JP5352250B2 - プリント配線板への実装部品の仮固定構造およびこの仮固定構造を用いたプリント配線板の搬送体 - Google Patents
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Description
そのため、傾斜する可能性がある実装部品をプリント配線板にハンダ付けする際には、実装部品が垂直に維持されるように仮固定をしなければならない。こうした実装部品の仮固定を人手によって行う場合には、作業者が所定の治具を用いることとなるが、現状の治具では仮固定作業に時間がかかり、作業効率および生産効率が低下するという問題があった。
図1は、プリント配線板および実装部品を示している。プリント配線板Pは、基材に絶縁性を有する樹脂を含浸した基板であり、不図示の導電体によって回路配線が構成されている。また、プリント配線板Pには、回路配線上に多数の小径の穴からなる実装穴1が形成されている。
この実装穴1は、集積回路、抵抗器、コンデンサ、ROM等からなる実装部品Xのリード2を挿通するもので、リード2を実装穴1に挿通した状態でハンダ付けすることにより、実装部品Xがプリント配線板Pの実装面3に接合される。これにより、リード2を介して実装部品Xとプリント配線板Pに構成されるプリント配線とが接続され、プリント配線板Pの回路配線と実装部品Xとによってプリント回路が構成されることとなる。
そして、台座7a,7aには、ヒンジを介して支持部材8,8が固定される。支持部材8(図3において搬送方向xに対して右側に位置する支持部材8)は、図示の開状態から、図4に示す閉状態まで可動する。また、図3において搬送方向xに対して左側に位置する支持部材8も同様に、開状態から閉状態まで可動する。
すなわち、ハンダ付け装置において実装部品Xをハンダ付けしている最中には、プリント配線板Pが載置部5内で移動しないように、しっかりと位置決めして固定しなければならない。このとき、載置部5の形状をプリント配線板Pの外形と等しくして、プリント配線板Pを載置部5にしっかりと嵌合させることにより、ハンダ付け中にプリント配線板Pが移動しないように固定することも可能である。しかしながら、プリント配線板Pを載置部5に嵌合させることとなれば、当該プリント配線板Pと載置部5とが接触して、プリント配線板Pに傷がついてしまう。そのため、プリント配線板Pの外形よりも載置部5を僅かに大きくして余裕をもたせておかなければならず、結果として、ハンダ付けの最中に、載置部5内においてプリント配線板Pにズレが生じるおそれがある。
本実施形態においては、実装部品Xが、搬送体Hの搬送方向xに沿ってプリント配線板Pに実装される。回転部材13の軸中心は、実装部品Xの幅方向の厚さ(搬送体Hの搬送方向xに直交する方向の厚さ)の中心に一致しており、搬送方向xに直交する方向に臨む実装部品Xの第1の面16に上記第1挟持部14が臨んで位置し、この第1の面16の反対面である第2の面17に上記第2挟持部15が臨んで位置する。
なお、第1挟持部14が抑止部18aに当接した状態が回転部材13の解除位置であり、第1挟持部14が抑止部18bに当接した状態が回転部材13の固定位置となる。
このとき、実装部品Xがプリント配線板Pに対して垂直に起立していれば、常に第1挟持部14と実装部品Xの第1の面16との間に形成される空隙、および第2挟持部15と実装部品Xの第2の面17との間に形成される空隙は、その大きさが同じになる。
このように、回転部材13が固定位置にあるときの、第1挟持部14と第1の面16との間の空隙、および第2挟持部15と第2の面17との間の空隙は、プリント配線板Pに対する実装部品Xの傾斜角度の許容範囲を示している。したがって、回転部材13が固定位置にあるときに、両挟持部14,15が両面16,17にそれぞれ接触するようにすれば、ハンダ付け装置においてハンダ付けする際に、実装部品Xが傾くことなく確実に垂直に維持されることとなる。
なお、抑止部18a,18bを設けずに、あるいは回転部材13の回転可能範囲をより広くして、両挟持部14,15を実装部品Xの両面16,17に当接させるようにしても構わない。このようにしても、上記と同様に、実装部品Xの傾きの補正と、実装部品Xの起立角度を許容範囲内に保つという機能を実現することができる。
搬送装置50は、モータ等の駆動源によって駆動する無端ベルトからなる搬送帯51を有している。この搬送帯51上に載置された搬送体Hは、搬送帯51の駆動により図中x方向に搬送されるが、この搬送帯51の両側にはガイド52,52が平行に設置されている。
また、搬送帯50は、不図示のハンダ付け装置内に進入しており、搬送帯50に載置されたプリント配線板Pは、搬送体Hとともに搬送帯50に載置されたままハンダ付け装置内に搬送される。
この位置関係を保つために、搬送体Hは、搬送帯51の所定の位置、特には搬送帯51の幅方向において所定の位置に載置されるようにしなければならない。したがって、搬送体Hを搬送帯51上に載置するにあたって、搬送体Hが所定の位置からずれないような機構を設けることが望ましいが、搬送体Hを載置する位置を示す印を搬送帯51に記しておくだけでも構わない。
また、当接部材54の素材は特に問わないが、例えばゴム素材のように所定の圧力が加わったときに弾性変形して、回転部材13から当接部材54が退避するようにしておけば、搬送体Hの載置位置が厳密に要求されなくなる。
これにより、作業工程を一層簡略化するとともに、実装部品Xの傾きについてのバラツキを低減することができる。
P プリント配線板
X 実装部品
x 搬送体の搬送方向
1 実装穴
2 リード
3 実装面
5 載置部
8 支持部材
13 回転部材
14 第1挟持部
15 第2挟持部
16 第1の面
17 第2の面
18b 抑止部
Claims (9)
- 実装面に形成された実装穴に実装部品のリードが挿通されたプリント配線板を載置する載置部と、
該載置部に載置された前記プリント配線板の実装面に対して略平行を維持した状態で少なくとも解除位置から固定位置まで回転する回転部材と、
該回転部材に設けられ、該回転部材が前記解除位置にあるとき、前記実装面に対して起立して位置する実装部品の第1の面に空隙を維持して臨む第1挟持部、および、前記第1の面の反対面である第2の面に空隙を維持して臨む第2挟持部と、を備え、
前記回転部材が解除位置から固定位置まで回転したとき、
前記第1挟持部と前記第1の面との間に形成される空隙、および前記第2挟持部と前記第2の面との間に形成される空隙が小さくなることを特徴とするプリント配線板への実装部品の仮固定構造。 - 前記実装部品の第1の面と前記第1挟持部との間に形成される空隙、および前記第2の面と前記第2挟持部との間に形成される空隙の差が、前記回転部材の回転位置に関わらず一定となることを特徴とする請求項1記載のプリント配線板への実装部品の仮固定構造。
- 前記解除位置から固定位置への回転方向に対する回転部材の回転を前記固定位置で抑止する抑止部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のプリント配線板への実装部品の仮固定構造。
- 前記回転部材が固定位置にあるとき、前記第1挟持部および第2挟持部の双方が、前記実装面に対して垂直に起立した実装部品の第1の面および第2の面に接触することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプリント配線板への実装部品の仮固定構造。
- 実装面に形成された実装穴に実装部品のリードが挿通されたプリント配線板を載置する載置部と、
該載置部に載置された前記プリント配線板の実装面に対して略平行を維持した状態で少なくとも解除位置から固定位置まで回転する回転部材と、
該回転部材に設けられ、該回転部材が前記解除位置にあるとき、前記実装面に対して起立して位置する実装部品の第1の面に空隙を維持して臨む第1挟持部、および、前記第1の面の反対面である第2の面に空隙を維持して臨む第2挟持部と、を備え、
前記回転部材が解除位置から固定位置まで回転したとき、
前記第1挟持部と前記第1の面との間に形成される空隙、および前記第2挟持部と前記第2の面との間に形成される空隙が小さくなることを特徴とするプリント配線板の搬送体。 - 前記実装部品と非接触状態を維持して前記プリント配線板の実装面に臨む支持部材を備え、該支持部材に前記回転部材が回転自在に支持されてなることを特徴とする請求項5記載のプリント配線板の搬送体。
- 前記実装部品の第1の面と前記第1挟持部との間に形成される空隙、および前記第2の面と前記第2挟持部との間に形成される空隙の差が、前記回転部材の回転位置に関わらず一定となることを特徴とする請求項6記載のプリント配線板の搬送体。
- 前記支持部材には、前記解除位置から固定位置への回転方向に対する回転部材の回転を前記固定位置で抑止する抑止部を備えたことを特徴とする請求項6または7記載のプリント配線板の搬送体。
- 前記回転部材が固定位置にあるとき、前記第1挟持部および第2挟持部の双方が、前記実装面に対して垂直に起立した実装部品の第1の面および第2の面に接触することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のプリント配線板の搬送体。
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