JP5347663B2 - 擬似3次元画面生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2次元図形を用いて、建物内のレイアウトを3次元的に表す3次元画像を擬似的に作成する擬似3次元画面生成装置に関するものである。
従来の3次元画面生成装置においては、複数のフロアを階層的に表示し、備品や設備をフロア上に配置することで俯瞰図を生成し、フロア相互間の関係、および各フロア内のレイアウトを実際の状況に近い形で一覧表示する構成にしている。具体的には、表示対象の各フロアの平面図を斜め上から見た擬似的な斜視図を作成、斜視図を同一画面上に階層的に重ねて表示することが開示されている(例えば、特許文献1)。
また、他の3次元画面生成装置においては、3次元形状情報を用いて、敷地に高低差がある複数の建物でも、各敷地の建物を同じ一定の高さでクリッピングして3次元で鳥瞰表示することが開示されている(例えば、特許文献2)。
特開平8−278996号公報 特開2006−350461号公報
従来の3次元画面生成装置では、設備形状やフロアを跨った設備シンボルの表示ができないという問題があった。また、3次元形状情報を用いる方法では、概略表現を行う際に3次元形状情報が必要となり、各設備に対して3次元形状情報を作成する作業が発生し、概略表現であっても、3次元形状を定義する作業工程に工数を要するという問題があった。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、3次元形状情報を定義することなく、設備やフロアを跨った設備シンボルも表示できる概略表現用の擬似3次元表示画像を作成することができる。
本発明に係る擬似3次元画面生成装置は、模様又は色付の2次元図形を表す2次元図形情報、および前記2次元図形情報ごとに配置する高さ情報を含む配置情報を有する複数のシンボル情報を格納する画面定義データベースと、前記シンボル情報を前記画面定義データベースに追加し、前記シンボル情報を編集する画面編集部と、前記シンボル情報ごとに前記配置情報、および対象を立体的に見るための視点情報から図形変換パラメータを求め、当該シンボル情報の前記2次元図形に対して前記図形変換パラメータの図形変換を行い、前記配置情報の高さ情報の値が同じ前記シンボル情報を1つのシンボルグループとし、前記シンボルグループ内で図形変換後の前記2次元図形の重心点の画面横方向座標が画面中心から遠い前記2次元図形から順に重ね合わせるように表示上の前後関係を並べ替え、前記シンボルグループ内で図形変換後の前記2次元図形の重心点の画面縦方向座標値が小さい前記2次元図形から順に重ね合わせるように表示上の前後関係を並べ替え、前記シンボルグループ間では前記配置情報の高さ情報の値が小さいシンボルグループから順に前記シンボルグループの前記2次元図形を重ね合わせて擬似3次元画面の表示情報を作成する図形座標変換処理部とを備えたものである。




この発明は、3次元形状情報を定義することなく、設備やフロアを跨った設備シンボルも、任意の視点からの3次元表示ができる効果がある。
この発明の実施の形態1を示す疑似3次元表示装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるシンボルの種類と視点位置による表現の違いを示す図である。 この発明の実施の形態1の画面編集部における設定項目を示す表である。 この発明の実施の形態1の図形・座標系変換処理部の処理の概要を示す図である。 この発明の実施の形態1の図形・座標系変換処理部の処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1の視点計算部の処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1のシンボル傾斜計算部の処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1で表現される疑似3次元画面を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す疑似3次元表示装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の画面操作処理部における視点位置変更用のユーザインタフェース部品を示す図である。 この発明の実施の形態2の画面操作処理部の処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3を示す疑似3次元表示装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3の図形・座標系変換処理部の処理の概要を示す図である。 この発明の実施の形態3の表示順序処理部の処理の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における擬似3次元画面生成装置2の構成を示すものである。図において、擬似3次元画面生成装置2は、表示対象部品が定義された画面定義データベース(以下、「画面定義DB」と呼ぶ。)3と、表示対象を表示するCRT画面表示装置1とが接続されている。
画面定義DB3は、表示対象部品の2次元図形を定義した2次元図形情報が格納されている。2次元図形情報は、画像を含む模様、または色付の2次元図形を表すものである。格納されている2次元図形情報は、例えば、W3Cで勧告されている、2次元ベクトル画像記述言語であるScalable Vector Graphicsを拡張した形式で記述されたテキストファイルである。ここで、表示対象部品の2次元図形情報は、既知の方法によって定義されているものとする。また、表示対象部品のことを「シンボル」と呼ぶこととする。表示対象部品には、建物のフロア、壁面、設備などが含まれる。
画面定義DB3に格納されるシンボルには、床面を表現するフロアシンボル、このフロアシンボルに直立した壁面を表現する側面用シンボル、フロアシンボルに対して斜めの面を表現する斜面用シンボル、および側面シンボルで常に視点方向(正面方向)を向く標準シンボルの4種類のシンボルがある。これら4種類のシンボルいずれでも、シンボルが定義されたX軸Y軸の2次元座標系(以下、「シンボル座標系」と呼ぶ。)における平面図に対して図形変換を行うことで、各シンボルのフロアシンボルに対して側面、斜面、および常に正面となるように表現している。ここで、図形変換は、2次元の図形変換(2次元アフィン変換)にすることができる。
図2は、4種類のシンボルの例を示すものである。図において、X’Y’Z’座標系(以下、「擬似3次元座標系」と呼ぶ。Z’座標+方向が鉛直上向きである。)内での各シンボルの表示され方を示している。また、図において、左側の図は、視点移動前の表示のされ方を示し、右側の図は、Z’軸を回転軸として回転した後の表示のされ方を示している。
図中で、フロアシンボル201は、擬似3次元座標系において、X’Y’面と平行な図形となっている。また、側面用シンボル202は、X’Y’面に垂直(Z’軸に平行)な図形、すなわちフロアシンボル202と直交する面上の図形となっている。また、斜面用シンボル203は、側面用シンボルをX’Y’面に平行な直線(底辺)を軸として回転した図形となっている。また、標準シンボル204は、X’Y’面に垂直であり、常に、表示画面と平行になる図形となっている。
以上のように、シンボル座標系から疑似3次元座標系への変換は、標準シンボルついては、座標移動のみの図形変換になる。標準シンボル以外のシンボルについては、座標移動のほかに回転や傾斜の図形変換がなされる。疑似3次元画面生成装置2は、画面定義DB3に記述されているシンボル座標系から図形変換をおこない、各シンボルを組み合わせることで疑似的に3次元的な表現を実現している。
図1において、擬似3次元画面生成装置2は、画面定義DB3のシンボルを編集する画面編集部4と、画面定義DB3のシンボルから擬似3次元画面を作成して画面表示装置1に出力する図形座標系変換処理部7とを有する。また、図形座標系変換処理部7は、各シンボルの傾斜を計算するシンボル傾斜計算部5と、視点位置に対応する各シンボルの図形変換を計算する視点計算部6とを用いて処理を行う。
画面編集部4は、画面定義DB3に格納されたシンボル情報を編集するものである。画面編集部4は、シンボル情報の追加・削除、擬似3次元座標系での高さ情報(Z’座標)、傾斜情報(傾斜させる基準軸と傾斜高)の入力および編集をおこなう。画面編集部4は、これらシンボルの追加、削除、高さ情報、傾斜情報の入力および編集のためのユーザインタフェース(グラフィカルユーザインタフェース(GUI)。以下、「GUI」と呼ぶ。)画面を提示する。画面開発者は、あらかじめ各シンボルの位置、形状とそのシンボルに設定するZ座標を知っており、上記情報等をGUIから入力する。画面編集部4にて入力、編集されて設定された情報は、画面定義DB3にシンボルの情報として格納される。
図3は、各シンボルの設定項目を示すものである。各シンボルに対しての設定項目は、図に示すように、「シンボルタイプ」、「図形幅」、「図形高」、「Z座標」、「傾斜高」の5項目である。「シンボルタイプ」は、疑似3次元装置で表現できる4種シンボルを識別するための項目であり、「シンボルタイプ」の値には、画面内で一意に決まる値を入力する。
また、「図形幅」は、変換前の2次元図形における矩形範囲の幅を指定する。同様に、「画面高」は、変換前の2次元図形における矩形範囲の高さを指定する。「Z座標」は、擬似3次元座標系での高さ(各シンボルの上下関係)を指定する。「傾斜高」はシンボルタイプが斜面のときのみ、擬似3次元座標系内での高さ、具体的には上辺と下辺の距離を指定する。
次に、図形座標系変換処理部7は、疑似3次元画面を作成するものである。まず、既存の画面定義DB3を読み込み、シンボルの情報を抽出して保持する。次に、図形座標系変換処理部7は、画面定義DB3より抽出された複数のシンボルそれぞれの情報に対して、あらかじめ登録されている視点位置に基づき、シンボル傾斜部5および視点計算部6に図形変換パラメータを計算させる。次に、図形座標系変換処理部7は、当該シンボル情報の2次元図形に対して、上記計算した図形変換パラメータに基づく図形変換を行う。その後、図形変換した2次元図形について、そのシンボル情報の高さ情報(Z座標)の小さい2次元図形から順に重ね合わせて、全ての2次元図形を重ね合わせたものを擬似3次元画面の表示情報として作成する。図形座標系変換処理部7は、作成した擬似3次元画面の表示情報を画面表示装置1に出力して、画面表示装置1に擬似3次元画面の表示情報が表示される。
シンボル傾斜計算部5は、側面用シンボル、および斜面用シンボルを対象とし、シンボルの情報として設定されている画像幅、画像高、および傾斜高から図形変換(移動、回転、傾斜)用のパラメータを算出する。
視点計算部6は、各シンボルについて、画面定義DB3に格納されたシンボル座標系における位置と、視点情報とを入力として、図形変換用(移動、回転、傾斜)用のパラメータを計算する。
次に、擬似3次元画面生成装置2の動作について説明する。図4は、建物内のエレベータを例にして、画面定義DB3に格納されたシンボルの情報から、擬似3次元画面表示へ変換する処理の概要を示す図である。図において、シンボル表現用の画像部品の情報401、画面定義DB3に格納された情報411、および擬似3次元画面の表示情報421が、この順に作成されることを示している。
図4の例では、エレベータの画像部品401として、階段部品402と手すり部品403とが用意されている。これらの画像部品401は、階段部品402、手すり部品403のように、テクスチャ画像、色付の2次元形状の領域である。
画面編集部4は、画像部品401を画面定義DB3にシンボルとして追加し、情報を付加する。画面定義DB3に格納された状態が、画面定義DB3に格納された情報411に示されている。ここで、画面定義DB3に格納された情報411には、各シンボルのシンボル座標系を表現するため、X軸、Y軸を追加している。ここでは、エレベータの踏み段部分に相当する階段部品シンボル414を斜面用シンボルとして、また、左右の手すりに相当する手すり部品シンボル412,413を側面用シンボルとして、図3に示す設定項目を定義している。
図形座標系変換処理部7は、画面定義DB3に格納された情報411の各シンボルに図形変換を加えることによって、擬似3次元画面の表示情報421を作成し、擬似3次元画面の表示情報421を画面表示装置1に出力する。ここで、擬似3次元画面の表示情報421には、擬似3次元座標系を表現するため、X軸、Y軸、Z軸を追加している。具体的には、画面定義DB3に格納された情報411の各シンボル情報の2次元図形に図形変換を加えて、階段の傾斜シンボル424と手すりの側面シンボル422,423とが得られる。次に、これら階段の傾斜シンボル424と手すりの側面シンボル422,423とを組み合わせることによって、エレベータの擬似3次元画面の表示情報421が作成される。
次に、図形座標系変換処理部7の動作を説明する。図5は、図形座標系変換処理部7のフローチャートである。まず、ステップ501は、画面編集部で作成した画面定義DB3を読み込みメモリ上に展開する。次に、ステップ502は、読み込まれた画面定義DB3のシンボルの中から、設定項目のZ座標値が同じであるシンボルをグループ化してメモリに格納する。
ステップ503は、全グループについて、図形変換処理が終了しているかを判定する。判定結果が、NOの場合は、未処理のグループを対象として、ステップ504の処理を進め、未処理グループがなくなるまでステップ504の処理を繰り返す。ステップ504は、未処理のグループを一つ抽出する。つづいて、ステップ505は、グループ内の全てのシンボルについて、図形変換処理が終了しているかを判定し、未処理のシンボルがなくなるまで図形変換処理を行う。具体的には、判定結果が、NOの場合は、グループ内の未処理のシンボルを対象として、ステップ506以下の処理を行う。
ステップ506は、処理対象のグループの未処理シンボルを1つ抽出する。次にステップ507は、視点計算部6で図形変換に必要なパラメータである、疑似3次元座標、図形の回転角、拡縮率などを算出し,メモリに格納する。
続いて、ステップ508は、図形変換に必要なパラメータが揃っているかを判定する。この判定処理は、シンボルタイプが側面用シンボル、傾斜用シンボルの場合には、傾斜計算が済んでいなければ判定結果が、NOとなる。また、フロアシンボル、標準シンボルの場合は、傾斜計算が不必要であるので、判定結果がYESとなる。ステップ508の判定結果がNOの場合には、ステップ509は、シンボル傾斜計算部5で、図形変換に必要なパラメータ、具体的には、図形の回転角、傾斜角、拡縮率などを算出して、視点計算部6の結果と組み合わせてメモリに再度格納する。ステップ509が終了すると、処理はステップ508に戻る。この場合、ステップ509でパラメータの算出が終了しているため判定結果がYESとなる。
ステップ508で、判定結果がYESの場合には、ステップ510は、当該シンボルに対して、図形変換処理を実行し、ステップ505に戻る。ステップ505で、判定結果がYESの場合には、処理がステップ503に戻り、ステップ503の判定結果が、YESとなるまで処理を繰り返す。ステップ503で、判定結果がYESの場合には、ステップ511は、各グループをZ座標値順に重ね合わせて、一枚の疑似3次元画面の表示情報を作成する。最後に、ステップ512は、ステップ511で作成した表示情報を画面表示装置1に出力して処理が終了する。
次に、ステップ507の視点計算部6の動作を説明する。図6は、視点計算部6のフローチャートを示す。ステップ601は、図形座標系変換処理部7から受け渡されるシンボルに設定されている項目を抽出して、メモリに格納する。次に、ステップ602は、シンボル同様に、図形座標系変換処理部7から受け渡される視点位置をメモリに格納する。ステップ603は、取得できた視点位置とシンボルの設定項目とから、図形変換用のパラメータである、図形の移動距離や拡縮率を算出する。
ステップ604は、視点計算に関連するパラメータ計算が終了しているか判定する。これは、シンボルが、フロアシンボルであれば判定結果が、NOとなり、続けて、ステップ605にて、回転処理用のパラメータ計算を行って、計算したパラメータをメモリに格納する。ステップ604の判定結果が、YESの場合には、ステップ606は、メモリに格納されている図形変換用パラメータを取得し、図形座標系変換処理部7にパラメータを返す。
次に、図5のステップ509にあたるシンボル傾斜計算部5の動作を説明する。図7は、シンボル傾斜計算部5のフローチャートである。ステップ701は、図形座標系変換処理部7から受け渡されるシンボルに設定されているシンボルタイプが、斜面用か否かを判定する。判定結果が、NOの場合には、ステップ703は、シンボルタイプが、側面用シンボルか否かを判定する。ステップ701の判定結果が、NOの場合には、そのまま終了する。
ステップ701の判定結果がYESの場合(斜面用シンボルの場合)には、ステップ702は、図形座標系変換処理部7から受け渡される視点位置と、シンボルに設定されている傾斜高とに基づいて、傾斜用シンボルのパラメータを算出し、メモリに格納する。続いて、ステップ705は、メモリに格納された値を図形座標系変換処理部7に返して処理を終了する。
ステップ703の判定結果が、YESの場合(側面用シンボルの場合)には、ステップ704は、視点位置からシンボルの傾斜用シンボルのパラメータを算出し、メモリに格納する。続いて、ステップ705は、メモリに格納された値を図形座標系変換処理部7に返して、処理を終了する。
以上により、図形座標系変換処理部7の処理が終了すると、図8に示すような最終的な疑似3次元画面の表示情報を画面表示装置1へ出力し、画面表示装置1に表示される。図8は、このようにして作成した擬似3次元画面の表示例を示す。図のように、エレベータや段差などを含むフロア上の様々なシンボルも表現可能となり、地下鉄構内図のような擬似3次元画面を出力することができる。
上述した本実施の形態1によれば、画面編集部4にて設定したシンボルの設定項目と、視点情報から、テクスチャ画像、色付の2次元形状を図形変換することによって、3次元形状表現用の3次元形状情報を利用することなく、建物内部を俯瞰する概略表現が可能となり、実際の状況に則したフロア構成や案内が実施できるといった効果がある。
また、本実施の形態によれば、擬似3次元画面生成装置2は、平面図上で自由に配置した設備表現用画像(画像部品401)から、3次元形状情報を持っているかのように、立体表示をおこなうことができる。エレベータやフロア内の段差などの表現ができ、表示した疑似3次元画面を様々な角度から閲覧でき、実際の状況に則したフロア構成や案内を実施できる効果がある。
また、本実施の形態によれば、入退室監視画面やネットワーク管理画面をフロアごとに作成し、各シンボルの高さ情報を入力しておくことで俯瞰図による階層表示が可能である。これは、3次元物体を厳密に表現する必要のない表示画面において有効である。
実施の形態2.
本実施の形態は、画面表示装置1にて表示されている疑似3次元画面において、画面閲覧者の画面操作に応じて、視点位置を変更できる実施の形態を説明するものである。本実施の形態は、画面閲覧者の操作ごとに、擬似3次元画面生成装置2が、疑似3次元画面を動的に生成することで実現している。
図9は、本実施の形態の擬似3次元表示画面生成装置2の構成図を示す図である。図において、上記実施の形態1の構成と対応する構成には、同一の符号を付与しており、上記実施の形態1と同様のものである。上記実施の形態1と同様の構成は、具体的には、画面定義DB3、画面編集部4、図形座標系変換処理部7、シンボル傾斜計算部5、視点計算部6、および画面表示装置1である。図において、画面操作処理部8は、画面表示装置1から画面閲覧者の視点移動要求を受け取り、図形座標系変換処理部7に対し、視点位置を受け渡し、視点移動後の疑似3次元画面を作成するよう要求を出す仕組みとなっている。
画面操作処理部8は、画面表示装置1に表示され、視点移動要求を受け取るための画面操作用グラフィカルユーザインタフェース部品(以下、「画面操作用GUI部品」と呼ぶ。)からの情報を受け取る。図10は、画面表示装置1に表示される疑似3次元画面と画面操作用に示す画面操作用GUI部品とを示す図である。
図において、画面表示装置1の画面1001上には、疑似3次元画面1002、および画面操作用GUI部品1003,1004が表示される。画面操作用GUI部品1003は、視点を上下に移動させるユーザインタフェースであり、画面操作部品1004は、Z軸を回転軸として、視点を水平面内で回転させるユーザインタフェースである。画面閲覧者は、この画面操作用GUI部品1003,1004の各ボタンをクリックすることで、視点の変更を行い、疑似3次元画面1002の更新をおこなう。
次に、画面操作処理部8の動作について説明する。図11は、画面操作処理部8のフローチャートを示す。まず、画面閲覧者が、図10に示している画面操作用GUI部品1003,1004を操作する。すると、画面操作処理部8は、画面表示装置1から、視点の変更の情報を受け取る。ステップ1101は、画面操作用GUI部品1003,1004から入力された視点位置が、上下限値を超過しているか判定する。視点の左右移動は回転角であるので上下限値は必要としない。ステップ1102の判定結果が、YESの場合には、そのまま処理を終了する。
ステップ1102の判定結果がNOの場合には、ステップ1103は、視点位置を算出し、メモリに格納する。続いて、ステップ1104は、図形座標系変換処理部7に対して、視点位置の更新と疑似3次元画面の表示情報の作成処理を命令する。この処理が終了し、図形座標系変換処理部7が画面表示装置1へ、擬似3次元画像の表示情報を出力すると、画面表示装置1内の疑似3次元画面1002が視点移動後の画面に更新される。
上述した本実施の形態によれば、一旦表示した疑似3次元画面内の視点を自由に設定し、擬似3次元画面生成装置2が当該視点の画像を高速に作成し、画面表示装置1に表示できるため、3次元形状情報を持たずに、3次元形状情報を持っているかのような立体表示ができる効果がある。したがって、行先案内における多視点画面の表現に有効である。
実施の形態3.
上述の実施の形態では、本来、視点から見て手前にあるシンボルにより隠れることになるシンボルが、正しく表示されない可能性がある。本実施の形態は、このような点を改善するため、上述の実施の形態1または2で、図形座標変換処理部は、配置情報の高さ情報の値が同じ前記シンボル情報を1つのシンボルグループとし、記シンボルグループ内で前記2次元図形の重心点の図形変換後の点の画面横方向座標が画面中心から遠い前記2次元図形から順に並べ、前記シンボルグループ内で前記2次元図形の重心点の図形変換後の点の画面縦方向座標値が小さい前記2次元図形から順に並べ、前記シンボルグループ間では前記配置情報の高さ情報の値が小さいシンボルグループから順に重ね合わせて擬似3次元画面の表示情報を作成するものである。
図12は、本実施の形態における擬似3次元画面生成装置2の構成を示すものである。ここで、上述実施の形態の符号と同じ符号を付したものは、対応するものを表している。図1と同様に、擬似3次元画面生成装置2は、表示対象部品が定義された画面定義データベース3と、表示対象を表示するCRT画面表示装置1とが接続されている。また、擬似3次元画面生成装置2は、上述の画面編集部4と、画面定義DB3のシンボルから擬似3次元画面を作成する図形座標系変換処理部7と、各シンボルの座標をもとにシンボルの前後関係を入れ替える図形順序処理部8とを有する。
図13は、本実施の形態の図形座標系変換処理部7のフローチャートである。基本的に上述の図5のフローチャートに、図形順序処理部8に関する処理であるステップ511を追加したものであり、他のステップは上述と同様である。図において、ステップ511は、図形座標系変換処理部7より受け渡されるZ座標値が同じシンボルグループに対して順序の入れ替えを行う。
図14は、上記ステップ511の表示順序変換部9の処理のフローを示す。ステップ801は、各シンボルグループに対して、順序入れ替え処理が終了しているかを判定する。判定結果がNOの場合には、ステップ802の処理を行う。ステップ802は、グループ内にあるフロアシンボルが最背面にくるようにシンボルを並べ替える。フロアシンボルが複数ある場合には、複数のフロアシンボルを背面側にして、さらに画面編集部4にて作成された順序を保つ。
次に、ステップ803は、フロアシンボル以外のシンボルに対して、各シンボルの2次元図形の重心点の図形変換後のX座標が、表示画面の中央に近いものが前面側になるようにシンボルの順を入れ替える。ここで、重心点は、2次元図形の各頂点座標をX,Y座標ごとに和をとり、頂点数で割った値をX,Y座標とするものである。
次に、ステップ804は、各シンボルの2次元図形の重心点の図形変換後のY座標値が、表示画面の底辺に近いものが前面に来るようにシンボルの順序の入れ替えを行い、ステップ801に戻る。すべてのシンボルグループに対して、シンボルの入れ替え処理が終了した(ステップ801の判定が、YES)の場合、ステップ805に移る。ステップ805は、各シンボルグループのZ座標値が大きいシンボルグループが、前面に来るようにシンボルグループ単位で入れ替えを行い、処理を終了する。
上記は、図形変換後のX座標で並べ替えて、さらに図形変換後のY座標値で並べ替えたが、図形変換後の点の横方向が画面中心座標で縦方向が画面の上の座標である点からの距離が遠い順に並べ替えても良い。
また、本実施の形態によれば、表示順序処理部9が表示上の前後関係を並べ替えるので、あたかも3次元データによる隠面処理がされた擬似3次元画面を作成できる。また、3次元形状データの処理をしないため、隠面処理などの3次元形状を再現するために必要な計算量を削減することができる効果がある。
1 画面表示装置、2 疑似3次元表示装置、3 画面定義、4 画面編集部、5 シンボル傾斜計算部、6 視点計算部、7 図形・座標系変換処理部、8 画面操作処理部、9 表示順序処理部。

Claims (2)

  1. 様又は色付の2次元図形を表す2次元図形情報、および前記2次元図形情報ごとに配置する高さ情報を含む配置情報を有する複数のシンボル情報を格納する画面定義データベースと、
    前記シンボル情報を前記画面定義データベースに追加し、前記シンボル情報を編集する画面編集部と、
    前記シンボル情報ごとに前記配置情報、および対象を立体的に見るための視点情報から図形変換パラメータを求め、当該シンボル情報の前記2次元図形に対して前記図形変換パラメータの図形変換を行い、前記配置情報の高さ情報の値が同じ前記シンボル情報を1つのシンボルグループとし、前記シンボルグループ内で図形変換後の前記2次元図形の重心点の画面横方向座標が画面中心から遠い前記2次元図形から順に重ね合わせるように表示上の前後関係を並べ替え、前記シンボルグループ内で図形変換後の前記2次元図形の重心点の画面縦方向座標値が小さい前記2次元図形から順に重ね合わせるように表示上の前後関係を並べ替え、前記シンボルグループ間では前記配置情報の高さ情報の値が小さいシンボルグループから順に前記シンボルグループの前記2次元図形を重ね合わせて擬似3次元画面の表示情報を作成する図形座標変換処理部とを備えた擬似3次元画面生成装置。
  2. 力された情報により視点情報を変更し、図形座標系変換処理部に新たな視点情報にて擬似3次元画面の表示情報を作成させる画面操作処理部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の擬似3次元画面生成装置。
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