JP5341921B2 - 蝶番 - Google Patents

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Description

本発明は、扉枠と扉の間の間隔を、3次元方向の各々に独立して調整可能な蝶番に関する。
従来より、扉枠に扉を回動可能に取り付けるために、扉枠に固定される板状の固定側部材と扉に固定される板状の回動側部材を備えた蝶番が用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の蝶番は、固定側部材に固定される受け筒部に任意の回転位置で固定可能な偏芯軸部が設けられ、この偏芯軸部が、回動側部材に固定される被せ筒部に回転可能に枢着する構造を有している。したがって、偏芯軸部の回転位置を調整することで、扉を扉枠に対して水平面で移動させることができる。また、偏芯軸部は、受け筒部に螺合する昇降調整ネジ部により昇降可能となっているため、扉を扉枠に対して昇降させることもできる。
特開2000−34852号公報
しかし、上述の特許文献1に記載の蝶番は、偏芯軸部を回転させることで扉を扉枠に対して水平面に移動させるため、水平面で交差する2方向へ独立して移動させることができない。すなわち、水平面の1方向へ扉を移動させようとすると、水平面の移動させたい方向と交差する他の方向へも扉が移動してしまう。更に、昇降調整ネジ部は、下方からドライバー等により調整する必要があり、たとえば蝶番が扉の下方に設置されている場合等に、調整が困難となる場合がある。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、扉枠と扉の間の間隔を、3次元方向の各々へ独立して調整可能であり、かつ扉表側から容易に調整可能な蝶番を提供することを目的とする。
また、本発明は、扉枠と扉の間の間隔を、少なくとも2次元方向の各々へ独立して調整可能であり、かつ作業性がより向上された蝶番を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る蝶番は、扉が閉じた状態で扉と突き合わされる扉枠の側面に取り付けられる固定側羽根部に対して筒状の固定側筒部が固定された固定側部材と、前記扉枠の側面と突き合わされる扉の側面に取り付けられる回動側羽根部に対して筒状の回動側筒部が固定された回動側部材とを有し、前記固定側筒部および回動側筒部が、前記扉が閉じた状態で前記固定側羽根部および回動側羽根部に対して前記扉が開く扉表側に位置する蝶番である。当該蝶番は、前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか一方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であり、かつ当該一方と偏芯する偏芯軸部を備えた枢軸部材と、前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか他方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であり、かつ当該他方と偏芯する偏芯枢着孔を備え、前記偏芯軸部が当該偏芯枢着孔と回動可能に枢着する枢着孔部材と、前記固定側筒部または回動側筒部に螺合して、当該固定側筒部または回動側筒部の内部の枢軸部材または枢着孔部材を軸方向へ押圧して調整可能に昇降させる昇降部材と、を有し、前記枢軸部材、枢着孔部材および昇降部材の調整を、前記扉表側における各々の部材の回転外方向側から調整可能な蝶番である。
上記目的を達成する本発明に係る他の蝶番は、扉が閉じた状態で扉と突き合わされる扉枠の側面に取り付けられる固定側羽根部に対して筒状の固定側筒部が固定された固定側部材と、前記扉枠の側面と突き合わされる扉の側面に取り付けられる回動側羽根部に対して筒状の回動側筒部が固定された回動側部材とを有し、前記固定側筒部および回動側筒部が、前記扉が閉じた状態で前記固定側羽根部および回動側羽根部に対して前記扉が開く扉表側に位置する蝶番であって、前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか一方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であって当該一方と偏芯する偏芯軸部、並びに軸断面が正多角形の枢軸側回転調整部を備えた枢軸部材と、前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか他方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であって当該他方と偏芯する偏芯枢着孔、並びに前記枢軸部材に固定されて軸断面が正多角形の枢着孔側回転調整部を備え、前記偏芯軸部が当該偏芯枢着孔と回動可能に枢着する枢着孔部材と、前記枢軸部材を覆い、前記枢軸側回転調整部の外周面が非回転的に嵌合する内周面を有する枢軸側カバーと、前記枢着孔部材を覆い、前記枢着孔側回転調整部の外周面が非回転的に嵌合する内周面を有する枢着孔側カバーと、を有し、前記枢軸部材および枢着孔部材の調整を、前記扉表側における各々の部材の回転外方向側から調整可能な蝶番である。
上記のように構成した本発明に係る蝶番は、固定側部材に回転方向の固定位置を調整可能で偏芯軸部を備えた枢軸部材と、回動側部材に回転方向の固定位置を調整可能で偏芯枢着孔を備えた枢着孔部材とを有しており、2つの偏芯位置を調整することができる。したがって、水平面で交差する2方向の各々へ扉を独立して移動させることができる。更に、昇降部材が設けられているため、扉を昇降させることもでき、扉を3次元方向の各々へ独立して調整することが可能である。また、枢軸部材および枢着孔部材の固定位置の調整並びに昇降部材の昇降の調整が、扉表側における各々の部材の回転外方向側から調整可能であるため、調整時のアクセスが容易で作業性に優れ、扉枠と扉の位置関係を目視しつつ、容易に調整することができる。
上記のように構成した本発明に係る他の蝶番は、固定側部材に回転方向の固定位置を調整可能な偏芯軸部を備えた枢軸部材と、回動側部材に回転方向の固定位置を調整可能な偏芯枢着孔を備えた枢着孔部材とを有しており、2つの偏芯位置を調整することができる。したがって、水平面で交差する2方向の各々へ扉を独立して移動させることができる。また、枢軸部材および枢着孔部材の固定位置の調整が、扉表側における各々の部材の回転外方向側から調整可能であるため、調整時のアクセスが容易で作業性に優れ、扉枠と扉の位置関係を目視しつつ、容易に調整することができる。さらに、断面が非円形の枢軸側回転調整部および枢着孔側回転調整部の外周面が嵌合する枢軸側カバーおよび枢着孔側カバーが設けられているため、枢軸側カバーおよび枢着孔側カバーによって枢軸側回転調整部および枢着孔側回転調整部を容易に固定でき、作業性が向上する。
本発明の第1実施形態に係る蝶番の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る蝶番に貼り付けられる説明ラベルを示す図である。 扉および扉枠に取り付けられた蝶番を上方から見た平面図である。 同蝶番の縦断面図である。 同蝶番の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る蝶番が適用された扉を閉じた際の、カバーを取り外した蝶番を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る蝶番の固定側部材に対する枢軸部材の動きを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る蝶番の回動側部材に対する枢着孔部材の動きを示す平面図である。 扉を水平面方向へ調整する際の、固定側表示部および固定側表示部の回転角度を決定するための表である。 本発明の第2実施形態に係る蝶番の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る蝶番に貼り付けられる説明ラベルを示す図である。 扉および扉枠に取り付けられた蝶番を上方から見た平面図である。 同蝶番の縦断面図である。 同蝶番の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る蝶番が適用された扉を閉じた際の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る蝶番の固定側部材に対する枢軸部材の動きを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る蝶番の回動側部材に対する枢着孔部材の動きを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る蝶番の固定側部材を上下に反転させた際の蝶番を上方から見た平面図である。 本発明の第3実施形態に係る蝶番の分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る蝶番の縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る蝶番の分解斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る蝶番1は、図1〜5に示すように、扉枠2に固定される固定側部材4と、固定側部材4と回動可能に連結されるとともに扉3に固定された回動側部材5とを有している。なお、蝶番1は、扉3の上下2箇所に取り付けられるが、上下の2つの蝶番1は同一構造であるため、一方のみを示して説明する。
固定側部材4は、扉枠2にネジ留めされる固定側羽根部6と、固定側羽根部6の下方に固定された筒状の固定側筒部7とを備えている。固定側羽根部6には、扉枠2にネジ留めするためのネジ挿通孔10が形成され、後述する説明ラベル27が貼り付けられている。また、回動側部材5は、扉3にネジ留めされる回動側羽根部29と、回動側羽根部29の上方に固定された筒状の回動側筒部30とを備えている。回動側羽根部29には、扉3にネジ留めするためのネジ挿通孔11が形成されている。固定側部材4と回動側部材5は、枢軸部材12、枢着孔部材13およびスラストブッシュ48を介して連結される。
固定側羽根部6は、図3に示すように、扉3が閉じた状態で扉3と突き合わされる扉枠2の側面S1に固定され、前記回動側羽根部29は、扉3が閉じた状態で扉枠2の側面S1と突き合わされる扉3の側面S2に固定される。固定側筒部7および回動側筒部30は、扉3が閉じた状態で、固定側羽根部6および回動側羽根部29に対して扉3が開く扉表側Dに位置している。
枢軸部材12は、固定側部材4の固定側筒部7に枢着する固定側基軸部15と、固定側基軸部15に固定されて固定側基軸部15から上方へ延びるとともに、固定側基軸部15(固定側筒部7)と偏芯した偏芯軸部16とを有している。偏芯軸部16の固定側基軸部15(固定側筒部7)に対する偏芯量は、本実施形態では1mmであるが、適宜設計変更することができる。固定側基軸部15には、周方向に等間隔で8つの固定側ネジ受け部18が並んで形成されている。固定側ネジ受け部18は凹部で形成され、固定側筒部7に形成される横ネジ孔19にネジ込まれる枢軸部材固定用ネジ17が当接可能となっている。
固定側基軸部15の下端には、下方から下カバー取付ネジ孔20が形成される。下カバー取付ネジ孔20は、偏芯軸部16と同軸で形成される。
偏芯軸部16の下端(固定側基軸部15の上端)には、偏芯軸部16と同軸で、かつ外径が固定側筒部7よりも大きい固定側表示部21が設けられる。固定側表示部21の外周面には、固定側ネジ受け部18に対応して、数字の”1”〜”8”が固定側記号として印されている。また、各々の記号の間には、固定側レンチ挿入孔23(回転調整部)が周方向に等間隔に形成されている。
固定側筒部7の外周には、下カバー24が取り付けられる。下カバー24は、円柱の上端が開いたカップ状に形成され、下端面の中心にはネジ貫通孔25が形成されている。また、下カバー24の側面には、固定側羽根部6が嵌合するスリット26が形成されている。下カバー24の内径は、固定側表示部21の外径と略一致する。下カバー24は、下カバー取付ネジ22(係合手段)をネジ貫通孔25に貫通させて、枢軸部材12の下カバー取付ネジ孔20にネジ留めされる。
枢着孔部材13は、回動側部材5の回動側筒部30に枢着する回動側基軸部31と、回動側基軸部31の下端から上方へ形成された偏芯枢着孔33とを有している。偏芯枢着孔33は、回動側基軸部31(回動側筒部30)に対して偏芯して形成されており、回動側基軸部31(回動側筒部30)に対する偏芯量は、本実施形態では1mmであるが、適宜設計変更することができる。回動側基軸部31には、周方向に等間隔で8つの回動側ネジ受け部34が並んで形成されている。回動側ネジ受け部34は凹部で形成され、回動側筒部30に形成される横ネジ孔35にネジ込まれる枢着孔部材固定用ネジ36が当接可能となっている。
回動側基軸部31の上端には、上方から上カバー取付ネジ孔38が形成される。上カバー取付ネジ孔38は、偏芯枢着孔33と同軸で形成される。
回動側基軸部31の下端には、偏芯枢着孔33と同軸で、かつ外径が回動側筒部30よりも大きい回動側表示部40が設けられる。回動側表示部40の外周面には、回動側ネジ受け部34に対応して、数字の”1”〜”8”が回動側記号として印されている。また、各々の記号の間には、回動側レンチ挿入孔41(回転調整部)が周方向に等間隔に形成されている。
回動側筒部30の外周には、上カバー43が取り付けられる。上カバー43は、円柱の下端が開いたカップ状に形成され、上端面の中心にはネジ貫通孔44が形成されている。また、上カバー43の側面には、回動側羽根部29が嵌合するスリット45が形成されている。上カバー43の内径は、回動側表示部40の外径と略一致する。上カバー43は、上カバー取付ネジ47(係合手段)をネジ貫通孔44に貫通させて、枢着孔部材13の上カバー取付ネジ孔38にネジ留めされる。上カバー43および下カバー24は、外径が等しく形成される。
枢軸部材12の偏芯軸部16は、枢着孔部材13の偏芯枢着孔33に回転可能に枢着する。このとき、偏芯軸部16と偏芯枢着孔33の間に、スラストブッシュ48が設けられる。スラストブッシュ48は、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33よりも柔らかい材料で形成され、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33の低温焼き付きを予防する機能を果たす。
回動側筒部30の内側面の上端には、調整ネジ用ネジ孔50が形成され、上方から昇降調整ネジ51(昇降部材)が螺合可能となっている。昇降調整ネジ51のネジ山が形成される部位には、周方向に均等に並ぶ4つのネジ受け溝52が形成されている。ネジ受け溝52は上下方向へ延びて形成され、回動側筒部30に形成される横ネジ孔53にネジ込まれる調整ネジ固定用ネジ54が当接可能となっている。
昇降調整ネジ51のネジ頭には、周方向に均等に並ぶ4つのレンチ挿入孔56が形成されている。昇降調整ネジ51には、上下に貫通する貫通孔57が形成されており、上カバー取付ネジ47が接触することなく貫通可能となっている。
上述した上カバー取付ネジ47、下カバー取付ネジ22、固定用ネジ17,36,54は、いずれも同じ六角レンチ60で調整可能である。さらに、同一の六角レンチ60が、固定側表示部21の固定側レンチ挿入孔23、回動側表示部40の回動側レンチ挿入孔41、および昇降調整ネジ51のレンチ挿入孔56に挿入可能となっている。
次に、本実施形態に係る蝶番1の作用について説明する。
扉枠2および扉3にネジ留めされた蝶番1は、扉3を扉枠2に対して閉じた状態で、図6に示すような状態となる。なお、図6における蝶番1は、上カバー43および下カバー24は取り外されており、固定側羽根部6および回動側羽根部29が、固定側筒部7および回動側筒部30の紙面奥側に位置し、横ネジ孔19、35が、紙面手前側に上下方向に並んで位置している。この横ネジ孔19、35が並ぶラインが基準位置Aとなる。図7および図8では、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33の動きが見やすいよう、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33の連結を外した状態で図示しているが、実際には、連結した状態で調整を行っている。
この状態で、枢軸部材固定用ネジ17、枢着孔部材固定用ネジ36、調整ネジ固定用ネジ54を緩め、昇降調整ネジ51を回転させることで、昇降調整ネジ51が回動側筒部30に対して上下方向へ移動する。これにより、昇降調整ネジ51が枢着孔部材13を押圧し、回動側部材5が固定側部材4に対して上下方向へ移動し、扉3の鉛直方向への調整が可能となる。昇降調整ネジ51を回転させるには、昇降調整ネジ51のレンチ挿入孔56へレンチ60を挿入することで、作業者がアクセスしやすい側方から容易に回転させることができる。昇降調整ネジ51を望ましい位置まで回転させた後、昇降調整ネジ51のいずれかのネジ受け溝52を横ネジ孔53に一致させ、調整ネジ固定用ネジ54をねじ込んでネジ受け溝52に当接させて、昇降調整ネジ51を固定する。なお、調整ネジ固定用ネジ54はネジ受け溝52に当接するため、昇降調整ネジ51のネジ山は潰れることはない。これにより、扉3の鉛直方向への調整が完了する。
次に、扉3を水平面方向へ調整するために、図9に示す表から、固定側表示部21および回動側表示部40の回転角度を決定する。図9に示す表は、取り扱い説明書等に表示される。図8中の複数の同心円の中心が、水平面への移動量が0mmの位置を示している。2つの数字が記入された各々の小円は、各々の水平面位置に扉3を調整するための、固定側表示部21および回動側表示部40の記号を表している。すなわち、小円内の下側の記号は、基準位置Aに一致させる固定側表示部21の固定側記号を表し、小円内の上側の記号は、基準位置Aに一致させる回動側表示部40の回動側記号を表している。例えば、扉3を右方向へ1mm、戸当たり側へ1mm移動させるには、図9の表から、固定側記号(小円内の下側の記号)を”5”、回動側記号(小円内の上側の記号)を”7”と決定できる。なお、図2に示す、固定側羽根部6に張り付けられる説明ラベル27は、図9の表を簡易的に表した表である。図2および図9の表には、扉3の扉枠2に対する位置を直感的に把握できるように、扉3および扉枠2が概略的に表されていることが好ましい。すなわち、説明ラベル27では、扉枠2に対して扉3を移動させたい方向および寸法に対応する位置に、固定側記号および回動側記号が表示されているため、直感的な把握が可能となっている。
基準位置Aに一致させる固定側記号および回動側記号を決定した後、固定側表示部21および回動側表示部40を回転させる。固定側表示部21および回動側表示部40を回転させるには、図7,8に示すように、固定側レンチ挿入孔23および回動側レンチ挿入孔41にレンチ60を挿入することで、作業者がアクセスしやすい側方から容易に回転させることができる。固定側表示部21を回転させると、図7に示すように、偏芯軸部16が固定側筒部7に対して偏芯しているため、固定側筒部7に対して振れ回ることになる。また、回動側表示部40を回転させると、図8に示すように、偏芯枢着孔33が回動側筒部30に対して偏芯しているため、回動側筒部30に対して振れ回ることになる。このように、水平面で振れ回る偏芯軸部16および偏芯枢着孔33を組み合わせることで、水平面の交差する2方向への移動量を、独立して設定することができる。また、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33の偏芯量が同一(いずれも1mm)であるため、互いの偏芯量をキャンセルさせて移動量を0mmに設定することも可能である。
この後、枢軸部材固定用ネジ17および枢着孔部材固定用ネジ36を、固定側ネジ受け部18および回動側ネジ受け部34に当接するまで六角レンチ60でねじ込み、枢軸部材12を固定側筒部7に固定し、枢着孔部材13を回動側筒部30に固定する。なお、固定側表示部21および回動側表示部40を回転させる順番は、いずれが先でもよい。
この後、下カバー24および上カバー43を、固定側筒部7および回動側筒部30に被せて、下カバー取付ネジ22および上カバー取付ネジ47により固定する。このとき、下カバー取付ネジ22および上カバー取付ネジ47は、下カバー24および上カバー43の中心軸に位置する。また、下カバー取付ネジ22および上カバー取付ネジ47が螺合する下カバー取付ネジ孔20および上カバー取付ネジ孔38が、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33と同軸上に位置している。これにより、下カバー24および上カバー43は、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33と同軸上に位置することとなる。したがって、下カバー24および上カバー43の各々の中心軸は、扉3を3次元方向へ任意に調整した場合であっても、扉3を回動させる際に同一軸を保つこととなる。したがって、扉3を回動させる際に、下カバー24および上カバー43が互いに水平面で振れ回ることなく、下カバー24および上カバー43が1つの円柱形状を維持するため、外観が優れている。
第1実施形態に係る蝶番1によれば、昇降調整ネジ51、偏芯した偏芯軸部16および偏芯枢着孔33が設けられるため、3次元方向の各々へ独立して扉3の位置を調整できる。
また、昇降調整ネジ51、固定側表示部21、回動側表示部40、調整ネジ固定用ネジ54、枢軸部材固定用ネジ17および枢着孔部材固定用ネジ36を、共通の一本のレンチ60のみで調整できるため、作業性に優れている。
また、枢軸部材12および枢着孔部材13の回転方向への固定位置の調整並びに昇降調整ネジ51による昇降の調整が、扉表側における各々の部材の回転外方向側から可能であるため、調整する部材へのアクセスが容易であり、作業性に優れている。なお、ここで回転外方向側とは、各々の部材の外周面に対向する側を意味し、回動する柱状部材の軸方向側ではなく側面方向側を意味している。したがって、扉3を閉じた状態、若しくはほぼ閉じているが調整前で完全には閉じられない状態で、扉枠2と扉3の位置関係を目視しつつ、容易に調整することができる。また、調整の際に扉3を開け閉めすることなく、または扉3を取り外すことなしに調整できるため、作業性に優れている。なお、枢軸部材12を枢着孔部材13から外した状態(扉3を扉枠2から外した状態)で調整することもできる。
また、昇降調整ネジ51、固定側表示部21および回動側表示部40を回転させる際に、この昇降調整ネジ51、固定側表示部21および回動側表示部40の外周に形成されるレンチ挿入孔23,41,56へレンチ60を挿入して回転させるため、作業者がアクセスしやすい蝶番1の側方から容易に回転させることができる。更に、レンチ60により固定側表示部21および回動側表示部40を回転させる方向と、偏芯軸部16および偏芯枢着孔33の振れ回る方向が同一であるため、直感的に作業することができ、作業性に優れている。
また、固定側羽根部6および回動側羽根部29の少なくとも一方(本実施形態では固定側羽根部6)に、説明ラベル27が貼り付けられているため、長い期間を経た後に蝶番1の再調整を行う際に、例えば説明書等が紛失等されていても、容易に調整が可能となる。特に、上述したようにレンチ一本で直感的に作業することができるため、再調整をより効果的に実施できる。
また、上カバー43の内径が回動側表示部40の外径と略一致し、下カバー24の内径が固定側表示部21の外径と略一致し、かつ上カバー43および下カバー24が、回動側表示部40および固定側表示部21と同一中心軸を有するため、上カバー43および下カバー24を表示部40,21により保持することができる。
また、複雑な構造体(例えばギア部材等)を用いていないため、低コストで作成できる。
<第2実施形態>
本実施形態に係る蝶番101は、図10〜14に示すように、扉枠2に固定される固定側部材104と、固定側部材104と回動可能に連結されるとともに扉3に固定された回動側部材105とを有している。なお、蝶番101は、扉3の上下2箇所に取り付けられるが、上下の2つの蝶番101は同一構造であるため、一方のみを示して説明する。
固定側部材104は、図13,14に示すように、扉枠2にネジ留めされる固定側羽根部106と、固定側羽根部106に固定された筒状の固定側筒部107とを備えている。固定側羽根部106には、扉枠2にネジ留めするためのネジ挿通孔110が形成されている。また、回動側部材105は、扉3にネジ留めされる回動側羽根部129と、回動側羽根部129に固定された筒状の回動側筒部130とを備えている。回動側羽根部129には、扉3にネジ留めするためのネジ挿通孔111が形成され、説明ラベル127が貼り付けられている。固定側部材104と回動側部材105は、枢軸部材112および枢着孔部材113を介して連結される。
固定側羽根部106は、図12に示すように、扉3が閉じた状態で扉3と突き合わされる扉枠2の側面S1に固定され、回動側羽根部129は、扉3が閉じた状態で扉枠2の側面S1と突き合わされる扉3の側面S2に固定される。固定側筒部107および回動側筒部130は、扉3が閉じた状態で、固定側羽根部106および回動側羽根部129に対して扉3が開く扉表側Dに位置している。
枢軸部材112は、図13,14に示すように、固定側部材104の固定側筒部107に枢着する固定側基軸部115と、固定側基軸部115に固定されて固定側基軸部115から上方へ延びるとともに、固定側基軸部115(固定側筒部107)と偏芯した偏芯軸部116とを有している。偏芯軸部116の固定側基軸部115(固定側筒部107)に対する偏芯量は、本実施形態では1mmであるが、適宜設計変更することができる。
偏芯軸部116の下端(固定側基軸部115の上端)には、偏芯軸部116と同軸で、正六角柱形状の固定側表示部121(枢軸側回転調整部)が設けられる。固定側表示部121の外周面には、角柱の各面に対応して、数字の”1”〜”6”が固定側記号として印されている。なお、固定側記号は、識別可能であれば、かならずしも数字でなくてもよく、模様や色彩等であってもよい。
