JP5340422B2 - 位相再整形を使用することによって実施されるダーティ・ペーパー事前符号化法および送信機 - Google Patents

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Description

本発明は通信分野に関し、特に、送信機側において位相再整形を使用することによって実施されるダーティ・ペーパー事前符号化法および送信機に関する。干渉信号の振幅が目的の信号よりも大きいか、小さいか、または等しいかどうかにかかわらず良好なBER(ビット誤り率)−Eb/N0性能を達成することができる。
1983年初頭に提案されたダーティ・ペーパー符号化(DPC)原理は、送信機側が干渉信号を既に知っている場合、チャネル容量は干渉信号の存在によって影響を受けないことを指摘している。DPCは様々な通信問題の良好な研究モデルとして注目され、考えられているが、ついに複数の通信問題と関連してきている。その主な用途は、電子透かし、干渉を除去するための事前符号化設計、および様々な同報通信方策などに焦点が当てられている。近年、DPCはマルチユーザ通信の分野で広く使用されている。
Tomlinson−Harashima事前符号化(THP)はまず第一に記号間干渉を除去するように設計された(参考文献1)。干渉が存在する状況下で、送信機側は、干渉の事前減算のプロセスによって受信機側に目的の信号を送信することができる。干渉の事前減算の解決策はマルチユーザ干渉の事前減算に類似している。したがって、THPはマルチユーザ干渉を除去するように容易に拡張することができる。2000年以後、THPはDPCに関連しており、DPCの一次元実施態様と解釈される(参考文献2)。
THPは簡単な実施態様のため魅力的である。図1は、干渉および加法的ガウス雑音によるTHP法の原理図を示す。この技術では、ダーティ・ペーパー事前符号化の目的の信号vは送信機側において干渉信号sを事前減算され、差信号dが得られる。次に、dモジュロM(整数)信号が量子化器Qによる量子化プロセスを介して得られる。送信機が送るものは、Qの出力信号、しかも出力信号が確実に電力制限内にあるように差信号dの代わりにdモジュロM(整数)の出力信号である。受信機側では、目的の信号は、受信信号yが同じ量子化器Qによって量子化された後で
Figure 0005340422
すなわち、目的の信号の推定信号として再構築することができる。
しかし、先行技術(参考文献1および2)は振幅の観点からのみ問題を検討し解決している。本出願の発明者は、受信信号yからvを最適に再構築するには変調位相も考慮されるべきであると考える。特に、干渉信号sが目的の信号vよりも大きい振幅を有する場合、先行技術では目的の信号の位相を再構築するのは全く困難である。図2および図3は、それぞれBPSKおよびQPSKの場合の先行技術の問題を示す。簡単のために、vおよびsが同じ変調コンステレーションを有すると仮定する。干渉信号sは目的の信号vよりも高い振幅を有する。図2では、vの異なるコンステレーション・ポイントは異なる形状によって区別され、一方、sの異なるコンステレーション・ポイントは異なる影塗りつぶしによって区別される。図1の演算(v−s)は図2(c)に示されるようなコンステレーション・ポイントをもたらす。図2(c)に示される各コンステレーション・ポイントは、目的の信号vおよび干渉信号sの両方の情報(振幅および位相情報を含む)を有する。次に差信号(v−s)のモジュロ演算は、同じ象限における異なるコンステレーション・ポイント間の距離を減少させることになる。したがって、受信信号yのあり得るコンステレーション・ポイントが図2dに示される。受信信号yのコンステレーションはQPSKから16QAMまで信号vの拡大されたコンステレーションであることが分かる。さらに、受信信号yについて、同じ形状であるが異なる影塗りつぶしをもつ異なるコンステレーション・ポイントは異なる象限に分離される。明らかに、受信信号yから目的の信号vを位相再構築することはほとんど達成できない。QPSKの場合が図3に示されており、それは図2と同様の問題を有する。
参考文献3は、参考文献1および2で説明されているTHP法の改善であり、それはSDPC(構造的ダーティ・ペーパー符号化)と名前を付けられている。この方法は、受信機側が干渉信号の変調構造を知っているという仮定の下でのTHP法の改善を説明している。図4はSDPCの原理構造を示しており、ここで、源信号uは直交振幅変調が行われる。被変調信号vを事前符号化することによって、受信機側は干渉信号の変調構造を知っており、受信機は受信信号yのコンステレーションの予備知識も有しているので、したがって、SDPCはTHPよりも良好な復調性能を有する。しかし、位相再構築の問題は、受信機が干渉信号の変調構造を知っているという犠牲を払ってある程度解決される。この問題が図5に示される。さらには、源信号および干渉信号が共にQPSKである場合に、受信機側は、コンステレーションが源信号の位相を再構築するために拡大されている受信信号yに16QAM復号を行わなければならない。
参考文献1、2、3は以下のように列記される。
参考文献1:H.HarashimaおよびH.Miyakawa、「Matched Transmition technique for channels with intersymbol interference」、IEEE Trans.Commun.、20巻、774〜780頁、1972年8月
参考文献2:W.YuおよびJ.M.Cioffi、「Trellis precoding for the broadcast channel」、Proc.IEEE Global Telecommunications Conf.(GLOBLECOM’2001)
参考文献3:Bin Liu、Hui Liu、Sumit Roy、「Structured dirty paper coding with known Interference structure at receiver」、IEEE Signal Systems and Computers、2005年
H.HarashimaおよびH.Miyakawa、「Matched Transmition technique for channels with intersymbol interference」、IEEE Trans.Commun.、20巻、774〜780頁、1972年8月 W.YuおよびJ.M.Cioffi、「Trellis precoding for the broadcast channel」、Proc.IEEE Global Telecommunications Conf.(GLOBLECOM’2001) Bin Liu、Hui Liu、Sumit Roy、「Structured dirty paper coding with known Interference structure at receiver」、IEEE Signal Systems and Computers、2005年
本発明は前述の欠点を克服するために提案される。したがって、本発明の目的は、送信機側において位相再整形を使用することによって実施されるダーティ・ペーパー事前符号化法および送信機である。干渉信号の振幅が目的の信号よりも大きいか、小さいか、または等しいかどうかにかかわらず良好なBER−Eb/N0性能を達成することができる
前述の目的を達成するために、送信機側において位相再整形を使用することによって実施されるダーティ・ペーパー事前符号化法が本発明により提案され、この方法は、目的の信号から干渉信号を減算して差信号を得るステップと、目的の信号および干渉信号の振幅関連情報に従ってコンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定するステップと、コンステレーション拡張のための決定されたコンステレーション・サイズに従って、コンステレーション拡張処理による決定されたコンステレーション・サイズを有する拡張コンステレーション・ブロックに差信号のオリジナルのコンステレーション・ブロックを拡張してマッピングするステップであり、拡張コンステレーション・ブロックがオリジナルのコンステレーション・ブロックと比較してコンステレーション座標の原点により近くなるように比例して拡大される、ステップと、差信号に対応する拡張コンステレーション・ブロックの各コンステレーション・ポイントの位相再整形を行うステップであり、位相再整形により、目的の信号の特定のコンステレーション・ポイントに対応する差信号の拡張コンステレーション・ブロックのコンステレーション・ポイントが特定のコンステレーション・ポイントと同じコンステレーション象限にマッピングされる、ステップとを含む。
好ましくは、振幅関連情報が目的の信号および干渉信号の振幅である。
好ましくは、振幅関連情報が干渉信号のコンステレーション・ブロック・サイズおよび目的の信号のコンステレーション・ブロック・サイズである。
好ましくは、目的の信号が被変調信号である。
