JP5347019B2 - キャッシュメモリ装置、キャッシュメモリ制御方法、プログラムおよび集積回路 - Google Patents

キャッシュメモリ装置、キャッシュメモリ制御方法、プログラムおよび集積回路 Download PDF

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Description

キャッシュメモリのデータをリフィルする技術に関する。
キャッシュメモリは、プロセッサと主メモリとの間に配されて、主メモリより容量は小さいが高速にアクセスできる記憶装置である。
キャッシュメモリにおいては、プロセッサが要求するデータがあることをヒット(hit)、ないことをミス(miss)と呼ぶ。そして、このミス時には、キャッシュメモリ上のデータを入れ替えるリフィル(refill,replacement)という処理を行う。
一般にメモリの分野においては、空間的局所性(spatial locality,ある項目が参照された場合、その項目の近くにある項目が再び参照される確率が高いこと。)という性質が知られており、リフィル対象とするデータのサイズ(以下、「リフィルサイズ」と呼ぶ。)をある程度大きくすれば、ヒット率(hitrate,hit ratio)を高くできる。
もっとも、キャッシュメモリの容量は限られているので、リフィルサイズをあまりに大きくすると、プロセッサが必要とするデータまでも入れ替えてしまいヒット率が低くなる(ミス率(missrate)が高くなる)こともある。このような事態は、特にプログラムがキャッシュがミスとなったデータに後続するデータをすぐには使用しないような場合などに生じやすい。
このようなリフィルサイズの最適化に関する技術としては、特許文献1が知られている。
特開2004−259109号公報
ところで、キャッシュメモリは並行して動作する多種多様なプログラムにより使用される傾向にある。したがって、キャッシュメモリ上のある項目がプログラムにより参照されたとしても、続けて近くの項目が参照されるかどうかについては予想は困難である。この予想を誤って多くのラインサイズをリフィルしてしまうと、結果的にリフィルしたデータの大半が使用されない事態を招き、処理の遅延につながる。
本発明は、このような背景の下になされたものであって、プログラムの挙動に応じて、リフィルサイズを、空間局所性を活用できる適切なサイズに制御することに貢献できるキャッシュメモリ装置の提供を目的とする。
本発明のキャッシュメモリ装置は、キャッシュデータを格納する格納手段と、アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出手段と、アドレス抽出手段が抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定手段と、それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理手段と、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウント手段と、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりミスと判定されると、前記管理手段が管理するラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定手段と、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定手段と、決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィル手段と、を備えることを特徴とする。
上記アクセス回数が一致していれば、プログラムがメモリを局所的に参照しているであろうという推定が働く。本発明のキャッシュメモリ装置によれば、このアクセス回数の一致を条件として、リフィルサイズを大きくすることで、ヒット率を向上させ、キャッシュメモリに関するデータ転送を低減することができる。もってプログラムの動作性能を高めることができる。
キャッシュメモリ装置を含む情報処理装置の構成を示す図 キャッシュメモリ装置の構成を示すブロック図 アドレス解析部が取得するアドレス情報の一例を示す図 キャッシュデータ格納部が管理するキャッシュデータの一例を示す図 リードライト回数管理部が管理する情報の一例を示す図 キャッシュメモリ装置の動作を示すフロー図 回数カウントに関する動作を示すフロー図 回数リセットに関する動作を示すフロー図 ラインサイズ決定に関する動作を示すフロー図 管理対象ラインを設定する例を説明するための図
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<構成>
図1は、キャッシュメモリ装置を含む情報処理装置1000の構成を示す図である。
情報処理装置1000は、例えば、PC(Personal Computer)等の汎用のコンピュータから構成される。
この情報処理装置1000は、プロセッサ1、メモリ装置2、通信装置34、入力装置40、表示装置45、タイマ回路51及び割り込みコントローラ55を備えている。これらの装置は、バスライン50を通じて互いに接続されている。
また、バスライン50には、HDD(Hard Disk Drive)25,読取装置32,入力装置40及び表示装置45が、それぞれI/F(インタフェース)26,35,41及び46を通じて接続されている。
プロセッサ1は、3つのプロセッサ11,12,13から構成されている。各プロセッサは、CPU(Central Processing Unit,中央演算処理装置)と呼ばれるものである。
メモリ装置2は、ROM(Read Only Memory)21及びRAM(Random Access Memory)22を備えている。
ROM21は、プロセッサ1の動作を規定するコンピュータプログラム及びデータを記憶する機能を有し、例えばフラッシュROMのように書き込みが可能で電源を切っても記憶内容を保持できる不揮発性のメモリから構成される。RAM22は、プロセッサ1が処理を実行するのに伴って発生するデータを一時的に記憶する機能を有し、例えば電源を切ると記憶内容が保持されない揮発性のメモリから構成される。なお、コンピュータプログラム及びデータは、ROM21に代えてHDD25に記憶させることもできる。
プロセッサ1は、ROM21またはHDD25が格納するコンピュータプログラム及びデータを、必要に応じてRAM22に書き込みつつ、コンピュータプログラムが規定する処理を実行する。
HDD25は、コンピュータプログラムやデータを記憶する装置である。
読取装置32は、記録媒体31(例えばCD、DVD、メモリカードなど)に記録されたコンピュータプログラムあるいはデータを読み取る装置である。
通信装置34は、電話回線、ネットワーク線、無線、赤外線通信等の通信回線33を通じて、外部と自身との間で、コンピュータプログラムやデータを交換する装置である。
