JP5341775B2 - 帯域割り当て方法 - Google Patents

帯域割り当て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5341775B2
JP5341775B2 JP2009547895A JP2009547895A JP5341775B2 JP 5341775 B2 JP5341775 B2 JP 5341775B2 JP 2009547895 A JP2009547895 A JP 2009547895A JP 2009547895 A JP2009547895 A JP 2009547895A JP 5341775 B2 JP5341775 B2 JP 5341775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stream data
sink device
source device
period
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009547895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009084198A1 (ja
Inventor
明浩 竜田
誠 船引
裕司 大植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009547895A priority Critical patent/JP5341775B2/ja
Publication of JPWO2009084198A1 publication Critical patent/JPWO2009084198A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5341775B2 publication Critical patent/JP5341775B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/16Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
    • H04N7/162Authorising the user terminal, e.g. by paying; Registering the use of a subscription channel, e.g. billing
    • H04N7/165Centralised control of user terminal ; Registering at central
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/20Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
    • H04N21/23Processing of content or additional data; Elementary server operations; Server middleware
    • H04N21/238Interfacing the downstream path of the transmission network, e.g. adapting the transmission rate of a video stream to network bandwidth; Processing of multiplex streams
    • H04N21/2385Channel allocation; Bandwidth allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/121Wireless traffic scheduling for groups of terminals or users
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/08Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/08Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division
    • H04N7/084Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division with signal insertion during the horizontal blanking interval only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/08Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division
    • H04N7/087Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division with signal insertion during the vertical blanking interval only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0453Resources in frequency domain, e.g. a carrier in FDMA
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/51Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on terminal or device properties

Description

本発明は、無線通信システムのための帯域割り当て方法及びそれを用いた無線通信システムに関し、特に、それぞれ映像音声機器(以下、AV機器という。)であるソース機器及び少なくとも1つのシンク機器を含む無線通信ネットワークにおいて、ソース機器から少なくとも1つのシンク機器に無線伝送されるAVストリームデータの帯域割り当て方法及びそれを用いた無線通信システムに関する。
近年、例えば家庭内において、DVDプレーヤ、デジタルセットトップボックス、デジタルテレビジョン放送受信機及びAVアンプ等の多くのデジタルAV機器が使用されている。これらのデジタルAV機器を家庭内の任意の場所に自由に設置し、AV機器間で相互にコンテンツを伝送することを可能にするために、無線ネットワークによって複数のAV機器どうしをケーブルレスで接続する技術が提案されている。
図15は、従来技術に係るUWB(Ultra Wide Band)を使用するIEEE802.15.3ネットワークの一例を示すブロック図である。図15において、IEEE802.15.3ネットワークの構成要素である機器101−104は、1つのピコネット(Piconet)100を形成する。ここで、機器101は、ピコネットコーディネータ(Piconet Coordinator(PNC))と呼ばれ、ピコネット100のマスター機器として機能する。
また、図16は、図15のピコネット100におけるパケット通信の帯域割り当て方法の一例を示すタイミングチャートである。ピコネット100におけるパケット通信では、スーパーフレームと呼ばれるフレームフォーマットが使用される。図16において、各スーパーフレームはスーパーフレーム期間Tsfを有する。さらに、各スーパーフレームは、先頭からビーコン(Beacon)期間Tb、コンテンションアクセス期間(CAP)Tcap及びコンテンションフリー期間(CFP)Tcfpの3つの期間によって構成され、各期間はそれぞれ、所定の時間期間を有する少なくとも1つのタイムスロットを含む。ここで、ビーコン期間Tbは、PNCである機器101がビーコン信号をその他の機器102−104に送出するために確保される。機器101は、ビーコン期間Tbにおいて、機器101−104間のスーパーフレームの開始タイミングの同期を取るための制御データ及び機器101−104間でのデータ伝送のためのタイムスロットに関するデータ等の制御用のデータを含むビーコン信号を発生して機器102−104に送信する。また、コンテンションアクセス期間Tcapは、機器101−104が非同期のデータをピコネット100全体に送信するために用いられる。さらに、コンテンションフリー期間Tcfpは複数のタイムスロットを含んでおり、機器101−104のうちの1つのソース機器と少なくとも1つのシンク機器との間でのデータ伝送のために使用される。
図17は、図15のピコネット100におけるAVストリームデータの伝送方法を示すシーケンス図である。図17において、ソース機器である機器103(以下、ソース機器103という。)からシンク機器である機器102(以下、シンク機器102という。)にAVストリームデータを伝送する。始めに、ソース機器103は、シンク機器102から、シンク機器102が受信して再生できる複数の映像出力仕様及び音声出力仕様に関するデータを取得する。例えば、シンク機器102がデジタルテレビジョン放送受信機である場合、ソース機器103は、シンク機器102に予め格納されたEDID(Extended Display Identification Data)を読み出すことにより、当該デジタルテレビジョン放送受信機が出力できる複数の映像出力仕様及び音声出力仕様に関するデータを取得する。次に、ソース機器103は、取得された複数の映像出力仕様及び音声出力仕様の中からシンク機器102に伝送するAVストリームデータの映像出力仕様及び音声出力仕様をそれぞれ選択し、選択された各仕様に基づいて、シンク機器102にAVストリームデータを伝送するために必要な帯域の予約を、PNCである機器101に対して要求する。これに応答して、機器101は、ソース機器103からシンク機器102にAVストリームデータを伝送するためのタイムスロットの割り当て処理(スケジューリングともいう。)を行い、割り当てたタイムスロットのデータを、ビーコン信号を用いて通知する。その後、ソース機器103はシンク機器102に、選択された映像出力仕様及び音声出力仕様を通知する信号を送信し、通知されたタイムスロットのタイミングで、AVストリームデータを伝送する。最後に、ソース機器103及びシンク機器102は、予約した帯域の開放を、機器101に対して要求する。これに応答して機器101は、AVストリームデータの伝送終了を示す制御データを、ビーコン信号を用いて通知する。以上のように、IEEE802.15.3ネットワークにおいて、ソース機器103からシンク機器102にAVストリームデータを伝送することができる。また、AVストリームデータのその他の伝送方式については、例えば、特許文献1及び非特許文献1に記載されている。
特開2006−270248号公報。
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.3a, 2006年11月.
しかしながら、図17に示した、従来技術に係るピコネット100におけるAVストリームデータの伝送方法によれば、例えばデジタルテレビジョン放送受信機であるシンク機器102は、ソース機器103からの映像出力仕様及び音声出力仕様の通知を受信した後に、AVストリームデータを受信する前に実行する音声出力サンプリングの設定や映像出力仕様の設定等の再生準備処理を実行し、その後、AVストリームデータの受信及び再生処理を行う。従って、ソース機器103がシンク機器102にAVストリームデータを伝送してから、シンク機器102が当該AVストリームデータのコンテンツを再生するまでの総所要時間が比較的長いという課題があった。
さらに、ソース機器103が複数のシンク機器102及び104にAVストリームデータを同時に伝送する場合に、当該伝送のための帯域割り当て方法が定義されておらず、当該伝送ができないという課題があった。
本発明の第1の目的は、以上の問題点を解決し、1つのソース機器から複数のシンク機器にAストリームデータを実質的に同時に伝送できる無線通信システムのための帯域割り当て方法及び無線通信システムを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は以上の問題点を解決し、ソース機器がシンク機器にAVストリームデータを伝送してから、シンク機器が当該AVストリームデータのコンテンツを再生するまでの総所要時間を従来技術に比較して短縮できる無線通信システムのための帯域割り当て方法及び無線通信システムを提供することにある。
第1の発明に係る無線通信システムのための帯域割り当て方法は、ソース機器から映像音声データを含む第1のストリームデータ又は映像データを含む第2のストリームデータを第1のシンク機器に無線伝送し、ソース機器から音声データを含む第3のストリームデータを第2のシンク機器に無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムのための帯域割り当て方法において、
上記ソース機器は、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記ソース機器は、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第1及び第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1のストリームデータを上記ソース機器から上記第1のシンク機器に送信するための第1の予約期間及び上記第3のストリームデータを上記ソース機器から上記第2のシンク機器に送信するための第2の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする。
上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記ソース機器は、上記割り当て情報を含むビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする。
また、上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記ソース機器は、上記ビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1及び第2のストリームデータのうちの一方のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記フレーム期間の次のフレーム期間の第1の予約期間において上記第1及び第2のストリームデータのうちの他方のストリームデータを、上記第1のシンク機器に送信することを特徴とする。
さらに、上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を2つの期間に分割し、上記分割された2つの期間の間に、上記第2の予約期間を割り当てたことを特徴とする。
またさらに、上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を複数の第1分割期間に分割し、かつ上記第2の予約期間を複数の第2分割期間に分割し、上記各第1分割期間と上記各第2分割期間とを交互となるように上記フレーム期間内で割り当てたことを特徴とする。
また、上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記ソース機器は、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第1のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、その後、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第2の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする。
さらに、とって代わって、上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記ソース機器は、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第2の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第2の予約期間において、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信し、その後、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第1の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする。
第2の発明に係る無線通信システムのための帯域割り当て方法は、ソース機器から、複数の出力仕様のデータを記憶する記憶装置を有するシンク機器に、映像音声データを含むストリームデータを無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムのための帯域割り当て方法において、
上記ソース機器は、上記シンク機器から送信される上記複数の出力仕様のデータを含む出力仕様通知信号を受信し、上記映像音声データを上記シンク機器を介して出力するための出力仕様を上記受信された複数の出力仕様から選択した後、上記選択された出力仕様を有する映像音声データを含むストリームデータを上記シンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記帯域割り当て要求信号に応答して、上記ストリームデータを上記ソース機器から上記シンク機器に送信するための予約期間の情報を含むビーコン信号を送信し、
上記シンク機器は、上記ビーコン信号に含まれる予約期間の情報を、上記記憶された複数の出力仕様と比較することにより上記選択された出力仕様を予測することを特徴とする。
上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記ソース機器は、上記ビーコン信号に応答して、上記選択された出力仕様を含む選択出力仕様通知信号を上記シンク機器に送信し、
上記シンク機器は、上記ソース機器からの選択出力仕様通知信号を受信する前に、上記予測された出力仕様に基づいて上記映像音声データを出力する準備処理を行うことを特徴とする。
また、上記無線通信システムのための帯域割り当て方法において、上記無線通信ネットワークは複数のシンク機器を備え、
上記帯域管理手段は、複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の帯域をそれぞれ要求するための複数の帯域割り当て要求信号に応答して、上記複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする。
第3の発明に係る無線通信システムのための帯域割り当て方法は、ソース機器から映像音声データを含む第1のストリームデータ又は映像データを含む第2のストリームデータを第1のシンク機器に無線伝送し、ソース機器から音声データを含む第3のストリームデータを第2のシンク機器に無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムにおいて、
上記ソース機器は、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記ソース機器は、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第1及び第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1のストリームデータを上記ソース機器から上記第1のシンク機器に送信するための第1の予約期間及び上記第3のストリームデータを上記ソース機器から上記第2のシンク機器に送信するための第2の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする。
上記無線通信システムにおいて、上記ソース機器は、上記割り当て情報を含むビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする。
また、上記無線通信システムにおいて、上記ソース機器は、上記ビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1及び第2のストリームデータのうちの一方のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記フレーム期間の次のフレーム期間の第1の予約期間において上記第1及び第2のストリームデータのうちの他方のストリームデータを、上記第1のシンク機器に送信することを特徴とする。
さらに、上記無線通信システムにおいて、上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を2つの期間に分割し、上記分割された2つの期間の間に、上記第2の予約期間を割り当てたことを特徴とする。
またさらに、上記無線通信システムにおいて、上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を複数の第1分割期間に分割し、かつ上記第2の予約期間を複数の第2分割期間に分割し、上記各第1分割期間と上記各第2分割期間とを交互となるように上記フレーム期間内で割り当てたことを特徴とする。
また、上記無線通信システムにおいて、上記ソース機器は、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第1のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、その後、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第2の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする。
さらに、とって代わって、上記無線通信システムにおいて、上記ソース機器は、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第2の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第2の予約期間において、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信し、その後、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第1の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする。
第4の発明に係る無線通信システムは、ソース機器から、複数の出力仕様のデータを記憶する記憶装置を有するシンク機器に、映像音声データを含むストリームデータを無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムにおいて、
上記ソース機器は、上記シンク機器から送信される上記複数の出力仕様のデータを含む出力仕様通知信号を受信し、上記映像音声データを上記シンク機器を介して出力するための出力仕様を上記受信された複数の出力仕様から選択した後、上記選択された出力仕様を有する映像音声データを含むストリームデータを上記シンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
上記帯域管理手段は、上記帯域割り当て要求信号に応答して、上記ストリームデータを上記ソース機器から上記シンク機器に送信するための予約期間の情報を含むビーコン信号を送信し、
上記シンク機器は、上記ビーコン信号に含まれる予約期間の情報を、上記記憶された複数の出力仕様と比較することにより上記選択された出力仕様を予測することを特徴とする。
上記無線通信システムにおいて、上記ソース機器は、上記ビーコン信号に応答して、上記選択された出力仕様を含む選択出力仕様通知信号を上記シンク機器に送信し、
上記シンク機器は、上記ソース機器からの選択出力仕様通知信号を受信する前に、上記予測された出力仕様に基づいて上記映像音声データを出力する準備処理を行うことを特徴とする。
また、上記無線通信システムにおいて、上記無線通信ネットワークは複数のシンク機器を備え、
上記帯域管理手段は、複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の帯域をそれぞれ要求するための複数の帯域割り当て要求信号に応答して、上記複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする。
第1の発明に係る無線通信システムのための帯域割り当て方法及び第3の発明に係る無線通信システムによれば、ソース機器は、映像音声データを含む第1のストリームデータを第1のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第1の帯域割り当て要求信号及び音声データを含む第2のストリームデータを第2のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信する。上記帯域管理手段は、第1及び第2の帯域割り当て要求信号に応答して、第1のストリームデータをソース機器から第1のシンク機器に送信するための第1の予約期間及び第2のストリームデータをソース機器から第2のシンク機器に送信するための第2の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信する。従って、1つのソース機器から第1及び第2のシンク機器に、実質的に同時に第1及び第2のストリームデータをそれぞれ送信でき、ソース機器から第1のシンク機器への第1のストリームデータの送信とソース機器から第2のシンク機器への第2のストリームデータの送信との送信時間差を、従来技術に比較して小さくできる。
また、第2の発明に係る無線通信システムのための帯域割り当て方法及び第4の発明に係る無線通信システムによれば、ソース機器は、シンク機器から送信される複数の出力仕様のデータを含む出力仕様通知信号を受信し、映像音声データを当該シンク機器を介して出力するための出力仕様を当該受信された複数の出力仕様から選択した後、当該選択された出力仕様を有する映像音声データを含むストリームデータをシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する帯域割り当て要求信号を帯域管理手段に送信する。これに応答して、帯域管理手段は、ストリームデータをソース機器からシンク機器に送信するための予約期間の情報を含むビーコン信号を送信する。さらに、シンク機器は、ビーコン信号を受信した後、ビーコン信号に含まれた予約期間の情報を、当該シンク機器に記憶された複数の出力仕様と比較することにより、ソース機器によって選択された出力仕様を予測する。従って、ソース機器がシンク機器にストリームデータを伝送してから、シンク機器が当該ストリームデータのコンテンツを再生するまでの総所要時間を、従来技術に比較して短縮できる。
本発明の第1の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を用いてAVストリームデータを有する無線信号を伝送する無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートである。 図2のデータ送信期間Td1におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートである。 図4のデータ送信期間Td2におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートである。 図6のデータ送信期間Td3におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第5の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第6の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。 図11の第1のスケジューリングでの予約期間Tavの割り当て状態を示すタイミングチャートである。 図11のデータ送信期間Td4−1におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。 図11の第2のスケジューリングでの予約期間Tav,Taの割り当て状態を示すタイミングチャートである。 図11のデータ送信期間Td4−2における映像ストリームデータ及び音声ストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。 本発明の第7の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。 図13の第1のスケジューリングでの予約期間Taの割り当て状態を示すタイミングチャートである。 図13のデータ送信期間Td5−1における音声ストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。 図13の第2のスケジューリングでの予約期間Tav,Taの割り当て状態を示すタイミングチャートである。 図13のデータ送信期間Td5−2における映像ストリームデータ及び音声ストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。 従来技術に係るUWB(Ultra Wide Band)を使用するIEEE802.15.3ネットワークの一例を示すブロック図である。 図15のピコネット100におけるパケット通信の帯域割り当て方法の一例を示すタイミングチャートである。 図15のピコネット100におけるAVストリームデータの伝送方法を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するときの、スーパーフレームにおける帯域割り当ての具体的な数値の例を示す表である。 本発明の第5の実施形態に係る、ソース機器20からシンク機器30に映像ストリームデータを送信し、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するときの、スーパーフレームにおける帯域割り当ての具体的な数値の例を示す表の第1の部分を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る、ソース機器20からシンク機器30に映像ストリームデータを送信し、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するときの、スーパーフレームにおける帯域割り当ての具体的な数値の例を示す表の第2の部分を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を用いてAVストリームデータを有する無線信号を伝送する無線通信システムの構成を示すブロック図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。また、図3Aは本発明の第1の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートであり、図3Bは図2のデータ送信期間Td1におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。なお、図1の無線通信システムの構成は、第1から第7の実施形態に適用される。
ここで、第1の実施形態に係る帯域割り当て方法及びそれを用いた無線通信システムは、ソース機器20は、シンク機器30から送信される複数の映像音声出力仕様のデータを含む出力仕様通知信号を受信し、映像音声データをシンク機器30を介して出力するための出力仕様を受信された複数の映像音声出力仕様から選択した後、選択された映像音声出力仕様を有する映像音声データを含むAVストリームデータをシンク機器30に送信するための帯域の割り当てを要求する映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信し、コーディネータ機器10は、映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号に応答して、AVストリームデータをソース機器からシンク機器30に送信するための予約期間Taの情報を含むビーコン信号を送信し、シンク機器30は、ビーコン信号に含まれる予約期間Taの情報を、出力仕様メモリ31mに記憶された複数の映像音声出力仕様と比較することにより上記選択された映像音声出力仕様を予測することを特徴としている。
さらに、第1の実施形態に係る帯域割り当て方法及びそれを用いた無線通信システムは、ソース機器20は、予約期間Taの情報を含むビーコン信号に応答して、選択された出力仕様を含む第1の選択出力仕様通知信号をシンク機器30に送信し、シンク機器30は、ソース機器からの第1の選択出力仕様通知信号を受信する前に、予測された出力仕様に基づいて映像音声データを出力する再生準備処理を行うことを特徴としている。
始めに、図1を参照して、無線ネットワークの無線通信回線を介して互いに接続されたコーディネータ機器10、ソース機器20、及びシンク機器30,40の構成及び動作について説明する。
図1において、ソース機器20は、例えばDVDプレーヤである映像音声再生装置50に、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に準拠したディジタルデータ伝送バスであるHDMIケーブルを介して接続されており、映像音声再生装置50からの映像音声データを含むAVストリームデータ又は映像データのみを含む映像ストリームデータをシンク機器30に無線伝送し、音声データのみを含む音声ストリームデータをシンク機器40に無線伝送する。また、シンク機器30はスピーカ付きディスプレイ60にHDMIケーブルを介して接続されており、受信されたAVストリームデータに含まれる映像音声データ又は受信された映像ストリームデータに含まれる映像データを、ピーカ付きディスプレイ60に出力する。一方、シンク機器40は、スピーカ70にHDMIケーブルを介して接続されており、受信された音声ストリームデータに含まれる音声データを、スピーカ70に出力する。さらに、コーディネータ機器10は、ソース機器20とシンク機器30及び40との間の無線伝送の帯域管理を行う。
また、図1において、帯域管理手段であるコーディネータ機器10は、スケジューリング用テーブル12を有するコントローラ11と、無線送受信回路13と、アンテナ14とを備えて構成される。ソース機器20のアンテナ29から送信される無線信号と、シンク機器30のアンテナ39から送信される無線信号と、シンク機器40のアンテナ49から送信される無線信号とは、アンテナ14により受信された後、無線送受信回路13に入力さる。ここで、ソース機器20からの無線信号は、例えば、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために必要な帯域の割り当てを要求する映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するために必要な帯域の割り当てを要求する音声用帯域割り当て要求コマンド信号、及び割り当てられた帯域の開放を要求する帯域開放要求コマンド信号などを含む。また、シンク機器30及び40からの無線信号はそれぞれ、割り当てられた帯域の開放を要求する帯域開放要求コマンド信号などを含む。無線送受信回路13は、入力される上記無線信号をデジタル信号に復調した後、コントローラ11に出力する。
コーディネータ機器10において、コントローラ11は、無線通信ネットワーク内の各機器20,30,40について、シンク機器であるかソース機器であるかの種別、シンク機器30及び40の複数の映像出力仕様及び複数の音声出力仕様のデータを含むスケジューリング用テーブル12を有する。コントローラ11は、例えばソース機器20からの映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号に応答して、スケジューリング用テーブル12を参照して、AVストリームデータを伝送するために必要な帯域の割り当て処理(スケジューリングともいう。)を行う。また、ソース機器20からの音声用帯域割り当て要求コマンド信号に応答して、スケジューリング用テーブル12を参照して、音声ストリームデータを伝送するために必要な帯域の割り当て処理を行う。なお、コーディネータ機器10における帯域割り当て処理については、詳細後述する。次に、コントローラ11は、スケジューリングが可能であるか否かを示す帯域割り当て可否レスポンス信号を含むビーコン信号を発生して、無線送受信回路13に出力する。さらに、スケジューリングが可能である場合には、割り当てられた帯域の情報を含む予約期間通知信号を含むビーコン信号を発生して、無線送受信回路13に出力する。また、コントローラ11は、帯域開放要求コマンド信号に応答して、所定の帯域開放処理を行った後、データの伝送が終了したことを通知するための伝送終了通知信号を含むビーコン信号を発生して、無線送受信回路13に出力する。無線送受信回路13は、入力される各ビーコン信号に従って無線搬送波信号をデジタル変調し、変調後の無線信号を、アンテナ14を介してソース機器20のアンテナ29、シンク機器30のアンテナ39及びシンク機器40のアンテナ49に向け無線送信する。
また、図1においてソース機器20は、AV入力インターフェース22と、AV入力バッファ23と、パケット生成回路24と、AV信号無線送信回路25と、制御信号無線送受信回路26と、タイムスタンプ生成回路27と、これらの装置及び回路22−26の動作を制御するコントローラ21と、アンテナ28及び29とを備えて構成される。ここで、ソース機器20に接続される映像音声再生装置50は、DVDなどの記録媒体から映像及び音声データを再生して、AV入力インターフェース22及びAV入力バッファ23を介して、パケット生成回路24に出力する。さらに、パケット生成回路24は、タイムスタンプ生成回路27からのパケットの送信タイミングを示すタイミング値と、映像データ及び音声データを所定のパケットの形式のデジタル信号に変換して、AV信号無線送信回路25に出力する。AV信号無線送信回路25は、入力されるデジタル信号に従って、無線搬送波信号をデジタル変調し、変調後の無線信号をアンテナ28を介してシンク機器30のアンテナ32及びシンク機器40のアンテナ42に向け無線送信する。ここで、AV信号無線送信回路25から出力される無線信号は、詳細後述するように、シンク機器30に無線送信されるAVストリームデータ、シンク機器30に無線送信される映像ストリームデータ及びシンク機器40に無線送信される音声ストリームデータの少なくとも1つを含む。
また、ソース機器20のコントローラ21は、詳細後述するように、映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号、音声用帯域割り当て要求コマンド信号及び帯域開放要求コマンド信号をそれぞれ発生して制御信号無線送受信回路26に出力する。制御信号無線送受信回路26は、これに応答して、入力される信号に従って無線搬送波信号をデジタル変調し、変調後の無線信号を、アンテナ29を介してコーディネータ機器10のアンテナ14に向け無線送信する。さらに、コントローラ21は、シンク機器30からスピーカ付きディスプレイ60に出力する映像データの複数の映像出力仕様及び音声データの複数の音声出力仕様(以下、映像音声出力仕様という。)をシンク機器30に問い合わせるための出力仕様要求コマンド信号、シンク機器40からスピーカ70に出力する音声の複数の音声出力仕様をシンク機器40に問い合わせるための出力仕様要求コマンド信号、シンク機器30に送信するAVストリームデータの仕様をシンク機器30に通知するための第1の選択出力仕様通知信号、及びシンク機器40に送信する音声ストリームデータの仕様をシンク機器40に通知するための第2の選択出力仕様通知信号を発生して、制御信号無線送受信回路26に出力する。これに応答して、制御信号無線送受信回路26は、入力される上記信号に従って無線搬送波信号をデジタル変調し、変調後の無線信号を、アンテナ29を介してシンク機器30のアンテナ39又はシンク機器40のアンテナ49に向け無線送信する。一方、コーディネータ機器10のアンテナ14から送信される無線信号と、シンク機器30及び40のアンテナ39及び49からそれぞれ送信される無線信号とは、アンテナ29により受信された後、制御信号無線送受信回路26に入力される。ここで、コーディネータ機器10からアンテナ14を介して送信される無線信号は、帯域割り当て可否レスポンス信号、予約期間通知信号、又は伝送終了通知信号を含むビーコン信号を含む。また、シンク機器30からアンテナ39を介して送信される無線信号は、シンク機器30からスピーカ付きディスプレイ60に出力する映像データの複数の映像出力仕様及び音声データの複数の音声出力仕様のデータ含む出力仕様通知信号を含み、シンク機器40からアンテナ49を介して送信される無線信号は、シンク機器40からスピーカ70に出力する音声データの複数の音声出力仕様のデータ含む出力仕様通知信号を含む。
図1において、シンク機器30は、AV信号無線受信回路33と、パケット分離回路34と、AV出力バッファ35と、AV出力インターフェース36と、AVクロック発生回路37と、制御信号無線送受信回路38と、これらの装置及び回路33−38の動作を制御するコントローラ31と、出力仕様メモリ31mと、アンテナ32及び39とを備えて構成される。
ここで、出力仕様メモリ31mは、スピーカ付きディスプレイ60に出力する映像データ及び音声データの出力仕様として、以下の映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2を記憶する。
ここで、映像出力仕様v1は、1080p方式(水平有効画素数は1920ピクセル、垂直有効画素数は1080ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する。また、映像出力仕様v2は、720p方式(水平有効画素数は1280ピクセル、垂直有効画素数は720ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する。さらに、映像出力仕様v3は、480p方式(水平有効画素数は720ピクセル、垂直有効画素数は480ピクセル、順次走査である。)の画像の出力方式と、60Hzのフィールド周波数と、24ビットカラー方式の色の表現方法とを有する。
また、音声出力仕様s1は、2チャンネルの音声チャンネル数と、16ビットの量子化ビット数と、48kHzのサンプルレートと、リニアPCM方式のAD変換方式を有し、音声出力仕様s2は、8チャンネルの音声チャンネル数と、24ビットの量子化ビット数と、192kHzのサンプルレートと、リニアPCM方式のAD変換方式を有する。
図1において、ソース機器20のアンテナ28から送信された無線信号は、アンテナ32により受信された後、AV信号無線受信回路33に入力される。AV信号無線受信回路33は、受信された無線信号をデジタル信号に復調した後、パケット分離回路34に出力する。パケット分離回路34は、所定のパケット処理により、入力されるデジタル信号から映像及び音声データ並びにパケットの送信タイミングを示すタイミング値のデータを分離し、前者の映像及び音声データをAV出力バッファ35に出力する一方、後者のタイミング値のデータをAVクロック発生回路37に出力する。AVクロック発生回路37は、入力されるタイミング値のデータに基づいて、ソース機器20におけるAVストリームデータのクロックを再生してAVクロック信号を発生し、AVクロック信号に従って、AV出力バッファ35内の映像及び音声データを、AV出力インターフェース36を介してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。スピーカ付きディスプレイ60は、入力される映像及び音声データを、所定の信号処理を実行した後、ディスプレイに出力して映像を表示するとともに音声をスピーカに出力する。
また、図1のシンク機器30において、コーディネータ機器10のアンテナ14から送信された帯域割り当て可否レスポンス信号、予約期間通知信号又は伝送終了通知信号を含むビーコン信号、ソース機器20のアンテナ28から送信された出力仕様要求コマンド信号又はソース機器20のアンテナ28から送信された第1の選択出力仕様通知信号を含む無線信号は、アンテナ39により受信された後、制御信号無線送受信回路38に入力される。制御信号無線送受信回路38は、受信された無線信号をデジタル信号に復調した後、コントローラ31に出力する。コントローラ31は、ソース機器20から出力仕様要求コマンド信号を受信すると、出力仕様メモリ31mに記憶された映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2のデータを含む出力仕様通知信号を発生して、制御信号無線送受信回路38に出力する。これに応答して、制御信号無線送受信回路38は、入力される上記信号に従って無線搬送波信号をデジタル変調し、変調後の無線信号を、アンテナ39を介してソース機器20のアンテナ29に向け無線送信する。また、コントローラ31は、ソース機器20からのストリームデータの伝送が終了すると、帯域開放要求コマンド信号を発生して、制御信号無線送受信回路38に出力する。これに応答して、制御信号無線送受信回路38は、入力される上記信号に従って無線搬送波信号をデジタル変調し、変調後の無線信号を、アンテナ39を介してコーディネータ機器10のアンテナ14に向け無線送信する。
図1において、シンク機器40は、AV信号無線受信回路43と、パケット分離回路44と、AV出力バッファ45と、AV出力インターフェース46と、AVクロック発生回路47と、制御信号無線送受信回路48と、これらの装置及び回路43−48の動作を制御するコントローラ41と、出力仕様メモリ41mと、アンテナ42及び49とを備えて構成され、シンク機器30と同様に動作する。ただし、シンク機器40は、スピーカ70に音声データのみを出力し、出力仕様メモリ41mは、スピーカ70に出力する音声の出力仕様として、以下の音声出力仕様a1,a2,a3,a4を記憶する。
ここで、音声出力仕様a1は、2チャンネルの音声チャンネル数と、16ビットの量子化ビット数と、48kHzのサンプルレートと、リニアPCM方式のAD変換方式を有し、音声出力仕様a2は、8チャンネルの音声チャンネル数と、24ビットの量子化ビット数と、192kHzのサンプルレートと、リニアPCM方式のAD変換方式を有する。
また、音声出力仕様a3は、ドルビーデジタルプラス(Dolby Digital Plus)の音響フォーマットを有し、音声出力仕様a4は、デジタルシアターシステム(Digital Theater System:DTS)の音響フォーマットを有する。
次に、図1、図2、図3A及び図3Bを参照して、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するときの第1の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を説明する。なお、本実施形態及び以下の各実施形態において、コーディネータ機器10、ソース機器20、及びシンク機器30,40の動作の主体は各コントローラ11,21,31,41であるが、以下においてその記載を省略する。
図1の無線通信ネットワークにおけるパケット通信では、スーパーフレームと呼ばれるフレームフォーマットが使用される。図3Aにおいて、各スーパーフレームは所定のスーパーフレーム期間Tsfを有し、所定の時間期間及び帯域量を有する複数N個のタイムスロットS1,S2,…,SNを含む。さらに、各スーパーフレームは、先頭から、コーディネータ機器10がビーコン信号を送信するためのタイムスロットS1を含むビーコン期間Tb、ピコネットにおけるコンテンションアクセス期間Tcap(図16参照。)に対応しかつタイムスロットS2を含むランダムアクセス期間Tr及びソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための複数のタイムスロットS3〜SNを含む予約期間Tavの3つの期間によって構成される。
図2において、まず、ソース機器20はシンク機器30からスピーカ付きディスプレイ60に出力する映像音声データの複数の映像音声出力仕様をシンク機器30に対して要求するために、ランダムアクセス期間Trにおいて、出力仕様要求コマンド信号をシンク機器30に送信する。これに応答してシンク機器30は、ランダムアクセス期間Trにおいて、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2のデータを含む出力仕様通知信号をソース機器20に送信する。これに応答してソース機器20は、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2の中から映像出力仕様及び音声出力仕様を1つずつ選択し、選択された映像出力仕様及び音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様のAVストリームデータを伝送するために必要な帯域量を算出する。例えば、映像出力仕様v1及び音声出力仕様s1を選択した場合は、映像出力仕様v1を有する映像データを伝送するために必要な帯域量は約3.732Gbps(=1920×1080×60×24)であり、音声出力仕様s1を有する音声データを伝送するために必要な帯域量は約2Mbps(=48000×2×16)であるので、AVストリームデータを伝送するために必要な帯域量は約3.734Gbpsである。さらに、ソース機器20は、算出された必要な帯域量及び各タイムスロットの帯域量に基づいて、AVストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を計算し、ランダムアクセス期間Trにおいて、送信元の機器であるソース機器20の情報、送信先の機器であるシンク機器30の情報及び算出されたタイムスロットの割り当て数を含む映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信する。
図2において、コーディネータ機器10は、ソース機器20から映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号を受信すると、図3Aに示すように、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために必要な予約期間Tavをフレーム期間Tsf内に割り当て、当該割り当てが可能であるか否かを示す帯域割り当て可否レスポンス信号を、ソース機器20に送信する。さらに、割り当てが可能なとき、コーディネータ機器10は、予約期間Tavの割り当て情報を含む予約期間通知信号を、ビーコン信号を用いて無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。ここで、予約期間Tavの割り当て情報は、スーパーフレーム期間Tsf内での予約期間Tavに含まれるタイムスロットS3〜SNの個数の情報、先頭のタイムスロットの情報、及びタイムスロットS3〜SNの期間の情報、またスケジュールの期間の情報を含む。
シンク機器30は、予約期間通知信号を受信すると、割り当てられた予約期間Tavの帯域量を算出し、算出された帯域量と各映像出力仕様v1,v2,v3の映像データを伝送するために必要な各伝送時帯域量と各音声出力仕様s1,s2の音声データを伝送するために必要な各伝送時帯域量とを比較し、当該算出された帯域量に最も近い伝送時帯域量の総和を有する映像出力仕様と音声出力仕様の組み合わせを検索し、検索した映像出力仕様及び音声出力仕様のAVストリームデータがソース機器20から伝送されると予測する。さらに、シンク機器30は、予測された映像音声出力仕様に基づいて、AVストリームデータを受信する前に実行する音声出力サンプリングの設定や映像出力仕様の設定等のAVストリームの再生準備処理を行う。なお、シンク機器30は、後述するソース機器20からの第1の選択出力仕様通知信号を受信する前に、AVストリームの再生準備処理を行う。
一方、ソース機器20は、予約期間通知信号を受信すると、選択された映像音声出力仕様を通知する第1の選択出力仕様通知信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、シンク機器30に送信する。これに応答して、シンク機器30は、予測された映像音声出力仕様通知が通知された映像音声出力仕様と同じか否かを判断し、YESの場合はソース機器20からのAVストリームデータを待機する一方、NOの場合は、所定のエラー処理を実行してAVストリームデータの受信処理を終了する。
ソース機器20は、第1の選択出力仕様通知信号を送信した後、AVストリームデータ10をシンク機器30に送信する。ここで、図2のデータ送信期間Td1において、AVストリームデータは、図3Bに示す予約期間Tav内の実線で示すタイムスロットS3〜SNを用いて、ソース機器20からシンク機器30に送信される。さらに、シンク機器30は受信されたAVストリームデータから映像及び音声データを再生してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。
ソース機器20からシンク機器30へのAVストリームデータの送信が終了した後、ソース機器20及びシンク機器30はそれぞれ、帯域開放要求コマンド信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、コーディネータ機器10に送信する。これに応答してコーディネータ機器10は、所定の帯域開放処理を行い、伝送終了通知信号を含むビーコン信号を無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。
図18は、本発明の第1の実施形態に係る、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するときの、スーパーフレームにおける帯域割り当ての具体的な数値の例を示す表である。図18に示すように、スーパーフレーム期間Tsfの長さは20ms、ビーコン期間Tb(Beacon)の長さは200μs、ランダムアクセス期間Tr(RATB)の長さは300μsである。さらに、図18において、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するためのタイムスロットはタイムスロットCTB#1〜CTB#29で示される。なお、タイムスロットCTB#15は、ソース機器20とシンク機器30との間で伝送されるコンテンツの著作権保護用のデータRTT(Round Trip Time:パケット往復遅延時間)又はソース機器20のアンテナとシンク機器30のアンテナを調整するための第1のデータであるビームサーチ(Beam search)に用いられる。また、タイムスロットCTB#1〜CTB#14,CTB#16〜CTB#29の各期間において、3個の混在パケットであるパケット1〜パケット3を送信可能である。ここで、タイムスロットCTB#1〜CTB#14,CTB#16〜CTB#29の各期間において、パケット1は映像データV及び音声データAを含み、パケット2は映像データV及び音声データAを含む。また、タイムスロットCTB#1〜CTB#14,CTB#16〜CTB#29の各期間において、パケット3は、映像データV及び音声データAを含み、さらに映像データV、機器制御用データAVC、又はアンテナを調整するための第2のデータであるビームトラック(Beam track)のいずれかを含む。
以上詳述したように、本実施形態に係る帯域割り当て方法及びそれを用いた無線通信システムによれば、シンク機器30は、コーディネータ機器10からの予約期間通知信号を受信すると、ソース機器20からの第1の選択出力仕様通知信号を受信する前に、ソース機器20からのAVストリームデータの映像音声出力仕様を予測して、予測した映像音声出力仕様に基づいて、AVストリームデータの再生準備処理を行う。従って、シンク機器30は、ソース機器20から第1の選択出力仕様通知信号を受信するときには再生準備処理を既に終了している。従って、本実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法によれば、ソース機器がシンク機器にAVストリームデータを伝送してから、シンク機器が当該AVストリームデータのコンテンツを再生するまでの総所要時間を、従来技術に比較して短縮できる。
なお、本実施形態において、ソース機器20はシンク機器30にAVストリームデータを送信し、シンク機器40に音声ストリームデータを送信したが、本発明はこれに限られない。ソース機器20は、3つ以上の複数のシンク機器のそれぞれに、AVストリームデータ、映像ストリームデータ又は音声ストリームデータを送信してもよい。このとき、ソース機器20は、複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の帯域をそれぞれ要求するための複数の帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信し、これに応答して、コーディネータ機器10は複数のストリームデータをソース機器20から複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の予約期間をスーパーフレーム期間Tsf内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信する。
また、図1においてアンテナ28及び29、アンテナ32及び39、アンテナ42及び49はそれぞれ別構成としたが、本発明はこれに限られず、アンテナ28及び29、アンテナ32及び39、アンテナ42及び49はそれぞれ、一体型の構成であってもよい。
さらに、本実施形態において、映像出力仕様v1,v2及びv3はそれぞれ、1080p方式、720p方式及び480p方式であったが、本発明はこれに限られず、他の方式であってもよい。
またさらに、本実施形態において、音声出力仕様a1,a2,a3及びa4は、それぞれ2チャンネル/16ビット/48kHz、8チャンネル/246ビット/192kHz、ドルビーデジタルプラス及びデジタルシアターシステムであったが、本発明はこれに限られず、他の方式であってもよい。
また、図3Bにおいて予約期間Tav内の実線で示す全てのタイムスロットS3〜SNにおいてデータが送信されたが、本発明はこれに限られず、AV入力バッファ23に送信するデータが無ければ、必ずしも予約期間Tav内のタイムスロットS3〜SNの全てにおいてデータが送信されなくてもよい。
さらに、図3Aにおいてビーコン期間Tbに続いてランダムアクセス期間Trが配置されるとしたが、本発明はこれに限られず、ランダムアクセス期間Trはビーコン期間に続いていなくてもよく、例えば、予約期間Tavの間に配置されてもよい。
第2の実施形態.
図4は、本発明の第2の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。また、図5Aは本発明の第2の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートであり、図5Bは図4のデータ送信期間Td2におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。なお、図5AのAVストリームデータの帯域割り当て方法は、第3の実施形態に適用される。
第2の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法は、コーディネータ機器10は、ソース機器20からの映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号及び音声用帯域割り当て要求コマンド信号に応答して、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための予約期間Tavと、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するための予約期間Taとを、スーパーフレーム期間Tsf内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信したことを特徴としている。
以下、図1,図4,図5A,図5Bを参照して、本発明の第2の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を説明する。
図5Aにおいて、各スーパーフレームは所定のスーパーフレーム期間Tsfを有し、所定の時間期間及び帯域量を有する複数N個のタイムスロットS1,S2,…,SNを含む。さらに、各スーパーフレームは、先頭から、タイムスロットS1を含むビーコン期間Tbと、タイムスロットS2を含むランダムアクセス期間Trと、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための予約期間Tavと、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するための予約期間Taとを含む。ここで、予約期間Tavは複数(M−2)個のタイムスロットS3,S4,…,S(M−1),SMを含み、予約期間Taは複数(N−M)個のタイムスロットS(M+1),S(M+2),…,SNを含む。
図4において、まず、ソース機器20はシンク機器30からスピーカ付きディスプレイ60に出力する映像音声データの複数の映像音声出力仕様をシンク機器30に対して要求するために、ランダムアクセス期間Trにおいて、出力仕様要求コマンド信号をシンク機器30に送信する。これに応答してシンク機器30は、ランダムアクセス期間Trにおいて、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2のデータを含む出力仕様通知信号をソース機器20に送信する。さらに、ソース機器20は、シンク機器40からスピーカ70に出力する音声データの複数の音声出力仕様をシンク機器40に対して要求するために、ランダムアクセス期間Trにおいて、出力仕様要求コマンド信号をシンク機器40に送信する。これに応答してシンク機器40は、ランダムアクセス期間Trにおいて、音声出力仕様a1,a2,a3,a4のデータを含む出力仕様通知信号をソース機器20に送信する。
次に、ソース機器20は、シンク機器30からの出力仕様通知信号に応答して、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2の中から映像出力仕様及び音声出力仕様を1つずつ選択し、選択された映像出力仕様及び音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様のAVストリームデータを伝送するために必要な帯域量を算出する。さらに、ソース機器20は、算出された必要な帯域量及び各タイムスロットの帯域量に基づいて、AVストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出し、ランダムアクセス期間Trにおいて、送信元の機器であるソース機器20の情報、送信先の機器であるシンク機器30の情報及び算出されたタイムスロットの割り当て数を含む映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信する。
さらに、ソース機器20は、シンク機器40からの出力仕様通知信号に応答して、音声出力仕様a1,a2,a3,a4の中から1つの音声出力仕様を選択し、選択された音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様の音声ストリームデータを伝送するために必要な帯域量を算出する。例えば、音声出力仕様a2を選択した場合は、当該音声出力仕様の音声データを伝送するために必要な帯域量は約37Mbps(=192000×8×24)である。さらに、ソース機器20は、算出された必要な帯域量及び各タイムスロットの帯域量に基づいて、音声ストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出し、ランダムアクセス期間Trにおいて、送信元の機器であるソース機器20の情報、送信先の機器であるシンク機器40の情報及び算出されたタイムスロットの割り当て数を含む音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信する。
図4において、コーディネータ機器10は、ソース機器20からの映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号及び音声用帯域割り当て要求コマンド信号を受信すると、各信号に含まれる送信元の機器の情報が互いに同一であるか否かを判断し、同一である場合には、当該送信元から複数の送信先に実質的に同時にストリームデータを送信するように、スケジューリングを行う。具体的には、図5Aに示すように、スーパーフレーム期間Tsf内に、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために必要な予約期間Tav及びソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するために必要な予約期間Taを割り当てる。さらに、コーディネータ機器10は、上記割り当てが可能であるか否かを示す帯域割り当て可否レスポンス信号を、ソース機器20に送信する。割り当てが可能なとき、コーディネータ機器10は、予約期間Tav及びTaの割り当て情報を含む予約期間通知信号を、ビーコン信号を用いて無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。ここで、予約期間Tav及びTaの割り当て情報は、各予約期間Tav及びTaの先頭のタイムスロットを示す情報及び各予約期間Tav及びTaに含まれるタイムスロットの個数、及び各タイムスロット期間の情報、またスケジュール期間を示す情報を含む。
ソース機器20は、予約期間通知信号を受信すると、選択された映像音声出力仕様を通知する第1の選択出力仕様通知信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、シンク機器30に送信する。これに応答して、シンク機器30は、通知された映像音声出力仕様に基づいて、AVストリームの再生準備処理を行う。さらに、ソース機器20は、選択された音声出力仕様を通知する第2の選択出力仕様通知信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、シンク機器40に送信する。これに応答して、シンク機器40は、通知された映像音声出力仕様に基づいて、音声ストリームデータを受信する前に実行する音声出力サンプリングの設定などの音声ストリームの再生準備処理を行う。
ソース機器20は、第1の選択出力仕様通知信号及び第2の選択出力仕様通知信号を送信した後、予約期間TavにおいてAVストリームデータをシンク機器30に送信し、かつ予約期間Taにおいて音声ストリームデータをシンク機器40に送信する。具体的には、図4のデータ送信期間Td2において、AVストリームデータは図5Bに示す予約期間Tav内の実線で示したタイムスロットS3〜SMを用いて、ソース機器20からシンク機器30に送信され、かつ音声ストリームデータは図5Bに示す予約期間Ta内の実線で示したタイムスロットS(M+1)〜SNを用いて、ソース機器20からシンク機器40に送信される。シンク機器30は受信したAVストリームデータから映像及び音声データを再生してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。また、シンク機器40は、受信した音声ストリームデータから音声データを再生してスピーカ70に出力する。
ソース機器20からシンク機器30へのAVストリームデータの送信及びソース機器20からシンク機器40への音声ストリームデータの送信が終了した後、ソース機器20及びシンク機器30,40はそれぞれ、帯域開放要求コマンド信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、コーディネータ機器10に送信する。これに応答してコーディネータ機器10は、所定の帯域開放処理を行い、伝送終了通知信号を含むビーコン信号を無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、コーディネータ機器10は、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための予約期間Tavと、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するための予約期間Taとをスーパーフレーム期間Tsf内に割り当てるようにスケジューリングを行う。従って、1つのソース機器20から2つのシンク機器30,40に対して実質的に同時にストリームデータを送信でき、ソース機器20からシンク機器30へのAVストリームデータの送信とソース機器20からシンク機器40への音声ストリームデータの送信との送信時間差を、従来技術に比較して小さくできる。
第3の実施形態.