さらに、位相再整形を使用することによってダーティ・ペーパー事前符号化法を実施するための送信機が本発明により提案され、この送信機は、目的の信号から干渉信号を減算して差信号を得るための、差信号を得るための手段と、干渉信号および目的の信号の振幅関連情報に従ってコンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定するための、コンステレーション・サイズを決定するための手段と、コンステレーション拡張のための決定されたコンステレーション・サイズに従って、コンステレーション拡張処理による決定されたコンステレーション・サイズを有する拡張コンステレーション・ブロックに差信号のオリジナルのコンステレーション・ブロックを拡張してマッピングするための、拡張コンステレーション・マッピングのための手段であり、拡張コンステレーション・ブロックがオリジナルのコンステレーション・ブロックと比較してコンステレーション座標の原点により近くなるように比例して拡大される、拡張コンステレーション・マッピングのための手段と、差信号に対応する拡張コンステレーション・ブロックの各コンステレーション・ポイントの位相再整形を行うための、位相再整形のための手段であり、位相再整形により、目的の信号の特定のコンステレーション・ポイントに対応する差信号の拡張コンステレーション・ブロックのコンステレーション・ポイントが特定のコンステレーション・ポイントと同じコンステレーション象限にマッピングされる、位相再整形のための手段とを備える。
好ましくは、振幅関連情報が目的の信号および干渉信号の振幅である。
好ましくは、振幅関連情報が干渉信号のコンステレーション・ブロック・サイズおよび目的の信号のコンステレーション・ブロック・サイズである。
好ましくは、送信機が、目的の信号を得るために源信号を変調するための変調手段をさらに備える。
以下の図面を参照しながら、使用した好ましい実施形態の詳細な説明を参照することによって、本発明の前述の目的、利点、および特徴が明らかになるであろう。
従来のTomlinson−Harashima事前符号化を実施するための構造概略図である。 BPSK(2位相偏移変調)の場合のTHPの各信号のコンステレーションを示す図である。 QPSK(4位相偏移変調)の場合のTHPの各信号のコンステレーションを示す図である。 先行技術のSDPC事前符号化の構造概略図である。 QPSK(4位相偏移変調)の場合のSDPCの各信号のコンステレーションを示す図である。 本発明に従って、送信機側において位相再整形を使用することによって実施されるダーティ・ペーパー事前符号化法の流れ図である。 本発明に従って、位相再整形を使用することによってダーティ・ペーパー事前符号化を実施する構造図である。 本発明の第1の実施形態に従って、コンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定する概略図である。 本発明の第1の実施形態による各信号のコンステレーションの図である。 本発明の第2の実施形態に従って、コンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定する概略図である。 本発明の方法と先行技術のSDPC事前符号化との間のBER性能比較の曲線グラフである。
以下において、本発明の好ましい実施形態が図面を参照して説明される。
図6は、本発明に従って、送信機側において位相再整形を使用することによって実施されるダーティ・ペーパー事前符号化法の流れ図である。
図6に示されるように、ステップ601において、目的の信号vから干渉信号sを減算して差信号bを得る。
ステップ603において、目的の信号vおよび干渉信号sの振幅関連情報に従ってコンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定する。
図8は、本発明の第1の実施形態に従って、コンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定する概略図である。
図8に示されるように、送信機は、目的の信号vおよび干渉信号sの振幅(図8のv1およびs1)に従って差信号bのコンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定する。図8の(a)および(b)に示された例から、目的の信号および干渉信号が共にQPSK変調されていることが分かる。目的の信号vおよび干渉信号sのコンステレーション・サイズは、振幅v1およびs1を介して決定することができる。
差信号bのコンステレーション・サイズは±L1および±L2によって決定される。言い換えれば、例えば第一象限では、差信号bのコンステレーション・ポイントのx座標およびy座標は共に範囲[L2,L1]の内部にある。
α>0として、s1=α・ν1を仮定すると、L1およびL2は以下の規則に従って決定される。
L1=ν1+s1=(1+α)・ν1 (1)
Figure 0005340422
コンステレーション・サイズの決定プロセスは、目的の信号vと干渉信号sとの間の電力比と無関係に適用可能である。
図10は、本発明の第2の実施形態に従って、コンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定する概略図である。ここで、目的の信号vおよび干渉信号sの一方または両方はQPSKよりも高いQAM変調である。
図10(a)に示されるように、目的の信号vのコンステレーション・ブロックは、各象限のコンステレーション中心の場所とコンステレーション・ブロック・サイズ(すなわち、v1およびv2)のパラメータとによって決定することができる。図10(b)に示されるように、干渉信号sのコンステレーション・ブロックは、各象限のコンステレーション中心の場所とコンステレーション・ブロック・サイズ(すなわち、s1およびs2)のパラメータとによって決定することができる。ここで、コンステレーション・ブロックは、ある象限中の信号のすべてのコンステレーション・ポイントの座標によって設定された集合である。
α1,α2>0として、s1=α1・ν1およびs2=α2・ν2を仮定すると、L1およびL2は以下の規則に従って決定される。
L1=s1+ν1 (3)
Figure 0005340422
ステップ605において、コンステレーション拡張のための決定されたコンステレーション・サイズ±L1および±L2に従って、コンステレーション拡張処理による決定されたコンステレーション・サイズ±L1および±L2を有する拡張コンステレーション・ブロック、すなわち、出力信号cのコンステレーション・ブロックに差信号bのオリジナルのコンステレーション・ブロックを拡張してマッピングする。拡張コンステレーション・ブロックは、コンステレーション拡張処理によって、オリジナルのコンステレーション・ブロックと比較してコンステレーション座標の原点により近くなるように比例して拡大されることが分かる。
図8に示されるように、x座標およびy座標における差信号bのオリジナルのコンステレーション・サイズは共に範囲[|α−1|・ν1,(1+α)・ν1]の内部にある。オリジナルのコンステレーション・ブロックは、コンステレーション拡張によって、出力信号cの拡張コンステレーション・ブロック(例えば、第一象限では、コンステレーション・ポイントのx座標およびy座標は共に範囲[L2,L1]の内部にある)に比例してマッピングされる。ここで、後で説明することになる出力cの位相再整形を介して得られた出力信号dのコンステレーション・ブロックは、出力信号cの拡張コンステレーション・ブロックと同じサイズを有することを予め指摘する必要がある。
ステップ607において、差信号bに対応する拡張コンステレーション・ブロックcの各コンステレーション・ポイントの位相再整形を行う。ここで、信号の位相は、コンステレーション・ポイントがコンステレーションのどの象限にあるかを示す。位相再整形により、目的の信号vの特定のコンステレーション・ポイントに対応する差信号bの拡張コンステレーション・ブロックのコンステレーション・ポイント(出力信号cのコンステレーション・ポイント)は特定のコンステレーション・ポイントと同じコンステレーション象限にマッピングされて、出力信号dのコンステレーション・ポイントが得られる。
差信号bの拡張コンステレーション・ブロックの各コンステレーション・ポイントの位相は以下の方法で目的の信号vの位相に従って再整形される。
real(d)=sign(real(ν))*real(b) (5)
imag(d)=sign(imag(ν))*imag(b) (6)
言い換えれば、これは、信号vを含む信号cのコンステレーション・ポイントを信号vと同じコンステレーション象限にマッピングして、信号dのコンステレーション・ポイントを得ることを意味する。
図7は、本発明に従って、位相再整形を使用することによってダーティ・ペーパー事前符号化を実施する構造図である。実線は、図1に示されたものと同じデータ流れを示す。破線ブロックP内の機能ブロックは送信される前の計画的なダーティ・ペーパー事前符号化方策を示し、鎖線は制御情報を示す。
