JP5357893B2 - 迅速超長鎖pcrのための単一酵素系 - Google Patents
迅速超長鎖pcrのための単一酵素系 Download PDFInfo
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Description
本出願は、2007年12月27日出願の米国仮特許出願第61/016,850号、および2008年1月31日出願の第61/025,047号に優先権を請求し;該出願の全開示は、その全体が本明細書に援用される。
発明の分野
本発明は長鎖核酸断片の合成法に関する。特に、本発明は、単一DNAポリメラーゼを含有する配合物を用いて、長鎖および超長鎖核酸断片を増幅するためのPCR法に関する。
長鎖核酸断片の迅速なPCR増幅のためのいくつかの方法において、単一の熱安定性DNAポリメラーゼ、4つのヌクレオシド三リン酸、適切な緩衝剤、および他の潜在的に望ましい構成要素であって、別個のバイアル中にあるか、あるいは全部で1つ、2つ、3つ、またはそれより多い別個のバイアルを形成するように異なる組み合わせで一緒に混合されているかいずれかのこうした前記構成要素、および例えば増幅プロセスで使用するために意図されるターゲット核酸を懸濁するためのブランクまたは緩衝液バイアル、ならびにユーザーマニュアルを含む、キットの形などのプレミックスを用いてもよい。場合によって、キットにはまた、オリゴヌクレオチド・プライマーおよび陽性対照のための対照テンプレートも含まれる。
ラムダDNAの増幅のために用いたプライマーは、それぞれ:順方向プライマー506: 5’−GCT GAA GTG GTG GAA ACC GC−3’(配列番号3);逆方向プライマー23141: 5’−ACA GCC AAG CTT GCA GAA ACG A−3’(配列番号4)、43768: 5’−AAC GTG TCC GCG CCT TTG ATT T−3’(配列番号5)、47513: 5’−TTT CCT GAC AGT GAC AGA CTG CGT−3’(配列番号6)、および21539: 5’−GCC TCG CAT ATC AGG AAG CAC−3’(配列番号7)である。
a)ラムダDNAからの20kbアンプリコンの増幅
50ngのバクテリオファージラムダDNA(cI857ind 1 Sam 7)(New England Biolabs)を用い、そして25mM Tricine KOH pH8.7、1.4mM酢酸マグネシウム、0.02%Rhodafac RE−960(ノニルフェノールポリオキシエチレンエーテル、リン酸エステル)、またはGeneAmp XL PCRキット緩衝剤(Applied Biosystems Inc.)のいずれか、および0.2mM dATP、0.2mM dCTP、0.2mM dTTP、0.2mM dGTP、0.4μMの順方向プライマー506、0.4μMの逆方向プライマー21539を含有する最終体積25μl中で、増幅を行った。KClまたは酢酸カリウムの量を図1に示すように変動させた。氷上で反応を組み立て、その後、15ngのTba DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
72℃−2.5分間
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
50ngのバクテリオファージラムダDNA(cI857ind 1 Sam 7)を用い、そして25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.6mM酢酸マグネシウム、0.02%RE−960、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.4μMの順方向プライマー506−S、0.4μMの逆方向プライマー47513−Sおよび示す量のET−SSBを含有する最終体積25μl中で、増幅を行った。氷上で反応を組み立て、その後、15ngのTbaまたは20ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−10分間
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
アンプリコンの長さを伸長するため、TbaおよびTbaエキソ*DNAポリメラーゼの両方がラムダDNAテンプレートの98%を含む47kbアンプリコンを増幅するのを可能にした。どちらの酵素も予期される産物の頑強な増幅を提供し、エキソ*酵素がよりよい収量を有した。一本鎖DNA結合タンパク質(SSB)が、PCR反応の収量および特異性を改善しうるという文献報告がある。商業的に入手可能な熱安定性SSB(ET−SSB)を添加しても、これらのPCR反応は増進されず、非常に多量のET−SSBを添加すると、阻害が見られた(図2)。本発明者らは、本発明者らの単一酵素系が、試験したうちで最長の直鎖DNA、47kbを増幅可能であると結論づけた。さらなる実験によって、反応収量を改善するため、反応パラメーターを変化させた相対的効果を調べた。
50ngのバクテリオファージラムダDNA(cI857ind 1 Sam 7)を用い、そして25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、1.4mM酢酸マグネシウム、0.02%RE−960、またはGeneAmp XL PCRキット緩衝剤(Applied Biosystems Inc.)のいずれか、および0.2mM dATP、0.2mM dCTP、0.2mM dTTP、0.2mM dGTP、0.4μMの順方向プライマー506−S、0.4μMの逆方向プライマー21539−Sを含有する最終体積25μl中で、増幅を行った。氷上で反応を組み立て、その後、20ngのTba DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
72℃−示す伸長時間(図3を参照されたい)
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
長鎖PCRに対する伸長時間の影響を、いくつかの緩衝系において、ラムダDNA由来の20kbアンプリコンに対して調べた。わずか1分間の伸長時間で優れた収量の産物が得られ、試験した緩衝剤間で収量のわずかな変動を伴いつつ、300ヌクレオチド/秒を超える伸長速度が示された。伸長時間を増加させた結果、産物量が増加したが、時間がより長い(10〜20分間)と、ゲルのウェル中に巨大分子量の非特異的物質の集積が見られた(図3)。増幅の最適条件は、20kbアンプリコンに関して、およそ2.5〜5分間、または0.1〜0.2分/kbであり、先に示される方法よりはるかに短い時間である。
5または50ngいずれかのバクテリオファージラムダDNA(cI857ind 1 Sam 7)を用い、25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、1.4mM酢酸マグネシウム、0.02%RE−960、および0.4μMの順方向プライマー506−S、0.4μMの逆方向プライマー23141−Sを含有する最終体積25μl中で、増幅を行った。所定の量で、dNTPを変動させ、各反応において、4つのヌクレオチドはすべて、同じ所定の濃度を有した。dNTP濃度全体の総量よりも0.6mM多いように、マグネシウム濃度を調節した。氷上で反応を組み立て、その後、15ngのTbaまたは20ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃または72℃−4分間
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
この実施例において、本発明者らは、4つのdNTPすべての濃度を増加させる一方、マグネシウムを一定に過剰に維持して、重合反応の駆動を補助した。dNTP濃度を増加させると、すべての場合で、22kb産物DNAがよりよい収量で生じた(3つの各セットにおいて、第一および第三のレーンを比較されたい)。さらに、本発明者らは、この反応に関して、伸長温度の影響、ならびにTba DNAポリメラーゼの2つの変異体の相対的感度も調べた。72℃から69℃への伸長反応温度のわずかな減少は、最低限からわずかに陽性の影響を有した。より興味深いことに、Tbaエキソ*DNAポリメラーゼは、より低い濃度のテンプレートで、はるかにより高い活性を示した(図4)。
50pgのバクテリオファージラムダDNA(cI857ind 1 Sam 7)を用いて、25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、0.02%RE−960、および0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.4μMの順方向プライマー506−S、0.4μMの逆方向プライマー23141−Sを含有する最終体積25μl中で、増幅を行った。総マグネシウム濃度を示す。氷上で反応を組み立て、その後、20ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−4分間
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
長鎖PCR反応は、マグネシウム塩濃度に対して非常に感受性であることが知られる。本発明者らが選択した条件が最適であるかどうかを評価するため、本発明者らは、高い感度を持つ反応(50pg投入DNA)を実行し、そしてマグネシウム濃度を変動させた。すべての場合で正しい産物サイズが作製されたが、添加する酢酸マグネシウム2.4mM〜2.6mMで、マグネシウム濃度の鋭い最適値がある(図5)。これは、本発明者らの実験の範囲内であり、そしてこの系においては、マグネシウム二価陽イオン濃度に対する厳しい制御が必要であることが示される。
示す量のバクテリオファージラムダDNA(cI857ind 1 Sam 7)を用い、そして25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.6mM酢酸マグネシウム、0.02%RE−960、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.4μMの順方向プライマー506−S、0.4μMの逆方向プライマー23141−Sを含有する最終体積25μl中で、増幅を行った。氷上で反応を組み立て、その後、15ngのTbaまたは20ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−4分間
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
Tbaエキソ*ポリメラーゼが、より少量の投入テンプレートを使用可能であった、上記観察を考慮して、2つの型のTba DNAポリメラーゼの相対的感度を評価した。減少する量のテンプレートを増幅反応に添加した。野生型Tba DNAポリメラーゼは、これらの条件下では、比較的高濃度(>5ng)のテンプレートでのみ、22kbアンプリコンを合成可能であった。しかし、エキソ*型での増幅は、少なくとも1000倍高い感度を有した。わずか50pgの出発ラムダDNAから高収量の22kb産物が合成され、5pg投入DNAで、測定可能な産物が得られた(図6)。これは、投入出発DNAに対して高い度合いの増幅が行われたことを示す。これは、これらの非常に長い産物DNAの合成に関して、先に報告されるよりも、はるかに高いレベルの感度に相当し、そしてゲノムDNAにおいて長いアンプリコンを分析するのに非常に有用である。
5pgのバクテリオファージラムダDNA(cI857ind 1 Sam 7)を用い、そして25mM Tricine KOH 8.7、40mM酢酸カリウム、2.4mM酢酸マグネシウム、0.02%RE−960、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.4μMの順方向プライマー506、0.4μMの逆方向プライマー23141(図7に示すように、通常またはホスホロチオエート含有のいずれか)を含有する最終体積25μl中で、増幅を行った。ヒトJurkat(T細胞白血病)ゲノムDNA(New England Biolabs)の量を、示すように変動させた。氷上で反応を組み立て、その後、40ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−2.5分間
第3段階−69℃10分間
4℃にして貯蔵。
これらの酵素がゲノムDNAの増幅に有用であるためには、特異的ゲノムDNAに対してPCRを行う際に存在するであろう非常に過剰な非特異的配列の存在によって、多大には影響を受けてはならない。非常に低濃度のターゲットを用いて、混入ゲノムDNAに対する感度に関して、Tbaエキソ*の活性を試験した。5pgのラムダテンプレートの22kbアンプリコンへの増幅は、最大104過剰(質量による)ゲノムDNAによって影響を受けなかった(図7)。非特異的ゲノムDNAに対する、この相対的非感受性によって、ゲノムDNA自体に包埋された配列からの長鎖PCRの試験が可能になった。
a)大腸菌ゲノムDNAからの10.9kbアンプリコンの増幅
製造者の指示にしたがって、ILLUSTRATM細菌ゲノムDNAミニスピンキット(GE Healthcare)を用いて、大腸菌ゲノムDNAを単離した。25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.4mM酢酸マグネシウム、0.02%ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルリン酸メチルエステル(Rhodafac RE−960 Rhone Poulenc)、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.4μMの順方向プライマーfhlA−FP1−S、0.4μMの逆方向プライマーrpoS−RP1−S(J. Bact.(2000)182 pp5381−5390)中の示す量のDNAを用いて、最終体積25μl中で、増幅を行った。氷上で反応を組み立て、その後、40ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−1または2.5分間のいずれか
第3段階−69℃10分間
4℃にして貯蔵。
試験したすべての条件下で、精製大腸菌DNAから特異的10.9kbアンプリコンが容易にそしてきれいに増幅され、予期されるサイズの産物を生じた。本発明者らは、わずか1分の伸長時間で産物を見出しうるが、伸長時間を増加させると、収量は改善される。出発物質量を増加させると収量が改善される(2.5ngを10ng投入DNAに比較されたい)が、投入テンプレートをさらに増加させてもまったく効果はなく、この時点で、テンプレートに関しては系が飽和していることが示唆される(図8)。比較のため、これらのプライマーセットの元来の増幅(J. Bact.(2000)182 pp5381−5390)は12時間より長い時間を要し、一方、記載する増幅は1.5時間未満で実行され、この酵素系の有用性がさらに立証される。
製造者の指示にしたがって、ILLUSTRATM細菌ゲノムDNAミニスピンキットを用いて、ラムダ溶原菌を含有する株(JS4588ラムダ+)から大腸菌ゲノムDNAを単離した。20mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.4mM酢酸マグネシウム、0.02%RE−960、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.4μMの順方向プライマー506、0.4μMの逆方向プライマー23141中の示す量のDNAを用いて、最終体積25μl中で、増幅を行った。氷上で反応を組み立て、その後、40ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−2.5または5分間のいずれか
第3段階−69℃10分間
4℃にして貯蔵。
増幅したゲノムDNAの長さをさらに伸長するため、ラムダ溶原菌由来のDNAを調製した。大腸菌ゲノムDNAの背景に包埋されたこのラムダDNAの増幅を調べると、精製ラムダDNAを含む上記実施例に直接比較することが可能であった。22kbラムダDNAアンプリコンの増幅は、優れた収量の正しいサイズの産物を生じた(図9)。この背景における増幅時間は、精製DNAに関するものより幾分長いが、先の方法に比較するとなお迅速であり、そしてゲノムDNAの長いストレッチを増幅するためのこの方法の有用性が立証される。
黄色ブドウ球菌亜種アウレウスの3つの株由来のゲノムDNAをATCCから得た(黄色ブドウ球菌亜種アウレウスATTC(登録商標)10832D−5TM、黄色ブドウ球菌亜種アウレウスATTC(登録商標)35556TM=SA113、および黄色ブドウ球菌亜種アウレウスATTC(登録商標)700699TM)。Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.4mM酢酸マグネシウム、0.02%ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルリン酸メチルエステル(Rhodafac RE−960 Rhone Poulenc)、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.4μMの順方向プライマーA10−F、0.4μMの逆方向プライマーA10−R(Zakour, B.N.ら, Nuc. Acids Research 32:17−24(2004))中の示す量のDNAを用いて、最終体積25μl中で、増幅を行った。氷上で反応を組み立て、その後、40ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−示すように、1または2.5分間のいずれか
第3段階−69℃10分間
4℃にして貯蔵。
試験したすべての条件下で、精製黄色ブドウ球菌亜種アウレウスDNAから特異的10.9kbアンプリコンが容易にそしてきれいに増幅され、予期されるサイズの産物を生じた。産物は、わずか1分の伸長時間で増幅されるが、伸長時間を増加させると、収量は改善される。出発物質量を増加させると収量が改善される(2.5ngを10ng投入DNAに比較されたい)が、投入テンプレートをさらに増加させてもまったく効果はなく、この時点で、テンプレートに関しては系が飽和していることが示唆される(図10)。比較のため、これらのプライマーセットの元来の増幅(Zakour, B.N.ら, Nuc. Acids Research 32:17−24(2004))は8時間より長い時間を要し、一方、本明細書に記載する増幅は1.5時間未満で実行され、この単一酵素系の有用性がさらに立証される。
ロドバクター・スフェロイデス由来のゲノムDNAをATCCから得た(ロドバクター・スフェロイデス(van Niel)Imhoffら ATTC(登録商標)BAA−808TM)。Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.5mM酢酸マグネシウム、0.02%ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルリン酸メチルエステル(Rhodafac RE−960 Rhone Poulenc)、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.1μMの順方向プライマー、0.1μMの逆方向プライマー、および示す量のテトラメチレンスルホキシド(TMSO)中の10ngのゲノムDNAを用いて、最終体積25μl中で、増幅を行った。氷上で反応を組み立て、その後、100ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ98℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−98℃−1分間