図6は、本発明の第3の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。また、図7は本発明の第3の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートであり、図8は、図6のデータ送信期間Td3におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。なお、図7は、第2の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャート(図5A参照。)と同一である。
第3の実施形態は、第2の実施形態と比較して、ソース機器20は、予約期間Tav及びTaの割り当て情報を含むビーコン信号を受信した後、予約期間Tavにおいて映像ストリームデータをシンク機器30に送信し、予約期間Taにおいて音声ストリームデータをシンク機器40に送信したことを特徴としている。さらに、ソース機器20は、フレーム期間Tsfの予約期間Tavにおいて映像ストリームデータをシンク機器30に送信した後、当該フレーム期間の次のフレーム期間において、AVストリームデータをシンク機器30に送信したことを特徴としている。
以下、図1,図6,図7及び図8を参照して、本発明の第3の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を説明する。
図6は、図4におけるデータ送信期間Td2をデータ送信期間Td3に置き換えたものである。ここで、データ送信期間Td3は、データ送信期間Td3−1及びデータ送信期間Td3−1に続くデータ送信期間Td3−2を含む。以下、図6において、データ送信期間Td3のみを説明する。
図6において、ソース機器20は、第1の選択出力仕様通知信号及び第2の選択出力仕様通知信号を送信した後、データ送信期間Td3−1において、映像ストリームデータをシンク機器30に送信し、かつ音声ストリームデータをシンク機器40に送信する。具体的には、図8に示すように、データ送信期間Td3−1において、映像ストリームデータは予約期間Tav内の実線で示したタイムスロットS3〜S(M−2)を用いて、ソース機器20からシンク機器30に送信され、かつ音声ストリームデータは予約期間Ta内の実線で示したタイムスロットS(M+1)〜SNを用いて、ソース機器20からシンク機器40に送信される。ここで、予約期間Tavは、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために割り当てられているが、ソース機器20は、データ送信期間Td3−1において、AVストリームデータに比較して伝送に必要な帯域量が小さい映像ストリームデータを予約期間Tavにおいて伝送するので、予約期間Tavの破線で示したタイムスロットS(M−1)及びSMは、データ送信に使用されない。
図6において、シンク機器30は受信した映像ストリームデータから映像データを再生してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。また、シンク機器40は、受信した音声ストリームデータから音声データを再生してスピーカ70に出力する。
次に、ソース機器20は、データ送信期間Td3−2において、AVストリームデータをシンク機器30に送信し、かつ音声ストリームデータをシンク機器40に送信する。具体的には、図8に示すように、データ送信期間Td3−2において、AVストリームデータは予約期間Tav内の実線で示したタイムスロットS3〜SMを用いて、ソース機器20からシンク機器30に送信され、かつ音声ストリームデータは予約期間Ta内の実線で示したタイムスロットS(M+1)〜SNを用いて、ソース機器20からシンク機器40に送信される。図6において、シンク機器30は受信したAVストリームデータから映像データ及び音声データを再生してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。また、シンク機器40は、受信した音声ストリームデータから音声データを再生してスピーカ70に出力する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ソース機器20は、シンク機器30にAVストリームデータを送信するか、AVストリームデータに比較して伝送に必要な帯域量が小さい映像ストリームのみを送信するかに関わらず、AVストリームデータを伝送するために必要な帯域の割り当てをコーディネータ機器10に対して要求する。これに応答して、コーディネータ機器10は、スーパーフレーム毎に、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するための予約期間Tavを割り当てるようにスケジューリングを行う。従って、ソース機器20からシンク機器30に、映像ストリームデータを送信した後に、映像ストリームデータよりもサイズが大きいAVストリームデータを送信するときにも、コーディネータ機器10において、当該AVストリームデータの伝送のためのスケジューリングを行う必要が無く、従来技術に比較して、シンク機器30において映像及び音声データ又は映像データの再生時間を短くできる。
なお、本実施形態において、ソース機器20は、フレーム期間Tsfの予約期間Tavにおいて、映像ストリームデータをシンク機器30に送信した後、当該フレーム期間Tsfの次のフレーム期間Tsfにおいて、AVストリームデータをシンク機器30に送信したが、本発明はこれに限らない。ソース機器20は、フレーム期間Tsfの予約期間Tavにおいて、AVストリームデータをシンク機器30に送信した後、当該フレーム期間Tsfの次のフレーム期間Tsfにおいて、映像ストリームデータをシンク機器30に送信してもよい。
第4の実施形態.
図9は、本発明の第4の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートである。第4の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法は、第2の実施形態と比較して、スーパーフレーム期間Tsf内において、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための予約期間Tavを2つの期間Tav1及びTav2に分割し、分割された2つの期間Tav1及びTav2の間に、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するための予約期間Taを割り当てたことを特徴としている。
図9において、各スーパーフレームは所定のスーパーフレーム期間Tsfを有し、所定の時間期間及び帯域量を有する複数N個のタイムスロットS1,S2,…,SNを含む。さらに、各スーパーフレームは、先頭から、タイムスロットS1を含むビーコン期間Tbと、タイムスロットS2を含むランダムアクセス期間Trと、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための予約期間Tav1と、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するための予約期間Taと、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための予約期間Tav2とを含む。ここで、予約期間Tav1は3個のタイムスロットS3,S4,S5を含み、予約期間Taは2個のタイムスロットS6,S7を含み、予約期間Tav2は複数(N−7)個のタイムスロットS8,S9,…,SNを含む。
本実施形態によれば、1つのソース機器20から2つのシンク機器30,40に対して実質的に同時にストリームデータを送信でき、ソース機器20からシンク機器30へのAVストリームデータ又は映像ストリームデータの送信とソース機器20からシンク機器40への音声ストリームデータの送信との送信時間差を、従来技術に比較して小さくできる。
なお、図9において、予約期間Tav1,Ta,Tav2はそれぞれ3個,2個,(N−7)個のタイムスロットを含んだが、本発明はこれに限らず、各予約期間は少なくとも1つのタイムスロットを含めばよい。
第5の実施形態.
図10は、本発明の第5の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すタイミングチャートである。第5の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法は、第2の実施形態と比較して、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための予約期間Taを複数K個の分割予約期間Tav1,Tav2,…,TavKに分割し、かつソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するための予約期間Taを複数K個の分割予約期間Ta1,Ta2,…,TaKに分割し、各分割予約期間Tav1〜TavKと各分割予約期間Ta1〜TaKとを交互となるようにフレーム期間Tsf内で割り当てたことを特徴としている。
図10において、各スーパーフレームは所定のスーパーフレーム期間Tsfを有し、所定の時間期間及び帯域量を有する複数N個のタイムスロットS1,S2,…,SNを含む。さらに、各スーパーフレームは、先頭から、タイムスロットS1を含むビーコン期間Tbと、タイムスロットS2を含むランダムアクセス期間Trを含み、ランダムアクセス期間Trに続いて、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを伝送するための複数K個の分割予約期間Tav1,Tav2,…,TavKと、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するための複数K個の分割予約期間Ta1,Ta2,…,TaKを含む。ここで、各予約期間Tav1,Tav2,…,TavK及びTa1,Ta2,…,TaKはそれぞれ1個のタイムスロットを含み、予約期間Tav1,Tav2,…,TavKと予約期間Ta1,Ta2,…,TaKとは1つずつ交互に割り当てられる。
図19及び図20は、本発明の第5の実施形態に係る、ソース機器20からシンク機器30に映像ストリームデータを送信し、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するときの、スーパーフレームにおける帯域割り当ての具体的な数値の例を示す表の第1の部分及び第2の部分をそれぞれ示す図である。図19及び図20に示すように、スーパーフレーム期間Tsfの長さは20ms、ビーコン期間Tb(Beacon)の長さは200μsである。また、ソース機器20からシンク機器30に映像ストリームデータを伝送するためのタイムスロットはタイムスロットCTB#1,CTB#3,CTB#5,…,CTB#27(タイムスロットCTB#1〜CTB#27のうちの奇数番号のタイムスロット)及びタイムスロットCTB#30,CTB#32,CTB#34,…,CTB#56(タイムスロットCTB#30〜CTB#56のうちの偶数番号のタイムスロット)である。さらに、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するためのタイムスロットはタイムスロットCTB#2,CTB#4,CTB#6,…,CTB#28(タイムスロットCTB#2〜CTB#28のうちの偶数番号のタイムスロット)及びタイムスロットCTB#31,CTB#33,CTB#35,…,CTB#57(タイムスロットCTB#31〜CTB#57のうちの奇数番号のタイムスロット)である。なお、タイムスロットCTB#29は、ソース機器20とシンク機器30及びシンク機器40との間で伝送されるコンテンツの著作権保護用のデータRTT又はソース機器20のアンテナとシンク機器30のアンテナ及びシンク機器40のアンテナを調整するための第1のデータであるビームサーチ(Beam search)のために用いられる。
また、図19及び図20において、ソース機器20からシンク機器30に映像ストリームデータを伝送するためのタイムスロットCTB#1,CTB#3,CTB#5,…,CTB#27及びタイムスロットCTB#30,CTB#32,CTB#34,…,CTB#56の各期間において、3個の混在パケットであるパケット1〜パケット3を送信可能である。ここで、パケット1は映像データV及びリザーブRsvを含み、パケット2は映像データV及びリザーブRsvを含む。また、パケット3は映像データV及びリザーブRsvを含み、さらに映像データV又はアンテナを調整するための第2のデータであるビームトラック(Beam track)を含む。
さらに、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するためのタイムスロットCTB♯2,CTB♯6,CTB♯8,CTB♯12,CTB♯14,CTB♯18,CTB♯20,CTB♯24,CTB♯26,CTB♯31,CTB♯35,CTB♯37,CTB♯41,CTB♯43,CTB♯47,CTB♯49,CTB♯53及びCTB♯55の各期間において、1つのパケット1を送信可能であり、パケット1は音声データAを含む。またさらに、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを伝送するためのタイムスロットCTB♯4,CTB♯10,CTB♯16,CTB♯22,CTB♯28,CTB♯33,CTB♯39,CTB♯45,CTB♯51及びCTB♯57の各期間において、2つのパケット1及び2を送信可能であり、パケット1は音声データAのみ又は音声データA及びアンテナを調整するための第2のデータであるビームトラック(Beam track)を含み、パケット2は音声データA及びリザーブRsvを含む。
本実施形態によれば、1つのソース機器20から2つのシンク機器30,40に対して実質的に同時にストリームデータを送信でき、ソース機器20からシンク機器30へのAVストリームデータ又は映像ストリームデータの送信とソース機器20からシンク機器40への音声ストリームデータの送信との遅延時間差を、従来技術に比較して小さくできる。
なお、図10において、各分割予約期間Tav1〜TavK及びTa1〜TaKはそれぞれ1個のタイムスロットを含んだが、それぞれ複数のタイムスロットを含んでもよい。このとき、予約期間Tav及びTaを、分割予約期間にそれぞれ分割してもよい。
第6の実施形態.
