JP5335308B2 - 蒸気による発電装置 - Google Patents

蒸気による発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5335308B2
JP5335308B2 JP2008185316A JP2008185316A JP5335308B2 JP 5335308 B2 JP5335308 B2 JP 5335308B2 JP 2008185316 A JP2008185316 A JP 2008185316A JP 2008185316 A JP2008185316 A JP 2008185316A JP 5335308 B2 JP5335308 B2 JP 5335308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
condensate
expander
pressure
liquid pumping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008185316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010024899A (ja
Inventor
直樹 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tlv Co Ltd
Original Assignee
Tlv Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tlv Co Ltd filed Critical Tlv Co Ltd
Priority to JP2008185316A priority Critical patent/JP5335308B2/ja
Publication of JP2010024899A publication Critical patent/JP2010024899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5335308B2 publication Critical patent/JP5335308B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Description

本発明は、プロセス蒸気供給管に取り付けた蒸気膨張機に高圧蒸気を供給して、蒸気膨張機に内蔵したロータを回転させて、この回転力でもって発電機を駆動することによって電力を発生させる、蒸気による発電装置に関する。なお、ここで、プロセス蒸気とは、蒸気使用箇所へ供給する蒸気を示す。
従来の蒸気による発電装置は、蒸気タービンの入口側に排気圧力調整弁を設け、蒸気発生器で発生した蒸気を蒸気タービンで減圧してプロセスに供給すると同時に、蒸気タービンの余剰出力を電力に変換することができるものである。
上記従来の蒸気による発電装置は、電力を発生するために消費した蒸気を有効に補給することができないために、発電装置全体のエネルギー効率が低いものとなり、ひいては、発電装置の設備償却に長期間を要してしまう問題があった。
特開平2−61305号公報
解決しようとする課題は、電力を発生するために消費した蒸気を有効に補給することによって、発電装置全体のエネルギー効率を高く維持して、発電装置の設備償却期間を大幅に短縮することである。
本発明は、蒸気使用箇所へ蒸気を供給するプロセス蒸気供給管を設けたものにおいて、プロセス蒸気供給管を分岐した分岐管を蒸気膨張機と接続し、蒸気膨張機の出口側を蒸気使用装置と接続して、蒸気膨張機で消費した蒸気の一部を、蒸気使用箇所から回収して再び蒸気使用箇所へ供給する蒸気回収機を取り付け、当該蒸気回収機を、蒸気使用箇所の出口側と接続した液体圧送部材と、当該液体圧送部材と吸引口で接続したスチームエゼクタとで構成して、高圧蒸気によってスチームエゼクタの吸引口で吸引力を生じて、液体圧送部材内で高温状態の復水から再度蒸発した再蒸発蒸気を吸引混合し、この混合蒸気を蒸気使用装置へ供給するものである。
本発明は、蒸気回収機を取り付けたことによって、蒸気膨張機で発電するために消費した蒸気の一部を、蒸気使用箇所から回収して再び蒸気使用箇所へ供給することにより、発電装置全体のエネルギー効率を高く維持することができ、ひいては、発電装置の設備償却の期間を大幅に短縮することができる。
本発明の蒸気による発電装置は、プロセス蒸気供給管に蒸気膨張機を介在したものであるが、この蒸気膨張機としては、冷凍や空調やガスコンプレッサとして従来から幅広く使用されてきたスクリュー式コンプレッサの逆サイクルを利用することによって、すなわち、スクリュー式コンプレッサの蒸気の入口と出口を逆にして、出口側から高圧蒸気を注入し、入口側から膨張して圧力の低下した低圧蒸気を流下させることによって蒸気膨張機として用いることができる。
図1において、高圧のプロセス蒸気供給管1と、蒸気膨張機2と、蒸気使用箇所としての蒸気使用装置3と、スチームエゼクタ4、及び、液体圧送部材19とで本発明の蒸気による発電装置を構成する。
