JP5356570B2 - 面光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、テレビ受信機、ノート型パーソナルコンピュータ、照明広告、交通標識、携帯型端末機用モニタ、ビデオカメラ、カーナビゲーションシステム等の直視型液晶表示装置に用いられる面光源装置に関する。
バックライトを内蔵した液晶表示装置が広く普及している。このような液晶表示装置では、バックライトとして用いられる面光源装置から出射される光が液晶表示素子を透過することにより液晶表示素子に表示された画像が視認可能となる。
このような面光源装置には、エッジライト方式の面光源装置と、直下型の面光源装置の二つのタイプがある。エッジライト方式の面光源装置は、一次光源が導光板の側面に配置され、直下型に比べて薄型化できるという利点を有するため、携帯用ノートパソコン等の表示装置として広く用いられている。
エッジライト方式の面光源装置では、導光板に散乱ドットが印刷されている場合があるが、この場合には、視認方向に光を集めて高輝度化を図るために、互いに直交する2枚のプリズムシートが使用される。しかしながら、プリズムシートを採用すると、部品点数が増加し、面光源装置の組み立てが複雑となる問題がある。このような問題を解決し、鉛直方向の輝度を低減させずに視野角を確保することを目的として、本件の出願人は、特許文献1において特徴的な構造を有する導光板を提案した。
特許文献1に記載された面光源装置では、一次光源として、線状光源が用いられている。他方で、面光源装置の一次光源として、複数の発光ユニットを直線状に連結した光源が提案されている(特許文献2参照)。
国際公開WO2006/013969A1 特開2007−200974号公報
複数の発光ユニットを直線状に連結する場合、導光板の入光端面の長さがその発光ユニットの長辺長さの整数倍であれば、隙間なく当該発光ユニットを並べることができ、隣接する発光ユニットの発光部の間に形成される非発光領域に基づく輝度ムラは、低減される。しかしながら、導光板の入光端面の長さがその発光ユニットの長辺長さの整数倍でない場合や、コスト面から発光ユニットを少なくしなければならない場合には、隣接する発光ユニット間に隙間を設ける必要がある。従来技術によれば、このような場合に発光ユニットをどのように配置すべきかについては検討されていなかった。
本発明は、複数の発光ユニットを一次光源として用い、隣接する発光ユニット間に隙間を設ける場合に、輝度ムラの発生を低減可能な面光源装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる面光源装置は、一次光源と、前記一次光源を側面である入射端面に配置され、当該一次光源から出射した光を出射面から出射する導光板とを備えた面光源装置であって、前記一次光源は、直線状に配列された複数の発光ユニットより構成され、前記複数の発光ユニットは、前記導光板の入射端面に配置された状態で、その両端間の長さが、当該入射端面の幅方向の長さ以上であり、隣接する発光ユニットの発光部間の距離は、1mm以上5mm以下であり、かつ、前記導光板の入射端面の幅方向の長さに対し、前記発光ユニットの発光部の幅方向の長さの占める割合は、70%以上99%以下である。
ここで、前記導光板は、出射面及び底面のそれぞれに所定ピッチで形成された凸条及び/又は凹条のパターンを設け、前記出射面に形成されたパターンは前記入射端面に直交するとともに前記底面に形成されたパターンは前記入射端面に平行であり、前記出射面及び前記底面の少なくとも一方の面では、前記凸条が台形形状であり、前記凹条が台形形状であり、当該台形形状の凸条と当該台形形状の凹条とが交互に配置されていることが好ましい。
特に、前記台形形状の凸条と前記台形形状の凹条とが交互に配列された面は、出射面であることが好ましい。
また、前記発光ユニットは、支持体と、当該支持体上に固着された半導体発光素子と、当該半導体発光素子を封止する光透過性の保護樹脂とを有し、前記支持体は、光反射面を形成する側壁と、当該側壁と連結し支持面を形成する底壁と、前記側壁及び底壁により上部に形成される開口部とを有する溝部を有し、前記半導体発光素子は、前記支持体の支持面に固着され、前記保護樹脂は、前記溝部内に配置されていることが望ましい。
前記発光ユニットは、エレクトロルミネッセンス素子であってもよい。
また、前記導光板の入射端面の幅方向の長さに対し、前記発光ユニットの発光部の幅方向の長さの占める割合は、75%以上95%以下であるとさらによい。