図11は、本発明の第6の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。また、図12Aは図11の第1のスケジューリングでの予約期間Tavの割り当て状態を示すタイミングチャートであり、図12Bは図11のデータ送信期間Td4−1におけるAVストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートであり、図12Cは図11の第2のスケジューリングでの予約期間Tav,Taの割り当て状態を示すタイミングチャートであり、図12Dは図11のデータ送信期間Td4−2における映像ストリームデータ及び音声ストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。以下、図1,図11,図12A,図12B,図12C及び図12Dを参照して、本発明の第6の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を説明する。
図11において、まず、ソース機器20はシンク機器30からスピーカ付きディスプレイ60に出力する映像音声データの複数の映像音声出力仕様をシンク機器30に対して要求するために、ランダムアクセス期間Trにおいて、出力仕様要求コマンド信号をシンク機器30に送信する。これに応答してシンク機器30は、ランダムアクセス期間Trにおいて、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2のデータを含む出力仕様通知信号をソース機器20に送信する。これに応答してソース機器20は、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2の中から映像出力仕様及び音声出力仕様を1つずつ選択し、選択された映像出力仕様及び音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様のAVストリームデータを伝送するために必要な帯域量を算出する。さらに、ソース機器20は、算出された必要な帯域量及び各タイムスロットの帯域量に基づいて、AVストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出し、ランダムアクセス期間Trにおいて、送信元の機器であるソース機器20の情報、送信先の機器であるシンク機器30の情報及び算出されたタイムスロットの割り当て数を含む映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信する。
図11において、コーディネータ機器10は、ソース機器20から映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号を受信すると、図12Aに示すように、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために必要な予約期間Tavを割り当てる(図11の第1のスケジューリング)。ここで、予約期間Tavは、タイムスロットS3,…,SMを含み、データ送信のために割り当てられていない期間Tnrは、タイムスロットS(M+1),S(M+2),…,SNを含む。さらに、コーディネータ機器10は、上記割り当てが可能であるか否かを示す帯域割り当て可否レスポンス信号を、ソース機器20に送信する。さらに、割り当てが可能なとき、コーディネータ機器10は、予約期間Tavの先頭のタイムスロットを示す情報及び予約期間Tavに含まれるタイムスロットの個数を含む予約期間Tavの割り当て情報を含む予約期間通知信号、及び各タイムスロット期間の情報、またスケジュール期間を、ビーコン信号を用いて無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。
ソース機器20は、予約期間通知信号を受信すると、選択された映像音声出力仕様を通知する第1の選択出力仕様通知信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、シンク機器30に送信する。これに応答して、シンク機器30は、通知された映像音声出力仕様に基づいて、AVストリームの再生準備処理を行う。さらに、ソース機器20は、第1の選択出力仕様通知信号を送信した後、図11のデータ送信期間Td4−1において、AVストリームデータをシンク機器30に送信する。このとき、図12Bに示すように、AVストリームデータは予約期間Tav内の実線で示したタイムスロットS3〜SMを用いて、ソース機器20からシンク機器30に送信される。さらに、シンク機器30は受信したAVストリームデータから映像及び音声データを再生してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。
次に、ソース機器20は、シンク機器40にからスピーカ70に出力する音声データの複数の音声出力仕様をシンク機器40に対して要求するために、ランダムアクセス期間Trにおいて、出力仕様要求コマンド信号をシンク機器40に送信する。これに応答してシンク機器40は、ランダムアクセス期間Trにおいて、音声出力仕様a1,a2,a3,a4のデータを含む出力仕様通知信号をソース機器20に送信する。
さらに、ソース機器20は、シンク機器40からの出力仕様通知信号に応答して、音声出力仕様a1,a2,a3,a4の中から1つの音声出力仕様を選択し、音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様の音声ストリームデータを伝送するために必要な帯域量を算出する。次に、ソース機器20は、算出された必要な帯域量及び各タイムスロットの帯域量に基づいて、音声ストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出し、ランダムアクセス期間Trにおいて、送信元の機器であるソース機器20の情報、送信先の機器であるシンク機器40の情報及び算出されたタイムスロットの割り当て数を含む音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信する。
図11において、コーディネータ機器10は、ソース機器20からの音声用帯域割り当て要求コマンド信号を受信すると、図12Cに示すように、第1のスケジューリングにおいてデータ送信のために予約されていなかった期間Tnrを、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するために必要な予約期間Taに割り当てる(図11の第2のスケジューリング)。さらに、コーディネータ機器10は、上記割り当てが可能であるか否かを示す帯域割り当て可否レスポンス信号を、ソース機器20に送信する。割り当てが可能なとき、コーディネータ機器10は、予約期間Taの先頭のタイムスロットを示す情報及び予約期間Taに含まれるタイムスロットの個数を含む予約期間Taの割り当て情報を含む予約期間通知信号、及び各タイムスロット期間の情報、またスケジュール期間を、ビーコン信号を用いて無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。これに応答して、ソース機器20は、選択された音声出力仕様を通知する第2の選択出力仕様通知信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、シンク機器40に送信する。これに応答して、シンク機器40は、通知された映像音声出力仕様に基づいて、音声ストリームデータを受信する前に実行する音声出力サンプリングの設定などの音声ストリームの再生準備処理を行う。
ソース機器20は、第2の選択出力仕様通知信号を送信した後、図11のデータ送信期間Td4−2において、映像ストリームデータをシンク機器30に送信し、かつ音声ストリームデータをシンク機器40に送信する。具体的には、図12Dに示すように、図11のデータ送信期間Td4−2において、映像ストリームデータは予約期間Tav内の実線で示したタイムスロットS3〜S(M−2)を用いて、ソース機器20からシンク機器30に送信され、かつ音声ストリームデータは予約期間Ta内の実線で示したタイムスロットS(M+1)〜SNを用いて、ソース機器20からシンク機器40に送信される。このとき予約期間Tavは、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために割り当てられており、かつデータ送信期間Td4−2において、AVストリームデータに比較して伝送に必要な帯域量が小さい映像ストリームデータを伝送するので、予約期間Tavの破線で示したタイムスロットS(M−1)及びSMでは、データは送信されていない。
さらに、図11において、シンク機器30は受信した映像ストリームデータから映像データを再生してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。また、シンク機器40は、受信した音声ストリームデータから音声データを再生してスピーカ70に出力する。
本実施形態によれば、はじめに、ソース機器20は、シンク機器30にAVストリームデータを送信するために、シンク機器30にAVストリームデータを送信するための予約期間を要求する映像音声用帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信する。これに応答して、コーディネータ機器10は、予約期間Tavを含むビーコン信号を送信する(図11の第1のスケジューリング)。これに応答して、ソース機器20は予約期間Tavにおいてシンク機器30にAVストリームデータを送信する。その後、ソース機器20は、シンク機器30に映像ストリームデータを送信し、かつシンク機器40に音声ストリームデータを送信するために、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するための予約期間を要求する音声用帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信する。このとき、ソース機器20は、シンク機器30に映像ストリームデータを送信するための予約期間を要求する帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信しない。これに応答して、コーディネータ機器10は、スーパーフレーム毎に、ストリームデータの送信のために割り当てられていない期間Tnrに予約期間Taを割り当て(図11の第2のスケジューリング)、予約期間Ta,Tavの割り当て情報を含む予約期間通知信号を含むビーコン信号を送信する。これに応答して、ソース機器20はシンク機器30に予約期間Tavにおいて映像ストリームデータを送信し、かつシンク機器40に予約期間Taにおいて音声ストリームデータを送信する。
従って、本実施形態によれば、ソース機器20からシンク機器30に伝送するデータをAVストリームデータから、AVストリームデータよりサイズが小さい映像ストリームデータに切り換えるとき、ソース機器20は、シンク機器30に当該映像ストリームデータを送信するための予約期間を要求する帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信しない。すなわち、ソース機器20からシンク機器30へのデータ伝送のための帯域の再予約をする必要が無く、シンク機器30において、従来技術に比較して、ソース機器20から伝送されるAVストリームデータ又は映像ストリームデータの再生時間を少なくすることができる。
第7の実施形態.
図13は、本発明の第7の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を示すシーケンス図である。また、図14Aは図13の第1のスケジューリングでの予約期間Taの割り当て状態を示すタイミングチャートであり、図14Bは図13のデータ送信期間Td5−1における音声ストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートであり、図14Cは図13の第2のスケジューリングでの予約期間Tav,Taの割り当て状態を示すタイミングチャートであり、図14Dは図13のデータ送信期間Td5−2における映像ストリームデータ及び音声ストリームデータの送信状態を示すタイミングチャートである。以下、図1,図13,図14A,図14B,図14C及び図14Dを参照して、本発明の第7の実施形態に係るAVストリームデータの帯域割り当て方法を説明する。
図13において、まず、ソース機器20は、シンク機器40からスピーカ70に出力する音声データの複数の音声出力仕様をシンク機器40に対して要求するために、ランダムアクセス期間Trにおいて、出力仕様要求コマンド信号をシンク機器40に送信する。これに応答してシンク機器40は、ランダムアクセス期間Trにおいて、音声出力仕様a1,a2,a3,a4のデータを含む出力仕様通知信号をソース機器20に送信する。
さらに、ソース機器20は、シンク機器40からの出力仕様通知信号に応答して、音声出力仕様a1,a2,a3,a4の中から1つの音声出力仕様を選択し、音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様の音声ストリームデータを伝送するために必要な帯域量を算出する。次に、ソース機器20は、算出された必要な帯域量及び上記各タイムスロットの帯域量に基づいて、音声ストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出し、ランダムアクセス期間Trにおいて、送信元の機器であるソース機器20の情報、送信先の機器であるシンク機器40の情報及び算出されたタイムスロットの割り当て数を含む音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信する。
図13において、コーディネータ機器10は、ソース機器20からの音声用帯域割り当て要求コマンド信号を受信すると、図14Aに示すように、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信するために必要な予約期間Taを割り当てる(図13の第1のスケジューリング)。ここで、予約期間Taは、タイムスロットS(M+1),S(M+2),…,SNを含み、データ送信のために割り当てられていない期間Tnr1は、タイムスロットS3,S4,…,SMを含む。さらに、コーディネータ機器10は、上記割り当てが可能であるか否かを示す帯域割り当て可否レスポンス信号を、ソース機器20に送信する。割り当てが可能なとき、コーディネータ機器10は、予約期間Taの先頭のタイムスロットを示す情報及び予約期間Taに含まれるタイムスロットの個数を含む予約期間Taの割り当て情報を含む予約期間通知信号、及び各タイムスロット期間の情報、またスケジュール期間を、ビーコン信号を用いて無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。これに応答して、ソース機器20は、選択された音声出力仕様を通知する第2の選択出力仕様通知信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、シンク機器40に送信する。これに応答して、シンク機器40は、通知された映像音声出力仕様に基づいて、音声ストリームデータを受信する前に実行する音声出力サンプリングの設定などの音声ストリームの再生準備処理を行う。
ソース機器20は、第2の選択出力仕様通知信号を送信した後、図13のデータ送信期間Td5−1において、音声ストリームデータをシンク機器40に送信する。具体的には、図14Bに示すように、音声ストリームデータは予約期間Ta内の実線で示したタイムスロットS(M+1)〜SNを用いて、ソース機器20からシンク機器40に送信される。さらに、シンク機器40は、受信した音声ストリームデータから音声データを再生してスピーカ70に出力する。
次に、ソース機器20は、ソース機器20はシンク機器30からスピーカ付きディスプレイ60に出力する映像音声データの複数の映像音声出力仕様をシンク機器30に対して要求するために、ランダムアクセス期間Trにおいて、出力仕様要求コマンド信号をシンク機器30に送信する。これに応答してシンク機器30は、ランダムアクセス期間Trにおいて、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2のデータを含む出力仕様通知信号をソース機器20に送信する。これに応答してソース機器20は、映像出力仕様v1,v2,v3及び音声出力仕様s1,s2の中から映像出力仕様及び音声出力仕様を1つずつ選択し、選択された映像出力仕様及び音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様のAVストリームデータを伝送するために必要な帯域量を算出する。さらに、ソース機器20は、算出された必要な帯域量及びタイムスロットの帯域量に基づいて、AVストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出し、ランダムアクセス期間Trにおいて、送信元の機器であるソース機器20の情報、送信先の機器であるシンク機器30の情報及び算出されたタイムスロットの割り当て数を含む映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信する。
図13において、コーディネータ機器10は、ソース機器20から映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号を受信すると、図14Cに示すように、第1のスケジューリングにおいてデータ送信のために予約されていなかった期間Tnr1を、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために必要な予約期間Tavに割り当てる(図13の第2のスケジューリング)。さらに、コーディネータ機器10は、上記割り当てが可能であるか否かを示す帯域割り当て可否レスポンス信号を、ソース機器20に送信する。さらに、割り当てが可能なとき、コーディネータ機器10は、予約期間Tavの先頭のタイムスロットを示す情報及び予約期間Tavに含まれるタイムスロットの個数を含む予約期間Tavの割り当て情報を含む予約期間通知信号、及び各タイムスロット期間の情報、またスケジュール期間を、ビーコン信号を用いて無線通信ネットワーク内の全機器に送信する。
ソース機器20は、予約期間通知信号を受信すると、選択された映像音声出力仕様を通知する第1の選択出力仕様通知信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、シンク機器30に送信する。これに応答して、シンク機器30は、通知された映像音声出力仕様に基づいて、AVストリームの再生準備処理を行う。