第2段階−15反復
98℃−15秒間
72℃−10分間
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
ロドバクター・スフェロイデスのゲノムは、平均68%GC含量であることから、PCRによる増幅が特に困難である。この難題にもかかわらず、試験したすべての条件下で、精製ロドバクター・スフェロイデスDNAから10.4、10.7および14kbの特異的アンプリコンが容易にそしてきれいに増幅され、予期されるサイズの産物を生じた。TMSOを添加すると、GCリッチテンプレートの増幅が増進されると考えられる(Chakrabati R.およびSchutt C.E., Biotechniques 32, pp 866−872, 2002)が、このTMSO添加は、本発明者らの系において、ほとんどまたはまったく影響がなかったことから、より長い増幅時間を必要とするものの、これらの困難なテンプレートの増幅にはこの条件が十分であることが示唆される。
ヒト・ゲノムDNAをテンプレートとして用いて、ヒト・ミトコンドリアDNAの12.4kbアンプリコンの増幅を評価することによって、ヒト・ゲノムDNAに存在する非常に低濃度のターゲットの増幅に関するTbaエキソ*DNAポリメラーゼの能力を試験した。ヒト・ゲノムDNAは、約0.1%のミトコンドリアDNAを含有する(すなわち15ngゲノムDNAはほぼ15pgのミトコンドリアDNAを有すると予期される)。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−15または20反復
94℃−15秒間
68℃−30秒間
69℃−示すように、2.5分間または5分間のいずれか
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
ILLUSTRATMゲノムPrep Midi Flowキットを用いて、ヒト全血から調製したヒト・ゲノムDNA 50ngを用いて、最終体積25μl中で増幅を行った。増幅反応はまた、25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.5mM酢酸マグネシウム、0.02%ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルリン酸メチルエステル(Rhodafac RE−960 Rhone Poulenc)、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTPも含有した。同じ個々のプライマー濃度の単一または多重化のいずれかで、順方向および逆方向プライマー各0.1μMのプライマーを用いた。氷上で反応を組み立て、その後、100ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ94℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−94℃−1分間
第2段階−20反復
94℃−15秒間
68℃−10分間
第3段階−68℃10分間
4℃にして貯蔵。
11kb〜19kbの範囲のヒトDNAのいくつかのアンプリコンを評価することによって、ヒト・ゲノムDNAにおける単一コピー・ターゲットの増幅に関して、Tbaエキソ*の活性を試験した。第II期HapMapプロジェクトにおける遺伝子型決定のため、Perlegen Sciencesによって設計されたプライマーセットから、ランダムにアンプリコンを採用した。試験したプライマーは、予期されるサイズの産物のきれいな増幅を生じた。さらに、単に、PCR反応にすべてのプライマーを含めることによって、多重化形式で、4つのアンプリコンすべてが増幅可能であった。これは、Tbaエキソ*が、分析のために、異なる染色体由来の単一コピー・ヒトDNAの長いストレッチを増幅する能力だけでなく、多重化においてこれらの増幅を行うための特異性も有することを立証する。
ILLUSTRATMゲノムPrep Midi Flowキットを用いて、ヒト全血から調製したヒト・ゲノムDNA 100ngを用いて、最終体積25μl中で増幅を行った。増幅反応はまた、25mM Tricine KOH pH8.7、40mM酢酸カリウム、2.4mM酢酸マグネシウム、0.02%ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルリン酸メチルエステル(Rhodafac RE−960 Rhone Poulenc)、0.5mM dATP、0.5mM dCTP、0.5mM dTTP、0.5mM dGTP、0.1μMの順方向プライマー、および0.1μMの逆方向プライマーも含有した。氷上で反応を組み立て、その後、100ngのTbaエキソ*DNAポリメラーゼを添加して、そしてあらかじめ96℃に加熱したPCR熱サイクラーに入れることによって、反応を開始した。
