JP5340070B2 - 無線通信装置、無線lanアクセスポイント、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、無線lanアクセスポイント、無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5340070B2
JP5340070B2 JP2009179535A JP2009179535A JP5340070B2 JP 5340070 B2 JP5340070 B2 JP 5340070B2 JP 2009179535 A JP2009179535 A JP 2009179535A JP 2009179535 A JP2009179535 A JP 2009179535A JP 5340070 B2 JP5340070 B2 JP 5340070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
short
wireless communication
communication
signal
wireless lan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009179535A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011035632A (ja
Inventor
幸政 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009179535A priority Critical patent/JP5340070B2/ja
Publication of JP2011035632A publication Critical patent/JP2011035632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5340070B2 publication Critical patent/JP5340070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、ディジタル無線通信システムの分野に関し、無線LAN(Local Area Network)機器と共存する環境下で次世代Bluetooth(登録商標)通信技術を実現する無線通信装置に関する。
ISM(Industry Science Medical)バンドと呼ばれる2.4GHz帯は、電波法に定められた基準を満たせばユーザーが免許不要で無線機器を使用できるため、無線LAN(IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11b/g/n),Bluetooth(登録商標),コードレス電話等の無線装置で、近年盛んに利用されている。
IEEE802.11b/g/nを用いる無線装置(以下、WLAN(Wireless LAN)装置という:下記非特許文献1参照)では、耐ノイズ性を考慮して、直接拡散方式のスペクトル拡散(Direct Sequence Spread Spectrum:DSSS)技術や、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術が導入されている。その際、2.4GHz帯の中に既定された14個のチャネル(1つのチャネルはBluetooth(登録商標)のほぼ20チャネル分に相当する占有周波数帯域幅)の1つを固定的に使用して通信を行う。
また、WLAN装置では、他ネットワークまたは他システムとの相互運用性を考慮して、無線パケット送信に先立って無線チャネルをキャリアセンスし、チャネルの使用中(チャネルビジー)を確認した場合は無線パケットの送信を控え、あらかじめ決められたチャネル未使用時間とバックオフ時間後に、無線パケットを送信する無線アクセス方式であるCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が主に導入されている。
従来のBluetooth(登録商標)対応の無線通信装置(以下、BT装置という)は、同様に耐ノイズ性を考慮して、周波数ホッピング方式のスペクトル拡散(Frequency Hopping Spread Spectrum:FHSS)技術が導入されている。従来のBT装置は、たとえばBluetooth(登録商標)2.1+EDR(Enhanced Data Rate)に対応している装置であり、以下、従来のBT装置の通信方式を、BR(Basic Rate)/EDR方式と記すこととする。BT/EDR方式では、2.40GHzから2.48GHzまでの周波数帯に定められた1MHz幅の79個の周波数チャネル(以下、FH(Frequency Hopping)チャネルという)のうち1つのFHチャネルを選択し、時間経過と共に使用するFHチャネルを切り替えて無線通信を行う周波数ホッピング方式を採用している。この周波数ホッピング方式は、予め決められた擬似ランダムアルゴリズムに基づいて一定時間間隔で繰り返すようにFHチャネル選択を行い、1つのFHチャネルに1パケットデータを割り当てて通信を行う。
したがって、同じ2.4GHz帯を用いて通信を行うBT装置とWLAN装置がお互いの通信エリア内に存在すると、互いが送出する電波が干渉しあいお互いの通信を妨害することになる。この電波干渉を回避する方法として、たとえば適応周波数ホッピングとよばれる技術がある。この技術は、BT装置が、送信中のビットエラーレートやパケットエラーレート等の測定,BT装置間で通信していないスロットでの受信信号強度の測定等により、BT装置側のFHチャネルの品質を観測し、観測した品質に基づいて自身の通信を妨害する電波があると判断したFHチャネルを避けて周波数ホッピングを行うことで、WLAN等の他システムからの干渉を防ぐ技術である。
一方、従来のBT装置では、物理伝送速度の上限が3Mbps程度であり、近年大容量化するマルチメディアトラフィックの転送には通信帯域が不十分となってきている。今後Bluetooth(登録商標)の更なる高速化手法として、物理層(PHY),アクセス制御層(MAC(Media Access Control))にIEEE802.11やUWB(Ultra Wide Band)などが採用されることが検討されている。とりわけ、Bluetooth(登録商標) SIG(Special Interest Group)で、検討されているAMP(Alternative PHY and MAC)では、物理層とアクセス制御層に2.4Ghz帯で動作するIEEE802.11b/gなどが採用されることが決まっており(下記、非特許文献2参照)、今後、IEEE802.11b/g/e/(n)/(a)などを採用した次世代Bluetooth(登録商標)対応の無線装置(以下、次世代BT装置という)が開発される予定である。
