JP5330574B1 - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現状のMHL規格との互換性を維持し、しかも、供給する電源電力を増大させることや制御信号の伝送速度を速めることを可能として、利用者にとっての利便性を向上させ実用化に適し得るようにした伝送装置及び伝送方法を提供すること。
【解決手段】実施の形態によれば、伝送装置は、第1の切替手段と第2の切替手段とを備える。第1の切替手段は、電源線のみを用いて電源電力の伝送を行なう第1の電源電力伝送状態と、電源線に制御信号線及び一対の差動対線のいずれかを加えた複数のラインを用いて電源電力の伝送を行なう第2の電源電力伝送状態とに選択的に切り替える。第2の切替手段は、制御信号線のみを用いて制御信号の伝送を行なう第1の制御信号伝送状態と、制御信号線に電源線及び前記一対の差動対線のいずれかを加えた複数のラインを用いて制御信号の伝送を行なう第2の制御信号伝送状態とに選択的に切り替える。
【選択図】 図4

Description

この発明の実施の形態は、デジタル信号や電源電力の伝送を行なう伝送装置及び伝送方法に関する。
周知のように、映像や音声等のデジタル信号を伝送するための規格として、HDMI(high definition multimedia interface)規格が普及している。そして、近年では、このHDMI規格を携帯機器向けに改良したデジタル信号伝送規格として、MHL(mobile high-definition link)規格が採用されるようなってきている。
このMHL規格では、micro USB(universal serial bus)規格対応の小型コネクタを流用して接続可能としたこと、携帯機器をソース機器としてシンク機器に非圧縮のデジタル映像信号を高速伝送可能としたこと、シンク機器からソース機器に電源電力を供給可能としたこと、ソース機器とシンク機器との相互間で連携動作を可能としたこと等々、携帯機器を対象とする高速映像信号伝送に適した種々の規定が定められている。
ところで、現状のMHL規格においては、実用化に際して不便となる点も多く見受けられる。例えば電源電力については、V(voltage)BUSと称される単一の電源線を用いて伝送を行なうようにしているため、伝送可能な電力に限界があって供給電力を容易に増大させることができないのが現状である。
また、映像及び音声等の信号伝送や機器連携動作等を制御するための制御信号については、C(control)BUSと称される単一の制御信号線を用いて双方向伝送を行なうようにしているが、伝送速度の上限が1Mbpsに規定されているため、制御信号の伝送速度を容易に速めることができないのが現状である。
特表2011−514694号公報
現状のMHL規格との互換性を維持し、しかも、供給する電源電力を増大させることや制御信号の伝送速度を速めることを可能として、利用者にとっての利便性を向上させ実用化に適し得るようにした伝送装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
実施の形態によれば、伝送装置は、電源電力を単一の電源線で伝送し、制御信号を単一の制御信号線で伝送し、映像及び音声のいずれかに対応する信号を一対の差動対線で伝送する伝送規格に準拠したものを対象としており、第1の切替手段と第2の切替手段とを備える。第1の切替手段は、電源線のみを用いて電源電力の伝送を行なう第1の電源電力伝送状態と、電源線に制御信号線を加えた複数のラインを用いて電源電力の伝送を行なう第2の電源電力伝送状態とに選択的に切り替える。第2の切替手段は、制御信号線のみを用いて制御信号の伝送を行なう第1の制御信号伝送状態と、制御信号線に電源線を加えた複数のラインを用いて制御信号の伝送を行なう第2の制御信号伝送状態とに選択的に切り替える。そして、第1及び第2の切替手段は、それぞれが第1の電源電力伝送状態及び第1の制御信号伝送状態に設定される第1の伝送状態と、それぞれが第2の電源電力伝送状態及び第2の制御信号伝送状態に設定される第2の伝送状態とに選択的に切り替え設定される。
実施の形態としての伝送システムの一例を概略的に説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における伝送システムを構成するデジタルテレビジョン放送受信装置の信号処理系の一例を概略的に説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における伝送システムを構成する携帯端末の信号処理系の一例を概略的に説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における伝送システムを構成するデジタルテレビジョン放送受信装置と携帯端末との接続状態の一例を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における伝送システムを構成するデジタルテレビジョン放送受信装置が行なう主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態における伝送システムを構成するデジタルテレビジョン放送受信装置と携帯端末との接続状態の変形例を説明するために示すブロック構成図。
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する伝送システムの一例を概略的に示している。すなわち、この伝送システムは、シンク機器の一例としてのデジタルテレビジョン放送受信装置11と、ソース機器の一例としての携帯端末12とを、MHLケーブル13により現状のMHL規格に準拠した方式での信号や電源電力の伝送が可能となるように接続したものである。
