JP5356631B1 - 農業生産情報管理システム、サーバ装置および農業生産情報管理用プログラム - Google Patents

農業生産情報管理システム、サーバ装置および農業生産情報管理用プログラム Download PDF

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Abstract

データベース11に記憶された出荷計画データと出荷実績データとに基づいて、今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出する出荷量予測部16と、当該算出した今後の各出荷時期における予測出荷量と、今後の各出荷時期における計画出荷量とに基づいて、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況を予測する不足状況予測部17と、予測した不足状況に関するデータを需要者端末2に送信することによって報知を行う不足状況報知部18とを備え、複数の出荷時期(例えば月次の出荷時期)から成る一定期間(例えば年間)の出荷計画に対して、一定期間の途中までの出荷実績がデータベース11に登録されると、それ以降、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況が予測計算され、その結果が需要者端末2に報知されるようにする。

Description

本発明は、農業生産情報管理システム、サーバ装置および農業生産情報管理用プログラムに関し、特に、各圃場における農産物の生産者が使用する生産者端末と、農産物の需要者が使用する需要者端末と、サーバ装置とがインターネットを介して接続可能に構成されたシステムに関するものである。
従来、コンピュータを用いて農業を支援するシステムが提案されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。特許文献1には、農産物の生産者や栽培履歴などのトレーサビリティ情報を2次元バーコード付きの結束テープ等を利用して効率よく管理、照会するシステムが開示されている。この特許文献1に記載のシステムにおいて、小売業者端末は、レシートを所持する購入者の利用者端末から、生産履歴照会番号を含むトレーサビリティ情報の閲覧要求を受信し、この生産履歴照会番号に対応するトレーサビリティ情報を記憶装置から読み出して利用者端末に返信するように構成されている。
また、特許文献2には、農家の農業経営を支援するシステムが開示されている。この特許文献2に記載のシステムでは、農産物別に投入した作業内容・作業量・作業発生日時を含む農作業日誌データと、投入した経費・経費発生日時を含む農業経費データと、回収した売上・売上発生日時を含む農業売上データとを入力してデータベース化する。そして、当該データベースを参照して、農産物別に作業労力を算出したり経費を算出したり売上を算出したりして、それらを分かりやすいように可視化して表示するように成されている。
また、特許文献3には、農産物の供給者と需要者との間において需給バランスを保つ農産物需給管理システム、および、注文主が希望する産地(農地)もしくは生産者により生産された農産物を使用した加工食品を注文主に提供するための加工食品受発注システムが開示されている。この特許文献3に記載の農産物需給管理システムでは、農産物の生産情報を記録した生産情報データベースと、農産物の需要情報を記録した需要情報データベースとを備え、生産情報に基づいてそれぞれの時期の各農地における各農産物の最低生産量の予測値を算出する。そして、当該予測値に基づいて、需要者への農産物の供給配分を農産物の種類、品種、供給可能時期毎に決定するように成されている。
特開2009−151668号公報 特開2010−257353号公報 特開2005−151851公報
一般的に、農家は農産物の年間の生産計画と出荷計画を立て、その計画に合うように日々の農作業を行っている。ところが、農産物の生育状況は気象条件によるところが大きく、計画通りの時期に計画通りの量の農産物を生産および出荷できるとは限らない。通常、実績が計画を下回り市場への供給不足が発生すると相場は上がり、実績が計画を上回り過剰供給が発生すると相場は下がる。
特許文献3に記載のシステムでは、農産物の最低生産量と生産時期を予測し、需要者への供給配分を決定しているが、その予測通りにならないのが現実である。そのため、卸売業者や小売業者等の需要者は、農産物がどの時期にどの程度の量だけ不足するのかを事前に把握することできず、その結果として実際の相場の変動に振り回されてしまうことが多い。需要者にしてみれば、できるだけ農産物の安定供給により品不足となることを回避して、相場が不用意に上がることは避けたいものであるが、これがなかなか実現できないという問題があった。
一方、農家等の生産者にしても、自身が管理する圃場については計画と実績との齟齬をある程度は把握できるものの、それを外部に伝えるための手段がないのが現実であった。そのため、需要者は、各圃場における農産物の生産状況についても、それが市場全体に対してどう影響するのかについても事前に予測することができず、適切な対応をとることが難しいという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、各圃場から出荷される農産物の不足状況を需要者が事前に把握して適切な対応をとることができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、データベースに記憶された出荷計画データと出荷実績データとに基づいて、出荷計画はあって出荷実績のない今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出する。また、当該算出した各出荷時期における予測出荷量と、出荷計画データに係る今後の各出荷時期における計画出荷量とに基づいて、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況を予測し、予測した不足状況に関するデータを需要者端末に送信することによって報知を行うようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、複数の出荷時期(例えば月次の出荷時期)から成る一定期間(例えば年間)の出荷計画に対して、一定期間の途中までの出荷実績がデータベースに登録されると、それ以降、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況が予測計算され、その結果が需要者端末に報知される。
そのため、卸売業者や小売業者等の需要者は、農産物がどの圃場でどの出荷時期にどのくらい不足するかを事前に把握することできる。これにより、需要者は、ある圃場においてある時期に品不足となる農産物を他の圃場から必要量だけ調達するように手配したり、最終消費者への販売調整を行ったりするなど、適切な対応をとることが可能となる。
本実施形態による農業生産情報管理システムの全体構成例を示す図である。 生産者が農作業を行う度に生産者端末に入力する各種情報の具体例を示す図である。 生産者が農作業を行う度に生産者端末に各種情報を入力するための操作画面の遷移例を示す図である。 消費者端末に表示される閲覧画面の一例を示す図である。 本実施形態によるサーバ装置の要部に係る機能構成例を示す図である。 2つの圃場におけるある農産物の出荷計画データの一例を示す図である。 2つの圃場におけるある農産物の出荷実績データの一例を示す図である。 本実施形態による出荷量予測部および不足状況予測部の処理内容を説明するための図である。 本実施形態による出荷量予測部および不足状況予測部の処理内容を説明するための図である。 需要者端末に表示される出荷時期の判定結果の画面例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による農業生産情報管理システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の農業生産情報管理システムは、各圃場における農産物の生産者が使用する生産者端末1と、農産物の需要者(卸売業者や小売業者など)が使用する需要者端末2と、農産物の最終消費者が使用する消費者端末3と、サーバ装置4とを備えている。
生産者端末1、需要者端末2および消費者端末3は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットあるいはスマートフォン等の端末により構成することが可能である。なお、消費者端末3は、小売店の店頭などに設置して最終消費者が自由に使えるようにした端末であってもよい。これらの生産者端末1、需要者端末2および消費者端末3は、インターネット10を介してサーバ装置4と接続可能に構成されている。
各圃場の生産者端末1では、生産者が農産物の出荷時期および出荷量に関する出荷計画データを入力し、インターネット10を介してサーバ装置4に送信する。例えば、農作物の生産を開始する時期に、月次の出荷量に関する計画を立て、これを各出荷時期(月次)の計画出荷量に関する出荷計画データとして生産者端末1に入力し、インターネット10を介してサーバ装置4に送信する。
また、各圃場の生産者端末1では、生産者が農産物の出荷時期および出荷量に関する出荷実績データを随時入力し、インターネット10を介してサーバ装置4に送信する。例えば、生産者が実際に農産物を収穫して出荷したときに、月毎の実績出荷量を出荷実績データとして生産者端末1に入力し、インターネット10を介してサーバ装置4に送信する。
また、各圃場の生産者端末1では、農産物の生産者が作業日、作業内容、予想出荷時期および予想出荷量を含む農作業報告データを随時入力し、インターネット10を介してサーバ装置4に送信する。ここで、作業日や作業内容については、生産者が実際に何らかの作業を行った際に毎回生産者端末1に入力し、インターネット10を介してサーバ装置4に送信する。
なお、生産者端末1への入力は作業の都度行うが、サーバ装置4への送信は一定期間分をまとめて行ってもよい。また、予想出荷時期および予想出荷量については必ずしも作業の都度入力する必要はなく、任意のタイミングで入力すればよい。また、予想出荷時期および予想出荷量は、生産者が農産物の生育状況やその年の気象条件などを考慮して、経験則等から予想される出荷時期と出荷量を入力する。
図2は、生産者が農作業を行う度に生産者端末1に入力する各種情報の具体例を示す図である。また、図3は、これらの情報を入力するための操作画面の遷移例(一部)を示す図である。本実施形態では、タッチパネルを用いてATM(現金自動預け払い機)方式で情報を入力できるようにしている。生産者は、画面の指示に従ってタッチするだけの簡単な操作により、必要な農作業報告データを順次入力することが可能である。
生産者が農作業報告データの1つとして出荷(収穫)に関するデータを入力する際、圃場毎に割り振られた識別番号をバーコードや2次元コード等により付した商品ラベルを発行し、これを出荷する農産物の包装資材に添付する。そして、生産者端末1において識別番号と圃場との紐付け情報を入力し、サーバ装置4に送信する。
農産物の最終消費者は、消費者端末3からサーバ装置4が提供するポータルサイトにアクセスし、購入した農産物の包装資材に添付されている商品ラベルに付された識別番号を消費者端末3から入力してサーバ装置4に送信することにより、その農産物の生産者名、連絡先、種蒔きから収穫までの間の一連の農作業のプロセスを閲覧することができるようになっている。また、識別番号と圃場の位置情報とを紐付けしておくことにより、圃場の位置を地図上に表示することも可能である。図4は、消費者端末3に表示される閲覧画面の一例を示す図である。
