JP5357496B2 - 堆積体の硬化の検査方法 - Google Patents
堆積体の硬化の検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5357496B2 JP5357496B2 JP2008271112A JP2008271112A JP5357496B2 JP 5357496 B2 JP5357496 B2 JP 5357496B2 JP 2008271112 A JP2008271112 A JP 2008271112A JP 2008271112 A JP2008271112 A JP 2008271112A JP 5357496 B2 JP5357496 B2 JP 5357496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- absorber
- deposit
- displacement
- absorbent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
図1は、本発明の堆積体の硬化の検査方法が行われる吸収性物品の製造装置1の一例を示している。図1に示すように、本実施形態の製造装置1においては、帯状の表面シート2Fと帯状の裏面シート2Bとの間に、繊維及び/又は粒子の堆積体3が所定間隔で配置された帯状の吸収性物品連続体を製造し、該連続体を切断して、使い捨ておむつ等の吸収性物品を製造する装置である。
この製造装置1は、吸収性材料を吸引する回転ドラム4を備えている。この回転ドラム4の周面には周方向に沿って一定間隔で凹部4aが形成されている。この凹部4aには、吸収性材料供給手段5により飛散状態にて粉砕パルプと吸収性ポリマーの混合物が、吸引により収容されて堆積する。回転ドラム4の内部は、複数の区域に分かれており、図中、マイナス(−)記号が付された区域は負圧状態となっており、プラス(+)記号が付された区域は空気が送り込まれることにより正圧状態となっている。従って、マイナスの区域では堆積体3は凹部4aに吸引された状態で保持され、回転ドラム4の回転によってプラスの区域に達したとき凹部4aから剥離し、キャリアシート6Aに転移する。キャリアシート6Aとしては、例えば、透水性の薄手の不織布やティッシュペーパー等が用いられる。
キャリアシート6A上に載置された堆積体3は、キャリアシート6Aと共に搬送される。キャリアシート6Aと共に搬送された堆積体3の上面には、キャリアシート6Aと同様の材質からなるキャリアシート6Bが供給され、堆積体3はキャリアシート6Aとキャリアシート6Bとの間に挟み込まれる。これにより、キャリアシート6A,6B間に堆積体3が配置された構成の長尺状の吸収体3Aが形成される。
次いで、吸収体3Aは、一対のロールを備える圧縮ロール部11に導入され、加圧されて厚みの調整が行われる。厚みの調整が行われた吸収体3Aは、更に搬送され、所定の位置で、堆積体3の前後が不図示の分断機により分断される。そして、分断後の吸収体3Aが、個々の吸収性物品を構成する表面シート2Fと裏面シート2Bとにより挟み込まれる。
そして、表面シート2Fと裏面シート2Bとにより吸収体3Aが挟み込まれて形成された吸収性物品連続体(帯状積層体)2Cは、サイドカットロール12で側部のトリミングが行われ、次いで、横断方向切断用のカットロール13により、各吸収体3Aの前後でシート横断方向に切断される。この切断により、吸収性物品連続体2Cが、個々の吸収性物品2,2・・に分割される。
上記圧縮ロール部11では、後述するような吸収体3Aの硬化の有無の検査が行われるが、硬化が発生した吸収体3Aは不良品であるので、不良品は排出部14から排出される。
圧縮ロール部11は、一対のロールを備えており、その一方は変位可能に支持された変位ロール15Aであり、他方は変位不可能に支持された固定ロール15Bである。本実施形態においては、ロールの変位の検知が変位ロール15Aに対して行われる。加工中の変位ロール15Aは常時変位しているので、製造装置1の演算部が吸収体3Aに硬化が発生したと判定するためには、検出値に対して閾値を決める必要がある。この閾値は実験的又は経験的に定めることができ、どの程度の変位量をもって硬化が生じたと判定させるかは、要求される品質等に応じて適宜に設定できる。
そして、変位ロール15Aについて閾値以上の変位が検知された場合に製造装置1の演算部は吸収体3Aに硬化が生じたと判定する。一方、変位ロール15Aについて閾値未満の変位が検知された場合に製造装置1の演算部は吸収体3Aに硬化が生じていないと判定する。
変位計22は、センサ部23と、このセンサ部23による距離の測定対象である長尺状の被測距バー24とを備えている。被測距バー24の一端側はスライダ16Aに固定され、スライダ16Aと共に移動する。被測距バー24は、例えば磁性体からなり、被測距バー24の他端側がセンサ部23に対して接離すると、透磁率が変化する。この変化を検出してセンサ部23と被測距バー24との間隔の変化が測定される。この場合、センサ部23は磁気センサであるが、磁気センサの他、光センサなどを用いることもできる。光センサの場合には、センサ部から光を出射し、被測距バー24の上面で光を反射させ、再びセンサ部に受光させる構成が採られる。
図5の構成とは反対に、4本の短いロールを変位ロールとし、2本の長いロールを固定ロールとする構成も採用することができる。この構成の場合、変位ロール毎にセンサ部を設けるとよい。
更に、一対のロールとして、吸収体3Aにエンボス模様を付与するためのエンボスロール等を用いることもできる。また、凹部15aを設けるロールは、固定ロール15Bに代えて変位ロール、あるいは両者とすることもできる。また、一対の変位ロール間で吸収体を圧縮することもできる。
尚、身体から排出される液の吸収に用いられる吸収性物品としては、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、パンティライナー(下り物シート)、失禁パッド、母乳パッド等が挙げられる。これらの吸収性物品は、一般には、液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート、及びこれらの両シート間に介在された吸収体を具備している。
繊維材料としては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維やコットン、酢酸セルロース等の親水性繊維等を用いることができ、これらには、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニルモノマー重合体の繊維等を混在させてもよい。また、吸収性ポリマーとしては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。
2 吸収性物品
2F 表面シート
2B 裏面シート
2C 吸収性物品連続体
3 堆積体
3A 吸収体
3a 隆起部
4 回転ドラム
4a 凹部
5 吸収性材料供給手段
6A,6B キャリアシート
7 粉砕機
8 フィーダー
9 ダクト
10 バキュームボックス
11 圧縮ロール部
12 サイドカットロール
13 カットロール
14 排出部
15A 変位ロール
15B 固定ロール
15a 凹部
16A,16B スライダ
16a 溝
17 ガイド柱
17a レール部
18 拘束部材
19 エアシリンダ
20 シリンダ本体
21 ピストン
21a 押圧部
22 変位計
23 センサ部
24 被測距バー
25 第1ロール群
26 第2ロール群
27 第3ロール群
K 吸収体の硬化した部分
R1 搬送ロール
R2 駆動ロール
R3 テンションロール
V ベルト
Claims (3)
- 繊維及び/又は粒子の堆積体を一対のロール間に導入して、該堆積体を圧縮するように加圧し、該堆積体の加圧中に生じるロールの所定値以上の変位を検知することにより、該堆積体に硬化が生じたか否かを検査する、堆積体の硬化の検査方法であって、
前記堆積体は、吸収性物品の吸収体に用いられるものであり、前記硬化は、堆積に偏りが生じたことに起因して生じたものであり、
一対の前記ロールは、一方が変位可能に支持された変位ロールであり、他方が変位不可能に支持された固定ロールであり、該変位ロールの所定値以上の変位を検知し、
