JP5331650B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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本発明は、スクロール圧縮機に係わり、特に、固定スクロールの鏡板と旋回スクロールの鏡板との摺動部に油を供給するスクロール圧縮機に関する。
スクロール圧縮機は、例えば、鏡板(端板)、及びこの鏡板に立設された渦巻き状のラップを有する固定スクロールと、鏡板(端板)、及びこの鏡板に立設され固定スクロールのラップと噛み合って複数の作動室(吸込室、圧縮室)を形成する渦巻き状のラップを有する旋回スクロールと、この旋回スクロールの背面側のボス部に係合されたクランク軸と、このクランク軸を回転駆動して旋回スクロールを旋回させる電動機と、これら固定スクロール、旋回スクロール、クランク軸、及び電動機等を収納する密閉容器とを備えている。そして、旋回スクロールの旋回運動に伴い、圧縮室が外周側から中心側に移動しつつ容積を減じることにより、作動ガス(詳細には、例えば冷媒ガス又はヘリウムガス等)を圧縮する。このとき、圧縮室におけるスラスト方向のガス圧力、すなわち旋回スクロールを固定スクロールから引き離そうとする離反力が発生し、旋回スクロールと固定スクロールが引き離された状態となれば圧縮効率が低下してしまう。
そこで、これに対応するための方法の一つとして、旋回スクロールの背面側に背圧室を形成し、この背圧室の圧力を吸入圧力(低圧)と吐出圧力(高圧)との間の圧力とし、その圧力が旋回スクロールに作用することで、旋回スクロールを固定スクロールに押し付ける方法が知られている。詳しく説明すると、圧縮室と背圧室とを連通する連通孔を旋回スクロールの鏡板に形成し、この連通孔の位置が吐出口側(中心側)にあるほど背圧室の圧力が高くなり、吸入口側(外周側)にあるほど背圧室の圧力が低くなる。背圧室の圧力を決める連通孔の位置は、作動ガスの種類や運転圧力条件等により勘案されて決定される。
近年、スクロール圧縮機の用途は多岐に渡り、1台のスクロール圧縮機が広範囲の運転圧力条件や温度条件で使用されている。そのため、旋回スクロールを固定スクロールに押し付ける方向の荷重も変動し、条件によってはその荷重が過大となる場合がある。このような場合には、旋回スクロールの鏡板と固定スクロールの鏡板とが互いに密着し、それらの摺動部において油膜切れが生じ、かじりや焼付きを生じさせる可能性がある。また、例えば、回転数を可変制御する可変速型のスクロール圧縮機においては、高速回転時に摺動部の周速が高くなることから、油膜切れが生じてかじりや焼付きに至る可能性がある。
そこで、例えば旋回スクロールの鏡板内又は固定スクロールの鏡板内に給油路を形成し、この給油路を介して旋回スクロールの鏡板と固定スクロールの鏡板との摺動部に油を供給する方法が提唱されている(例えば特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載の縦置き型の(言い換えれば、クランク軸の軸方向が略鉛直方向となる)スクロール圧縮機においては、クランク軸内に給油路が形成されており、この給油路の一端がクランク軸の下端面に開口し、その他端がクランク軸の上端面に開口している。そして、給油パイプ及びクランク軸の給油路を介して、密閉容器の下部の油溜めからの油が、クランク軸の上端側の空間(言い換えれば、旋回スクロールのボス部の内側の空間)に供給されるようになっている。また、旋回スクロールの鏡板内に給油路が形成されており、この給油路の一端が旋回スクロールの鏡板背面におけるボス部の内側に開口し、その他端が旋回スクロールの鏡板摺動面(詳細には、固定スクロールの鏡板との摺動面)に開口している。また、固定スクロールの鏡板摺動面(詳細には、旋回スクロールの鏡板との摺動面)にリング状の溝通路が形成されている。そして、旋回スクロールの旋回運動に伴い、旋回スクロールの給油路が固定スクロールの溝通路に間欠的に連通するようになっている。これにより、旋回スクロールの給油路及び固定スクロールの溝通路を介して、旋回スクロールのボス部の内側の空間からの油が、旋回スクロールの鏡板と固定スクロールの鏡板との摺動部の全体に供給されるようになっている。
特許文献2に記載の横置き型の(言い換えれば、クランク軸の軸方向が略水平方向となる)スクロール圧縮機においては、固定スクロールの鏡板内に給油路が形成されており、この給油路が密閉容器の下部の油溜めに連通するようにその一端が固定スクロールの鏡板外縁部で開口し、その他端が固定スクロールの鏡板摺動面(詳細には、旋回スクロールの鏡板との摺動面)に開口している。すなわち、この固定スクロールの給油路を介して、密閉容器の下部の油溜めからの油が、固定スクロールの鏡板と旋回スクロールの鏡板との摺動部に供給されるようになっている。また、例えば旋回スクロールの鏡板摺動面(詳細には、固定スクロールの鏡板との摺動面)に円環状の給油溝を形成することにより、摺動部は周方向に均一に給油されるようになっている。
特開2004−3525号公報 特許2543275号公報
しかしながら、上記従来技術には以下のような改善の余地が存在する。すなわち、上記特許文献1に記載の従来技術では、旋回スクロールの旋回運転に伴い、旋回スクロールの給油路が固定スクロールの溝通路に間欠的に連通するようになっている。そして、これら旋回スクロールの給油路及び固定スクロールの溝通路を介して、固定スクロールの鏡板と旋回スクロールの鏡板との摺動部に給油されるようになっている。そのため、摺動部への給油量は、旋回スクロールの1旋回当たり(言い換えれば、クランク軸の1回転当たり)に最大で固定スクロールの溝通路の容積分となる。そして、固定スクロールの溝通路は、摺動部の全体に(言い換えれば、周方向に均一に)給油するためにリング状に形成しているので、その容積を小さくするにしても限界があり、摺動部への給油量が過大になる可能性があった。そして、給油量が過大になると、作動ガスを過熱させて圧縮効率が低下させる可能性があった。
本発明の目的は、固定スクロールの鏡板と旋回スクロールの鏡板との摺動部への給油量が過大になるのを防止することができ、圧縮効率の低下を抑制することができるスクロール圧縮機を提供することにある。
)上記目的を達成するために、本発明は、鏡板、及びこの鏡板に立設された渦巻き状のラップを有する固定スクロールと、鏡板、及びこの鏡板に立設され前記固定スクロールのラップと噛み合って複数の作動室を形成する渦巻き状のラップを有する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの背面側のボス部に係合されたクランク軸と、前記クランク軸を回転駆動して前記旋回スクロールを旋回させる電動機と、前記固定スクロール、前記旋回スクロール、前記クランク軸、及び前記電動機を収納する密閉容器とを備え、前記密閉容器内に油溜めが形成されたスクロール圧縮機において、前記クランク軸内に形成され、前記油溜めからの油を前記旋回スクロールのボス部の内側の空間に供給するための第1給油路と、前記旋回スクロールの鏡板内に形成され、一端が前記旋回スクロールの鏡板背面におけるボス部の内側に開口し、他端が前記旋回スクロールの鏡板摺動面に開口した第2給油路と、前記固定スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記旋回スクロールの前記第2給油路に対し間欠的に連通する第1窪みと、前記第1窪みと直接連通しないように前記固定スクロールの鏡板摺動面に形成され、前記旋回スクロールの旋回位置にかかわらず前記旋回スクロールの鏡板摺動面でほぼ閉じられた空間を形成する円環状若しくは略Cの字状の溝通路と、前記第2給油路と直接連通しないように前記旋回スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記固定スクロールの前記第1窪みに対し、前記第1窪みが前記旋回スクロールの前記第2給油路に連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するとともに、前記固定スクロールの前記溝通路に対し、前記第1窪みに対して連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通する第2窪みとを有する。
)上記目的を達成するために、本発明は、鏡板、及びこの鏡板に立設された渦巻き状のラップを有する固定スクロールと、鏡板、及びこの鏡板に立設され前記固定スクロールのラップと噛み合って複数の作動室を形成する渦巻き状のラップを有する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの背面側のボス部に係合されたクランク軸と、前記クランク軸を回転駆動して前記旋回スクロールを旋回させる電動機と、前記固定スクロール、前記旋回スクロール、前記クランク軸、及び前記電動機を収納する密閉容器とを備え、前記密閉容器内に油溜めが形成されたスクロール圧縮機において、前記固定スクロールの鏡板内に形成され、前記油溜めに間接的又は直接的に連通するように一端が前記固定スクロールの鏡板外縁部で開口し、他端が前記固定スクロールの鏡板摺動面に開口した給油路と、前記旋回スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記固定スクロールの前記給油路に対し間欠的に連通する第1窪みと、前記第1窪みと直接連通しないように前記旋回スクロールの鏡板摺動面に形成され、前記旋回スクロールの旋回位置にかかわらず前記固定スクロールの鏡板摺動面でほぼ閉じられた空間を形成する円環状若しくは略Cの字状の溝通路と、前記給油路と直接連通しないように前記固定スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記旋回スクロールの前記第1窪みに対し、前記第1窪みが前記固定スクロールの前記給油路に連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するとともに、前記旋回スクロールの前記溝通路に対し、前記第1窪みに対して連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通する第2窪みとを有する。
本発明によれば、給油路と溝通路が直接連通しないで、2つの窪みを介在させて段階的に連通する。これにより、固定スクロールの鏡板と旋回スクロールの鏡板との摺動部への給油量を、窪みの容積分に規制することができる。したがって、摺動部への給油量が過大となるのを防止することができ、圧縮効率の低下を抑制することができる。
本発明の第1の参考形態におけるスクロール圧縮機の構造を表す断面図である。 本発明の第1の参考形態におけるスクロール圧縮機の構造を表す部分拡大断面図である。 本発明の第1の参考形態における固定スクロールの構造を表す平面図、及び旋回スクロールの構造を表す平面図である。 本発明の第の実施形態における固定スクロールの構造を表す平面図、及び旋回スクロールの構造を表す平面図である。 本発明の第参考形態におけるスクロール圧縮機の構造を表す断面図である。 本発明の第参考形態における固定スクロールの構造を表す平面図、及び旋回スクロールの構造を表す平面図である。 本発明の第の実施形態における固定スクロールの構造を表す平面図、及び旋回スクロールの構造を表す平面図である。 本発明の一変形例におけるスクロール圧縮機の構造を表す断面図である。
本発明の第1の参考形態を図1〜図3により説明する。
図1は、本参考形態におけるスクロール圧縮機の構造を表す断面図であり、図2は、部分拡大断面図である。図3(a)は、本参考形態における固定スクロールの構造を表す平面図(図1中下側から見た図)であり、図3(b)は、旋回スクロールの平面図(図1中上側から見た図)である。
これら図1〜図3において、縦置き型のスクロール圧縮機は、鏡板1A、及びこの鏡板1Aに立設された渦巻き状のラップ2を有する固定スクロール3と、鏡板4A、及びこの鏡板4Aに立設され固定スクロール3のラップ2と噛み合って複数の作動室(吸込室、圧縮室)5を形成する渦巻き状のラップ6を有する旋回スクロール7と、この旋回スクロール7の背面側(図1及び図2中下側)のボス部8に係合されたクランク軸9と、このクランク軸9を回転駆動して旋回スクロール7を旋回させるモータ(電動機)10と、それらを収納する密閉容器11とを備えている。
また、スクロール圧縮機は、外周部が部分的に密閉容器11の内壁に固着されたフレーム12と、このフレーム12の下部にボルトで固定されたカバー13とを備えている。フレーム12の上側部分には、固定スクロール3がボルトで固定され、またオルダム機構14を介して旋回スクロール7が自転することなく旋回可能に支持されている。また、フレーム12の下側部分及びカバー13には、モータ10が収納されている。
クランク軸9は、主軸部15と、この主軸部15に偏芯して接続された偏芯軸部16と、この偏芯軸16との回転バランスをとるためのバランスウェイト17とを有している。クランク軸9の偏芯軸部16は、旋回軸受18を介し旋回スクロール7のボス部8に係合されている。クランク軸9の主軸部15は、フレーム12に設けられた主軸受19及びカバー13に設けられた副軸受20で回転可能に支持されている。モータ10は、クランク軸9の主軸部15の外周側に固定された回転子21と、フレーム12に固定され回転子21の外周側に配置された固定子22とを有している。
固定スクロール3の鏡板1Aの外周部には吸入口23が形成されており、この吸入口23には、密閉容器11を貫通した吸入管24が接続されている。また、固定スクロール3の鏡板1Aの中央部には吐出口25が形成されており、この吐出口25は、固定スクロール3の背面側(図1及び図2中上側)に形成された吐出室26に連通している。そして、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、吸入管24及び吸入口23を介し作動室内に作動ガス(詳細には、例えば冷媒ガス又はヘリウムガス等)が吸入され、作動室が外周側から中心側に移動しつつ容積を減じることで作動ガスを圧縮し、この圧縮ガスが吐出口25を介し吐出室26に吐出される。
密閉容器11内には、フレーム12及びカバー13によってモータ室27a,27b,27c,27dが形成されている。吐出室26とモータ室27aは、固定フレーム3の外縁部に形成された通路(切欠き)28aを介し連通している。モータ室27aとモータ室27bは、フレーム12の通路(孔)28bを介し連通している。モータ室27bとモータ室27cは、モータ10の間隙(詳細には、回転子21と固定子22との間隙等)を介し連通している。モータ室27cとモータ室27dはカバー13の通路(孔)28cを介し連通している。そのため、吐出室26の圧縮ガスは、モータ室27a→27b→27c→27dの順に流れて、吐出管29から外部に供給されるようになっている。したがって、密閉容器11内は、ほぼ吐出圧力で高圧となっている(いわゆる高圧チャンバ方式)。
旋回スクロール7の背面側には背圧室30が形成され、この背圧室30と圧縮室5とを連通する連通孔(図示せず)が旋回スクロール7の鏡板4Aに形成されている。これにより、背圧室30内は、吸入圧力(低圧)と吐出圧力(高圧)との間の圧力となっている。
密閉容器11の下部には油溜め31が形成されており、この油溜め31からの油が、軸受18〜20や、固定スクロール3の鏡板1Aと旋回スクロール7の鏡板4Aとの摺動部等に供給されるようになっている。その詳細を以下説明する。
クランク軸9内には給油路32が形成されており、この給油路32は、一端がクランク軸9の下端面に開口し、他端がクランク軸9の上端面に開口している。そして、モータ室29dと背圧室30との圧力差により、給油パイプ33A及びクランク軸9の給油路32を介して、油溜め31からの油が、クランク軸9の上端側の空間(言い換えれば、旋回スクロール7のボス部8の内側の空間)34に供給される。この空間34に供給された油の一部は、旋回軸受18に供給され、その後、背圧室30に供給される。また、クランク軸9内には、給油路32及びクランク軸9の外周面(詳細には、主軸受19及び副軸受20のそれぞれの内周面に臨む位置)にそれぞれ開口した複数の給油孔(図示せず)が形成されており、油溜め31からの油が主軸受19及び副軸受20にも供給されるようになっている。
旋回スクロール7のボス部8の内側の空間34に供給された油の残りは、固定スクロール3の鏡板1Aと旋回スクロール7の鏡板4Aとの摺動部の全体に(言い換えれば、周方向に均一に)供給されるようになっている。詳細には、旋回スクロール7の鏡板4A内には径方向に延在する給油路35が形成されており、この給油路35は、一端が鏡板4Aの背面におけるボス部8の内側に開口し、他端が鏡板4Aの摺動面(詳細には、固定スクロール3の鏡板1Aとの摺動面)に開口している。旋回スクロール7の給油路35の摺動面側開口(導出口)35aは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図3(a)中一点鎖線で示す軌跡Aのように固定スクロール3に対して相対移動しており、作動室5に直接連通しないようになっている。
また、旋回スクロール7の鏡板4Aの摺動面には、給油路35と直接連通しないように、すなわち給油路35の摺動面側開口35aから外周側に離間して、円環状の溝通路36が形成されている。この旋回スクロール7の溝通路36は、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図3(a)中二点鎖線で示す位置Bまでしか径方向内側に寄らないため、作動室5に直接連通しないようになっている。したがって、旋回スクロール7の溝通路36は、旋回スクロール7の旋回位置にかかわらず、固定スクロール3の鏡板1Aでほぼ閉じられた空間(言い換えれば、固定スクロール3の鏡板1Aの摺動面と旋回スクロール7の鏡板4Aの摺動面との間の隙間を無視すれば、後述する固定スクロール3の窪み37Aには連通するものの、固定スクロールの鏡板1Aで閉じられた空間)を形成している。
固定スクロール3の鏡板1Aの摺動面(詳細には、旋回スクロール7の鏡板4Aとの摺動面)には窪み37Aが形成されている。この固定スクロール3の窪み37Aは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図3(b)中一点鎖線で示す軌跡Cのように旋回スクロール7に対して相対移動しており、旋回スクロール7の給油路35の摺動面側開口35a及び溝通路36のそれぞれに対し、互いに異なるタイミングで間欠的に連通するようになっている。
そして、旋回スクロール7が旋回運動すると、固定スクロール3の窪み37Aは、旋回スクロール7の給油路35に対し連通し、窪み37Aにその容積分だけ油が供給される。その後、固定スクロール3の窪み37Aは、異なるタイミングで旋回スクロール7の溝通路36に対し連通し、窪み37Aに供給された油が溝通路36に供給される。
したがって、本参考形態においては、固定スクロール3の鏡板1Aと旋回スクロール7の鏡板4Aとの摺動部への給油量は、固定スクロール3の窪み37Aの容積分に規制することができる。その結果、摺動部への給油量が過大となるのを防止することができ、圧縮効率の低下を抑制することができる。
本発明の第の実施形態を図4により説明する。本実施形態は、上記第1の参考形態と同様、旋回スクロールの鏡板内に給油路を形成し、上記第第1の参考形態とは異なり、固定スクロールの鏡板摺動面に円環状の溝通路を形成した実施形態である。なお、本実施形態において、上記参考形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図4(a)は、本実施形態における固定スクロールの構造を表す平面図であり、図4(b)は、旋回スクロールの構造を表す平面図である。
本実施形態では、上記第1の参考形態と同様、旋回スクロール7のボス部8の内側の空間34に供給された油が、固定スクロール3の鏡板1Bと旋回スクロール7の鏡板4Bとの摺動部の全体に供給されるようになっている。詳細には、旋回スクロール7の鏡板4B内には径方向に延在する給油路35が形成されており、この給油路35は、一端が鏡板4Bの背面におけるボス部8の内側に開口し、他端が鏡板4Bの摺動面(詳細には、固定スクロール3の鏡板1Bとの摺動面)に開口している(前述の図1及び図2参照)。旋回スクロール7の給油路35の摺動面側開口35aは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図4(a)中一点鎖線で示す軌跡Dのように固定スクロール3に対して相対移動しており、作動室5に直接連通しないようになっている。
また、固定スクロール3の鏡板1Bの摺動面(詳細には、固定スクロール7の鏡板4Bとの摺動面)には窪み37B(第1窪み)が形成されている。この固定スクロール3の窪み37Bは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、旋回スクロール7の給油路35の摺動面側開口35aに対し間欠的に連通するようになっている。
また、固定スクロール3の鏡板1Bの摺動面には、窪み37Bと直接連通しないように外周側に離間して、円環状の溝通路38が形成されている。この固定スクロール3の溝通路38は、旋回スクロール7の旋回位置にかかわらず、旋回スクロール4の鏡板1Bでほぼ閉じられた空間を形成している。
また、旋回スクロール7の鏡板4Bの摺動面には、給油路35と直接連通しないように、すなわち給油路35の摺動面側開口35aに対し外周側に離間して、窪み39A(第2窪み)が形成されている。この旋回スクロール7の窪み39Aは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図4(a)中一点鎖線で示す軌跡Eのように固定スクロール3に対して相対移動しており、固定スクロール3の窪み37Bに対し、窪み37Bが旋回スクロール7の給油路35の摺動面側開口35aに連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するとともに、固定スクロール3の溝通路38に対し、窪み37Bに対して連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するようになっている。
そして、旋回スクロール7が旋回運動すると、固定スクロール3の窪み37Bは、旋回スクロール7の給油路35に対し連通し、窪み37Bにその容積分だけ油が供給される。その後、旋回スクロール7の窪み39Aは、異なるタイミングで固定スクロール3の窪み37Bに対し連通し、窪み37Bの容積及び窪み39Aの容積のうちの小さいほうの分だけの(なお、本実施形態では、窪み37Bの容積と窪み39Aの容積はほぼ同じとするが、これに限られない。)油が窪み39Aに供給される。その後、旋回スクロール7の窪み39Aは、異なるタイミングで固定スクロール3の溝通路38に対し連通し、窪み39Aに供給された油が溝通路38に供給される。
したがって、本実施形態においては、固定スクロール3の鏡板1Bと旋回スクロール7の鏡板4Bとの摺動部への給油量は、固定スクロール3の窪み37Bの容積及び旋回スクロール7の窪み39Aの容積のうちの小さいほうの分に規制することができる。その結果、摺動部への給油量が過大となるのを防止することができ、圧縮効率の低下を抑制することができる。
本発明の第参考形態を図5及び図6により説明する。本参考形態は、固定スクロールの鏡板内に給油路を形成し、固定スクロールの鏡板摺動面に円環状の溝通路を形成した参考形態である。なお、本参考形態において、上記参考形態及び上記実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図5は、本参考形態におけるスクロール圧縮機の構造を表す断面図である。図6(a)は、本参考形態における固定スクロールの構造を表す平面図であり、図6(b)は、旋回スクロールの構造を表す平面図である。
参考形態では、密閉容器11の下部の油溜め31からの油が、固定スクロール3の鏡板1Cと旋回スクロール7の鏡板4Cとの摺動部の全体に供給されるようになっている。詳細には、固定スクロール3の鏡板1C内には径方向に延在する給油路40が形成されている。この固定スクロールの給油路40は、一端が固定スクロール3の鏡板1Cの外縁部で開口し、その開口がフレーム12の給油路41及び給油パイプ33Bを介して密閉容器11の下部の油溜め31に連通するとともに、他端が固定スクロール3の鏡板1Cの摺動面(詳細には、旋回スクロール7の鏡板)に開口している。なお、固定スクロール3の給油路40の摺動面側開口40aは、作動室5に直接連通しないようになっている。
また、固定スクロール3の鏡板1Cの摺動面には、給油路40と直接連通しないように、すなわち給油路40の摺動面側開口40aに対し外周側に離間して、円環状の溝通路38が形成されている。この固定スクロール3の溝通路38は、旋回スクロール7の旋回位置にかかわらず、旋回スクロール7の鏡板4Cでほぼ閉じられた空間を形成している。
また、旋回スクロール7の鏡板4Cの摺動面(詳細には、固定スクロール3の鏡板1Cとの摺動面)には窪み39Bが形成されており、この窪み39Bは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図6(a)中一点鎖線で示す軌跡Fのように固定スクロール3に対して相対移動しており、固定スクロール3の給油路40の摺動面側開口40a及び溝通路38のそれぞれに対し、互いに異なるタイミングで間欠的に連通するようになっている。
そして、旋回スクロール7が旋回運動すると、旋回スクロール4の窪み39Bは、固定スクロール3の給油路40に対し連通し、窪み39Bにその容積分だけ油が供給される。その後、旋回スクロール7の窪み39Bは、異なるタイミングで固定スクロール3の溝通路38に対し連通し、窪み39Bに供給された油が溝通路38に供給される。
したがって、本参考形態においては、固定スクロール3の鏡板1Cと旋回スクロール7の鏡板4Cとの摺動部への給油量は、旋回スクロール7の窪み37Cの容積分に規制することができる。その結果、摺動部への給油量が過大となるのを防止することができ、圧縮効率の低下を抑制することができる。
本発明の第の実施形態を図7により説明する。本実施形態は、上記第参考形態と同様、固定スクロールの鏡板内に給油路を形成し、上記第参考形態とは異なり、旋回スクロールの鏡板摺動面に円環状の通路溝を形成した実施形態である。なお、本実施形態において、上記参考形態及び上記実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図7(a)は、本実施形態における固定スクロールの構造を表す平面図であり、図7(b)は、旋回スクロールの構造を表す平面図である。
本実施形態では、密閉容器11の下部の油溜め31からの油が、固定スクロール3の鏡板1Dと旋回スクロール7の鏡板4Dとの摺動部の全体に供給されるようになっている。詳細には、固定スクロール3の鏡板1D内には径方向に延在する給油路40が形成されている。この固定スクロール3の給油路40は、一端が固定スクロール3の鏡板1Dの外縁部で開口し、その開口がフレーム12の給油路41及び給油パイプ33Bを介して密閉容器11の下部の油溜め31に連通するとともに、他端が固定スクロール3の鏡板1Dの摺動面(詳細には、旋回スクロール7の鏡板4Dとの摺動面)に開口している(前述の図5参照)。なお、固定スクロール3の給油路40の摺動面側開口40aは、作動室5に直接連通しないようになっている。
また、旋回スクロール7の鏡板4Dの摺動面(詳細には、固定スクロール3の鏡板1Dとの摺動面)には窪み39C(第1窪み)が形成されている。この旋回スクロール7の窪み39Cは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図7(a)中一点鎖線で示す軌跡Gのように固定スクロール3に対して相対移動しており、固定スクロール3の給油路40の摺動面側開口40aに対し間欠的に連通するようになっている。
また、旋回スクロール7の鏡板4Dの摺動面には、窪み39Cと直接連通しないように外周側に離間して、円環状の溝通路36が形成されている。この旋回スクロール7の溝通路36は、旋回スクロール7の旋回位置にかかわらず、固定スクロール3の鏡板1Dでほぼ閉じられた空間を形成している。
また、固定スクロール3の鏡板1Dの摺動面には、給油路40と直接連通しないように、すなわち給油路40の摺動面側開口40aに対し外周側に離間して、窪み37C(第2窪み)が形成されている。この固定スクロール3の窪み37Cは、旋回スクロール7の旋回運動に伴い、図7(b)中一点鎖線で示す軌跡Hのように旋回スクロール7に対して相対移動しており、旋回スクロール7の窪み39Cに対し、窪み39Cが固定スクロール3の給油路40の摺動面側開口40aに連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するとともに、旋回スクロール7の溝通路36に対し、窪み39Cに対して連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するようになっている。
そして、旋回スクロール7が旋回運動すると、旋回スクロール7の窪み39Cは、固定スクロール3の給油路40に対し連通し、窪み39Cにその容積分だけ油が供給される。その後、固定スクロール3の窪み37Cは、異なるタイミングで旋回スクロール7の窪み39Cに対し連通し、窪み39Cの容積及び窪み37Cの容積のうちの小さいほうの分だけの(なお、本実施形態では、窪み39Cの容積と窪み37Cの容積はほぼ同じとするが、これに限られない。)油が窪み37Cに供給される。その後、固定スクロール3の窪み37Cは、異なるタイミングで旋回スクロール7の溝通路36に対し連通し、窪み37Cに供給された油が溝通路36に供給される。
したがって、本実施形態においては、固定スクロール3の鏡板1Dと旋回スクロール7の鏡板4Dとの摺動部への給油量は、旋回スクロール7の窪み39Cの容積及び固定スクロール3の窪み37Cの容積のうちの小さいほうの分に規制することができる。その結果、摺動部への給油量が過大となるのを防止することができ、圧縮効率の低下を抑制することができる。
なお、以上においては、上記第1の参考形態及び第の実施形態における旋回スクロール7の溝通路36、並びに上記第1の実施形態及び第参考形態における固定スクロール3の溝通路38は、ほぼ全周に亘るように円環状に形成した場合を例にとって説明したが、これに限られず、略Cの字状(言い換えれば、270度以上360度未満の範囲で円弧状に)に形成してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、本発明の適用対象として、縦置き型のスクロール圧縮機を例にとって説明したが、これに限られず、横置き型のスクロール圧縮機に適用してもよい。具体例の一つとして、上記第参考形態を横置き型のスクロール圧縮機に適用した場合を図8で示す。なお、この図8で示す変形例においては、固定スクロール3の給油路40は、フレーム12の給油孔41を介して油溜め31に連通しているが、油溜め31に直接連通するように形成してもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、本発明の適用対象として、密閉容器11内がほぼ吐出圧となる高圧チャンバ方式のスクロール圧縮機を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば密閉容器11内がほぼ吸入圧となる低圧チャンバ方式のスクロール圧縮機に適用してもよいことは言うまでもない。
1A,1B,1C,1D 鏡板
2 ラップ
3 固定スクロール
4A,4B,4C,4D 鏡板
5 作動室
6 ラップ
7 旋回スクロール
8 ボス部
9 クランク軸
10 モータ
11 密閉容器
31 油溜め
34 旋回スクロールのボス部の内側の空間
32 給油路(第1給油路)
35 給油路(第2給油路)
36 溝通路
37A,37B,37C 窪み
38 溝通路
39A、39B,39C 窪み
40 給油路

Claims (2)

  1. 鏡板、及びこの鏡板に立設された渦巻き状のラップを有する固定スクロールと、鏡板、及びこの鏡板に立設され前記固定スクロールのラップと噛み合って複数の作動室を形成する渦巻き状のラップを有する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの背面側のボス部に係合されたクランク軸と、前記クランク軸を回転駆動して前記旋回スクロールを旋回させる電動機と、前記固定スクロール、前記旋回スクロール、前記クランク軸、及び前記電動機を収納する密閉容器とを備え、前記密閉容器内に油溜めが形成されたスクロール圧縮機において、
    前記クランク軸内に形成され、前記油溜めからの油を前記旋回スクロールのボス部の内側の空間に供給するための第1給油路と、
    前記旋回スクロールの鏡板内に形成され、一端が前記旋回スクロールの鏡板背面におけるボス部の内側に開口し、他端が前記旋回スクロールの鏡板摺動面に開口した第2給油路と、
    前記固定スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記旋回スクロールの前記第2給油路に対し間欠的に連通する第1窪みと、
    前記第1窪みと直接連通しないように前記固定スクロールの鏡板摺動面に形成され、前記旋回スクロールの旋回位置にかかわらず前記旋回スクロールの鏡板でほぼ閉じられた空間を形成する円環状若しくは略Cの字状の溝通路と、
    前記第2給油路と直接連通しないように前記旋回スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記固定スクロールの前記第1窪みに対し、前記第1窪みが前記旋回スクロールの前記第2給油路に連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するとともに、前記固定スクロールの前記溝通路に対し、前記第1窪みに対して連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通する第2窪みとを有することを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 鏡板、及びこの鏡板に立設された渦巻き状のラップを有する固定スクロールと、鏡板、及びこの鏡板に立設され前記固定スクロールのラップと噛み合って複数の作動室を形成する渦巻き状のラップを有する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの背面側のボス部に係合されたクランク軸と、前記クランク軸を回転駆動して前記旋回スクロールを旋回させる電動機と、前記固定スクロール、前記旋回スクロール、前記クランク軸、及び前記電動機を収納する密閉容器とを備え、前記密閉容器内に油溜めが形成されたスクロール圧縮機において、
    前記固定スクロールの鏡板内に形成され、前記油溜めに間接的又は直接的に連通するように一端が前記固定スクロールの鏡板外縁部で開口し、他端が前記固定スクロールの鏡板摺動面に開口した給油路と、
    前記旋回スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記固定スクロールの前記給油路に対し間欠的に連通する第1窪みと、
    前記第1窪みと直接連通しないように前記旋回スクロールの鏡板摺動面に形成され、前記旋回スクロールの旋回位置にかかわらず前記固定スクロールの鏡板でほぼ閉じられた空間を形成する円環状若しくは略Cの字状の溝通路と、
    前記給油路と直接連通しないように前記固定スクロールの鏡板摺動面に形成されて、前記旋回スクロールの旋回運動に伴い、前記旋回スクロールの前記第1窪みに対し、前記第1窪みが前記固定スクロールの前記給油路に連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通するとともに、前記旋回スクロールの前記溝通路に対し、前記第1窪みに対して連通するタイミングとは異なるタイミングで間欠的に連通する第2窪みとを有することを特徴とするスクロール圧縮機。
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