをAT822に割り当て得た。AT822は、UATIの1つまたは複数のビットからカラーコードを解決し得た。別の実施形態では、フェムトノード810は、カラーコードとUATIの1つまたは複数のビットの両方をAT822に送信し得た。AT822は、カラーコードとUATIとをメモリに記憶し得た。
次に、ステップ1020において、ターゲットアクセスノードは、ATから第1の識別子と第2の識別子とを受信する。一実施形態では、マクロノード805は、AT822からカラーコードと下位UATIを受信し得る。マクロノード805は、カラーコードと下位UATIとをメモリに記憶し得る。一実施形態では、マクロノード805は、処理するためにカラーコードと下位UATIとをFGW852にフォワーディングし得る。
ステップ1030に進むと、処理要素は、第1の識別子に基づいてソースアクセスノードのアクセスノードタイプを判断する。一実施形態では、処理要素はマクロノード805である。別の実施形態では、処理要素はFGW852である。可能なノードタイプには、マクロノードおよびフェムトノードがあり得る。処理要素は、ソースノードがマクロノードであるか、またはフェムトノードであるかを判断するために、第1の識別子に対してルックアップを行い得る。第1の識別子がソースノードのカラーコードを備える実施形態では、1つまたは複数のカラーコードが、ソースノードをフェムトノードとして識別するために予約され得る。第1の識別子が上位UATIの1つまたは複数のビットを備える実施形態では、処理要素は、最初にサブネットおよび/またはBSC_ID_MSBに第1の識別子をマッピングし、次いで、結果を、既知のフェムトノードのリストと比較し得る。
ステップ1040に進むと、処理要素は、第2の識別子をソースアクセスノードコードとアクセス端末コードとに区分する。一実施形態では、第2の識別子は、図9Aおよび図9Bに示すように下位UATIであり得る。したがって、ソースアクセスノードコードはBSC_ID_LSBを備え、アクセス端末コードはATIDを備え得る。一実施形態では、処理要素は、9Aおよび9Bに示すように第2の識別子を区分し得る。たとえば、処理要素が、アクセスノードはフェムトノードであると判断した場合、処理要素は、図9Aに示すフェムトUATI割り当て方式900に従ってBSC_ID_LSBとATIDとを抽出し得る。代替的に、処理要素が、アクセスノードはマクロノードであると判断した場合、処理要素は、図9Bに示すマクロUATI割り当て方式950に従ってBSC_ID_LSBとATIDとを抽出し得る。したがって、ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、抽出されたBSC_ID_LSBは、ソースアクセスノードがマクロノードであるときよりも多くのビットを有し得る。同様に、ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、抽出されたATIDは、ソースアクセスノードがマクロノードであるときよりも少ないビットを有し得る。処理要素は、BSC_ID_LSBおよび/またはATIDをメモリに記憶し得る。
ステップ1050に移動して、処理要素は、ソースアクセスノードのアドレスを取得する。ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、処理要素はカラーコードを上位UATIにマッピングし、図5に示すBSC_ID_MSBを抽出し得る。処理要素は、BSC_ID_MSBをBSC_ID_LSBと連結して、BSC_IDを形成し得る。いくつかの実施形態では、フェムトアクセスノードのBSC_IDはソースアクセスノードのIPアドレスとすることができる。ソースアクセスノードがマクロノードであるとき、処理要素は、ソースアクセスノードのIPアドレスを判断するためにカラーコードに対してルックアップを行うだけである。いくつかの実施形態では、処理要素はカラーコードを上位UATIにマッピングし、図5に示すBSC_ID_MSBを抽出し得る。処理要素は、BSC_ID_MSBをBSC_ID_LSBと連結して、BSC_IDを形成し得る。いくつかの実施形態では、マクロアクセスノードのBSC_IDはソースアクセスノードのIPアドレスとすることができる。
図11は、図8に示すソースノードからターゲットノードへのハンドオフを行うための例示的なプロセスのフローチャートである。図8に関して上記で説明したように、プロセス1100は、ソースアクセスノードからターゲットアクセスノードにデータセッションを転送するために使用され得る。一実施形態では、ソースアクセスノードはフェムトノードである。
ステップ1110において、処理要素は、ATから8ビットカラーコードと24ビットUATI24とを受信する。一実施形態では、処理要素は、マクロノード805などのマクロノードとすることができる。別の実施形態では、処理要素はFGW852などのFGWとすることができる。
次に、ステップ1120において、処理要素は、図5に示すようにカラーコードをUATI104にマッピングする。次いで、ステップ1130において、処理要素はカラーコードに基づいてソースアクセスノードのノードタイプを判断する。可能なノードタイプには、マクロノードおよびフェムトノードがあり得る。一実施形態では、いくつかのカラーコード値が、フェムトソースアクセスノードを示すために予約され得る。いくつかの実施形態では、カラーコードの1つまたは複数のビットは、フェムトソースアクセスノードを示すフラグとして働き得る。決定ポイント1140において、フローチャートは、ソースアクセスノードのノードタイプがフェムトノードタイプであるか、またはマクロノードタイプであるかに応じて分岐する。
ソースアクセスノードがフェムトノードである場合、ステップ1150において、処理要素はUATI24をそれに応じて区分する。詳細には、図9Aに示すように、処理要素は、相対的に長いBSC_ID_LSBと相対的に短いATIDとを抽出する。代替的に、ソースアクセスノードがマクロノードである場合、ステップ1160において、処理要素はUATI24を異なって区分する。詳細には、図9Bに示すように、処理要素は、相対的に短いBSC_ID_LSBと相対的に長いATIDとを抽出する。
ステップ1170に進むと、処理要素は、UATI104のLSBからの1つまたは複数のビットを、抽出されたBSC_ID_LSBと合成することによって、ソースアクセスノードの32ビットIPアドレスを取得する。いくつかの実施形態では、UATI104のLSBからの1つまたは複数のビットは、BSC_ID_MSBを備え得る。したがって、BSC_ID_MSBはBSC_ID_LSBと合成されてソースアクセスノードのIPアドレスであり得るBSC_IDを形成する。
ステップ1180に進むと、ターゲットアクセスノードは、ソースアクセスノードからデータセッションを転送する。いくつかの実施形態では、データセッション転送は、図6に示すように動作し得る。一実施形態では、ターゲットノード805は、セッション転送要求をソースノード810に送信し得る。詳細には、マクロノード805はFGW852を通してセッション転送要求を送信し、FGW852は、SGW854を通して、インターネット840を介してフェムトノード810にA13メッセージを送り得る。フェムトノード810は、逆経路を介してデータセッションを転送することができる。
図12は、図8に示す例示的なフェムトノード810の機能ブロック図である。一実施形態では、図8に関して上記で説明したように、フェムトノード810は、AT822にUATIなどの識別子を与えることによって、フェムトノード810からマクロノード805へのハンドアウトを可能にし得る。フェムトノード810はまた、図4に示すように、データセッションをマクロノード805に転送することによってフェムトノード810からマクロノード805へのハンドアウトを可能にする。フェムトノード810は、AT822にUATI割り当てメッセージなどのアウトバウンドワイヤレスメッセージを送信するように構成されたワイヤレスネットワークインターフェース1210を備え得る。また、ワイヤレスネットワークインターフェース1210は、AT822からインバウンドワイヤレスメッセージを受信し得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1210はプロセッサ1220に結合され得る。プロセッサ1220は、ワイヤレスネットワークインターフェース1210を介してAT822から来るかまたはAT822に行くUATI割り当てメッセージとインバウンドおよびアウトバウンドワイヤレスメッセージとを処理するように構成され得る。プロセッサ1220はまた、フェムトノード810の他の構成要素を制御するように構成され得る。プロセッサ1220はさらにワイヤードネットワークインターフェース1230に結合され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1230は、インターネット840にアウトバウンドワイヤードメッセージをパスし、インターネット840からインバウンドワイヤードメッセージを受信するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1230は、処理するためにインバウンドワイヤードメッセージをプロセッサ1220にパスし得る。プロセッサ1220は、ワイヤードアウトバウンドメッセージを処理し、それを送信のためにワイヤードネットワークインターフェース1210にパスし得る。たとえば、プロセッサ1220は、図6に関して説明したように、マクロノード805から来るかまたはマクロノード805に行くデータセッション転送メッセージを処理するように構成され得る。
プロセッサ1220は、さらに、1つまたは複数のバスを介してメモリ1240に結合され得る。プロセッサ1220は、メモリ1240から情報を読み取るか、またはメモリ1240に情報を書き込むことができる。たとえば、メモリ1240は、処理の前に、処理中に、または処理の後に、インバウンドまたはアウトバウンドメッセージを記憶するように構成され得る。特に、メモリ1240は、UATI割り当てメッセージおよび/またはデータセッション転送メッセージを記憶するように構成され得る。プロセッサ1220はメッセージフォーマッタ1250にも結合され得る。メッセージフォーマッタ1250は、フェムトノード810からマクロノード805へのハンドアウトを可能にするために使用されるUATI割り当てメッセージを生成するように構成され得る。図9Aに関して上記で説明したように、UATI割り当てメッセージは、カラーコード、フェムトBSC_ID、およびATIDのうちの1つまたは複数を備え得る。メッセージフォーマッタ1250は、生成されたUATI割り当てメッセージがワイヤレスネットワークインターフェース1210を介してAT822に送信される前に、任意の追加の処理のために、そのUATI割り当てメッセージをプロセッサ1220にパスし得る。メッセージフォーマッタ1250はまた、メッセージフォーマッティングにおいて使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ1240に直接結合され得る。
ワイヤレスネットワークインターフェース1210はアンテナとトランシーバとを備え得る。そのトランシーバは、それぞれAT822に行くかまたはAT822から来るワイヤレスアウトバウンド/インバウンドメッセージを変調/復調するように構成され得る。ワイヤレスアウトバウンド/インバウンドメッセージは、そのアンテナを介して送信/受信され得る。そのアンテナは、1つまたは複数のチャネルを介して、AT822に/からアウトバウンド/インバウンドワイヤレスメッセージを送るおよび/または受信するように構成され得る。アウトバウンド/インバウンドメッセージは、ボイスおよび/またはデータのみの情報(本明細書では「データ」と総称する)を備え得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1210は、受信されたデータを復調し得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1210は、ワイヤレスネットワークインターフェース1210を介してフェムトノード810から送られるべきデータを変調し得る。プロセッサ1220は、送信されるべきデータを与え得る。
ワイヤードネットワークインターフェース1230はモデムを備え得る。そのモデムは、インターネット840に行くかまたはインターネット840から来るアウトバウンド/インバウンドワイヤードメッセージを変調/復調するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1230は、受信したデータを復調し得る。復調されたデータはプロセッサ1220に送信され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1230は、ワイヤードネットワークインターフェース1230を介してフェムトノード810から送られるべきデータを変調し得る。プロセッサ1220は、送信されるべきデータを与え得る。
メモリ1240は、様々なレベルが様々な容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含む、プロセッサキャッシュを備え得る。メモリ1240はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性ストレージデバイス、または不揮発性ストレージデバイスを備え得る。ストレージは、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、およびZipドライブを含み得る。
別個に説明したが、フェムトノード810に関して説明した機能ブロックは別個の構造要素である必要がないことを諒解されたい。たとえば、プロセッサ1220およびメモリ1240は単一のチップにおいて実施され得る。プロセッサ1220は、追加、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含み得る。同様に、機能ブロックのうちの1つまたは複数、あるいは様々なブロックの機能の部分が、単一のチップにおいて実施され得る。代替的に、特定のブロックの機能が2つ以上のチップ上に実装され得る。