次世代BT装置は、通信制御等は既存のBR/EDR方式で通信を行い、広帯域なデータ通信はWLANを用いて通信を行う装置であり、BR/EDR方式とWLAN方式の両方に対応する複合無線装置である。具体的には、次世代BT装置は、下記非特許文献1に記載されているように、IEEE802.11の物理層およびアクセス制御層を収容するために、IEEE802.11 PAL(Protocol Adaptation Layer)を新たに設けて、HCI(Host Controller Interface)インタフェース以上のL2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)やBluetooth(登録商標) Profileに対して従来と同様のインタフェースを提供する仕組みを構築している。
IEEE,"IEEE Std 802.11−2007",2007 Bluetooth(登録商標) SIG,"BLUETOOTH SPECIFICATION Version 3.0 + HS",April 2009
しかしながら、上記次世代BT装置では、IEEE802.11 MAC/PHYの動作として、上記非特許文献1の規格外の独自方式でネットワークを構築している。具体的には、IEEE802.11 PALでは、自端末の存在を通知するためのBeaconフレームから(re)associationまでの接続制御までのフレームを3 addressモードで動作し、Dataフレームに対してはIEEE802.11 Frame Control Fieldに含まれるTo DSフィールド,From DSフィールドをともに“1”に設定し、4 addressモードで動作する仕様となっている。
さらに、現状のIEEE802.11 PALの仕様では、従来のWLAN装置から送信された接続要求は無視(フレームを破棄)することになっているため、次世代BT装置は、IEEE802.11 PALの仕様のままでは非特許文献1に記載されているインフラストラクチャーモードまたはアドホックモードで動作しないこともある。
したがって、現状の仕様のみで実装された場合次世代BT装置は、IEEE802.11 AMPに対応する機能と従来のIEEE802.11に対応する機能を同時に実現することができず、IEEE802.11 AMPを用いた通信と、従来のWLAN装置との通信と、の両方を行う場合には、それぞれに対応する機能を切り替えて動作する必要があり、通信の切り替え時間が必要となる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、IEEE802.11 AMPに対応する通信と従来のWLANの通信と、の両方の通信を、動作を切り替えることなく実現することができる無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固有の伝送路を用いる第1の近距離無線通信と、無線LANの伝送路を伝送路として用いる第2の近距離無線通信と、のうちいずれか1つを選択して動作する高速近距離無線通信を行い、前記第1の近距離無線通信および前記第2の近距離無線通信を行わない無線LAN装置との間で無線LANの伝送路を用いた通信を行う無線通信装置であって、前記第1の近距離無線通信の伝送路を経由した第1の近距離無線通信受信信号を受信し、また、前記第1の近距離無線通信の伝送路を用いて送信する信号を送信する近距離無線手段と、前記第1の近距離無線通信の伝送路で送信する第1の近距離無線通信送信信号に対して所定の送信制御を実施する近距離無線通信制御手段と、前記第1の近距離無線通信受信信号と前記第2の近距離無線通信による受信信号とに対して所定の高速近距離無線通信処理を実施し、前記第1の近距離無線通信と、前記第2の近距離無線通信と、のうちいずれか1つを選択し、前記第1の近距離無線通信を選択した場合には前記第1の近距離無線通信送信信号を生成し、また、前記第2の近距離無線通信を選択した場合には前記第2の近距離無線通信で送信する第2の近距離無線通信送信信号を生成する高速近距離無線通信管理手段と、受信した無線LAN信号に対して所定の無線LAN処理を実施し、また無線LANによって送信する無線LAN送信信号を出力する無線LAN処理手段と、前記無線LAN送信信号と前記第2の近距離無線通信送信信号とに対して所定の送信制御を行う無線LAN通信制御手段と、無線LANの伝送路を経由した無線LAN信号を受信し、また、前記無線LAN通信制御手段による通信制御後の信号を無線LANの伝送路を用いて送信する無線LAN無線手段と、前記無線LAN無線手段が受信した無線LAN信号に含まれるSSIDが前記無線LAN装置のものである場合、該無線LAN信号を無線LAN通信の信号であると判断し、前記SSIDが前記第2の近距離無線通信を行う通信装置に対応するものである場合、該無線LAN信号を第2の近距離無線通信の信号であると判断し、前記第2の近距離無線通信の信号であると判断した場合には、前記高速近距離無線通信管理手段へその無線LAN信号を出力し、無線LAN通信の信号であると判断した場合には、その無線LAN信号を前記無線LAN処理手段へ出力する状態制御手段、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、状態制御手段が、無線LAN無線手段を経由して受信したフレームのヘッダ情報に基づいて、そのフレームがWLANフレームであるかBT(WLAN)フレームであるかを判断し、WLANフレームであると判断した場合には、WLAN通信の処理を実施し、BT(WLAN)フレームであると判断した場合には、高速近距離通信管理手段(次世代Bluetooth(登録商標)管理手段)へ出力するようにしたので、IEEE802.11 AMPに対応する通信と従来のWLAN通信(IEEE802.11に対応する通信)と、の両方の通信を、動作を切り替えることなく実現することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の複合無線装置の機能構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の複合無線装置1が、利用可能な周波数チャネルの一例を示す図である。 図3は、実施の形態1の通信システムの一例を示す図である。 図4は、実施の形態1のフレーム交換シーケンスの一例を示す図である。 図5は、次世代Bluetooth(登録商標)に基づく従来のフレーム交換シーケンスの一例を示す図である。 図6−1は、BT(WLAN)の通信で用いるフレームフォーマットの一例を示す図である。 図6−2は、IEEE802.11フレームのフレームフォーマットの一例を示す図である。 図7は、次世代Bluetooth(登録商標)のAMP LLC/SNAPヘッダの一例を示す図である。 図8は、実施の形態2の通信システムの構成例を示す図である。 図9は、実施の形態2のフレーム交換シーケンスの一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる複合無線装置の実施の形態1の機能構成例を示す図である。本実施の形態では、本発明にかかる無線通信装置として図1に示した複合無線装置を例に説明する。図1に示すように、本実施の形態の複合無線装置1は、Bluetooth(登録商標)管理部2と、WLANコントローラー部3と、Bluetooth(登録商標)コントローラー部4と、で構成される。
WLANコントローラー部3は、ブリッジ部31と、802.11PAL部32と、状態制御部33と、WLAN通信制御部34と、WLAN無線部35とで構成される。また、Bluetooth(登録商標)コントローラー部4は、BT通信制御部41と、BT無線部42と、で構成される。
図2は、本実施の形態の複合無線装置1が、利用可能な周波数チャネルの一例を示す図である。本実施の形態の複合無線装置1は、図2の上側CH#1〜CH#14で示したIEEE801.11b/g/n規格で利用可能な2.4GHz帯の14個の周波数チャネル(以下、WLANチャネルという)と、図2の最下段に示したBluetooth(登録商標)規格で利用可能な2.4GHz帯の79個の周波数チャネル(以下、FHチャネルという)と、が利用可能である。
WLANコントローラー部3は、WLANチャネルのうち1以上の任意の周波数チャネルを用いてIEEE801.11b/g/n規格に従った通信を行う。WLAN無線部35は、アンテナ、送受信用信号増幅器、フィルタ、変復調器、PLL回路、ベースバンド処理回路等によって構成され、WLANの無線処理を行う。WLAN通信制御部34は、端末管理処理回路、秘匿処理回路、フレーマー、アクセス制御回路等によって構成され、WLANの通信制御を行う。ブリッジ部31は、Ethernet(登録商標)等へのブリッジ機能を実現する、またはSDIO,PCIなどのホストインタフェース(図示せず)へのデータ転送を行なう。すなわち、ブリッジ部31は、WLANのデータを上位層の処理手段(WLAN処理手段)へ渡し、また、上位相の処理手段から送信データを受け取る機能を有する。なお、複合無線装置1が、自装置内でWLANの信号の上位層の処理を行う場合には、ブリッジ部31の替わりにその上位層の処理を行う手段を備えることになる。
また、802.11PAL部32は、次世代Bluetooth(登録商標)(Bluetooth(登録商標) Core Specification Version 3.0 High Speed等)としての機能を実現するための802.11 PALの処理を行う。次世代Bluetooth(登録商標)では、トラフィック量が多い場合などに、802.11b/g/n規格などWLANの規格に基づく物理層およびアクセス制御層を用いた通信を行うことにより伝送速度を向上させている。すなわち、伝送速度を向上させる場合には、次世代Bluetooth(登録商標)では、WLANを伝送路として用いて通信を行う。状態管理部33は、734から受け取った受信データをブリッジ部31または802.11PAL部32に対する振り分けやフィルタリングを行い、また、ブリッジ部31,802.11PAL部32から受け取った送信データに対してヘッダの付け替えや送信優先制御を行う。
なお、WLAN無線部35は、キャリアセンスを行い、その値が所定の時間、たとえば−76dBm以下の場合にWLAN通信制御部34に対し、そのチャネルが使用されておらず利用可能であること意味する送信OK信号を送出する。また、WLAN通信制御部34は、CSMA/CAに基づくアクセス制御を実施するほか、PCF(Point Coordination Function)、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)、HCCA(Hybrid Coordination Function(HCF) Controlled Channel Access)などのアクセス制御の機能を実装することとし、アクセス制御方法は通信トラフィック種別ごとに使い分ける。
BTコントローラー部4は、近距離無線通信手段であり、具体的には、従来のBluetooth(登録商標)規格に基づいた無線通信制御を行う。具体的には、2.4GHz帯の周波数帯域を1MHz間隔で79個に分割した周波数チャネル(FHチャネル)を用いて、ホッピングパターンに基づいて基本的には1タイムスロット毎(625μs)に使用する周波数チャネルを切り替えて通信を行う。
BTコントローラー部4は、アンテナ、RF(Radio Frequency)、ベースバンド処理回路等から構成されるBT無線部42と、リンク管理、周波数ホッピングチャネル決定部、アクセス制御回路等によって構成されるBT通信制御部41で構成される。
Bluetooth(登録商標)管理部2は、上位プロトコルの多重化、パケットのセグメント化と再構築や、端末管理、プロファイル管理、利用する無線装置の決定などを行い、従来のBluetooth(登録商標)に対応する装置(以下、BT(BR/EDR)装置という)と通信を行うための機能部と、802.11PALを用いた次世代Bluetooth(登録商標)による通信を行うための機能部と、L2CAP処理部と、Bluetooth(登録商標) Profile処理部と、等で構成される。また、Bluetooth(登録商標)管理部2は、トラフィック量などに基づいて、従来のBluetooth(登録商標)の通信(以下、BT(BR/EDR)という)とIEEE802.11b/gなどを用いた通信(BT(WLAN))との間の切り替えなどの制御も実施する。
つぎに、本実施の形態の複合無線装置の動作について説明する。以下では、本実施の複合無線装置1をBTHS装置とよぶこととする。図3は、本実施の形態の通信システムの一例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態の通信システムは、BTHS装置1−1,1−2と、IEEE801.11b/g/nに対応したWLAN装置として機能するアクセスポイント(AP)6と、IEEE801.11b/g/nに対応したWLAN装置として機能する無線端末局(STA)7と、従来のBluetooth(登録商標)(たとえば、Bluetooth(登録商標)2.1+EDRなど)に対応した携帯端末等であるBT(ER/EDR)装置8−1と、従来のBluetooth(登録商標)に対応したヘッドセット等であるBT(ER/EDR)装置8−2と、で構成される。なお、BTHS装置1−1,1−2は、それぞれ図1に示した複合無線装置1と同様の構成を備えていることとする。
図3では、塗りつぶし図形で示した無線通信をIEEE801.11b/g/nによる通信(WLAN通信)の信号とし、矢印で示した通信をBT(BR/EDR)による通信の信号として示している。BT(BR/EDR)装置1−1とBT(BR/EDR)装置1−2の間は、BT(BR/EDR)の通信とWALN通信の両方が存在するため、2種類の信号が記載されている。また、BTHS1−1は、BTHS1−2と次世代Bluetooth(登録商標)機器として通信を行うだけでなく、WLAN装置としてAP6と通信を行う。
図4は、本実施の形態のフレーム交換シーケンスの一例を示す図である。図4では、BTHS1−1が、WALN装置であるAP6と、次世代Bluetooth(登録商標)機器BTHS1−2と、の間で通信を行う場合のフレーム交換シーケンスの一例を示している。