第1段階−96℃−1.5分間
第2段階−25反復
96℃−15秒間
70℃−10分間(〜20kbアンプリコンに関して)または20分間(〜40kbアンプリコンに関して)
第3段階−72℃10分間
4℃にして貯蔵。
遺伝子の大きいセグメントの構造を分析するため、ヒトCFTR遺伝子全域で、タイル状20kbアンプリコンを設計した(図14C)。これらのプライマー対のセットをまず増幅して、およそ20kbの産物を得た。続いて、別のプライマー対を用いて、40kbアンプリコンを生成し(例えば20514順方向と20446逆方向では、40kb#1が生じた)、それによって、全部で60kbの連続DNAに関して、2反応において、80kbを超えるDNAを増幅した。さらに、産物を捕捉するため、プライマーの1つをビオチン化した(19665順方向)。これらの非常に長いストレッチのDNAを反復して増幅する能力と、ビオチンなどの捕捉標識でのアンプリコンのタグ化、ならびに先のセクションに示すような多重化能を組み合わせると、Tbaエキソ*に基づく増幅反応系は、ゲノム分析の強力なツールとなる。
Claims (19)
- 長鎖核酸ターゲット領域配列をPCR増幅するための方法であって:
(a)増幅ターゲットを含む核酸試料を提供し;
(b)オリゴヌクレオチド・プライマー、配列番号2のTba DNAポリメラーゼである単一の熱安定性DNAポリメラーゼおよびデオキシヌクレオシド三リン酸を添加して、反応混合物を形成し;そして
(c)熱周期条件下で前記反応混合物をインキュベーションして、多数の増幅されたPCR産物を形成するプライマーの伸長によって、前記ターゲットの増幅を促進する
工程を含み、
前記増幅が、他の酵素またはタンパク質またはペプチドの非存在下で行われ、そしてさらに前記の増幅されたPCR産物が長さ少なくとも10kbである
前記方法。 - さらに、1分あたりに、前記増幅ターゲットの少なくとも2kbが伸長される、請求項1の方法。
- さらに、1分あたりに、前記増幅ターゲットの少なくとも5kbが伸長される、請求項1の方法。
- さらに、1分あたりに、前記増幅ターゲットの少なくとも10kbが伸長される、請求項1の方法。
- さらに、1分あたりに、前記増幅ターゲットの少なくとも20kbが伸長される、請求項1の方法。
- 前記の増幅されたPCR産物が長さ少なくとも20kbである、請求項1の方法。
- 前記の増幅されたPCR産物が長さ少なくとも40kbである、請求項1の方法。
- 前記の増幅されたPCR産物が長さ少なくとも50kbである、請求項1の方法。
- 前記の増幅されたPCR産物が長さ少なくとも100kbである、請求項1の方法。
- 前記プライマーがエキソヌクレアーゼ耐性プライマーである、請求項1の方法。
- 前記核酸試料が低複雑性核酸試料である、請求項1の方法。
- 前記核酸試料がゲノムDNAである、請求項1の方法。
- 前記核酸試料が細菌または哺乳動物ゲノムDNAである、請求項1の方法。
- 前記核酸試料がヒト・ゲノムDNAである、請求項1の方法。
- 前記増幅ターゲットが60%以上のGC含量を有する、請求項1の方法。
- 前記プライマーに、異なる増幅ターゲット用の多数のプライマー対が含まれ、そして前記反応が多数の増幅産物を産生する、請求項1の方法。
- 長鎖核酸断片のPCR増幅用の配合物であって、配列番号2のTba DNAポリメラーゼである単一の熱安定性DNAポリメラーゼ、オリゴヌクレオチド・プライマー、dATP、dCTP、dGTP、dTTP、核酸テンプレートおよび前記増幅反応に適した反応緩衝剤を含み、増幅されるPCR断片が長さ少なくとも10kbであり、さらに前記配合物にいかなるさらなる酵素またはタンパク質またはペプチド組成物も含まれない、前記配合物。
- 少なくとも10kbの長鎖核酸断片をPCR増幅するためのキットであって、配列番号2のTba DNAポリメラーゼである単一の熱安定性DNAポリメラーゼ、dATP、dCTP、dGTP、dTTP、前記増幅反応に適した反応緩衝剤、ユーザーマニュアルおよびオリゴヌクレオチド・プライマーを含む、前記キット。
- 長鎖ターゲット核酸分子の相補鎖を合成するための方法であって:
(a)ターゲット核酸分子を相補的プライマー分子に曝露して、ターゲットへのプライマーのハイブリダイゼーションを達成し;そして
(b)配列番号2のTba DNAポリメラーゼである単一の熱安定性DNAポリメラーゼおよびdNTPの存在下、重合条件下で、プライマーを高温で伸長する
工程を含み;
前記伸長ターゲットが60%以上のGC含量を有し、前記伸長が他の酵素またはタンパク質またはペプチドの非存在下で実行され、そして伸長される核酸鎖が長さ少なくとも10kbである、前記方法。
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