JP5343715B2 - 多重管バーナの製造方法及び多重管バーナの検査方法 - Google Patents

多重管バーナの製造方法及び多重管バーナの検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、隙間を隔てて同軸多重に配置した内側石英管に、外側石英管の基端部が溶接される多重管バーナの製造方法及び多重管バーナの検査方法に関し、特に、多重管構造の精度を向上させるための改良技術に関する。
光ファイバ用多孔質母材の製造法として、H2ガスを燃焼ガスとし、O2ガスを助燃ガスとし、Arガス又はN2ガスなどの不活性ガスをキャリアガス又はシールガスとし、SiCl4、ドープ剤としてのGeCl4などの各種の原料ガスをバーナに供給し、これらの原料ガスの加水分解反応により生じたガラス微粒子を、堆積基準点に設置した出発ターゲット材に向けて噴出・堆積させる方法が知られている。
光ファイバ用多孔質母材は、製造時に金属系の不純物が混入すると光ファイバ化した際に伝送損失の増大を招くため、製造時の金属系不純物の混入を防止する目的で石英バーナが用いられる(例えば、特許文献1,2,3,4参照)。
図9(a),(b)は、従来の石英多重管(4重管)バーナを示したものである。
石英多重管バーナ500は、各種の原料ガス用に複数のガス導入路501a〜501dを備えたバーナ本体501と、バーナ本体501の各ガス導入路501a〜501dに接続される複数個のガス供給用枝管503a〜503dとを備えている。
バーナ本体501は、径の異なる複数本の石英管505,507,509,511相互を同心状に配置すると共に、隣接する石英管同士は内側の石英管の外周に外側の石英管の基端部507a,509a,511aを溶接することで同心状多重管構造に形成される。このバーナ本体501は、最内側の石英管505の内部空間と、隣接する石英管相互間の隙間とが、それぞれ原料ガスを導くガス導入路501a〜501dとなる。
また、各ガス供給用枝管503a〜503dは、石英ガラス製の管体で、図示せぬガス供給装置からのガス供給用チューブを前述した各ガス導入路501a〜501dに接続するために、各石英管505〜511の基端部505a,507a,509a,511a寄り位置に溶接装備される。以上の石英多重管バーナ500は、同心状多重管構造をなしたバーナ本体501の先端に、複数種の原料ガスによる火炎を形成する。
特開2002−310622号公報 特開2006−16235号公報 特開2005−29396号公報 特開2004−51378号公報
しかしながら、多重管バーナは、製造に熟練技術を要し、組み立て精度が得にくい問題があった。特に、円周方向の隙間のばらつきがバーナによって異なっていたり、隙間が軸方向で変化していたりすることがある。このため、バーナごとに火炎の歪み(軸対称性)や、多孔質母材の製造安定性(スス付け安定性、堆積効率)が異なることがあった。そして、バーナを取り付ける前にバーナの善し悪しを判別できないため、バーナ交換後に製品不良の発生する問題があった。
これに対し、特許文献1にはガラス管により構成される光ファイバ母材合成用バーナの先端部を検査するバーナの検査装置が開示されるが、先端部のみの検査であるため、バーナ管軸方向の寸法精度を確認できなかった。また、特許文献2には設計値に対する外径寸法及び内径寸法(或いは外径寸法又は内径寸法)が±0.1mm以下である筒体を用いて作成したバーナによってガラス粒子を生成する技術が開示されるが、精度の良い素管を用いても組み立て精度が悪い可能性がある。さらに、特許文献3には原料ガス供給パイプ及び複数のガス供給パイプのうち隣接する二つのパイプ間が長手方向の複数箇所において接続されているバーナが開示されるが、パイプ間の複数箇所を接続しても製造時に発生する軸方向の隙間のばらつきを抑制できるものではなかった。そして特許文献2,3の技術とも、組付け時の隙間のばらつきを抑制するような製造方法を規定しているものではない。また、特許文献4には先端部に精度の良い調芯用部材を挿入し先端の精度を維持しながらガラス管の組み付けを実施し、溶接後に調芯用部材を外して組み付けられる多重管バーナが開示されるが、先端部のみの位置決めのため、先端部の精度は出せるが、バーナ管軸方向の寸法精度まで出せるものではなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、第1の目的は、軸方向の管の隙間が溶接中に当初設定した値から変化しないようにできる多重管バーナの製造方法を提供することにある。また、第2の目的は、先端部のみでなく、軸方向の隙間のばらつきを検出できる多重管バーナの検査方法を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 隙間を隔てて同軸多重に配置した内側石英管に、外側石英管の基端部が溶接される多重管バーナの製造方法であって、
前記隙間に治具を長手方向中途まで挿入した状態で前記溶接を行うことを特徴とする多重管バーナの製造方法。
この多重管バーナの製造方法によれば、治具を隙間に入れることで、円周方向任意位置における隙間を、管軸に沿う方向に渡り、治具に倣って等しくすることができる。
(2) (1)の多重管バーナの製造方法であって、
前記隙間に治具を長手方向中途まで挿入した状態でアニールを実施することを特徴とする多重管バーナの製造方法。
この多重管バーナの製造方法によれば、アニール時の管の変形を防止することができる。
(3) (1)又は(2)の多重管バーナの製造方法であって、
前記治具が、円筒又は円筒を円周方向で分割した弧状であることを特徴とする多重管バーナの製造方法。
この多重管バーナの製造方法によれば、石英管の隙間に円筒または弧状の治具を挿入するので、素管の真円度を保つことができ、内側石英管と外側石英管双方との相対位置(同軸度、同心度)が高精度に位置決めできる。
(4) 隙間を隔てて同軸多重に配置した内側石英管に、外側石英管の基端部が溶接される多重管バーナのバーナ間隔の精度を検査する検査方法であって、
円筒を円周方向で分割した弧状の治具を前記隙間に挿入して前記治具の挿入のし易さを数値化し、前記治具を前記隙間の円周方向複数箇所に挿入して前記数値の合計値を不具合値として前記多重管バーナの良否を判定することを特徴とする多重管バーナの検査方法。
この多重管バーナの検査方法によれば、弧状の治具を隙間の複数箇所に挿入し、その挿入のし易さを数値化し、その合計値を不具合値としているので、バーナ先端部だけでなく、バーナの長手方向の間隔精度の良否を含めた形で、多重管バーナの良否を評価することができる。
本発明に係る多重管バーナの製造方法によれば、隙間に治具を長手方向中途まで挿入した状態で溶接を行うので、軸方向の管の隙間が溶接中に当初設定した値から変化しないようにできる。
本発明に係る多重管バーナの検査方法によれば、弧状の治具を隙間に挿入して挿入のし易さを数値化するとともに、隙間の円周方向複数箇所に挿入して数値の合計値を不具合値として良否を判定するので、先端部のみでなく、軸方向の隙間のばらつきを検出できる。この結果、多重管バーナを使用する前にバーナの善し悪しを容易に把握でき、バーナ交換後の製品不良を減らすことができる。
本発明に係る製造方法の手順を(a)〜(e)に示した工程説明図である。 多重管バーナの軸線を含む面による縦断面図である。 図2のB−B断面図である。 治具の挿入例を(a)〜(c)に示した断面図である。 検査用の治具の挿入状況を表した斜視図である。 隙間検査票の一例を示した説明図である。 隙間測定位置を示したバーナ正面図である。 不具合結果を示した説明図である。 従来の石英多重管バーナの構造説明図で、(a)は縦断面図、(b)は(a)のA矢視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る製造方法の手順を(a)〜(e)に示した工程説明図、図2は多重管バーナの軸線を含む面による縦断面図、図3は図2のB−B断面図である。
本実施の形態に係る製造方法及び検査方法の説明に先立ち、その製造対象、検査対象となる多重管バーナについて説明する。
図2に示すように、多重管バーナ(本例では8重管を図示)100は、光ファイバ用多孔質ガラス母材の製造に使用するもので、H2ガスを燃焼ガスとし、O2ガスを助燃ガスとし、Arガス又はN2ガスなどの不活性ガスをキャリアガス又はシールガスとして、SiCl4、ドープ剤としてのGeCl4などの各種の原料ガスによる火炎の加水分解反応により生じたガラス微粒子を、堆積基準点に設置した出発ターゲット材に向けて噴出・堆積させる製造法で使用する。
この多重管バーナ100は、各種の原料ガス用に複数のガス導入路11a〜11hを備えたバーナ本体13と、バーナ本体13の各ガス導入路11a〜11hに接続される複数個のガス供給用枝管15a〜15hとを備えている。軸線Gに沿う方向の全長は、数100mm程度にて製作される。
このバーナ本体13は、径の異なる複数本の石英管17,19,21,23,25,27,29,31(17〜31)相互を同心状に配置すると共に、隣接する石英管同士は内側石英管の外周に外側石英管の基端部19a〜31aを溶接することで、同心状多重管構造に形成されている。バーナ本体13は、最内側の石英管17の内部空間と、隣接する石英管相互間の隙間が、それぞれガス導入路11a〜11hとなっている。