まず、時刻t0では、AP6が、WALNチャネルのCH#1を用いて報知信号であるBeacon(802.11)フレームを送信している。本フレームは、WLAN装置であるSTA7だけでなく、BTHS1−1,BTHS1−2も受信する。BTHS1−1,BTHS1−2では、WLANコントローラー部3の状態制御部33が、WLAN無線部35およびWLAN通信制御部54を経由して受信したフレームのSSID(Service Set Identifier),SNAP(Subnetwork Access Protocol)/LLC(Logical link Control)ヘッダ等のいずれか1つ以上の情報に基づいて、そのフレームがIEEE801.11b/g/n対応のBeaconであると判別し、ブリッジ部3に転送する。したがって、この場合、Bluetooth(登録商標)機能は動作しない。
ここで、従来の次世代Bluetooth(登録商標)のフレーム交換シーケンスについて説明する。図5は、次世代Bluetooth(登録商標)に基づく従来のフレーム交換シーケンスの一例を示す図である。図5では、BTHS1−1とBTHS1−2が、フレーム交換をする場合を例に示している。まず、BTHS1−1は、BT(BR/EDR)通信により、AMPへの対応可否などの情報取得を要求する要求フレーム「AMP_Get_Info_Req」を、BTHS1−2を送信し(ステップS11)、BTHS1−2がその応答「AMP_Get_Info_Res」を送信する(ステップS12)。
その後、BTHS1−1は、アソシエーション情報の取得を要求する「AMP_Get_Assoc_Req」をBTHS1−2へ送信し、BTHS1−2が、その応答「AMP_Get_Assoc_Res」を送信する(ステップS13)。そして、BTHS1−1は、SSIDをAMP−xx:xx:xx:xx(アドレス部分のxは、BTHS1−1を識別するための任意の値)に設定しWLAN信号(たとえば、WLANチャネルのCH#11)を用いて所定の間隔でBeaconを送信する(ステップS15,ステップS16)。なお、このBeaconを送信するチャネルはステップS11〜ステップS14の情報交換時にBTHS1−1とBTHS1−2の間で合意しておくこととする。
つぎに、BTHS1−1は、BTHS1−2に対してBeaconの送信開始情報と関連情報を含む「AMP_Create_Phy_Link_Req」を送信する(ステップS17)。BTHS1−2は、受信した「AMP_Create_Phy_Link_Req」に基づいて、BTHS1−2との間で合意したWLANチャネル(たとえば、CH#11)でSSIDをAMP−yy:yy:yy:y(アドレス部分のyは、BTHS1−2を識別するための任意の値)に設定したBeaconを所定の間隔で送信する(ステップS18,ステップS19)。次に、Beacon送信開始情報と関連情報を含む「AMP_Create_Phy_Link_Res」をBTHS1−1に送信し(ステップS20)、BTHS1−1とBTHS1−2の用いた接続制御が完了する。その後、「802.11 Authentification/Association Process」(ステップS21),「4way handshake over 802.11 medium」(ステップS22)等IEEE802.11b/g/nによる通信が実施される。
図4の説明に戻ると、時刻t1では、図5のステップS5と同様に、BTHS1−1のWLAN通信制御部34がWLAN無線部35を経由して、次世代Bluetooth(登録商標)に基づく報知信号であるBeacon(AMP_1)フレームを送信する。具体的には、BTHS1−1では、Bluetooth(登録商標)管理部2が所定のタイミングでBeacon(AMP_1)を送信するよう、WLANコントローラー部3の802.11PAL部32を介して状態制御部33に通知する。状態制御部33は、SSIDをAMP−xx:xx:xx:xxとしたBeacon(AMP_1)をWLAN通信制御部34に渡し、WLAN通信制御部34は、CSMA/CAのアクセス制御に基づいてWLAN無線部55を介してBeacon(AMP_1)を送信する。本フレームは、BTHS1−2が受信する。
BTHS1−2では、状態制御部33は、WLAN無線部35およびWLAN通信制御部34経由で受信したBeacon(AMP_1)フレームをヘッダ情報(SSID(Service Set Identifier),SNAP(Subnetwork Access Protocol)/LLC(Logical link Control)ヘッダ等)に基づいて次世代Bluetooth(登録商標)のWLANを用いた通信(BT(WLAN))のBeaconであると判断し、Beacon(AMP_1)フレームを802.11PAL部32へ出力し、802.11PAL部32がBeacon(AMP_1)フレームをBluetooth(登録商標)管理部2へ出力する。Bluetooth(登録商標)管理部2は、受信したBeacon(AMP_1)フレームに基づいて所定のBT(WLAN)の処理を実施する。
時刻t2では、同様に、BTHS1−2が、SSIDをAMP−yy:yy:yy:yyとしたBeacon(AMP−2)フレームを送信する。本フレームは、BTHS1−2が受信する。
なお、上述のBeacon(AMP_1)フレームおよびBeacon(AMP_2)フレームの送信では、Beacon(802.11)フレームの送信と同じWLANチャネルのCH#1を用いてもよいし、WALNチャネルのうちCH#1以外のチャネルで送信してもよい。ただし、Beacon(AMP_1)フレームおよびBeacon(AMP_2)フレームは同じチャネルで送信されることとし、そのチャネルは、図5のステップS11〜ステップS14に示した「AMP_Get_Info_Req」「AMP_Get_Info_Res」「AMP_Get_Assoc_Req」「AMP_Get_Assoc_Res」の情報交換シーケンスを通じて、BTHS1−1とBTHS1−2の間で合意しておくこととする。
時刻t3から時刻T4では、図5の例と同様に、BTHS1−1とBTHS1−2は、BT(WLAN)の通信処理を実施する。具体的には、データの送信時には、Bluetooth(登録商標)管理部2が、通信相手への送信データを802.11PAL部32および状態制御部33経由でWALN通信制御部34へ渡し、WLAN通信制御部34が、BT(WLAN)としての動作に基づいてWLAN無線部35経由で送信する。BT(WLAN)に基づく動作は、CSMA/CAのアクセス制御方式で行ってもよいし、IEEE802.11e/nにて規定されているEDCA,HCCA,PSMP(Power Save Multi−Poll),MTBA(Multiple Traffic ID Block Ack),PCO(Phased Coexistence Operation)等のアクセス方式やプロトコルを用いてもよい。
また、データの受信時は、状態制御部33が、WLAN無線部35およびWLAN通信制御部34経由で受信したデータを802.11PAL部32へ出力し、802.11PAL部32がBeacon(AMP_1)フレームをBluetooth(登録商標)管理部2へ出力する。Bluetooth(登録商標)管理部2は、受信したデータに所定の処理を実施する。
時刻t5から時刻t6では、BTHS1−1が、WLAN装置として動作し、WLAN装置であるAP6と通信を行なっている。この際、BTHS1−1では、状態制御部33が、WLAN無線部35およびWLAN通信制御部34経由で受信したAP6からのデータに対し、そのデータのSSID,宛先アドレス,送信元アドレス,LLC/SNAPヘッダ,MACアドレス数などに応じてフィルタリングした後に、ブリッジ部31へ転送する。ブリッジ部3へ転送されたデータは、WLAN信号としての所定の処理を施される。
状態制御部33が実施するフィルタリングとしては、WLAN装置から受信したデータをブリッジ部31へ出力するようなフィルタリングを行うこととし、たとえば、SSIDがAP6に対応する値であればブリッジ部31に転送するようなフィルタリングを行う。
また、データ送信時には、ブリッジ部31経由で入力される送信データを、状態制御部33がWLAN通信制御部34へ出力し、WLAN通信制御部34が、その送信データに対して所定のWLANの通信制御方式に基づいて送信制御を行い、WLAN無線部35経由で送信データを送信する。
時刻t6から時刻t7では、BTHS1−1が従来のBT(BR/EDR)装置として動作するとともにWLAN装置として動作しており、従来のBT(BR/EDR)の通信によりBTHS1−2と通信を行うとともに、WALN装置であるAP6と通信を行っている様子を示している。BTHS1−1では、時刻t5から時刻t6までの間と同様に、状態制御部33がフィルタリングを行い、ブリッジ部31に転送する。一方で、BT(BR/EDR)の通信については、BT無線部42およびBT通信制御部41を介してBluetooth(登録商標)管理部2が従来のBluetooth(登録商標)に基づいた通信を行う。
時刻t7から時刻t8では、BTHS1−1がBT(BR/EDR)装置として動作し、BTHS1−2と従来のBT(BR/EDR)の通信を行っている様子を示している。この間の通信は、BT無線部42、BT通信制御部41およびBluetooth(登録商標)管理部2が実施する。
時刻t9から時刻t10では、時刻t3から時刻t4までと同様に、BTHS1−1とBTHS1−2は、BT(WLAN)の通信処理を実施している。
時刻t10から時刻t11では、BTHS1−1とBTHS1−2がBT(WLAN)装置として動作するとともに、BTHS1−1はWLAN装置としてAP6と通信を行っている。状態制御部33は、WLAN無線部35およびWLAN通信制御部34経由で受信したデータに対して、そのデータのSSID,宛先アドレス,送信元アドレス,LLC/SNAPヘッダ,ヘッダに含まれるMACアドレス数などに基づいてフィルタリングを行い、ブリッジ部31または802.11PAL部32へ転送する。たとえば、状態制御部33は、SSID(たとえば、図6−2のAddrの値)がAP6を示す値であれば、ブリッジ部31に転送する。一方、状態制御部33は、SSIDがAMP−yy:yy:yy:yyであれば、802.11PAL部32経由でBlutooth(登録商標)管理部2に転送する。
図6−1は、BT(WLAN)の通信で用いるフレームフォーマットの一例を示す図であり、図6−2は、IEEE802.11フレームのフレームフォーマットの一例を示す図である。Addr1,Addr2,Addr3,Addr4は、送信元アドレス,宛先アドレス,アクセスポイントのアドレスなどの情報が含まれる。状態制御部33は、BTDS1−2との通信では図6−1のフォーマットを用い、WLAN装置との通信では図6−2で示したフォーマットを用いることになる。また、図7は、次世代Bluetooth(登録商標)のAMP(Alternate MAC/PHY) LLC/SNAPヘッダの一例を示す図である。
状態制御部33は、図6−1,6−2で示したこれらのフォーマットの項目のうち、所定の値に基づいてフィルタリングを行うが、この際、たとえば、図6−1のAddr4およびLLC/SNAPヘッダ内部の値に基づいてフィルタリングを行うこともできる。この場合、LLC/SNAPヘッダの内部の値として、図7に示したようにDSAP(Destination Service Access Point),SSAP(Source Service Access Point),Control(制御情報),OUI(Organization Unique Identifier)等の値を用いることができる。
また、Blutooth(登録商標)管理部2は、送信データを802.11PAL部32経由で状態制御部33に通知する。状態制御部33は、Blutooth(登録商標)管理部2から通知されたBT(WLAN)の送信データ(BT(WLAN)フレーム)とブリッジ部31から受け取るWLANフレームとの優先制御を行い、これらのフレームをWLAN通信制御部34へ渡す。なお、ここでの優先制御は、Beaconフレーム、データフレーム、制御フレームなどのフレーム種別に基づく優先制御でも構わないし、WLANフレームとBT(WLAN)フレームの間で、どちらかのフレームを優先するような制御でも構わない。
なお、ここでは、状態制御部33が優先制御を行うようにしたが、状態制御部33が優先制御が優先制御を行わず、たとえば、WLAN通信制御部34が、IEEE802,11e/nで規定されるアクセスカテゴリーに基づき優先制御を行なうようにしてもよい。
なお、図4で示したシーケンスは一例であり、WLAN,BT(WLAN),BT(BR/EDR)の各通信の順序はこれに限らず、通信状況に基づいてどのような順序で行われてもよい。BTHS1−1とBTHS1−2の間については、Blutooth(登録商標)管理部2が、BT(WLAN)とBT(BR/EDR)のどちらの通信を行うかをデータ量などに基づいて判断し、それぞれの通信方式に応じた通信を行う。また、WLAN装置との通信については、BTHS1−1とBTHS1−2の通信とは独立に、必要なときに、実施すればよい。
以上のように、本実施の形態では、BTHS1の状態制御部33が、WLAN無線部35およびWLAN無線通信制御部34を経由して受信したフレームのヘッダ情報に基づいて、そのフレームがWLANフレームであるかBT(WLAN)フレームであるかを判断し、WLANフレームであると判断した場合には、WLAN通信の処理を実施し、BT(WLAN)フレームであると判断した場合には、802.11PAL部32を経由してBluetooth(登録商標)管理部2へ出力し、802.11PAL部32およびBluetooth(登録商標)管理部2が、BT(WLAN)通信の処理を実施するようにした。そのため、IEEE802.11 AMP(BT(WLAN))に対応する通信と従来のIEEE802.11(WLAN)に対応する通信と、の両方の通信を、動作を切り替えることなく実現することができる。また、BT(BR/EDR)機能またはWLAN機能を有する装置を容易に次世代Bluetooth(登録商標)機能を有する無線装置にアップグレードでき、さらに、同時にWLAN装置として動作することができる。
なお、本実施の形態のBTHS1は、マスター装置、スレーブ装置のいずれの装置として動作する場合にも、Bluetooth(登録商標)の仕様に基づいた動作を実施することができる。
実施の形態2.
図8は、本発明にかかる実施の形態2の通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、実施の形態1のBTHS1−1を削除し、AP6の替わりに、WLANのアクセスポイントとして動作するとともに実施の形態1の複合無線装置1の機能を有するアクセスポイントであるBTHS_AP9を備える以外は実施の形態1と同様である。
BTHS1−2の構成は、実施の形態1のBTHS1−2と同様である。BTHS_AP9は、通常のIEEE802.11b/g/n対応のアクセスポイントとしての機能を有するとともに、実施の形態1の複合無線装置1としての構成も有している。BTHS_AP9は、BTHS1−2との間で、次世代Blutooth(登録商標)の通信を行うとともに、WLANのアクセスポイントとして自身の配下のSTA7と通信を行っている。
図9は、本実施の形態のフレーム交換シーケンスの一例を示す図である。ここでは、BTHS_AP9が、STA1およびBTHS1−2と通信を行う例を示している。まず、時刻t0では、BTHS_AP9が、WLANチャネルのCH#1を用いて報知信号であるBeacon(802.11)フレームを送信する。具体的には、BTHS_AP9のWLAN通信制御部34が、予め設定したSSID(たとえば、zz:zz:zz:zz:WLANのアクセスポイントであることを示す値)を設定したBeacon(802.11)フレームを、CSMA/CAの制御手順に則り、WLAN無線部35を介して送信する。本フレームは、STA7のみならず、BTHS1−2も受信する。
BTHS1−2では、状態制御部33が、実施の形態1と同様に、受信したBeacon(802.11)フレームのヘッダ情報(SSID,LLC/SNAPヘッダ等)に基づいて、WLANのBeaconフレームであると判別し、ブリッジ部31へ転送する。
時刻t1では、BTHS_AP9が、BT(WLAN)の通信を実施し、実施の形態1の時刻t1でBTHS1−1が実施したのと同様に、SSIDをAMP−xx:xx:xx:xx(xx:xx:xx:xxは、BTHS_AP9の識別子)とした報知信号であるBeacon(AMP_1)フレームを送信する。
時刻t2では、実施の形態1の時刻2と同様に、BTHS1−2が、SSIDをAMP−yy:yy:yy:yyとした報知信号であるBeacon(AMP_2)フレームを送信する。本フレームは、BTHS_AP9が受信する。
なお、本実施の形態のBTHS_AP9は、WLANのアクセスポイントとしての機能と次世代Blutooth(登録商標)の機能との両方の機能を有するため、Beacon(AMP_1)とBeacon(802.11)フレームの双方のBeaconフレームを送信する。したがって、BTHS_AP9は、Beacon(AMP_1)とBeacon(802.11)フレームを同一WLANチャネルで送信すると通信状況に合わせて動作チャネルを切り替える必要が無く簡易な制御になるが、Beacon(AMP_1)とBeacon(802.11)フレームをそれぞれ異なるチャネルで送信してもよい、その際には、実施の形態1と同様に、「AMP_Get_Info_Req」「AMP_Get_Info_Res」「AMP_Get_Assoc_Req」「AMP_Get_Assoc_Res」の情報交換シーケンスを通じて、BTHS_AP9とBTHS1−2の間で合意しておくこととする。
また、WLAN通信またはBT(WLAN)通信で、IEEE802.11e/nに規定されているTXOP(The Transmission Opportunity),RD,PSMP,MTBA,HCCAなどのアクセス方式を用いて、予めBTHS_AP9と通信相手との間で通信時間を調停することにより、Beacon(AMP_1)フレームとBeacon(802.11)フレームを異なるWLANチャネルで送信する場合も通信が可能である。
時刻t3から時刻t4では、BTHS_AP9が、実施の形態1のBTHS1−1と同様に、BTHS1−2との間でBT(WLAN)の通信を行う。
時刻t5から時刻t6では、BTHS_AP9がWLANのアクセスポイントとして動作しSTA7と通信を行っている。この際、BTHS_AP9では、実施の形態1のBSHS1−1と同様に、状態制御部33が受信フレームに対してフィルタリングを行い、ブリッジ部31に転送する。
時刻t6から時刻t7では、BTHS_AP9がBT(ER/EDR)の通信によりBTHS1−2と通信を行うとともに、WLANのアクセスポイントとしてSTA7との通信を行う。BTHS_AP9では、実施の形態1のBTHS1−1と同様に状態制御部33にてフィルタリングがフィルタリングを行い、ブリッジ部31に転送する。一方、BT(BR/EDR)の通信は、実施の形態1のBTHS1−1と同様にBT無線部42、BT通信制御部41、Bluetooth(登録商標)管理部2を介した通信を行う。
時刻t7から時刻t8では、BTHS_AP9が、実施の形態1のBTHS1−1と同様にBT(ER/EDR)の通信によりBTHS1−2と通信を行っている。
時刻t9から時刻t10では、BTHS_AP9が、実施の形態1のBTHS1−1と同様にBTHS1−2とBT(WLAN)の通信を行っている。
時刻t10から時刻t11では、BTHS_AP9が、BTHS1−2とBT(WLAN)による通信を行うとともに、STA7とWLANによる通信を行っている。BTHS_AP9では、実施の形態1のBTHS1−2と同様に、状態制御部33が受信したフレームのフィルタリングを行い、ブリッジ部31または802.11PAL部32にフレームを転送する。たとえば、SSIDがBTHS_AP9に対応する値であればブリッジ部31に転送する。一方、SSIDがAMP−yy:yy:yy:yyであれば、802.11PAL部32を介してBluetooth(登録商標)管理部2に転送する。以上述べた以外のBTHS_AP9の動作は実施の形態1のBTHS1−1の動作を同様である。
以上のように、本実施の形態では、WLANのアクセスポイントの機能を有するBTHS_AP9が、実施の形態1のBTHS1−1と同様の機能を有することとした。そのため、複合無線装置がWLANのアクセスポイントである場合にも実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法は、無線LAN(Local Area Network)機器と共存する環境下で次世代Bluetooth(登録商標)通信技術を実現する通信システムに有用であり、特に、WLAN装置との通信を行う通信システムに適している。
1,1−1,1−2 BTHS
2 Bluetooth(登録商標)管理部
3 WLANコントローラー部
4 Bluetooth(登録商標)コントローラー部
41 BT通信制御部
42 BT無線部
31 ブリッジ部
32 802.11PAL部
33 状態制御部
34 WLAN通信制御部
35 WLAN無線部
6 AP
7 STA
8−1,8−2 BT(ER/EDR)装置
9 BTHS_AP

Claims (10)

  1. 固有の伝送路を用いる第1の近距離無線通信と、無線LANの伝送路を伝送路として用いる第2の近距離無線通信と、のうちいずれか1つを選択して動作する高速近距離無線通信を行い、前記第1の近距離無線通信および前記第2の近距離無線通信を行わない無線LAN装置との間で無線LANの伝送路を用いた通信を行う無線通信装置であって、
    前記第1の近距離無線通信の伝送路を経由した第1の近距離無線通信受信信号を受信し、また、前記第1の近距離無線通信の伝送路を用いて送信する信号を送信する近距離無線手段と、
    前記第1の近距離無線通信の伝送路で送信する第1の近距離無線通信送信信号に対して所定の送信制御を実施する近距離無線通信制御手段と、
    前記第1の近距離無線通信受信信号と前記第2の近距離無線通信による受信信号とに対して所定の高速近距離無線通信処理を実施し、前記第1の近距離無線通信と、前記第2の近距離無線通信と、のうちいずれか1つを選択し、前記第1の近距離無線通信を選択した場合には前記第1の近距離無線通信送信信号を生成し、また、前記第2の近距離無線通信を選択した場合には前記第2の近距離無線通信で送信する第2の近距離無線通信送信信号を生成する高速近距離無線通信管理手段と、
    受信した無線LAN信号に対して所定の無線LAN処理を実施し、また無線LANによって送信する無線LAN送信信号を出力する無線LAN処理手段と、
    前記無線LAN送信信号と前記第2の近距離無線通信送信信号とに対して所定の送信制御を行う無線LAN通信制御手段と、
    無線LANの伝送路を経由した無線LAN信号を受信し、また、前記無線LAN通信制御手段による通信制御後の信号を無線LANの伝送路を用いて送信する無線LAN無線手段と、
    前記無線LAN無線手段が受信した無線LAN信号に含まれるSSIDが前記無線LAN装置のものである場合、該無線LAN信号を無線LAN通信の信号であると判断し、前記SSIDが前記第2の近距離無線通信を行う通信装置に対応するものである場合、該無線LAN信号を第2の近距離無線通信の信号であると判断し、前記第2の近距離無線通信の信号であると判断した場合には、前記高速近距離無線通信管理手段へその無線LAN信号を出力し、無線LAN通信の信号であると判断した場合には、その無線LAN信号を前記無線LAN処理手段へ出力する状態制御手段、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記高速近距離無線通信をBluetooth(登録商標)に基づく通信とし、
    前記第1の近距離無線通信を「Bluetooth(登録商標) Version2.1+EDR」以前の規格に基づく通信とし、
    前記第2の近距離無線通信を「Bluetooth(登録商標) Version3.0」とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記無線LAN通信をIEEE802.11規格に基づく通信とすることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記無線LAN処理手段は、
    前記無線LAN無線手段が受信した前記第2の近距離無線通信の信号に対してIEEE802.11 PALの処理を実施し、処理後の信号を前記高速近距離無線通信管理手段へ出力する802.11PAL手段、
    をさらに備え、
    前記状態制御手段は、前記無線LAN受信手段が受信した無線LAN信号が前記第2の近距離無線通信の信号であると判断した場合には、その無線LAN信号を前記802.11PAL手段経由で前記高速近距離無線通信管理手段へ出力する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記状態制御手段は、さらに前記無線LAN無線手段が受信した無線LAN信号に含まれるSNAPヘッダ、LLCヘッダのうち1つ以上のヘッダに基づいて、該無線LAN信号が第2の近距離無線通信の信号であるか、無線LAN通信の信号であるかを判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の無線通信装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載の無線通信装置としての機能を有することを特徴とする無線LANアクセスポイント。
  7. 請求項1〜のいずれか1つに記載の無線通信装置と、
    無線LAN通信を行う無線LAN装置と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  8. さらに、
    固有の伝送路を用いる第1の近距離無線通信を行う近距離無線通信装置、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  9. さらに
    請求項に記載の無線LANアクセスポイント、
    を備えることを特徴とする請求項またはに記載の無線通信システム。
  10. 固有の伝送路を用いる第1の近距離無線通信と、無線LANの伝送路を伝送路として用いる第2の近距離無線通信と、のうちいずれか1つを選択して動作する高速近距離無線通信を行い、前記第1の近距離無線通信および前記第2の近距離無線通信を行わない無線LAN装置との間で無線LANの伝送路を用いた通信を行う無線通信装置における無線通信方法であって、
    第1の近距離無線通信の伝送路を経由した第1の近距離無線通信受信信号を受信する近距離無線通信受信ステップと、
    前記第1の近距離無線通信の伝送路を用いて送信する信号を送信する近距離送信ステップと、
    前記第1の近距離無線通信の伝送路で送信する第1の近距離無線通信送信信号に対して所定の送信制御を実施する近距離無線通信制御ステップと、
    前記第1の近距離無線通信受信信号と前記第2の近距離無線通信による受信信号とに対して所定の高速近距離無線通信処理を実施する高速近距離無線通信処理ステップと、
    前記第1の近距離無線通信と、前記第2の近距離無線通信と、のうちいずれか1つを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで、前記第1の近距離無線通信を選択した場合には前記第1の近距離無線通信送信信号を生成し、また、前記第2の近距離無線通信を選択した場合には前記第2の近距離無線通信で送信する第2の近距離無線通信送信信号を生成する高速近距離無線通信送信ステップと、
    受信した無線LAN信号に対して所定の無線LAN処理を実施し、また無線LANによって送信する無線LAN送信信号を出力する無線LAN処理ステップと、
    前記無線LAN送信信号と前記第2の近距離無線通信送信信号とに対して所定の送信制御を行う無線LAN通信制御ステップと、
    無線LANの伝送路を経由した無線LAN信号を受信する無線LAN受信ステップと
    前記無線LAN通信制御ステップの通信制御後の信号を無線LANの伝送路を用いて送信する無線LAN無線ステップと、
    前記無線LAN受信ステップで受信した無線LAN信号に含まれるSSIDが前記無線LAN装置のものである場合、該無線LAN信号を無線LAN通信の信号であると判断し、前記SSIDが前記第2の近距離無線通信を行う通信装置に対応するものである場合、該無線LAN信号を第2の近距離無線通信の信号であると判断し、前記第2の近距離無線通信の信号であると判断した場合には、前記高速近距離無線通信処理ステップへその無線LAN信号を渡し、無線LAN通信の信号であると判断した場合には、その無線LAN信号を前記無線LAN処理ステップへ渡す状態制御ステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