さらに、また、前記導光板の入射端面の幅方向の長さに対し、前記発光ユニットの発光部の幅方向の長さの占める割合は、80%以上90%以下であるとよい。
本発明によれば、複数の発光ユニットを一次光源として用い、隣接する発光ユニット間に隙間を設ける場合に、輝度ムラの発生を低減可能な面光源装置を提供することができる。
発明の実施の形態にかかる面光源装置の斜視図である。 発明の実施の形態にかかる面光源装置の導光板の構成を説明するための模式図である。 発明の実施の形態にかかる面光源装置の導光板に形成された凸条の表面特性を説明するための図である。 発明の実施の形態にかかる面光源装置の発光ユニットの斜視図である。 放熱板にLEDチップ及び配線導体を配置した状態を示す斜視図である。 発明の実施の形態にかかる面光源装置の発光ユニットを配列した状態を示す平面図である。 本発明の実施例及び比較例における面光源装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施例及び比較例における輝度均一性評価の測定位置を示す図である。 本発明の実施例及び比較例における評価の基準を示す表である。 本発明の実施例及び比較例の実験結果を示す表である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下の図面では、説明の都合上、各部の縦横の縮尺が無作為に変更された模式図により説明されている。
図1は、本実施の形態にかかる面光源装置の斜視図である。図1に示されるように、当該面光源装置10は、導光板1と、この導光板1の一側面である入射端面に配置された一次光源4と、導光板1の下面である底面に配設された反射シート5とを備えている。
導光板1は、平板状(パネル状)の透明構造体であり、光線透過率の高い透明樹脂から構成することができる。このような透明樹脂としては、例えば、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、環状ポリオレフィン樹脂などを広く採用することができる。この導光板1の上面には、光を出射する出射面6が形成され、この出射面6に対向して底面7が形成されている。導光板1の側面のうち、一次光源4が配設された側面が入射端面8である。また、この入射端面8に交差する両側面は反射端面8bであり、入射端面8に対向する面が反射端面8aである。
導光板1の出射面6には、断面が台形状の凸条2とこの凸条2の台形とは上下が逆転した台形状の凹条3とが交互に配列されている。これにより、この出射面6には、入射端面8と直交する断面が台形形状の凸条および凹条が複数配置される。一方、底面7には、断面が台形状の凸条9が互いに接して入射端面8に平行に配列している。この台形状の凸条9の大きさを漸次調整することにより、出射面から出射される光の光量分布を調整できる。
ここで、導光板1の入射端面は、少なくとも一カ所あればよいが、複数箇所であってもよく、入射端面が一カ所である場合には、入射端面以外の側面には反射端面が形成される。入射端面が二カ所の場合の典型例は、互いに相対向する面に一次光源が配置される例であり、反射端面は両側面に形成される。二カ所の入射端面は、いずれも出射面に形成されたパターンに直交し、底面に形成されたパターンに平行となる条件を満たすことが必要である。導光板1の具体的な構成例については後に詳述する。
一次光源4は、複数の発光ユニット4a〜4dより構成されている。本実施の形態にかかる発光ユニット4a〜4dは、互いに同じ距離だけ離間して配置されている。そして、直線状に配列された複数の発光ユニット4a〜4dの両端間の長さは、導光板1の入射端面の幅方向の長さと同じか、それよりも長い。また、隣接する発光ユニットの発光部間の距離は、1mm以上5mm以下である。そして、導光板1の入射端面の幅方向の長さに対し、発光部の幅方向の長さの占める割合は、70%以上99%以下であり、より好ましくは75%以上95%以下である。最も好ましい範囲は、80%以上90%以下である。ここで、本実施の形態における発光部は、光が出射する領域をいい、具体的には蛍光剤が塗布された範囲をいう。
発光ユニット4a〜4dの具体的な構成については後に詳述するが、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を複数搭載したLEDマルチチップモジュールであってもよく、EL(Electroluminescence)面発光素子であってもよい。
反射シート5は、導光板1の底面側から出射した光を、出射面6側に反射させて、輝度を向上させるために設けられたシート状の反射体である。
出射面6の上方に拡散シート(図示せず)と光制御シート(図示せず)を配設してもよい。導光板1と光制御シートとの間に拡散シートを配設することで、面光源装置10の出射光を適度に均一化し品位を高めることができる。また適当な拡散シートを選択することで正面輝度も一層高めることができる。
続いて、導光板1の具体的な構成例について説明する。導光板1出射面6と底面7の両面には、所定のピッチで形成された凸条のパターンが互いに直交して形成されている。この凸条とは、以下に述べる台形形状の凸条を含み、従来の面光源装置で用いられている凸条と実質的に同一乃至は均等なものであってもよい。
これらの凸条は、断面が突設された凸(突)部が一方向に延びて形成される。これらの凸条の断面形状は、三角形、楔状、その他の多角形、波状、又は半楕円状などの所望の形状であってよい。
ここで、出射面6に形成される凸条は一様なピッチ及び形状で配列されていてもよいが、底面7に形成された凸条は、一次光源4から離れるに従ってピッチが狭められて配列されたり、また、一次光源4から離れるに従って凸条の高さが漸次高くなっていてもよい。また、一次光源4から離れるに従って形状が漸次異なるように構成してもよい。「形状が漸次異なる構成」とは、例えば、断面が台形状の凸条を備える場合、台形の上底及び/又は下底の長さが、漸次異なる場合を包含する。いずれの場合にも、底面7と反射シート5を利用して屈折した光が、出射面6から所望する強度で出射されるように底面7の構造を制御するためのものであり、これらの調整は互いに組み合わされて、又は、他の調整手段と併用されて行われる。
導光板1において、出射面及び底面に備えるパターンは、断面が台形形状の凸条であると、視認方向である正面輝度はより高くなり、かつ視野角特性が広くなる点でより好ましい形態である。ここで、台形形状の凸条とは導光板から表面側に台形形状に突設された長手方向に延びる突条である。
例えば、図2に示す導光板1の出射面6及び底面7の表面1aには、符号A、B、C及びDを各頂点とする断面が台形状の凸条2と符号A´、B´、C´及びD´を各頂点とする断面が台形状の凸条2´とが離間して配設されている。
なお、本実施の形態における台形形状とは、図面に示すように、厳密な意味での台形に限定されない。後述する説明により明らかなように、X−Y平面に平行な高さの異なる平面である上底と下底とを山形に連結する斜面を挟んで連続していれば、例えば、上底又は下底と斜面の連結部が曲面状であってもよい。このような曲面状の連結部を有する台形形状は比較的成形が容易なため生産上有利なだけでなく、連結部の破損が起こり難いので好ましい。また上底、下底の少なくとも一部がX−Y平面に対して傾きを有していても良く、例えば上底及び/又は下底がX軸方向を長手方向とする緩やかな波状であることや、微細な凹凸を有することで出射光の均一性を高めることができる。該傾きの平均はX−Y平面に対して角度を有さないことが好ましい。また傾きが10度以下の部分が全体の50%以上を占めることが望ましい。
また複数の上底、下底はそれぞれ互いに同じX−Y平面内にあることで、効率良く光を導くことができるだけでなく、導光板1の重心が安定する、押し出し成形などでの工業的に有利な連続生産が容易になる、などの効果がある。
一方、本実施の形態にかかる導光板1の底面7には、断面が台形状の凸条2と凸条2'がW3を0として互いに接して入射端面8に平行に配列している。この台形状の凸条2の大きさを漸次調整することにより、出射面から出射される光の光量分布を調整できる。
この導光板1の底面7に形成されている台形状の凸条2の断面形状は、好ましくは傾斜角a1及び傾斜角a2が32.5゜〜45°の範囲内で設定され、より好ましくは35゜〜45°の範囲内、最も好ましくは37.5゜〜42.5°の範囲内で設定される。高さは好ましくは1μm〜100μmの範囲内で設定され、より好ましくは5μm〜50μmの範囲内、最も好ましくは10μm〜20μmの範囲内で設定される。上底部の長さは好ましくは3μm〜1600μmの範囲内で設定され、より好ましくは10μm〜800μmの範囲内、最も好ましくは15μm〜350μmの範囲内で設定され、下底部の長さは好ましくは6μm〜1800μmの範囲内で設定され、より好ましくは15μm〜1000μmの範囲内、最も好ましくは25μm〜400μmの範囲内で設定される。
続いて、本実施の形態にかかる面光源装置10における光の挙動について説明する。一次光源4の光は導光板1の入射端面8から導光板1内に入射し、出射面6及び底面7間を全反射を繰り返しつつ縦方向に伝播していく。
そして、この光の一部は底面7に形成された台形状の凸条9及び反射シート5により出射面6に向けて導かれ、出射面6に形成された断面が台形形状のプリズム(凸条2及び凹条3)により集光され、所望する視野角内に出射される。
このように、出射面6に断面が台形形状のプリズムを形成することにより、出射面6にV溝のプリズムを形成する場合に比べて鉛直方向の輝度低下が抑えられると共に視野角が拡大する。
以上の台形形状のプリズムは、図3(a)に示すように、天頂面(上底)2a及び傾斜面2bともに鏡面である例であったが、これらの表面は粗面化されていてもよい。
例えば、図3(b)に示すように天頂部2aのみ粗面化してもよい。また、図3(c)に示すように、台形プリズム(凸条2)の傾斜面2bを粗面化すると、図3(a)に示す全面が鏡面である場合に比べて、視野角がより拡大すると共に、面光源装置10として表面のギラツキ感や、導光板のコーナ部を斜めから視認したときに生じる暗線状のラインが緩和されるなど表面品位の向上が図れる。
また、図3(d)に示すように、台形プリズム(凸条2)の天頂面2a及び傾斜面2bの全面を粗面化すると、図3(c)に示す傾斜面2bのみを粗面化させた場合に比べて表面輝度が多少低下するが、面光源装置として表面のギラツキ感や、暗線状のラインが緩和されるなど表面品位の一層の向上が図れ、視野角と表面品位を重要視する面光源装置に適している。
続いて、一次光源4を構成する発光ユニット4a〜4dの構成例について説明する。
図4に示すように、本実施の形態の発光ユニット4a〜4dにおいて、支持体11は、光反射面19を形成する4つの側壁115と、側壁115に連絡し且つ光反射面19の間に支持面13aを形成する底壁116と、側壁115及び底壁116により支持体11の上面11aに形成された開口部117とを有する溝部13を備えている。溝部13内には、保護樹脂15が配置されている。
支持体11は、上面110aに窪み部112を有する放熱板110と、窪み部112を除く放熱板110の上面110a及び一方の外側面110bを被覆する樹脂封止体111とを備えている。樹脂封止体111は、放熱板110の窪み部112を形成する内部傾斜面122を上方に延長する傾斜部113を有している。放熱板110の窪み部112と樹脂封止体111の傾斜部113により、支持体11の溝部13が形成されている。よって、放熱板110の窪み部112の底面がLEDチップ12を固着する支持面13aとなり、LEDチップ12の下面電極と放熱板110とが電気的に接続される。
放熱板110の窪み部112は、発光ユニット4a〜4dの幅方向に対向して一対の内部傾斜面122を有し、樹脂封止体111は、段差をもって異なる傾斜角度で窪み部112の内部傾斜面122を上方に延長する一対の傾斜部113を有する。放熱板110の窪み部112は、発光ユニット4a〜4dの長さ方向には内部傾斜面122を有さず、樹脂封止体111も傾斜部113を有さない。放熱板110は、例えば、銅、アルミニウム又はそれらの合金等の熱伝導率の高い金属により形成され、樹脂封止体111は、例えば、シリカ等のコンパウンド(充填材)の含有率が相対的に大きく且つ高軟化点を有する不透明又は半透明の樹脂により形成される。
図5に示されるように、放熱板110の上面110aから一方の外側面110bにかけて絶縁体16を介して配線導体14が形成されている。配線導体14は、LEDチップ12の上面電極に対して電気的に接続された一端14aと、樹脂封止体111から外部に延伸する他端4bとを有する。配線導体14の一端14aは、絶縁体16を介して放熱板110の上面110aに配置され、LEDチップ12の上面電極とリード細線(ボンディングワイヤ)18により接続される。樹脂封止体111は、放熱板110の上面110a及び一方の外側面110bと共に、配線導体14を被覆する。放熱板110の下面110dは、樹脂封止体111から外部に露出する。保護樹脂15は、例えば、光透過性の耐熱性シリコーン樹脂を溝部13内に充填して形成される。
図4に示されるように、放熱板110は、一方の外側面110bから外側に突出し且つ樹脂封止体111に形成された切欠部114から外部に露出する突出部126を有する。放熱板110の一方の外側面110bが樹脂封止体111の切欠部114から外部に露出する突出部126を有するので、配線導体14及び放熱板110を通じてLEDチップ12に大電流を流して点灯させたときに、放熱板110の下面110dのみならず、放熱板110の突出部126からもLEDチップ12の熱を樹脂封止体111の外部に放出することができる。また、放熱板110の下面110dと配線導体14の他端14bとを回路基板に接続して、LEDチップ12の光の指向方向を回路基板に対して垂直とする平面実装の発光ユニット4a〜4dを構成すると共に、放熱板110の突出部126と配線導体14の他端14bとを回路基板に接続して、LEDチップ12の光の指向方向を回路基板に対して並行とする直立実装の発光ユニット4a〜4dを構成することができる。
図6は、複数の発光ユニット4a〜4dを直線状に組み合わせた一次光源4を示す。LEDチップ12から放出される光は、溝部13内の保護樹脂15を通じ、直接又は窪み部112の内部傾斜面122若しくは樹脂封止体111の傾斜部113に反射されて、支持体11の開口部117から放出される。図6において、aは発光部の幅、bは発光ユニット4a〜4dの幅、cは隣接する発光ユニット4a〜4dの発光部間の距離をそれぞれ示す。
図4〜図6に示す発光ユニット4a〜4dでは、4つの側壁115を設けたが、長手方向に対向する面を露出面としてもよい。
また、発光ユニット4a〜4dは、エレクトロルミネッセンス(EL)素子で構成するようにしてもよい。EL素子のEL層を形成する材料としては、有機物、無機物または有機/無機ハイブリッド物のいずれでもよい。
以下、実施例により本発明の効果を具体的に説明する。
(実施例1)
まず、ダイヤモンドバイトを用いて、頂角70°のバイトの頂部を削り、0.02mmのフラット部を持つ台形形状のバイトを作製した。次に、このバイトを用いて0.054mm間隔で深さ0.02mmだけ切削して、切削入れ子を作製した。さらに、この切削入れ子に対して直接電鋳を行い、切削入れ子の表面にニッケル電鋳層を形成した。そして、原盤を剥離して、高さ0.02mmで頂角が55°の台形凸条形状を所定の間隔で配列して賦型した出射面側のスタンパAを作製した。
一方、直接金型入れ子にダイヤモンドバイトで頂角100°、高さ0.01mmのV字状の溝条を切削加工で形成し、切削入れ子を作製した。次に、この切削入れ子に対して直接電鋳を行い、その表面にニッケル電鋳層を形成した。そして、原盤を剥離して、高さ0.01mmで頂角が100°のプリズムパターンを所定の間隔で配列させて賦型した底面側のスタンパBを作製した。
これらのスタンパA及びスタンパBを転写型として射出成形機の金型固定側キャビティと金型可動側キャビティに組み込み、射出成形法にて19インチディスプレイ用の微細構造を持つ導光板(板厚6mm)を作製した。
作製の結果得られた導光板は、断面形状が台形形状である凸条が離間して配設された出射面と断面形状が台形形状である凸条が連結して配設された底面とを備えている。この出射面の台形凸状形状は、高さHが20μm、天頂部幅W2が20μm、底面幅W1が48μmであり、底面の台形凸状形状の高さは10μm、底角a1およびa2は40°であり、また、下底は、冷陰極管側から中央部まで180μmから60μmに漸次調整変更した。
この導光体を面光源装置に組み込むため、Lx=389.2mm、Ly=307mmの寸法にカットした。
発光ユニットには、サンケン電気株式会社製の型番SEP8WA2001のマルチチップLEDモジュール(外寸13.7mm、発光長11.4mm)を用いた。一次光源を形成するために、28個の発光ユニットを等間隔(13.9mm間隔)で導光体の片側入射端面に密着させて配置した。この発光ユニットは対向する2つの入射端面に配置されるため、計2×28=56個の発光ユニットを用いた。
また、導光板の出射面上には拡散シート(株式会社ツジデン製:型番D121UZ)を1枚配設し、さらに輝度上昇フィルム((住友スリーエム株式会社製:型番BEFIII90/50T-7)をそのプリズムが長辺と平行になるように配置した。さらに輝度上昇フィルムの上に拡散シート(株式会社ツジデン製:型番D117VGZ)を配置した。底面及び反射端面には反射シート(東レ株式会社製:型番E6SL)を配設して、図7に示す面光源装置を形成した。
このようにして形成した面光源装置において、各発光ユニットに対して定電流回路から20mAの電流を印加して、輝度性能を測定した。輝度測定は、輝度計(株式会社トプコン製:型番TOPCON BM−7)を用い、サンプル面から50cm離して図8において○で示す位置の9点の輝度を測定した。輝度測定による評価には、中心輝度と、輝度ムラが含まれる。このうち、輝度ムラは、次の式で定義される。
輝度ムラ=最小輝度/最大輝度
ここで、最小輝度は、測定した9点の輝度のうち最も低い輝度の値であり、最大輝度は、測定した9点の輝度のうち最も高い輝度の値である。
画面品位は目視にて評価した。評価項目には、画面のコーナー付近に暗部が問題になるかどうか、発光ユニットの発光部間の暗部が問題になるかが含まれる。
これらの評価項目の基準を図9に示す。
図10に示されるように、実施例1にかかる面光源装置は、輝度的にも問題なく、輝度ムラが良く、面発光素子の間の暗部、コーナーの暗部も見えず、総合的に判断して良いものが得られた。
(実施例2)
実施例2にかかる面光源装置は、実施例1にかかる面光源装置に対し、隣接する発光ユニットの間に3.5mmの黒色のビニールテープで遮光し、発光ユニットの発光部間の距離を3.5mmに調節した。この発光ユニットに対して、定電流回路から25mAを印加した。その他の条件は、実施例1と同様である
図10に示されるように、実施例2にかかる面光源装置は、輝度的にも問題なく、輝度ムラが良く、発光ユニット間の暗部がわずかに見えるものの、コーナーからの暗部も見えず、総合的に良いものが得られた。
(比較例1)
比較例1にかかる面光源装置は、実施例1にかかる面光源装置に対し、発光ユニットの間に5.0mmの黒色のビニールテープで遮光し、隣接する発光ユニットの発光部間の距離を5.0mmに調節した。この発光ユニットに対して、定電流回路から30mAを印加した。その他の条件は、実施例1と同様である。
図10に示されるように、比較例1にかかる面光源装置は、輝度的にやや低く、発光ユニット間の暗部が顕著に分かり、問題となるレベルであるため、実用上の問題が生じた。
(比較例2)
発光ユニットの代わりに、発光領域365mmの管面輝度39000cd/m(一定)のCCFL光源を、左右に各一対ずつ配設して測定を実施した。その他の条件は、実施例1と同様である。
図10に示されるように、比較例2にかかる面光源装置は、短辺の暗部が大きく際立つ上、輝度ムラが悪く問題となるレベルであるため、実用上の問題が生じた。
1 導光板
2 凸条
3 凹条
4 一次光源
4a〜4d 発光ユニット
5 反射シート
6 出射面
7 底面
8 入射端面
9 V型溝
10 面光源装置

Claims (4)

  1. 一次光源と、前記一次光源を側面である入射端面に配置され、当該一次光源から出射した光を出射面から出射する導光板とを備えた面光源装置であって、
    前記一次光源は、直線状に配列された複数の発光ユニットより構成され、
    前記複数の発光ユニットは、前記導光板の入射端面に配置された状態で、その両端間の長さが、当該入射端面の幅方向の長さ以上であり、
    隣接する発光ユニットの発光部間の距離は、1mm以上5mm以下であり、
    かつ、前記導光板の入射端面の幅方向の長さに対し、前記発光ユニットの発光部の幅方向の長さの占める割合は、70%以上99%以下であり、
    前記導光板は、
    前記出射面に、前記入射端面に直交する凸条及び/又は凹条のパターンが形成され、
    底面に、前記入射端面に平行する台形形状の凸条を配置したパターンが形成された面光源装置。
  2. 前記出射面は、
    所定ピッチで前記凸条及び/又は凹条のパターンが形成され、
    前記凸条及び前記凹条が台形形状であり、当該台形形状の凸条と当該台形形状の凹条とが交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載の面光源装置。
  3. 前記底面は、前記台形形状の凸条を複数連結して配置したパターンが形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の面光源装置。
  4. 前記発光ユニットは、複数の半導体発光素子から構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面光源装置。
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