図5は、本実施形態によるサーバ装置4の要部に係る機能構成例を示す図である。図5に示すように、本実施形態のサーバ装置4は、その機能構成として、データベース11、出荷計画記録部12、出荷実績記録部13、報告データ記録部14、過去実績記録部15、出荷量予測部16、不足状況予測部17、不足状況報知部18、出荷時期判定部19、出荷時期報知部20および齟齬報知部21を備えている。
上記各機能ブロック11〜21は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜21は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶された農業生産情報管理用プログラムが動作することによって実現される。
したがって、上記各機能ブロック11〜21の機能は、農業生産情報管理用プログラムを例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。農業生産情報管理用プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。また、農業生産情報管理用プログラムをインターネット10等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードすることによっても実現できる。
出荷計画記録部12は、各圃場の生産者端末1において圃場毎に入力された農産物の出荷時期および計画出荷量に関する出荷計画データを受信してデータベース11に記憶させる。図6は、2つの圃場(熊本および徳島)におけるある農産物の出荷計画データの一例を示す図である。図6の例において、熊本の圃場(以下、熊本産という)では、11月に100トン、12月に200トン、1月に300トン、2月に200トン、3月に100トンの出荷量が計画されている。一方、徳島の圃場(以下、徳島産という)では、3月に100トン、4月に400トン、5月に200トン、6月に100トンの出荷量が計画されている。
出荷実績記録部13は、各圃場の生産者端末1において圃場毎に入力された農産物の出荷時期および実績出荷量に関する出荷実績データを受信してデータベース11に随時記憶させる。図7は、2つの圃場(熊本および徳島)におけるある農産物の出荷実績データの一例を示す図である。図7の例は、1月時点での出荷実績データを示している。熊本産は11月に100トン、12月に250トン、1月に400トンが実績として出荷されている。徳島産は出荷の実績がまだない。
報告データ記録部14は、各圃場の生産者端末1において圃場毎に随時入力された作業日や作業内容(図2に示した各種情報)、予想出荷時期および予想出荷量を含む農作業報告データを受信してデータベース11に随時記憶させる。
過去実績記録部15は、各圃場における過去の気温の推移と雨量の推移と農産物の出荷時期および出荷量とを関連付けて過去実績データとしてデータベース11に記憶させる。なお、過去の気温の推移および雨量の推移に関するデータは、生産者が生産者端末1から入力するものではなく、外部から購入するなどしてサーバ装置4のオペレータが入力するものである。一方、過去の出荷時期および出荷量に関するデータは、過去に生産者が生産者端末1から入力したものである。これらのデータの関連付けは、例えばサーバ装置4のオペレータがサーバ装置4の図示しない操作部を用いて行う。
出荷量予測部16は、出荷計画記録部12によりデータベース11に記憶された出荷計画データと、出荷実績記録部13によりデータベース11に記憶された出荷実績データとに基づいて、出荷計画はあって出荷実績のない今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出する。
図8および図9は、出荷量予測部16および不足状況予測部17の処理内容を説明するための図である。図8において、熊本産に関する出荷計画データと出荷実績データおよび、徳島産に関する出荷計画データは、それぞれ図6および図7に示した通りである。一方、熊本産に関しては、出荷量予測部16により、2月の出荷量が150トン、3月の出荷量が0トンと予測されている。これは以下の計算によるものである。
すなわち、熊本産の出荷計画データに係る出荷時期毎(11月〜3月)の計画出荷量を合計した総計画出荷量は、900トンである。また、同じく熊本産の出荷実績データに係る出荷時期毎(11月〜1月)の実績出荷量を累積した累積実績出荷量は、750トンである。よって、その差分の出荷量は150トンとなる。
この場合、出荷量予測部16は、上記のように算出した差分の出荷量と、出荷計画はあってまだ出荷実績のない今後の各出荷時期(2月〜3月)における計画出荷量とに基づいて、当該今後の各出荷時期における予測出荷量を算出する。具体的には、出荷量予測部16は、差分の出荷量を可能な限り出荷計画に近づける形で割り当てるようにして予測出荷量を算出する。
すなわち、出荷量予測部16は、まず2月の出荷量を予測するのであるが、1月の終了時点で計画の900トンに対して実績として既に750トンを出荷済みであるので、残りは150トンしかない。この150トンは2月の計画出荷量の200トンより少ないので、これを全て2月の予測出荷量とする。したがって、必然的に3月の予測出荷量は0トンとなる。
不足状況予測部17は、出荷量予測部16により算出された今後の各出荷時期における予測出荷量(図8の例では熊本産の2月の150トン、3月の0トン)と、データベース11に記憶された出荷計画データに係る今後の各出荷時期における計画出荷量(熊本産の2月の200トン、3月の100トン)とに基づいて、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況を予測する。図8の例では、熊本産で2月に50トン、3月に100トンが不足することを予測する。
図9に示すグラフにおいて、(1)は熊本産に関する11月〜3月の計画出荷量、(2)は熊本産に関する11月〜1月の実績出荷量、(3)は熊本産に関する2月〜3月の予測出荷量を示している。熊本産の実績が計画をオーバーして推移しているために、ポイントAに示されるように熊本産は2月の時点で50トン、3月の時点では100トンの品不足なることが不足状況予測部17により予測される。
以上のように、出荷量の実績が計画をオーバーして推移すると、その後で品不足が発生する可能性が高くなる。そこで、出荷量予測部16は、データベース11に記憶された出荷計画データに係る出荷時期毎の計画出荷量を累積した累積計画出荷量と、データベース11に記憶された出荷実績データに係る出荷時期毎の実績出荷量を累積した累積実績出荷量との差が所定の大きさ以上となった場合に、予測出荷量を算出するようにするのが好ましい。
図8の例では、累積実績出荷量が累積計画出荷量よりも20%以上多くなった場合に、予測出荷量を算出するようにしている。すなわち、11月の時点で累積計画出荷量は100トン、累積実績出荷量は100トンであるから、両者に差はない。よって、この時点ではまだ出荷量予測部16は予測出荷量を算出しない。
また、12月の時点で累積計画出荷量は300トン、累積実績出荷量は350トンであるから、実績が計画をオーバーしているものの、累積実績出荷量は累積計画出荷量よりも16.7%多いに過ぎない。よって、この時点でもまだ出荷量予測部16は予測出荷量を算出しない。
その後、1月になると、累積計画出荷量は600トン、累積実績出荷量は750トンとなるから、累積実績出荷量は累積計画出荷量よりも25%多くなる。よって、この時点で出荷量予測部16は予測出荷量を算出する。その計算の結果は図8および図9に示した通りである。
1つの圃場で品不足が発生すると、それを補うために他の圃場での出荷にも影響が及ぶ。図8および図9は、熊本産の品不足を徳島産で補う例を示している。ある圃場において他の圃場での品不足を補う場合、当該ある圃場の出荷量は当初から不足する可能性がある。よって、この場合は、累積実績出荷量が累積計画出荷量よりも20%以上多くなったか否かによらず、予測出荷量を算出するのが好ましい。
すなわち、出荷量予測部16は、熊本産の品不足を補う徳島産の予測出荷量を算出する際に、徳島産の出荷計画データに係る各出荷時期における計画出荷量と、熊本産について不足状況予測部17により予測された特定の出荷時期における不足量とに基づいて、今後の各出荷時期における予測出荷量を算出する。
具体的には、出荷量予測部16は、徳島産の出荷計画データに係る3月における計画出荷量(100トン)と、熊本産について不足状況予測部17により予測された3月における不足量(100トン)とに基づいて、3月における予測出荷量を200トン(=100+100トン)と算出する。その後、4月と5月は計画通りに出荷できると予測するが、その時点で徳島産の総計画出荷量を全て出荷し切ってしまうので、6月の予測出荷量は0トンとなる。
この場合、不足状況予測部17は、出荷量予測部16により算出された6月の予測出荷量(徳島産の0トン)と、データベース11に記憶された出荷計画データに係る6月の計画出荷量(徳島産の100トン)とに基づいて、徳島産で6月に100トンが不足することを予測する。
図9に示すグラフにおいて、(4)は徳島産に関する3月〜6月の計画出荷量、(5)は徳島産に関する3月〜6月の予測出荷量を示している。このグラフのポイントBは、3月に熊本産の不足量(A)を補うために徳島産が100トン必要となることを示している。また、ポイントCに示すように、徳島産を3月に100トン前倒しで多く出荷したために、徳島産は6月の時点で100トンの品不足になることが不足状況予測部17により予測される。
不足状況報知部18は、不足状況予測部17により予測された不足状況に関するデータを、インターネット10を介して需要者端末2に送信することによって報知を行う。この報知は、需要者端末2からサーバ装置4が提供するポータルサイトにアクセスが行われ、データ取得の要求がなされたときに行うようにしてもよい。
ここで需要者端末2に送信する不足状況に関するデータは、品不足が予測される出荷時期および不足量のデータであってもよいし、図9のようなグラフのデータであってもよい。需要者端末2は、サーバ装置4から送信されてきたデータを画面表示することにより、どの圃場でどの出荷時期にどのくらいの品不足が発生するのかを需要者に報知する。
出荷時期判定部19は、報告データ記録部14によりデータベース11に記憶された予想出荷時期および予想出荷量と、出荷計画記録部12によりデータベース11に記憶された出荷計画データに係る計画出荷時期および計画出荷量とを比較し、計画出荷時期の通りに出荷できるか、計画出荷時期より所定期間以上早く出荷できるか、計画出荷時期より所定期間以上出荷が遅れるかを判定する。
上述のように、計画出荷時期および計画出荷量は、農作物の生産を開始する時期に、生産者が月次の出荷量に関する計画を立てて生産者端末1からサーバ装置4に送信したものである。一方、予想出荷時期および予想出荷量は、種蒔きから収穫までの間の任意のタイミングで、生産者がそのときの農産物の生育状況や気象条件等から予想して生産者端末1からサーバ装置4に送信したものである。
出荷時期判定部19は、計画出荷量と同じ予想出荷量を出荷可能な予想出荷時期と計画出荷時期との差が所定期間より小さい場合は、ほぼ計画の通りに出荷できると判定する。また、出荷時期判定部19は、計画出荷量と同じ予想出荷量を出荷可能な予想出荷時期の方が計画出荷時期より所定期間以上早い場合は、計画より早く前倒しで出荷できると判定する。さらに、出荷時期判定部19は、計画出荷量と同じ予想出荷量を出荷可能な予想出荷時期の方が計画出荷時期より所定期間以上遅い場合は、計画より出荷が遅れると判定する。
出荷時期報知部20は、出荷時期判定部19により判定された結果を需要者端末2に送信することによって報知を行う。図10は、需要者端末2に表示される出荷時期の判定結果の画面例を示す図である。図10において、画面左側に地図が表示され、当該地図上に各圃場の位置が示されている。画面右側には、地図上に表示された各圃場における出荷時期の判定結果が表示されている。「↑」の表示は計画よりも前倒しで出荷できることを示し、「→」の表示は計画の通りに出荷できることを示し、「↓」の表示は計画より出荷が遅れることを示している。
需要者は、不足状況報知部18によって需要者端末2に報知される農作物の不足状況(どの圃場でどの出荷時期にどのくらいの不足が発生するかという予測情報)と、出荷時期報知部20によって需要者端末2に報知される出荷時期の情報とを閲覧することにより、ある圃場においてある時期に品不足となる農産物を、例えば前倒しで出荷が可能とされている他の圃場から必要量だけ調達するように手配したり、最終消費者への販売調整を行ったりするなど、適切な対応をとることが可能となる。
なお、ここでは出荷時期判定部19による出荷時期の判定結果を需要者端末2に送信して報知する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、前倒して出荷可能と判定された圃場の情報を出荷量予測部16に通知することにより、ある圃場で発生した品不足を補う他の圃場を出荷量予測部16が自動的に特定し、当該他の圃場での予測出荷量を算出するようにしてもよい。
図8の例で言うと、徳島産が計画より前倒しで農産物を出荷可能な圃場であると出荷時期判定部19により判定された場合、出荷時期判定部19は徳島産が前倒し可能であることを出荷量予測部16に通知する。この通知を受けて、出荷量予測部16は、熊本産で品不足が発生する2月以降に徳島産の出荷計画があることを確認した上で、熊本産の品不足を補う圃場として徳島産を特定し、先に述べたように徳島産の予測出荷量を算出する。
齟齬報知部21は、各圃場における今年の気温の推移および雨量の推移と、過去実績記録部15によりデータベース11に記憶された過去実績データ(各圃場における過去の気温の推移と雨量の推移と農産物の出荷時期および出荷量とを関連付けたデータ)とに基づいて、今年の出荷時期および出荷量を推定する。
すなわち、齟齬報知部21は、過去実績データで示される複数種類の気温の推移と雨量の推移の中から、今年の気温の推移および雨量の推移と最もパターンとして近いものを抽出する。そして、抽出した気温の推移と雨量の推移に関連付けられている出荷時期および出荷量を、今年の出荷時期および出荷量として推定する。
次いで、齟齬報知部21は、推定した今年の推定出荷時期および推定出荷量と、報告データ記録部14によりデータベース11に記憶された予想出荷時期および予想出荷量とを比較して、推定出荷時期と予想出荷時期との齟齬または推定出荷量と予想出荷量との齟齬の少なくとも一方が所定の大きさ以上である場合、その旨を知らせる情報を需要者端末2に送信することによって報知を行う。
すなわち、予想出荷時期および予想出荷量は生産者の経験則等をもとに入力されたものであるため、必ずしも客観性があるとは限らない。そこで、齟齬報知部21は、過去実績データの気温の推移と雨量の推移を利用したパターンマッチングから客観的に推定した出荷時期および出荷量と、生産者の経験則等による予想出荷時期および予想出荷量との齟齬の大きさを判定する。そして、齟齬が所定の大きさ以上である場合には需要者端末2にその旨の情報を送信して報知するようにしている。
この場合の報知の仕方は任意であるが、生産者による予想の確からしさを示す報知であるため、そのことが分かりやすい態様で報知するのが好ましい。例えば、図10に示した計画と予想の出荷時期の遅早に関する判定結果を示す画面において、「↑」、「→」、「↓」のマークと共に齟齬の報知情報を表示するようにしてもよい。このようにすれば、出荷時期の遅早に関する判定結果自体の確からしさを需要者に報知することができる。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、出荷計画データに係る出荷時期毎の計画出荷量を合計した総計画出荷量と、出荷実績データに係る出荷時期毎の実績出荷量を累積した累積実績出荷量とに基づいて、出荷計画はあって出荷実績のない今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出する。また、当該算出した各出荷時期における予測出荷量と、出荷計画データに係る今後の各出荷時期における計画出荷量とに基づいて、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況を予測し、予測した不足状況に関するデータを需要者端末2に送信することによって報知を行うようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、複数の出荷時期(例えば月次の出荷時期)から成る一定期間(例えば年間)の出荷計画に対して、一定期間の途中までの出荷実績がデータベース11に登録されると、それ以降、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況が予測計算され、その結果が需要者端末2に報知される。
そのため、卸売業者や小売業者等の需要者は、農産物がどの圃場でどの出荷時期にどのくらい不足するかを事前に把握することできる。これにより、需要者は、ある圃場においてある時期に品不足となる農産物を他の圃場から必要量だけ調達するように手配したり、最終消費者への販売調整を行ったりするなど、適切な対応をとることが可能となる。
また、本実施形態では、累積計画出荷量と累積実績出荷量との差が所定の大きさ以上となった場合に出荷量予測部16および不足状況予測部17の処理を実行するようにしている。このようにすれば、出荷量の実績が計画をオーバーして推移し、品不足の発生する可能性が高くなった適切なタイミングで農産物の不足状況をあらかじめ予測して需要者に報知することができる。
また、本実施形態では、ある圃場(例えば、徳島産)における今後の出荷量および不足状況を予測する際に、別の圃場(例えば、熊本産)について予測された特定の出荷時期における不足量を加味して今後の各出荷時期における予測出荷量を算出するようにしている。
これにより、個々の圃場における農産物の不足状況を単にバラバラに予測するのではなく、各圃場から出荷される農産物の全体的な(連鎖的な)不足状況を的確に予測することができる。これにより、需要者は、全体を把握しながら適切な対応をとることが可能となる。
また、本実施形態では、各圃場の生産者端末1において圃場毎に随時入力された予想出荷時期および予想出荷量と、出荷計画データに係る計画出荷時期および計画出荷量とを比較し、計画通りに出荷できるか、計画より所定期間以上早く出荷できるか、計画より所定期間以上出荷が遅れるかを判定し、その判定結果を需要者端末2に送信することによって報知を行うようにしている。これにより、需要者は、ある圃場で品不足となる農産物を調達する別の圃場をとして、前倒しで出荷可能な圃場を選定するなどの対応が可能となる。
なお、上記実施形態では、熊本および徳島の2つの圃場に関する予測を行う例について説明したが、2つというのはあくまでも説明上の一例であって、本発明はこれに限定されない。3つ以上の圃場に関する予測を行う場合、ある圃場における品不足を他のどの圃場で補うかを、需要者が不足状況報知部18や出荷時期報知部20による報知内容を見て任意に設定できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、月次の単位で処理を行う例について説明したが、単位はこれに限定されない。例えば、週次でも日次でもよいし、農産物に合わせて任意の単位で処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図8の例において、徳島産の出荷計画が始まる3月における熊本産の不足量のみを加味して、徳島産の3月における予測出荷量を200トン(=100+100トン)と計算しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、徳島産の出荷計画が始まる3月よりも前の2月における熊本産の不足量も更に加味して、徳島産の3月における予測出荷量を250トンと計算するようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

Claims (12)

  1. 各圃場における農産物の生産者が使用する生産者端末と、農産物の需要者が使用する需要者端末と、サーバ装置とを備え、上記生産者端末と上記需要者端末と上記サーバ装置とがインターネットを介して接続可能に構成された農業生産情報管理システムであって、
    上記サーバ装置は、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された農産物の出荷時期および計画出荷量に関する出荷計画データを受信してデータベースに記憶させる出荷計画記録部と、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された上記農産物の出荷時期および実績出荷量に関する出荷実績データを受信して上記データベースに随時記憶させる出荷実績記録部と、
    上記出荷計画記録部により上記データベースに記憶された上記出荷計画データと、上記出荷実績記録部により上記データベースに記憶された上記出荷実績データとに基づいて、出荷計画はあって出荷実績のない今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出する出荷量予測部と、
    上記出荷量予測部により算出された上記今後の各出荷時期における予測出荷量と、上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記今後の各出荷時期における計画出荷量とに基づいて、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況を予測する不足状況予測部と、
    上記不足状況予測部により予測された不足状況に関するデータを上記需要者端末に送信することによって報知を行う不足状況報知部とを備えたことを特徴とする農業生産情報管理システム。
  2. 上記出荷量予測部は、上記出荷計画記録部により上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記出荷時期毎の計画出荷量を累積した累積計画出荷量と、上記出荷実績記録部により上記データベースに記憶された上記出荷実績データに係る上記出荷時期毎の実績出荷量を累積した累積実績出荷量との差が所定の大きさ以上となった場合に、上記予測出荷量を算出することを特徴とする請求項1に記載の農業生産情報管理システム。
  3. 上記出荷量予測部は、上記出荷計画記録部により上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記出荷時期毎の計画出荷量を合計した総計画出荷量と、上記出荷実績記録部により上記データベースに記憶された上記出荷実績データに係る上記出荷時期毎の実績出荷量を累積した累積実績出荷量との差分を算出し、当該算出した差分の出荷量と、上記出荷計画はあって出荷実績のない今後の各出荷時期における計画出荷量とに基づいて、上記今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出することを特徴とする請求項1に記載の農業生産情報管理システム。
  4. 上記出荷量予測部は、ある圃場における上記予測出荷量を算出する際に、当該ある圃場における上記出荷計画データに係る上記各出荷時期における計画出荷量と、別の圃場について上記不足状況予測部により予測された特定の出荷時期における不足量とに基づいて、今後の各出荷時期における予測出荷量を算出することを特徴とする請求項1に記載の農業生産情報管理システム。
  5. 上記サーバ装置は、上記各圃場の生産者端末において圃場毎に随時入力された作業日、作業内容、予想出荷時期および予想出荷量を含む農作業報告データを受信して上記データベースに随時記憶させる報告データ記録部と、
    上記報告データ記録部により上記データベースに記憶された予想出荷時期および予想出荷量と、上記出荷計画記録部により上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記出荷時期および上記計画出荷量とを比較し、上記出荷計画データに係る上記出荷時期の通りに出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上早く出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上出荷が遅れるかを判定する出荷時期判定部と、
    上記出荷時期判定部により判定された結果を上記需要者端末に送信することによって報知を行う出荷時期報知部とを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の農業生産情報管理システム。
  6. 上記サーバ装置は、上記各圃場における過去の気温の推移と雨量の推移と農産物の出荷時期および出荷量とを関連付けて過去実績データとして上記データベースに記憶させる過去実績記録部と、
    上記各圃場における今年の気温の推移および雨量の推移と上記過去実績データとから推定される今年の推定出荷時期および推定出荷量と、上記報告データ記録部により上記データベースに記憶された上記予想出荷時期および上記予想出荷量とを比較して、上記推定出荷時期と上記予想出荷時期との齟齬または上記推定出荷量と上記予想出荷量との齟齬の少なくとも一方が所定の大きさ以上である場合、その旨を知らせる情報を上記需要者端末に送信することによって報知を行う齟齬報知部とを更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の農業生産情報管理システム。
  7. 各圃場における農産物の生産者が使用する生産者端末および農産物の需要者が使用する需要者端末とインターネットを介して接続可能に構成されたサーバ装置であって、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された農産物の出荷時期および計画出荷量に関する出荷計画データを受信してデータベースに記憶させる出荷計画記録部と、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された上記農産物の出荷時期および実績出荷量に関する出荷実績データを受信して上記データベースに随時記憶させる出荷実績記録部と、
    上記出荷計画記録部により上記データベースに記憶された上記出荷計画データと、上記出荷実績記録部により上記データベースに記憶された上記出荷実績データとに基づいて、出荷計画はあって出荷実績のない今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出する出荷量予測部と、
    上記出荷量予測部により算出された上記今後の各出荷時期における予測出荷量と、上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記今後の各出荷時期における計画出荷量とに基づいて、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況を予測する不足状況予測部と、
    上記不足状況予測部により予測された不足状況に関するデータを上記需要者端末に送信することによって報知を行う不足状況報知部とを備えたことを特徴とするサーバ装置。
  8. 上記各圃場の生産者端末において圃場毎に随時入力された作業日、作業内容、予想出荷時期および予想出荷量を含む農作業報告データを受信して上記データベースに随時記憶させる報告データ記録部と、
    上記報告データ記録部により上記データベースに記憶された予想出荷時期および予想出荷量と、上記出荷計画記録部により上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記出荷時期および上記計画出荷量とを比較し、上記出荷計画データに係る上記出荷時期の通りに出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上早く出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上出荷が遅れるかを判定する出荷時期判定部と、
    上記出荷時期判定部により判定された結果を上記需要者端末に送信することによって報知を行う出荷時期報知部とを更に備えたことを特徴とする請求項7に記載のサーバ装置
  9. 各圃場における農産物の生産者が使用する生産者端末および農産物の需要者が使用する需要者端末とインターネットを介して接続可能に構成されたサーバ装置であって、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された農産物の出荷時期および計画出荷量に関する出荷計画データを受信してデータベースに記憶させる出荷計画記録部と、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に随時入力された作業日、作業内容、予想出荷時期および予想出荷量を含む農作業報告データを受信して上記データベースに随時記憶させる報告データ記録部と、
    上記報告データ記録部により上記データベースに記憶された予想出荷時期および予想出荷量と、上記出荷計画記録部により上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記出荷時期および上記計画出荷量とを比較し、上記出荷計画データに係る上記出荷時期の通りに出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上早く出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上出荷が遅れるかを判定する出荷時期判定部と、
    上記出荷時期判定部により判定された結果を上記需要者端末に送信することによって報知を行う出荷時期報知部とを備えたことを特徴とするサーバ装置。
  10. 各圃場における農産物の生産者が使用する生産者端末および農産物の需要者が使用する需要者端末とインターネットを介して接続可能に構成されたサーバ装置にて稼働する農業生産情報管理用プログラムであって、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された農産物の出荷時期および計画出荷量に関する出荷計画データを受信してデータベースに記憶させる出荷計画記録手段、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された上記農産物の出荷時期および実績出荷量に関する出荷実績データを受信して上記データベースに随時記憶させる出荷実績記録手段、
    上記出荷計画記録手段により上記データベースに記憶された上記出荷計画データと、上記出荷実績記録手段により上記データベースに記憶された上記出荷実績データとに基づいて、出荷計画はあって出荷実績のない今後の各出荷時期における予測出荷量を圃場毎に算出する出荷量予測手段、
    上記出荷量予測手段により算出された上記今後の各出荷時期における予測出荷量と、上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記今後の各出荷時期における計画出荷量とに基づいて、どの圃場でどの出荷時期にどの量だけ農産物が不足するかの不足状況を予測する不足状況予測手段、および
    上記不足状況予測手段により予測された不足状況に関するデータを上記需要者端末に送信することによって報知を行う不足状況報知手段
    としてコンピュータを機能させるための農業生産情報管理用プログラム。
  11. 上記各圃場の生産者端末において圃場毎に随時入力された作業日、作業内容、予想出荷時期および予想出荷量を含む農作業報告データを受信して上記データベースに随時記憶させる報告データ記録手段、
    上記報告データ記録手段により上記データベースに記憶された予想出荷時期および予想出荷量と、上記出荷計画記録手段により上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記出荷時期および上記計画出荷量とを比較し、上記出荷計画データに係る上記出荷時期の通りに出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上早く出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上出荷が遅れるかを判定する出荷時期判定手段、および
    上記出荷時期判定手段により判定された結果を上記需要者端末に送信することによって報知を行う出荷時期報知手段
    としてコンピュータを更に機能させるための請求項10に記載の農業生産情報管理用プログラム。
  12. 各圃場における農産物の生産者が使用する生産者端末および農産物の需要者が使用する需要者端末とインターネットを介して接続可能に構成されたサーバ装置にて稼働する農業生産情報管理用プログラムであって、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に入力された農産物の出荷時期および計画出荷量に関する出荷計画データを受信してデータベースに記憶させる出荷計画記録手段、
    上記各圃場の生産者端末において圃場毎に随時入力された作業日、作業内容、予想出荷時期および予想出荷量を含む農作業報告データを受信して上記データベースに随時記憶させる報告データ記録手段、
    上記報告データ記録手段により上記データベースに記憶された予想出荷時期および予想出荷量と、上記出荷計画記録手段により上記データベースに記憶された上記出荷計画データに係る上記出荷時期および上記計画出荷量とを比較し、上記出荷計画データに係る上記出荷時期の通りに出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上早く出荷できるか、上記出荷計画データに係る上記出荷時期より所定期間以上出荷が遅れるかを判定する出荷時期判定手段、および
    上記出荷時期判定手段により判定された結果を上記需要者端末に送信することによって報知を行う出荷時期報知手段
    としてコンピュータを機能させるための農業生産情報管理用プログラム。
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