プロセッサ1220およびメッセージフォーマッタ1250など、フェムトノード810に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の好適な組合せとして実施され得る。フェムトノード810に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
図13は、図8に示す例示的なアクセス端末822の機能ブロック図である。上記で説明したように、AT822は携帯電話とすることができる。AT822は、フェムトノード810からUATIを受信し、UATI中の識別情報をマクロノード805にパスすることによって、フェムトノード810からマクロノード805へのハンドアウトを可能にするために使用され得る。
AT822は、情報を、記憶、送信のために、および/またはAT822の他の構成要素の制御のために、処理するように構成されたプロセッサ1305を備え得る。プロセッサ1305はさらにメモリ1310に結合され得る。そのプロセッサは、メモリ1310から情報を読み取るか、またはメモリ1310に情報を書き込むことができる。メモリ1310は、処理の前に、処理中に、または処理の後に、メッセージを記憶するように構成され得る。特に、メモリ1310は、UATIおよび付随する識別情報を記憶するように構成され得る。プロセッサ1305はワイヤレスネットワークインターフェース1315にも結合され得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1315は、フェムトノード810またはマクロノード805からインバウンドワイヤレスメッセージを受信し、そこにアウトバウンドワイヤレスメッセージを送信するように構成され得る。インバウンドワイヤレスメッセージは、処理するためにプロセッサ1305にパスされ得る。プロセッサ1305は、アウトバウンドワイヤレスメッセージを処理し、送信のためにアウトバウンドワイヤレスメッセージをワイヤレスネットワークインターフェース1315にパスし得る。
プロセッサ1305は、メッセージインタープリタ1320にも結合され得る。フェムトノード810からワイヤレスネットワークインターフェース1315において受信したインバウンドワイヤレスメッセージは、プロセッサ1305にパスされ、また、追加の処理のために、プロセッサ1305によってメッセージインタープリタ1320にパスされ得る。たとえば、メッセージインタープリタ1320は、上記で説明したように、AT822を識別する際に使用するために、UATI割り当てメッセージから下位UATIとカラーコードとを抽出するように構成され得る。メッセージインタープリタ1320は、追加の処理のために、UATI、カラーコード、および他の情報をプロセッサ1305にパスし得る。メッセージインタープリタ1320はまた、マクロノード805から受信した要求メッセージ中の情報を解釈し得る。たとえば、上記で説明したように、マクロノード805は、フェムトノード810に関する追加情報を要求する要求メッセージをAT822に送り得る。特に、マクロノード805はカラーコードと下位UATIとを要求し得る。メッセージインタープリタ1320は、この要求メッセージを処理し、その要求メッセージに応答するための情報をプロセッサ1305に供給し得る。メッセージインタープリタ1320はまた、メッセージ解釈において使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ1310に結合され得る。
プロセッサ1305はメッセージフォーマッタ1325にも結合され得る。メッセージフォーマッタ1325は、ワイヤレスネットワークインターフェース1315によって送信されるべきアウトバウンドワイヤレスメッセージを生成するかまたはフォーマッティングし得る。たとえば、メッセージフォーマッタ1325は、下位UATIとカラーコードとをマクロノード805へのアウトバウンドワイヤレスメッセージ中に含めるように構成され得る。上記で説明したように、メッセージフォーマッタ1325は、フェムトノード810からマクロノード805へのハンドアウトを要求するアウトバウンドワイヤレスメッセージ中に下位UATIとカラーコードとを含めるように構成され得る。ワイヤレスアウトバウンドメッセージは、ワイヤレスネットワークインターフェース1315によってマクロノード805に送信するために、メッセージフォーマッタ1325によってプロセッサ1305にパスされ得る。次いで、マクロノード805は、上記で説明したように、下位UATIとカラーコードとを含む、アウトバウンドワイヤレスメッセージ中の情報を使用して、ソースアクセスノードの識別を可能にする。メッセージフォーマッタ1325は、メッセージフォーマッティングにおいて使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ1310に直接結合され得る。
ワイヤレスネットワークインターフェース1315は、アンテナとトランシーバとを備え得る。そのトランシーバは、フェムトノード810およびマクロノード805に行くかまたはそこから来るアウトバウンド/インバウンドワイヤレスメッセージを変調/復調するように構成され得る。アウトバウンド/インバウンドワイヤレスメッセージは、そのアンテナを介して送信/受信され得る。そのアンテナは、1つまたは複数のチャネルを介してフェムトノード810およびマクロノード805と通信するように構成され得る。アウトバウンド/インバウンドワイヤレスメッセージは、ボイスおよび/またはデータのみの情報(本明細書では「データ」と総称する)を備え得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1315は、受信されたデータを復調し得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1315は、ワイヤレスネットワークインターフェース1315を介してAT822から送られるべきデータを変調し得る。プロセッサ1305は、送信されるべきデータを与え得る。
メモリ1310は、様々なレベルが様々な容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含む、プロセッサキャッシュを備え得る。メモリ1310はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性ストレージデバイス、または不揮発性ストレージデバイスを備え得る。ストレージは、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピーディスク、磁気テープ、およびZipドライブを含み得る。
別個に説明したが、アクセス端末822に関して説明した機能ブロックは別個の構造要素である必要がないことを諒解されたい。たとえば、プロセッサ1305およびメモリ1310は、単一のチップにおいて実施され得る。プロセッサ1305は、追加、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含み得る。同様に、機能ブロックのうちの1つまたは複数、あるいは様々なブロックの機能の部分が、単一のチップにおいて実施され得る。代替的に、特定のブロックの機能が2つ以上のチップ上に実装され得る。
プロセッサ1310、メッセージインタープリタ1320、およびメッセージフォーマッタ1325など、AT822に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の好適な組合せとして実施され得る。AT822に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
図14は、図8に示す例示的なマクロノード805の機能ブロック図である。図8に関して上記で説明したように、マクロノード805は、AT822から識別情報を受信し、識別情報をFGW852に送信することによって、フェムトノード810からマクロノード805へのハンドアウトを可能にし得る。一実施形態では、マクロノード805は、フェムトノード810のアドレスを判断し、データセッション転送要求をフェムトノード810に送信し得る。マクロノード805は、AT822からインバウンドワイヤレスメッセージを受信し、AT822にアウトバウンドワイヤレスメッセージを送信するように構成されたワイヤレスネットワークインターフェース1410を備え得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1410はプロセッサ1420に結合され得る。プロセッサ1420は、ワイヤレスネットワークインターフェース1410を介してAT822から来るかまたはAT822に行くインバウンドおよびアウトバウンドワイヤレスメッセージを処理するように構成され得る。プロセッサ1420はまた、マクロノード805の他の構成要素を制御するように構成され得る。プロセッサ1420はさらにワイヤードネットワークインターフェース1430に結合され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1430は、FGW852からインバウンドワイヤードメッセージを受信し、FGW852にアウトバウンドワイヤードメッセージを送信するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1430は、インバウンドワイヤードメッセージを受信し、処理のためにインバウンドワイヤードメッセージをプロセッサ1420にパスし得る。プロセッサ1420は、アウトバウンドワイヤードメッセージを処理し、FGW852に送信するためにアウトバウンドワイヤードメッセージをワイヤードネットワークインターフェース1430にパスし得る。
プロセッサ1420は、さらに、1つまたは複数のバスを介してメモリ1440に結合され得る。プロセッサ1420は、メモリ1440から情報を読み取るか、またはメモリ1440に情報を書き込むことができる。メモリ1440は、インバウンドまたはアウトバウンドの、ワイヤードまたはワイヤレスメッセージを処理する際に使用する情報を記憶するように構成され得る。メモリ1440はまた、マクロノード805のアドレス、サブネット、およびカラーコードなどの識別情報を記憶するように構成され得る。プロセッサ1420は、メッセージインタープリタ1445にも結合され得る。そのプロセッサは、処理するために、インバウンドワイヤードおよびワイヤレスメッセージをメッセージインタープリタ1445にパスし得る。メッセージインタープリタ1445は、ワイヤレスネットワークインターフェース1410において受信されたインバウンドワイヤレスメッセージから情報を抽出するように構成され得る。たとえば、AT822から受信されたインバウンドワイヤレスメッセージは、フェムトノード810などのソースANの下位UATIおよびカラーコードなどの識別情報を備え得る。メッセージインタープリタ1445は、AT822によって供給されたインバウンドワイヤレスメッセージから下位UATI値およびカラーコード値を抽出し得る。メッセージインタープリタ1445は、追加の処理のために、この識別情報をプロセッサ1420にパスし得る。メッセージインタープリタ1445は、インバウンドワイヤレスメッセージを処理し、インバウンドワイヤレスメッセージに応答して追加情報を要求するための情報をプロセッサ1420に供給するように、構成され得る。メッセージインタープリタ1445はまた、メッセージ解釈において使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ1440に直接結合され得る。
プロセッサ1420は、メッセージフォーマッタ1450にも結合され得る。メッセージフォーマッタ1450は、アウトバウンドワイヤードまたはワイヤレスメッセージを生成するように構成され得る。メッセージフォーマッタ1450は、生成されたアウトバウンドワイヤードまたはワイヤレスメッセージをプロセッサ1420にパスするようにさらに構成され得る。プロセッサ1420は、送信のためにアウトバウンドワイヤードまたはワイヤレスメッセージをワイヤードネットワークインターフェース1430またはワイヤレスネットワークインターフェース1410にパスし得る。ワイヤードネットワークインターフェース1430は、アウトバウンドワイヤードメッセージをFGW852に送信し得る。上記で説明したように、アウトバウンドワイヤードメッセージは、AT122のUATIを含むセッション転送要求を備え得る。メッセージフォーマッタ1450は、アウトバウンドワイヤレスメッセージをプロセッサ1420にパスし得る。プロセッサ1420は、AT822に送信するためにアウトバウンドワイヤレスメッセージをワイヤレスネットワークインターフェース1410にパスし得る。上記で説明したように、アウトバウンドワイヤレスメッセージは、フェムトノード810などのソースANの識別情報の要求を備え得る。メッセージフォーマッタ1450はまた、メッセージフォーマッティングにおいて使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ1440に直接結合され得る。
ワイヤレスネットワークインターフェース1410は、アンテナとトランシーバとを備え得る。そのトランシーバは、AT822に行くかまたはAT822から来るアウトバウンド/インバウンドワイヤレスメッセージを変調/復調するように構成され得る。インバウンド/アウトバウンドワイヤレスメッセージは、そのアンテナを介して送信/受信され得る。そのアンテナは、1つまたは複数のチャネルを介して、マクロノード805からアウトバウンド/インバウンドワイヤレスメッセージを送信および/または受信するように構成され得る。アウトバウンド/インバウンドワイヤレスメッセージは、ボイスおよび/またはデータのみの情報(本明細書では「データ」と総称する)を備え得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1410は、受信されたデータを復調し得る。ワイヤレスネットワークインターフェース1410は、ワイヤレスネットワークインターフェース1410を介してマクロノード805から送られるべきデータを変調し得る。プロセッサ1420は、送信されるべきデータを与え得る。
ワイヤードネットワークインターフェース1430はモデムを備え得る。そのモデムは、FGW852に行くかまたはFGW852から来るアウトバウンド/インバウンドワイヤードメッセージを変調/復調するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1430は、当技術分野で既知の方法を使用して1つまたは複数のワイヤード規格に従って、受信したデータを復調し得る。復調されたデータはプロセッサ1420に送信され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1430は、当技術分野で既知の方法を使用して1つまたは複数のワイヤード規格に従って、ワイヤードネットワークインターフェース1430を介してマクロノード1410から送られるべきデータを変調し得る。プロセッサ1420は、送信されるべきデータを与え得る。
メモリ1440は、様々なレベルが様々な容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含む、プロセッサキャッシュを備え得る。メモリ1440はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性ストレージデバイス、または不揮発性ストレージデバイスを備え得る。ストレージは、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピーディスク、磁気テープ、およびZipドライブを含み得る。
別個に説明したが、マクロノード805に関して説明した機能ブロックは別個の構造要素である必要がないことを諒解されたい。たとえば、プロセッサ1420およびメモリ1440は単一のチップにおいて実施され得る。プロセッサ1420は、追加、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含み得る。同様に、機能ブロックのうちの1つまたは複数、あるいは様々なブロックの機能の部分が、単一のチップにおいて実施され得る。代替的に、特定のブロックの機能が2つ以上のチップ上に実装され得る。
プロセッサ1420、メッセージインタープリタ1445、メッセージフォーマッタ1450など、マクロノード805に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の好適な組合せとして実施され得る。マクロノード805に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
図15は、図8に示す例示的なフェムトゲートウェイ(FGW)852の機能ブロック図である。図8に関して上記で説明したように、FGW852は、マクロノード805とSGW854との間でメッセージをルーティングするように構成されたルータとして動作し得る。さらに、FGW852は、FGW ID、BSC ID、カラーコード、サブネットなどの識別子に基づいて、フェムトノード810に関連付けられたSGWを識別することによって、フェムトノード810などのハンドインソースを識別するのを助けるように構成され得る。一実施形態では、FGW852は、フェムトノード810のアドレスを判断するために、カラーコードと下位UATIとをUATIにマッピングする。FGW852は、SGW854を介してマクロノード805またはフェムトノード810からインバウンドメッセージを受信し、そこにアウトバウンドメッセージを送信するように構成されたネットワークインターフェース1510を備え得る。ネットワークインターフェース1510は、プロセッサ1520に結合され得る。プロセッサ1520は、ネットワークインターフェース1510によって受信されるインバウンドメッセージ、およびネットワークインターフェース1510によって送信されるアウトバウンドメッセージを処理するように構成され得る。プロセッサ1520は、さらに、1つまたは複数のバスを介してメモリ1525に結合され得る。プロセッサ1520は、メモリ1525から情報を読み取るか、またはメモリ1525に情報を書き込むことができる。メモリ1525は、処理の前に、処理中に、または処理の後に、インバウンドおよびアウトバウンドメッセージを記憶するように構成され得る。特に、メモリ1525は、FGW ID、BSC ID、カラーコード、サブネットなどの識別子を記憶するように構成され得る。
プロセッサ1520は、さらにルーティングユニット1530に結合され得る。プロセッサ1520は、追加の処理のためにインバウンドメッセージをルーティングユニット1530にパスし得る。ルーティングユニット1530は、インバウンドメッセージを分析して、インバウンドメッセージの内容に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の宛先を判断し得る。たとえば、インバウンドメッセージは、フェムトノード810のカラーコードおよび/またはBSC_IDを含み得る。ルーティングユニット1530は、カラーコードおよび/またはBSC_IDを分析し、フェムトノード810がSGW854に関連付けられていると判断し得る。ルーティングユニット1530は、ルーティング決定を行うことを可能にするために、メモリ1525に直接結合され得る。たとえば、メモリ1525は、BSC_ID値をSGWのためのアドレスまたは他の識別子に関連付ける情報を含んでいるデータ構造、たとえば、リストまたはテーブルを記憶し得る。ルーティングユニット1530は、BSC_IDを使用して、メモリ1525中で、あるSGWのための識別子をルックアップするように構成され得る。ルーティングユニット1530はまた、BSC_IDおよび他の情報を送るべき先のSGW854のためのアドレスまたは他の識別子などの情報をプロセッサ1520に供給するように構成され得る。プロセッサ1520は、ルーティングユニット1530からのこの情報を使用してアウトバウンドメッセージを生成するように構成され得る。プロセッサ1520は、SGW854に送信するためにアウトバウンドメッセージをネットワークインターフェース1510にパスし得る。
ネットワークインターフェース1510は、モデムを備え得る。そのモデムは、アウトバウンド/インバウンドメッセージを変調/復調するように構成され得る。ネットワークインターフェース1510は、それに応じて受信されたデータを復調し得る。復調されたデータは、プロセッサ1520に送信され得る。ネットワークインターフェース1510は、FGW852から送られるべきデータを変調し得る。送られるべきデータはプロセッサ1520から受信され得る。
メモリ1525は、様々なレベルが様々な容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含む、プロセッサキャッシュを備え得る。メモリ1525はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性ストレージデバイス、または不揮発性ストレージデバイスを備え得る。ストレージは、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピーディスク、磁気テープ、およびZipドライブを含み得る。
別個に説明したが、FGW852に関して説明した機能ブロックは別個の構造要素である必要がないことを諒解されたい。たとえば、プロセッサ1520およびメモリ1525は単一のチップにおいて実施され得る。プロセッサ1520は、追加、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含み得る。同様に、機能ブロックのうちの1つまたは複数、あるいは様々なブロックの機能の部分が、単一のチップにおいて実施され得る。代替的に、特定のブロックの機能が2つ以上のチップ上に実装され得る。
プロセッサ1520およびルーティングユニット1530など、FGW852に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の好適な組合せとして実施され得る。FGW852に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
図16は、図8に示す例示的なセキュリティゲートウェイの機能ブロック図である。図8に関して上記で説明したように、SGW854は、インターネット840を介してFGW852とフェムトノード810との間でメッセージをルーティングするように構成された透過的なトンネルとして動作し得る。SGW854は、インターネット840を介してFGW852またはフェムトノード810からインバウンドメッセージを受信し、そこにアウトバウンドメッセージを送信するように構成されたネットワークインターフェース1610を備え得る。ネットワークインターフェース1610は、プロセッサ1620に結合され得る。プロセッサ1620は、インバウンドおよびアウトバウンドメッセージを処理するように構成され得る。プロセッサ1620は、さらに、1つまたは複数のバスを介してメモリ1625に結合され得る。プロセッサ1620は、メモリ1625から情報を読み取るか、またはメモリ1625に情報を書き込むことができる。メモリ1625は、処理の前に、処理中に、または処理の後に、インバウンドおよびアウトバウンドメッセージを記憶するように構成され得る。特に、メモリ1625は、上述のカラーコードおよび/またはBSC_IDを記憶するように構成され得る。
プロセッサ1620はさらにルーティングユニット1630に結合され得る。プロセッサ1620は、追加の処理のためにインバウンドメッセージをルーティングユニット1630にパスし得る。ルーティングユニット1630は、インバウンドメッセージを分析して、インバウンドメッセージの内容に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の宛先を判断し得る。たとえば、インバウンドメッセージは、カラーコードおよび/またはBSC_IDを備え得る。ルーティングユニット1630は、カラーコードおよび/またはBSC_IDを分析し、フェムトノードが識別子に関連付けられていると判断し得る。ルーティングユニット1630は、ルーティング決定を行うことを可能にするために、メモリ1625に直接結合され得る。たとえば、メモリ1625は、カラーコードおよび/またはBSC_ID値をフェムトノードのためのアドレスまたは他の識別子に関連付ける情報を含んでいるデータ構造、たとえば、リストまたはテーブルを記憶し得る。ルーティングユニット1630は、カラーコードおよび/またはBSC_IDを使用して、メモリ1625中で、あるフェムトノードのための識別子をルックアップするように構成され得る。ルーティングユニット1630は、ハンドインソースであるフェムトノードのためのアドレスまたは他の識別子などの情報をプロセッサ1620に供給するように構成され得る。プロセッサ1620は、ルーティングユニット1630からのこの情報を使用してアウトバウンドメッセージを生成するように構成され得る。プロセッサ1620は、インターネット840またはFGW852に送信するためにアウトバウンドメッセージをネットワークインターフェース1610にパスし得る。
ネットワークインターフェース1610はモデムを備え得る。そのモデムは、SGW854に行くかまたはSGW854から来るアウトバウンド/インバウンドメッセージを変調/復調するように構成され得る。ネットワークインターフェース1610は、受信したデータを復調し得る。復調されたデータはプロセッサ1620に送信され得る。ネットワークインターフェース1610は、FGW852から送られるべきデータを変調し得る。送られるべきデータはプロセッサ1620から受信され得る。
メモリ1625は、様々なレベルが様々な容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含む、プロセッサキャッシュを備え得る。メモリ1625はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性ストレージデバイス、または不揮発性ストレージデバイスを備え得る。ストレージは、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピーディスク、磁気テープ、およびZipドライブを含み得る。
別個に説明したが、SGW854に関して説明した機能ブロックは別個の構造要素である必要がないことを諒解されたい。たとえば、プロセッサ1620およびメモリ1625は単一のチップにおいて実施され得る。プロセッサ1620は、追加、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含み得る。同様に、機能ブロックのうちの1つまたは複数、あるいは様々なブロックの機能の部分が、単一のチップにおいて実施され得る。代替的に、特定のブロックの機能が2つ以上のチップ上に実装され得る。
プロセッサ1620およびルーティングユニット1630など、SGW854に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の好適な組合せとして実施され得る。SGW854に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
D.DNSアドレス解決
一実施形態では、通信ネットワークは、ハンドアウトプロシージャ中のソースアクセスノードアドレスルックアップを可能にするために、ドメインネームシステム(DNS)を組み込み得る。図17に、DNS1760を使用する2つ以上の通信ネットワークの例示的な相互動作を示す。多くの要素が図8に示す要素と概して同様であり得る、図示の実施形態では、マクロノード1705は、AT1720およびAT1722と通信し、それらはすべてマクロエリア1730内で動作する。フェムトノード1710は、AT1710と通信し、その両方はフェムトエリア1715内で動作する。同様に、フェムトノード1712はAT1721と通信し、その両方はフェムトエリア1715中で動作する。通信ネットワーク1750中で動作するFGW1752は、マクロノード1705、SGW1754、およびDNS1760のうちの1つまたは複数と通信し得る。インターネット1740は、フェムトノード1710、1712、およびSGW1754と通信し得る。図示の実施形態では、DNS1760はインターネット1740に接続される。他の実施形態では、DNS1760は、FGW1752またはSGW1754など、他の機能と共同設置されるか、または異なるロケーションに展開され得る。いくつかの実施形態では、DNS1760はサーバとして実装され得る。いくつかの実施形態では、DNS1760は、通信ネットワークの別の要素と一体化された機能として実装され得る。いくつかの実施形態では、2つ以上のDNSが利用可能である。いくつかの実施形態では、階層DNSが利用可能である。いくつかの実施形態では、マクロサブネットごとに少なくとも1つのDNSがある。
図18は、図17に示すソースノードのアドレスを登録するための例示的なプロセスのフローチャートである。図17に関して上記で説明したように、プロセス1800は、ターゲットノードによる後の取出しを可能にするソースノードのアドレスを登録するために使用され得る。いくつかの実施形態では、ソースノードはフェムトノード1710であり、ターゲットノードはマクロノード1705とすることができる。ハンドインを可能にするために、ステップ1810に示すように、フェムトノード1710などのソースノードは、AT1722などのATに第1の識別子と第2の識別子とを割り当てる。いくつかの実施形態では、第1の識別子はカラーコードを備え得る。他の実施形態では、第1の識別子は、上位UATIからの1つまたは複数のビットを備え得る。いくつかの実施形態では、第2の識別子は、下位UATIからの1つまたは複数のビットを備え得る。
ステップ1820に進むと、ソースノードは、第1の識別子と第2の識別子とに基づいてドメインネームを生成する。ドメインネームは、ストリングとしてフォーマットされ得る。一実施形態では、ドメインネームは、「uati32−<UATI32>.subnet−<サブネット>.HRPD.RAN.<オペレータのドメイン>」の形式であり得、<UATI32>は、UATIの32の最下位ビットを表し、<サブネット>は、ソースノードのサブネットを識別するストリングを表し、<オペレータのドメイン>は、通信ネットワークオペレータのドメインを識別するストリングを表す。UATI32は、たとえば、2進または16進表現でフォーマットされ得る。ドメインネームは、たとえば、無線エリアネットワーク(RAN)中のHRPDセッションを意味する、「HRPD」および「RAN」など、ハードまたはソフト符号化ストリングを含み得る。一例として、UATI32が0xF000F000であり、サブネットが「subnet A」であり、オペレータのドメインが「example.com」である場合、ドメインネームは「uati32−F000F000.subnet−A.HRPD.RAN.example.com」であり得る。
別の実施形態では、ドメインネームは、「uati24−<UATI24>.uati104−<UATI104>.HRPD.RAN.<オペレータのドメイン>」の形式であり得、<UATI24>はUATI24を表し、<UATI104>はUATI104を表し、<オペレータのドメイン>は、通信ネットワークオペレータのドメインを識別するストリングを表す。たとえば、UATI24が0xF00F00であり、UATI104が0x0123456789ABCであり、オペレータのドメインが「example.com」である場合、ドメインネームは、「uati24−F00F00.uati104−0123456789ABC.HRPD.RAN.example.com」であり得る。上記の実施形態は例にすぎず、他のドメインネームが使用され得ることを理解されよう。
ステップ1830に進むと、ソースノードはそのIPアドレスを取得する。様々な実施形態では、ソースノードは、メモリなどに記憶されたIPアドレスにアクセスして、そのワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースから、そのIPアドレスを取得し得る。ステップ1840に移動して、ソースノードは、生成されたドメインネームとソースノードのIPアドレスとを含むDNS登録要求を、DNS1760などのDNSに送る。次いで、ステップ1850において、DNSは、DNS登録要求を受信し、ドメインネームとソースノードのIPアドレスとを抽出する。最後に、ステップ1860において、DNSは、ソースノードのIPアドレスをメモリ中の与えられたドメインネームと関連付ける。
図19は、図17に示す例示的なDNS1760の機能ブロック図である。図17に関して上記で説明したように、DNS1760は、登録プロシージャによってフェムトノード1710のアドレスを記録し、DNS問合せプロシージャによってフェムトノード1710のアドレスをマクロノード1705に供給することによって、フェムトノード1710からマクロノード1705へのハンドアウトを可能にし得る。DNS1760は、ワイヤードネットワークインターフェース1930に結合されたプロセッサ1920を備え得る。ワイヤードネットワークインターフェース1930は、アドレスからインバウンドワイヤードメッセージを受信し、アドレスにアウトバウンドワイヤードメッセージを送信するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1930は、インバウンドワイヤードメッセージを受信し、処理のためにインバウンドワイヤードメッセージをプロセッサ1920にパスし得る。プロセッサ1920は、アウトバウンドワイヤードメッセージを処理し、アドレスに送信するためにアウトバウンドワイヤードメッセージをワイヤードネットワークインターフェース1930にパスし得る。たとえば、ドメイン登録プロシージャ中に、ワイヤードネットワークインターフェース1930は、フェムトノード1710からドメイン登録要求を受信し、処理するためにドメイン登録要求をプロセッサ1920にパスし得る。DNS問合せプロシージャ中に、ワイヤードネットワークインターフェース1930は、マクロノード1705からDNS問合せを受信し、処理するためにDNS問合せをプロセッサ1920にパスし得る。プロセッサ1920は、たとえば、フェムトノード1710および/またはマクロノード1705に送信するために、ワイヤードネットワークインターフェース1930にフォーマットされた応答をパスし得る。
プロセッサ1920は、さらに、1つまたは複数のバスを介してメモリ1940に結合され得る。プロセッサ1920は、メモリ1940から情報を読み取るか、またはメモリ1940に情報を書き込むことができる。メモリ1940は、インバウンドまたはアウトバウンドワイヤードメッセージを処理する際に使用する情報を記憶するように構成され得る。メモリ1940はまた、ドメインネームおよび関連付けられたIPアドレスなどのドメイン情報を記憶するように構成され得る。プロセッサ1920は、メッセージインタープリタ1945にも結合され得る。そのプロセッサは、処理するために、インバウンドワイヤードメッセージをメッセージインタープリタ1945にパスし得る。メッセージインタープリタ1945は、ワイヤードネットワークインターフェース1930において受信されたインバウンドワイヤードメッセージから情報を抽出するように構成され得る。たとえば、フェムトノード1710から受信されたインバウンドDNS登録要求は、ドメインネームおよびIPアドレスなどのドメイン情報を備え得る。メッセージインタープリタ1945は、フェムトノード1710によって供給されたインバウンドワイヤードメッセージからドメインネームとIPアドレスとを抽出し得る。メッセージインタープリタ1945は、追加の処理のために、この識別情報をプロセッサ1920にパスし得る。メッセージインタープリタ1945はまた、メッセージ解釈において使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ1940に直接結合され得る。
プロセッサ1920はメッセージフォーマッタ1950にも結合され得る。メッセージフォーマッタ1950は、アウトバウンドワイヤードメッセージを生成するように構成され得る。メッセージフォーマッタ1950は、生成されたアウトバウンドワイヤードメッセージをプロセッサ1920にパスするようにさらに構成され得る。プロセッサ1920は、送信するためにアウトバウンドワイヤードメッセージをワイヤードネットワークインターフェース1930にパスし得る。ワイヤードネットワークインターフェース1930は、たとえば、フェムトノード1710および/またはマクロノード1705にアウトバウンドワイヤードメッセージを送信し得る。アウトバウンドワイヤードメッセージは、確認応答または否定応答など、DNS登録応答を備え得る。アウトバウンドワイヤードメッセージはまた、問い合わせられたドメインネームのIPアドレスを含むDNS問合せ応答を備え得る。メッセージフォーマッタ1950はまた、メッセージフォーマッティングにおいて使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ1940に直接結合され得る。
ワイヤードネットワークインターフェース1930はモデムを備え得る。そのモデムは、ネットワークアドレスに行くかまたはネットワークアドレスから来るアウトバウンド/インバウンドワイヤードメッセージを変調/復調するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1930は、当技術分野で既知の方法を使用して1つまたは複数のワイヤード規格に従って、受信したデータを復調し得る。復調されたデータはプロセッサ1920に送信され得る。ワイヤードネットワークインターフェース1930は、当技術分野で既知の方法を使用して1つまたは複数のワイヤード規格に従って、ワイヤードネットワークインターフェース1930を介してマクロノード1910から送られるべきデータを変調し得る。プロセッサ1920は、送信されるべきデータを与え得る。
メモリ1940は、様々なレベルが様々な容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含む、プロセッサキャッシュを備え得る。メモリ1940はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性ストレージデバイス、または不揮発性ストレージデバイスを備え得る。ストレージは、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピーディスク、磁気テープ、およびZipドライブを含み得る。
別個に説明したが、DNS1760に関して説明した機能ブロックは別個の構造要素である必要がないことを諒解されたい。たとえば、プロセッサ1920およびメモリ1940は単一のチップにおいて実施され得る。プロセッサ1920は、追加、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含み得る。同様に、機能ブロックのうちの1つまたは複数、あるいは様々なブロックの機能の部分が、単一のチップにおいて実施され得る。代替的に、特定のブロックの機能が2つ以上のチップ上に実装され得る。
プロセッサ1920、メッセージインタープリタ1945、およびメッセージフォーマッタ1950など、DNS1760に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の好適な組合せとして実施され得る。DNS1760に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
図20は、図17に示すソースノードのアドレスを識別するための例示的なプロセスのフローチャートである。図17に関して説明したように、プロセス2000は、ターゲットノードへのハンドインプロセス中にソースノードのアドレスを識別するのを助けるために使用され得る。ハンドインを可能にするために、ステップ2010に示すように、AT1722などのATは、マクロノード1705などのターゲットアクセスノードに第1の識別子と第2の識別子とを送信する。第1の識別子は、AT1722がフェムトノード810から前に受信したカラーコードを備え得る。代替的に、第1の識別子は、AT1722がフェムトノード1710から前に受信した上位UATIの1つまたは複数のビットを備え得る。第2の識別子は、AT1722がフェムトノード1710から前に受信した下位UATIを備え得る。一実施形態では、フェムトノード1710は、UATIを生成し、UATIをAT1722に割り当て得た。フェムトノード1710は、第1の識別子と第2の識別子とに基づいてドメインネームを生成し、そのIPアドレスとドメインネームとをDNS1760に登録し得た。ステップ2020に進むと、ターゲットアクセスノードは、第1の識別子と第2の識別子とを受信する。
ステップ2030に進むと、ソースノードは、第1の識別子と第2の識別子とに基づいてドメインネームを生成する。ドメインネームはストリングとしてフォーマットされ得る。一実施形態では、ドメインネームは、「uati32−<UATI32>.subnet−<サブネット>.HRPD.RAN.<オペレータのドメイン>」の形式であり得、<UATI32>は、UATIの32の最下位ビットを表し、<サブネット>は、ソースノードのサブネットを識別するストリングを表し、<オペレータのドメイン>は、通信ネットワークオペレータのドメインを識別するストリングを表す。UATI32は、たとえば、2進または16進表現でフォーマットされ得る。ドメインネームは、たとえば、無線エリアネットワーク(RAN)中のHRPDセッションを意味する、「HRPD」および「RAN」など、ハードまたはソフト符号化ストリングを含み得る。一例として、UATI32が0xF000F000であり、サブネットが「subnet A」であり、オペレータのドメインが「example.com」である場合、ドメインネームは「uati32−F000F000.subnet−A.HRPD.RAN.example.com」であり得る。
別の実施形態では、ドメインネームは、「uati24−<UATI24>.uati104−<UATI104>.HRPD.RAN.<オペレータのドメイン>」の形式であり得、<UATI24>はUATI24を表し、<UATI104>はUATI104を表し、<オペレータのドメイン>は、通信ネットワークオペレータのドメインを識別するストリングを表す。たとえば、UATI24が0xF00F00であり、UATI104が0x0123456789ABCであり、オペレータのドメインが「example.com」である場合、ドメインネームは、「uati24−F00F00.uati104−0123456789ABC.HRPD.RAN.example.com」であり得る。上記の実施形態は例にすぎず、他のドメインネームが使用され得ることを理解されよう。
ステップ2040に進むと、ターゲットノードは、DNS1760などのDNSにドメインネーム問合せを送る。ステップ2050において、DNSは、DNS問合せを受信し、問合せからドメインネームを抽出する。次いで、ステップ2060において、DNSは、ドメインネームをソースノードのIPアドレスにマッピングする。一実施形態では、DNSは、ドメインネームに基づいてルックアップを行い、メモリから関連付けられたIPアドレスを取り出す。ステップ2070に移動して、DNSは、ソースノードのIPアドレスを含む問合せ応答をフォーマット化し、応答をターゲットアクセスノードに送る。
最後に、ステップ2080において、ターゲットアクセスノードは、DNSから問合せ応答を受信する。一実施形態では、ターゲットアクセスノードは、問合せ応答からソースノードのIPアドレスを抽出する。一実施形態では、ターゲットアクセスノードは、セッション転送要求をソースノードのIPアドレスに送り、図6に示すように進行する。
E.プロキシ
一実施形態では、通信ネットワークは、ハンドアウトプロシージャ中のターゲットアクセスノードとソースアクセスノードとの間の通信を可能にするために、プロキシを組み込み得る。図21に、プロキシ2170を実装する2つ以上の通信ネットワークの例示的な相互動作を示す。多くの要素が図8に示す要素と概して同様であり得る、図示の実施形態では、マクロノード2105はAT2120およびAT2122と通信し、それらはすべてマクロエリア2130内で動作する。フェムトノード2110はAT2110と通信し、その両方はフェムトエリア2115内で動作する。同様に、フェムトノード2112はAT2121と通信し、その両方はフェムトエリア171中で動作する。通信ネットワーク2150中で動作するFGW2152は、マクロノード2105、SGW2154、およびプロキシ2170のうちの1つまたは複数と通信し得る。インターネット2140は、フェムトノード2110、2112、およびSGW2154と通信し得る。
図示の実施形態では、プロキシ2170は、FGWと共設され、マクロノード2105およびSGW2154と通信する。他の実施形態では、プロキシ2170は、他の機能と共同設置されるか、独立型要素として動作するか、または異なるロケーションに展開され得る。いくつかの実施形態では、プロキシ2170はサーバとして実装され得る。いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、通信ネットワークの別の要素と一体化された機能として実装され得る。いくつかの実施形態では、2つ以上のプロキシが利用可能である。いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、A13メッセージのためのプロキシである。
いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、処理状態を把握するプロキシ(stateful proxy)として働き得る。処理状態を把握するプロキシとして働く際に、プロキシ2170は、2つのノード間の通信の状態の記録を維持し得る。プロキシ2170は、ターゲットノードがソースノードのアドレスを判断することなしにソースノードにメッセージを送ることを可能にし得る。たとえば、プロキシ2170は、処理状態を把握して(statefully)、マクロノード2105がフェムトノード2110のアドレスを取得することなしにマクロノード2105とフェムトノード2110との間の通信を可能にし得る。一実施形態では、マクロノード2105は、プロキシ2170が別のマクロノードであるかのように、そのプロキシと処理状態を把握して通信し得る。プロキシは、マクロノード2105に代わってフェムトノード2110と通信し得る。したがって、プロキシ2170を通してフェムトノード2110と通信する際に、マクロノード2105は、フェムトノードおよび/またはプロキシが通信ネットワーク中にない場合と同じステップおよび/またはプロシージャに従い得る。一実施形態では、プロキシ2170は、マクロノード2105からのメッセージを、プロキシ2170から発生したように見えるように、変更し得る。さらに、プロキシ2170は、フェムトノード2110からの応答がプロキシ2170によって妨害されるように、マクロノード2105からのメッセージを変更し得る。プロキシ2170は、フェムトノード2110に代わってマクロノード2105と処理状態を把握して通信し得る。したがって、プロキシ2170を通してマクロノード2105と通信する際に、フェムトノード2105は、プロキシが通信ネットワーク中にない場合と同じステップおよび/またはプロシージャに従い得る。
いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、処理状態を把握しないプロキシ(stateless proxy)として働き得る。処理状態を把握しないプロキシとして働く際に、プロキシ2170は、2つのノード間の通信の状態の記録を維持することなしにその通信を可能にし得る。プロキシ2170は、ターゲットノードが、ソースノードのアドレスを最初に判断することなしにソースノードにメッセージを送ることを可能にし得る。たとえば、プロキシ2170は、処理状態を把握しないで、マクロノード2105がフェムトノード2110のアドレスを最初に取得することなしにマクロノード2105とフェムトノード2110との間の通信を可能にし得る。一実施形態では、マクロノード2105は、プロキシ2170が別のマクロノードであるかのように、そのプロキシと通信し得る。プロキシは、マクロノード2105に代わってフェムトノード2110と通信し得る。したがって、プロキシ2170を通してフェムトノード2110と最初に通信する際に、マクロノード2105は、フェムトノードおよび/またはプロキシが通信ネットワーク中にない場合と同じステップおよび/またはプロシージャに従い得る。一実施形態では、プロキシ2170はマクロノード2105からのメッセージを、マクロノード2105から発生したように見えるように、フォワーディングし得る。したがって、フェムトノード2110は、マクロノード2105のアドレスを取得し、プロキシ2170をバイパスして、マクロノード2105に直接応答を送り得る。フェムトノード2110からマクロノード2105への応答は、フェムトノード2110のアドレスを識別する情報を含み得る。マクロノード2105は、フェムトノード2110から応答を受信し、フェムトノード2110のアドレスを判断し得る。マクロノード2105は、後続のメッセージを、プロキシ2170をバイパスしてフェムトノード2110に直接送り得る。
図22Aに、プロキシを含む通信システム中のフェムトノードによって使用される例示的な識別子割り当て方式を示す。一実施形態では、フェムト割り当て方式2200は、AT2122(図21参照)などのATにUATI2205を割り当てるときに、フェムトノード2110によって使用され得る。割り当て方式2200は、図9Aに示す割り当て方式900と概して同様であり得る。たとえば、UATI2205は、ATID2215およびBSC_ID_LSB2220を含む下位UATI2210を備え得る。UATI2205はまた、BSC_ID_MSB2230を含む上位UATI2225を備え得る。一緒に、BSC_ID_MSB2230とBSC_ID_LSB2220とは、BSC_ID2240の1つまたは複数のビットを構成し得る。いくつかの実施形態では、BSC_ID2235は、フェムトノード2110のIPアドレスを表し得る。いくつかの実施形態では、BSC_ID2235はフェムトセルのアドレスにマッピングし得る。
ただし、一実施形態では、下位UATI2210はまた、プロキシ識別子(Proxy_ID_LSB)2245の1つまたは複数のLSBを含み得る。Proxy_ID_LSB2245は、下位UATIのMSBの1つまたは複数を占有し得る。一実施形態では、BSC_ID_MSB2230はまた、プロキシ識別子(Proxy_ID_MSB)2230のMSBとして解釈され得る。一実施形態では、Proxy_ID_LSBとともに、Proxy_ID_MSBは、プロキシ識別子(Proxy_ID)2235の1つまたは複数のビットを構成し得る。図22Bに関して以下で説明するように、Proxy_ID2235は、マクロノード2105に関連付けられたBSC_IDと同じサイズであり得る。いくつかの実施形態では、Proxy_ID2240は、フェムトノード2110のIPアドレスを表し得る。いくつかの実施形態では、BSC_ID2240はフェムトセルのアドレスにマッピングし得る。
図22Bに、プロキシを含む通信システム中のマクロノードによって使用される例示的な識別子割り当て方式を示す。一実施形態では、マクロ割り当て方式2250は、AT2122(図21参照)などのATにUATI2255を割り当てるときに、マクロノード2105によって使用され得る。いくつかの実施形態では、マクロ割り当て方式2250は、図5に示すUATI510のために使用される割り当て方式を備え得る。たとえば、UATI2255は、ATID2265およびBSC_ID_LSB2270を含む下位UATI2260を備え得る。UATI2255はまた、BSC_ID_MSB2280を含む上位UATI2275を備え得る。一緒に、BSC_ID_MSB2280とBSC_ID_LSB2270とは、BSC_ID2285の1つまたは複数のビットを構成し得る。いくつかの実施形態では、BSC_ID2285は、フェムトノード2110のIPアドレスを表し得る。いくつかの実施形態では、BSC_ID2235は、フェムトセルのアドレスにマッピングし得る。
いくつかの実施形態では、BSC_ID2285は、Proxy_ID2235と同じサイズとすることができる。これにより、マクロノード2105などのターゲットセルが他のマクロノードと同様にして、フェムトUATI割り当て方式2200を使用してUATIを処理することが可能になり得る。言い換えれば、プロキシは既存の方法に従ってアドレス指定され得る。Proxy_IDがマクロUATI割り当て方式2250において使用されるBSC_IDとフォーマット互換である実施形態では、プロキシは、マクロノードへの修正なしにドロップインネットワーク要素として機能し得る。
図23は、図21に示すプロキシ2170によってターゲットアクセスノードからソースアクセスノードへのメッセージを中継するための例示的なプロセスのフローチャートである。図21に関して上記で説明したように、プロセス2300は、ターゲットアクセスノードとソースアクセスノードとの間の通信を可能にするために使用され得る。
ステップ2310に示すように、アクセス端末は、第1の識別子と第2の識別子とをターゲットアクセスノードに送信する。一実施形態では、アクセス端末はAT2122であり、ターゲットアクセスノードはマクロノード2105とすることができる。第1の識別子は、AT2122がフェムトノード2110から前に受信したカラーコードを備え得る。代替的に、第1の識別子は、AT2122がフェムトノード2110から前に受信した上位UATIの1つまたは複数のビットを備え得る。第2の識別子は、AT2122がフェムトノード2110から前に受信した下位UATIを備え得る。一実施形態では、フェムトノード2110は、UATIを生成し、UATIをAT2122に割り当て得た。AT2122は、UATIの1つまたは複数のビットからカラーコードを解決し得た。別の実施形態では、フェムトノード2110は、カラーコードとUATIの1つまたは複数のビットの両方をAT2122に送信し得た。AT2122は、カラーコードとUATIとをメモリに記憶し得た。一実施形態では、フェムトノード2110によって生成されるUATIは、フェムトノード2110のBSC_IDの代わりに、プロキシ2170のBSC_IDを含み得る。別の実施形態では、フェムトノード2110によって使用されるカラーコードは、マクロノード2105のルックアップテーブル中のプロキシ2170のアドレスに関連付けられ得る。
ステップ2320に進むと、ターゲットアクセスノードは、ATから第1の識別子と第2の識別子とを受信する。いくつかの実施形態では、マクロノード2105は、AT2122からカラーコードと下位UATIとを受信し得る。マクロノード2105は、カラーコードと下位UATIとをメモリに記憶し得る。一実施形態では、マクロノード2105は、処理するためにカラーコードと下位UATIとをFGW2152にフォワーディングし得る。
次に、ステップ2330において、プロキシ2170は、第1の識別子と第2の識別子とをアドレスにマッピングする。一実施形態では、プロキシ2170は、図5に示し、図6に関して説明した方法と概して同様の方法で識別子をマッピングし得る。ただし、いくつかの実施形態では、Proxy_IDは、通常BSC_IDのために使用されるビットを占有し得る。たとえば、マクロノード2105は、カラーコードを上位UATIにマッピングし、上位UATIからの1つまたは複数のビットを下位UATIからの1つまたは複数のビットと合成して、プロキシ2170のProxy_IDを抽出し得る。別の実施形態では、マクロノード2105は、カラーコードに対してメモリルックアップを行い、関連付けられたIPアドレスを取り出し得る。いくつかの実施形態では、マクロノード2105は、フェムトノードおよび/またはプロキシが通信ネットワーク中にない場合と同じステップおよび/またはプロシージャに従い得る。いくつかの実施形態では、フェムトノード2110がBSC_IDの代わりにProxy_IDを含む識別子をAT2122に前に供給したので、ターゲットANはフェムト2110のアドレスの代わりにプロキシ2170のIPアドレスを取り出し得る。
ステップ2340に進むと、ターゲットノードは、第1の識別子と第2の識別子とを含むセッション情報メッセージをプロキシ2170のIPアドレスに送る。いくつかの実施形態では、セッション情報メッセージはA13メッセージを備え得る。いくつかの実施形態では、セッション情報メッセージはデータセッション転送要求を備え得る。次いで、ステップ2350において、プロキシ2170は、ターゲットノードからセッション情報メッセージを受信する。プロキシ2170は、セッション情報メッセージをメモリに記憶し得る。
ステップ2360〜2280において、プロキシ2170は、ソースノードのアドレスを判断する。一実施形態では、プロキシ2170は、図10に示す方法と概して同様の方法でソースノードのアドレスを判断する。たとえば、ステップ2360において、プロキシ2170は、第1の識別子に基づいてソースアクセスノードのアクセスノードタイプを判断し得る。可能なノードタイプには、マクロノードおよびフェムトノードがあり得る。プロキシ2170は、ソースノードがマクロノードであるか、またはフェムトノードであるかを判断するために、第1の識別子に対してルックアップを行い得る。第1の識別子がソースノードのカラーコードを備える実施形態では、1つまたは複数のカラーコードが、ソースノードをフェムトノードとして識別するために予約され得る。第1の識別子が上位UATIの1つまたは複数のビットを備える実施形態では、プロキシ2170は、最初にサブネットおよび/またはBSC_ID_MSBに第1の識別子をマッピングし、次いで、結果を、既知のフェムトノードのリストと比較し得る。
その後、ステップ2370において、プロキシ2170は、第2の識別子をソースアクセスノードコードとアクセス端末コードとに区分する。一実施形態では、第2の識別子は、図22Aおよび図22Bに示すように下位UATIであり得る。したがって、ソースアクセスノードコードは、BSC_ID_LSBを備え、アクセス端末コードはATIDを備え得る。一実施形態では、プロキシ2170は、22Aおよび22Bに示すように第2の識別子を区分し得る。たとえば、プロキシ2170が、アクセスノードはフェムトノードであると判断した場合、プロキシ2170は、図22Aに示すフェムトUATI割り当て方式2200に従ってBSC_ID_LSBとATIDとを抽出し得る。代替的に、プロキシ2170が、アクセスノードはマクロノードであると判断した場合、プロキシ2170は、図22Bに示すマクロUATI割り当て方式2250に従ってBSC_ID_LSBとATIDとを抽出し得る。したがって、ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、抽出されたBSC_ID_LSBは、ソースアクセスノードがマクロノードであるときよりも多くのビットを有し得る。同様に、ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、抽出されたATIDは、ソースアクセスノードがマクロノードであるときよりも少ないビットを有し得る。プロキシ2170は、BSC_ID_LSBおよび/またはATIDをメモリに記憶し得る。
その後、ステップ2380において、プロキシ2170は、ソースアクセスノードのアドレスを取得する。ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、プロキシ2170はカラーコードを上位UATIにマッピングし、図5に示すBSC_ID_MSBを抽出し得る。プロキシ2170は、BSC_ID_MSBをBSC_ID_LSBと連結して、BSC_IDを形成し得る。いくつかの実施形態では、フェムトアクセスノードのBSC_IDはソースアクセスノードのIPアドレスとすることができる。ソースアクセスノードがマクロノードであるとき、プロキシ2170は、ソースアクセスノードのIPアドレスを判断するためにカラーコードに対してルックアップを行うだけである。いくつかの実施形態では、プロキシ2170はカラーコードを上位UATIにマッピングし、図5に示すBSC_ID_MSBを抽出し得る。プロキシ2170は、BSC_ID_MSBをBSC_ID_LSBと連結して、BSC_IDを形成し得る。いくつかの実施形態では、マクロアクセスノードのBSC_IDはソースアクセスノードのIPアドレスとすることができる。
最後に、ステップ2390において、プロキシ2170は、ステップ2380において取得されたアドレスにあるソースアクセスノードにセッション情報メッセージをフォワーディングする。いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、メッセージを処理状態を把握しないでフォワーディングし得る。フォワーディングされたメッセージがターゲットノードから直接送られたようにソースノードには見えるように、プロキシ2170はメッセージおよび/または関係する伝送プロトコルを変更し得る。たとえば、マクロノード2105からフェムトノード2110にメッセージをフォワーディングするときに、プロキシ2170は、プロキシ2170のアドレスをターゲットノード2105のアドレスと置き換えることによって送信パケットのソースアドレスになりすまし(spoof)得る。いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、メッセージの1つまたは複数のビットを備えるIPパケットのソースIPアドレスフィールドを変更することによって、メッセージの送信者のIPアドレスになりすまし得る。
図24は、図21に示すプロキシ2170によってメッセージを処理状態について把握して中継するための例示的なプロセスのフローチャートである。図21に関して上記で説明したように、プロセス2400は、プロキシ2170によってターゲットアクセスノードとソースアクセスノードとの間の通信を可能にするために使用され得る。
例示的なステップ2410に示すように、プロキシは、ソース通信ノードからメッセージを受信する。一実施形態では、図21に示すように、プロキシはプロキシ2170であり、ソース通信ノードはマクロノード2105とすることができる。代替実施形態では、ソース通信ノードはフェムトノード2110とすることができる。
ステップ2420に進むと、プロキシは利用可能なセッション状態情報をロードする。一実施形態では、プロキシは、メッセージ送信者のIPアドレスを判断し、メモリから関係する状態情報を取り出し得る。状態情報は、ソース通信ノードが通信しようと意図するターゲット通信ノードのアドレス、2つの通信ノード間の通信の履歴、およびメッセージのコンテンツを解釈するのを助け得る情報を含み得る。たとえば、マクロノード2105は、新しいデータセッション転送要求をプロキシ2180に送り得る。この場合、プロキシ2170は、状態情報を取り出さないことがある。別の例では、フェムトノード2110は、データセッション転送要求への応答をプロキシ2180に送り得る。この場合、プロキシ2170は、マクロノード2105から前にフォワーディングされたデータセッション転送要求の記録を取り出し得る。
次に、ステップ2430において、プロキシ2170は、メッセージ宛先を判断する。いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、メッセージデータから宛先アドレスを抽出し得る。たとえば、図23に関して説明したように、プロキシ2170は、マクロノード2105からデータセッション転送要求を受信し得る。プロキシ2170は、データセッション転送要求内に埋め込まれた第1の識別子と第2の識別子とをフェムトノード2110のアドレスにマッピングし得る。いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、ステップ2420においてメモリからロードされた状態情報から宛先アドレスを判断し得る。たとえば、プロキシ2170は、フェムトノード2110からデータセッション転送要求への応答を受信し得る。プロキシ2170は、IPパケットのソースIPアドレスフィールドからフェムトノード2110のアドレスを抽出し、記憶された伝送ログ中のアドレスをルックアップし得る。プロキシ2170は、マクロノード2105からのデータセッション転送要求を前に中継したと判断し、したがって、適切なメッセージ宛先はマクロノード2105であると判断し得る。他の実施形態では、プロキシ2170は、図17に関して上記で説明したようにDNSに問い合わせることによってなど、外部ソースから宛先アドレスを判断し得る。
次いで、ステップ2440において、応答がプロキシによって妨害されるように、プロキシ2170はメッセージを変更する。一実施形態では、プロキシ2170は、メッセージの送信者のアドレスのすべてのオカレンス(occurrence)をプロキシ2170のアドレスと置き換える。たとえば、プロキシ2170は、マクロノード2105からデータセッション転送要求を受信し得る。プロキシ2170は、マクロノード2105のアドレスのすべてのインスタンスをプロキシ2170のアドレスと置き換え得る。別の例では、プロキシ2170は、フェムトノード2110からデータセッション転送応答を受信し得る。プロキシ2170は、フェムトノード2110のアドレスのすべてのインスタンスをプロキシ2170のアドレスと置き換え得る。
ステップ2450に移動して、プロキシ2170は、変更されたメッセージを、ステップ2430において判断されたメッセージ宛先に送る。たとえば、プロキシ2170は、変更されたメッセージを、フェムトノード2110のIPアドレスに送信し得る。別の例では、プロキシ2170は、変更されたメッセージを、マクロノード2105のIPアドレスに送信し得る。
最後に、ステップ2450において、プロキシ2170は、フォワーディングされたメッセージに関係する状態情報を記録する。一実施形態では、プロキシ2170は、メッセージタイプ、ソースアドレス、宛先アドレス、取られるアクションなどの情報を記録し得る。たとえば、マクロノード2105からフェムトノード2110にデータセッション転送要求をフォワーディングした後、プロキシ2170は、マクロノード2105のアドレス、フェムトノード2110のアドレス、およびデータセッション転送要求メッセージタイプのうちの1つまたは複数を記録し得る。別の例では、フェムトノード2110からマクロノード2105へのデータセッション転送要求への応答をフォワーディングした後、プロキシ2170は、マクロノード2105のアドレス、フェムトノード2110のアドレス、およびデータセッション転送応答メッセージタイプのうちの1つまたは複数を記録し得る。
図25は、図21に示すプロキシ2170によってターゲットアクセスノードからソースアクセスノードへのメッセージを処理状態を把握して中継するための例示的なプロセスのフローチャートである。図21に関して上記で説明したように、プロセス2500は、プロキシ2170によってターゲットアクセスノードとソースアクセスノードとの間の通信を可能にするために使用され得る。
例示的なステップ2510に示すように、アクセス端末は、第1の識別子と第2の識別子とをターゲットアクセスノードに送信する。一実施形態では、アクセス端末は、AT2122であり、ターゲットアクセスノードは、マクロノード2105とすることができる。第1の識別子は、AT2122がフェムトノード2110から前に受信したカラーコードを備え得る。代替的に、第1の識別子は、AT2122がフェムトノード2110から前に受信した上位UATIの1つまたは複数のビットを備え得る。第2の識別子は、AT2122がフェムトノード2110から前に受信した下位UATIを備え得る。一実施形態では、フェムトノード2110は、UATIを生成し、UATIをAT2122に割り当て得た。AT2122は、UATIの1つまたは複数のビットからカラーコードを解決し得た。別の実施形態では、フェムトノード2110は、カラーコードとUATIの1つまたは複数のビットの両方をAT2122に送信し得た。AT2122は、カラーコードとUATIとをメモリに記憶し得た。一実施形態では、フェムトノード2110によって生成されるUATIは、フェムトノード2110のBSC_IDの代わりに、プロキシ2170のBSC_IDを含み得る。別の実施形態では、フェムトノード2110によって使用されるカラーコードは、マクロノード2105のルックアップテーブル中のプロキシ2170のアドレスに関連付けられ得る。
ステップ2520に進むと、ターゲットアクセスノードは、ATから第1の識別子と第2の識別子とを受信する。いくつかの実施形態では、マクロノード2105は、AT2122からカラーコードと下位UATIとを受信し得る。マクロノード2105は、カラーコードと下位UATIとをメモリに記憶し得る。一実施形態では、マクロノード2105は、処理するためにカラーコードと下位UATIとをFGW2152にフォワーディングし得る。
次いで、ステップ2530において、プロキシ2170は、図5に示し、図6に関して説明したように、第1の識別子と第2の識別子とをアドレスにマッピングする。たとえば、マクロノード2105は、カラーコードを上位UATIにマッピングし、上位UATIからの1つまたは複数のビットを下位UATIからの1つまたは複数のビットと合成して、プロキシ2170のBSC_IDを抽出し得る。別の実施形態では、マクロノード2105は、カラーコードに対してメモリルックアップを行い、関連付けられたIPアドレスを取り出し得る。いくつかの実施形態では、マクロノード2105は、フェムトノードおよび/またはプロキシが通信ネットワーク中にない場合と同じステップおよび/またはプロシージャに従い得る。いくつかの実施形態では、フェムトノード2110がAT2122に、プロキシ2170に関連付けられた識別子を前に供給したので、ターゲットANはフェムト2110のアドレスの代わりにプロキシ2170のIPアドレスを取り出すことになる。
ステップ2540に移動して、ターゲットノードは、第1の識別子と第2の識別子とを含むセッション情報メッセージをプロキシ2170のIPアドレスに送る。いくつかの実施形態では、セッション情報メッセージは、A13メッセージを備え得る。いくつかの実施形態では、セッション情報メッセージはデータセッション転送要求を備え得る。次いで、ステップ2550において、プロキシ2170は、ターゲットノードからセッション情報メッセージを受信する。プロキシ2170は、セッション情報メッセージをメモリに記憶し得る。
ステップ2560〜2480において、プロキシ2170は、ソースノードのアドレスを判断する。一実施形態では、プロキシ2170は、図10に示す方法と概して同様の方法でソースノードのアドレスを判断する。たとえば、ステップ2560において、プロキシ2170は、第1の識別子に基づいてソースアクセスノードのアクセスノードタイプを判断し得る。可能なノードタイプには、マクロノードおよびフェムトノードがあり得る。プロキシ2170は、ソースノードがマクロノードであるか、またはフェムトノードであるかを判断するために、第1の識別子に対してルックアップを行い得る。第1の識別子がソースノードのカラーコードを備える実施形態では、1つまたは複数のカラーコードが、ソースノードをフェムトノードとして識別するために予約され得る。第1の識別子が上位UATIの1つまたは複数のビットを備える実施形態では、プロキシ2170は、最初にサブネットおよび/またはBSC_ID_MSBに第1の識別子をマッピングし、次いで、結果を、既知のフェムトノードのリストと比較し得る。
ステップ2585に進むと、プロキシ2170は、第2の識別子をソースアクセスノードコードとアクセス端末コードとに区分する。一実施形態では、第2の識別子は、図22Aおよび図22Bに示すように下位UATIであり得る。したがって、ソースアクセスノードコードは、BSC_ID_LSBを備え、アクセス端末コードはATIDを備え得る。一実施形態では、プロキシ2170は、22Aおよび22Bに示すように第2の識別子を区分し得る。たとえば、プロキシ2170がアクセスノードをフェムトノードであると判断した場合、プロキシ2170は、図22Aに示すフェムトUATI割り当て方式2200に従ってBSC_ID_LSBとATIDとを抽出し得る。代替的に、プロキシ2170がアクセスノードをマクロノードであると判断した場合、プロキシ2170は、図22Bに示すマクロUATI割り当て方式2250に従ってBSC_ID_LSBとATIDとを抽出し得る。したがって、ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、抽出されたBSC_ID_LSBは、ソースアクセスノードがマクロノードであるときよりも多くのビットを有し得る。同様に、ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、抽出されたATIDは、ソースアクセスノードがマクロノードであるときよりも少ないビットを有し得る。プロキシ2170は、BSC_ID_LSBおよび/またはATIDをメモリに記憶し得る。
その後、ステップ2580において、プロキシ2170は、ソースアクセスノードのアドレスを取得する。ソースアクセスノードがフェムトノードであるとき、プロキシ2170はカラーコードを上位UATIにマッピングし、図5に示すBSC_ID_MSBを抽出し得る。プロキシ2170は、BSC_ID_MSBをBSC_ID_LSBと連結して、BSC_IDを形成し得る。いくつかの実施形態では、フェムトアクセスノードのBSC_IDはソースアクセスノードのIPアドレスとすることができる。ソースアクセスノードがマクロノードであるとき、プロキシ2170は、ソースアクセスノードのIPアドレスを判断するためにカラーコードに対してルックアップを行うだけである。いくつかの実施形態では、プロキシ2170は、カラーコードを上位UATIにマッピングし、図5に示すBSC_ID_MSBを抽出し得る。プロキシ2170は、BSC_ID_MSBをBSC_ID_LSBと連結して、BSC_IDを形成し得る。いくつかの実施形態では、マクロアクセスノードのBSC_IDは、ソースアクセスノードのIPアドレスとすることができる。
その後、ステップ2585において、応答がプロキシによって妨害されるように、プロキシ2170はメッセージを変更する。一実施形態では、プロキシ2170は、メッセージの送信者のアドレスのすべてのオカレンスをプロキシ2170のアドレスと置き換える。たとえば、プロキシ2170は、マクロノード2105からデータセッション転送要求を受信し得る。プロキシ2170は、マクロノード2105のアドレスのすべてのインスタンスをプロキシ2170のアドレスと置き換え得る。
次いで、ステップ2590において、プロキシ2170は、変更されたメッセージを、ステップ2530において判断されたメッセージ宛先に送る。たとえば、プロキシ2170は、変更されたメッセージを、フェムトノード2110のIPアドレスに送信し得る。
最後に、ステップ2595において、プロキシ2170は、フォワーディングされたメッセージに関係する状態情報を記録する。一実施形態では、プロキシ2170は、メッセージタイプ、ソースアドレス、宛先アドレス、取られるアクションなどの情報を記録し得る。たとえば、マクロノード2105からフェムトノード2110にデータセッション転送要求をフォワーディングした後、プロキシ2170は、マクロノード2105のアドレス、フェムトノード2110のアドレス、およびデータセッション転送要求メッセージタイプのうちの1つまたは複数を記録し得る。
図26は、図21に示す例示的なプロキシ2170の機能ブロック図である。図21に関して上記で説明したように、プロキシ2170は、アドレス変換を行うことによって、フェムトノード2110からマクロノード2105へのハンドアウトを可能にし得る。プロキシ2170は、ワイヤードネットワークインターフェース2630に結合されたプロセッサ2620を備え得る。ワイヤードネットワークインターフェース2630は、アドレスからインバウンドワイヤードメッセージを受信し、アドレスにアウトバウンドワイヤードメッセージを送信するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース2630は、インバウンドワイヤードメッセージを受信し、処理のためにインバウンドワイヤードメッセージをプロセッサ2620にパスし得る。プロセッサ2620は、アウトバウンドワイヤードメッセージを処理し、アドレスに送信するためにアウトバウンドワイヤードメッセージをワイヤードネットワークインターフェース2630にパスし得る。たとえば、ハンドアウトプロシージャ中に、ワイヤードネットワークインターフェース2630は、マクロノード2105からデータセッション転送要求を受信し、処理するためにプロセッサ2620にデータセッション転送要求をパスし得る。別の例では、ワイヤードネットワークインターフェース2630は、フェムトノード2110からデータセッション転送応答を受信し、処理するためにプロセッサ2620にデータセッション転送応答をパスし得る。プロセッサ2620は、ソースノードおよび/またはターゲットノードに送信するために、ワイヤードネットワークインターフェース2630にフォーマットされた応答をパスし得る。より詳細には、一実施形態では、プロセッサ2620は、フェムトノード2110に送信するために、変更されたかまたは変更されていないデータセッション転送要求をワイヤードネットワークインターフェース2630にパスし得る。別の実施形態では、プロセッサ2620は、マクロノード2105に送信するために、変更されたかまたは変更されていないデータセッション転送応答をワイヤードネットワークインターフェース2630にパスし得る。
プロセッサ2620は、さらに、1つまたは複数のバスを介してメモリ2640に結合され得る。プロセッサ2620は、メモリ2640から情報を読み取るか、またはメモリ2640に情報を書き込むことができる。メモリ2640は、インバウンドまたはアウトバウンドワイヤードメッセージを処理する際に使用する情報を記憶するように構成され得る。メモリ2640は、メッセージタイプ、ソースアドレス、宛先アドレス、取られるアクションなどの状態情報を記憶するように構成され得る。プロセッサ2620は、メッセージインタープリタ2645にも結合され得る。そのプロセッサは、処理するために、インバウンドワイヤードメッセージをメッセージインタープリタ2645にパスし得る。メッセージインタープリタ2645は、ワイヤードネットワークインターフェース2630において受信されたインバウンドワイヤードメッセージから情報を抽出するように構成され得る。たとえば、マクロノード2105から受信したインバウンドデータセッション転送要求は、第1および第2の識別子、ソースIPアドレス、宛先IPアドレス、および/またはメッセージタイプを備え得る。メッセージインタープリタ2645は、フェムトノード2110によって与えられるインバウンドワイヤードメッセージから情報を抽出し、それを、追加の処理のためにプロセッサ2620にパスし得る。メッセージインタープリタ2645はまた、メッセージ解釈において使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ2640に直接結合され得る。
プロセッサ2620はメッセージフォーマッタ2650にも結合され得る。メッセージフォーマッタ2650は、アウトバウンドワイヤードメッセージを生成するように構成され得る。いくつかの実施形態では、図21に関して上記で説明したように、アウトバウンドワイヤードメッセージは変更されたメッセージを備え得る。メッセージフォーマッタ2650は、生成されたアウトバウンドワイヤードメッセージをプロセッサ2620にパスするようにさらに構成され得る。プロセッサ2620は、送信するためにアウトバウンドワイヤードメッセージをワイヤードネットワークインターフェース2630にパスし得る。ワイヤードネットワークインターフェース2630は、たとえば、フェムトノード2110および/またはマクロノード2105にアウトバウンドワイヤードメッセージを送信し得る。たとえば、アウトバウンドワイヤードメッセージは、フォワーディングされたデータセッション要求またはフォワーディングされたデータセッション応答を備え得る。別の例では、アウトバウンドワイヤードメッセージは、変更されたデータセッション要求または変更されたデータセッション応答を備え得る。メッセージフォーマッタ2650はまた、メッセージフォーマッティングにおいて使用する情報を記憶するかまたは取り出すために、メモリ2640に直接結合され得る。
ワイヤードネットワークインターフェース2630はモデムを備え得る。そのモデムは、ネットワークアドレスに行くかまたはネットワークアドレスから来るアウトバウンド/インバウンドワイヤードメッセージを変調/復調するように構成され得る。ワイヤードネットワークインターフェース2630は、当技術分野で既知の方法を使用して1つまたは複数のワイヤード規格に従って、受信したデータを復調し得る。復調されたデータはプロセッサ2620に送信され得る。ワイヤードネットワークインターフェース2630は、当技術分野で既知の方法を使用して1つまたは複数のワイヤード規格に従って、ワイヤードネットワークインターフェース2630を介してマクロノード2610から送られるべきデータを変調し得る。プロセッサ2620は、送信されるべきデータを与え得る。
メモリ2640は、様々なレベルが様々な容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含む、プロセッサキャッシュを備え得る。メモリ2640はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性ストレージデバイス、または不揮発性ストレージデバイスを備え得る。ストレージは、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスク、フラッシュメモリ、フロッピーディスク、磁気テープ、およびZipドライブを含み得る。
別個に説明したが、プロキシ2170に関して説明した機能ブロックは別個の構造要素である必要がないことを諒解されたい。たとえば、プロセッサ2620およびメモリ2640は単一のチップにおいて実施され得る。プロセッサ2620は、追加、または代替として、プロセッサレジスタなどのメモリを含み得る。同様に、機能ブロックのうちの1つまたは複数、あるいは様々なブロックの機能の部分が、単一のチップにおいて実施され得る。代替的に、特定のブロックの機能が2つ以上のチップ上に実装され得る。
プロセッサ2620、メッセージインタープリタ2645、およびメッセージフォーマッタ2650など、プロキシ2170に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の好適な組合せとして実施され得る。プロキシ2170に関して説明した機能ブロックのうちの1つまたは複数、および/または機能ブロックの1つまたは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
(たとえば、添付の図の1つまたは複数に関して)本明細書で説明した機能は、いくつかの態様では、含まれる特許請求の範囲において同様に指定された「手段」機能に対応することがある。図27〜図31を参照すると、装置2700、2800、2900、3000、および3100が、一連の相互に関係する機能モジュールとして表されている。
図27は、図8中のマクロノード805など、さらに別の例示的なマクロノードの機能ブロック図である。図示のように、2700は、処理モジュール2705と、記憶モジュール2710と、フォーマッティングモジュール2715と、取得モジュール2720と、区分モジュール2725と、受信モジュール2740と、送信モジュール2741と、通信モジュール2745と、転送モジュール2750とを備え得る。処理モジュール2705は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。記憶モジュール2710は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメモリに対応し得る。フォーマッティングモジュール2715は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。取得モジュール2720は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージインタープリタに対応し得る。一態様では、取得モジュール2720は、マッピングモジュール(図示せず)および合成モジュール(図示せず)の1つまたは複数を備え得る。マッピングモジュールおよび合成モジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。区分モジュール2725は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージインタープリタに対応し得る。一態様では、区分モジュール2725は、割り振りモジュール(図示せず)を備え得る。割り振りモジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。受信モジュール2740は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。送信モジュール2741は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。通信モジュール2745は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。転送モジュール2750は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。
図28は、図17中のマクロノード1805など、さらに別の例示的なマクロノードの機能ブロック図である。図示のように、マクロノード2800は、処理モジュール2805と、記憶モジュール2810と、フォーマッティングモジュール2815と、マッピングモジュール2820と、生成モジュール2825と、受信モジュール2840と、送信モジュール2841と、通信モジュール2845と、転送モジュール2850とを備え得る。処理モジュール2805は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。記憶モジュール2810は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメモリに対応し得る。フォーマッティングモジュール2815は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。マッピングモジュール2820は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。生成モジュール2825は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。一態様では、生成モジュール2825は、取得モジュール(図示せず)および作成モジュール(図示せず)の1つまたは複数を備え得る。取得モジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージインタープリタに対応し得る。作成モジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。受信モジュール2840は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。送信モジュール2841は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。通信モジュール2845は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。転送モジュール2850は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。
図29は、図17中のフェムトノード1710など、さらに別の例示的なフェムトノードの機能ブロック図である。図示のように、フェムトノード2900は、処理モジュール2905と、記憶モジュール2910と、フォーマッティングモジュール2915と、マッピングモジュール2920と、生成モジュール2925と、受信モジュール2940と、送信モジュール2941と、通信モジュール2945と、転送モジュール2950と、割り当てモジュール2960と、取得モジュール2970とを備え得る。処理モジュール2905は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。記憶モジュール2910は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメモリに対応し得る。フォーマッティングモジュール2915は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。マッピングモジュール2920は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。生成モジュール2925は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。一態様では、生成モジュール2925は、取得モジュール(図示せず)および作成モジュール(図示せず)の1つまたは複数を備え得る。取得モジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージインタープリタに対応し得る。作成モジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。受信モジュール2940は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。送信モジュール2941は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。通信モジュール2945は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。転送モジュール2950は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。割り当てモジュール2960は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。取得モジュール2970は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージインタープリタに対応し得る。
図30は、図21中のプロキシ2170など、さらに別の例示的なプロキシの機能ブロック図である。図示のように、プロキシ3000は、処理モジュール3005と、記憶モジュール3010と、フォーマッティングモジュール3015と、維持モジュール3020と、区分モジュール3025と、受信モジュール3040と、送信モジュール3041と、通信モジュール3045と、判断モジュール3050と、変更モジュール3060と、取得モジュール3070とを備え得る。処理モジュール3005は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。記憶モジュール3010は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメモリに対応し得る。フォーマッティングモジュール3015は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。維持モジュール3020は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。区分モジュール3025は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。一態様では、区分モジュール3025は、割り振りモジュール(図示せず)を備え得る。割り振りモジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。受信モジュール3040は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。送信モジュール3041は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。一態様では、送信モジュール3041は、スプーフィングモジュール(図示せず)を備え得る。スプーフィングモジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。通信モジュール3045は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。判断モジュール3050は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。変更モジュール3060は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。取得モジュール3070は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージインタープリタに対応し得る。一態様では、取得モジュール3070は、マッピングモジュール(図示せず)および合成モジュール(図示せず)の1つまたは複数を備え得る。マッピングモジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。合成モジュールは、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。
図31は、図21中のマクロノード2110など、さらに別の例示的なマクロノードの機能ブロック図である。図示のように、マクロノード3100は、処理モジュール3105と、記憶モジュール3110と、フォーマッティングモジュール3115と、受信モジュール3140と、送信モジュール3141と、通信モジュール3145と、判断モジュール3150と、取得モジュール3170とを備え得る。処理モジュール3105は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。記憶モジュール3110は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメモリに対応し得る。フォーマッティングモジュール3115は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージフォーマッタに対応し得る。受信モジュール3140は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。送信モジュール3141は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェースに対応し得る。通信モジュール3145は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。判断モジュール3150は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサに対応し得る。取得モジュール3170は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメッセージインタープリタに対応し得る。
開示したプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
本明細書で提示する実施形態および他の実施形態はさらに、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2009年2月13日に出願された「High Rate Packet Data (HRPD) Idle State Handout From Femto to Macro Access Network」と題する仮出願第61/152589号でより詳細に説明されている。本明細書では本発明の特定の例について説明しているが、当業者なら、発明の概念を逸脱することなく本発明の変形物を考案することができる。たとえば、本明細書の教示は、パケット交換ドメインネットワーク要素に言及しているが、回路交換ネットワーク要素に等しく適用可能である。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれを使用しても表され得ることを、当業者なら理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示した例に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、方法およびアルゴリズムは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、方法、およびアルゴリズムについて、概してそれらの機能に関して上記で説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示した例に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンとすることができる。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で開示した例に関して説明した方法またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはそれらの2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で既知の任意の他の形態の記憶媒体中に常駐することができる。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取り、その記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化することができる。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐することができる。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体でよい。限定ではなく、例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを担持または記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
開示した例の前述の説明は、当業者が本発明を実施または使用できるようにするために与えたものである。これらの例の様々な変更形態は、当業者には容易に明らかになるものであり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の例に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書で示した例に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲が与えられるべきである。