入力装置40は、ユーザの操作によりデータ等を入力する装置であり、キーボード、マウスや各種入力ボタンから構成される。
表示装置45は、データ、画像等を画面に表示したり、データ等を音声で出力したりする装置であり、例えば19インチの液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)とスピーカとから構成される。
タイマ回路51は、一定の周期でタイマ割り込み信号を出力する装置である。
割り込みコントローラ55は、タイマ回路51、入力装置40、プロセッサ1、ネットワークデバイスである通信装置34、HDD25、読取装置32などから送られる割り込み要求信号を、プロセッサ1へ中継する装置である。各装置からの割り込み要求信号には優先度が付けられている。この割り込みコントローラ55は、同時に複数の装置から割り込みが発生した場合には、それらの要求を上記優先度に応じて調停する機能(arbitration)を有している。
図2は、キャッシュメモリ装置10の構成を示すブロック図である。キャッシュメモリ装置10は、プロセッサ1と外部メモリ231と協同して動作する。外部メモリ231としては、典型的には、図1に示すメモリ装置2に含まれるRAM22が用いられる。
キャッシュメモリ装置10は、アドレス解析部201、管理ライン判定部202、回数管理部203、ラインサイズ決定部204、ヒット/ミス判定部205、リフィル部206、キャッシュデータ格納部207を備えている。なお、キャッシュデータは、キャッシュライン(以下、単に「ライン」と呼ぶ。)と呼ばれる、一定のサイズのデータごとに管理される。また、キャッシュデータの各ラインは、インデクスの値により一意に識別しアクセスすることができる。
アドレス解析部201は、プロセッサ1から要求するデータの格納先を示すアドレスを受け取る。アドレス解析部201は、受け取ったアドレスから、ヒットを判定するために使用するタグと、キャッシュデータの格納オフセットを示すインデクスとに分離する。アドレス解析部201は、分離して得られたインデクスを管理ライン判定部202に渡し、タグとインデクスをヒット/ミス判定部205に渡す。
管理ライン判定部202は、プロセッサ1が要求するデータへのアクセスが、回数管理部203(後述するように回数管理部203はキャッシュメモリにおける全ラインのうちの、一部の所定のラインを管理している。)が管理対象としているラインへのアクセスであるかどうかを判定する機能を有している。
管理ライン判定部202は、管理対象ラインに対応付けられたインデクスを保持する。管理ライン判定部202は、アドレス解析部201からインデクスを受け取ると、そのインデクスが保持したインデクスにあたるかどうか判定する。管理ライン判定部202の典型的な構成としては、キャッシュメモリ装置として管理対象のインデクスが事前に定められ、そのインデクスでアクセスが発生した場合に、アサートされるような回路を備えていればよい。
また、管理ライン判定部202は、管理対象のラインであると判定すると、回数管理部203に管理対象のラインであることを通知する。これに対して、管理対象のラインではないと判定すると、回数管理部203及びラインサイズ決定部204に管理対象のラインではないことを通知する。
ヒット/ミス判定部205は、プロセッサ1が要求するデータがキャッシュデータとして存在するか(ヒット)、存在しないか(ミス)を判定する機能を有している。ヒット/ミス判定部205は、アドレス解析部201からタグとインデクスを受け取ると、インデクスをキャッシュデータ格納部207に渡す。次に、ヒット/ミス判定部205は、キャッシュデータ格納部207から、渡したインデクスに対応するキャッシュデータのタグを受け取る。ヒット/ミス判定部205は、アドレス解析部201から取得したタグと、キャッシュデータ格納部207に問い合わせて取得したタグを比較する。
そして、比較の結果、タグ同士が一致すればヒットと判定し、ヒット/ミス判定部205は、キャッシュデータ格納部207から該当するラインのデータを取得し、プロセッサ1に渡す。また、ヒット/ミス判定部205は、ヒットの旨を回数管理部203及びラインサイズ決定部204に通知する。これに対して比較の結果、タグ同士が一致しなければミスと判定し、ヒット/ミス判定部205は、ミスであることを回数管理部203及びラインサイズ決定部204に通知する。
また、ヒット/ミス判定部205は、ヒットかミスかに関わらず、回数管理部203及びラインサイズ決定部204に、アドレス解析部201から受け取ったタグとインデクスを渡す。
回数管理部203は、キャッシュメモリにおける全ラインのうちの、一部の所定のラインにおけるアクセス回数(リード回数及びライト回数)を記憶し、管理する機能を有する。この管理対象とするラインの決め方については後述する。
回数管理部203は、管理ライン判定部202から管理対象のラインへのアクセスであると通知を受けると、次にヒット/ミス判定部205から受け取ったインデクスに基づいて該当する管理対象のラインを特定する。
回数管理部203には、プロセッサ1からリード要求またはライト要求があった場合に通知する線が接続されている。回数管理部203は、この線を経由して通知されたリード要求またはライト要求と、ヒット/ミス判定部205からの通知がヒットかミスかに応じて管理するリード回数またはライト回数を更新する。
また、回数管理部203は、ヒット/ミス判定部205からミスであるという通知を受けた場合、回数管理部203は、アドレス解析部201から受け取ったタグとインデクスをリフィル部206に渡す。また、回数管理部203は、ラインサイズをリフィル部206に渡す。
また、回数管理部203は、ヒット/ミス判定部205からミスであるという通知を受けた場合で、管理対象のラインではないと判定の通知を受けていれば、その管理対象のラインではないインデクスの値に基づいて、管理対象のラインである代わりのインデクスを特定する。そして、特定したインデクスをラインサイズ決定部に通知する。
ラインサイズ決定部204は、回数管理部203から通知されたインデクスの、リードライト回数を参照して、リフィルすべきラインサイズを、1ラインサイズとするか複数ライン(例えば4ライン分)サイズとするかのいずれにするかを決定する機能を有している。
このラインを決定する処理は、ラインサイズ決定部204は、管理ライン判定部202から管理対象のラインではないと通知を受け、かつヒット/ミス判定部205からミスであると通知を受けたときに行われる。
この処理を詳しく述べると、ラインサイズ決定部204は、回数管理部203から管理対象のラインのインデクスを取得する。次に、ラインサイズ決定部204は、取得した全てのインデクスに対応するタグを、キャッシュデータ格納部207から取得する。また、ラインサイズ決定部204は、取得した全てのインデクスに対応するリードライト回数を回数管理部203から取得する。
ラインサイズ決定部204は、取得したタグ同士、リード回数同士及びライト回数同士が全て一致する場合、リフィルすべきラインサイズを大きな4ラインサイズと決定する。また、いずれかが一致しない場合、リフィルすべきラインサイズは通常の1ラインサイズと決定する。そして、決定したラインサイズと、リフィルするデータのアドレスとをリフィル部206に通知する。
リフィル部206は、回数管理部203あるいはラインサイズ決定部204からリフィル対象のデータが存在するアドレスと、リフィルすべきラインサイズを取得し、取得したアドレスに存在するデータを、取得したラインサイズで外部メモリ231から読み込む。
読み込み後、リフィル部206は、読み込んだデータと、そのデータのアドレスと、データのサイズの三者をキャッシュデータ格納部207に受け渡す。なお、リフィル部206は、上記データのアドレスとデータのサイズの代わりに、回数管理部203やラインサイズ決定部204からリフィルするタグとインデクスを取得し、キャッシュデータ格納部207に渡してもかまわない。
キャッシュデータ格納部207は、キャッシュのデータを格納・管理する機能を有する。キャッシュデータ格納部207は、格納したデータをライン単位で管理し、各ラインはインデクスによりどのラインかを一意に特定できるようになっている。また、キャッシュデータ格納部207は、各ライン毎に、各ラインにおけるデータが外部メモリ231においてどのアドレスのデータであるかを示すタグを関連づけて管理している。
キャッシュデータ格納部207は、ヒット/ミス判定部205からインデクスを受け取ると、インデクスによりラインを特定し、そのラインと対応付けて管理しているタグをヒット/ミス判定部205に返す。
キャッシュデータ格納部207は、リフィル部206からデータのサイズを受け取ると、管理するラインサイズからそのデータが何ライン分のデータであるか把握する。そして、リフィル部206からデータのアドレスを受け取ると、データのアドレスをアドレス解析部201に渡してタグとインデクスを受け取り、受け取ったインデクスによりラインを特定し、リフィル部206から受け取ったデータを、特定したラインのデータとして管理する。また、キャッシュデータ格納部207は、アドレス解析部201から受け取ったタグを、特定したラインに対応するタグとして管理する。なお、キャッシュデータ格納部207は、リフィル部206からデータのアドレスとデータのサイズを取得する代わりに、リフィルするタグとインデクスを取得し、キャッシュデータを更新してもかまわない。
キャッシュデータ格納部207は、リフィル部206から数ライン分のデータを受け取っている場合、後続するインデクスのラインに対応させてラインサイズ分のデータを管理する。キャッシュデータ格納部207は、アドレス解析部201から受け取ったタグを、後続するインデクスのラインに対応するタグとして管理する。キャッシュデータ格納部207は、リフィル部206から受け取った、全てのラインのデータに関して前述の動作を行い、キャッシュデータを管理する。

続いて、プロセッサ1がアドレス解析部201に渡すアドレスの例について説明する。図3には、一例として32ビットにより構成されるアドレス401を示している。0から31までの数値402は、アドレス401を構成する各ビットを、下位0ビット目から31ビット目まで便宜上示すものである(31ビット目が、最上位ビット)。
アドレス401は、15ビット目から31ビット目の上位アドレス403、5ビット目から14ビット目の下位アドレス404を含んでいる。
アドレス解析部201は、アドレス401を受け取ると、ラインサイズ、キャッシュブロックサイズに応じて、アドレス401から、上位アドレス403をタグ、下位アドレス404をインデクスとして切り出す。
図3は一例として、ラインサイズが32バイト、キャッシュブロックサイズ32KBの場合を示している。もっとも、例に挙げたラインサイズやキャッシュブロックサイズはあくまで一例に過ぎず、キャッシュメモリの構成に応じて変更可能である。

続いて、キャッシュデータ格納部207が管理するキャッシュデータの例について説明する。
図4の例では、キャッシュデータ格納部207は、「キャッシュデータ」207cと、このデータのラインを示す「インデクス」207a,このデータが外部メモリ231においてどのアドレスのデータであるかを示す「タグ」207bを管理している。
上述のように、このキャッシュデータ格納部207が格納しているデータのライン(インデクス)のうちの一部が回数管理部203が管理する管理対象ラインとなる。具体例を図5に示す。
回数管理部203は、管理対象ラインを示す「インデクス」203a、インデクスに対応する「リード回数」203b,「ライト回数」203cを含む。
図5の例では、インデクス0x000〜0x003の4ラインの「セット1」と、インデクス0x200〜0x203の4ラインの「セット2」とが管理対象となっている。上述のように、各セットの先頭のインデクス0x000,0x200は、プログラムが使用するページ単位上においてインデクスが先頭になるラインである。

<動作>
以下、実施の形態に係るキャッシュメモリ装置の動作について説明する。
図6に示すように、まず、アドレス解析部201は、プロセッサ1からアドレスを受け取ると、そのアドレスをタグとインデクスに分離(抽出)する(S11)。
次に、ヒット/ミス判定部205は、アドレス解析部201からタグとインデクスを受け取ると、キャッシュデータ格納部207に問い合わせてヒットかミスかを判定する(S12)。この判定は、ヒット/ミス判定部205が、キャッシュデータ格納部207からインデクスに対応するキャッシュデータのタグを取得し、アドレス解析部201が分離したタグと比較し、両タグが一致していれば、ヒットと判定し(S12:ヒット)、一致していなければミスと判定する(S12:ミス)。
ヒットと判定すると(S12:ヒット)、ヒット/ミス判定部205は、キャッシュデータ格納部207から、ステップS11で分離したアドレスに対応するキャッシュデータを取得し、プロセッサ1に返す(S13)。
そして、管理ライン判定部202は、ステップS11で分離したアドレスに含まれるインデクスが、管理対象ラインのインデクスであるかどうかを判定する(S14)。
管理対象ラインのインデクスであれば(S14:Yes)、回数カウントの処理に移る(S15,図7)。管理対象ラインのインデクスでなければ(S14:No)、処理を終了する。
図7に示すように、回数カウント処理では、回数管理部203はアクセス対象のラインを特定し(S31)、アクセスがリード要求であれば(S32:リード)、該当する管理対象ラインのリード回数を1回加算する(S33)。
アクセスがリード要求であれば(S32:ライト)、回数管理部203は、該当する管理対象ラインのライト回数を1回加算する(S34)。
具体的な例を挙げると、アクセス対象のラインが"0x000"でアクセスがリード要求であれば、回数管理部203は、管理対象ラインのインデクス"0x000"のリード回数2回(図5参照)に1回加算して3回へと更新する。また、アクセス対象のラインが"0x001"でアクセスがライト要求であれば、回数管理部203は、管理対象ラインのインデクス"0x001"のリード回数0回(図5参照)に1回加算して1回へと更新する。