図7に示されるように、本発明による送信機は、変調手段701、差信号を得るための手段703、コンステレーション・サイズを決定するための手段705、拡張コンステレーション・マッピングのための手段707、位相再整形のための手段709を含む。変調手段701は源信号を変調するのに使用して目的の信号を得る。差信号を得るための手段703は、目的の信号から干渉信号を減算して差信号を得る。コンステレーション・サイズを決定するための手段705は、干渉信号および目的の信号の振幅関連情報に従ってコンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定する。拡張コンステレーション・マッピングのための手段707は、コンステレーション拡張のための決定されたコンステレーション・サイズに従って、コンステレーション拡張処理による決定されたコンステレーション・サイズを有する拡張コンステレーション・ブロックに差信号のオリジナルのコンステレーション・ブロックを拡張してマッピングし、拡張コンステレーション・ブロックはオリジナルのコンステレーション・ブロックと比較してコンステレーション座標の原点により近くなるように比例して拡大される。位相再整形のための手段709は、差信号に対応する拡張コンステレーション・ブロックの各コンステレーション・ポイントの位相再整形を行い、位相再整形により、目的の信号の特定のコンステレーション・ポイントに対応する差信号の拡張コンステレーション・ブロックのコンステレーション・ポイントは特定のコンステレーション・ポイントと同じコンステレーション象限にマッピングされる。
さらに、図9に示されるように、受信機側での受信信号yは、本発明によれば、送信機側での位相再整形に起因して目的の信号vの位相特徴を保持する。したがって、先行技術と比較して、受信機は干渉信号の変調構造を知る必要がなく、しかるに本発明に従って目的の信号が再構成される。さらに、受信機が干渉信号の変調構造を知ると、アプリケーション・シナリオを狭めることになる。受信機はTHP符号化を使用してマルチユーザ干渉を除去するが、受信機は干渉信号の変調構造を知ることはほとんど不可能である。一方、本発明によれば、受信機は、変調されたコンステレーション(出力信号cおよびdのコンステレーション)を変調拡張の後で復調しないことになる。
図11は、本発明の方法と先行技術のSDPC事前符号化との間のBER性能比較の曲線グラフである。
図11に示されるように、性能曲線はOFDM信号のEb/N0に対するBERである。このシミュレーションにおいて、DPCの目的の信号および干渉信号は共にQPSK変調信号α=1.5であり、送信機側の符号体系は符号化率1/3をもつターボ符号を使用し、チャネルの送信信号はOFDM信号である。受信機側は、効率的な対数最大事後確率基準復号化アルゴリズム、すなわち、Max−log−MAP復号化アルゴリズムを使用する。他のシミュレーション・パラメータは以下の通りである。OFDM信号のFFTサイズは512ポイントであり、チャネル推定アルゴリズムは理想的なチャネル推定を使用し、チャネル・タイプはAWGN単一入力単一出力チャネルであり、システム帯域幅は5Mであり、副搬送波OFDM間隔は15Hzである。参照として、干渉のないAWGNチャネルの場合の性能が図11に示される。この結果の示すところによれば、本発明による方法は先行技術のSDPCと比較して約4dBの改善を有する。
本発明の詳細な利点は以下のように列記される。
1)より良好な性能をもつダーティ・ペーパー事前符号化を達成している。
2)本発明はコンステレーション・サイズおよび位相を考慮に入れることによってTHP事前符号化法を改善している。
3)従来のTHP事前符号化と比較して、受信機側でのモジュロ演算を必要としない。
4)本発明は、干渉信号の振幅が目的の信号よりも大きいか、小さいか、または等しいかどうかにかかわらず十分に適用することができる。
5)受信機は干渉信号の変調構造を知る必要がない。さらに、受信機が干渉信号の変調構造を知ると、アプリケーション・シーンを狭めることになる。
6)受信機は送信信号の変調構造に従って受信信号を復調することしか必要がなく、
送信信号と比較してコンステレーションが拡大されている受信信号について実際の変調構造を復調する必要がない。
7)本発明により、受信信号はそれによって搬送された目的の信号と同じ位相特徴を保持することができ、したがって、本発明は先行技術と比較してより良好な復調性能を有する。
8)本発明はDPCのより一層適切な実施態様であり、先行技術と比較してより良好なBER−Eb/N0性能を有する。