このうち、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、デジタルテレビジョン放送信号を受信し、所望のチャンネルの映像信号及び音声信号を復元して、映像表示や音声再生を行なうことができる。また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、携帯端末12からMHLケーブル13を介して供給される映像信号及び音声信号を受信して、映像表示や音声再生を行なうことができる。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、MHLケーブル13を介して携帯端末12に電源電力の供給を行なうことができる。また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、MHLケーブル13を介して携帯端末12に制御信号を送信することにより、携帯端末12を連携動作させることができる。
一方、上記携帯端末12は、電話機能、電子メール機能、カメラ機能、放送信号の受信機能、ネットワーク上のサーバへのアクセス機能等を備え、各種の機能で取得した映像信号や音声信号を用いて映像表示や音声再生を行なうことができる。また、この携帯端末12は、取得した映像信号や音声信号を、MHLケーブル13を介してデジタルテレビジョン放送受信装置11に供給し、デジタルテレビジョン放送受信装置11での映像表示や音声再生に供させることができる。
さらに、この携帯端末12は、デジタルテレビジョン放送受信装置11からMHLケーブル13を介して供給された電源電力により、自己の駆動や内蔵電池に対する充電等を行なうことができる。また、この携帯端末12は、MHLケーブル13を介してデジタルテレビジョン放送受信装置11に制御信号を送信することにより、デジタルテレビジョン放送受信装置11を連携動作させることができる。
なお、上記MHLケーブル13としては、現状のMHL規格に準拠した構成、つまり、デジタルテレビジョン放送受信装置11から携帯端末12に電源電力の供給を行なうための単一の電源線(VBUS)と、デジタルテレビジョン放送受信装置11と携帯端末12との相互間で制御信号の伝送を行なうための単一の制御信号線(CBUS)と、携帯端末12からデジタルテレビジョン放送受信装置11に映像信号や音声信号を伝送するための2本の差動対線[MHL(+)及びMHL(−)]と、単一の接地線(GND)との、5本のラインで構成されている。
この場合、映像信号や音声信号等にあっては、HDMI規格の場合と同様に、TMDS(transmission minimized differential signaling)方式に準拠した形態に変調された状態で、2本の差動対線(MHL+及びMHL−)により携帯端末12からデジタルテレビジョン放送受信装置11に伝送される。
ここで、詳細は後述するが、上記デジタルテレビジョン放送受信装置11は、現状のMHL規格(例えばMHL1.0規格またはMHL2.0規格等)に準拠した方式で、電源電力や制御信号の伝送が行なわれるように携帯端末12と接続されるだけでなく、携帯端末12が対応する構成を有していれば、電源電力や制御信号を、その大きさや伝送速度を現状よりも増大させて伝送することができるように、携帯端末12と接続することが可能となるように構成されている。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、現状のMHL規格に準拠した方式、つまり、単一の電源線(VBUS)や制御信号線(CBUS)を用いて、携帯端末12との間で電源電力や制御信号の伝送を行なう第1の伝送状態と、携帯端末12が対応する構成を有していれば、MHLケーブル13を構成する複数のラインを共用することにより、携帯端末12との間で大きさや伝送速度を現状よりも増大させて電源電力や制御信号の伝送を行なう第2の伝送状態とに、選択的に切り替え可能となされている。
そして、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、まず、第1の伝送状態で携帯端末12と制御信号を用いて通信を行ない、その通信の結果、携帯端末12が第2の伝送状態に対応可能な構成となっていれば、第2の伝送状態に切り替えて電源電力や制御信号の伝送を実行する。
また、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1の伝送状態で携帯端末12と制御信号を用いて通信を行なった結果、携帯端末12が第2の伝送状態に対応不可能な構成となっていれば、第1の伝送状態のまま、つまり、現状のMHL規格に準拠した方式での電源電力や制御信号の伝送を行なうことになる。
これにより、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、現状のMHL規格との互換性を維持し、しかも、携帯端末12に供給する電源電力を増大させることや制御信号の伝送速度を速めることが可能となり、利用者にとっての利便性を向上させ実用化に適するものとすることができる。
なお、上記の説明では、シンク機器であるデジタルテレビジョン放送受信装置11が、第1及び第2の伝送状態に選択的に切り替え可能な構成を有しており、ソース機器である携帯端末12がいずれの伝送状態に対応しているかに応じて、自己の伝送状態を切り替えるようにしたことを述べている。
しかしながら、逆に、ソース機器である携帯端末12が、第1及び第2の伝送状態に選択的に切り替え可能な構成を有しており、シンク機器であるデジタルテレビジョン放送受信装置11がいずれの伝送状態に対応しているかに応じて、自己の伝送状態を切り替えるようにしても良いものである。
図2は、上記デジタルテレビジョン放送受信装置11の信号処理系の一例を概略的に示している。すなわち、アンテナ14で受信したデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子15を介してチューナ部16に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。このチューナ部16で選局された放送信号は、復調復号部17に供給されてデジタルの映像信号及び音声信号等に復元された後、信号処理部18に出力される。