高圧のプロセス蒸気供給管1には、蒸気使用装置3へ供給する蒸気の圧力を調節する圧力調節弁5と開閉弁6を介在して蒸気使用装置3と接続する。プロセス蒸気供給管1を分岐した分岐管7を蒸気膨張機2と接続し、蒸気膨張機2の出口側を管路8で蒸気使用装置3と接続する。蒸気膨張機2から蒸気使用装置3へ必要とする蒸気量を供給できる場合は、上方の開閉弁6を閉弁しておき、一方、蒸気使用装置3で必要とする蒸気量を蒸気膨張機2から供給できない場合に、開閉弁6を開弁して圧力調節弁5から不足の蒸気量を蒸気使用装置3へ供給することができるものである。
蒸気膨張機2は、スクリュー式蒸気膨張機を用いた例を示す。スクリュー式蒸気膨張機2は、左右一対のオス・メスのスクリュー式ロータ部9と、ロータ部9の出力軸と連結した発電機10とで構成する。分岐管7から蒸気膨張機2のロータ部9へ供給された高圧蒸気によって、スクリュー式ロータ部9が回転して、連結された発電機10で電力を発生し、ロータ部9を回転駆動して膨張し低圧化した低圧蒸気が管路8から蒸気使用装置3へ供給される。
蒸気使用装置3の下方に、蒸気トラップ11と開閉弁12を並列に配置して、更に下方の復水タンク13と接続する。蒸気トラップ11は、蒸気使用装置3内で蒸気の凝縮した復水だけを、復水タンク13へ排出するものである。
復水タンク13の上部を管路30によってスチームエゼクタ4の吸引口15と接続する。管路30には開閉弁31を介在する。吸引口15は管路14で液体圧送部材19の蒸気排出口24とも接続する。スチームエゼクタ4の吸引口15の図示しないノズルを、高圧のプロセス蒸気供給管1を分岐した分岐管16と接続し、出口側のディフューザ部18を管路17で蒸気使用装置3と接続する。
スチームエゼクタ4は、分岐管16から供給される高圧蒸気によって吸引口15で吸引力を生じて、液体圧送部材19内で高温状態の復水から再度蒸発した再蒸発蒸気を吸引混合し、この混合蒸気を蒸気使用装置3へ供給することによって、蒸気膨張機2で消費した蒸気の一部を、蒸気使用装置3から回収して再び蒸気使用装置3へ供給することができるものである。液体圧送部材19内で発生する再蒸発蒸気だけでは蒸気量が不足する場合は、管路30の開閉弁31を開弁して、復水タンク13内で同様に高温状態の復水から再度蒸発した再蒸発蒸気を、吸引口15へ吸引させることによって、蒸気の不足分を補給することができる。
復水タンク13の下方に管路20を介して液体圧送部材19の復水流入口21と接続する。液体圧送部材19は、高温復水流入口21と、復水流出口22と、高圧操作用蒸気導入口23、及び、スチームエゼクタ4の吸引口15と接続した蒸気排出口24を有し、管路20に逆止弁25を介在する。逆止弁25は、復水タンク13から液体圧送部材19内への復水の流下を許容し、反対方向の流れは阻止するものである。
同様に、復水流出口22に逆止弁26を介して復水排出管27を接続する。この逆止弁26は、液体圧送部材19内から復水排出管27への復水の流下を許容し、反対方向の流れは阻止する機能を有する。高圧操作用蒸気導入口23に、高圧のプロセス蒸気供給管1を分岐した高圧蒸気分岐管28を接続する。
液体圧送部材19は、内部に配置した図示しないフロートが下方部に位置する場合に、高圧操作用蒸気導入口23を閉口し、一方、蒸気排出口24を開口して、液体圧送部材19内部で高温復水が再度蒸発した再蒸発蒸気をスチームエゼクタ4に吸引されると共に、復水タンク13から高温復水を逆止弁25と高温復水流入口21を通して液体圧送部材19内に流下させる。
液体圧送部材19内に高温復水が溜まって図示しないフロートが所定上方部に位置すると、蒸気排出口24を閉口して再蒸発蒸気の吸引を中止し、一方、高圧操作用蒸気導入口23を開口して、高圧蒸気分岐管28から高圧圧送用蒸気を内部に流入させることにより、内部に溜まった復水を、復水流出口22と逆止弁26と復水排出管27を通して所定箇所へ圧送する。
復水が圧送されて液体圧送部材19内の液位が低下すると、再度、高圧操作用蒸気導入口23を閉口し、蒸気排出口24を開口することにより、再蒸発蒸気をスチームエゼクタ4に吸引されると共に、復水タンク13から高温復水を内部へ流下させる。このような作動サイクルを繰り返すことにより、液体圧送部材19は、復水タンク13からの復水を所定箇所へ圧送する。
高圧のプロセス蒸気供給管1を分岐した分岐管16から供給される高圧蒸気によって、スチームエゼクタ4の吸引口15で吸引力を発生して、液体圧送部材19内で高温状態の復水から再度蒸発した再蒸発蒸気を吸引混合し、この混合蒸気を蒸気使用装置3へ供給することによって、蒸気膨張機2で消費した蒸気の一部を、蒸気使用装置3から回収して再び蒸気使用装置3へ供給することができ、発電装置全体のエネルギー効率を高く維持し、ひいては、発電装置の設備償却の期間を大幅に短縮することができる。
本発明の蒸気による発電装置の構成図。
符号の説明
1 プロセス蒸気供給管
2 蒸気膨張機
3 蒸気使用装置
4 スチームエゼクタ
9 スクリュー式ロータ部
10 発電機
13 復水タンク
15 吸引口
19 液体圧送部材
21 高温復水流入口
22 復水流出口
23 高圧操作用蒸気導入口
24 蒸気排出口
25、26 逆止弁
27 復水排出管

Claims (1)

  1. 蒸気使用箇所へ蒸気を供給するプロセス蒸気供給管を設けたものにおいて、
    プロセス蒸気供給管を分岐した分岐管を蒸気膨張機と接続し、
    蒸気膨張機の出口側を蒸気使用箇所と接続して、
    蒸気膨張機で消費した蒸気の一部を、蒸気使用箇所から回収して再び蒸気使用箇所へ供給する蒸気回収機を取り付け、