本発明が本発明の好ましい実施形態と組み合わせて上記で示されているが、本発明は本発明の趣旨および範囲を侵害することなく変形、交換、変更することができることを当業者なら理解するであろう。したがって、本発明は前述の実施形態によって限定されるべきでなく、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって規定される。

Claims (8)

  1. 送信機側において位相再整形を使用することによって実施されるダーティ・ペーパー事前符号化法であって、
    目的の信号から干渉信号を減算して差信号を得るステップと、
    干渉信号および目的の信号の振幅関連情報に従ってコンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定するステップと、
    コンステレーション拡張のための前記決定されたコンステレーション・サイズに従って、コンステレーション拡張処理による前記決定されたコンステレーション・サイズを有する拡張コンステレーション・ブロックに前記差信号のオリジナルのコンステレーション・ブロックを拡張してマッピングするステップであり、前記拡張コンステレーション・ブロックがオリジナルのコンステレーション・ブロックと比較してコンステレーション座標の原点により近くなるように比例して拡大される、ステップと、
    前記差信号に対応する拡張コンステレーション・ブロックの各コンステレーション・ポイントの位相再整形を行うステップであり、前記位相再整形により、目的の信号の特定のコンステレーション・ポイントに対応する差信号の拡張コンステレーション・ブロックのコンステレーション・ポイントが前記特定のコンステレーション・ポイントと同じコンステレーション象限にマッピングされる、ステップと
    を含む方法。
  2. 前記振幅関連情報が目的の信号および干渉信号の振幅であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記振幅関連情報が干渉信号のコンステレーション・ブロック・サイズおよび目的の信号のコンステレーション・ブロック・サイズであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記目的の信号が被変調信号であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 位相再整形を使用することによってダーティ・ペーパー事前符号化法を実施するための送信機であって、
    目的の信号から干渉信号を減算して差信号を得るための、差信号を得るための手段と、
    干渉信号および目的の信号の振幅関連情報に従ってコンステレーション拡張のためのコンステレーション・サイズを決定するための、コンステレーション・サイズを決定するための手段と、
    コンステレーション拡張のための前記決定されたコンステレーション・サイズに従って、コンステレーション拡張処理による前記決定されたコンステレーション・サイズを有する拡張コンステレーション・ブロックに前記差信号のオリジナルのコンステレーション・ブロックを拡張してマッピングするための、拡張コンステレーション・マッピングのための手段であり、前記拡張コンステレーション・ブロックがオリジナルのコンステレーション・ブロックと比較してコンステレーション座標の原点により近くなるように比例して拡大される、拡張コンステレーション・マッピングのための手段と、
    前記差信号に対応する拡張コンステレーション・ブロックの各コンステレーション・ポイントの位相再整形を行うための、位相再整形のための手段であり、前記位相再整形により、目的の信号の特定のコンステレーション・ポイントに対応する差信号の拡張コンステレーション・ブロックのコンステレーション・ポイントが前記特定のコンステレーション・ポイントと同じコンステレーション象限にマッピングされる、位相再整形のための手段と
    を備える送信機。
  6. 前記振幅関連情報が目的の信号および干渉信号の振幅であることを特徴とする請求項5に記載の送信機。
  7. 前記振幅関連情報が干渉信号のコンステレーション・ブロック・サイズおよび目的の信号のコンステレーション・ブロック・サイズであることを特徴とする請求項5に記載の送信機。
  8. 前記目的の信号を得るために源信号を変調するための変調手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の送信機。
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