この信号処理部18は、復調復号部17から供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対してそれぞれ所定のデジタル信号処理を施している。そして、この信号処理部18は、デジタルの映像信号を合成処理部19に出力し、デジタルの音声信号を音声処理部20に出力している。
このうち、合成処理部19は、信号処理部18から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(on screen display)信号を重畳して出力している。この合成処理部19から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部21に供給されて、後段の映像表示部22で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換された後、上記映像表示部22に供給されて映像表示に供される。
また、上記音声処理部20は、入力されたデジタルの音声信号を、後段のスピーカ23で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換している。そして、この音声処理部20から出力されたアナログ音声信号が、上記スピーカ23に供給されることにより音声再生に供される。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含む種々の動作を制御部24によって統括的に制御されている。この制御部24は、CPU(central processing unit)24aを内蔵しており、デジタルテレビジョン放送受信装置11の本体に設けられた操作部25からの操作情報、または、リモートコントローラ26から送信され受信部27で受信された操作情報を受けることによって、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部24は、メモリ部24bを利用している。このメモリ部24bは、主として、CPU24aが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)と、該CPU24aに作業エリアを提供するためのRAM(random access memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを有している。
また、この制御部24には、HDD(hard disk drive)28が接続されている。この制御部24は、利用者による操作部25やリモートコントローラ26の操作に基づいて、上記信号処理部18から得られるデジタルの映像信号及び音声信号をHDD28に供給し、そのハードディスク28aに記録させるように制御することができる。
さらに、この制御部24は、利用者による操作部25やリモートコントローラ26の操作に基づいて、HDD28よりハードディスク28aからデジタルの映像信号及び音声信号を読み出させ、信号処理部28に供給することによって、以後、上記した映像表示及び音声再生に供させるように制御することができる。
また、この制御部24には、伝送インターフェース29が接続されている。この伝送インターフェース29は、MHLケーブル13を介してソース機器である携帯端末12に接続されている。そして、この伝送インターフェース29は、制御部24による制御に基づいて、携帯端末12に対する各種信号の送受信や電源電力の伝送を実行する機能や、上記した第1及び第2の伝送状態を選択的に切り替える機能等を備えている。
さらに、この制御部24には、伝送用制御部24cが設けられている。この伝送用制御部24cは、携帯端末12に送信する各種信号の生成や電源電力の制御、携帯端末12から受信した各種信号の処理、上記伝送インターフェース29が行なう各種機能の制御等を行なっている。
図3は、上記携帯端末12の信号処理系の一例を概略的に示している。すなわち、この携帯端末12は、その全ての動作を総括的に制御する制御部30を備えている。この制御部30は、例えばCPU30aを内蔵しており、操作部31からの操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部30は、記憶部30bを利用している。この記憶部30bは、主として、そのCPU30aが実行する制御プログラムを格納したROMと、該CPU30aに作業エリアを提供するためのRAMと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを有している。
ここで、上記制御部30には、無線通信部32及び音声処理部33が接続されている。また、音声処理部33には、マイクロホン34及びスピーカ35が接続されている。そして、制御部30は、マイクロホン34で採集され音声処理部33を介して供給された音声信号を、無線通信部32を介してアンテナ36から送信させる。また、制御部30は、アンテナ36で受信し無線通信部32を介して供給された信号を、音声処理部33を介してスピーカ35に供給し音声信号として再生させる。これにより、制御部30は、電話機能を実現させている。
さらに、上記制御部30は、無線通信部32及びアンテナ36を介して電子メールの送受信を制御している。この場合、制御部30は、送受信するメールの文面を表示部37に表示させている。
また、上記制御部30は、無線通信部32及びアンテナ36を介して、例えばインターネット等のネットワーク回線網に接続されたサーバ(図示せず)にアクセスし、そこから必要な情報を無線通信により取得することができる。
さらに、上記制御部30には、テレビジョン放送受信部38が接続されている。このテレビジョン放送受信部38は、アンテナ36を介して受信したテレビジョン放送信号から、所望のチャンネルの放送信号を選局して復調し、映像信号及び音声信号を生成して制御部30に供給している。このため、制御部30は、映像信号に基づいて表示部37に映像表示を行なわせ、音声信号に基づいてスピーカ35で音声再生させることにより、テレビジョン放送受信機能を実現させている。
また、上記制御部30には、撮像部39が接続されている。この撮像部39は、撮像レンズ(図示せず)を介して入射された被写体の光学像に対応した映像信号を生成し、制御部30に供給している。そして、制御部30は、撮像部39から供給された映像信号を記憶部40に記憶させることにより、カメラ機能を実現させている。
なお、この制御部30は、上記した電話機能、電子メール機能、放送受信機能、カメラ機能、ネットワークアクセス機能等で送受信した各種の映像信号や音声信号を、記憶部40に記憶させることができる。
また、上記制御部30には、伝送インターフェース41が接続されている。この伝送インターフェース41は、MHLケーブル13を介してシンク機器であるデジタルテレビジョン放送受信装置11に接続されている。そして、この伝送インターフェース41は、制御部30による制御に基づいて、デジタルテレビジョン放送受信装置11に対する各種信号の送受信や、デジタルテレビジョン放送受信装置11からの電源電力の受電を行なう機能や、上記した第1及び第2の伝送状態を選択的に切り替える機能等を備えている。
さらに、この制御部30には、伝送用制御部30cが設けられている。この伝送用制御部30cは、デジタルテレビジョン放送受信装置11に送信する各種信号の生成、デジタルテレビジョン放送受信装置11から受信した各種信号や電源電力の処理、上記伝送インターフェース41が行なう各種機能の制御等を行なっている。
そして、この携帯端末12は、MHLケーブル13によりデジタルテレビジョン放送受信装置11と接続されている状態で、デジタルテレビジョン放送受信装置11から供給される電源電力により、自己の駆動と内蔵電池42に対する充電とを行なっている。なお、デジタルテレビジョン放送受信装置11との接続が遮断された場合には、内蔵電池42の電力によって駆動されることになる。
図4は、上記デジタルテレビジョン放送受信装置11に設けられる伝送インターフェース29の一例と、上記携帯端末12に設けられる伝送インターフェース41の一例とを示している。すなわち、伝送インターフェース29は、携帯端末12に供給する電源電力を出力するための電力送信部43を備えている。この電力送信部43は、2つの電力送信端PO1及びPO2を有しており、両方の電力送信端PO1及びPO2から共に所定の大きさの電源電力を出力している。
また、上記伝送インターフェース29は、携帯端末12との間で制御信号を送受信するために差動送受信部44と単線送受信部45とを備えている。このうち、差動送受信部44は、2つの入出力端IO1及びIO2を有しており、制御信号を差動信号の形態で送受信することができる。また、単線送受信部45は、入出力端IOを介して制御信号を単線で送受信することができる。
さらに、上記伝送インターフェース29は、携帯端末12から出力される映像信号や音声信号を受信する差動受信部46を備えている。この差動受信部46は、2つの入力端I1及びI2を有しており、携帯端末12から出力される映像信号や音声信号を差動信号の形態で受信することができる。
そして、上記電力送信部43の一方の電力送信端PO1は、スイッチ47を介して制御信号端48に接続されている。このスイッチ47は、電力送信端PO1と制御信号端48との間を接続または遮断する機能を有している。また、制御信号端48には、MHLケーブル13の制御信号線(CBUS)13bの一端が接続されている。さらに、上記電力送信部43の他方の電力送信端PO2は、電源端49に接続されている。この電源端49には、MHLケーブル13の電源線(VBUS)13aの一端が接続されている。
また、上記差動送受信部44の一方の入出力端IO1は、スイッチ50を介して電源端49に接続されている。このスイッチ50は、入出力端IO1と電源端49との間を接続または遮断する機能を有している。さらに、上記差動送受信部44の他方の入出力端IO2と、上記単線送受信部45の入出力端IOとは、スイッチ51により制御信号端48に選択的に切り替え接続されるようになっている。
なお、上記差動受信部46の一方の入力端I1は、差動入力端52に接続されている。この差動入力端52には、MHLケーブル13の一方の差動対線[MHL(+)]13cの一端が接続されている。また、上記差動受信部46の他方の入力端I2は、差動入力端53に接続されている。この差動入力端53には、MHLケーブル13の他方の差動対線[MHL(−)]13dの一端が接続されている。さらに、接地端54には、MHLケーブル13の接地線(GND)13eの一端が接続されている。
一方、上記伝送インターフェース41は、デジタルテレビジョン放送受信装置11から供給される電源電力を受信するための電力受信部55を備えている。この電力受信部55は、2つの電力受信端PI1及びPI2を有しており、両方の電力受信端PI1及びPI2でそれぞれ電源電力を受信することができる。
また、上記伝送インターフェース41は、デジタルテレビジョン放送受信装置11との間で制御信号を送受信するために差動送受信部56と単線送受信部57とを備えている。このうち、差動送受信部56は、2つの入出力端IO1及びIO2を有しており、制御信号を差動信号の形態で送受信することができる。また、単線送受信部57は、入出力端IOを介して制御信号を単線で送受信することができる。
さらに、上記伝送インターフェース41は、デジタルテレビジョン放送受信装置11に供給する映像信号や音声信号を送信するための差動送信部58を備えている。この差動送信部58は、2つの出力端O1及びO2を有しており、デジタルテレビジョン放送受信装置11に対して映像信号や音声信号を差動信号の形態で送信することができる。
