JP5332070B2 - 車両用前照灯ユニット及び車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯ユニット及び車両用前照灯 Download PDF

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本発明は車両用前照灯ユニット及び車両用前照灯に係り、特に光源としてLED光源を用いた車両用前照灯ユニット、及びこの車両用前照灯ユニットが搭載された車両用前照灯に関する。
従来、車両用前照灯の分野においては、2つの反射面を利用し、LED光源からの光を一方の反射面により反射し、この反射光により形成される基本配光パターンに、他方の反射面の反射光により形成される付加配光パターンを重畳させて所定配光パターンを形成する車両用前照灯が知られている(例えば、特許文献1)。
図9に示す特許文献1に記載の車両用前照灯ユニット100は、ユニット光軸Axとその光軸が合致するように配置された投影レンズ110、その光軸がユニット光軸Axに対して直交する方向に配置されたLED光源120、LED光源120の上方を覆うように配置されたドーム形状のリフレクタ130、及びLED光源120の側方に配置されるとともにその先端縁にカットオフ形成面が形成された板状の光制御部材140等から構成されている。そして、リフレクタ130には、第1の反射面150と第2の反射面160とが形成され、光制御部材140の上面には第3の反射面170が形成されている。
この車両用前照灯ユニット100によれば、LED光源120からの光を第1の反射面150により全反射して投影レンズ110を透過させることにより基本配光パターンを形成するとともに、LED光源120からの光を第2の反射面160により反射して投影レンズ110を透過させることにより付加配光パターンを形成している。
また、この車両用前照灯ユニット100によれば、第1の反射面150からの反射光を第3の反射面170により投影レンズ110に向けて反射させることにより、本来は光制御部材140によって遮光されて無駄になるべき光をビーム照射用として有効利用している。
なお、第1の反射面150は、LED光源120に対して光軸Ax前方側に設けられ、LED光源120からの光を光軸Ax方向前方へ向けて光軸Ax寄りに集光反射する。また、第2の反射面160は、第1の反射面150の光軸Ax方向前端部から、光軸Ax方向前方へ向けて光軸Ax寄りに傾斜して延設されている。
特許第4080780号公報
しかしながら、特許文献1の車両用前照灯ユニット100では、第2の反射面160によって反射されて投影レンズ110により投影された光が、水平線より大きく下側にずれた位置、すなわち、車両用前照灯配光としての有効なエリアの外側に照射されるため、LED光源の光を有効利用しているとは言い難かった。
また、投影レンズ110を利用して配光する場合、投影レンズ110内で内面反射が生じるため配光の広がりは最大で片側50度が限界となり、更に広がりのある配光を実現することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、LED光源の光利用効率を高めることができるとともに、広がりのある配光を得ることができる車両用前照灯ユニットを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、LED光源、投影レンズ、第1の反射面、第2の反射面、第3の反射面、及び第4の反射面、ヒートシンクを備えた車両用前照灯ユニットであって、前記LED光源は、その光軸が前記車両用前照灯ユニットの光軸に直交する方向に対して前記投影レンズの配置側とは反対側に所定角度傾斜して配置されており、前記第1の反射面は、前記LED光源の上方に配置され、かつ前記LED光源の近傍に第1焦点を有するとともに前記投影レンズの焦点の近傍に第2焦点を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面によって形成され、前記第2の反射面は、前記投影レンズの焦点において車両明暗境界線を形成する稜線を前記LED光源に向って水平に延ばした平面により形成されており、前記LED光源と前記投影レンズの間の空間に配置され、前記第1の反射面で反射した光の一部を前記投影レンズに向けて反射し、前記第3の反射面は、前記投影レンズの焦点と投影レンズとの間の空間に第2焦点を有するとともに前記LED光源の近傍に第1焦点を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面によって形成され、前記第1の反射面と前記投影レンズの間の空間に位置し、前記LED光源から放射された光の一部を前記第4の反射面に向って反射し、前記第4の反射面は、前記第3の反射面における前記第焦点を焦点として有するとともに、ユニット光軸方向を軸とする回転放物面、又は同様な放物線を断面にもつ曲面によって形成され、前記第3の反射面によって反射された光を、前記投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射させ、前記ヒートシンクは、前記LED光源及び前記第2の反射面の下方の空間に配置されており、前記ヒートシンクの上面と前記LED光源は基板を介して固定されることを特徴とする車両用前照灯ユニットを提供する。
本発明によれば、LED光源からの光のうち第1の反射面から投影レンズに直接入射した光は、車両用前照灯配光として有効なエリアに照射される。また、LED光源からの光のうち第1の反射面から第2の反射面を介して反射された光は、投影レンズに入射され、車両用前照灯配光として有効なエリアに照射される。そして、LED光源の残りの光は、第3の反射面から第4の反射面を介して反射され、投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射される。
このように本発明によれば、第3の反射面及び第4の反射面を設けることにより、LED光源の光利用効率を高めることができる。また、第3の反射面及び第4の反射面で反射した光を、投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射させたので、広がりのある配光を得ることができ、また、この配光を、第1の反射面と第2の反射面とによって得られた配光に重畳させることにより、LED光源の光を車両用前照灯配光として有効なエリアに無駄無く照射させることができる。
また、本発明は、前記目的を達成するために、LED光源、投影レンズ、第1の反射面、第2の反射面、及び第3の反射面、ヒートシンクを備えた車両用前照灯ユニットであって、前記LED光源は、その光軸が前記車両用前照灯ユニットの光軸に直交する方向に対して前記投影レンズの配置側とは反対側に所定角度傾斜して配置されており、前記第1の反射面は、前記LED光源の上方に配置され、かつ前記LED光源の近傍に第1焦点を有するとともに前記投影レンズの焦点近傍に第2焦点を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面により形成され、前記第2の反射面は、前記投影レンズの焦点において車両明暗境界線を形成する稜線を前記LED光源に向って水平に延ばした平面により形成されており、前記LED光源と前記投影レンズの間の空間に配置され、前記第1の反射面で反射した光の一部を前記投影レンズに向けて反射し、前記第3の反射面は、前記LED光源の近傍に焦点を有し、ユニット光軸を軸とする回転放物面、又は同様な放物線を断面にもつ曲面によって形成され、前記LED光源からの光を、前記投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射させ、前記ヒートシンクは、前記LED光源及び前記第2の反射面の下方の空間に配置されており、前記ヒートシンクの上面と前記LED光源は基板を介して固定されることを特徴とする車両用前照灯ユニットを提供する。
本発明によれば、LED光源からの光のうち第1の反射面から投影レンズに直接入射した光は、車両用前照灯配光として有効なエリアに照射される。また、LED光源からの光のうち第1の反射面から第2の反射面を介して反射された光は、投影レンズに入射され、車両用前照灯配光として有効なエリアに照射される。そして、LED光源の残りの光は、第3の反射面によって反射され、投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射される。
このように本発明によれば、第3の反射面を設けることにより、LED光源の光利用効率を高めることができる。また、第3の反射面で反射した光を、投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射させたので、広がりのある配光を得ることができ、また、この配光を、第1の反射面と第2の反射面とによって得られた配光に重畳させることにより、LED光源の光を車両用前照灯配光として有効なエリアに無駄無く照射させることができる。
本発明の車両用前照灯ユニットによれば、LED光源の90%以上の光を有効に利用することができ、従来の車両用前照灯ユニットと比較して非常に優れた光の利用効率を実現することができる。
また、従来の投影レンズを利用した車両用前照灯ユニットでは、光軸に対して最大で50度までしか配光を広げることができなかった光を、第3の反射面および第4の反射面(請求項1)、第3の反射面(請求項2)によって最大で90度まで広げることができる。
更には、本発明の車両用前照灯ユニットは、LED光源近傍に大きなスペースを確保できるため、LED光源近傍に放熱のためのヒートシンク構造体を配置することが可能となり、ユニット光軸方向の奥行きをコンパクトにすることができる。
また、本発明によれば、前記第1の反射面と前記第3の反射面とは一体に形成されていることが好ましい。これにより、反射面を構成するリフレクタの部品点数を削減することができる。
更に、本発明は前記目的を達成するために、本発明の車両用前照灯ユニットによって構成されていることを特徴とする車両用前照灯を提供する。本発明の車両用前照灯によれば、LED光源の光利用効率を高めることができるとともに、広がりのある配光を得ることができる。
以上説明したように本発明に係る車両用前照灯ユニット及び車両用前照灯によれば、LED光源の光利用効率を高めることができるとともに、広がりのある配光を得ることができる。
以下添付図面に従って、本発明に係る車両用前照灯ユニット及び車両用前照灯の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、第1の実施の形態の車両用前照灯ユニット10の構成を示した縦断面図である。
この車両用前照灯ユニット10はLED光源12、投影レンズ14、第1の反射面16を有するリフレクタ18、第2の反射面20を有するシェード22、第3の反射面24を有するリフレクタ26、及び第4の反射面28を有するリフレクタ30等から構成される。
LED光源12は、放熱のためのヒートシンク32の上面に基板13を介して固定されるとともに、その光軸がユニット光軸Axの直交する方向に対して所定角度右側に傾斜して配置されている。また、投影レンズ14は、その光軸がユニット光軸Axに合致するように不図示の灯具ケーシングに取り付けられている。
第1の反射面16は図2の如く、LED光源12の上方に配置されている。この第1の反射面16は、LED光源12の近傍に第1焦点F1を有するとともに、図1の如く投影レンズ14の後方側焦点の近傍に第2焦点F2を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面によって形成されている。すなわち、第1の反射面16は、F1とF2とを結ぶ線分を軸とした略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面に形成されている。
第2の反射面20は、シェード22の上面に形成されており、投影レンズ14の焦点Fにおいて車両明暗境界線を形成する稜線15をLED光源12に向って水平に延ばした平面により形成されている。
一方、第3の反射面24は、シェード22の上方で投影レンズ14寄りに配置されている。この第3の反射面24は、図2の如く投影レンズ14の焦点Fと投影レンズ14との間の空間に第2焦点F4を有するとともに、LED光源12の近傍に第1焦点F3を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面によって形成される。すなわち、第3の反射面24は、F3とF4とを結ぶ線分を軸Pとした、図2の破線で示す略回転楕円面Q、又は同様な楕円断面を持つ曲面に形成されている。また、このようにF4を、投影レンズ14の焦点Fと投影レンズ14との間に配置することにより、ヒートシンク32を投影レンズ14側に伸ばして配置することが可能となるので、ヒートシンク32により放熱効率を向上させることができる。
第4の反射面28は、シェード22の下方で投影レンズ14寄りに配置されている。この第4の反射面28は、第3の反射面24における第2焦点F4を焦点F5として有するとともに、ユニット光軸Axを軸とする回転放物面、又は同様な放物線を断面にもつ曲面によって形成されている。そして、第4の反射面28は、第3の反射面24によって反射された光を、投影レンズ14を介さずに投影レンズ14の下方からユニット光軸Ax方向前方に向って反射する位置に取り付けられている。
なお、実施の形態のLED光源12は、車両用前照灯(ヘッドランプ)に好適な白色光を発光するLEDチップを備えたものであるが、補助前照灯(フォグランプ)に使用する場合には、他の有色光を発光するものであってもよい。また、実施の形態の投影レンズ14は、LED光源12からの光をより大きく拡散させることができる非球面レンズが適用されているが、球面レンズであってもよい。
次に、第1の実施の形態の車両用前照灯ユニット10の作用について説明する。
まず、LED光源12からの光のうち、第1の反射面16で反射されて投影レンズ14に直接入射した光は、投影レンズ14から車両用前照灯すれ違いビーム配光として有効なエリアに照射される。図3は、第1の反射面16のみによる配光分布が示されており、この配光分布によれば、水平線(縦軸の0)から下側に約8〜11度の範囲であって、左右方向において片側に約40度の広がりを持つエリアが、第1の反射面16によって照射されることが分かる。なお、配光分布のうち下側に約11度のエリアは、左右方向において片側に約8度の範囲である。
次に、LED光源12からの光のうち、第1の反射面16から第2の反射面20を介して投影レンズ14に入射した光は、投影レンズ14から車両用前照灯すれ違いビーム配光として有効なエリアに照射される。図4は、第1の反射面16及び第2の反射面20による配光分布が示されており、この配光分布によれば、水平線から下側に約2〜5度の範囲であって、左右方向において片側に約36度の広がりを持つエリアが、第1の反射面16及び第2の反射面20によって照射されることが分かる。
そして、LED光源12の残りの光は、第3の反射面24から第4の反射面28を介して反射され、投影レンズ14を介さずに投影レンズ14の下方から光軸Ax方向前方に向って反射される。図5は、第3の反射面24及び第4の反射面28による配光分布が示されており、この配光分布によれば、水平線から下側に約9度の範囲であって、左方向に約73度、右方向に約33度の広がりを持つエリアが、第3の反射面24及び第4の反射面28によって照射されることが分かる。図5に示したエリアは、車両用前照灯配光として有効なエリアである。また、第4の反射面28によって反射された光の光軸は、正面に対して左方に傾いていることが分かる。
このように第1の実施の形態の車両用前照灯ユニット10によれば、第1の反射面16及び第2の反射面20の他に、第3の反射面24及び第4の反射面28を設けることにより、LED光源12の光利用効率を高めることができる。
また、第3の反射面24及び第4の反射面28で反射した光を、投影レンズ14を介さずに光軸Ax方向前方に向って反射させたので、図5に示したエリア(左方向に約73度、右方向に約33度の広がりを持つエリア)のように広がりのある配光を得ることができ、また、図5に示した配光は、図3に示した第1の反射面16による配光と、図4に示した第2の反射面20による配光とに重畳するので、LED光源12の光を車両用前照灯配光として有効なエリアに無駄無く照射させることができる。
一方で、この車両用前照灯ユニット10によれば、LED光源12の90%以上の光を有効に利用することができ、従来の車両用前照灯ユニットと比較して非常に優れた光の利用効率を実現することができる。
また、図9に示した従来の投影レンズ110を利用した車両用前照灯ユニット100では、ユニット光軸Axに対して最大で50度までしか配光を広げることができなかった光を、最大で90度(図5では約73度)まで広げることができる。
更には、実施の形態の車両用前照灯ユニット10は、LED光源12の近傍に大きなスペースを確保できるため、図1、図2の如くLED光源12の近傍であって、その下方、かつユニット光軸Axの前方側に入り込んだ位置にヒートシンク32を配置することが可能となり、ユニット光軸Ax方向の奥行きをコンパクトにすることができる。
なお、2つ以上の車両用前照灯ユニット10、10を利用する車両用前照灯の場合、その車両用前照灯ユニット10、10の発光エリアの間隔を15mm以内に配置することが求められる。投影レンズ14を固定するための保持部材やLED光源12の放熱のためのヒートシンク32等の構造物により車両用前照灯ユニット10、10を近接させて配置することは難しく、灯具意匠の制約となっていたが、実施の形態の車両用前照灯ユニット10を利用することにより、どのような車両用前照灯ユニットの配置であっても前記間隔15mmの規格要件を満足することができる。
また、実施の形態では、第1の反射面16と第3の反射面24とを別体に構成したが、第1の反射面16と第3の反射面24とが近接されているため、これらを一体に形成してもよい。これにより、反射面16、24を構成するリフレクタの部品点数を削減することができる。
更に、LED光源12の光を有効利用するために、すなわち、図6の如くリフレクタ18の上端部18Aとリフレクタ26の上端部26Aとの間からLED光源12からの光線が漏れないように、リフレクタ18の上端部18Aとリフレクタ26の上端部26Aとの長さが設定されている。また、リフレクタ18の上端部18Aの長さは、投影レンズ14の取り込み角度で決定される。
更に、リフレクタ26の上端部26Aの長さは、第3の反射面24によって反射した光が第2の反射面20によって遮られない長さに設定される。更にまた、リフレクタ30の位置は、図5に示した配光分布を得ることができる位置に設定される。そして更に、リフレクタ18の下端部18Bの長さは、LED光源12の有効光の範囲によって設定されるが、ヒートシンク32との間からLED光源12からの光線が漏れないように、リフレクタ18の下端部18Bをヒートシンク32の上面に接するように延設してもよい。
一方で、ヒートシンク32の形状を、図7に示すようにシェード22の下方に潜り込ませるような形状とすることにより、ヒートシンク32の放熱面積が増大するので、LED光源12の放熱率を上げることができ、耐久性が向上する。
そして、実施の形態の車両用前照灯ユニット10によって構成された車両用前照灯によれば、車両用前照灯ユニット10と同様の効果、すなわち、LED光源12の光利用効率を高めることができるとともに、広がりのある配光を得ることができるという効果を得ることができる。
図8は、第2の実施の形態の車両用前照灯ユニット50の構成を示した縦断面図であり、図1に示した第1の実施の形態の車両用前照灯ユニット10と同一又は類似の部材については同一の符号を付して説明する。
図8の車両用前照灯ユニット50は、LED光源12、投影レンズ14、第1の反射面16を有するリフレクタ18、第2の反射面20を有するシェード22、及び第3の反射面52を有するリフレクタ54等から構成される。
ここで、第1の反射面16及び第2の反射面20の構成及び作用は、図1、図2に示したものと同一なので説明は省略する。すなわち、第1の反射面16によって形成される配光分布は、図3に示した配光分布と同一であり、第1の反射面16と第2の反射面20とによって形成される配光分布は、図4に示した配光分布と同一である。よって、ここでは、第3の反射面52の構成、作用、及び効果について説明する。
第3の反射面52は、シェード22の上方で投影レンズ14寄りに配置されている。この第3の反射面52は、LED光源12の近傍に焦点F6を有し、ユニット光軸Axを軸とする回転放物面、又は同様な放物線を断面にもつ曲面によって形成されている。この第3の反射面52は、LED光源12からの光を、投影レンズ14を介さずに投影レンズ14の上方からユニット光軸Ax方向前方に向って反射する。
この車両用前照灯ユニット50によれば、第3の反射面52を設けることにより、LED光源12の光利用効率を高めることができる。また、第3の反射面52で反射した光を、投影レンズ14を介さずにユニット光軸Ax方向前方に向って反射させたので、図5に示した配光分布と同様の配光分布を得ることができ、第1の実施の形態の車両用前照灯ユニット10と同様に広がりのある配光を得ることができる。また、この第3の反射面52による配光分布は、第1の反射面16と第2の反射面20とによって得られた配光分布に重畳するので、LED光源12の光を車両用前照灯配光として有効なエリアに無駄無く照射させることができる。
上記実施の形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
第1の実施の形態の車両用前照灯ユニットの構成を示した縦断面図 図1に示した車両用前照灯ユニットの回転楕円面を破線で示した説明図 第1の反射面のみによる配光分布を示した説明図 第1の反射面と第2の反射面による配光分布を示した説明図 第3の反射面と第4の反射面による配光分布を示した説明図 LED光源の光を有効利用するための構成を示した説明図 ヒートシンクの別形態を示した説明図 第2の実施の形態の車両用前照灯ユニットの構成を示した縦断面図 従来の車両用前照灯ユニットの構造を示した縦断面図
符号の説明
10…車両用前照灯ユニット、12…LED光源、14…投影レンズ、16…第1の反射面、18…リフレクタ、20…第2の反射面、22…シェード、24…第3の反射面、26…リフレクタ、28…第4の反射面、30…リフレクタ、32…ヒートシンク、50…車両用前照灯ユニット、52…第3の反射面、54…リフレクタ

Claims (4)

  1. LED光源、投影レンズ、第1の反射面、第2の反射面、第3の反射面、及び第4の反射面、ヒートシンクを備えた車両用前照灯ユニットであって、
    前記LED光源は、その光軸が前記車両用前照灯ユニットの光軸に直交する方向に対して前記投影レンズの配置側とは反対側に所定角度傾斜して配置されており、
    前記第1の反射面は、前記LED光源の上方に配置され、かつ前記LED光源の近傍に第1焦点を有するとともに前記投影レンズの焦点の近傍に第2焦点を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面によって形成され、
    前記第2の反射面は、前記投影レンズの焦点において車両明暗境界線を形成する稜線を前記LED光源に向って水平に延ばした平面により形成されており、前記LED光源と前記投影レンズの間の空間に配置され、前記第1の反射面で反射した光の一部を前記投影レンズに向けて反射し
    前記第3の反射面は、前記投影レンズの焦点と投影レンズとの間の空間に第2焦点を有するとともに前記LED光源の近傍に第1焦点を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面によって形成され、前記第1の反射面と前記投影レンズの間の空間に位置し、前記LED光源から放射された光の一部を前記第4の反射面に向って反射し、
    前記第4の反射面は、前記第3の反射面における前記第焦点を焦点として有するとともに、ユニット光軸方向を軸とする回転放物面、又は同様な放物線を断面にもつ曲面によって形成され、前記第3の反射面によって反射された光を、前記投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射させ、
    前記ヒートシンクは、前記LED光源及び前記第2の反射面の下方の空間に配置されており、前記ヒートシンクの上面と前記LED光源は基板を介して固定されることを特徴とする車両用前照灯ユニット。
  2. LED光源、投影レンズ、第1の反射面、第2の反射面、及び第3の反射面、ヒートシンクを備えた車両用前照灯ユニットであって、
    前記LED光源は、その光軸が前記車両用前照灯ユニットの光軸に直交する方向に対して前記投影レンズの配置側とは反対側に所定角度傾斜して配置されており、
    前記第1の反射面は、前記LED光源の上方に配置され、かつ前記LED光源の近傍に第1焦点を有するとともに前記投影レンズの焦点近傍に第2焦点を有する略回転楕円面、又は同様な楕円断面を持つ曲面により形成され、
    前記第2の反射面は、前記投影レンズの焦点において車両明暗境界線を形成する稜線を前記LED光源に向って水平に延ばした平面により形成されており、前記LED光源と前記投影レンズの間の空間に配置され、前記第1の反射面で反射した光の一部を前記投影レンズに向けて反射し
    前記第3の反射面は、前記LED光源の近傍に焦点を有し、ユニット光軸方向を軸とする回転放物面、又は同様な放物線を断面にもつ曲面によって形成され、前記LED光源からの光を、前記投影レンズを介さずに光軸方向前方に向って反射させ、
    前記ヒートシンクは、前記LED光源及び前記第2の反射面の下方の空間に配置されており、前記ヒートシンクの上面と前記LED光源は基板を介して固定されることを特徴とする車両用前照灯ユニット。
  3. 前記第1の反射面と前記第3の反射面とは一体に形成されている請求項1又は2に記載の車両用前照灯ユニット。
  4. 請求項1、2又は3に記載の車両用前照灯ユニットによって構成されていることを特徴とする車両用前照灯。
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