このように、キャッシュヒット場合で(S12:ヒット)、かつ管理対象ラインへのアクセスであれば(S14:Yes)、回数管理部203は対応する管理対象ラインの回数をカウントすることとなる(S31〜S34)。
さて、ヒット/ミス判定部205がミスと判定すると(S12:ミス)、管理ライン判定部202は、ステップS11で分離したアドレスに含まれるインデクスが、管理対象ラインのインデクスであるかどうかを判定する(S16)。
管理対象ラインのインデクスであれば(S16:Yes)、回数リセットの処理に移る(S17,図8)。
図8に示すように、回数リセット処理では、回数管理部203は、アクセス対象のラインの、リードライト回数を無効化(リセット)する(S41)。そして、アクセスがリード要求であれば(S42:リード)、該当する管理対象ラインのリード回数を1回に設定する(S43)。
これに対して、アクセスがライト要求であれば(S42:ライト)、回数管理部203は、該当する管理対象ラインのライト回数を1回に設定する(S44)。
具体的な例を挙げると、アクセス対象のラインが"0x000"でアクセスがリード要求であれば、回数管理部203は、管理対象ラインのインデクス"0x000"のリード回数2回、ライト回数3回(図5参照)を共に0回へとリセットし、その後、リード回数を1回に再設定する。
このような回数のリセット処理を終えると、リフィル部206は、外部メモリ231から該当するライン(ステップS11で分離したアドレスに含まれるインデクスに対応するライン)のデータを取得し、キャッシュデータ格納部207のキャッシュデータにリフィルする(S19)。
具体的には、リフィル部206は回数管理部203から受け取ったリフィル対象のアドレスに対応するデータを外部メモリ231から読み込む。そして、リフィル部206は、読み込んだデータをキャッシュデータ格納部207に渡し、キャッシュデータとして格納させる。次に、リフィル部206は、外部メモリ231から読み込んだデータをプロセッサ1に返す。
管理対象ラインのインデクスでなければ(S16:No)、管理ライン判定部202は、その旨を管理回数部203に通知する。通知を受けた回数管理部203は、自己が管理する管理対象ラインの中から、ステップS11で取得したインデクスより小さく、かつ、最も近いインデクスのセットを特定する。例えば、ステップS11で分離したアドレスに含まれるインデクスが、"0x280"(図4)とすると、このインデクス"0x280"より小さく、最も近いインデクスのセット2(図5:"0x200"〜"0x203"の4ラインのセット)と特定する(S20)。
そして、ラインサイズ決定処理に移る(S21,図9)。
ラインサイズ決定処理では、ラインサイズ決定部204は、管理ライン判定部202から特定されたセットを示す情報を受信すると、受信したセットに対応するリードライト回数を回数管理部203から取得するとともに、取得したセットに属する管理対象ラインのタグをキャッシュデータ格納部207から取得する(S51)。
そして、取得した全ての管理対象ラインのリード回数同士・ライト回数同士がすべて一致するかどうかを判定する(S52)。例えば、インデクスのセットがセット2と特定されたのであれば、セット2に属する"0x200"〜"0x203"の4ラインのリード回数は0回、ライト回数は2回とすべて一致する(図5参照)ので肯定的に判定する。これに対して、インデクスのセットがセット1と特定されたのであれば、セット1に属する"0x000"〜"0x003"の4ラインのリード回数は、2回,2回,0回,1回とまちまちである(図5参照)ので、否定的に判定する。
ステップS52で一致と判定すると(S52:Yes)、続いて、ラインサイズ決定部204は、取得したすべての管理対象ラインのタグ同士がすべて一致するかどうかを判定する(S53)。例えば、インデクスのセットがセット2と特定されたのであれば、セット2に属する"0x200"〜"0x203"の4ラインのタグは、"0x02000"とすべて一致している(図4参照)ので、肯定的に判定する。これに対して、インデクスのセットがセット1と特定されたのであれば、セット1に属する"0x000"〜"0x003"の4ラインのタグは、0x01c80,0x01c80,0x10000,0x00040と一部の2つが一致しているに過ぎず、全一致ではないので、否定的に判定する。
ラインサイズ決定部204は、取得した全ての管理対象ラインのリード回数同士・ライト回数同士がすべて一致し(S52:Yes)、かつ、取得したすべての管理対象ラインのタグ同士がすべて一致した場合(S53:Yes)には、リフィルすべきラインサイズを4ライン分のサイズに決定する(S54)。
ステップS52,S53の両判定のいずれかを満たさなければ(S52:No,or S53:No)、ラインサイズ決定部204は通常のリフィルすべきラインサイズを1ライン分のサイズに決定する。
このようなラインサイズ決定処理を終えると、リフィル部206は、外部メモリ231から該当するライン(ステップS11で分離したアドレスに含まれるインデクスに対応するライン)のデータを取得し、キャッシュデータ格納部207のキャッシュデータにリフィルする(S19)。
特に、リフィル部206は、リフィルサイズが4ラインであれば(S54)、対応するラインのみならず、このラインよりインデクッスが後続する3ラインについても、合わせてリフィルを行う。例えば、ステップS11で分離したアドレスに含まれるインデクスが"0x280"ならば、リフィル部206は"0x280"のみならず後続する"0x281"〜"0x283"の3ラインの合計4ラインをリフィル対象とすることとなる。
一般にプログラムはメモリをページ単位で使用・管理するものである。このため、同じページ単位に対応するインデクスのリード回数及びライト回数が一致していれば、プログラムが連続的な(シーケンシャルな)ふるまいをしていることが推定できる。このため、リード回数及びライト回数の一致を条件として通常より大きなラインサイズをリフィルすると、このリフィルしたデータが後々使用される可能性が高くなる(ヒット率が高くなる)ことが期待できる。
本実施の例を用いて説明すると、管理対象ライン"0x200"〜"0x203"はリード回数・ライト回数がすべて一致している(図5参照)ため、プログラムが連続的な挙動をしている可能性が高い。このため、"0x280"のみならず"0x281"〜"0x283"をもリフィルすることで、リフィル後にライン"0x281"〜"0x283"へのアクセスが発生して(プログラムが"0x281"〜"0x283"参照して)キャッシュヒットとなる確率を高くすることできる。
また、ある同じページ単位に対応するインデクスに関しては、その先頭部分のインデクスがプログラムの挙動が最も良く現れる。このため、"0x200"〜"0x203"などのような先頭部分を管理対象ラインとして回数の一致を見ることで、プログラムの挙動を的確に反映したリフィルサイズとすることができる。
<補足1>
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であっても構わない。
(1)図9の例では、回数の一致を判定した後でタグの一致を判定するという順番であったが、この順番はこれに限らず反転させてもよい(ステップS53の次にS52としてもよい)。
また、ステップS53の処理は、データが外部メモリ231においてどのアドレスのデータであるかを示すタグ同士の一致を判断している。この判断により、タグが不一致で偶然リード回数・ライト回数が一致していたものに過ぎない、言い換えるとプログラムのふるまいを鮮明に反映しない回数の一致を排除でき、より適切なリフィルサイズの決定に寄与することができる。もっとも、ステップS53の処理は必須ではなくステップS53をスキップするやり方も考え得る。
(2)実施の形態では詳細は述べなかったが、一般的なキャッシュ技術と同様に、キャッシュデータ格納部207においては、データの有効(valid)・無効(invalid)を示す有効タグや、データの一貫性(consistency)を保証するためのダーティ(dirty)タグを、ライン毎に管理するようにしてもよい。
また、特に、有効タグを管理する場合には、ヒット/ミス判定部205は、タグの一致に加えて、有効タグが有効を示す場合を条件にヒットと判定するようにしてもよい。
(3)実施の形態では、ラインサイズ決定部204は、リフィルのラインサイズを大きくするときにライン数は、管理対象ラインの1セットに含まれるライン数と同じ4ライン(図9:S54)に決定するとしたが、これに限られない。例えば2ライン、8ラインとすることもできる。
要は、管理対象ラインのリード回数・ライト回数が一致している場合のラインサイズAが、一致していない場合のラインサイズBより相対的に大きければ(A>B)、ラインサイズの最適化に役立てることができる。
(4)実施の形態では、外部メモリ231としては、RAM22を挙げたが、外部メモリ231の要件としてはRAM22に限らず、キャッシュメモリ装置10より記憶階層(memoryhierarchy)がより下位層のメモリであれば足りる。例えば、HDD25や読取装置32から読み込まれる記録媒体31を外部メモリ231として用いてもよい。
(5)管理回数部203における管理対象ラインを、どのように設定するかについて述べる。実施の形態のように、インデクスの値が連続する複数のラインからなるラインセットを複数セット分構成し、ラインセット同士は一定間隔空けるようにする。この一定間隔は、プログラムが使用するメモリ単位(メモリにおけるプログラムの管理単位)の間隔に合わせ、各ラインセットは、メモリ単位の先頭に相当するように設けることが好ましい。なお、プログラムの挙動を精度良く推定するためには、先頭に設けることが最良であるものの、場合によってはメモリ単位の中程に各ラインセットが位置するようにしても構わない。
管理対象ラインのさらなる具体例を図10に示す。図10に示すように、プログラムが使用するメモリ単位が4キロバイトで、キャッシュラインサイズが32バイトであれば、インデクス0x80(128)間隔でラインセットを設ける。そして各ラインセットは、インデクス0x000、0x080、0x100などから、それぞれ後続する4ライン分をセットとすることが考えられる。
なお、セットとするラインの数は、複数(2ライン以上)であれば足り、例えば、8ラインとしてもよい。
(6)図9のステップS52のYesは、リード回数同士がすべて0回かつライト回数同士がすべて0回の場合を除くとしても構わない。なぜならば、両者が共にすべて0回ならば、プログラムの挙動を推定する材料としては最適でない場合があるからである。
(7)実施の形態では、情報処理装置1000はPCとして説明したが、これに限らず、PDA(Personal Digital Assistance)や携帯電話機等の携帯通信端末でもよい。また、情報処理装置1000は、それ自体としてユーザの使用に供するものでもよいし、様々な電子機器に組み込まれている態様でもよい。
(8)実施の形態では、プロセッサ1は、CPUとして説明したが、これに限らず、メディア処理用やグラフィック処理用のプロセッサ、DSP(DigitalSignal Processor)などであってもよい、また、プロセッサは、単一のプロセッサで構成されてもよく、複数のプロセッサで構成されてもよい。
(9)図2の各機能ブロックは、典型的にはプロセッサと外部メモリとの間に存在するキャッシュメモリとして実現されるが、集積回路であるLSIとしてもよい。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(FieldProgrammable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。
(10)実施の形態で示した動作などを各種情報処理装置のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるためのプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、HDD,光ディスク、フレキシブルディスク、ROMなどの非一時的な(non-transitory)な記録媒体が含まれる。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより実施の形態で示したような各種機能が実現されることになる。
(11)実施の形態や、本補足1で挙げた具体的なスペック値(ラインサイズ、キャッシュブロックサイズなど)はあくまで一例に過ぎず、キャッシュメモリの構成に応じて適宜変更可能である。
<補足2>
本実施の形態は、次の態様を含むものである。
(1)本実施の形態に係るキャッシュメモリ装置は、キャッシュデータを格納する格納手段と、アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出手段と、アドレス抽出手段が抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定手段と、それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理手段と、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウント手段と、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりミスと判定されると、前記管理手段が管理するラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定手段と、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定手段と、決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィル手段と、を備えることを特徴とする。
(2)前記複数のラインセットのそれぞれは、インデクスが連続する値で並んだ複数のラインからなり、前記特定手段は、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスの値よりも小さく、かつ、最も近い値の所定インデクスを含むラインセットを特定するとしても構わない。
(3)前記格納手段が格納するキャッシュデータは、プログラムが読み出しおよび書き込みを行うためのページ単位で管理された主メモリのデータであって、
前記複数のラインセットのそれぞれは、前記主メモリにおけるページ単位毎に、一対一に対応しており、各ラインセットの先頭のインデクスの値は、前記主メモリにおけるページ単位の先頭に対応する値であるとしても構わない。
(4)前記格納手段は、前記キャッシュデータを、このデータの主メモリにおける所在を示すタグに関係付けてライン単位で格納し、前記インデクスは前記格納手段におけるラインを指定するものであって、前記決定手段は、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれに対応するすべてのタグを前記格納手段から取得し、前記特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数のすべてが一致している場合において取得されたすべてのタグのすべてが一致しているのでなければ、リフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズと決定し、取得されたすべてのタグのすべてが一致していれば、リフィルすべきラインサイズを前記第2ラインサイズと決定するとしても構わない。
この構成によれば、より確実にプログラムの挙動を推定でき、適切なリフィルサイズの決定に資する。
(5)前記アクセス要求には、リード要求とライト要求の2種類が有り、
前記管理手段が管理する前記アクセス回数は、リード回数とライト回数とを含み、前記カウント手段は、前記ヒット判定手段によりヒットと判定されると、この判定の基としたアクセス要求がリード要求であれば対応するインデクスのリード回数を1回増やし、判定の基としたアクセス要求がライト要求であれば対応するライト回数を1回増やし、前記決定手段は、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのライト回数がすべてが一致しており、かつ、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのリード回数がすべてが一致している場合には、リフィルすべきラインサイズを前記第2ラインサイズと決定し、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのライト回数がすべて一致しているのでない場合、または、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのリード回数がすべて一致しているのでない場合には、
リフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズと決定するとしても構わない。
(6)前記カウント手段は、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりミスと判定されると、前記アクセス要求に含まれるインデクスに対応するラインのリード回数とライト回数とを含むアクセス回数をリセットし、リセット後、アクセス要求がリード要求かライト要求かに応じて、対応するインデクスのリード回数またはライト回数を1回増やすとしても構わない。
(7)前記格納手段は、前記キャッシュデータを、このデータの主メモリにおける所在を示すタグに関係付けてライン単位で格納し、前記インデクスは前記格納手段におけるラインを指定するものであって、前記ヒット判定手段は、前記アドレス抽出手段により抽出されたインデクスに対応するインデクスを前記格納手段が格納するデータの中から特定し、特定されたインデクスに関係付けられたタグと、アドレス抽出手段により抽出されたタグとを比較し、両タグが一致してしればヒットと判定し不一致であればミスと判定するとしても構わない。
(8)本実施の形態に係るキャッシュメモリ制御方法は、 キャッシュデータを格納する格納ステップと、アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出ステップと、アドレス抽出ステップが抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定ステップと、それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理ステップと、前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウントステップと、前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりミスと判定されると、前記管理ステップで管理しているラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定ステップと、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定ステップと、決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィルステップと、を含むことを特徴とする。
(9)本実施の形態に係るプログラムは、キャッシュメモリ装置に、キャッシュメモリ制御処理を実行させるプログラムであって、前記キャッシュメモリ制御処理は、キャッシュデータを格納する格納ステップと、アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出ステップと、アドレス抽出ステップが抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定ステップと、それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理ステップと、前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウントステップと、前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりミスと判定されると、前記管理ステップで管理しているラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定ステップと、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定ステップと、決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィルステップと、を含むことを特徴とする。
(10)本実施の形態に係る集積回路は、キャッシュデータを格納する格納手段と、アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出手段と、アドレス抽出手段が抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定手段と、それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理手段と、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウント手段と、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりミスと判定されると、前記管理手段が管理するラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定手段と、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定手段と、決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィル手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるキャッシュメモリ装置は、プログラムの動作に応じて即時にリフィルするラインサイズを変更する機能を有し、情報処理装置として有用である。また、情報機器、AV機器、通信機器、家電機器などの組み込み機器などのコンピュータを搭載する機器において有用である。
1,11,12,13 プロセッサ
2 メモリ装置
10 キャッシュメモリ装置
21 ROM
22 RAM
25 HDD
26,35,41,46 インタフェース(I/F)
31 記録媒体
32 読取装置
33 通信回線
34 通信装置
40 入力装置
45 表示装置
50 バスライン
51 タイマ回路
55 割込コントローラ
201 アドレス解析部(アドレス抽出部)
202 管理ライン判定部
203 回数管理部
204 ラインサイズ決定部
205 ヒット/ミス判定部
206 リフィル部
207 キャッシュデータ格納部
231 外部メモリ

Claims (10)

  1. キャッシュデータを格納する格納手段と、
    アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出手段と、
    アドレス抽出手段が抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定手段と、
    それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理手段と、
    前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウント手段と、
    前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりミスと判定されると、前記管理手段が管理するラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定手段と、
    特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、
    すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、
    すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定手段と、
    決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィル手段と、
    を備えることを特徴とするキャッシュメモリ装置。
  2. 前記複数のラインセットのそれぞれは、インデクスが連続する値で並んだ複数のラインからなり、
    前記特定手段は、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスの値よりも小さく、かつ、最も近い値の所定インデクスを含むラインセットを特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャッシュメモリ装置。
  3. 前記格納手段が格納するキャッシュデータは、プログラムが読み出しおよび書き込みを行うためのページ単位で管理された主メモリのデータであって、
    前記複数のラインセットのそれぞれは、前記主メモリにおけるページ単位毎に、一対一に対応しており、
    各ラインセットの先頭のインデクスの値は、前記主メモリにおけるページ単位の先頭に対応する値である
    ことを特徴とする請求項2に記載のキャッシュメモリ装置。
  4. 前記格納手段は、前記キャッシュデータを、このデータの主メモリにおける所在を示すタグに関係付けてライン単位で格納し、前記インデクスは前記格納手段におけるラインを指定するものであって、
    前記決定手段は、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれに対応するすべてのタグを前記格納手段から取得し、
    前記特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数のすべてが一致している場合において、
    取得されたすべてのタグのすべてが一致しているのでなければ、リフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズと決定し、
    取得されたすべてのタグのすべてが一致していれば、リフィルすべきラインサイズを前記第2ラインサイズと決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャッシュメモリ装置。
  5. 前記アクセス要求には、リード要求とライト要求の2種類が有り、
    前記管理手段が管理する前記アクセス回数は、リード回数とライト回数とを含み、
    前記カウント手段は、前記ヒット判定手段によりヒットと判定されると、この判定の基としたアクセス要求がリード要求であれば対応するインデクスのリード回数を1回増やし、判定の基としたアクセス要求がライト要求であれば対応するライト回数を1回増やし、
    前記決定手段は、
    特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのライト回数がすべてが一致しており、かつ、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのリード回数がすべてが一致している場合には、リフィルすべきラインサイズを前記第2ラインサイズと決定し、
    特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのライト回数がすべて一致しているのでない場合、
    または、特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのリード回数がすべて一致しているのでない場合には、
    リフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズと決定する
    ことと特徴とする
    請求項1に記載のキャッシュメモリ装置。
  6. 前記カウント手段は、前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりミスと判定されると、前記アクセス要求に含まれるインデクスに対応するラインのリード回数とライト回数とを含むアクセス回数をリセットし、
    リセット後、アクセス要求がリード要求かライト要求かに応じて、対応するインデクスのリード回数またはライト回数を1回増やす
    ことを特徴とする請求項5に記載のキャッシュメモリ装置。
  7. 前記格納手段は、前記キャッシュデータを、このデータの主メモリにおける所在を示すタグに関係付けてライン単位で格納し、前記インデクスは前記格納手段におけるラインを指定するものであって、
    前記ヒット判定手段は、前記アドレス抽出手段により抽出されたインデクスに対応するインデクスを前記格納手段が格納するデータの中から特定し、特定されたインデクスに関係付けられたタグと、アドレス抽出手段により抽出されたタグとを比較し、両タグが一致してしればヒットと判定し不一致であればミスと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャッシュメモリ装置。
  8. キャッシュデータを格納する格納ステップと、
    アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出ステップと、
    アドレス抽出ステップが抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定ステップと、
    それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理ステップと、
    前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウントステップと、
    前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりミスと判定されると、前記管理ステップで管理しているラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定ステップと、
    特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、
    すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、
    すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定ステップと、
    決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィルステップと、
    を含む
    ことを特徴とするキャッシュメモリ制御方法。
  9. キャッシュメモリ装置に、キャッシュメモリ制御処理を実行させるプログラムであって、
    前記キャッシュメモリ制御処理は、
    キャッシュデータを格納する格納ステップと、
    アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出ステップと、
    アドレス抽出ステップが抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定ステップと、
    それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理ステップと、
    前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウントステップと、
    前記アドレス抽出ステップで抽出したインデクスが、前記管理ステップで管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定ステップによりミスと判定されると、前記管理ステップで管理しているラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定ステップと、
    特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、
    すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、
    すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定ステップと、
    決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィルステップと、
    を含むことを特徴とするプログラム。
  10. キャッシュデータを格納する格納手段と、
    アドレスの指定を含むアクセス要求を受けると、このアドレスからタグとインデクスとを抽出するアドレス抽出手段と、
    アドレス抽出手段が抽出したタグとインデクスに基づき、前記キャッシュデータに関してヒットかミスかを判定するヒット/ミス判定手段と、
    それぞれインデクスの値が並んだ複数のラインからなる複数のラインセットについて、各ラインセットを構成するライン毎のアクセス回数を管理する管理手段と、
    前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しており、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりヒットと判定されると、このインデクスに対応するラインのアクセス回数を1回増やすカウント手段と、
    前記アドレス抽出手段が抽出したインデクスが前記管理手段が管理しているラインのインデクスを示しておらず、このインデクスに関して前記ヒット/ミス判定手段によりミスと判定されると、前記管理手段が管理するラインの中からこのインデクスに対応するラインセットを特定する特定手段と、
    特定されたラインセットを構成する全ラインそれぞれのアクセス回数が、
    すべてが一致しているのでなければリフィルすべきラインサイズを第1ラインサイズと決定し、
    すべてが一致していればリフィルすべきラインサイズを前記第1ラインサイズより大きい第2ラインサイズと決定する決定手段と、
    決定されたラインサイズに基づいて、前記キャッシュデータのリフィルを行うリフィル手段と、
    を備えることを特徴とする集積回路。
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