そして、上記電力受信部55の一方の電力受信端PI1は、スイッチ59を介して制御信号端60に接続されている。このスイッチ59は、電力受信端PI1と制御信号端60との間を接続または遮断する機能を有している。また、制御信号端60には、MHLケーブル13の制御信号線(CBUS)13bの他端が接続されている。さらに、上記電力受信部55の他方の電力受信端PI2は、電源端61に接続されている。この電源端61には、MHLケーブル13の電源線(VBUS)13aの他端が接続されている。
また、上記差動送受信部56の一方の入出力端IO1は、スイッチ62を介して電源端61に接続されている。このスイッチ62は、入出力端IO1と電源端61との間を接続または遮断する機能を有している。さらに、上記差動送受信部56の他方の入出力端IO2と、上記単線送受信部57の入出力端IOとは、スイッチ63により制御信号端60に選択的に切り替え接続されるようになっている。
なお、上記差動送信部58の一方の出力端O1は、差動出力端64に接続されている。この差動出力端64には、MHLケーブル13の一方の差動対線[MHL(+)]13cの他端が接続されている。また、上記差動送信部58の他方の出力端O2は、差動出力端65に接続されている。この差動出力端65には、MHLケーブル13の他方の差動対線[MHL(−)]13dの他端が接続されている。さらに、接地端66には、MHLケーブル13の接地線(GND)13eの他端が接続されている。
ここで、今、上記伝送インターフェース29の各スイッチ47,50,51と、上記伝送インターフェース41の各スイッチ59,62,63とが、それぞれ、図4に示す切り替え位置、つまり、スイッチ47が電力送信部43の電力送信端PO1と制御信号端48との間を遮断するオフ位置、スイッチ50が差動送受信部44の入出力端IO1と電源端49との間を遮断するオフ位置、スイッチ51が単線送受信部45の入出力端IOを制御信号端48に接続する位置、スイッチ59が電力受信部55の電力受信端PI1と制御信号端60との間を遮断するオフ位置、スイッチ62が差動送受信部56の入出力端IO1と電源端61との間を遮断するオフ位置、スイッチ63が単線送受信部57の入出力端IOを制御信号端60に接続する位置にあるとする。
すると、電力送信部43の電力送信端PO2が、電源端49、MHLケーブル13の電源線(VBUS)13a及び電源端61を介して電力受信部55の電力受信端PI2に接続されることにより、電力送信部43の電力送信端PO2から電力受信部55の電力受信端PI2に電源電力の供給が行なわれる。
また、単線送受信部45の入出力端IOが、制御信号端48、MHLケーブル13の制御信号線(CBUS)13b及び制御信号端60を介して単線送受信部57の入出力端IOに接続されることにより、単線送受信部45と単線送受信部57との相互間で制御信号の双方向伝送が行なわれる。
なお、差動送信部58の各出力端O1及びO2については、それぞれ、差動出力端64及び65、MHLケーブル13の差動対線[MHL(+)及びMHL(−)]13c及び13d、差動入力端52及び53を介して、差動受信部46の各入力端I1及びI2に接続されていることにより、差動送信部58から差動受信部46に映像信号や音声信号が差動信号の形態で伝送される。
このように、伝送インターフェース29の各スイッチ47,50,51と、上記伝送インターフェース41の各スイッチ59,62,63とが、それぞれ、図4に示す切り替え位置にある状態では、単一の電源線(VBUS)13aを介して電源電力の伝送が行なわれるとともに、単一の制御信号線(CBUS)13bを介して制御信号の伝送が行なわれる。すなわち、現状のMHL規格に準拠した方式、つまり、単線での電源電力や制御信号の伝送が行なわれるようになり、上記した第1の伝送状態が実現されることになる。
一方、上記伝送インターフェース29の各スイッチ47,50,51と、上記伝送インターフェース41の各スイッチ59,62,63とが、それぞれ、図4に示す切り替え位置と反対の切り替え位置、つまり、スイッチ47が電力送信部43の電力送信端PO1と制御信号端48との間を接続するオン位置、スイッチ50が差動送受信部44の入出力端IO1と電源端49との間を接続するオン位置、スイッチ51が差動送受信部44の入出力端IO2を制御信号端48に接続する位置、スイッチ59が電力受信部55の電力受信端PI1と制御信号端60との間を接続するオン位置、スイッチ62が差動送受信部56の入出力端IO1と電源端61との間を接続するオン位置、スイッチ63が差動送受信部56の入出力端IO2を制御信号端60に接続する位置にあるとする。
すると、電力送信部43の電力送信端PO1が、スイッチ47、制御信号端48、MHLケーブル13の制御信号線(CBUS)13b、制御信号端60及びスイッチ59を介して電力受信部55の電力受信端PI1に接続されることにより、電力送信部43の電力送信端PO1から電力受信部55の電力受信端PI1に電源電力の供給が行なわれる。
すなわち、この場合、電力送信部43の電力送信端PO1から電力受信部55の電力受信端PI1に電源電力の供給が行なわれるとともに、先に述べたように、電力送信部43の電力送信端PO2から電力受信部55の電力受信端PI2に電源電力の供給も行なわれることになるので、伝送する電源電力を第1の伝送状態の場合の2倍に増大させることができる。
また、差動送受信部44の入出力端IO1が、スイッチ50、電源端49、MHLケーブル13の電源線(VBUS)13a、電源端61及びスイッチ62を介して差動送受信部56の入出力端IO1に接続されるとともに、差動送受信部44の入出力端IO2が、スイッチ51、制御信号端48、MHLケーブル13の制御信号線(CBUS)13b、制御信号端60及びスイッチ63を介して差動送受信部56の入出力端IO2に接続される。これにより、差動送受信部44と差動送受信部56との相互間で、制御信号を差動信号の形態で双方向伝送することができ、制御信号の伝送速度を第1の伝送状態の場合よりも速めることができるようになる。