    当該蒸気回収機を、蒸気使用箇所の出口側と接続した液体圧送部材と、当該液体圧送部材と吸引口で接続したスチームエゼクタとで構成して、
    高圧蒸気によってスチームエゼクタの吸引口で吸引力を生じて、液体圧送部材内で高温状態の復水から再度蒸発した再蒸発蒸気を吸引混合し、
    この混合蒸気を蒸気使用箇所へ供給すること
    を特徴とする蒸気による発電装置。
JP2008185316A 2008-07-16 2008-07-16 蒸気による発電装置 Expired - Fee Related JP5335308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008185316A JP5335308B2 (ja) 2008-07-16 2008-07-16 蒸気による発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008185316A JP5335308B2 (ja) 2008-07-16 2008-07-16 蒸気による発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010024899A JP2010024899A (ja) 2010-02-04
JP5335308B2 true JP5335308B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=41730972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008185316A Expired - Fee Related JP5335308B2 (ja) 2008-07-16 2008-07-16 蒸気による発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5335308B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105849766B (zh) 2013-12-25 2021-02-19 Tlv有限公司 过程系统的管理系统、服务器装置、管理程序及管理方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428957A (en) * 1977-08-05 1979-03-03 Mitsubishi Rayon Eng Low pressure steam boosting device
JPS6137770Y2 (ja) * 1978-08-29 1986-11-01
JPS6267208A (ja) * 1985-09-20 1987-03-26 Fuji Electric Co Ltd プロセス蒸気供給装置
JP4198475B2 (ja) * 2003-01-15 2008-12-17 株式会社テイエルブイ 蒸気による発電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010024899A (ja) 2010-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5081894B2 (ja) 発電装置
KR101421517B1 (ko) 증기 시스템
CN104756295B (zh) 发电系统及发电系统中的燃料电池的启动方法
JP2009047170A (ja) 燃焼タービンの冷却媒体供給方法
CN104755723B (zh) 发电系统
US8739537B2 (en) Power generation apparatus
JP7060996B2 (ja) 燃焼装置、ガスタービン及び発電装置
KR101936372B1 (ko) 초임계 이산화탄소 발전장치용 누설 이산화탄소 재주입 시스템
EP2142803A1 (en) Screw-rotor machine, energy-conversion system and method for energy conversion
JP2009228569A (ja) 発電装置
JP5335308B2 (ja) 蒸気による発電装置
CN105992862B (zh) 用于运行体积膨胀机的设备和方法
JP5335307B2 (ja) 蒸気による発電装置
JP2016164378A (ja) 動力発生装置
JP2007263084A (ja) 熱電供給システム
JP5101420B2 (ja) 蒸気による発電装置
WO2021018079A1 (zh) 静压轴承供气系统、制冷设备
JP2007247971A (ja) 排水処理装置
KR100844403B1 (ko) 압축공기를 이용한 발전장치
JP5302443B2 (ja) 発電装置
TWI681152B (zh) 兩級油動力噴射器系統
JP2012202369A (ja) 蒸発器一体型熱ポンプおよびランキンサイクル装置
JP3020853B2 (ja) 水素燃焼ガスタービンプラント
KR101515933B1 (ko) 냉동싸이클을 이용한 발전장치
JP5430717B2 (ja) 発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5335308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees