JP5330738B2 - 静電霧化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電霧化現象を利用して帯電微粒子水を生成する静電霧化装置に関するものである。
従来から、タンクに水道水などを溜め、このタンクに溜めた水を水搬送部で搬送し、水搬送部で搬送する水に対して高電圧を印加することで水搬送部の先端部で水を静電霧化して帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置が特許文献1により知られている。
しかし、上記特許文献1に示されたような従来の静電霧化装置は、水道水などの水を水タンクに入れて溜め、これを使用して静電霧化するものであるから、使用者は水タンク内に継続的に水を補給する必要があり、面倒な水補給の手間が強いられるという問題があった。また、上記の静電霧化装置においては、水タンクに補給する水が水道水のようなCa,Mg等の不純物を含む水であった場合には、この不純物が空気中のCOと反応して水搬送部の先端部にCaCOやMgO等を析出付着させ、帯電微粒子水の安定した発生の妨げになるという問題があった。
そこで、水を補給する手間をかける必要のないものとして、ペルチェユニットの冷却部に放電電極の基部を接続して放電電極を冷却することで、空気中の水分を放電電極に結露水として生成させ、この放電電極に生成した結露水を静電霧化するようにしたものも知られている(特許文献2参照)。
このペルチェユニットを用いて放電電極を冷却して空気中の水分を結露水として生成するものは、水道水のようにCa,Mg等の不純物がCaCOやMgO等となって析出付着するという現象が生じないようにできるが、ペルチェユニットを使用するため、コスト高になるという問題がある。
特許第3260150号公報 特開2006−826号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、水を補給する手間が必要でなく、しかも、ペルチェユニットのような高価な機器が必要でなく、空気中の水分を静電霧化用の水として有効に利用できる安価で簡単な構成の静電霧化装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る静電霧化装置は、空気中の水分を吸着する吸着体1と、吸着体1で吸着した水分を脱離させるための脱離手段2を構成するヒータ2aと、吸着体1から脱離させた水を毛細管現象により搬送する水搬送部3と、水搬送部3で搬送する水に対して高電圧を印加することで水搬送部3の先端部で水を静電霧化する高電圧印加部4とを備えて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、空気中の水分を吸着体1で吸着し、吸着体1に吸収した水分をヒータ2aにより脱離させ、この脱離させた水を水搬送部3で搬送し、高電圧印加部4により水に高電圧を印加して水搬送部3の先端部で水を静電霧化して帯電微粒子水を生成することができる。このようにして生成した帯電微粒子水は、空気中の水分を利用しているので、水道水のようにCa,Mg等の不純物が含まれず、CaCO3やMgO等となって析出付着して水搬送部3を目詰まりさせるというような現象が生じないようにできる。また、空気中の水分を利用して水搬送部3の先端に供給するための水を生成するに当たって、空気中の水分を吸着体1で吸着し、吸着体1に吸収した水分をヒータ2aにより脱離させることで生成するので、従来のようにペルチェユニットを用いることなく、簡単な構成で空気中の水分から水を生成できる。
また、水溜め部5の上開口9を吸着体1で閉塞して吸着体1の表面を空気中に露出させると共に吸着体1の裏面側を水溜め部に臨ませことが好ましい。
このような構成とすることで、吸着体1で吸着した空気中の水分をヒータ2aで加熱することで水として脱離させて水溜め部5内に溜め、この水溜め部5に溜めた水を利用して静電霧化して帯電微粒子水を生成するので、安定して帯電微粒子水を生成できる。
また、上部に放出口6と通気開口7とを有するハウジング8内の下部に水溜め部5を設け、該水溜め部5の上開口9を吸着体1で閉塞して吸着体1の表面をハウジング8内に臨ませ吸着体1を貫通して下端部が水溜め部5内に位置し且つ上端部がハウジング8内の上部に位置する水搬送部3を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、簡単な構成で吸着体1、脱離手段2、水溜め部5、水搬送部3を備えた静電霧化装置を形成できる。
また、下部に放出口6と通気開口7とを有するハウジング8内の上部に水溜め部5を設け、該水溜め部5の上開口9を吸着体1で閉塞して吸着体1の表面をハウジング8の外部に露出させ吸着体1を貫通して上端部が水溜め部5内に位置し且つ下端部がハウジング8内に位置する水搬送部3を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、簡単な構成で吸着体1、脱離手段2、水溜め部5、水搬送部3を備えた静電霧化装置を形成できる。
また、空間を高湿側空間19と低湿側空間20仕切る仕切り部18に対して貫通して取り付けられ、前記吸体1を当該高湿側空間19に配置する一方、前記水搬送部3を当該低湿側空間20に配置することが好ましい。
このような構成とすることで、放電側の環境にかかわらず、高湿側空間19側の空気中に含まれる水分を吸着体1で十分に吸着して、これを脱離手段2で脱離して、必要な水分を長時間にわたって安定して水搬送部3の先端に供給して、安定して静電霧化をして帯電微粒子水を生成することができる。
本発明は、空気中の水分を吸着する吸着体と、吸着体で吸着した水分を脱離させるための脱離手段と、吸着体から脱離させた水を毛細管現象により搬送する水搬送部と、高電圧を印加して水搬送部の先端部で水を静電霧化する高電圧印加部とを備えているので、水を補給する手間が必要でないと共に水搬送部の目詰まりが無く安定して静電霧化により帯電微粒子水を生成でき、しかも、ペルチェユニットのような高価な機器が必要でなく、空気中の水分を静電霧化用の水として有効に利用できる安価で簡単な構成の静電霧化装置を提供することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の静電霧化装置10は、空気中の水分を吸着する吸着体1と、吸着体1で吸着した水分を脱離させるための脱離手段2と、吸着体1から脱離させた水を毛細管現象により搬送する水搬送部3と、水搬送部3で搬送する水に対して高電圧を印加することで水搬送部3の先端部で水を静電霧化する高電圧印加部4とを備えている。
図1には本発明の一実施形態が示してあり、ハウジング8内の下部に水溜め部5が設けてあり、ハウジング8内の下部に水溜め部5が設けてあり、水溜め部5はポリプロピレン製等の硬質素材からなり、この水溜め部5の上開口9を吸着体1で閉塞して吸着体1の表面をハウジング8内に臨ませてある。
吸着体1は主体となるシリカゲル等の吸着材11と、裏面側に配設する網等の通水性の硬質の裏板12と、表面側に配設する透湿性且つ非透水性のフィルム13とで構成してあり、水溜め部5の上開口9に設けた受け部24に裏板12を支持させ、裏板12上に吸着材11を充填し、上開口9の上端を上記透湿性且つ非透水性のフィルム13でシールしてある。
また、図1の実施形態では吸着体1内にヒータ2aを設けてあり、このヒータ2aが吸着体1で吸着した水分を脱離させるための脱離手段2を構成している。
上記の構成の水溜め部5の上開口9に設けた吸着体1には水搬送部3が嵌挿してあり、該水搬送部3の下端部が水溜め部5内の下部に位置しており、水搬送部3上端部がハウジング8の上部内に位置している。水搬送部3は棒状をしていて水溜め部5に溜まった水を先端(上端)に毛細管現象で搬送するための細い孔を形成したもの又は多孔質の材料で形成してあり、該水搬送部3が導電性材料で形成してあって放電極14となっている。
この水搬送部3の上端部が位置するハウジング8の上部の内部は静電霧化室15となっている。ハウジング8の上部の壁部には通気開口7が設けてあり、更に、ハウジング8の上端面には放出口6が設けてある。
図1の実施形態ではハウジング8の上端開口にリング状をした対向電極16が設けてあり、対向電極16の中央の孔が放出口6となっている。
放電極14を構成する水搬送部3と対向電極16とに高電圧印加部4が接続してある。
上記の構成の静電霧化装置10においては、静電霧化する空間と同じ空間に吸着体1の表面側が位置して(実施形態では水搬送部3の先端部が突出する側に吸着体1の表面側が露出して位置して)該空間の水分を吸着するようになっている。
このような構成の静電霧化装置10において、空気中の水分が破線矢印で示すように、透湿性且つ非透水性のフィルム13を介して吸着体1の主体となるシリカゲル等の吸着材11に吸着(吸水)される。吸着材11に一定程度水が吸着されると、脱離手段2を構成するヒータ2aに通電して吸着材11に吸着されている水を放出して脱離させる。吸着材11から脱離された水は網等の通水性の硬質の裏板12から水溜め部5内に流れて溜まる。
ヒータ2aへ一定時間通電すると再びヒータ2aへの通電を停止する。このようにして脱離手段2により吸着材11から水を脱離させることで、吸着材11の吸着能が再生されることになる。
上記ヒータ2aへの通電時間はあらかじめ設定された一定時間通電するものであり、また、前回の通電終了から次回の通電開始まではあらかじめ設定された所定時間が経過したら自動的に通電開始するようになっている。
水溜め部5に溜まった水は毛細管現象を利用して水搬送部3で先端側に搬送される。ここで、高電圧印加部4により高電圧を印加すると、放電極14である水搬送部3の先端に供給された水にクーロン力が働いて、水の液面が局所的に錐状に盛り上がってテーラーコーンTが形成される。
このようにテーラーコーンTが形成されると、該テーラーコーンTの先端に電荷が集中してこの部分における電界強度が大きくなって、これによりこの部分に生じるクーロン力が大きくなり、更にテーラーコーンTを成長させる。テーラーコーンTが成長し該テーラーコーンTの先端に電荷が集中して電荷の密度が高密度となると、テーラーコーンTの先端部分の溶液が大きなエネルギー(高密度となった電荷の反発力)を受け、表面張力を超えて分裂・飛散(レイリー分裂)を繰り返してナノメータサイズの帯電微粒子水Mを大量に生成させ、生成された帯電微粒子水Mはハウジング8の上部の内部の静電霧化室15の先端の放出口6から外部に放出されるようになっている。
本実施形態においては、水溜め部5の上開口9を透湿性且つ非透水性のフィルム13でシールしてあるので、静電霧化装置10が転倒しても、外部に水がこぼれ落ちないようになっている。
また、図1のように、水溜め部5内にスポンジのような多孔質材17を設けるようにしてもよい。このように水溜め部5内にスポンジのような多孔質材17を設けると、水溜め部5内に流入した水が多孔質材17に吸水されて蒸発しにくく、長時間水溜め部5内に水を保持でき、また、静電霧化装置10が転倒しても、再びシリカゲル等の吸着材11に水が流れ込むのを抑制できる。
勿論、本発明においては多孔質材17を設けない場合であってもよい。
図2には本発明の他の実施形態が示してある。本実施形態ではハウジング8内の上部に水溜め部5が設けてあり、水溜め部5はポリプロピレン製等の硬質素材からなり、この水溜め部5の上開口9を棒状をした吸着体1で閉塞して吸着体1の表面をハウジング8内に臨ませてある。
吸着体1は前述の実施形態と同様に、主体となるシリカゲル等の吸着材11と、網等の通水性の硬質の裏板12と、透湿性且つ非透水性のフィルム13とで構成してあり、水溜め部5の上開口9に設けた受け部13に裏板12を支持させ、裏板12上に吸着材11を充填し、上開口9の上端を上記透湿性且つ非透水性のフィルム13でシールしてある。
また、吸着体1内にヒータ2aを設けてあり、このヒータ2aが吸着体1で吸着した水分を脱離させるための脱離手段2を構成している。
水搬送部3の下端部が位置するハウジング8の下部の内部が静電霧化室15となっている。ハウジング8の下部の壁部には通気開口7が設けてあり、更に、ハウジング8の下端面には放出口6が設けてある。
図2の実施形態ではハウジング8の下端開口にリング状をした対向電極16が設けてあり、対向電極16の中央の孔が放出口6となっている。
放電極14を構成する水搬送部3と対向電極16とに高電圧印加部4が接続してある。
上記の構成の静電霧化装置10においては、水搬送部3の先端部が突出する側と反対側に吸着体1の表面側が露出している。
上記のような構成の静電霧化装置10において、空気中の水分が破線矢印で示すように、透湿性且つ非透水性のフィルム13を介して吸着体1の主体となるシリカゲル等の吸着材11に吸着(吸水)される。吸着材11に一定程度水が吸着されると、脱離手段2を構成するヒータ2aに通電して吸着材11に吸着されている水を放出して脱離させる。吸着材11から脱離された水は網等の通水性の硬質の裏板12から水溜め部5内に流れて溜まる。
この水溜め部5内に溜まった水は毛細管現象を利用して水搬送部3で先端(下端)側に搬送される。ここで、高電圧印加部4により高電圧を印加すると、前述の実施形態とどうようにして静電霧化がなされてナノメータサイズの帯電微粒子水Mが生成され、放出口6から外部に放出される。
ここで、本実施形態においては、前述のように水搬送部3の先端部が突出する側と反対側に吸着体1の表面側が露出している構成となっているので、空間を仕切り部18により湿度の高い高湿側空間19と、高湿側空間19よりも湿度の低い低湿側空間20とに仕切り(高湿側空間19が上側、低湿側空間20が下側となるように仕切る)、該仕切り部18に静電霧化装置10を図2のように貫通して取付け、低湿側空間20に吸着体1の表面の透湿性且つ非透水性のフィルム13を位置させると共にハウジング8の下部の水搬送部3の下端が位置する静電霧化室15を低湿側空間20に位置させる。
このようにすると、放電側の環境にかかわらず、高湿側空間19側の空気中に含まれる水分を吸着体1で十分に吸着して、これを脱離手段2で脱離して水溜め部5に十分に溜めて、必要な水分を長時間にわたって安定して水搬送部3の先端に供給して、安定して静電霧化をして帯電微粒子水を生成することができる。
また、本実施形態においても、図1に示すように、水溜め部5内にスポンジのような多孔質材17を設けるようにしてもよい。このように水溜め部5内にスポンジのような多孔質材17を設けると、水溜め部5内に流入した水が多孔質材17に吸水されて蒸発しにくく、長時間水溜め部5内に水を保持でき、また、静電霧化装置10が転倒しても、再びシリカゲル等の吸着材11に水が流れ込むのを抑制できる。
図3、図4には本発明の更に他の実施形態が示してある。すなわち、前述の図1、図2に示す実施形態はそれぞれ吸着体1内にヒータ2aを設けて脱離手段2を構成した例を示したが、図3、図4は吸着体1内に温風を供給することで吸着体1で吸着した水分を脱離させるための脱離手段2を構成している。図3に示す実施形態は脱離手段2が異なるのみで脱離手段2以外の構成は前述の図1の実施形態と同様であり、また、図4に示す実施形態は脱離手段2が異なるのみで脱離手段2以外の構成は前述の図2の実施形態と同様であり、したがって、脱離手段2以外の構成については説明を省略する。
図3、図4に示す脱離手段2は、ハウジング8の壁部に吸着体1の吸着材11を充填した部分に開口する孔部21を形成し、該孔部21に送風管22を接続し、送風管22にヒータ2a、送風装置2bを設け、更に、孔部21内又は送風管22に透湿性且つ非透水性の遮蔽部23を設けて構成してある。
そして、ヒータ2a、送風装置2bをオンにすることで、透湿性且つ非透水性の遮蔽部23を介して温風が吸着体1の吸着材11を充填した部分に供給され、吸着材11を加熱して吸着材11に吸着されている水を放出して脱離させて水溜め部5内に溜めるようになっている。また、このようにして脱離手段2により吸着材11から水を脱離させることで、吸着材11の吸着能が再生されることになる。
上記各実施形態において静電霧化により生成される帯電微粒子水Mは、ナノメータサイズと極めて小さいために空気中に長時間浮遊すると共に拡散性が高いため、霧化対象空間内の隅々まで浮遊して、霧化対象空間の内面や霧化対象空間内に収納した収納物に付着するものであり、しかも、ナノメータサイズの帯電微粒子水活性種が水分子に包み込まれるようにして存在するため脱臭効果、カビや菌の除菌や繁殖の抑制効果があり、霧化対象空間内の内面や霧化対象空間内に入れた収納物に付着して脱臭効果、カビや菌の除菌や繁殖の抑制効果を発揮することになる。
しかも、静電霧化のために供給される水として前述のように空気中の水分を吸着体1で吸着し、この吸着体1で吸着した水分を脱離手段2で脱離して生成した水を用いているので、水道水のようにCa,Mg等の不純物が含まれず、CaCOやMgO等となって析出付着して水搬送部3を目詰まりさせるというような現象が生じないようにでき、したがって、水を水搬送部3の先端に安定して供給して、静電霧化を行って安定して帯電微粒子水Mを生成することができる。
また、空気中の水分を利用して水搬送部3の先端に供給するための水を生成するに当たって、空気中の水分を吸着体1で吸着し、吸着体1に吸収した水分を脱離手段2により脱離させることで生成するので、従来のようにペルチェユニットを用いることなく、簡単な構成で空気中の水分から水を生成できる。
もちろん、従来のように水道水の補給をするといった作業も必要ではない。
なお、上記各実施形態においては、水搬送部3が導電性材料で形成してあって放電極14を構成した例を示しているが、水搬送部3が非導電性材料の場合には、水溜め部5内に溜められた水又は水搬送部3内を搬送される水に高電圧を印加することで、水搬送部3の先端に供給された水を静電霧化することができる。
また、上記各実施形態においては、対向電極16を設けた例を示したが、対向電極16がないものであってもよい。
本発明の一実施形態の概略構成図である。 同上の他の実施形態の概略構成図である。 同上の更に他の実施形態の概略構成図である。 同上の更に他の実施形態の概略構成図である。
符号の説明
1 吸着体
2 脱離手段
2a ヒータ
3 水搬送部
4 高電圧印加部
5 水溜め部
6 放出口
7 通気開口
8 ハウジング
9 上開口

Claims (5)

  1. 空気中の水分を吸着する吸着体と、吸着体で吸着した水分を脱離させるための脱離手段を構成するヒータと、吸着体から脱離させた水を毛細管現象により搬送する水搬送部と、水搬送部で搬送する水に対して高電圧を印加することで水搬送部の先端部で水を静電霧化する高電圧印加部とを備えて成ることを特徴とする静電霧化装置。
  2. 水溜め部の上開口を吸着体で閉塞して吸着体の表面を空気中に露出させると共に吸着体の裏面側を水溜め部に臨ませことを特徴とする請求項1記載の静電霧化装置。
  3. 上部に放出口と通気開口とを有するハウジング内の下部に水溜め部を設け、該水溜め部の上開口を吸着体で閉塞して吸着体の表面をハウジング内に臨ませ吸着体を貫通して下端部が水溜め部内に位置し且つ上端部がハウジング内の上部に位置する水搬送部を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の静電霧化装置。
  4. 下部に放出口と通気開口とを有するハウジング内の上部に水溜め部を設け、該水溜め部の上開口を吸着体で閉塞して吸着体の表面をハウジングの外部に露出させ吸着体を貫通して上端部が水溜め部内に位置し且つ下端部がハウジング内に位置する水搬送部を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の静電霧化装置。
  5. 空間を高湿側空間と低湿側空間仕切る仕切り部に対して貫通して取り付けられ、前記吸体を当該高湿側空間に配置する一方、前記水搬送部を当該低湿側空間に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の静電霧化装置。
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