JP2009179535A 2009-07-31 2009-07-31 無線通信装置、無線lanアクセスポイント、無線通信システムおよび無線通信方法 Active JP5340070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009179535A JP5340070B2 (ja) 2009-07-31 2009-07-31 無線通信装置、無線lanアクセスポイント、無線通信システムおよび無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009179535A JP5340070B2 (ja) 2009-07-31 2009-07-31 無線通信装置、無線lanアクセスポイント、無線通信システムおよび無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011035632A JP2011035632A (ja) 2011-02-17
JP5340070B2 true JP5340070B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=43764274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009179535A Active JP5340070B2 (ja) 2009-07-31 2009-07-31 無線通信装置、無線lanアクセスポイント、無線通信システムおよび無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5340070B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5708370B2 (ja) 2011-08-24 2015-04-30 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 無線通信装置
JP2013126152A (ja) 2011-12-15 2013-06-24 Fujitsu Mobile Communications Ltd 情報処理端末装置及び情報処理端末装置制御方法
JPWO2013136702A1 (ja) * 2012-03-12 2015-08-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線通信装置、無線通信方法、および無線通信制御プログラム
DE102014214422A1 (de) * 2014-07-23 2016-01-28 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Koexistenzmanagement von Bluetooth mit WLAN
CN113488062B (zh) * 2020-03-16 2024-08-27 维沃移动通信有限公司 一种音频传输方法及电子设备

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8611317B2 (en) * 2007-07-30 2013-12-17 Marvell World Trade Ltd. Simultaneously maintaining bluetooth and 802.11 connections to increase data throughput

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011035632A (ja) 2011-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6972095B2 (ja) 高密度ワイヤレス環境における周波数多重化通信におけるチャネルセット割振り
US8451816B2 (en) Multi-mode WLAN/PAN MAC
US9241368B2 (en) Method and system for achieving enhanced quality and higher throughput for collocated IEEE 802.11B/G and bluetooth devices in coexistent operation
TWI397338B (zh) 回應行動電子設備之共址並存請求之方法以及通信裝置
WO2006047725A2 (en) Dual mode dual band wireless communication node
JP2020005266A (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
JP2016540421A (ja) 送信機会に基づいたワイヤレス通信延期
US20130171999A1 (en) Dynamic Channel Reuse in Multi-Access Communication Systems
TW200935926A (en) System and method for improving bluetooth performance in the presence of a coexistent, non-bluetooth, wireless device
WO2008085755A2 (en) Method and apparatus for supporting communication in pico networks
US20080031205A1 (en) Scalable WLAN wireless communications device and radio for WPAN and WRAN operation
WO2011083568A1 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP6876847B2 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP5340070B2 (ja) 無線通信装置、無線lanアクセスポイント、無線通信システムおよび無線通信方法
WO2012169751A2 (ko) 무선랜 시스템에서의 다중 물리계층을 이용한 프레임 전송방법 및 장치
JP7513238B2 (ja) 通信方法及び装置
CN118176780A (zh) 受限目标唤醒时间(r-TWT)服务时段的协调调度和信令
JP6235072B2 (ja) 高効率ワイヤレスネットワークにおける通信効率の改善のためのシステムおよび方法
JP2023532428A (ja) ワイヤレスメッシュネットワークにおけるマルチユーザ(mu)通信
Singh et al. Cooperative multi-channel access for 802.11 mesh networks
Kumar et al. Cognitive channel access for Wireless Local area networks used in IOT
US20240357498A1 (en) Wi-fi aware power save
Dureja et al. Ieee 802.11 based mac improvements for manet
Li et al. The study of wireless local area networks and wireless personal area networks
WO2023059496A1 (en) Wi-fi aware power save

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5340070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250