また、各ガス供給用枝管15a〜15hは、石英ガラス製の管体で、図示せぬガス供給装置からのガス供給用チューブを接続するために、各石英管17〜31の基端部17a〜31a寄り位置に溶接装備されている。また、本実施の形態による多重管バーナ100は、石英管23〜31の先端が軸線Gに直交する垂直面33上に配置され、石英管21〜17が垂直面33よりも後退した位置に配置される。
以上の多重管バーナ100は、同心状多重管構造を成したバーナ本体13の先端に、複数種の原料ガスによる火炎を形成する。すなわち、多重管バーナ100は、径の異なる8本の石英管相互が同心状に配置され、第1の火炎を形成する内側3本の石英管21〜17が、第2の火炎を形成する外側5本の石英管23〜31の先端より後退した8重管2重火炎バーナを構成している。
次に、本発明に係る多重管バーナの製造方法について図1を参照して説明する。図1は図2のC部近傍を表す。
本実施の形態では、内側石英管21の外周に、外側石英管23を溶接するが、本発明に係る製造方法は、全ての石英管17〜31を予め挿入しておき、基端部19a〜31aを一工程で溶接するものであってもよい。
内側石英管21に外側石英管23を溶接するには、先ず、図1(a)に示すように、内側石英管21の外周に沿って治具35aを置き、図1(b)に示すように、治具35aを内側石英管21の軸線G方向の所定位置にまで配置する。治具35aは、少なくとも軸線Gに沿う方向に10mm以上挿入される。治具35aは、例えばカーボン製のものを好適に用いることができる。カーボン製とすることで、高精度な加工品が得られ、抜き取り作業が容易(破壊による取り出しが可能)となるとともに、酸化(燃焼)による除去も可能となる。
図4は治具の挿入例を(a)〜(c)に示した断面図である。
治具35aは、図4(a)に示す円筒、又は図4(b)に示す円筒を円周方向で分割した弧状の治具35aAとすることができる。円筒または弧状の治具35aを挿入することで、素管の真円度を保つことができ、内側石英管21と外側石英管23との相対位置(同軸度、同心度)が高精度に位置決めできる。
次いで、図1(c)に示すように、外側石英管23を成形前の基端部23a側から内側石英管21の外側に挿入する。外側石英管23は、図1(d)に示すように、基端部23aが、治具35aに同心円状に外挿されるまで挿入する。基端部23aは、溶接代を治具35aよりも挿入方向側(図1の右側)へ突出させておく。
内側石英管21と外側石英管23が位置決めされたなら、図1(e)に示すように、外側石英管23の基端部23aを、バーナ等の加熱手段39にて円周方向に渡って縮径方向に加熱変形させ、変形先端を内側石英管21の外周に溶接する。この間、基端部23aは、内側石英管21との間に挟入された治具35aにより同心円状に高精度に位置が保持され続ける。
つまり、隙間であるガス導入路11b〜11hに治具35aを円周方向に入れたまま溶接を行う。ここで、「円周方向に入れたまま」とは、図4(a)に示す「円周方向全周に入れたまま」と、図4(b)に示す「一部分の円周方向に入れたまま」の双方の意味を含む。また、治具35aは、図4(c)に示すように、精度確保の重要度の高い隙間(例えば原料ガスが出る隙間)であるガス導入路11dのみに入れることとしてもよい。これにより、治具挿入作業を容易にして特に精度確保の重要度の高いガス導入路11dが高精度となり、火炎対称性に優れ、寿命の長い多重管バーナを得ることができる。
この製造方法では、治具35aをガス導入路11b〜11hに入れることで、円周方向任意位置における隙間が、軸線Gに沿う方向に渡り治具35aに倣って等しくなる。この結果、長手方向全長に渡る石英管17〜31の位置精度が確実に確保される。
また、多重管バーナ100の製造方法では、作業中に生じる熱歪を緩和するためのアニールが行われることがある。本製造方法では、ガス導入路11b〜11hに治具35aを円周方向に入れたままアニールを実施する。これにより、アニール時の石英管17〜31の変形を防止することができる。
次に、本発明に係る多重管バーナのバーナ間隔の精度を検査する検査方法について説明する。
図5は検査用の治具の挿入状況を表した斜視図、図6は隙間検査票の一例を示した説明図、図7は隙間測定位置を示したバーナ正面図である。
多重管バーナ100のバーナ間隔の精度を検査する検査方法は、円筒を円周方向で分割した弧状の治具41を、ガス導入路11b〜11hに挿入して治具41の挿入のし易さを数値化し、治具41をガス導入路11b〜11hの円周方向複数箇所に挿入して得られた数値の合計値を不具合値とする。これにより、多重管バーナ100の良否を判定する。
治具41は、上記治具35aと同様にカーボン製とすることで、精度、加工性、経済性を高めることができる。治具35aの円周方向の弧長Pは、少なくとも各ガス導入路11b〜11hにおいて、円周を四等分割した長さ以下のものを揃える。これは、隣接する検査位置との干渉を回避するためである。各ガス導入路11b〜11hは曲率が異なるので、治具41は、各ガス導入路11b〜11h用のものが必要となる。但し、差し替えできるので、各ガス導入路11b〜11h用は一つでよい。
検査方法には、図6に示す隙間検査票を用いる。隙間検査票は、上段の左列からロット欄51、バーナNo欄53、測定方向欄55、例えば、2層目、4層目、6層目、8層目とした場合の治具41の挿入可能長(mm)欄57、不具合点数欄59が設けられ、これらが各バーナNoに対応する。測定方向は、例えば図7に示す内側石英管、外側石英管の断面視で円周方向を四等分割した位置A,B,C,Dとする。
多重管バーナ100の各ガス導入路11b〜11hの各測定位置に、治具41を挿入し、その数値を隙間検査票に集計する。治具41をガス導入路11b〜11hに挿入することで、軸方向の隙間の大小が検出可能となる。
隙間検査票には、治具41を各層の各位置に挿入して得られる数値が記入されている。隙間検査票において、挿入可能長欄は、治具41を挿入できた長さを示す。数値の右側に「小」と記載したものは挿入時に抵抗を感じた箇所を示す。深く挿入できなかった箇所を網掛けとし、挿入はできたが抵抗を感じた箇所を斜線掛けとした。斜線掛けの箇所を不具合「1」とし、網掛けの箇所を不具合「2」とした合計点が算出され、不具合点数欄59に記入される。したがって、数値が大きいほどバーナの寸法精度が悪いことを示す。
なお、本実施形態による多重管バーナの製造方法により製造したバーナを同様に検査した場合の結果を改良品♯9として示しているが、この場合不具合点数は、全ての位置A,B,C,Dにおいて「0」であった。
図8は不具合結果を示した説明図である。
隙間検査票を作成することにより、図8に示す不具合点数に基づく評価図を得ることができ、不具合点数に閾値を設けることにより、バーナの良品を判断することができる。例えば、不具合点数が5点以下のものを良好と判断し、5点より大きいものを不良と判断すれば、良品#3や、不良品#7が容易に判定できる。
本実施の形態による多重管バーナの製造方法によれば、隙間に治具35aを円周方向に入れたまま溶接を行うので、溶接時、軸方向の管の隙間が変化しないようにできる。
また、本実施の形態による多重管バーナのバーナ間隔の精度を検査する検査方法によれば、弧状の治具41を隙間に挿入して挿入のし易さを数値化するとともに、隙間の円周方向複数箇所に挿入して数値の合計値を不具合値として良否を判定するので、先端部のみでなく、軸方向の隙間のばらつきを検出できる。この結果、多重管バーナ100を使用する前にバーナ100の善し悪しを容易に把握でき、バーナ交換後の製品不良を減らすことができる。
11b〜11h ガス導入路(隙間)
17a〜31a 基端部
21 内側石英管
23 外側石英管
35a 治具
41 弧状の治具
100 多重管バーナ

Claims (4)

  1. 隙間を隔てて同軸多重に配置した内側石英管に、外側石英管の基端部が溶接される多重管バーナの製造方法であって、
    前記隙間に治具を長手方向中途まで挿入した状態で前記溶接を行うことを特徴とする多重管バーナの製造方法。
  2. 請求項1記載の多重管バーナの製造方法であって、
    前記隙間に治具を長手方向中途まで挿入した状態でアニールを実施することを特徴とする多重管バーナの製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の多重管バーナの製造方法であって、
    前記治具が、円筒又は円筒を円周方向で分割した弧状であることを特徴とする多重管バーナの製造方法。
  4. 隙間を隔てて同軸多重に配置した内側石英管に、外側石英管の基端部が溶接される多重管バーナのバーナ間隔の精度を検査する検査方法であって、
    円筒を円周方向で分割した弧状の治具を前記隙間に挿入して前記治具の挿入のし易さを数値化し、
    前記治具を前記隙間の円周方向複数箇所に挿入して前記数値の合計値を不具合値として前記多重管バーナの良否を判定することを特徴とする多重管バーナの検査方法。
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