このように、伝送インターフェース29の各スイッチ47,50,51と、上記伝送インターフェース41の各スイッチ59,62,63とが、それぞれ、図4に示す切り替え位置と反対の切り替え位置にある状態では、電源線(VBUS)13aと制御信号線(CBUS)13bとの2つのラインによって、電源電力の伝送と制御信号の伝送とが共に行なわれるようになる。すなわち、現状のMHL規格に準拠した方式と比較して、伝送する電源電力を増大させることができるとともに、制御信号の伝送速度を高速化することができ、上記した第2の伝送状態が実現されることになる。
ここで、例えば、デジタルテレビジョン放送受信装置11の伝送用制御部24cは、まず、伝送インターフェース29の各スイッチ47,50,51を第1の伝送状態に対応した切り替え位置に制御し、携帯端末12の伝送用制御部30cと制御信号を用いて通信を行なうことにより、携帯端末12が第2の伝送状態に対応可能な構成となっているか否かを判別する。
なお、第2の伝送状態に対応可能な構成とは、携帯端末12が、2つの電力受信端PI1及びPI2を有する電力受信部55、2つの入出力端IO1及びIO2を有し制御信号を差動信号の形態で送受信する差動送受信部56、各スイッチ59,62,63及び伝送制御部30c等を備え、電源線(VBUS)13aと制御信号線(CBUS)13bとの2つのラインによって、電源電力の伝送と制御信号の伝送とが共に行なわれるようにした構成であることを意味している。
そして、携帯端末12が第2の伝送状態に対応可能な構成となっていると判断された場合、伝送用制御部24cは、各スイッチ47,50,51を第2の伝送状態に対応した切り替え位置に制御するとともに、携帯端末12の伝送用制御部30cに対して、伝送インターフェース41の各スイッチ59,62,63を第2の伝送状態に対応した切り替え位置に制御するように指示し、第2の伝送状態での電源電力や制御信号の伝送を実行する。
また、携帯端末12が第2の伝送状態に対応可能な構成となっていないと判断された場合、つまり、携帯端末12が現状のMHL規格に準拠した構成である場合、伝送用制御部24cは、第1の伝送状態のままで携帯端末12に対する電源電力や制御信号の伝送を実行する。
これにより、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、現状のMHL規格との互換性を維持し、しかも、携帯端末12に供給する電源電力を増大させることや制御信号の伝送速度を速めることが可能となり、利用者にとっての利便性を向上させ実用化に適するものとすることができる。
図5は、上記した伝送用制御部24cが行なう主要な処理動作の一例をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS11)されると、伝送用制御部24cは、ステップS12で、伝送インターフェース29の各スイッチ47,50,51を初期位置、つまり、第1の伝送状態に対応した切り替え位置に制御した後、ステップS13で、伝送インターフェース29にMHLケーブル13を介して携帯端末12が接続されるのを待つ待機状態となる。
この待機状態で携帯端末12が接続されたと判断された場合(YES)、伝送用制御部24cは、ステップS14で、単線送受信部45を用いて制御信号線(CBUS)13b経由で携帯端末12と制御信号による通信を行ない、携帯端末12の機器情報を取得する。その後、伝送用制御部24cは、ステップS15で、取得した機器情報に基づいて携帯端末12が上記第1及び第2の伝送状態のいずれに対応可能な構成となっているか否かを判別する。
そして、携帯端末12が第1の伝送状態に対応可能な構成となっていると判断された場合、伝送用制御部24cは、ステップS16で、第1の伝送状態のままで携帯端末12との通信を実行する。
また、上記ステップS15で携帯端末12が第2の伝送状態に対応可能な構成となっていると判断された場合、伝送用制御部24cは、ステップS17で、伝送インターフェース29の各スイッチ47,50,51を第2の伝送状態に対応した切り替え位置に制御するとともに、携帯端末12の伝送用制御部30cに対して、伝送インターフェース41の各スイッチ59,62,63を第2の伝送状態に対応した切り替え位置に制御するように指示し、第2の伝送状態で携帯端末12との通信を実行する。
そして、上記ステップS16または上記ステップS17の後、伝送用制御部24cは、ステップS18で、伝送インターフェース29に対する携帯端末12の接続が遮断されたか否かを判別し、遮断されていないと判断された場合(NO)、ステップS15の処理に移行し、遮断されたと判断された場合(YES)、ステップS12の処理に移行する。
なお、上記した実施の形態では、シンク機器であるデジタルテレビジョン放送受信装置11が、第1の伝送状態と第2の伝送状態とに選択的に切り替えることが可能な構成を有しており、ソース機器である携帯端末12がいずれの伝送状態に対応する構成となっているかに応じて、自己の伝送状態を切り替えるようにしている。
しかしながら、これと逆に、ソース機器である携帯端末12が、第1の伝送状態と第2の伝送状態とに選択的に切り替えることが可能な構成を有していて、シンク機器であるデジタルテレビジョン放送受信装置11がいずれの伝送状態に対応する構成となっているかに応じて、自己の伝送状態を切り替えるようにしても良いことはもちろんである。
図6は、上記した実施の形態のうち、電源電力の伝送についての変形例を示したものである。図6において、図4と同一部分には同一符号を付して示している。すなわち、上記伝送インターフェース29の電力送信部43は、先に述べた2つの電力送信端PO1及びPO2の他にさらに2つの電力送信端PO3及びPO4有しており、各電力送信端PO1乃至PO4からそれぞれ所定の大きさの電源電力を出力している。
また、伝送インターフェース29のスイッチ47は、電力送信端PO1と制御信号端48との間を接続または遮断する第1のスイッチ47aと、電力送信端PO3と差動入力端53との間を接続または遮断する第2のスイッチ47bと、電力送信端PO4と差動入力端52との間を接続または遮断する第3のスイッチ47cとから構成されている。これらの各スイッチ47a乃至47cは、共にオン位置及びオフ位置となるように連動して切り替え位置が制御されるものである。
一方、上記伝送インターフェース41の電力受信部55は、先に述べた2つの電力受信端PI1及びPI2の他にさらに2つの電力受信端PI3及びPI4有しており、各電力受信端PI1乃至PI4でそれぞれ電源電力を受信することができる。
また、伝送インターフェース41のスイッチ59は、電力受信端PI1と制御信号端60との間を接続または遮断する第1のスイッチ59aと、電力受信端PI3と差動出力端65との間を接続または遮断する第2のスイッチ59bと、電力受信端PI4と差動出力端64との間を接続または遮断する第3のスイッチ59cとから構成されている。これらの各スイッチ59a乃至59cは、共にオン位置及びオフ位置となるように連動して切り替え位置が制御されるものである。
ここで、今、第1乃至第3のスイッチ47a乃至47cと第1乃至第3のスイッチ59a乃至59cとが、それぞれ、図6に示す切り替え位置、つまり、第1のスイッチ47aが電力送信端PO1と制御信号端48との間を遮断するオフ位置、第2のスイッチ47bが電力送信端PO3と差動入力端53との間を遮断するオフ位置、第3のスイッチ47cが電力送信端PO4と差動入力端52との間を遮断するオフ位置にあるとともに、第1のスイッチ59aが電力受信端PI1と制御信号端60との間を遮断するオフ位置、第2のスイッチ59bが電力受信端PI3と差動出力端65との間を遮断するオフ位置、第3のスイッチ59cが電力受信端PI4と差動出力端64との間を遮断するオフ位置にあるとする。
すると、電力送信部43の電力送信端PO2が、電源端49、MHLケーブル13の電源線(VBUS)13a及び電源端61を介して電力受信部55の電力受信端PI2に接続されることにより、電力送信部43の電力送信端PO2から電力受信部55の電力受信端PI2に電源電力の供給が行なわれる。
このように、第1乃至第3のスイッチ47a乃至47cと第1乃至第3のスイッチ59a乃至59cとが、それぞれ、図6に示す切り替え位置にある状態では、単一の電源線(VBUS)13aを介して電源電力の伝送が行なわれる。すなわち、現状のMHL規格に準拠した方式、つまり、単線での電源電力の伝送が行なわれるようになり、上記した第1の伝送状態が実現されることになる。
一方、第1乃至第3のスイッチ47a乃至47cと第1乃至第3のスイッチ59a乃至59cとが、それぞれ、図6に示す切り替え位置と反対の切り替え位置、つまり、第1のスイッチ47aが電力送信端PO1と制御信号端48との間を接続するオン位置、第2のスイッチ47bが電力送信端PO3と差動入力端53との間を接続するオン位置、第3のスイッチ47cが電力送信端PO4と差動入力端52との間を接続するオン位置にあるとともに、第1のスイッチ59aが電力受信端PI1と制御信号端60との間を接続するオン位置、第2のスイッチ59bが電力受信端PI3と差動出力端65との間を接続するオン位置、第3のスイッチ59cが電力受信端PI4と差動出力端64との間を接続するオン位置にあるとする。
すると、電力送信部43の電力送信端PO1が、第1のスイッチ47a、制御信号端48、MHLケーブル13の制御信号線(CBUS)13b、制御信号端60及び第1のスイッチ59aを介して電力受信部55の電力受信端PI1に接続されることにより、電力送信部43の電力送信端PO1から電力受信部55の電力受信端PI1に電源電力の供給が行なわれる。
また、電力送信部43の電力送信端PO3が、第2のスイッチ47b、差動入力端53、MHLケーブル13の差動対線[MHL(−)]13d、差動出力端65及び第2のスイッチ59bを介して電力受信部55の電力受信端PI3に接続されることにより、電力送信部43の電力送信端PO3から電力受信部55の電力受信端PI3に電源電力の供給が行なわれる。
さらに、電力送信部43の電力送信端PO4が、第3のスイッチ47c、差動入力端52、MHLケーブル13の差動対線[MHL(+)]13c、差動出力端64及び第3のスイッチ59cを介して電力受信部55の電力受信端PI4に接続されることにより、電力送信部43の電力送信端PO4から電力受信部55の電力受信端PI4に電源電力の供給が行なわれる。
すなわち、この場合、電力送信部43の電力送信端PO1,PO3,PO4から電力受信部55の電力受信端PI1,PI3,PI4にそれぞれ電源電力の供給が行なわれるとともに、先に述べたように、電力送信部43の電力送信端PO2から電力受信部55の電力受信端PI2に電源電力の供給も行なわれることになるので、伝送する電源電力を第1の伝送状態の場合の4倍に増大させることができる。
このように、第1乃至第3のスイッチ47a乃至47cと第1乃至第3のスイッチ59a乃至59cとが、それぞれ、図6に示す切り替え位置と反対の切り替え位置にある状態では、電源線(VBUS)13aと制御信号線(CBUS)13bと差動対線[MHL(+)及びMHL(−)]13c,13dとの4つのラインによって、電源電力の伝送が行なわれるようになる。すなわち、現状のMHL規格に準拠した方式と比較して、伝送する電源電力を増大させることができ、上記した第2の伝送状態が実現されることになる。
また、制御信号についても、電源線(VBUS)13aと制御信号線(CBUS)13bと差動対線[MHL(+)及びMHL(−)]13c,13dとの4つのラインによって伝送するように構成することができることは言うまでもないことである。
さらに、上記した実施の形態では、シンク機器の一例としてデジタルテレビジョン放送受信装置11を用い、ソース機器の一例として携帯端末12を用いた場合について説明したが、シンク機器やソース機器としては、これに限らず、種々の機器を想定することが可能である。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…デジタルテレビジョン放送受信装置、12…携帯端末、13…MHLケーブル、13a…電源線(VBUS)、13b…制御信号線(CBUS)、13c…差動対線[MHL(+)]、13d…差動対線[MHL(−)]、13e…接地線(GND)、14…アンテナ、15…入力端子、16…チューナ部、17…復調復号部、18…信号処理部、19…合成処理部、20…音声処理部、21…映像処理部、22…映像表示部、23…スピーカ、24…制御部、24a…CPU、24b…メモリ部、24c…伝送用制御部、25…操作部、26…リモートコントローラ、27…受信部、28…HDD、28a…ハードディスク、29…伝送インターフェース、30…制御部、30a…CPU、30b…メモリ部、30c…伝送用制御部、31…操作部、32…無線通信部、33…音声処理部、34…マイクロホン、35…スピーカ、36…アンテナ、37…表示部、38…テレビジョン放送受信部、39…撮像部、40…記憶部、41…伝送インターフェース、42…内蔵電池、43…電力送信部、44…差動送受信部、45…単線送受信部、46…差動受信部、47…スイッチ、47a…第1のスイッチ、47b…第2のスイッチ、47c…第3のスイッチ、48…制御信号端、49…電源端、50,51…スイッチ、52,53…差動入力端、54…接地端、55…電力受信部、56…差動送受信部、57…単線送受信部、58…差動送信部、59…スイッチ、59a…第1のスイッチ、59b…第2のスイッチ、59c…第3のスイッチ、60…制御信号端、61…電源端、62,63…スイッチ、64,65…差動出力端、66…接地端。

Claims (8)

  1. 電源電力を単一の電源線で伝送し、制御信号を単一の制御信号線で伝送し、映像及び音声のいずれかに対応する信号を一対の差動対線で伝送する伝送規格に準拠した伝送装置であって、
    前記電源線のみを用いて電源電力の伝送を行なう第1の電源電力伝送状態と、前記電源線に前記制御信号線を加えた複数のラインを用いて電源電力の伝送を行なう第2の電源電力伝送状態とに選択的に切り替え設定する第1の切替手段と、
    前記制御信号線のみを用いて制御信号の伝送を行なう第1の制御信号伝送状態と、前記制御信号線に前記電源線を加えた複数のラインを用いて制御信号の伝送を行なう第2の制御信号伝送状態とに選択的に切り替え設定する第2の切替手段とを具備し、
    前記第1及び第2の切替手段は、それぞれが前記第1の電源電力伝送状態及び前記第1の制御信号伝送状態に設定される第1の伝送状態と、それぞれが前記第2の電源電力伝送状態及び前記第2の制御信号伝送状態に設定される第2の伝送状態とに選択的に切り替え設定される伝送装置。
  2. 前記第1の切替手段は、伝送する電源電力の送信端と前記制御信号線との間を、スイッチによって遮断することにより前記第1の電源電力伝送状態に設定し、前記スイッチによって接続することにより前記第1の電源電力伝送状態に設定する請求項1記載の伝送装置。
  3. 前記第1の切替手段は、伝送する電源電力の受信端と前記制御信号線との間を、スイッチによって遮断することにより前記第1の電源電力伝送状態に設定し、前記スイッチによって接続することにより前記第1の電源電力伝送状態に設定する請求項1記載の伝送装置。
  4. 前記第2の切替手段は、
    制御信号を単線で送受信する単線送受信部と、
    制御信号を差動信号の形態で送受信する差動送受信部と、
    前記差動送受信部の一方の送受信端と前記電源線との間を接続または遮断する第1のスイッチと、
    前記差動送受信部の他方の送受信端と前記単線送受信部の送受信端とを、前記制御信号線に選択的に切り替えて接続する第2のスイッチとを備え、
    前記第1のスイッチを遮断状態とし、前記第2のスイッチで前記単線送受信部の送受信端を選択することにより前記第1の制御信号伝送状態に設定し、
    前記第1のスイッチを接続状態とし、前記第2のスイッチで前記差動送受信部の他方の送受信端を選択することにより前記第2の制御信号伝送状態に設定する請求項1記載の伝送装置。
  5. 前記電源線、前記制御信号線及び前記一対の差動対線を介して外部機器が接続された場合、前記制御信号線を介して前記外部機器と通信し当該外部機器の機器情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した機器情報に基づいて前記外部機器が複数のラインを用いての電源電力の伝送及び複数のラインを用いての制御信号の伝送に対応しているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段で対応していると判断された場合、前記第1の切替手段を前記第2の電源電力伝送状態に設定し、前記第2の切替手段を前記第2の制御信号伝送状態に設定する制御手段とを具備する請求項1記載の伝送装置。
  6. 前記制御手段は、前記判別手段で対応していないと判断された場合、前記第1の切替手段を前記第1の電源電力伝送状態に設定し、前記第2の切替手段を前記第1の制御信号伝送状態に設定する請求項記載の伝送装置。
  7. 前記伝送規格は、MHL規格である請求項1記載の伝送装置。
  8. 電源電力を単一の電源線で伝送し、制御信号を単一の制御信号線で伝送し、映像及び音声のいずれかに対応する信号を一対の差動対線で伝送する伝送規格に準拠した伝送方法であって、
    前記電源線、前記制御信号線及び前記一対の差動対線を介して外部機器が接続された場合、前記制御信号線を介して前記外部機器と通信し当該外部機器の機器情報を取得し、
    取得した機器情報に基づいて前記外部機器が複数のラインを用いての電源電力の伝送及び複数のラインを用いての制御信号の伝送に対応しているか否かを判別し、
    対応していると判断された場合、前記電源線に前記制御信号線を加えた複数のラインを用いて電源電力の伝送を行なうとともに、前記制御信号線に前記電源線を加えた複数のラインを用いて制御信号の伝送を行なう伝送方法。
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