ソース機器20は、第1の選択出力仕様通知信号を送信した後、図13のデータ送信期間Td5−2において、映像ストリームデータをシンク機器30に送信し、かつ音声ストリームデータをシンク機器40に送信する。具体的には、図14Dに示すように、図13のデータ送信期間Td5−2において、映像ストリームデータは予約期間Tav内の実線で示したタイムスロットS3〜S(M−2)を用いて、ソース機器20からシンク機器30に送信され、かつ音声ストリームデータは予約期間Ta内の実線で示したタイムスロットS(M+1)〜SNを用いて、ソース機器20からシンク機器40に送信される。このとき予約期間Tavは、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するために割り当てられており、かつデータ送信期間Td5−2において、AVストリームデータに比較して伝送に必要な帯域量が小さい映像ストリームデータを伝送するので、予約期間Tavの破線で示したタイムスロットS(M−1)及びSMでは、データは送信されていない。シンク機器30は受信した映像ストリームデータから映像データを再生してスピーカ付きディスプレイ60に出力する。また、シンク機器40は、受信した音声ストリームデータから音声データを再生してスピーカ70に出力する。
本実施形態によれば、はじめに、ソース機器20は、シンク機器40に音声ストリームデータを送信するために、シンク機器40に音声ストリームデータを送信するための予約期間を要求する音声用帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信する。これに応答して、コーディネータ機器10は、予約期間Taの割り当て情報を含む予約期間通知信号を含むビーコン信号を送信する(図13の第1のスケジューリング)。これに応答して、ソース機器20は予約期間Taにおいてシンク機器40に音声ストリームデータを送信する。その後、ソース機器20は、シンク機器30に映像ストリームデータを送信し、かつシンク機器40に音声ストリームデータを送信するために、ソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するための予約期間を要求する映像音声用帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信する。これに応答して、コーディネータ機器10は、スーパーフレーム毎に、ストリームデータの送信のために割り当てられていない期間Tnr1に予約期間Tavを割り当て(図13の第2のスケジューリング)、予約期間Ta,Tavの割り当て情報を含む予約期間通知信号を含むビーコン信号を送信する。これに応答して、ソース機器20はシンク機器30に予約期間Tavにおいて映像ストリームデータを送信し、かつシンク機器40に予約期間Taにおいて音声ストリームデータを送信する。
すなわち、本実施形態によれば、ソース機器20からシンク機器40に音声ストリームデータを送信しているときに、さらにソース機器20からシンク機器30にデータを送信するとき、ソース機器20はソース機器20からシンク機器30にAVストリームデータを送信するための予約期間を要求する映像音声用帯域割り当て要求信号をコーディネータ機器10に送信する。その後、ソース機器20はシンク機器20に映像ストリームデータを送信し、かつシンク機器30に音声ストリームデータを送信する。従って、本実施形態によれば、第3の実施形態と同様に、ソース機器20からシンク機器30に、映像ストリームデータを送信した後に、映像ストリームデータよりもサイズが大きいAVストリームデータを送信するときにも、コーディネータ機器10において、当該AVストリームデータの伝送のためのスケジューリングを行う必要が無く、従来技術に比較して、シンク機器30において映像及び音声データ又は映像データの再生時間を短くできる。
上記の各実施形態において、シンク機30及び40は、ソース機器20からの出力仕様要求コマンド信号に応答して、複数の映像出力仕様及び複数の音声出力仕様のデータを通知する出力仕様通知信号をソース機器20に送信したが、本発明はこれに限らない。シンク機30及び40は、ソース機器20からの出力仕様要求コマンド信号を待機することなく所定のタイミングで、複数の映像出力仕様及び複数の音声出力仕様のデータを通知する出力仕様通知信号をソース機器20に送信してもよい。また、シンク機30及び40は、出力仕様通知信号を、コーディネータ機器10を介してソース機器20に送信してもよい。
また、上記の各実施形態において、コーディネータ機器10はソース機器20及びシンク機器30,40とは別に設けられたが、本発明はこれに限られず、ソース機器20又は新機器30,40はコーディネータ機器10を含んでもよい。
さらに、上記の各実施形態において、ソース機器20は映像音声再生装置50と分離された構成としたが、本発明はこれに限られず、ソース機器20と映像音声再生装置50が一体化された構成であってもよい。
またさらに、上記の各実施形態において、シンク機器30はスピーカ付きディスプレイ60と分離された構成としたが、本発明はこれに限られず、シンク機器30とスピーカ付きディスプレイ60が一体化された構成であってもよい。
また、上記の各実施形態において、シンク機器40はスピーカ70と分離された構成としたが、本発明はこれに限られず、シンク機器40とスピーカ70が一体化された構成であってもよい。
さらに、上記の各実施形態において、ソース機器20は、選択された映像音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様のAVストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て量を算出し、当該割り当て量を含む映像音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信し、選択された音声出力仕様に基づいて、当該出力仕様の音声ストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出し、算出されたタイムスロットの割り当て数を含む音声用帯域割り当て要求コマンド信号をコーディネータ機器10に送信したが本発明はこれに限らない。ソース機器20は、選択された映像出力仕様及び音声出力仕様のデータを含む信号をコーディネータ機器10に送信し、これに応答して、コーディネータ機器10は当該出力仕様のストリームデータを伝送するために必要なタイムスロットの割り当て数を算出してもよい。
また、上記の各実施形態において、ソース機器20からシンク機器30へのAVストリームデータの送信又はソース機器20からシンク機器40への音声ストリームデータの送信が終了した後、ソース機器20は帯域開放要求コマンド信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、コーディネータ機器10に送信するとしたが、本発明はこれに限られず、シンク機器30又はシンク機器40が帯域開放要求コマンド信号を送信してもよい。
さらに、上記の各実施形態において、ソース機器20からシンク機器30へのAVストリームデータの送信又はソース機器20からシンク機器40への音声ストリームデータの送信が終了した後、ソース機器20は帯域開放要求コマンド信号を、ランダムアクセス期間Trにおいて、コーディネータ機器10に送信し、コーディネータ機器10は伝送終了通知信号を送信するとしたが、本発明はこれに限られず、このシーケンスは省略されてもよい。
またさらに、上記の各実施形態において、ソース機器20はシンク機器30にAVストリームデータを送信したが、本発明はこれに限らず、音声ストリームデータを送信してもよい。また、上記の各実施形態において、ソース機器20はシンク機器40に音声ストリームデータを送信したが、本発明はこれに限らず、AVストリームデータを送信してもよい。
また、上記の各実施形態において、無線通信ネットワークは1台のソース機器30と2台のシンク機器30,40とを含んだが、本発明はこれに限らず、少なくとも1台のソース機器と少なくとも1台のシンク機器を含んでもよい。
さらに、上記第2から第7の実施形態において、シンク機器30はソース機器20からの第1の選択出力仕様通知信号を受信した後、AVストリームの再生準備処理を行い、かつシンク機器40はソース機器20からの第2の選択出力仕様通知信号を受信した後、音声ストリームの再生準備処理を行ったが、本発明はこれに限らない。第1の実施形態と同様に、シンク機器30は、コーディネータ機器10からの予約期間通知信号に応答して、ソース機器20からの第1の選択出力仕様通知信号を受信する前に、映像音声出力仕様を予測し、AVストリームの再生準備処理を行ってもよい。また、シンク機器40は、コーディネータ機器10からの予約期間通知信号に応答して、ソース機器20からの第2の選択出力仕様通知信号を受信する前に、音声出力仕様を予測し、音声ストリームの再生準備処理を行ってもよい。
またさらに、第4又は第5の実施形態におけるAVストリームデータの帯域割り当て方法を、第2,3,6,7の各実施形態に適用してもよい。
以上詳述したように、第1の発明に係る無線通信システムのための帯域割り当て方法及び第3の発明に係る無線通信システムによれば、ソース機器は、映像音声データを含む第1のストリームデータを第1のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第1の帯域割り当て要求信号及び音声データを含む第2のストリームデータを第2のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信する。上記帯域管理手段は、第1及び第2の帯域割り当て要求信号に応答して、第1のストリームデータをソース機器から第1のシンク機器に送信するための第1の予約期間及び第2のストリームデータをソース機器から第2のシンク機器に送信するための第2の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信する。従って、1つのソース機器から第1及び第2のシンク機器に、実質的に同時にストリームデータを送信でき、ソース機器から第1のシンク機器への第1のストリームデータの送信とソース機器から第2のシンク機器への第2のストリームデータの送信との送信時間差を、従来技術に比較して小さくできる。
また、第2の発明に係る無線通信システムのための帯域割り当て方法及び第4の発明に係る無線通信システムによれば、ソース機器は、シンク機器から送信される複数の出力仕様のデータを含む出力仕様通知信号を受信し、映像音声データを当該シンク機器を介して出力するための出力仕様を当該受信された複数の出力仕様から選択した後、当該選択された出力仕様を有する映像音声データを含むストリームデータをシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する帯域割り当て要求信号を帯域管理手段に送信する。これに応答して、帯域管理手段は、ストリームデータをソース機器からシンク機器に送信するための予約期間の情報を含むビーコン信号を送信する。さらに、シンク機器は、ビーコン信号を受信した後、ビーコン信号に含まれた予約期間の情報を、当該シンク機器に記憶された複数の出力仕様と比較することにより、ソース機器によって選択された出力仕様を予測する。従って、ソース機器がシンク機器にストリームデータを伝送してから、シンク機器が当該ストリームデータのコンテンツを再生するまでの総所要時間を、従来技術に比較して短縮できる。
10…コーディネータ機器、
11,21,31,41…コントローラ、
12…スケジューリング用テーブル、
13…無線送受信回路、
14,28,29,32,39,42,49…アンテナ、
20…ソース機器、
22…AV入力インターフェース、
23…AV入力バッファ、
24…パケット生成回路、
25…AV信号無線送信回路、
26…制御信号無線送受信回路、
27…タイムスタンプ生成回路、
31m,41m…出力仕様メモリ、
33,43…AV信号無線受信回路、
34,44…パケット分離回路、
35,45…AV出力バッファ、
36,46…AV出力インターフェース、
37,47…AVクロック発生回路、
38,48…制御信号無線送受信回路、
50…映像音声再生装置、
60…スピーカ付きディスプレイ、
70…スピーカ、
S1〜SN…タイムスロット、
Ta,Tav…予約期間、
Tb…ビーコン期間、
Tr…ランダムアクセス期間、
Tsf…スーパーフレーム期間。

Claims (20)

  1. ソース機器から映像音声データを含む第1のストリームデータ又は映像データを含む第2のストリームデータを第1のシンク機器に無線伝送し、ソース機器から音声データを含む第3のストリームデータを第2のシンク機器に無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムのための帯域割り当て方法において、
    上記ソース機器は、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記ソース機器は、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第1及び第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1のストリームデータを上記ソース機器から上記第1のシンク機器に送信するための第1の予約期間及び上記第3のストリームデータを上記ソース機器から上記第2のシンク機器に送信するための第2の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  2. 上記ソース機器は、上記割り当て情報を含むビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  3. 上記ソース機器は、上記ビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1及び第2のストリームデータのうちの一方のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記フレーム期間の次のフレーム期間の第1の予約期間において上記第1及び第2のストリームデータのうちの他方のストリームデータを、上記第1のシンク機器に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  4. 上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を2つの期間に分割し、上記分割された2つの期間の間に、上記第2の予約期間を割り当てたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  5. 上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を複数の第1分割期間に分割し、かつ上記第2の予約期間を複数の第2分割期間に分割し、上記各第1分割期間と上記各第2分割期間とを交互となるように上記フレーム期間内で割り当てたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  6. 上記ソース機器は、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第1のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、その後、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第2の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  7. 上記ソース機器は、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第2の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第2の予約期間において、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信し、その後、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第1の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  8. ソース機器から、複数の出力仕様のデータを記憶する記憶装置を有するシンク機器に、映像音声データを含むストリームデータを無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムのための帯域割り当て方法において、
    上記ソース機器は、上記シンク機器から送信される上記複数の出力仕様のデータを含む出力仕様通知信号を受信し、上記映像音声データを上記シンク機器を介して出力するための出力仕様を上記受信された複数の出力仕様から選択した後、上記選択された出力仕様を有する映像音声データを含むストリームデータを上記シンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記帯域割り当て要求信号に応答して、上記ストリームデータを上記ソース機器から上記シンク機器に送信するための予約期間の情報を含むビーコン信号を送信し、
    上記シンク機器は、上記ビーコン信号に含まれる予約期間の情報を、上記記憶された複数の出力仕様と比較することにより上記選択された出力仕様を予測することを特徴とする無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  9. 上記ソース機器は、上記ビーコン信号に応答して、上記選択された出力仕様を含む選択出力仕様通知信号を上記シンク機器に送信し、
    上記シンク機器は、上記ソース機器からの選択出力仕様通知信号を受信する前に、上記予測された出力仕様に基づいて上記映像音声データを出力する準備処理を行うことを特徴とする請求項8記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  10. 上記無線通信ネットワークは複数のシンク機器を備え、
    上記帯域管理手段は、複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の帯域をそれぞれ要求するための複数の帯域割り当て要求信号に応答して、上記複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする請求項8又は9記載の無線通信システムのための帯域割り当て方法。
  11. ソース機器から映像音声データを含む第1のストリームデータ又は映像データを含む第2のストリームデータを第1のシンク機器に無線伝送し、ソース機器から音声データを含む第3のストリームデータを第2のシンク機器に無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムにおいて、
    上記ソース機器は、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記ソース機器は、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第1及び第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1のストリームデータを上記ソース機器から上記第1のシンク機器に送信するための第1の予約期間及び上記第3のストリームデータを上記ソース機器から上記第2のシンク機器に送信するための第2の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする無線通信システム。
  12. 上記ソース機器は、上記割り当て情報を含むビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする請求項11記載の無線通信システム。
  13. 上記ソース機器は、上記ビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1及び第2のストリームデータのうちの一方のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記フレーム期間の次のフレーム期間の第1の予約期間において上記第1及び第2のストリームデータのうちの他方のストリームデータを、上記第1のシンク機器に送信することを特徴とする請求項11記載の無線通信システム。
  14. 上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を2つの期間に分割し、上記分割された2つの期間の間に、上記第2の予約期間を割り当てたことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1つに記載の無線通信システム。
  15. 上記帯域管理手段は、上記第1の予約期間を複数の第1分割期間に分割し、かつ上記第2の予約期間を複数の第2分割期間に分割し、上記各第1分割期間と上記各第2分割期間とを交互となるように上記フレーム期間内で割り当てたことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1つに記載の無線通信システム。
  16. 上記ソース機器は、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第1の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第1のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第1の予約期間において、上記第1のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、その後、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第2の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする請求項11記載の無線通信システム。
  17. 上記ソース機器は、上記第2の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第2の帯域割り当て要求信号に応答して、上記第2の予約期間を上記所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含む第1のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記フレーム期間の第2の予約期間において、上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信し、その後、上記第1の帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記第1の帯域割り当て要求信号に応答して、上記フレーム期間の次のフレーム期間内において、上記第1の予約期間をさらに割り当て、当該割り当て情報を含む第2のビーコン信号を送信し、
    上記ソース機器は、上記第2のビーコン信号を受信した後、上記割り当てられた第1の予約期間において上記第2のストリームデータを上記第1のシンク機器に送信し、上記割り当てられた第2の予約期間において上記第3のストリームデータを上記第2のシンク機器に送信することを特徴とする請求項11記載の無線通信システム。
  18. ソース機器から、複数の出力仕様のデータを記憶する記憶装置を有するシンク機器に、映像音声データを含むストリームデータを無線伝送し、当該無線伝送の帯域管理を行う帯域管理手段を備えた無線通信システムにおいて、
    上記ソース機器は、上記シンク機器から送信される上記複数の出力仕様のデータを含む出力仕様通知信号を受信し、上記映像音声データを上記シンク機器を介して出力するための出力仕様を上記受信された複数の出力仕様から選択した後、上記選択された出力仕様を有する映像音声データを含むストリームデータを上記シンク機器に送信するための帯域の割り当てを要求する帯域割り当て要求信号を上記帯域管理手段に送信し、
    上記帯域管理手段は、上記帯域割り当て要求信号に応答して、上記ストリームデータを上記ソース機器から上記シンク機器に送信するための予約期間の情報を含むビーコン信号を送信し、
    上記シンク機器は、上記ビーコン信号に含まれる予約期間の情報を、上記記憶された複数の出力仕様と比較することにより上記選択された出力仕様を予測することを特徴とする無線通信システム。
  19. 上記ソース機器は、上記ビーコン信号に応答して、上記選択された出力仕様を含む選択出力仕様通知信号を上記シンク機器に送信し、
    上記シンク機器は、上記ソース機器からの選択出力仕様通知信号を受信する前に、上記予測された出力仕様に基づいて上記映像音声データを出力する準備処理を行うことを特徴とする請求項18記載の無線通信システム。
  20. 上記無線通信ネットワークは複数のシンク機器を備え、
    上記帯域管理手段は、複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の帯域をそれぞれ要求するための複数の帯域割り当て要求信号に応答して、上記複数のストリームデータを上記ソース機器から上記複数のシンク機器にそれぞれ送信するための複数の予約期間を所定のフレーム期間内に割り当て、当該割り当て情報を含むビーコン信号を送信することを特徴とする請求項18又は19記載の無線通信システム。
JP2009547895A 2007-12-28 2008-12-25 帯域割り当て方法 Expired - Fee Related JP5341775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009547895A JP5341775B2 (ja) 2007-12-28 2008-12-25 帯域割り当て方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338794 2007-12-28
JP2007338794 2007-12-28
JP2009547895A JP5341775B2 (ja) 2007-12-28 2008-12-25 帯域割り当て方法
PCT/JP2008/003952 WO2009084198A1 (ja) 2007-12-28 2008-12-25 帯域割り当て方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009084198A1 JPWO2009084198A1 (ja) 2011-05-12
JP5341775B2 true JP5341775B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=40823934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009547895A Expired - Fee Related JP5341775B2 (ja) 2007-12-28 2008-12-25 帯域割り当て方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9019989B2 (ja)
JP (1) JP5341775B2 (ja)
WO (1) WO2009084198A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8379664B2 (en) * 2009-04-06 2013-02-19 Intel Corporation Method and apparatus for dynamic bandwidth management
JP5347857B2 (ja) * 2009-09-11 2013-11-20 パナソニック株式会社 無線通信装置
CN102412881B (zh) * 2010-09-26 2015-06-17 日电(中国)有限公司 无线通信系统和用于无线通信系统的波束形成训练方法
JP5690206B2 (ja) * 2011-05-11 2015-03-25 オリンパス株式会社 無線端末および無線システム
KR20140024900A (ko) * 2011-05-26 2014-03-03 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 클라이언트 협력을 위한 후보 협력 장치 리스트의 유효성 확인 방법 및 장치
IES86526B2 (en) 2013-04-09 2015-04-08 Score Music Interactive Ltd A system and method for generating an audio file
JP2015195488A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法
US10530826B2 (en) * 2015-08-27 2020-01-07 Cavium, Llc Method and apparatus for providing a low latency transmission system using adjustable buffers
DK3229495T3 (da) * 2016-04-08 2021-02-01 Oticon As Flere transmissionsnet
US10424280B1 (en) 2018-03-15 2019-09-24 Score Music Productions Limited Method and system for generating an audio or midi output file using a harmonic chord map

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003060564A (ja) * 2001-06-08 2003-02-28 Sony Corp 無線ネットワークにおける無線通信システム、並びに無線通信方法、無線通信装置、帯域割当方法、並びにコンピュータプログラム
WO2006025441A1 (ja) * 2004-09-02 2006-03-09 Pioneer Corporation 画像処理装置、音声処理装置、画像音声供給装置、及び画像音声処理システム、並びに画像音声同期方法
JP2007089151A (ja) * 2005-09-16 2007-04-05 Hitachi Ltd 無線ローカル・エリア・ネットワークにおいて通信モードを選択するシステムおよび方法
JP2007135207A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Hitachi Ltd 高信頼無線家庭用メディア分散を提供するシステムおよび方法
JP2009504059A (ja) * 2005-08-04 2009-01-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 無線通信用の時間に基づく共存

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7545792B2 (en) * 2001-06-08 2009-06-09 Sony Corporation Channel allocation method, communication system, and wireless communication apparatus in wireless network
WO2003075515A1 (fr) 2002-03-04 2003-09-12 Sony Corporation Systeme, appareil et procede de radiocommunication, et programme d'ordinateur
US7489656B2 (en) * 2004-03-23 2009-02-10 Microsoft Corporation Bandwidth allocation
US7298706B2 (en) * 2004-08-24 2007-11-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for power line communication
US7499462B2 (en) * 2005-03-15 2009-03-03 Radiospire Networks, Inc. System, method and apparatus for wireless delivery of content from a generalized content source to a generalized content sink
JP2006270248A (ja) 2005-03-22 2006-10-05 Sharp Corp パケット通信装置、パケット往復時間測定プログラムおよび記録媒体
KR101299732B1 (ko) * 2006-07-14 2013-09-16 삼성전자주식회사 고주파 무선 대역에서의 무선 통신 방법 및 장치
JP4197191B2 (ja) * 2006-12-15 2008-12-17 パナソニック株式会社 無線通信装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003060564A (ja) * 2001-06-08 2003-02-28 Sony Corp 無線ネットワークにおける無線通信システム、並びに無線通信方法、無線通信装置、帯域割当方法、並びにコンピュータプログラム
WO2006025441A1 (ja) * 2004-09-02 2006-03-09 Pioneer Corporation 画像処理装置、音声処理装置、画像音声供給装置、及び画像音声処理システム、並びに画像音声同期方法
JP2009504059A (ja) * 2005-08-04 2009-01-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 無線通信用の時間に基づく共存
JP2007089151A (ja) * 2005-09-16 2007-04-05 Hitachi Ltd 無線ローカル・エリア・ネットワークにおいて通信モードを選択するシステムおよび方法
JP2007135207A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Hitachi Ltd 高信頼無線家庭用メディア分散を提供するシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9019989B2 (en) 2015-04-28
JPWO2009084198A1 (ja) 2011-05-12
US20100272054A1 (en) 2010-10-28
WO2009084198A1 (ja) 2009-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5341775B2 (ja) 帯域割り当て方法
KR100801002B1 (ko) 무선 네트워크 상에서 멀티미디어 데이터를 전송/재생하는방법, 및 그 방법을 이용한 무선 기기
JP4377438B2 (ja) パケット往復時間rttの判定方法、ソース機器及び制御装置
JP5372222B2 (ja) 無線通信装置
US8953514B2 (en) System and method for wireless communication of uncompressed video having beacon design
JP4844230B2 (ja) 通信システム、送信装置及び受信装置、通信方法、並びにプログラム
US20130067007A1 (en) Method for controlling the output of devices in the network
US8102835B2 (en) System and method for wireless communication of uncompressed video having a beacon length indication
US8953017B2 (en) Source device, sink device, communication system and method for wirelessly transmitting three-dimensional video data using packets
JP4209939B2 (ja) 帯域割り当て方法
EP2208295B1 (en) System and method for wireless communication of uncompressed video having beacon design
JP3655259B2 (ja) ネットワーク無線中継装置及びネットワーク無線中継方法
JP2010021611A (ja) パケット通信の帯域割り当て方法及びそれを用いた通信システム
JP2008271008A (ja) 無線通信システム、無線伝送装置及びその帯域管理方法
JP2005167800A (ja) データ通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees