JP5358676B2 - フィルタ回路、送信フィルタ回路、半導体集積回路及び通信機器並びにフィルタ回路のタイミング調整方法 - Google Patents

フィルタ回路、送信フィルタ回路、半導体集積回路及び通信機器並びにフィルタ回路のタイミング調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、高速通信を実現するために高速処理が可能な送信フィルタに関する。
従来、信号をアンテナから送信する通信システムでは、送信信号の必要周波数帯域を送信フィルタで取り出し、この送信信号をRF(Radio Frequency)部で搬送波とミキシングして変調した後、送信信号としてアンテナから送信している。ミリ波通信システム向けの送信フィルタとして、IEEE802.15.3cではα(roll-off factor)=0.25のRRC(Root Raised Cosine)フィルタが規格として定められている。ここで、α=0.25のRRCフィルタをアナログフィルタで実現するには、14次以上のフィルタが必要であり、チップ化するには現実的ではなく、送信フィルタの実現が大きな課題となっている。
そこで、従来、例えば特許文献1では、送信フィルタとして、デジタルフィルタとDACとで実現した構成が提案されている。この送信フィルタの構成を図9に示す。
同図において、1は送信フィルタ、2はデジタルフィルタ、3はDAC(Digital to Analog Converter)、4はPLL回路、5はLPF(Low Pass Filter)である。この送信フィルタ1では、デジタルフィルタ2の出力は、DAC3でアナログ値に変換された後、DAC3の後段に接続したLPF5で高周波成分をカットされる。前記デジタルフィルタ2及びDAC3は、共に、前記PLL回路4からクロックがクロック配線6を介して供給されて動作する。この送信フィルタ1は、数MHz程度の速度の通信に使用される。
特表2008−527935号公報(第1図)
ところで、近年では、無線PAN(Personal Area Network)に位置付けられる30〜300GHz帯域を用いたミリ波無線通信システムが注目されている。その主な理由は2つあり、1つ目は60GHz帯域は免許不要帯域であること、2つ目はCMOS微細化に伴って60GHzのRF(Radio Frequency)部も1チップ化可能になりつつあることが挙げられる。
そこで、前記従来の数MHz程度の速度の通信に使用される送信フィルタを数GHzの通信システムに使用することを考えると、次の課題が生じる。
即ち、前記従来の送信フィルタでは、前記デジタルフィルタ2とDAC3とがデータ値を正しく取り込むためには、供給されるクロックと入力されるデータとの関係が適切なタイミング関係にある必要があるが、前記デジタルフィルタ2とDAC3とに前記PLL回路4から各々独立にクロックを供給した場合には、クロック配線の抵抗成分及び寄生容量成分等による遅延や、クロック配線6に挿入されるバッファ(図9では図示せず)による遅延が生じ、これらの遅延やその遅延ばらつき等を考慮した上で、タイミング設計を行う必要がある。しかしながら、数GHzの高速信号を扱う場合には、供給されるクロックと入力されるデータとの間のタイミング制約が一層厳しくなり、マージンの確保が極めて困難になるという課題がある。
このように従来の数MHz程度の速度の通信に使用される送信フィルタでは、数GHzの通信システムで使用するためには、タイミングマージンの確保が極めて困難である。
本発明の目的は、例えば数GHzの高速通信システムで使用する場合にも、タイミングマージンの確保が比較的容易な送信フィルタ等を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、フィルタ回路において、タイミング設計に影響するクロック配線の抵抗成分や寄生容量成分等による遅延を削減したり、複数チャネルの信号を送信するための送信フィルタでは各チャネルへのクロックを共用する構成を採用する。
具体的に、請求項1記載の発明のフィルタ回路は、複数個のデジタルフィルタと、複数個のデコーダを内蔵するDACとを備え、前記複数個のデジタルフィルタと前記DACの複数個のデコーダとは並列処理を行うフィルタ回路であって、前記DACへ基準クロックを供給するPLL回路と、前記DAC内に配置され、前記供給された基準クロックを分周する分周器とを備え、前記分周器で生成された分周クロックは、前記DAC内の前記複数個のデコーダを含むパラレル処理部及び前記複数個のデジタルフィルタへ供給されることを特徴とする。
請求項2記載の発明の送信フィルタ回路は、前記請求項1記載のフィルタ回路が、信号をアンテナから出力するRF部の前段に配置される送信フィルタであることを特徴とする。
請求項3記載の発明の半導体集積回路は、前記請求項1記載のフィルタ回路又は請求項2記載の送信フィルタ回路を搭載したことを特徴とする。
請求項4記載の発明の通信機器は、前記請求項1記載のフィルタ回路、請求項2記載の送信フィルタ回路又は請求項3記載の半導体集積回路を搭載したことを特徴とする。
請求項5記載の発明のフィルタ回路は、複数チャネルの信号を持つフィルタ回路であって、前記複数チャネルに等しい個数のデジタルフィルタ及びDACを備え、前記複数個のDACは、PLL回路からの基準クロック配線に挿入されるクロックバッファを共有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項5記載のフィルタ回路において、前記複数チャネルの信号は、I信号とQ信号とからなる直交信号であることを特徴とする。
請求項7記載の発明のフィルタ回路は、デジタルフィルタと、前記デジタルフィルタのデジタル出力をアナログ値に変換するDACとを備えたフィルタ回路において、前記DACの出力信号を期待値と比較する比較器を有し、前記比較器の比較結果に応じて、前記DACへ供給するクロック信号の遅延又は前記DAC内でのデータの遅延が調整されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項7記載のフィルタ回路のタイミング調整方法であって、所定のタイミングテスト期間において、前記デジタルフィルタからテスト信号を前記DACへ入力し、その後、前記テスト信号が入力された前記DACの出力信号を、前記比較器において、前記テスト信号に対する期待値と比較するタイミングテストを行い、前記DACの出力信号が前記期待値と等しい場合には、通常動作モードへ移行し、前記DACの出力信号が前記期待値と一致しない場合には、前記DACへ供給するクロック信号の遅延又は前記DAC内でのデータの遅延を調整することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項8記載のフィルタ回路のタイミング調整方法であって、前記DACへ供給するクロック信号の遅延又は前記DAC内でのデータの遅延を調整した後、再度、前記タイミングテストを行うことを、前記DACの出力信号が前記期待値と等しくなるまで繰り返すことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項8記載のフィルタ回路のタイミング調整方法において、前記タイミングテスト期間は、電源起動時であることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項8記載のフィルタ回路のタイミング調整方法において、前記テスト信号は、期待値が所定回数連続して同じ値を取るパターンに設定され、この同じ値を取るサイクルを変更する信号であり、前記比較器は、前記DACのサンプリング周波数よりも低い周波数で動作することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項8記載のフィルタ回路のタイミング調整方法において、前記テスト信号は、DAC内に配置されるデータ切り替え用の複数個のスイッチを全て変化させるパターンであることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記請求項7記載のフィルタ回路において、前記DACへ供給するクロック信号の遅延は、前記クロック信号を供給するクロック配線に配置されるバッファの電流能力を変更して行われることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記請求項7記載の送信フィルタ回路が、信号をアンテナから出力するRF部の前段に配置される送信フィルタであることを特徴とする。
請求項15記載の発明の半導体集積回路は、前記請求項7記載のフィルタ回路又は前記請求項14記載の送信フィルタ回路を搭載したことを特徴とする。
請求項16記載の発明の通信機器は、前記請求項15記載の半導体集積回路を搭載したことを特徴とする。
請求項17記載の発明の半導体集積回路は、複数個のデジタル回路と、複数個のデコーダを内蔵するDACからなり、前記複数個のデジタル回路と前記DACの複数個のデコーダとは、それぞれ並列処理を行う回路であって、前記DACへ供給される基準クロックと、前記DAC内に配置され、前記供給された基準クロックを分周するする分周器とを備え、前記分周器で生成された分周クロックは、前記DAC内の前記複数個のデコーダを含むパラレル処理部、及び前記複数個のデジタル回路を含むパラレル処理部へ供給されることを特徴とする。
請求項18記載の発明の通信機器は、請求17記載の半導体集積回路を搭載したことを特徴とする。
以上により、本発明では、高速動作するフィルタ回路を実現するために、デジタルフィルタを複数個配置すると共に、DAC内にデコーダを複数個配置したパラレル処理部を設ける場合に、これら複数個のデジタルフィルタとDAC内のパラレル処理部への分周クロックを生成する分周器をDAC内に配置したので、基本クロックを生成するPLL回路からDACまでの間のタイミングケアが不要になり、その結果、数GHzで高速動作させるフィルタ回路でのタイミングマージンが確保し易くなる。
また、本発明では、複数チャネルの信号を持つフィルタ回路において、複数個のDACがPLL回路からの基準クロック配線に挿入されるクロックバッファを共有するので、複数チャネルの信号の線形性が良好に確保される。
更に、本発明では、比較器を設け、その比較器での比較結果に応じてフィルタ回路でのデータとクロックとの間のタイミング関係を補正できるので、半導体の製造プロセスでのばらつきや、経年劣化に起因するタイミングエラーが有効に防止される。
以上説明したように、本発明のフィルタ回路によれば、データとクロック間のタイミングマージンを確保し易くなり、数GHzで高速動作するフィルタ回路を実現することが可能である。
本発明の実施形態1における送信フィルタ回路の構成を示す図である。 本発明の実施形態2における送信フィルタ回路の構成を示す図である。 同送信フィルタ回路に備えるDACの内部構成を示す図である。 本発明の実施形態3における送信フィルタ回路の構成を示す図である。 デジタルフィルタの具体例を示す図である。 PLL回路の具体例を示す図である。 本発明の実施形態4におけるミリ波通信システムの全体概略構成を示す図である。 は同ミリ波通信システムで使用するデジタルフィルタに入力されるゼロ挿入2倍アップサンプルデータの一例を示す図である。 従来の送信フィルタ回路の構成を示す図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1における送信フィルタ回路の構成を示す。
図1において、1は送信フィルタであって、この送信フィルタ1には、2個並列のデジタルフィルタ2と、1個のDAC3と、PLL回路4と、LPF5とが備えられる。
前記DAC3には、内部に、2個並列のデコーダ7と、パラレル−シリアル変換回路8と、スイッチドライバ9と、スイッチ10と、電流源11とが備えられる。このDAC3は、電流加算型DACであって、前記2個のデジタルフィルタ2から入力されるバイナリーデータを前記2個のデコーダ7で各々16進数等にデコードした後、前記パラレル−シリアル変換回路8で1つのシリアルデータに変換し、前記スイッチドライバ9に入力して、前記スイッチ10を駆動する。従って、前記電流源11から出力される電流は、前記2個並列のデジタルフィルタ2からのデジタルデータに応じて出力及び反転出力が制御されて、所望のアナログ値を得る。
本実施形態では、前記送信フィルタ1は数GHzで高速動作させる。この高速動作の送信フィルタを比較的容易に実現するために、複数個(n個)のデジタルフィルタ2を並列動作させる。これにより、各デジタルフィルタ2の動作周波数は送信フィルタ1の動作周波数の1/nで済むので、各デジタルフィルタ2を容易に構成可能である。例えば、送信フィルタ1を3.456GHzで高速動作させる場合には、本実施形態ではデジタルフィルタ2は2個並列であるので、各デジタルフィルタ2を1.728GHzで並列動作させれば済む。
前記2個のデジタルフィルタ2で入力データを並列処理する関係上、前記DAC3内では、デジタルフィルタ2の個数に等しい2個のデコーダ7が備えられる。この2個のデコーダ7は、2個のデジタルフィルタ2の出力を並列にデコード処理し、それ等のパラレルデータをその後段のパラレル−シリアル変換回路8で1つのシリアルデータに変換する。従って、これらのデコーダ7の動作周波数も送信フィルタ1の動作周波数の1/nで済む。
前記PLL回路4は基準クロックCLK1を生成する。この基準クロックCLK1は、基準クロック配線15を介して前記DAC3内のスイッチドライバ9に供給される。
一方、DAC3内には、分周器6が配置される。この分周器6は、前記基準クロック配線15から前記基準クロックCLK1が供給され、この基準クロックCLK1を2分周する。この2分周クロックCLK2は、2分周クロック配線16を介して前記並列動作する2個のデジタルフィルタ2と前記DAC3内のパラレル動作部(即ち、2個のデコーダ7及びパラレル−シリアル変換回路8)とに供給される。
前記高速動作するDAC3の出力データと、前記PLL回路4からDAC3へ供給する基準クロックCLK1は、差動で伝送される。
次に、本実施形態1の動作を説明する。先ず、DAC3内のタイミングを考える。スイッチドライバ9には基準クロックCLK1が、2個のデコーダ7には2分周クロックCLK2が供給される。この時、スイッチドライバ9に入力されるデータと基準クロックCLK1との間の遅延要素は、分周器6の遅延、2分周クロック配線16の遅延(この2分周クロック配線16にバッファを配置する場合には更にバッファの遅延)、パラレル−シリアル変換回路8の遅延、データ配線の遅延である。
ここで、前記2分周クロックCLK2をPLL回路4内で生成して前記DAC3内のパラレル動作部に供給する場合には、2分周クロック配線が長くなり、より大きな遅延を考慮する必要が生じること、及び、基準クロックCLK1と2分周クロックCLK2との周波数が異なる関係上、PLL回路4からDAC3までの基準クロック配線15での寄生容量等に起因する遅延と、PLL回路4からDAC3までの2分周クロック配線での寄生容量等に起因する遅延も考慮する必要が生じる。従って、この場合には、PLL回路4を起点としたより上位レベルでのタイミング検証が必要となる。しかし、本実施形態では、分周器6がDAC3内に配置されているので、分周器6の基準クロックCLK1入力点を起点としてタイミング検証できる。従って、PLL回路4とDAC3間のタイミングケアが不要となり、また、2分周クロック配線16の配線長の短縮により、タイミングマージンを確保し易くなる。
次に、前記デジタルフィルタ2について考えると、DAC3内の分周器6の2分周クロックCLK2をデジタルフィルタ2のクロックとして用いているので、前記と同様に、PLL回路4とDAC3間のタイミングケアが不要となる。
尚、以上の説明では、デジタルフィルタ2とDAC3内のデコーダ7とを2パラレル構成としたが、例えば8パラレル構成など、パラレル数を増やしても良いのは勿論である。
このように、DAC3内で分周した2分周クロックCLK2をDAC3内のパラレル処理部と2個並列のデジタルフィルタ2でのデータ並列処理に用いるので、タイミング設計時の遅延要素を削減でき、高速化が可能となる。
(実施形態2)
図2及び3は本発明の実施形態2における送信フィルタ回路の構成を示す。
図2は、1組のI/Q信号などの複数チャネルの信号を送信するための送信フィルタ回路を示す。同図の送信フィルタ回路では、I信号用のデジタルフィルタ2a、DAC3a及びLPF5aと、Q信号用のデジタルフィルタ2b、DAC3b及びLPF5bとが備えられる。
このような1組のI/Q信号用の送信フィルタ回路では、図3に示すように、各DAC3a、3b内に備えるスイッチドライバ9へ基準クロックCLK1を供給する基準クロック配線15にバッファ12を挿入し、このバッファ12を前記2個のDAC3a、3b間で共有する構成を採用している。
次に、本実施形態2の動作を説明する。1組のI/Q信号を送信する場合、前記各DAC3a、3bからの2つの信号の出力タイミングが異なると、送信信号の線形性が劣化する。
本実施形態では、各DAC3a、3bにおいて基準クロック配線15のバッファ12を共有しているので、各DAC3a、3b内のスイッチ10は、相互にほぼ同タイミングで駆動されるので、各DAC3a、3bからの2つの出力信号はほぼ同時に出力される。
このように、本実施形態では、基準クロック配線15のバッファ12を2個のDAC3a、3b間で共有したので、送信信号の線形性が劣化するのを有効に防止する効果がある。
尚、本実施形態では、送信信号は1組のI/Q信号としたが、この信号以外でも良く、また3つ以上の送信信号にも同様に適用可能である。
(実施形態3)
図4は、本発明の実施形態3における送信フィルタ回路の構成を示す。
図4では、新たに比較器13を配置し、この比較器13においてDAC3の出力信号と期待値17とを比較する点が特徴である。その他の構成は、図1と同様であるので、図1と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、電源起動時などのタイミングテスト期間において、デジタルフィルタ2からDAC3にテスト信号14を入力する。この時のDAC3の出力を前記比較器13により期待値17と比較する。DAC3の出力結果が前記期待値17と一致しない場合には、DAC3への基準クロック配線15に配置したDAC3内のバッファ12の電流調整能力を調整してその遅延を調整したり、DAC3内のスイッチドライバ9へのデータの入力タイミング(遅延)を変更する。この動作を前記期待値17通りの値が得られるまで行う。そして、前記期待値17が得られたタイミングで通常動作の通信を開始する。
送信フィルタ回路が高速で動作するときには、既述の通りタイミング設計が困難となるため、本実施形態では、電源起動時にタイミングの検証と補正とを行う。予め準備したテスト信号14と対応する期待値17とを準備しておき、比較器13により期待値17が得られているかどうかを判定する。この判定がOKである場合には、そのまま通常動作モードに移行する。一方、その判定がNGの場合には、前記バッファ12又はデータの遅延を変更して再度テスト信号14を入力し、比較器13で期待値17との比較判定を行って、その判定がOKとなるまで以上の動作を繰り返す。
送信フィルタの動作が高速な場合には、DAC3の出力信号も高速になる関係上、前記テスト信号14は、期待値17が所定回数連続して同じ値を取る信号とすれば、比較器13は高速動作が不要となり、低周波数で動作可能である。尚、前記テスト信号14は、所定回数連続して同じ値を取るサイクル数を変化させる。
また、前記電流加算型DAC3の電流源11及びスイッチ10の組は、実際には内部で複数組が並列接続されているので、これ等複数組のスイッチ10を全て動作させるようなテスト信号パターンとすれば、より正確な補正を行うことができる。
以上により、プロセスばらつきや素子の劣化に起因するタイミングエラーを有効に防止することが可能となる。
尚、前記第1〜第3の実施形態では、本発明を送信フィルタ回路に適用したが、送信フィルタ以外のフィルタ回路に対しても同様に適用できるのは、勿論である。
(デジタルフィルタの具体例)
前記デジタルフィルタ2の内部構成を図5に基づいて説明する。
送信フィルタ回路1として十分な特性を得るために、デジタルRRCフィルタ2を転送レートの2倍の周波数で動作させる。例えば、転送レートが1.728Gbpsである場合には、デジタルフィルタ2の動作周波数は3.456GHzとなる。デジタルフィルタ2の入力信号は、1.728Gbpsのバイナリデータを0挿入2倍アップサンプルしたものとなる。バイナリデータを0挿入2倍アップサンプルとは、図8に示すように、元データを速度2倍でサンプリングしつつ、それ等のサンプリングデータ間に0値を挿入することを言う。
3.456GHz動作のデジタルフィルタ2を実現するには、既述の通り、並列処理が有効であるが、並列処理をすると回路規模は増大する。
そこで、本具体例では、回路規模の増大を抑制しながら並列処理を行い得るように、入力信号が0挿入2倍アップサンプルされたものであることを利用して、図5の通り回路規模の増大を抑制している。
図5に示したデジタルフィルタ2は、8並列化した構成例を示す。8並列であるので、クロック信号clkは、3.456GHzの1/8である432MHzとなる。
図5において、dfin0〜3はデジタルフィルタ入力信号である。8並列構成であるので、本来は8入力必要であるが、0挿入2倍アップサンプルであるため、挿入された0値を除外して4入力としている。
図5において、SRは並列入力信号用のシフトレジスタであり、遅延量が小さい順に、信号xkp30、xkp20、xkp10…xkm80を出力する。
また、c00、c05、c10…c80はデジタルフィルタ係数である。これ等の係数を適切に設定することによって、RRC(Root Raised Cosine)フィルタの特性を得ることができる。
PS1〜PS8は積和演算を行うブロックである。シフトレジスタSRの出力と係数c00…とを乗算し、その乗算結果を全て加算した値を出力する。その出力値は時間的に古い順にykpm0、ykp05、ykp10…ykp35となる。8並列処理であるので、8つの値を同時に出力している。これらの値がDAC3への入力となる。
ここで特徴的であるのは、各々の積和演算ブロックPS1〜PS8には、偶系列の係数セット(c00、c10、c20…c80)か、又は奇系列の係数セット(c05、c15、c25…c75)の何れかのみが与えられている点である。全係数の半分のみで出力値を求めることにより、積和演算ブロックの回路規模を半減させることができている。
(PLL回路の構成)
図6は前記PLL回路5の内部構成の一例を示す。
PLL回路5は、DAC3の動作に必要となる数GHz、例えば3.456GHzの差動クロックを生成する。
図6において、PLL回路5は、位相比較器PL001と、チャージポンプPL002と、フィルタPL003と、電圧制御発振器PL004と、分周器PL005とにより構成されており、入力されるPLLリファレンスクロックRCLKから必要となる周波数の差動クロックCLK1を生成する。
前記位相比較器PL001は、PLLリファレンスクロックRCLKと分周器PL005の出力信号との位相同士を比較し、その比較結果に応じてアップ信号又はダウン信号をチャージポンプPL002に出力する。チャージポンプPL002は、位相比較器PL001からの信号を受け、その信号がアップ信号の場合にはフィルタPL003へ充電することによりフィルタPL003の電圧を上げ、一方、ダウン信号の場合はフィルタPL003から放電することによりフィルタPL003の電位を下げる。電圧制御発振器PL004は差動型リングオシレータ(図示せず)を内蔵し、フィルタPL003の電圧に応じた電流を差動型リングオシレータに流すことにより、所望の周波数の差動クロックCLK1を出力する。分周器PL005は、電圧制御発振器PL004の出力信号を分周して位相比較器PL001に出力する。
DAC3で使用するクロックのデューティー比は50%近傍が求められる。また3.456GHzという高周波数のために、PLL回路5から出力されたクロックCLK1は、差動のまま差動バッファ(図示せず)を介してDAC3に伝送される。
(実施形態4)
図7は、本発明の第4の実施形態を示す。本実施形態は、前記第1の実施形態の送信フィルタ回路を有するミリ波通信システムの全体構成を示す。
同図に示したミリ波通信システムは、BB(Base Band)部20と、RF部21とを有する。データ送信系では、送信データをRRC(Root Raised Cosine)フィルタを備えた前記第1の実施形態の図1の送信フィルタ回路(図7ではPLL回路4の図示を省略している)22を通した後、RF部21に送る。このRF部21では、PLL回路25及びVCO26により生成される約60GHzの搬送波と前記送信フィルタ回路22を通った送信信号とをミキサ27で変調し、この変調信号をAMP(Amplifier)28で増幅し、BPF(Band Pass Filter)29を通して送信信号としてアンテナ30から送信される。
一方、受信系では、アンテナ40から受信した受信信号をRF部21内のBPF41及びAMP42を通した後、D検波器43で信号波形のエンベロープを検出し、更にLPF44を通してBB部20に送り、クロックリカバリ回路45で信号の同期をとりながら、復調部46で受信データを復調する。
尚、本実施形態では、送信フィルタ回路22は、第1の実施形態で示した構成を示したが、これに限定されず、第2又は第3の実施形態で示した構成であっても良いのは勿論である。
以上説明したように、本発明は、数GHzの高速動作する送信フィルタ回路を提供できるので、ミリ波通信向けなどに必要な高速RRCフィルタを実現する回路として有用である。
1 送信フィルタ
2 デジタルフィルタ
3、3a、3b DAC
4 PLL回路
5 LPF
6 分周器
7 デコーダ
8 パラレル−シリアル変換回路
9 スイッチドライバ
10 スイッチ
11 電流源
12 バッファ
13 比較器
14 テスト信号
17 期待値
CLK1 基準クロック
CLK2 2分周クロック
15 クロック配線
16 2分周クロック配線

Claims (18)

  1. 複数個のデジタルフィルタと、複数個のデコーダを内蔵するDACとを備え、
    前記複数個のデジタルフィルタと前記DACの複数個のデコーダとは並列処理を行うフィルタ回路であって、
    前記DACへ基準クロックを供給するPLL回路と、
    前記DAC内に配置され、前記供給された基準クロックを分周する分周器とを備え、
    前記分周器で生成された分周クロックは、前記DAC内の前記複数個のデコーダを含むパラレル処理部及び前記複数個のデジタルフィルタへ供給される
    ことを特徴とするフィルタ回路。
  2. 前記請求項1記載のフィルタ回路は、信号をアンテナから出力するRF部の前段に配置される送信フィルタである
    ことを特徴とする送信フィルタ回路。
  3. 前記請求項1記載のフィルタ回路又は請求項2記載の送信フィルタ回路を搭載した
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 前記請求項1記載のフィルタ回路、請求項2記載の送信フィルタ回路又は請求項3記載の半導体集積回路を搭載した
    ことを特徴とする通信機器。
  5. 複数チャネルの信号を持つフィルタ回路であって、
    前記複数チャネルに等しい個数のデジタルフィルタ及びDACを備え、
    前記複数個のDACは、PLL回路からの基準クロック配線に挿入されるクロックバッファを共有する
    ことを特徴とするフィルタ回路。
  6. 前記請求項5記載のフィルタ回路において、
    前記複数チャネルの信号は、
    I信号とQ信号とからなる直交信号である
    ことを特徴とするフィルタ回路。
  7. デジタルフィルタと、
    前記デジタルフィルタのデジタル出力をアナログ値に変換するDACとを備えたフィルタ回路において、
    前記DACの出力信号を期待値と比較する比較器を有し、
    前記比較器の比較結果に応じて、前記DACへ供給するクロック信号の遅延又は前記DAC内でのデータの遅延が調整される
    ことを特徴とするフィルタ回路。
  8. 前記請求項7記載のフィルタ回路のタイミング調整方法であって、
    所定のタイミングテスト期間において、
    前記デジタルフィルタからテスト信号を前記DACへ入力し、
    その後、前記テスト信号が入力された前記DACの出力信号を、前記比較器において、前記テスト信号に対する期待値と比較するタイミングテストを行い、
    前記DACの出力信号が前記期待値と等しい場合には、通常動作モードへ移行し、前記DACの出力信号が前記期待値と一致しない場合には、前記DACへ供給するクロック信号の遅延又は前記DAC内でのデータの遅延を調整する
    ことを特徴とするフィルタ回路のタイミング調整方法。
  9. 前記請求項8記載のフィルタ回路のタイミング調整方法であって、
    前記DACへ供給するクロック信号の遅延又は前記DAC内でのデータの遅延を調整した後、再度、前記タイミングテストを行うことを、前記DACの出力信号が前記期待値と等しくなるまで繰り返す
    ことを特徴とするフィルタ回路のタイミング調整方法。
  10. 前記請求項8記載のフィルタ回路のタイミング調整方法において、
    前記タイミングテスト期間は、電源起動時である
    ことを特徴とするフィルタ回路のタイミング調整方法。
  11. 前記請求項8に記載のフィルタ回路のタイミング調整方法において、
    前記テスト信号は、
    期待値が所定回数連続して同じ値を取るパターンに設定され、この同じ値を取るサイクルを変更する信号であり、
    前記比較器は、前記DACのサンプリング周波数よりも低い周波数で動作する
    ことを特徴とするフィルタ回路のタイミング調整方法。
  12. 前記請求項8に記載のフィルタ回路のタイミング調整方法において、
    前記テスト信号は、DAC内に配置されるデータ切り替え用の複数個のスイッチを全て変化させるパターンである
    ことを特徴とするフィルタ回路のタイミング調整方法。
  13. 前記請求項7記載のフィルタ回路において、
    前記DACへ供給するクロック信号の遅延は、前記クロック信号を供給するクロック配線に配置されるバッファの電流能力を変更して行われる
    ことを特徴とするフィルタ回路。
  14. 請求項7に記載のフィルタ回路は、信号をアンテナから出力するRF部の前段に配置される送信フィルタである
    ことを特徴とする送信フィルタ回路。
  15. 前記請求項7に記載のフィルタ回路又は請求項14記載の送信フィルタ回路を搭載した
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  16. 請求項15記載の半導体集積回路を搭載した
    ことを特徴とする通信機器。
  17. 複数個のデジタル回路と、複数個のデコーダを内蔵するDACからなり、
    前記複数個のデジタル回路と前記DACの複数個のデコーダとは、それぞれ並列処理を行う回路であって、
    前記DACへ供給される基準クロックと、
    前記DAC内に配置され、前記供給された基準クロックを分周するする分周器とを備え、
    前記分周器で生成された分周クロックは、前記DAC内の前記複数個のデコーダを含むパラレル処理部、及び前記複数個のデジタル回路を含むパラレル処理部へ供給される
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  18. 請求17記載の半導体集積回路を搭載した
    ことを特徴とする通信機器。
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