固定側筒部107の外周には、下カバー124が取り付けられる。下カバー124は、円筒の上端開口部が、固定側表示部121の六角柱形状と対応する六角孔形状となっており、下端開口部は、下側キャップ128が嵌る円形状となっている。
また、下カバー124の側面には、下端から切り込まれて上端近傍まで延びるスリット126が形成されており、スリット126には、固定側羽根部106が嵌合する。スリット126は、固定側羽根部106が嵌合できるように、固定側羽根部106と略同幅で形成されているが、スリット126の下端には、固定側羽根部106よりも幅が狭い下狭幅部126aが形成される。スリット126の上端は、固定側羽根部106よりも所定長さL1(図13参照)上方まで延在している。
下カバー124は、樹脂製であり、スリット126が弾性力によって固定側羽根部106を挟むように当接している。なお、下カバー124は、樹脂以外から形成されてもよい。下カバー124は、スリット126が固定側羽根部106に嵌合するようにスリット126の下狭幅部126aを広げつつ、固定側筒部107の上方から被せられ、下カバー124の上端の六角形の開口部が、枢軸部材112の正六角柱形状の固定側表示部121(枢軸側回転調整部)に嵌合することができる。
枢着孔部材113は、回動側部材105の回動側筒部130に枢着する回動側基軸部131と、回動側基軸部131の下端から上方へ形成された偏芯枢着孔133とを有している。偏芯枢着孔133は、回動側基軸部131(回動側筒部130)に対して偏芯して形成されており、回動側基軸部131(回動側筒部130)に対する偏芯量は、本実施形態では1mmであるが、適宜設計変更することができる。
回動側基軸部131の下端には、偏芯枢着孔133と同軸で、正六角柱形状の回動側表示部140(枢着孔側回転調整部)が設けられる。回動側表示部140の外周面には、角柱の各面に対応して、数字の”1”〜”6”が回動側記号として印されている。なお、回動側記号は、識別可能であれば、かならずしも数字でなくてもよく、模様や色彩等であってもよい。
回動側筒部130の外周には、上カバー143が取り付けられる。上カバー143は、円筒の下端開口部が、回動側表示部140の六角柱形状と対応する六角孔形状となっており、上端開口部は、上側キャップ144が嵌る円形状となっている。
また、上カバー143の側面には、上端から切り込まれて下端近傍まで延びるスリット145が形成されており、スリット145には、回動側羽根部129が嵌合する。スリット145は、回動側羽根部129が嵌合できるように、回動側羽根部129と略同幅で形成されているが、スリット145の上端には、回動側羽根部129よりも幅が狭い上狭幅部145aが形成される。スリット145の下端は、回動側羽根部129よりも所定長さL2(図13参照)下方まで延在している。
上カバー143は、樹脂製であり、スリット145が弾性力によって回動側羽根部129を挟むように当接している。上カバー143は、スリット145が固回動側羽根部129に嵌合するようにスリット145の上端を広げつつ、回動側筒部130の下方から被せられ、上カバー143の下端の六角形の開口部が、枢着孔部材113の正六角柱形状の回動側表示部140(回転調整部)に嵌合することができる。上カバー143および下カバー124は、外径が等しく形成される。
枢軸部材112の偏芯軸部116は、枢着孔部材113の偏芯枢着孔133に回転可能に枢着する。偏芯軸部116は、例えば金属製であり、枢着孔部材113は、例えば樹脂製である。このように、枢着孔部材113が偏芯軸部116よりも柔らかい材料で形成されるため、偏芯軸部116および偏芯枢着孔133の低温焼き付きを予防することができる。
回動側筒部130の内側面の上端には、調整ネジ用ネジ孔150が形成され、上方から昇降調整ネジ151(昇降部材)が螺合可能となっている。昇降調整ネジ151は、上方からドライバーによって回動可能となっている。上側キャップ144には、昇降調整ネジ151およびドライバーが挿通可能な貫通孔147が形成されている。
次に、第2実施形態に係る蝶番101の作用について説明する。
扉枠2および扉3にネジ留めされた蝶番101は、扉3を扉枠2に対して閉じた状態で、図15に示すような状態となる。なお、固定側羽根部106および回動側羽根部129が、下カバー124および上カバー143の紙面奥側に位置している。図15の扉表側のラインが基準位置Aとなる。
この状態で、ドライバーによって上方から昇降調整ネジ151を回転させることで、昇降調整ネジ151が回動側筒部130に対して上下方向へ移動する。これにより、昇降調整ネジ151が枢着孔部材113を押圧し、回動側部材105が固定側部材104に対して上下方向へ移動し、扉3の鉛直方向への調整が可能となる。
次に、扉3を水平面方向へ調整するために、図11に示す説明ラベル127から、固定側表示部121および回動側表示部140の回転角度を決定する。または、取り扱い説明書等に表示される説明ラベル127よりも詳細な表(固定側記号と回動側記号の全ての組合せを表示した表)から決定してもよい。
次に、図15の状態から図16の状態となるように、下カバー124を下方向へスライド移動させ、かつ図15の状態から図17の状態となるように、上カバー143を上方向へスライド移動させて、固定側表示部121および回動側表示部140を露出させる。これにより、六角柱形状の回動側表示部140および固定側表示部121が、回動側筒部130および固定側筒部107の六角孔の内周面から離脱し、回転可能な状態となる。なお、図16および図17では、偏芯軸部116および偏芯枢着孔133の動きが見やすいよう、偏芯軸部116および偏芯枢着孔133の連結を外した状態で図示しているが、実際には、連結した状態で調整を行っている。
上カバー143は、スリット145が、回動側羽根部129よりも所定長さL2だけ下方まで形成されているため、スリット145に沿って所定長さL2の範囲内で手動で容易に上下へ移動させることができ、かつ上カバー143のスリット145が弾性力によって回動側羽根部129を挟み込むことで、作業者が手を離しても、一定の位置で保持される。
また、下カバー124も、スリット126が、固定側羽根部106よりも所定長さL1だけ上方まで形成されているため、スリット126に沿って所定長さL1の範囲内で手動で容易に上下へ移動させることができ、かつ下カバー124のスリット126が弾性力によって固定側羽根部106を挟み込むことで、作業者が手を離しても、一定の位置で保持される。
次に、固定側表示部121および回動側表示部140を、六角スパナで回転させる。このとき、作業者がアクセスしやすい側方から容易に回転させることができる。六角スパナは、固定側表示部121および回動側表示部140の形状が汎用の六角ボルトの寸法に対応していれば、汎用品を使用することができるが、汎用品と寸法の異なる専用品であってもよい。したがって、固定側表示部121および回動側表示部140は、軸断面が六角形に限定されず、多角形であればよい。
固定側表示部121を回転させると、図16に示すように、偏芯軸部116が固定側筒部107に対して偏芯しているため、固定側筒部107に対して振れ回ることになる。また、回動側表示部140を回転させると、図17に示すように、偏芯枢着孔133が回動側筒部130に対して偏芯しているため、回動側筒部130に対して振れ回ることになる。このように、水平面で振れ回る偏芯軸部116および偏芯枢着孔133を組み合わせることで、水平面の交差する2方向への移動量を、独立して設定することができる。また、偏芯軸部116および偏芯枢着孔133の偏芯量が同一(いずれも1mm)であるため、互いの偏芯量をキャンセルさせて移動量を0mmに設定することも可能である。
この後、上カバー143を下方向へ移動させ、かつ下カバー124を上方向へ移動させて、固定側表示部121および回動側表示部140を覆う(図15参照)。これにより、上カバー143の下端の六角形の開口部が、枢着孔部材113の正六角柱形状の回動側表示部140に嵌合する。上カバー143は、スリット145が回動側羽根部129と嵌合していることで回動側筒部130に対して非回転的であるため、枢着孔部材113が回動側筒部130に対して固定的となる。また、下カバー124の上端の六角形の開口部に、枢軸部材112の正六角柱形状の固定側表示部121が嵌合する。下カバー124は、スリット126が固定側羽根部106と嵌合していることで固定側筒部107に対して非回転的であるため、枢軸部材112が固定側筒部107に対して固定的となる。なお、固定側表示部121および回動側表示部140を回転させる順番は、いずれが先でもよい。
下カバー124および上カバー143の中心軸は、偏芯軸部116および偏芯枢着孔133の中心軸と一致している。したがって、下カバー124および上カバー143の各々の中心軸は、扉3を3次元方向へ任意に調整した場合であっても、扉3を回動させる際に同一軸を保つこととなる。したがって、扉3を回動させる際に、下カバー124および上カバー143が互いに水平面で振れ回ることなく、下カバー124および上カバー143が1つの円柱形状を維持するため、外観が優れている。なお、下カバー124および上カバー143が1つの円柱形状を形成しなくてもよく、更には、互いに振れ回ってもよい。
第2実施形態に係る蝶番101によっても、昇降調整ネジ151、偏芯した偏芯軸部116および偏芯枢着孔133が設けられることで、3次元方向の各々へ独立して扉3の位置を調整できる。
また、枢軸部材112および枢着孔部材113の回転方向への固定位置の調整が、扉表側における各々の部材の回転外方向側(各々の部材の外周面に対向する側)から可能であるため、調整する部材へのアクセスが容易であり、作業性に優れている。したがって、扉3を閉じた状態、若しくはほぼ閉じているが調整前で完全には閉じられない状態で、扉枠2と扉3の位置関係を目視しつつ、容易に調整することができる。また、調整の際に扉3を開け閉めすることなく、または扉3を取り外すことなしに調整できるため、作業性に優れている。なお、枢軸部材112を枢着孔部材113から外した状態(扉3を扉枠2から外した状態)で調整することもできる。
また、固定側表示部121および回動側表示部140を回転させる際に、作業者がアクセスしやすい蝶番101の側方から容易に回転させることができる。更に、六角スパナにより固定側表示部121および回動側表示部140を回転させる方向と、偏芯軸部116および偏芯枢着孔133の振れ回る方向が同一であるため、直感的に作業することができ、作業性に優れている。
また、第1実施形態と異なり、下カバー124および上カバー143がボルト等で固定されておらず、道具を使わずに手動で上下にスライド移動させることができ、作業性が向上する。
また、図18に示すように、固定側羽根部106がオフセット量Xを有する固定側部材104の固定側筒部130の内径が、上側部と下側部で等しいため、固定側部材104の上下を反転させても、固定側筒部130に枢軸部材112を嵌合できる。したがって、固定側部材104の上下を反転させることで、図18中の一点差線で表す固定側羽根部106のオフセットXの方向を反対側とすることが可能である。これにより、同一機種の蝶番101を、扉の右側または左側のいずれにも取り付け可能でなる。
また、固定側羽根部106および回動側羽根部129の少なくとも一方(本実施形態では回動側羽根部129)に、説明ラベル127が貼り付けられているため、長い期間を経た後に蝶番101の再調整を行う際に、例えば説明書等が紛失等されていても、容易に調整が可能となる。
<第3実施形態>
本第3実施形態に係る蝶番201は、第2実施形態に係る蝶番101を変形したものであり、第2実施形態と同一の機能を奏する部位には同一の符号を付して、説明を省略する。
第3実施形態に係る蝶番201の枢軸部材212は、図19,20に示すように、固定側基軸部215に、下方から上方へ延びる下側キャップ係合孔217が形成されている。下側キャップ係合孔217は、偏芯軸部116と同軸で形成される。
下カバー124に取り付けられる下側キャップ228には、下側キャップ228の中心軸上を上方へ延びる下側係合ピン229が形成されている。下側係合ピン229は、枢軸部材212の下側キャップ係合孔217の内径と一致する外径を有している。
下カバー124および偏芯軸部116は同軸で形成されているため、これらと同軸の下側係合ピン229および下側キャップ係合孔217は、下側係合ピン229が下側キャップ係合孔217に嵌合することで係合可能である。
また、第3実施形態に係る蝶番201の枢着孔部材213は、回動側基軸部231に上方から下方へ延びる上側キャップ係合孔237が形成されている。上側キャップ係合孔237は、偏芯枢着孔133と同軸で形成される。
上カバー143に取り付けられる上側キャップ244には、上側キャップ244中心軸上を下方へ延びる上側係合ピン249が形成されている。上側係合ピン249は、枢着孔部材213の上側キャップ係合孔237の内径と一致する外径を有している。
上カバー143および偏芯枢着孔133は同軸で形成されているため、これらと同軸の上側係合ピン249および上側キャップ係合孔237は、上側係合ピン249が上側キャップ係合孔237に嵌合することで互いに係合可能である。
回動側筒部130の調整ネジ用ネジ孔150には、上方から昇降調整ネジ251(昇降部材)が螺合可能となっている。昇降調整ネジ251は、上側係合ピン249が貫通可能な孔部252が形成されている。孔部252の周囲には、十字形のすり割り253が形成されており、上方からドライバーによって回動可能となっている。孔部252は、蝶番201の調整が行われても上側係合ピン249が接触しない大きさで形成されている。
第3実施形態に係る蝶番201によれば、上カバー143に取り付けられる上側キャップ244が枢着孔部材213に係合し、下カバー124に取り付けられる下側キャップ228が枢軸部材212に係合するため、スライド可能な上カバー143および下カバー124を適切な位置に保持できる。すなわち、枢着孔部材213と係合する上側キャップ244が上カバー143に設けられることで、上カバー143が、下方において枢着孔部材213の回動側表示部140と係合するだけでなく、上方においてもスライドすることで枢着孔部材213と係合することになり、傾くことなしに確実に位置が保持される。また、枢軸部材212と係合する下側キャップ228が下カバー124に設けられることで、下カバー124が、上方において枢軸部材212の固定側表示部121と係合するだけでなく、下方においてもスライドすることで枢軸部材212と係合することになり、傾くことなしに確実に位置が保持される。
<第4実施形態>
本第4実施形態に係る蝶番301は、第1実施形態に係る蝶番1を変形したものであり、第1実施形態と同一の機能を奏する部位には同一の符号を付して、説明を省略する。
第4実施形態に係る蝶番301は、図21に示すように、枢軸部材312に、円形断面に一定角度毎の窪み322が形成された回転調整部321が設けられ、枢軸孔部材313にも、同様に一定角度毎の窪み323が形成された回転調整部340が設けられている。
上カバー343には、窪み323に嵌合可能な突起326が下方の内面に形成されている。また、下カバー324には、窪み322に嵌合可能な突起325が上方の内面に形成されている。
第4実施形態に係る蝶番301では、下カバー324および上カバー343を外すことで、窪み322,323から突起325,326が離脱して回転調整部321,340が回動可能となり、下カバー324および上カバー343を被せることで、窪み322,323に突起325,326が嵌合し、回転調整部321,340を非回転的に固定することができる。このとき、突起325,326および窪み322,323が一定角度毎に形成されているため、一定角度毎に嵌合させて、非回転的に連結することができる。
また、回転調整部321,340に窪み322,323が形成されているため、レンチ等を用いることなしに手動で回転調整部321,340を回転させることができ、さらに、ネジ等を用いることなしに、下カバー324および上カバー343を被せるだけで回転調整部321,340を固定することができる。
なお、本実施形態では、回転調整部321,340に窪み322,323を形成し、下カバー324および上カバー343に突起325,326を形成しているが、窪みと突起が逆に形成されてもよい。すなわち、一定角度毎に嵌合させて非回転的とすることができれば、形態は限定されない。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、第1実施形態のネジ受け部18,34の数は、周方向に8つでなくてもよく、7つ以下または9つ以上とすることができる。8つよりも多くすることで、水平面での扉3の調整位置をより細かく設定することができる。また、水平方向の調整を行った後に、鉛直方向への調整を行ってもよい。また、昇降部材として、他の構造を用いることもでき、例えば、昇降調整ネジ51を固定側筒部7の下方から螺合させる構造とすることもできる。また、本実施形態では、偏芯軸部16が固定側部材4側に設けられ、偏芯枢着孔33が回動側部材5側に設けられているが、偏芯軸部16を回動側部材5側に設け、偏芯枢着孔33を固定側部材4側に設けてもよい。
また、蝶番1(101,201)は、扉3の上下2箇所に取り付けられるが、上下2つの蝶番1(101,201)は、異なる形状であってもよい。例えば、偏芯軸部16(116)の長さを上下で異ならせることで、上下の蝶番の偏芯軸部16(116)の枢着を同時に行う必要がなくなり、扉3の吊り込みの作業性が向上する。特に、下側の蝶番の偏芯軸部16(116)の長さを、上側よりも長くすることが、より作業性に好ましい。また、上下同一の位置で扉3を吊り込んだ場合、蝶番1(101,201)の枢着部におけるガタにより扉3が下方へ垂れて傾くため、例えば上側の蝶番1(101,201)の固定側羽根部6(106)のオフセット量X(図18参照)を下側の蝶番1(101,201)よりも短くすることで、扉3の垂れを防止することもできる。
また、第1実施形態の昇降調整ネジ51を、第2実施形態のドライバーによって調整可能な昇降調整ネジ151とすることもできる。また、第1実施形態の上カバー43および下カバー24を、第2実施形態のスリット126,145に沿って手動でスライド可能な上カバー143および下カバー124のような構成とすることもできる。また、第2,第3実施形態の昇降調整ネジ151,251を、第1実施形態のように側方から調整可能な昇降調整ネジ51とすることもできる。
また、第1〜第4実施形態の蝶番1,101,201,301を、昇降部材が設けられない形態とすることも可能である。
1,101,201,301 蝶番、
2 扉枠、
3 扉、
4,104 固定側部材、
5,105 回動側部材、
6,106 固定側羽根部、
7,107 固定側筒部、
12,112,212,312 枢軸部材、
13,113,213,313 枢着孔部材、
16,116 偏芯軸部、
21,121,221 固定側表示部(回転調整部)、
22 下カバー取付ネジ(係合手段)、
23 固定側レンチ挿入孔(回転調整部(孔部))、
24,124,224,324 下カバー、
27,127 説明ラベル、
29,129 回動側羽根部、
30,130 回動側筒部、
33,133 偏芯枢着孔、
40,140,240 回動側表示部(回転調整部)、
41 回動側レンチ挿入孔(回転調整部(孔部))、
43,143,243,343 上カバー、
47 上カバー取付ネジ(係合手段)、
50 調整ネジ用ネジ孔、
51,151,251 昇降調整ネジ(昇降部材)、
56 レンチ挿入孔(孔部)、
229 下側係合ピン(係合手段)、
249 上側係合ピン(係合手段)、
A 基準位置、
D 扉表側、
S1 扉の側面、
S2 扉枠の側面。

Claims (17)

  1. 扉が閉じた状態で扉と突き合わされる扉枠の側面に取り付けられる固定側羽根部に対して筒状の固定側筒部が固定された固定側部材と、前記扉枠の側面と突き合わされる扉の側面に取り付けられる回動側羽根部に対して筒状の回動側筒部が固定された回動側部材とを有し、前記固定側筒部および回動側筒部が、前記扉が閉じた状態で前記固定側羽根部および回動側羽根部に対して前記扉が開く扉表側に位置する蝶番であって、
    前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか一方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であり、かつ当該一方と偏芯する偏芯軸部を備えた枢軸部材と、
    前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか他方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であり、かつ当該他方と偏芯する偏芯枢着孔を備え、前記偏芯軸部が当該偏芯枢着孔と回動可能に枢着する枢着孔部材と、
    前記固定側筒部または回動側筒部に螺合して、当該固定側筒部または回動側筒部の内部の枢軸部材または枢着孔部材を軸方向へ押圧して調整可能に昇降させる昇降部材と、を有し、
    前記枢軸部材、枢着孔部材および昇降部材の調整を、前記扉表側における各々の部材の回転外方向側から調整可能な蝶番。
  2. 前記枢軸部材および枢着孔部材の少なくとも一方には、前記固定側筒部または回動側筒部に対する回転方向の位置を記号で表示した外周面を有する表示部が備えられ、当該表示部に、前記枢軸部材または枢着孔部材を回転させるための回転調整部が設けられた請求項1に記載の蝶番。
  3. 前記表示部の外周面および前記昇降部材の外周面に、各々の部材を回転させるための複数の孔部が周方向へ並んで形成された請求項2に記載の蝶番。
  4. 前記固定側羽根部または回動側羽根部に、前記固定側部材と回動側部材の間の変位量を前記記号に対応して表示した説明ラベルが貼り付けられた請求項2または3に記載の蝶番。
  5. 前記説明ラベルには、前記扉枠に対する前記扉の移動方向および移動寸法に対応する位置に、前記記号が表示された請求項4に記載の蝶番。
  6. 前記枢軸部材および枢着孔部材の各々に、前記偏芯軸部および偏芯枢着孔と同一中心軸を有し、かつ前記固定側筒部または回動側筒部を覆うカバーが固定された請求項1〜5のいずれか1項に記載の蝶番。
  7. 前記枢軸部材および枢着孔部材の少なくとも一方には、前記固定側筒部または回動側筒部に対する回転方向の位置を記号で表示した外周面を有する表示部が備えられ、前記表示部は前記偏芯軸部および偏芯枢着孔と同一中心軸を有し、かつ前記表示部の外径が前記カバーの内径と一致する請求項6に記載の蝶番。
  8. 前記枢軸側カバーおよび枢着孔側カバーの少なくとも一方は、前記偏芯軸部および偏芯枢着孔と同一中心軸を有する係合手段によって前記枢軸部材または枢着孔部材と係合する、請求項6または7に記載の蝶番。
  9. 扉が閉じた状態で扉と突き合わされる扉枠の側面に取り付けられる固定側羽根部に対して筒状の固定側筒部が固定された固定側部材と、前記扉枠の側面と突き合わされる扉の側面に取り付けられる回動側羽根部に対して筒状の回動側筒部が固定された回動側部材とを有し、前記固定側筒部および回動側筒部が、前記扉が閉じた状態で前記固定側羽根部および回動側羽根部に対して前記扉が開く扉表側に位置する蝶番であって、
    前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか一方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であって当該一方と偏芯する偏芯軸部、並びに軸断面が非円形の枢軸側回転調整部を備えた枢軸部材と、
    前記固定側筒部および回動側筒部のいずれか他方に枢着して回転方向の固定位置を選択的に調整可能であって当該他方と偏芯する偏芯枢着孔、並びに前記枢軸部材に固定されて軸断面が非円形の枢着孔側回転調整部を備え、前記偏芯軸部が偏芯枢着孔と回動可能に枢着する枢着孔部材と、
    前記枢軸部材を覆い、前記枢軸側回転調整部の外周面が一定回転毎に非回転的に嵌合する内周面を有する枢軸側カバーと、
    前記枢着孔部材を覆い、前記枢着孔側回転調整部の外周面が一定回転毎に非回転的に嵌合する内周面を有する枢着孔側カバーと、を有し、
    前記枢軸部材および枢着孔部材の調整を、前記扉表側における各々の部材の回転外方向側から調整可能な蝶番。
  10. 前記枢軸側カバーおよび枢着孔側カバーの少なくとも一方は、軸方向にスライド可能であり、当該スライドにより、前記枢軸側回転調整部または枢着孔側回転調整部との嵌合を実行または解除する請求項9に記載の蝶番。
  11. 前記枢軸側回転調整部および枢着孔側回転調整部の少なくとも一方の軸断面は、正多角形である請求項9または10に記載の蝶番。
  12. 前記固定側筒部または回動側筒部に螺合して、当該固定側筒部または回動側筒部の内部の枢軸部材または枢着孔部材を軸方向へ押圧して調整可能に昇降させる昇降部材を更に有する、請求項9〜11のいずれか1項に記載の蝶番。
  13. 前記枢軸側カバーおよび枢着孔側カバーは、前記偏芯軸部および偏芯枢着孔と同一中心軸を有する、請求項9〜12のいずれか1項に記載の蝶番。
  14. 前記枢軸側カバーおよび枢着孔側カバーの少なくとも一方は、前記偏芯軸部および偏芯枢着孔と同一中心軸を有する係合手段によって前記枢軸部材または枢着孔部材と係合する、請求項13に記載の蝶番。
  15. 前記枢軸部材および枢着孔部材の少なくとも一方には、前記固定側筒部または回動側筒部に対する回転方向の位置を記号で表示した外周面を有する表示部が備えられた、請求項9〜14のいずれか1項に記載の蝶番。
  16. 前記固定側羽根部または回動側羽根部に、前記固定側部材と回動側部材の間の変位量を前記記号に対応して表示した説明ラベルが貼り付けられた、請求項15に記載の蝶番。
  17. 前記説明ラベルには、前記扉枠に対する前記扉の移動方向および移動寸法に対応する位置に、前記記号が表示された、請求項16に記載の蝶番。
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