前記変位ロールの変位として、該変位ロールの回転軸の変位を検知する、堆積体の硬化の検査方法。 - 吸収体の検査工程を具備する吸収性物品の製造方法であって、
吸収体の検査工程においては、吸収体について、請求項1に記載の堆積体の硬化の検査方法により、該吸収体に硬化が生じたか否かを検査する吸収性物品の製造方法。 - 前記検査方法により硬化が生じたと判定された吸収体を、該検査方法により硬化が生じていないと判定された吸収体の搬送ラインから除外する、硬化品除外工程を具備する、請求項2に記載の吸収性物品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271112A JP5357496B2 (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | 堆積体の硬化の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271112A JP5357496B2 (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | 堆積体の硬化の検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010101647A JP2010101647A (ja) | 2010-05-06 |
JP5357496B2 true JP5357496B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=42292425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008271112A Active JP5357496B2 (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | 堆積体の硬化の検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5357496B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104316420A (zh) * | 2014-10-10 | 2015-01-28 | 杭州市质量技术监督检测院 | 基于压力传感器的被类产品压缩回弹性测试仪 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7094656B2 (ja) * | 2017-01-06 | 2022-07-04 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品の製造方法 |
CN112326435B (zh) * | 2021-01-07 | 2021-04-23 | 南京沃智仪器科技有限公司 | 一种无纺布尿不湿弹力检测装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3719819B2 (ja) * | 1997-06-13 | 2005-11-24 | 花王株式会社 | 吸収性物品用吸収体の製造方法及び吸収性物品 |
JP2001349824A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-21 | Omron Corp | 紙質測定装置 |
JP2002062577A (ja) * | 2000-08-22 | 2002-02-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | インスタントフイルム詰まり検出装置 |
JP2002162387A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Sunrex Industry Co Ltd | シート中の異物検出装置及び検出方法 |
US6565914B2 (en) * | 2001-07-11 | 2003-05-20 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Method for controlling deposited polymer on a substrate |
JP2003166810A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-13 | Kao Corp | 不良品の検出方法 |
US6703846B2 (en) * | 2002-01-16 | 2004-03-09 | Paragon Trade Brands, Inc. | Superabsorbent polymer targeting registration of dry formed composite cores |
JP4580736B2 (ja) * | 2004-11-18 | 2010-11-17 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸液性芯材成型ドラム |
JP2007025920A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | National Printing Bureau | 紙葉類の剛性2次元分布による真偽判別方法及びその装置 |
JP4884204B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2012-02-29 | 花王株式会社 | 吸収体の製造方法 |
-
2008
- 2008-10-21 JP JP2008271112A patent/JP5357496B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104316420A (zh) * | 2014-10-10 | 2015-01-28 | 杭州市质量技术监督检测院 | 基于压力传感器的被类产品压缩回弹性测试仪 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010101647A (ja) | 2010-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210361497A1 (en) | Absorbent core comprising a high loft central layer and channels | |
CN107072849B (zh) | 莫尔效应层合体及其制备方法 | |
US9235884B2 (en) | Inspecting apparatus and inspecting method of absorbent sheet-like member related to absorbent article | |
JP5357496B2 (ja) | 堆積体の硬化の検査方法 | |
JP6620271B2 (ja) | 吸収体の製造方法及び吸収性物品の製造方法 | |
TW201417782A (zh) | 吸收性物品 | |
EP3451992B1 (en) | Absorbent article with indicated absorption zone | |
JP2021045255A (ja) | 吸収性物品の製造方法 | |
JP6647009B2 (ja) | 吸収体の製造装置及び製造方法 | |
JP6210798B2 (ja) | 異物検出方法及び異物検出装置 | |
JP2018110606A (ja) | 吸収性物品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130521 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130830 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5357496 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |