JP5350148B2 - 情報処理装置、情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルデータの原本性を保証する技術に関するものである。
近年、従来の銀塩写真や8mmフィルムに代わって、撮影した画像をデジタル画像データとして記録媒体等に記録するデジタルカメラなどが普及している。事故処理で証拠写真を扱う保険会社や、建築現場の進捗状況の記録を扱う建設会社においても、このデジタル画像データの利用が考えられている。しかしながら、デジタル画像データは、市販のフォトレタッチツール等を用いて容易に改ざんすることができてしまう。よって、デジタル画像データの信頼性は従来の銀塩写真と比較して低く、証拠としての能力に乏しい。この課題を解決する方法として、特許文献1に開示されているような方法が提案されている。この文献によれば、予めデジタルカメラ内部に秘密情報を組み込んでおき、デジタルカメラで画像を撮影した際に、デジタルカメラの内部で上記秘密情報を用いてデジタル画像データに対して署名処理を施す。そして、撮影後、生成された署名情報を用いて検証処理を行うことにより、デジタル画像データの原本性保証が可能である。
特許文献1の技術によると、デジタル画像データが1ビットでも変更された場合には、検証処理において「画像データが改ざんされた」と判断される。それゆえに、たとえ撮影画像データの内容を実質的に変更していない場合(例えば拡大・縮小、回転等の画像処理を施した場合)であっても、検証処理において「画像データが改ざんされた」と判断される。
こうした問題を解決するため、特許文献2に開示された方法が提案されている。この文献によれば、デジタル画像データから直接署名情報を生成せず、撮影された画像データの特徴量から署名情報を生成するようにしている。この技術では、もし画像処理の前後で特徴量が変化しなければ、検証処理において「画像データは改ざんされていない」と判断する。この文献ではデジタル画像データの縮小処理に耐性を持たせるため、ウェーブレット変換領域における低周波成分の係数を上記特徴量としている。
USP5499294 特開2003−298579
従来、デジタル画像データの内容が実質的に変更されておらず、単に画像が回転されているような場合に「画像データが改ざんされていない」と正しく判断できる、好適な改ざん検証の技術は確立されていない。
本発明は上記判断が正しく行える改ざん検証技術の一手法を提供する。また、画像の回転だけでなく拡大・縮小にも同様に対応できる改ざん検証技術を提供する。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、画像データの改ざんの検証を行うための検証データを生成する情報処理装置であって、前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割手段と、前記画像データが表す画像が回転しても変化しない、各領域の第1領域特性値と第2領域特性値を算出する算出手段と、第1領域特性値を基準として、各領域に対応する第2領域特性値をソートするソート手段と、前記ソート手段でソートされた第2領域特性値から、前記画像データの改ざんを検証するための検証データを生成する検証データ生成手段を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、デジタル画像データの内容が実質的に変更されておらず、単に画像が回転されているような場合に「画像データが改ざんされていない」と正しく判断できる、好適な改ざん検証の技術を提供できる。
実施形態1における画像入力装置の構成を説明する図 実施形態1における画像検証装置の構成を説明する図 実施形態1における画像入力処理を示すフローチャート 実施形態1における画像検証処理を示すフローチャート 実施形態1における検証処理の例を説明する図 実施形態2における領域分割処理を説明するフローチャート 実施形態2における領域分割処理の例を説明するフローチャート 実施形態1における画像入力装置の構成を説明する図 実施形態1におけるホストコンピュータの構成を説明する図 実施形態1における検証処理の例を説明する図 実施形態1の変形例における画像検証装置の構成を説明するブロック図 実施形態1における第1の領域特性値、及び第2の領域特性値を説明する図 実施形態2における画像入力装置の構成を示すブロック図 実施形態2における画像検証装置の構成を説明するブロック図 その他の実施形態における領域分割処理の例を説明する図 実施形態1の変形例における画像入力装置の構成を説明するブロック図 実施形態における画像データのフォーマットを説明する図
(第1の実施形態)
<画像入力装置の基本構成>
まずはじめに、図8を用いて、本実施形態に適応可能な画像入力装置について説明する。図8は本実施形態に適応可能な画像入力装置(情報処理装置)の基本構成を示す図である。図8に示すように本実施形態における画像入力装置81は、ROM82、保管用メモリ83、作業用メモリ84、CPU85、操作部86、光学系87、駆動部88、及びI/F89から構成され、夫々はバス810で接続されている。
画像入力装置81は、例えば一般に普及しているデジタルカメラであり、操作部86を用いて撮影指示がなされた際、光学系87により生成されたデジタル画像データを保管用メモリ83などへ蓄積できる。図中、ROM82は読み出し専用メモリであり、あらかじめ動作プログラムや検証データ生成に必要な共有情報が格納される。保管用メモリ83は処理済の画像データを格納する。作業用メモリ84では画像データが一時的に保管され、ここで該画像データの圧縮及び各種演算処理が行われる。CPU85は撮影指示がなされると、ROM82にあらかじめ格納されているプログラムに従い、画像データの圧縮処理、検証データ生成等の各種演算処理を行う。操作部86は撮影者の撮影指示、及び種々のパラメータの設定をはじめとする各種の指示を受け付けるためのユーザインターフェイスである。光学系87は電荷結合素子CCD、或いは相補型金属酸化物半導体CMOS等の光学センサーを含み、撮影指示がなされると被写体の撮影、電気信号処理、デジタル信号処理等を行う。駆動部88は撮影に必要な機械的な動作をCPU85の制御のもとで行う。I/F89はメモリカード、携帯端末、通信装置といった外部装置とのインタフェースであり、画像データや検証データをこれらの機器へ送信する時に使用される。
<ホストコンピュータの基本構成>
次に、図9を用いて、本実施の形態に適応可能なホストコンピュータについて説明する。図9は本実施形態に係る画像検証装置(情報処理装置)として機能するホストコンピュータの基本構成を示し、かつその周辺機器との関係を示すための図である。
同図において、ホストコンピュータ91は、例えば一般に普及しているパーソナルコンピュータである。ホストコンピュータ91は、HD96、CD97、FD98、及びDVD99などに画像データを蓄積したり、或いは蓄積されている画像データ等をモニタ92に表示したりすることが可能である。更に、NIC910などを用いて、これらの画像データをインターネットなどを介して配布させることが可能である。また、ユーザからの各種指示等は、ポインティングデバイス912、及びキーボード913からの入力により行われる。ホストコンピュータ91の内部では、バス915により後述する各ブロックが接続され、種々のデータの受け渡しが可能である。図中、92はホストコンピュータ91からの種々の情報を表示することの出来るモニタである。93はホストコンピュータ91内の各部の動作を制御、或いはRAM95にロードされたプログラムを実行することのできるCPUである。94はBIOSやブートプログラムを記憶しているROMである。95はCPU93にて処理を行うために一時的にプログラムや処理対象の画像データを格納しておくRAMであり、ここにOSやCPU93が後述の各種処理を行うためのプログラムがロードされることになる。96はRAM等に転送されるOSやプログラムを格納したり、装置が動作中に画像データを格納したり、読出すために使用されるハードディスク(HD)である。97は、外部記憶媒体の一つであるCD−ROM(CD−R、CD−R/Wなど)に記憶されたデータを読み込み或いは書き出すことのできるCD−ROMドライブである。98は、CD−ROMドライブ97と同様にFD(フロッピー(登録商標)ディスク)からの読み込み、FDへの書き出しができるFDドライブである。99も、CD−ROMドライブ97と同様にDVD−ROMからの読み込み、DVD−RAMへの書き出しができるDVD−ROM(DVD−RAM)ドライブである。尚、CD−ROM、FD、DVD−ROM等に画像処理用のプログラムが記憶されている場合には、これらプログラムをHD96にインストールし、必要に応じてRAM95に転送されるようになっている。911は、RAM95、HD96、CD−ROM97、FD98、DVD99などに記憶されている画像データを、インターネットなどのネットワークに接続するNIC910にホストコンピュータ91を接続するためのI/Fである。I/F911を介してホストコンピュータ91は、インターネットへデータを送信したり、インターネットからデータを受信したりする。914は、ホストコンピュータ91にポインティングデバイス912やキーボード913を接続するためのI/Fで、I/F914を介してポインティングデバイス912やキーボード913から入力された各種の指示がCPU93に入力される。
<画像入力処理部の構成>
以下、図1(A)を用いて本実施の形態に適用される画像入力処理部(機能)を説明する。尚、以下の説明では、前述した画像入力装置81に電源が投入され、OSが作業用メモリ84にロードされている場合である。
尚、本発明はこれに限定されず、前述したホストコンピュータ91によって実行できる。この場合、各処理部は、該当するプログラム及びそれを実行するCPU93、場合によっては周辺のハードウェアでもって実現する。
図1(A)に示すように、本実施形態における画像入力装置81は、画像発生部11、領域分割処理部12、第1の領域特性値算出部13、第2の領域特性値算出部14、領域順序ソート部15、検証データ生成処理部16、及び画像出力部17から構成される。尚、ここで説明する画像入力処理はソフトウェア処理により実現されても良い。その場合には、上記各部は上記処理に必要な機能を概念的なものとして捉えたものと考慮されるべきものである。
図中、画像発生部11は、光学系87により、CMOS(相補型金属酸化物半導体)、或いはCCD(電荷結合素子)などの光学センサー、及び光学系を制御するマイクロプロセッサなどを有する。そして、光学系、及び光学センサーによって生成されたビデオ信号をイメージ情報として取得し、画像データIを形成する。画像発生部11で発生した画像データIは後段の領域分割処理部12、及び画像出力部17へ出力する。
領域分割処理部12は、前段の画像発生部11で発生した画像データIを入力し、入力された画像データIの領域分割処理を実行し、領域分割結果Rを出力する。領域分割処理部12における領域分割処理は、色情報、輝度情報などの属性を参照して、自動的に実行することが可能である.また、分割される領域の形は、特に定めるものではなく、上述の領域分割の属性を用いて分割されるものであればよい。また、領域分割処理には、類似の特徴を有する小領域の統合を繰り返す統合アプローチや、画像全体から開始して、特徴が均一でない限り分割を繰り返す分割アプローチが適用可能である。領域分割処理の一例として、色情報、或いは輝度情報を用いた領域分割法としてよく知られているk平均アルゴリズムがある。その他、領域成長法、watershed 変換を用いた領域分割法なども知られている。k平均アルゴリズム、領域成長法、watershed 変換を用いた領域分割の詳細については当業者にとって周知の技術であるため説明は省略する。
第1の領域特性値算出部13は、前段の領域分割処理部12で分割された領域分割結果Rを入力し、入力した領域分割結果Rに基づいて領域毎に第1の領域特性値を算出し、算出された第1の領域特性値P1を出力する。本実施形態では、第1の領域特性値として各領域の面積を適用するものとするが、本発明はこれに限定されない。すなわち第1の領域特性値は、たとえ画像(または画像を構成する各領域)が回転したとしても変化しないような特性値(画像の座標に依存せず、画像の座標情報とは独立の特性値)であれば種々の特性値を適用可能である。上記面積以外の例を以下にあげる。各領域の輪郭画素の数に相当する“周囲の長さ”。輪郭形状の複雑さ(凹凸の度合い)に相当する複雑度(周囲長÷面積、或いは周囲長÷面積などで求められる値)。領域の細長さの程度に相当する“伸長度”(面積÷幅、ここで幅は領域の中心線に沿って計った幅の平均値など)。輝度情報や色情報の平均値。輝度情報や色情報の分散。上記特性値の組み合わせ。
第2の領域特性値算出部14は、前段の領域分割処理部12で分割された領域分割結果Rを入力し、入力された領域分割結果Rに基づいて領域毎に第2の領域特性値を算出し、算出された第2の領域特性値P2を出力する。本実施形態では、第2の領域特性値として各領域の輝度値の平均値を適用するものとするが、本発明はこれに限定されない。すなわち第2の領域特性値は、第1の領域特性値と同様に、たとえ画像が回転したとしても変化しない特性値であれば種々の特性値を適用可能である。その種々の例は、第1の領域特性値と同様であるので、説明を省略する。なお、ここでは、第1の領域特性値P1、及び第2の領域特性値P2は異なる特性値を利用するものとする。
領域順序ソート部15は、前段の第1の領域特性値算出部13、および第2の領域特性値算出部14で算出された第1の領域特性値P1、及び第2の領域特性値P2を入力する。そして、領域順序ソート部15は、第1の領域特性値P1の相対関係を用いて第2の領域特性値P2をソートし、ソート済み第2の領域特性値Sを出力する。ここで、第1の領域特性値算出部13、第2の領域特性値算出部14、及び領域順序ソート部15における一連の処理について図12に示す例を用いて説明する。
図12において、121は領域分割された夫々の領域に割り当てられた領域番号である。122は第1の領域特性値算出部13で算出された第1の領域特性値P1であり、123は第2の領域特性値算出部14で算出された第2の領域特性値P2である。これらの第1の領域特性値P1、及び第2の領域特性値P2が領域順序ソート部15に入力されると、領域順序ソート部15は第1の領域特性値P1に基づいて領域をソートする。図12はそのソート結果を示している。図12の場合、第1の領域特性値P1の降順(図中、125)にソートしている。ソートした結果、夫々の領域は124に示すように「2、1、3、4、7、6、5」の順に並び替えられる。そして、最終的に126に示すような「130、180、190、120、10、50、100」がソート済み第2の領域特性値Sとして領域順序ソート部15から出力される。尚、本実施形態では降順にソートするものとして説明するが、本発明はこれに限定されることなく、昇順のソートや、或いは予め定めた所定の規則に従って並べる種々のソート方法が含まれることが明らかである。検証データ生成処理部16は、前段の領域順序ソート部15から出力されたソート済み第2の領域特性値Sを入力する。そして、入力されたソート済み第2の領域特性値S、及び署名鍵Ksから検証データSign(S)を生成し、生成された検証データSign(S)を出力する。本実施形態における検証データとしては、MAC(Message Authentication Code)やデジタル署名などが適用可能である。尚、MAC及びデジタル署名の生成方法については当業者にとって公知の技術であるので詳細な説明は省略する。検証データとしてMACを適用する場合には、MACを生成するための秘密情報を、署名鍵Ksとして入力するようにし、MACを生成する際に利用する。署名鍵Ksは画像入力装置と後述する画像検証装置とで共有しておく必要がある。このため、予め画像入力装置内部のROM82、及び画像検証装置内部のROM94などに共通の秘密情報を保持しておき、検証データ生成処理部16が必要に応じて当該秘密情報を利用するようにする。或いは、ICカード等の耐タンパーな装置内部に署名鍵Ksを保持しておき、当該ICカードを画像入力装置及び画像検証装置に接続するようにし、検証データ生成処理部16がICカード内部から署名鍵Ksを取得して利用するようにしても良い。或いは、画像入力装置の内部で新たに秘密情報を発生させ、発生した秘密情報を署名鍵Ksとして利用するようにしても良い。この場合、発生した秘密情報はICカード等の耐タンパーな装置内部に保持したり、或いは暗号化を施した後画像検証装置へ送信するようにすれば良い。一方、検証データとしてデジタル署名を適用する場合には、デジタル署名を生成するための秘密鍵を、署名鍵Ksとして入力するようにする。このため、予め画像入力装置内部のROM82に署名鍵Ksを保持しておき、検証データ生成処理部16が必要に応じて当該署名鍵Ksを利用するようにする。或いは、ICカード等の耐タンパーな装置内部に署名鍵Ksを保持しておき、当該ICカードを画像入力装置に接続するようにし、検証データ生成処理部16がICカード内部から署名鍵Ksを取得して利用するようにしても良い。或いは、画像入力装置の内部で新たに署名鍵Ksを発生させ、発生した署名鍵Ksを利用するようにしても良い。また、何れの場合においても、検証データ生成処理部16が利用した署名鍵Ksに対応する公開鍵が、後述する画像検証装置の内部で必要となる。このため、後段の画像出力部17において、署名鍵Ksに対応する公開鍵を画像データに付加して、画像検証装置へ送信するようにする。或いは、不図示のサーバ上に公開鍵を保持しておき、当該サーバ上の公開鍵の保持位置を示す情報(URLなど)を画像データに記録するようにしておく。そして、画像検証装置は当該保持位置を示す情報を用いることにより、必要に応じて公開鍵をサーバから取得するようにしても良い。尚、本実施形態では検証データとして第2の領域特性値SからMACやデジタル署名を生成するものとして説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、入力された第2の領域特性値Sをそのまま検証データとしても良い。また例えば入力された第2の領域特性値Sを画像検証装置と予め共有しておいた秘密情報を用いて暗号化し、暗号化した第2の領域特性値Sを検証データとしても良い。
画像出力部17は、前段の画像発生部11から出力された画像データI、及び検証データ生成処理部16から出力された検証データSign(S)を入力し、検証データSign(S)を画像データIに付加して出力する。本実施形態では付加方法として、Exifなどでフォーマット化されている画像データIのヘッダ中に検証データSign(S)を記録する。しかしながら本発明はこれに限定されることなく、種々の方法で検証データSign(S)を画像データIに付加することが可能である。例えば、画像データIの末尾(テイラ)に検証データSign(S)を連結するようにしても良い。また、本実施形態では、画像出力部17において、領域分割処理部12で領域分割処理した領域数nを領域分割処理部12から取得し、画像データIに付加するようにしても良い。領域数nを画像データIに付加し、後述する画像検証装置(図2)の領域分割処理部22で、領域数nと等しくなるように領域分割を実行するようにすれば、画像入力装置と画像検証装置とで同じ領域分割結果が得られやすくなる。或いは、領域数nを画像データに付加する代わりに、予め画像入力装置と画像検証装置とで領域数nを共有しておき、共有している領域数nに基づいて領域分割処理するようにしても良い。
図17は画像出力部17が出力するデータのフォーマットを示す図である。図17に示すように、Exifなどでフォーマット化されている画像データのヘッダ部分に、検証データSign(S)や領域数nを記録して画像データと共に出力する。画像出力部17は、画像データIをリムーバブルメディア等の記憶媒体に記録したり、或いは、有線/無線のネットワークを介して所定のホストへ送信したりする。
<撮影処理のフローチャート>
以下、図3(A)を用いて本実施形態における画像入力装置で実行される撮影処理の流れを説明する。図3(A)はその撮影処理の流れを示すフローチャートである。まず、画像発生部11を用いて画像データIを撮影する(S31)。次に、領域分割処理部12において画像データIを領域分割処理する(S32)。そして、領域分割された各領域に対して第1の領域特性値算出部13において第1の領域特性値P1を算出する(S33)。同様に、領域分割された各領域に対して第2の領域特性値算出部14において第2の領域特性値P2を算出する(S34)。そして、領域順序ソート部14において、第1の領域特性値P1に基づいて第2の領域特性値P2をソートし(S35)、ソート済み第2の領域特性値Sから検証データ生成処理部16において検証データSign(S)を生成する(S36)。最終的に、画像出力部17において、画像データI、及び検証データSign(S)を合成して出力する(S37)。
<画像検証処理部の構成>
以下、図2(A)を用いて本実施形態に適用される画像検証装置の画像検証処理部(機能)を説明する。尚、以下の説明では、前述したホストコンピュータ91に電源が投入され、OSが作業メモリ95にロードされている場合である。図2(A)に示すように、本実施形態における画像検証装置は、画像入力部21、領域分割処理部22、第1の領域特性値算出部23、第2の領域特性値算出部24、領域順序ソート部25、及び検証部26から構成される。尚、ここで説明する画像検証処理はソフトウェア処理により実現されても良い。その場合には、上記各部は上記処理に必要な機能を概念的なものとして捉えたものと考慮されるべきものである。図中、画像入力部21からは、前述した画像入力装置から出力された画像データI’が入力される。画像入力装置から出力された画像データI’がリムーバブルメディア、及び/或いはネットワーク等を介して入力されると考えると理解し易い。尚、本実施の形態では、画像入力装置から出力された画像データIが途中で改ざんされる可能性を考慮し、画像データI’が画像検証装置に入力されるものとして説明する。また、画像入力部21は入力された画像データI’のヘッダを解析し、付加されている検証データSign’(S)を抽出し、抽出した検証データSign’(S)を出力する。本実施形態では、画像入力装置で生成されたSign(S)が途中で改変されることを考慮しSign‘(S)と表記するが、改変されていない場合はSign’(S)はSign(S)と同一となる。領域分割処理部22、第1の領域特性値算出部23、第2の領域特性値算出部24、及び領域順序ソート部25の内部で実行される各処理は、図1(A)における領域分割処理部12、第1の領域特性値算出部13、第2の領域特性値算出部14、及び領域順序ソート部15と同様の処理である。尚、領域分割処理部22は、画像入力部21から画像データIに付加されている領域数nを取得し、取得した領域数nと等しい領域分割数となるように領域分割処理を実行するようにしても良い。これにより、前述した画像入力装置と画像検証装置とで同じ領域分割結果が得られやすくなる。或いは、領域数nを画像データに付加する代わりに、予め画像入力装置と画像検証装置とで領域数nを共有しておき、共有している領域数nに基づいて領域分割処理するようにしても良い。検証部26は、前段の領域順序ソート部25から出力されたソート済み第2の領域特性値S’、画像入力部21で抽出された検証データSign’(S)、及び検証鍵Kvが入力される。そして、入力されたデータを用いて画像データI’が改ざんされているか否かを検証し、検証結果(OK/NG)を出力する。ここで、検証部26で実行される検証処理は、前述した検証データ生成処理部17に対応するものでなければならない。即ち、検証データ生成処理部17においてMACが生成された場合、検証部26ではMACを用いて検証処理が実行される。一方、検証データ生成処理部17においてデジタル署名が生成された場合、検証部26ではデジタル署名を用いて検証処理が実行される。また、検証鍵Kvは、MACの場合は検証データ生成処理部17で適用された署名鍵Ksと同一の秘密情報を適用し、デジタル署名の場合は検証データ生成処理部17で適用された署名鍵Ksに対応する公開鍵であると考慮されるべきものである。尚、MAC及びデジタル署名を用いた検証方法については当業者にとって公知の技術であるので詳細な説明は省略する。なお、本実施形態では検証データとして第2の領域特性値S’をMACやデジタル署名をもちいて検証するものとして説明するが、本発明はこれに限定されない。即ち、検証方法は、その検証データの生成方法に合わせて選択される。例えば、検証データが第2の領域特性値Sそのものであれば、入力された第2の領域特性値S’そのものを検証データとして比較することにより、画像データの改ざんを検証する。
<画像検証処理のフロー>
以下、図4(A)を用いて本実施形態における画像検証装置で実行される画像検証処理のフローを説明する。図4(A)は本実施形態に適用可能な画像検証処理の流れを示すフローチャートである。まず、画像入力部21を用いて画像データI’を入力する(S41)。次に、領域分割処理部22において画像データI’を領域分割処理する(S42)。そして、領域分割された各領域に対して第1の領域特性値算出部23において第1の領域特性値P1’を算出する(S43)。同様に領域分割された各領域に対して第2の領域特性値算出部24において第2の領域特性値P2’を算出する(S44)。そして、領域順序ソート部24において、第1の領域特性値P1’に基づいて第2の領域特性値P2’をソートする(S45)。ソート済み第2の領域特性値S’、及び検証データSign’(S)を用いて検証部26において画像データI’の改ざんの有無を検証する(S46)。本実施形態によれば、領域分割処理部12、第1の領域特性値算出部13、第2の領域特性値算出部14、及び領域順序ソート部15を用いて生成したソート済み第2の領域特性値Sから検証データを生成するようにしている。以上説明した実施形態によれば、たとえ画像入力装置と画像検証装置の間で画像データIに対して回転処理が施された場合でも、検証処理を成功させることが可能となる。この原理について、図5に示す例を用いて説明する。図5において、51、及び53の各行は夫々原画像、及び原画像を回転した画像に関する各種データを示す。一方、各列は左から検証対象画像、領域分割結果、第1の領域特性値、及びソート済み第2の領域特性値を示す。検証対象画像は、図2(A)における画像データI’に対応し、領域分割結果は、図2(A)における領域分割結果R’に対応する。そして、第1の領域特性値は、図2(A)における第1の領域特性値P’を領域順序ソート部24の内部で降順にソートした状態に対応し、ソート済み第2の領域特性値は、図2(A)におけるソート済み第2の領域特性値S’に対応する。ここで、第1の領域特性値における各領域の下の数字は第1の領域特性値を示している。 尚、本実施形態においては第1の領域特性値としては領域の面積、第2の領域特性値としては領域の輝度値の平均値を用いていることに注意されたい。まず、領域分割結果に関しては、回転画像(53)においても、原画像(51)と同様の領域分割結果が得られる。即ち、原画像から得られた領域と同一の領域が回転画像(53)からも得ることができる。次に、第1の領域特性値に関しては、回転画像(53)においても、原画像(51)と同様のソート結果となる。即ち、降順にソートした場合、原画像(51)における領域順序と同一の領域順序が回転画像(53)からも得ることができる。これは原画像(51)を回転させることによって、各領域の第1の領域特性値(この場合、面積)の絶対値が原画像から変化した場合でも、第1の領域特性値間の相対的な関係は変化しないことによるものである。そして最終的に、ソート済み第2の領域特性値に関しては、回転画像(53)においても、原画像(51)と全く同一の結果となる。これは、原画像(51)を回転させたとしても、第1の領域特性値によって各領域同士の相対的な関係は保持されており、且つ、第2の領域特性値(この場合、輝度値の平均値)が原画像から変化しないことによるものである。一方、本実施形態により、画像入力装置と画像検証装置の間で画像データIに対して改ざんが施された場合に、検証処理を失敗させることが可能となっている。この原理について、図10に示す例を用いて説明する。図10は、図5における原画像(51)を改ざんした画像に関する各種データを示す。(画像データの右上の部分が改ざんされている。)まず、領域分割結果に関しては、改ざん画像においては原画像(51)と異なる領域分割結果が得られる。これは、改ざん部分の輝度値が原画像から変化したことによるものである。すると、第1の領域特性値に関しても、原画像には存在しない領域がソート結果に含まれることになり、結果として原画像とは異なるソート済み第2の領域特性値が得られることになり、検証処理は失敗する。尚、本実施形態では第1の領域特性値P1、及び第2の領域特性値P2が異なる特性値を利用することで、仮に片方の特性値の求め方を第三者に知られてしまう状況があったとして、もう片方の特性値の求め方を知られない限り、改ざんが困難であるいう効果がある。
なお、本実施例で適用する特性値を、「画像が回転しても変化しない特性値」ではなく、「画像が拡大、縮小、回転しても変化しない特性値」に限定することにより、実施例で生成される検証データに拡大、縮小の耐性も持たせることが可能である。「画像が拡大、縮小、回転しても変化しない特性値」として、例えば、各領域の輝度情報の平均値、色情報の平均値、輝度情報の分散、色情報の分散などが相当する。
また、以上の説明では、領域分割処理部12が画像データを複数の領域に分割するものとして説明したが、領域分割処理部12が複数の領域に分割しない場合も考え得る。その場合には、画像全体を1つの領域として考えることになる。よって、この場合には、領域の順序をソートする必要が無いので、複数の領域特性値は必要ない。即ち、画像全体に対して1つの領域特性値を算出し、これに基づいて検証データを生成すれば良いであろう。そして、領域データの種類、および領域特性値から検証データを生成する方法は、上述したものと同様である。よってこの場合には、例えば、図1Aにおける領域分割処理部12と第1の領域特性値算出部13と領域順序ソート部15が不要である。
<変形例1>
以上説明した実施形態では、第1の領域特性値算出部13、及び第2の領域特性値算出部14で算出される第1の領域特性値P1、及び第2の領域特性値P2は異なる特性値を利用するものとして説明した。しかしながら、その変形例として、同じ特性値を利用するようにしても良い。同じ特性値を利用することで、構成や処理を少なくすることができる。以下では、同じ特性値を利用する場合の構成について、図11、及び図16を用いて説明する。まず、本変形例における画像入力装置の構成を図16を用いて説明する。図16は本変形例における画像入力処理装置の機能を説明する図である。上記第1の実施形態と異なる点は、領域特性値算出部161と、領域順序ソート部162である。領域特性値算出部161と、領域順序ソート部162以外は上記第1の実施形態と同様の構成・処理であるため説明は省略する。領域特性値算出部161は、上記第1の実施形態における第1の領域特性値算出部13、あるいは第2の領域特性値算出部14と同様の構成である。領域順序ソート部162は、前段の領域特性値算出部161で算出された領域特性値Pが入力され、領域特性値Pをソートし、ソートした領域特性値Sが出力される。即ち、上記第1の実施形態における領域順序ソート部15では、第1の領域特性値P1をソートするために第2の領域特性値P2を用いるようにしていたが、本変形例では領域特性値Pを直接ソートするようにしている。次に、本変形例における画像検証装置の構成を図11を用いて説明する。図11は本変形例における画像検証処理装置の機能を説明する図である。上記第1の実施形態と異なる点は、領域特性値算出部111と、領域順序ソート部112である。領域特性値算出部111と、領域順序ソート部112以外は上記第1の実施形態と同様の構成・処理であるため説明は省略する。領域特性値算出部111は、前述した図16における領域特性値算出部161と同様の構成・処理である。領域順序ソート部112は、前述した図16における領域順序ソート部162と同様の構成・処理である。尚、領域特性値算出部111、及び領域特性値算出部161で算出する領域特性値Pとしては、たとえ画像データが回転したとしても変化しない特性値であれば種々の特性値を適用可能である。その例は上記実施例で説明した通りである。以上説明したように、本変形例によれば、ソートに用いる特性値と検証データに用いる特性値を同じにすることで、上記第1の実施形態より構成や処理を少なくすることができる。
<変形例2>
以上説明した実施形態では、図1における領域順序ソート部15から出力されたソート済み第2の領域特性値Sを検証データ生成処理部16に入力し、検証データSign(S)を生成するようにしていた。しかしながら、その変形例として、第2の領域特性値Sに含まれる各領域特性値間の大小関係を算出し、算出した大小関係を用いて検証データを生成しても良い。以下では、各領域特性値間の大小関係を用いて検証データを生成する例を説明する。まず、本変形例における画像入力装置の構成を図1(B)を用いて説明する。図1(B)では、大小関係算出部18以外は前述した図1(A)と同様の構成・処理であるため説明を省略する。大小関係算出部18は、前段の領域順序ソート部から出力されたソート済み第2の領域特性値Sを入力し、入力されたソート済み第2の領域特性値Sから各領域特性値間の大小関係を算出し、算出した大小関係Oを出力する。出力された大小関係Oは後段の検証データ生成処理部16に入力され、検証データSign(O)が算出される。ここで、大小関係算出部18の内部で実行される大小関係算出処理について説明する。本変形例における大小関係算出処理は、入力された第2のソート済み第2の領域特性値Sに含まれる各領域特性値間の大小関係を次の式に示すように算出するものである。
if S(i)>S(j) then O(k)=1
else O(k)=0 ・・・ (式1)
ここで、S(x)はソート済み第2の領域特性値Sに含まれる各領域特性値であり、i、jは第2の領域特性値Sを示すインデックスである。またO(x)は算出された大小関係であり、kは大小関係を示すインデックスである。
図5に示した例を用いて大小関係算出処理の具体例を示す。図5に示した例ではソート済み第2の領域特性値は、「S(0)=130、S(1)=180、S(2)=190、S(3)=10、S(4)=50、S(5)=100」である。i=0、j=1〜5に対するO(k)を夫々式1を用いて算出すると「O(1)=0、O(2)=0、O(3)=1、O(4)=1、O(5)=1」となる。これと同様の処理をiとjの全ての組み合わせについて行い、結果として得られたO(k)の値を連結して大小関係Oとして出力する。尚、必ずしもiとjの全ての組み合わせについて大小関係を算出する必要はなく、乱数によってランダムに選択された組み合わせや、予め決められた組み合わせに関してO(k)を算出するようにしても良い。
次に、本変形例における画像検証装置の構成を図2(B)を用いて説明する。図2(B)でも、大小関係算出部27以外は前述した図2(A)と同様の構成・処理であるため説明は省略する。また、大小関係算出部27の内部で実行される大小関係算出処理は、図1(B)における大小関係算出部18と同様であるため、説明は省略する。
次に、本変形例における画像入力装置の撮影処理のフローを図3(B)を用いて説明する。図3(A)と同様の処理に関しては同じ番号を付与して示し、説明は省略する。図3(B)に示すように、S35による領域順序ソート処理の後、S38において大小関係算出部18を用いて大小関係Oを算出し、算出した大小関係からS36による検証データ生成処理を実行するようにする。
次に、本変形例における画像検証装置の検証処理のフローを図4(B)を用いて説明する。図4(A)と同様の処理に関しては同じ番号を付与して示し、説明は省略する。図4(B)に示すように、S45による領域順序ソート処理の後、S47において大小関係算出部27を用いて大小関係O’を算出し、算出した大小関係を用いてS36による検証処理を実行するようにする。
以上説明したように、本変形例によればソート済み第2の領域特性値から検証データを生成する代わりに、それらの大小関係から検証データを生成することで、より耐性を向上させられるという効果がある。具体的には、検証対象となる画像データに回転や縮小などに加え、更に、γ補正、コントラスト補正などの種々の画像処理が施された場合にも検証を成功させること(すなわち、「画像データが改ざんでない」と判断されること)ができるという効果がある。これは検証対象となる画像データに対してγ補正やコントラスト補正を施した場合には、ソート済み第2の領域特性値の各値は変化してしまうが、それらの大小関係までは変化しないからである。
(第2の実施形態)
以上の説明では、画像が改ざんされていない場合には、画像入力装置と画像検証装置とで同じ領域分割結果が得られるはずであることを前提としている。このため、第1の実施形態では、画像入力装置における領域分割数を画像検証装置に送信し、画像入力装置と画像検証装置とで領域分割数が等しくなるようにしていた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。即ち、画像が改ざんされていない場合に、画像入力装置と画像検証装置とにおいて、同じ領域分割結果を得ることができればよい。例えば、領域分割結果を繰り返し実行するようにし、1回の領域分割が終了した時点の領域分割結果に応じて、更に領域分割処理を実行するか、或いは領域分割処理を終了するかを判断しても良い。そこで、本実施形態においては、1回の領域分割処理の結果から得られる領域特性値間の関係を用いて、領域分割処理を続けるか否かを判断する方式を説明する。
以下、図13を用いて本実施の形態に適用される画像入力装置81の機能を説明する。尚、以下の説明では、前述した画像入力装置81に電源が投入され、OSが作業用メモリ84にロードされている場合である。ここで説明する画像入力処理はソフトウェア処理により実現されても良い。その場合には、上記各部は上記処理に必要な機能を概念的なものとして捉えたものと考慮されるべきものである。上記実施形態1と異なる点は、領域分割判定処理部131が追加された以外は、上記実施形態1と同様の構成・処理であるため説明は省略する。領域分割判定処理部131は、前段の領域分割処理部12から出力された領域分割結果が適切か否かを判定し、適切であると判定した場合には後段の第1の領域特性値算出部13、及び第2の領域特性値算出部14に領域分割結果Rを出力する。一方、領域分割結果が適切でないと判定した場合には、再度前段の領域分割処理部12に対して領域分割処理を要求する。
以下、図6を用いて本実施形態における領域分割処理部12、及び領域分割判定処理部131における処理のフローを図6(A)を用いて説明する。まず、領域分割処理部12を用いて画像データIを領域分割する(S61)。そして、領域分割判定処理部131において、領域間の第1の領域特性値の差が、予め決められた所定の閾値より大きいか否かが判定される(S62)。閾値以下であると判定された場合には領域分割処理を終了し、領域分割結果Rを後段の第1の領域特性値算出部13、及び第2の領域特性値算出部14へ出力する。さもなければ、S61に処理を戻し、再度領域分割処理を実行する。ここで、以上説明した図6(A)に示した処理フローにおいて、例えば各領域の輝度値の平均値に基づいてS61による領域分割処理を実行しているような場合を考える。このような場合、S61における領域分割の結果、領域内の輝度値の平均値が領域分割の前後で変化しない様な領域は、たとえS62において領域間の特性値差が閾値より大きいと判定されたとしても、S61による再領域分割により領域は分割されないことも想定され得る。こうした状況を考慮した場合の変形例を図6(B)を用いて説明する。まず領域分割処理に先立って、予め図6(C)に示すような特性値リストを特性値の適用順にRAM95(図9)などに保持しておく。そして、領域分割処理が開始されると、図6(C)に示した特性値リストに最初に登録されている特性値を初期特性値として設定する(S63)。図6(C)に示した例の場合、「輝度値の平均値」が初期特性値として設定されることになる。そして、領域数n1に値「1」を代入する(S64)。これは、この段階ではまだ一度も領域分割処理されていないため、画像全体を一つの領域とみなし、領域数を「1」とするものである。次に、S63で設定した初期特性値を用いて画像データIを領域分割し(S65)、領域分割後の領域数をn2を算出する(S66)。そして、領域分割判定処理部131において、領域間の第1の領域特性値の差が、予め決められた所定の閾値より大きいか否かが判定される(S62)。閾値以下と判定された場合には領域分割処理を終了し、領域分割結果Rを後段の第1の領域特性値算出部13、及び第2の領域特性値算出部14へ出力する。一方、閾値より大きいと判定された場合には、処理をS67に進める。S67では、S64及びS66で算出した領域数n1及びn2の差を算出し、算出した差が閾値より小さいか否かを判定する。閾値より小さいと判定された場合は、前述した特性値リストから次に登録されている特性値を設定し(S68)、処理をS69に進める。図6(C)に示した例の場合、「輝度値の平均値」の次は「輝度値の分散」が特性値として設定されることになる。一方、閾値以上と判定された場合には、処理をS69に進める。そして、S69では領域数n2をn1に代入し、処理をS65に進める。
図6(B)に示した処理フローによれば、例えば輝度値の平均値により領域分割を試みようとした場合でも領域がそれ以上分割されないような場合、輝度値の分散のような異なる特性値を用いて領域分割処理可能である。これにより、単一の特性値を用いては分割できない領域であっても、より小さく領域分割をすることが可能になる。尚、本実施形態の全体処理フローは、図3(A)におけるS32を、図6(A)、或いは図6(B)の処理に置き換えたものである。
以降では、本実施形態における領域分割処理の例について図7を用いて説明する。図7において、71、72、73、及び74は領域分割結果を示す。領域分割処理部132における領域分割処理が分割型アプローチである場合には、1回目の領域分割処理によって71のような領域分割結果が得られる。そして、71のような領域分割結果において各領域間の面積差を算出し、面積差の最大値が所定の閾値以上である場合には、更に領域分割を実行して、72のような領域分割結果を得る。この処理を繰り返すことにより、領域分割結果73、74を得て、最終的に面積差の最大値が所定の閾値以下である74を領域分割結果として出力する。尚、本実施形態は領域分割判定処理のため面積差を用いたが、前述した第1の領域特性値に適用可能な特性値や、或いは領域分割結果に含まれる領域の個数などの領域に関連する情報や、それらの情報間の差や比などの関係を適用してもよい。
以下、図14を用いて本実施形態に適用される画像検証装置91の機能を説明する。尚、以下の説明では、前述した画像検証装置91に電源が投入され、OSが作業用メモリ95にロードされている場合である。尚、ここで説明する画像検証処理はソフトウェア処理により実現されても良い。その場合には、上記各部は上記処理に必要な機能を概念的なものとして捉えたものと考慮されるべきものである。上記実施形態1と異なる点は、領域分割判定処理部141が追加された以外は、上記実施形態1と同様の構成・処理であるため説明は省略する。領域分割判定処理部141の内部処理は、前述した本実施形態における領域分割判定処理部131における処理と同様である。更に、本実施形態における領域分割処理部22、及び領域分割判定処理部141における処理のフローも図6と同様であり、本実施形態の全体処理フローは、図4(A)におけるS42を、図6の処理に置き換えたものである。
本実施形態で説明したように、領域間の特性値を考慮しながら領域分割を行うことで、より改ざんしにくくなるという効果がある。例えば、仮に、特性値の求め方を攻撃者に知られてしまった場合、領域間の特性値の差が大きいところは、領域のソート結果に変化しない程度の改ざんの余地を与えてしまう。しかしながら、領域間の特性値の差が閾値以下になる程度まで領域分割することで、改ざんの余地を減らすことが可能である。
<他の実施形態>
以上説明した実施形態においては、画像発生部11で発生する画像データIが図5の51に示した写真の様な静止画像データであることを前提として説明した。しかし、本発明はこれに限定されず、画像データIが文書データ、或いは文書データ及び画像データを含む複合データである場合にも適用可能である。例えば、画像データIが文書データ、或いは複合データである場合には、図1の領域分割処理部12における領域分割は、文書データ、或いは複合データ中の属性毎に領域分割すれば良い。ここでいう属性とは、文字、写真、表、或いは線画である。領域分割処理技術の具体例としては、特開平06−068301号公報(US特許番号5680478)などで知られる処理がある。この例では、画像データ中の黒画素塊、白画素塊の集合を抽出し、その形状、大きさ、集合状態等の特徴量から、文字、絵や図、表、枠、線といった特徴名で領域を抽出している。
例えば、図15(A)に示すような複合データに対して領域分割処理を施した場合には、図15(B)に示すよう結果となり、それぞれの領域の属性は、152、154、155、156は文字領域、153はカラー写真領域となる。また、文字領域として判定された領域に対しては、更に図15(C)に示すように文字領域内の各文字を切り出すようにし、切り出した各文字(例えば、157)を一つの領域としても良い。また、複合データに対して、図15(B)に示すような属性に応じた領域に分割するか、或いは図15(C)に示すような文字毎の領域まで分割するかを切り替えるようにしても良い。この場合、不図示のユーザインターフェイスを用いて、画像入力装置のオペレータが何れの領域分割処理を実行するかを指示する様にし、オペレータの指示に基づいて領域分割処理を実行するようにすれば良い。また、文字領域として判定された領域から、第1の領域特性値算出部13、或いは第2の領域特性値14において算出する特性値としては、前述したような領域の面積、周囲長、複雑度、伸長度、輝度情報、或いは色情報の平均値、分散が適用できる。さらに、各文字領域に含まれる文字をOCR等の技術を用いて文字認識した結果を適用可能である。本実施形態によれば、画像入力装置のオペレータが複合データのレイアウトに対して改ざん検知を望む場合には、例えば、属性に応じた領域まで分割し、分割した領域の面積を算出して検証データを生成できる。一方、オペレータが複合データに含まれる文書の内容に対して改ざん検知を望む場合には、例えば、文字毎の領域まで分割し、分割した文字領域の文字を認識して検証データを生成できる。
なお、上記各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を積極的に限定するものではない。即ち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱せず、様々な形で実施できる。本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、スキャナ、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、1つの機器からなる装置に適用しても良い。本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。なお、この場合のプログラムとは、実施形態において図に示したフローチャートに対応したコンピュータ可読のプログラムである。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。プログラムを供給するための記録媒体としては、以下に示す媒体がある。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。プログラムの供給方法としては、以下に示す方法も可能である。すなわち、クライアントコンピュータのブラウザからインターネットのホームページに接続し、そこから本発明のコンピュータプログラムそのもの(又は圧縮され自動インストール機能を含むファイル)をハードディスク等の記録媒体にダウンロードする。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせることも可能である。すなわち該ユーザは、その鍵情報を使用することによって暗号化されたプログラムを実行し、コンピュータにインストールさせることができる。また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、実行されることによっても、前述した実施形態の機能が実現される。すなわち、該プログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことが可能である。

Claims (15)

  1. 画像データの改ざんの検証を行うための検証データを生成する情報処理装置であって、
    前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割手段と、
    前記画像データが表す画像が回転しても変化しない、各領域の第1領域特性値と第2領域特性値を算出する算出手段と、
    第1領域特性値を基準として、各領域に対応する第2領域特性値をソートするソート手段と、
    前記ソート手段でソートされた第2領域特性値から、前記画像データの改ざんを検証するための検証データを生成する検証データ生成手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 検証データを用いて、画像データの改ざんの検証を行う情報処理装置であって、
    前記画像データと、前記検証データとを取得する取得手段と
    前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割手段と、
    前記画像データが表す画像が回転しても変化しない、各領域の第1領域特性値と第2領域特性値を算出する算出手段と、
    第1領域特性値を基準として、各領域に対応する第2領域特性値をソートするソート手段と、
    前記ソート手段でソートされた第2領域特性値と、前記検証データを用いて、前記画像データの改ざんを検証する検証手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第1の特性値と前記第2の特性値は異なる種類の特性値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の領域特性値は領域の面積、及び前記第2の領域特性値は領域の平均濃度であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の特性値、及び第2の特性値は前記画像データが拡大縮小しても変化しない特性値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の特性値、或いは第2の特性値は領域の平均濃度であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記検証データ生成手段は、前記ソート結果から、デジタル署名或いはMAC(Message Authentication Code)を生成することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 画像データの改ざんの検証を行うための検証データを生成する情報処理装置であって、
    前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割手段と、
    前記画像データが表す画像が回転しても変化しない、各領域の領域特性値を算出する算出手段と、
    各領域に対応する領域特性値をソートするソート手段と、
    前記ソート手段でソートされた領域特性値から、前記画像データの改ざんを検証するための検証データを生成する検証データ生成手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 検証データを用いて、画像データの改ざんの検証を行う情報処理装置であって、
    前記画像データと、前記検証データとを取得する取得手段と、
    前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割手段と、
    前記画像データが表す画像が回転しても変化しない、各領域の領域特性値を算出する算出手段と、
    各領域に対応する領域特性値をソートするソート手段と、
    前記ソート手段でソートされた領域特性値と、前記検証データを用いて、前記画像データの改ざんを検証する検証手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 画像データの改ざんの検証を行うための検証データを生成する情報処理装置を制御する情報処理方法であって、
    分割手段が、前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割工程と、
    算出手段が、各領域が回転しても変化しない、各領域の第1領域特性値と第2領域特性値を算出する算出工程と、
    ソート手段が、第1領域特性値を基準として、各領域に対応する第2領域特性値をソートするソート工程と、
    生成手段が、前記ソートされた第2領域特性値から、前記画像データの改ざんを検証するための検証データを生成する生成工程を有することを特徴とする情報処理方法。
  11. 検証データを用いて、画像データの改ざんの検証を行う情報処理装置を制御する情報処理方法であって、
    取得手段が、前記画像データと、前記検証データとを取得する取得工程と、
    分割手段が、前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割工程と、
    算出手段が、前記画像データが表す画像が回転しても変化しない、各領域の第1領域特性値と第2領域特性値を算出する算出工程と、
    ソート手段が、第1領域特性値を基準として、各領域に対応する第2領域特性値をソートするソート工程と、
    検証手段が、前記ソート工程でソートされた第2領域特性値と、前記検証データを用いて、前記画像データの改ざんを検証する検証工程とを有することを特徴とする情報処理方法。
  12. 画像データの改ざんの検証を行うための検証データを生成する情報処理装置を制御する情報処理方法であって、
    分割手段が、前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割工程と、
    算出手段が、各領域が回転しても変化しない、各領域の領域特性値を算出する算出工程と、
    ソート手段が、各領域に対応する領域特性値をソートするソート工程と、
    生成手段が、前記ソートされた領域特性値から、前記画像データの改ざんを検証するための検証データを生成する生成工程を有することを特徴とする情報処理方法。
  13. 検証データを用いて、画像データの改ざんの検証を行う情報処理装置を制御する情報処理方法であって、
    取得手段が、前記画像データと、前記検証データとを取得する取得工程と、
    分割手段が、前記画像データが表す画像を複数の領域に分割する分割工程と、
    算出手段が、前記画像データが表す画像が回転しても変化しない、各領域の領域特性値を算出する算出工程と、
    ソート手段が、各領域に対応する領域特性値をソートするソート工程と、
    検証手段が、前記ソート工程でソートされた領域特性値と、前記検証データを用いて、前記画像データの改ざんを検証する検証工程とを有することを特徴とする情報処理方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置が有する各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  15. 請求項14に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読な記憶媒体。
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